キューバ

2026年10月 1日 (木)

キューバ侵攻準備を進めるトランプ



2026年9月28日
Strategic Culture Foundation

クルト・ニンモ

❗️Telegram , Twitter , と VK でご参加願いたい。

お問い合わせ: info@strategic-culture.su

 5月21日、マルコ・ルビオ国務長官はマイアミ・ホームステッド空港の滑走路に立ち、 キューバは「この地域全体における主要テロ支援国の一つだ」と記者団に述べた。長官は、キューバは米国の国家安全保障に対する脅威であると主張したが、主張を裏付ける証拠は提示しなかった。

 ルビオ発言は、司法省がキューバのラウル・カストロ元大統領に対する殺人罪の起訴状を公開し、南方軍がニミッツ空母打撃群をカリブ海に派遣したのと同日に行われた。

 この起訴状は、1996年にキューバ軍が「救援兄弟団(Hermanos al Rescate)」の航空機を撃墜した事件に関するものだ。「救援兄弟団」はホセ・バスルトとキューバ亡命者グループが率いている。バスルトは証言で、自身が反カストロ派のCIA工作員だと認めた。

 9月25日、米軍内部文書によると、米軍予備役が今後4ヶ月以内に南方軍に警察部隊、医療要員その他の支援部隊を提供できるかどうか検討しているとCBSニュースが報じた。  
複数の米当局者がCBSニュースに対し匿名を条件に語ったところによると、メッセージにはキューバへの言及はないものの、キューバを標的とした軍事計画の継続を求める内容だという。彼らは公に発言する権限を与えられていないため匿名を希望した。
 米軍のメッセージに先立ち、米国はキューバ島周辺の海底および海上航路で偵察作戦を実施した。「これとは別に、空軍部隊は警戒態勢を強化し、潜在的展開に備えて人員を事前配置するよう指示された。しかし、これらの計画は実現しなかった」とCBSは伝えている。

 5月、ルビオは「キューバは大変な窮地に陥っている」と述べ、トランプ大統領が命令を出せば米国はキューバ侵攻の準備ができていると警告した。当時、米海軍は西アジア以外では最大規模の艦隊を増強していた。  
これら戦略的に配置された工作員は、ベネズエラのニコラス・マドゥロ前大統領の拘束に似たハバナ指導部の掌握から、一連の精密攻撃に至るまで、軍事行動の舞台を整える。そして、米国がトランプ政権下で3度目の国際紛争に巻き込まれる可能性を開く。
 米国がキューバ侵攻を実施するには10万人以上の兵力が必要と推定され、作戦成功には空軍と海軍の支援が不可欠となる。キューバ革命軍は約5万人の現役兵と3万9千人の予備役兵を擁している。米軍にとってキューバ軍への対処はそれほど困難ではないだろう。しかし、市街戦や農村部での反乱は大きな課題になる。

 今年初めのトランプの好戦的発言を受けて、 キューバの民間防衛局は「軍事侵略に対する家族保護ガイド」と題した複数ページのガイドブックを公表した 。  
この指針は、ソ連崩壊後にキューバが採用した「万人戦争」と呼ばれる防衛ドクトリンに基づいており、ゲリラ戦、地方民兵、民間防衛ネットワークを通じて全市民を動員することで外国からの侵略に抵抗することを構想している。
 このドクトリンは、19世紀のキューバ解放運動と冷戦期の経験から得られたイデオロギー的洞察を統合したものである。この概念は1980年代初頭に公式の国家政策を形成した。これは、レーガン政権の敵対的な姿勢と、ソ連が米国との対立においてキューバの安全保障を確保する能力も意思もないという認識に対応して形成された。

 「このドクトリンの中核となる原則は、技術的に優位な敵が初期段階で制空権と制海権を掌握できたとしても、普遍的に武装し、永続的抵抗のために組織された住民を占領したり鎮圧したりすることはできないという前提に基づいている」とロニンズ・グリップ・アナリティクスは説明する。

 ゲリラ戦作戦には米軍の長期駐留が必要となり、介入に伴う財政的・兵站的支出が増加する。例えば、トランプ大統領によるイラン攻撃は、これまでに約440億ドル、つまり1秒あたり1,099ドルの費用がかかっている。一般のアメリカ国民が被る戦争のコストや、将来その負債を返済することになる世代の負担について全く気にしていないと大統領は何度も示唆している。

 この紛争はアメリカの家計に大きな経済的負担をもたらしており、燃料価格の高騰、インフレ、軍事費の増加により、一世帯当たり1,200ドル以上の負担増になると推定されている。独立機関による分析では、軍事費、燃料費、経済への影響を考慮に入れると、総コストは2兆ドルを超える可能性があるとされている。

 批判に対し、自身の戦争の費用を心配するアメリカ人は愚か者だとトランプは述べた。5月にYouGovが行った世論調査によると、アメリカ人の64%がキューバとの戦争に反対し、15%が賛成、21%がどちらとも言えないという結果が出ている。

 トランプ大統領とキューバ系アメリカ人の国務長官は、キューバ侵攻がアメリカ人とキューバ人の双方にとって悲惨な結果を招くことを認識していないか、あるいはその認識に同意できないかのどちらかだ。過去の介入はしばしば負の結果と不安定化を招いてきた。地上侵攻のコストは莫大と考えられており、キューバにおける政治的目的を達成するための最も魅力のない選択肢になっている。

 ワシントンが最終的に武力行使を決断した場合、 キューバ政府転覆を目的としたいかなる作戦も、政権のレトリックが示唆するよりもはるかに深刻な、克服不可能な軍事的、政治的、人道的リスクに直面すると専門家らは警告している。「キューバでの戦争は、フロリダからわずか90マイルの場所で移民危機を引き起こし、他の武装勢力が不安定な状況を利用する機会を生み出し、米軍による長期占領につながる可能性がある。」

 ジャーナリストのマーク・カプートの質問に対し、トランプは、米国が90代のラウル・カストロを拉致する可能性もあると述べた。しかし、トランプとルビオが、マドゥロ大統領の副大統領で、トランプと国防省に協力して疑わしい「麻薬テロ」容疑でニコラス・マドゥロを逮捕させたベネズエラのデルシー・ロドリゲスのようなキューバ版を見つけられるかどうかは、まだ分からない。

 複数の国際法専門家と国連憲章第2条(4)によれば、マドゥロ拉致は、国連安全保障理事会の承認や正当な自衛の主張なしに他国に対して軍事力を行使したため、国際法 に違反している。

 『Another Day in the Empire』より許可を得て転載 。

 原文: ronpaulinstitute.org

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2026/09/28/trump-prepares-for-an-invasion-of-cuba/

----------

 孫崎享氏メール・マガジン
WP「米軍、イラクから撤退 勢力均衡はイランへ移行。数十年の紛争は退役軍人ケアやシリアでの作戦費用を含め、米国の納税者に2兆8000億ドル以上の負担。イランは長年、イラク不安定中下、政府内に友好的な人物を送り、テヘランの影響力を拡大する民兵組織に武器を供与。

2026年8月14日 (金)

長年にわたるアメリカによるキューバ虐待の歴史に新たな一ページを加えたトランプ



2026年8月12日
Strattgic Culture Foundation

Jonathan NG

❗️Telegram , Twitter , と VK でご参加願いたい。

お問い合わせ: info@strategic-culture.su

 アメリカ当局は一世紀以上にわたり、キューバを搾取すべきプランテーション、打ち倒すべきライバル、あるいは沈黙させるべき異議申立者と見なし、植民地主義的な見方を決して捨てなかったとJonathan NGは書いている。

 ここ数カ月、ドナルド・トランプ大統領によるキューバ封鎖措置は停電や飢餓を引き起こし、社会を限界点まで追い詰めている。

 この危機に乗じて、フロリダ州各地のキューバ系アメリカ人の反動勢力は政権転覆を強く求めている。

 MAGAグッズを身にまとった彼らは、マイアミのヤシの木が並ぶ通りに頻繁に集まり、社会主義を激しく非難し、事態のエスカレーションを促し、「キューバを再び偉大にする」と宣言するプラカードを掲げている。

 対イラン戦争が始まって以来、彼らの要求は単純明快だ。「次はキューバだ」。

 介入を求めるロビー活動を行う一方、地域指導者たちは、政治的戦利品を分配し、島に無制限の資本主義を根付かせるための詳細な協定案を作成してきた。最近グアンタナモ湾で、トランプ大統領が「我々の半球を取り戻す」とピート・ヘグセス国防長官が宣言し、武力行使が差し迫っていることを示唆して活動家たちの期待を高めた。

 キューバ系アメリカ人の保守派やアメリカ当局者は、キューバの民主主義を擁護すると主張している。だが、強化された制裁と戦争支持デモは、アメリカ政策の暴力性を露呈させると同時に、人間の苦しみに対する恐ろしいまでの寛容さを明らかにしている。

 ワシントンとその反動的同盟諸国は、キューバの主権を守るどころか、長年にわたり、キューバの自決権への願望を阻害しようと試みてきた。

 一世紀以上にわたり、アメリカ当局はキューバを搾取すべきプランテーション、打ち倒すべきライバル、あるいは沈黙させるべき異議申し立ての場と見なし、植民地主義的視点を捨て去ることはなかった。現在の危機は、政策立案者と右翼過激派が、カリブ海地域で包囲戦を再開させている、この苦難に満ちた歴史を反映している。

 
血に染まった正面




 1898年の政治風刺画:「端から端まで1万マイル」。これは、米西戦争後、プエルトリコからフィリピンまでアメリカ支配が拡大したことを指しており、白頭ワシが象徴している。この風刺画は、ちょうど100年前の1798年のアメリカ合衆国地図と対比させている。(ウィキメディア・コモンズ/パブリックドメイン)

 アメリカによる一連の制裁措置とキューバ解放の約束は皮肉にもほどがある。1898年、ワシントンはキスペインからのューバ独立戦争への介入を正当化する根拠として、民間人の大規模飢餓を挙げた。「彼らを餓死させるためにマドリードが意図的に(陰謀を企てた)」と先頭に立ったジョージ・ホアー上院議員は断言した。

 侵攻後、ウィリアム・マッキンリー大統領はキューバの解放を宣言したが、現地の革命勢力への権力移譲を拒否し、スペインとの交渉から彼らを排除した。

 その代わり、彼の政権はキューバをアメリカの保護領とし、有色人種の人口が多いため自治は危険だと主張した。この意見に呼応するように、 ニューヨーク・タイムズは「混血児による無責任な政府」に警鐘を鳴らし、サンアントニオ・エクスプレスは「キューバ人を自滅から救う」ためには外国による支配が必要だと主張した。

 4年にわたり、米軍当局は黒人市民の参政権剥奪を試み、反対意見を抑圧するためにRural Guardを設立し、外国人実業家による土地強奪を監督し、数千人の農民を立ち退かせた。

 1901年、ワシントンは独立をプラット修正条項の受諾と結びつけた。この修正条項は、戦略的利益を守るための「介入権」をアメリカに認めるものだった。

 現地の政治家たちは「子どものように無責任」なため、安定のためこの法律は不可欠だとオービル・プラット上院議員は主張した。この法律で、アメリカ当局はグアンタナモ湾での海軍基地設置が可能になり、1906年、1912年、1917年に再び同島に侵攻した。

 

1902年のプラット。(ジョージ・プリンス/ウィキメディア・コモンズ/パブリックドメイン)

 アメリカ大統領たちはキューバの主権を嘲笑した。1906年にアメリカ兵を派遣したセオドア・ルーズベルト大統領は「あの忌まわしい小さなキューバ共和国」を嘲り「その国民を地球上から抹殺したい」とまで言った。

 緊張状態が高止まりした大きな理由の一つは、経済的搾取だった。1898年の米英戦争後、アメリカ人実業家たちは、キューバの土地を奪うために、広範な法的記録の破棄を巧みに利用した。

 1905年から1911年の間に、グアンタナモだけでも農場の数は1,154箇所から419箇所に減少した。これは、外国人投資家が大規模砂糖農園を統合したためだ。

 アメリカ企業が有力弁護士を雇い、「賄賂で役人を買収」していたため、土地紛争は 「一方的な問題」だったと社会学者のロウリー・ネルソンは指摘した。島全体に貧困が広がり、1907年までに男性の失業率は20パーセントを超えた。

 1912年、人種的・経済的排除に対する大規模抗議運動がPartido Independiente de Color(有色人種独立党)に組織され、民衆の怒りはついに爆発した。これに対し、国務長官フィランダー・ノックスは、キューバ当局を、再び侵攻すると脅迫して、蜂起を鎮圧するよう圧力をかけた。

 
独立有色人種党(Partido Independiente de Color)指導者たち(日付不明)。(ウィキメディア・コモンズ/パブリックドメイン)

 米海兵隊がアメリカの財産を守るために現地の海軍基地から電撃作戦を開始し、キューバ兵が残忍な弾圧作戦を実行できるようにしたと歴史家のルイス・ペレス・ジュニアは強調している。「彼らはこの国で恐らく6000人もの黒人の首を切り落とした」と、グアンタナモにいたあるアメリカ市民は主張した。あるアフリカ系キューバ人住民は、兵士たちが「黒人を皆殺しにし」、積み上げられた遺体に火を放ったことを回想している。

 1912年の虐殺は、キューバの支配階級の人種差別的な怒りを露わにしただけでなく、植民地支配の根強さをも明らかにした。アメリカによる更なる介入の脅威が暴力行為を一層激化させたのだ。

 何十年にもわたり、ワシントンはこうした政策をキューバの主権を保障する良性の父権主義の一形態として描いてきた。

 しかし、プラット修正条項の影は、キューバ指導者たちに社会正義の要求より外国人投資家の権利を優先させるよう促し、1キューバ政府は「アメリカの利益」のための「ただの見せかけ」に過ぎないと元アメリカ大使サムナー・ウェルズは1934年に結論づけた。

