キューバ

2026年2月16日 (月)

キューバ危機、2026年



ロレンツォ・マリア・パチーニ
2026年2月9日
Strategic Culture Foundation

 キューバに対する制裁問題は西半球におけるアメリカ外交政策の中心課題であり続けている。

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 また始まった。何年経っても、アメリカの執着は変わらない。勢力圏間の新たな力関係と国家安全保障戦略(NSS)のドンロー・ドクトリン改訂により、ベネズエラに続いて今度はキューバの番だ。

 2026年1月29日木曜日、トランプ大統領は「国家非常事態」を宣言する大統領令に署名し、キューバがアメリカの安全保障に対する「異例かつ並外れた脅威」をもたらしていると主張した。この措置は「キューバに石油を販売または供給する」国に新たな関税を導入するもので、アメリカのベネズエラ攻撃以来既に著しく悪化しているキューバのエネルギー危機を更に悪化させることを目的としている。

 「この命令は、キューバに直接または間接に石油を供給するあらゆる国からの輸入品にアメリカが追加関税を課すことを可能にする新たな関税制度を確立する」と文書に記されている。公平を期すために記すと、この条文は自動的に関税を課すものではなく、ケース・バイ・ケースで評価すると規定している。一方、実施にあたって、ある国がキューバに直接または仲介業者を通じて石油を販売または供給しているかどうかを決定する権限をハワード・ラトニック商務長官に与えている。

 その後、マルコ・ルビオ国務長官は、キューバに石油を輸出する国に対して強制措置を適用するための新たな規制を発布することを含む「必要なあらゆる措置を講じる」権限を付与される。ただし、キューバまたは関係国が「アメリカの安全保障および外交政策の目標」に沿うため「重要な措置」を講じた場合、大統領はこれらの措置を修正または撤回する権利を留保する。

 その理由は? 典型的なアメリカの主張だ。キューバが「アメリカに敵対する国家や悪意ある勢力」と「連携している」とワシントンは非難している。その例として、中華人民共和国、イラン、ロシアを挙げている。これらの国はキューバに自国領外として「最大の信号諜報施設」を維持している。更に、キューバはアメリカ外交政策を危険にさらす「共産主義の思想、政策、慣行を西半球に広め続けている」と非難されている。

 聞き慣れた話ではないだろうか?  
キューバと戦争

 ニコラス・マドゥロ大統領と妻のシリア・フローレスが拉致されたとされるアメリカによるカラカス爆撃以来、キューバに対するワシントンの脅迫は恒常的なものになっている。

 新たな大統領令は、キューバ国民が60年以上も苦しんできた封鎖を更に強化し、地域諸国に対し、この強硬な政策を事実上遵守するよう圧力をかけることを目的としている。同時に、新たな措置は、制裁回避を目的とした石油三角関係の阻止も狙っている。キューバは現在、1日あたり約12万バレルの石油を消費している。そのうち約30%は国内生産で、残りの3分の2は輸入に頼っている。キューバの主な供給国はベネズエラ、メキシコ、そして比較的少量ながらロシアだ。昨年、カラカスは1日あたり2万7000~3万5000バレルを輸出したと推定され、これはキューバのエネルギー消費量の約29%を占めている。しかし、軍事封鎖とワシントンによるベネズエラ産石油制限により、これら供給は途絶えている。今回の新たな大統領令は、メキシコからの輸出を直接標的としているようだ。

 アメリカの圧力が高まる中、クラウディア・シャインバウム大統領は最近、キューバへの原油輸送はメキシコの「主権的決定」だと述べ、政治傾向に関わらず、全てのメキシコ省庁が不干渉と自決の原則に従ってキューバとの関係を維持してきたことを想起した。

 一週間前、1月21日水曜日の定例記者会見で、シャインバウム大統領は封鎖の影響を強調し、「経済封鎖とはどういう意味でしょう? それは支援を提供する国に対する制裁を意味します。アメリカはこれを強化しています。封鎖が行われると、自由な輸出入が不可能になり、国の発展条件は極めて困難になります」と述べた。

 メキシコ石油公社(PEMEX)によると、2025年の最初の9ヶ月間、メキシコはキューバに1日あたり1万7,200バレルを輸出した。直近の四半期には、ワシントンからの圧力により輸出量が減少した。トランプ大統領が署名したこの大統領令は「国家非常事態」を宣言し、アメリカ、カナダと共にUSMCA(アメリカ・メキシコ・カナダ協定)を締結しているメキシコなど、自由貿易協定を締結している相手国に対しても、政府が追加関税を課すことを可能にしている。メキシコからの輸出の80%から84%がアメリカ市場向けであることを考えると、これは特に微妙な措置だ。同時に、この状況はアメリカ、特に高度に統合されたサプライチェーンを持つ分野において、インフレ圧力を高める可能性がある。更に、直接または間接にキューバに石油を供給する者を制裁対象に含めることで、ワシントンは人道的理由から輸出を阻止し、ロシアや中国からの供給を通じて支援を送る可能性がある国々を阻止することも狙っている。

 キューバに対する敵対行為の激化は、トランプ大統領の最初の任期中に既に採用された最大限の圧力政策の一環で、2020年の健康危機に対処するための必需品送付を妨害するまでに至っているのは明らかだ。

 長期にわたる頻繁な停電を特徴とする深刻なエネルギー危機の真っ只中、キューバは史上最悪の経済危機の一つに見舞われている。この状況下で、エネルギー供給を絞め殺す試みが行われている。過去5年間でGDPが11%以上縮小しており、燃料と電力の不足は家庭の日常生活に影響を与えるだけでなく、危機を乗り越えるために必要な商品やサービスの生産能力をも損なう。

 言い換えれば、キューバは自発的に、あるいは武力により屈服しなければならない。
 
制裁だらけの歴史

 現在の措置の範囲を完全に理解するには、アメリカが冷戦初期からキューバに対して課してきた経済制裁という、より広範な歴史的文脈にそれらを位置づける必要がある。1959年のキューバ革命とフィデル・カストロの権力掌握後、ワシントンとハバナの関係は、特にキューバ国内のアメリカ資産の国有化以降、急速に悪化した。1960年、アイゼンハワー政権はキューバへの輸出に最初の貿易制限を課し、1962年にはジョン・F・ケネディ大統領がほぼ全面的な経済禁輸措置を正式に発動し、ほとんどの商業および金融取り引きを禁止した。この禁輸措置は、1962年のミサイル危機で頂点に達した緊張の高まりの中で、ソ連とその同盟国に対する共産主義封じ込めを目的としたアメリカの戦略の一環だった。

 その後数十年にわたり、制裁制度は議会で可決された一連の法律を通じて徐々に強化され、体系化されていった。中でも最も重要なのは、1992年のキューバ民主化法(トリチェリ法とも呼ばれる)で、キューバとの貿易を更に制限し、アメリカ企業の海外子会社への規制を導入した。また、1996年のヘルムズ・バートン法は、禁輸措置を法制化し、大統領単独の決定による撤回を排除し、議会に中心的な役割を与えた。また後者の法律は、制裁の域外適用範囲を拡大し、革命後に国有化された資産から「利益を得た」外国企業に対する法的措置の可能性を規定した。

 冷戦の終結とソ連の崩壊により、キューバは主要な経済同盟国を失い「ペリオド・エスペシアル」として知られる深刻な危機に直面した。国際情勢の変化にもかかわらず、キューバへの禁輸措置は依然として有効で、ワシントンはキューバにおける民主主義と人権の促進を理由にこれを正当化した。2000年代には、ジョージ・W・ブッシュ政権が、特に渡航と送金に関し、特定の規制をさらに強化した。

 この傾向は、バラク・オバマ大統領の任期中に部分的に反転した。オバマ大統領は2014年にキューバとの外交関係正常化過程を発表した。大使館は再開され、渡航、送金、特定の貿易に関する制限が一部緩和され、通信や民間航空といった分野における協力の可能性が拡大した。しかし、立法上の禁輸措置は正式には有効のままで、完全に撤廃できるのは議会のみとなっている。

 2017年にトランプ政権が発足すると、オバマ政権下で導入された多くの自由化措置が撤回された。ワシントンは渡航制限を復活させ、金融取り引きを更に制限し、キューバをテロ支援国家リストに追加(2021年)、ヘルムズ・バートン法第3条を全面的に発動し、国有財産で操業する外国企業に対する訴訟を可能にした。この文脈には、この島へのエネルギー供給を阻害することを目的とした措置も含まれており、特にベネズエラからの石油輸送を標的とし、輸送に関与する海運会社や第三国への制裁をちらつかせている。

 したがって、アメリカの対キューバ制裁は二国間貿易禁輸措置にとどまらず、金融、銀行、保険、海上における複雑な規制体系を包含し、域外適用の影響は第三国の企業や政府にも及ぶ可能性がある。発表された新たな関税と措置はこうした伝統の一環で、アメリカ政府が経済的圧力をかけるために利用できる手段を更に拡大するものだ。関税という要素は重要な進展で、アメリカは、たとえその関係が国際法に直接違反していなくとも、キューバとエネルギー関係を維持している貿易相手国を間接的に標的にできる。

 長年にわたり、国際社会は禁輸措置に繰り返し反対を表明してきた。国連総会は毎年、加盟国間の幅広い合意に基づき、禁輸措置の解除を求める決議を採択している。だが、アメリカは制裁措置は島の政治的変革を促進するための正当な外交政策手段だと主張し、立場を維持している。

