Moon of Alabama

2020年9月16日 (水)

バイデン大統領は、なぜプログレッシブ民主党員を失望させるのか

Moon of Alabama
2020年9月8日

 バイデン大統領は、民主党選挙運動を支援するプログレッシブにとって、もう一つの期待はずれになるだろう。

 ワシントン・ポストはジョー・バイデンの政策の「柔軟性」を称賛している

二カ月前に、ジョー・バイデンが経済政策を公表した際には、一部の有力な銀行家たちを心配させるいくつかの考えが含まれていた。例えば、郵便局の銀行業務を認めることや、全てのアメリカ人に、連邦準備理事会(FRB)を通した口座開設を認めること。

だがウォール街の指導部との私的電話で、バイデン選挙運動は、それらの提案は、バイデンの計画の要ではないことを明らかにした。

「これらは基本的にこう言った。「聞いてくれ、これはウォーレン支持者を幸せにしておくためのものに過ぎないので、考え過ぎないように」と、ある投資銀行家が、エリザベス・ウォーレン上院議員(民主党- マサチューセッツ州)のリベラルな支持者に言及して言った。匿名を条件に、私的会話について話してくれた銀行家は、このメッセージは複数の電話で伝えられたと言った。

 民主党の、より進歩的な分子に約束をしながら、金持ちには、密かに異なる政策を誓っているジョー・バイデンは、バラク・オバマの「柔軟性」を真似ているのだ。最初の大統領選選挙運動の際、オバマは数回、カナダとメキシコとの自由貿易協定NAFTAを再交渉すると約束した。けれども支持者の背後で、彼は、カナダ政府に、彼がその約束を実行するつもりはないことを知らせるため、密かに特使をカナダに送っていたのだ。

スティーブン・ハーパー首相は、カナダ外交官とオバマのチーム・メンバー間の論議を詳述しているメモを記者がどのよう入手したかについて調査を命じた。メモには、オバマ顧問が、この候補者のNAFTAに対する批判は主に政治的なものだと示唆したとあった。

オバマ・チームは彼が不誠実だったことを否定したが、ライバルのヒラリー・クリントンは、メモが、彼女の競争相手は信頼できないことを示していると述べた。両候補者は、アメリカ人の失業を自由貿易協定のせいにして、協定を変えるか、放棄さえすると誓ったが、カナダ経済に損害を与え、世界の二大貿易国の結びつきに損害を与えかねない行為だった。

 バイデンは複数の問題に対して、このような「柔軟性」を示している。

政策細部について束縛されるのをいやがるのは、いかなる特定の立法の聖杯でもなく、「国の精神を復活させる」誓約に焦点を合わせているバイデン選挙運動上で肝要だ。バイデンは、様々な提案を公表しているが、彼はしばしば、公式に強力な宣言をするが、舞台裏で、補佐たちが批判者をなだめるのを当てにする八方美人手法をとっている。

 中道右派バイデン政権に最も失望する人々は、現在彼の選挙運動を支援している「プログレッシブ」だろう。彼らが今約束されているものは、全く何も意味しない。

バイデン選挙運動は、経済政策はバイデンとバーニー・サンダース上院議員(無所属、バーモント州選出)支持者により共同で作成されたもので、決して公式政策を意図していないと述べた。
バイデン・チームは、タスクフォースの考えは、単なる推薦と見なしており、他方多くのサンダース支持者は、それらには拘束力があると考えている。

 同時に、バイデンの外国政策チームは、オバマ時代のリベラル干渉主義者と、ネオコンでいっぱいだ。

「トランプを決して認めない」共和党員は、バイデン選挙運動に、こっそり入り込み、選挙に先んじて彼の「連合」具体化を申し出て、特に中国に関し、外国政策論議を推進している。選挙運動で既に活動しているリベラル干渉主義者と共通する実績を考えれば、席に着こうとしている貪欲なネオコンが中にいないなど瞬時も考えてはなられない。
この連中は、最初からトランプを嫌悪し、彼の「アメリカ・ファースト」外国政策は「全く見当違いで」、国を「危機」に導いていると考えている「トランプを決して認めない」ネオコンのエリオット・コーエンロバート・ケイガン(妻のビクトリア・ヌーランドはクリントン国務省で、ネオコン最高幹部だった)らが混じった、ワシントン外国政策コンセンサスの設立メンバーだ。2016年、公然とヒラリー・クリントンを支援したケイガンは、既にバイデンの主要顧問アンソニー・ブリンケンと、少なくとも一本の反トランプ外国政策論説を書いている。羊の皮を被った狼だ。

 バイデンの勝利は、イランとの核合意の更新ではなく、対シリア戦争復活や他のタカ派外交政策を意味するだろう。

バイデンが勝てば、アメリカの対イラン政策の軟化を望んでいる人々は、バーニー・サンダースや「分隊」が「アメリカ外国政策姿勢の尖った角を丸くする」のが可能だと期待過剰だったことになるはずだ。彼らは余りに楽天的なのかもしれない。それは実に明白だ。中国がエネルギー供給安全保障を求めて、イランや中東に方向を変えるにつれ、中国に対するタカ派姿勢で成功を狙う衝動は、二国(イランと中国)をひとまとめにして、「一石二鳥」政策姿勢を追求することとなろう。

 もちろん、バイデン大統領の政策は、トランプの不作法な行動の仕方より、ずっと洗練されていて、見苦しくなく見えるだろう。それが、ワシントンの支配体制が、トランプを拒否し、バイデンを支持する主な理由だ。

 だがバイデンが、選挙、あるいは、民主党のうまく計画されカラー革命で大統領を勝ち取れば、バラク・オバマが実行した中道右派政策の更に右になるのは確実だ。これは内政問題も、対外政策も、当てはまるだろう。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2020/09/why-a-biden-presidency-will-disappoint-progressive-democrats.html

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 厚生破壊大臣が官房長官!一事が万事。この政権の象徴。

 LITERA

菅政権の官房長官に決定 加藤勝信厚労相がコロナ対応で見せた無能!「37.5度以上4日間」の受診目安押し付け、デタラメ答弁連発

 自助、共助でもない。公助はない。束縛と規制改革、ケケ中新自由主義の更なる推進。この「指摘はあたらず」それで「問題ない」。ぼろが出る前に解散して圧勝するだろう。

 そこで、昨日の孫崎享氏メルマガ題名

民主主義と日本?:戦争責任者の問題(抜粋)・伊丹万作:俺が騙したといつた人間は一人もいない。日本人全体が夢中になつて互にだましたりだまされたりしていたのだ。「だまされていた」といつて平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。

 コロナ対策は無策と思うのは浅はか。立派な深慮遠謀があるのだ。と、森永卓郎氏のラジオでの指摘で納得。彼は感染者数を丁寧に分析したそうだ。感染者数は気温の関数だという結論になったという。暑くなれば減り、寒くなれば増えると。インフルエンザも、同じだという研究結果が明らかになっているという。その分析からして、あと二週間で激増するという。その後の説明がすごかった。政府が無策なのは、不要な人口削減を狙っているためだ、と。死者の中では、老人の比率が圧倒的に多い。医療費負担を劇的に減らせるのだ。自分が記者だったら、記者会見に行って、「老人を殺すつもりですか」と質問して、瞬時につまみだされるだろう、とも言っておられた。横田一氏なら、追いかけ質問してくれそうだが、都知事記者会見では、彼がいくら質問しても、もちろん答えはない。ところが、首相記者会見からは、横田氏、指名で排除されているのだ。挙手もできない。さスガ!言論統制日本の縮図。

