ポール・クレイグ・ロバーツ

2019年11月16日 (土)

「出版・報道の自由」など存在していない

2019年11月13日
Paul Craig Roberts

 ウド・ウルフコッテの驚くべき本、Gekaufte Journalisten(買収さたジャーナリズム)は2014年にコップ・フェアラークにより刊行された。本は大評判となり、ドイツで1,500,000部売れたが、アメリカの主要出版社は英語訳を出版したがらなかった。最終的に、先月、小出版社Progressive Press『Presstitutes Embedded in the Pay of the CIA(CIAに雇われて埋め込まれた売女ジャーナリスト)』という題の英語版を出版した。

 ウルフコッテの本は、欧米のどこかに独立マスコミがあるという錯覚/妄想を破壊する。ウルフコッテは、エリートによる、ジャーナリストの認識の独占を詳細に説明している。ジャーナリストは、諜報機関や、大企業や、ロビー団体や、政治家やアメリカ外交政策の宣伝屋と広報代理人役を果たしている。ジャーナリズムの機能は、エリートの権益とワシントンの外交政策を支持する言説を人々に伝えることだ。このメッセージは非常にドイツの人々に効果的に送られているので、主要ドイツ新聞の読者数は崩壊した。

 ジャーナリストが、どのようにして、まだ学生のうちにリクルートされ、真実ではなく、他の権益に恩義を感じ、仕えることに依存するようになっているのに気がつくかという様子をウルフコッテは描いている。最下位の記者から最高位の編集者、果てはオーナーに至るまで報道機関の全員、エリートが言説を支配できるようにするのに巻き込まれている。ウルフコッテは、ジャーナリストと、諜報機関や、それに関係するシンクタンクや、大企業や政治家や外交政策組織との間をとりもつ組織の名前とリストを挙げている。ジャーナリストと大企業や政治家やアメリカ外交政策目標の近親相姦的関係は余りに蔓延しているので誰もそのことについて考えない。困難に陥る唯一の人々は、従わない人々だ。

 ウルフコッテの本はドイツ人向けに書かれている。アメリカ人はドイツの詳細を退屈に思うかもしれないが、いかにして、ジャーナリストを諜報機関や政治家や大企業の手先に変えるかという微妙な過程の詳細が描かれている。本の始めは穏やかだ。ウルフコッテは、いきなり恐ろしい話を始めれば読者が不信感を持つのが分かっている。それで彼は、「情報源」や、イランに対するイラクのドイツ毒ガス使用のような本当のニュースの検閲や見返りを受け入れる話から始めている。

 興味深い話の一つは、ブルガリアとルーマニアからドイツへの移民の波を、ドイツ報道機関がどのように対処したかだ。ドイツ政府は、移民のことを、勤勉で、決して失業していない「バルカンのプロシア人」として描くようマスコミに協力させ、本来のドイツ人を水増しすることを選んだのだ。ブルガリアやルーマニア移民の失業率の数値はドイツ人のものより低いというウソの主張がされた。エセ言説が検証なしで際限なく繰り返された。移民がドイツに取り込まれた途端、事実が現れた。福祉対象の移民の数は「大幅に増大し」続け、「前年比で60%増加した」。こうなることを警告していた専門家は「民族主義者」「ナチス」として悪者にされた。こうしてメディアは真実を締め出し、フェイク・ニュースを維持するのに奉仕した。

 入念に紡がれた管理された言説のマトリックスが、なぜトランプや、マリーヌ・ル・ペンや本当の変化をめざす他の意見が、エリート支配に対する大きな脅迫と見なされるかを説明している。マリーヌ・ル・ペンは絶え間ない起訴の脅威に直面しており、CIA/FBI/DNCが画策したペテンが、トランプを大統領の座から追いだすために売女マスコミに使われる。欧米メディアが買収されているのだから、民主主義や説明責任ある政府はありあえない。これを明らかにしたのがウルフコッテの功績だ。

 これがウルフコッテが暴露した面白い話題の一部だ。

 我々のスポンサー、エリート・ネットワークと諜報機関による「真実」の大安売り

 ジャーナリストは、トスカーナで、どのように別荘代を支払っているか?

 同調し、従順で、決して質問しないマスコミ

 諜報機関に締め付けられて

 オバマのあらし屋:アメリカの第五列

 ロックフェラーの亡霊:三極委員会

 ビルダーバーグの権力:陰謀論か現実か?

 ジャーナリストの3人に2人は買収されている

 より高い目標:ドイツのアイデンティティーの切断

 メルケルのおとぎ話の時間:ドイツ政府が、いかにして国民に嘘をついているか

 ウルフコッテは、報復から守るべき子供や家族がいないので本を書くことができたと言っていた。本の終わりに、この本は三冊シリーズの一冊だとウルフコッテは言っていた。本が出版されて間もなく、ウルフコッテは心臓発作で亡くなった。56歳での彼の死は、心臓発作が本物だったのか誘発されたのかについて疑念を引き起こした。

 ウィキペディアのウルフコッテ経歴は彼が正体をあばいた連中が書いている。ウィキペディアは支配マトリックスの一部だ。独立した情報提供者ではない。ウィキペディアの主要機能は真実を語る人々を中傷することなのだ。

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

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記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2019/11/13/there-is-no-such-thing-as-a-free-press/

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 先日、観光でやってきた外国の知人が、家族で東御苑に行きたいというので案内した。知人の友人を昨年案内した旧江戸城本丸跡に行くつもりだった。何か建設中で、ものものしい警備。本丸跡には近寄れなかった。最近の報道で理由がわかった。

日刊IWJガイド「政教分離に反する『大嘗祭』に24億円以上の国費! 明治以降の『つくられた伝統』を称揚する政権が目指すのは、戦前回帰!? 」2019.11.16日号~No.2620号~

 日米FTAについて、大本営広報部、何か報じているのだろうか?TPPを絶賛するだけの大本営広報部には、もともと全く何も期待していない。政府広報の自由は、立派に存在している。

植草一秀の『知られざる真実』 熱気沸騰「いま消費税を問う!」緊急院内集会

2019年11月 9日 (土)

トランプに対するクーデターが成功すれば、アメリカ民主主義が破壊される

2019年11月7日
Paul Craig Roberts

 トランプ大統領は魔女狩りと呼んでいるが、本当はアメリカ民主主義に対するクーデターだ。トランプが弾劾されるのを望んでいる民主党員はこれが分かっていない。彼らはトランプが好きではないので、弾劾されるのを期待しているにすぎない。もし選挙で選ばれた大統領に対するクーデターが成功したら、将来のあらゆる大統領は、「沼地をさらおう」としたり、支配層エリートに受け入れがたい何らかの変化を実現しようとしたりすれば、自分も破壊されるのを悟ることを、トランプ弾劾を主張する人々は分かっていない。本当の変化を望む有権者も同じメッセージを受けとり、有権者に対応する大統領や下院、上院議員を選ぼうとするのをやめるだろう。それは民主主義、説明責任がある政府の終わりを意味するだろう。闇の国家と、それと手を結んだエリートによる制約を受けない支配が民主主義にとってかわるだろう。

 進歩派がこれを理解していないのは残念だ。進歩派は、本当の変化と、トランプ弾劾を望んでいるが、この二つの願望は、お互いに矛盾している。

 トランプ弾劾を要求する群衆の中には、失敗したでっちあげロシアゲートに代わって、トランプに対してでっちあげられた主張に注意を払っている人々は、いるとしてごくわずかだ。彼らは主張が一体何なのか、あるいはそれがでっちあげなのかどうかには全く何の関心もない。トランプ嫌いだけで十分なのだ。

