オマーン

2026年7月 2日 (木)

対イラン戦争:-バンスとルビオの攻防-オマーンは「手数料」を支持

2026年6月30日
Moon of Alabama

 JD・ヴァンス副大統領は、イランとの停戦覚書に深く関与していた。覚書の前半部分は、停戦をレバノンにも拡大し、レバノンの主権を保障することを目的としていた。

 同時期、あるいはその直後、レバノンとイスラエルとの間で、イスラエルによるレバノン領土侵攻と占領の継続を保証する協定をマルコ・ルビオ国務長官は締結した。

 従って、レバノンとの合意は、イランとの覚書に対する直接攻撃だ。

 これがトランプ政権側近たちの間で繰り広げられている権力闘争の表れだという興味深い憶測がThe Cradleで、いくつか見受けられる。  
レバノンとイスラエルの合意は、二国間交渉だけでは理解できない。それはワシントンにおける権力構造の変化も反映している。レバノンに対するアメリカ政策は、公式機関だけでなく、政権内や共和党内の競争や、親イスラエル・ロビー団体、特にシオニスト・ロビーや強硬派レバノン・キリスト教ロビーからの圧力によっても形成されている。

 [これは] アメリカ右派内部、特に伝統的親イスラエル共和党主流派を代表するマルコ・ルビオ国務長官と、西アジアへのアメリカの関与に慎重な姿勢をとってきたJD・ヴァンス副大統領との間の静かな対立に反映されている。

 事情に詳しい情報筋によると、こうした緊張は政策の違いにとどまらない。事前に相談せずにルビオが湾岸諸国を歴訪する計画を立てていたのを知って、ヴァンスが激怒したと伝えられている。また、アメリカ特使ジャレッド・クシュナーと、おそらくスティーブ・ウィトコフと、ヴァンスの外交的成果を損なうような形で、ルビオが水面下で協力しているのではないかと彼は疑っていた。次期大統領選を前に、ルビオ、クシュナーとリンジー・グラム上院議員がバンス排除を目的とする非公式同盟を結成したという見方がバンスに近い関係者の間で強まっている。
 ルビオは長年シオニスト・ロビーに操られてきた一方、ヴァンスはハイテク億万長者の手先だ。選挙戦になった場合、どちらがより強力な影響力を持つのだろう?

 他の興味深いニュース  
アメリカの対イラン戦争後、オマーンがホルムズ海峡通行料案を提案アーカイブ)–ニューヨーク・タイムズ

 イラン当局者と事情に詳しい外交官四人によると、イランとアメリカ同盟国オマーンは、アメリカの公然たる反対にもかかわらず、ホルムズ海峡を通過する船舶から料金を徴収する計画を進めている。
 …
 イラン当局者と地域の外交官によると、最近オマーンは、海運会社が海峡使用料を支払う計画の概要を概説した正式提案をアメリカや他の西欧同盟諸国に提出した。

 アメリカの立場に詳しい人物によると、オマーン提案を受け取ったことをアメリカの交渉担当者が確認し、懸念事項についてオマーン当局者と協議する予定だと述べた。

 オマーン提案は、マラッカ海峡やシンガポール海峡といったアジアの航路における取り決めを部分的にモデルにしている。これらの水路では、安全航行のために民間財団が任意拠出金を集めていると現地の外交官は述べた。

 ホルムズ海峡における通行料は任意だと現地の外交官は述べた。だがイラン当局者は、通行料の支払いは義務だと述べた。
 「手数料」に関するイランとのいかなる合意も控えるよう、アメリカは確実にオマーンに圧力をかけるだろう。

 イランにとってより良い戦略は通行料や手数料の話をやめ、ホルムズ海峡を通過する船舶が将来イランにもたらすだろう貢献を、アメリカ・イスラエルによる対イラン戦争がもたらした損害に対する賠償金の前払いとして位置づけることだ。

 世界中の人々はおそらくその論理を理解し、そうした「手数料」に同意するだろう。

 オマーンは、その資金の一部を受け取り、私有財産にも戦争被害が発生した湾岸諸国に分配できるだろう。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2026/06/war-on-iran-vance-rubio-struggle-oman-supports-fees.html

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 東京新聞 朝刊 一面  
 首相の答弁拒否「実質憲法違反」

 野党が批判「政府見解に反する」

2026年5月11日 (月)

ホルムズ海峡は「原子爆弾」に匹敵する ― イラン最高指導者顧問

戦略的に重要な水路の支配権を巡り「散発的」銃撃戦を続けるテヘランとワシントン
公開日:2026年5月9日 01:18
RT

ホルムズ海峡は「原子爆弾」に匹敵する ― イラン最高指導者顧問


ファイル写真© AP / ヴァヒド・サレミ

 アメリカ軍がオマーン湾でイラン船籍石油タンカー二隻を攻撃した。ワシントンは「航行の自由」を掲げる封鎖を行っており、一方、テヘランはホルムズ海峡の支配を「原子爆弾」の保有に例えている。

 金曜日「積み荷なしの」イラン・タンカー2隻、M/Tシー・スターIIIとM/Tセブダを米軍が攻撃したとアメリカ中央軍が発表した。これらのタンカーは、イランの港に入港してアメリカの封鎖措置に「違反」しようとしていたと米中央軍は主張している。

 「アメリカの停戦協定違反とテロ行為に対し、イラン軍が攻撃で対応した」とイラン軍当局者は地元メディアに述べたが、米軍は被害を報告していない。

 イランが戦争初期にホルムズ海峡を封鎖し、数百隻の船舶を立ち往生させ、エネルギー市場を混乱させた後、ホルムズ海峡はテヘランにとって主要交渉材料の一つになった。

 金曜日、プレスTV報道によると、イラン最高指導者アヤトラ・セイエド・モジタバ・ハメネイ師の側近モハマド・モフベルは「ホルムズ海峡は原子爆弾に匹敵する能力を持つ」と述べた。イランは「この戦争で得た成果は放棄しない」と彼は誓い、テヘランは可能なら国際法を通じて、必要なら、一方的に海峡の法的体制の変更を目指すと述べた。