【横田一の現場直撃】No.78 菅総裁誕生 腰巾着の強権政治/枝野、反カジノのドンに会う/動き出すリニア 20200915

 流行が始まった時、政府の無策を見て、老人殲滅政策ではないかと「妄想」したが、残念ながら妄想ではなさそう。

無編集書類をアサンジが無謀に発表したという中傷のうそを暴く 3月2日

コロナウイルスは世界的大流行の瀬戸際 2月25日

 コロナウイルスは世界的大流行の瀬戸際 2月25日 はご丁寧にも、検索エンジンで隠蔽されている。出てこないのだ。ウソと思われるなら、お試し願いたい。隠蔽エンジンでは見つからないはず。それで該当部分を貼り付けておこう。

ブログClub Orlovに、「最も都合が良いウイルス」という題の下記記事がある。労働人口ではない高齢者の人数が減るのは政府にとって好都合だろうということも書いてある。だが、実際感染した方には、若くとも重症化している症例があるようだ。北海道の女性は、救急車を呼んだ際、言葉もはっきりしなかったという報道を見た。韓国では感染者が激増しているというが、検査を飛躍的に増やしているせいもあるだろう。一方、日本政府は実にかたくなに検査をこばんでいる。数を少なくみせて、オリンピックを強行したいのだという論もみるが人口を削減したいのが本音なのではあるまいか?と、トンデモない疑問もでるではないか。

2020年9月 4日 (金)

スクリパリ化されたナワリヌイ

2020年9月2日
Moon of Alabama

 私がこれを読んだ時の最初の反応は、あくび!だった。彼らは、もっと真実味のあるおとぎ話を思いつくことはできなかったのだろうか?

ドイツ政府は、ロシアの野党指導者アレクセイ・ナワリヌイから採取された試料に行なわれた検査で、ソ連時代の神経ガス、ノビチョクが存在していたと主張している。
水曜、アンゲラ・メルケル首相報道官シュテフェン・ザイベルトは、特別なドイツ軍研究所で検査したところ「ノビチョク・グループの化学神経ガス」の証拠を示したと声明で述べた。

ソ連時代の神経ガス、ノビチョクは、イギリスで、元ロシア・スパイセルゲイ・スクリパリと彼の娘を毒殺するために使われた。それはコリン・エステラーゼ阻害薬、シャリテー大学病院の医者が、初めにナワリヌイで確認した物質のクラスの一種だ。

 「軍用」「最も致命的な」毒物ノビチョクが、どうして誰も殺さないのか奇妙だ。

 ちなみに、スクリパリ親子はどこにいるのだろう? 今度はナワリヌイが彼らがそうだったのと全く同様に消えるのだろうか?

 問いたい他の疑問はこれだ(そして決して答えられるまいものだ)。

  • ロシア国家、あるいはプーチンがナワリヌイを毒殺しようとしたのなら、なぜ国外に彼を飛行機で連れ出すことが許されたのだろう?
  • 病んだアレクセイ・ナワリヌイの血液を分析した2つのロシア研究所には、いかなる異常な物質の痕跡も見いだされなかった。なぜだろう?
  • ナワリヌイが、この毒物にさらされたとされているのに、周囲の誰も被害を受けなかったのはなぜだろう?
  • ドイツ政府は、なぜナワリヌイをベルリンに連れて行くのをそれほど熱心に望んだのか?
  • この反ロシア情報工作は誰が先導しているのだろう? MI6、CIA、それともドイツ連邦情報局BND?

 ナワリヌイ事件、少なくとも、それが巻き起こしたことは、ベラルーシで、アメリカが実行したカラー革命失敗への反応だと私は思う。ロシアは、それに対し、罰しなくてはならないのだ。

 オムスクの病院は、まだナワリヌイの本物の血液試料を持っている。

 それを再検査できる中立の国際研究所はあるのだろうか?

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2020/09/navalny-gets-skripaled.html

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 スクリパリ関連記事は多々翻訳した。例えば下記。

スクリパリ親子は決して話すことを許されない可能性が高い

 今日の孫崎享氏のメルマガ題名

日本に何が起こっているか。経済面で知るには植草氏の論評は常に必読。「菅内閣が継承する営利化利権政治」:安倍氏はこれを「成長戦略」。柱は五つ。農業自由化、労働規制撤廃、民営化、特区創設、法人税減税。→大資本利益の極大化。逆らう者は人物破壊工作の対象。

 問題ない、指摘はあたらないで有名になった人物、木で鼻をくくる路線継続。大本営広報部、もはや北朝鮮並。速記者集団に入らないのは女性のみ?阿呆ニュース?のコメント欄、ネトウヨ大集合。

 LITERA

有働由美子が菅官房長官に「安倍首相のピンチヒッターですか」と訊いただけで大炎上! 異様すぎる「菅批判は許すまじ」の空気の背景には…

2020年8月24日 (月)

ナワリヌイは毒を盛られていない

2020年8月22日
Moon of Alabama

 木曜朝、ロシアの右翼、人種差別的民衆扇動者アレクセイ・ナワリヌイが、シベリアのトムスクからモスクワへの飛行の際、病気になった。彼は最終的に昏睡状態になった。飛行機はオムスクで緊急着陸するため航路を変更しなければならなかった。ナワリヌイは病院に搬入され、人工呼吸器を装着された。

 一方彼の報道官キラ・ヤルミシは証拠なしに、ナワリヌイは毒を盛られたと主張した。

ヤルミシは、飛行前には何の徴候もなかったナワリヌイが「今朝飲んだ唯一のもの」なので「彼のお茶に混入されたもので毒を盛られた」と考えている。彼女は後に、旅の途中で彼が汗をかき始め、トイレに行き、どうやら一時的に意識を失ったと書いている。RIAノーボスチはナワリヌイは飛行中、何も食べたり飲んだりしていないと報じた。

 オムスクの集中治療室の医師は、ナワリヌイを安定させるのに苦労した。多くの検査が行われたが、毒は発見されなかった。昨晩、患者は安定した。彼の家族の要請で、彼は現在治療を受けているドイツに輸送された。

 オムスクの病院はナワリヌイは、重度の低血糖症に見舞われたと述べた。

オムスク救急病院の医長アレクサンドル・ムラコフスキーは、アレクセイ・ナワリヌイの状態は、血糖値急降下によって起こされたと述べた。

 低血糖症は、糖尿病性機能障害としても知られている。

人が糖尿病性機能障害、つまり重度の低血糖症になると、意識を失い、発話困難になり、複視を経験する可能性がある。余りに長い間低い状態でいる血糖値は、発作や糖尿病性昏睡になりかねないので、早い治療が不可欠だ。

低血糖症は、時に急激に起きることがあり、糖尿病治療計画に従っていてさえ起こり得る。

 糖尿病の人が、インスリンを過剰に摂取したり、余りにわずかしか食事しなかったりすると、糖尿病性機能障害が起きる。私の父親は糖尿病で、私は彼が数回この問題を経験するのを見た。彼が最初の徴候を感じたら即座に使うために、いつも砂糖を一かけら持っていた。もし、父親が自身で対処できない時のために、母親は私にするべき応急手当の基本を教えてくれた。有り難いことに、私は決してそれを使わずに済んだ。

 即座に処置するのは重要だ。長期の昏睡は脳障害をもたらしかねない。ナワリヌイは、飛行機で空を飛んでいたので、彼を病院に収容するのに随分長い間かかった。彼の長期の昏睡が、彼の体のに更なる損傷を与えた可能性がある。

 糖尿病の人々は、通常、自分の血糖値を管理する方法を学ぶ。私はナワリヌイが実際に糖尿病だという情報を見ていないが、だからと言って、それが人々が通常話題にするものでないわけではない。急激に血糖値を下げ、密かに使用できる薬や毒を私は知らない。攻撃された人が、効果を無くすため何かを食べれば済むのだから、誰かを殺そうとする試みで、そんなものを使うのは愚かだ。

 欧米マスコミは、ロシアにいつものゴミを投げつけるため「ナワリヌイが毒を盛られた」話に飛びついた。彼が、共産党幹部や他の何人かの本物の野党政治家より少ない2%の支持しかないのに、連中はナワリヌイがロシアの「野党リーダー」だと主張している。ナワリヌイは「リベラル派」でもない。彼はチェチェン人や他の非ロシア人を、殺されるべきゴキブリ(ビデオ)と見なす右翼民族主義・人種差別主義者なのだ。

