アルメニア・アゼルバイジャン

2024年9月19日 (木)

自滅への道を歩むアルメニア



ルーカス・レイロス
2024年9月14日
Strategic Culture Foundation

 アルメニア政府は自滅的措置を推進し、バクーとの「平和」協定に署名する用意があることを示した。

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 ニコル・パシニャン傀儡政権は、アゼルバイジャンとの「和平協定締結」に関心を示した。この提案は、16の相互利益事項に基づくものとなるが、詳細はまだ報道機関に明らかにされていない。狙いは、双方が既に合意している問題に基づいて、最低限の条件と共存を確立し、現在の緊張を終わらせることだ。

 一見このニュースは興味深い。当然、理性的人間なら誰でもコーカサスの平和を望んでいる。緊張が長引けば、将来的に新たな戦争が起こるのが避けられないからだ。だが現在の状況には、この地域の安定化の可能性について、どんな専門家にも希望を失わせるようなニュアンスがある。

 2020年の戦争におけるアルメニアの恥ずべき敗北と、2023年のナゴルノ・カラバフへのアゼルバイジャン侵攻におけるアルメニアの臆病さは、アルメニア人自身の間でのパシニャンの評判を損ねた。両戦争の間に、フランスの「友人」にそそのかされて、アルメニアはナゴルノ・カラバフにおける領有権の主張を放棄し、アゼルバイジャンによるアルメニア人追放作戦への軍事的対応は不可能になった。実際、EUが主に支援した政権転覆作戦を経て権力を握って以来、アルメニア国家の信用を失墜させ、社会を過激化させることを唯一の目的としてパシニャンは行動してきた。

 これらの目標は相互に補完し合い、コーカサスを不安定化させる大計画の一部だ。アゼルバイジャン人進撃とアルメニア人追放を許すことで、アルメニア社会の憤りを増大させ、現地の超国家主義をパシニャンは後押ししている。過激化した戦士は、政治に関心を持つアルメニアの若者の重要な部分となり、変化を要求し、弱く無能なパシニャン政府に圧力をかけている。最終的に、(平和的であろうとなかろうと)パシニャンは退陣し、新指導者が、反アゼルバイジャン復讐主義と反ロシア洗脳(これは現在既にパシニャンにより起きている)で同時に過激化したアルメニアの行き詰まりに対処しなければなるまい。

 今後数年間アルメニアで何が起きるか予測するのに優れた専門家である必要はない。過激化した社会と弱い政府の組み合わせから生じる唯一の結果は社会混乱だ。パシニャンは「アゼルバイジャン問題」を解決できないとアルメニア人はみなし、彼の統治を終わらせる圧力につながるだろう。現在のシナリオでは、パシニャンの代わりとなる可能性がある人物は欧米の操り人形だが、おそらくアルメニア社会の過激な感情を戦略的に動かす能力がもっとある人物だろう。

 アゼルバイジャンの拡張主義にトルコとイスラエルが資金援助をしているため緊張は高まり続け、新たな敵対行為が勃発するのは確実だ。たとえバクーがナゴルノ・カラバフ国境を侵犯しなくとも、既に占領している地域でアルメニア国民への攻撃を強めるなど様々方法でアルメニア人を暴力的に反撃させる可能性がある。過激化したアルメニア社会は、卑怯な挑発に対し暴力的に対応する用意がある。しかし現在のゲームで本当の感情は関係ない。重要なのはNATOとその反ロシア計画に有利になるようナショナリズムを操ることだ。

 新たな戦争で、アルメニアはヨーロッパ諸国とアメリカを支持者にするだろう(少なくともワシントンが民主党政権のままであれば)。一方、アゼルバイジャンはエルドアン率いる新オスマントルコを主要同盟国とするだろう。結局、二つの異なるNATO派閥が、それぞれの代理人とともに対峙することになる。更に悲劇的なシナリオでは、双方が取るに足らない停戦協定後に「平和維持」任務を派遣し、最も緊張したコーカサス地域にヨーロッパとトルコの軍隊を留めおくことになる。コーカサス地域はユーラシアで最も重要な「国境」の一つで、ロシアが直接関心を持つ地域だ。

 欧米諸国がコーカサスで望んでいるのは、NATO軍をアルメニアとアゼルバイジャン両国に配備する計画を進めるため、単に戦争を煽ることだ。このゲームでは、エルドアンとマクロン(現在のアルメニアの実質的国家元首)は同盟国であると同時に敵国でもある。お互いに敵で、ロシアに対しては同盟国だ。パシニャンの「平和推進」の動きはこのゲームの一部だ。

 狙いは、弱々しく見せかけ、アルメニアにおける戦争支持感情の過激化を正当化することだ。残念ながら、アルメニア国民は危機全体を理解するために必要な地政学的知識を欠いているため、確実に、この罠に陥るだろう。ロシアを放棄し、欧米諸国と連携することに同意して以来、アルメニアは自滅への道を歩み始めたばかりだ。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2024/09/14/armenia-on-its-path-to-self-destruction/

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 スコット・リッター、Reductedに出演しポケベル爆破に触れている。
"This is Hezbollah's 9/11 and it's DEVASTATING" | Redacted with Natali and Clayton Morris  13:05
 植草一秀の『知られざる真実』
日本政治堕落主因の欲得主義
竹中持論解雇自由化の公約化
 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
日経「自民党総裁選、小泉氏の支持に陰り 論戦力へ不安の声も、自民党総裁選(27日投開票)をめぐり、支持率でトップを走っていた小泉進次郎元環境相の人気が陰りを見せつつある。12日の告示以降に相次いで開かれている討論会やテレビ番組で論戦力への不安が露呈したためとの見方がある。
 日刊IWJガイド
「2014年のユーロマイダン・クーデター以来続いてきた、ロスチャイルド家とウクライナの関係を、『スプートニク』が暴露!」2024.9.19号

■はじめに~2014年ユーロマイダン・クーデター以来続いてきた、ロスチャイルド家とウクライナの関係を『スプートニク』が暴露! ウクライナの背後で動く勢力の一端が垣間見える!

2020年12月17日 (木)

ナゴルノ・カラバフでアルメニアとアゼルバイジャン軍間の衝突再開

2020年12月14日
The Saker

South Front

 先週末、ナゴルノ・カラバフ地域でアルメニアとアゼルバイジャン軍間で、新たな軍事エスカレーションがあった。

 12月12日、アゼルバイジャンは、アルメニア民兵の手中にあったフツァベルトとカイン・タヘール村を攻撃した。アルメニアとの一連の衝突後、彼らはフツァベルトの支配を確立し、ヒン・タヘール付近に配備された。12月13日、アルメニアはアゼルバイジャン軍が、ヒン・シェンとメツ・シェン村を攻撃したと主張した。だがこの攻撃は撃退された。

 これら全ての村は、アゼルバイジャン部隊による事実上の包囲地域にあり、そこで見られるアルメニア部隊は、11月10日の協定後、包囲から撤退するのを拒否した「志願兵大隊」と「現地民兵」だ。彼らの疑わしい地位は、地域の現在の緊張の源になっていた。