 イランの野望は「容認できない」としてアメリカは拒否しており、金曜日、ワシントンはテヘランがホルムズ海峡の支配を「正常化」することを決して許さないとマルコ・ルビオ国務長官は述べた。

 自国による海上封鎖は航行の自由を回復し、テヘランに合意を促すためのものだとアメリカが主張する一方、アメリカが商船を標的にして4月の停戦協定に違反しているとイランは非難している。

 世界の石油・ガス輸送量の大部分が通過するこの狭い海上交通の要衝で発生した最新の事件は、アメリカとイランの軍が交戦した翌日に起きた。アメリカ国防総省は、アメリカミサイル駆逐艦3隻が「いわれのない」ミサイル、ドローン、小型ボートによる攻撃を受け、米軍はイランのミサイル発射基地、指揮統制拠点、監視拠点に対して報復攻撃を行ったと主張した。

 だが、ワシントンが先に攻撃したとテヘランは非難し、米軍がイラン領海内でイランの石油タンカーを標的にし、イラン南部沿岸の民間地域を攻撃したと主張した。

 この応酬は、テヘランがアメリカを「軽んじた」ことに対する「軽いお仕置き」だとトランプは軽視したが、停戦がもし本当に破綻すれば「イランで巨大な閃光が光るのを目にするだけだ」と警告し「早急に」合意に署名するようテヘランに促した。

記事原文のurl:https://www.rt.com/news/639717-iran-hormuz-atomic-bomb/

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 耕助のブログ Mr Araghchi goes to Russia Pepe Escobar記事翻訳
No. 2897 アラグチ外相、ロシアへ行く

2026年5月 5日 (火)

対イラン戦争に対するマスカットの姿勢とオマーン・モデルの好ましい結果

サミヤル・ロスタミ
2026年5月2日
New Eastern Outlook

 オマーンは、対イラン戦争において独自の外交的立場を取り、中立を維持しつつ、中東における緊張の高まりの中、仲介者としての役割を強化している。

 

 オマーンはアラビア半島の東部、ムサンダム半島の北(ホルムズ海峡の南)に位置し、イランに近接している。オマーンの外交政策の重要な柱の一つは、アラブ諸国や西側同盟国とイランとの間でバランスを取ることだ。

 イラン戦争に対するマスカットの姿勢

 2026年2月28日、アメリカとイスラエルによる協調攻撃がイランを襲った。オマーンは紛争勃発直後から中立的仲介者の立場を表明した。オマーンは開戦後すぐ対イラン攻撃を非難した。オマーン国内で、疑わしい、あるいは曖昧な攻撃があったにもかかわらず、マスカットはイランとの政治的関係を弱めることなく、イラン新指導者選出を祝福した。

 アラブ首長国連邦、カタール、クウェート、バーレーンといった他の地域モデルが打撃を受けていることを示す証拠がある今、中東における安定の島としてのオマーンの経済的魅力は、更に高まる可能性が高い。

 オマーンのバドル・ビン・ハマド・アル・ブサイディ外相は「この戦争は違法だ」と述べた(注意! リンク先はアラビア語!)。3月には、アメリカ、イスラエル、イラン間の緊張関係に言及し、これらの紛争はテヘランによって始められたものではないと述べていた。

 実際、オマーンは戦争回避に向けた宣言と行動の両面で政策を進めた。GCCの他の加盟諸国と異なり、オマーンはアメリカによる領土、領海、領空の使用を認めず、国内の米軍基地も戦争には参加しなかった。

 オマーンは、この戦争へのいかなる支援や援助の提供にも反対した。地域情勢が危険な様相を呈する中で、オマーン・スルタン国は外交政策の原則を堅持し続けた。

 またオマーンは、地域紛争を阻止するための行動を国連安全保障理事会に公式に要請したが、他のGCC諸国とともに国連安全保障理事会には参加しなかった。

 次段階として、イランが停戦継続を受け入れ、外交過程に参加した責任ある姿勢を歓迎し、地域に平和と安定が一日も早く戻るよう願うとオマーンは表明した。

 イランのマソウド・ペゼシュキアン大統領とオマーンのハイサム・ビン・タリク・アル・サイード国王との電話会談や、最近のイラン外相のオマーン訪問など、外交協議が継続されていることは、両国間の良好で強固な関係が継続していることを示している。

 これまで、テヘランとマスカットは常に誠意をもって船舶の安全航行を保証してきたが、戦時下においては協力と新たな決定が必要となる。イラン・イラク戦争勃発直後、オマーンはイラン当局者とホルムズ海峡の新たな法的枠組みについて高官級会談を行った

 ペルシャ湾および中東における紛争を、オマーンが自国にとって深刻な脅威とみなしているのは確実だ。

 マスカットは、地域が直面する課題に対処するため、外交努力と建設的対話の強化を継続しており、国家主権の尊重と重要かつ戦略的な内政不干渉に基づき、地域紛争に対する持続可能な解決策を見出すことに重点を置いている。

 オマーンは依然、イランの核開発計画を地域の安全保障に対する脅威とは考えていない。オマーンはイランやアメリカとの良好な関係を維持し、外交政策の独立性を保つことで、危機解決において重要な役割を担い、効果的な仲介者としての地位を確立している。

 オマーン・モデルの好ましい結果

 オマーンはアラブ連盟と湾岸協力会議の加盟国だが、アメリカ・イスラエルによる対イラン戦争に関して、アラブ首長国連邦、クウェート、サウジアラビア、バーレーンといった近隣諸国と全く異なる立場をとっている。この姿勢は、これまでのところ、地政学的および地経学的領域で、多方面にわたる幅広い利益をオマーンにもたらしている。

 実際、オマーンの外交政策の原則は、独立、近隣諸国の領土保全の尊重、中立性、近隣諸国との交流、地域組織や連合への参加、外交政策の強化と、地域における仲介役の遂行に基づいている。