 ガーディアンに対するインタビューで、ナワリヌイは、こうした見解を確認した。

数年前、[ナワリヌイ]は、歯科医の服をまとって、出稼ぎ労働者の映像を見せながら、虫歯は健康な歯を台無しにすると文句を言うものを含め、多くの不穏なビデオを発表した。別のビデオで、彼は、独白で、移民をゴキブリにたとえて、銃規制を緩めることに賛成する率直な意見を述べている。

私は彼に、今それらのビデオを後悔しているかどうか尋ねても彼は謝罪しない。彼はそれを、リベラル派と民族主義者の両方に語れる強さと見なしている。だが移民をゴキブリになぞらえるとは? 「それは創作上の特権だ」と彼は言う。それで、これらビデオや、その期間を、彼は何も後悔しないのだろうか? 「いいえ」と彼が再び断固語る。

 欧米メディアは、ナワリヌイの「中毒」を、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と結びつけようとしている。それはまったく意味をなさない。ナワリヌイはプーチンにとって危険ではなく、彼が他の「リベラル派」を途方もないアイデアで忙しくしてくれるのだから、実際、彼にとって、有用なのだ。

 過去数年間、ナワリヌイは、汚職事件を暴露して、何人かの敵を作った。彼の最近の相手はトムスクの知事だった。それが、まさに彼がなぜ、そこに飛んでいたかの理由だ。ナワリヌイは、そこで容疑者を探すべき犯罪の被害者なのだろうか。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2020/08/navalny-was-not-poisoned.html

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 最長罪人期間に聞こえるソラミミ。

 植草一秀の『知られざる真実』には、はっきり書かれている。

7年8ヵ月も続く史上最悪の悪夢

 ガラパゴスの極み。保健所は感染者データをファックスで都庁に送り、それを都庁が、手打ちで?Excelか何かの統計表に変えているのだろうか。緑のタヌキはそちらは放置?パネルで新語を使って速記者の脚光を浴びる紙芝居。

 日刊ゲンダイDIGITAL

「ファクス行政」と揶揄も…保健所は超時代遅れの化石状態

 世田谷区長は、本当に頑張っておられる。

8月24日(月)13時より「世田谷区長・臨時記者会見」を行ないます。テーマは「PCR検査体制と社会的検査」と「本庁舎整備」について準備状況を報告します。YouTube中継で御覧になれます。

★世田谷区長記者会見(8月24日)
https://www.youtube.com/watch?v=4S2q6Y1rfM8&feature=youtu.be

2020年8月16日 (日)

パレスチナを裏切ったアラブ首長国連邦UAE

2020年8月13日
Moon of Alabama

 アメリカのドナルド・トランプ大統領はアラブ首長国連邦と、イスラエルが国交の「完全正常化に同意し」「お互いの大使館を設置する」と発表した

 これと引き換えに、イスラエルは、事実上、既に併合し、支配しているヨルダン川西岸地域に対する「主権の宣言を停止する」。

 ここにトランプが投稿した条件規定書がある。アメリカ、イスラエルとUAEの「共同声明」という表題だ。


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 UAEとイスラエルは何十年も同盟しているが、決して正式関係は結んでいなかった。

 これはアラブ世界で波をおこすだろう。それはパレスチナの大義と、その支援者に対する裏切りだ。アラブのイスラエル・ボイコットで、イスラエルに、パレスチナの権利を認めるよう常に圧力を与えるはずだった。ネタニヤフは、パレスチナと和平を結ぶ前に、アラブ諸国と和平を結ぶことができると主張していた。UAEは今彼が正しのを証明した。

 これはネタニヤフにとって、巨大な政治的成功だ。以前のヨルダン川西岸地域を正式に併合する彼の動きは、決して本気ではなかった。だが彼は今回、彼にとって、ずっと大きな勝利である合意のために、それを「代償」に使ったのだ。

 これはトランプから見ても大成功だ。多くの親シオニストの支持者や寄贈者は、これに対して、恩返しをするだろう。

 この発表は、アラブ首長国連邦が、合意に対し、何を得ようと期待しているかを言っていない。それはヨルダン川西岸併合を止めたと主張するかも知れないが、併合は、そもそも実現していたはずがないのだ。

 UAE支配者ムハンマド・ビン・ザーイドは、トランプが発表した詳細と意見が異なるように思われる:

 محمد بن زايد@MohamedBinZayed - 15:00 UTC- 2020年8月13日

トランプ大統領とネタニヤフ首相の電話中に、これ以上のイスラエルによる、パレスチナ領併合を止める合意に達した。UAEとイスラエルも、協力して、二国間関係を確立するロードマップを設定することに同意した。

 「二国間関係を確立するためのロードマップを設定する」ことは、トランプの条件規定書の、双方が「完全正常化に同意した」主張とは違う。

 ネタニヤフも、トランプの宣言とは異なるように思われる。

avi scharf @avischarf - 15:36 UTC- 2020年8月13日

これはこっけいだ。イスラエル高官筋が、イスラエルは依然、併合に尽力しており、トランプは、UAEとの平和協定が署名されるまで、一時的凍結を求めただけだったと言っている。イスラエルが選挙を目指して進む場合に備えて、ネタニヤフは、入植者と彼の支持基盤を失うのを恐れているように思われる。

 この措置に対し、アラブ諸国で、抗議がおこなわれる可能性がありそうだ。パレスチナの大義に対する支持は、若い世代の中では弱まっている。だが多くの年長のアラブ人にとって、それはまだ非常に重大な問題なのだ。

 ネタニヤフやトランプに手渡そうとしている莫大な贈り物に対し、ムハンマド・ビン・ザーイドが得たと示せるものは皆無なのだから、激怒は彼に集中するだろう。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2020/08/united-arab-emirates-betrays-palestine.html#more

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 LITERA

終戦記念日に従軍慰安婦問題を改めて問う 慰安所をつくっていた中曽根元首相! 防衛省に「土人女を集め慰安所開設」の戦時記録

 しかし、植草一秀の『知られざる真実』の最新記事にもあるとおり、終戦記念日は世界的史実とは違う。

敗戦後日本の逆コース

 外国大本営広報部の方が辛辣なようだ。下記はガーディアン記事「日本がコロナ蔓延と闘う中、無許可離隊と非難される安倍晋三」と訳せるだろう。少し前に、知人が教えてくれたもの。

Shinzo Abe accused of going awol as Japan tackles Covid surge

2020年8月 1日 (土)

ネタニヤフの悩みに拍車をかけるコロナ流行とヒズボラ

2020年7月28日
Moon of Alabama

 ベンジャミン・ネタニヤフ首相の下のイスラエル政府は二つの危機に直面している。レバノンの抵抗組織ヒズボラは、イスラエルが殺害した兵士の一人のため復讐すると表明した。政府のCovid-19流行対処失敗が多数の批判を受けている。にネタニヤフに対する刑事訴訟手続きとあいまって、このいずれかが彼の没落を招きかねない。

 昨日イスラエルは、ヒズボラ兵が北部国境を越えたが、撃退したと主張した。

月曜日、イスラエル軍は、一触即発のイスラエル-レバノン国境に沿って、ヒズボラ過激派闘士と交戦し、ほぼ一年にわたる激しく対立する勢力間の最も激しい戦闘のさなか、区域に暮らすイスラエル国民は屋内に留まるよう命じられた。

戦闘は、1967年の中東戦争でイスラエルに占領され、レバノンが領有を主張するシェバー・ファームズとして知られる地域で起きた。国境の近くの南レバノン住民が、イスラエル砲撃は一時間以上継続したと報告している。