 予想されたように、アゼルバイジャンとアルメニアは停戦制度に違反したとお互いを非難した。アゼルバイジャン国防省と国家安全保障サービスはアゼルバイジャン軍がハドルト町近辺で「強制的対テロ活動」を実行したと宣言した。バクーによれば、いくつかのアルメニア部隊が森林地帯に留まり「領土を去らず、逆に戦闘陣地を準備し、アゼルバイジャン軍と一般人に対し、いくつかの妨害行為を実行した」。これら攻撃は兵士四人の死亡と、兵士二人と文民一人を負傷させた。アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領は、これ以上エスカレーションした場合「鉄拳」でアルメニアを押しつぶすと約束した。

 アルメニア側は、アゼルバイジャンが意図的に露骨に停戦に違反し、アルメニア軍陣地を攻撃したと宣言した。アルメニア国防省はアルメニア戦士六人が負傷したと述べた。

 ロシア平和維持軍の配備が緊張を終わらせ、12月14日時点で、ロシア軍はラチン回廊の南で存在を拡大した。この動きはそこで、これ以上の衝突を防ぐことを目指していた。

 ここ数日、区域で、停戦体制が確立されたにもかかわらず、この地域が、まだまだ爆発しかねない事実上の危険な状況であることを示している。アルメニアとアゼルバイジャンは、アルメニア主権地域と、バクーに移されたカラバフ地区の境界を策定しなければならない。これらの進展は、様々な挑発が伴ない、あからさまな衝突になりかねない。

記事原文のurl:https://thesaker.is/clashes-between-armenian-and-azerbaijani-forces-resumed-in-nagorno-karabakh/

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 彼方遥かでの本物の戦争、なかなかおさまりそうもない。一方、この国の、コロナ戦争、無策な国家、御用学者、地方自治体のトップ、とりわけ、東京、大阪、北海道、爆発的に拡大するのを手をこまねいてながめるだけ。マスクをつけろ、手を洗え、極力表に出るな。といいながら、上級国民は自分がいうことを無視している。無策の竹槍三週間、負けるべくして負けている。

 東京の感染者は800人を越えた。1000人越えも間近。PCR検査で、無症状者の検出、隔離をしないかぎり、この爆発は続く。政府は、本音では、爆発を推進しているのだろう。

 タイ王室の退廃ぶりには感心。上級国民の見本。何がありがたいのか理解不能。

全コーカサス占領の夢想で、トルコとアゼルバイジャンはエレバンに権利を主張

2020年12月12日
The Saker

South Front

 二度目のナゴルノ・カラバフ戦争は終わったが、アルメニア人にとって困難な時期は、近いうちに終わりそうには思えない。

 12月10日、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、アゼルバイジャン、バクーでの「凱旋パレード」で特別招待客としてもてなされる大きな名誉を与えられた。「最高位のサルタン」と彼の高官が演壇で演説する中、アルメニアから捕獲したものを含め種々の兵器を持ったトルコとアゼルバイジャン軍隊が、アゼルバイジャンの首都を行進した。結局、バクーのパレードで語られた事全てからして、アルメニアが新たな戦争のために直ぐさま準備する可能性が高い。

 アリエフは、トルコ-アゼルバイジャン連合の重要性を強調し「エレバン、ザンゲズール、セヴァン」は、チュルクの人々の「歴史的土地」だと主張した、他方エルドアンはイスマイル・エンヴェル・パシャとコーカサスのイスラム軍メンバーを追悼した。エンヴェル・パシャは、アルメニア人大虐殺、アッシリア人大虐殺、ギリシャ人大虐殺の主要加害者の一人だった。

 これに加え、トルコ大統領は、いつも通り、アルメニアが地域の不安定の原因だと言って、欧米軍国主義のせいにさえした。エルドアンは、アンカラがNATO創設国の一つで、その軍国主義の一部だということを、どういうわけか忘れていた。とはいえ、事実を認めるのは、近代的トルコの外交的手腕の強みではない。

 トルコ・メディアは、アルメニアの広い領域を、アゼルバイジャンの一部として表現して、エレバンとの新たなエスカレーションの足場を準備している。例えば、トルコのTGRTハベル・テレビは、「アルメニアには金がない。ザンゲズールをくれてやろう」という題名で、アゼルバイジャン本土とナヒチェヴァン自治共和国間の地域全体を、そういうものとして示した。この題名は、バクーが、カラバフの「アゼルバイジャン人対する犯罪」と呼ぶものに対し、アルメニアは500億ドルの「補償」を支払わねばならないというアゼルバイジャンの主張への言及だ。だから今トルコとアゼルバイジャンのメディアはアルメニアは、この「補償」を、一部の領土を支払うべきだという考えを推進している。

 しかも、これらの主張はアルメニアに限定されず、全コーカサスに及ぶ可能性が高い。パレードの際、エルドアンが称賛したイスラム・コーカサス軍は、1917年にロシア帝国で始まった内戦につけこんで、現代ロシア南部を含め、この地域を占領する汎チュルク、オスマントルコの取り組みだった。

 エンヴェル・パシャは、オスマン帝国崩壊後に登場した現代トルコ創設者ムスタファ・ケマル・アタチュルクとの関係も悪く、イデオロギー的にも非常に異なり、実際アタチュルクに馴染まない反対者だった。バクーの最高レベルで、この人物を奨励するというエルドアンの決定は、現代トルコ指導部が、非宗教国家という概念を含め、アタチュルクが残したものから離れつつあることを示している。エルドアンに率いられるトルコは、汎チュルク、イスラム主義の考えを伴う新オスマン主義へ移行している。この種の公式イデオロギーは、アンカラが、国際舞台の中を巧みに進み、更なる軍事冒険に向かう上で、エルドアンに、わずかな自由も与えるまい。

記事原文のurl:https://thesaker.is/turkey-azerbaijan-lay-claim-to-yerevan-dream-of-capturing-entire-caucasus/

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 つい最近も、現地での戦闘が報じられている。

 外国で、旅行が原因であることが、あきらかになっても、決して態度を変えないインパール・マスク特攻隊。

「旅行」が原因で感染拡大。イギリス科学者チームが発表【新型コロナウイルス】

 わざわざ悪い見本を見せる彼には、メルケル首相の爪の垢をのませたいもの。

 LITERA

菅首相コロナ会食は「国民の誤解」じゃない! 今度はフジテレビ会長・社長、五輪賄賂疑惑の電通顧問と…フジに報道機関の資格なし

 日刊ゲンダイDIGITL

学術会議任命拒否問題 問われて答えられないなら首相失格

 日刊ゲンダイDIGITAL 金子勝立教大学大学院特任教授記事

コロナ対策は菅政権と専門家らの“悪魔のサイクル”突入へ

 東京新聞の本音のコラム、昨日は斎藤美奈子氏。WCカルタの怪。東京都のお粗末なカルタにふれて書かれている。三つ、複写させていただこう。

《あ》アクセルもブレーキも踏めという総理
《い》イソジンでウイルス減ると知事は言い
《う》麗しきアベノマスクは今いずこ

2020年11月23日 (月)

カラバフ戦争は終わっているが、危機は終わっていなない。今後どうなるか?

