Moon of Alabama

2020年1月 5日 (日)

アメリカはガーセム・ソレイマーニー暗殺を後悔することになろう

2020年1月3日
Moon of Alabama

 今日アメリカは、イランとイラクに、宣戦布告した

 アメリカが手に入れるのは戦争だ。

今日早く合衆国無人飛行機あるいはヘリコプターが少将ガーセム・ソレイマーニー、イランのクッズ(「エルサレム」)部隊の有名な司令を殺害したが、彼は到着したばかりのバグダッド空港を出たところだった。彼は12月29日、アル・カイム近くのシリア-イラク国境で、アメリカが殺害した31人のイラク兵士葬儀列席を予定していた


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 クッズ部隊はイランのイスラム革命防衛隊の海外部隊だ。ソレイマーニーはイランの外でイランと、政治的、戦闘的運動の全てとに責任を負っていた。メッカ巡礼をしたイスラム教徒のガーセムは、対イスラエル2006年戦争時、レバノンのヒズボラに助言した。彼はイラクとシリアでイスラム国打倒に貢献し、成功を収めた男だ。2015年、ソレイマーニーはモスクワを訪問し、シリアに介入するようロシアを説得した。イエメンのフーシ派に対する彼の支援が、サウジアラビアの攻撃者に耐えることを可能にしたのだ。


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 ソレイマーニーは、レバノンからの通常便でバグダッドに到着していた。彼は秘密裏で旅行しなかった。彼は空港で、イラク首相支配下の公式イラク保安部隊、人民動員隊副司令官ディ・アル・ムハンデスに車で迎えられた。彼らが乗った二台の車はアメリカ攻撃で破壊された。彼らと運転手と護衛両方が死亡した。


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 中東で何千万人もの青年の模範、偶像となる二人の殉教者をアメリカは作ったのだ。


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 イエメンのフーシ派、レバノンのヒズボラ、パレスチナのイスラム聖戦、シリア、イラクの民兵などはすべてソレイマーニーの助言と支援から恩恵を得ていた。彼ら全員彼に対する復讐行動をするはずだ。

 イラクで何百万という支持者を指揮する手に負えないシーア派聖職者ムクタダ・アル・サドルは彼の軍事部門「マフディー軍」を再び活性化させる命令を出した。2004年から2010年までマハディ部隊はアメリカのイラク占領と戦った。彼らは再びそうするだろう。

  ソレイマーニーほどの高位指揮官のあからさまな暗殺は、少なくとも一回の同時規模のイラン反撃が必要だ。中東や他のどこかを旅行している全てのアメリカ将官や高位政治家は今や警戒しなければなるまい。彼らには、どこにも安全はない。

 イラク政治家は、イラクがアメリカ軍を引き留めることに賛成することは不可能だろう。イラクのアブデル・マハディ首相は、全てのアメリカ部隊撤退を求めるため国会緊急会議を要求した。

「イラク指揮官の標的暗殺は協定違反だ。それはイラクや地域で戦争を引き起こしかねない。それはイラクにおける米国駐留条件の明確な違反だ。私は議会に必要な処置をとるよう求める。」

 イラン国家安全保障会議は「対応する選択肢を検討する」ため最高指導者アリ・ハメネイと会談した。多くの選択肢がある。アメリカはイラン周辺の多くの国に軍隊を配備している。今後、彼らのいずれも安全ではあるまい。

最高指導者アリ・ハメネイは三日間の公式の喪と報復を呼びかける文書を発表した。

「彼が亡くなったことが彼の道や活動の終わりではなく」「昨夜、手の上に彼の血や他の殉教者の血をつけた犯罪者を激しい復讐が待ち受けている」と声明は言う。

 イランは反撃を政治的カレンダーと結び付けるだろう。アメリカのドナルド・トランプ大統領は、至る所のアメリカ部隊が脅威下にある中、再選選挙運動に入るのだ。我々は彼が最も傷つきやすい時にベイルート兵舎爆破のような事件が繰り返すだろうと予想できる。

 トランプは敵を殺害するのは、戦争で一番簡単な部分なのを思い知るだろう。その後が大変なのだ。

 2018年ソレイマーニーはイランを脅迫するトランプのTweetに公的に返答した

「トランプ氏、ギャンブラー! あなたはこの地域における我々の力と能力を十分ご存じだ。あなたは我々が非対称戦争でどれだけ強力かご存じだ。かかって来い、我々はあなたを待っている。我々は現場の本物の男だ。あなたは戦争があなたの全能力喪失を意味することをご存じだ。あなたは戦争を始められるかも知れないが、終わりを決めるのは我々だ。」

 2019年5月以来、アメリカは、中東に少なくとも14,800人の追加部隊を配備した。これまで三日間にわたり、空挺部隊と特殊部隊配備が続いた。アメリカは、明らかにエスカレーションに備えて計画を立てていたのだ。

 ソレイマーニーは、イラン・イラク戦争歴戦の勇士で、何十年もクッズ部隊で活動し、シリアでISISと戦ったイスマイル・ガーニー准将に取って代わられる

 イランの政策と外国集団に対する支援は強化されるだろう。アメリカは、この攻撃で何も勝ち取っておらず、今後何十年にもわたり、その結果を思い知らされることになる。今後中東におけるアメリカの立場はひどく制限されるはずだ。他の国々が彼らの代わりに入って来るだろう。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2020/01/us-will-come-to-regret-its-assassination-of-qassim-soleimani.html#more

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 2019年4月16日、下記のMoon of Alabamaによる記事を翻訳掲載している。

トランプはなぜイラン革命防衛隊軍団を外国テロ組織に指定したのか?

 派兵させられた傀儡は、ゴルフ三昧、映画鑑賞。

 重大ニュース的中!

日刊IWJガイド「岩上安身は自衛隊の中東派遣を昨年2019年の10大ニュースのトップにあげていた!新年トランプによるイラン革命防衛軍司令官への殺害によって、その懸念と読みが最悪の形で的中!」2020.1.5日号~No.2670号

 2019年8月収録の放送大学高橋和夫名誉教授インタビュー13:00から再配信されるという!一部を転記させて頂く。

【年末年始特別企画!自衛隊中東派遣を考えるシリーズ再配信 4・IWJ_Youtube Live】13:00~「戦争する国は弱くなる! 戦争しない国は栄える! 米国が無益な戦争のために金と血を流し続けてきた間に中国が台頭した! 日本は対イラン戦争のために中東有志連合に自衛隊を派遣するのか!? ~岩上安身によるインタビュー 第948回 ゲスト 放送大学 高橋和夫名誉教授」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 2019年8月に収録した、岩上安身による放送大学名誉教授・高橋和夫氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた高橋和夫氏関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E5%92%8C%E5%A4%AB

2020年1月 3日 (金)

トルコのリビア軍事介入はシリアの助けになるかもしれない

2019年12月27日
Moon of Alabama

 リビア内戦では、それぞれの側が複数の国から国際支援を得ているので、トルコのリビア介入は、大きな国際危機に発展するかもしれない。

 今トルコは兵隊と機器をリビアに送る本格的な措置をとりつつある。

木曜日、トルコは、リビアの要請に応えて、議会再開次第すぐ、部隊をリビアに送る法律を提案するとレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が発表した。

与党公正発展党(AK党)の首都アンカラ本部での地方首長会議で講演し、エルドアン大統領は、一月初旬の議会再開時、リビアに軍隊を送る軍事負託が議題になると述べた。

ファイズ・サラージより、東リビアを本拠とする指揮官ハリファ・ハフタルを各国が支援していることを彼は批判した。

 ロイターは、エルドアンが語った「招請」の公的記録がないことを指摘した。

トリポリに本拠を置く国民合意政府のフェトヒ・バシャガ内務大臣がチュニスで記者団への発言で、特定の公式要請はまだされていないと言っており、エルドアンが何を指したかは不明だ。

 エジプト、アラブ首長国連邦、ロシアと、いくつかの西欧の国は、リビア(赤)の大部分を支配するハリファ・ハフタル下の反ムスリム同胞団勢力を支援している。カタールとトルコはイスラム主義者側を支持している。ファイズ・サラージはトリポリとミスラタ(青)以外、ほぼ何も支配していない。彼は元来国連とEUの支援を得ているが、2015年、サラージの国民合意政府が組織されて以来の進展不足が彼の権限と国際支援を弱めた。


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 リビアでの戦争における更なる外国の関与は、リビアにとっては良くないだろうが、それはシリアにとっては良いかもしれない。2011年、NATOがリビア国家を破壊するため、イスラム主義者を支援した後、それら戦士の多くがシリア破壊を支援するため、シリアに移された。リビアからの武器が政府に反対する「反政府派」を支援するため、トルコによってシリアに送られた。両方の流れが今逆転している

トルコに支援されるシリアからの反抗者が、権力保持者ハリファ・ハフタルに対する戦いで、まもなく国際的に認められたリビア国民合意政府の軍隊に加わるだろう。

リビアとトルコの幹部によれば、北シリアでトルコと共に戦ったトルクメン人の反政府集団が今にもトリポリで政府を強化することが期待されている。

政権当局者によれば、リビア政府は初め、このような派遣の考えに抵抗したが、ハフタル勢力がトリポリに向かって進み始めるにつれ、最終的にそれを受け入れた。

 いわゆるサルタン・ムラド旅団は北西シリアで、民族的にクルド族地域を浄化するためトルコに使われた。戦士はよく統制されておらず、残忍なことが知られている。彼らはトルコに訓練され、武器を与えられ、彼らの指揮官はトルコ語を話す。彼らの一部は航空援護を呼びこむよう訓練されている。他の集団は、現在トルコ士官から訓練を受けており、後にリビアに送られる予定だ。

 トルコとカタールは、リビアに、このようなシリア人「反政府派」を募集するため、比較的多額を提供している。

トルコが支援する派閥が、青年をリビア戦争に参加させよう誘っており、給料報酬が、戦士一人で、月に1800ドルから2000ドルに達することを様々な情報源が確認している。それに加えて、受け入れ国が追加サービス提供を保証している。