 とは言え、でっちあげられた主張を検討しよう。

 そもそも、内部告発者とされている人物は正当な内部告発者ではない。彼は、出来事を画策する一カ月前に、下院情報特別委員長アダム・シフと会っていた受け売りの告発をしているCIA職員エリック・チャラメラだ。ジョー・バイデン副大統領がウクライナとの交渉代表者だった時、チャラメラはオバマのスタッフを勤めていた。チャラメラは「ロシアゲート」の設計者であるジョン・ブレナンCIA長官や、ウクライナ当局者にトランプ大統領の醜聞を見つけ出すよう奨励した民主党全国委員会の工作員とも働いていた。

 こうした全てや、更に多くのことから「内部告発者」は証言するのを辞めたのだ。

 必死で代わりの人物を探した民主党は、ウクライナへの軍事援助と対ロシア強行路線を好む経歴に傷のある官僚たちを思いついた。欧州連合大使ゴードン・ソンドランドが、ウクライナへのアメリカ軍事援助は、ジョー・バイデン副大統領が終了していたウクライナ企業ブリスマの調査を、ウクライナが再開するのを条件としていたと言ったと、ウィリアム・テイラー駐ウクライナ代理大使が主張している。ブリスマはバイデンと彼の息子に約175万ドル払った企業だ。

 テイラーは、もう一人の官僚ティム・モリソンが、ソンドランドがゼレンスキーの補佐に「見返り」を伝えたと彼に言ったと主張している。

 ソンドランドはテイラーとモリソンの主張を否定している。

 国家安全保障会議に勤める、ウクライナ生まれの狂信的反ロシアの陸軍中佐アレクサンダー・ヴィンドマンも、ほとんど無価値の、信ぴょう性が確認できない見返りの主張をしている。トランプ大統領のウクライナ政策が、ヴィンドマンが好むものと違いがちなのが、彼の動機のように思われる。

 これがトランプに反対する主張の程度だ。ウクライナのゼレンスキー大統領が見返りはなかったと公的に述べており、公表されたトランプ- ゼレンスキー会話の記録にも、何の見返りもないことを考えると、驚くほど薄弱だ。

 次は、見返りとされているものの問題だ。議論の双方全員が、全く再考することなく、もし見返りがあれば、当然弾劾を正当化するのに十分不快な犯罪行為があったのだ考えているように見える。これはまったく無知なたわごとだ。

 見返りはアメリカ外交政策に特有で、常にそうだった。アメリカ政府はジュリアン・アサンジ亡命を無効にするのと引き換えに、レニン・モレノ・エクアドル大統領に42億ドルのIMF融資を申し出た。モレノは取り引きに応じた。https://www.globalresearch.ca/assange-bought-4-2-billion-former-ecuadorian-president-confirms-imf-loan-exchange-assange/5674374

 ワシントンはベネズエラ軍にマドゥロ大統領を打倒する資金を提供した。軍は申し出を拒絶した。

 多くの例がすぐ頭に浮かぶ。研究すれば本にするほど大量のものが見つかるはずだ。

 アメリカ大統領が諸国に課する制裁とは何だとお考えだろう? ワシントンの取り決めを受け入れないことに対して、ワシントンが課す処罰だ。

 アメリカの行政府とウクライナ大統領との間の見返り取り引きについては、バイデンの息子ハンターを役員会に入れて、アメリカによる保護を買った企業ブリスマの汚職を調査していたウクライナ人検察官を解雇させたとジョー・バイデン副大統領が自慢しているのだ。検察官を解雇するか、それともアメリカ援助10億ドルを失うかを決めるのに、ウクライナ大統領に6時間の猶予を与えたことを、ジョー・バイデンは外交問題評議会CFRで自慢しているのだ。https://www.youtube.com/watch?v=KCF9My1vBP4

https://www.dailywire.com/news/ukraine-prosecutor-that-biden-got-fired-says-he-was-told-to-back-off-investigation-report-says?utm_medium=email&utm_campaign=Actengage

https://thehill.com/opinion/campaign/463307-solomon-these-once-secret-memos-cast-doubt-on-joe-bidens-ukraine-story

 当時バイデンはアメリカ副大統領で、現在、民主党アメリカ大統領候補者指名の主要候補なのだから、トランプが訴えられているもののかどで、彼は明らかに有罪だ。なぜトランプだけ調査対象になるのだろう? 単に疑われたり主張されたりしているだけの犯罪が、大統領を弾劾するのに十分なら、なぜ、既知の、自認し、自慢した犯罪が、バイデンが大統領になるのを不適格とする理由にならないのだろう?

 これほど明白な問題は討論の話題になるはずだと思いたくなる。だが売女マスコミや民主党や共和党からは一言もない。

 最後に、内部告発者法の問題がある。信頼できる筋から私に送られたこの解釈が、もし正しければ、内部告発者の主張とされているものには法律的に根拠が存在しないのだ。

https://www.paulcraigroberts.org/2019/09/30/the-whistleblower-complaint-is-an-orchestration-not-in-compliance-with-whistleblower-law/

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

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記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2019/11/07/a-successful-coup-against-trump-will-murder-american-democracy/

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 8日、共産党の田村智子議員が参院予算委員会で、毎年春安倍首相主催で開く「 桜を見る会」参加者数と支出額増加を批判。実態は、政権の「サクラと幇間」を見る会。出席者のCDも本も決してかわない。
 まさにいわばいわゆる🐴🦌、杉尾議員を指さして「共産党」。人格・知能崩壊の極み。「アカ」と弾圧した時代と異なり、人をほめる言葉に変わったのかも知れない? 高知県知事選で共産党高知県常任委員の松本顕治氏が野党統一候補。

 入試、癒着の典型。【施 光恒】ビジネスと政治の癒着に厳しい目を

日刊IWJガイド・土曜版「大学入学共通テストの国語と数学の『記述式』も『試験の体を成していない』と立憲民主党・川内博史議員が糾弾!」2019.11.9日号~No.2613号~(2019.11.9 8時00分)

2019年11月 2日 (土)

真実を語ることは反米行為になった

2019年10月30日
Paul Craig Roberts

 スティーヴン・コーエンと私は、現在のアメリカとロシア間の緊張状態は、冷戦時代のアメリカとソ連間の緊張より一層危険であることを強調している。コーエンも私も、現在の緊張の状態で高まっている核戦争の危険に注意を払う必要性を主張していることで、アメリカ軍安保複合体の集団から資金供給されている疑いがあるウェブサイトPropOrNotから「ロシアの手先/スパイ」と呼ばれている。

 コーエンと私は、冷戦時代、両国が緊張を緩和し信頼を築こうと動いていたことを強調している。ジョン・F・ケネディ大統領は危険なキューバミサイル危機を沈静化させるためフルシチョフと協力した。リチャード・ニクソン大統領はジミー・カーター大統領と同様、ソ連リーダーと軍縮協定を締結した。ロナルド・レーガン大統領とゴルバチョフは冷戦を終わらせるために協力した。ジョージ・H・W・ブッシュ大統領政権はゴルバチョフに、もしソ連がドイツ再統一に同意すれば、アメリカはNATOを一インチも東に拡大しないと保証した。

 これらの業績は全てクリントン、ジョージ・W・ブッシュとオバマのネオコン政権によって破壊された。アメリカ/ロシアの関係を正常化するドナルド・トランプ大統領の意図は、アメリカ軍安保複合体と売女メディアと民主党によって阻止された。
ロシアゲート・ペテンと現在の違法な弾劾プロセスは、核保有二大国間の緊張の危険な状態を、何らかの形で緩和するのを阻止するのに成功した。