2020年11月13日
The Saker

 最初に、私はロシアのウェブジン「ヴズグリャド」が昨日公表した記事の全文翻訳を示して、本分析を始めたいと思う。私は実質的に自分で翻訳する時間がないので、私が投稿するのは、ほんのわずかだけ修正した機械翻訳に過ぎない、これをお詫び申し上げる。

 ロシア語原文:https://vz.ru/world/2020/11/12/1070326.html

 第二次カラバフ戦争の五つの主な謎

 エフゲニー・クルチコフ著

 第二次カラバフ戦争の終わりは、多くの謎と陰謀論を呼び起こした。実際、この紛争の状況の若干が従来的な軍の論理の見地から極めて不可解であるか、あるいは少なくとも逆説的だ。見たところ、アルメニア指導部自身が政治的大惨事を引き起こしたのだ。

 アルメニアで(それだけでなく)どの謎が最大の疑問を提起するか、「陰謀論」の様相を引き起こすか列挙しよう。

1.なぜアルメニアでは完全動員が実行されず、本格的な部隊が紛争地域に配備されなかったのか?

 大仰な愛国的言説にもかかわらず、アルメニアでは本物の動員がなかった。アルメニア常備軍-約5万人は、志願兵によってのみ強化された。戦闘の状態では、カラバフ防衛兵の人数を、少なくとも8万人から、10万人増やすことが必要だった。同時に、まもなく専門家の欠如(例えば、弾道計算や多連装ロケット弾発射システム)はアルメニア軍戦線に影響を与え始めた。損失を埋めるべき誰もいなかった。

 エレバンがなぜ本格的動員を行わなかったか説明できない。アルメニア指導体制はこの話題について語るのを避けている。もし動員計画があったとしても、誰もそれを実行しようとしなかった。結果的に、最前線で、軍人の交代がなく、一部の地域では、兵士が交代なしで1カ月間、塹壕に座っていた。18-20歳の兵士が最前線にいて、ある時点で訓練されていない青年が人員の最高80%を占めていた。プロとベテランで構成されたカラバフ分遣隊は最初の週に大きな損害をこうむったが、増援部隊がなかったため、誰も何も補うべきものがなかった。

 党路線にしたがって、アルメニア人志願兵集団が組織された。今パシニャンの主敵、オリガルヒのガギク・ツァルキャンの名にちなんで付けた、裕福なアルメニ政党の別個の分遣隊を組織する試みによってスキャンダルが起きた。この二人は10年以上、対立している。今、報道によれば、彼の幻の隊が、前線で十分闘わなかったとして、首相はツァルキャンを公然と「シュシャ崩壊の犯人」と呼んでいる。この紛争は、動員計画と、それを実行する願望があれば、避けることができたはずなのだ。

 アルメニアの主要部隊はカラバフに移動しなかった。だが、アゼルバイジャン無人機に引き起こされる緊張を緩和するには、早期発見装置をゴリスに配備すれば十分だった。アゼルバイジャンが最初の防衛線の前で、力なく足踏みをしていた際、一つの部隊が南部方向を守るのに十分だったはずだ。適切な供給が組織されず、一カ月の戦闘後、多連装ロケット弾発射システムのミサイルと、榴弾砲部隊の砲弾欠乏をもたらした。砲弾掩護がなければ、歩兵隊は勇ましく死ぬしかないのだ。

 これは、部分的に、現地のだらしなさと、やる気のなさが、本来のアルメニア防衛を弱めたと説明できるかもしれないが、この全ては妨害行為に近い。アルメニア防衛は非常に論争の的で、アルメニア指導部が、カラバフをまな板の上のコイにしたように見える。

2.北部戦線は、なぜ、あれほど奇妙な動きをしたのか?

 カラバフの北と北東、キルギス共和国の地域に、非常に戦闘準備ができている部隊を含め、アルメニア防衛で強化された広大な地域があった。彼らは本当に前進するアゼルバイジャン集団に対する真剣な抵抗を示し、結局実際にそれ(いくつかの陣地と重要な村を失ってはいるが)をくい止めた。

 だが、その後、指揮官が「アルツァフの英雄章」を得るのに成功したが、エリートのエフニクネル大隊が突然後退した。更に、10月3日から、エフニクネル部隊も、他の部隊も北戦線から完全に撤収され、燃えあがる南部を助けるために移動しなかった。同時に、アゼルバイジャンは、一度だけ、明らかに、目を逸らす狙いで、再び北部で攻撃をシミュレートするとに決めた。北部に最高2万人の兵士を維持する必要はなかった。

 カラバフ指導部は、非公式に、資源の欠如でこの全てを説明している。だが今カラバフでは「資源の欠如」が全てを説明しているのだ。

3.南部戦線はなぜ崩壊したのか?

 主な攻撃が、南部のステップ地域で、アゼルバイジャンによって行われた事実は、既に、戦争最初の数日で、肉眼でも容易に見えた。ところが、戦線が実際そこにはなくなった時に、人間と、専門的資源が、南部戦線領域に到着し始めたのだ。ステップ地域は失われ、最前線は、クラスヌイ・バザールから、マルトゥニの山脈の端に沿って止まった。結果的に、カラバフを守る最大3万人の人々がこの地域に集まった。彼らは完全包囲と死で脅され、それが停戦協定に署名する理由の一つだった。同時に、ジェブライル占領前に、アゼルバイジャン部隊は、彼らの攻撃ペースが混乱し、非常にゆっくり進んだ。これはアルメニアにとって、小さいながら、状況を理解し、移動するため有利なスタートだった。

 ジェブライル占領後、前線はばらばらに崩壊し始め、アゼルバイジャン進撃は急激に加速した。好機は失われた。

 何らかの理由で、アルメニア司令部は南部戦線への追加資源輸送の決断をしなかった。これはもう1つの謎だ。

4.アルメニア側はなぜ消極防衛に限定したのか?

 戦争中、アルメニア側は、遥か先に進んでいたアゼルバイジャン前進部隊に対して、二回だけ反撃を試みた。二回とも、ラチン対岸の峡谷で行われ、アゼルバイジャン大隊戦術群(BTG)は極端に脆弱だった。一回は成功さえしていた。だが、これらの作戦は、敵のクラスターに対する多連装ロケット弾発射システムによる大規模攻撃だけなっていた。峡谷を封鎖し、南部作戦領域の他の部分で敵を包囲する作戦が示唆された。だがアルメニア部隊は一つも動かなかった。当事者の一方が、もっぱら消極防衛に限定して、一つの攻撃作戦も行わなかった驚くべき戦争だ。

 ラチンの前の峡谷での反攻成功で、非常に多くのアゼルバイジャン戦力を押しつぶしていれば、彼らは少なくとも二週間、シュシャ攻撃を考えなかっただろう。後にアベラテク峡谷で、アゼルバイジャン歩兵隊を破壊することも大いに可能だった。だがそれには多くの努力が必要だった。

 アルメニア側がなぜ反撃したり、繰り返し使っていた戦略上優位な他の方法を使おうしたりさえしなかったかの説明がない。資源の欠如は、戦争の最終段階に、延々と言及されているが、消極防衛は戦争の初めから一定の戦術だった。

5.シュシャは、なぜ引き渡されたのか?

