グリーンランドを奪い…更に奪うトランプ
Moon of Alabama
ドナルド・トランプ大統領は、ノルウェーのヨナス・ガール・ストーレ首相に書簡を送付した。国家安全保障会議スタッフが書簡のコピーをワシントンD.C.駐在の欧州各国大使に送付した。
Newshourのジャーナリストに写しが提供された。
親愛なる大使ヨーロッパが何らか決定的な行動を起こして彼を阻止するまで、トランプ大統領はグリーンランドを要求し続けるだろう。
トランプ大統領は、ヨナス・ガール・ストーレ首相と共有した下記メッセージを貴国[政府/国家元首]に転送するよう依頼した。
親愛なるジョナス様:8つの戦争を阻止したという理由で私にノーベル平和賞を授与しないことを貴国が決定されたことを踏まえ、私はもはや純粋に平和について考える義務を感じない。平和は常に最優先事項だが。今は、アメリカ合衆国にとって何が善で、何が適切かを考えることができる。デンマークはロシアや中国からその地を守ることはできない。そもそもなぜ彼らに「所有権」があるのか? 文書は存在せず、数百年前に船がそこに上陸した記録があるだけだ。しかし、我々の船もそこに貴寄していた。私はNATO創設以来、誰よりも多くのことを成し遂げてきた。そして今、NATOはアメリカ合衆国のために何かをすべきだ。我々がグリーンランドを完全に掌握しない限り、世界は安全ではない!
大統領DJT
トランプ大統領が法外な関税を課して中国との貿易を断とうとした時、中国はレアアース鉱物とレアアース製品の輸出を停止して対抗した。アメリカはこれらを必要としており、他に供給源がない。トランプ大統領は関税を撤回し、習近平国家主席と和解した。
ヨーロッパも同様に断固たる行動を取る必要がある。トランプ大統領は対抗措置を講じることなく、ヨーロッパ製品に関税を課すことができた。これは大きな失敗だった。トランプ大統領はこれを即座に弱みと解釈し、更につけこむのに成功したのだ。
ヨーロッパはアメリカへの物品販売で貿易黒字を計上している。しかし、アメリカからのサービス購入では貿易赤字を抱えている。こうしたサービスには、ソフトウェア、インターネットアプリケーション、テレビ番組や映画、コンサルティング、銀行業務の一部などが含まれる。
欧州は、アメリカが欧州に提供する全てのサービスに直ちに関税を課すべきだ。これは、トランプ大統領が欧州製品に課している関税の二倍にすべきだ。トランプ大統領が物品関税引き上げで応じるなら、サービスへの関税率も引き上げるべきだ。マイクロソフト、グーグル、ハリウッドは声高に叫ぶべきだ。彼らの製品は全て、さほど手間をかけずに欧州製品に置き換え可能だ。
欧州諸国が取るべき対策は他にもある。欧州には数万人規模の米兵と民間人がいる。米国がグリーンランドを脅かしている以上、彼らの現在の自由な移動を制限するのは当然だ。トランプ指揮下にある彼らが、同じように愚かな行動に出ないよう、万全を期すためだ。結局、彼らは人質だ。人質として利用すべきだ。
また欧州は、デンマークの指揮下にある多国籍独立連隊を直ちに編成し、グリーンランドに派遣すべきだ。アメリカが恐れていると公言する「ロシア」と「中国」の侵略からこの地を守るのは彼らだ。
昨日のあるニュースが、ミネソタ州への派兵に備えて現役陸軍空挺部隊 1,500 人を警戒態勢に置いたと国防総省が主張していると報じた。
兵士は、アラスカ州のエルメンドルフ・リチャードソン統合基地に駐留する第11空挺師団の隊員だ。同師団は陸軍屈指の歩兵部隊の一つで、太平洋における米軍プレゼンスの最前線部隊として、中国に対する抑止力として配置されている。また、同師団は北極圏での戦闘においても陸軍の主導的部隊だ。北極圏での戦闘を想定して訓練を受け、任務に就いた米軍主力部隊が、ミネソタ州で実際には起きていない暴動を鎮圧するため警戒態勢を敷いたとお考えなら、私が申し出てている、この巨大な橋購入の件で、是非ともご連絡頂きたい。これらの部隊は確実にグリーンランド占領の準備をしているはずなのだ。
欧州はより迅速に行動して、これに対抗すべきだ。
残念ながら、現在の欧州指導者連中は、ここ数十年で大陸最悪の状態にある。だから彼らが何らかの重要対策を立案して実行できるとは思えない。
結果的に、トランプはグリーンランドを奪取し、更に奪うことになるだろう。
記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2026/01/trump-will-take-greenland-and-then-go-for-more.html
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