 
招かれざる客




 1938年の休戦記念日、ワシントンD.C.にて、キューバ独裁者フルヘンシオ・バティスタとアメリカ陸軍参謀総長マリン・クレイグ。(ハリス&ユーイング撮影、アメリカ議会図書館/ウィキメディア・コモンズ/パブリックドメイン)

 キューバ革命以前、アメリカ人実業家たちは島の経済を牛耳り、反体制派を拷問し、 毎週のようにスーツケースいっぱいの賄賂を受け取っていたフルヘンシオ・バティスタ大統領を支援していた。

 歴史家のヴァン・ゴッセは、ハバナを悪徳と植民地主義的欲望の温床としての地位をバティスタが確固たるものにしたと説明している。そこでは、後の大統領ジョン・F・ケネディのような観光客が、隔離された豪華な空間で酒を飲み、賭博に興じ、女性を追い求めた。熱帯のタックスヘイブンを監督するキューバ当局は、アメリカ人投資家が利益を送金するのを許可し、同時に産業部門全体と砂糖畑の40%を支配していた。

 1956年、フィデル・カストロは亡命先から帰国し、半植民地体制の解体を目指す民衆蜂起を率いた。

 ドワイト・D・アイゼンハワー大統領は、バティスタ政権による反乱鎮圧を支援するために動員した。 あるCIA職員は、キューバ社会の「あらゆる機関」に工作員たちがに潜入し、アメリカ外交官たちがカストロの権力掌握を阻止するため「直接介入以外のあらゆる手段」を講じたと回想している。

 国防総省は軍事援助を提供する一方、バティスタ政権がグアンタナモ海軍基地からB-26爆撃機で村落を空爆することを許可した。その後、劇的展開として反乱軍が米海兵隊員を人質に取ったため、アイゼンハワー大統領は協力関係を縮小せざるを得なくなった。

 1959年の勝利後、革命家たちは植民地主義の遺産を克服しようと尽力し、栄養失調と人種隔離の撲滅に成功した。反乱指導者ラウル・カストロは、キューバ国民はとうとう「独立戦争を終えた」と宣言した。

 
1959年4月:キューバの1月革命直後、ワシントンD.C.を訪問したキューバ新首相フィデル・カストロ(中央)を保安局の特別捜査官レオ・クランプシー(左)が護衛している。(アメリカ国務省提供)

 またしてもワシントンは、革命がアメリカの帝国権威を弱体化させ、世界中の左翼勢力を鼓舞することを恐れ、革命を抑圧しようと画策した。

 1960年、アメリカ国務省は「キューバの経済生活を弱体化させる」ため「あらゆる手段」を検討し、数十年にわたる封鎖への道を開いた。アメリカ当局は、同年、フィデル・カストロが国連を訪問した際、彼の飛行機の差し押さえまでした。

 緊張が高まる中、国務次官チェスター・ボウルズは、 ケネディ政権の「道徳的誠実さの欠如」を嘆き、当局者がキューバに対する暗殺計画やテロ攻撃を支援していたことを非難した。侵攻計画について問われた大統領顧問アドルフ・バーレは「さあ、はじめよう」と叫んだ。

 アメリカが支援した侵攻作戦が失敗に終わった後、カストロは自衛のためソ連製ミサイルを島に配備した。激怒したケネディは、核戦争の危険を冒してでもミサイル撤去を求めた。興味深いことに、彼はミサイルで、キューバ人が「我々と対等に見える」のを懸念していたのだ。

 何よりも、アメリカ政府がグアンタナモから撤退するのを拒否したことは、その植民地主義的な考え方を如実に示していた。数十年にわたり、政策立案者たちは、この飛び地を利用して、破壊活動を助長してきたのだ。

 キューバの学者たちは、この基地は反革命派にとって「重要な橋渡し役」になったと主張している。

 あるキューバ系アメリカ人工作員は、ピッグス湾侵攻が失敗した後、ただ「柵を飛び越えた」と回想している。米兵は繰り返しキューバの歩哨を射殺し、地元住民を殺害し、石を投げつけたり罵声を浴びせたりした。革命家のエルネスト・“チェ”・ゲバラは、1964年だけでも、国境で「性的露出行為」を含む1,323件の挑発行為があったと報告している。

 1989年のベルリンの壁崩壊以前、アメリカ当局はキューバを抑制のない侵略者として描いていた。だが真実は正反対だった。アメリカの政策立案者たちは、革命がプラット修正条項の遺産と過酷な搾取を標的にしていたため、革命に反対したのだ。

 反対勢力の植民地化

 

2012年4月、ハバナでのLadies in Whiteのデモ。 (Hvd69 / Wikimedia Commons/CC BY-SA 3.0)

 ソ連崩壊後、国務省は封鎖措置を刷新し、キューバの反体制運動を煽り立て、世界社会主義の残滓を一掃しようとした。1996年から2011年の間に、キューバの政権転覆のために当局は2億500万ドル投じた。

 特に、ワシントンは不満を煽り、政府批判者を扇動するためにメディアに資金提供した。全米民主主義基金、米国国際開発庁(USAID)などの機関は、CubaNet、ADN Cuba、El Estornudo、El Toque、Diario de Cubaといった反体制派新聞に資金提供した。

 2010年には、政策立案者たちは「スマートモブ」を組織するためにソーシャルメディア「ZunZuneo」を立ち上げ、その後、2021年には失敗に終わった「Bay of Tweets」で反政府ハッシュタグを拡散した。

 元米情報機関上級分析官のフルトン・アームストロングは、この政策はキューバをどうにもならない窮地に追い込むと強調した。「反体制派メディアが足場を築けば我々の勝ち、彼らが政府の弾圧を招けば我々の勝ちだ」と述べ、そうなればアメリカが支援する反体制運動の正当性が更に高まると指摘した。

 この身勝手な論理は、人権活動家への支援にも同様に当てはまった。特に、ワシントンは「Ladies in White」を国際的抵抗の象徴に押し上げるのに貢献した。キューバの女性たちは、親族が政治的転覆活動のためにアメリカから資金提供を受けたとして当局に投獄された後、2003年にこの集団を結成した。皮肉なことに、彼女たちはその後、外国からの資金を使って「政治犯」釈放と経済制裁を推進した。

 流出した公電によると、アメリカ外交官たちは、ワシントンから秘密裏の資金援助を要請していたこの集団と頻繁に協力していたことが明らかになった。マイケル・パーミリー首席公使は「主要メンバー」と会って戦術を調整したと報告している。ある会合で共同創設者ベルタ・ソレルが「アメリカ国内の民間組織から資金密輸する難しさ」を嘆いていた。

 アメリカ当局は、キューバで反政府運動指導者として名を馳せたオズワルド・パヤのようなカリスマ的野党指導者を育成した。パヤは2012年に交通事故で死亡した。運転手のアンヘル・カロメロはスペイン出身の極右活動家で、パヤに違法に資金提供していた。

 スピード違反で悪名高かったカロメロは、スペイン政府から42件も交通違反切符を切られていた。それにもかかわらず、ワシントンとパヤ一家は、キューバ当局がオズワルドの車を道路から無理やり押し出して暗殺したと主張した。

 カロメロの証言に基づき、米州人権委員会は2023年の事故をキューバのせいにした。一方、アメリカ指導者たちは亡くなった活動家を殉教者として崇敬した。その後、トランプ政権は米州機構加盟国に圧力をかけ、オズワルドの娘ロサ・マリア・パヤを委員会に任命させた。

 人権専門家らは、彼女の反政府活動が国連人権高等弁務官事務所の「独立性という体裁」を損なうとして、「利益相反」を懸念した。これに対し、アメリカ国務省は、彼女の指名に反対する国への援助削減で恫喝して、彼女の指名を確約させた。

 パヤは現在、その地位とアメリカが支援する自身の非営利団体を利用して、西半球の進歩的政府に対する政権転覆を推進しており、暴力的な2019年ボリビアでのクーデターをモデルとして挙げている。

 要するに、アメリカ当局は数十年にわたりキューバの政治分裂を助長してきた。民主主義を強化するどころか、彼らは反対派を植民地化することを選んだのだ。

 一方、政府を批判する有力者たちは、外国の支援を巡って競い合いながら、改革より反革命を推進した。アメリカの権力は、帝国主義的影響力を及ぼしながら、目立たないながら息苦しい重圧を与え続けた。政策立案者連中は社会主義を根絶するほどの力はなかったが、キューバを終わりのない冷戦状態に閉じ込めておくには十分な力を持っていた。

 
飢餓の政治




 キューバに対する一部制裁措置を再開する大統領令にドナルド・トランプ大統領が署名する様子(2017年6月16日)。(ホワイトハウス、シーラ・クレイグヘッド撮影)

 2017年以降、アメリカはキューバに対する封鎖を大幅に強化し、キューバに対する域外管轄権を主張してきた。共和党と民主党双方が、フロリダ州のキューバ系アメリカ人の票を獲得するため制裁を支持した。多くのキューバ系アメリカ人がMAGA支持に傾倒しているためだ。この変化を祝い、Ladies in Whiteは社会主義の「アキレス腱」とトランプを呼んだ。

 ハイテクを駆使した包囲戦とも言えるこの封鎖で、金融市場、石油、農産物などをキューバが利用するのを阻止している。新型コロナウイルス感染症パンデミックの間、アメリカ当局は酸素や人工呼吸器の輸出を阻止して、文字通りキューバを窒息させようとした 。

 1992年以来、国連総会は封鎖を非難する決議を33回採択しており、封鎖により数兆ドルに及ぶ計り知れない損失が生じていると述べている。

 今年、トランプは制裁強化を正当化するため、1898年にアメリカ大統領がキューバ侵攻の際、援用したモンロー主義を引用した。皮肉なことに、彼はキューバの社会主義を非民主的だと非難する一方、アルゼンチン、ホンジュラス、コロンビアの選挙に干渉し、この地域の極右勢力の再編を推進した。

 また彼は、キューバや他の左派政権を孤立させるため、ホンジュラス元大統領フアン・オルランド・エルナンデスをコカイン密輸の罪で恩赦した。流出した音声ファイルで、エルナンデスと仲間が「左派という癌を根絶する」計画や、ホンジュラスに「対キューバ紛争のための新たな北米拠点」を設ける計画について自慢げに語っている。

 キューバ系アメリカ人過激派こそが、この最新の攻撃の波を最も強く推進している。彼らは民主主義を標榜しながら、指導者連中はバティスタ独裁政権の強硬な保守主義と下劣な腐敗を体現し、キューバを人道的崩壊へ追いやっている。

 マルコ・ルビオ国務長官の主要政治支援者、ファンフル兄弟は、ドミニカ共和国で強制労働を雇用する砂糖農園を経営している。同様に、トランプ大統領のキューバ担当主任顧問マウリシオ・クラバー=カロネは性的および金銭的不正行為で悪名が高い。

 より広範に言えば、キューバ系アメリカ人国家財団、キューバ民主党総裁、その他のキューバ系アメリカ人ロビー主要組織は、連邦資金を不正使用したり、批判者を暴力的に攻撃したり、キューバに対するテロ攻撃を組織したりしてきた。

 パヤは人権活動家としての実績を活かし、反革命集団の連合体「パソス・デ・カンビオ」を率いており、政権転覆を提唱する「解放協定」に署名している。

 キューバ住民たちはこの封鎖を「ジェノサイド」と呼び、乳幼児死亡率の急増や飢餓状況を報告している。

 対照的に、パヤの同僚でAssembly of the Cuban Resistance(キューバ抵抗運動会議)のオルランド・グティエレス=ボロナートは、これを「キューバ亡命者による偉大な功績」と呼び、キューバを支配する正当性を彼らに与えるものだと主張している。

 支持者に媚びを売るかのように、最近トランプは1898年の侵略を称賛し、新たな植民地主義の時代が始まったことを示した。「キューバは…我々側に来ようとしている」。その後、パヤは、「歴史的類似点」を認め、トランプ政権は「キューバ国民にとって最良の同盟者」だと主張した。

 陣太鼓が鳴り響く中、 アメリカの政策を批判する「いかなる発言も控える」ようルビオは国連加盟諸国に要求し、さもないと報復措置に直面すると警告した。

 アメリカ国防総省はキューバの領空侵犯を検討している。また、今年7月にキューバを訪問したアメリカ議員らは、制裁措置によりキューバは「静かなガザ」と化し、キューバ社会は組織的に窒息させられていると警告している。

 結局、キューバの人道危機は、128年にわたる島嶼支配を巡る闘争の最新話題に過ぎない。プラット修正条項とモンロー主義は「ドンロー主義」に変貌し、いわれなき侵略が戦略原則だ。

 法的に言えば、この封鎖は事実上植民地主義で、キューバ国民を飢えさせ、経済を崩壊させ、屈服させることを目的とする域外主権の主張だ。一方、キューバは抵抗を続けている。

元記事:consortiumnews.com

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2026/08/12/trump-adds-to-long-history-of-u-s-abuse-of-cuba/

----------

 植草一秀の『知られざる真実』
二島返還を喪失した大失策

2026年8月13日 (木)

キューバと「テロ」に関するマルコ・「マッカーシー」・ルビオ発言は間違っている



2026年8月11日
Strattgic Culture Foundation

アン・ライト

❗️Telegram , Twitter , と VK でご参加願いたい。

お問い合わせ: info@strategic-culture.su

 アメリカの政策に異議を唱え、抗議する人々は、外国から資金提供を受けるテロリストではない。ルビオをはじめとするトランプ政権の連中は、反対意見を封じ込めるために「マッカーシー」的戦術を用いているとアン・ライトは言っている。

 神経質で強引なトランプ政権は、自らの政策に反対する人々から標的にされていると感じているようだ。その結果、トランプ政権の被任命者連中は、反対意見を封じ込めるために過激な「マッカーシー」戦術をとっている。

 僅か一か月足らずの間に、反対意見や抗議活動は他国政府による「アメリカ政府転覆」の試みの一部だとマルコ・ルビオ国務長官は、主張し、トランプ政権の政策に反対する人々を脅迫するための二つの主要構想を主導した。

 最初の攻撃は「左翼テロリストの脅威」を主題とする60カ国が参加する会議の画策だった。2つ目は、キューバを訪れたほぼ全ての団体がキューバ政府から資金提供を受けていると主張するキューバに関する報告書だった。  
あなたが激怒していないなら、あなたは現実を見ていない

 金銭を貰って抗議活動をしている、あるいは他国の費用で旅行したという疑惑は、根拠がなく、事実無根で、アメリカにおける抗議活動の歴史や、アメリカ政策が他国に与える影響を視察するためにアメリカ国民が旅行してきた歴史に真っ向から反するものだ。

 ドナルド・トランプ大統領の不安定な外交政策、例えばベンヤミン・ネタニヤフ首相率いるイスラエルの戦争機構に便宜を図るためのイランへの壊滅的攻撃や、国内における医療や教育への予算削減といった攻撃や、 移民に対する恐ろしい扱いや、ほぼあらゆる事柄に関する毎日の突飛な発言や、事実の無視などは全て、憤慨したアメリカ国民による抗議活動の十分な理由だ。

 アメリカの政策に抗議するために、私はどの国からも金銭を受け取ったことはないし、金銭を受け取った人を知らない。

 怒りを表明するために、誰も金をもらう必要などない!
 