 巧みな外交手腕と、積極的かつ中立的な仲介の原則を活用した中東の緊張緩和は、他国からも好意的評価を得ている。イランが最も信頼する仲介役は依然オマーンで、その仲介能力、オマーン・ブランドと、マスカットのソフトパワーの高まりは、今後も効果を発揮し続けるだろう。

 オマーンは、地域における危機や軍事衝突の際に中立政策を維持することで、中東情勢の激動から身を守ることができた。実際、マスカットはオマーン在住のイラン人と良好な協力関係を築き、合理的かつ原則に基づいた政策により戦争の火種から自らを遠ざけることができたのだ。

 一方、今日、オマーンは戦争状況から多くの経済的恩恵を得ることができた。経済が打撃を受けなかっただけでなく、正当な経済成長の恩恵も受けた。一方、近隣のGCC諸国は深刻な経済問題を抱えている。

 実際、他国が甚大な損失とコストに苦しむ中、オマーンは経済を強化した。オマーンのマクロ経済指標と不動産価格が上昇したことで、石油・ガス市場の顧客数も増加した。

 アラブ首長国連邦、カタール、クウェート、バーレーンといった他の地域モデルが打撃を受けていることを示す証拠が出てくる今、中東における安定の島としてのオマーンの経済的魅力は、更に高まる可能性が高い。

 この姿勢は、オマーンの2040年構想、新規および拡張中の港湾、南北回廊における潜在的物流および輸送協力や同国の輸送拠点としての役割に更に好影響を与える可能性がある。

 対イラン戦争の目的は地域構造を根本的に変革することだけではないとマスカットの多くの人々は考えており、イスラエルとの妥協はあり得ないと考えている。この考え方はイランへの同情を示すものではなく、対イラン戦争の結果はオマーンに利益をもたらし、地域のイスラエル同盟諸国に損害を与える可能性もあるという認識に基づいている。

 更に、イランとの協力は、マスカットが独立性を維持する機会と、UAEなどの勢力に対する独自行動の可能性を維持するのを可能にするだけでなく、他の勢力とのバランスを取るための要素としてイランを利用することも可能にする。

 中東外交においてオマーン・モデルを確立することは、同国の政治、ソフトパワー、安全保障、経済の利益にとって、確実により好ましい結果をもたらすだろう。

 イラン・イラク戦争におけるオマーン・モデルに基づいたマスカットの姿勢は、イラン、ロシア、中国との関係拡大、経済協力拡大、代表団交流、航空便や貿易量の増加や、人的交流の深化といった面で、より好ましい結果をもたらす可能性もある。

 別の側面から見ると、イラン戦争の結果は、アメリカ・オマーン関係に悪影響を及ぼす可能性が高いものの、オマーン・モデルの恩恵は、EU、ユーラシア、BRICS、中国といった地域や主体との関係においてより広範なものになるだろう。

 サミャル・ロスタミは、政治評論家、国際関係の上級研究員。

記事原文のurl:https://journal-neo.su/2026/05/02/muscats-approach-to-the-war-with-iran-and-the-positive-consequences-of-the-omani-model/

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  オマーン、日本とは意外なつながりがある。2015/11/17の産経新聞記事から一部コピーさせていただく。
さらに国王自身にとっても日本はゆかりが深い。国王の祖父タイムールは、内政の混乱に疲れ、1932年に自ら退位した。その後一時、神戸に在住し、そこで日本人女性と結婚したのだ。2人の間に生まれたブサイナ王女こそが、カブース国王の叔母なのである。
 東京新聞 5月2日記事
大空幸星衆院議員「どんな趣旨でも」…防災公園でのあらゆる集会は「慎重であるべき」主張 実態とズレた認識
 ただの嫌がらせ。

 オマーンの歴史 をWikipedia記事の自動翻訳で読んでみた。

 以下は、ウィキペディア、フリー百科事典記事の機械翻訳によるもの。

オマーンの歴史

 近世と現代

 オマーンの歴史は、アジアのオマーン国家の歴史を記述した文書である。オマーンは10万年以上前にさかのぼる先史時代の人類居住地だ。この地域は、ポルトガルやイギリスの侵略者を含む他のアラブ部族の影響を受けた。

 最盛期には、オマーンにはペルシャ湾からマダガスカル島に至るまで、ザンジバル、モガディシュ、グアダールといった著名な保護区が数多くあった。1]

 先史時代

 オマーンでは、かつてスーダンの考古学的発掘調査でのみ知られていたヌビアン・コンプレックスに属する石の層が表面から採取された百か所以上の遺跡が、ビエンゾーヴェン博士により発見された。光学的刺激を与える2つの発光年代測定では、アラビア・ヌビア複合体は約10万6000年前と推定されている。これは海洋同位体の第5段階の初期段階に位置する南アラビアにおける明らかに移動可能な石器時代の技術複合体の証拠を示している。2]

 人類がアフリカから世界の他地域を植民地化するために出発するという仮説には、紅海南部のバブ・エル・マンデブ海峡を、アラビア周辺の緑の海岸線に沿って越え、その後ユーラシア地域へ移動することが含まれる。これら越境は、海面が80m以上低下したことで可能となり、エリトリア南部とイエメン間の多くの海棚が露呈した。気候が不規則に冷え込んで最終的な氷河の最高値に達するにつれ、60〜70キロの氷河領域に達したのはそのレベルだった。13万5000年前から9万年前まで、熱帯アフリカでは大規模干ばつが発生し、人類を陸地から海岸まで移動させ、他の大陸へ越境させた。研究者らは、アフリカにおけるマラウイ時代至る所で植物を作製するため、300年間隔で湖底の泥に閉じ込められた花粉粒子に放射性炭素年代測定技術を用いて試料を採取した。干ばつが頻発した時期に採取された試料は、花粉や木炭がほとんどなく、燃焼もほとんどない希少な植物であることが示唆される。マラウイ湖周辺地域は、現在森林に覆われている地域で、約13万5000〜9万年前の砂漠地帯だった。3]