 トランプ大統領が署名した大統領令と新たな関税措置は、冷戦のさなかに始まり、未だ完全には解決されていないアメリカとキューバ間の長い緊張の歴史の一部だ。1962年の禁輸措置から1990年代の法律、そして近年のエネルギーと金融規制に至るまで、アメリカのキューバ政策は戦略的・政治的目標を追求するために経済的手段を多用してきた。

 キューバにおける深刻な経済・エネルギー危機と新たな地政学的緊張という現状で、新たな関税導入と第三国に対する制裁の恫喝は、ワシントンの姿勢の更なる強化を意味する。同時に、これらの措置は、地域経済への影響と、キューバと関係貿易相手国双方に及ぼし得る影響に疑問を投げかけている。

 キューバに対する制裁問題は、西半球におけるアメリカ外交政策上、依然中心的課題で、その根源は20世紀中盤にまで遡り、残念ながら今もなお進化を続けている。しかし、この状況は一体いつまで続くのだろう。いや、むしろドナルド・トランプは、新たな「平和ミッション」の遂行をいつまで待つのだろう。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2026/02/09/cuban-crisis-year-2026/

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 Alex Christoforou Youtube
Ecuador dart frog poison. Rubio empire speech. Mette, hit deep inside Russia. Hillary give Tomahawks 46:31
 intörn tv
The decision to attack Iran has been made! | Larry Johnson 48:47
 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
「怖いのは日本人が自ら選択し軍靴を履いて海外で戦う事ではない。米国戦略は第一次列島線の日本、台湾、比を中国と戦争させる事。その米国戦略に乗って高市政権はミサイル配備、自衛隊の米軍との大規模演習加速。その流れが危険なのです。」に対するGROKの返答」

2026年2月 7日 (土)

イランでの抗議行動を意図的に引き起こしているのを平然と認めるアメリカ



木曜日、スコット・ベセント財務長官は、上院銀行委員会で演説し、イラン国内での社会不安を煽る狙いで、アメリカは意図的に金融危機を引き起こしたと明言した。

ケイトリン・ジョンストン
2026年2月6日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。

 木曜日、アメリカのスコット・ベセント財務長官が上院銀行委員会で演説し、イラン国内で社会不安を煽る狙いで、アメリカは意図的に金融危機を引き起こしたと明言した。

 アヤトラとイランに圧力をかけるために、アメリカは何ができるのかとのケイティ・ブリット上院議員の質問に、財務省はイラン通貨を弱体化させる「戦略」を実行し、それが経済を崩壊させ、全国で見られる暴力的抗議行動を引き起こしたとベセントは説明した。

 「財務省としてできることの一つで、我々が実行したのは、国内でドル不足を作り出すことだ」とベセントは述べた。「3月の経済クラブ講演で、私は戦略の概要を説明した。そして、12月にイラン最大の銀行の一つが破綻した時、それはあっという間に、壮大な結末を迎えたと言える。銀行への取り付け騒ぎが起き、中央銀行は紙幣を刷らざるを得なくなり、イラン通貨は暴落し、インフレが爆発した。そして、その結果、イランの人々が街頭に繰り出すのを我々が目にしたのだ。」

 こうしたことをベセント財務長官が認めたのは今回が初めてではない。先月ダボスで開催された世界経済フォーラムで、財務長官は次のように述べた。  
トランプ大統領は財務省と外国資産管理局(OFAC)に、イランに最大限の圧力をかけるよう指示した。そしてそれは功を奏した。12月にイラン経済が崩壊したのだ。大手銀行が破綻し、中央銀行は紙幣増刷を開始した。ドル不足に陥り、輸入品を入手できなくなったため、人々は街頭に繰り出した。つまり、これは経済的な国家支配策だが、銃撃戦には至らず、事態は非常に前向きに進んでいる。
 これら発言の後、ジェフリー・サックスとシビル・ファレスがCommon Dreamsに下記のように書いた。  
ベセント長官が述べているのは、もちろん伝統的な意味での『経済的国家運営』ではない。経済的手段を用いて遂行される戦争で、経済危機と社会不安を引き起こし、政府を崩壊させることを狙うものだ。これが誇らしげに『経済的国家運営』として称賛されている。
 
「全面戦争と過酷な経済制裁によって引き起こされる人々の苦しみは我々が想像するものとさほど変わらない。経済崩壊は食料、医薬品、燃料不足を引き起こし、貯蓄、年金、賃金と公共サービスも破壊する。意図的な経済崩壊は、全面戦争と同様に、人々を貧困と栄養失調と早死にに追いやる。」

 昨年3月、ニューヨーク経済クラブでこれらの計画をベセントは事前発表し、以下のように述べた。  
「先月、ホワイトハウスは、既に崩壊寸前のイラン経済を崩壊させることを目的とした、最大限の圧力作戦を発表した。イラン経済は混乱状態にあり、公式インフレ率は35%に達し、通貨は過去12ヶ月で60%下落し、エネルギー危機も続いている。私は通貨切り下げについて多少知識を持っているが、もし私がイラン人だったら今すぐ全資金をリアルから引き上げる。
 
「この不安定な状態は、イランの原油輸出量を現在の1日あたり150万~160万バレルからトランプ大統領退任時のわずかな量にまで減らすことを目的とした我々の「最大限圧力」作戦以前から存在している。
 
「イランは、石油、石油化学製品や他の商品を販売して輸出資金を調達し、外貨を獲得するため、幽霊船団を通じて金融仲介業者と闇市場の石油輸送業者からなる複雑な影のネットワークを構築してきた。
 
そのため、我々はこの輸出インフラに対する制裁を強化し、イランの石油サプライチェーンのあらゆる段階を標的にした。これに政府の積極的関与と民間部門への働きかけを組み合わせた。
 
「我々は、イランの収入移転を促進する地域諸国を標的にして、イランによる国際金融体制の利用を遮断する。財務省はこれらの国々と率直な協議を行う用意がある。イランの石油部門とドローン製造能力は停止させる。」
 
「我々には事前に定めた基準と線表がある。イランを再び破綻させることは、我々の新たな制裁政策の始まりだ。今後の展開に注目願いたい。」

 長年にわたり、アメリカは経済的混乱を引き起こし、イラン動乱を煽る計画を画策してきた。2019年、アメリカの対イラン経済戦争の狙いは、イラン国民を極度の困窮状態に陥らせ「政権転覆」を起こさせることだとトランプ政権の元国務長官マイク・ポンペオは公然と認め、アメリカの制裁によりイランが陥った「経済的苦境」を嬉しげに説明した。

 先月イラン全土で騒乱が広がると、「イランの全ての愛国者たち、抗議活動を続け、可能なら政府施設を占拠し、あなたたちを虐待している殺人犯と虐待者の名を記録しなさい」とトランプ大統領は述べ、激化するよう抗議行動参加者を煽動した。更に「彼らに私が言えるのは、助けがすぐそこにあることだけだ」と付け加えた。

 国民を極度に窮地に追い込み、絶望のあまり自国政府を攻撃させるなどして意図的に内戦を煽ろうとするのは想像し得る限り最も邪悪な行為の一つだ。だが欧米諸国の帝国主義体制下で、それは日常茶飯事だ。彼らはイランでそれを行っているだけでなく、アメリカが政権転覆を迫る中、石油の配給制を導入するとキューバ政府が発表したばかりキューバでも内戦を積極的に煽ろうとしている。

 今エプスタイン・ファイルに多くの注目が集まっているが、それは当然だ。だが、そこに書かれている内容は、支配者連中が公然と実行していることほど堕落した虐待的なものでないことは注目に値する。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2026/02/06/the-us-keeps-openly-admitting-it-deliberately-caused-the-iran-protests/

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 ≪櫻井ジャーナル≫
ネオコンが打ち出した傍若無人な政策を推進するトランプに従う高市首相

2020年5月26日 (火)

キューバにとっては医師へのノーベル平和賞より制裁終了が重要

ラモナ・ワディ
2020年5月20日
Strategic Culture Foundation

 コロナウイルス流行に対処するため世界中の国々を援助するキューバ人医師の努力が認められて、ヘンリー・リーブズ医療旅団にノーベル平和賞を与える推薦があった。旅団は、2005年に、アメリカが、大型ハリケーン・カトリーナ後、キューバの人道的援助の申し出を拒絶した後、キューバの革命指導者フィデル・カストロが設立したものだ。

 2015年、ヘンリー・リーブズ医療旅団は、アメリカが推進する軍国化と極めて対照的な、エボラ流行との戦いに対するキューバの医療、人道支援貢献のかどで、ノーベル平和賞にノミネートされた。

 この賞は認知度も高めるが悪評もある。受賞者の中には、民主的な選挙を通して、キューバ革命の影響が中南米に広がるのを阻止する狙いで、チリに新自由主義と独裁を導入したヘンリー・キッシンジャーがいる。他の受賞者には、性的虐待を含む、いくつかの人権侵害の罪で告発されている国連平和維持軍もあり、国連自身、植民地政策を絶滅させる責任を放棄し、バラク・オバマは、彼の支配下で、アラブの春という口実で、アラブ世界を軍事介入で荒廃させ、平和構築を自慢するEUは、イスラエルの植民地建設と、アメリカ、国連とNATOによって決定される軍事介入を支持している。

 世論に反して、平和賞には何ら高尚なものはない。実際、世界に肯定的な相違をもたらした個人から、平和調達者として称賛された戦争犯罪人までの様々な受賞者は、利他主義以外のものが動いていることを示している。ノーベル平和賞は、フィデルの革命的な原則や行動、キューバ革命やキューバ国民からはほど遠い政治的な狙いに奉仕している。

