Saker

2020年9月23日 (水)

北シリアでロシア軍に挑戦するため、アメリカはM2A2ブラッドレー歩兵戦闘車を配備

2020年9月21日
South Front

 米軍は、ほとんどシリアから撤退したはずのアメリカ部隊を、新た軍装備品、今回はM2A2ブラッドリー戦闘車で補強した。

 9月18日に発表された公式コメントが、アメリカに率いられる連合は、ブラッドリー歩兵戦闘車を含め、機甲化歩兵部隊が、「ISISの永続的な敗北を保証し」「連合軍の保護を保証し」そして「重要な石油資源を保護するために必要な素早い柔軟性を提供する」ためシリアに配備されたと述べた。

 M2A2ブラッドリー歩兵戦闘車は、25ミリ機関砲、7.62ミリ同軸機関銃と二連装対戦車誘導ミサイル発射装置で武装している。これが歩兵戦闘車を、アメリカにシリア地上で配備された最も重い兵器にしている。

 9月21日時点で、新たに配備された装甲車両は、アメリカが、強化された陣地のネットワークと軍事基地を持っているハサカ県で、連合パトロールの際に見られる。アメリカ軍はその区域で規則的にパトロールを行っている。シリア北東で、もう一つのアメリカに関心がある地域がユーフラテス東岸のオマール油田だ。ワシントンは2019年10月に派遣された部隊を、M2A2ブラッドリー歩兵戦闘車で強化した。

 主な相違は、地元の情報提供者によれば、ハサカ県に配置された車両は地域のパトロールに使用されロシア憲兵隊とシリア軍との通常の対決に関与することだ。

 数日前、アメリカのアパッチがロシア憲兵パトロール隊に嫌がらせをした後、ロシアの攻撃型ヘリコプターが彼らを追いかけた。以前米軍は、ロシア車両がハサカ県の田舎でアメリカのMRAP級装甲車と衝突した際、アメリカ部隊が「軽傷」を負ったと主張した。

 アメリカに率いられた連合は、シリア北東でロシアとシリア軍隊の動きの自由を定期的に制限しようとして、非対称の反撃に直面している。今やアメリカ軍は、彼らが勢力圏として見ているものを確保するための追加の論拠を持つことになろう。

 シリア政府軍は、ホムスとデリゾール県で、ISIS攻撃による更に多くの死傷者を出している。9月19日、親政府派パレスチナ市民軍リワ・アルクッズの少なくとも五人がアシュマイティヤ町近くでの即席爆発装置爆発で死亡した。9月20日、爆発がアル・マヤディン地区の近くで、シリア軍車両が爆発に会い数人の兵士が負傷したと報じられている。シリア国民防衛隊の野戦指揮官がデリゾールの西でISISテロリストとの衝突で死亡した。

 9月21日時点で、シリア軍、リワ・アルクッズと彼らの同盟者はISISの細胞をホムス- デリゾール砂漠から排除する掃討作戦を続けている。だがISISの強力な存在は中央シリアの砂漠で、治安情勢のためにまだ顕著な脅迫だ。

 大イドリブで、ロシア航空宇宙軍は訓練所、兵器貯蔵所、司令部やトルコに支援されるテロ集団の強化された陣地に標的を定めて、空爆作戦を続けている。興味深い事実は、イドリブじゅうの標的に対する積極的なロシア攻撃再開で、テロリストが境界線沿いに、シリア軍と民間標的に対する攻撃の数を減少させたことだ。空襲外交は、イドリブ停戦の不可欠な要素になる可能性は高いように思われる。

記事原文のurl:https://thesaker.is/us-sends-m2a2-bradley-ifvs-to-challenge-russian-forces-in-northern-syria/

----------

 元の記事には、トップにビデオがあるが、なぜか、うまく貼り込めない。

 新刊『白い病』を読み終えた。昔、他の翻訳者のものも読んだはずなのだが、全く記憶がなかった。コロナ流行の今にぴったりのお話し。

 「好書好日」でも、紹介されている。

疫病と戦争、いまこそ読むべきチャペック 謎の感染症テーマの戯曲「白い病」新訳公開

 実に素晴らしいことに、この翻訳、チェコセンターで公開されている

 世論調査というものか本当かどうか知らないが、今思い出すのは、イソップの「王様を欲しがったカエル」。『白い病』の群衆。

 植草一秀の『知られざる真実』

ヒトラー政権を継承するゲッペルス

 LITERA

菅首相の叫ぶ「規制緩和」は30年も前の流行語だった! 竹中平蔵がバック、時代遅れの新自由主義が国民生活をさらに圧迫する

2020年9月11日 (金)

ロシア人は地球上で最もおろかなばか者だ!

2020年9月4日
The Saker

 ロシア人はばかだ。絶望的に愚かだ。彼らは最悪のアマチュアだ。ステロイドで強化した無知だ。なぜだろう?

 そう、一例をあげれば、彼らのいわゆる超一流生物戦薬剤「ノビチョク」は誰も殺すことができないように思われる。ロシア人はそれを認識したに違いない。(刑務所から彼を解放した後)スクリパリを殺そうとした際、彼らは、ノビチョクを辺り一面に置いたのだ。ソールズベリー近くのベンチ上、スクリパリ家のドアのノブ上、現地の麻薬中毒者がゴミの中で見つけた数本の香水にさえ。おそらく、スクリパリの家全体に。それがイギリスが当初、極めて有毒な場所を取り壊すと言った理由(それでもスクリパリの猫もハムスターも無事生き延びて、生物戦物質とされるものが、実際は全く役に立たないかを示している)だ。

 これだけ一斉にアラームが鳴ればロシア人とて教訓を学んだはずだと思いたくなる。

 ところが、そうではない。彼らは余りに愚かで学べないのだ。

 そこで連中は著名「反体制派分子」アレクセイ・ナワリヌイを毒殺すると決めた。

 そして彼らは失敗した。

 またしても!

 全く同じ「ノビチョク」(ドイツ・メディアはそう言っている)を使用しただけでなく、彼らはナワリヌイの飛行機が緊急着陸をするのを許し、ナワリヌイを病院に送り込むための救急車を阻止するべく連邦保安院FSBは何もしなかった。どうやら連邦保安院は彼らが殺したいと願っている人物の緊急治療を阻止する権限され持っていないのだ。ふん、彼らはナワリヌイが病院に到着するのを阻止するため交通渋滞さえ作れるのに。

 なんと無能なのだろう!

 さらに悪いことに、これらの忌まわしいロシア人医師はナワリヌイに、ドイツが彼に投与したのと、まさに同じ薬品アトロピンを投与していた。これらの医師はナワリヌイの命を救おうとしていたCIA/BND工作員だったのではあるまいかと私は疑いたくなる。

 明らかに、FSBもばかだ。彼らは飛行機や医者たちさえ、彼らに従わせることができなかったのだ。

 だが事態は更に酷い。ナワリヌイが執行猶予の条件に違反した事実にもかかわらず、そのような人物は国を出ることができない事実にもかかわらず、これらのロシア低能連中は、体内で、ノビチョクまだ一杯で、あふれているのにドイツに飛ぶのを許したのだ。

 ナワリヌイを殺すためには、ロシア人は、検出できない薬剤のどれか(例えば、塩化カリウム)を使って、彼に心臓発作を起こさせるだけで良かったのだ。

 絶望した愚かな連邦保安院は、自動車「事故」でナワリヌイを死なせるぬかもしれない。

 だが彼らはそれさえできない。恥を知れ、連邦保安院!

 そして、ナワリヌイは糖尿病なのだから、彼を殺すのは驚くほど単純なはずなのだ。彼に誤った分量の薬さえ与えれば、ご覧あれ、さよならナワリヌイだ。だが、そうではなく、これらのばか者連中は、今悪名高いノビチョクを使うと決めたのだ。

 明らかに、ロシア人は地球上で最もあほうな、最も無能な、ばか者だ! ロシアの特殊部隊と生物学研究所は、特に、ひどい無能力で知られている。証拠はこれだ。

 彼らはイギリスからCovid19ワクチンを盗み、それから連中はそれを危険にした。

 ばか者!

 そうではないか?!

 (極端に低いIQ!で有名なロシア人のもう一つの範疇の)民主党全国委員会コンピュータに不正侵入したり、2016年の選挙で不正に勝利したりした、いわゆるロシア人ハッカーと全く同様、至る所に、連中のロシア風のエイリアスを残さずにはいられないのだ。もう、このハッカー連中、モスクワ時間の執務時間にしか働かなかった。

 本当だ。ロシア人は驚くほど愚かで、地球上最もばかな連中だ。

 特に彼らの諜報要員と保安要員、細菌戦専門家とハッカー。全員、脳タリンだ!

 皆で繰り返そう。ロシア人は低能だ!、ロシア人は低能だ!、ロシア人は低能だ!

 それは実に「大いにありそうだ」!

The Saker

記事原文のurl:https://thesaker.is/russians-are-the-dumbest-most-incompetent-idiots-on-the-planet/

----------

 9/13追記:The Sakerの記事の読者であれば、この記事、皮肉であることがすぐにわかるが、この記事の勝手な引用を巨大掲示板?で読んだ方々、与太記事と怒る向きが余りに多い。もともと、そうなると想像していたが、民度を証明している。Sakerの様々な記事を読んでから評価してはと思うが、この国の素晴らしい民度で期待は全く不能。巨大インチキ掲示板、小生のコメントはご丁寧に必ず削除している。日本の状況に惹きつけて、興味がある記事を訳しているのに、その意図を全く無視する掲示板転載者の知性・品格を深く疑っている。

 益々ひどくなる言論弾圧。北朝鮮を笑えない。

 AERAdot.

菅官房長官に意見して“左遷”された元総務官僚が実名告発「役人を押さえつけることがリーダーシップと思っている」

 LITERA

総裁選で自民党がまた新聞社に圧力文書! 菅の圧倒的優勢でも「公平・公正な報道」を求めたのは政権誕生後の圧力を正当化するため

 日刊ゲンダイDIGITAL

菅氏1000万円銅像計画にドッチラケ…地元秋田の発起人直撃

2020年8月28日 (金)

ベラルーシは次のシリアになるのだろうか?

2020年8月24日
The Saker

 オーケー、私は認めよう。この題は、どちらかと言えば大げさだ:-)ただここで私が言いたいのはこういうことだ。ベラルーシ危機に、ロシアが介入しつつある兆しがある(とうとう!)

 何よりもまず、ルカシェンコの政策の実に急進的な変更を我々は見ているのだ。もし彼の最初の直感が強暴な暴徒と穏やかなデモ参加者両方の残忍な制圧を放つことだったとすれば、彼は方針を180度転換し、その結果は実に驚くべきものだ。日曜日、大きな反ルカシェンコ・デモがあったが、それでも、ただの一人も拘留されなかった。一人もだ。更に驚くべきものは、これだ。(ルカシェンコを打倒するために帝国によって使われている主媒体である)ポーランドが運営するNextaテレグラム・チャンネは、当初、平和的抗議行動を呼びかけていたが、最終的に、大統領官邸を乗っ取ろうと呼びかけたのだ。暴徒(この時点で、これは、国家打倒を狙う、違法の、暴力的な取り組みなのだから、この連中はデモ参加者とは呼ばない)が官邸にたどり着くと、完全武装機動隊の本物の「壁」に直面した。この(実に恐ろしい)光景は、しばらくの立っていて、去るしからなかった暴徒を止めるのに十分だった。

ルカシェンコと息子

 第二に、ルカシェンコは、むしろ奇妙ながら、しかしベラルーシの文脈では極めて理にかなったことした。彼は戦闘服を着て、AKSU-74急襲用ライフルを握り、彼の(15歳の!)息子にも(ヘルメットを含め)戦闘服を着せ、ヘリコプターでミンスク上空を飛び、大統領官邸に着地したのだ。彼らはそれから、機動隊員に向かって歩き、ルカシェンコが暖かく彼らに感謝し、機動隊員たちが起立して拍手喝采する結果になった。この行動は我々の大部分にとって、完全に愚かではないにせよ、異様に見えるかもしれない。だが主に情報領域で戦われているベラルーシ危機という状況では、それは完全に理に適っている。

  • 先週ルカシェンコは、自分が生きている限り、他のどのような選挙、ましてクーデターなどさせないと述べた。
  • 今回ルカシェンコは、象徴的に、自分が責任者で、必要とあらば息子とともに戦って死ぬと示そうと決めたのだ。

 ここでメッセージは明確だ。「私はヤヌコーヴィッチではない、必要とあらば、アジェンデが死んだのと全く同様に死ぬつもりだ」。

 言うまでもなく、アングロ・シオニストのプロパガンダ機関は、即座に、ルカシェンコがカラシニコフを持っているのは、彼が正気ではない明らかな兆候だと宣言した。欧米の状況で、もしこれが、例えば、ルクセンブルグがベルギーだったら、狂気という非難は正しいだろう。だがベラルーシの文脈では、こうした非難には極めてわずかしか牽引力がなく、ご希望とあれば、文化の違いのせいにしていただきたい。

 このメッセージがどれぐらい強力かを理解するためには、帝国が、心理作戦で、ベラルーシ国民に伝えようとしていた二つの重要なうわさを念頭におく必要がある。

  • 支配層(特にいわゆる「シロビキ」、内務省やKGB)などで、言い換えれば「武力を持った省庁」の間にも、内部にも、深刻な相違がある。
  • ルカシェンコは、既にベラルーシから逃亡した、あるいは逃亡しようとしている(ヘリコプターがミンスク上空を飛行するたびに、欧米心理作戦は、それは「国から逃亡する」ルカシェンコの映像だと言う)。

 プーチンとルカシェンコの間に起きたことは、プーチンとアサドの間に起きたことに非常に似ているのではないかと私は疑っている。初めに、どうやら、アサドとルカシェンコの二人とも、純粋な暴力が問題を解決すると思っていたようなのだ。この非常に間違った信念は、正当な権利を持った当局が、ほとんど打倒されそうな状況(そして、これはベラルーシでも、まだあり得る)をもたらした。それぞれの場合に、ロシアは「我々はあなたを支援するが、あなたはあなたの方法を根本的に変えなければならない」というようなことを明らかに言ったのだ。アサドは言うことを聞いた。同じく、どうやらルカシェンコもそうした、少なくとも、ある程度は(この過程は始まったばかりだ)。

 反政府派こそ困難な状況にあるというのが真実だ。ベラルーシ国民の圧倒的多数は、明らかに激しいクーデター、それに続く血まみれの内戦、国全体の産業空洞化や、帝国への完全服従を望んでおらず、つまり彼らは「ウクライナ路線」を滑り落ちるのを望んでいない。政府が今「お前たちが権力を掌握するのを許す前に、我々は死ぬ」という明確なメッセージを送っている際、一体どうやって政府を*合法的に*打倒するのだろう?