他の情報源は、二人の戦士が数日前にリビアで殺害されたことを確認したが、彼らはダマスカスから送られ、トルコが支援する派閥に合流した人々だ。

 シリア人「反政府派」戦士の減少は、再開したイドリブ軍事行動でシリア軍が前進するのをより容易にするだろう。12月19日に開始して以来、アルカイダと提携するハヤット・タハリールアル・シャム(HTS)占領していた地域での新作戦は、既に、40以上の村を解放した。


アル・マスダル・ニュースによる地図 拡大する

 アメリカ大統領とシリア・アルカイダの首長の二人が、シリア政府攻撃についての懸念についての非常によく似たメッセージを発表した。いずれも、両国が打倒しようと努めているテロリストではなく、ロシアとイランを指摘した。

ドナルド・J・Trump@realDonaldTrump -  2019年12月26日、15:25 UTC

ロシア、シリアとイランは、イドリブ県で何千人もの無辜の一般人を殺害しているか、殺人しようとしている。そんなことはするな! トルコはこの大虐殺を止めるため一生懸命働いている。

 トランプがツイートする一日前、HTS指導者アブ・ムハンマド・アル・ジュラニがビデオを発表し、彼の少年ファンの一人が翻訳している

「[ロシアとイラン]両国の間で、人口構造の変化を通して、領土と資産を乗っ取るために、政権は両国に傀儡として利用されている。彼らの狙いを達成するため、スンニ派の人々に対し最も醜悪な大虐殺を犯すことに両国は良心の呵責を感じない」

政治、治安手段で革命を静め損ねた後、空襲、砲撃と建物の破壊を通して。」

ジュラニ: 「とは言え、我々はイスラム共同体全体のために、かつてソ連邦を破壊し、イランの野望に直面することを望んだ偽善者世界のために、我々は偉大な戦争に直面している」

 最後の部分「イスラム共同体のために」は、イドリブ県での戦いでアルカイダを支援するため、世界の至る所からのイスラム主義者とスポンサーの新たな招待と解釈できる。

 ジュラニは以前、トルコとつながる「反政府派」の支援を拒絶していた。彼は彼らがイドリブにおける彼の最有力の立場を危険にさらしかねないのを恐れている。彼に個人的な忠誠を誓うことをいとわない新兵を探しているのだ。彼の呼びかけが、彼の現在の勢力が甘んじなければならない敗北に埋め合わせをするために十分な支援を受ける可能性はありそうもないように思われる。

 米国務省はHTSをテロ集団と指定している。2017年、中東研究所が主催した会議(ビデオ)で、アメリカ政府のISIS掃討有志連合大統領特使ブレット・マクガークが、シリアのイドリブ県を「アイマン・アル・ザワヒリ[アルカイダ現指導者]に直接つながる9月11日以来最大のアルカイダの安全避難所」と呼んだ。彼はイドリブにおけるアルカイダの存在は「大問題」で「しばらくの間」そうだと付け加えた。

 トランプとジュラニの抗議のいずれもイドリブ作戦に影響を与えるまい。イドリブを解放するシリアの作戦は、いくつかの段階で続くだろう。


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 シリア軍は現在青い地域を支配しようと努力している。その際、より北、ハマとアレッポ間のM5幹線道路の完全支配強化を次に行う可能性が高い。軍は次に海岸からアレッポまでつなぐM4幹線道路を再開するため南イドリブの西部を占領しようとするだろう。

 イドリブ県は大半が田舎で、大きい戦いの価値を持った経済資産をほとんどない。だがこれら幹線道路の支配はシリアの経済再生に不可欠だ。

 追記:ウィキリークスは、シリア、ドゥーマでの、エセ化学兵器攻撃に関する化学兵器禁止機関文書の4回目を公開したばかりだ。文書は既知の事実に何かを追加するようには思われない。文書は、化学兵器禁止機関報告の操作に関して既にジョナサン・スティールピーター・ヒッチンスが報じたことを裏付けている。我々はここと、ここでそれを論じている。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2019/12/turkeys-military-intervention-in-libya-might-help-syria.html

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 今日は、たて続けに、再配信を拝聴予定。

日刊IWJガイド「本日午後5時より『トーク・イベント「政府・メディア『共犯』の異常な嫌韓煽動のもとで考える~政治権力とメディア」10.2(前編)』を配信します!」2020.1.3日号~No.2668号

 見出しの他にも下記再配信がある。

年始は是非IWJをご覧ください!! 本日は午後2時より岩上安身による軍事ジャーナリスト・田岡俊次氏へのインタビュー(後編)、午後5時より「トーク・イベント『政府・メディア「共犯」の異常な嫌韓煽動のもとで考える~政治権力とメディア』10.2」(前編)、午後8時より岩上安身による国際ジャーナリスト・春名幹男氏へのインタビュー(後編)を再配信!

 大本営広報部は決して掲載しないFTA記事を読んだ。

更なる地域経済の衰退と格差拡大をもたらす日米FTA アジア太平洋資料センター(PARC)共同代表・内田聖子

オトモダチのために国民の命と暮らしを生贄にしてはならない 東京大学教授・鈴木宣弘

 大本営広報部の著名人リスト、Litera。20位くらいまで拡大希望。

「御用ジャーナリスト大賞」に輝いたのは誰だ? “今度は清和会で講演”三浦瑠麗、ジャパンライフ疑惑の田崎史郎をおさえてあの人が!

安倍擁護ビジネスから抜け出せない人たち! 御用ジャーナリスト大賞10位〜6位発表! 有働由美子に立川志らく、山口敬之には特別賞

2019年12月14日 (土)

アフガニスタン戦争に関するいくつかの真実

2019年12月10日
Moon of Alabama

 ワシントン・ポストがアフガニスタン復興特別査察官(SIGAR)事務所の400以上のインタビュー、約2,000ページの記録書類と要約を公開した。インタビューはアフガニスタン戦争に関係する当局者と兵士たちとのものだ。

 ペーパーの3 シリーズを通読するのは気が滅入る。部内者の意見や話は、予想通り、とほうもなく衝撃的だ。

「我々にはアフガニスタンの基本的理解が欠如していた - 我々は自分たちが何をしているかわかっていなかった」と、ブッシュとオバマ政権で、ホワイトハウスのアフガン戦争責任者として勤めた陸軍中将ダグラス・リュートが、2015年の政府インタビュアーに語った。彼はこう付け加えた。「我々はここで何をしようとしているのだろうか? 我々は自分たちが何をしているの皆目分かっていなかった。

 2001年以来、アメリカはアフガニスタンに一兆ドル以上費やした。金の大部分はアメリカ合州国「請負業者」に還流した。何であれ、賄賂と汚職がもたらすもののかなりの部分は、アフガン当局者によってドバイ不動産に投資された。

公式には、アメリカ当局者は収賄は決して許さなかったとを強く主張する。だが、「学んだ教訓」インタビューで、彼らはアフガンの黒幕連中、ワシントンの同盟者が何のおとがめもなく強奪するのを、アメリカ政府が見て見ぬ振りをしていたのを認めた。

数回アフガニスタンに派遣され、戦争を担当するアメリカ将官三人に助言した陸軍大佐クリストファー・コレンダは、ハミド・カルザイ大統領率いるアフガン政府は、2006年までには「泥棒政治へと自己組織」したが、アメリカ戦略にとっての、その致命的な脅威をアメリカ当局者は認識しそこなったと語った。

 アフガニスタン一般国民にはごく僅かの金しか行きわたらなかった。届いた場合には、アフガニスタンには決して維持可能ではないプロジェクトに浪費された。汚職は、多くのアフガニスタン人がなぜタリバン支配を大目に見たり、好んだりする理由の一つだ。(地図で「争われている」ことを示す色の薄い地域は、実際はタリバン支配地域だ。)


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 戦争は初めから全く不要だったし、不要なのだ。

退役海軍特殊部隊隊員で、ブッシュとオバマの下のホワイトハウス当局者だったジェフリー・エッガースは、アメリカ兵をアフガニスタンに駐留させておくことに対し、その前提を問おうとした人々はごく僅かだと述べた。

「学んだ教訓」インタビューで「アルカイダに攻撃された時、我々はなぜタリバンを敵にしたのでしょう? 我々はなぜタリバンを打倒したいと思ったのでしょう?」とエッガースは言った。「集団として、体制には一歩後退して基本前提を問う能力がないのです。」

 戦争はいかがわしい商売だったし、今もそうだ。戦争には、金を納税者から特定利益集団へと動かすこと以外何の目的もないのだ。盗みを正当化するために、政治家や軍司令官連中は繰り返し国民にウソをついてきた

インタビューされた人々の一部は、大衆を誤導しようという、アメリカ政府による明らかな継続している意図的な取り組みを語った。実際はそうではないのに、アメリカ合州国が戦争に勝っているよう思わせるため、カブールの軍司令部でもホワイトハウスでも、統計を歪曲することが良くあったと言った。

「できる限り良い状況に見せるため、あらゆるデータが変更されました」と、2013年と2014年、アメリカ軍司令官の対内乱鎮圧作戦上級顧問を勤めた陸軍大佐ボブ・クロウリーが政府インタビュアーに言った。「例えば調査は全く信頼性のないものでしたが、我々がしていた全ては正しく、我々は、居据わり続けるだけの存在になったのです。」

 居据わり続けるだけの存在

 アフガニスタン大統領選挙は今年3月に行われるはずだった。日程は二度変更され、最終的に9月に行われた。結果は10月に発表されるはずだったが、日付は11月に延期された。更に選挙委員会は二度目に発表の無期限延期を決めた。

 アフガン政府高官連中の地位は実にもうかるのだ。指導者連中の誰も他人を入れようとしない。

 今トランプ政権は、何らかの平和協定を交渉すべく、再びタリバンと話をしている。 タリバンが設定する条件は明確だ。彼らは外国軍隊の国内駐留を認めない。駐留アメリカ兵12,000人は何ら意味ある目的に役立っていないのに、米軍とCIAはそれに同意するのをいやがっている。