戦闘は、先週、シリアでのイスラエル空襲が、ヒズボラ戦士を殺害した後、イスラエルが想定されるヒズボラによる攻撃に対して厳重な警戒態勢にある中に起きた。近年、イスラエルは、レバノンのヒズボラ向けイラン武器出荷だと主張するものを標的に定め、シリアで、多数の空襲を実行している。

 ヒズボラ指導者ハッサン・ナスルッラーフは、シリアでのイスラエル攻撃で亡くなった彼らの兵士のそれぞれに、彼の組織が報復することを誓っていた。何らかの攻撃が行われることを知って、イスラエル軍は厳重警戒態勢に置かれ、追加軍隊を国境地帯に向けて動員していた。

 だが、ヒズボラの攻撃を待ちながら、長期間、緊張して国境を見張ることが、若干の幻覚を誘発したに違いない。そこにヒズボラはいなかったのだ。

ヒズボラは、戦士はイスラエル国境沿いの紛争に関与していないと言っている。

衝突後の声明で、ヒズボラは、イスラエル領内へのヒズボラによる侵入の試みに関する、あらゆるイスラエル・マスコミの主張は「全く真実ではなく、見せ掛けの勝利を発明する企みだ」と述べた。

ヒズボラは、イスラエル攻撃により、シリア国内で殺害されたメンバーのため、この集団の報復を「必ず実行する。シオニストは、彼らの犯罪に対する処罰を待ち受けるべきだ。」と述べている。

 イスラエル軍は、事件の映像を持っていると主張している

イスラエル防衛官僚が、侵入の試みは、軍の監視カメラに撮影されており、参加した要員が武装していたと言って、テロ集団の否認を一蹴した。イスラエル国防軍は、事件の映像公表を考えていると述べた。

 だが事件の一日後、映像は公表されなかった。イスラエル報道機関は軍の主張に疑問を抱いている。

この攻撃未遂とされるものは、視界最高の昼日中に行われ、そこが常にイスラエル部隊に対するヒズボラ攻撃の場所なので、国境緊張が高まっていない時でさえ常時監視下にある区域で起きており、いくぶん奇妙だ。そうした条件下で、成功はありそうもない。軍によれば、ヒズボラ要員は、潜入中、決して発砲しなかった。
イスラエルは、何らかの理由で、少なくとも武装した男たちが本当にレバノンからイスラエル領域に潜入したことを証明する監視カメラのヒズボラ要員映像を公開して、ヒズボラの否認の誤りを証明しようとしなかった。

 評論家たちは、自身の軍の宣言より、ヒズボラ声明を信じているように思える。

今時は、あらゆるものが撮影される。するとイスラエルに侵入する潜入者の映像はどこにあるのだろうか? 事件時点の、その区域のドローン映像は、どこにあるのか。
いずれの側も何も公表せず、イスラエル国民は今実際何が起きたか疑っている。

月曜夜に既に現れた懐疑心に対応して、元イスラエル軍情報長官アモス・ヤドリンは、ヒズボラや、彼がうそつきと巧みな操り手と言うリーダー、ハッサン・ナスルッラーフよりも、彼はイスラエル軍を信じると述べた。

だがイスラエル軍は無罪放免になってはいない。イスラエル軍は過去、出来事を操作しており、月曜日に何が起きたか疑っているジャーナリストや国民は正しい。

 起きた可能性が高いのは、一部の不安なイスラエル兵士が、いくつかの揺れる小枝に発砲したということだ。疑問は、誰が、あるいは何が、小枝を揺らせたかだ。

 イスラエル軍を警戒態勢に置くのは、ヒズボラが有利な地位を得るのに安上がりな方法だ。

 封鎖からの、制御できない再開後、イスラエルは、Covid-19の遥かに大きな第二波発生で打撃を受けている。

 百万人あたり平均186人の新感染者という現在のレベルは、ほとんど現在のアメリカの数と同等の多さだ。

 双方が共通の処置をとれるように、パレスチナ政府と調整しない限り、人種差別的なイスラエル政府は決してCovid-19流行を制御できるまい。だが、その代わりに、イスラエル政府はパレスチナ人が建てたCovid-19検査施設破壊し、彼らが装置や薬を入手するのを妨げている。ユダヤ人国民とパレスチナ人間には毎日多くの接触がある。イスラエル政府は、国民の半分だけでは流行が制御できないのを理解できないように思われる。

 イスラエル政府は新たな制約を巡って、今議会と交渉している。専門家は自暴自棄だ。国民はネタニヤフに激怒している。彼の家の前では、頻繁なデモや、警察との衝突がある。

 現在のイスラエル連立政権は不安定で、容易に崩壊しかねない。

 こうした状況下、時はヒズボラに味方をしている。おそらく、更に多くの小枝が揺れ、更に多くの不安な兵士が、それに発砲するだろう。ナスルッラーフがイスラエル軍を、そう呼んだように、「ハリウッド軍」は、更に多くの勝利を得ることができる。

 だが数週間後、イスラエル軍兵士は警戒を緩めるだろう。彼らは一層不注意になり、誤りを犯すだろう。それが、報復に適切な時期だ。

 ヒズボラは、それで戦争になるとは思っていない

「雰囲気は戦争を示唆していない。今後数カ月、戦争の雰囲気はありそうもない」と[ヒズボラ副代表]シェイフ・ナイム・カッセム副書記長が、親ダマスカスのテレビ局、アル・マヤディンのインタビューで述べた。
「交戦規則は変わっておらず、イスラエルとの抑止力均衡は存在しており、我々はそれを変える計画はない」とカセムが述べた。

 イスラエル政府は、ヒズボラに対して戦争をして、イスラエル軍に一日何百発も雨あられのごとく降り注ぐロケットに対処できる立場にない。それはネタニヤフ政府の終わりだろう。

 そこで、ヒズボラには、最大の政治的効果のため、報復の種類と時期を選択する機会があるのだ。ナスルッラーフは一体何を心に思い描いているのだろう。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2020/07/the-epidemic-and-hizbullah-add-to-netanyahoos-problems.html#more

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 国営放送の呆導番組はひどいが、LITERAはまとも。

分科会は「Go To」について議論さえせず! 専門家の提案を拒否する安倍政権、最後は政権を追認する御用学者の尾身茂会長

 緑のタヌキの駄弁など聞かないが、分科会委員長の意味不明のキモにも全く興味はない。彼らを見ていると、9年前の原発事故の際、でたらめを言いまくった原子力専門家連中を思い出す。『原発危機と「東大話法」―傍観者の論理・欺瞞の言語』も。『コロナ危機と「東大話法」―傍観者の論理・欺瞞の言語』と改題し、増刷していただきたいくらい。

 原発事故時、支配体制側「学者」連中、まともなことを言った人物は皆無。正論を主張したのは全員支配体制からはみだしたか、はじき出された方々だった。デジャブ。下記の翻訳記事の後書きに、延々書いた。ただし良い映像は、みられなくなっている。

 放射能の危険性:原子力専門家連中を解体する

 東電福島第一原発メルトダウンの際、川村湊氏による『福島原発人災記――安全神話を騙った人々』を同感しながら拝読した。『新型コロナウイルス人災記: パンデミックの31日間』も同感しながら読了。テレビに登場する提灯持ちと、そうでない方を列記しておられるが、100%同意。それで、原発事故の際は作らなかったが、今回は、御用学者、タレントと、まともな方々のリストを作り、大本営広報部で御用リストの顔を見次第、音声を消したり、局を変えたり、テレビを消したりしている。(局を変えても、同じことを言う別の提灯持ちしか出さないので、正解はテレビを消すこと。)

 正力と中曽根が日本に原発を導入した経緯は『原発・正力・CIA』で読んだ。そして、現在の日本の原発政策の実情は、下記番組が詳しい。

【山田厚史の闇と死角】死屍累々 原発ルネッサンス~アベ政権の落日20200728

 昨日のBS-TBSの番組「報道1930」、スタジオ出演は、鴨下一郎自民党衆議院議員と岡田晴恵教授。討論ではなく、真摯な話し合い。自民党にも、まともな議員がいる!政治にすりよる専門家の言動はあるまじき行為。学者は専門分野についての意見をエビデンスに基づいて発言すべきだと。彼は、東京都医師会会長の尾崎治夫会長の怒りを共有していた。
鴨下議員は医師。録画しておきたいくらいだった。