 最も機微な、理解できない疑問だ。アゼルバイジャン歩兵隊による、この都市に対する最初の襲撃は極めて不成功だった。それでアゼルバイジャンの第二隊列は、多連装ロケット弾発射システム攻撃で掩護された。多少の努力とアルメニアの援助で、この都市に突破したアゼルバイジャン集団を壊滅できたはずなのだ。だが、この都市を解放するための、好ましい作戦上、戦術的状況を、他日に期することなく、戦いをせずに、この都市を去る決定が突然なされたのだ。

 シュシャ撤退の決断は、ナゴルノ・カラバフのアライク・ハルチュニャン大統領と、現地の伝説的人物ナゴルノ・カラバフ安全評議会のサムヴェル・ババヤン大将がしたと信じられている。休戦署名に対する抗議で、彼は職を去り、アルツァフ英雄章の所有権を放棄した。アルメニアのユーチューブ・チャンネル「Lurer」(「ニュース」)は、ババヤンとハルチュニャン協議記録を公表したが、ババヤン大将は、都市放棄後にさえシュシャを取り戻す可能性を考慮していたが、更なる抵抗の可能性は非常に悲観的だった。

(一語一語翻訳されてはいない)会話の破片:「(戦闘)タスクを計算しよう。「スメルチ」多連装ロケット弾発射システムの20、30回の一斉射撃がシュシャを一面に覆っている。我々はそこで全員を殺す。都市を取り戻す。次は何か?軍と一般住民の状況は戦争を許さない。我々は戦いを行い、シュシャを奪還し、それから、どうする?(…)我々はNATO軍、完全装備の傭兵とは戦えない。昨日私は三大隊と作戦をしようとしたが…。我々には榴弾砲四門しかない。砲兵隊を与えられなければ、どのように攻撃を保証したり、敵の後尾を切断したりできるだろう?(…) 今日我々は、ロシアと最終的に、我々がこれら領域を手渡して撤退すると交渉しなくてはならない。彼らは我々を支援するかも。我々軍全体に、二門の自走多連装ロケット砲と、そのための砲弾がない、一ダースの榴弾砲しかないことを考えてくれ。」

 要するに、ババヤン大将は、戦いのこの段階で、抵抗は役に立たないと信じていたのだ。我々は戦争を続けるのを拒否して、降伏するか、地元住民と完全に包囲された南部戦線兵士3万人の組織的撤退のため、10日を要求しなくてはならない。選択肢として、民間軍事企業や、志願兵、装置や弾薬のかたちで、直接軍事援助をロシアに緊急に求めることが提案された。

 だがこの全ては、シュシャに突入した重火器なしのアゼルバイジャン歩兵小集団が、なぜ、アルメニア軍がパニックを起こし始める前に殲滅されなかったかという疑問を消すわけではない。シュシャを保持していれば、ナゴルノ・カラバフとアルメニアの政治的合意に完全に異なる構造ができていたはずだ。これが政治的決断なら、誰が実際にそれをなし得たか?

***

 第二次カラバフ戦争の謎のこのリストは完全からはほど遠い。加えて、アルメニア指導部には戦争準備についても多くの類似の疑問がある。正確には、無為あるいはエレバンの奇妙な行動のため、始まりさえする前に、この戦争は敗北したのだ。

 この過程は長く続くだろう。この40日で、地域の状況は根本的に変化し、紛争を解決する全ての古い手法や、軍事部門は、消滅した。新しい現実は、アルメニアにとって、新しい解決が必要になるだろう。誰がこうした決定をするかは、まだ明らかではない。

 個人的に、私はここで暗い陰謀を見ない。私に見えのは、アルメニアの親ソロス派指導体制の実に目を見張るような水準の無能力だ。簡単に言えば、民間と軍の本当に有能なアルメニア指導部の圧倒的多数は、投獄されたか、少なくとも一斉に解雇された。これについて非常に単純な説明がある。

 パシニャン(以後、私が「パシニャン」と書く際は、MI6、CIA、ソロスなどの札付き連中を指している)の見地から、彼らは信頼できないので、ソ連で教育された指導者「古株連中」は排除しなければならなかった。だがこの低能者と彼のご主人が理解できなかったのは、「ソ連で教育を受けた」指導部は、2018年に権力を掌握した「目覚めた、性同一性障害者にやさしい民主主義者」より、遥かに有能だったことだ。

[補足:読者は非常に興味深いことにお気付きだろうか?NATOや「銀河史上最強力な軍隊」に訓練された軍隊よりも、「古い」「ソ連で教育された」軍隊全般、特に指揮官は、遥かに体系的に良く訓練されていたのだ。なぜ、例えばサウジアラビアや、イスラエルや、グルジヤ、イエメンのような民主的で進歩的で高度な軍隊や、他の全ての「良いテロリスト」が常に戦闘で惨めな能力しか発揮しないのだろう?この疑問を熟考願いたい:-)]

 ちなみに、エレバンの地下壕かアメリカ大使館構内に隠れているパシニャンは、まだ頑張っている!昨日、彼は、膨大なアルメニア移民から何かすべき圧力を受けているフランスのマクロンに、助けを求めるため電話し、マクロンは、全ての側に受け入れられる解決策ことを見いだすのを手伝うと約束し、二つのことを暗示した。

  1. 「ロシア解決策」(実際は、アルメニア・エレバンがアゼルバイジャンの条件を受け入れたもの)は受容できず
  2. フランスには、マクロンが数回振れば、地域全体を永久に平和な豊穣な国に変え、全員が手をとりあい、子守歌を歌って、ずっと「愛を感じ続ける」の魔法の杖があるのだ。

 通常、イギリスは、ずっとよこしまで、秘密主義で、頭が切れる。イギリス秘密情報部MI6長官は「幹部」と会うためトルコにいる。そうなのだ!ところで、この男、リチャード・ムーアは元駐トルコ・イギリス大使だ。これが一体何を意味するかを理解するには、どれか歴史の本を読んで、イギリスが常に、ロシアに対してオスマントルコを砲弾の餌食として利用したのを知ることだ。

 アメリカは基本的に国の混乱で麻痺している。だが走り回るばか者のどちらかが「旗幟を鮮明にし」「ロシアに厳しい」ことを証明するため何か必死に試みるかもしれない。

 すると次は何だろう?