 最初のキューバ人医師たちがヨーロッパに到着した際、キューバに対する違法なアメリカ封鎖を終わらせる話が燃え上がったが、やがて、こだまよりかすかなものに衰えた。流行がヨーロッパで和らぐ最初の兆候を示すと、政治的言説が続いた。キューバの国際主義が世界全体にとって模範になった。一方、国際社会は、一般人の福祉増進に貢献する原則を拒絶している。

 世界の首脳たちには、キューバの模範的な国際主義役割の認識を強調する機会がほとんどなかった。ヨーロッパでは、更なる流行の広がりを防ぐという口実で、更なる監視と抵抗が導入された。国境と地中海を武装する風潮が日常化している。

 キューバは人道的、政治的態度を示したのだ。救命は人道的だ。フィデルが、革命という教育過程を通してキューバ全土に伝え、強化した国際主義の原則は政治的なものだ。社会主義の原則は持続可能な解決策であることが証明されたが、言説は既に政治的行為からコロナウイルス蔓延抑制を支援するキューバの取り組みの一時的認識に移行している。

 もしノーベル平和賞推薦が更に進めば、国際社会は、この認識を利用する機会を得るだろう。何十年間も、国連がキューバを与えた唯一の譲歩は、アメリカが課した封鎖に対する、定期投票だけで、封鎖を終わらせるための政治的行動は皆無だ。

 いつもどおり、最近の国連によるアメリカへの違法封鎖撤廃呼びかけは、Covid-19の文脈で表現されている。声明の一部には「流行の緊急事態で、制裁を停止する意志がアメリカ政府に欠如していることは、キューバや、制裁の標的にされた他の国々を、このような苦難をより大きな危険に導くかもしれない」と書いてある。コロナウイルス流行がなければ、違法な封鎖の撤廃を要求する声明を発表する緊急性を国連は感じなかっただろう。国際社会は搾取的だが、それでもキューバは、道義、生命を救うための奉仕と共同行動で対応した。ノーベル平和賞は、十分からほど遠い。キューバには美化された認識という形の補償ではなく、アメリカによる封鎖に対する、疫病流行にでなく、原則に基づいた、統一国際戦線が必要なのだ。

 ラモナ・ワディは独立研究者、フリージャーナリスト、書評者、ブログ作者。彼女はパレスチナやチリや中南米に関し、広範囲の主題を報じている。

 個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2020/05/20/cuba-end-sanctions-more-important-than-nobel-peace-prize-for-its-doctors/

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 トランプ大統領が、メーカーの尻を叩いて作らせた人工呼吸器が余ったのを、ポチは喜んで購入するそうだ。そのうち六ヶ所村の原子燃料リサイクル施設で処理するため、宗主国の核のゴミを大金で購入するようになるかも知れない。『乱離骨灰鬼胎草』

 イギリスの知人が、外出禁止を唱える首相顧問が、両親に子どもをあずけようとして、車で遠距離ドライブしたしきゃンダルを教えてくれた。お礼に、違法行為を取り締まる幹部役人が、賭博行為で辞職したニュースをしらせたところ、「太陽の下に新しきものなし」と返事がきた。巣籠もりを主張する本人の妻が、旅行した話のほうが良かったかもと反省中。 

 朝のテレビで俳優の中尾彬氏が、フジテレビを怒っていた。無責任なSNSもさることながら、そういう番組を作って、出演者を守りきれない放送局が責められない不思議。この局の番組、基本的にほとんどみておらず、番組自体全く知らない。

 日刊ゲンダイDIGITAL

収束は“束の間” 経済は?第2波は?この政権で大丈夫か?

 日本のプロンプターReader、別名一狂晋裸万障も、緑のタヌキも、一時的終息を、いかにも自分の功績であるかのようなウソを平然と語る。いくら会見の音声を消しても、大本営広報部呆導で再三繰り返すので消音ボタンを押すのが間に合わない。どちらも、PCR検査を本格的に行えるようにするとは決して言わない。「日本独自の方法で成功した」などというたわごとを言う政権、都庁に第2波の備えなどできるわけがない。秋以降は悲惨なことになるのではと恐れる。
 『日本を襲ったスペイン・インフルエンザ――人類とウイルスの第一次世界戦争』を第2波の予行演習のつもりで読んでいる。それを言うなら、ガルブレイスの『大恐慌』も予習のつもり。

2020年4月25日 (土)

キューバは屈しない!

キューバは屈しない!
Andre Vltchek
Internationalist 360°
2016年5月9日

 今キューバは危機的状況に直面しているやら、方向を見失なったやら、バラク・オバマ大統領の致命的な訪問後、いつ何どき崩壊しかねないやらという、うわさを、一体誰が発明したか私にはわからない。うわさと憶測は雪だるま式にふくれ、北アメリカ、ヨーロッパ左翼の一部は、既に現実と混同している。

 私はキューバを知り、称賛し、愛している。キューバは実に強い、決然とした、回復力ある国だ。あらゆる憂慮すべき記事を読んで、私は戻って、直接キューバの人々と話をすることに決めた。

 私はキューバを再訪した。今回は、戦争で荒廃した中東と、ワシントンとヨーロッパに忠実な悪質な反革命徒党による邪悪な攻撃を経験している大陸南米での仕事の合間だ。

 今回は私はドライブして、辺鄙な村や歴史的革命史跡や、欧米帝国主義にキューバから盗まれた場所、グアンタナモ湾を取り巻く地域を訪ねることに決めた。私はキューバの東西、1,000キロ以上ドライブした。私はサンティアゴ・デ・キューバ、グアンタナモ、ハバナ、ピッグズ湾、プラヤ・ギロンや、キャーバで最も辺鄙で(革命前最貧の)地域の一つで働いた。シエナガ・デ・サパタだ。

 私はハバナで、国営通信社ペンサ・ラティナとキューバ 映画芸術産業研究所ICAICを訪問したが、今回私の主目的は、もっぱらキューバの人々に耳をかたむけることだった。

 彼らは北から来る致命的な危険に気付いているだろうか? 彼らは妥協する準備ができているだろうか? 彼らの革命精神は薄まっているだろうか?

 私の結論は明確で決定的だ:「いや! キューバは屈しない。キューバの人々は知っている。彼らはアメリカ大統領の甘言の背後に、ありそうなことを十分意識している。彼らは屈しない、彼らは革命を裏切らない。」

 欧米の危険は.本物だ。それはそこにある。それは本物で、常にそこにある。強制、策略、権謀術数政治。あらゆるものが、キューバ革命を脱線させ、破壊さえする試みで使われるだろう。だがキューバの人々が帝国が実現しようとしていることを理解できいなどとは一秒たりとも考えてはいけない。

 キューバは何十年も、しっかり立っている。キューバは前より一層うまくやっている。キューバは今までよりも強い。キューバは、しっかりやって行けると確信している。

 続ける前に、そうではないと考え、本当に心配している方々への一つの提案がある。もし皆様が、キューバが今未曾有の危険に直面していると思われるなら、キューバに行って支援することだ。キューバに旅行し、人々と話し、働き、書き、映画を撮影し、写真を写そう。外国でキューバを支援しよう。キューバ製品を購入し、キューバ音楽を聴き、映画を見て、本を読もう。もし読者に若干の太陽が必要なら、タイやバージン諸島やエジプトの代わりに、キューバで金を使おう。具体的な何か、何か本当のことをしよう。

 キューバは地球上で最も国際主義の国だ。キューバは虐げられた多数の貧しい国々との団結を示してきた。キューバは既に、世界の他の国々のために、実に多くをしてきた。今その破たんを予言する代わりに、キューバのために何かをしよう! もし読者がキューバの未来を心配し、たとえ心配しなくとも、そうして頂きたい。


グアンタナモ市

 サンティアゴ・デ・キューバは勇敢な、意志が強い市であることが知られている。ここはキューバ革命が1953年7月26日に始まった場所だ。ここは偉大な詩人、著者で国民的英雄ホセ・マルチが埋葬されている場所だ。

 ここは、1959年1月1日、フィデル・カストロが、サンティアゴ市役所で、バルコニーから革命の勝利を宣言した場所だ。
 ブラジルのサルバドール・バイアのように、サンティアゴ・デ・キューバは、世界に最も素晴らしいミュージシャンを何人か与えた。今やこの街の有名なカサ・デ・ラ・トローバや、キャバレーや、ミュージック・ホールや多くの他のクラブでは、あらゆる人種の、国際カップルが、ソンやサルサの陽気なリズムに合わせて踊っている。キューバでは、人種差別は、見慣れない未知の要因だ。

 私の訪問中に、カサ・デ・ラ・トローバの二階で、若い中国人男性が、黒人の少女と愛の言葉を交わしい、他方、地元の肌の色が違うカップルが、素晴らしい、陶酔的なバンドの真正面で、古い寄せ木張りの床の上で、頬を寄せ合って踊っていた。

 ここでは「政治的公正」の配慮は不要だ。何も強制されない。革命の論理的「副産物」として、人種や性の平等は、当然の、本能的なものだ。

 アフリカの諸国で欧米帝国主義と戦い、解放して、無数のキューバ国民が亡くなった。何千人ものキューバ人医師や教師が、世界の最貧で辺鄙な地域に、まだ派遣されている。キューバ革命は人間中心主義のために戦う。キューバ革命は戦っている。キューバ革命は、男性であれ、女性であれ、子供であれ、虐げられた人々の側に立っている。肌の色には何の意味もない。全てのキューバ人にとって、一つ明確なことがある。それぞれの人、それぞれの人種が、威厳を持って生きるに値するのだ。