異議を唱えることは違法ではないし、他国から金銭的援助を受けてもいない。


 ジョー・マッカーシー上院議員(中央)が下院非米活動委員会の主任顧問ロイ・コーンと協議する様子(1953年8月23日)。(ロサンゼルス・タイムズ/ウィキメディア・コモンズ)

 特に国務長官で国家安全保障担当補佐官のマルコ・ルビオは、自身の省庁やトランプ政権全般の違法かつ非倫理的政策に対する反対意見を鎮圧するため最新の「マッカーシー報告書」を作成したが、アメリカの異議申し立ての歴史に対する理解がないようだ。

 アメリカ上院議員として15年間務めた経験から、各政権の国内・国際政策の多くが、アメリカ議会で、アメリカ国民により、合法的かつ非暴力的な形で抗議されてきたことを彼は想起すべきだ。

 2003年3月に、ジョージ・W・ブッシュ大統領のイラク戦争という戦争政策に反対して国務省を辞任して以来、私は数多くの抗議活動に参加してきた。だからこそ、これら抗議活動は、他国政府による「アメリカ政府転覆」の試みではなく、特定政策に対する正当な懸念表明だと私は確信している。

 ルビオが主張する、これら抗議活動での他国の影響力に関する疑惑は根拠がなく事実無根だ。

 私は外国政府から金銭を受け取って辞任したわけではない。イラク戦争は違法で、非倫理的で、アメリカの国家安全保障を脅かす危険な行為だと感じたため私は辞任した。

 アメリカ政策に抗議するために、私はどの国からも報酬を受け取ったことはないし、報酬を受け取った人を知らない。抗議活動は政策に対する怒りを表明する正当かつ時間のかかる行為で、その政策に注目を集め、ひいては政策変更を促すために人々が行うのだ。
 
ルビオ:左派を非難しろ、右翼の暴力的攻撃は無視しろ

 正当な抗議活動に対する最初の攻撃は、7月にワシントンD.C.で開催されたアメリカ国務省主催の「極左テロ」に関する会議で起きた。この会議で、ルビオ上院議員とホワイトハウスの番犬スティーブン・ミラー上院議員は、66カ国の代表に対して、左派テロリストがアメリカ政府を転覆させようとしていると激しく非難した。

 冒頭発言でルビオは激しく非難した。  
「これは独特で他に類を見ない悪だ。それは常に、何よりもまず憎悪、すなわち文明そのものへの憎悪に突き動かされてきた。それは最悪の連中が、最良の人々に反逆するもので、弱者と臆病者が強者と善良な人々に反逆するものだ。」
 左翼過激主義は「我々の体制と政府形態の転覆」を目的とする増大する脅威で、当局はこれまで十分に対処してこなかったとホワイトハウス副首席補佐官ミラーは述べた。ミラーは次のように激しく非難した。  
「我々は、文明の敵である彼らに対する正義の追求において、決してひるむことなく、この方針を貫き通さなければならない。もし左翼が、現実の、あるいは実際の暴力の脅威を用いて我々の制度を不安定化させるのを許せば、それら制度が成功することはなく、将来成功することもない。」
 ホワイト ハウスの報道発表によると  
「ドナルド・J・トランプ大統領指揮下で、極左過激主義は、世界が長年ジハード主義テロに対して用いてきたのと同等の深刻さと厳しさで対処される。」
 もちろん、2021年1月6日に議会議事堂警察を襲撃し、議会議事堂内の多くの事務所に侵入して破壊行為をし、アメリカの選挙過程を暴力的に転覆させよう とした1500人以上の人々をトランプ大統領が恩赦したことにはルビオもミラーも言及しなかった。

 2020年の選挙を覆そうとする試みは、62の連邦裁判所と州裁判所で訴訟を起こして選挙結果を無効にしようとするもので、現職のアメリカ司法長官代行で、アメリカ司法省長官のトッド・ブランシュや、不祥事を起こして弁護士資格を剥奪された元ニューヨーク市長のルディ・ジュリアーニなど、トランプの忠実な個人弁護士によって行われた。

 彼らが起こした選挙不正訴訟は、連邦および州の訴訟62件全てで、選挙不正はなかったとの判決が下されて終結した。

 キューバと、金で雇われた抗議行動参加者に関する虚偽報道


 1961年のピッグス湾侵攻で捕虜になったCIAが支援した第2506旅団の兵士たち。(ミゲル・ヴィナス/ウィキメディア・コモンズ/パブリックドメイン)

 左翼による暴力行為や抗議活動が、他国から資金提供を受けているという最新で最もばかげた主張は、ルビオ長官による10ページの報告書「キューバ:21世紀共産主義の首都」に記載されている。

 キューバに関する全国ネットワーク、全米弁護士協会、CODEPINK:平和のための女性団体、人民フォーラム、IFCO/平和のための牧師団体、アメリカ民主社会主義者連盟がキューバ政府から資金提供を受けているとルビオは非難しており、報告書によると、60年間、キューバ政府の目標は、アメリカ政府転覆だったという。

 まさに事実を完全にひっくり返していると言える。周知の通り、1959年以来、アイゼンハワー、ケネディ、ニクソン、フォード、カーター、レーガン、ブッシュ1世、クリントン、ブッシュ2世、オバマ(CIA政策がまだ有効だった最初の任期だが、外交承認でオバマの二期目には変化した)、トランプ一期、バイデン、トランプ二期の13代にわたるアメリカ大統領政権は、キューバ政府が存在する60年以上にわたり、キューバ政府を転覆させようと試みてきた。

 今回の政権転覆の試みは、アメリカによる、対キューバ燃料供給の徹底的封鎖を巡るもので、これにより、キューバ国民は、病院での手術や食料調理や日常生活を送る上で必要な電力を奪われている。

 キューバ国民の生活を極めて悲惨なものにして、彼らに政府を転覆させることは、キューバ系アメリカ人ルビオ長年の夢の実現になるはずだ。
 
キューバ系アメリカ人としての自分の出自についてルビオは嘘をついている

 キューバ政府転覆を目指す中、マルコ・ルビオはキューバ系アメリカ人としての自身の出自について率直に語ってこなかった。

 「出生地主義による市民権に反対する正義の味方」として知られるルビオは、1959年の革命政権下ではなく、1956年にバティスタ独裁政権下のキューバから移住してきた、アメリカ国民ではない両親のもとにアメリカで生まれた「出生地主義による市民権」保持者だ。

 「不法移民に厳しい」と自称するルビオは、祖父がアメリカに違法入国し、国外追放命令を受けたものの、キューバ危機時の恩赦で国外追放を免れた事実を無視している。

 「カリブ海の麻薬密輸船を撃退する男」として知られるルビオは自身の義兄が麻薬密輸で有罪判決を受け、妹も関与が疑われたものの起訴されなかった事実を無視している。

 「キューバ系アメリカ人なのでキューバのことなら何でも知っている」と豪語するルビオは、キューバに行ったのはたった一度だけだ。キューバの一体どこに行ったのか? グアンタナモにある米海軍基地内の米軍刑務所で数時間過ごしただけだ。

 今後二年で確実に更に多くの事例が出てくるはずだだ。ルビオやミラーをはじめとする政権関係者は、1月6日の暴徒とは対照的に、自分たちに同意せず、非暴力的方法で異議を唱える個人や団体に対して、とんでもないいじめをしても許されると思っているようだ。

 特に、アメリカ政府が他国国民の生活を極めて困難にして、その国の政府を転覆させるために用いる残忍な制裁措置の恐ろしい影響に対する抗議活動は常に存在する。制裁措置は、キューバ、ベネズエラ、イラン、ニカラグアなど、どの国にも当てはまる。

 イスラエルの金による影響力の行使は、ルビオにとって問題はないようだ


 2025年2月16日、エルサレムで、ルビオ上院議員とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は共同声明を発表した。(アメリカ国務省/フレディ・エベレット撮影)

 だが、ネタニヤフ政権のお仲間連中が、イスラエルの「好感度」の大幅低下を食い止めるべく、アメリカ世論に影響を与えるための特定計画を通じて、トランプ元大統領の選挙対策本部長だったブラッド・パースケールに数百万ドルを支払ったのだから、他の国々も同様規模で、アメリカ人に報酬を支払って秘密裏に活動させているに違いないとルビオは考えているに違いない。

 外国代理人登録法(FARA)によると、2025年9月に、パースケールの企業はイスラエルから600万ドルの契約を受注し、その後、イスラエル企業ハバスと1500万ドルの契約を結び、イスラエル国家のためにデジタル・キャンペーンを実施した。

 パースケールと彼のチームは、X、Instagram、TikTokなどのソーシャルメディア投稿に適したイスラエルに関する肯定的表現を保守系インフルエンサーに提案した。インフルエンサーへの報酬は、各投稿が読者から獲得した「いいね!」の数に基づいて支払われる。

 ネタニヤフ首相率いるイスラエル政権は、影響力工作への支出を大幅に増やしている。今年初め、イスラエルは「広報文化外交」の影響力工作予算を、2025年の1億5000万ドルから2026年には7億3000万ドルへと四倍に増額した。

 だが、タイムズ・オブ・イスラエル紙でさえ「イメージチェンジ」には手遅れだと述べている。ピュー・リサーチ・センターの世論調査によると、現在、アメリカ人の60%がイスラエルを好ましく思っておらず、僅か一年で7ポイント上昇している。イスラエルがガザ地区でパレスチナ人を虐殺し、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区で民族浄化のため家屋、農場、家畜を略奪し、レバノン南部を破壊し、トランプ政権をイランとの戦争に巻き込んだ後、イスラエルを好意的に見ているのは僅か37%に過ぎない。
 
違法で、非倫理的で、犯罪的な政策に異議を唱え続けよう

 トランプ政権による最近の二つの反対意見抑圧の大規模な試みは、違法で、非倫理的で、犯罪的な政策に異議を唱えることがいかに深刻な問題になっているか、そして市民を威嚇して反対意見を封じ込めようとするこうした試みに断固として抵抗することがいかに重要かを示している。

 こうした残忍で強引な試みにもかかわらず、反対意見は一般市民にも広がりつつある。私の故郷の新聞で(米軍関係者が多く住む地域を対象とする新聞)ホノルル・スター・アドバタイザーに最近寄せられた投書で、ハワイ在住のある住民がこの問題を非常に的確に要約している。  
「国内の本物の敵は政治的・経済的権力を独占する連中だ。本物の敵とは、弱い立場の人々を誤った情報で惑わせ、脅迫し、権利を奪う連中だ。本物の敵とは、反民主主義的で、他者の福祉にほとんど、あるいは全く関心を持たず、一般市民を犠牲にして自分自身と、家族と、少数の友人を富ませる連中だ。」
原文:consortiumnews.com/

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2026/08/11/marco-mccarthy-rubio-wrong-on-cuba-terrorism/

----------

 上から二番目の写真、マッカーシー左のロイ・コーン、映画『アプレンティス ドナルド・トランプの創り方』で描かれたトランプ大統領「育ての親」 下記の映画に関する記事で触れた。

『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』:ロイ・コーンのマッカーシズムからドナルド・トランプのファシズムまで
   JCASTニュース
高市首相、広島・長崎で相次ぐSNS批判 「台本会見」「態度悪すぎ」、熊本PV騒動も尾を引く
 東京新聞 朝刊 二面 総合  
 国旗損壊些罪法施行

 「著しい不快」とは

 「思想・良心の自由侵害」 違憲批判よそに首相旗振り
   東京新聞 朝刊 十六面 特報  
 学術会議 会員選考

 「安保上の懸念ない者」要件案

 思想調査招く恐れ

 経済安保を意識か

 「政府に迎合」の空気危惧

 「主要国で聞かない」/「議論の経緯不透明」

 排除の論理 学問の世界に「ゆがみ」
 東京新聞 朝刊 十九面 社会  
 日航機墜落41年

 御巣鷹の記憶 バトンよ続け
 

2026年5月26日 (火)

アメリカ合衆国をキューバが脅かしていると本気で信じている人など皆無だ



またしてもアメリカが邪悪な戦争の準備をしている兆候として、キューバはアメリカにとって「国家安全保障上の脅威」だとマルコ・ルビオ上院議員が主張し、平和的合意の可能性は「高くない」と述べている。

ケイトリン・ジョンストン
2026年5月22日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。

 またしてもアメリカが邪悪な戦争の準備をしている兆候として、マルコ・ルビオ上院議員はキューバがアメリカにとって「国家安全保障上の脅威」だと主張し、平和的合意の可能性は「高くない」と述べている。

 木曜日「キューバは長年にわたりロシアや中国から入手した兵器を保有しているだけでなく、ロシアと中国の諜報機関を国内に駐留させている。しかも、今我々がいる場所からそう遠くないところだ」とルビオ上院議員が記者団に語った。「つまり、キューバは常にアメリカにとって国家安全保障上の脅威となってきた。ちなみに、キューバは地域全体でテロ支援主要国の一つでもある。」

