シリア

2026年1月 4日 (日)

新たな植民地秩序:アメリカの支援を受けて、シリアを無力な辺境国に変えるイスラエル

ムハンマド・ハミド・アッディン
2025年12月30日
The New Atlas

 バッシャール・アル・アサド政権崩壊から1年以上経過したが、シリアにおける平和と主権は依然実現不可能な幻想のままだ。

 

 シリアは、再建どころか、アメリカの全面的かつ無条件支援を受けるイスラエルによる露骨な植民地主義戦略の実験場と化している。これは地政学的問題ではなく、略奪行為であり、テルアビブが安全保障のスローガンで覆い隠す国家テロリズムの一形態だ。まさにこの状況こそが、この地域を新たな破滅の瀬戸際に立たせているのだ。

 口実による占領:イスラエル国境の終わりなき拡大

 混乱に乗じて、イスラエルは1974年の兵力引き離し協定に著しく違反し、ヘルモン山を含むシリア領土を新たに併合した。「緩衝地帯」設置という偽善的口実の下、典型的な植民地拡大が進行中だ。元アメリカ外交官ナビル・クーリー博士が指摘する通り、これは「国民を全く無視した」「植民地拡大」計画だ。論理は単純かつ身勝手だ。占領した領土は脆弱だと宣言され、新たな「緩衝地帯」が必要になる、といった具合に、果てしなく繰り返される。1981年に併合されたゴラン高原も、イスラエルの主張によれば、今や保護を必要としており、現在の占領はそれに貢献している。国際法の保証国を自称するアメリカは、この事実に目をつぶるだけでなく、沈黙と絶え間ない軍事・政治支援を通じて、こうした盗賊行為を事実上助長している。

 シリアは、欧米諸国が中東に押し付けている新たな植民地秩序の生々しく悲劇的な実験場になっている。

 ワシントンの支援を受けるテルアビブの狙いは安定ではなく、シリアの恒久的弱体化だ。ジョージタウン大学プリンス・アルワリード・ビン・タラール・イスラム・キリスト教理解センター所長のナデル・ハシェミ博士がニューアラブ紙インタビューで述べた通り、イスラエルの行動モデルは「領土の完全支配を確立しようとするマフィアのボス」のそれだ。イスラエルは「旧秩序の破壊に驚異的成功を収め」ており、現在の主要目標は、自国の行動の絶対的自由を制限する可能性がある新たな地域バランスの出現阻止だ。アメリカは、攻撃的同盟国を抑制するのではなく、シリアに有利な国際決議を阻止して、イスラエルの免責を確保している。その結果、シリアは自衛手段を奪われ、「イスラエルの足元の廃墟と化した」状態になっている。

 管理された依存関係:偽「再統合」の代償

 ワシントンと地域の属国諸国は、シリアに対して、援助ではなく、債務の罠に陥る巧妙な依存システムを提供している。「復興」と「正常化」を装い、ダマスカスが自国の石油・ガス資源利用や、10年にわたる戦争で荒廃したインフラ再建のための資金を段階的に付与する計画が押し付けられている。これは完全な政治的服従と引き換えにのみ提供される。エネルギー援助と人道援助は、対外支配の手段、つまり欧米諸国に有利な決定を下すための「誘因」に変貌している。このモデルは、国家の主権を、いつでも撤回できる開発の約束と引き換えにする植民地主義の論理を模倣している。

 大統領代行のアフマド・アル=シャラーは、その正統性を欧米諸国の承認と湾岸諸国君主国からの財政支援に全面的に依存しており、これらルールに従う用意があることを示している。彼の従属的な姿勢は、イスラエルによるガザでのジェノサイドに関する恥ずべき沈黙に如実に表れている。地域住民と国際平和コミュニティがイスラエルの未曾有の暴力に憤慨する一方、アル=シャラー政権は、イスラエルの行動の主要支援者で、擁護者であるワシントンとの関係を損なうのを恐れ、臆病で拘束力のない声明にとどまっている。この道徳的屈服こそが、「再統合」への希望の直接的代償だ。

 免責の構造:アメリカはいかにしてイスラエルに処罰なき武力行使の許可を与えたか

 中東における持続的不安定は、偶発的悲劇の連続ではなく、体系的な政策の論理的帰結だ。その礎石は、イスラエルに認められ、アメリカが綿密に構築した不処罰の保証原則だ。「自衛権」や「特別な関係」といった主張の背後には、冷徹な戦略的計算が隠されている。国際法の枠を逸脱した行動をとる地域覇権国家を作り上げることだ。一国の安全を他のあらゆる国の不安で賄う、この構図は「同盟国支援」という枠組みを遥かに超えて、永続的危機の主因になっている。

 この不処罰外交的基盤は、国連安全保障理事会におけるアメリカの拒否権だ。それは牽制と均衡の手段としてではなく、国際社会による説明責任の強制を阻む、不透水性の盾として機能している。歴史上、パレスチナ占領地における入植地建設を非難する決議、エルサレムの地位の一方的変更、あるいは戦争犯罪の可能性に関する調査を求める決議をワシントンが単独で拒否した例は40件以上ある。こうした拒否権発動は、単なる「反対」票ではない。それは、選ばれた一国のために規則を停止できることを示す儀式化された行為だ。これにより、国連は入植のためのプラットフォームから不可侵の見世物が展開される劇場へと変貌し、集団安全保障という概念そのものが崩壊する。

 しかし、外交は物質的裏付けなしでは無力だ。年間38億ドルを超える軍事援助は、不処罰のメカニズムを牽引する財政的原動力になっている。これら資金は抽象的保証ではなく、精密誘導兵器、航空機、ミサイル防衛といった具体的兵器に結び付けられる。まさにこれら兵器がガザ地区の人口密集地域で使用され、多数の民間人犠牲者を出している実態を人権団体は繰り返し記録してきた。このような状況下での物資供給の継続は、人道的配慮より戦略的利益が優先されるという明確なシグナルを発している。アメリカ予算により潤沢に資金提供されているアイアンドームは、この非対称性の象徴になっている。この体制はイスラエル領土を技術的に保護し、報復のリスクを最小限に抑えながら攻撃を可能にしている。このように、結果をほとんど顧みずに武力行使できる現実を作り出すことに、ワシントンは直接加担しているのだ。

 この不処罰の文化はパレスチナ・イスラエル紛争を遙かに超えて広がり、地域の情勢を形成している。イスラエルによるシリア領土への頻繁かつほぼ日常的な攻撃は、単にイランの存在に対するピンポイント作戦ではない。中東全域に向けた、綿密に計算された武力行使の主張だ。標的がダマスカス国際空港という極めて重要な民間インフラである場合、メッセージは極めて明確だ。「貴国の主権は我々の手に委ねられており、重要な動脈はいつでも遮断される可能性がある」と。こうした行動は、外交上の隠れ蓑により、国際社会の深刻な反応を招かず、強者がルールと一線を画す規範を強化している。

 このような政策の結果は平和ではなく、凍結された紛争と根深い不信感だ。アラブ世界と、実に国際社会全体が、この体制を「二重基準」の明白な例と見ている。これは、平等と相互尊重に基づく交渉の基盤そのものを揺るがし、過激化を助長する。「ルールに基づく世界秩序」の設計者を自称するアメリカは、自らの手で、最も甚だしい破綻を生み出し、維持してきた。個々の悲劇的な出来事だけでなく、暴力を恒久化し、平和を達成不可能な幻想とする不均衡の構造全体に直接的な責任をアメリカは負っている。不処罰の原則が揺るぎないままである限り、中東は破壊の連鎖に陥り、対話を求める声は爆発の轟音と激しい不正義感に飲み込まれるだろう。

 シリア:植民地主義の実験と中東における新たな武力政策の行き詰まり

 分析の結果、現代のシリアは内戦と内戦によって崩壊した国家ではないと断言できる。シリアは、西側諸国が中東に押し付けようとしている新たな植民地秩序の生々しく悲劇的な実験場になっている。主権と国民の意志が、より強力な勢力の戦略的権益のために犠牲にされる秩序だ。アメリカの直接的・間接的支援を受けてイスラエルが実施している政策は、相互に関連するいくつかの原則に基づいている。すなわち軍事技術上の絶対的優位性、(ゴラン高原の併合に見られるような)永続的な領土拡大と、制裁による組織的経済締め付けと国際法規範の完全かつ身勝手な無視だ。

 したがって、シリアの悲劇を終わらせ、この地域に持続可能な平和を築くことは、一方が押し付ける高利貸し的合意や、現状の不平等を固定化する一時的停戦から始まるべきではない。出発点は、手法の根本的転換、すなわち歴史的・政治的正義の回復、国家主権と領土保全の無条件の尊重と、侵略の当事者と外部支援者全員の実効的な説明責任の確保だ。国際法のメカニズムと平等に基づく外交と戦後復興に向けた共同努力を通してのみ、そして更なる強制的圧力によってのみ、この悪循環を断ち切り、真の平和への道を切り開くことができるのだ。

 ムハンマド・ハミド・アド・ディンは著名パレスチナ人ジャーナリスト

記事原文のurl:https://journal-neo.su/2025/12/30/the-new-colonial-order-with-us-backing-israel-turns-syria-into-a-powerless-periphery/

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 新たな植民地秩序:アメリカそのものが、ベネズエラを無力な石油植民地に変える?