 発光年代測定法は、砂に蓄えられた自然発生放射線を測定するための技術だ。

 この方法論を通じて収集されたデータによると、1万3000年前のアラビア半島は比較的温暖で、降雨量が多くなり、豊かな居住可能な土地の連続へ変わってしまった。この期間中、南紅海の水位は低下し、幅は僅か4キロだった。これにより、人類が簡単に海を渡り、ジェベル・パヤのような対等な地域へと半島を横断できる時間が短かった。アフリカの気候変動から逃れてきた初期移民たちは、良好な気候条件でアラビアを横断しながら、紅海を越えてイエメンとオマーンへと渡った。3] アラブ首長国連邦の紅海とジェベル・パヤの間には、2000キロの無人砂漠がある。しかし、約1万3000年前、世界は氷河期の終わりを迎えていた。紅海は徒歩や小さないかだで渡れるほど浅く、アラビア半島は砂漠から緑の土地へ変化していた。

 旧石器時代の石が、ペルシャ湾、南部および中部オマーンの出口にあるホルムズ海峡に近いアラブ首長国連邦の洞窟で発見された。[4][[5] 12万5000年前の石器時代は、同じ時期にアフリカの人々のそれに似ている。

 イスラム教への改宗

 オマーンはムハンマド存命中、630年代にイスラム教に触れ、第632回リダ戦争で統一された。

 751世紀に、カワリ派の穏健派イバディ・ムスリムがオマーンにイマーンを設立した。動揺していたにもかかわらず、イバディ・イマメテは20世紀半ばまで生き延びた。6]

20世紀以降

 1954年にイマームの土地で石油が発見され、その際、スルタンによりシーヴ条約が破られたことで、紛争は再び激化した。新たなイマーム(ガリブ・ビン・アリ)は、スルタンからの攻撃に直面して5年間にわたり反乱を続けてきた。スルタンは、植民地時代のイギリス人およびイランのシャーから支援を受けていた。1960年代初頭にサウジアラビアに亡命したイマームは、指導者や他のアラブ諸国政府から支持を得ていたが、この支援は1980年代に終了した。イマームの事件は国連でも議論されたが、重要な措置は講じられなかった。

 ザンジバルは1964年初頭の独立まで、毎年マスカットとオマーンを支援した。

2020年2月10日 (月)

オマーンの老国王は崩御したが、新国王が連続性を保証するだろう

2020年2月6日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 オマーンのカブース・ビン・サイード国王が79歳で崩御した。彼は湾岸で最も長く勤めた君主だった。24時間以内に、彼の遺言の封筒が開けられ、新国王が発表され、王族評議会の前で宣誓した。

 彼の名はハイサム・ビン・タリク・アル・サイードで、彼は前国王のいとこで、オマーン国の遺産・文化大臣だ。

 それが、東京でマスコミに報じられる前に、私は友人の国際連合教育科学文化機関ユネスコのアラブ地域責任者で、レバノンとシリア特使のハメド・アルハマミ博士からこのニュースを聞いた。我々は、私の「レバノン時代」から、お互い良く知っているのだが、今回彼は、日本政府とより親密な協力関係を深め、イエメンとシリアに対する支援に署名するために、わずか数日間、来日していたのだ。

 オーマン人のアルハマミ博士は新国王の良い友人だ。

 我々は、東京の北にある古い世界遺産、日光に向けて一緒に出発するところだったが、その時私は彼の目に涙が浮かんでいるのに気が付いたのだ。彼が説明してくれた。

「国王は何年も不治の病を患った後、オマーンで崩御しました。彼は国で最も重要な人でした。彼はオマーンの全てを変えました。私が子供だった頃、我々は一足のくつを買う余裕さえありませんでした。今オマーン国民は無料教育と医療を享受し、20歳の男女は、国から600平方メートルの土地をもらう権利を持っています。」

 少なくとも理論上、サウジアラビアやバーレーンほど裕福ではないオマーン訪問中に、私は両国でのような窮状は目にしなかった。オマーンは、ひどく分裂したイエメンの両地域と同様、シーア派のシリアとイランの友人に対しても寛大な国だ。オマーンは全てのアラブ諸国に敬意を払われ、近隣諸国と紛争がない「独特な」異なった湾岸国家だ。

 欧米とその湾岸同盟諸国が仕掛けたシリアでの苦い戦争中ずっと、オマーンは、ダマスカスにおいて外交代表を維持していた。オマーンは定期便をイエメンに飛ばして、負傷者や病人をマスカットに連れて来て、彼らが、もちろん無料で、最良の医療施設で治療するようにしていた。ホワイトハウスが地域で軍事衝突をあおる中、マスカットとテヘラン間の関係は今も良い。

* **

 オマーンは、北京と東京いずれとも、非常に良い関係を維持している。

 アルハマミ博士は、アラブ地域ユネスコと日本間の協力を強化するため、特にシリアとイエメン両方で教育部門を支援するために来日した。

 彼の日本訪問中、たまたまオマーン国王が崩御し、新国王が権力を継承したのだ。

 列車での旅の間に、ハメドは私に詳細に説明してくれた。

「前国王は、国民に焦点を当てて、国を貧困から引き上げ、教養を身につけた健康な国民と共に国を近代化して、発展させました。教育は最高レベルまで全て無料で、学生は最高300米ドルまでの毎月の奨学金さえ受けます。」