 それからツィハノフスカヤにも、大きな問題がある。彼女が10%の得票で、ルカシェンコが80%の得票だったとは、ほとんどの人が信じていないが、彼女が彼を打ちすえたとは、誰も心から信じていない。だから、欧米が、ルカシェンコは「次のマドゥロ」だと表現しようと望んでも「ツィハノフスカヤは次のグアイドである」と人々を説得するのは、ほとんど不可能だ。

 すると、これからどうなるのだろうか?

 そう、ルカシェンコは、マケイ外務大臣やバレリー・バクルチクKGB長官を解任していない。本音を言えば、マケイは、本当に問題ではなく、ミンスクで主なロシア嫌いはルカシェンコ自身だと言う一部のロシア専門家と私は意見が一致する部分がある(一例をあげれば、ロシアがベラルーシが領空を支配するのを助けるために送った四機のロシアのスホイを排除したのは彼だった)

。ルカシェンコが圧制で全省を支配しているのに、マケイが全くの悪で、黒で、ルカシェンコは白で、無辜の被害者だと言うのは、さほど信用できない。だが、たとえマケイとバクルチクが、ルカシェンコの命令実行していただけにせよ、今ロシアに対する悔恨と賠償の印として、彼らの失敗を認める必要がある。それでも、ロシアは、おそらくクレムリンは、これらの裏切り者と一緒には働ないと、ルカシェンコに言うだろう。

 そして、この最新カラー革命の取り組みの背後にいる欧米勢力に反対して、あらゆる正論を言い、非常に強硬強な路線をとっているように思える、ベラルーシのヴィクトル・フレニン国防大臣の公式発言がある。うまい表現かどうか分からないが、ベラルーシ外交官は、ロシアとの実質的協力より、微笑を好んでいることはロシアでは良く知られている。ベラルーシ軍の場合は非常に異なっており、ロシアとベラルーシの軍は共同訓練しているのみならず、諜報情報を継続的に共有しているとされる。そのうえ、ロシアの早期警戒システムから切断され、ロシア諜報の支援が無くなれば、ロシアなしのベラルーシ軍は完全に孤立し、技術支援や部品を入手できないことになる。

 あらゆる本物の愛国者が追放され、驚くほど堕落し、ほとんど何十年も前に戦闘即応性を失っていたウクライナ軍と、ベラルーシ軍は劇的に違っている。対照的に、比較的小さいベラルーシ軍は、誰に聞いても、非常によく訓練され、設備が良く整っており、非常に有能な士官に指揮されている。軍隊は、ルカシェンコに忠実で、彼らは、おそらくロシアとの完全再統一を歓迎するだろうと言って間違いないだろうと私は思う。

 ルカシェンコ自身は、初めて、公然と親ロシア政党の登録を許した(過去、親ロシア派の運動や組織や関係者が組織的に迫害され、封鎖されていた)。彼は公共テレビで、デモ参加者に、どのように対応すべきか「友人のプーチン」が彼に助言したと宣言した。

 すると、ベラルーシは次のシリアになるのだろうか?

 まあ、もちろんそうではない、二つの国はあまりにも極端に異なっている。だが別の意味で、シリアで起きたことは、ベラルーシでも起きるかもしれない。ロシアは全面的支援をするだろうが、あらゆるレベルでの大規模改革と引き換えにだ。今、ルカシェンコは、欧米は、ロシアの全てを破壊する最初の段階として、ベラルーシを破滅させたがっているだけだと宣言しているが、私は、三つのことの一つが起きない限り、軍事衝突の可能性はないと考えている。

  1. どちらかの側の狂人が発砲し、軍事事件を引き起こし(それだけで十分ではないかも知れない)
  2. ポーランドが本当に自暴自棄になり驚くほどばかなこと(ポーランドの歴史がこれがまさに本当の可能性であることを明示している)をする
  3. ルカシェンコが殺され、混乱が起きる(これも、ほとんどあり得ない)

 ロシアがシリアに介入した際、シリア軍は散乱状態で、基本的に負けていたのを我々は想起しなくてはならない。これは(「やる気満々」の)素晴らしい軍を持っているベラルーシには全くあてはまらず、特に、KGBと内務省軍に支持されれば、彼らは自国を安全に保つことができるのだ。

 それでも、短期的には、ルカシェンコは解決の一部かもしれないが、長期的には、彼は退陣し、ベラルーシ人々とクレムリンが本当に信頼できる指導者に取って代わられなくてはならず、その指導者の主な仕事は、ベラルーシを再びロシアに完全統合することだろう。これもまた、シリアとの大きな違いだ。

The Saker

記事原文のurl:https://thesaker.is/might-belarus-become-the-next-syria/

----------

 うば捨て山国家

 日刊ゲンダイDIGITAL

療養費は自己負担 コロナ「2類相当」見直しで生まれる弊害

小池都知事の「仮面」を剥ぐ
<4>「任期を全うするのか」質問はぐらかし“国政転身”準備

2020年8月27日 (木)

ベラルーシは次のバンデラスタンになるのだろうか?

2020年8月19日
The Saker

 [本分析はUnzレビューのために書かれた]

 ベラルーシの状況は非常に急速に、控え目に言っても、良くない方向に変化している。多くのことが起きているが、以下は私の考える最も重要な進展の要約だ。

  • この前の日曜日は、ベラルーシ反政府派にとって大成功だった。大群衆が、いくつかのベラルーシ都市の街頭に繰り出したが、ほとんどの場合、デモは平和的だった。
  • (反政府派を率いる唯一の「資格」が今夫が拘置所にいるというだけの)スベトラーナ・チハノフスカヤは、ベラルーシの「フアン・グアイド」だ。既に、チハノフスカヤは自分がベラルーシの「国家指導者」だと宣言した。
  • ベラルーシ反政府派は、著名な長年の狂信的ロシア憎悪者で構成される調整委員会を組織した。
  • 反政府派の綱領は(彼らが「ベラルーシ改革のための蘇生パッケージ」と呼ぶ)単純だ。下記の狙いを、その後実行する、新しい「公正な」選挙だ。ベラルーシは(連合国家、上海協力機構SCOなどを含め)ロシアとの全ての協約から脱退すべきこと。代わりに、国家目標は、他ならぬ、NATOとEUへの加入とすべきこと。全てのベラルーシ駐留ロシア軍は追放しなくてはならない。ウクライナと同様、ベラルーシ語を(どうやら軍も含め。せいぜい頑張って!)再びベラルーシ社会に強いなくてはならない。ベラルーシ国内では、ロシア団体を禁じ、ロシア・テレビ局の活動を禁止する。ロシアとの国境は封鎖しなければならない。次に新たな独立した「ベラルーシ正教会」を創設しなければならない。最終的に、ベラルーシ経済は「改革され」 - 売ることができるものは何であれ売られ、ベラルーシ産業は空洞化する(ウクライナやバルト諸国と同様に)ことになる。
  • 現時点で、欧米の支配下にある「反政府派」が、当初合法的だった現地反政府派を、まんまと乗っ取ったのはかなり明らかだ。この仕組み(欧米に操られる工作員による本当の正当な現地野党ハイジャック)は、まさにウクライナやシリアや多くの他の場所で起きたことだ(これがまさに今、アメリカでも起きているとさえ私は言いたい)。今や何人かの駐ベラルーシ大使(スロバキア、スイス、スウェーデン)が、ベネズエラやシリアや他の国々に起きたのとまったく同様、反政府派を支持している。

 正直に言って、今ベラルーシで起きていることと、ベネズエラにおける最近の出来事の間には多くの類似があり、それはベラルーシのグアイドとしてのチハノフスカヤだけではないのだ。例えば少なくとも、マドゥロ以上のものでないにせよ、ルカシェンコは、大きな失敗をしており、その代償は相当大きいはずだ。

 ルカシェンコの行動を検討しよう。

  • 今ルカシェンコは、欧米に再び腹を立てて、実際、最も有力なベラルーシ軍隊(ヴィテフスク第103特別機動空挺旅団)を西部国境に移動し、残りの軍隊を厳重警戒態勢に置いている。ルカシェンコは、欧米軍事介入の実際の危険(NATOはベラルーシに駐留しているロシア軍を攻撃し、生き残るのに必要なものを持っていないのだから、全くのたわごとだ)があると言って、それを説明した。
  • ルカシェンコと大臣の少なくとも二人が抗議行動参加者と話をするため外に出たのは見落とすべきでない勇敢な行為だ(ルカシェンコには様々な欠点があるが、ヤヌコーヴィッチや彼の多くの大臣とは違う)。話し合いは、特にルカシェンコの否定し難い個人的カリスマ性に欠ける二人の大臣にとっては、うまく行かなかった。
  • ルカシェンコは、彼が一部のデモに対し、ベラルーシ特殊部隊を出動させなければならないことを公的に認めた。彼はそれ以上詳細は言わなかったが、それは二つのことを示しているので、彼の自認は興味深い。a)特殊部隊を使わなければならなかったのは、警察が状況を制御できないか、制御を好んでいないためで、b)エリートのベラルーシ軍隊は、まだルカシェンコ支持していることを意味する。
  • ルカシェンコは、何回かプーチンに電話し、現在の脅威がベラルーシに対する脅威であるのみならず、ロシアに対する脅威でもあると発言している。明らかに、ルカシェンコはロシアの支援を嘆願している。
  • ルカシェンコは、「私を排除しない限り、他のどのような選挙もない」と公式に宣言し、反政府派はベラルーシ(再び、この男はヤヌコーヴィッチとは違う)を破壊する前に、自分を殺さなければならないと付け加えた。

 今度は、ルカシェンコがしなかったことを検討しよう。

  • 彼は外務大臣と、ベラルーシKGB長官を解雇しなかった(反政府派よりのテレグラム・チャンネルによれば、外務大臣は辞任したが、ルカシェンコが彼の辞任を拒絶した。これは今テレグラムに溢れているベラルーシに関する多くのうわさの一つだ)
  • 彼は、いわゆる「多重ベクトル政策」(つまり欧米に言い寄る政策)が間違いだったとか、変えるとか、放棄するとか宣言していない。明らかに、それとは反対の、確かな証拠にもかかわらず、ルカシェンコは、まだ彼は何らかの形で、帝国への服従と、ロシアとの再統一という、二兎を追えると願っているのだ。
  • 彼は、わずか数日前浴びせた、あらゆる濡れ衣に対し、プーチン、そして/あるいはロシアにも謝っていない。
  • 逆説的に、ベラルーシ警官が初めに行った節度がない多数の暴力後、今街頭には、ほとんど、どんな警官もいない。一方で、これは良いことだが、最初に使われた暴力は政府に大きい損害を与え、人々を非常に立腹させた。更に反政府派による暴力の量も劇的に減ったが、それも良いことだ。だが問題は、今必ずしも現地人に組織されていない、暴力で権力を違法に掌握しようとしている明らかに特別な組織的集団があることだ。ベラルーシKGBが、この連中を発見し逮捕することは極めて重要だ。私の懸念は、ベラルーシKGBが、無力化するのが困難な、親欧米分子に潜入されていることだ。

 今度は「集団的欧米」がしたことを検討しよう。

  • 欧米は、この危機に対し、明らかに統一した共通の立場をとっている。欧米は選挙結果を認めず、欧米は今、いわゆる「反政府派」を全力で支援している。
  • どうやら、欧米指導部は、ロシアにベラルーシに介入しないよう要求するため、プーチンに電話をした。どうやら、プーチンはベラルーシで起きていることは、彼らには無関係で、もう結構と、答えたようだ。
  • 欧米は「ウクライナ・ナチ結果」と呼ぶもの以外の何も受け入れないだろうし、帝国が軍事行動以外の、あらゆる資源をベラルーシ掌握のために使うのは今明白だ。

 次に、ベラルーシ近隣諸国がしていることを検討しよう。

  • 予想通り、ポーランドは、明らかに(一部の人々にとって)示唆に富む、ポーランド語の「ジェチュポスポリタ」、おおざっぱに「ポーランド共和国」(手っとり早く知るには、ここをご覧あれ)を意味す概念で知られているものの復活を考えている。この文脈で、現代ポーランドが悪名高いユゼフ・ピウスツキのイデオロギー(詳細は、こちら)の相続人であることを理解するのは極めて重要だ。ポーランドの最終目的は、ロシアを崩壊させて、ポーランド共和国を復活し、欧米大国、特にアメリカ(ピウスツキがヒトラーに身を売ったように、現在のポーランドのエセ愛国者が、アメリカに国を売るのも同じぐらい容易だ)の自発的売春婦になることを意味している。読者の中に「プロメセイズム」や「インテルマリウム(ミェンズィモジェ)」概念に出くわされた方がおられたら、詳細については、これら単語をクリック願いたい。ウィンストン・チャーチルが「ヨーロッパのハイエナ」と呼んだ国が、ベラルーシを激しく攻撃するのは驚くべきことではない。ポーランドは、a)自分の後ろに、どこかの大国がついていると思える時、あるいはb)相手が弱いと思えるの、いずれかの場合、常に攻撃するのだ。私は、ローマ法王が公式に「ベラルーシでの平和を祈り」、暴力に対する彼の「苦脳」を表明するのを心から期待している。実際、連中は、ほぼ1000年間(ここと、ここを参照)同じギャングだったし、連中はまだそれをしている。本当に、太陽の下に、新しきものなし。
  • おろかなバルト諸国も、非常に単純な理由から、ジェチュポスポリタ(ポーランド共和国)加入を望んでいる。彼らは、欧米は最終的に彼らを捨てると恐れており、彼らだけでは何も達成できないのを知っているのだ。ポーランドは、アメリカの陰に隠れるのを好むが、バルト諸国はポーランドの陰に隠れるのを好んでいる。最終的に、これらの国々は、おそらく、ロシアはさておき、ベラルーシでさえ、単独で、軍事的に彼らに勝ちかねないので、それで、アメリカ政府と提携し、守られた人物が、ウクライナを掌握したように、ロシアを掌握し、最終的に(!)(集団的に?)歴史が、決して彼らに、そうなることを許さなかった「プロメテウス」になれると悟ったのだ。
  • EUの老人指導者連中は、やり方を知っていることしかしない。どの選挙が公正で、どの選挙が不正か、どの政権がデモ参加者をたたきのめし(マクロン?)、どの政権が、入念に制御された「反政府派」の要求に即座に屈しなければならないかを決める、ある種の(道徳的?)権威のふりをしているのだ。彼女と、彼女が意味するものに、ロシアが感じている徹底的な侮辱がわからないメルケルを見ると同情を禁じ得ない。

 最後に、プーチンや他のロシア人が言っていることを検討しよう:

  • プーチンも習も、選挙結果を認めた。率直に言って、ルカシェンコが大差でチハノフスカヤを破った事実に疑いをさしはさむ中途半端な情報源を私全く知らない。そう、私は率直に言って、80%対10%という馬鹿らしい数字も深刻に疑っているが、私はルカシェンコが負けたと言う人々を一層疑う。プーチンも習も、この選挙を「認めない」ことなどあるまい。それは、プーチンと習、いずれも、起きたこと、あるいは今起きていることについて、決して欧米の言説を受け入れないだろうことを意味する。
  • ルカシェンコの電話へのプーチンの対応は「控え目な好意」あるいは「礼儀正しい情深さ」の典型のように思われる。明らかに、ロシアの誰も、何が起きたか忘れておらず、私はロシアのトーク番組、ニュース報道や記事の非常に明確な傾向に気付いている。大半のロシア人が、心からベラルーシ人を、ロシア人同胞として見ているが、ルカシェンコに対する苛立ちと嫌悪の強さに気付かずにはいられず、しかも、それは増大するばかりだ。非常にクレムリン寄りの解説者さえ、ルカシェンコがしていることに(彼らは、ルカシェンコがしていないことに対しても、劣らず腹を立てている)について、冷静さを失っており、ベラルーシ外務大臣は「海外勢力の工作員」(私も疑わない)なので、ロシアは、彼を解雇するよう要求するべきだと発言したロシア連邦国防省審議会メンバーで、典型的なクレムリン部内者のイゴーリ・コロチェンコのことを私は考えている。私は彼と全く意見が一致する。
  • 極めて重要なのは、ルカシェンコとプーチン間の電話会話の公式要約記録書類で、プーチンがロシアとベラルーシ間の統合は継続しなくてはならないと繰り返したことだ。これがクレムリンの言い方だ。「もし必要なら、ロシアは、ベラルーシ・ロシア連合国家創設条約の原則と集団的安全保障条約に基づいて、ベラルーシが直面している難題を解決するために必要な支援を提供する用意ができていると再確認した」。言い換えれば、プーチンは、介入が、特に公式にミンスクから要求された場合、何らかの方法で、ロシアが介入可能な法的枠組みを言っているのだ。

次に、今一体何が本当に起きているのか、箇条書きリストの形で要約しよう。

  • 多くのベラルーシ人が、ルカシェンコにはうんざりしているのは疑いようがない。
  • 多くのベラルーシ人が、まだルカシェンコを支持している(ウクライナのような崩壊に対する保証人としてのみ)のは疑いようがない。
  • 正当なベラルーシ野党が、素早く、やすやすと、欧米に取り込まれたのは疑いがようなく、彼らを「プロメテウスのような」特殊部隊と呼ぼう。
  • ルカシェンコは、本気で選挙運動をしたり、わざわざ話かけたりして、国民に嘆願する必要がないと思うほど自身過信していた。彼は自分について自信過剰で、この選挙に入ったが、結局、側近太鼓持ち連中(彼に報告する際、彼らは起立している)がウソをついていたか才覚がなかったことが分かったに過ぎない。
  • 次に、ルカシェンコがKGBとベラルーシ機動隊で、容易に街頭を制圧できると確信していたのも明らかだ。そして、それは24時間は有効なように思われたが、ここ二日、政権は街頭の掌握を失い、そして/あるいは、次に何をすべきか分からずにいる証明だ。更に、機動隊は、デモ参加者をけ散らすためには使えるが、この機動隊を、人々に働くのを強いるために使うことはできない。ベラルーシの主要な工場や企業でのストライキについて、多くの一貫した報道がある。ルカシェンコは、一体どうやって、人々に働くよう強いるのだろう? 彼は、そうできない。実際、彼はストライキがベラルーシを破壊すると宣言して、具体的にそう言ったのだ。今会社ベラルーシ・カリ(カリウム肥料を製造する)ベラルーシで最も収益の高い企業の一つが操業を停止したという報道さえある(今しがたわかったが「ベラルーシ・カリ労働者」が仕事を再開することに同意した)。
  • 瀬戸際で、ルカシェンコはプーチンに電話をし始め、彼は市民集会の際に「我々ロシア人」と言いさえした。今、プーチンが、ルカシェンコに何らかの借りがあると考えている、まともなロシア人評論家を私は思いつけない。
  • 起きたことに対する責任は、ルカシェンコの無限の横柄のせいだけではなく、ベラルーシKGBへの潜入や、ウクライナ・ナチの挑発もある。起きたことは予測するのが容易だった事実(多くの人々がこれを予測していた)にもかかわらず、この場合、対外情報庁SVRとロシア連邦軍参謀本部情報総局GRUが、へまをした可能性がある。ロシア連邦保安庁FSBの素晴らしい活躍がなければ、今ごろ何人かのロシア国民がウクライナ・ナチ刑務所に投獄これていた可能性は大いにあり得た。ロシア外務省も不意をつかれたように思われる。私は対外情報庁SVR/参謀本部情報総局GRUで、必ずしも「首にされる人々が出るべき」とは思わないが、少なくとも、この危機で、なぜクレムリンが不意をつかれたのかについて徹底的な内部調査があるべきで、何らかの「組織的結論」が引き出されるべきだ。ちなみに、SVR/GRUと外務省が、時宜を得た、実質的(実行可能な)警告を* していた*可能性がある。その場合、問題はこれらの機関の長、ロシア政府と大統領にある。諜報活動の過程には、「三つのA」で示される三段階があると言われている。acquisition 捕捉(データ収集)、analysis 分析(データ管理と解釈)と、acceptance 受け入れ(政治決定者の説得)。この失敗がどのレベルで起きたか、もちろん知らないが、私はそれは重大な問題の明らかな兆候だと思う。

 ここで「ベラルーシにおけるロシア問題」の核心を見よう。それは実際単純だ。ベラルーシ人は、ウクライナ人よりも、遥かにロシア人だ。それだけでなく、(あらゆる変化と、あらゆる情報源からの)ベラルーシの映像から判断して、いわゆる「反政府派」の「指導者たち」(とされている)全員、狂気じみたロシア嫌いだが、ルカシェンコに抗議している人々の圧倒的多数はそうではない。

 ここでの問題は、本当に信頼できる数値を得るのは不可能なことだ。公式ベラルーシ世論調査はお笑い草だが、「野党」世論調査や欧米が行う世論調査は、おそらく、もっと当てにならない。ベラルーシの都市の中で、ミンスクは、いささか特別だという事実がある。更に、ベラルーシでは、都市と田舎の間に相違がある。そして最終的に、野党自体、全く一枚岩ではなく、人がルカシェンコを支援するかどうか尋ねられた際、人は「いいえ」と答える理由には多くの可能性がある(ふん、多くのロシア人も、ルカシェンコを支持していない)。それで我々は、何らかの正常がベラルーシに戻り、本当に自由選挙が行われるまでは、どれだけの比率のベラルーシ人が、この危機や、ルカシェンコについて考えているのかは、誰も確実に分からないことを認めなければならない。

 そして、シリアやウクライナでと同様、当初の抗議行動は、抗議する多くの正当な理由があり、外国から支配されるのでなく、本当に現地のものであることで、正当だったという事実がある。だがそこで、シリアやウクライナでと同様、これら抗議は海外工作員に潜入され、取り込まれた。理想的には、ロシアはできる限り妥当な範囲で、元々の/本当のデモ参加者を支援し、潜入した不穏分子を無力化したいと望んでいるだろう。だが彼ら自身がそうしなかったら、ロシア人は一体どのように彼らを引き離せるだろう?

 あちこちに広められている一つの考えは、ロシアは、ロシア・ベラルーシ連合国家という文脈で、更には、集団安全保障条約の下、はっきり公然と介入するべきだというものだ。プーチンが既に、この組織に言及したから、これは確かにロシアの選択肢だ。だが、それは良い選択肢なのだろうか?

 率直に言って、私はロシアにとっては、いかなる良い選択肢もあると思っていない。私は何度か、個人的結論として、ベラルーシ人々が自由なままでいるための唯一可能な方法はロシアに加入することだと述べてきた。私はまだそう考えている。だが今、私は、ベラルーシ国内の唯一のモスクワと対話する人物が自身の政府を制御できなくなりつつあるように思われ、ベラルーシが完全崩壊のまさに本当の危機にあり、この問題で進展を実現する容易な方法がないので、これが本当に可能だとは全く確信できない。

 この全ての根本原因?

 汚職 いつもの通り。

 1991年以来、ウクライナ指導部は酷いと良く言われるが、それは事実だ。彼らの全員、何らかのおかしな見せ物で演じているように思われた。そして、そう、ベラルーシでは、人々は、ウクライナでより、ずっと警官とKGBを恐れている。だが、それは必ずしも、ベラルーシがそれほど腐敗していないことを意味しない。この全てが意味するのは、ベラルーシで、政府は、当局者と彼らの「共同経営者」だけが、うまい金もうけをするのを保証する保護体制の半封建制度を運営する素晴らしい仕事をしたということだ。

 そしてこれはベラルーシやウクライナだけの問題ではない。まさに同じことが90年代にロシアで行われた。それは人格問題でさえなく、マルクス主義の言葉の意味で階級問題だ。

 我々は、ソ連共産党とそのエリート層・支配階級(ノーメンクラトゥーラ)が、必ずしも個々のメンバーレベルでなく、全体的に、驚くほど不正な組織だったことを想起する必要がある。私は、これらの人々の「一貫性」を以下のように要約する。

  • 最初に彼らはスターリンとマルクス・レーニン主義の理想を裏切った(フルシチョフ時代)
  • それから彼らは自身のソビエト社会主義共和国連邦とソ連共産党を裏切った(ブレジネフ&ゴルバチョフ時代)
  • それから彼らは、愛国者を装った(筋金入りの共産主義イデオローグ、クラフチュクのような民族主義者さえそうした!)。
  • 次に、彼らは保護を求め、彼らの実数の収入を隠して、抑制するべき権利を得るために深く欧米を浸透させた。
  • 次に、彼らは個人財産を急に肥やしながら、国の全ての富を、干からびるまで吸った。
  • 最終的に、彼ら全員、自身と国民を金のために売ると欧米に申し出た。

 これらの連中にはアメーバ以上の道徳心はなく、彼らはどんな精神病者と比べても、同じぐらい冷酷だ。彼らは、かつて党実力者に身を売っていたが、今やアングロ・シオニスト人に身を売っているのだ。

 そこで、こういう疑問がおきる。ロシアは、いかにして、a)大規模流血無しで、b)ロシアが本当にしているのはルカシェンコ救助である様に見せて、この支配階級を排除できるのだろう?

 今ロシアに本当に必要なのは、アメリカがエルドアンを打倒しようとした時と同じぐらい救い難い愚かなことを、欧米にさせることだ。だがそれは、ルカシェンコを服従させ、彼の取りまき連の最も危険な分子の一部を排除するだけだ。より大きな問題は、ロシアが、いかにしてベラルーシ国民を支援できるかだ。

 ベラルーシ政権に、より多くの金を投入するのは無意味で効果もない。もう十分だ。

 軍事力の行使は可能だ(私はベラルーシ軍の誰も、少なくとも重要な指揮官や部隊がこれに反対するとは思わない)。だがそれは非常に慎重を要する、政治的に実に危険だ。ベラルーシ人にも、多くのロシア人にも正しく理解されないかもしれない。

 私の個人的な最初の結論は、「ルカシェンコを救う」と解釈されかねないことを、ロシアは決してしてはならないということだ。ルカシェンコを「救済する」必要はない。救済する必要があるのはベラルーシ

 第二に、軍事的な意味では、ベラルーシを確保するのはロシア軍にとって問題ではないが、政治的な意味で、欧米が確実に、それに飛びつくから、より多くの制裁(それも本当に問題ではない)を課すだけでなく、精神的に正気で、愛国的なヨーロッパ人が「ロシアがやってくる!ロシアがやってくる!」という感情的呪文で「どなりつけて、黙らせられる」新冷戦を作り出すだろう。

 最近のベラルーシの軍事行動も私は懸念している。ポーランド国境付近に即応集団を配備するのは非常にまずい考えだ。ロシアが*決して*当然と思うはずがない、ポーランド指導者が、驚くほど悲劇的な結果で終わる、驚くほど愚かなことをしてきた歴史的実績を考えれば。私は一瞬たりとも、NATOがベラルーシを侵略する計画を持っていると思ったことはない。どちらかと言えば、ルカシェンコとロシアは、彼らの戦略上の防御を準備しながら、欧米に「仕掛け線的な機能をする部隊」と呼ばれるものを残すべきなのだ。ポーランドや、バルト諸国や、NATOの誰かを挑発する必要はないのだ。

 もし選択が許されるなら、プーチンは、おそらくルカシェンコといわゆる「野党」両方が去ることを望むだろう(これは私にアルゼンチンの「que se vayan todos」や、レバノンの كلهم يعني كلهم  を思い出させるが、いずれもチハノフスカヤとルカシェンコ両者を含め「全員出て行け」「全員と言ったら全員だ」と大雑把に翻訳できる。

 これを書いている時点で(8月19日)、今ルカシェンコは「文明的な欧米」か「プーチンの血まみれのモルドール」から選択しなければならないように思われる。実際は、彼は本当にモスクワを選択する以外選択肢はないが、それは、ルカシェンコ政権から何か救済可能なものがあるとモスクワが考えていることを意味しない。彼が「ロシアの兄弟」であることに戻る最新の「動き」は余りに遅く、余りにわずかだ。もし彼の外務大臣とKGB長官が次の政府に居残れば、この全ての話は、どうでもよい無意味なものになろう。

 簡単に言えば、こうだ。もしルカシェンコが権力の座に留まりたいと望むなら、彼には選択肢は一つしかない。もちろん、公式にではなく、出来る限り熱心に、心からのふりをして、プーチンの慈悲を乞うことだ。それから彼はプーチン(あるいはロシア諜報機関)が彼に手渡すリストの名前を全て残らず、彼の政府から粛清する必要がある。そう、それは、彼が本当に、権力をすっかり放棄しなければならないことを意味する。プーチンは、彼が到達したあらゆる決定を説明するため、ロシア人とベラルーシ人々両方に演説する必要がある。これは、またしても、(ロシアでだけでなく、皆の話によると、ベラルーシでも)非常に高い大衆の支持という、プーチンの最大の武器になる状況かもしれない。

 今欧米は、ロシア介入を深刻に恐れているように思われる。彼らは、おそらく(正確に)それがロシアにとって、どれだけ容易か、NATOを含め、絶対に誰も、ましてEUが、それに何もできないのを理解しているのだ。トランプには個人的に、やるべきずっと大きな仕事があり、彼は殆ど気にかけまいと私は思う。だが彼の自己陶酔的な国務長官は、おそらく彼がベラルーシを、アメリカが運営するもう一つのバンデラスタンに変えることができると感じているのだ。

 すると、何が次に起こり得るのだろう?