 冷戦時代を生き抜き、戦った我々は、飛来するICBMの誤警報や、他の極めて緊張の高い瞬間が核アルマゲドンを招きかねなかったのを周知している。

 元CIA分析のレイ・マクガヴァンは、1962年10月27日、キューバ・ミサイル危機の頂点に、一人のソ連の海軍潜水艦艦長ワシーリー・アレクサンドロヴィッチ・アルヒーポフが核戦争の発生を防いだことを指摘している。アルヒーポフはソ連潜水艦B-59の二人艦長の一人だった。B-59が合衆国軍艦の爆雷に何時間も攻撃された後、もう一人の艦長バレンティン・グリゴーリエヴィッチ・サヴィツキーは、ランドルフ空母部隊を丸ごと潰滅できる10キロトン核兵器の発射を準備した。アルヒーポフが居合わせて、命令を取り消し、ソ連潜水艦を浮上させたので、それは起きなかった。レイ・マクガヴァンがこの記事で言っており、https://www.zerohedge.com/geopolitical/most-dangerous-moment-human-history ダニエル・エルズバーグの本、The Doomsday Machineでそれを読むことができる。記事の本当に恐ろしい部分は、アメリカ諜報機関が非常に無能なため、アメリカ海軍が爆雷攻撃をしている戦場にいるソ連潜水艦に核兵器が搭載されているという考えをワシントンは持っていなかったことだ。高級将校連中が、潜水艦を沈没させることで、ソ連に教訓を与えることができると考え、すんでのところでアメリカが破壊される直前だったのだ。

 核戦争を防いだもう一人のソ連英雄は、ソ連軍の規則に服従せず、飛来するアメリカICBMに関するの報告を上げなかったスタニスラフ・イェフグラフォヴィッチ・ペトロフだ。 彼は軍事的/政治的に、このような攻撃をする理由があるとは思わず、ソ連人工衛星警告システムの故障だと結論したのだが、その通りだった。

 アメリカもソ連も、判断を元に何度も警告を無視してきたのだ。私の同僚ズビグネフ・ブレジンスキーが飛来するソ連ICBMに関する報告で午前2時に目覚めさせられる話を私にしたことがある。攻撃シミュレーションが、何らかの方法で、警告システムに入り、本物として報告されたことが分かったのだ。それは非常に危機一髪の出来事だった。ブレジンスキーが大統領を起こす前に、誰かが、それを大いに疑い不具合を検出する十分な時間があったのだ。

 現在、緊張は実に高まっており、双方が相手を信頼していないので、公式の警告システムに対し、人間の判断が優先する可能性はずっと低い。

 長年私はレーガン大統領の軍事力増強/スター・ウォー誇大報道や、マルクス主義者、あるいは単なる左翼改革運動に対するグラナダとニカラグアへの敵意の広範な誤解と虚報を修正しようとしてきた。彼の経済プログラムが実施され、スタグフレーションが落ち着きはじめた状態で、レーガンの計画は、軍備競争出費で彼らの破綻した経済を恫喝してソ連を交渉に引き込むことだった。計画は、中米や沖合の島で、いかなるマルクス主義者の前進も阻止する狙いもあった。共産主義拡大の見込みは皆無で、破綻した経済のために、資源を使えるようにするためには、本気で平和に取り組むしかないとソ連に理解させなければならなかったのだ。

 ベン・マッキンタイヤーのイギリスのMI6スパイ、KBG大佐オレグ・ゴルディエフスキーの話「The Spy and The Traitor」を読んで、レーガンの計画がどれぐらい危険だったか私は初めて気が付いた。アメリカ諜報機関は余りに的外れだったため、ソ連を脅かして、平和に至らせようと意図された計画が、そうではなく、ソ連に、アメリカが全面的な核攻撃を用意していると確信させたことを、ワシントンは気づかなかったのだ。

 当時ソ連のトップは前KGB長官ユーリ・アンドローポフだった。1983年11月始めの「エイブル・アーチャー」NATO軍事演習は、ソ連に対する紛争がエスカレートし、核攻撃にいたるもののシミュレーションだった。ソ連はそれを軍事演習とは見なかった。アメリカによる本物の攻撃準備と見なしたのだ。ソ連先制的な動きを防いだのは、ソ連の懸念をアメリカが限界にまで引き上げているという、MI6へのゴルディエフスキー報告だった。これが彼らが好戦的な言葉と行為で作りだしていた脅威に、レーガンとマーガレット・サッチャーを目覚めさせたのだ。CIAは後にこう告白した。「ゴルディエフスキーの情報はレーガン大統領にとって、突然のひらめきだった。MI6によるワシントンに対するゴルディエフスキーの時宜を得た警告だけが、事態があまりにも行き過ぎるのを阻止したのだ。」

 私やスティーヴン・コーエンの年季の入った意見からすれば、ロシア大統領に「新ヒトラー」と烙印を押したヒラリーが、あわや大統領に選ばれそうになり、絶え間ない挑発、ロシアとロシア大統領の悪魔化、核兵器搭載可能ミサイルのロシア国境配備、画策されたロシアゲート、アメリカ治安機関がトランプ大統領の関係正常化を阻止して、事態は既に行き過ぎている。上述したような誤警報や計算違いが、これまでのどの時期より命取りの結果をもたらす可能性は一層高い。

 実際そういう意図のように思われる。そうでなくて、いずれの側も相手を信頼しない時に、このような緊張の危険について、スティーヴン・コーエンや私のような人々が真実を語り心から正確な警告をすると、なぜ「ロシアのスパイ」と烙印を押されるのだろう?

 スティーヴン・コーエンや私のような誠実な人々を「ロシア・スパイ」として悪者にするのは無謀で無責任だ。真実を語ることが、不実なアメリカ人であるマークになるとき、一体どんな希望があるだろう?

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

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 孫崎享氏の今日のメルマガ題名:

「安倍政権「辞任ドミノ」で11月20日解散・12月15日選挙説後退、安倍政権に打撃を 与えるか?第一次安倍政権と異なり野党弱体化、?これまでの閣僚辞任劇のほとんどが「野 党やマスコミが騒いでも、一過性、他方菅官房長官の権力拡大への党内攻撃材料へ。

 英語民間検定試験の大学入学共通テストへの導入中止を発表なら納得するが。

日刊IWJガイド・土曜版「萩生田光一文科相が英語民間検定試験の大学入学共通テストへの導入延期を発表!」2019.11.2日号~No.2606号~(2019.11.2 8時00分)

 

2019年10月29日 (火)

説明責任ある政府の終焉は差し迫っている

2019年10月27日
Paul Craig Roberts

 約70年間、CIAは出版・報道の自由を傷つけている。それは対共産主義の冷戦作戦オペレーション・モッキングバードから始まった。CIAはプロパガンダ・ネットワークに、ジャーナリストをリクルートしている。CIAは、偽記事を書いたり、この諜報機関の狙いに役立つよう、言説を支配するため、CIAが書いた記事を掲載したりするようジャーナリストに金を払っている。学生団体や文化団体やEncounterのような知的雑誌が、CIAのプロパガンダ・ネットワークに買収された。ドイツ人ジャーナリスト、ウド・ウルフコッテのおかげで、あらゆる主要なヨーロッパ人ジャーナリストがCIAの手先なのを我々は知っている。1977年、ウォーターゲートで有名なカール・バーンスタインがローリング・ストーン誌で、CIAが「CIA要員に素晴らしい隠れ蓑を提供した英語、外国語両方の多数の外国報道機関、定期刊行物や新聞に密かに資金を出した」と書いた。他のほとんどの人々同様、欧米ジャーナリスト全員、品位を金と引き換えに進んで売り渡した。そうしない少数の人々は服従するよう脅された。