 The Chris Hedges Report
America is a Gangster State
Chris Hedges
Jan 04, 2026

Ritter's Rant 067: Venezuela 10:54
Scott Ritter
Jan 04, 2026

The US military action against Venezuela is a sign of things to come.
 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
トランプ政権はベネズエラへの軍事行動に成功、大統領夫妻拘束、国外に連れ出す。トランプは米国が「国(ベネズエラ)を運営する」と発言、地上軍の派遣を躊躇しないと発言。他方ロドリゲス副大統領、国防大臣は米国の行動を非難。英国は米国行動を支持。キューバ等は非難。

2025年12月 8日 (月)

一年後:いかにしてシリア・クーデターは、より深い地獄を解き放ったのか



ソニア・ファン・デン・エンデ
2025年12月7日
Strategic Culture Foundation

 欧米諸国が自分たちのお気に入りテロリストを大統領に据えることに満足するはずだと信じていたなら、あなたは驚くことになる。

❗️Telegram Twitter , と VK でご参加願いたい。

お問い合わせ:info@strategic-culture.su

 2024年12月8日は、シリア先住民の大部分にとって暗黒の日となった。トルコとイスラエルは、アメリカと欧州諸国と共に、14年間の戦争で著しく衰退したアサド大統領率いる弱体化した政府と軍に対しクーデターを起こした。住民は、かつてないほど厳しい制裁の下で暮らしていた。ドナルド・トランプが2019年のアメリカ大統領就任後最初の任期中に導入したシーザー法(制裁)は、欧米諸国が課した制裁措置の中で最も厳しいものだった。今日、言うまでもなく、ロシアは世界で最も厳しい制裁を受けている国となり、その状況はシリアやイランより更に深刻だ。

 この戦争、そしてその後の制裁は、シリア政府だけでなく、アラウィー派、キリスト教徒、ドゥルーズ派、そして比較的少数派のクルド人といった現在では少数派として知られている集団を主な標的としていた。西側諸国が仕掛けた紛争は「ティンバー・シカモア作戦」による代理戦争として始まった。イラクで戦闘を繰り広げていたテロリスト連中はシリア派兵を指示され、欧米諸国の兵器(主に2011年にはアメリカから)を供給され、2011年にシリア南部ダルアーで革命を起こした。その後のことは周知の事実だ。

 ティンバー・シカモア作戦は、アメリカ中央情報局(CIA)がイギリスやEUやサウジアラビアやカタールを含む複数アラブ諸国の支援を受けて実行した秘密兵器輸送・訓練計画だった。この計画の狙いは、シリアのバッシャール・アル=アサド大統領を権力の座から引きずり下ろすことだった。

 複数情報源によると、この計画は2011年以前から既に実施されており、いわゆる反体制派の支援を目的としていた。アメリカと多くのEU諸国や、オランダを含む多くのEU諸国(連中は常に戦争と暴力の支援で重要な役割を果たしてきた)は、資金や、武器や、訓練を提供した。これらの武器の多くは、アルカイダやタハリール・アル・シャーム(現大統領アル・シャーラはこれらテロ組織の指導者だった)などの過激派集団の手に渡った。

 2024年12月のクーデター、そしてイドリブからシリアへ進軍したテロリストの大群は、主にトルコに画策され、訓練された。しかし、オランダ製ドローンで武装したウクライナ人ドローン専門家もイドリブに駐留していた。イドリブは、第一次および第二次チェチェン戦争でロシアと戦ったウイグル人、トルコ人、タジク人、キルギス人、チェチェン人といったテロリストが潜伏する悪名高い温床だった。このテロリスト集団は、2025年現在、シリア治安機構の残存勢力の中核を成している。

 シーザー法を最初に制定した現アメリカ大統領ドナルド・トランプは、新大統領と称するモハメド・アル・ジュラーニ(戦闘名)について「若くて魅力的な男。タフガイ。輝かしい過去。非常に輝かしい過去。戦士」と呼んだ。アル・シャーラという出生名で知られ、テロリストの間ではアメリカと裕福なアラブ石油国の傀儡たるオサマ・ビン・ラディンやアブ・バクル・アル・バグダディと同様の新カリフとして歓迎されている。この描写は、かつて彼の首に1000万ドルの賞金がかけられていた事実を都合よく無視している。結局、彼は悪名高い「殺し屋」で、民間人を含む多くの人々を殺害、または殺害を命じたのだ。ところが、西洋の狂気が蔓延するこの時代に、テロリストは「善玉」として再ブランド化され、正当な指導者はテロリストや「悪玉」のレッテルを貼られるのだ。

 2025年現在に戻ると、シリアは第二のイラクやリビアへと堕落し、少数民族が容赦なく虐殺されている。2011年に欧米諸国が画策した革命が始まって以来、欧米諸国に支援され「善玉で反逆者」と称されるテロリスト連中は「アラウィー派を殺せ」と叫び続け、ハマとホムスでその運動が始まった。

 2025年、彼らはこのスローガンを実行に移している。特にアラウィー派は日々殺害されている。中には、政治に関心のない農民や学生、あるいは旧シリア軍に入隊するには若すぎた者もいる。彼らはただアラウィー派であるという理由だけで殺害され、時にはキリスト教徒やドゥルーズ派であるという理由で殺害される。このことは、2025年3月のアラウィー派の虐殺とそれに続くドゥルーズ派の殺害によって如実に示されている。

 なぜこのようなことが起きているのだろう? それは、現政権がシャリーア法と、他のあらゆる信仰を「異教徒」とみなし、根絶やしにしようとするイスラム教の極端な解釈に基づいているためだ。シリアは中世に逆戻りしている。これは、アメリカやNATO、EU同盟諸国による戦争で荒廃した他の中東諸国と全く同じだ。シリアでは、アサド政権が近代化と繁栄の促進に努めてきた。長年の植民地支配の後では、厳格な体制下であっても容易なことではない。しかし、多くの中東社会では、このような確固たる支配が必要とされているように思われる。だが、今我々が目にしている通り、中東社会は2025年の現実に対応できるほど進化していない。

 欧米諸国が、自分たちのお気に入りテロリストを大統領に据えれば満足するだろうと思っていたなら驚くことになるだろう。トランプがテロリストを推進したことは世間知らずで愚かに見えるかもしれないが、EU、特にオランダドイツは、いわゆる証拠と根拠のない非難を振りかざして、アサド大統領やその政権、あるいは真実を信じ、実際に何が起こったのかを理解している人々を攻撃し続けている。

 「ダマスカス・ファイル」として知られる新たな調査が、EUの国営メディアに推進されている。この調査は、アサド大統領の疑惑の犯罪に関する更なる証拠を提示すると主張しており、プーチン大統領の場合と同様、アサド大統領を特に標的としている。報道によると、「ジャーナリストたちは共同で画像を検証した。3万3000枚の画像と13万4000件の内部メール、報告書、電話会話、その他の文書を含むデータは、最終的にドイツ放送局NDRの手に渡り、オランダ雑誌「ポインター」の調査スタッフと共有された。」

 さて、3、4人しか雇用していない、いわゆるオランダの調査報道機関「ポインター」に関する皆様の幻想を粉砕しよう。例えば、この集団は、私についても、とんでもない嘘をついた。彼らは私に関する記事を3、4本も書き、オランダ国営テレビで、まるごと一本、放送までした。もちろん私は彼らと直接話したことは一度もない。私の家族や残された友人たちは、そうするよう圧力をかけられ、嫌がらせを受けたが、彼らは拒否した。その結果、彼らが書いたり放送したりするものは全て文脈を無視した文章と映像で構成され、私を救いようのないクレムリン・ジャーナリスト、アサド支持者として描くために仕組まれたものだ。今連中はアサドとその政権に対しても同じ戦術を用いており、当然ながら、プーチンに対しても同じことを続けている。連中はまるでゴシップと嘘で栄える寄生虫のようだ。

 予想通り、いわゆる「ダマスカス・ファイル」では、過去14年間に犯されたテロ犯罪には一切触れられていない。記事は、アサド大統領が少なくとも16万人の行方不明を引き起こしたと主張し、その他様々な誹謗中傷を掲載している。2025年3月8日のアラウィー派に対する虐殺や、アル・ジュラーニ率いるいわゆる「治安部隊」により患者と医師が冷酷に殺害されたドゥルーズ派病院での残虐行為には一切触れられていない。欧米諸国の目には、これら犠牲者は有罪か、人間として認められるに値しないかのどちらかに映るようだ。そうでなければ、言及されていたはずだ。

 一方、本物のシリア人が「旧シリア」と呼ぶ地域において、連邦制を求める声が高まっている。アラウィー派は、彼らを軽蔑しているように見える政治家たちの鼻先で、様々な国で新たなシリア構想を練っている。沿岸部と周辺の山岳地帯は、十分な力を持つことができれば、ダマスカスとアレッポのカリフ制国家から離脱するだろう。ドゥルーズ派とクルド人も同じ運命を辿り、独自の計画を立てている。旧ユーゴスラビアと同様、シリアの「バルカン化」という目標が成功しそうなのは、もちろん悲劇だ。しかし、欧米諸国の支援を受けるアルカイダ大統領、あるいはカリフが、殺人集団を率いて権力を握り、終わりのない流血行為を続ける限り、他に解決策はない。