 欧米政治的指導者に関して、私は何年間も以下のことを言ってきた。彼らは価値あるものは何も構築できないが、混乱や、無政府状態、紛争、反乱などを広めることなら確実にできる。だから何より確実なのは、アングロ・シオニストが、ロシア(そしてプーチン個人!)のために欧米が見る結果を勝利として拒絶するため、アルメニア、アゼルバイジャンやトルコさえ扇動するため、彼らが出来る限りあらゆることをするだろう。

 更に、平和維持軍の一部になりたいという要求をロシアに、きっぱり拒絶され激怒しているエルドアンがいる。ロシアが同意したことと言えば、ナゴルノ・カラバフ地域から遥か彼方で、合同監視団チームが、コンピュータを見て、状況を「監視する」ロシア人とトルコ人を配備した「監視所」を作ることだけだ。平和維持区域には、トルコ軍兵士は入るまい(上のロシア軍地図参照)。

 いざという場合の代案として、トルコは、作戦地域で、彼らの無人飛行機操縦を認めて欲しいと強く要求している。これに対して、アルメニア側は、地域全体に、アルメニアとロシア共同の飛行禁止区域を宣言した。私が知る限り、ロシアは「まだ」それを確認していないが、彼らの陣地に接近するどんな無許可航空機も即座に撃墜するのは確実だ。

 ロシアがどのように行動しているか感覚を得るには、二つのことを知る必要がある。

 第一に、ロシアのリベラル・メディアは、ロシアが、平和維持軍に「宣言されていない」兵器システム(多連装ロケット弾発射システムと装甲兵員輸送車)を配備したと既に文句を言っている。これは(双方による)極めて高い挑発の可能性を考えれば、ほとんど驚くべきではない。そのうえ、合意のあいまいな表現「特殊車両」は、ロシアが、ありとあらゆるものを持ちこむのを可能にしている。

ルスタム・ムラドフ中将とウラジーミル・プーチン大統領

 さらに、私はギュムリの、ロシア第102番軍事基地が強化され、ロシア平和維持軍の後方支援中枢役を演じると、確信している。

 第二に、ロシアの平和維持軍を指揮する人物、ルスタム・ムラドフ中将の経歴を見る価値がある。ここと、ここで彼の経歴がチェックできる。私は、二つの単語で、この人物の経歴を要約する。ドンバス、シリア。

 彼は、単なるまとめ役、政治家の、見かけ倒しの将官ではない。この男は実際の戦う将官で、常に部下と一緒に前線にいて、自分自身攻撃を受ける男で、イスラエル・サウジアラビア・アメリカの「優しさ枢軸」と、その(現地人であれ、特殊作戦であれ)「良いテロリスト」に対処する経験を積んでいる。

 欧米がこれを完全に理解しており、またしてもロシアに「だまされた」ことで、すっかり激怒している!

 第一に、ロシアはシリアで血まみれの戦争を止め、今彼らはアゼルバイジャンで戦争を止めた。帝国にとって、これは丹精を込めて、コーカサスと中東で作り出し、最終的にロシアの急所を攻撃するための不安定の枢軸の完敗を意味する。連中は失敗したのだ。彼らはこれを許すまい。

 第二に、世界中のほとんどのアルメニア人は、この戦争の結果に全くおびえており、私も彼らに同情する。ここで問題は、彼らの多くが、自身の指導者より、ロシアを非難することだ。更に、アルメニアの反パシニャン勢力の中には、本当に狂った多くの民族主義者がいるのだ。今、パシニャンはどこかに隠れていて、まだ辞任を拒否している(もちろん、徹底的に欧米に支援されている)。だがこれは変化するだろうし、誰であれ、このような大惨事後に政権に留まれるとは私には想像できない。

 だが、パシニャンが去っても、親ロシア、あるいはロシアに対して中立の勢力が彼の後任となることを意味しない。実際、大半の混沌とした状況で、権力を掌握する可能性が最も高いのは過激派だ。そして彼らが次に何をするか知っているのは神だけだ!

 逆説的に、ロシアにとって最良の結果は、現地で、変人が意味のある転覆ができないような既成事実を作るの十分なだけパシニャンが権力に留まることだ。

 今、2つのことが起きている。アルメニア難民がアルメニアに逃げるのを可能にする唯一の道路で渋滞している。これら貧しい人々はアゼルバイジャン人、ましてトルコ人が言う言葉を決して信じない(誰が彼らを非難できようか?!)。

 パシニャンと彼のソロス派仲間が、本当に基本的なことを、いくつか(戦争の準備と、まずは、不完全な和平協定でも良しとすること)していれば、これは完全に避けることができたはずの痛ましい悲劇なのだ。

 アルメニア-ナゴルノ・カラバフ軍も撤退しているが、彼らがここで他に選択肢はなかったのだ。命からがら逃げることだけが、本当に哀れな兵士たちが望めた全てだ(決して彼らの過失ではないと私は言いたい!)。

 今後二週間が極めて重要で、パシニャンがすぐに打倒され、アルメニアが完全逆転するのを含め、どんな偶発事にも対処する準備がロシアに完全にできているよう願うばかりだ。

 今は時間との競走だ。ロシアが現地で、急遽良く守られた現実を作り出そうとする中、欧米は、文字通り、アゼルバイジャン人やアルメニア人の命がいくら失われようとも、ロシアを追いだしたいと思っている。ウクライナでは、彼らは「欧米は、最後のウクライナ人まで、ロシアと戦うのをいとわない」と言われている。私はこれがコーカサスで起きないよう祈っている。

The Saker

 追伸:実に悲しく、悲劇的な側面だが、私は個人的に、あらゆる当事者の全ての善意を装った約束にもかかわらず、私は難民が戻るのを想像できない。率直に言おう。アルメニアが勝った第一次ナゴルノ・カラバフ戦争の際、アゼルバイジャン人は残酷に追放され、勝利したアルメニア軍による、アゼルバイジャン人一般市民大量殺人のいくつかの例もあった。今回の場合、アゼルバイジャンはあらゆる約束をしたが、もし私がアルメニア人だったなら、私はトルコ人やアゼルバイジャン人が言う言葉の一つも(両国はオスマントルコによるアルメニア人大量虐殺があったのを否定しているのだ!)信頼するまい。この短い戦争で、約4000人の一般人が死んだことを想起願いたい。それは公式数値で、実際の人数は、おそらく、もっと多い!

 10年間か20年間先も、ロシアがコーカサスの平和維持者のままでいるなら、一部の難民や、彼らの息子や娘たちは故国に戻るだろう。だが今、ロシアの平和維持軍は、おそらく、ほとんど無人のナゴルノ・カラバフで平和を維持することになるだろう。繰り返すが、これは、パシニャンと彼のソロス派の徒党が避けることができたはずの不快な結果だ。この邪悪なピエロ連中を真に受けている全員の教訓になって欲しいものだ!

Sakerをご支援願いたい。

記事原文のurl:https://thesaker.is/the-karabakh-war-is-over-the-crisis-is-not-what-comes-next/

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  もともとまずい翻訳の上に、ロシア語から英語への機械翻訳修正版からの翻訳、読みにくさが更に劣化。

 「しんぶん赤旗」記事 普通のIQがあれば答えられる疑問。

学術会議に10億円と攻撃するが
菅氏機密費から毎年11億円超
「閉鎖的で既得権益」なのは いったいどちらか

 日刊ゲンダイDIGITAL 田岡俊次氏記事

バイデンは大丈夫か? 彼はいつも戦争判断を間違えてきた

 デモクラシータイムスの番組二つ

コロナ感染最多でも「五輪確認」の暴挙!トランプ職務放棄で政治機能停止! WeN20201120

 辻元議員の新刊を巡るジジ対談

【辻元清美と2ジジ】衆院選に勝たなアカン(佐高信×早野透)20201117

2020年11月 2日 (月)