 残ったごく少数の正直なジャーナリストは、「主流」あるいは売女マスコミ媒体からインターネット・ウェブサイトへと追放された。ウィキリークスは現代、遥かに最良の報道機関だ。この組織をワシントンに屈伏させるため、属国のスウェーデン、イギリス、エクアドルを使って、何年もの間ウィキリークス創始者ジュリアン・アサンジを迫害してきた。ニューヨーク・タイムズやガーディアンを含むCIAに隷属するメディアは、いずれもウィキリークスに漏らされた資料を掲載したくせに、世界最良、最も正直なジャーナリストの迫害に全身全霊で参加して、アサンジを破滅させるため利用されている。

 現在アサンジは、濡れ衣で、アメリカへの犯人引き渡しを待って、最高警備のイギリス刑務所に独房監禁されて、明らかに死に至るような拷問をうけている。CIAが連邦判事全員に偽証させることが確実ではないので、もしアサンジがイギリス刑務所で死んでも、ワシントンは、現在のアメリカ法の下では、彼に対して有効な論拠がないので、十分満足なのだ。アメリカで、法による支配を見いだすのが非常に困難な中、有効な論拠の欠如は重要ではない。

 アサンジに対する有効な論拠の欠如が、アサンジ迫害を、スターリン主義者の見せしめ裁判だと著名なドキュメンタリー映画作者ジョン・ピルジャーが言っている理由だ。

  CIAによるジュリアン・アサンジ破壊で驚くべきことは、アメリカの法科大学院や弁護士会の沈黙、大学の沈黙、学生団体や労働組合による抗議の欠如、法廷に対するアサンジの権利のあらゆる保護の欠如、政府に、その犯罪の責任をとらせる気力も能力もあるはずの報道機関が、法科大学院、知識人、弁護士会、裁判所や、印刷・TVメディアに丸見えで公然と破壊されていることだ。

 言説に対するCIAの支配はジョージ・オーウェルのディストピア小説『1984年』中でビッグ・ブラザーが持っている支配力と同じぐらい完全だ。しかも、これをアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、スウェーデン、ヨーロッパ国民は苦にしない。ごく少数の人々だけがアサンジのために率直な意見を述べ、次に彼らが悪者にされる。

 今や専制政治の時代が欧米を襲っている。

 ジュリアン・アサンジの強制送還裁判は見せしめ裁判だ。

ジョン・ピルジャー

http://www.informationclearinghouse.info/52445.htm

初出はこちら。 https://consortiumnews.com/2019/10/25/john-pilger-did-this-happen-in-the-home-of-the-magna-carta/

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

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 「謝罪」で済む発言だろうか。

 萩生田文科相、受験「身の丈」発言を陳謝 「説明不足だった」

 与党幹部による大学教授ツイート「名誉毀損」スラップ訴訟。岩上安身氏に対するあのスラップ訴訟を連想する。岩上安身氏に対するスラップ訴訟や東京電力幹部に対する裁判の到底正気とは思われない判決を考えると、三権統一状態でこそ可能な言論弾圧だろう。スターリン・ソ連時代の異端派に対する見せしめ裁判そのものに思える。
 孫崎享氏、岩上氏のインタビューで、「今の体制で出世する方法は、正義の実践ではなく、トップへの忖度なのだから、裁判に公正などありえない。」という趣旨のことをいっておられる。さりとて放置するわけにもゆかないだろう。記憶は定かではないが「狂犬にかまれたようなものです」というようなことをおっしゃった。狂犬でなく「権力の座にある犯罪人」。説明責任ある傀儡政府は既に終焉している。

 IWJインタビューに登場されて、新幹線車両基地水没の背景についても語られたまさのあつこ氏、週刊金曜日にも書いておられる。多摩川の問題を解説される様子は「ぶらまさのあつこ」。大本営広報部テレビや新聞、どれだけこうした事実を報じているのだろう。昼の呆導バラエティは全く見ていないのでわからない。夜のニュース番組では、佐野の若いイチゴ農家を支援する農家の皆様の様子が写っていた。今夜は、全体的な治水策についての関良基・拓殖大学教授インタビューを拝聴予定。

日刊IWJガイド「本日午後8時より『岩上安身による 関良基・拓殖大学教授 インタビュー』続編をフルオープン配信!」2019.10.29日号~No.2602号~(2019.10.29 8時00分)

 前回のインタビューは下記のもの。

「八ッ場ダム無双」「スーパー堤防礼賛」デマを一蹴する!! 台風19号であらわになった日本の治水事業の根本的な誤りと、真に国民の安全を守る方策の提言!! 岩上安身による関良基教授(拓殖大学政経学部)まさのあつこ氏(ジャーナリスト)インタビュー 2019.10.21

 原発訴訟についてのインタビューは下記。

「司法の歴史に汚点を残す判決だ!」福島原発刑事訴訟 東電元経営陣3名「全員無罪」?! 岩上安身による福島原発告訴団弁護士・海渡雄一氏インタビュー 2019.9.28

2019年10月26日 (土)

アメリカとロシア間のより良い関係はありそうにない

2019年10月23日
Paul Craig Roberts

 今頃ロシアは切望するアメリカとのより良い関係などあり得るのか疑問に思っているに違いない。最近の和平調停者、ハワイ選出民主党下院議員トゥルシー・ギャバードはヒラリーと民主党全国委員会と売女マスコミに「ロシアのスパイ」と非難されている。

 民主党や売女マスコミや彼らの傀儡師たる軍安保複合体は、ロシアを爆撃し、石器時代に戻したいと望まない限り、全員ロシア・スパイにでっちあげてしまう。

 そういう状況で、アメリカ指導者が、一体どうして、ロシアとの危険な緊張を終わらせようと主張できるだろう?

 「ロシアとの関係を正常化する」意図を宣言した時に、トランプに一体何が起きたかお考え願いたい。することを必要とするいっそう深刻な何もない、しかしそれは起きることができない。

 二つの動かせない山が進路を阻んでいる。

 一つは軍安保複合体が、軍安保複合体の年間1兆ドル予算と、それに伴う権力を正当化するために、敵を必要としていることだ。58年前に、アメリカ国民への退任演説で、ドワイト・アイゼンハワー大統領がそれを警告した「政府委員会等において、意図されたものであろうとなかろうと、軍産複合体による不当な影響力の獲得を我々は排除しなければなりません。誤って与えられた権力の出現がもたらすかも知れない悲劇の可能性は存在し、また存在し続けるでしょう。誤って与えられた権力の出現がもたらすかも知れない悲劇の可能性は存在し、存在し続けるでしょう。この軍産複合体の影響力が、我々の自由や民主主義的プロセスを決して危険にさらすことがないようにしなければなりません。何ごとも当たり前のものとして受け止めてはなりません。注意怠りない見識ある市民だけが、安全と自由が共に発展するよう、巨大な国防軍産機構に、平和的手段と目的に合致するよう強いることができるのです。」

 アイクの警告は見過ごされ、半世紀以上たった今、軍安保複合体がアメリカを支配している。

 もう一つの動かせない山は、クリントン政権以来アメリカ外交政策を支配しているネオコンのアメリカ世界覇権イデオロギーだ。ネオコンはアメリカが世界の他の国々にその意志と方針を押しつける権利を持った「必要欠くべからざる例外的な」国だと宣言している。