 ルビオ発言は、アメリカ諜報機関がAxiosを通じて報じた報告書で、キューバが米軍に対するドローン攻撃を準備している可能性があると主張されているのを受けてのものだ。ハバナは、Axios報道はキューバの防衛措置を攻撃準備と誤って報じているとし、アメリカが「口実を捏造し、虚偽を作り広め、あり得る侵略に対抗するために必要な論理的準備を異常なものとして歪曲している」と非難した。

 またアメリカはフィデル・カストロの94歳の弟、ラウル・カストロに対する起訴状を公開した。ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領誘拐に使われた手口と酷似している。


 軍事行動の口実は既に用意され始めている。これは、アメリカの軍事機構がカリブ海地域に移動し、深刻な人道的被害をもたらしているアメリカの厳しい石油封鎖下でキューバが苦境に陥っている中で起きている。

 そして、それが全て嘘に基づいていることは全員知っている。あなたも知っている。私も知っている。マルコ・ルビオも知っている。戦争プロパガンダを流す連中も知っている。ソーシャルメディアで戦争を懇願する偽善者連中も知っている。我々全員それは嘘だと知っている。

 キューバがアメリカにとって脅威だと心から信じている人など皆無だ。

 アメリカが中東と西半球における地政学的支配強化に奔走し始めたまさにその時、キューバが偶然、突然、アメリカの国家安全保障に対する差し迫った脅威になったと本気で信じている人などいない。

 貧しい小さな島国がアメリカ合衆国に侵略戦争を仕掛けようとしているなどと実際考えている人など皆無だ。

 これは戦争屋とごますり野郎が仕組んだ茶番劇だ。我々の知性を侮辱し、尊厳を奪う行為だ。


 イランとの関係が落ち着いたら、次は連中が対キューバ決定的攻撃に出るのは確実だ。アメリカ帝国は決して平和を築こうとはせず、戦争兵器の照準を国から国へと移すだけだ。

 これを何度も我々は目の当たりにしている。

 やったー! 部隊がアフガニスタンから撤退するぞ! ああ、今度はウクライナで代理戦争を仕掛ける。

 素晴らしい、彼らはイエメンに対する緊張を緩和している。おっと、今度はベネズエラ大統領を誘拐した。

 おっと、ガザでの大量虐殺は減速したようだ。ああ、今度はイランと戦争を始めようとしている。

 ほらドイツから何千人も兵士を撤退させているんだ。ああ、ポーランドに移動させるためだ。

 イランとの交渉がついに進展を見せ始めたと思ったら、今度はキューバ侵攻だ。

 何度も何度も何度も繰り返される。ある場所での人身売買が一時的に止まると、すぐ別の場所で再開される。

 アメリカ帝国は絶え間ない戦争状態にある。戦争こそ帝国を繋ぎ止める接着剤だ。戦争が終われば、帝国も終焉を迎える。  だからこそ戦争終結のための投票を帝国国民は決して許されない。中絶やトランスジェンダーの権利や、企業規制を撤廃する候補者には投票できるが、実際に戦争を終結させる候補者には投票できない。戦争は帝国の機能にとってあまりに重要すぎるため、平和は決して投票対象にならない。

 だからこそ、我々全員が戦争機構に立ち向かうことが非常に重要なのだ。戦争を終わらせることができれば、帝国を終わらせることができる。そうして初めて健全な世界を築く機会が生まれるのだ。

___________________

 私の記事は完全に読者の皆様のご協力で成り立っている。もしこの記事を気に入っていただけたら、寄付箱に少しお金を投じられる方法がいくつか、ここにある。メーリングリストや、ソーシャルメディアや、書籍や、グッズや、各記事のオーディオ/ビデオ版へのリンクはこちらをクリックしてください。私の記事は全て、海賊版制作や再出版や翻訳やグッズへの使用など、あらゆる方法で自由にご利用いただける。全ての記事は夫のティム・フォーリーとの共著。

 ビットコイン寄付: 1Ac7PCQXoQoLA9Sh8fhAgiU3PHA2EX5Zm2

 画像はホワイトハウスより(パブリックドメイン)。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2026/05/22/nobody-sincerely-believes-cuba-threatens-the-united-states/

----------

 東京新聞 朝刊 一面  
 帝国ホテル、第2六本木ヒルズ・・・見直し次々

 再開発 描けぬ青写真

 中東情勢さらに工費高騰

 「様子見」でリスク回避

 都庁前 食品配布 利用者1000人超え
 東京新聞 朝刊 特報面  
 本音のコラム 鎌田慧氏

 転覆事故を利用する悪政
 植草一秀の『知られざる真実』 一部を複写させていただく。
台湾有事発言はなぜ問題なのか
米国によるイラン軍事侵攻。

米国はイランと核問題で交渉中だった。

交渉の次回日程も内定されていた。

この状況下で米国はイランを奇襲。

最高指導者夫妻を殺害した。

やはり、世界のならず者国家筆頭は米国である。

国際法違反、国連憲章違反の米国のイラン軍事侵攻を指揮したのはトランプ大統領。

そのトランプ大統領に対して

「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけ。

これを伝えに訪米した。」

と言い放った者がいる。

日本の高市早苗首相だ。

トランプ大統領に抱きついた高市首相。
 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
恐ろしいが、人類破滅の一つの道が見えてきた。 NYT(4/29)報道:公開AIチャットボットが科学者に、悪名高い病原体を改変して治療耐性を持たせ、超耐性菌をばらまく具体的な手順を詳細に説明。原料遺伝物質は市販レベルで入手可能。専門家「悪意ある人間のハードルが大幅に下がった」と警鐘。これをどう防ぐべきか、真剣に議論を。

2026年2月16日 (月)

キューバ危機、2026年



ロレンツォ・マリア・パチーニ
2026年2月9日
Strategic Culture Foundation

 キューバに対する制裁問題は西半球におけるアメリカ外交政策の中心課題であり続けている。

❗️Telegram , Twitter , と VK でご参加願いたい。
 
振り出しに戻る

 また始まった。何年経っても、アメリカの執着は変わらない。勢力圏間の新たな力関係と国家安全保障戦略(NSS)のドンロー・ドクトリン改訂により、ベネズエラに続いて今度はキューバの番だ。

 2026年1月29日木曜日、トランプ大統領は「国家非常事態」を宣言する大統領令に署名し、キューバがアメリカの安全保障に対する「異例かつ並外れた脅威」をもたらしていると主張した。この措置は「キューバに石油を販売または供給する」国に新たな関税を導入するもので、アメリカのベネズエラ攻撃以来既に著しく悪化しているキューバのエネルギー危機を更に悪化させることを目的としている。

 「この命令は、キューバに直接または間接に石油を供給するあらゆる国からの輸入品にアメリカが追加関税を課すことを可能にする新たな関税制度を確立する」と文書に記されている。公平を期すために記すと、この条文は自動的に関税を課すものではなく、ケース・バイ・ケースで評価すると規定している。一方、実施にあたって、ある国がキューバに直接または仲介業者を通じて石油を販売または供給しているかどうかを決定する権限をハワード・ラトニック商務長官に与えている。

 その後、マルコ・ルビオ国務長官は、キューバに石油を輸出する国に対して強制措置を適用するための新たな規制を発布することを含む「必要なあらゆる措置を講じる」権限を付与される。ただし、キューバまたは関係国が「アメリカの安全保障および外交政策の目標」に沿うため「重要な措置」を講じた場合、大統領はこれらの措置を修正または撤回する権利を留保する。

 その理由は? 典型的なアメリカの主張だ。キューバが「アメリカに敵対する国家や悪意ある勢力」と「連携している」とワシントンは非難している。その例として、中華人民共和国、イラン、ロシアを挙げている。これらの国はキューバに自国領外として「最大の信号諜報施設」を維持している。更に、キューバはアメリカ外交政策を危険にさらす「共産主義の思想、政策、慣行を西半球に広め続けている」と非難されている。

 聞き慣れた話ではないだろうか?  
キューバと戦争

 ニコラス・マドゥロ大統領と妻のシリア・フローレスが拉致されたとされるアメリカによるカラカス爆撃以来、キューバに対するワシントンの脅迫は恒常的なものになっている。

 新たな大統領令は、キューバ国民が60年以上も苦しんできた封鎖を更に強化し、地域諸国に対し、この強硬な政策を事実上遵守するよう圧力をかけることを目的としている。同時に、新たな措置は、制裁回避を目的とした石油三角関係の阻止も狙っている。キューバは現在、1日あたり約12万バレルの石油を消費している。そのうち約30%は国内生産で、残りの3分の2は輸入に頼っている。キューバの主な供給国はベネズエラ、メキシコ、そして比較的少量ながらロシアだ。昨年、カラカスは1日あたり2万7000~3万5000バレルを輸出したと推定され、これはキューバのエネルギー消費量の約29%を占めている。しかし、軍事封鎖とワシントンによるベネズエラ産石油制限により、これら供給は途絶えている。今回の新たな大統領令は、メキシコからの輸出を直接標的としているようだ。

 アメリカの圧力が高まる中、クラウディア・シャインバウム大統領は最近、キューバへの原油輸送はメキシコの「主権的決定」だと述べ、政治傾向に関わらず、全てのメキシコ省庁が不干渉と自決の原則に従ってキューバとの関係を維持してきたことを想起した。

 一週間前、1月21日水曜日の定例記者会見で、シャインバウム大統領は封鎖の影響を強調し、「経済封鎖とはどういう意味でしょう? それは支援を提供する国に対する制裁を意味します。アメリカはこれを強化しています。封鎖が行われると、自由な輸出入が不可能になり、国の発展条件は極めて困難になります」と述べた。

 メキシコ石油公社(PEMEX)によると、2025年の最初の9ヶ月間、メキシコはキューバに1日あたり1万7,200バレルを輸出した。直近の四半期には、ワシントンからの圧力により輸出量が減少した。トランプ大統領が署名したこの大統領令は「国家非常事態」を宣言し、アメリカ、カナダと共にUSMCA(アメリカ・メキシコ・カナダ協定)を締結しているメキシコなど、自由貿易協定を締結している相手国に対しても、政府が追加関税を課すことを可能にしている。メキシコからの輸出の80%から84%がアメリカ市場向けであることを考えると、これは特に微妙な措置だ。同時に、この状況はアメリカ、特に高度に統合されたサプライチェーンを持つ分野において、インフレ圧力を高める可能性がある。更に、直接または間接にキューバに石油を供給する者を制裁対象に含めることで、ワシントンは人道的理由から輸出を阻止し、ロシアや中国からの供給を通じて支援を送る可能性がある国々を阻止することも狙っている。

 キューバに対する敵対行為の激化は、トランプ大統領の最初の任期中に既に採用された最大限の圧力政策の一環で、2020年の健康危機に対処するための必需品送付を妨害するまでに至っているのは明らかだ。

 長期にわたる頻繁な停電を特徴とする深刻なエネルギー危機の真っ只中、キューバは史上最悪の経済危機の一つに見舞われている。この状況下で、エネルギー供給を絞め殺す試みが行われている。過去5年間でGDPが11%以上縮小しており、燃料と電力の不足は家庭の日常生活に影響を与えるだけでなく、危機を乗り越えるために必要な商品やサービスの生産能力をも損なう。

 言い換えれば、キューバは自発的に、あるいは武力により屈服しなければならない。
 
制裁だらけの歴史

 現在の措置の範囲を完全に理解するには、アメリカが冷戦初期からキューバに対して課してきた経済制裁という、より広範な歴史的文脈にそれらを位置づける必要がある。1959年のキューバ革命とフィデル・カストロの権力掌握後、ワシントンとハバナの関係は、特にキューバ国内のアメリカ資産の国有化以降、急速に悪化した。1960年、アイゼンハワー政権はキューバへの輸出に最初の貿易制限を課し、1962年にはジョン・F・ケネディ大統領がほぼ全面的な経済禁輸措置を正式に発動し、ほとんどの商業および金融取り引きを禁止した。この禁輸措置は、1962年のミサイル危機で頂点に達した緊張の高まりの中で、ソ連とその同盟国に対する共産主義封じ込めを目的としたアメリカの戦略の一環だった。

 その後数十年にわたり、制裁制度は議会で可決された一連の法律を通じて徐々に強化され、体系化されていった。中でも最も重要なのは、1992年のキューバ民主化法(トリチェリ法とも呼ばれる)で、キューバとの貿易を更に制限し、アメリカ企業の海外子会社への規制を導入した。また、1996年のヘルムズ・バートン法は、禁輸措置を法制化し、大統領単独の決定による撤回を排除し、議会に中心的な役割を与えた。また後者の法律は、制裁の域外適用範囲を拡大し、革命後に国有化された資産から「利益を得た」外国企業に対する法的措置の可能性を規定した。

 冷戦の終結とソ連の崩壊により、キューバは主要な経済同盟国を失い「ペリオド・エスペシアル」として知られる深刻な危機に直面した。国際情勢の変化にもかかわらず、キューバへの禁輸措置は依然として有効で、ワシントンはキューバにおける民主主義と人権の促進を理由にこれを正当化した。2000年代には、ジョージ・W・ブッシュ政権が、特に渡航と送金に関し、特定の規制をさらに強化した。

 この傾向は、バラク・オバマ大統領の任期中に部分的に反転した。オバマ大統領は2014年にキューバとの外交関係正常化過程を発表した。大使館は再開され、渡航、送金、特定の貿易に関する制限が一部緩和され、通信や民間航空といった分野における協力の可能性が拡大した。しかし、立法上の禁輸措置は正式には有効のままで、完全に撤廃できるのは議会のみとなっている。

 2017年にトランプ政権が発足すると、オバマ政権下で導入された多くの自由化措置が撤回された。ワシントンは渡航制限を復活させ、金融取り引きを更に制限し、キューバをテロ支援国家リストに追加(2021年)、ヘルムズ・バートン法第3条を全面的に発動し、国有財産で操業する外国企業に対する訴訟を可能にした。この文脈には、この島へのエネルギー供給を阻害することを目的とした措置も含まれており、特にベネズエラからの石油輸送を標的とし、輸送に関与する海運会社や第三国への制裁をちらつかせている。