これが「私の共産主義」だ。 キューバは私の「母国」だ。

 それこそが、欧米帝国主義がキューバを憎悪している理由だ。それがキューバ革命の信用を失墜させるため、欧米帝国主義が辛らつなプロパガンダをする理由だ。それは欧米帝国主義が使えるあらゆる手段で、キューバを共産党路線から脱線させようとしている理由だ。直接的攻撃、禁輸、そして今「正常化」という新たな権謀術数の時代によって。

 サンティアゴ・デ・キューバの数学者イグナシオ・グェラ・バタンクールは革命とキューバの共産主義制度の決然とした支持者だ。

「もちろん人々は、オバマと最近キューバを訪問する彼の動機を恐れています。彼は我々の二国間の関係を正常化するためだけに来たのでしょうか? 私は疑っています! だが幸い、キューバ人は、血管の中を、たくさんの革命的な血が巡っています。しかも彼らは頭が良いのです! 彼らの大部分が再び植民地になるのを望まず、資本主義を欲していないのです。我々は経済状態を、ほんの少し改善したいと望んでいますが、大多数の人々は、彼らが今持っているもので満足しています。私は64歳です。」

 彼は、せいぜい50歳にしか見えない。

「私は革命前の状況がどうだったか覚えています。屈辱的な困難なものでした。我々は、栄養失調、無知と搾取の中で生きなければなりませんでした。共産主義になって、事態がすっかり変わりました。今私は金持ちではありません。全然! 妻と私は人生を通じて懸命に働きました。彼女は国際医療旅団のメンバーでした。我々の家族全員非常に良い教育を受けました。妻は医者です。息子は神経外科医です。我々の財産は多くありませんが十分です。我々は本当に必要なものを持っています。そして我々全員有意義な生活を送っています。」

 「でも今アメリカは確実にキューバを不安定にしようとするでしょう」

「もちろん! 我々全員それを知っています。人々が知らないと言う連中は、実際、共産主義キューバに対する策謀の一員です。我々は欧米が全世界で何をしているか見ています。しかし、キューバは屈することを許されていません。北米人はあらゆる策謀を試みるでしょうが、彼らは決してあえて侵略しないでしょう。連中は、まだピッグズ湾とプラヤ・ヒロンを覚えていますから。この国は寛大な心を持っていますが、それは厳しくもなり得ます。キューバは勇気を持っています。キューバはこの体制が消滅するのを許しません。」

 私は彼にどれだけ彼の国を愛しているか言った。彼は私を抱きしめた。「ようこそ!」と彼は言った。「健康な長い人生を! すぐサンティアゴ・デ・キューバに戻って来てください。本物の友人は、いつでも大歓迎です。我々はあなたを待っています。」


 Soplillar図書館のぺドロ・アマウリ・サントス

 ここプラヤ・ヒロンに欧米はあえて挑んだ。そして欧米は見事に負けた。国民全員が動員された。たった一つの決定的瞬間に、この緑の優しい島は、一枚岩、コンクリートの障壁に変わった。「連中」は通過できなかった! 連中が「解放するために」やってきた人々が連中を止めたのだ。

 私は、最初に立派な六車線自動車道路を、それから二車線道路で、ハバナから;250キロ以上ドライブして、プラヤ・ヒロンまで旅行した。私は、労を惜しまず修理して、ぴかぴかで、まだ頼れる友好的な怪物、1952年のシボレーに乗り、運転した。

 キューバは見事に変わっており、至る所でそれを見た。極端な犠牲のひどい時代は過ぎた。島中、快適な道路、きれいな休憩所とガソリン・スタンドがあった。

 「ほら、オレンジ農場ですよ!」と友人で運転手のダリエルが示し続けた。「ここに巨大なサトウキビ・プランテーション、とトウモロコシ・プランテーションがある」

 畑は良く手入れされ、道路沿いの村は素朴ながら、きれいで、診療所や学校や全ての基本的なサービスは自足自給だ。

 キューバは裕福には見えないが、酷いようにも見えなかった。そしてキューバは、当時私が最後に働いた三年前より、ずっと良く見えた。

 キューバは確実に「ばらばらに崩壊して」いなかった。キューバは倒れていなかった。キューバは成長し、良くなり、進化していた。気付かずにいるには、進歩を否定するには、確かに大量の反革命自己修養が必要だろう。

 小さいながら、非常に教育的なヒロンの博物館で、私はフィデル・カストロ政府打倒を目指した、1961年4月のアメリカが画策し、資金援助した侵略の残忍な出来事を説明する、写真、地図やと文書を見た。1,500人以上のキューバ人亡命者と傭兵が、ピッグズ湾に沿った二つの場所に上陸した。エリア - シエナガ・デ・ザパタのいたる所で、72時間、強烈な戦いが荒れ狂った。グサノス(蠕虫)、侵略者は最終的に敗北した。

 今、高速自動車道路から始まり、プラヤ・ヒロンに至る道路は、地球上最強の帝国主義国から母国を守って倒れたキューバ人男女の記念碑がずっと列を作っている。無数の強力なポスターが旅行者に想起させ続ける:

 ヒロン - ヤンキー帝国主義の中南米最初の大敗北

 そしてもちろん: パトリア オ ムエルテ! 「祖国あるいは死!」

 地元の人々がこの場所を単なる史跡と見ているのか、ここで欧米に行われた同じテロ行為が、まだ全世界で起きているのを知っているかどうか博物館館長に尋ねた。

 彼女は、はっきり答えた。

「我々は何が世界中で起きているか良く知っています。我々はニュースを見て、テレスールを見て、出来事について論じます。ここで起きたことは帝国主義に犯された何千というひどい犯罪のたった一つに過ぎません。」

 私は破壊された民間空港で、負傷し、亡くなったキューバの人々の写真を見た。民間空港を爆撃中に命を失った婦人の一足の靴がある。欧米の表現は、これを「失敗した侵略」と呼ぶ。私はそれを「テロ」と呼ぶ。

 それからアメリカとカナダの観光客が入り混じったグループが巨大なバスで到着した。騒々しく、失礼な彼らは、記念碑や兵器の前で「自撮り写真」をとり始めた。彼らの表情には、感情も、遺憾の意もなかった。

 私はミネソタからの年配の夫妻に近づいた。

 「これで、あなた方は何か思い出しますか?」と私は尋ねた。

 「そう、戦いがあった、そうでしょう?」と男が大きいながらウツロな笑みを浮かべて答えた。

 「そう、戦いがありました」と私は言って、歩き去った。

 私がキューバにいた間に、フィデル・カストロが第七回党大会閉会の際、国民に演説した。

「我々は転換点に至っているが、この惑星で、キューバ共産主義の思想は、熱情と威厳を持って働けば、人々が必要とする物質的、文化的な富を産み出すことができる証明として残るだろうし、我々は容赦なくこれらを得ようと努力しなくてはならない。中南米と世界の我々の兄弟に、キューバの人々が勝つと我々は伝えなくてはならない。

これは私がこの部屋で話す最後の機会の一つかもしれない。私は議会によって選挙のために提出されたすべての候補に賛成投票した、私は招待頂いたこと、皆さんが私に耳をかたむけて下さっている名誉に感謝する。私は皆さん全員と、何よりも、彼の壮大な努力に対して同志ラウル・カストロに感謝する。

我々は行進に出発し、マルチやマセオやゴメスのように阻止できない行進で、最大の忠誠と団結した力で、完ぺきに仕上げるべきものを完ぺきに仕上げるつもりだ」。

 キューバでは、国を守ることから環境維持まで全てが革命行為と思われている。私は立派な生物圏、世界の文化・環境遺産の史跡シエナガ・デ・ザパタをドライブして横切った。午後、カラフルなカニの巨大な一群が道路を渡り始めた。地域全体は、きれいで、商業化されていない。カニは確実に、社会主義から利益を得ているが、マングローブや沼や海岸もそうだと、私は運転手に囁いた。彼は同意した。

 山奥の村Soplillarで、私は本の印象的なコレクションがある小さな博物館と美しい図書館に遭遇した。テーブルと席は心のこもった手製で、うれしいおもちゃもそうなのだ。

 この場所の責任者ペドロ・アマウリ・サントス・リャンビオは地方教育に情熱がある大学教授だ。彼は、一月に数日、市の大学で教えているが、残りの時間は、ピッグズ湾海岸から約5キロにある博物館と図書館の世話をしている。

 「あなたは信じないでしょうが、シエナガ・デ・サパタのこの巨大な地域は革命前には、わずか四校しか学校がありませんでした。子供は栄養失調で苦しんでいました。至るところ空腹と不幸がありました。あなたが今ここで見る全てが革命の直接の結果です。」

 僚友ペドロ・アマリは自称本の虫だ。そして彼はキューバ、外国、双方で多くの革命家を知っている。彼はノーム・チョムスキーの娘の一人とさえ会っている。

 彼はキューバは屈しないと確信している。彼は社会主義を信じている。彼は人々を教育し、彼らに知らせ、世界について彼らと論じている。

 彼はこう説明する。

「キューバは、とても強いのです。我々は全て我々自身の手でしました。私は多くのヨーロッパ人を来させています。彼らが、なぜ、どうやって私を見つけるかわかりません。この場所はどんな大都市からも、とても遠いですが、彼らはやって来ます。思想家や作家やジャーナリスト、我々は話します。私は彼らにオープンです。私は言います。「あなたが今ヨーロッパで持っている全ては、あなたが全世界で犯している大虐殺と盗みのおかげです。」

 私は彼に、最近イタリア議会で演説し、彼らに面と向かって、事実上、基本的に同じことを語ったと言った。私は将来、私はまた戻って来て、ここでしばらく過ごして、村で地元の人々に話をして、図書館で私の本を一冊読みたいと彼に言う。

 我々は握手する。我々は抱擁する。私は村で数人の人々に話しする。キューバは消えないだろう。私はそう感じる。もし危険にさらされたら、我々はそのために戦うだろう。

 ここから見れば、それは実に単純だ!