 アフガニスタンから撤退する唯一の方法は、アフガニスタンから撤退することだ。トランプは軍隊に撤退するよう命じるべきだ。彼ら全員。無条件に、実行可能な限り早急に。カブールのおえら方はドバイに引っ越し、タリバンはカブールを引き継ぎ、数カ月、あるいは一年以内に、国を平定するだろう。そうなって始めて、アフガニスタンが願わくは、腐敗していない指導者に支配された時、分別を持って国を発展させることが可能になるだろう。現在戦争に使われている金の1%以下で、多くのことをなし得るはずだ。

 だが、それだけが意味あるものなのだから、実現するまい。

(今はMoon of Alabama資金募集週間だ。是非我々の活動の支援をお考え願いたい。)

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2019/12/some-truth-about-the-war-on-afghanistan.html#more

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 昨日か一昨日大本営広報部の夕方番組をながめていると、ネットで受ける発信の秘訣らしき話題。要旨は「自分の意見を書くといやがられる。カラオケで好きな歌ばかり歌うおじさんと同じだ。調べた事実を並べるのが良い」ということらしかった。空気を読み異論は避けろということだろうかと、カラオケで好きな歌ばかりの老人は思う。

 記事中にある『戦争はいかがわしい商売だ』は、ありがたいことに、時代を超えた戦争の教訓 今こそ読むべき スメドリー・バトラー将軍『戦争はいかがわしい商売だ』完全日本語訳 Smedley Butler, WAR IS A RACKET: Japanese Translation で読める。

 数日前インフルエンザ予防注射を受けた。岩上氏の罹患で延期になったインタビューがあるのが残念。

<インタビュー延期のお知らせ>12月16日に予定していた「岩上安身による日本共産党・田村智子議員インタビュー第2弾」は岩上安身が昨日インフルエンザに罹患したことが明らかになったため、延期となりました。ご了承ください。

2019年12月 8日 (日)

皇太子が起こした問題から撤退するサウジアラビア

2019年12月6日
Moon of Alabama

 サウジアラビアのサルマン国王が息子のモハマド・ビン・サルマーン(MbS)を防衛大臣に、そして皇太子に昇進させた時、期待は高かった。だがムハンマドが始めた大規模プロジェクトの三つが間もなく問題に出くわした。今彼が起こした損害を制限する構想が進行中だ。イエメンに対する5年来のサウジアラビア戦争の終わりが視界に入っている。サウジアラビア国有の石油会社アラムコの株式公開は最終的に行われたが、当初計画されたものよりずっと低い評価だった。カタールとの30カ月の口論は修復中だ。

 2019年8月17日のサウジアラビア石油設備に対するイエメン無人飛行機攻撃が、サウジアラビアが戦争に敗北したことを証明した。Moon of Alabamaの見出しは、それが持つであろう効果を強調していた。

サウジアラビア油田に対する長距離攻撃が対イエメン戦争を終わらせる

今日の攻撃はサウジアラビアに対する王手詰みの手だ。シャイバー油田はフーシ派が支配する領土から約1,200キロ(750マイル)だ。その範囲以内には遥かに多くの重要な経済的標的があるのだ。

攻撃はサウジアラビアの最も重要な資産が今脅威の下にあることを決定的に明示している。サウジアラビアでIMFが予測する7パーセントの赤字予算に加えて、この経済的脅威だ。フーシ派に対するこれ以上のサウジアラビア爆撃は、サウジアラビア国家の生存能力を危険にさらしかねない非常に高価な追加代償を伴うだろう。フーシ派はモハマド・ビン・サルマーン皇太子の弱みを握っており、思うが圧力がかけられるのだ。

 一カ月後、もう一つの大規模攻撃がサウジアラビア石油生産の半分を停止させた。

 以来サウジアラビアは、彼らの石油設備の周辺で一層の航空防衛を実現するため追加アメリカ装置を購入した。だがアメリカの対空防衛システムは、イエメンが開始した種類の攻撃に対して効果的ではない。サウジアラビアは和平を求める以外選択肢がなかった。

 オマーンで、数カ月間、サウジアラビア当局者とフーシ派代表団間の協議が行われた。初期的合意がなされたが、公式発表はされなかった。今日、サウジアラビアのアーデル・アル・ジュベイル外務担当国務大臣が初めてフーシ派を合法的なイエメン組織として認める発言をして状況は変化した。

イエメンの状況について語って、アル・ジュベイル外務担当国務大臣は和解で、停戦に達する可能性があると述べた。

「イエメンは我々にとって極めて重要で、イランの介入は破壊的だ。イエメンでの唯一の解決策は政治的なものであり、戦争を始めたのは我々ではなく、フーシ派だ。」

フーシ派を含め全てのイエメン人がイエメンの将来に役割を持っていると彼は付け加えた

 今日サウジアラビアはフーシ派に属する約200人の捕虜を釈放した。彼らはイエメンの首都サヌアに飛行機で運ばれた。初期的な協定は、フーシ派と、サウジアラビアが支配する前大統領ハディによって共通政府を組織することを想定している。

 これはまだ終戦ではない。サウジアラビアがまだいくつか非現実的な要求をしているので、新たなイエメン政府が進展するには、かなり長期間を要するだろう:

サウジアラビアは、イランから、彼らの支配権を奪うことで、北イエメンで、フーシ派と何らかの共存をする用意があるように思われる。リヤドで、南部暫定評議会と国連が認めているアデン政府間の権限分担協定に署名した後、サウジアラビアとUAEは、イエメンでの彼らのぶざまな戦争の次段階に進む準備ができているように思われる。

果てしない戦いの代わりに、サウジアラビアは、地域の競争相手イランとの結びつきを断つよう、フーシ派を説得しようとしている。結局、フーシ派が望んでいるのは、イエメンにおける彼らの新たな戦略上の立場の正当性なのだ。彼らの考えでは、これが、類似の権限分担合意、アブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領の政府と、南の分離主義者を含む連盟風新体制で、彼らの参加保証が明記されなければならない。

 イランは決してフーシ派を「支配」してはいない。アメリカ国務省さえ最近主張を変え、最終的にこう認めた

イエメン戦争を終わらせるためのイエメン・フーシ派とサウジアラビアの協議における進歩で、評論家たち言う変化を反映して、今日、国務省でイランを担当するブライアン・フックは、停戦提案を提示する上で、一層建設的な役割を果たしている彼が言うフーシ派をイランは代弁していないと述べたのだ。

「9月14日にイランがサウジアラビア石油設備を攻撃してわずか数日後、フーシ派がサウジアラビアにミサイルと空襲の中止を提案したことを我々は想起するべきだ」とフックは国務省で記者団に述べた。

サウジアラビアが対応しているフーシ派の段階的縮小提案が、明らかにイランが、フーシ派を代弁したり、イエメン国民の最大利益を心にかけたりしていないことを示している」とフックは述べた。「イランは力を誇示するために、イエメン内戦を引き延ばそうとしている。イランは自国民の要求に従って、イエメンでの関与を終わらせるべきだ。」

9月のウォールストリート・ジャーナル論説で、彼がフーシ派をイラン代理勢力だと描写したものと比較して、フーシ派の段階的縮小提案を称賛するフック発言は対照的だ。彼はさらに、イランとフーシ派の関係を「戦略的提携」と特徴づけた。

 フーシ派も、レバノンのヒズボラも、イラン支配下にあるわけではない。これら集団は彼ら自身の権益のために自身で決定する独立政治組織だ。彼らが必要時に、イランを助けるように、イランは緊急時に、それら集団に手を貸すのだ。イランがイエメンの戦争を延長しようとしているというフックの主張には何の根拠もない。

 サウジアラビアが彼らに対して行った五年の戦争の間、イランはずっとフーシ派が抵抗するのを可能にしてきた。イランがフーシ派に提供した無人飛行機やミサイル部品が、彼らがサウジアラビアに和平を主張するよう強制するのを可能にしたのだ。だから、フーシ派がイランから自身を切り離すことは到底ありそうにない。もしサウジアラビアがイエメンに対する彼らの攻撃を終わらせ、彼らの戦争が起こした損害に対して補償すれば、彼らはサウジアラビアに対する攻撃を終わらせることに同意するだろう。サウジアラビアが、それに同意しなければ、更に多くの彼らのヘリコプターが炎に包まれて墜落し、更なる彼らの石油設備が燃えあがるだろう。

 イエメンに対する戦争はサウジアラビア防衛大臣だったムハンマド・ビン・サルマーン皇太子が始めたものだ。彼は速い勝利を期待していたが、十分に装備されたサウジアラビア軍は、北イエメンの山で裸足のフーシ派を破る能力がないことがばれた。戦争はサウジアラビアに、一月何十億ドルも費用がかかり、国家が破壊するおそれがあった。

 ムハンマド・ビン・サルマーンの他のプロジェクトも決してうまく行かなかった。彼はサウジ・アラムコ株を国際株式取引所で、二兆ドルの総評価額で売ることを計画していた。この動きは、サウジアラビア経済を工業化するための資金調達で、1000億ドルをもたらすはずだった。長く遅れた後、サウジ・アラムコは、ようやく最終的に新規公開しようとしている。株は12月11日に取り引きが開始の予定だ。だが株はサウジ証券取引所(タダウル)でしか上場されまい。

 当初の公募価格は、同社の価値を、国際的な銀行が発表していた1.5兆ドルという推計より高い1.7兆ドルとしていた。今日サウジアラビアは、世界石油価格と同社評価を上げるため、石油生産の大幅削減を発表した。それは緊急に必要な、より多くの買い手を新規株式公開に引き付けるかもしれない。だが株は、必要とあらば多少の圧力もかけて、主に国内機関に売られるだろう。外国からの新たな資金1000億ドルを引き付けるのではなく、右ポケットにつぎ込むため、サウジアラビアのズボンの左ポケットから約256億ドルが取り出されるだろう。サウジアラビアにとっての経済効果は疑わしい。

二年半前に、皇太子はカタールを攻撃し、占領しようとした。イデオロギー的な理由は、ムスリム同胞団に対するカタールの支持だった。だが本当の理由は、MbSが不動産と資源奪取を通して増やそうとしたサウジアラビアに必要なより多くの金だった。トルコ軍がカタール支援に来て、プロジェクトは失敗した。そこでサウジアラビアと同盟国UAEは通商停止でカタールを孤立させようとした。それも失敗したが、サウジアラビア支配者にとって更なる頭痛の種となり、それが彼らが必死に紛争を終わらせようとしている理由だ。