 医療保険制度も無料です。一次医療に注力するセンターがあり、より複雑な病気の場合、患者は他の病院に紹介されます。」

 ハメド・アルハマミ博士は、かつてオマーンの教育部門で働いていた。

「前国王は、教育には特に陣頭指揮を執られました。私が文科省教育課程局長だった頃は、教科書についての彼の意見がかかれた手書きメモを良く受けとったものです。」

 まるでアラブ風社会主義のようではないか? おそらく、そうだろうが、それが実際そうであっても、中東では、そうは呼ばれないのだが。

 古い美しい普通列車が山を登り、ユネスコで保護されている世界文化・環境遺産の日光に向かう中、ハメドは前国王の偉大な業績を列記するのをやめられるなかった。

「貧しい学生にとって、状況は劇的に改善しました。彼らは政府資金で私立大学に入学でき、政府奨学金の受給資格もあります。」

* **

 そして今? カブース国王には子供がいなかった。それで、高齢の君主が亡くなる前に、ハイサム・ビン・タリク・アル・サイードが精選されていたのだ。

 オマーンとその支配者は、特に最近、文化に取りつかれていた。現地のもの、アラブのもの、外国のもの。マスカットの新しい豪華なオペラ劇場と新しい優雅な博物館は、その明白な証拠だ。ハイサム・ビン・タリクという選択は、それゆえ論理的だった。

 地域の不穏な海の中での文化と調和。中東は燃えているが、オマーンは少なくとも今のところ穏やかなように思われる。

 私は、今、近い将来、何が起きると予想しているかハメドに尋ねた。

 さほどのためらいもなしに彼は答えた。

「対外的には、前国王は、非干渉対外政策を行いました。オマーンはこの地域の他のあらゆる国々との良い関係を維持しています。彼は、パレスチナ、イエメンとシリアに細心の注意を払い、物質的支援と政策的助言の両方を国や民族に提供しました。私はオマーンは、しっかり前国王が設定した道筋を進むと期待しています。」

 そして、何かユネスコの精神に近いものを。

「新国王は元遺産・文化大臣で、文化修復の仕事のためシリアとの協力に署名するのに尽力しました。」

 湾岸でおそらく最も安定した国オマーンは半世紀間支配した尊敬された国王を失った。だがオマーンは、もう一人の賢明な君主を得た。称賛に値する連続性が静かに保証されたように思われる。

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者、調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China and Ecological Civilizationを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/02/06/in-oman-the-old-monarch-passed-away-but-the-new-one-will-guarantee-continuity/

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 一般教書演説に、とんでもない目玉ゲスト。本当に大本営広報部の洗脳痴呆番組顔負け。正気の世界と思えない。

まるでバラエティ番組…トランプが一般教書演説で発揮した「演出力」

 植草一秀の『知られざる真実』

危機管理能力欠如を露呈する安倍内閣

2019年6月26日 (水)

イギリスとオマーン:深まりつつある両国の特別な関係は王位継承後も存続するだろうか?

地域の前向きな変化を犠牲にして、長年の湾岸同盟国との一層親密な関係を求めるイギリス
マーク・カーティス
Middle East Eye
2019年6月17日

 60年前、イギリスは、オマーンで長く忘れられた戦争に勝利し、現在も強化されつつある二国間の間の特別な関係を作り出した。

 イギリス軍のトップが最近オマーンを訪問し、両国の「永続的な友情に関する包括的共同声明」と新たな共同の防衛協定に署名する中での、その記念日だ。去年、両国は中東において、20年間で最大のイギリス軍事演習に協力した。

 オマーン支配者スルタン・カーブースに対するイギリスの支援強化はイギリス・メディアでは無視されながらもる大規模だ。けれども重要な疑問が迫っている。彼の亡き後、誰がスルタンを継ぐのだろう、ロンドンはその後もこの特別な関係を続けられるだろうか?

「非常に多くの希望はない」

 中央オマーンでの1957-9年の戦争は、中東でも最も抑圧的な体制の一つ、スルタン・サイード・ビン・タイムールの支配を脅やかす反乱を挫折させた。機密指定を解除されたファイルが、地域のイギリス最高外交官ジョージ・ミドルトンがそれを認識していたのを示している。「人々の状態は惨めだ、スルタンは人気がない、中央政権は存在せず、現在の政権下では、将来、非常に多くの希望はない。」

 だからといって、イギリスが、サララの宮殿で何百という奴隷を保持しているスルタンを支援してイギリス空軍(RAF)を派遣し、空から反政府派を爆撃して「我々が自由に使える兵器の力を住民に示し」、彼らに「抵抗は無効で、苦難を味わうだけ」であると納得させるのを阻止しなかったことをファイルは示している

 ハロルド・マクミラン前首相は、「反体制派分子の村が農作物を集めるのを妨げ」、「空軍の活動で、選択した村への給水拒否」を促進するため、戦争犯罪となる民間標的、給水と農地の爆撃を承認した。空軍特殊部隊も1958年遅くに派兵され、翌年、反政府派の最終のとりでを占領した。

 南オマーンのドファール行政区で数年後に起きた反乱も、同様にイギリス介入を引き起こした。ドファール蜂起はスルタンの「制圧と無視に反対する先住民の反乱」だったことを、外務省は後に非公式に認めている

 ほとんどどんな学校も医療施設もなくで、1970年まで、人前でたばこを吸うこと、サッカーをすること、めがねをかけること、15分以上、人と話すことが禁止されていた。蜂起に対するスルタンの対応は、より大きな力を使うことだった。主にオマーン軍を支配しているイギリス人士官の。

巨大イギリス基地

 イギリスが、スルタンはドファール戦争に勝てないかもしれないとを悟って、マスカット駐留のイギリス軍事顧問は、1970年に宮廷クーデターで彼を打倒し、彼の息子、以来ずっとその座にあるカーブースを権力の座につけた。オマーンは、結果的に、イギリス軍と諜報機関の巨大基地になった。

 エドワード・スノーデンが漏洩したファイルが、イギリス政府通信本部GCHQが、オマーンに、ホルムズ海峡を通ってアラビア湾の中に入る様々な海底ケーブルを傍受する、ティンパニー、ギターとクラリネットというコードネームを付けられた三つのスパイ基地ネットワークを持っていることを示している。