2020年7月28日 (火)

隔離と領事館を巡る米・中の口論は続く

2020年7月24日
Moon of Alabama

 外国から中国に入る外交官がCovid-19検査と検疫隔離を受けるという中国の要求への報復で、アメリカはヒューストンの中国領事館を閉鎖した。私が読んだ、どのアメリカ・メディアも、Moon of Alabamaが最初に報じた事実を、まだ確認していない:

国務省の動きの言及されていない理由は、中国に戻るアメリカ外交官のウイルス検査と隔離を巡る口論だ。
口論は継続している。アメリカ外交官は戻っておらず、武漢の領事館はまだ再開されていない。ヒューストンの中国領事館を閉鎖するアメリカの命令は、明らかに、アメリカ外交官に対する検査と検疫隔離要求を撤廃するよう中国に迫る取り組み試みだ。

 中国最重要の英語メディア、Global Timesは二人の専門家に尋ねた。二人とも我々の報道を裏付けた。

復旦大学国際研究院所長 吴心伯

私の理解では、それは北京に、中国内のアメリカ外交官を、より多く戻すよう圧力をかける動きだ。Covid-19発生以来、アメリカは、中国から非常に多くのアメリカ外交官と国民を大急ぎで避難させた。今ワシントンは、彼らが中国での任務を続ける時期だと信じている。だが彼らの復帰に関する交渉は、非常に順調には行かなかった。

復旦大学アメリカ問題研究センター教授 韦宗友

アメリカ外交官と家族の中国復帰の条件に関する交渉で、 中国とアメリカが動きが取れなくなって、かなり長い。ヒューストンの中国総領事館を閉鎖の厳しい必要条件は、この論争に関するアメリカの報復と見なすことができる。

 アメリカ・マスコミは、いまだに、ばい菌国の国務省の不当な要求に気付かないかのように振る舞っている。もし中国が新たに到着する外交官を検査と検疫隔離から免除すれば、中国は、更なるCovid-19発生の危険をおかすことになるのだ。

 中国は成都のアメリカ領事館を閉鎖するという同等の命令で、ヒューストンの領事館を閉鎖するアメリカの命令に反撃した。だが、これらマスコミ説明の狙いが、どれだけ異なっているか留意願いたい。

アメリカが中国の「新しい圧制的権力行使」に対して厳しく非難するにつれ、金曜、北京は、二大国を更に深い分割に追いやるおそれがある報復的動き、成都のアメリカ領事館閉鎖を命じた。

今週、ワシントンが、中国に、ヒューストン領事館を閉鎖するよう言い、違法に活動していると、中国外交官を非難した後、北京は自身の行動は正当だと主張し、関係悪化はトランプ政権のせいだとした。
トランプ政権は、中国当局者が否定している主張である、非合法スパイ行為と、影響力工作の中枢になっていたので、ヒューストン領事館の閉鎖が必要だったと述べた。
四川省成都の領事館、中国本土内のアメリカ領事館五館で最西端のものの閉鎖で、アメリカは、中央アジア全体への中国商業拡大の中枢都市を失うことになる。中国の極西部にある、二つの時々反抗的な地域、新彊とチベットに関する情報を集める上で、成都は最も貴重な外交上の前哨基地でもある。

両地域は、これまで人権侵害の国際非難を招いた広範な取り締まりが強化されていた場所だ。

 ヒューストンの中国領事館は、いかなる証拠もなしに「非合法スパイ行為と影響力行使作戦の中枢」と非難されている。ニューヨーク・タイムズによれば、成都のアメリカ領事館は「新彊とチベットに関する情報収集」に関与しており、中国に対するエセ「人権」キャンペーン、つまりCIA情報工作にも使われる。描写はなぜ、これほど違っているのか?

 アメリカは、中国がアメリカに置いているより、ずっと多くの外交官を中国に派遣している。従って、中国人工作員がワシントンやヒューストンや他の場所でしているより、アメリカが中国で極悪非道なことをする工作員が、より多くいるのは確実だ。

 一月と二月に避難していた一部のアメリカ外交官は、今中国に戻りつつある

Covid-19検査と検疫隔離手順に関する意見が合わない中、ワシントンと北京は、アメリカ外交官をどのように帰すべきか、フライト頻度や、何人搭乗させられるかなど、何週間も交渉している。

 それでもなお、これら外交官の検査や隔離を、どのように処理するか依然不明だ。中国がその要求に執着し、アメリカが、この問題に関して譲歩する可能性だ高いと私は思っている。それはもちろん、マスコミが読者には知ってほしくないもう一つの問題だろう。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2020/07/us-china-spat-over-quarantine-and-consulates-continues-.html

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 吴心伯、韦宗友、ローマ字では、Wu Xinbo、Wei Zongyou。

 Newsweek 記事 7月28日記事
 遠藤誉(中国問題グローバル研究所所長)

米中戦争を避けるため中国は成都総領事館を選んだ

 改憲はできず、会見はせず、マスクは更に配るが、土管にもぐった元の木阿弥ひきこもりマリオ。

 『激突! 遠藤vs田原 日中と習近平国賓』を読んだ。『チャーズ』も読みたいと思うが、新本はないので図書館で借りよう。

 日刊ゲンダイDIGITAL

米中“総領事館抗争”裏で…駐日大使1年以上不在の異常事態

 LITERA

大阪のコロナ感染拡大に和田アキ子が「大阪モデルと言ってたのに」…それでも吉村洋文知事は市中感染をごまかし自粛呼びかけを拒否

2020年7月26日 (日)

トランプは、ようやく、わかったのだろうか?

2020年7月21日
Moon of Alabama

 ドナルド・トランプ大統領は、再選が危険にさらされているのに、やっと気がついた。その最も明白な原因は、アメリカで、とめどなく蔓延しているコロナウイルス流行だ。

 コロナウイルス流行が中国の武漢で発生した際、アメリカは甘く見ていた。大半の主流マスコミ報道は中国のウソに集中していた。アメリカに対する危険は予期されなかった。

 ワシントン州での初期の小発生は、まもなく抑え込まれた。トランプはコロナ流行は、彼には影響しないだろうと思っていた。彼の考えでは、ロシアゲートやウクライナゲートのように民主党が彼に対して使う、もう一つのニセの脅威に過ぎなかったのだ。

 そこでイタリアが、他のヨーロッパ諸国同様打撃を受けた。それは多少は警告だったが、それでも対策をとるほど十分重大ではなかった。それからニューヨークが続き、最終的に、アメリカが無防備状態なことに全員がひるんだ。

 トランプは、何かしなければならないのに気がついた。混沌としたホワイトハウスが、おそらく必要になるだろうあらゆるもの、 マスクや人工呼吸器や薬品を買い占め始めた。全国的に封鎖が実行された。株式市場は崩壊したが、市場と彼の富を救うまで、トランプは連邦準備制度理事会を脅迫した。毎日、彼は流行と、それに対する彼の「素晴らしい」対応についての有名な記者会見をした。

 ニューヨークでの犠牲者は、主に下層階級の黒人であることが分かった。トランプの社交集団は、ごく少数しか影響を受けなかった。ニューヨークの感染者数は減少したが、経済は依然停滞していた。あらゆる著名専門家の意見に反して、トランプは流行は終わったと宣言した。