アゼルバイジャン部隊はナゴルノ・カラバフ共和国首都の門口にいる

2020年10月30日
The Saker

South Front

 見たところではナゴルノ・カラバフ戦争は、トルコ-アゼルバイジャン・ブロックの優位で進展している。10月29日夜、アルメニア側は、アゼルバイジャン部隊が、ナゴルノ・カラバフで二番目に大きい町にほぼ到着したことを確認した - 自称共和国の首都から、わずか数キロに位置するシュシャ - ステパナケルトだ。アライク・ハルチュニャン共和国大統領はアルメニア人に、彼らの故国を守るため武器をとるよう求めた。

 「シュシャは単なる町ではなく、アルメニア国民自身の架台に住む決意の象徴、アルメニア国民の勝利の象徴だ。シュシャは全てのアルメニア人の脈打つ心臓だ。アルツァフ共和国最高司令官として、私は再度あなた方一人ひとりに、団結し、我々のシュシャ、我々のアルツァフ共和国、我々の国家の尊厳を守るよう希望する」と彼は述べた。

 報道によれば、アゼルバイジャン歩兵隊がハドルト付近で、アルメニア防衛陣地の裏をかいて、シュシャから約5キロに配備された。このような地域におけるアゼルバイジャン軍の前進部隊の存在は、前線におけるアルメニア軍のもう一つの厳しい状況の兆しだ。アルメニアが多分、アルメニア国境近くのラチン回廊に向かう最初のアゼルバイジャンの攻撃を撃退できたようだが、進撃するアゼルバイジャン部隊は、前線の別の場所におけるカラバフ防衛者にとって依然重大問題だ。

 アルツァフ共和国国防省は、敵の破壊工作集団を排除するため、アルメニア部隊が活動していたと述べ、シュシャの南での戦闘を確認した。出来事に関するこの公認版は市を防衛する人々にとっては、少なくとも気がかりに聞こえる。独立したアルメニアの情報提供者が、町の南での、アルメニアとアゼルバイジャン軍間の激しい戦闘を報じている。もしアルメニアがシュシャを失えば、アゼルバイジャン軍隊がナゴルノ・カラバフの首都の門口にいることを意味する。

 一方、アルメニア国防省は、自身の前線状況地図を発表した。それによれば、アゼルバイジャン軍は、シュシャからまだ遥か遠くにある。更に、それは、まだハドルトがアルメニア勢力の手中に奇妙に残っていることを示している。同時に、アゼルバイジャン軍に町から退くことを強いて、それをグレー・ゾーンに変えた、アルメニアのグバドルに対する反撃の報告は僅かだ。アルメニアは、アゼルバイジャン軍が主張したSu-25戦闘機二機の撃墜も否定した。アゼルバイジャンによれば、これら戦闘機は「戦線のグバドル方向にあるアゼルバイジャン軍陣地を空襲しようと試みて」撃墜された。Su-25撃墜を確認する画像証拠は、これまでのところ提供されていない。

 他方、アゼルバイジャン側は、係争地域で、対アルメニア軍攻撃成功を示す一連のビデオを公表した。ビデオで見られる攻撃は、27以上の陣地と、下記装置と、アルメニア部隊に標的を定めていた。五基のD-20曲射砲、D-30曲射砲、二基の2S1 グヴォズジーカ自走榴弾砲、BM-21多連装ロケット砲筒、二台のトラック、SUV、P-18レーダーと通信センターに対するものだ。ビデオで見られる攻撃の大部分が、トルコ製バイラクタルTB2無人戦闘機で行なわた。それ以外は、アゼルバイジャン軍で使用されているのが知られているイスラエル製ACCULARや他の誘導弾で行われたようだ。

 10月末までに、トルコ-アゼルバイジャン・ブロックは、確実に、紛争で、戦略上の主導権を掌握し、それを奪還するアルメニアの試みを克服した。今、同盟国トルコからの援助を得ているバクーは、カラバフのアルメニア人防衛者に衝撃的打撃を与えようと計画している。一方、アルメニア指導部は、依然、外交ゲームしており、ナゴルノ・カラバフ自称共和国を支援するため正規軍派兵を急いでいない。

記事原文のurl:https://thesaker.is/azerbaijani-troops-are-at-gates-of-capital-of-nagorno-karabakh-republic/

2020年10月13日 (火)

ナゴルノ・カラバフ停戦が持続する可能性は低い

2020年10月10日
Moon of Alabama

 アルメニアとアゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフ紛争で停戦に合意した。

 ナゴルノ・カラバフを巡る戦争は、既にこう着状態に近かった。攻撃するアゼルバイジャン部隊は、南部低地で、少数の無人の村を得ることが可能だったが、他の場所での成功は乏しい。彼らは、ナゴルノ・カラバフの首都ステパナケルトで、カモフラージュがお粗末なアルメニア戦車に対して、イスラエルとトルコから得た滞空する攻撃型無人航空機を使い、一般人に砲撃することで、それを埋め合わせた。

概観図

イランとジョージアは、国内に、多数のアゼルバイジャンとアルメニアの少数人種がいる。
拡大する

詳細地図

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 ロシアは介入するのに適切な時だと判断した。昨日アルメニア、アゼルバイジャンとロシアの外務大臣がモスクワで会合した。10時間の会談後、彼らは停戦に合意した

10月10日12時00分に始まるナゴルノ・カラバフでの停戦合意が、モスクワで、ロシア、アルメニアとアゼルバイジャン外務大臣の三国協議後に実現したと、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣が土曜日に述べた。

「10月10日12時00分、規則に則り、赤十字国際委員会による支援で、捕虜や他の捕らえられた人々の交換と犠牲者の遺体交換のため、停戦が人道的目的から始まると宣言する」と土曜早々、アルメニアとアゼルバイジャンの外務大臣に署名された共同声明を引用して、ラブロフが述べた。

 停戦の詳細はまだ練り上げる必要がある。もし停戦が続けば、両国は更なる交渉をすることに同意した。

「アゼルバイジャン共和国とアルメニア共和国は、OSCEミンスクグループ共同議長の調停で、紛争和解の原則に基づき、できるだけ早く和平合意に達するという主要課題の実際的交渉を開始する」とロシア外務省の文書に書いてある。

 これまでのところ停戦は続いている。若干の些細な違反以外、射撃と爆撃は現地時間正午から停止している。

 両国が同意したもう一つの非常に重要なポイントがあった。

 「全ての関係当事者は交渉プロセス不変性の厳守を確認した」と文書は付け加えている。

 アルメニアとアゼルバイジャン会談のための現在の交渉フォーマットには、ロシア、アメリカとフランスで構成されるOSCEミンスク・グループが関与している。現代の戦争を行うようアゼルバイジャンに勧めていて、それを強く支持しているトルコは、交渉テーブルで自分の席を要求していた

何が何でもという姿勢のトルコの主な狙いは、シリアやリビアの紛争で、ロシアから譲歩を引き出すことに加えて、コーカサスでの勢力争いに入り込むことだ。アンカラはミンスクグループの信用を完全に失墜させ、それ自身とモスクワが率いる新仲裁プラットホームで置き換えることだ。