 短期間、私はハバナで働いた。そこは地方より複雑だ。私は画家、映画製作者、ジャーナリスト、個人レストラン所有者に会った。彼らの言語は装飾的で、言葉は非常慎重に選ばれていた。

 「平和」と「理解」についての話が多かった。

 ハバナの一部の人々は政治を気にかけないが、大半の人々が気にかけている。

 私は、ただハバナや、おそらく、一つか二つの観光客向きの海岸だけを訪問した後、なぜ多くの外国人がキューバが革命熱意を失っていると感じるか理解できる。だがハバナでさえ「サービスを提供する人々」は一つのもので、普通の市民は、全く別物なのだ。

 そしてもちろん、偉大なキューバの知識人と芸術家はほぼ満場一致で革命支持だ。

 だがこの訪問の間に私は、革命的な知的な友人の仲間と余り多くの時間を過ごさないことに決めていた。私は地方の首都や田舎で、話を聞きたいと願っていた。

 キューバの反対側、コムニダド・グロリエタは、グアンタナモベイから、わずか数キロ、アメリカとの「国境」のすぐ隣にある。

 私は道路の真ん中で若い女性を止めた。ビデオ店で働く28歳の女性だ。彼女の名前はヤライだ。それは、いきあたりばったりの選択だ。

 私は彼女に、有刺鉄線の背後の占領地で何が起きているか知っているか尋ねた。

 彼女は知っている。

 彼女は恐れているだろうか?

「恐れている? もちろん恐れていません! 私はグリンゴとの戦争が決してないことを希望します。もちろん我々は領土、基地をを望む…がキューバに返した。我々は彼らがそれを保持しているのはいやです。私が恐れているかですか? 全然!」

 村の他の人々も同様な方法で反応する。

 私はしばしば「恐れ」という単語を使う。私は人々が「恐れている」かどうか尋ねる。キューバが生き残れない、キューバがまもなく押し流されると言って、世界中の友人の多くが不安を表明し続けるためだ。

 グアンタナモ市に戻って、子供でいっぱいの巨大な運動場を見た。日曜日で、何千人もの人々が遊び、散歩し、話をし、外出していた。もう一つの美しいキューバの歴史的都市!私はリラックスした楽天的な雰囲気を目撃した。

 ここでも、私は人々と話をした。一部は基地について憤慨し、一部は無関心だった。だがキューバの政治組織が生き残るという恐れと確信がなかった。


 グアンタナモ - 帝国主義への第一防衛線

 グアンタナモに近づくと、ポスターが強力に宣言していた。

 グアンタナモにようこそ! 反帝国主義の第一防衛線

 私の地元の運転手はチェの言葉を言い替えた。彼は学校教師だった。今彼は退職しているが「忙しい状態を保つ」ことを望んでいた。私が彼に疲れたと言った時、彼は笑った。

「チェは、本物の革命家には疲れる権利がないと言っていた。「全員に疲れる権利がある。だがそうすれば、彼らは自身を正真正銘の革命家と呼ぶ権利がない。」

 これがキューバだ。

 「それなら、ちょっとコーヒーを飲むため停車しよう」私は微笑んだ。「そして働き続けよう!」

 「それは良い!」と彼は、私の背中を叩いて、どなった。

 基地は突然、私の目の前、すぐ下にあらわれた。巨大で、押し付けがましく、汚らわしく、まったく場違いに。不法占領されているキューバ領土。帝国主義のとりで。

 私はしかめっ面をした。二人のベネズエラ人旅行者が私の表情をとらえた。少女が言った:「ケ・ミエルダ、ノ?」 なんというたわごと!

 私はうなずいた。加えるべきものは何もなかった。彼女はかなり正確に全てを要約した。

 「もしオバマが二国間関係改善に本当に真剣なら、彼はまずグアンタナモ基地をキューバに返すべきだ」と私は言った。

 我々三人全員肩をすくめた。「我々の方がものごとをわきまえている。」というように。ベネズエラで彼らは確かにヤンキー帝国主義者連中がどのように見えるか良く知っていた。

 そこに行く途中、我々の自動車は検問所で止められた。キューバ警察はほとんど自動車を止めないが、ここ「境界」の近くでは、事態は常にほんの少し張り詰めている。

 担当の警官はたまたま若い女性だった。

「ご機嫌いかが?」と私は尋ねた。

「ここはかまどみたい」と彼女は答えた。「とても暑くて! 35C以上のはずです。」

 彼女はタバコを切らして、明らかに疲れていた。

 私はロマ・グランデで、現地たばこ一箱と、氷のように冷たいソーダの缶を買っていた。グアンタナモ、とサンティアゴ・デ・キューバに向かって運転して戻るので、私は手を差し出して、彼女に両方を申し出た。「あなたに」と私は言った。

 彼女は大笑いして「あなたは贅沢で、私を買収しようとしている!」

 彼女は実に罪がない自然な形で、公然と私といちゃついた。私は返答して、何らかの形で、彼女にお返しをしなければならないと分かっていた。さもなければ彼女は気分を害するだろう。それがキューバでのありかただ。しばらくの間私は言葉を捜した。欧米の政治的配慮が私を不器用にしていた。

 彼女には美しい目、漆黒の髪と、腰に大きな拳銃を下げていた。

 「グリンゴは決してこの検問所の通過に成功しないでしょう」と私は言った。「彼らは、あなたの美しさに直面したら、凍結するでしょう。」

 それは、ぎこちなかった。私は練習不足だったが、それは機能した。彼女はにっこり微笑んだ。彼女は私を抱きしめ、私の体に彼女の脆い体をほんの一瞬、押しつけて、次に私の頬にキスした。

 瞬間、我々二人とも、めまいを感じたが、我々の周囲は全て、実際、ひどく深刻だった。大砲を基地に向けて、キューバの戦車はすぐそばにいた。我々がいるところから、バンカーと有刺鉄線が見えた。そう「反帝国主義の最初の防衛線」だ。

 私は前線、境界線の正しい側にいることを十分知っていた。

 「私は行かなくては」と若い女性に言った。「私は行かなければなりません。でも私は常にあなたの国民と一緒です。」

 私は言ったことが、どこか場違いだと思った。そうではなかった。彼女の顔が突然真剣になって、彼女は私に敬礼した。私は彼女に敬礼を返した。

 それから私はいくつか最後の質問をした。

 「あなたは心配していますか?」 私は有刺鉄線を指さした。

 「いいえ。」

 「オバマ訪問の背後にあるかもしれないことが怖くありませんか? 連中が今何か試みることが怖くありませんか? 今回は連中が成功するかもしれません、連中が最終的にキューバ社会主義を脱線させるのに成功するのが心配ではありませんか?」

 「いいえ、怖くはありません」と彼女は答えた。ただそれだけ。誇り高い確信だ。正真正銘のキューバ人!

 私は自動車の中に戻り、検問所は、あっという間にカーブの後ろに見えなくなった。勤勉に、それが武器弾薬であるかのように、私は器具をきれいにし始めた。私はなぜ突然胸がいっぱいになったのか、メガネがなぜそれほど曇ったのかと思った。

 「すると、キューバは崩壊しないのだろうか?」

 「いや、同志」と運転手が答えた。「キューバはそうすることができない。キューバは崩壊する権利を持っていない。」

 我々はサンティアゴ、サンティアゴ・デ・キューバに向かって速度を上げ始めた。

 「結構。それでは歌おう」と私はかすれた声で言った。「今歌おう、畜生!」

 
Andre Vltchekと彼の1952年の馬

記事原文のurl:https://libya360.wordpress.com/2016/05/09/cuba-will-not-fall/

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 いささか前の記事だが、ブログ『私の闇の奥』の下記最新記事で、この記事を知ったので翻訳掲載させて頂く。コロナ流行の今、キューバ訪問して、応援するわけにはいかない。

キューバは奇跡です

 植草一秀の『知られざる真実』

かけがえのない命奪うPCR検査妨害の罪

 常識的に考えれば、ゴールデン・ウイークで、コロナが忖度して停止すると考える人は極めてすくなかろう。それで、下記の記事の論理になる。台湾、韓国政府の対応の見事さ。それと対照的な、悲惨な大日本。台湾、韓国の選挙結果を日本に当てはめれば、自民、公明、維新その他の与党、ゆ党徹底潰滅という結果になるはずだが。この民度ではわからない。25%の皆様は覚醒するまい。

 日刊ゲンダイDIGITAL

緊急事態延長ならば迷走政権と専門家の検証が必要

コロナ感染防止“人との接触8割減”「基準2.5」で計算の疑問

粗悪品だらけのアベノマスクはアベノリスクを顕在化させた

2020年4月17日 (金)