 彼は記者会見を止め、封鎖解除を強く主張した。選挙には勝たねばならず、それを可能にするには、経済は復活していなければならなかった。

 だが、ウイルスには、違う計画があった。六月のオクラホマ州タルサでのトランプ選挙運動集会は失敗だった。余りに少ない人数しか参加しなかった。通常なら、このような催しに参加したはずの、特に高齢の人々が欠席したのだ。七月始め、トランプは、ライブの選挙運動を止めた。そこで、トランプに投票をした州に、コロナ流行が大きな波がきた。死に瀕していたのは、リベラルなニューヨークの下層階級黒人ではなく、突然、トランプに投票していた共和党州の白人高齢者になったのだ。

 アメリカの雰囲気は、彼に不利になった。トランプ支持の世論調査の数字は下がっている。経済は依然停滞している。人々は不安で、安心感を得たいのだ。番組中に彼がアウトを宣告された日曜日のフォックス・ニュースインタビュー(書き起こし)は、彼にとって、悲惨なものだった。

 昨日、マスクが嫌いだったトランプは、これをTwitterに投稿した

 目に見えない中国ウイルスを打ち破る取り組みで我々は団結しており、社会的距離をとれない時には、マスク着用は愛国的だと、多くの人々が言っている。皆様お気に入り大統領、私以上の人は他にいない。

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 このツイートには、100,000以上のリツイートと、ほぼ300.000の似たようなものがある。トランプは、コロナ流行についての報道関係者説明会を再び毎日行うと発表した。

 彼は、とうとう、気がついたのだろうか

 中国の習主席、韓国の文大統領、ドイツのメルケル首相など、コロナ流行で、彼らの国を成功裏に対応させた指導者全員、彼らの国々の実績から政治的に恩恵を受けている。イギリスで、へまをしたボリス・ジョンソンでさえ、世論調査で、さほど下がっていない。彼は少なくとも、国民を気にしているように思われる。

 トランプが、今から正しく振る舞えば、コロナ流行はまだ彼を選挙で勝利させることが可能だ。彼は共感を示さなくてはならない。彼は(えり抜きの)専門家に話させなければならない。彼は専門家の詳細なことには、できる限り発言せず、一般論に留めるべきだ。

 テレビに毎日登場するのは選挙運動上は素晴らしいだろうが、世論調査で彼への支持を上げるには不十分だろう。そのためには、彼は気にかけていることを示す必要がある。

 コロナ流行を恐れる必要はないと国民に言うのは間違いだ。彼は人々が不安を持っているのを認め、孤立しているのは彼らだけではないと保証しなくてはならない。そうした後でのみ、彼は、国民に、仕事に戻り、子供を再び学校に行かせ、マスクをつけ、社会的距離を維持し、適切に振る舞うよう要求できるのだ。

 トランプは、そうすることができるのだろうか?

 私は疑念を持っている。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2020/07/is-trump-finally-getting-it.html

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 演技者として才能はとてつもないが、政治でそれをやられると、とんでもないことになる。たとえばヒットラー。

 日刊ゲンダイ

恐怖の小池都政 知事から“クビ宣告”の元都庁OB幹部が語る
<4>オリンピック中止で辞職し「国政復帰」というシナリオ

第2波が開幕 悪夢の記念日になりそうなスポーツの日

 「羽鳥慎一モーニングショー」で、玉川徹氏が、小林慶一郎氏にインタビューして、PCR拡大を阻んでいるのは医系技官の方針であることを示した。

 郷原信郎の「日本の権力を斬る!」で、上昌広氏が、より具体的に語っておられる。

上昌広医師に新型コロナウイルス、検査・ワクチン・治療薬について聞く

2020年7月20日 (月)

感染者を偽造し、マスク着用命令と戦い経済に打撃を与えるジョージア州ケンプ知事

2020年7月17日
Moon of Alabama

 昨日私はジョージア州のブライアン・ケンプ知事について問うた

ケンプ知事はジョージア州で何が起きると思っているのだろう? 彼はジョージア州で、より多くの死者を望んでいるのだろうか? 彼を動かしているのは悪意なのだろうか? もし悪意でないなら、一体なんだろう?

 疑問は未解決のままで、答えを見いだすために、今はより多くのデータがある。

ジョージア州のブライアン・ケンプ知事は、市がマスク着用命令を実施するのを阻止するために、アトランタ市を告訴している

ブライアン・ケンプ・ジョージア知事は、アトランタ市が、人前でマスクを着用する命令や、Covid-19流行と関係する他の規則を実施するのを阻止するため、アトランタを告訴している。

ケンプ知事とクリス・カー・ジョージア司法長官は、木曜日遅く、アトランタで州裁判所に提出された訴訟で、ケイシャ・ランス・ボトムズ・アトランタ市長は権限を越えており、州法の下で、ケンプの政令に従わなくてはならないと主張している。

「ケンプ知事は、この州の最高責任者として、ボトムズ市長による、大衆を混乱させることにしかならない無効な、施行不可能な命令無しで、公衆衛生緊急事態を管理するのを認められべきだ」と訴状は言う。

水曜日、ケンプ知事は、ジョージア州で、アトランタ市と、少なくとも他の14の地方自治体が、人々にマスク着用を要求するのを阻止する彼の政令を明確化した。

 これは無責任だ。大衆を混乱させているのはアトランタのランス・ボトムズ市長ではない。大衆を混乱させているのはケンプ知事だ。アメリカでは、人々にシートベルトをするよう要求するだけでなく、義務づけている。

 偽の数値を出すと決めたのもケンプ知事だった。

ジョージア州は再開すべくウイルスデータを改竄し、マスク着用命令を無効にしたのだ

アメリカの州の中で最後に封鎖したジョージア州は、わずか三週間後の四月、一番目に広範に再開したのだ。州は、この動きを正当化するため、データを偽ったと批判者たちは言い、彼らは大惨事を予想した。
ケンプが再開を命じた同じ週、彼の政権は、州が実態より健康に見える形で、データを見せ始めたとハーバード大学T.H. Chan公衆衛生大学院トーマス・ツァイ教授は言う。

ジョージア州が以前しており、大半の州がしているように、新感染者を、州に報告された時点ではなく、初発症状時や検査を受けた時に日付をさかのぼらせるのが手法だ。
効果は、二週間下落している感染者数ゆえに、再開すると州が言えるよう、ジョージア州の傾向を、人為的に、より良さそうに見せることだ。州は、新感染者を、傾向線の過去の日付に加え始めて、現在の数を、過小で、不完全にしたとツァイ教授は述べた。

「欺瞞的なのは、最近二週間分を削除していることだ」と彼は述べた。「最近二週間分を見ると、それ常に非常に低い。常に人工的に減少傾向のように見えるのです。」

 再びジョージア州データを見れば、ジョージア州が、これをしたのが瞬間でわかる。


出典:COVID追跡プロジェクト拡大する

 六月初めごろ、新感染者数は、突然ゼロになり、より以前のデータに山が加えられた。この手口は、ケンプ知事が州を再開する助けになった。

 だが、ウイルスを、偽計算でだますことはできない。十分な対策がなければ、流行は加速し、ケンプ知事が何度データをねつ造しようとも、より多くの人が亡くなるだろう。

 漏洩したホワイトハウス文書は、ジョージア州はコロナウイルス「危険区域」で、それ以上の増加を止めるため本格的措置が必要な18州の一つに挙げている

ホワイトハウス・コロナウイルス特別委員会のため用意されたが、公表されていない文書は、一ダース以上の州がより厳しい保護対策に戻し、社交的集会を10人以下に制限し、バーやジムを閉鎖し、住民に常にマスクを着用するよう要求すべきことを示唆している。

7月14日付の、センター・フォー・パブリック・インテグリティによる文書は、Covid-19感染者で、18の州が「危険区域」にあると言うが、先週、人口100,000人毎に、100人以上の新感染者がいた。11の州が、検査の陽性結果で「危険区域」にあり、検査結果の10パーセント以上が陽性だった。