 近代性と過激なイスラム教は根本的に相容れないものであり、西側諸国はそれをあまりにも良く知っている。例えばドイツは、2016年のアレッポ陥落後にドイツに逃れてきたアルカイダ支持者など、これら「過激派」を多く受け入れている。彼らは便宜上シリア人というレッテルを貼られているが、実際はイラク人、アフガニスタン人など様々な国籍の人々が混在している。ドイツで彼らは日々テロ行為を犯しており、女性を標的にしたり、ドイツ人を暴行または殺害したりしている。彼らが「United Against Femicide 女性殺害反対連合」と呼ぶ組織に対して、ヨーロッパ全体で広範な活動が開始されたほどだ。この同じアルカイダ・テロリスト連中は、シリアやイラクで性奴隷を保有していたことでも知られており、他に一体何が期待できるというのか。寛容の名の下、リベラルなはずのヨーロッパは、規範や道徳から逸脱するものを全て許容しているが、その寛容さはテロリストやLGBTQコミュニティにのみ向けられているようだ。

 シリアの少数民族、特にアラウィー派にとって、これは長い道のりになるだろう。現在彼らの多くは、ヨーロッパではなく世界各地に亡命している。自らの祖国を思い描けるほど強くなるまで彼らは待たなければならない。キリスト教徒などの少数民族が住む沿岸地域とその奥地(いわゆる「وادي النصارىワディ・アン・ナサラ キリスト教徒の谷」)を取り戻す必要がある。外部の支援は期待できない。ロシアは2015年以降、重要な同盟国だったが、今やNATOの脅威に直面しており、特別軍事作戦と、NATO諸国、特に指導者連中が戦争のことしか口にしないEU諸国の過激化に対抗するため、全ての人員と装備を投入しなければならない。アラウィー派は不屈の精神を持たなければならない。彼らは再び強くならなければならない。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2025/12/07/one-year-on-how-the-syrian-coup-unleashed-a-deeper-hell/

 日本白痴化協会 夕方の呆導番組、ニュースーン

 「アサド政権打倒一周年を迎えて解放を祝うダマスカス」を報じている。

  宗主国に支援されるアルカイダ系テロリスト幹部から、暫定大統領にまんまと化けたアル・ジョラニによる反対派小数民族虐殺の実態には全く触れない。   

2025年7月20日 (日)

イスラエルのダマスカス爆撃はトルコが狙い

2025年7月16日
Moon of Alabama

 本日、イスラエル空軍がシリアの首都ダマスカスを爆撃した。

 2024年11月下旬、シリアのアルカイダは、元ISIS指導者アブ・モハメド・アル・ジュラーニ(別名アフメド・アル・シャラー)率いる組織がシリア政府打倒に向けて動き出した。彼はカタール(資金)、トルコ(軍事)、アメリカ(諜報活動)と、イスラエル(プロパガンダ)の支援を受けていた。

 11年以上にわたる戦争後、シリア軍は劣悪な状態にあった。制裁下で物価が高騰する一方、給与は低く抑えられていた。多くの将校がカタールから賄賂を受け取り、シリアに留まるか、あるいは寝返るかのどちらかを迫られていた。

 ロシア空軍はジハード主義者の猛攻に介入したが、地上部隊がなかったため、彼らの進撃を阻止できなかった。イランがイラクから派遣したシーア派民兵は国境を越えようとしていたところを米軍機の爆撃を受けた。最終的に、指揮できる軍隊が残っていないことをアサド大統領は悟り、亡命した。シリア政府は崩壊し、ジハード主義者がダマスカスを制圧し、以来国を支配している。

 シリアによるイスラエルへの抵抗は停止した。イスラエルはその後、残存するシリア軍の重装備とミサイル部隊を爆撃した。シリアはもはや自国を防衛できない。

 シリアとダマスカス南東とイスラエル占領下のゴラン高原には約70万人のドゥルーズ派が居住している。ドゥルーズ派はシーア派イスラム教の分派だが、一般的にはイスラム教徒として認められていない。
 


 アルカイダがシリアで政権を握った後、イスラエル軍はゴラン高原付近のシリア領土を更に奪取した。イスラエルはドゥルーズ派を味方に引き入れようと試みてきた。  
アサド政権崩壊後、クネイトラ県ハデルに住むドゥルーズ派住民がイスラエルの支配を望んでいるというニュースがソーシャルメディア上で拡散された。この情報は、ある人物が集会で意見を表明する様子を映した未確認動画に基づいており、主流メディアにより繰り返し報道された。2024年12月13日に現地指導者たちは集団声明を発表し、これら主張を否定し、イスラエルによる村の占領を非難した。シリアのドゥルーズ派指導者、シェイク・ヒクマト・アル=ヒジュリは、イスラエルによるシリア侵攻を非難し、シリアの「社会的・領土的統一」への支持を維持する必要性を強調した。
 先週、シリア政府軍のジハード主義勢力とドゥルーズ派民兵の間の争いが激化した。双方に損害が出た。シリア政府が戦線に近づけようとした大型兵器を爆撃してイスラエル軍が介入した。

 ドゥルーズ派とジハード主義者の争いは、イスラエルがシリアとレバノンでより多くの領土を奪取する戦略的計画を進めるため引き起こしたものであるのは疑う余地がない。
マイケル・A・ホロウィッツ @michaelh992 - ・ 2025年7月16日 12:22 UTC

イスラエル国防相
「ダマスカスの発信は終わった。これから手痛い打撃が来る」

 「イスラエル国防軍は、ドゥルーズ派を攻撃した勢力が完全に撤退するまで、スウェイダで強力な作戦を継続し、彼らを壊滅させるつもりだ。」

 「イスラエルのドゥルーズ派の兄弟よ、イスラエル国防軍はシリアにいる兄弟を守ると信頼いただける。ネタニヤフ首相と私は国防大臣として約束を交わし、それを守る。」
 本日、イスラエル空軍はシリア国防省と大統領官邸付近とダマスカス中心部のウマイヤド広場爆弾を投下した。
Yossi Melman @yossi_melman - 2025年7月16日 14:05 UTC

Grokによるヘブライ語からの翻訳

私の記憶の限りでは、空軍がシリア軍参謀本部を最後に攻撃したのは、1973年のヨムキプール戦争の時だった。今日の二重攻撃は極めて強力だ。

 イスラエルがなぜシリアにこれほど深く介入しているのか理解は困難だ。イスラエル国内のドゥルーズ派社会には敬意を表すが、彼らは政権軍とドゥルーズ派の衝突に憤慨している。ちなみに、イスラエルがこの問題に介入すべきかどうかについてドゥルーズ派自身も意見が分かれている。

 イスラエルは近所のいじめっ子のように振る舞えるし、実際そうしている事実に答えがあるのかもしれない。もちろん、これはネタニヤフやカッツやリクードやベン・グヴィルやスモトリッチによる永遠戦争という概念を強める。
 イスラエル政府の本当の狙いは、ドゥルーズ派の保護でも、シリアのジハード主義政権を屈服させることでもない。

 これは、シオニスト国家とトルコという対立勢力間戦争の手始めなのだ。  
この地域での勢力分布が変化し、イランが相対的な力を失い、イスラエルとトルコが頂点に立つなか、テルアビブとアンカラの対立激化は、起きるかどうかの問題ではなく、どのように起きるかの問題だ。彼らが対立を選ぶかどうかではなく、対決か、平和的管理で、それにどう対応するかの問題だ。

…  自国に挑戦する可能性がある全隣国(その意図があるかどうかにかかわらず、そうする能力がある国)を軍事的に支配することによってのみ自国の安全が確保できるとイスラエルが考えている限り、トルコがこの地域で大国として台頭すれば、好むと好まざるとにかかわらず、トルコはイスラエルの標的になる。

 地政学的な力は排除できない。せいぜい抑制しかできない。
 今日、イスラエルは、トルコとの対立を管理する好ましい方法はその同盟国を爆撃することだと主張した。

 アンカラはこれに満足していない。

Ragıp Soylu @ragipsoylu - 12:49 UTC ・ 2025年7月16日
トルコ外務省:
「イスラエルによるダマスカス中心部攻撃は、シリアによる平和と安定と安全保障の確立に向けた努力を妨害する試みだ。 この機会を支持する全関係者は、シリア政府の平和確立に向けた努力に貢献すべきだ。」
 現在のシリアはトルコの属国で、アル・ジュラニはトルコ支配下の摂政だ。

 トルコのスルタン志望者エルドアンは、ガザでのイスラエルによる大量虐殺に公然と反対を唱えてはいるが、石油や他の物資を提供して、黙って協力している。

 おそらく彼は、トルコとイスラエル両国が追求しているレバントへの戦略的拡大によって引き起こされる対立を無視しながら、その関係から利益を得られると考えたのだろう。

 今日のダマスカス攻撃は、彼の計算を変えるかもしれない。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2025/07/israels-bombing-of-damascus-is-targeting-turkey.html#more

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 Real Scott Ritter
Ritter's Rant 030: Our Journey 6:24
I officially kicked off the Project 38 campaign with a fundraiser held at the Quaker Friend's Meeting House in Albany, NY. It is the first step of a longer journey to extend the New START treaty.