 ソ連崩壊は、ワシントンの単独覇権主義に対する全ての制約を無くした。ワシントンの邪魔をする世界大国がなくなったのだ。この状態を維持するため、ネオコン国防次官ポール・ウォルフォウィッツが、ウォルフォウィッツ・ドクトリンを立案した。この教義は、アメリカの外交、軍事政策の「最大目的」は、アメリカの一方的行動を阻止することができる、ロシアや、いかなる国の台頭も防ぐことだと述べている。エリツィン下、アメリカ属国化したロシアの立場から、ロシア主権を復活させたウラジーミル・プーチンに不意をつかれて、ネオコンと、その売女欧米メディアは、マイダン革命でウクライナに起きたように、現在アメリカが中国に対し、香港で試みているように、悪者にし、孤立化させ、のけ者にし、おそらくアメリカが資金提供するNGOによって打倒するため、ロシアに対する大規模プロパガンダ攻撃を開始したのだ。

 ネオコンの覇権イデオロギーと、敵を必要とする軍安保複合体が、ロシアとの関係のどのような正常化も阻止している。

 私とスティーヴン・コーンが強調したように、二大核保有超大国間の現在の緊張は冷戦時代より遥か危険だ。冷戦時代には、全てのアメリカ大統領が、緊張を緩和するためソ連指導者と協力していた。ジョン・F・ケネディとフルシチョフは、キューバミサイル危機を沈静化させ、アメリカ・ミサイルをトルコから撤去した。JFKの報酬は、共産主義とアメリカ国家安全保障に対する脅威についてJFKは弱気だと結論したCIAと統合参謀本部に暗殺されることだった。

 リチャード・ニクソン大統領は中国と国交を回復し、レオニード・ブレジネフと第一次戦略兵器制限交渉SALT Iと弾道弾迎撃ミサイル制限条約をまとめた。ニクソンの報酬はウォーターゲート画策で政治的に暗殺され、辞任を強いられることだった。

 カーター大統領とブレジネフはSALT II条約に署名し、カーターは、軍安保複合体が、反共産主義者レーガンに資金を投入するという報酬を与えられた。

 レーガン大統領は軍安保複合体を出し抜いて勝利し、彼とゴルバチョフが冷戦を終わらせた。

 ジョージ・H・W・ブッシュ政権は、ソ連がドイツ再統一を認めれば、アメリカはNATOに旧ワルシャワ条約諸国を取りこんだり、NATOを一インチも東に移動したりしないとゴルバチョフに保証した。

 クリントン政権はアメリカ政府の約束を破り、NATOをロシア国境に拡張した。

 それ以降のアメリカ政権、ジョージ・W・ブッシュ、オバマ、トランプは残っている条約と協定から離脱して、核保有超大国間の緊張をケネディ以前の時代にまで高めた。

 この進展の危険は好ましいものではない。飛来する核ICBM警告システムは誤報で悪名が高い。冷戦時代には、双方とも、飛来する攻撃の誤報を受けたが、今まで、アメリカ、ソ連いずれも警告に応えてボタンを押すことはなかった。

 なぜだろう? 理由は両国が緊張を緩和し、信頼を築くために働いているのを理解していたことだ。双方とも、この雰囲気で、警報は誤報に違いないことを理解していた。

 現在、状況は非常に異なっている。ロシアと、その指導部は欧米政治家とメディアによって悪者にされ、糾弾されている。アメリカと、ヨーロッパ属国諸国は、ロシアを憎悪し、恐れることを教えられている。ロシア政府は、外交問題で、かつて一度も経験したことのない濡れ衣を経験している。いずれの側も相手を信頼できないのだ。これに加えて、反撃時間は、今や数分しかなく、誤警報以外の何ものでもないもののために、世界が破壊されるかねないことを理解しなければならない。

 イデオロギーで凝り固まったネオコンと、強欲に支配された腐敗したアメリカ軍安保複合体が、地球上の生命を、この種のリスク下に置いているのは、ネオコンも軍事産業も、生命そのものを、彼らの私利より優先できないことを示している。

 普通なら、アメリカの侮辱や挑発的行動に対するロシアのウラジーミル・プーチン大統領とセルゲイ・ラブロフ外務大臣の抑制された、けんか腰でない対応は称賛に値するはずだ。だがアメリカがいじめっ子役を演じる状態で、いじめに対するロシアの受け身の対応はいじめを更に促進する。私の世代の子供が学んだように、いじめっ子に直面した際は即座に立ち向かうことだ。さもないと、いじめっ子は相手は自尊と決心に欠けていると見て、いじめをひどくする。戦いを回避する唯一の方法は即座に相手に立ち向かうことだ。

 ワシントンのいじめに、ロシア政府が立ち向かい損ねていることが一層多くのいじめを招くのだ。遅かれ早かれ、いじめは一線を越え、ロシアは戦わなければなるまい。

 それほど受け身でないロシア政府の方が、平和のため、より多くをなし得るはずだ。

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

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 孫崎享氏の今日のメルマガ題名

二子玉川に見る台風認識、産経新聞「堤防整備に反対する声強い昨年、国の交渉の場でも、 住民側から「何百年に一度起こるかどうか分からない河川氾濫を心配しすぎるのはおかし い」の声。地球規模の気温上昇で海面温度上がり、ハリケーン・台風の規模、頻度拡大

 イクラで辞任する人物がいる一方、平然と居座り続ける人物も。

日刊IWJガイド・土曜版「籠池泰典氏が講演『当然安倍晋三首相から強いバックアップをいただいたつもりでやってきた』! 本日午後8時より10月12日に収録した『市民の力で 社会を変えよう!第8期連続市民講座 「森友問題を終わらせない」―講師:籠池泰典氏(学校法人森友学園元理事長)』を録画配信します!」2019.10.26日号~No.2599号~(2019.10.26 8時00分)

 ガイドには五代友厚がからんだ開拓使官有物払下げ事件を思い出す下記話題もある。スポーツの祭典というのは隠れ蓑、実態は壮大なグローバル・ローカル金儲けの構造。宗主国テレビの都合で、真夏に開催する事態その証明。

五輪選手村に都有地が9割引で売却されていた!? 本日午後2時より9月28に収録した、マスコミが決して報じない「第2回『2020オリンピック晴海選手村』問題を考える学習会」を録画配信します!を思い出した。
五輪選手村に都有地が9割引で売却されていた!? 本日午後2時より9月28に収録した、マスコミが決して報じない「第2回『2020オリンピック晴海選手村』問題を考える学習会」を録画配信します!

2019年10月19日 (土)

管理された言説が欧米を支配している

2019年10月15日
Paul Craig Roberts

 アメリカと西欧のメディアが構成するウソつき装置は、ロシアゲート・プロパガンダに失敗した今、チャイナゲートに切り換えた。https://www.mcclatchydc.com/news/politics-government/white-house/article235990528.html?