 これは今や、トルコが支援するアゼルバイジャン政府にさえ完全に拒絶されている。

 トルコのサルタン気取りのエルドアンは、これに腹を立てている。今日彼は再びテーブルの席を要求した。

係争中のナゴルノ・カラバフ地域を巡るアゼルバイジャンとアルメニア間でロシアが調停した停戦は、紛争の解決策とみなすことはできないと、トルコ外務省が、バクーに対する支持を再確認して述べた。

紛争地域での停戦は、一夜のうちにモスクワで仲介された「重要な第一歩」だが、それは「永久の解決策にはならないだろう」とアンカラが土曜日に言った。

トルコは「戦場と交渉テーブルで、アゼルバイジャンの味方をし続ける」とトルコ外務省の文書が補足した。

 今日、ロシアのプーチン大統領は、イラン北国境での紛争について、イランのロウハニ大統領と電話をした。プーチンとエルドアン間の電話についての報道はない。彼は正確にそれが、もう一つの叱責だと認めるだろう。その結果、彼は、戦争を続けるよう、アゼルバイジャンに強く勧めようとするだろう。

 だが、それは結果を変えるまい。戦争のいずれの側も相手を破る力を持っていない。

ナゴルノ・カラバフのほとんど全てが山(それ故「山地」を意味する接頭辞「nagorno」)にあり、山地での攻撃的軍事行動は、良く準備し、設備が整った軍隊にとってさえ(特に急速に近づく冬場で)本当に悪夢だ。山地で成功裏に攻撃作戦を行うことができた国は極めてわずかしかなく、ロシアはその一つだが、アゼルバイジャンは明らかにそうではない。

今、両国は、一つのことにだけ合意している。完全勝利だけが、この戦争を止めることができるのだ。政治的には、その種の言葉は意味をなすが、この戦争が、一方の側の、何らかの完全勝利、相手側の完全敗北では終わらないだろうことを皆が知っている。単純な事実は、アゼルバイジャンが、ナゴルノ・カラバフの全てを侵略することができるわけではなく、アルメニア(本来のアルメニアとナゴルノ・カラバフ)が、平野で、アゼルバイジャン軍に反撃し、破ることはできないのだ。

 一部のロシア人は、エルドアンはコーカサス支配を欲しており、そのため、ロシアとの戦争の危険を冒すだろうと考えている。私はそう思わない。もしトルコが、アルメニアとアゼルバイジャン間の紛争に直接介入しようとすれば、実際、間もなく、ロシアとの戦争になる。ロシアとの戦争は、トルコにとって、滅多に首尾よく終わっていない。エルドアンはこれを知っている。彼は、金、超大国に勝つ技術、いずれも持っていない。彼は戦争で脅すかもしれないが、直接的関与を避けるため最善を尽くすだろう。

 それは戦争が終わったことを意味しない。アゼルバイジャンの独裁者イルハム・アリエフは国民に勝利を約束していた。明らかに、まだアルメニアの手にある町村を占領したと軍は表明した。もし彼が今戦争を終わらせれば、彼の地位は重大な危機になるだろう。

 だから、彼は、数日後、更に数百人が亡くなった後、再度のこう着状態で、ロシアが再び介入して終わることを、もう一度すると確信している。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2020/10/the-ceasefire-in-nagorno-karabakh-is-unlikely-to-hold.html

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 説明すればするほどぼろが出る総理、官房長官、官僚に、あきれるばかり。三人だけ質問し、その他の記者は別室で音声を聞く御簾の中?記者会インタビューをする総理を見ると、子どもの時に読んだ『オズの魔法使い』を思い出す。

『ドロシー一行が、オズの魔法使いに再会した際、彼女の愛犬トトが王座の隅のスクリーンを倒してしまうと、魔法使い本人が現れる。彼は老人の詐欺師だった。』

 今日の孫崎享氏のメルマガ題名

NHK世論調査、わずか18日間で菅内閣支持62%→55%、不支持13%→20%。こうした大変動稀。日本学術会議推薦会員の一部任命せずに納得側38%、納得せず側47%。支持する側「人柄が信頼できるから」が24%、、支持しない側人柄出来ない32%、

 今日の日刊IWJガイドに、びっくり。岩上安身氏は、体調不良とうかがっているが、今日から怒濤のインタビュー。

日刊IWJガイド・非会員版「岩上安身は午後5時より日本学術会議会員の任命を拒否された松宮孝明立命館大学教授にインタビュー! さらに怒涛のインタビュー4連続!! 」2020.10.13号~No.2952号

 昨日「大阪都構想」賛否問う住民投票が告示された。津波災害 増補版――減災社会を築く (岩波新書)を拝読して、ファンになった河田恵昭教授、極めて説得力ある熱弁。

大阪都構想は未熟な案!(河田 恵昭・関西大学社会安全研究センター長)|「豊かな大阪をつくる」学者の会シンポジウム(2020.10.4)約34分

 藤井教授、反対している人々は事実に基づいて反対している。賛成している人々は事実を知らずに賛成していると説明。

「豊かな大阪をつくる」学者の会シンポジウム 大阪市「廃止」は、如何に「危ない」のか? 住民投票における理性的な有権者判断の支援を目指して ―報告 藤井聡・京大教授、桜田照雄・阪南大教授、河田恵昭・関西大社会安全研究センター長ほか 2020.10.4

 数日前、大本営広報部洗脳呆導番組で、一瞬、不思議なニュースを聞いた。コロナ対応民間調査会報告。

「泥縄だったけど、結果オーライ」という首相官邸スタッフの発言を引用し、一定の評価を行う

 調べてみると「新型コロナ対応・民間臨時調査会」による報告書。その主体、組織を調べると。こうある。

日本の新型コロナウイルス感染症に対する対応を検証するために、一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ(API)が2020年7月に発足させたプロジェクトです。

 一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ(API)理事長は船橋洋一氏。

 「新型コロナ対応・民間臨時調査会」メンバーの一部だけ下記にコピー。超有名学者二人。総理大臣、官房長官、厚生労働大臣、特命担当大臣など、錚々たるメンバーとインタビューもしている。読む前から、結論が予想できそう。

委員長:小林喜光・三菱ケミカルホールディングス取締役会長、前経済同友会代表幹事
 東京大学大学院理学系研究科相関理化学修士課程修了
 ヘブライ大学(イスラエル)物理化学科(国費留学)
 ピサ大学化学科
委員:大田弘子・政策研究大学院大学特別教授、元内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)
委員:野村修也・中央大学法科大学院教授、森・濱田松本法律事務所客員弁護士
共同主査:浦島充佳・東京慈恵会医科大学教授、小児科専門医

 「泥縄だったけど、結果オーライ」という。確かに、欧米に比べれば、日本でのコロナで亡くなった方は非常に少ない。それで「オーライ」というのだろう。ところが、東アジアの韓国、中国、香港などと比較すると、逆に、日本は東アジア最低だ。それは経済的影響でも、あてはまる。「泥縄だったから、結果悲惨」が事実。大本営広報部、いずれも、報告書を垂れ流すだけ。日本学術会議と、新型コロナ対応・民間臨時調査会、全く対照的な組織。この報告書、英語翻訳され、世界で売られるようだ。

 逆の結論の『なぜ日本経済は後手に回るのか』を読もうと思っている。

2020年10月10日 (土)