 アラビア湾の石油と軍と諜報作戦:無視されているオマーンとイギリスの危険な特別な関係

 これらの基地は膨大な量の電子メールと電話とWebトラフィックを傍受し、処理している。情報はアメリカ国家安全保障局と共有される。

 イギリスは中央オマーンのドゥクム港コンプレックスに、イギリス海軍のために建造中の2隻の65,000トン航空母艦が停泊可能な巨大新軍事基地を設置したばかりだ。これは「スエズの東だが、湾外にある戦略上重要な恒常的な海軍基地」となり「インド洋全域でのイギリス空母打撃群派遣のために集結地点」となるはずだ。

 地域における恒常的なイギリス軍駐留を容易にするため、新たなオーマン-イギリス合同訓練地域が今年オマーンに設立された。両国の関係は武器輸出により更に強固になる。オマーンは、2014年-18年の間に、24億ドルに相当する武器を輸入しているが、イギリスは最大の供給元だった。

経済権益

 オマーンにおけるイギリスの事業権益も、オマーンGDPの30パーセントを占める石油とガスで、特に増大している。シェルはオマーンの石油を管理する石油開発株式会社の34パーセントの所有権を持っており、他方BPは160億ドル投資した大規模なハッザン・ガス・プロジェクトで60パーセントの所有権を持っている。

 これらの権益はイギリスを一層スルタン政権に結び付けているが、この政権は湾岸の基準からしてさえ権威主義で抑圧的だ。政党は活動を禁止され、政治集会は逮捕される可能性が高い。オマーンは下院選挙があるが、下院はほとんど無力だ。

 スルタン・カーブースは首相、軍隊最高司令官、中央銀行総裁と国防大臣、外務大臣と財務大臣の地位を公式に保持している

 オマーンが最近数十年、大きな経済発展を成し遂げているが、それを温和な独裁制として描写するのは誤解を招く。2014年、国連特別報告者が「沈黙と恐怖が蔓延する文化が、オマーンの改革のために語り、働くことを望む全員に影響を与えている」と述べた

 去年、オマーンは言論の自由と他の権利に対する厳しい罰則を含む、当局に広範な権限を与える新刑法典を導入した。「スルタンの権利や特権への異議申し立てや、彼の名誉を傷つけるものを公表にする」あるいは「国家の地位を侵害する」者は誰であれ投獄するのだ。

人権侵害

 スルタン政権に対するイギリスの積極的支援は、2017年に、Middle East Eyeが北アイルランドの警察がオマーン警察、軍と特殊部隊にストライキや抗議行動に対処する方法を教える課程を実施したことを明らかにして、確認されていた。

 ロンドンは、彼らの「非常に親密な関係」は強調するが、オマーンの人権侵害に関しては沈黙している。実際、最近解任されたイギリスのギャビン・ウィリアムソン国防大臣、が、2019年2月にオマーンを訪問した際、彼は「先見の明のある人」だとまで表現して、スルタンの「政治的手腕、知識、賢明さ」を称賛した

 イギリス議会記録によれば、イギリス外務大臣アラン・ダンカンはスルタンの常連ゲストで、2000年から24回オマーンを訪問している。これらの訪問は主にスルタン国の負担だ。ダンカンが2016年7月に国務大臣になって以来、訪問は三回行われた。

 だが現在のスルタンが亡くなったら、イギリスはその特別な関係を維持できるだろうか? 78歳で、2014年から結腸癌を病んでいるカーブースには相続人がおらず、公式に後継者を指名していない。オマーン基本法は、次の指導者は、1871年から88年までマスカット・オマーンのスルタンだったサイード・タルキ・ビン・サイード・ビン・スルタンの男性子孫でなければならないと規定している

2人の最も一般に言及された先頭走者はカーブースのいとこ、サイード・アサド・ビン・タリク・アル・サイードと、その息子タイムールだ。

平常どおり

アサド副首相は、カーブースに代わって、常に外国の外交官に会っており、最も有力な後継者だと思われている。アサドは彼自身カーブースのように、軍司令官になる前に、1970年代、サンドハースト王立陸軍士官学校で研修を受けた。

 まだ39歳のタイムールはウィキリークスによって明らかにされたアメリカ国務省電報で「魅力的で、愛想が良く、非公式である」と描写されている。彼はイギリスで、ブライトン、スコットランドのガラシールズとロンドンで4年間学んだ。

 イギリスは、カーブース逝去の際に同じことが更に続くことを確実にするために、マスカットで、現在の高官を取り巻く連中との関係を利用するだろう。

 欧州連合からのイギリス離脱は、イギリス政府に長年の湾岸同盟国とのより親密な関係を求めるよう促している。これは地域における前向きな政治的・経済的変化の促進を犠牲にし続けるだろう。

*

 本記事の意見は著者のもので、必ずしもMiddle East Eyeの編集方針を示すものではない。

 マーク・カーティスは歴史家でイギリス外国の政策と国際関係評論家で、最近の改訂版Secret Affairs: Britain’s Collusion with Radical Islamを含む6冊の本の著者。

記事原文のurl:https://www.middleeasteye.net/opinion/britain-and-oman-will-their-growing-special-relationship-survive-succession

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 アンドレ・ヴルチェク氏の記事「他の湾岸諸国とは一味違うオマーン」を先月翻訳した。イギリスにも多少触れられていた。日本は石油は出ないが、この記事の巨大基地や武器爆買い「どこかの国とそっくり」と思った。あの条約が今話題。

日刊IWJガイド「トランプ米大統領が日米安保破棄を側近に漏らしたとブルームバーグが報道! 日本は自主防衛を迫られる!? トランプ訪日直前に防衛関連株が急伸!!」 2019.6.26日号~No.2477号~(2019.6.26 8時00分)

2019年6月14日 (金)

オマーン湾の船に対する今日の攻撃はイランのためにならない -あるいはなるのか(更新)

Moon of Alabama
2019年6月13日

更新は下記

 今朝早く6:00 UTC頃、オマーン湾の二隻のタンカーが地上兵器で攻撃された。二隻はイランのバンダル・ジャスク港南東約50キロ、フジャイラの東約100キロ強にあった。