 CIA以外で最も信頼できないアメリカ組織はFBIだ。FBIが「中国、イランと朝鮮民主主義人民共和国による諜報活動を含む2020年の選挙戦より先のロシアの取り組みを調査することを越え、選挙安全管理に関する特別委員会を拡大した」とマクラッチー・ニュースが報じている。

 「北京がその権益に合うよう選挙に影響を与えるつもりだという6月に公表した評価を国家安全保障会議は支持しているとホワイトハウス当局者がマクラッチーに語った。」

 言い換えれば、もしトランプが再選で勝利すれば、彼が中国とイランと朝鮮民主主義人民共和国に選出されたからだとするよう国家安全保障会議が準備しているのだ。

 アメリカ選挙に対するイスラエルの巨大な影響力の調査はないのにご留意願いたい。

 徹底的に悪者にされている中国やイランや朝鮮民主主義人民共和国に、アメリカ人が投票で影響されるなどと、一体どんな「諜報」阿呆が思うだろう? もしこれが諜報情報なら、この機関は全く金の無駄だ。役に立たない機関を閉鎖し、国民医療に使おう。

 FBIの機能は、ひと握りの支配層エリートを守ること、冤罪に関して、あえて真実を語るあらゆるアメリカ人を迫害することだ。FBIによる起訴は全く信じられない。FBIは支配階級の使用人以外の何ものでもない。アメリカ最大の敵は、FBI、CIA、司法省、イスラエル圧力団体、民主党全国委員会、淫売メディアと軍安保複合体だ。これら自分の利益のみ追求する組織がアメリカを破壊しているのだ。

 好色なビル・クリントン大統領は、CIA/モサド工作員の可能性が高いエプスタインに、多数の未成年女性との性行為というわなにはめられ、ことを公にしないこと、あるいは金の引き換えに、6つの巨大企業に、アメリカ・メディアの90%の支配を引き渡した。これはアメリカ独占禁止法や、分散した様々なメディアという、アメリカの伝統に対する侵害だった。それはあらゆるメディアの独立の終わりだった。以来、彼ら全てが、同じ歌を歌い、同じウソをついている。

 これが、アメリカ人が、信頼できる情報を得られない理由だ。

 アメリカ人は、彼ら中産階級の仕事を中国に移転している企業から恩恵が得られると言われた。

 アメリカ人は、5Gもワクチン接種も無害だと言われている。

 彼らは、少数の狂信的イスラム教徒が、アメリカの国家安全保障体制をくじいて、世界唯一の超大国に屈辱を与えたのだと言われている。

 オサマ・ビンラディンとアフガニスタンが非難された。次に非難は、サダム・フセイン向けられ、そこでイラクが侵略された。次にパキスタンの部族が爆撃され、そして次にリビアが破壊された。次はシリアとイランのはずだったが、今、ロシアがワシントンの攻撃を阻止している。ソマリアが爆撃され、何十万人もの「難民」が、ミネソタやメインや、確実に他の所に捨てられた。

 そこで、ロシアと和平を結んで、医療に支払う余裕がない人々の金で軍安保複合体の予算を維持するための、でっちあげた脅威を減らすと脅したトランプを追い出すため、ロシアゲートが登場したのだ。

 今度は、もし失敗したら、予備にチャイナゲートを用意してある弾劾ゲートだ。

 この一連の嘘を信じるほど愚かな人々に、一体どんな未来があり得るだろう?

 欧米は、立ち上がって、自分たちの歴史的伝統や民族の独自性を守ることができない弱い無力な男性で構成されている。「差別用語」と「アイデンティティ政治」を死ぬほど恐れている欧米の半男性連中はもう長くは続かない終わった人種で、誰でも連中の終焉には気付くだろう。既にスウェーデンの女性は、スウェーデン人嫌いの親移民侵略者政府がスウェーデンに呼び込んだ移民侵略者に強姦される恐れなしには家から出られない。https://www.paulcraigroberts.org/2019/10/09/the-joys-of-immigration/

 欧米いたるところ、バベルの塔になりつつある。ホロコーストはおきるのだろうか? 血の川を予言したイーノック・パウエルは正しかったのだろうか?

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

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記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2019/10/15/controlled-explanations-rule-the-western-world/

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首都水没』を読んだ。東京の危険性指摘には納得するが。スーパー堤防やダムによる対策、本当に有効だろうか。

2019年10月11日 (金)

一体いつになったらロシア人は気がつくのだろう?

2019年10月7日
Paul Craig Roberts

 次から次と続く侮辱にもかかわらず、哀れなロシア外務省は、いまだに問うている。「アメリカ当局は対話を正常化したいとは思っていないのだろうか?」https://www.rt.com/russia/470312-fbi-questioning-russian-mp/

 もちろんアメリカ当局はそう思っていない。ロシア外務省は一体どれだけ証拠を必要とするのだろう? アメリカは、アメリカの法的管轄を遥かに超える外国で、ロシア国会議員の息子を逮捕し、いんちき裁判のために、ワシントンに拉致した。アメリカは、アメリカ国内で、ロシア人女性マリア・ブチナを逮捕し、スパイ行為のかどで、偽って告発し、懲役刑に処した。このリストは延々続く。最近アメリカは、アメリカ人とロシア人が直接お互いに話ができる年中行事のフォートロス対話フォーラムに参加するため、アメリカに招かれたロシア下院議員インガ・ユマシェワを尋問のため拘留した。

 ロシア政府のメンバーでさえ、彼らがワシントンの凶悪犯によって誘拐されかねない、アメリカやロシア国外のどこかに、ロシア人が出かけるのが危険なのをロシア政府は理解できるのだろうか?

 ワシントンが外交特権に違反して、ニューヨークとワシントンとサンフランシスコのロシア領事館と貿易代表部の支配を掌握した後、ロシア人は、アメリカが暴力団国家なのをどうして理解できないのだろう? ロシアは一体どうやって、アメリカ暴力団国家と正常な関係を持てるのだろう? ロシア政府には明白な事実を認識する能力がないのだろうか?

 ロシア政府が、とんでもない侮辱を進んで受け入れれば、一層多くの侮辱を促進するだけだ。侮辱は悪化するだろう。プーチン自身がアメリカに入国して拘留され尋問された場合、ロシア人は再び、いくじなく文句を言うのだろうか? 実際、彼はアメリカ大統領選挙への干渉容疑で逮捕され得るのだ。ロシア政府は再びワシントンの前にひれ伏すのだろうか? 一体いつ、ひれ伏すのを止めるのだろう? ロシア政府が本質的に反撃するまで、侮辱は5から10倍に増大し、悪化するだろう。ロシアがワシントンの歯をへし折るまで、ロシアに対する侮辱と虐待は止まるまい。時間は最も重要だ。

 女性や子供を殺すことしかできない臆病なイスラエル軍が、小さなヒズボラ民兵に、二度もレバノンから追い出されたのと全く同様、20年たっても、アフガニスタンで数千人の軽武装タリバンを打ち破れないことが分かった、破綻して、社会的に劣化しつつあるアメリカを、ロシアがそれほど恐れる理由などない。

 ロシア政府は、モスクワ選挙で、与党の実績に悪影響を及ぼした最近の抗議行動や混乱をもたらすため、CIAが運営しているロシア国内の破壊的組織NGOに、アメリカとヨーロッパのアメリカ属国諸国が資金供給するのをなぜ許して、世界中の至る所で痛烈な悪評を招いているのだろう? ワシントンとの和解より、ロシアの独立を支持する票の急落は、アメリカ宣伝の成功のせいではなかった。それは、ロシア選挙で、彼らの政府が、ロシアをアメリカの介入から守らないという愛国的ロシア人の嫌悪に起因するのだ。

 アメリカから融資を得ているNGOの活動に対する中国政府の無頓着さの結果である香港の紛争に、ロシア政府は気づかないのだろうか? なぜロシア政府は同じ経験をしようとするのだろう? 中国当局者と同様、多くのロシア当局者がワシントンに買収されたのだろうか? ロシアや中国では、反逆罪は、どれぐらい、はびこっているのだろう?