 ロシアが、ベラルーシ国内のアメリカに支配されていない野党と公式に連絡を取って、何らかの対話を確立することは重要だと私は思う。ロシアは、ベラルーシ国民に公式に、もし彼らが現在アメリカに操られている「反政府派指導者」が権力の座に着くのを許せば、ウクライナがそうなったのと全く同様、ベラルーシも崩壊すると警告しなければならない。

 これはロシアが何度も繰り返すことができる最強力な主張かもしれない。ルカシェンコも酷いが、もし彼が何らかのマイダンのようなクーデターで打倒されたら、ベラルーシは次のバンデラスタンになるだろう。これはロシアにとって大きな頭痛だろうが、ロシアは容易にこれを切り抜け、生き残れる。ベラルーシはそうすることはできない。

 だが、単に、ルカシェンコを権力の座に留めることも、解決ではない。彼が最近の選挙に勝った、あるいは勝たなかったかったかどうかは、もはや本当に重要な問題でさえない。本当に重要な問題は、彼は関係している大方の人々で、彼への信頼を失ったことだ。この理由だけで、ルカシェンコは退陣せねばならない。次に、欧米に支配された連中を除く、ベラルーシの主要政治勢力をとりこんだ何らかの挙国一致政府が組織されるべきだ。最終的に、誰であれ、ミンスクで権力を掌握する人は、ベラルーシのロシアへの完全再統合に進路を設定する必要がある。それがベラルーシ国民にとって、唯一実行可能な長期的解決策だ。

The Saker

記事原文のurl:https://thesaker.is/will-belarus-become-the-next-banderastan/

----------

 大阪なおみ、準決勝棄権!

 都医師会長は正論。

 日刊ゲンダイDIGITAL

都医師会長が政権に三行半「国に頼るのは諦める」の衝撃

 日刊ゲンダイには、横田一氏の記事もある。

小池都知事の「仮面」を剥ぐ
<3>実は「隠れカジノ誘致派」都知事選では争点隠しを徹底

 大阪万博のロゴがすごい。たとえ開催されても、行かない。最初の大阪万博、隣家の方が、大阪に引っ越ししておられて、再三ご招待いただいたが、丁寧にお断りした。隣人一家には、とてもお会いしたがったのだが。

 鳥飼玖美子著『10代と語る英語教育 民間英語試験導入延期までの道のり』を読み終えた。三人の若者の活躍もあって、民間試験導入に至った経緯が、インタビューに基づいて詳しく語られている。彼女自身、英語教育政策に関して良い本を沢山かかれており、色々拝読しているが今回もとても勉強になった。一環して悪辣なのは政府。先に2020年導入結論ありき。とりあえず延期にはなったが、油断はできない。特に、ジャパン e-ポートフォリオなるもの、実に陰険だ。

 三人の若者の発言、実に論理的、並の大人では、かなうまい。鳥飼立教大学名誉教授は、258、259ページで書いておられる。『グローバル人材育成のために「主体的に思考して判断し、それを表現」する人間』というのは、学習指導要領にある文言のようだ。

 グローバル人材育成のために「主体的に思考して判断し、それを表現」する人間が育ったとして、日本はそのような人間を受け入れるのでしょうか。そのような人間が、自分なりに考えた結果、集団としての日本社会が良しとすることを、これはおかしいと判断し、それを正面切って表現した場合、社会はどう反応するでしょう。その異端を排除しないでしょうか。そもそも、これまでの日本の価値観を覆すような人間が育つ可能性を理解しているのでしょうか。
 中略
「英語民間試験」導入に反対した三人の若者は、見事なほど、この目標を体現していました。自ら考え、判断し、声を上げる、このような若者たちが排除されることのない社会であることを願います。そして、これまでの日本社会のありかたに一石を投じる若い世代に社会が耳を傾け、日本社会が多様な価値観を許容す方向に変貌してゆくことを心から期待します。

 失敗を反省する「大学入試のあり方に関する検討会議」が開催されており、かなり率直な意見がだされている。しかし、それはまさに、コロナ専門家会議も分科会と、全く違うがゆえに、鳥飼立教大学名誉教授のおかげで、我々が詳しく読めるのだ。決定した要点だけを公表する「議事要旨」ではなく、「議事録」が公表されているためだ。鳥飼立教大学名誉教授は、そこで、こう書かれている。293、294ページ。

 第一に、発言者が誰であるかを明記した議事録の重要性でした。
 折しも、コロナ感染症対策で設置された政府の「専門家会議」の議事録がないことが問題になりました。将来の感染症対策にも参考になるはずの重要な会議の意思決定プロセスが記録されていないというのは将来に禍根を残します。

最後の部分で驚いた。295ページの一部を引用させていただこう。

 次に痛感したのは、反対論や慎重論を排し無理だと分かっていながら大学入試改革に突っ走った無謀さです。以前から関係者の間では、「まるで第二次大戦中の「インパール作戦」だ」」と密かに囁かれていました。司令部がずさんな作戦を強行して多くの日本兵が命を落した無謀な作戦のことです。
 最近では、新型コロナ感染症対策として政府が全所帯に二枚の布マスクを配布した「」アベノマスクを、関係者が「インパール作戦」にたとえているようです。

2020年5月28日 (木)

公式に確認された「独立ウクライナ」の植民地的地位

2020年5月23日
ユージニアによるThe Sakerブログへの寄稿

 5月19日、ウクライナ国会(ラダ)議員のアンドリー・デルカチが、記者会見で当時のウクライナ大統領ペトロ・ポロシェンコと当時のアメリカ副大統領ジョー・バイデン間の電話会話テープ録音を公表した。会話は英語で、ここで聞ける(1)。

 大統領が外国の指導者と多くの電話会話をすること自体には、何ら注目に値することはない。だが、会話内容は、驚くべきである以外の何ものでもない。部下が上司に報告するのに耳を傾けているようなものだ。2014年のクーデター以来、ウクライナが完全にアメリカ支配下にあることに、私が決して、いささかも疑念は持っていないが、ポロシェンコ大統領の卑屈な態度と、バイデンを喜ばせたいという露骨な願望は奇妙に思える。この暴露は、ウクライナでは、反逆罪と職権乱用のかどで前大統領の公開捜査を求める騒ぎを引き起こした。

 それとは対照的に、この情報はアメリカでは、ほとんど注目されなかった。ワシントン・ポストは、テープは、バイデンが何か悪いことをしたのを証明しないと言う記事を発表した。そう、ワシントン・ポスト自身が、テープは、当時の検事総長ヴィクトル・ショーキン解任に対して、ウクライナに10億ドル融資する保障にバイデンが関係していたことを示すと認めているが、それはもちろん、ワシントン・ポストの基準にとっては重要な事ではないのだ。だが、これは何かを想起させはしないだろうか? トランプが非難されたことを。ジョー・バイデンの息子が高給で雇用されたウクライナ企業ブリスマの調査と、ウクライナへの財政支援を関連づけこことを? それは事実で、ワシントン・ポストは最も強烈なトランプ批判者の一人だった。

 テープは確かに興味深いが、それは重要な記者会見で最も面白い部分ではなかった。その場に、もう一人いた。2014年2月にマイダン・クーデターで追い出されたウクライナ前大統領ヤヌコーヴィチの汚職調査を担当した特別検察官だったコンスタンチン・クリクだ。クリクは記者会見の終わり近くに下手なウクライナ語で短い声明を読んだ。声明の内容は、それがこれまで受けているものより遥かに多くの注目に値する。おそらく、まさに、それが余りに危険な内容なので、ウクライナでもアメリカでも慎重に避けられているのだ。

 2014年のマイダン革命後、クリクは、新大統領ポロシェンコ下で始められた前大統領ヤヌコーヴィチと彼の仲間に盗まれた金の捜査を担当させられた。ヤヌコーヴィチと彼の共犯者に盗まれた額は、ウクライナの標準からすれば莫大な400億ドルと見積もられた。クリク・チームは、どうやら盗まれた金が預金されていたたヤヌコーヴィチ名義の銀行預金口座の一部を特定するのに成功した。だがその後、話は面白くなり始めたのだ。クリクは彼のチームは、彼の調査の取り組みに対し、アメリカの元ウクライナ大使マリー・ヨヴァノヴィッチ、アメリカのウクライナ代理公使ジョージ・ケントと、FBI東ヨーロッパ特別代表カレン・グリーンウェイによる激しい抵抗に遭遇したと述べた。究極的に、ウクライナに対するアメリカからの圧力は、検事総長ビクトル・ショーキン追放と、その地位への新人任命を招いた。(ポロシェンコとバイデンは、6:20あたりで論じている)

 新検事総長はユーリー・ルツェンコだった。ここで、この人物は確かに失敗した。だが、おそらく彼の立場なら誰でも同じ失敗をしただろう。ルツェンコは、ばか者のように見え、ばか者のように話し、全員が彼をばか者だと考えた。そのうえ、彼は法律学位が無く、法律に関係するどんな教育にも欠けていた。埋め合わせとして、彼は汚職で服役していたため、法執行機関で多くの実際経験があった。ルツェンコは本当にこの地位の完ぺきな候補に見えた。バイデンたちにとって不幸なことに、彼は誰が期待したより、ずっと頭が良く、ヤヌコーヴィチの金の調査を継続した。彼はウクライナが愚かにもフランクリン・テンプルトン・ヘッジファンドに投資して消えた金、70億ドルに何が起きたか尋ねる大胆さえ持っていた。ルツェンコはこの問題に関して、FBI指導部と議論し、ウクライナへの金の返還で支援を求めるため、アメリカに行くつもりだった。当然、ヨヴァノヴィッチ大使は、その愚かな動きを手際よく阻止した。貧しい男は、アメリカ入国ビザ発行を拒否された。その後、ウクライナ内の事態は、ルツェンコにとって居心地が悪くなり始め、彼は職を辞し、英語力を改善する必要があるという口実でイギリスに出国した。だが彼はヤヌコーヴィチの金の調査と関係がある書類を持って行くのを忘れなかった。彼は後に、ルディー・ジュリアーニにその資料を引き渡したのだ。これまでのところ、ルディーは、アメリカ人に氷山の一角だけを見せたが、主流マスコは彼の発言全てを、即座に無視した。

 だがクリクの声明に戻ろう。彼によれば、バイデンとヨヴァノヴィッチとケントとグリーンウェイは、ヤヌコーヴィチと直接不正資金浄化工作に関係する彼のパートナーの調査を阻止するため、ポロシェンコ大統領府と協力して、できる限りのことをしたのだ。クリクが言う通り、バイデンやポロシェンコやジョージ・ケントやカレン・グリーンウェイは「ヤヌコーヴィチ徒党の資産を再分配する」ために行動していたのだ。これは、ヤヒヤ・グループ・ホールディングスの株や、ウクライナ財務省債券などの売買で行われた。金はバイデンの息子を雇用した、まさに同じ企業ブリスマのオフショア口座によって不正浄化された。特に、クリクの調査は、2014年-2015年に、340万ドルが、ニュヨークのモルガン・スタンレー銀行、アメリカを本拠とするローズモンド・セネカ社口座に送金されていたことを暴露した。この資金には、前アメリカ副大統領バイデンに対する「コンサルティング料」とレッテルを貼られているが、実際は、ブリスマ・ホールディングスの権益のためのロビー活動費だ。

 ルツェンコの後任として新たに任命されたルスラン・リャボシャプカ検察総長は、最終的に、この仕事にうってつけの人物だ。アメリカ大使館に命令されて、彼は即座に調査に関係する検察官たちを解雇した。もちろん違法に。そして調査を、アメリカが作り、アメリカに完全に支配されている機構、ウクライナ国家汚職対策局(NABU)に移した。ヨヴァノヴィッチ大使の召喚令状を発行した後、クリク自身は調査から外されていた。これら全ての行動の結果、ヤヌコーヴィチと彼の仲間が着服した金の行方の調査は、どうやら、始めから、ずっと目標だった完全停止に至ったのだ。

 だから、トランプは今民主党指導部の信用を危うくする材料を持っているのだ。彼はそれを使うだろうか? それは両刃の剣なので、使わざるを得なくならない限り、おそらく使うまい。だがもし彼が自暴自棄になれば、彼は使うかもしれない。その場合、アメリカ国民は、過去と現在の腐敗したウクライナ指導者連中に盗まれた金が、一体どのように、民主党幹部の私腹を肥やしたのか詳細に学ぶことになろう。

(1) https://www.youtube.com/watch?v=5w4tsy_nVmk

(2) https://www.washingtonpost.com/world/europe/ukraines-zelensky-pulled-back-into-us-political-fray-after-leaked-biden-tapes/2020/05/20/fb6a4e02-9a8b-11ea-ad79-eef7cd734641_story.html

記事原文のurl:https://thesaker.is/the-colonial-status-of-the-independent-ukraine-publicly-confirmed/

----------

 ウクライナ、人ごとではない。ウクライナは、マイダン革命なる宗主国による政権転覆工作から、わずか6年。それで、これだけの腐敗。その点、遥か先輩のこの劣等、既に75年間も完全属国。腐敗どころか見事な発酵?ずぶずぶの属国。日本の官庁は国民の税金で宗主国に奉仕する組織。マスコミと称するもの、大本営広報部、属国傀儡体制と宗主国支配層の代弁者に過ぎない。ヒルゴミ、ゴゴヒマ、提灯持ちや異神やらしか登場しない。自民党がだめなら、異神への誘導だろうか。呆導。メンバーを確認するため画面を確認し、彼らが出ると即座に音声を消している。

 植草一秀の『知られざる真実』

東アジアワースト2の安倍内閣コロナ対応

 個人的に、興味ない茶坊主タレント、またしてもの言動。

 LITRERA

安倍応援団・つるの剛士がこの状況で「安倍首相にお疲れ様を言いませんか?」 ならば首相が本当に疲れるほど働いていたか徹底検証

 スキャンダルで、最も責められるべきは、番組制作のフジだろう。SNS規制はまとはずれ。

テラハ木村花さんの死を“政権批判封じ”に利用する政治家と安倍応援団…フィフィ、フジ平井文夫らの酷すぎるスリカエ

 自分たちの対応失敗を他国のせいにする、宗主国のいつもの策略。

【田岡俊次の徹底解説】トランプの中国叩き~コロナと新疆20200526

2020年4月25日 (土)

この流行は、最終的にアメリカ航空母艦艦隊の終わりを告げるのか?