二年以上たった今、経済的、政治的破綻の徴候が、カタールではなく、禁輸措置をとっている両隣国で現れ始めている。これらの現れが、ドーハでのガルフ・カップ参加の決議や、論争を終わらせる新たな受け入れ姿勢をサウジアラビアと首長国当局が同時に発言していることを含め、両国の最近の和解姿勢を説明するのに役立つかもしれない。
バレル当たり100ドル以上から、30ドル以下まで価格が急落した2014年の石油暴落以来、全ての湾岸協力会議国は、彼らの石油を基本とする経済に対し、苦痛を伴う根本的改革に着手して、巨大な赤字予算を穴埋めしようと努めた。
偶然、湾岸協力会議加盟諸国の中で不人気な施策を最も激しく実施したのは封鎖を実行中の国なのに対し、クウェートとオマーンとカタールは付加価値税や他の構造改革導入を延期した。

 サウジアラビア支配者は、自国民がカタールを指して、福祉の強化や、より低い税金を要求するのを恐れている。カタールを含め全ての湾岸協力会議国が、サウジアラビアがとらなければならないのと同じ措置をとるのに同意すれば、反乱の可能性は減るだろう。

 カタール外務大臣が最近リヤドを「秘密」訪問し、サウジアラビア国王はカタール首長を次の湾岸協力会議に招待した。だがサウジアラビアには10%の赤字があるが、カタールは黒字財政だ。カタールは他の湾岸協力会議諸国の経済政策に従う必要がない。もしサウジアラビアが、そのために何かを提供することをいとわない場合にだけ、カタールはそうするだろう。

 皇太子の大プロジェクトが三つ失敗した。おまけに、MbSの命令によるジャマル・カショギ殺人が起こした評判への打撃がある。今、サウジアラビア国王が、全体的な打撃を制限する処置をとったのは、ムハンマド・ビン・サルマンの弟ハリード・ビン・サルマンの影響で起きているのかもしれない。Kbは駐アメリカ・サウジアラビア大使だった。2019年2月以来、彼はサウジアラビア国防次官で、彼はフーシ派との協議に関与していた。国王は、最終的に、MbSは仕事にふさわしくなく、兄のモハンマドより、ハリードの方が、王位の良い後継者かも知れないとを認識する可能性がある。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2019/12/saudi-arabia-retreats-from-the-troubles-its-clown-prince-caused.html#more

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 支配者、多少まともならなら、主君押込やら「座敷牢」やら、何らかの対策をとるのだろう。傀儡支配者、支配機構全てが劣化すると、ウソにウソを塗り重ねて平然と生き延びる。宗主国はリモコンで、利益さえあがれば手は出さない。兵器爆買い、FTA。永久敗戦属国。

 孫崎享氏の今日のメルマガ題名は、今日という日にちなむ内容。

『日本国の正体』(外国人の眼)より:米国攻撃の決断は全く合理性に欠け、自殺行為。米国は日本の十倍の工業生産力、チャーチル英国首相「(真珠湾攻撃で)我々は生き延びる。日本人は微塵に砕かれる」。米陸軍長官:如何に日本側に最初の攻撃させるか

 昨日は下記インタビュー再配信を拝見。長州テロリストの理不尽さにあらためて激怒。たとえば品川弥二郎の悪辣さ。長州テロリストによる愚挙の延長が、真珠湾攻撃、敗戦、その結果としての世界最大属国。

【長州偏重政治が今なお日本を呪縛する! シリーズ特集再配信 2・IWJ_Youtube Live】19:00~「『長州レジーム』から日本を取り戻す! 歴史から消された思想家・赤松小三郎の『近代立憲主義構想』を葬った明治維新の闇~ 岩上安身によるインタビュー 第750回 ゲスト 拓殖大学教授 関良基氏 その1(後編)

 その後下記を拝見。鋭い質問と屁理屈回答。目が離せない。高級官僚の皆様ウソをつくため東大を卒業したのだろうか?

安倍首相とジャパンライフの関係は中曽根政権 安倍晋太郎の代から!? ヒアリングでは菅官房長官の会見での発言に辻褄を合わせて官僚が答弁~12.5第12回 総理主催「桜を見る会」追及本部

 今日は上記インタビューの続編再配信を拝見予定。

【長州偏重政治が今なお日本を呪縛する! シリーズ特集再配信 3・IWJ_Youtube Live】20:00~「日本で最初の立憲民主主義思想は現行憲法よりリベラルだった!? 幕末の思想家・赤松小三郎の暗殺に見る『明治礼賛』の虚妄! ~ 岩上安身によるインタビュー 第759回 ゲスト 関良基氏 その2 (前編)」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867
ツイキャス視聴URL(冒頭のみ): http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi

 

2019年11月25日 (月)

香港暴動が終結しつつある理由

 

2019年11月22日
Moon of Alabama

 アメリカが支援する香港暴動は、ほぼ終わっている。暴動は我々が想像していたよりずっと長く続いた。

 「民主派」学生の「ぎりぎりの暴力」キャンペーンは、彼らへの、より多くの支援を獲得し損ねた。一般香港人は益々、更なる挑発に反対の意見になっている。

デモ参加者は、これまで2週間にわたり、ほぼ毎日繰り広げた昼食時デモで昼の12.30頃、香港の金融中枢、香港株式取引所がある交易廣場外の橋の上に集まっていた。

約一時間後に、約50人の警察支持派集団が現れた後、つかみあいが起きたが、区域の混乱を収めるべく、すぐ後に警察が到着した。

各集団の一部メンバー間の少なくとも二つの諍いで、反政府集団が敵側に「中国に戻れ」と叫び、メンバーの一人が、より小さな集団に向かって歩く女性をけった。

 10日前、黒装束暴徒の中核が、平日、香港の交通を麻痺させ始めた。彼らはほぼ全ての地下鉄駅に乱入し、主要道路とトンネルにバリケードを築いた。学校は閉鎖され、企業と労働者がひどく損害を被った。

 暴徒によるバリケードを撤去しようとした一般人に投げられた石がぶつかって、70歳の街路清掃人が一人死亡した。暴徒が地下鉄駅を略奪するのを口頭で反論した後、57歳の男性がガソリンを浴びせられ、火をつけられた。警官が矢で撃たれた。

 暴徒は主要道路と香港海底トンネル隣にある香港中文大学と香港理工大学を占拠した。大学を兵站基地と要塞として利用して彼らは昼夜を通じて多くの道路を閉鎖しておくのに成功した。香港中文大学学長と一部暴徒の交渉後、暴徒は約8,000の火炎瓶を後に残し、そこから避難した。彼らは香港海底トンネル隣の香港理工大学に集まった。

 それは失敗だった。

 この前の日曜日、警察が香港理工大学を包囲し全員退去させた。退去しようとした連中人は逮捕されたか、18歳以下であると識別され、親に引き渡された。暴徒が非常線を突破しようと試みた際、いくつか激しい戦いがあったが、ごく少数が逃げた。

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 数日後、香港理工大学構内の連中の大部分が警察に投降した。

 現在、まだ香港理工大学校舎に閉じこもる暴徒が約30人いる。警察は彼らの退去を待っている。警察は千人以上を逮捕したと言っている。大学は荒らされ、紛争による深刻な損害を受けた。暴徒は再び何千という火炎瓶や他の武器を残して去った。

 都市交通の妨害と暴徒の破壊行為で引き起こされた増加する損害は、これまで彼らを支援していた人々さえ遠ざけた。現在、警察が中核となる暴徒の大部分を逮捕しているため、このような暴力的抗議が続く可能性はほとんどない。

 日曜、香港中で区議会選挙が行われる。中国は、いかなる状況下においても、選挙を進めるよう要求していた。機動隊が全ての投票所を警備するはずだ。

 何週間も前には、暴徒を支援していた「民主派」候補者は、まだ彼らが抗議行動前に維持していたよりも多い議席を獲得する態勢にあった。だが今彼らは、大衆が彼らが起こした大混乱に対し、彼らを罰し、体制派候補者を選ぶことを恐れている。

香港中文大学の政治学者蔡子強は、投票者数は記録を更新するかも知れないが、全体的状況は、前より一層予想困難だと述べた。

「民主派は、抗議行動が勃発した夏に選挙が行われていたら、地滑り的勝利を勝ち取れたはずだ」と蔡教授は述べた。「だが最近の二大学での衝突後、投票先政党を決めていない有権者は社会的秩序を懸念して、投票を思い止まるかもしれない。」

彼は先週11月12日、香港中文大学外で抗議行動参加者が、警察に対して行った激烈な戦いと、それに続いた更に多くの香港理工大学外での紛争に言及した。

「一部の人々が元来想像していたように、民主派が議席の半数以上を勝ち取るのは困難だろう」と蔡教授と言った。

 香港政府は抗議行動参加者の「五つの要求」のいずれも認めなかった。抗議行動参加者が勝ち取った唯一のものは、アメリカ議会に法律を成立させたことだ。

水曜日、圧倒的多数で二つの法律を可決する上で、下院は上院の先例に倣った。毎年大統領が、アメリカが香港に与えている貿易上の有利な地位を再検討し、自治権が無効にされたと判断された場合、それを無効にし、当局者に罰則を科すると恫喝すると要求する香港人権・民主主義法案。催涙ガスや他の警備用品目の販売を阻止する香港保護法だ。

前者はほとんど象徴的だが、香港と北京とワシントンの関係を変えかねない。

香港を巻き込んだ抗議行動を支持するアメリカ議会を通過した法律に対し、ドナルド・トランプ大統領には単純な選択肢がある。承認するか拒否するかだ。中国との貿易戦争での厳しい交渉の最中に起きたので、彼は決定を交渉の一部にしたくなるかも知れない。
だが北京は、そうした処置は中国主権の核心への攻撃だと考えている。急進的抗議行動参加者が更なる暴力に駆り立てられかねないのだ。もしトランプが法律を認めるようなことがあれば、何らかの報復措置がとられるのは確実だ。
だが貿易戦争と暴力と法律は、香港での企業心理を損なってしまった。法案が承認されようとされまいと、悲観と不確実は既に深まっている。勝利者はあり得ない。