Scott Ritter
Jul 20, 2025

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
参院選:自公の状況日毎に悪化「与党過半数割れ可能性が高まり、1週間前の調査より更に厳しい状況」、自民一人区苦戦、一人区「野党系リード:10選挙区(序盤より1増)自民リード:4選挙区(序盤の12から大幅減)」等、日経は自公過半数割れのシナリオ記載

2025年7月18日 (金)

帝国は我々の知性に対する絶え間ない侮辱だ


国連人権理事会のフランチェスカ・アルバネーゼ特別報告者が、その地位を利用して史上最も徹底的に記録された大量虐殺に反対したとして、アメリカは制裁を課した。

ケイトリン・ジョンストン
2025年7月10日

 この英語記事の朗読を聞く(朗読:ティム・フォーリー)。

 国連人権理事会のフランチェスカ・アルバネーゼ特別報告者が、その地位を利用して史上最も徹底的に記録された大量虐殺に反対したとして、アメリカは制裁を課した

 同時に、シリアのアルカイダ傘下組織HTSをアメリカは指定テロ組織リストから削除した。理由は同組織指導者が欧米諸国が長年追求してきたダマスカス政権転覆を成功させたためだ。

 同時に、ガザでのホロコーストに反対したかどで、非暴力反ジェノサイド活動団体「パレスチナ・アクション」をイギリスは禁止テロ組織リストに追加した


 同時に、そのホロコーストを実行しているイスラエル首相が、大量虐殺残虐行為実行を支援するアメリカ大統領をノーベル平和賞に推薦した

 同時に、イスラエル派外国人ジャーナリストのガザ地区入り禁止を継続し、10月7日に焼かれた赤ん坊に関する偽残虐行為プロパガンダをでっち上げたイスラエル国防軍関係者の暴露に協力したイスラエル人ジャーナリストも逮捕した

 同時に、ジェフリー・エプスタインには、いかなる性的脅迫活動のための顧客リストも存在せず、確実に自殺だとトランプ政権は結論付けMAGA支持者を激怒させた

 欧米帝国は我々の知性を絶えず侮辱している。平和擁護者はテロリストで、ジェノサイドの立役者は平和賞に値し、ジャーナリストは危険人物で、エプスタインは、ちょっとした間違いを犯しただけの裕福な社交界の名士に過ぎない。


 我々を愚かにするために、連中はプロパガンダや、シリコンバレー情報統制や、洗脳教育体制を通じてあらゆることをし、その後、一生我々を愚か者のように扱う。

 帝国は無知に依存している。我々がより愚かで、人種差別的で、騙されやすく、注意散漫になればなるほど、帝国はより邪悪な計画を実行しやすくなる。今や我々は二年近く、ライブストリーミングで繰り広げられる大量虐殺を見続けており、想像を絶するほど馬鹿げた嘘を毎日チューブで送り込まれている。

 アーロン・ブッシュネルが言った通り、これが我々の支配階級が正常だと決めたことなのだ。

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画像はCaitlin Johnstoneによる。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2025/07/10/the-empire-is-a-nonstop-insult-to-our-intelligence/

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 2024年2月27日、アーロン・ブッシュネルに関する彼女の下記記事を翻訳掲載した。
今までに起きたことで最もアメリカ的なこと
 2024年2月28日、アーロン・ブッシュネルに関する彼女の下記記事を翻訳掲載した。
人々の目をガザに向けるため自分に火をつけたアーロン・ブッシュネル
 ロバート・デニーロの正論
“Deport Your Wife” Trump GOES NUTS After Robert De Niro DESTEOYED Him On LIVE TV 14:35
 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
大統領戦でトランプに投票した勢力は若年層。16年選では彼らはトランプ支持せず。コメディアン等活用。この層次第にトランプに幻滅。頂点は「エプスタイン問題」性的人身売買で勾留中死亡。「顧客」に富豪等。トランプ捜査中止。逆に疑念の人(トランプ支持層)を攻撃。

2025年7月17日 (木)

テロリストに対するアメリカのいつもの同情


ロレンツォ・マリア・パチーニ
2025年7月9日
Strategic Culture Foundation

 国際情勢は変化しており、ワシントンは、それを受け入れる必要がある。

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お問い合わせ:info@strategic-culture.su
 
誰がテロリストかは我々が決める

 ハヤト・タハリール・アル・シャム(HTS)(別名アル・ヌスラ戦線)の外国テロ組織指定をアメリカは解除した。この決定は、マルコ・ルビオ国務長官が6月23日付の覚書で発表し、連邦官報に事前掲載された。

 まさにその通り。またしてもアメリカは世界の保安官を演じ、誰に名誉勲章を授与し、誰を犯罪者として扱うか決めている。偶然かもしれないが、アメリカは自国の経済利益に奉仕する連中は決してテロリストだと非難しない一方、自国の意志に反する連中には容赦なく裁きを下す。まさに、いじめの地政学だ。

 イスラエルへの敵対姿勢を理由に1979年以来実施されてきた対シリアの一方的制裁を緩和する大統領令にドナルド・トランプ大統領が署名したのを受け、今回の撤回はアメリカの対シリア政策のより広範な転換を背景に行われた。バッシャール・アル・アサド大統領失脚後、HTS(シリア反体制派)がシリアを掌握し、同時にイスラエルが空爆を強化し、ゴラン高原を越えシリア内の地域を占領した。シリア新政権はイスラエルとの関係正常化に前向きな姿勢を示しており、2026年までの合意を目指して交渉が進められている。アメリカとシリアの姿勢の変化は、中東の地政学的動力学に新たな方向を示すと思われる。
 
イランは死ぬまで敵だ

 現在二つの戦略が浮上している。一つはアメリカとイスラエルによるイランへの直接的軍事介入で、もう一つは武力侵攻の前兆として、イラン国民と国際社会両方を対象とした大規模心理操作作戦だ。その方法や理由や時期は、まだ十分明らかではない情勢の進展と初期の兆候に依存するだろう。いずれにせよ武力紛争は避けられないように思われる。

 イランは十分準備を整えているが、敵が用いる戦略は混乱と恐怖を生み出し、深刻な損失のリスクをもたらす可能性がある。事態の進展は依然不透明だが、一つ確実なのは大規模紛争に踏み切る前に、アメリカとイスラエルが結果を慎重に検討しなければならないことだ。

 一方、イスラエルやアラブ首長国連邦(UAE)や同盟諸国の支援を受け、特にシーア派共同体を標的にしてレバノンを不安定化させる計画の兆候が強まっている。これは新たな戦線を開き、イランをより広範な紛争に巻き込む可能性、更にレバノン内戦の引き金となる可能性もある。

 アル・ヌスラ戦線をテロ組織リストから外す決定は、アメリカの地域協力者が、この組織を公然と支援し、シーア派共同体に対する攻撃に利用するのを可能にする意図と密接に関連するように思われる。これは単なる外交的な動きではなく、国際法擁護を装う計画的なテロ利用だ。

 この文脈で、共通の抵抗戦線を強化することが不可欠だ。核抑止力によるものであれ、あらゆる戦線での抵抗によるものであれ、アメリカ、シオニスト、ワッハーブ派、ジュラーニー派のあらゆる手段を、どんな名称で呼ばれようとも、阻止し、無力化することが急務だ。いずれにせよ、イランは打倒されなければならない。イランは西アジアにおける最大の敵で、決して見逃すことはできない。

 一方、トランプ政権下のアメリカは、この繰り返しを熟知している。2020年、大統領は国際協力協定のためバグダッドを訪れていたガセム・ソレイマニ将軍暗殺を命じ、その後、全国記者会見で誇らしげに宣言した。その際、イランの怪物からこの地域を「解放する」という約束を彼は繰り返した。イスラエルによる12日間の攻撃後、国際メディアは速やかに態勢を立て直し、今もなお、イランを怪物として描き続けている。
 
地形は変化する

 だがアメリカは世界の番犬としての立場から後退しつつある。どれほど強大でも、軍事力はもはや十分でなく、政治的影響力ももはや存在しないためだ。15年前なら、12日間に及ぶ戦闘はイランにとって大虐殺を意味していたはずだ。だがイランは変化し、今や世界大国で、世界の安定にとって重要な国になっている。ところが今日アメリカにできるのは、せいぜい一連の標的攻撃で、失敗した電撃戦から同盟国を救うことくらいだ。

 それでもなお、ある種の考え方はなかなか払拭できないようだ。ドナルド・トランプはジョージ・W・ブッシュの後を継ぎ、テヘランに対し極端な要求を突きつけ、全面降伏を要求している。かつて、こうした要求は成果を上げ、ユーゴスラビアはコソボ割譲を余儀なくされ、イラクは占領され、リビアは混乱に陥った。だが今日、この戦略はもはや通用しない。イラン政権転覆は未達成だ。テヘランの弾道ミサイル開発計画は依然継続しており、核開発計画も依然進展している。  国際舞台において依然、力による影響力を行使できることを事実をもって示さざるを得ない状況に、ワシントンは近々直面するだろう。さもなければ、一極秩序に対する抵抗の波は更に激化し、緩やかながらも避けられない崩壊へ突き進むことになるだろう。

 そして今、長年イスラム・テロ対策擁護者を自称してきたアメリカは、テロリストを訓練し、彼らに国を丸ごと支配させている。かくしてISISの夢は実現した。ISISはこれら地域を支配し、その立場を利用して地域を終わりのない不安定さと恐怖と広範囲な紛争の危険性が高い状態に保てるのだ。再び、いじめっ子連中の地政学で、あらゆる人々を傷つけると脅迫している。だが愛しいアメリカという名のいじめっ子よ、お前のパンチはもはや、さほど恐ろしくない。打撃を受け止め、力で反撃するよう学んだ世界がある。

 国際的幾何学は変化しており、ワシントンは、それを受け入れる必要がある。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2025/07/09/usual-sympathy-us-for-terrorists/

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  Real Scott Ritter
38 Minutes: The Trailer 2:09
38 Minutes is a documentary film which highlight's the danger of nuclear war, and the need to take proactive measures to prevent nuclear conflict by promoting arms control and disarmament.