 したがって、アメリカの対キューバ制裁は二国間貿易禁輸措置にとどまらず、金融、銀行、保険、海上における複雑な規制体系を包含し、域外適用の影響は第三国の企業や政府にも及ぶ可能性がある。発表された新たな関税と措置はこうした伝統の一環で、アメリカ政府が経済的圧力をかけるために利用できる手段を更に拡大するものだ。関税という要素は重要な進展で、アメリカは、たとえその関係が国際法に直接違反していなくとも、キューバとエネルギー関係を維持している貿易相手国を間接的に標的にできる。

 長年にわたり、国際社会は禁輸措置に繰り返し反対を表明してきた。国連総会は毎年、加盟国間の幅広い合意に基づき、禁輸措置の解除を求める決議を採択している。だが、アメリカは制裁措置は島の政治的変革を促進するための正当な外交政策手段だと主張し、立場を維持している。

 トランプ大統領が署名した大統領令と新たな関税措置は、冷戦のさなかに始まり、未だ完全には解決されていないアメリカとキューバ間の長い緊張の歴史の一部だ。1962年の禁輸措置から1990年代の法律、そして近年のエネルギーと金融規制に至るまで、アメリカのキューバ政策は戦略的・政治的目標を追求するために経済的手段を多用してきた。

 キューバにおける深刻な経済・エネルギー危機と新たな地政学的緊張という現状で、新たな関税導入と第三国に対する制裁の恫喝は、ワシントンの姿勢の更なる強化を意味する。同時に、これらの措置は、地域経済への影響と、キューバと関係貿易相手国双方に及ぼし得る影響に疑問を投げかけている。

 キューバに対する制裁問題は、西半球におけるアメリカ外交政策上、依然中心的課題で、その根源は20世紀中盤にまで遡り、残念ながら今もなお進化を続けている。しかし、この状況は一体いつまで続くのだろう。いや、むしろドナルド・トランプは、新たな「平和ミッション」の遂行をいつまで待つのだろう。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2026/02/09/cuban-crisis-year-2026/

-----------

 Alex Christoforou Youtube
Ecuador dart frog poison. Rubio empire speech. Mette, hit deep inside Russia. Hillary give Tomahawks 46:31
 intörn tv
The decision to attack Iran has been made! | Larry Johnson 48:47
 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
「怖いのは日本人が自ら選択し軍靴を履いて海外で戦う事ではない。米国戦略は第一次列島線の日本、台湾、比を中国と戦争させる事。その米国戦略に乗って高市政権はミサイル配備、自衛隊の米軍との大規模演習加速。その流れが危険なのです。」に対するGROKの返答」

2026年2月 7日 (土)

イランでの抗議行動を意図的に引き起こしているのを平然と認めるアメリカ



木曜日、スコット・ベセント財務長官は、上院銀行委員会で演説し、イラン国内での社会不安を煽る狙いで、アメリカは意図的に金融危機を引き起こしたと明言した。

ケイトリン・ジョンストン
2026年2月6日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。

 木曜日、アメリカのスコット・ベセント財務長官が上院銀行委員会で演説し、イラン国内で社会不安を煽る狙いで、アメリカは意図的に金融危機を引き起こしたと明言した。

 アヤトラとイランに圧力をかけるために、アメリカは何ができるのかとのケイティ・ブリット上院議員の質問に、財務省はイラン通貨を弱体化させる「戦略」を実行し、それが経済を崩壊させ、全国で見られる暴力的抗議行動を引き起こしたとベセントは説明した。

 「財務省としてできることの一つで、我々が実行したのは、国内でドル不足を作り出すことだ」とベセントは述べた。「3月の経済クラブ講演で、私は戦略の概要を説明した。そして、12月にイラン最大の銀行の一つが破綻した時、それはあっという間に、壮大な結末を迎えたと言える。銀行への取り付け騒ぎが起き、中央銀行は紙幣を刷らざるを得なくなり、イラン通貨は暴落し、インフレが爆発した。そして、その結果、イランの人々が街頭に繰り出すのを我々が目にしたのだ。」

 こうしたことをベセント財務長官が認めたのは今回が初めてではない。先月ダボスで開催された世界経済フォーラムで、財務長官は次のように述べた。  
トランプ大統領は財務省と外国資産管理局(OFAC)に、イランに最大限の圧力をかけるよう指示した。そしてそれは功を奏した。12月にイラン経済が崩壊したのだ。大手銀行が破綻し、中央銀行は紙幣増刷を開始した。ドル不足に陥り、輸入品を入手できなくなったため、人々は街頭に繰り出した。つまり、これは経済的な国家支配策だが、銃撃戦には至らず、事態は非常に前向きに進んでいる。
 これら発言の後、ジェフリー・サックスとシビル・ファレスがCommon Dreamsに下記のように書いた。  
ベセント長官が述べているのは、もちろん伝統的な意味での『経済的国家運営』ではない。経済的手段を用いて遂行される戦争で、経済危機と社会不安を引き起こし、政府を崩壊させることを狙うものだ。これが誇らしげに『経済的国家運営』として称賛されている。
 
「全面戦争と過酷な経済制裁によって引き起こされる人々の苦しみは我々が想像するものとさほど変わらない。経済崩壊は食料、医薬品、燃料不足を引き起こし、貯蓄、年金、賃金と公共サービスも破壊する。意図的な経済崩壊は、全面戦争と同様に、人々を貧困と栄養失調と早死にに追いやる。」

 昨年3月、ニューヨーク経済クラブでこれらの計画をベセントは事前発表し、以下のように述べた。  
「先月、ホワイトハウスは、既に崩壊寸前のイラン経済を崩壊させることを目的とした、最大限の圧力作戦を発表した。イラン経済は混乱状態にあり、公式インフレ率は35%に達し、通貨は過去12ヶ月で60%下落し、エネルギー危機も続いている。私は通貨切り下げについて多少知識を持っているが、もし私がイラン人だったら今すぐ全資金をリアルから引き上げる。
 
「この不安定な状態は、イランの原油輸出量を現在の1日あたり150万~160万バレルからトランプ大統領退任時のわずかな量にまで減らすことを目的とした我々の「最大限圧力」作戦以前から存在している。
 
「イランは、石油、石油化学製品や他の商品を販売して輸出資金を調達し、外貨を獲得するため、幽霊船団を通じて金融仲介業者と闇市場の石油輸送業者からなる複雑な影のネットワークを構築してきた。
 
そのため、我々はこの輸出インフラに対する制裁を強化し、イランの石油サプライチェーンのあらゆる段階を標的にした。これに政府の積極的関与と民間部門への働きかけを組み合わせた。
 
「我々は、イランの収入移転を促進する地域諸国を標的にして、イランによる国際金融体制の利用を遮断する。財務省はこれらの国々と率直な協議を行う用意がある。イランの石油部門とドローン製造能力は停止させる。」
 
「我々には事前に定めた基準と線表がある。イランを再び破綻させることは、我々の新たな制裁政策の始まりだ。今後の展開に注目願いたい。」

 長年にわたり、アメリカは経済的混乱を引き起こし、イラン動乱を煽る計画を画策してきた。2019年、アメリカの対イラン経済戦争の狙いは、イラン国民を極度の困窮状態に陥らせ「政権転覆」を起こさせることだとトランプ政権の元国務長官マイク・ポンペオは公然と認め、アメリカの制裁によりイランが陥った「経済的苦境」を嬉しげに説明した。

 先月イラン全土で騒乱が広がると、「イランの全ての愛国者たち、抗議活動を続け、可能なら政府施設を占拠し、あなたたちを虐待している殺人犯と虐待者の名を記録しなさい」とトランプ大統領は述べ、激化するよう抗議行動参加者を煽動した。更に「彼らに私が言えるのは、助けがすぐそこにあることだけだ」と付け加えた。

 国民を極度に窮地に追い込み、絶望のあまり自国政府を攻撃させるなどして意図的に内戦を煽ろうとするのは想像し得る限り最も邪悪な行為の一つだ。だが欧米諸国の帝国主義体制下で、それは日常茶飯事だ。彼らはイランでそれを行っているだけでなく、アメリカが政権転覆を迫る中、石油の配給制を導入するとキューバ政府が発表したばかりのキューバでも内戦を積極的に煽ろうとしている。

 今エプスタイン・ファイルに多くの注目が集まっているが、それは当然だ。だが、そこに書かれている内容は、支配者連中が公然と実行していることほど堕落した虐待的なものでないことは注目に値する。

_________________

 私の記事は完全に読者の皆様のご協力で成り立っている。もしこの記事を気に入っていただけたら、寄付箱に少しお金を投じられる方法がいくつか、ここにある。メーリングリストや、ソーシャルメディアや、書籍や、グッズや、各記事のオーディオ/ビデオ版へのリンクはこちらをクリックしてください。私の記事は全て、海賊版制作や再出版や翻訳やグッズへの使用など、あらゆる方法で自由にご利用いただける。全ての記事は夫のティム・フォーリーとの共著。

 ビットコイン寄付: 1Ac7PCQXoQoLA9Sh8fhAgiU3PHA2EX5Zm2

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2026/02/06/the-us-keeps-openly-admitting-it-deliberately-caused-the-iran-protests/

----------

 ≪櫻井ジャーナル≫
ネオコンが打ち出した傍若無人な政策を推進するトランプに従う高市首相

2020年5月26日 (火)

キューバにとっては医師へのノーベル平和賞より制裁終了が重要

ラモナ・ワディ
2020年5月20日
Strategic Culture Foundation

 コロナウイルス流行に対処するため世界中の国々を援助するキューバ人医師の努力が認められて、ヘンリー・リーブズ医療旅団にノーベル平和賞を与える推薦があった。旅団は、2005年に、アメリカが、大型ハリケーン・カトリーナ後、キューバの人道的援助の申し出を拒絶した後、キューバの革命指導者フィデル・カストロが設立したものだ。

 2015年、ヘンリー・リーブズ医療旅団は、アメリカが推進する軍国化と極めて対照的な、エボラ流行との戦いに対するキューバの医療、人道支援貢献のかどで、ノーベル平和賞にノミネートされた。

 この賞は認知度も高めるが悪評もある。受賞者の中には、民主的な選挙を通して、キューバ革命の影響が中南米に広がるのを阻止する狙いで、チリに新自由主義と独裁を導入したヘンリー・キッシンジャーがいる。他の受賞者には、性的虐待を含む、いくつかの人権侵害の罪で告発されている国連平和維持軍もあり、国連自身、植民地政策を絶滅させる責任を放棄し、バラク・オバマは、彼の支配下で、アラブの春という口実で、アラブ世界を軍事介入で荒廃させ、平和構築を自慢するEUは、イスラエルの植民地建設と、アメリカ、国連とNATOによって決定される軍事介入を支持している。

 世論に反して、平和賞には何ら高尚なものはない。実際、世界に肯定的な相違をもたらした個人から、平和調達者として称賛された戦争犯罪人までの様々な受賞者は、利他主義以外のものが動いていることを示している。ノーベル平和賞は、フィデルの革命的な原則や行動、キューバ革命やキューバ国民からはほど遠い政治的な狙いに奉仕している。

 最初のキューバ人医師たちがヨーロッパに到着した際、キューバに対する違法なアメリカ封鎖を終わらせる話が燃え上がったが、やがて、こだまよりかすかなものに衰えた。流行がヨーロッパで和らぐ最初の兆候を示すと、政治的言説が続いた。キューバの国際主義が世界全体にとって模範になった。一方、国際社会は、一般人の福祉増進に貢献する原則を拒絶している。

 世界の首脳たちには、キューバの模範的な国際主義役割の認識を強調する機会がほとんどなかった。ヨーロッパでは、更なる流行の広がりを防ぐという口実で、更なる監視と抵抗が導入された。国境と地中海を武装する風潮が日常化している。

 キューバは人道的、政治的態度を示したのだ。救命は人道的だ。フィデルが、革命という教育過程を通してキューバ全土に伝え、強化した国際主義の原則は政治的なものだ。社会主義の原則は持続可能な解決策であることが証明されたが、言説は既に政治的行為からコロナウイルス蔓延抑制を支援するキューバの取り組みの一時的認識に移行している。

 もしノーベル平和賞推薦が更に進めば、国際社会は、この認識を利用する機会を得るだろう。何十年間も、国連がキューバを与えた唯一の譲歩は、アメリカが課した封鎖に対する、定期投票だけで、封鎖を終わらせるための政治的行動は皆無だ。

 いつもどおり、最近の国連によるアメリカへの違法封鎖撤廃呼びかけは、Covid-19の文脈で表現されている。声明の一部には「流行の緊急事態で、制裁を停止する意志がアメリカ政府に欠如していることは、キューバや、制裁の標的にされた他の国々を、このような苦難をより大きな危険に導くかもしれない」と書いてある。コロナウイルス流行がなければ、違法な封鎖の撤廃を要求する声明を発表する緊急性を国連は感じなかっただろう。国際社会は搾取的だが、それでもキューバは、道義、生命を救うための奉仕と共同行動で対応した。ノーベル平和賞は、十分からほど遠い。キューバには美化された認識という形の補償ではなく、アメリカによる封鎖に対する、疫病流行にでなく、原則に基づいた、統一国際戦線が必要なのだ。

 ラモナ・ワディは独立研究者、フリージャーナリスト、書評者、ブログ作者。彼女はパレスチナやチリや中南米に関し、広範囲の主題を報じている。

 個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2020/05/20/cuba-end-sanctions-more-important-than-nobel-peace-prize-for-its-doctors/

----------

 トランプ大統領が、メーカーの尻を叩いて作らせた人工呼吸器が余ったのを、ポチは喜んで購入するそうだ。そのうち六ヶ所村の原子燃料リサイクル施設で処理するため、宗主国の核のゴミを大金で購入するようになるかも知れない。『乱離骨灰鬼胎草』

 イギリスの知人が、外出禁止を唱える首相顧問が、両親に子どもをあずけようとして、車で遠距離ドライブしたしきゃンダルを教えてくれた。お礼に、違法行為を取り締まる幹部役人が、賭博行為で辞職したニュースをしらせたところ、「太陽の下に新しきものなし」と返事がきた。巣籠もりを主張する本人の妻が、旅行した話のほうが良かったかもと反省中。 

 朝のテレビで俳優の中尾彬氏が、フジテレビを怒っていた。無責任なSNSもさることながら、そういう番組を作って、出演者を守りきれない放送局が責められない不思議。この局の番組、基本的にほとんどみておらず、番組自体全く知らない。

 日刊ゲンダイDIGITAL

収束は“束の間” 経済は?第2波は?この政権で大丈夫か?