 トランプは中国との貿易協定を望んでおり、従って、おそらく法案を拒否するだろう:

朝番組「フォックス&フレンズ」で、アメリカ-中国関係で競合する優先事項のバランスを取っているのだと大統領は述べた。

「我々は香港を支持しなければならないが、私は友人の習[近平]主席も支持している。彼は途方もない人物だが、我々は支持しなければならない。私は彼らがうまくやるのを見たい。そうだろう?」と大統領は言った。「私は自由を支持している、私は私がしたいこと全てを支持しているが、我々は史上最大の貿易協定の一つを結ぶ過程にある。もし実現できたら、素晴らしいだろう。」

 法律は拒否権行使に対抗できる大多数で下院と上院を通過したので、拒否権は一時的な影響を与えるだけだろう。

 香港の抗議と暴徒の裏の意図は、当初からずっともう一つの天安門事件を引き起こすことだった。これは抗議の始めから非常に明白だった。それは今公的に認められている。

BBC Newsnight @BBCNewsnight - UTC 11:00 2019年11月19日

「抗議行動参加者の一部は中国との軍事対決を挑発するのが目的だったように見える。彼らは天安門広場結果を成功として望むように思われる。」

元イギリス外務大臣 @ジェレミー・ハントが#香港抗議行動参加者の一部の「戦術を懸念している」と述べた

 もし中国が軍隊を香港に移動したり、抗議行動参加者に対し、より多くの武力を使用することを許したりしていれば、アメリカは、それを同盟諸国に中国に強い制裁をするよう求めるのに使っていたはずだ。抗議行動参加者の暴力はそういう結果を実現するよう意図されていた。計画は、中国から切り離す、より大きなアメリカ戦略の一環だった。

 アメリカが欲するものを与えるには中国があまりにも賢明だったので、計画は失敗した。今圧力を受けているのはトランプだ。今の貿易戦争が、アメリカ経済に損害を与え、彼の再選を危険にさらしているので、彼は中国と共に貿易協定を必要としているのだ。

 それが、おそらく、抗議がなぜ弱まったかという本当の理由だ。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2019/11/why-the-hong-kong-riots-are-coming-to-an-end.html#more

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 大本営広報部には掲載されないぼうごなつこさんの漫画。

「桜を見る会問題でどんなに粗が出ても政権を守る!」。安倍応援団の、決死のエクストリーム擁護を見よ!

 とんでも記述式受験で私企業を儲けさせるだけではあきたらず、子供を宗主国侵略戦争の大砲の餌食にさせようとするとんでもない下司。もちろん奴隷道徳、現代版教育勅語で「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」を叩き込むだろう。

日刊IWJガイド「下村元文科相が私立中高連合会会長など学校団体関係者に対して、税金投入と引換えに『改憲』協力を要請!! 東大に英語民間試験導入の圧力をかけた同じ党会合の場で!!」 2019.11.25日号~No.2629号~

 『世に倦む日々』最新記事「まぐまぐによる記事削除 - エリカ逮捕をスピン工作と疑う声への圧力か」拝読したが驚かない。120年前にも、よく似たスピンがあったのだ。

 高橋お伝、最初の夫高橋浪之助がハンセン病を発病し村八分状態になり、二人は明治四年(1871年)村を出て、東京、横浜にむかった。お伝の看病の甲斐なく、浪之助は翌年5月に亡くなった。夫の死後、やくざ者小川市太郎と恋仲になり、市太郎との生活で借財が重なり、古物商後藤吉蔵に借金の相談をしたところ、愛人になるなら金を貸すと言われる。偽名を使い夫婦と偽装し東京・浅草蔵前片町の旅籠屋「丸竹」で同衾。翌日、お伝の出発後、吉蔵の死骸が見つかった。二週間後の明治九年9月9日逮捕。

 彼女は二年間も拷問を受けながら、罪を認めなかった。二年後の明治12年(1897年)1月31日市ヶ谷監獄刑場で斬首された。1877年(明治10年)には西南戦争、1878年(明治11年)8月23日には、竹橋付近に駐屯していた大日本帝国陸軍の近衛兵部隊が起こした武装反乱、竹橋事件が起きていた。1878年(明治11年)には、農民暴動「真土事件」も起きていた。新聞、小説、芝居、あらゆる媒体に、毒婦お伝とされたが、事件当時は、新聞紙条例、讒謗律(明治8年(1875年))による極端な言論弾圧時代。政府批判の言論は許されないが、政府の悪行から目をそらす猟奇的話題なら、いくら書いても、決して罰せられない。

 “毒婦お伝”と異名をつけられたお伝が斬首された際、検視役を務めたのは、後の樺戸集治監(監獄)2代目典獄安村治孝。安村は長州藩出身、明治18(1885)年、初代典獄月形潔の後任として着任すると、樺戸と空知集治監の受刑者を使役し、上川道路開削工事を短期間で完成させた。その陰で多くの死者を出している。金子堅太郎の無慈悲な方針が原因だ。お伝の墓碑は三回忌の明治14年、谷中に建てられたが(遺骨は千住回向院の墓にある)、何と安村治孝の墓も近くにあるという。お伝の墓石の裏には当時の著名人の名前が刻まれている。仮名垣魯文、市川団十郎、市川左団次、尾上菊五郎、三遊亭圓朝、講談の田辺南鶴などの名前がずらり並んでいる。下記のように、高橋お伝を勝手に毒婦にして儲けた売女マスコミ連中(辺見庸氏の言葉では「糞バエ」)が祟りを恐れて建立したのだろう。

Takahashi

  • 『毒婦お伝のはなし』東京絵入新聞(1879年)
  • 歌舞伎『綴合於伝仮名書』河竹黙阿弥(1879年)
  • 小説『高橋阿伝夜刃譚』仮名垣魯文(1879年)
  • 小説『其名も高橋毒婦の小伝 東京奇聞』(1879年)

 お伝と安村については、下記月形町公式サイトにも明記してある。

月形町 公式サイト 開拓の基盤を作った囚人道路

 北海道の囚人労働については、下記記事の末尾で触れた。この記事も、検索エンジンではなく、隠蔽エンジンのYahooで検索すると、「隠蔽」されており、決して一番目にはあらわれない。是非隠蔽エンジンのお試しを。

 トランプとNYタイムズ、シリアでのアメリカ帝国主義戦争を認める

2019年9月24日 (火)

ロシアとイランはいかにして敵の戦略を出し抜いたのか

2019年9月17日
Moon of Alabama

 過去数十年にわたり、ロシアとイランはいずれも、アメリカとその同盟国の常に増大する脅威に対し、自身を守る手段を開発する必要があった。両国とも彼らの状況に適した阻止のための独自の方法を見出した。

 アメリカとその同盟国のいずれも、彼らの戦略や軍事的手段を適応させて、そうした進展に対応することはなかった。アメリカが本当の状況を認識したのはやっと最近になってのことだ。石油輸出能力の半分の喪失は、とうとうサウジアラビアを目覚めさせるかもしれない。他のほとんどのアメリカ同盟諸国まだ眠ったままだ。

 NATOが東ヨーロッパに拡張し、アメリカが対弾道弾ミサイル条約から離脱した時、ロシアはアメリカの攻撃を阻止できるようにしておくため、対策を開発するつもりだと発表した。十年後、ロシアは約束を果たした。

 ロシアはアメリカが配備した弾道ミサイル防衛を破ることができる多くの新兵器を開発した。ロシアは防空システムやミサイル防衛や、レーダーや電子妨害手段にも力を入れて、アメリカ将官が「涙がでる」と言うほどのものにした。

 こうしたもの全てが、ロシアの極超音速ミサイルを提供するといって、プーチンがトランプをからかうのを可能にしたのだ。我々はこう分析していた。

アメリカは極超音速兵器を製造していると主張するトランプは間違っている。アメリカは、いくつか開発してはいるが、2022年以前に使えるものは皆無で、ずっと遅れる可能性が高いのだ。極超音速兵器はソ連/ロシアの発明だ。ロシアが今実用に供しているものは既に第三世代だ。このようなミサイルの開発では、アメリカはロシアより、少なくとも二世代遅れている。

1999年にユーゴスラビア軍がアメリカのF-117ナイトホーク・ステルス攻撃機を撃墜した時から、ロシアのレーダーにはステルス機が「見える」ことが知られていた。ロシアの防空とミサイル防衛は、シリアで、大量の無人飛行機や巡航ミサイル攻撃を阻止することができるのを証明した。サウジアラビアのアメリカ製の防空、ミサイル防衛システムは、フーシ派軍が発射する旧式ミサイルさえ迎撃し損ねている。

 昨日、アンカラでのトルコとイランの大統領との共同記者会見時、トランプにしたのと同じ様な申し出で、プーチンはサウジアラビアをからかったビデオ@38:20)。

Q:インフラを復活させる上で、ロシアはサウジアラビアを助けたり、支援したりするつもりでしょうか?

プーチン:サウジアラビア支援に関しては、自国民を守る場合を除いては、どんな種類の暴力も違法だとコーランにも書かれています。彼らと彼らの国を守るため、我々はサウジアラビアに必要な支援を提供する用意ができています。サウジアラビア政治的指導者は、イランがS-300ミサイル・システムを購入したように、エルドアン大統領がロシアの最新S-400トリウームフ防空システムを購入したように、賢明な決定をするだけで良いのです。こうした兵器は、あらゆるサウジアラビアのインフラ施設を高い信頼性で防御するでしょう。

イラン大統領ハッサン・ロウハニ:すると彼らはS-300かS-400を買う必要がありますか?