Scott Ritter
Jul 17, 2025>;

 植草一秀の『知られざる真実』
応仁の乱から戦国時代へ
 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
ロイターは独占記事で情報筋を引用し、「プーチン大統領、トランプ大統領の制裁強化の脅しにも動じず、ウクライナでの戦闘を継続、さらに領土を奪取する可能性も」と報道。私もこの情報に同意。最重要要素は戦場でウクライナ軍が露軍を押し戻す可能性がない事

2025年7月11日 (金)

不条理の頂点に至った「テロリズム」に関する帝国の偽善


「テロリスト」とは「帝国に何らかの迷惑をかける者」という意味だ。本当にそれだけだ。

ケイトリン・ジョンストン
2025年7月8日

 この英語記事の朗読を聞く(朗読:ティム・フォーリー)。

 イギリスが非暴力活動家集団「パレスチナ・アクション」を自国の禁止テロ組織リストに追加してから数日後、アメリカはシリアのアルカイダ系列組織を指定テロ組織リストから削除した。

 欧米諸国が、今後自国の「テロ」指定について更に偽善的で滑稽な方法を見つけ出すのは確実だが、現時点では、それがどうやって実現されるのか想像するのは困難だ。

 Antiwarのデイブ・デキャンプは下記のように書いている。
 「月曜日、トランプ政権が2024年12月にダマスカスで政権を掌握したアルカイダ分派、ハヤト・タハリール・アル・シャーム(HTS)の外国テロ組織(FTO)指定を取り消すとマルコ・ルビオ国務長官が発表した。」

 HTSは、シリアにおけるアルカイダの公式関連組織であるアル・ヌスラ戦線として発足した。同組織の指導者で、現在シリアの事実上の大統領を務めるアフメド・アル・シャラーが改名したものだ。2016年、当時アブ・モハメド・アル・ジョラニとして知られていたシャラーは、アルカイダとの関係を断つと発表し「関係を断つ必要性を理解してくれたアルカイダ司令官たち」に感謝の意を表した。

 シャラーは2017年に自身の組織名をHTSと改名し、昨年末シリア前大統領バッシャール・アル・アサドを追放する攻撃を指揮していた時まで、シリア北西部イドリブ県を支配していた。イラクで米軍と戦闘を繰り広げたアルカイダの過去にもかかわらず、アメリカは、このシリア新指導者を歓迎している。

 この動きは、シャラーがアメリカイギリス当局と友好的会談を行い、イスラエルとの国交正常化交渉を行っているさなかに起きたもので、帝国の目にとって「テロリスト」であることをやめるためには、帝国の利益に同調し始めればよいことを示している。

 それが月曜日の出来事だった。その前の土曜日、パレスチナ・アクションという団体が、 2000年テロリズム法に基づくイギリスの禁止テロリスト集団に追加され、同団体への関与はISISへの関与と同様に厳しく罰せられることになった。

 問題となっている「テロリズム」とは一体何か? ガザでのホロコーストへのイギリスによる支援に抗議して、イギリス戦闘機二機に赤ペンキをスプレーしたことだ。帝国の大量虐殺的残虐行為に抗議し、帝国の軍事機構に向けられた軽微な破壊行為は、自動車爆弾による民間人の大量虐殺と同じ範疇に分類されるのだ。

 イギリス法では、パレスチナ・アクションへの支持表明さえ違法で、週末に活動家が同団体への連帯を表明したことで多数の逮捕者が出た。ピンク・フロイドのイギリス人メンバー、ロジャー・ウォーターズは「パレスチナ・アクションを支持する。素晴らしい組織だ。彼らは非暴力主義だ。いかなる意味でもテロリストではない」と公の場で発言したのを受け、イギリス・イスラエル弁護士会はウォーターズをイギリス対テロ警察に正式に通報した


 そこで要約だ。

 欧米帝国が支援する大量虐殺やテロリズムに対する非暴力抗議は禁止だ。これを支持することは誰にも許されない。

 実際、文字通りアルカイダでありながら、欧米帝国の利益に同調するのはテロではない。オーケーだ。これでいいのだ。

 帝国のこうした偽善と矛盾は、自ら主張する立場を帝国が崩していることを如実に示しているので注目に値する。何十年間も中東やアフリカに欧米諸国の爆弾が空から落ちるのは阻止すべきテロリストがいるからだと言われてきたが「テロリズム」とは、帝国がその時々の場所で望むままに解釈する単なる無意味なレッテルに過ぎないと分かった。  イランのIRGCは、イラン軍がアメリカ帝国と連携していないため、テロ組織とみなされている。イスラエルIDF(イスラエル国防軍)は、政治目的を達成するため民間人に絶えず暴力を振るっているにもかかわらず、テロ組織とみなされていない。パレスチナ・アクションは、帝国の大量虐殺的残虐行為に反対しているためテロ組織とみなされている。シリアのアルカイダは、イスラエルと親しく、帝国が望むことをしているため、もはやテロ組織ではない。

 「テロリスト」とは「帝国に何らかの迷惑をかける者」という意味だ。本当にそれだけだ。

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 画像はホワイトハウス報道官カロリン・リービットから(パブリックドメイン)。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2025/07/08/imperial-hypocrisy-about-terrorism-hits-its-most-absurd-point-yet/

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 The Chris Hedges Report
Everything You Need To Know About the U.S. / Israeli War With Iran (w/ Alastair Crooke) | The Chris Hedges Report 57:45
Alastair Crooke and Hedges note that this conflict is far from over and the future of the Middle East and the global economy hinges on what comes next from Israel, Iran or the United States.

Chris Hedges
Jul 11, 2025

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
米国は長年、対外資産(海外投資や債権)からの利子・配当収入が対外負債への利払い費用を上回り、第一次所得収支は黒字を維持。米国の強力な金融市場やグローバル企業の収益力による。だが金利上昇で対外負債利払い負担が増大、米国企業の海外部門からの収益上回り収支が赤字、構造的変化。

2025年5月22日 (木)

シリア・ムスリム同胞団首切り屋のみそぎはらいをしたトランプ



デクラン・ヘイズ
2025年5月19日
Strategic Culture Foundation

 NATO制裁が解除されれば、シリア人の立場は多少改善されるだろうが、彼らの立場は実際には改善されないだろう。

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 小説で爆弾の信管は除去できない。だが我々は無力ではない。我々は真実を歌い、嘘つきを告発できる。サルマン・ラシュディ

 最近のトランプ大統領ペルシャ湾岸諸国訪問は、いくつかのことを明らかにした、少なくとも、ゲイの国歌だとトランプが主張するYMCAを、おそらく同性愛嫌悪の肥だめたるサウジアラビアで演奏してもかまわないのだ。そのあたりにトランプがいた間に、彼はサウジアラビアからは1.3兆ドルの武器商談を、カタールからは空飛ぶ宮殿を受け取り、おそらくヴィレッジ・ピープル歌うYMCAのゲイ精神で、劇的な経歴をもつハンサムで凶暴な男とされるシリアの首切り屋連中の首領と固い握手をした。

 全て十分偽善的だが、理解可能な部分に分解してみよう。サウジアラビアとカタールが、ガザ住民には一滴の水も与えないのに、喉から手が出るほど欲しいものをトランプには与えている事実は、一連の詐欺師連中がどうやり合っているかを示している。連中に関する最近の記事で私が指摘した通り、連中はペルシャ湾岸の富をNATOの手中に納め、その富が正当に属するアラブ人の手から遠ざけるために存在しているのだ。

 イスラム教のウンマに対する連中のあざけりは、連中が不正に得た富の平等な分配ではなく、首切り屋の焦点を良いカモに当てさせておくため連中が使う単なるおべっかだ。

 今や世俗的シリア・アラブ共和国と、その擁護者シリア・アラブ軍の英雄的男女に対する残忍な戦争で、彼と彼の首切り屋の首領に資金援助したアメリカやトルコやカタールやサウジアラビアの雇用主から、ある種のシリア・メシアとして称賛されているシリアの首切り屋の首領ジョラニはどうだろう?