アメリカによる強要は、キューバの国際主義による連帯にはかなわない

ラモナ・ワディ
2020年4月16日
Strategic Culture Foundation

 キューバ革命や反帝国主義イデオロギーについて歴史的に何十年も語られた後、コロナウイルス世界的流行が、キューバを資本主義に対する手ごわい競争相手として、国際舞台に押し出した。コロナウイルス患者の高い死亡率で、ますます破綻しつつある医療制度に対処するのに西側諸国が苦闘する中、キューバは国内状況に対処しながら、国際主義的な救済活動を維持している。もはや孤立しておらず、キューバとその医師は、アメリカ外交政策に迎合している、まさに同じ各国政府から大いに要請されている。

 ところが、今のところ、アメリカは負け戦を戦っている。2018年以来、トランプ政権は、世界的規模で、遠隔地域で、奉仕している革命的な医師たちの搾取を主張して、キューバ政府に対する中傷工作に乗り出している

 西側諸国でのキューバ人医師への増大する要求を止めることができずに、アメリカは、外国からの医療用品が、キューバに入るのを防ぐことで報復した。中国人企業家で、ウェブサイト・アリババの創設者から送られた医療機器と必需品が、革命への献身に対する報復として、キューバに押し付けられた違法な封鎖規制であるヘルムズ-バートン法によって、アメリカに禁輸にされた。アメリカは、各国にも、世界的流行と戦うためキューバが提供している医療扶助を拒絶するよう圧力をかけている。世界的流行や自然災害時に、国際主義的な医療の団結で舵取りをしてきた医師の専門知識を求めて、益々多くの国々が、この呼びかけを拒絶している。

 これまでのところ、45以上の国が、1980年代に、呼吸器の感染症治療のために開発され、ウイルスを抑制する上で、また長期的に、その蔓延を防ぐ上で、極めて重要であることが分かっているキューバの薬品インターフェロンを要請している。

 国家テロと外国への介入を通して世界中の世論に影響を与えるアメリカは、もはや基準点ではない。おそらく、のこの種の社会主義活動は、アメリカが、キューバ革命が中南米に影響を与えるのを阻止するため、右翼勢力に資金を供給していた、1960年代に想像可能だったのだ。それでもキューバは価値観を変えず、革命指導者フィデル・カストロが決めた原則にこだわりつづけている。強要ではなく、模範を示して、世界をリードして、キューバは、世界舞台でアメリカを失墜させているのだ。

 アメリカへの忠誠が彼の政治にとって不可欠で、コロナウイルス流行を馬鹿にする態度だった、ブラジルのヤイル・ボルソナーロ大統領さえ、破壊活動とされるもののかどで追放した何カ月も後になって、キューバ人医師のブラジルへの復帰を求めている。

 ボリビア・クーデター指導部は、このような合意は「ボリビア人医師を馬鹿にしている」と述べて、キューバの医療援助を拒否した。この声明は、ボリビアは流行を止めるのに必要な資源に欠けているのを認めたボリビア人医師に拒否された。ウゴ・チャベス下のベネズエラ同様、2005年に、フィデルとボリビアのエボ・モラレス前大統領は、医者や専門家を訓練する5,000人の奨学金を含む医療協力協定に署名していた

 だが、キューバの支援を求めている国々が、アメリカに対して、違法封鎖の恒久的撤廃のため、キューバと国際主義で団結するかどうかは今後の課題だ。今のところ、国際社会は資本主義の結果を甘受している。だが流行がおさまった途端、世界中の首脳が経済搾取の意欲を復活させる可能性がある。これは我々が現在経験している物語が書き換えられて、世界のエリートが国際主義団結を人道援助として政治的に捨て去ることを意味する。それは現在虐げられている人々が政治的権利を獲得するのを阻止するために使われる下劣な戦術だ。

 フィデルが絶え間なく警告していた悪に対する答えなのが証明済みの社会主義の政治的原則で、キューバは活動している。世界はこれを記憶する方がよいだろう。

 ラモナ・ワディは独立研究者、フリージャーナリスト、書評者、ブログ作者。彼女はパレスチナやチリや中南米に関し、広範囲の主題を報じている。

 個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2020/04/16/us-coercion-no-match-for-cuba-internationalist-solidarity/

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 ブログ『私の闇の奥』でも、最新記事でキューバの活躍を報じておられる。

ぬちどうたから(命どう宝)

 郵便箱に郵便局の封筒がついた荷物が入っていた。良く見ると、先日、某国に送った本。コロナの影響で配送不能で返ってきたのだ。別の封筒は、楽しみにしていた芝居中止・返金のお知らせ。

 テレビで与党圧勝の韓国ソウル繁華街の様子を見た。東京の繁華街と対照的な雑踏。コメンテーターの医学者が「システムそっくり輸入したらいいです。」徹底的なPCR検査実施と隔離という方針と、PCR検査を徹底的に抑圧し、クラスターを追うというインチキ政策大本営の悲惨な敗戦の差は対照的。PCR検査を規制するがゆえに、超一流病院とされるものが続々クラスター化している。戦艦武蔵も大和も沈没し原爆投下を待つばかり。こういう大間違い戦略を推進するほど日本の支配層は阿呆なのだろうか。株にぶちこんだ年金基金が消滅した以上、老人を大量に殺す以外、解決策はないと意図的に殺人を推進している卑劣な支配者と理解するほうが筋が通る。阿呆で卑劣である可能性が一番高い。政府そっくり輸入しなければ、改善するまい。すると、国民全員輸入が必要?

 『子どもたちに語る日中二千年史』を読み終えた。全く知らないことばかり。子どもたちだけ対象にしては、もったいない。教育勅語の起源も、しっかり解説されている。現代日本文化の基盤となった五山文化の時代に戻りつつあるのかもしれないと思った。

 救いようのないガラパゴス日本感染症蔓延学会と日本感染環境強化学会!韓国の学会の爪垢を煎じて飲むべし。

PCR検査、軽症者に推奨せず―新型コロナ  感染2学会「考え方」まとめる

2016年3月24日 (木)

キューバのオバマ … 歴史の捏造

Finian CUNNINGHAM
2016年3月23日
Strategic Culture Foundation

三日間のキューバ公式訪問は“二国が関係を構築する歴史的好機だ”とオバマ大統領は述べた。

家族とともにエア・フォース・ワンに搭乗して到着したオバマはこう宣言した。“キューバ国民と直接会って、話を聞くのを楽しみにしている”。

何という傲慢。もしキューバのラウル・カストロ大統領が、支配者を無視して、アメリカ国民に似たような見下した呼びかけをした場合、ワシントンでの騒動は想像がつく。

ニューヨーク・タイムズの見出しは“オバマは、キューバ国民に耳を傾けると誓って、キューバに上陸”だ。

全て重要で和解的に響く。悲しいことに、そうではないのだ。アメリカ・マスコミの誇大宣伝は、キューバに対するワシントンの見方が、一方的で、グロテスクなまでに歪曲されているという事実と矛盾している。

ワシントンが、貧窮化した人口1100万人の島国に対し、残酷な禁輸を課し続けているのが事実だ。多くの人々が思い出すことさえできない理由とされるものにもかかわらず、これはまさに経済戦争に他ならない。本当の理由は単にこういうことでから、禁輸の公式な正当化は、当然の如く忘れられがちになる。ワシントンの裏庭と見なしている国で、あらゆる類の政治反対派を粉砕する、勝てば官軍だ。

アメリカはグアンタナモ湾の軍事基地-拷問センターというキューバ領占領も続ける。

両方の点での、キューバ主権のこうした基本的な侵害は、横柄なワシントンによれば、議題にならない。

しかし、キューバは、民主的権利と言論の自由を妨げているというアメリカの主張に譲歩することが期待されている。いずれにせよ、こうしたキューバの違反は、諸外国の容赦ない転覆から、本格的な侵略戦争に至るまで、ワシントンが行っている世界的犯罪の規模と比べれば僅かなものだ。

この現実の不一致が、問題の核心を捕らえている。勝手に自分に資格を付与し、後悔の片鱗もなしに、より弱い国々を踏みにじるアメリカ支配層の傲慢さ。

アメリカ権力者の傲慢さが横行す余り、オバマ・キューバ訪問が、キューバの歴史と、国際関係における、彼らの重要な役割を、アメリカが本気で、再評価する機会ではなく、ワシントンが変化と希望をもたらすという馬鹿げた言辞に変わっている。

オバマ訪問に関するこびへつらうマスコミ報道は、90年ほど昔、現役アメリカ大統領がカリブの島国を訪問して以来、初めてのことだと語る。カルビン・クーリッジが、アメリカ戦艦に乗って上陸したのは、1928年のことだった。この些細な情報は見過ごされがちだが、これは、邪悪な背景をほのめかしている。

アメリカ-キューバ関係は実際に歴史的重要性に満ちている。1898年、米西戦争後に、アメリカがキューバを手にいれて、西半球におけるヤンキー帝国主義が出現し、そのもとで、中南米諸国は、しばしば分割され、ウオール街資本主義に隷属することとなる。独裁者と暗殺部隊が溢れ、何百万人もの人々が恐ろしい暴力と略奪にさらされた。

1959年、フィデル・カストロ、チェ・ゲバラと、フィデルの弟ラウルが、キューバ革命を率いた際  彼らはキューバをアメリカが支援する独裁者から解放するのに成功した。アメリカが支援する実に多くの独裁者政権同様、キューバは、貧困と大衆への残虐さの代名詞だった。

キューバ革命はこの運命に逆らい、社会発展のモデル、飢餓と病気を廃絶し、無料教育と無料医療をしっかり守る国となった。現在、50年以上の悪質な経済封鎖にもかかわらず、キューバ人の平均余命は、大半のアメリカ国民より長い。