ウラジーミル・プーチン:決めるのは彼ら次第です。

 エルドアンとロウハニとプーチンの全員、このやりとりで笑った。

 アメリカ兵器を買わなければならないアメリカ同盟諸国はアメリカと同じ防衛投資戦略に倣っている。彼らは侵略戦争には最も有用な兵器システムを買ったが、敵が反撃能力を証明しても、必要な防衛用兵器システムには投資しなかった。

 それがサウジアラビアは、350機以上の最新戦闘機を保有しているが、1970年代にさかのぼる比較的わずかな中距離・長距離防空システムしか保有していない理由だ。

 サウジアラビアの防空システムは、特定の経済的、社会的センターを防衛できるだけなのだ。サウジアラビア国境の大部分と軍事基地は守られていない。

地点防空ネットワークの配置は、サウジアラビアのかなりの部分は戦略地対空ミサイルで防衛されていないことを示している。これらの地域を守るため必要とあらば戦闘機に期待できるが、全国防空体制の大きな空白の存在で、外国侵略者がつけこめる多数の脆弱性を残したままになっている。

 イランGeoMilブログでアミールが文書化したサウジアラビア防空体制。

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 しかも、存在している防衛は一方向だ。赤い円は中心に配備されたアメリカ製PAC -2防空システムの理論的な対応範囲を示している。だがこれらシステムの実際の範囲は半円以下しか対応できない。レーダーは回転しないので、PAC-2とPAC-3システムは区域防御なのだ。彼らは120度の弧しか見えないのだ。サウジアラビアの場合、レーダーは攻撃の最もありそうなイラン方向の東を見ているだけだ。そのため、アブカイク原油加工プラントは、他のどの方向からの攻撃に対しても完全に無防備なのだ。サウジアラビア、アメリカのいずれも、どこから攻撃が本当に来たかわからないのだ。


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 シリアのフメイミム・ロシア空軍基地へのアメリカ無人機の群飛攻撃に対するロシアの経験が、短距離防空と電子妨害手段が大量の無人飛行機と巡航ミサイル攻撃に対する最良の防衛であることを示していた。

 アメリカはこのようなシステムを持っていないので、サウジアラビアは無人機と巡航ミサイルに対する短距離防空システムがない。アメリカは、いかなる適切なものも提供できないため、サウジアラビアは高度な電子妨害手段もない。

 サウジアラビアに必要なのは、多数のロシアのパンツィル-S1短距離防空システムとクラスハ-4電子戦システムだ。ロシアは少なくとも前者は提供するだろう。だがアメリカが、サウジアラビアがそれを購入するのを許すだろうか?

 サウジアラビアは、アメリカと同様、決して敵を真剣に受けとめなかった。サウジアラビアは、イエメンを灰塵に帰するほど爆弾を投下したが、決して反撃されることを予期していなかった。サウジアラビアは対イラン戦争をするよう、長い間アメリカに呼びかけていたが、自身をイランの反撃から守るための措置はほとんどとっていなかった。

 長期にわたる攻撃後、8月、イエメンからのフーシ派ミサイルの飛来の増加が警告された。サウジアラビアは警告を無視し、サウジアラビアの収入の半分という急所であるアブカイク加工センターを防衛する措置は何もとらなかった。

 対照的に、イランはロシアがそうしたの全く同様、非対称戦略に沿って兵器を開発した。

 イランは最新空軍を保有していない。攻撃的ではないので必要としないのだ。イランは長い間、アメリカやサウジアラビアや他の中東の敵を阻止する他の手段を開発してきた。イランは多数の自国開発の中距離弾道ミサイルや、ありとあらゆる中距離、短距離無人機や弾道ミサイルを保有している。イランは、2,000キロの射程内のどんな経済的、軍事的標的も攻撃できるのだ。

 最近イランは高価なアメリカ無人機撃墜を可能にした自前の防空システムも製造している。イラン・イスラム革命防衛隊航空宇宙軍のアミル・アリ・ハジザデ司令官が、それをどのように実現したか説明している(英語字幕ビデオ)。

 イランは友好的な他の国々の集団との関係を発展させ、訓練し、必要な防衛手段を用意した。これらの中には、レバノンのヒズボラ、様々なシリアの集団、イラクのPMG / Hashd、イエメンのフーシ派や、ガザのイスラム聖戦がある。

 これら集団のいずれもイランの完全な代理人ではない。彼らは全て自身の地方政治を行い、時には、より大きなパートナーと意見を異にする。だが、もし必要とあらば、彼らはイランのために行動をすることをいとわない。

 イランは自身が使うものとは違う同盟国専用の多くの武器を開発した。イランはそのパートナー自身が、それらの武器を作ることができるようにしている。イエメンのフーシ派が使う巡航ミサイルや無人機は、イランが自身の軍で使うものとは異なっている

 2019年7月、イエメンのフーシ派と提携する軍が展示した新無人飛行機とミサイル

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 アブカイクに対する最近の攻撃のようなものが起きた場合、イランには説得力ある否定論拠があるのだ。イランがイエメンの同盟者に、1,500キロ飛ぶドローンを供給したことは、レバノンやシリアやイラクや他のどこかの同盟者が、似たような手段を入手できることを意味している。

 アメリカがロシアの対抗戦略を想像し損ねたのと全く同様、サウジアラビアは長いこと、イランの対抗戦略を考慮しそこねたのだ。両国とも攻撃的戦略を変えねばなるまい。両国は本当の防御手段を(再)開発せねばなるまい。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2019/09/how-russian-and-iran-beat-their-opponents-strategies.html#more

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 植草一秀の『知られざる真実』 の今日の記事は 安倍対米隷属外交集大成の日米不平等FTA

 大本営広報部、不都合なFTAの真実は、隠蔽するか、ウソを言うだけ、決して真相は報じない。

 そもそも不吉な日付、911組閣の連中には、不幸の恒久化以外は期待していない。

2019年9月 5日 (木)

置き去りにされたと感じたシリア「反政府派」「裏切り者」エルドアンの絵を燃やす

2019年8月30日
Moon of Alabama

 2011年以来トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、シリアの「反政府ゲリラ」とイスラム至上主義ジハード戦士をシリア政府に対する代理軍隊として利用してきた。これらの勢力はトルコ国境のそばで今主としてイドリブ県に閉じ込められている。シリア軍は最近ジハード戦士に対して進歩を成し遂げた。トルコは彼らの支援に来なかった。彼らの抵抗が徒労であるのを、彼らは理解し始めた。シリアは県全体を奪還するだろうし、抵抗する人々は殲滅されるだろう。「反政府派」は、彼らの罰が来る、彼らが今トルコに逃げることを望むことを恐れる。不幸にもトルコは彼らを望んでいない。


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 今日、約千人の「反政府派」がアル・バブ国境検問所を通って、トルコに入国しようとした。ビデオが逃がれる人々の自動車の長い列を示している。先端の数百人の男性がトルコ領土に入るのに成功した。彼らは放水銃トラック、催涙ガス、最終的に銃撃でトルコ軍軍隊に押し返された。少なくとも二人の「反政府派」が殺された。

 人々は「裏切り者、裏切り者、裏切り者、トルコ軍は裏切り者だ」と叫んだ。彼らは祈りの言葉アッラーフ・アクバルと叫びながら、エルドアンの絵を燃やした。


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 対シリア戦争の初めから「反政府派」は、トルコ軍が彼らの支援に来るか、少なくとも彼らを防衛することを期待していた。ロシアのプーチン大統領とエルドアンとの先週の会談が、最終的に、彼らに、決してそうならないを確信させた。ロシアがシリア側について参戦した時から、プーチンはエルドアンを、敵から、飼いならされた犬へと変えるのに成功した。エルドアンはロシアが彼に売る戦闘機を確認するためモスクワを訪問し、プーチンは彼にアイスクリームをおごった。


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 大いに抵抗した後、エルドアンは最終的にイドリブを断念した。ロシアはイドリブでの停戦に合意していたが、エルドアンは合意中の彼の約束を実現し損ねたのだ。イドリブのジハード戦士は、エルドアンに補給され、ロシア軍とシリアの民間人を攻撃し続けた。シリアとロシアの軍は、激しい良く目標を定めた空爆作戦で、益々多くの土地を奪還して反撃した。11日前、トルコは、ハーン・シャイフーンが奪還されるのを阻止するため軍隊の車列を送り、シリア軍を止める最後の取り組みをした。軍隊車列は爆撃され、ハーン・シャイフーンは奪還された。

 それがエルドアンが諦めた瞬間だった。将官五人、うち二人がイドリブのトルコ監視所の責任を負っているのだが、退役を希望したのだ。エルドアンはモスクワを訪問し、何らかの合意をした。シリアはイドリブを奪還するだろうし、エルドアンはアイスクリームを手に入れた。

 長年、シリアと戦った後、イドリブから去りたいと望む人々の圧力は終わるまい。トルコ経済は落ち込んでいる。人々は難民を警戒するようになった。より多くの人々を入れても、エルドアンが得るものは皆無だ。

シリア軍の作戦は続く。次のより大きな標的は、戦前80,000人の住民がいたマアッラト・アン=ヌウマーンだろう。彼らの大半にはシリア政府を恐れる理由はない。だが多くの人々が戦いから逃げたいと願うだろう。それぞれの攻撃が更に多くの人々を去るよう駆り立てるだろう。

 国境とトルコ国内で更に多くの出来事があるだろう。「反政府ゲリラ」とジハード戦士は、彼らをシリアの政府と戦うよう駆り立てておいて、彼らが勝利し損なうと、彼らを置き去りにした、トルコの裏切り者に復讐したいと願うだろう。イドリブのトルコ監視所の兵士たちは今ジハード戦士の人質だ。彼らは、脱出路を勝ち取るにはロシア爆撃機の支援を必要とするか、シリア軍が彼らの周囲の地域を解放するまで、じっと座っているしかあるまい。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2019/08/syrian-rebels-feel-left-behind-burn-traitor-erdogans-picture.html

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 数日前の記事で、地名を「カーン・シャイクーン」と表記した。化学兵器攻撃に関するcnn記事や国連文書にはカーン・シャイクーンとあったが、アラビア文字「ハー」の表記ゆえ、ハーン・シャイフーンとした。

 多少ともまともな政治家なら、自国の利益のために活動するはずだ。

 今日の孫崎享氏のメルマガ題名

メルケル首相9月6?7日に中国を訪問、訪問目的はトランプ大統領の貿易戦争と香港の抗議と関連した危機が増大する中、ドイツ・中国経済的結びつきは正常化のレールの上にあることを確約することにある。ドイツ経済旧悪化の中、首相府、経済相は中国重視。