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 マーシャル諸島共和国船籍の長さ250メートルの原油タンカー、フロント・アルテア号は、アラブ首長国連邦から出航し、台湾に向かう途中だった。貨物の75,000トンのナフサが燃え、乗組員は船を放棄しなければならなかった。

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 二番目に攻撃された船はパナマ船籍で、長さ170メートルのタンカー、コクカ・カレージアスだ。それはサウジアラビアから、シンガポールに向かう途中だった。船は喫水線より上の船体が破損しているが、貨物のメタノールは損なわれていないようだ。

 イランの捜索救助船ナジは両方の船の乗組員44人を救出し、バンダル・ジャシに送り届けた。石油価格が約4%値上がりした。

 UAEの港フジャイラ近くで停泊していた4隻の船が、船体に取り付けられた爆発物によって破損した1カ月後に、この攻撃が行われた。UAEによる事件調査では、攻撃の責任者は不明だったが、国家がその背後にいたに違いないことを示唆した。アメリカのジョン・ボルトン国家安全保障担当補佐官はイランを非難した。

 イラン代理軍が5月の攻撃に関与していた可能性はありそうだ。今日の攻撃にイランが関与していた可能性はないように思われる。

 5月の攻撃は、その後に、サウジアラビアの輸出を、ホルムズ海峡を通っての輸送を回避するのを可能にするサウジアラビアの東西パイプラインに対する、イエメンのフーシ派軍が飛ばせた二機の無人飛行機の攻撃が行われた。3度目の攻撃は、ガザ地区のイスラム聖戦機構による、イスラエルのアシュケロン市に対する中距離ミサイル発射だった。

 三つの攻撃の全ては、もしイランが攻撃されれば、イランに対する戦争をアメリカのために扇動する国々は、酷く傷つくという警告だった。

 今日の攻撃は、イランにとって不都合な頃合いのものだ。ジョン・ボルトンが4月と5月に始めた騒々しい反イラン・キャンペーンは最近落ち着いていた。

 アメリカのトランプ大統領はイランを彼との交渉に向かって動かそうとしている。最近彼はホワイトハウスにスイス大統領を迎え入れた。スイスはイランにおけるアメリカの外交的権益を代表する「利益保護国」だ。ドイツのマース外務大臣はイランの譲歩を促すためにイランに派遣された。現在日本の安倍晋三首相はテヘラン訪問中だ。彼は今日イラン最高指導者アヤトラ・ハメネイに会ったが、イランをトランプとの交渉に向かって動かすことは成功しなかった

 アメリカが制裁を続ける限り、イランはアメリカとの交渉を拒絶しているものの、イランは現在の外交段階を乱すことには全く関心がない。イランが、これらの攻撃から得られるものは何もないように思われる。

 他の誰かが文字通り水雷で現在の調停の試みを粉砕しようとしているのだろうか?

更新(utc 11時30分、ブログ時間 午前7時30分)

 今日安倍首相と会った後、イラン最高指導者が書いた少数のツイートが、今日起きた攻撃のようなことするためにイランが持っているかもしれない動機をほのめかしている。

Khamenei.ir @ khamenei_ir - 9:36 UTC - 2019年6月13日

我々はアメリカがイランと本当の交渉を求めているとは全く信じない。なぜならトランプのような人は本当の交渉を決してしないだろうから。誠実さは、アメリカ当局者の間で非常にまれだ。

@ AbeShinzo アメリカ大統領がイランについてを含めて、数日前にあなたと会って話をした。けれども日本から戻った後、彼はすぐイランの石油化学産業に制裁を課した。これが誠意のメッセージだろうか? それは彼が本当の交渉をしたがっていることを示すだろうか?

核合意後に、すぐにJCPOAを破った最初の人物はオバマだ。イランとの交渉を求めて、調停者を送った同一人物だった。これが我々の経験て、安倍首相よ、我々が同じ経験を繰り返さないのを知りなさい。

 ここでキーワードは「石油化学製品」だ。今日攻撃されたタンカーは、UAEからのナフサとサウジアラビアからのメタノールを積んでいた。両方とも単なる天然の石油ではなく、石油化学製品だ。去る6月7日金曜、アメリカはイラン最大の石油化学製品メーカーとのあらゆる貿易を禁じた。これはイランに深刻な打撃を与える

 昨年トランプ政権がイラン石油輸出を禁止し始めた時、イランはゲームの新しい規則を発表した。もしイランが商品を輸出することができないなら、他のペルシャ湾産油国に報復すると言ったのだ。

イランは、中東からの石油出荷の重要な動脈ホルムズ海峡を封鎖すると脅した。この警告はイランの原油輸出を遮断しようとしているアメリカに反撃するものだ。

イラン最高指導者の国際問題上級顧問アリ・アクバル・ヴェラヤティは、イランは彼報復するだろうと言った。

「彼の前回のヨーロッパ訪問で[ハッサン]ロウハニ、イラン大統領が、最も透明で完全で迅速な対応をした。回答は明確だった。「もしイランがペルシャ湾を通って石油を輸出することができないなら、誰も出来ない。」とヴェラヤティはロシアのヴァルダイ・クラブで演説して言った。「皆が輸出するか、誰も輸出しないかだ」と彼は言い足した。

 今我々はハメネイが今日使ったキーワードを、これらの文に適用できる。「もしイランがペルシャ湾を通って石油化学製品を輸出することができないなら、誰も輸出できないだろう」。「皆が輸出するか、誰も輸出しないかだ。」

 イランがこの動機があるかもしれないことは、イランが今日の攻撃に対して責任があることを意味したり、証明したりはしない。国際水域で、二隻の外国タンカーを沈める危険を冒すのは、用心深いイランが通常やりそうなことではない。ほかの誰かがイランのせいにするためにそれを始めた可能性がある。