2020年4月16日
The Saker

[本コラムはUnzレビュー用に書かれた]

 率直に言って、私は、アメリカ海軍空母打撃群が「冷戦を可能にしている」アメリカ海軍の要素だと考えたことは一度もない。そう、理論上、ソ連が彼らの潜水艦と航空機を、GUIKギャップを通って、大西洋にどっと送り込む前に(コラ半島で)「ソ連に戦争をもたらす」ため、これら空母を前方展開するという考え方があった。理論上、それは艦船600隻の海軍のはずだったが、決して、それは起きなかった。実際もちろん、アメリカ打撃群は、アメリカ政府の要求と組織的略奪に従わない国々の沖に停泊させ「植民地をしつける」究極的道具だった。20世紀、大半の国々は、アメリカ航空母艦を沈めたり、それに配備された比較的高度な戦闘機に勝ったりできなかったから、これはアメリカにとって全般的に見て非常に安全なゲームだった。

 「ソ連に戦争をもたらす」ことに関しては、もしそれが、今までに本物の戦争に至っていたら、非常に単純な理由から(航空機、水上艦と潜水艦から同時に発射される)手ごわいソ連の巡航ミサイル能力から、アメリカ空母は遥か遠くに置かれただろうというのが真実だ。このような攻撃に対しては、十分な数のソ連ミサイルが、空母周辺の防衛非常線を、まんまと通過し、成功裏に命中して衝撃的な結果になっている(航空母艦を沈没させるのは、それほど容易ではなくとも、損害を与えて、操作不能にするには、それほど多くのミサイル命中は必要ではない)。

 しかもそれは、キンザルズィルコンなどの極超音速ミサイルのずっと前の話だ!

 実際、ソ連を阻止したり、くじいたりする道具としては、アメリカ海軍打撃群は、1980年代、既に時代遅れで、それは、私の友人アンドレイ・マルチャーノフが彼の著書(ここここをご覧願いたい)や、ブログ(ここをご覧願いたい)で説明しているように、ロシアと戦うだけではなく、この種のミサイルを所有するどんな国とも戦う上で、基本的に全てのアメリカ海上艦隊を時代遅れにした極超音速ミサイルをロシアが配置するずっと前のことだ。このような国々には、既にインドや中国があるが、おそらくイランを含め、間もなく、ずっと多くの国々になるだろう

 だが今は、ミサイル問題ではなく、皆様がおそらくご存じの空母セオドア・ルーズベルトで最近何が起きたか論じたい。乗組員がウイルスに感染したので、艦長が助けを求める手紙を書いた(彼を批判する人々によれば、指揮系統無視のかどで)ため解雇された。彼の手紙はサンフランシスコ・クロニクルに公表され、ここで読める。

 興味深いことに、ブレット・クロジェ艦長下船の際、乗組員は起立して拍手喝采した。

 そして、トーマス・モドリー海軍長官代行は、クロジェ艦長を「愚か」と呼んだ。それも公になり、彼は謝り、辞職しなければならなかった(明らかに、モドリーは天才ではない!)。それからクロジェ自身を含め航空母艦乗組員の更に多くが病気になった!

 これはアメリカ軍専門用語で「クラスター・ブリープ」として知られるものだ

 だが、この話題については、多くの興味深い内容が報道されている。

 まず自明のことから。アメリカ海軍空母は、バイオ攻撃下では効果的に活動できない(本当に兵器化されたウイルスは、SARS-COV-2より遥かに伝染力が強く遥かに致命的だろう)。これは本物の化学戦争攻撃下でも、彼らがおそらく失敗することを示している。

 これを考えると、現実は、アメリカ空母は(実際の細菌戦能力を持った)ソビエト社会主義共和国連邦に対して使用可能な船ではなく、植民地制圧の兵器と見なせば筋が通る(大半の大学研究所や同類のものが何らかのウイルスを生産し、本当に兵器化された武器として使うことが可能だが、特殊送達システムで効果的に使える種類のウイルスは、限定された国々しか作れない)。だが理論上、軍事超大国の、あらゆる編隊/部隊/サブユニット/艦船/航空機/装甲車両/類は、核・化学・生物兵器攻撃に備えて稼働できるよう訓練されるべきだ。明らかに、少なくとも冷戦中は、アメリカでは誰も本当にこのような攻撃を予想しなかったから、これはアメリカ空母については、まずありえない。

 だが現状で、教訓は明らかだと私は思う。アメリカ海軍には、核・生物、化学兵器攻撃下で稼働する有効能力はないと思う。

 ところで、これは、保有する唯一の航空母艦で、乗組員の30%が感染したフランスにも、あてはまると思われる!

 第二に、指揮系統を無視するのは間違いなのには同意するが、次のことも考慮しよう。空母セオドア・ルーズベルトに多数の感染した乗組員がいる事実は、特に入港中、秘密にしておけるようなものではない。それだけでなく、彼が広く知れ渡ったものを書く前、クロジェ艦長が正規の指揮系統を通して他のメモを書かなかったことを我々はどのようにして知ることができるだろう? 結局、そのようなメモは、実に容易に機密扱いされ、決して公表されないのだ。

 本物の将官を、その行動ゆえに怒って「愚か」と呼んだ手順優先の官僚的怠け者にではなく、他のあらゆるものより、部下の命を優先した人物に、私は最終的に賛成する(待ってくれ!米海軍航空母艦艦長が愚か? ! どうしても私には、そう思えない)。

 本記事執筆時点で(4月14日)空母テオドア・ルーズベルト乗組員600人がウイルス感染し一人亡くなっている

 最終的に、4000人以上の乗組員が下船した(まだ1000人が、原子炉や他の重要なシステムを操作するため船内にいる)。

 言い換えれば、空母セオドア・ルーズベルトは、今完全に運用不能だ

 引用したCNN記事は、こういう結論で終わっている。

木曜日、ジョン・ハイテン統合参謀本部副議長は、国防省がウイルスの衝撃に対処しようと努力する中、アメリカ軍は将来類似の発生に備えて計画を立てる必要があると記者団に述べた。「空母テディ・ルーズベルトをユニークな問題と見なすのは良い考えではないと思う。海には余りに多くの艦船があり、我々は余りに多くの戦力を配備している。原子力空母には、5,000人の乗組員がいる。決して再び起きないと思うのは、計画を立てる良い方法ではない。我々がしなければならないのは、これらのCovid環境で、どのように計画を立てるべきかの理解だ」とハイテンが言った。

 アメリカ海軍がバイオテロ攻撃の脅威を決して真剣に受けとめていなかった更なる証明だ。

 正直に言って、陸軍にも同様な問題があるように思われ、これは私がカサド大佐のブログで見つけた、感染したアメリカ基地の地図だ。

 アメリカに本拠を置く軍隊は、いかなる本物の攻撃(おそらく、小火器を装備したテロリストによるものを除き)を決して想定していなかったように思われ、核・生物・化学兵器攻撃に対する予防措置は決して優先事項ではなかったのだ。

[補足説明:少なくともこれまでのところ(4月14日)、ロシアでは、ウイルス感染した軍人の症例がゼロなのに留意願いたい。これは将来ほぼ確実に変わるだろうが、ロシア部隊が、ロシア国内でも外国でも、ウイルスと戦うのを支援しているにもかかわらず、当面は事実だ。私の意見だが。]

 だが、これは公正な比較ではない。第一に、陸上の基地は、船舶、接岸中の船より、遥かに多く外界との接触がある。第二に、ずっと重要なことは、流行や化学・生物兵器攻撃の場合、陸上基地は、影響を受けた人々を、しっかり隔離したり、より多くの資源を搬入したり、彼らを守るため、より速く、要員を分散したりできる。船舶では、そうはできない。実際、船舶が大きければ大きいほど、一層「武装クルーズ船」、我々が皆知っている巨大培養シャーレのように見えてくる。

 流行が、「宇宙、最高、最強、最高装備で、最高に訓練された軍!に関する」衝撃的な現実に、大いに必要だった光をあてるにつれ、上記のような疑問の数は、ひたすら増えるだろう。比較的弱いウイルスから自らを守ることさえできないなら、有能な敵を破るなどできるわけがない。

 我々は答えを得るだろうか? 最終的には、おそらくイエスだ。だが当面、アメリカは、言い訳を用意しながら、他の人々を名指しし、非難する(特に中国やロシアやWHOさえ!)ことを狙っている。この戦略は、これまで数十年間、惨めな失敗だったし、将来も惨めな失敗だろう。

[補足説明:(アメリカが既に膨大な金額を滞納している)WHOへの出資を止めるというトランプの最近の決定は、アメリカが既に引き起こしている世界的な嫌悪を、おそらく更に増やす最悪の「国際的PR切腹」行為だ。我々の友人イスラエルは、秘密諜報機関モサドが実際に他の国々から医療機器を盗んでいるのを誇りに思っている。結局、イスラエル人全員が、ユダヤ人の血液が神聖で、非ユダヤ人の血液は価値がないことを知っているのだ。もう一つの「中東唯一の民主主義」が自ら課している「国際的PR切腹」だ。]

 だが、それはアメリカ政治家全員が、やり方を知っているものなので、近いうちに止まることはない。特にアメリカ支配階級にとって、膨大な金が絡むので「空母フィクション」として知られるものも、できるだけ長く、維持されるだろう。

The Saker

 戦いを維持するため、The Sakerの弾薬庫へのご寄付をお願いする!

 我々の共同体、経済や、暮らしに、大きな犠牲を強いている主流マスコミによるウソの爆撃に、我々が反撃するのをご支援願いたい。

 寄付された方々、毎月継続して寄付される全ての方々に感謝! 情報と分析で、帝国の戦争と戦い、抵抗することに対する皆様のご支持と信頼は、大いに士気を高める、ありがたいものだ!

 我々は組織に頼らず、民間の寄付に頼っている。寛大なご寄付をお願いする!感謝! The Saker

記事原文のurl:https://thesaker.is/will-this-pandemic-finally-mark-the-end-of-the-us-carrier-fleet/

----------

 今日、更にニュースがある。

米駆逐艦「キッド」で18人感染、米海軍で2隻目の大規模感染

 在日米軍基地の状況はどうなのだろう。属国政府は、もちろん重要な情報は持っていないだろう。宗主国「属国政府はよらしむべし、しらしむべからず」政策を維持する。属国政府は「属国民はよらしむべし、しらしむべからず」政策を堅持している。

 中曽根が自慢した「不沈空母」今や「核・コロナ汚染不沈空母」へと進化した。全国、ダイヤモンド・プリンセス状態。国民の賢明な選択の結果なのだろうか?それとも、大本営広報部の洗脳宣伝と、小選挙区制導入のせいだろうか?

 田中龍作ジャーナル下記記事、目が点!緑のタヌキ、オリンピックからコロナに変身。この人物が再選される民度。

都立墨東病院の内側から見た二階・小池の野望

 この流行は、最終的に、敵よりこわい痴呆大本営が指揮する属国不沈空母の終わりを告げるだろう。

2020年2月21日 (金)

トランプはアメリカ軍をイラクに永久配備する計画

2020年2月17日
The SakerブログへのEric Zuesse寄稿

 公的に特定されるのを望まない、信頼できる非常に情報に通じた関係筋が、CENTCOM(アメリカ中央軍)指揮下ではなく、NATO指揮下で、アメリカ軍が永久にイラク駐留する合意に達したと、秘密で、私に知らせてくれた。

 2月12日、NATO諸国の防衛大臣は、イラクで作戦を増すことに同意した。2019年秋から、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務局長は、この計画(トランプはそれ以前から要求していた)を準備するため、ずっと働いており、チュニジアが、他のNATO加盟国を中東を支配するアメリカの代理人として使うトランプ計画の鍵となる部分なので、ストルテンベルグは、ヨルダンで、アブドラ国王と、ブリュッセルで、チュニジアのサブリー・バッシュトブジ外務大臣と会談した。

 2月1日、ムスリム同胞団支持派のトルコは、この計画に同意し、(元カダフィ支持者で、今リビア内戦で、リビア内の全てのジハード戦士打倒が目的だと主張している)ハリファ・ハフタルの軍隊を破るべく、ファイズ・サラージ(今アメリカ、EU、トルコに支援されている元君主主義者)の軍隊を支援するため、チュニジア経由で、ジハード戦士(アルカイダ関連集団、プラス多少のISIS)を、ジハード戦士で満たされたシリアのイドリブ県から、リビアへ移動するだろう。アメリカ、EUとトルコがファイズ・サラージを支持しているのに対し、ロシアは、そこで平和を仲介することを除いて、戦争には関係していないが、ファイズ・サラージはロシアによる、いかなる関与も拒否している。リビアに対するトルコの関心は、付近の地中海の石油とガスの利権に対して始まっている競合で、縄張りを勝ち取るより強い立場になれるよう、リビアの支持を勝ち取ることだ。リビアにトルコの恩義を感じさせることは、トルコが沖合の石油を得る可能性を増やすことになる。

 シリアのイドリブ県で、トルコが保護しているジハード戦士に対するアメリカの立場は、トルコも支持している、サラージをひいきして、アメリカが反対しているハフタルを打倒する上で、彼らは、代理現地軍として有用だということだ。それで、リビアでこの取り組みに関して、トルコとアメリカは協力している。

 アメリカの関心は、シリアの非宗教的政府を打倒し、サウジアラビアを所有する原理主義スンニ派のサウド家に受け入れられる政府で置き換えることだ。従って、これを実現するため、アメリカはイラクで軍隊を維持する必要がある。さもなければ、アメリカとサウド家は、究極的に、両方征服したいと望んでいるロシアとイランが、中東で、更に強い影響力を持つことになるが、それは、アメリカもサウド家も望んでいない。アメリカがイラクを侵略したのは、直接、アメリカ国際企業が利益を得るためだけでなく、そこに、2003年の侵略後、バグダッドに建設された建物、世界最大の大使館ビル(そこから他のアメリカ大使館にさえ供給する)から供給される何百もの基地を造り、そこから全中東を支配するためなのだ。現在、トランプの計画は、彼らに、過去よりも、中東で手伝わせるために、NATO同盟諸国者を引き込むことだ。トランプは、アメリカ納税者が、全経費の資金を負担せずに済むように、アメリカや、同盟諸国(あるいは属国諸国)(他のNATO諸国を含め)に本拠がある巨大国際企業の億万長者所有者のために、帝国主義を押しつけるための財政負担の一部を、アメリカ属国諸国に負担させたがっているのだ。これが、トランプ計画を実施するため、シュトルテンベルクが何カ月間も働いていた理由だ。

 2月1日、「独占記事:米軍、イラクに部分的撤退を申し出」をベテラン中東記者デイビッド・ハーストがMiddle East Eyeサイトの見出し記事にして、こう報じた。

 アメリカは、バグダッドの80キロ北に位置し、アメリカ人指導者と請負業者を収容しているバラド空軍基地のような、シーア派が多数派の地域や、付近の陣地を去る用意を調えたと、米軍代表が、イラク人に述べた。

 ワシントンはバグダッドでの駐留さえ削減を考えているとイラク人は言われた。

 「我々はバラドの基地のようなシーア派が多数派の地域の一部から撤退する用意がある。我々はバグダッドにおける我々の駐留を減らすことができるかも知れない」と米軍代表がイラクの相手に語り、イラク側は、イラクの首都におけるアメリカ軍の駐留は、大使館と空港を守る程度に縮小されるだろうと理解した。