 一昨日拝聴したUIチャンネルの番組でも、アメリカ総取り、日本ぼろまけのFTAを称賛する売国メディアの問題が語られていた。日本の大本営広報部、GSOMIAで韓国政府、香港問題で中国政府の悪口をいうばかり、あるいはせいぜい自国の幼い子供虐待の話題、悲惨なFTAについては完全に沈黙、隠蔽。

日刊IWJガイド「嫌韓騒ぎの陰で着々と進む日本まるごと売りの日米FTA! 官・報道複合体挙げての目くらましが進行中!/香港のキャリー・ラム行政長官が逃亡犯条例改正案を正式撤回!/橋下徹氏によるスラップ訴訟いよいよ判決! 」2019.9.5日号~No.2548号~(2019.9. 5 8時00分

の中で、しっかり

FTAによる日米間の不平等な関係の固定化を日本国民に対してうやむやにするだけでなくその交渉過程を国民の監視が届かないようにするために、政府と報道の複合体、これと一体化したメディアを総動員して煽りに煽っているのが官民を挙げての嫌韓騒動なのではないかと思われます。

 嫌韓キャンペーンや文在寅大統領が法相に指名した、韓国の玉ねぎ男こと、チョ・グク元民情首席秘書官の数々の疑惑報道でテレビ新聞が賑わっている間に、FTA交渉は日本を売り飛ばす形で確実に進展し、9月下旬に締結される予定になっています。これだけの国民がこの「ステルス作戦」に気づいているでしょうか?

と指摘しておられる。

2019年8月21日 (水)

サウジアラビア油田に対する長距離攻撃が対イエメン戦争を終わらせる

2019年8月17日
Moon of Alabama

 今日サウジアラビアは、とうとう、対イエメン戦争で敗北した。サウジアラビアにはイエメンのフーシ派が入手した新兵器に対する防衛策はない。これらの兵器はサウジアラビア経済の生命線を脅かす。今日の攻撃は決定的なものだった。

土曜日、イエメンのフーシ派反政府派が発射した無人飛行機が、サウジアラビアの不規則に広がる砂漠奥深くの巨大なガス・石油田を攻撃し、重要なエネルギー産業に対する最近で二度目の攻撃で、王国が「限定的な火事」と述べたものをひき起こした。

サウジアラビアが攻撃を認めたのは、フーシ派の軍報道官ヤヒア・サリエが反政府派が、彼らの「これまでで最大」の作戦として、ガス・石油田を標的に定め、爆弾を搭載した無人飛行機を10機の発射したと主張するビデオ声明を発表した数時間後のことだ。彼は更に多くの攻撃を行うと脅していた。

 2019年7月にイエメンのフーシ派-連合軍が展示した新無人機とミサイル

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 今日の攻撃はサウジアラビアに対する王手だ。シャイバーはフーシ派が管轄する領土から約1,200キロ(750マイル)だ。範囲内には、ずっと多くの重要な経済的目標がある。

イエメン反政府派が支配している領土からの油田の距離は、フーシ派ドローンの射程距離を示している。国連調査者たちは、イエメンでのサウジアラビア率いる連合による戦争で、ここ数カ月、見られるフーシ派の新しいUAV -X無人飛行機は、多分最高1,500キロ(930マイル)の射程だと語っている。その射程距離内には、サウジアラビアの油田、首長国で建設中の原子力発電所や、ドバイの交通量が多い国際空港がある。

パイロットが遠隔操縦して飛行させるのが可能な、人工衛星を利用する高度なドローンとは異なり、フーシ派の無人飛行機は、多分特定の緯度と経度を攻撃するようにプログラムされていて、電波範囲から出たあとは制御できないものだと専門家たちは考えている。フーシ派は、レーダーによって追跡することが困難な無人飛行機を、敵の兵隊と、サウジアラビアのパトリオット・ミサイル部隊を攻撃するために使っていた。

 この攻撃は、サウジアラビアの最重要資産が、今や脅威下にあることを決定的に示している。この経済的脅威は、IMFがサウジアラビアに対し予測している7パーセントの赤字予算に加えてだ。フーシ派に対する更なるサウジアラビア爆撃は、今やサウジアラビアの生存能力さえ危険にさらしかねない非常に重要な代償を引き起こすだろう。フーシ派は、ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子の急所を握り、思うままに締めつけられるのだ。

 フーシ派が使用した無人飛行機とミサイルは、レバノンからのヒズボラ専門家の助けを借りてイエメンで組み立てられた、イランが設計したコピーだ。四日前、フーシ派代表団がイランを訪問していた。訪問中、最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイは、フーシ派がイランの支援を得ていることを初めて公的に認めた。

訪問中のフーシ派交渉責任者ムハンマド・アブドル・サラムとの会談で「私はイエメンの敬けんな男性と女性の抵抗に対する私の支持を宣言する。イエメンの人々は強い政府を設立するだろう」とハメネイがと言ったと国営テレビが報じた。

初めて、フーシ派代表幹部とテヘランで会議を開催したハメネイは「イエメンを分裂させるサウジアラビアに率いられた陰謀」に対する強い抵抗を呼びかけたと半官的なファルス通信社が報じた。

「主権と領土を持ち、統一され、一致団結したイエメンは支持されるべきだ。イエメンの宗教的、民族的多様性という条件を考えれば、イエメンの保全をはかるには国内対話が必要だ」と彼が述べたと、テレビは報じた。

 テヘラン訪問は、フーシ派が、もはや未承認の孤立した組織でないことを証明した。

イラン、イギリス、フランス、ドイツとイタリアの当局者とイエメンのアンサール・アッラー(神の支持者)フーシ派組織がアラビア半島の国で長引く戦争の政治的解決について意見を交わした。

会談は、アンサール・アッラーと四つのヨーロッパ諸国の代表団とで、土曜日、イラン、テヘランの外務省で開催された。

会談では、各代表団が、政府的、軍事的進展と人道的状況を含む、イエメンにおける成り行きに対するそれぞれの見方を説明した。
各代表団は戦争の即時終結の必要を強調し、政治的手段が危機に対する究極の解決だと述べた。

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 2015年3月に、MbSが始めた対イエメン戦争は、ずっと前から勝てないことが証明されていた。今やサウジアラビアは決定的に敗北している。アメリカもヨーロッパもサウジアラビアを助けには来るまい。適度にこのような攻撃から保護する技術的な手段がない。貧しいイエメンが金持ちのサウジアラビアを破ったのだ。

 サウジアラビア側は政治的和平交渉に同意するしかあるまい。イエメンは涙が出るほどの補償を要求するだろう。だが、フーシ派の要求が何であれ、サウジアラビアは渋々支払う以外に選択肢はないだろう。

 UAEが、ここ数カ月で、イエメンから手を引いたのは賢明だった。UAEの戦争目的はアデン港の支配を確保することだった。今都市を支配している南イエメン分離主義者との同盟がそれを保証するのだ。ハメネイがイエメン分割を否定している中、彼らが、一体いつまで、それに固執することが可能かは、まだわからない。

 今日の攻撃は対イエメン戦争の終わりを告げる以上に大な意味がある。イランがイエメンの同盟者に射程距離1,500キロのドローンを供給したことは、レバノンやシリアやイラクの同盟国も類似手段を入手が可能なことを意味する。

 イスラエルとトルコはそれを考慮に入れなければなるまい。ペルシャ沿岸や、アフガニスタンの米軍基地も警戒しなくてはならない。イランはそれらの基地を攻撃する弾道ミサイルのみならず、アメリカのミサイルと防空体制は、ほぼ役に立たない無人飛行機も持っているのだ。ドイツ製トラック台車上(!)の、ロシア・パーンツィリ-S1防空システムを買ったUAEだけがそれらのドローンを撃墜する多少の能力を持っている。国防総省も、おそらくこれらをいくつか購入したいだろう。

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 アメリカがイランに対してステルス・ドローンを使ったことで、イランはその一機を捕獲し、分析し、複製する機会を与えたのだ。イランの広範なドローン計画は自前で、非常に歴史があるが、アメリカが意図せずに提供した技術から利益を得たのだ。

 アメリカとその同盟国が、アフガニスタン(2001)、イラク(2003)、レバノン(2006)、シリア(2011)、イラク(2014)とイエメン(2015)に対し、中東で行った全ての戦争は、意図せずに、イランとその同盟国をより強くして終わった。

 ここには学ぶべき教訓がある。だがワシントンDCの阿呆連中がそれを理解する能力を持っているかは疑わしい。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2019/08/long-range-attack-on-saudi-oil-field-ends-war-on-yemen.html#more

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 この記事原文には多数のコメントが書かれている。いずれも状況を歓迎するもの。

 孫崎享氏の今日のメルマガ題名は下記。田中三彦氏が当時から主張しておられた記憶がある。今、検索したら、あのオバ様の反論がでてきて驚いた。

「福島第一原発は津波が来る前に破壊」元東電社員“炉心専門家”が決意の実名告発、文春 /「自然循環」停止の原因が、ジェットポンプ計測配管の様な「極小配管の破損」であれ ば、耐震対策は想像を絶する。福島原発破壊の原因が津波でなく地震なら他原発に影響大。

 日刊IWJガイドの見出しも「横浜IR」

日刊IWJガイド「横浜市がIR誘致を決定! 夢洲に続いて2例目となるか!? 林文子市長は『IR白紙』の公約を掲げて当選! 裏切りではないか!?」2019.8.21日号~No.2533号~(2019.8.21 8時00分)

 今日は下記配信があるそうだ。

本日午後7時より「小笠原みどり帰国報告会 Vol.3 スノーデン・ファイル徹底検証―日本はアメリカの世界監視システムにどう加担してきたのか ―講師:ジャーナリスト 小笠原みどり氏」を録画配信します!