島国が 1961年に、ピッグス湾侵略で、アメリカによって攻撃された後初めて、社会主義キューバはソ連を奉じるようになった。この侵略未遂は、中央情報局(CIA)にとってきまり悪い失態だった。それでも、南の隣国に対するアメリカによる戦争行為だった。

以後、何十年にもわたり、何十回ものフィデル・カストロ大統領暗殺未遂、テロ行為や破壊活動、1976年のキューバ民間航空機爆破、農作物や家畜の大規模汚染などを含むアメリカがキューバに対して無数の戦争行為が行われることとなった。

マスコミが都合良く隠しているもう一つの歴史的つながりは、現代アメリカ“陰の政府”台頭の上で、キューバが極めて重要なことだ。キューバ革命を粉砕するという強迫観念から、軍産複合体、ウオール街銀行と大企業権力が支配する本当の陰のアメリカ政府が生まれたのだ。

アレン・ダレス長官指揮下のCIAも、アメリカ支配集団も、ジョン・F・ケネディ大統領が、ピッグス湾の大失敗を救済するための大規模軍事侵略部隊の派兵を拒否したことを決して許さなかった。それ以後の、JFKによる、カストロや、当時の他の第三世界革命政府との関係改善政策は、CIAや銀行家や実業家によって、アメリカ資本主義への裏切りと見なされた。1963年11月、ダラスで、CIA狙撃者が彼の頭を吹き飛ばして、ケネディは命を失うことになった。

過去50年間、アメリカ民主主義が存在していないことは論証可能だ。大統領は傀儡として次々入れ代わるが、選挙で選ばれていない、責任をとらない陰の政府が本当の権力を行使している。アメリカの社会条件が、年々悪化し続け、貧困と不平等は天井知らずの歴史的水準に達しているのも不思議ではない。1963年のCIAクーデター以来、アメリカ民主主義は、国民の利益に反する大企業権力の行使を隠すためのうわべだけの茶番なのだから。

アメリカ民主主義消滅の隠された歴史で、キューバは中心的役割を果たしている。だが今週のオバマの“歴史的”キューバ訪問に関する主流マスコミ報道を読んでも決して知ることはできない。

対キューバ・アメリカ禁輸停止と、グアンタナモ湾返還を拒否していることが、ワシントンが悔悟することのない犯罪者政権のままであることの主要指標だ。

記事原文のurl:http://www.strategic-culture.org/news/2016/03/23/obama-in-cuba-history-in-the-faking.html

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おりしも、伊東光晴著『ガルブレイス─アメリカ資本主義との格闘』を拝読中。

はしがき ivの一部を転載させていただこう。

ジョン・ケネス・ガルブレイスはこの1930年代を、実り多き20代で過ごし、経済学への道を歩み、一生を通じて、この30年代のリベラルで革新的な思想を持ち続けた経済学者であった。
1930年代の経験は、良き政治によって社会は変わるという確信をかれに与えた。それゆえに、ハーバードの講師時代、学生であったジョン・F・ケネディには大きな期待をよせ、友人であり、隣人であり、思想を同じくした歴史学者シュレジンガー・ジュニア・ハーバード大学教授とともに、その政策立案に関与した。
 ケネディの突然の死は、ガルブレイスの理論を実現させる政治を奪ったが、屈することなく、その後もアメリカの政治が再生することに期待し、努力し続けるのである。

170ページでは、TPPに触れられている。

戦後の国際経済学者を代表する故ハロッド オックスフォード大学名誉教授は、あらゆる国際交渉は経済理論と公正を全面に出し、その実、利害と力の対抗の場だと言ったが、GATTからWTOへの流れ、そしてTPPを含め、地域協定はこのことを示している。

伊東光晴京都大学名誉教授、『アベノミクス批判 四本の矢を折る』で、彼の経済政策のデタラメさを完膚無きまでに粉砕し、更には右翼的政治の方向性までも的確に予言・批判しておられる。

中学生向けの素晴らしい経済学入門『君たちの生きる社会』で、既に原子力発電の非合理性を指摘しておられた。

事故を受けた大人向けの詳細な現代版が『原子力発電の政治経済学

政治経済学や歴史に限定されない広汎な学識でしかかけない評論が『日本の伏流 時評に歴史と文化を刻む

『経済学入門―激動する現代資本主義の核はなにか』をこの後再読しようと思っている。

2014年12月21日 (日)

キューバにおける体制転覆

Paul Craig Roberts
2014年12月19日

キューバとの国交正常化は、外交上の飛躍的進展の結果でもなければ、ワシントン側の心変わりでもない。正常化は、アメリカ大企業が、キューバにおけるブロードバンド・インターネット市場開発等、キューバで利益を上げる機会を求めた結果に過ぎない。

アメリカの左翼やキューバ政府は、正常化を幸いだと考える前に、正常化すれば、アメリカの資金とアメリカ大使館がやってくることに思いをいたすべきだ。アメリカの資金が、キューバ経済を乗っ取るだろう。大使館は、キューバ政府を転覆させる為のCIA工作員の巣窟となるだろう。大使館は、アメリカが、キエフでの様に、だまされやすい参加者達を、適切な時期に街頭抗議行動に繰り出させることが可能なNGOをたちあげるための基地となり、大使館開設で、ワシントンは新たな政治指導部の一団を育てることが可能になる。

要するに、国交正常化とは、キューバの政権転覆を意味している。まもなく、キューバは、もう一つのワシントンの属国になるだろう。

ペギー・ヌーナンや、マルコ・ルビオ上院議員等の保守派や共和党議員は、カストロは“天国のような国を、海に浮かぶ監獄に変えた悪漢”で、キューバとの国交正常化が“カストロ政権の正当性を認める”ことにはならないと明言している

例外的なアメリカ人に、何百人もの無辜の人々が囚われ、人生のほとんどの時期を拷問されて過ごしている、キューバにあるワシントン海外拷問監獄、グアンタナモを、ヌーナンは忘れている。キューバ革命は、キューバ国民を、外国による支配と、外国の資本家による搾取から解放する為のものだった。成功の可能性はともあれ、半世紀にわたるワシントンの敵意は、キューバの経済問題にも共産主義イデオロギーにも関係しているのだ。

アメリカ人の独善は極端だ。ヌーナンは幸せだ。アメリカの資本が、今やカストロが生涯を捧げた仕事をくつがえそうとしている。そして、もし資本で倒せなければ、CIAが倒すだろう。CIAは、ピッグズ湾の恨みを晴らす機会を長いこと伺っていたが、国交正常化がその好機をもたらしてくれよう。

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四半期毎のご寄附のお願い

多くの皆様が御承知の通り、数年前に私が引退しようとした際に、読者の皆様は、それを受けいれてくださらなかった。私は、協賛各紙に同時に掲載され
るコラムを降りて、皆様にお別れをつげた。皆様が、何千通もの電子メールで、小生の経験と知識を頼りにしておられ、それが現代の出来事を客観的に理解する
のに役立っていると言ってこられたのだ。皆様の御意見には説得力があった。私は引退を止め、このウェブサイトを開設したが、皆様から強固なご指示頂いてい
る。

これは皆様のウェブサイトだ。皆様に支持を頂ける限りは継続する。

Paul Craig  Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the WestHOW AMERICA WAS LOSTThe Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2014/12/19/regime-change-cuba-paul-craig-roberts/

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前回翻訳した記事のだめ押しという雰囲気に読める。

大本営広報部がとりあげている話題をあれこれいっても意味はない。本当に重要な話題は争点にも記事にもしないのだから。

それより、前回記事の末尾に流用させて頂いた、孫崎享氏の近刊書籍にまつわる『何故真珠湾攻撃という愚かな道を選んだか』(仮題)予定通り出版されるか? と題するニコニコチャンネルブログメルマガ記事の冒頭部分を、流用させて頂こう。

1:本の目的(抜粋)

今回、日露戦争から、真珠湾攻撃までの期間を書く目的はただ一つです。「何故真珠湾攻撃という愚かな道を歩んだか」です。でも、今、何故、「真珠湾攻撃という愚かな選択をしたか」を書いてみようと思ったか、説明した方がいいと思います。

私は今、日本の進む道に大変な危機感を持っています。

原発の再稼働、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加。消費税の増税、集団的自衛権、秘密保護法等、日本の生き方を根本的に替える動きです。

福島原発事故で、地震が、とてつもない危険をもたらすことを示しました。しかし日本は再稼働しようとしています。

TPPでは日本の国家主権をなくしていく動きです。TPPは関税引き下げが一番の目的ではありません。外国企業の利益を確保することが最重要なのです。

集団的自衛権は、日本を守ることと関係なく、自衛隊を米軍のために使わせる制度です。

日本の政治を「最大多数の最大幸福」を求める者であると規定するならば、日本は今逆の道を歩み始めました。

何故、原発の再稼働、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加。消費税の増税、集団的自衛権、秘密保護法等、日本の生き方を根本的に替える「戦後最悪の愚策」を行おうとしているのでしょうか。

そしてこれらの政策を進める人々はこれら、「戦後最悪の愚策」を推進するにあたって、その政策を「嘘」と「詭弁」で固め、「嘘」が明確になっても、全く平然としています。

追記:

2015年8月8日、「機関紙に転載・掲載させて頂きたい」というコメントをいただいた。「メールで返事をせよ」というご指定。メール回答の必要性、意味が良くわからない。

翻訳者名も載せたいといっておられるが、「メタボ・カモ」ではなぜまずいのだろう。今日の体重測定では、26.2ゆえ、本当はメタボ・カクジツかもしれないが。

TPPあるいは、日米二国間協定で、インターネットの著作権が非親告罪になるまでは、転載しても告訴されることはないのではと素人は愚考する。

2014年4月 6日 (日)