 だが、米国側は、イラクで最大のアメリカ空軍基地アイン・アル・アサド基地から、そして、実際、中東全体から撤退するのを断固排除している。

 米国側にとって、アイン・アル・アサド基地は「越えてはならない一線」なのだ。

 アメリカ代表は述べた。「我々は[この基地から]の撤退については話し始めることさえできない。撤退は論外だ。」

 この議論は、極めて機微なものなので、イラクから遠く離れて行われた。会談はヨルダン・アンマン駐留カナダ大使私邸で行われた、とMiddle East Eyeは聞いた。

 米軍代表者、NATO当局者とイラクの安全保障上級顧問が会談に出席した。

 アメリカは、究極的に、ロシアとイランと同盟しているシリアの非宗教的大統領バッシャール・アル・アサド打倒(無関係)のために巨大なアイン・アル・アサド基地が必要だ。シリア政権転覆のための戦争を助けるこの機能を、NATOは益々引き継ぐことになる。

 2月15日、中東モニターが「イラク: バグダッドから軍事的に離脱するため、ワシントンはNATO駐留を強化」という見出し記事で、アメリカ同盟諸国がそこを引き継ぐが、「これはNATOの任務が、強力なアメリカ部隊を含む場合に限り、うまくいく」と報じた。だから、アメリカ撤退は名ばかりだ。もし彼が二期を勝ち取れば、トランプはNATOを見捨てなと保証することで、NATOに役立つだろうし、トランプが、実際にはそうせずに、中東から撤退していると主張することで、トランプが二期目を勝ち取るのに役立つだろう。

 この狙いは、至る所で大衆をだますことだ。国際問題では、これが勝つための方法だ。まず、自国民をだます。次に、同盟諸国に彼らの国民をだまさせるのだ。これで「連合」ができる。ドナルド・トランプは、まさに、これをしているのだ。

 バラク・オバマがジョージ・W・ブッシュの戦争を続けたのと全く同様、トランプはバラク・オバマの戦争を続けている。アメリカが中東を支配する計画は2001年以来、今も予定通りだ。オバマはしばしば「アメリカは唯一の不可欠な国だ。」と言っていた。(それゆえ、他の全ての国々は「なくても済むのだ」。)アメリカは確かに主導的な国だ。アメリカの支配階級には忍耐がある。彼らはローマは一日で築かれなかったのを知っている。(「アメリカが1つの不可欠な国だ」ように)主導的な国で、最大の国際的な侵略者であるために不可欠なことは、他の全ての国々を「なくても済む」と見なす(彼らにアメリカを恐れさせる)ことで、それで、彼らは、主導的な国が必要とする通りにするか、なくてすまされる、つまり征服するための標的国リストに加えられるのだ。彼らはなくて済む。彼らは使い捨てだ。使い捨ての国は、従属的な立場を知っている。

2月15日、国際戦略研究所はこう報じた。

アメリカは、NATO同盟国よりも、際立って高い割合の防衛予算を購入とR&Dにあてた。ヨーロッパ諸国は、彼らの総支出の中で、防衛資を増やしている - 利用可能なデータがある国々で、資金は、2018年の19.8%から、2019年には23.1%まで上昇したが、アメリカでは、防衛資は29%に達している。アメリカの防衛資は、ヨーロッパ諸国総計の四倍だ。

 「防衛」にGDPの29%を使う国は、他の面では弱いかもしれないが、世界中の全員がその国を恐れるだろう、他の全ての国は、それほど高い比率(そういうことをするのは、一国しかない)を使う国は、たまたま世界最大経済の国なので、自分たちは「なくても済む」ことを知っている。アメリカの属国ではない全ての国々は、アメリカによって(あるいはその支配階級によって)、市場ではなく、「政権転覆」の標的にされる国、「敵」と見なされる。そして標的を定められた国になるのは、標的市場になるのとは非常に異なっている。その国は、ただの標的なのだ。制裁の標的、クーデターの標的でしかなく、もしこの二つが失敗したら、イラクのように、侵略と軍事占領の標的になるのだ。

(だが、実際には、アメリカは、国防総省と、他のアメリカ軍に対して、22兆ドル経済からさかれる、約7%、1.5兆ドルしか使っていない。それでも、それは地球上で最高の割合かもしれない。アメリカ軍事出費の年間約一兆ドルは会計簿に記載されないから、「防衛費」の数値は実際10%により近い可能性がある。だが、それは29%ではない。現在、アメリカGDPの約20%が医療費で、それは地球上の、あらゆる国の医療費でも最大の割合だ。アメリカ医療の品質はすべての工業国の中で最低か、それに近い。だから医療での浪費は軍事よりさらに大きい。)

 イラクとイランとシリア、そしてロシアに対して友好的なあらゆる他の国々、彼らの全てがアメリカ政権の標的だ。それがトランプがイラクのアメリカ軍を維持しようと計画している理由だ。イラクは2003年に征服されたが、彼はそのままに維持したいのだ。

—————

調査歴史家Eric Zuesseは著者で、最新刊は、They’re Not Even Close: The Democratic vs. Republican Economic Records, 1910-2010と、CHRIST’S VENTRILOQUISTS: The Event that Created Christianity

記事原文のurl:https://thesaker.is/trump-plans-to-keep-u-s-troops-permanently-in-iraq/

----------

 この記事、題名にあるイラクを「日本」におきかえても、そのまま通じる。宗主国、真珠湾攻撃で、ひっかけた時点で、そういう明確な方針を持っていたに違いない。今、日本の医療は、当然、宗主国の医薬品企業、保険企業のために、徐々に侵食されつつある。ゆで蛙方式で。日本の場合は、戦争兵器でのぼろ儲けではなく、大規模建設からのミカジメが与党資金源なのかも知れない。典型が原発とダム。オリンピック工事も、その一つだろうが、今や風前の灯火。

 日刊ゲンダイDIGITAL記事。実刑を受けるべき夫妻は無事で、無力な国民が実刑。アベこべ。

 筆者は、あの相澤冬樹記者。

口封じの国策捜査で実刑に…森友事件の真相は解明されず

 クルーズ船の感染症対策を批判し、削除した岩田氏、批判内容は正論だろうと思うが、東京電力福島原発事故では、トンデモないツイートをしていたというのにビックリ。下記がそのツイートのアドレスと文章。「福島の放射線被害はなかった」と本気で思っているのだろうか?

https://twitter.com/georgebest1969/status/934327629921976320

福島の放射線被害はなかったけどメンタルなど沢山の健康問題は生じましたし、やはり原発事故は怖いです。キューバ危機や核兵器紛失で被害なかった、は核兵器怖くないという結論を導きません。

 東京新聞

検事長定年延長 政府の説明破綻状態 「前から制度、適用せず」

2020年2月 9日 (日)

シリア、イドリブでのロシア・トルコこう着状態 - エルドアン最後の抵抗?

2020年2月6日
The Sakerブログへのガッサーン・カディによる寄稿

 シリア軍が国際的な友人や同盟者、特にロシアの支援で、多くの勝利を得て、シリア大都市の大部分をテロ集団支配から解放できたが、戦いは決して終わっていない。

 アメリカが支配する北東の状況に対処する前に、イドリブと、その周辺を含む西部地域を完全に、正統な政府支配下にもどさなければならない。

 実際、政治的に言って、今の状況は、おそらく「対シリア戦争」が始まった9年前より対処するのは複雑だ。ほぼ正確に9年前、シリアの敵が、共同攻撃を開始する取り組みで団結した。シリアに対する憎悪だけで団結し、彼らは多様な狙いを持っていたが、彼らはお互いの強さを十分に利用するため取り組みで団結した。サウジアラビア率いるイスラム主義ワッハーブ派は、トルコに率いられ、カタールに資金供給されたムスリム同胞団に加わり、彼ら全員、アサド大統領を辞任させ、合法的な非宗教的なシリア政府を、宗派的で、欧米ロードマップの狙いに対して、より柔軟なものに置き換える目的で、NATOやイスラエルや、他の敵討ち集団中のレバノンの極右民兵と手を結んだ。

 彼らは失敗した。

 共同の目的を達成する上で、彼らは失敗し、元シリア軍士官ザフラン・アローシュに率いられるジェイシー・アル=イスラムのような、彼らが作った軍の一部は消滅した。2015年12月に、アローシュは、シリア軍攻撃で死んだが、犠牲者の中には、同様に第一線から退かされ、職を失った共謀者がいた。最も目立つのは、おそらくシリアに対する攻撃構築者の最大の一人だったバンダル・ビン・スルターンだ。

 2013年半ばに、シリア軍がクサイルの戦いで、圧倒的勝利をした後、潮はシリアに有利に変わり始めた。これは、テロリストが、ダマスカス州を彼らの北部補給路と接続するのを基本的にできなくした決定的な戦いだった。振り返ってみれば、この勝利なしで、シリアが、ロシアから多くの支持を獲得するのが可能だったかどうかは議論の余地があるだろう。シリアは、このような部隊を獲得にするには、闘志や決意や国への敬意を示さなければならなかった。結局、ロシアは、伝統的に、あらゆる困難にもかかわらず、威厳を持って立ち上がる人々を高く評価し、尊重するだけでなく、地政学の場で、欧米ブロックによって、何10年も脇に追いやられていた後、どんな冒険的企てであれ着手する前に、あらゆるロシアのグローバルな動きも、完全に徹底的に評価しなければならなかった。

 それゆえ、ロシア自身とプーチン大統領にとって、特に、シリアにおけるロシア軍駐留が非常に高い成功の可能性があるのを確認することが重要だった。

 ロシアの行動前に、シリアの敵の分裂は、空でも、シリアの地上でも、形態を現し始めた。サウジアラビアにとって、最初で最大の失望は、2013年9月に、バンダル殿下が、グータでの化学兵器攻撃とされるものを画策した後、ダマスカスを跡形もなくするのを、アメリカが拒否したことだった。それはクサイルの戦いと、チェチェン共和国で、イスラム至上主義者を解き放つと脅迫して、プーチンを恐喝するのに失敗した後の、バンダルの最後の息だった。

 その時以降「対シリア戦争」でのサウジアラビアの役割は衰退し、アローシュ終焉で終わった。だが2017年に、カタールとサウジアラビア間の緊張が出現した際、カタールは、同盟国トルコに「代弁」された。

 エルドアンは、以前は、ダマスカスのウマヤド・モスクで、勝ち誇って祈ると固く決めていた。だが彼の旧陣営が味わった、あらゆる挫折にもかかわらず、彼は二度目のチャンス、残念賞を獲得する決意が強いのだ。

 2015年11月、トルコがロシアのSu-24を撃墜した後、トルコとロシア間関係はどん底に落ちた。だが現実主義者エルドアンは、まもなくプーチンに謝り、イドリブでの行き詰まり状況に、どのように対処するべきかについて、最終的に協議に達した。

 だが、エルドアンは、ソチ合意として知られるようになったものへの誓約を真面目に守っていない。https://thedefensepost.com/2019/10/22/russia-turkey-syria-mou/

 本格的なNATO加盟国、ロシアの親密な友人、EU加盟を望んでいる国の代表、オスマン帝国再建を望むイスラム教徒、クルド問題に対処可能な民族主義者という複数の役をエルドアンは挑戦的に演じている。彼が見ようとしないのは、そうした異様な行動で、同情的なイスラム教の支援者の人気を得られるが、国際舞台では、益々嘲笑されていることだ。

 彼の見えすいた矛盾は、唖然とするほどに思えるが、できる限り強くサルタンになろうとしている現実主義者エルドアンは、イスラム至上主義と愛国心に固執しており、彼自身に究極の目的を実現するため、悪魔の曲に合わせて踊るのを許すイスラム法に基づく宣告ファトワを見つけたかのように振る舞っている。

 とりわけ、プーチンに対して、エルドアンは自身、アメリカとの連合を再考していて、ロシアのS-400防空ミサイル・システム購入を望んでいるロシアの友人として描写している。アメリカに対しては、彼はNATO同盟国で、アメリカの最新最先端F-35戦闘機購入を望んでいるアメリカ同盟者のままだ。一方で、彼はイスラエルに対し、言葉では攻撃するが、イスラエルとは強い外交的な結びつきを維持することに決めている。彼はパレスチナの大義への支持を誓うが、彼の言葉を行動に移す証拠は示さない。

 エルドアンが、いかなる認識や敬意に本当に値するとすれば、それは彼が、意図的、体系的に、自分の進路に植えつけた、あらゆる矛盾の間を曲がりくねって進み、生き残る能力にある。

 彼は;少なくともシリアでは、選択肢を使い果たした可能性があるが、だからといって、彼が数日の間に、お互いの一層矛盾する声明をするのを阻止するわけではない。2020年1月終わり、ロシアに支援されるシリア軍のイドリブ攻撃に対して、彼は、シリアで新しい攻撃をすると脅した。https://sputniknews.com/middleeast/202001311078189883-erdogan-threatens-new-offensive-in-syria—report/ 数日後、彼は方向転換して、イドリブの状況が、ロシアと彼の関係を悪くするようにはしないと宣言した。https://sputniknews.com/middleeast/202002041078225599-turkey-will-not-escalate-tensions-with-russia-over-syrias-idlib—erdogan/?fbclid=IwAR1X6tQuRrWsX5iQ3kJCJaxFoR11cnfJpj–VlYhuUu9ZXLK6OQal0kiHaw だが、たった四日間しか離れていない二つの声明の間に、シリア軍はトルコ陣地を砲撃し、6人のトルコ兵士を殺害し、約10人を負傷させたとされている。誰でも予想するように、このような前例がない事件で、エルドアンが憤激するはずなのだが、パレスチナのベテラン・ジャーナリスト、アブドゥル・バリ・アトワンによれば、今回は、そうはならないという。

 翻訳に値する論文で、ロシアとシリアはイドリブで行動することに決め、彼らは、もはや、エルドアンが約束と合意を守るのを期待していないのだという。

 アトワン記事の題名は「シリアのサラコブで、トルコ部隊を砲撃して、6人のトルコ兵士を殺害したのは何を意味するか?ロシアのエルドアンへのメッセージは何か?ロシアとトルコはソチ合意を破棄したのか?イドリブでの骨をも粉砕する戦いで、一体誰が勝利者になるのだろう?」だ。

https://www.raialyoum.com/index.php/ماذا-يعني-القصف-السوري-لقوات-تركية-في-س/

 アトワンの分析によれば、シリアによるトルコ隊列砲撃は、ソチ合意をエルドアンが遵守していないことに対するロシア-シリア両国の堪忍袋の緒が切れたことを示している。アトワンは、トルコ内の世論調査が、エルドアンのシリアでのエスカレーションも、部隊のリビア派兵も支援されていないことを示していると論じている。

 今回、アトワンはエルドアンのウソと矛盾の言説の終わりを見たのだろうか? 個人的に、私は彼がそうであるよう希望する。私は以前の分析で、何度か、エルドアンが最後の、有害な間違いしたと予想したのを認めなければならない。どういうわけか彼は、いつも落ちた穴を抜け出して、前進し続けるのに成功している。

 彼は最後の致命的な間違いをしたのだろうか、それとも彼は折れて、シリアのしたいようにさせようとしているのだろうか?