 日本のプロンプターReader、別名一狂晋裸万障も、緑のタヌキも、一時的終息を、いかにも自分の功績であるかのようなウソを平然と語る。いくら会見の音声を消しても、大本営広報部呆導で再三繰り返すので消音ボタンを押すのが間に合わない。どちらも、PCR検査を本格的に行えるようにするとは決して言わない。「日本独自の方法で成功した」などというたわごとを言う政権、都庁に第2波の備えなどできるわけがない。秋以降は悲惨なことになるのではと恐れる。
 『日本を襲ったスペイン・インフルエンザ――人類とウイルスの第一次世界戦争』を第2波の予行演習のつもりで読んでいる。それを言うなら、ガルブレイスの『大恐慌』も予習のつもり。

2020年4月25日 (土)

キューバは屈しない!

キューバは屈しない!
Andre Vltchek
Internationalist 360°
2016年5月9日

 今キューバは危機的状況に直面しているやら、方向を見失なったやら、バラク・オバマ大統領の致命的な訪問後、いつ何どき崩壊しかねないやらという、うわさを、一体誰が発明したか私にはわからない。うわさと憶測は雪だるま式にふくれ、北アメリカ、ヨーロッパ左翼の一部は、既に現実と混同している。

 私はキューバを知り、称賛し、愛している。キューバは実に強い、決然とした、回復力ある国だ。あらゆる憂慮すべき記事を読んで、私は戻って、直接キューバの人々と話をすることに決めた。

 私はキューバを再訪した。今回は、戦争で荒廃した中東と、ワシントンとヨーロッパに忠実な悪質な反革命徒党による邪悪な攻撃を経験している大陸南米での仕事の合間だ。

 今回は私はドライブして、辺鄙な村や歴史的革命史跡や、欧米帝国主義にキューバから盗まれた場所、グアンタナモ湾を取り巻く地域を訪ねることに決めた。私はキューバの東西、1,000キロ以上ドライブした。私はサンティアゴ・デ・キューバ、グアンタナモ、ハバナ、ピッグズ湾、プラヤ・ギロンや、キャーバで最も辺鄙で(革命前最貧の)地域の一つで働いた。シエナガ・デ・サパタだ。

 私はハバナで、国営通信社ペンサ・ラティナとキューバ 映画芸術産業研究所ICAICを訪問したが、今回私の主目的は、もっぱらキューバの人々に耳をかたむけることだった。

 彼らは北から来る致命的な危険に気付いているだろうか? 彼らは妥協する準備ができているだろうか? 彼らの革命精神は薄まっているだろうか?

 私の結論は明確で決定的だ:「いや! キューバは屈しない。キューバの人々は知っている。彼らはアメリカ大統領の甘言の背後に、ありそうなことを十分意識している。彼らは屈しない、彼らは革命を裏切らない。」

 欧米の危険は.本物だ。それはそこにある。それは本物で、常にそこにある。強制、策略、権謀術数政治。あらゆるものが、キューバ革命を脱線させ、破壊さえする試みで使われるだろう。だがキューバの人々が帝国が実現しようとしていることを理解できいなどとは一秒たりとも考えてはいけない。

 キューバは何十年も、しっかり立っている。キューバは前より一層うまくやっている。キューバは今までよりも強い。キューバは、しっかりやって行けると確信している。

 続ける前に、そうではないと考え、本当に心配している方々への一つの提案がある。もし皆様が、キューバが今未曾有の危険に直面していると思われるなら、キューバに行って支援することだ。キューバに旅行し、人々と話し、働き、書き、映画を撮影し、写真を写そう。外国でキューバを支援しよう。キューバ製品を購入し、キューバ音楽を聴き、映画を見て、本を読もう。もし読者に若干の太陽が必要なら、タイやバージン諸島やエジプトの代わりに、キューバで金を使おう。具体的な何か、何か本当のことをしよう。

 キューバは地球上で最も国際主義の国だ。キューバは虐げられた多数の貧しい国々との団結を示してきた。キューバは既に、世界の他の国々のために、実に多くをしてきた。今その破たんを予言する代わりに、キューバのために何かをしよう! もし読者がキューバの未来を心配し、たとえ心配しなくとも、そうして頂きたい。


グアンタナモ市

 サンティアゴ・デ・キューバは勇敢な、意志が強い市であることが知られている。ここはキューバ革命が1953年7月26日に始まった場所だ。ここは偉大な詩人、著者で国民的英雄ホセ・マルチが埋葬されている場所だ。

 ここは、1959年1月1日、フィデル・カストロが、サンティアゴ市役所で、バルコニーから革命の勝利を宣言した場所だ。
 ブラジルのサルバドール・バイアのように、サンティアゴ・デ・キューバは、世界に最も素晴らしいミュージシャンを何人か与えた。今やこの街の有名なカサ・デ・ラ・トローバや、キャバレーや、ミュージック・ホールや多くの他のクラブでは、あらゆる人種の、国際カップルが、ソンやサルサの陽気なリズムに合わせて踊っている。キューバでは、人種差別は、見慣れない未知の要因だ。

 私の訪問中に、カサ・デ・ラ・トローバの二階で、若い中国人男性が、黒人の少女と愛の言葉を交わしい、他方、地元の肌の色が違うカップルが、素晴らしい、陶酔的なバンドの真正面で、古い寄せ木張りの床の上で、頬を寄せ合って踊っていた。

 ここでは「政治的公正」の配慮は不要だ。何も強制されない。革命の論理的「副産物」として、人種や性の平等は、当然の、本能的なものだ。

 アフリカの諸国で欧米帝国主義と戦い、解放して、無数のキューバ国民が亡くなった。何千人ものキューバ人医師や教師が、世界の最貧で辺鄙な地域に、まだ派遣されている。キューバ革命は人間中心主義のために戦う。キューバ革命は戦っている。キューバ革命は、男性であれ、女性であれ、子供であれ、虐げられた人々の側に立っている。肌の色には何の意味もない。全てのキューバ人にとって、一つ明確なことがある。それぞれの人、それぞれの人種が、威厳を持って生きるに値するのだ。

これが「私の共産主義」だ。 キューバは私の「母国」だ。

 それこそが、欧米帝国主義がキューバを憎悪している理由だ。それがキューバ革命の信用を失墜させるため、欧米帝国主義が辛らつなプロパガンダをする理由だ。それは欧米帝国主義が使えるあらゆる手段で、キューバを共産党路線から脱線させようとしている理由だ。直接的攻撃、禁輸、そして今「正常化」という新たな権謀術数の時代によって。

 サンティアゴ・デ・キューバの数学者イグナシオ・グェラ・バタンクールは革命とキューバの共産主義制度の決然とした支持者だ。

「もちろん人々は、オバマと最近キューバを訪問する彼の動機を恐れています。彼は我々の二国間の関係を正常化するためだけに来たのでしょうか? 私は疑っています! だが幸い、キューバ人は、血管の中を、たくさんの革命的な血が巡っています。しかも彼らは頭が良いのです! 彼らの大部分が再び植民地になるのを望まず、資本主義を欲していないのです。我々は経済状態を、ほんの少し改善したいと望んでいますが、大多数の人々は、彼らが今持っているもので満足しています。私は64歳です。」

 彼は、せいぜい50歳にしか見えない。

「私は革命前の状況がどうだったか覚えています。屈辱的な困難なものでした。我々は、栄養失調、無知と搾取の中で生きなければなりませんでした。共産主義になって、事態がすっかり変わりました。今私は金持ちではありません。全然! 妻と私は人生を通じて懸命に働きました。彼女は国際医療旅団のメンバーでした。我々の家族全員非常に良い教育を受けました。妻は医者です。息子は神経外科医です。我々の財産は多くありませんが十分です。我々は本当に必要なものを持っています。そして我々全員有意義な生活を送っています。」

 「でも今アメリカは確実にキューバを不安定にしようとするでしょう」

「もちろん! 我々全員それを知っています。人々が知らないと言う連中は、実際、共産主義キューバに対する策謀の一員です。我々は欧米が全世界で何をしているか見ています。しかし、キューバは屈することを許されていません。北米人はあらゆる策謀を試みるでしょうが、彼らは決してあえて侵略しないでしょう。連中は、まだピッグズ湾とプラヤ・ヒロンを覚えていますから。この国は寛大な心を持っていますが、それは厳しくもなり得ます。キューバは勇気を持っています。キューバはこの体制が消滅するのを許しません。」

 私は彼にどれだけ彼の国を愛しているか言った。彼は私を抱きしめた。「ようこそ!」と彼は言った。「健康な長い人生を! すぐサンティアゴ・デ・キューバに戻って来てください。本物の友人は、いつでも大歓迎です。我々はあなたを待っています。」


 Soplillar図書館のぺドロ・アマウリ・サントス

 ここプラヤ・ヒロンに欧米はあえて挑んだ。そして欧米は見事に負けた。国民全員が動員された。たった一つの決定的瞬間に、この緑の優しい島は、一枚岩、コンクリートの障壁に変わった。「連中」は通過できなかった! 連中が「解放するために」やってきた人々が連中を止めたのだ。

 私は、最初に立派な六車線自動車道路を、それから二車線道路で、ハバナから;250キロ以上ドライブして、プラヤ・ヒロンまで旅行した。私は、労を惜しまず修理して、ぴかぴかで、まだ頼れる友好的な怪物、1952年のシボレーに乗り、運転した。

 キューバは見事に変わっており、至る所でそれを見た。極端な犠牲のひどい時代は過ぎた。島中、快適な道路、きれいな休憩所とガソリン・スタンドがあった。

 「ほら、オレンジ農場ですよ!」と友人で運転手のダリエルが示し続けた。「ここに巨大なサトウキビ・プランテーション、とトウモロコシ・プランテーションがある」

 畑は良く手入れされ、道路沿いの村は素朴ながら、きれいで、診療所や学校や全ての基本的なサービスは自足自給だ。

 キューバは裕福には見えないが、酷いようにも見えなかった。そしてキューバは、当時私が最後に働いた三年前より、ずっと良く見えた。

 キューバは確実に「ばらばらに崩壊して」いなかった。キューバは倒れていなかった。キューバは成長し、良くなり、進化していた。気付かずにいるには、進歩を否定するには、確かに大量の反革命自己修養が必要だろう。

 小さいながら、非常に教育的なヒロンの博物館で、私はフィデル・カストロ政府打倒を目指した、1961年4月のアメリカが画策し、資金援助した侵略の残忍な出来事を説明する、写真、地図やと文書を見た。1,500人以上のキューバ人亡命者と傭兵が、ピッグズ湾に沿った二つの場所に上陸した。エリア - シエナガ・デ・ザパタのいたる所で、72時間、強烈な戦いが荒れ狂った。グサノス(蠕虫)、侵略者は最終的に敗北した。

 今、高速自動車道路から始まり、プラヤ・ヒロンに至る道路は、地球上最強の帝国主義国から母国を守って倒れたキューバ人男女の記念碑がずっと列を作っている。無数の強力なポスターが旅行者に想起させ続ける:

 ヒロン - ヤンキー帝国主義の中南米最初の大敗北

 そしてもちろん: パトリア オ ムエルテ! 「祖国あるいは死!」

 地元の人々がこの場所を単なる史跡と見ているのか、ここで欧米に行われた同じテロ行為が、まだ全世界で起きているのを知っているかどうか博物館館長に尋ねた。

 彼女は、はっきり答えた。

「我々は何が世界中で起きているか良く知っています。我々はニュースを見て、テレスールを見て、出来事について論じます。ここで起きたことは帝国主義に犯された何千というひどい犯罪のたった一つに過ぎません。」

 私は破壊された民間空港で、負傷し、亡くなったキューバの人々の写真を見た。民間空港を爆撃中に命を失った婦人の一足の靴がある。欧米の表現は、これを「失敗した侵略」と呼ぶ。私はそれを「テロ」と呼ぶ。

 それからアメリカとカナダの観光客が入り混じったグループが巨大なバスで到着した。騒々しく、失礼な彼らは、記念碑や兵器の前で「自撮り写真」をとり始めた。彼らの表情には、感情も、遺憾の意もなかった。

 私はミネソタからの年配の夫妻に近づいた。

 「これで、あなた方は何か思い出しますか?」と私は尋ねた。

 「そう、戦いがあった、そうでしょう?」と男が大きいながらウツロな笑みを浮かべて答えた。

 「そう、戦いがありました」と私は言って、歩き去った。

 私がキューバにいた間に、フィデル・カストロが第七回党大会閉会の際、国民に演説した。

「我々は転換点に至っているが、この惑星で、キューバ共産主義の思想は、熱情と威厳を持って働けば、人々が必要とする物質的、文化的な富を産み出すことができる証明として残るだろうし、我々は容赦なくこれらを得ようと努力しなくてはならない。中南米と世界の我々の兄弟に、キューバの人々が勝つと我々は伝えなくてはならない。

これは私がこの部屋で話す最後の機会の一つかもしれない。私は議会によって選挙のために提出されたすべての候補に賛成投票した、私は招待頂いたこと、皆さんが私に耳をかたむけて下さっている名誉に感謝する。私は皆さん全員と、何よりも、彼の壮大な努力に対して同志ラウル・カストロに感謝する。