出典:パブリック・インテグリティ拡大する

 ケンプ知事や、他の一部の知事や、トランプは、今経済に損害を与えているのはウイルスではないのを理解していない。今ジョージア州や他の場所で起きている経済被害は、ウイルスが蔓延し続ける中、ウイルスとの共生を可能にするのに必要な対策が欠如しているためなのだ。

 十分な数で生産可能な良いワクチンは、まだ一年程度先だ。住民の少なくとも半分が何らかの方法で、コロナに対する免疫を得るまでは、我々は自由にそれが蔓延するのを許さずに、コロナに耐えるしかあるまい。マスクは、ウイルスが人から人に移るのを阻止する、最も容易で、最も安い方法なのだ。

 カリフォルニア大学サンフランシスコ校の最新のGrand Roundビデオで、専門家たちが、なぜそうなのかを説明している。彼らは、そのメッセージを強化する要点も付け加えている。マスク着用命令がある国々のほうが、平均して、重篤な感染者が少ない兆候があるのだ。ウイルス量が重要だというのが理由だ。他のウイルスでも、大量ウイルスの感染症が、少量の感染症より、重大な症状になるのが分かっている。マスクは、全ての感染症を阻止しないかもしれないが、ウイルス量を少なく保つ助けになる。

 現状では、たとえ完ぺきではないものであっても、マスク着用は、自分自身の健康と、経済のために、人ができる最良の方策なのだ。ケンプ知事も、それを学ぶ潮時だ。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2020/07/georgias-gov-kemp-faked-the-numbers-fights-mask-mandates-and-hurts-its-economy.html#more

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 コロナウイルス蔓延は、放置し、国民を危険にさらす一方、宗主国の手先として、鉄砲玉になるための費用・対策は制限無しで、危険を高める狂気の支配者集団。

 日刊ゲンダイDIGITAL

なぜ敵基地攻撃か…半田滋氏が懸念「政治家の暴走」の結末

 東洋文庫778『流行性感冒』「スペイン風邪」大流行の記録に、アメリカでのマスクについての記述がある。

410ページの一部を引用しよう。

桑港に於ては法令を以て「マスク」使用を実施するに当たり、之が効果如何に対しては興味を以て迎へられ、予防上の効果大なるべきも到底一般に実行せられざるべしとの予期に反しよく一般に用いられたり。

 PCR検査拡大を断固阻止し、感染蔓延を推進している晋裸万障も、緑のコロナも、ケンプ知事を遥かに越える異常さ。PCR検査拡大の必要性、医療体制補強の必要性を、気づく潮時だ。

2020年7月18日 (土)

マスク着用命令? 企業は賛成。一部の知事はまだ反対。

2020年7月16日
Moon of Alabama

この悲しい冗談が広まっている。

問い: 愚かさと接しているのは誰か?
回答: カナダとメキシコ。

 不幸にも、それには多少の真実がある。

ハリス郡はマスク着用命令に関して罰金を科すことはできないとグレッグ・アボット知事 - 2020年4月27日

月曜、グレッグ・アボット知事は、リナ・イダルゴ郡判事のマスク着用命令が、その朝発効したハリス郡のものを含め、地方の役人は、公衆の前でマスクを着用することに関し、規則に違反した住民に罰金を科すことはできないと述べた。

「全員がマスクを着用するよう我々は強く勧める」と、アボット知事が、テキサス再開計画を発表した記者会見で言った。「だが、それは命令ではない。どの司法も、どんなタイプの罰や罰金も科すことができないのをハッキリさせておく。」

「私の政令は、マスクをつけない人に対する、いかなる種類の罰金や罰に関しても、地元の命令に優先する」と彼は付け加えた。

 約三カ月後、正気になった。

「それは人々ができる最小限のことだ」 - アボットのマスク着用命令、サンアントニオで、まちまちの反応に直面 - 2020年7月3日

木曜、アボットは、ほぼ全てのテキサス人に、人前では、マスクを着用するよう要求する政令に署名した。
初犯者は警告を受ける。二度目の違反は、最高250ドルの罰金刑に処するが、投獄はしない


出典:COVID追跡プロジェクト拡大する

 テキサスの新感染者数は、六月始めに増加し始めた。入院は一週間後に増加し始めた、死亡者数は入院数から二週間遅れて増加し始めた。そのパターンは今までにしっかり確立している。 Covid-19の死亡者の新たな波を妨ぐには、新感染者数が増加次第、即座に対策をとらなくてはならない。

 マスク着用命令に関するアボットの方向転換は、周囲の他の知事にとっての警告のはずだった。不幸にも一部はまだそれが理解できていない。

ジョージア知事は、全ての地方のマスク着用命令を停止し、住民のマスク着用を奨励するが、必要とはしていない - 7月15日

ブライアン・ケンプ・ジョージア知事は、ジョージア州のコロナウイルス感染者、入院者の増加にもかかわらず、水曜、全地方自治体のマスク着用命令代を停止した。

政令の下、共和党の知事は州の緊急事態を延長し、マスクは「強く奨励するが」必要とはしないと述べた。

Covid-19感染者数が州内各都市で増大し、既に3,000人以上の命を奪っている中、ケンプの政令は一部の地方自治体が課したマスク着用命令を無効にする


出典:COVID追跡プロジェクト拡大する

 流行に関しては、ジョージア州はテキサス州から二週間遅れだ。新感染者は六月中旬に増加し始めた。入院は一週間後、増加し始めた。二週間後に、死者数も増加し始めた。この先どうなるかは明らかだ。

 それが、私が理解できない理由だ。アボット知事はテキサス州で何が起きると思っていたのだろう? ケンプ知事はジョージア州で何が起きると思っていたのだろう? 彼はジョージア州で、より多くの死者を望んでいるのだろうか? 彼を動かしているのは悪意なのだろうか? もし悪意でないなら、一体なんだろう?

 共和党の知事たちは、企業を気にかけているのだと主張する。だが伝染病が彼らの州で荒れ狂う限り、企業は苦しむはずだ。人々は恐れている。不安は当然だ。これはインフルエンザではない。

Covid-19は重大な呼吸器病状を起こすことで良く知られているが、いくつかの合併症も起こす。これらの状態には、血栓性合併症、心筋障害や不整脈、急性冠動脈症候群、急性腎傷害、胃腸症状、肝臓細胞損傷、高血糖症やケトン症、神経疾患、眼病や皮膚合併症がある。

 人々が不安を抱いている限り、病院がCovid-19病人で既に満杯なのを知りながら、買い物に行ったり、外食したりするまい。マスク効果あるのを知っているので、皆がマスクをつけていると、人々は多少安全に感じるのだ。


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 事業を再開させるには、コロナ蔓延を持続可能なレベルに押し下げ、検査し、追跡して、制御することが必要だ。そのための、最も安く最も効果的な措置は、マスク着用を義務づけることだ。それを実施するには、少なくとも命令を無視する人々を処罰で脅さなくてはならない。行うべき更なる措置はあるが、マスク着用は、まさに最初で最も容易なものだ。

 ウォルマートやターゲットやCVSや他の企業は、現状マスク着用義務化が事業に有効なのに気がついた。現在、彼らは入店する全員にマスクを全国で義務づけている

 テキサス州は、現在、毎日、百万人あたり約320人の新感染者がいる。ジョージアは、現在より短い時間枠で、毎日、百万人あたり322人に達した。だから、おそらく、ジョージア州の住民の感染者と死亡者の数は、テキサス州より多くなるだろう。

 ジョージア州民は、それをひき起こしたことに対して、知事に感謝できる。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2020/07/businesses-are-smarter-on-masks-than-georgias-governor.html#more

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 忖度専門家分科会議長を見ていると、なぜか映画『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』のラストシーンを思い出す。大昔アメリカ出張時にVHSビデオ購入し、一度見ただけ。人類滅亡を示唆するような終わり方だった。エンディング・テーマは『We'll Meet Again』。エリザベス女王の4月の演説でもこの歌の名が引用されたという。俳優が似ているせいなのか、状況が似ているせいなのか見当がつかない。