 

2019年7月20日 (土)

戦争の危険を高めるアメリカ率いるペルシャ湾海軍連合

2019年7月17日
サイード・モハマド・マランディ
Moon of Alabama

 ボルトンとポンペオが、地域を最大の緊張に向かって押しやり、イランを壊滅させるとトランプが卑劣な脅迫をする中、アメリカ軍はペルシャ湾で、反イラン海軍連合を作り、率いる意図を発表した。一方、米軍が攻撃的にイラン領空領海に侵入した際、イラン地対空ミサイルによる最先端無人機の屈辱的撃墜を招いた後、トランプ自身が認める通り、アメリカはイランに対する経済戦争を行っている。

 遠く離れた国からの少数の軍艦は力の均衡を変えるまいが、混乱と大きな地域紛争の可能性を高めるだろう。イランは、そのような組織を、好戦的なアメリカ海軍プレゼンスの拡張と見なすだろう。

 アメリカによる非合法で悲劇的なイラク占領以来、イラン・イスラム共和国は、あり得るアメリカ攻撃を予想して、ペルシャ湾、ホルムズ海峡とオマーン湾沿いに、地下ミサイル防衛施設の巨大ネットワークを構築してきた。イランとその強力な同盟諸国も、地域中で手ごわい非対称の能力を発展させた。彼らは、好戦勢力と決定的に交戦する、覚悟と手段の両方を持っている。

 総力戦に対するどんな欲望も阻止するため、限定された軍事攻撃に、イランは、侵略者と、その共犯者双方に目標を定め、大規模な不釣り合いな反撃で対応するだろう。いかなる形であれ侵略を支援する、UAEやサウジアラビアのような地域政権は、彼らの石油資産と重要インフラ構造の速やかな破壊を予期すべきだ。他方、総力戦の場合、ホルムズ海峡両岸の船舶同様、全ての石油とガス施設の消滅を意味するだろう。このような状況下で、海峡閉鎖は、ボルトンにとって、瑣末な問題だろう。

 アラブ首長国連邦とサウジアラビアの政権は速く崩壊する可能性が高い。欧米占領軍が地域から追い出されるにつれ、イエメン軍とその地域同盟諸国がサウジアラビアを圧倒する中、何百万人もの年季労働者が、アブダビやドバイを荒らし回るだろう。EUや他の世界が経済破滅に直面する中、何百万人もの人々が、ヨーロッパに流れ出るだろう。

 イランは対決を歓迎したり戦争を望んだりしておらず、その大規模で徹底的な軍事抑止力は、そうした状況を防ぐよう意図されている。アメリカ同盟諸国は、世界を更に悲劇に近く追いやるのではなく、核合意と交渉の席に、アメリカ合州国を押し戻すべきだ。

 サイード・モハマド・マランディはテヘラン大学の英文学と東洋学教授。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/

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  ひさしぶりに床屋に行った。ペルシャ湾有志連合の話がでた。「選挙が終われば参戦する。自民党や公明党や維新に投票するのは参戦賛成投票と同じ。投票しないのも同じ。そういう連中が多い国は潰れる」と言っておいた。

 相撲は千秋楽までわからなくなった。相撲が終わると、おもしろいドキュメンタリーがなければ、テレビを消す。大本営広報部ではなく、ネット上の情報をまじめに読んでいる。

 植草一秀の『知られざる真実』 生活破壊の消費税、選挙棄権で容認ですか

 日刊ゲンダイ 維新に5.7億円もの“セルフ領収書”疑惑 参院選直撃は必至

日刊IWJガイド・土曜版「<新記事紹介>【特別寄稿】スクープ! 官邸への忖度か!? 参院選静岡選挙区に関する報道をめぐって、『報ステ』から消えた『6分』のVTR! 官邸は国民民主候補への支援と引き換えに改憲賛成を要求か!?」 2019.7.20日号~No.2501号~(2019.7.20 8時00分)

 文庫本化された孫崎享氏の『日米開戦の正体』を拝読中。上巻の90ページにある記述、今もそのまま。当時は暴走する日本の軍部と大政翼賛報道にやられたが、現在は、占領軍と大政翼賛報道にやられている違いはあるが。

 すでに『戦後史の正体』で書いたことですが、トルーマン大統領は次のように記述しています。
「マサチューセッツ大学の総長コンプトン博士は(日本から)帰国した後、ホワイトハウスに来て私に説明した。彼からもらった覚書は次のとおりである。
 日本は事実上軍人をボスとする封建組織の中の奴隷国であった。
 それで一般の人は、一方のボスのもとから他方のボス、すなわち現在のわが占領軍のもとに切り替わったのである。」

2019年6月26日 (水)

対イラン「有志連合」を狙うトランプ

Moon of Alabama
2019年6月24日

 いくぶん静かな週末の後、トランプ政権はイランに対して今日もう1つのひと押しをした。

 今日財務省はイラン革命防衛隊(IRGC)指導者を制裁した。イラン最高指導者アヤトラ、ハメネイと彼の事務所を制裁した! 彼らはもうディズニー・ランドを訪問するまい。

まだまだある。

Josh Rogin - @ joshrogin - 16:18 utc - 2019年6月24日

ムニューシン:「大統領は、今週遅く[イラン外務大臣ジャバード]ザリーフを指定するよう指示した。」cc:@ JZarif

 財務長官はジャバード・ザリーフを一体何者に指定するのだろう? テロリスト? ザリーフはツイッターや他のソーシャル・メディアでイランの見解を伝える上で、非常に効果的だ。それらの口座は今後閉鎖されるだろう。

 今日トランプ政権のイラン特使ブライアン・フックは、イランはアメリカ外交には外交で反応すべきだと言った。イラン外交官トップの制裁は多分それに至る方法ではない。

 アメリカに制裁されるあらゆる人々は、イランで人気があがる。アメリカによるこうした措置は、イランの人々を団結させ、彼らの決意を強くするだけだ。

 イランは多く持ち合わせている非対称手段で、この新しい猛攻撃に対応するだろう。

 土曜、トランプは、望んでいるのは、イランが決して核兵器を入手しないことだと言った。だが国務省は遥かに多くを望んでいる。今日フックは、弾道ミサイルと人権問題を含む包括的合意がなされた場合にのみ、アメリカは制裁を撤廃すると言った。イランはそれには同意できない。だがこれはポンペオがトランプより多くを要求した初めてのことではない。取り引きを不可能にするため、この拡張版を押しつけているのはトランプではなく、ポンペオなのだろうか?

 ちなみにブライアン・フックは自分が言っていることの意味さえ理解できないばか者だ。

laurence norman @ laurnorman - 10:53 utc - 2019年6月24日

任期が1.5年しか残っていない大統領と協定を結んだ際、イランは一体何に合意するのか知っていたとアメリカのフックは言う。「彼らは彼らが何に興味を持っていたか知っていた・・・。彼らは次の大統領になれば、合意を離脱しかねない大きな可能性があるのを知っていた。」 注:アメリカ大統領選挙は17カ月先だ

 それらはイランが「協定を結ぶ能力がない」アメリカとの取り引きにはもう二度と同意しないための良い主張だ。

 上記から、イランとの合理的な交渉に対して、トランプ政権が本当の関心を持っていないのは明白に思われる:

「今、政権は交渉に本当に興味を持っていない」とオバマ政権で、イラン当局者との交渉に関与していた元国務省幹部ロバート・アインホルンが言った。「政権はイランを本当に自暴自棄になって、その時点で、交渉が降伏条件に関するものになるくらい長期間、制裁することを望んでいる。」

 それは戦略の一部だ。だが本当に重要な問題はずっと根深い。

Max Abrahms @ MaxAbrahms - 16:41 utc - 2019年6月24日

専門家の助言:#イランに対する制裁は、撃墜された無人飛行機に対する報復や、タンカー攻撃への懲罰や、核合意の改善や、イラン国民の支援ではなく、政権に対する革命を煽動するため。外面的な優しさに隠した苛酷な政権転覆が戦略なのだ。

 アメリカは今イランに対して国際的な連合を作ろうとしている。トランプは中東で彼らのタンカーを守るよう中国と日本を招いた。

ドナルド・J・トランプ@ realDonaldTrump - 0:08 utc - 2019年6月24日

中国はホルムズ海峡から、その石油の91%を、日本は62%を入手しており、多くの他の国々も同様だ。我々はなぜ何の代償も無しに(長年)他の国々のために輸送航路を守っているのだろう。これら全ての国は、危険な航行を常に自身の船を守るべきなのだ。
アメリカは世界のどこよりも(遥かに)最大のエネルギー生産国になったのだから、我々はそこにいる必要さえないのだ! アメリカのイランに対する要求は非常に単純だ。核兵器と、これ以上のテロ支援を止めることだ!

 中国の空母戦闘群が中東湾岸地域に到着したら、アメリカ中央司令部とアメリカ海軍は一体何と言うだろう。

 ほかに一体誰が加わるだろう

日曜、マイク・ポンペオ国務長官は、イランに対する軍事攻撃の瀬戸際から、アメリカが退いた一週間の危機の後、中東での緊急協議で、イランに対する世界的連合を作りたいと述べた。

サウジアラビア、続いてアラブ首長国連邦に向かってワシントンを出発する際、ポンペオは述べた。

「我々全てが、戦略上提携しているのをどのように確認すべきか、世界最大のテロ支援国家に対抗する準備をする中、この難題を理解する世界的連合、湾岸諸国だけではなく、アジアで、ヨーロッパで、世界連合をどのように、構築できるかについて、我々は彼らと話をするつもりだ」とポンペオはイランについて述べた。

 ポンペオはサウジアラビアとUAEに早急に派遣された。ブライアン・フックは今オマーンにおり、ボルトンはイスラエルにいる。アメリカはヨーロッパとNATOにも新しい「有志連合」に参加するよう圧力をかけるだろう。ブレグジット後に生き残るために貿易協定を必要とするので、イギリスは、多分どんなアメリカの要求にも従うだろう。

 他の国々は、そばに近寄らないのが賢明だ。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/

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 宗主国は言いたい放題。属国はふりまわされ放題。この尻尾属国、傀儡支配者も国民も、犬を振り回す根性はない。

 植草一秀の『知られざる真実』 死んだふり解散なしなら安倍政治崩落最大チャンス

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