我々は行進に出発し、マルチやマセオやゴメスのように阻止できない行進で、最大の忠誠と団結した力で、完ぺきに仕上げるべきものを完ぺきに仕上げるつもりだ」。

 キューバでは、国を守ることから環境維持まで全てが革命行為と思われている。私は立派な生物圏、世界の文化・環境遺産の史跡シエナガ・デ・ザパタをドライブして横切った。午後、カラフルなカニの巨大な一群が道路を渡り始めた。地域全体は、きれいで、商業化されていない。カニは確実に、社会主義から利益を得ているが、マングローブや沼や海岸もそうだと、私は運転手に囁いた。彼は同意した。

 山奥の村Soplillarで、私は本の印象的なコレクションがある小さな博物館と美しい図書館に遭遇した。テーブルと席は心のこもった手製で、うれしいおもちゃもそうなのだ。

 この場所の責任者ペドロ・アマウリ・サントス・リャンビオは地方教育に情熱がある大学教授だ。彼は、一月に数日、市の大学で教えているが、残りの時間は、ピッグズ湾海岸から約5キロにある博物館と図書館の世話をしている。

 「あなたは信じないでしょうが、シエナガ・デ・サパタのこの巨大な地域は革命前には、わずか四校しか学校がありませんでした。子供は栄養失調で苦しんでいました。至るところ空腹と不幸がありました。あなたが今ここで見る全てが革命の直接の結果です。」

 僚友ペドロ・アマリは自称本の虫だ。そして彼はキューバ、外国、双方で多くの革命家を知っている。彼はノーム・チョムスキーの娘の一人とさえ会っている。

 彼はキューバは屈しないと確信している。彼は社会主義を信じている。彼は人々を教育し、彼らに知らせ、世界について彼らと論じている。

 彼はこう説明する。

「キューバは、とても強いのです。我々は全て我々自身の手でしました。私は多くのヨーロッパ人を来させています。彼らが、なぜ、どうやって私を見つけるかわかりません。この場所はどんな大都市からも、とても遠いですが、彼らはやって来ます。思想家や作家やジャーナリスト、我々は話します。私は彼らにオープンです。私は言います。「あなたが今ヨーロッパで持っている全ては、あなたが全世界で犯している大虐殺と盗みのおかげです。」

 私は彼に、最近イタリア議会で演説し、彼らに面と向かって、事実上、基本的に同じことを語ったと言った。私は将来、私はまた戻って来て、ここでしばらく過ごして、村で地元の人々に話をして、図書館で私の本を一冊読みたいと彼に言う。

 我々は握手する。我々は抱擁する。私は村で数人の人々に話しする。キューバは消えないだろう。私はそう感じる。もし危険にさらされたら、我々はそのために戦うだろう。

 ここから見れば、それは実に単純だ!

 短期間、私はハバナで働いた。そこは地方より複雑だ。私は画家、映画製作者、ジャーナリスト、個人レストラン所有者に会った。彼らの言語は装飾的で、言葉は非常慎重に選ばれていた。

 「平和」と「理解」についての話が多かった。

 ハバナの一部の人々は政治を気にかけないが、大半の人々が気にかけている。

 私は、ただハバナや、おそらく、一つか二つの観光客向きの海岸だけを訪問した後、なぜ多くの外国人がキューバが革命熱意を失っていると感じるか理解できる。だがハバナでさえ「サービスを提供する人々」は一つのもので、普通の市民は、全く別物なのだ。

 そしてもちろん、偉大なキューバの知識人と芸術家はほぼ満場一致で革命支持だ。

 だがこの訪問の間に私は、革命的な知的な友人の仲間と余り多くの時間を過ごさないことに決めていた。私は地方の首都や田舎で、話を聞きたいと願っていた。

 キューバの反対側、コムニダド・グロリエタは、グアンタナモベイから、わずか数キロ、アメリカとの「国境」のすぐ隣にある。

 私は道路の真ん中で若い女性を止めた。ビデオ店で働く28歳の女性だ。彼女の名前はヤライだ。それは、いきあたりばったりの選択だ。

 私は彼女に、有刺鉄線の背後の占領地で何が起きているか知っているか尋ねた。

 彼女は知っている。

 彼女は恐れているだろうか?

「恐れている? もちろん恐れていません! 私はグリンゴとの戦争が決してないことを希望します。もちろん我々は領土、基地をを望む…がキューバに返した。我々は彼らがそれを保持しているのはいやです。私が恐れているかですか? 全然!」

 村の他の人々も同様な方法で反応する。

 私はしばしば「恐れ」という単語を使う。私は人々が「恐れている」かどうか尋ねる。キューバが生き残れない、キューバがまもなく押し流されると言って、世界中の友人の多くが不安を表明し続けるためだ。

 グアンタナモ市に戻って、子供でいっぱいの巨大な運動場を見た。日曜日で、何千人もの人々が遊び、散歩し、話をし、外出していた。もう一つの美しいキューバの歴史的都市!私はリラックスした楽天的な雰囲気を目撃した。

 ここでも、私は人々と話をした。一部は基地について憤慨し、一部は無関心だった。だがキューバの政治組織が生き残るという恐れと確信がなかった。


 グアンタナモ - 帝国主義への第一防衛線

 グアンタナモに近づくと、ポスターが強力に宣言していた。

 グアンタナモにようこそ! 反帝国主義の第一防衛線

 私の地元の運転手はチェの言葉を言い替えた。彼は学校教師だった。今彼は退職しているが「忙しい状態を保つ」ことを望んでいた。私が彼に疲れたと言った時、彼は笑った。

「チェは、本物の革命家には疲れる権利がないと言っていた。「全員に疲れる権利がある。だがそうすれば、彼らは自身を正真正銘の革命家と呼ぶ権利がない。」

 これがキューバだ。

 「それなら、ちょっとコーヒーを飲むため停車しよう」私は微笑んだ。「そして働き続けよう!」

 「それは良い!」と彼は、私の背中を叩いて、どなった。

 基地は突然、私の目の前、すぐ下にあらわれた。巨大で、押し付けがましく、汚らわしく、まったく場違いに。不法占領されているキューバ領土。帝国主義のとりで。

 私はしかめっ面をした。二人のベネズエラ人旅行者が私の表情をとらえた。少女が言った:「ケ・ミエルダ、ノ?」 なんというたわごと!

 私はうなずいた。加えるべきものは何もなかった。彼女はかなり正確に全てを要約した。

 「もしオバマが二国間関係改善に本当に真剣なら、彼はまずグアンタナモ基地をキューバに返すべきだ」と私は言った。

 我々三人全員肩をすくめた。「我々の方がものごとをわきまえている。」というように。ベネズエラで彼らは確かにヤンキー帝国主義者連中がどのように見えるか良く知っていた。

 そこに行く途中、我々の自動車は検問所で止められた。キューバ警察はほとんど自動車を止めないが、ここ「境界」の近くでは、事態は常にほんの少し張り詰めている。

 担当の警官はたまたま若い女性だった。

「ご機嫌いかが?」と私は尋ねた。

「ここはかまどみたい」と彼女は答えた。「とても暑くて! 35C以上のはずです。」

 彼女はタバコを切らして、明らかに疲れていた。

 私はロマ・グランデで、現地たばこ一箱と、氷のように冷たいソーダの缶を買っていた。グアンタナモ、とサンティアゴ・デ・キューバに向かって運転して戻るので、私は手を差し出して、彼女に両方を申し出た。「あなたに」と私は言った。

 彼女は大笑いして「あなたは贅沢で、私を買収しようとしている!」

 彼女は実に罪がない自然な形で、公然と私といちゃついた。私は返答して、何らかの形で、彼女にお返しをしなければならないと分かっていた。さもなければ彼女は気分を害するだろう。それがキューバでのありかただ。しばらくの間私は言葉を捜した。欧米の政治的配慮が私を不器用にしていた。

 彼女には美しい目、漆黒の髪と、腰に大きな拳銃を下げていた。

 「グリンゴは決してこの検問所の通過に成功しないでしょう」と私は言った。「彼らは、あなたの美しさに直面したら、凍結するでしょう。」

 それは、ぎこちなかった。私は練習不足だったが、それは機能した。彼女はにっこり微笑んだ。彼女は私を抱きしめ、私の体に彼女の脆い体をほんの一瞬、押しつけて、次に私の頬にキスした。

 瞬間、我々二人とも、めまいを感じたが、我々の周囲は全て、実際、ひどく深刻だった。大砲を基地に向けて、キューバの戦車はすぐそばにいた。我々がいるところから、バンカーと有刺鉄線が見えた。そう「反帝国主義の最初の防衛線」だ。

 私は前線、境界線の正しい側にいることを十分知っていた。

 「私は行かなくては」と若い女性に言った。「私は行かなければなりません。でも私は常にあなたの国民と一緒です。」

 私は言ったことが、どこか場違いだと思った。そうではなかった。彼女の顔が突然真剣になって、彼女は私に敬礼した。私は彼女に敬礼を返した。

 それから私はいくつか最後の質問をした。

 「あなたは心配していますか?」 私は有刺鉄線を指さした。

 「いいえ。」

 「オバマ訪問の背後にあるかもしれないことが怖くありませんか? 連中が今何か試みることが怖くありませんか? 今回は連中が成功するかもしれません、連中が最終的にキューバ社会主義を脱線させるのに成功するのが心配ではありませんか?」

 「いいえ、怖くはありません」と彼女は答えた。ただそれだけ。誇り高い確信だ。正真正銘のキューバ人!

 私は自動車の中に戻り、検問所は、あっという間にカーブの後ろに見えなくなった。勤勉に、それが武器弾薬であるかのように、私は器具をきれいにし始めた。私はなぜ突然胸がいっぱいになったのか、メガネがなぜそれほど曇ったのかと思った。

 「すると、キューバは崩壊しないのだろうか?」

 「いや、同志」と運転手が答えた。「キューバはそうすることができない。キューバは崩壊する権利を持っていない。」

 我々はサンティアゴ、サンティアゴ・デ・キューバに向かって速度を上げ始めた。

 「結構。それでは歌おう」と私はかすれた声で言った。「今歌おう、畜生!」

 
Andre Vltchekと彼の1952年の馬

記事原文のurl:https://libya360.wordpress.com/2016/05/09/cuba-will-not-fall/

----------

 いささか前の記事だが、ブログ『私の闇の奥』の下記最新記事で、この記事を知ったので翻訳掲載させて頂く。コロナ流行の今、キューバ訪問して、応援するわけにはいかない。

キューバは奇跡です

 植草一秀の『知られざる真実』

かけがえのない命奪うPCR検査妨害の罪

 常識的に考えれば、ゴールデン・ウイークで、コロナが忖度して停止すると考える人は極めてすくなかろう。それで、下記の記事の論理になる。台湾、韓国政府の対応の見事さ。それと対照的な、悲惨な大日本。台湾、韓国の選挙結果を日本に当てはめれば、自民、公明、維新その他の与党、ゆ党徹底潰滅という結果になるはずだが。この民度ではわからない。25%の皆様は覚醒するまい。

 日刊ゲンダイDIGITAL

緊急事態延長ならば迷走政権と専門家の検証が必要

コロナ感染防止“人との接触8割減”「基準2.5」で計算の疑問

粗悪品だらけのアベノマスクはアベノリスクを顕在化させた

2020年4月17日 (金)

アメリカによる強要は、キューバの国際主義による連帯にはかなわない

ラモナ・ワディ
2020年4月16日
Strategic Culture Foundation

 キューバ革命や反帝国主義イデオロギーについて歴史的に何十年も語られた後、コロナウイルス世界的流行が、キューバを資本主義に対する手ごわい競争相手として、国際舞台に押し出した。コロナウイルス患者の高い死亡率で、ますます破綻しつつある医療制度に対処するのに西側諸国が苦闘する中、キューバは国内状況に対処しながら、国際主義的な救済活動を維持している。もはや孤立しておらず、キューバとその医師は、アメリカ外交政策に迎合している、まさに同じ各国政府から大いに要請されている。

 ところが、今のところ、アメリカは負け戦を戦っている。2018年以来、トランプ政権は、世界的規模で、遠隔地域で、奉仕している革命的な医師たちの搾取を主張して、キューバ政府に対する中傷工作に乗り出している。

 西側諸国でのキューバ人医師への増大する要求を止めることができずに、アメリカは、外国からの医療用品が、キューバに入るのを防ぐことで報復した。中国人企業家で、ウェブサイト・アリババの創設者から送られた医療機器と必需品が、革命への献身に対する報復として、キューバに押し付けられた違法な封鎖規制であるヘルムズ-バートン法によって、アメリカに禁輸にされた。アメリカは、各国にも、世界的流行と戦うためキューバが提供している医療扶助を拒絶するよう圧力をかけている。世界的流行や自然災害時に、国際主義的な医療の団結で舵取りをしてきた医師の専門知識を求めて、益々多くの国々が、この呼びかけを拒絶している。

 これまでのところ、45以上の国が、1980年代に、呼吸器の感染症治療のために開発され、ウイルスを抑制する上で、また長期的に、その蔓延を防ぐ上で、極めて重要であることが分かっているキューバの薬品インターフェロンを要請している。

 国家テロと外国への介入を通して世界中の世論に影響を与えるアメリカは、もはや基準点ではない。おそらく、のこの種の社会主義活動は、アメリカが、キューバ革命が中南米に影響を与えるのを阻止するため、右翼勢力に資金を供給していた、1960年代に想像可能だったのだ。それでもキューバは価値観を変えず、革命指導者フィデル・カストロが決めた原則にこだわりつづけている。強要ではなく、模範を示して、世界をリードして、キューバは、世界舞台でアメリカを失墜させているのだ。

 アメリカへの忠誠が彼の政治にとって不可欠で、コロナウイルス流行を馬鹿にする態度だった、ブラジルのヤイル・ボルソナーロ大統領さえ、破壊活動とされるもののかどで追放した何カ月も後になって、キューバ人医師のブラジルへの復帰を求めている。