 ワシントンは、覇権を行使するつもりの危険な敵国だという事実に、ロシアと中国とイランは直面できないように思われる。

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

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記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2019/10/07/will-the-russians-ever-learn/

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 衆院予算委国会中継、野党質疑だけ、音を出している。通告がないといって答えないタレント議員の「謙虚で」「丁寧な」回答など全く期待していない。

 巨大台風の東京直撃、大丈夫かと、外国の知人からメールをいただいた。友人との久しぶりの飲み会も延期になった。

 『江戸の川・東京の川』という本を最近読んだばかり。かつて、川は高速道路、新幹線のような運送の大動脈だったが、明治以降、鉄道と自動車の出現により、川は次々埋め立てられた。洪水、高潮による出水常襲地帯は、住宅地としては敬遠された。しかし、広大な平地と工業用水が地下水のくみ上げによって安く容易にえられる利点は、工場経営にとっては、ひんぱんにおこる出水という欠点をおぎなってあまりあるものがあった。その結果、そこは工業地帯になった。そして起きたのは、実質百分の一以下の価格の地下水を汲み出し続ける典型的な外部不経済による地盤沈下だった。

江東区東陽四丁目の水準点九八三二号の場合、大正七年から昭和四八年の五五年間に四五五・八センチの沈下を記録している。

 そして

「工業国の論理」は、こうして東京の水路をたんなる水たまり化、いや危険きわまりないものに変質させ、江東地区全体は取り返しのつかない荒廃においやられた。

 天災ではなく人災?お二人のインタビューを再度拝見しよう。

日刊IWJガイド「大型で猛烈な台風19号が明日午後にも上陸のおそれ! 立憲民主党は一昨日から『情報連絡室』を設置し、情報収集と防災対応へ!/本日午後7時より、「問題だらけの治水事業! 西日本豪雨被害は天災ではなく人災!? 大都市圏を豪雨が襲うリスクに迫る! 岩上安身による拓殖大関良基教授+ジャーナリストまさのあつこ氏インタビュー 第2弾」を、公共性に鑑み、全編フルオープンで再配信します」2019.10.11日号~No.2584号~(2019.10.11 8時00分)

 

トランプに対する民主党の反逆罪的クーデターは成功するだろうか?

2019年10月7日
Paul Craig Roberts

 トランプ打倒のために画策された全くのウソに基づくクーデターは、すっかりばれているにもかかわらず進んでいるが、このクーデターを組織しているオバマ時代の当局者に対するトランプ政権による告発はありそうもない。トランプ政権そのものを含め、ワシントン丸ごと、その特権体制を転覆しようとする部外者に対して団結しているように見える。

 トランプ大統領追放を狙ったマスコミ・ニセ・ニュースと対照的に、大半のアメリカ人は一体どこで本当のニュースを探すべきか分からない。二つの新たな報道が印刷やTVやソーシャル・メディアがCIAとイギリス政府のプロパガンダ部隊の手中にあることを示している。

https://consortiumnews.com/2019/10/02/twitter-employs-propagandist-as-high-level-executive/

https://www.zerohedge.com/political/spooks-turned-spox-us-media-filled-former-intelligence-officials

 ケイトリン・ジョンストンは、ツイッターのヨーロッパ、中東とアフリカ担当編集幹部は、イギリス軍のプロパガンダ部隊で働いている人物だと報じている。ツイッターは、帝国の言説に従わないアカウントを停止することで有名だ。それでも、欧米の無頓着な青年はツイッターなしでは済まない。彼らには自分たちが、エリート支配者のマトリックスにしっかり閉じ込めているのを自覚する能力がないのだ。

 ケイトリンが書いているように、「これは、これらの巨大な非常に影響力を持ったソーシャル・メディア企業が、このデジタル時代に、我々全員を公式プロパガンダに追い込んでいるという益々増大しつつある山のような証拠の一つに過ぎない」。

 帝国と、それを支配する巨大な政治力を持ったひと握りの集団の本当の権力は、目に見えない彼らの存在にあるとケイトリンは説明している。「公式には、我々は全て、民主的に選ばれた当局に運営される別個の独立国に暮らしていることになっている。非公式には、ソーシャル・メディア独占企業によって公共の言説を操作するため、軍の宣伝担当者が、雇われている、金権政治家と不透明な行政機関の、緩やかな同盟に支配されている、国境を越えた巨大な帝国に、我々は暮らしているのだ。公式の仮面は、話の上でしか存在せず、一方、非公式の現実は、現実に起きているのだ。」

 宣伝省たるメディアは、巨大な政治力を持ったひと握りの支配集団を支援して、スパイ活動や殺人計画や令状なしの盗聴や心理作戦や、政府打倒や「内戦」を促進する狙いの機密活動の監督が仕事だったCIA工作員を雇っているとゼロヘッジは報じている。

 ジョージ・オーウェルの著書『1984年』では「ビッグ・ブラザー」は、欺瞞を隠し続けなければならなかった。だが無頓着なアメリカでは、闇の国家は統制活動を公然と行うことができるのだ。

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

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2019年10月 8日 (火)

崩壊の一目撃者

2019年10月4日
Paul Craig Roberts

 大変な恐怖が私を襲った。崩壊の速さを見ていると、欧米文明、あるいは、そのわずかな残り物より、私の方が長生きする可能性が高い。

 イギリス労働党ジェレミー・コービン党首は、希望者全員にイギリス国境を開放し、住宅やオフィスビルを没収して、彼らを収容すると公約することで、首相に選ばれる可能性があると考えている。これはもちろん、イギリスが、(ラスパイユが書いた)『聖人のキャンプ』と化することを意味する。これまで非常に多くのイギリス人が去っているので、コービンは、これが勝利の綱領だと考えているのだ。

 現在のフランス大統領もドイツ首相も欧州連合幹部も同じ考えだ。ヨーロッパはなくなる。ハンガリーとイタリアとポーランドだけが反対して、ハンガリー人、ポーランド人、イタリア人のままでいると強く主張している。

 悲しいかな、アメリカの民主党もコービンと同じ意見なのだ。彼らがトランプを弾劾したがっている理由の一つは、彼が行政府の長として、民主党の反対にもかかわらず、アメリカ移民法を施行しようとしていることだ。

 今の民主党の連中は、今のCEOや取締役会の連中とそっくりだ。連中は短期的にしか考えない。彼らには、今手に入れることができるものが、重要な全てなのだ。アメリカの雇用をもっと海外に移転し、労働ビザで外国人を雇い、国境を開放して、安価な労働力で、民主党員に投票する移民を入れるのだ。こんにちは、業績連動賞与、さようなら、アメリカ。

 だが短期的傾向を、長期的なものに延長すれば、第三世界からの移民が国を所有することになる。民主党と、アメリカのリベラル派/革新主義者/左翼のイデオロギーであるアイデンティティ政治が教え込む白人憎悪と、過激フェミニストが教えこむ男性憎悪は、は大量虐殺と完全な社会崩壊を暗示している。それは余りに急速に起きているので、それが実際に起きるのを見ることになるだろうと私は信じている。

 例えば、9月30日の私の記事「Feminism Has Ruined Women and Damaged Men(フェミニズムは、女性を破滅させ、男性を傷つけた)」は「あなたの言う通り!」と同意される多くの男女から手紙を頂いた。かつて、女性に対し、結婚と母性の代替案を与える運動だったフェミニズムが、夫婦間の同意性交さえ強姦だと、男性をイデオロギー攻撃するものになったと多くの人が言っておられる。

 子供に親を支配する権力を、政府に家族を支配する権力を与える、児童虐待法があるのと同様、今やアメリカには妻に夫を支配する権力を与える「夫婦間レイプ」法がある。

 フェミニズムが本質的に男性と女性の関係を破壊したのだ。フェミニズムは女性を利己的にした。男性に対する感情的や他の影響と無関係に、彼女たちは、したいことをする。もし男性が不平を言えば、女性は、彼は性的差別的で、協力的ではない証明だと考える。女性は自分の腟のおかげで、したいと望むことは、何でもできると思っている。女性は彼女らの力で、セックスのために男性に何でもさせることができると教えられる。それは事実ではない。イギリス人が「放蕩者」と呼ぶ少数の女たらし以外の男性は、相互に支え合う愛情関係を望んでいるのだ。

 私の現役時代、同性愛者は実在しないものだった。それは一角獣のような神話だと我々は思っていた。今日、同性愛は激増している。同性愛の異例の増加は、女性をあきらめた男性たちのためでないと、一体どうすればわかるのだろう?