アゼルバイジャン-トルコ連合がアルメニアとの戦争で優位になりつつある

2020年10月5日
South Front

 アゼルバイジャンは争点となっているナゴルノ・カラバフ地域を巡るアルメニアとの戦争で、ゆっくりと、しかし着実に優位になりつつある。

 10月5日の時点で、アゼルバイジャン軍は、トルコ軍事顧問、専門家と諜報に支援されて、アルメニア軍との激しい衝突後、ジェブライル、マタギスとタリシュの町を攻略した。アゼルバイジャンの情報提供者は、Ashagi Abdulrahmanli、Mehdili、Chakhirli、Ashagi Maralyan、SheybeyやKuyjaghを含む複数の村の支配を報告している。他方、アルメニア側は「若干の陣地」を失ったことを確認したが、前線の状況が急速に変化していると主張して詳細は説明しなかった。

 自称ナゴルノ・カラバフ共和国の首都ステパナケルトや、他の人口の多い地域や民間標的が、頻繁なロケットや大砲や無人飛行機攻撃の標的になっている。アゼルバイジャン軍は、クラスター兵器、重砲、ロケット発射筒や、イスラエルのLORA戦域準弾道ミサイルさえ使用し、同時に意図的にアゼルバイジャンの民間標的を狙ったとアルメニアを非難している。

 例えば、10月4日、ナゴルノ・カラバフ共和国政府は、アルメニア軍が、アゼルバイジャンの都市ギャンジャ近くの空軍基地を破壊したと発表した。アルメニア側によれば、この空軍基地は、トルコのF-16戦闘機を受け入れていた。アゼルバイジャンは、間接的に事件を確認したが、アルメニアの攻撃はギャンジャのみに打撃を与えたと強く主張した。アルメニア軍は、軍事基地のみを攻撃したと、アゼルバイジャンの主張を非難した。

 10月4日の発言で、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領は、アゼルバイジャン軍は、アルメニア人を「犬」のように「追いかけて」いると主張し、アルメニア軍の全面撤退、カラバフの独立アゼルバイジャン領土としてのアルメニア承認と、アルメニアのニコル・パシニャン首相によるアゼルバイジャンへの公式の謝罪を要求した。

 これに加えて、アリエフ大統領は、ナゴルノ・カラバフ問題の軍事解決が検討中だと強調し、失敗した28年間の交渉を批判した。彼の発言で、アリエフ大統領は、これまで長年、大中東での武力に基づく現実的政治実現するため、この種類の言辞を使って来たトルコの新オスマン主義者レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領をコスプレしたのだ。トルコは元々アゼルバイジャンの戦略同盟国で、アルメニアとの戦争では、アゼルバイジャンを広範に支持している。

 一日前の10月3日、アルメニアのニコル・パシニャン首相は、戦争に関して彼自身の演説をし、ナゴルノ・カラバフは「量と規模の上で未曾有のアゼルバイジャン-トルコのテロ攻撃」に対して戦っていると述べた。彼はアゼルバイジャン作戦は「150人のトルコの高級将校」に指揮されていると述べ、現在の対立の終わりは、アルメニア側の勝利でのみ可能だと主張した。今のところ、この予想は現実的には見えない。

 進行中のアルメニア-アゼルバイジャン戦争は、このような同等な軍事力の二国間での、これだけの規模の初めての軍事衝突になる可能性が高い。戦争の第一週の後、最終的な犠牲者の人数が、何千人にものぼるだろうことは既に明確だ。

 これまでのところ、アゼルバイジャン側は、地上戦で奇跡を証明していないが、アゼルバイジャンは、またもや、無人機の大規模利用という概念利用の成功を示した。偵察、空中標的、徘徊型兵器や、爆弾やミサイルを装備した無人飛行機。アゼルバイジャン側は、トルコからの明白な支援を得て、アルメニアの大砲や強化陣地を、まんまと探知し、発見し、攻撃可能だ。UAVをカバーするトルコのF-16ジェット使用の可能性に関する現実のアルメニアの主張にかかわらず、アゼルバイジャンは空域を完全支配している。

 アルメニアは、国全体に強化陣地の広範なネットワークを準備する大規模工事を行う時間があった。これで、アゼルバイジャンの航空優勢にもかかわらず、アルメニア軍が、多くの地域における彼らの陣地を維持するのを可能にしている。両国の死傷者の最高80%は、がロケットや大砲や空襲の結果だ。

 それにもかかわらず、ナゴルノ・カラバフ共和国とアルメニア部隊(エレバンが「志願兵」と呼ぶ)勢力は、たとえアルメニアが公然と紛争に参戦するとしても、アゼルバイジャン-トルコ・ブロックとの大規模長期紛争の場合には勝算がない。それゆえ、戦争の結果は、圧倒的に、アゼルバイジャンが(トルコと、その傭兵/過激派戦士の支援で)空軍と、数の上の優位を、前進するために使い、多少占領する能力に依存するだろう。もし、誰かいずれかの第三者が紛争を終わらせるため対立に介入すれば、勢力の均衡が変化しかねない。このような動きは、アゼルバイジャン地域におけるアルメニア住民民族浄化の反論の余地のない証拠や、地域への様々な中東のテロ集団メンバーの増大する派遣に対する対応になりかねない。

記事原文のurl:https://thesaker.is/azerbaijani-turkish-alliance-is-taking-upper-hand-in-war-with-armenia/

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 五日前の記事翻訳。内容の古さはご勘弁願いたい。両国外相が、ラブロフ外相の仲介で、10時間会談し、一時停戦に合意している。

 岩波書店の月刊誌『世界』11月号、時宜を得た記事満載。
特集 新政権の構造と本質
青木理氏は「選別、分断、そして統制─メディアをどう建て直すか」を書いておられる。コロナにまつわる連載記事二本にも、実に興味深い事実が描かれている。分水嶺。
メディア批評 第155回も、メディアと新政権の問題を指摘されている。
(1)「今は昔」と言うなかれ 今こそメディアの自浄能力を
(2)メディア介入 影の主役が首相に

 「ベラルーシ 抵抗の日々 サーシャ・フィリペンコ氏」の、ルカシェンコの横暴さ描写、悲しいことに、日本のスガーリンを彷彿とさせる。警察や軍隊が拉致、殺人をしている以外は、実質同じように思える。それにもかかわらず、ベラルーシ国民は立ち上がっている。

 日刊ゲンダイDIGITAL そうでなければ、日本国民の負け戦。悲惨な将来が待っている。

学術会議に攻撃開始も答弁不能…菅政権「負け戦」は明らか

 今日の日刊IWJガイドに、IWJ記者が記者クラブによって質問を阻まれる、とある。

日刊IWJガイド・非会員版「菅総理グループインタビューに岩上安身が初参加!! 記者の日本学術会議任命拒否問題についての質問に菅総理は『解釈の変更は行っていません』!? 」2020.10.10号~No.2949号

【1】農水大臣会見に参加したIWJ記者が記者クラブによって質問を阻まれる!

 実態は、速記者クラブだと理解しているので、驚かない。

 しつこく再掲するが、この記事の通りの政策が着々と推進されているのだ。

簡単な10のステップで実現できるファシスト・アメリカ(日本?)

 

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