 ボリビア・クーデター指導部は、このような合意は「ボリビア人医師を馬鹿にしている」と述べて、キューバの医療援助を拒否した。この声明は、ボリビアは流行を止めるのに必要な資源に欠けているのを認めたボリビア人医師に拒否された。ウゴ・チャベス下のベネズエラ同様、2005年に、フィデルとボリビアのエボ・モラレス前大統領は、医者や専門家を訓練する5,000人の奨学金を含む医療協力協定に署名していた。

 だが、キューバの支援を求めている国々が、アメリカに対して、違法封鎖の恒久的撤廃のため、キューバと国際主義で団結するかどうかは今後の課題だ。今のところ、国際社会は資本主義の結果を甘受している。だが流行がおさまった途端、世界中の首脳が経済搾取の意欲を復活させる可能性がある。これは我々が現在経験している物語が書き換えられて、世界のエリートが国際主義団結を人道援助として政治的に捨て去ることを意味する。それは現在虐げられている人々が政治的権利を獲得するのを阻止するために使われる下劣な戦術だ。

 フィデルが絶え間なく警告していた悪に対する答えなのが証明済みの社会主義の政治的原則で、キューバは活動している。世界はこれを記憶する方がよいだろう。

 ラモナ・ワディは独立研究者、フリージャーナリスト、書評者、ブログ作者。彼女はパレスチナやチリや中南米に関し、広範囲の主題を報じている。

 個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2020/04/16/us-coercion-no-match-for-cuba-internationalist-solidarity/

----------

 ブログ『私の闇の奥』でも、最新記事でキューバの活躍を報じておられる。

ぬちどうたから(命どう宝)

 郵便箱に郵便局の封筒がついた荷物が入っていた。良く見ると、先日、某国に送った本。コロナの影響で配送不能で返ってきたのだ。別の封筒は、楽しみにしていた芝居中止・返金のお知らせ。

 テレビで与党圧勝の韓国ソウル繁華街の様子を見た。東京の繁華街と対照的な雑踏。コメンテーターの医学者が「システムそっくり輸入したらいいです。」徹底的なPCR検査実施と隔離という方針と、PCR検査を徹底的に抑圧し、クラスターを追うというインチキ政策大本営の悲惨な敗戦の差は対照的。PCR検査を規制するがゆえに、超一流病院とされるものが続々クラスター化している。戦艦武蔵も大和も沈没し原爆投下を待つばかり。こういう大間違い戦略を推進するほど日本の支配層は阿呆なのだろうか。株にぶちこんだ年金基金が消滅した以上、老人を大量に殺す以外、解決策はないと意図的に殺人を推進している卑劣な支配者と理解するほうが筋が通る。阿呆で卑劣である可能性が一番高い。政府そっくり輸入しなければ、改善するまい。すると、国民全員輸入が必要?

 『子どもたちに語る日中二千年史』を読み終えた。全く知らないことばかり。子どもたちだけ対象にしては、もったいない。教育勅語の起源も、しっかり解説されている。現代日本文化の基盤となった五山文化の時代に戻りつつあるのかもしれないと思った。

 救いようのないガラパゴス日本感染症蔓延学会と日本感染環境強化学会!韓国の学会の爪垢を煎じて飲むべし。

PCR検査、軽症者に推奨せず―新型コロナ  感染2学会「考え方」まとめる

2016年3月24日 (木)

キューバのオバマ … 歴史の捏造

Finian CUNNINGHAM
2016年3月23日
Strategic Culture Foundation

三日間のキューバ公式訪問は“二国が関係を構築する歴史的好機だ”とオバマ大統領は述べた。

家族とともにエア・フォース・ワンに搭乗して到着したオバマはこう宣言した。“キューバ国民と直接会って、話を聞くのを楽しみにしている”。

何という傲慢。もしキューバのラウル・カストロ大統領が、支配者を無視して、アメリカ国民に似たような見下した呼びかけをした場合、ワシントンでの騒動は想像がつく。

ニューヨーク・タイムズの見出しは“オバマは、キューバ国民に耳を傾けると誓って、キューバに上陸”だ。

全て重要で和解的に響く。悲しいことに、そうではないのだ。アメリカ・マスコミの誇大宣伝は、キューバに対するワシントンの見方が、一方的で、グロテスクなまでに歪曲されているという事実と矛盾している。

ワシントンが、貧窮化した人口1100万人の島国に対し、残酷な禁輸を課し続けているのが事実だ。多くの人々が思い出すことさえできない理由とされるものにもかかわらず、これはまさに経済戦争に他ならない。本当の理由は単にこういうことでから、禁輸の公式な正当化は、当然の如く忘れられがちになる。ワシントンの裏庭と見なしている国で、あらゆる類の政治反対派を粉砕する、勝てば官軍だ。

アメリカはグアンタナモ湾の軍事基地-拷問センターというキューバ領占領も続ける。

両方の点での、キューバ主権のこうした基本的な侵害は、横柄なワシントンによれば、議題にならない。

しかし、キューバは、民主的権利と言論の自由を妨げているというアメリカの主張に譲歩することが期待されている。いずれにせよ、こうしたキューバの違反は、諸外国の容赦ない転覆から、本格的な侵略戦争に至るまで、ワシントンが行っている世界的犯罪の規模と比べれば僅かなものだ。

この現実の不一致が、問題の核心を捕らえている。勝手に自分に資格を付与し、後悔の片鱗もなしに、より弱い国々を踏みにじるアメリカ支配層の傲慢さ。

アメリカ権力者の傲慢さが横行す余り、オバマ・キューバ訪問が、キューバの歴史と、国際関係における、彼らの重要な役割を、アメリカが本気で、再評価する機会ではなく、ワシントンが変化と希望をもたらすという馬鹿げた言辞に変わっている。

オバマ訪問に関するこびへつらうマスコミ報道は、90年ほど昔、現役アメリカ大統領がカリブの島国を訪問して以来、初めてのことだと語る。カルビン・クーリッジが、アメリカ戦艦に乗って上陸したのは、1928年のことだった。この些細な情報は見過ごされがちだが、これは、邪悪な背景をほのめかしている。

アメリカ-キューバ関係は実際に歴史的重要性に満ちている。1898年、米西戦争後に、アメリカがキューバを手にいれて、西半球におけるヤンキー帝国主義が出現し、そのもとで、中南米諸国は、しばしば分割され、ウオール街資本主義に隷属することとなる。独裁者と暗殺部隊が溢れ、何百万人もの人々が恐ろしい暴力と略奪にさらされた。

1959年、フィデル・カストロ、チェ・ゲバラと、フィデルの弟ラウルが、キューバ革命を率いた際  彼らはキューバをアメリカが支援する独裁者から解放するのに成功した。アメリカが支援する実に多くの独裁者政権同様、キューバは、貧困と大衆への残虐さの代名詞だった。

キューバ革命はこの運命に逆らい、社会発展のモデル、飢餓と病気を廃絶し、無料教育と無料医療をしっかり守る国となった。現在、50年以上の悪質な経済封鎖にもかかわらず、キューバ人の平均余命は、大半のアメリカ国民より長い。

島国が 1961年に、ピッグス湾侵略で、アメリカによって攻撃された後初めて、社会主義キューバはソ連を奉じるようになった。この侵略未遂は、中央情報局(CIA)にとってきまり悪い失態だった。それでも、南の隣国に対するアメリカによる戦争行為だった。

以後、何十年にもわたり、何十回ものフィデル・カストロ大統領暗殺未遂、テロ行為や破壊活動、1976年のキューバ民間航空機爆破、農作物や家畜の大規模汚染などを含むアメリカがキューバに対して無数の戦争行為が行われることとなった。

マスコミが都合良く隠しているもう一つの歴史的つながりは、現代アメリカ“陰の政府”台頭の上で、キューバが極めて重要なことだ。キューバ革命を粉砕するという強迫観念から、軍産複合体、ウオール街銀行と大企業権力が支配する本当の陰のアメリカ政府が生まれたのだ。

アレン・ダレス長官指揮下のCIAも、アメリカ支配集団も、ジョン・F・ケネディ大統領が、ピッグス湾の大失敗を救済するための大規模軍事侵略部隊の派兵を拒否したことを決して許さなかった。それ以後の、JFKによる、カストロや、当時の他の第三世界革命政府との関係改善政策は、CIAや銀行家や実業家によって、アメリカ資本主義への裏切りと見なされた。1963年11月、ダラスで、CIA狙撃者が彼の頭を吹き飛ばして、ケネディは命を失うことになった。

過去50年間、アメリカ民主主義が存在していないことは論証可能だ。大統領は傀儡として次々入れ代わるが、選挙で選ばれていない、責任をとらない陰の政府が本当の権力を行使している。アメリカの社会条件が、年々悪化し続け、貧困と不平等は天井知らずの歴史的水準に達しているのも不思議ではない。1963年のCIAクーデター以来、アメリカ民主主義は、国民の利益に反する大企業権力の行使を隠すためのうわべだけの茶番なのだから。

アメリカ民主主義消滅の隠された歴史で、キューバは中心的役割を果たしている。だが今週のオバマの“歴史的”キューバ訪問に関する主流マスコミ報道を読んでも決して知ることはできない。

対キューバ・アメリカ禁輸停止と、グアンタナモ湾返還を拒否していることが、ワシントンが悔悟することのない犯罪者政権のままであることの主要指標だ。

記事原文のurl:http://www.strategic-culture.org/news/2016/03/23/obama-in-cuba-history-in-the-faking.html

----------

おりしも、伊東光晴著『ガルブレイス─アメリカ資本主義との格闘』を拝読中。

はしがき ivの一部を転載させていただこう。

ジョン・ケネス・ガルブレイスはこの1930年代を、実り多き20代で過ごし、経済学への道を歩み、一生を通じて、この30年代のリベラルで革新的な思想を持ち続けた経済学者であった。
1930年代の経験は、良き政治によって社会は変わるという確信をかれに与えた。それゆえに、ハーバードの講師時代、学生であったジョン・F・ケネディには大きな期待をよせ、友人であり、隣人であり、思想を同じくした歴史学者シュレジンガー・ジュニア・ハーバード大学教授とともに、その政策立案に関与した。
 ケネディの突然の死は、ガルブレイスの理論を実現させる政治を奪ったが、屈することなく、その後もアメリカの政治が再生することに期待し、努力し続けるのである。

170ページでは、TPPに触れられている。

戦後の国際経済学者を代表する故ハロッド オックスフォード大学名誉教授は、あらゆる国際交渉は経済理論と公正を全面に出し、その実、利害と力の対抗の場だと言ったが、GATTからWTOへの流れ、そしてTPPを含め、地域協定はこのことを示している。

伊東光晴京都大学名誉教授、『アベノミクス批判 四本の矢を折る』で、彼の経済政策のデタラメさを完膚無きまでに粉砕し、更には右翼的政治の方向性までも的確に予言・批判しておられる。

中学生向けの素晴らしい経済学入門『君たちの生きる社会』で、既に原子力発電の非合理性を指摘しておられた。

事故を受けた大人向けの詳細な現代版が『原子力発電の政治経済学』

政治経済学や歴史に限定されない広汎な学識でしかかけない評論が『日本の伏流 時評に歴史と文化を刻む』

『経済学入門―激動する現代資本主義の核はなにか』をこの後再読しようと思っている。

その他のカテゴリー

エチオピア 911事件関連 AI Andre Vltchek BRICS Caitlin Johnstone CODEPINK Eric Zuesse Finian Cunningham GMO・遺伝子組み換え生物 ICE ISISなるもの James Petras John Pilger Mahdi Darius Nazemroaya Mike Whitney Moon of Alabama NATO NGO Pepe Escobar Peter Koenig Prof Michel Chossudovsky Saker SCO Scott Ritter Stephen Lendman Thierry Meyssan Tony Cartalucci/Brian Berletic TPP・TTIP・TiSA・FTA・ACTA Unz Review Wayne Madsen WikiLeaks William Engdahl wsws アフガニスタン・パキスタン アメリカ アメリカ軍・軍事産業 アルメニア・アゼルバイジャン イエメン イギリス イスラエル・パレスチナ イラク イラン インターネット インド イーロン・マスク ウォール街占拠運動 ウクライナ エプスタイン オセアニア・クアッド オデーサ オバマ大統領 オマーン オーウェル カジノ カナダ カラー革命・アラブの春 キューバ ギリシャ クリス・ヘッジズ グリーンランド グレート・リセット サウジアラビア・湾岸諸国 シェール・ガス・石油 シリア ジーン・シャープ ソマリア ソロス タイ チベット チュニジア・エジプト・リビア・アルジェリア テロと報道されているものごと トゥルシー・ギャバード トヨタ問題 トランプ大統領 トルコ ドイツ ナゴルノ・カラバフ ノルドストリーム ノーベル平和賞 バイデン政権 バングラデシュ パソコン関係 ヒラリー・クリントン ビル・ゲイツ フィル・バトラー フランス ブラジル ベネズエラ ベラルーシ ホンジュラス・クーデター ボリビア ポーランド ポール・クレイグ・ロバーツ マスコミ ミャンマー ユダヤ・イスラム・キリスト教 レバノン ロシア 中南米 中国 中央アジア 二大政党という虚構・選挙制度 伝染病という便利な話題 共産主義 北朝鮮・韓国 地球温暖化詐欺 地震・津波・原発・核 宗教 憲法・安保・地位協定 授権法・国防権限法・緊急事態条項 文化・芸術 新冷戦 新自由主義 日本版NSC・秘密保護法・集団的自衛権・戦争法案・共謀罪 旧ユーゴスラビア 映画 東ヨーロッパ・バルト諸国 東南アジア 民営化 無人殺戮機 田中正造 経済・政治・国際 英語教育 読書 赤狩り 通貨 選挙投票用装置 関税 難民問題 麻薬 麻薬とされるマリファナについて

お勧め

  • IWJ
    岩上安身責任編集 – IWJ Independent Web Journal

カテゴリー

ブックマーク

最近のトラックバック

無料ブログはココログ