 Wikipediaの文章を多少変えて、引用しよう。

断線により爆弾投下口が開かない非常事態がおき、熱血漢コング少佐が核爆弾にまたがりながら配線を再接続する。故障が直るや否や爆弾は投下されてしまい、コング少佐がカウボーイよろしく爆弾にまたがったまま落ちてゆく。

 2011年3月29日翻訳記事「放射能の危険性:原子力専門家連中を解体する」末尾に書いた文章を繰り返そう。御用学者批判の文章。東京電力福島原発事故を、いかにも些細なことにみせようとしていた原発御用学者と、今、コロナ蔓延阻止より、経済優先を唱導する医療御用学者連中、うり二つ。デジャブ。

とんでもない御用学者諸氏の様子をみながら思い出した本がある。避難されている方々の映像をみる度に、その著書『住宅貧乏』『居住福祉』を思い浮かべる住宅問題の泰斗早川和男神戸大名誉教授による『権力に迎合する学者たち-反骨的学問のススメ』という本だ。文中に、罪深い教授・専門家を、ある教授「海賊船のボイラーマン」と評した、とある。連中は、巨大船の機関室で、懸命に釜に石炭をくべ、船を推進させる釜焚き人、その船が何であり、何処に行くのかに全く関心はないのだ。

 IWJの岩上安身氏の孫崎享氏インタビューを遅ればせながら拝聴。新刊『朝鮮戦争の正体』を巡るもの。本は購入済みながら、なかなか読む気力がおきずにいたが、ご本人の解説をうかがった後は、どんどん読めるようになった。孫崎享氏、彼の著書のような硬派の本は、「売れないので、出版社が出したがらない」と残念がっておられる。テレビに良く出る著者による本なら、なんであれ良く売れるのだそうだ。大手書店にいっても、つまらない本がずらり並んでいる状況、孫崎享氏の懸念はよく分かる。

21世紀最大のテーマ「覇権をめぐる米中衝突」が現実に! 常時臨戦国の「正体」を露わにした米国と属国日本!「朝鮮戦争の正体」が見せる真実!岩上安身による第1004回 ゲスト 元外務省情報局長・孫崎享氏インタビュー 後編 2020.7.10

2020年7月13日 (月)

アメリカ社会の本当のやまいを明らかにするコロナ流行

2020年7月9日
Moon of Alabam

 今朝私はワシントンポストのホームページでこの地図を見た。

先週以来の、住民100,000人に対する郡別感染者報告

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 私は即座に、以前、似たようなパターンの地図を見たのを思い出した。

 それは私の4月2日のMoon of Alabama投稿にあった。これが、三カ月前に掲載した部分だ。


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チャールズ・M・ブロウ @CharlesMBlow - UTC 11時51分 2020年4月2日
おー、大惨事が起きつつある
#COVID19Pandemic #RacialTimeBomb


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 有色人種がより多く住む区域が、他の地域より、Covid-19によるずっと激しい被害を受けているのは、この地図から非常に明白だ。

 ネーチャーに発表された、偽名で約11,000人のCovid-19死者と関連づけられた1700万人の人々の医療データを使ったイギリスの研究が、イギリスでは、有色人種がCovid-19で死ぬ可能性がずっと高いことを見いだした。

白人の人々と比較して、黒人と南アジアの人々は、他の要因を調整した後でさえリスクが更に高かった(それぞれHR 1.48、1.30-1.69と1.44、1.32-1.58)。

 1.48という「危険率」(HR)は、これらの人々が、普通の人々より、この病気で亡くなる可能性が48%高いことを意味する。

 アメリカ食肉加工プラントでも、同様のことが見られる

5月末までに、16,200人以上のアメリカ人食肉工場労働者が、Covid-19に対し陽性の検査結果で、86人が亡くなっていたと、火曜日、アメリカ疾病予防管理センターCDCが報告で述べた。人種と民族が明らかな症例のうち、87%が少数民族の労働者だ - ヒスパニックと特定された従業員が、全体的な労働力の3分の1以下でしかないにもかかわらず、感染の56%を占めている。

 Covid-19に関しては、様々な民族の間に生物学的な相違はない。社会問題、つまり、低収入、劣悪な住宅、医療を利用できないこと以外、いかなる原因に帰する科学的理論がない。

 これはアイデンティティではなく、階級の問題だ。黒人やヒスパニックの人々は、最下層の立場だ。不幸にも、イギリスとCDC研究のいずれにも、収入や他の社会的な指標を含むパラメータがない。そういうものがあれば、恵まれない白人は、似たような状況で暮らす恵まれない非白人の人々と、Covid-19で亡くなる同じ可能性があることを示すだろうと私は確信している。

 そう、アメリカには人種の賃金格差がある。だが本物の格差は生産性上昇と賃金上昇の間にある。過去数十年、労働者は、黒人も白人も賃金は大きく昇給していない。これは階級問題だ。


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 生産性の上昇と最下層の賃金上昇間のこの格差は、レーガンとサッチャー下のネオリベラル・イデオローグがトップ1%に有利な経済政策を提起した1970年代後期まで存在しなかった:

1979年から2018年まで純生産性は69.6パーセント上がり、他方、典型的な労働者の時給は本質的に伸び悩み、39年で、わずか11.6パーセント(インフレ調整後)しか増えていない。これはアメリカ人が、今までより一層効率的に働いているが、彼らの労働の成果が、主に、特に近年、トップ連中と企業収益に向けられていることを意味する。


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 民族や性や性的志向を巡るアイデンティティ政策は我々の社会の実際の病気を隠蔽するのに役に立つ。階級差は極端になった。最下層の人々は何も得なかったが、金持ちは一層金持ちになった。

 コロナ流行は、これら政策の致命的な結果を暴露しているのだ。

注記:

 ニューヨークでの大流行が主に黒人下層階級を襲ったことに彼が気付いた後、トランプは、急に封鎖を終わらせるキャンペーンを始めた可能性がありそうだ。彼らは彼の支持者ではないのだ。だが、その考えは間違っている。大流行が自然展開を始めれば、区別はしない。貧しい人々が最初に被害を受ける。だがウイルスは、彼らだけで終わるまい。人々がかかるのは時間の問題だろう。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2020/07/the-pandemic-reveals-the-real-disease-of-our-societies.html#more

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 ブログ『私の闇の奥』で、7月4日についての三本目の記事が掲載されている。

7月4日は誰の独立記念日か?(3)

 遅ればせながらのマスク着用が世界中で報道されている。

 遅ればせながら、映画『コンティジョン』を見た。際物ではなく立派な映画。現実とは全く違い、アメリカ疾病予防管理センターCDCの人々が大活躍。CDCの俳優たちが素晴らしい。これだけまともな映画を作ったのだから、感染症大流行の可能性も、基本対策も、支配層幹部は全て分かっていたはず。いまの蔓延、意図的なものに思えてきた。

 コロナ蔓延中のお上の言説で、原発関係者発言を見て書かれた名著『原発危機と東大話法』を思い出した。

 下記番組で、原発事故当時、それ以降、そしてコロナ蔓延の今の政府言説について語っておられる。

東大教授と語る【気が狂った政府のコロナ対策】政府の対応がおかしい理由は東大話法と立場主義を理解するとわかる。

 沖縄の米軍基地で多数の兵士がコロナ感染。基地外でパーティを開催したという。米軍基地は日本政府機関によるパスポート管理も検疫も皆無の宗主国の飛び地。蔓延は当然。海岸のホテルにも感染者が宿泊させられているという。

 コロナ蔓延拡大のさなか、GO TO HELL推進。日本政府も東京都も基地外パーティ中。

 政府も都も情報隠蔽方針は貫徹する犯罪政権。
 東京新聞記事 

都が感染状況の予測文書2通を廃棄 1通は本紙の情報公開請求後に<新型コロナ>

日本社会の本当のやまいを明らかにするコロナ流行

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