 時間がたてば分かるだろう。

記事原文のurl:https://thesaker.is/the-syrian-russian-turksih-idlib-stand-0ff-erdogans-last-stand/

----------

 クルーズ船での感染拡大、止まるようには見えない。

日刊IWJガイド「新型肺炎疑い初の日本人死者! 日本企業の中国工場再開再延期!! サプライチェーン寸断!? 日本は第2の『感染ハブ』!? 五輪開催危ぶまれる!?」2020.2.9日号~No.2705号

 

2020年2月 3日 (月)

アメリカの中東での姿勢:大惨事の準備

2020年1月29日
The Saker

[本記事はUnz Reviewビューのために書かれた

 ウソ、ひどいウソと数値

 トランプと国防総省がウソをついていたことが分かる。またしても。今回はイラクのアメリカ軍に対するイラン反撃の本当の影響について。最初に彼らは負傷したアメリカ人員はいなかったと主張したが、結局最終的に、34人の兵士が外傷性脳障害を負ったと認めなければならなかった(トランプは「頭痛」と「分類し直した」)。それから彼らは、本当は34人ではなく、実際は50人だったと認めざるを得なかった!

 一部の情報源によれば、全てのアメリカ要員が掩蔽壕に隠れていたわけではなく、一部が基地周辺を守るために配備されていた。何が事実だったにせよ、これはイランの反撃が、当初帝国が報告したよりずっと強烈だったことの更なる証拠になる。実際、イランの情報源が、攻撃後、多くの負傷した犠牲者が、イスラエル、クウェートとドイツに飛行機で搬送されたことを示している。その夜何が起きたかについて、我々はおそらく決して完全な真実は見つけられないだろうが、今二つ確実なことがある。

  1. イラン攻撃は極めて効果的で、今や地域の全てのアメリカ/NATO/イスラエル軍は、次のイラン攻撃を待つ格好の標的のようになっているのは否定し難い。
  2. アメリカ合州国政府はイランによる反撃の本当の規模と性質を劇的に過小報告せざるを得なかった。

 アメリカ要員が得ていた警告の質をはっきりさせよう。今我々は少なくとも以下の警告を受けていたのを知っている:

  1. (イランが彼らの意志について概要を説明した)イラク政府を通しての警告。
  2. (イランでアメリカの利害関係を代表しており、イランが彼らの意志について概要を説明した)スイス当局を通しての警告。
  3. 地上、航空、宇宙でのアメリカ偵察/諜報能力による警告。

 それにもかかわらず、これらのほとんど理想的な条件にもかかわらず(防衛という見地から)、我々はイラン・ミサイルの一発も迎撃されず、ミサイルが高精度で命中し、アメリカ軍基地が(破壊されたヘリコプターや無人飛行機を含め)大損害をこうむり、多数の負傷者が出たのを目にしている(攻撃後の画像詳細については、この記事を参照)。

 もしこの攻撃を「概念実証」作戦として見れば、イラン側としては、素晴らしい精度と、弾道ミサイルの強力な能力が証明されており、一方、米国側としては、この攻撃の唯一の効用は、地域のアメリカ軍が全て、イラン・ミサイル攻撃の被害を極めて受けやすいことの証明だったの明らかだ。イランがアメリカ人犠牲者を最大にしたいと望んでいた場合、彼らが、いかなる警告も与えなかった場合を想像願いたい。一体どのような結果になっていただろう?! もしイランが、例えば燃料庫や火薬庫、アメリカ要員が住む建物、(CENTCOMの主要兵站ノードを含め)産業施設、港や飛行場に目標を定めていたらどうだろう?イランが基本的に無防備な施設に対して放っただろう地獄を想像できるだろうか?!

 まだ半信半疑でおられるのだろうか?

 それなら、トランプ政権が、なぜウソをつき、イラン攻撃の実際の規模を最小化しなければならなかったかを自問願いたい。もしホワイトハウスが攻撃規模お大きさを認めれば、彼らが、それを止めたり、あるいは有意に小さく見せることが全くできないことを認めなければならないので、ホワイトハウスはウソをつき、攻撃はほとんど影響がないと表現すると決めたのはかなり明白だ。それだけでなく、憤激しているアメリカ国民(大半のアメリカ人が「銀河史上、最大の軍隊」について、いまだに伝統的プロパガンダ言説を信じている!)が、地域全体をアメリカに、その気がない大規模戦争に陥れるイスラエルへの即座のイラン攻撃を誘引したに違いない対イラン報復的攻撃を要求しただろう。

 それを、攻撃の影響を誇張しているかも知れないが、80人の兵士が負傷したとしたイランの主張と対比願いたい(私は、少なくともこれまでのところ、イラン政府が、アメリカよりはるかに率直で、露骨なウソをいいがちではないと付け加えたい)。アメリカが、いかなる代償を払っても避けたいとを望んでいる、それ以上のエスカレーションに、明らかにイランは準備ができていた。

 すると一体何が本当に起きたのか?

 攻撃から防御する二つの基本的な方法がある。拒否と懲罰だ。拒否は、いつもアメリカとイスラエルに対し、シリアが侵入してくるミサイルを撃墜してしていたことだ。拒否は、必ずしも「エスカレーション」の段階を上げることなく、自身の被害を最小化するので理想的だ。それと対照的に、懲罰は、攻撃を防御できない時、攻撃する側に報復的反撃をするが、自身が攻撃された後に限るのだ。それはアメリカが、ほとんど、いつでも、イランに対してできることだ(一部の全く非現実的な主張に反し、イランの対空防衛は、米軍がイラン、国民とインフラに巨大な損害を与えるのを阻止できない)。

 イラン懲罰における問題は、損害が最終的に勝利をもたらす限り、巨大な敗北を受けるのを実際にいとわない敵に対処していることだ。自分の国、国民、あるいは信仰のために命を捧げるのをいとわない人々を、一体どのようにして阻止できるだろう?

 優れた分析者であるイランが、アメリカが与えることができる損害に、完全に気付いているのは確実だと私は思う。ここで鍵となる要因は、アメリカがミサイルと爆撃機を解き放ち、目標の多く(全てではないにせよ)を破壊すれば、イランを封じ込めるものは何も残っていないのを彼らが理解していることだ。

 イラン戦略については、このように考えることができる。

  • もしアメリカが何もしないか、あるいは象徴的攻撃(たとえば、シリアでのイスラエル攻撃のように)だけをすれば、本当に軍事的に重要なことは何も達成し損ねるが、彼らがアメリカ(あるいはイスラエル)に力の錯覚を与える上で非常に効果があるので、イランはこれらの攻撃を無視することができる。
  • もしアメリカが最終的に激しくイランを攻撃すると決めれば、反撃という「懲罰カード」を使い果たすことになり、それ以上イランを阻止する選択肢がなくなるだろう。
  • もしアメリカ(あるいはイスラエル)が核兵器を使うと決めるなら、このような攻撃は本質的に「今あなたが考えられるどんな報復も正当だ」と伝えて、イランに「政治的切り札」を与えることになる。イランが最も苦痛を伴う形あらゆる報復するのは確実だ!

 あなたは現在のアメリカの状態を「2値」と考えることができる。「全部無し」か「全部有り」だ。もちろん、自らの選択ではないが、この状態は中東の戦略地政学的現実と、両者間の様々な非対称の結果だ。

アメリカ イラン
制空権 有り 無し
戦闘能力がある地上部隊 無し 有り
大きな損失を受ける覚悟 無し 有り
長い脆弱な補給線 有り 無し

 上記はもちろん簡略版だが、それでも基本的に事実だ。これら非対称の理由は実に単純ながら、重要な相違にある。アメリカ人は、大戦争に安上がりで勝てると信じるよう洗脳されている。イランは(アメリカ、ソ連とヨーロッパが支援したイラクが、イランを攻撃し、イラン社会を大きく破壊した後では、全く確実に)このような幻想を全く抱いていない。だが「安い戦争」の時代は、とっくに終わっている

 さらに、イランはアメリカ制空権が、それだけで魔法のようにアメリカ勝利をもたらすわけではないのを知っている。最終的に、イランは米国攻撃に対する準備に40年を費やしている。アメリカは、本当に今年の1月8日に通知されたに過ぎない。

 再び、アメリカにとって、それは「全部有り」か「全部無し」なのだ。我々はイランの反撃の後、数日間「全部無し」を目にした、2006年、ヒズボラに対するイスラエル作戦を想起することで、「全部有り」が、どういうものか見えてくる。

 だがイランには、イラク駐留米軍に対する攻撃で実証したように、非常に緩やかなエスカレーション能力がある。彼らはただ少数のミサイルを発射したり、何百発も発射したりすることができる。彼らはアメリカ人犠牲者を最大することができ、あるいは彼らはCENTCOMのインフラを狙うと決めることができる。彼らは、アメリカ合衆国を直接攻撃すると決めたり、彼の同盟国(サウジアラビア王国)とボス(イスラエル)を攻撃すると決めたりできる。彼らは、いかなる行為に対して、自分の功績だと主張したり、CIAが一見もっともらしい反証というものの背後に隠れたりすることができる。

 アメリカとアングロ・シオニスト帝国全体は、イランより遥かに強力だが、イランは、軍事評論家が「エスカレーション支配力」と呼ぶものの支配を可能にする方法と手段を巧みに発展させた。

 イランは、全能アメリカを「レディーンした」のだろうか?

 マイケル・レディーンを覚えておられるだろうか? 彼はこの歴史的金言を思いついたネオコンだ。「ほぼ10年ごとに、アメリカ合州国は、どこか小さな、どうでも良い国を拾って壁にたたきつけて、世界に我々が本気なのを示す必要がある」。

 イランが、まさにそれをして、アメリカを拾い上げ「本気なのを示すため、壁に投げつけたのは」のは皮肉ではあるまいか?

 この全ては、我々に何を物語っているのだろう?

 一つ目は、米軍は実際大変な窮地にあるのだ。アメリカ対空防衛は、絶望的に無力だ。サウジアラビアでのフーシ派攻撃で、我々は彼らの「性能」を見た。パトリオット・ミサイルは、最初の湾岸戦争でも今日も、決して十分に能力を発揮しなかったのが真実だ。大きい相違は、サダム・フセインのイラクは高精度ミサイルを持っておらず、アメリカ(あるいは、それを言うならイスラエル)を攻撃する試みが、それほど効果的ではなかったのだ。だから国防総省は、その武器システムの本当の性能(あるいはその欠如!)を容易に捏造できたのだ。イランが、他のものを無視して、入念に一部の建物を正確に狙うことが可能な今、全中東が根本的に新時代に入ったことを示している。

 第二に、中東の米軍基地が、弾道ミサイル、巡航ミサイル攻撃に極めて脆弱なことも明白だ。対空防衛は非常に複雑なハイテク軍事部門で、本当に効果的な対空防衛体制を開発すには、数十年ではなくともしばしば何年も要する。一部の弱い防衛力が乏しい国だけを攻撃する傾向と、米軍が過去に持っていた本物の抑止力のおかげで、アメリカは航空防衛について決して本当に心配せずに済んでいた。「どうでも良い国」はミサイルを持っておらず、他方「大男たち」はあえて公然とアメリカ軍を攻撃するまい。

 最近までは。

 今、全能の世界覇権者アメリカは、ずっと弱いイランによって壁に投げつけられ、それ自身「小さいでどうでも良い国」のように扱われている。

 甘い皮肉!

 だが、ここには、もっと多くのことがある。

 イランの本当の目標:アメリカを中東から追いだす

 イラン(地域の多くのイラン同盟国も)は、ソレイマーニー司令官殺人に対する本当の報復は、まずはイラクとシリアからのアメリカ軍の完全撤退、それに続く、全中東からの完全撤退をもたらすことなのを明確にした。

 このような結果は、どれぐらいありそうだろう?

 今のところ、それが本当に起こる可能性は顕微鏡でなければ見えないくらいだと言いいたい。結局、誰が本気でアメリカがサウジアラビアやイスラエルを去るのを想像できただろう? 本当の激変がない限りは起きるまい。

 公式にはアメリカ同盟国ながら、「同盟国」にアメリカが好んでしてくださる「恩着せがましい態度」に大いに辟易している明らかな兆候を示しているトルコやパキスタンのような国はどうだろう? これらの国が、アメリカ合州国政府傭兵(それがアメリカ軍の実態、お雇い侵略者)が急いで逃げるよう公式に要求すると信じる理由があるだろうか?

 それから、イラクやアフガニスタンのように、非常に成功した積極的な反米勢力を受け入れて、ひどく強化された基地にアメリカ軍を避難させた国もある。これらの国で、アメリカの「勝利」がどのように見えるか、多少とも信用できるシナリオを提案できる正気の人物など誰もいるとは思えない。ソ連が駐留したより長く、アメリカが、アフガニスタンに駐留している事実は、ソ連軍がアメリカ軍より遥かに効果的だった(そして人気も高かった)だけでなく、ゴルバチョフの共産党政治局は、トランプの国家安全保障会議NSCより遥かに、現実を知っていたことを示している。

 事実が何であれ、イラクとアフガニスタンでの戦争が破れることは否定し難いと思われ、どれだけスタンドプレーをしても、この結果は変わるまい。アメリカが基本的に頑固さと敗北を認める能力の欠如から居残っているシリアについても同じことが言える。

 中東のための「アメリカ政府の平和構想」

 何百というUNSC決議に違反し、典型的に非合法な土地奪取と結びついた、シオニストのアパルトヘイトだ。しかも、彼らはそれを「平和のための構想」と呼んでいるのだ。

 「最高ばか者」が、ビビ・ネタニヤフと世界に「彼の」中東「平和」計画を誇らしげ説明するのを私は聞いていた。この最近のばかげた行為は、ワシントン D.C.の思考態度に関して、二つの重要なことを示している。

  1. 米国支配階級は、イスラエルロビーの好感と支持を得るためなら何でもする。
  2. アメリカは、中東の人々が考えることは、いささかも気にしない。

 何ら新しいことではないが、トランプの下で大量の「ステロイド注射」を受けた、この動きは、中東での帝国の避けられない崩壊に貢献するだけだ。一つは、地域の全ての、いわゆる「アメリカ同盟国」にとって、アメリカにとって重要な唯一の国は、イスラエルで、全ての他の国々がほとんど何の価値もないのを理解している。更に、中東のあらゆる支配者は、今アメリカと同盟するのは、イスラエルの安手の売春婦になることで、わなに気がつかない愚かな政治家にとって、確実に政治的自殺を意味するのを知っている。最終的に、アフガニスタン、イラク、イエメン、レバノンとシリアでの戦争は「親切の枢軸」が、誇張と思い上がりは十分だが、実際の戦闘能力は非常に不足していることを示した。

 任期の初日からトランプが従事しているイスラエル圧力団体への惨めなごますりは、中東で(実際、中東をも越えて!)一層アメリカを孤立させ、弱めるのに役立つだけだというのが単純な真実だ。

 この文脈で、地域からアメリカ合州国を追い出すというイランの目標はどれぐらい現実的だろう?