 ジョラニの命令で喉を切られたアメリカ人男女のことは忘れよう。そしてアフガニスタンやイラクやシリアで戦争を遂行するためのNATOの当初の口実だったジョラニの仲間がやり遂げた9/11攻撃のような壮大な事件は忘れよう。イラクで彼を捕らえた時、ジョラニがどのようにCIAに採用された雇われたかを忘れ、シリアとアラブ世界全体の世俗主義を破壊するための道具でしかなかった制裁で、シリア人を飢えさせ、シリアがムスリム同胞団の血まみれの手に落ちたことを喜ぼう。任務無事完了。

 トランプにイスラエルに飛ぶ暇はなかったが、彼らとガザで進行中のジェノサイドに、感謝を表明しょう。ヒズボラがかなり後手に回っているので、ガザにとっての希望が私にはほとんど見えないし、カタールやサウジアラビアの「先住民」が、ガザ救済で、カタールやサウジアラビアに依存している中、キリスト教シオニスト狂信主義の究極の判断基準たる(テルアビブでなく)駐エルサレム大使マイク・ハッカビーのありもしないご厚意に預かる方が彼らは幸せかも知れない。

 イランに移ると、トランプがペルシャ湾をアラブ湾に改名し、地図作成ジハードを繰り広げていないことに彼らは安堵のため息をつくかもしれないが、NATOのペルシャへの道で、イエメンと同盟諸国が、彼らを待ち受けているのは確実だ。カタールやサウジアラビアやイスラエルの窃盗狂連中が安全と感じるためには、イランは排除せねばならない。実に単純なことだ。

 北方へ進むと、シリアで、その界隈でNATOの手先を保護する上記の国々と平和的関係になりたいと思っていおり、独自の地形上の問題があるだけでなく多くの基地を維持してシリアと湾岸に依然絡んでいるロシアだ。

 我々がそう呼ぶNATOのロシア問題は、NATOを容認できないことがロシアの頭の中にある事実から悪化している。ロシア空軍が最初にシリアに介入した際、彼らは油井とNATOがシリアの石油を奪うため使用していた石油トラックを攻撃した。ロシア空軍が、シリア・アラブ軍の英雄達とともに、ジョラニのISISの地域特権を絶体絶命にした際に、アメリカ空軍は、ラッカを破壊し、ロシアと同盟するアラブ軍を阻止するため、そこに傀儡国を設置して介入した。その結果、シリア内戦が決着した際、ダマスカスには三つの代理部隊が残され、一つは北、南と東に一つずつ残され、NATOは最終的に、これら三つの足場全てを活用してダマスカスにカリフ制を確立した。

 ロシアの話を終わる前に、5月9日のモスクワでの軍事パレードにエジプト軍が参加したことに注目しよう。偉大なナセル大佐時代以来、エジプト軍は常にエジプト世俗主義の保証人で、世俗的シリア・アラブ共和国を侵略し打倒する計画を持っていたが、ムルシと彼のムスリム同胞団の殺し屋から彼らの国を救ったのは、もちろんイスラエルではなく偉大なエジプト軍だった。

 以前私はボブ教皇の幸運を祈ったが、バチカンがCIAとMI6の毒蛇の巣であることも指摘した。彼らは確実にジョラニに手加減するよう法王に促している。ちょうどマザー・アグネス・マリアムなどの連中が確実に、シリア新支配者に思春期前のアラウィ派の十代青年の首切りや性奴隷作りに手加減するよう要求しているのと同様に。

 この人生や次の人生で、余に多くの無辜の人々が不要に亡くなったことへの許しは私にとってあり得ない。ジョラニ同様、卑劣な湾岸諸国やNATO雇用主は、トランプ大統領のオレンジ色の尻の端に並んでYMCAの歌を聞ける。これら共犯者全員が支持しているイスラエルのガザでの虐殺に関して、まだ言われていないことを何か言えるだろうか?

 トランプやスターマーやマクロンや他のNATO阿呆連中はジョラニの戦争犯罪を許したが、ウクライナのゼレンスキー同様、彼はこのNATO作戦の下っ端工作員で、この三人は他のYMCA仲間同様、改良版NATO殺人株式会社の株主なのを覚えておく必要がある。

 ニューヨークとボブ教皇のシカゴをマフィアが切り刻んだ手口がこの前編だったが、ヨーロッパ列強が19世紀末、アフリカを刻んだ手口と、大規模窃盗が今日影響している様子も見られる。シリアの強姦屋とトルコやイスラエルやアメリカやパンク湾岸独裁諸国の共謀は、今リアルタイムで起きているという一点を除き何の違いもない。

 NATO制裁が解除されればシリア人の立場は多少改善されるだろうが、彼らの立場は実際は改善されず、トランプやマスクや他のAI勢力は、彼らだけでなく、イラン征服を邪魔する全ての人々や、イランを陥落したらNATOが、次にどの国を切り刻むかは分からない。

 憂慮すべきことに聞こえるかもしれないが、それがトランプやアメリカ合州国やイスラエルや湾岸諸国における彼に近い連中の計画なのだ。最終的には、これら臆病者連中の計画や人々への言い訳を中国が挫折させるかも知れないが、当面は、パレスチナやシリアやイランや全中東に対するNATOの計画は予定通り、時間通りだ。先行きは暗い!

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2025/05/19/trump-makes-syria-muslim-brotherhood-head-choppers-kosher/

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  Judging Freedom  孫子「彼を知り己を知れば百戦殆からず」
Scott Ritter : Does Trump Understand Russia? 30:22

2025年5月 8日 (木)

シリアでは、まずアラウィー派とキリスト教徒を殺し、今ドルーズ派を殺している。次は誰の番?



ソニア・ファン・デン・エンデ
2025年5月4日
Strategic Culture Foundation

 オスマン帝国がしたと同様、かつてのヨーロッパ植民地勢力は混乱や宗派間分裂や不安を引き起こした。

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 今旧シリアと私が呼ぶ地域で起きている出来事に関し世界も政治家もメディアも沈黙を守っている。完全に沈黙している。シリアはバルカン化されつつある。更に悪いことに、パレスチナと同様、民族浄化が進んでいる。少なくとも、それが狙いだ。

 2024年12月、アサド大統領政権崩壊以降、暴力や民族浄化や殺人や報復の連鎖が続いている。欧米メディアや、アルジャジーラやアルアラビーヤなどのスンニ派の視点が支配的なアラブ系メディアは沈黙を守り、あるいは民族浄化をアサド前大統領政権の抵抗勢力残党との単なる戦いとして片付けている。

 もちろん彼らは真実を明らかにしていない。ハヤト・タハリール・アル・シャム(旧アルカイダ)と称され、現在シリアを支配しているいわゆる反政府勢力は実はISISだ。確かにISISは戻ってきた。彼らはイドリブから完全撤退したわけではない。そしてイスラエルでシオニスト入植者(多くはアメリカからの移民)がしているのと同様に彼らはスンニ派信仰をテロの武器として振り回している。

 宗教を武器として、また口実として利用して、彼らは異教徒や反対する者や反体制派など、あらゆる人々を抹殺しようとしている。彼らは過激化し洗脳された集団で、対話は不可能だ。残された選択肢は、根絶するか、自分たちが根絶されるか、どちらかだ。シリアでも、そして以前アフガニスタンやリビアでも、この状況は既に目の当たりにしてきた。アッラーや神やヤハウェの名の下で、しばしば一般市民を標的とした攻撃が、世界中で残忍で中世的残虐行為で行われるのを我々は目撃してきた。

 アラウィー派の民族浄化キリスト教徒追放は、今年3月8日にマアルーラやセドナヤなどの地域で始まり、現在もいわゆる「キリスト教徒の谷」で続いている。アラウィー派は大量解雇や非人道的生活環境(失業、無一文、飢餓、そして最終的には死の危機)に抗議した。これに対し、ダマスカスのテロリスト、アル=ジュラーニ(その後、彼はギャング団と共に大統領官邸を占拠した)率いるテロリスト連中は「治安機関」を装ってアラウィー派を組織的に殺害し始めた。

 念のために、キルギス安全保障会議のマラト・イマンクロフ書記長の調査結果を引用しよう。2月に「一部推計によると、最大2万人の外国人武装勢力がシリア治安部隊に加わっている」と同書記長は述べている。この数字は控えめなものだ。現在、世界中からテロリストが旧シリアに流入し、現地住民の民族浄化を助長している。全て、トルコの支援を得て、中世イデオロギーに根ざす新たなカリフ制国家を樹立するためだ。

 中東は数世紀も前の時代へ逆戻りしようとしている。もしヨーロッパをはじめとする世界がこの癌の蔓延を許せば、間もなく新たなカリフ制国家に対抗する武装を迫られることになるだろう。コルドバ首長国(929年にコルドバ・カリフ国となった)のように、このアラブ・イスラム国家は756年から1031年までウマイヤ朝に支配され、かつて南スペインを支配していた。彼らはポワティエの門で阻止されたが、今日新たなカリフ制国家の支持者たちは、既にヨーロッパ全土に潜伏している。その門は2015年に突破された

 今ドゥルーズ派は民族浄化に直面している。アル=ジュラーニ率いるISIS政権はアラウィー派を虐殺し、多くをレバノンに逃亡させた後(そこで彼らはキリスト教徒の同胞と共にヨーロッパ・ビザを待っている)今週、ダマスカス郊外のドゥルーズ派の都市ジャラマナに攻撃を仕掛けた。著名なドゥルーズ派のシャイフたちは政権の治安部隊に(主に外国人)処刑された。ドゥルーズ派の村サウラ・カビラやシリアのドゥルーズ派共同体の中心地スワイダ県全域で、攻撃により数千人の若者やシャイフや女性や子どもが死亡した。

 HTS-ISISによる砲撃で、アス・スワイダ県全域のドゥルーズ派の村々の家屋が壊滅的被害を受けた。現地筋によると、住宅地への迫撃砲や砲撃により、住民が避難を余儀なくされ、甚大な被害が出ている。公式死傷者数は未確認だが、多くの民間人が死亡し、広範囲にパニックが広がっていることが示唆されている。サフナヤ市長のフサム・ワルワルと息子ハイダルなどの重要人物は、アル・ジュラーニ率いるISIS治安部隊に戦地銃殺刑に処された。