 近頃、女性は実に信用できないので、自社の男性幹部を女性従業員による虚偽のセクハラ告訴から守るため、企業は保険を支払わなければならない。社員が団体で出張する際、男性と女性の従業員は別のホテルに宿泊しなくてはならず、男性従業員は、女性従業員と夕食には行かない企業規則が制定されている。男性従業員は、どのように自身を性的ハラスメント告訴から守るべきかのセミナーに参加しなければならない。女性が「ガラスの天井」を突破するのを支援して、結果的に組織のエネルギーの流れを逸らせてしまう果てしない#Me/Too問題を生んだのは実に愚かだったと、CEOや役員から聞かされた。

 もちろん、女性に色情を催して不適切な振る舞いをする男性も一部いる。私の現役時代、それは平手打で処理された。男を抑制しておけないのは、現代のフェミニスト女性だけに過ぎないように見える。

 民主党下院議員は、自分たちに、いかなる犯罪の証拠もなく、上院が有罪にする可能性がない事実を知りながら「弾劾調査」を行っている。そのうち何かかがトランプを閉口させ、再選可能性を減らすのを願って、自分たちが、彼をけなしているのにすぎないのを民主党下院議員は知っている。

 ウクライナ大統領が、代償と引き換えに、便宜を図るように言われたという容疑について言えば、ウクライナ大統領に、言われた通りにするのに、6時間の猶予を与え、さもないと、アメリカ税金10億ドルを没収すると言ったのがバイデンだった記録は極めて明確だ。バイデンは外交問題評議会CFRで自慢した。自慢をビデオ撮影したものが残っている。私はそれを投稿した。それはインターネット中いたる所にある。ウクライナ検事総長本人が、バイデンの命令で解雇されたと宣誓して証言している。腐敗した会社を彼の父親が保護するのと引き換えに、バイデンの息子が、そこから莫大な金額を得ていた企業を検事総長は調査していた。証拠は明確だ。

 だが、メディア、特にCNNとNPRから、我々は一体何を聞かされているだろう? バイデンの容疑は政治問題に過ぎないが、証拠が立証されていないトランプの容疑では、トランプ弾劾が必要だと我々は聞かされるのだ。

 ここで民主党丸ごと、メディア丸ごと、真実を否定し、民主党大統領候補に投票する十分な無頓着な人々を説得するための果てしないウソの繰り返しに頼っている。当選すれば、民主党はコービン綱領を採用し、アメリカ人は『聖人のキャンプ』味わうことになるだろう。

 かつてアメリカとイギリスは、市民的自由、個々の良心、言論の自由、キリスト教の倫理的価値観と法による統治が根付いた「自由な国」だった。もはやそうではない。

 あるイギリス裁判所が、身長182センチのあごひげを生やした男性を「マダム」と呼ぶのを拒否したのを、「トランスジェンダーに対する配慮の欠如」は「人間の尊厳と相いれず、他の人々の根本的権利に反する」と非難して、このイギリス人医師を解雇した。https://www.rt.com/uk/470190-transgender-bible-doctor-fired-uk/

 言い換えれば、より尊重されている他の人々の考え方が、彼の考え方より優先されるので、医者には自分の考え方や意見を持つ権利がないのだ。

 欧米全体は、ますますそうなりつつある。

 もし、イギリスにおける調査ジャーナリズムの完全消滅と、アメリカにおける消滅寸前状態を不思議に思われるなら、調査ジャーナリストは、イギリスの国家安全保障に対する脅威だとして挙げているイギリス国防省のこの文書をお読み頂くだけで十分だ。https://russia-insider.com/en/society/uk-ministry-war-says-investigative-journalists-among-top-threats-right-there-spies-and

 今や報道の自由は、国家安全保障とは両立しないと考えられているのだ。

 だからジュリアン・アサンジとマニングの運命は決められている。最近カレン・クヴャトコフスキーが言った通り、今や"逃げるべき!"時期なのだ。https://www.paulcraigroberts.org/2019/10/03/the-treatment-of-julian-assange-proves-that-there-is-no-law-moral-conscience-or-civilization-left-in-the-west/

 だが一体どこに? 欧米いたる所、同じ状態だ。

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

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記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2019/10/04/a-witness-to-the-collapse/

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 伏魔殿追求中継、外出のため見損ねた。今日の代表質問は見る予定。野党質問はまともでも呼吸するような放埒な怪答しかないのはわかっている。

植草一秀の『知られざる真実』 臨時国会徹底追及対象の関電・かんぽ・FTA

 夜は『岩上安身による滋賀県立大准教授・河かおる氏(朝鮮近代史)インタビュー』を拝見予定。

日刊IWJガイド「本日午後8時より、『岩上安身による滋賀県立大准教授・河かおる氏(朝鮮近代史)インタビュー』の『第2回 「元徴用工」問題編』を、冒頭のみオープンで、その後は会員限定で録画配信いたします! 日韓関係悪化の『起点』となった問題の真意は何か!? 明らかにします!」2019.10.8日号~No.2581号~(2019.10.8 8時00分)

2019年9月28日 (土)

アメリカ副大統領ジョー・バイデンに強制的に辞任させられたという元ウクライナ検事総長ビクトル・ショーキンの宣誓陳述

2019年9月27日
Paul Craig Roberts

 アメリカ副大統領ジョー・バイデンに強制的に辞任させられたという元ウクライナ検事総長ビクトル・ショーキンの宣誓陳述

 ウクライナのポロシェンコ大統領を脅迫し、彼が言う通りにして、バイデンの息子がかなりの権益を持っていた企業の調査を止めた時に、ポロシェンコに10億ドルを渡したのは、狂った民主党がアメリカ大統領として選出を望んでいる悪党、心底腐敗したバイデンだったという完全な証拠があるのだ。

 売女マスコミが、本当の話を葬り去り、金切り声で偽の話を叫んでいることに全てのアメリカ人は恐れるべきだ。我が国に僅かに残されたものの全てが、我々の目の前で盗まれているのだ。

 宣誓陳述は、ここにある:https://www.scribd.com/document/427618359/Shokin-Statement#download

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

 ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2019/09/27/sworn-statement-of-ukraine-presecutor-general-viktor-shokin-that-he-was-forced-out-of-office-by-us-vp-joe-biden/

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 おやっと思うこと

 「連合には、その綱領と名を改め、新自由主義を賛美するファシスト体制を『究極の』目標とする国家像を明らかにし、企業代表の実態を示していただきたいと切望します。

 IWJからメール。これは拝見しなくては。

中継配信決定!! 本日18時半から『司法の歴史に汚点を残す判決だ!』福島原発刑事訴訟 東電元経営陣3名『全員無罪』?! 岩上安身による福島原発告訴団弁護士・海渡雄一氏インタビューを公共性に鑑みフルオープンで中継します!!

 具体的には、

 18時半から「『司法の歴史に汚点を残す判決だ!』福島原発刑事訴訟 東電元経営陣3名『全員無罪』?! 岩上安身による福島原発告訴団弁護士・海渡雄一氏インタビュー」を公共性に鑑みフルオープンで中継します。

【IWJ_Youtube Live】
YouTube視聴URL(フルオープン):https://www.youtube.com/user/IWJMovie/videos?shelf_id=4&view=2&sort=dd&live_view=501
ツイキャス視聴URL(フルオープン): http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi


ご視聴よろしくお願いいたします。

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