 単に短期に見れば、全く現実的ではない。だが、地域の、全てではなく、いくつかの国々を見れば、中期的には、それが非常に現実的だと私は急いで補足したい。最終的に、長期的に、それは現実的であるだけでなく、たとえイランが自身が多くを、あるいは全く何もしないとしても、それが起きるのは避けられない。


たとえ彼らは理解していないにせよ、これらのにっこり笑っている阿呆連中は他の誰より帝国を破壊するため多くのことをしている!

 結論:「イスラエル」の余命はいくばくもない。

 イスラエルは、あれこれの国や政治家が「再び」600万人のユダヤ人を毒ガスで殺すか、「地図から」イスラエルを抹殺するか、新しいホロコーストに携わることさえ望んでいる「新ヒトラー」だと、我々全員にお決まりのことを語ってきた。ギラード・アツモンはこの精神障害を「事前心的外傷性ストレス障害」と巧みに呼んでおり、彼は実に正確だ。イスラエルは主としてこの「先制的geschrei *」を、欧米非ユダヤ人(ゴイム)から可能な限り多くの譲歩(と金)を搾り取る方法として使ってきた。だが深い意味では、イスラエル人は少なくともぼんやりと、彼らのプロジェクトは持続可能ではなく、自分の全ての隣人を威嚇することで、どんな国家の生き残りも保証できないのを知っている可能性がある。暴力、特に邪悪な過激な暴力は、本当に、人々を威嚇できるが、それも、ある程度の時間だけだ。遅かれ早かれ、いかに露骨であっても、人間の魂はどんな恐れにも負けないほど成長し、恐れを、新たな非常に強力な決意の感覚で置き換えるだろう。

 ロバート・フィスクが、14年前の、2006年に、こう言っていた

シャロンが重度の脳卒中を患う前、クネセト(イスラエル国会)でこの言葉を言った。「パレスチナ人は痛みを感じなくてはならない」。これは一つのパレスチナ・インティファーダ中のことだった。もしアラブ人を殴り、殴り、殴り続ければ、彼らは屈服するだろう。最終的に彼らは跪き、自分たちに、欲するものを与えるだろうという考えだ。それはもはや、あてはまらないのだから、これは、何から何まで、自己欺瞞だ。それは私が最初に中東に到着した30年前には、あてはまったていた。もしイスラエル人がレバノン国境を越えれば、パレスチナ人は彼らの自動車に飛び乗り、ベイルートにドライブし、映画館に行った。今イスラエル人がレバノン国境を越えると、ヒズボラがベイルートで彼らの車に乗り、彼らとの戦いに参加するため、南に駆けつける。だが重要なのは、今アラブ人はもはや恐れないことだ。彼らの指導者たちは恐れている、この世界のムバラクたち、エジプト大統領、ヨルダンのアブドゥッラー2世国王。彼らは恐れている。彼らは彼らの金のモスクで揺れ震える、なぜなら彼らは我々に支持されているから。だが人々はもはや恐れていない。

 2006年には、ごく一部のアラブ人にだけ本当だったことが、今や大部分の人々(多分全員にさえ?)に本当になった 2020年のアラブ人。イラン人については、彼らは一度もアメリカ合州国を不安に思ったことがなく、この運動が設立された際、新生ヒズボラに彼らが質的に新しいこの種の「特別な勇気」(これが本当のシーア派精神だ!)「吹き込んだ」のは彼らだ。

 帝国は多くのことを生き残れるが、彼らがもはや恐れられなくなると終焉は近い。イランの攻撃は世界の国々に基本的な新現実を証明した。イランがアメリカを恐れているより、アメリカはイランをずっと恐れているのだ。アメリカ支配者と政治家は、もちろん違う主張をするだろう。だが今や、フーシ派でさえ公然と、「親切の枢軸」の連合した威力に首尾よく挑戦できるというだけでも現実を作り直す無駄な努力は失敗する運命だ。

 アメリカとイスラエルの指導部は、タイタニック号上のオーケストラとみなすことができる。彼らは上手に演奏しているが、彼らは濡れて、死ぬだろう。

The Saker

(* geschrei:金切り声を上げること、悲鳴を上げること、叫ぶことを意味するイディッシュ語単語)

記事原文のurl:https://thesaker.is/u-s-posture-in-the-middle-east-preparing-for-disaster/

----------

 売国傀儡の言うこととは、常に逆のことを考えなければいけない面倒な属国。平和ではなく、戦争への船出。

 孫崎享氏のメルマガ記事:

海自護衛艦、中東へ出航 2月下旬から情報収集活動、日本船舶の安全確保ではない。危険を増す行動だ。相手国(イラン)から見れば、「調査」は「偵察行動」、敵対的軍事行動の一環、 有志連合でないといっても、情報は米国とシェア。実体的に有志連合。攻撃の危険を増す

 あの選挙、唯一の効能は、自称野党の本質が暴露されたことだろうか?

日刊IWJガイド「注目の京都市長選は現職の門川大作氏が4回目の当選も、18歳、19歳の新選挙権者層は福山和人氏を支持!! 」2020.2.3日号~No.2699号

2020年1月26日 (日)

新ロシア政府:大いに必要とされていた漸進的変化で、革命ではない

2020年1月22日
The Saker

[本記事はUnz Reviewのために書かれた]

 サスペンスは終わり、我々は今新ロシア政府全メンバーの名前を知っている。例えば、RTが掲載した、うまい要約を読むことができる。

 今重要なのは、起きたことだけではなく、変わらなかったものもそうだ。起きなかった二つの極めて重要なことから始めるよう。

 最初に、ロシア政府は、変化せずにはいなかった。懐疑派は、全く何も変わらず、同じ連中が違う職位に変わるだけで、変化は上っ面に過ぎないと予測していた。そうはならなかった。実際は12人が職を保持し、9人が置き換えられた。

 第二に、これは、大西洋統合主義派の全面骨抜きではなかった。一番目立つこととして、アントン・シルアノフは財務大臣として留任した。だが、今シルアノフは、実際、第一副首相としての地位から降格され、アンドレイ・ベロウソフにとって変わられており、大変化だ。メドベージェフは、ロシア安全保障理事会副議長という、専門的地位に「輝かしい昇進」をした。

 すると、一体何がおきたのだろう?

 大半のロシア観察者は、二つの重要なことに気付いている。

 第一に、これは大いに有能な、専門的に熟練した政府だということだ。実際おそらく初めて、新内閣の各職位に専門知識が全ての人々に認められている専門家がついたのだ。

 第二に、これは大いに非イデオロギー的な政府だということとだ。ロシアの社会、経済政策が変化しないと言っているわけではなく、変化はするだろうし、新政府は、特にミシュスチン首相と第一副首相アンドレイ・ベロウソフの指名で、はっきり、それを示している。この二人は、ロシアで「国家資本主義」と呼ばれるものの主唱者として非常に多くの実績を持っている。つまり、国家は私的な企業家精神を抑圧しないが、官と民間部門が成長するための適切な経済的条件を作り出すため、国家は、直接、大いに関与するのだ。最も重要なのは、「国家資本主義」は、(利益を生む)企業世界の唯一の目標を、国益、つまり、国民の利益に従属させるのだ。

 言い換えれば、さらば、大西洋統合主義者風ターボ資本主義!

 今や、ロシアは、ロシア国民が何年もの間望んでいたが、前の「経済部門」が決して優先事項と見なしていなかった貧困に対する戦いを国家戦略上の優先事項としたのだ。

 更に政府のユーラシア主権主義派丸ごと何も変化していない。これは二つのことを示している。

 第一に、ロシアの国家安全保障と外交政策は変化しないだろう。

 第二に、ユーラシア主権主義者が、とうとう、大西洋統合主義者を大いに弱体化し、メドベージェフを、ロシア安全保障理事会に、うまく「閉じ込め」、シルアノフを新ロシア政府に「閉じ込め」て、ロシアの未来に対する重大な脅威ではなくしたことだ。

 言い換えれば、新政府はロシアの完全主権化という最終目標(この目標はユーラシア主権主義者のもう一つの長年の目標でもある、いかなる国際協定や合意よりもロシア国内法を優先させる新憲法改訂にも反映している)に、より多くの努力を払うと予想できる。

 私がここで言えるのは「とうとう!!」が全てだ。

 我々が気付く、もう一つ重要なことは、プーチンが、革命ではなく、漸進的変化で対処すると決めたことだ。実際、彼はこの新政府を「バランスがとれた」ものだと描写した。私自身を含め、再びメドベージェフやシルアノフという名に出会わないことを望んだ多くの人々がいるが、これらの名前があるのを見て、ロシアが根本的に異なる政治進路に着手しようとしているわけでないことに安心する多く(ひょっとすると、ずっと多く)の人々もいる。率直に言って、過去一世紀、ロシアには、革命、戦争、大変動や恐ろしい悲劇が十分なあったと私は思う。安定性や緩やかな進路修正についても言うべきことがある。

 更に、純粋に各人の能力に基づいて組織されたと思われる新政府は、極端にイデオロギー的な政府より、おそらく、ずっと多くの支持を生み出すことができるだろう。

 結局、ロシアはどうなるのだろう?

 ユーラシア主権主義者が、とうとう、ロシア国家に対する彼らの完全支配を確保し、大西洋統合主義者の崩壊が、今新しい人生の現実なのだと私は言いたい。この新政府で、ユーラシア主権主義者以外で、唯一明らかに特定可能な集団は、専門技術者なので、今明らかに予想不能で、それゆえ非常に危険になったアングロ・シオニスト帝国(ソレイマーニー暗殺は、あらゆる現実感覚を完全に失った帝国の行動の典型例だ)に直面して、ロシアが、断固とした態度で、団結して対応する可能性をもたらすだろう。

 帝国報道機関の反応を指摘するのも興味深い。私の好きな二つはこれだ。

 

 欧米の「ロシア専門家」たちは、通常ロシアについて、ほとんど何も知らないも同然連中で、彼らはほとんど理解していていないのだが、(1990年代、ロシアを完全支配していたにもかかわらず!)明らかにロシアに対する支配力を失ったアングロ・シオニスト帝国擁護者連中が、やり場のない怒りを感じているのを見るのは、心強く感じられる(率直に言えば、幸せな気持ちになる)。

 最後に、この新政府の任命は、ロシア野党勢力、「公式」議会野党勢力と、いわゆる「非公式」野党勢力両方を、完全に混乱させている。前者はクレムリン政策に反対するふりをするだけで、後者は議会で議席を得られないほど、信用を末期的に失墜させている。信用できる野党勢力の欠如は、特に私自身のように、クレムリンを支持する人々にとって、望ましいように見えるかもしれないが、実際それは、もう一つのずっと深刻な問題の一面に過ぎない。ロシアは健全な安定した制度によってではなく、一人の人物、プーチンが規定する国のままだ。最近の改革は、多少非常に良い正しい方向への歩み(議会の権限と責任が増した)を進めたが、予見可能な将来に関する限り、ロシアは「プーチンの国」のままだろう。

The Saker

記事原文のurl:https://thesaker.is/the-new-russian-government-a-much-needed-evolution-but-not-a-revolution/

---------

 大西洋主義者、あるいは汎大西洋主義者問題については、いくつか記事を翻訳している。たとえば下記。最初のものは、同じ筆者によるもの。

 Moon of Alabama最新記事題名は「パニックになる必要なし」。

The Coronavirus - No Need To Panic

 一方、Paul Craig Roberts氏記事、まるで、春節観光客による売り上げを期待している日本のことを言っているような趣旨。

 The Global Economy Can Kill Us In More Ways Than One 翻訳 様々な方法で我々を殺しかねないグローバル経済

 今日の日刊IWJガイド、見出しは

日刊IWJガイド「日銀総裁がGDPマイナス成長の可能性と発言!? この重大ニュースにほとんどの大手マスコミは沈黙!! エコノミスト田代秀敏氏が警鐘を鳴らす!!」2020.1.26日号~No.2691号

 本文に、下記記事あり。

■新型コロナウィルス急拡大!! 「SARSの10倍以上」!?「武漢はすでに制御不能」!? 日本の「水際作戦」の有効性は!? 昨年の10~12月、マイナス成長となった日本経済からインバウンド需要1兆8844億円が消失したらどうなる!?

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

911事件関連 Andre Vltchek Caitlin Johnstone Eric Zuesse Finian Cunningham GMO・遺伝子組み換え生物 ISISなるもの James Petras John Pilger Mahdi Darius Nazemroaya Mike Whitney Moon of Alabama NATO NGO Pepe Escobar Peter Koenig Prof Michel Chossudovsky Saker Stephen Lendman Thierry Meyssan Tony Cartalucci TPP・TTIP・TiSA・FTA・ACTA Wayne Madsen WikiLeaks William Engdahl wsws アフガニスタン・パキスタン アメリカ アメリカ軍・基地 イスラエル イラク イラン インターネット インド ウォール街占拠運動 ウクライナ オバマ大統領 オーウェル カジノ カナダ カラー革命・アラブの春 ギリシャ クリス・ヘッジズ サウジアラビア・湾岸諸国 シェール・ガス・石油 シリア ジーン・シャープ ソマリア ソロス チベット チュニジア・エジプト・リビア・アルジェリア テロと報道されているものごと トヨタ問題 トランプ大統領 トルコ ノーベル平和賞 パソコン関係 ヒラリー・クリントン ベネズエラ ベラルーシ ホンジュラス・クーデター ボリビア ポール・クレイグ・ロバーツ マスコミ ユダヤ・イスラム・キリスト教 レバノン ロシア 中南米 中国 中央アジア 二大政党という虚構・選挙制度 伝染病という便利な話題 北朝鮮・韓国 地球温暖化詐欺 地震・津波・原発・核 宗教 憲法・安保・地位協定 授権法・国防権限法・緊急事態条項 文化・芸術 新冷戦 新自由主義 日本版NSC・秘密保護法・集団的自衛権・戦争法案・共謀罪 旧ユーゴスラビア 映画 東ヨーロッパ・バルト諸国 東南アジア 民営化 無人殺戮機 田中正造 英語教育 読書 通貨 選挙投票用装置 難民危機 麻薬 麻薬とされるマリファナについて

お勧め

  • IWJ
    岩上安身責任編集 – IWJ Independent Web Journal

カテゴリー

ブックマーク

最近のトラックバック

無料ブログはココログ