 ソーシャル・メディアで拡散されている映像には、スカイブルーのシャツを着たワルワル市長が公の場で治安総軍を歓迎し、交渉を試みる様子が映っている。市長はシリアのテレビにも出演し、住民に対し、安定と新勢力との協力を約束した。しかし、それから24時間も経たないうちに、彼と息子はISIS-HTS政権に処刑され、死亡した。

 一方、アル=ジュラーニ部隊は、ホムスから40キロ離れたファヒル村のようなアラウィー派、ドゥルーズ派、キリスト教徒が住む村々を襲撃した。彼らのやり方は一貫している。インターネットと電気を遮断し、住民全員虐殺するのだ。これは毎日行われているが、主流メディアは報じない。恥ずべき怠慢だ。

 一方ISISが支配する国営メディアSANAは「治安と安定を強化するため」「治安部隊」がアル・スーラ・アル・クブラに配備されたと主張している。だが彼ら自身の映像が虚偽を暴露している。ISISの紋章をつけたテロリストが、いわゆる治安部隊として活動している。

 だが世界の政治家やエリート連中は、シリアの金と権力の匂いを嗅ぎつけている。今欧米諸国(や他の国々)は、ダマスカスの宮殿でテロリストのアル・ジュラーニと接触し、彼の足元にひざまずき(男性のみ)握手し、自撮り写真を撮り、彼の「包括的」指導力を称賛している。植民地事業に常に熱心なフランスは既に合意に達している。シリア陸海港湾総局(旧政府組織を維持)は、ラタキアのコンテナ・ターミナル管理に関しフランス企業CMA CGMと契約を締結した。ラタキアは再びフランスの手に渡った。

 あるいは間もなく新カリフ制国家で休暇を過ごすことになるイタリア人を考えてみよう。彼らは虐殺が繰り広げられているアラウィー派やキリスト教徒やドゥルーズ派の村々を訪問するのだろうか? 女性は義務としてベールを被るだろうか? それとも1936年にヒトラーがしたように迫り来る大量虐殺の証拠を全て消し去り、同調するのだろうか?

 言うまでもなく、トルコはシリアにおける代理ISISに無条件支援をしている。無人機や欧米やトルコやイスラエル兵器を用いて旧シリア軍を24時間で壊滅させた「電撃戦」を可能にしたのはイスラエルと連携したトルコだった。なぜシリア人は抵抗できなかったのか? 1933年から1945年にかけて、処刑される前にユダヤ人が全てを奪われたのと同じだ。

 トルコにとって、これはクルド人「問題」解決にもつながる。アンカラの指示により、クルド人はアル・ジュラーニの次の標的になっている。クルド人の自決はトルコにとって選択肢ではなかった。歴史がそれを証明している。では西側諸国の援助はどうだろう? アメリカはクルド人を繰り返し裏切ってきた。故キッシンジャーが言った通り「アメリカの敵であることは危険かもしれないが、アメリカの友であることは致命的だ」。

 近い将来、我々はクルド人根絶の試みを目撃する可能性が高い。トルコ国内でも、彼らは長らく標的とされてきた。トルコ国内では不穏な空気がくすぶっており、トルコ・メディアはそれを抑えている。だが抗議活動は依然続いており、クルド人、世俗主義者を問わず、数百人が刑務所へと消えつつある。

 これが中東と西アジアの悲劇的現実だ。かつてのヨーロッパ植民地勢力は、混乱や宗派間分裂や不安を撒き散らした。オスマン帝国も同様だ。オスマン帝国は第一次世界大戦でドイツと同盟を結び、その後第二次世界大戦では、中立を装いながらナチスと秘密裏に交渉した。今日トルコの二面性は露呈している。ヨーロッパと1945年以降のアメリカの植民地主義的イデオロギーは今も生き残り、中東で数え切れないほどの命を奪っている。全て優位と資源略奪のためだ。今やかつてシリアだった地域を支配する欧米諸国と狂信的宗教勢力に粉砕された世俗主義は束の間の夢だった。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2025/05/04/first-they-kill-alawites-and-christians-now-druze-who-next-syria/

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 The Chris Hedges Report
The Dark Money Game (w/ Alex Gibney) | The Chris Hedges Report 48:34
Chris Hedges speaks with filmmaker Alex Gibney about his new documentary series, which tracks just two examples within the “labyrinth of mirrors” of untraceable corruption that fuels American politics

Chris Hedges
May 08, 2025

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
日本は自動車、鉄鋼関税を米国との間に抱える。EUも同じ。EUと米国の交渉は日本に影響与える。対EU上乗せは10%。米政権は別に鉄鋼とアルミニウム、自動車・自動車部品に25%追加関税。EUはトランプ関税に屈服せず 1000億ユーロ相当の米国製品を関税標的に-交渉決裂なら

2025年3月15日 (土)

シリアの新たな流血はアメリカ政策の失敗で引き起こされた。トランプは今後どうするのか?



マーティン・ジェイ
2025年3月10日
Strategic Culture Foundation

 元シリア大統領バッシャール・アル・アサドに忠誠を誓うアラウィー派を中心とする民間人の虐殺はアメリカにとっての警鐘だ。

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 元シリア大統領バッシャール・アル・アサドに忠誠を誓うアラウィー派を中心とする民間人の虐殺は、アメリカにとっての警鐘で、トランプがHTS戦闘員による凶悪な殺戮を支持するのか、つまりネタニヤフを支持するのか、それともこの集団と、その野蛮な支配様式を抑制する重要性を理解するのかに注目が集まるだろう。

 トランプと政府高官が、家族全員虐殺されるおぞましい映像を見れば、シリアとイラクにおける自分の功績の皮肉から逃れることはあるまい。そして、この地域におけるアメリカ外交政策の一貫性のなさが、ここでの反発の本当の原因だと多くの人が言うだろう。トランプが就任した2017年1月に、米軍を使って彼が殺害していたISIS戦闘員は、現在シリアを支配して、同盟者になっている同じ連中だ。

 もちろん、多くの人は慌ててバイデン政権を指さし、ダマスカスに進軍しアサドを打倒するための資金をHTS集団に与えた土壇場での決定を非難するだろう。それは、もっぱらネタニヤフが下した決定だったのか、それともバイデンにも相談したのか? そもそもトランプはそれについて何か知っていたのだろうか?

 更に明らかなのは、テロ組織を支援してきたアメリカの歴史は大きな代償を伴っていることで、HTSが西側諸国が協力できる「穏健な」イスラム政府という要求されている姿に「変身」できないのは確実だ。

 90年代初頭、ジョージ・H・W・ブッシュは、タリバン幹部をアメリカに招き、彼らと知り合う機会とした。アメリカ全土に広がるカリフォルニアのエネルギー集団に何兆ドルもの利益をもたらす大規模ガス・パイプライン契約に署名してもらうためだ。もちろん彼らは民族衣装で現れ、お茶を飲み、ブッシュとその一味と戯れた。パイプラインが完成すれば、それを守るためだけに年間1億ドルという法外な要求を彼らは曲げなかったため、契約は結局締結されなかった。当時、タリバンは女性を石打ちで殺すなど、最も野蛮な行為を行っていた。こうしたことは、契約やアメリカ政権が連中とうまくやっていけるかどうかに全く関係ないようだった。

 だが、これら過激派には何かあったのだ。トランプが好んで言うように、彼らには切り札があった。だが現在のシリア政権の場合、変身したテロ集団が政府に転じるという構想が何であれ、彼らがトランプ政権に何を提供できるのか見当もつかない。彼らの側にはイスラエルがおり、また残虐行為後に、HTSの手下に攻撃を開始したのはアラウィ派だと非難する最もばかげた声明を出したEUもいる。彼らが支配しているシリアの大部分には鉱物や石油がないため、今後しばらく好意的ではない可能性が高いトランプの反応を前にして、ネタニヤフとEU当局両方の政治的支援に大きく依存しなければなるまい。長期的にHTS政府にかけることを既に示唆しているので、ウクライナで見られたEUの反抗が繰り返されるように見える。これは、イスラエルのロビー活動の資金と権力が、これまで考えられていたより深くブリュッセル権力に浸透していることを示しているのかもしれない。

 ジョウラニと取り巻きがこのような蛮行を遂行するのはイスラエルにとって、強硬派とネタニヤフ首相にとって、まさに好都合だ。それは無知なアメリカ人の間で憎悪をかき立てるためイスラエルが育てたいと願っている決まり文句を強化し、テヘランに至るまでの抵抗枢軸を打破しているとイスラエルが感じる歓喜に更なる見せかけをもたらす。

 今大きな問題は、特に就任数日後に、トランプがソーシャルメディアに書いた、イスラエル首相と彼のイランとの戦争願望に不満を抱いていることを示唆する投稿を受け、評論家連中が苦慮しているトランプとネタニヤフの関係だ。ネタニヤフを従わせる必要があるのだろうか? 北部のクルド人を武装させ、HTSに対する内戦を許すことが、いずれにせよ在任日数が限られているイスラエル首相に対する影響力になるとトランプは考えているのかもしれない。あるいは、HTSとひげを生やした指導者に対し、より厳しい対応を取り、野蛮な連中を監視するため平和維持活動としてシリアに駐留する計画の一環として米軍を派遣することも可能だ。これはイラクで見られるのと同じような考え方だ。一部の人にとっては、これは火に油を注ぐようなものだと思われるかもしれない。結局、オバマ政権のイラク統治におけるもう一つの失敗が、現在ダマスカスで権力を掌握しているテロ集団の誕生につながったのだから。もちろん問題は、そのようなテロ集団と正面から戦えば、より大きな敵たる抵抗枢軸をあおってしまうことだ。トランプにとって難しい選択だ。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2025/03/10/syria-new-bloodbath-was-created-by-failed-us-policies-what-now-from-trump/