 それでも、イランが関与していたか否かにかかわらず、ハメネイが言ったことは、トランプがイランに送った安倍首相が理解し、ホワイトハウスに伝えるべき非常に重大なメッセージだ。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2019/06/todays-attacks-on-ships-in-the-gulf-of-oman-are-not-in-irans-interest.html
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 属国の売国傀儡に、自立した指導者を説得できるはずがない。

 植草一秀の『知られざる真実』6月13日
 消費税増税強行=参院選単独実施は本当なのか

 立川談四楼氏のツイート「富裕層の税金を上げるだなんてバカげた政策だ」だって。というのをネットでみかけたので、小池晃参議院議員の質問と彼の答弁録画を確認した。こういう発言だ。各自ご確認願いたい。
「それは全く馬鹿げた、これは政策なんだろうとこう言わざるを得ない。間違った政策だと思いますよ。それは。」

2008年2月 4日 (月)

FLAG社海底ケーブル三度目の切断、今度はUAE、オマーン間

2008/02/02

Mathaba

「イランを遮断し」それ以外の大半の中東と西アジアにも影響を及ぼしたが、イスラエルとイラクの通信だけは「損ねなかった」ケーブル切断から二日後、同じイギリス企業が所有する別のケーブルが切断され、再び地域を「インターネットの暗闇」に陥れた。」図はFLAG社のヨーロッパ-アジア"FEA"海底ケーブル網。

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ドバイのインターネット・サービス・プロバイダー"DU"社長のオマール・サルタンは、金曜日、一本の海底ケーブルがペルシャ湾で切断され、深刻な電話回線途絶を引き起し、同じイギリス企業が所有する別の海底ケーブル二本が、今週エジプト、アレクサンドリア北部8.3キロ(5マイル)の地中海で切断された後、中東と西アジアの大半の地域で既に起きているインターネット機能停止の状況をさらに悪化させたと語った。

オマール・サルタンは、出来事は「極めて異例で」あると語った。イギリス企業FLAG FALCON社が所有するアラブ首長国連邦とオマーン間を繋ぐ海底ケーブルが損傷した原因は判明していないと語った。DUは報道発表で、出来事の原因は「まだ判明していない」と語っている。

FALCONケーブルの所有者U.K. FLAGテレコムは、ケーブルは金曜日05:59 UTCに、ドバイ沖56キロ(35マイル)で切断され、「工作船には連絡済であり、数日中に現場に到着するものと期待している」と語った。このイギリス企業は、エジプト(アレクサンドリア)とイタリア(パレルモ)をつなぐ海底ケーブルで、水曜日に地中海で切断された一本の所有者でもある。報告によると、この損傷は、中東と西アジア全体の業務用・私用利用を阻む広範なインターネット機能停止を引き起し、イランを「完全に」遮断した。

影響を受けなかったのは、地域に二カ国しかない親英米同盟国であるイスラエルとイラクの二国のみで、いずれもケーブル切断から全く影響を受けずに済んでおり、これまでのところケーブル上を、錨が引きずられて引き起こされたとされている断線原因について論議を招いている。まれな出来事が一週間に二度も起きたという事実、しかも二件とも同じイギリス企業が所有するケーブルで、イスラエルの両側でおきていること、通信やビジネスに対するインターネットの重要性などから、出来事への疑惑を招いている。

作業員達が依然として、ペルシャ湾で、どうしてケーブルが切断されたか判断しようとしているところだと、会社方針上、匿名を条件に在インドFLAG幹部が語ったと同社は報じている。金曜日早々、FLAGは、火曜日に工作船がアレクサンドリア沖のケーブル切断現場に到着するものと期待しており、修理作業は一週間ほどかかると語ったが、なぜ修理作業にそれほど長くかかるのかについては説明しなかった。

FLAGヨローッパ・アジア(FEA)は世界最長の私設海底ケーブルである。FLAGテレコムは、アメリカ合州国から、イギリス、西欧と中東、更に南アジアや極東、そして再びアメリカ合州国へと、北半球世界を結ぶ海底通信ケーブルを所有している。

金曜日、エジプトの通信情報技術大臣タリク・カメルは、水曜日の海底ケーブル切断の原因は、ロボット装置を使って修理チームが損傷したケーブルに触れて初めて判明するだろうと語った。

--mathaba

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http://mathaba.net/news/?x=580589

この記事を紹介するGlobalResearch.caの記事は、この記事概要の後に、「偶然の一致か、ネットワーク戦争か?」という記事を補足している。そこで、ペンタゴンが、情報作戦を、空、地上、海および特殊作戦と並ぶ中核軍事能力にすべきだと考えていることを示す、最近機密扱いから解除された文書の概要に触れている。

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更に、4本目のケーブル切断というmathaba続報も現れている。

カタールのハロール島とUAEのダス島の間のケーブルが切断されたとカタール・テレコムが語っているという新たな報道だ。

エジプト当局が?「航行禁止区域であり、該当時間に船が通行した記録はなく、船の錨が原因ということはありえない」と述べている報道もある。

通貨リアルをドルではなくユーロなど主要通貨のバスケットに連動させようという中東諸国の動きと無関係なのだろうか?日本のマスコミ報道では、中東におけるネット障害が偶発的に起きている程度にしか読み取れない。農薬ギョウザ事件より、遥かに大きな問題だろうに。イランの石油取引市場開設目前(別記事「脆弱なドル覇権 イランの石油取引市場はドルを崩壊させかねない」参照)というタイミングが絶妙だ。

ダボス会議でイスラエル外相「イランの孤立化を」という記事があったことに、後から気がついた。イスラエル、米英大本営の報道管制指令か。マスコミが沈黙を決め込むわけだ。

http://www.afpbb.com/article/politics/2341492/2557751

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追記:(09/01/16 一年前の記事だが、同じことがいま再び起きているようだ。これは、予行演習だったのだ、と今にして思う。ケーブルを切断するためには、ルートを正確に知る必要がある。ルートを正確に知っているのは、持ち主か、敷設した会社の関係者しかいないだろう。)

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