“キューバ版ツィッター”事件、政権転覆の手段としてのUSAIDを暴露

wsws.org
Bill Van Auken
2014年4月5日

ツィッター風ソーシャル・メディア・ネットワークを、キューバで政権転覆用の道具として立ち上げようとして失敗に終わった米国国際開発庁(USAID)の企てを暴露するAP通信社の記事で引き起こされた批判や嘲笑をかわす為、オバマ政権は躍起になった。

ハチドリのさえずりを意味するキューバの表現ZunZuneoという呼び名のテキスト・メッセージ通信事業は、2012年に資金不足で事業が閉鎖するまで、40,000人にのぼるキューバ人加入者を集めた。

木曜に報じられたAP記事は、USAIDが、この島国で政治的混乱の促進を狙った秘密工作を行なっていたことことを明らかにしている。カストロ政権によって、外国投資と私企業を奨励する為に導入されたわゆる経済改革は、社会的不平等を激化させ、社会不安を醸成することを意識して、アメリカ政府は、自国の戦略的な狙いを推進する為、こうした進展を操れるような通信プラットフォームを始めようとした。

複雑に入り組んだダミー企業やスペイン、コスタリカ、アイルランドやイギリス等の外国コンピューター・サーバーや、ケイマン諸島のオフショア銀行口座を利用した工作の最優先目的は、キューバ政府のみならず、購読者として登録した何万人ものキューバ人から、ZunZuneoの立ち上げと運用に対するアメリカ政府の責任を隠すことだった。購読者の電話番号自体が、キューバ政府内のアメリカ“スパイ”によって、アメリカ政府に渡される。

ZunZuneo経由で送られるテキスト・メッセージは、ほとんど天気予報、スポーツ試合の結果や音楽や有名人ゴシップに限定されている。とはいえ、APが入手した何千ページもの文書のの一つには、計画は、反政府的な政治コンテンツを導入して、“次第にリスクを高め”、究極的には、“重大局面/好機”に“フラッシュ・モブ”として動員可能にすることだとあった。究極的な狙いである政権転覆のことを、婉曲的に、“国家と社会との勢力バランスを話し合うための”計画と表現していた。

USAIDと契約業者が、この活動を、加入者の中の誰が、キューバにおけるアメリカの作戦に役立ちそうか判断することを目的として、個人情報を集めるのに利用していたことも、ZunZuneoのキューバ人ユーザーに隠されていた。このアメリカ機関は、AP報道によれば、キューバ国民を、“依然(ほとんど) 的外れ”と評価される“民主化運動”から、キューバ政権の熱烈な支持者を表現するのに使われる用語“タリバン”に至るまでの5つのカテゴリーに分類している。

キューバ外務省が発表した声明は、この出来事は“またしてもアメリカ合州国政府が、わが国の政治秩序に変化を引き起こす為、キューバで不安定な状況を創り出すという明らかな目標を持ったキューバに対する破壊工作を断念しておらず、 それに対し数百万ドルの予算を毎年割り当て続けていることを証明している”と非難した。キューバは、アメリカ政府に“、キューバ国民と国際世論の両方から拒否された、違法で秘密な対キューバ行動を止める”ことを要求していた。

木曜、国務省、USAIDとホワイト・ハウスの全てが、ZunZuneoプロジェクトは“秘密”作戦であったことを否定し、単に“目立たない”ものに過ぎないことにしようとした。

“このプログラムにはなんの機密も秘密はありません”国務省広報担当マリー・ハーフは記者団に語った。“目立たないということと、秘密ということは同じではありません。CIAで約6年間働いて、ここで働いていますから、私には違いがわかります。”

ホワイトハウスの広報担当ジェイ・カーニーは記者会見でこう述べた。“非寛容な環境で、計画をする際には、もちろん政府は、目立たなくするよう対策を講じます。それが、実行者達と、大衆を守る方法です。こうしたことはキューバに限定したものではありません。”“秘密の計画ではありませんでした。議会で議論されました”と彼は追加した。

USAIDのメディア・ディレクターマット・ヘリックはこう述べた。“これは…敵対的な環境では決して秘密ではなく、現地で我々と働くパートナーを保護する為、各国政府は対策を講じています。”

こうした全ての理由付けは、国営電話会社が、テキスト-メッセージングに対する費用として、何十万ドルも受け取ってきたキューバ政府を、何も知らせずにおいたのみならず、ZunZuneoの素性と狙いを、それを利用するキューバ人労働者や青年から隠すため、計画を取り巻く秘密性が考え抜かれていたという事実と対立する。懸念は、長く、恥ずべき、キューバへのアメリカ介入の実績を考えれば、アメリカ政府が支配していたことが知られれば、プロジェクトの信用は完全に損なわれてしまうことだ。

“議会で論じられた”という主張については、USAID予算割り当てを監督する委員会の委員長を含め、二大政党両党の議員の中には驚いている人々がおり、全く何も知らなかったと主張している。

上院海外USAID予算歳出小委員会委員長のパトリック・リーヒ上院議員(民主党、バーモント州選出)は、特に批判的だった。“もし政権転覆の為に、このような秘密工作をするつもりであれば、例えそれが意味のあることであろうとも、USAIDを通して行なわれるべきようなことではありません”と彼は語る。

リーヒはまた、計画が 、USAIDの契約業者スパイ用衛星通信機器とコンピューター装置をキューバに密輸したのをみつかったアラン・グロスがキューバ政府によって逮捕されてすぐに開始されたという事実を巡る狼狽を表した。グロスは2008年に“キューバ民主主義・不測事態対応計画(Cuba Democracy and Contingency Planning Program)”を実施する4000万ドルの契約を受注したデベロップメント・オルターナティブ社で働いていた。

リーヒや他の議員達は、明らかに、この出来事が、USAIDの信用を更に傷つけ、アメリカ外交政策の手段としての有用性を危うくしかねないと恐れているのだ。

USAIDは自らを“極端な世界の貧困を終わらせ、潜在能力を現実化する為に、はつらつとした民主的な社会を可能にすべく活動する主要アメリカ政府機関”だとしている。

しかし、この機関は、特に中南米で、政権転覆を推進し、この地域の住民達に対し、他の犯罪を行なってきた長い残忍な実績がある。1960年代と、1970年代、この機関のOffice of Public Safety=公安部? (現在閉鎖されている)は、中南米の警官をに、拷問と暗殺を含む対ゲリラ戦術訓練を行なった。中でも最も悪名高い職員に、農業顧問を装って働き、ブラジルとウルグアイで、ホームレスの男達を街頭から拉致し、集めた警察官の前で拷問し、殺害する講義をしたダン・ミトリオーネがいる。

エボ・モラレス大統領は、昨年、この機関が政権を不安定化する目的で、非政府組織、反政府集団や一部の農民組合に資金援助していたと非難して、ボリビアから、USAIDを追放した。ラファエル・コレア大統領が同様に、この機関が政敵に資金を注ぎ込み、エクアドルの内政に干渉していると非難して、エクアドルがそれに続いた。

ベネズエラでは、USAIDは、そのOffice of Transition Initiatives(移行イニシアチブ局?)と、全米民主主義基金NEDとで、ウゴ・チャベスとニコラス・マドゥロの政権を不安定化する取り組みに、何百万ドルも注ぎ込んできた。ベネズエラで過去二ヶ月間行なわれている暴力的抗議行動を組織している主要団体が、この資金の主な受け手だ。

シリアでは、USAIDは、いわゆる反政府派に資金を注ぎ込み、Socialist Organization(国際社会主義協会?)等の似非左翼集団によって、ある種代用的な“革命家”だとしてもてはやされている、いわゆる現地調整委員会の作戦に資金援助している主要機関だ。

ウクライナでは、自らの活動と、NEDの活動を通して、USAIDは、何億ドルをも右翼政党や団体に注ぎ込み、ファシストが率いた最近の親NATOクーデター準備を助けた。

アメリカ政府は、ウクライナを巡るロシアとの対立では、小国の擁護者で、国家主権の旗手のようなふりをしているが、ウクライナそのものからキューバに至る、USAIDや、その契約業者やルートの諸々の作戦行動が、アメリカの権益に服従する政権を押しつける為、世界中で違法で暴力的な介入を行なう上での、アメリカ帝国主義の真の役割を暴露している。

記事原文のurl:www.wsws.org/en/articles/2014/04/05/cuba-a05.html

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この話題、BSか何かの世界ニュースで流していた。

個人的にはTwitterも、Facebookも稀に覗くだけで、ほとんどかいたことがない。タイミングよく、簡潔に書く能力が欠如していることが理由だ。

マーク・トゥエインにうまいセリフがある。I didn't have time to write a short letter, so I wrote a long one instead.

しかし、ソーシャル・メディア、そもそも「気味が悪い」。

異神と断髪?が野合。衆議院野党第一党、正しくは、衆議院与党補完第一党。

小説外務省 尖閣問題の正体』孫崎享著、現代書館刊を購入、読み始めた。

この本にある「宗主国の望むことだけをする」方針の延長上に、TPPがあり、集団先制侵略権がある。

その行く先は、『戦争のできる国へ──安倍政権の正体』 (朝日新書) 斎藤貴男著にある表現の「超一流(ポチ)プチ帝国

震災ゴジラ!戦後は破局へと回帰する』佐藤健史著の帯にはこうある。

3・11は始まりにすぎない。

われわれは日本滅亡を望んでいる?! 真の敗戦はこれからだ!

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