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 Alex Christoforou Youtube
PUTIN, no Minsk 3. Lukashenko, EU is done. Trump, annex Greenland. Starmer, Russia menace UK streets 45:30
 上記番組最後で、欧州人権裁判所ECHRが2014年5月2日のオデッサ労働会館でのファシストによる虐殺を放置したかどでウクライナ政府に有罪判決と彼は語っている。
 2014年5月7日、当ブログも、このオデッサ労働会館虐殺事件について書いた。
キエフと右派セクターによるオデッサ水晶の夜 (写真・閲覧注意!)
 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
ウクライナ戦争で米国・ウクライナは30日停戦案を提示。プーチン大統領は理論的には提案を支持するとしながらも、戦況優位を背景に、厳しい条件・従来路線をを提示。合意は難しいであろう。

2025年3月13日 (木)

シリアで虐殺が激化

ヴァネッサ・セヴィドヴァ
2025年3月10日
New Eastern Outlook

 3月6日と7日に、ラタキアとその周辺での暴力行為を撮影したビデオが公開され、武装した男がピックアップトラックで街をパトロールする様子や、他のより不穏な光景が映し出された。これは、12月のクーデター以来、シリア情勢の最も致命的な激化だ。

 シリアで虐殺が激化



 シリアの最新ニュース

 3月6日以来、シリア沿岸のラタキア、ラタキア県、タルトゥース県で激しい衝突が報告されている。シリア国内外の様々な報道筋によると、木曜日にアラウィー派が軍の拠点やインフラを攻撃し、ダマスカス政府治安部隊と政府支持派の戦闘員が激しい対応をとったと広く報じられている。沿岸地域に通じる道路は封鎖され、反乱鎮圧のため政府軍増援部隊が派遣された。

 アハメド・アル・シャラーの過去を考えれば、シリアにおける少数民族への迫害が続いているのは驚くに当たらない。

 3月8日の戦闘以来初の公式声明として、事前録音された演説の中で、暫定大統領アハメド・アル・シャラーは、政府軍は「崩壊した政権の残党を追跡し続ける」と述べた。アサド支持者らに「手遅れになる前に」武器を捨てるよう彼は求めた。

 ルダウは3月8日、衝突が始まって以来、少なくともアラウィー派340人の現場処刑が既に記録されており、戦闘員の死者は合計120人と報告されていると報告した。しかし、実際の死者数は遙かに多く、1,000人以上と推定されている。

 衝突により、アラウィ派やキリスト教徒を中心に数千人が命の危険を感じて家から逃げた。女性、子ども、高齢者を中心に数百人がロシアのフメイミム軍事基地に避難した。

 アラウィー派イスラム教徒はシリアの現在の人口の約10%を占め、そのほとんどは沿岸地域(主にラタキア県とタルトゥース県)に集中しているが、ダマスカス、ホムス県、ハマ県にも相当数の人々が居住している。特にバッシャール・アル=アサドはラタキア県の山岳地帯にあるアラウィー派が住民の大半を占める町アル=カルダハ出身だ。

 宗派間暴力は驚くべきことではない

 アハメド・アル・シャラー(戦闘名はムハンマド・アル・ジョラニ)の過去と、アルカイダ*から派生したヌスラ戦線*から派生したタハリール・アル・シャム*を考慮すると、シリアにおける少数派(まず第一に、アラウィー派、キリスト教徒、ドルーズ派)への継続的迫害は驚くに当たらない。シリア戦争中(つまり2011年以降)、スンニ派過激派によるキリスト教徒とアラウィー派への大規模迫害が報告され、文書化されており、処刑や拷問や性的奴隷や聖地の破壊などが含まれる。戦争中のこの暴力行為の最も悪名高い加害者はヌスラ戦線*とISIL*だ。シリアの現暫定大統領アハメド・アル・シャラーは以前ヌスラ戦線*指導者(首長)であったことを読者には想起願いたい(彼はアメリカ侵攻前にイラクでアルカイダ*に参加し、2012年頃にアルカイダ*の支援を受けてヌスラ戦線*を創設した)。彼のひげが剃られ軍服がスーツに変わった事実が、この不条理な事実を消し去るものではない。

 クーデター後、シリア国内では宗派間分裂に対する抗議として、物理的にもネット上でも不満の波が何度も押し寄せた。その一例が、クリスマス・ツリーが燃やされる動画だ。この動画はすぐにネット上で広まり、激しい批判や抗議活動の噴出やキリスト教徒や他の少数派迫害の恐れを招いた。それ以来、この事件の真相や実際に何が起きたのかをめぐって議論が続いているが、一つだけ確かなのは、一本の短い動画がシリアにおける少数派迫害や差別への深い恐れをかき立てるのに十分だったことだ。教会が略奪される動画も複数ある。

 アルジャジーラ、ガーディアン、CNNなど多くの情報源が衝突はアサド支持派と政権治安部隊の間で起きていると報じている。これは部分的には真実かもしれないが、一方側の代表者全員を「アサド支持派」と呼ぶのは無理がある。特に、シリア史の顕著な特徴として、集団全体に対する差別や、殺害された若い民間人の数が多いことを考慮するとなおさらだ。シリアではアラウィー派が少数派なのは周知の事実だ。更に、アラウィー派は、かなりの数のアラウィー派を周囲に擁していた父親ハーフィズと息子バシャール・アル・アサドとのつながりを理由に、現在全面的に非難されている。

 また、衝突に参加したのは政権の治安部隊だけでなかった可能性もある。2011年以来シリアで活動している多数の国家および非国家武装勢力を考慮すると、シリア人は時として「自らの手で問題を解決する」ことに慣れてしまっている。多くのスンニ派はアハメド・アル・シャラーを強く支持しており、程度の差こそあれアラウィー派に対する偏見が存在するのは当然だ。

 中東のキリスト教徒:忘れられがちな集団

 シリアや他の中東諸国のキリスト教徒に対する差別、さらには大量移住は、大きな問題であるにもかかわらず、ほとんど報道されていない。キリスト教徒の移住率は、レバントの他の集団と比較して不釣り合いに高く、この傾向は数十年(むしろ一世紀以上)にわたって見られる。これには多くの理由があり、様々な形の迫害(民族浄化を含む)や宗教に基づく差別などがあり、紛争により更に悪化している。現在アメリカ、カナダ、ヨーロッパには、かなりの数のアラブ系キリスト教徒海外居住者が存在している。一例を挙げれば、2011年にシリアで戦闘が勃発する前は、キリスト教徒の推定数は150万~200万人(全人口の約10%)だった。2020年までにキリスト教徒の数は45万人ほどに減少し、そのほとんどは北米やヨーロッパに逃れた。正確な数字を出すのは困難だが、現時点では300,000人程度に減る可能性もある。

 アラウィー派とキリスト教徒に対する現在の虐殺(まさに虐殺だ)を「反体制の破壊工作員を根絶するための勇敢な作戦」と呼ぶのは言語道断だ。

 言うまでもなく、中東はイスラム教より600年以上前に出現したキリスト教発祥の地だ。イスラムの侵略と征服以前は、中東住民(コプト人、アッシリア人、カルデア人、アルメニア人、ヌビア人、アラム人など)の大半はキリスト教徒だった。どういうわけか、この事実は、キリスト教徒の迫害と特定過激派集団の反キリスト教言説的の文脈で忘れられているようだ。中東には、レバノンのように、異なる宗教や宗派が共存している場所がいくつかある。だが、このバランスは非常に脆弱だ。この国の内戦(1975-1990)中に異なる集団がお互いを虐殺したことを思い出すだけで十分だ。このようなことは簡単に忘れられるものではなく、新しい世代を悩ませ続けている。残念ながら、民族・宗派の問題は常にレバントにとって中心的な問題で、(全てをスンニ派とシーア派の対立のせいにする弱い正当化に限定するのでなく)注意深く研究されなければならない。

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最後に、現状の皮肉を指摘したい。2011年から2012年にかけてのいわゆる「アラブの春」の初めに政府が抗議活動を取り締まる厳しい対応を取ったことを含め、バッシャール・アル・アサド大統領が民間人に対し不当に暴力を振るったことを批判し、非難する機会を逃さなかったシリア新政権は、まさに同じことをしている。偽善は明らかだ。

* ロシア連邦で禁止されている組織

 ヴァネッサ・セヴィドヴァはモスクワ国際関係大学大学院生、中東・アフリカ研究者

記事原文のurl:https://journal-neo.su/2025/03/10/massacres-in-syria-escalate/

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 Judging Freedom ナポリターノ氏、モスクワから帰国。
Prof. Jeffrey Sachs : Ceasefire or Surrender? What’s Really Happening in Gaza 29:17
 ≪櫻井ジャーナル≫
アサド政権崩壊後のシリアでは住民の虐殺が拡大、凄惨な状況になっている
 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
総合的に、GDPへの影響はマイナスが支配的、報復が加わると度合い増。プラス効果(国内産業保護)は短期的ながら、長期ではコスト増や貿易縮小が上回ると見られる。MRIの試算では、対中60%・他国20%関税の場合、米国GDPはベースライン比で▲1.7%ポイント下押し

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