シリア

2020年10月20日 (火)

ロシアはヨーロッパにレッドカードを出すべき頃合いだ

Finian Cunningham
2020年10月15日
スプートニク

 今週、いかがわしいナワリヌイ問題を巡り、モスクワに制裁をたたきつけたが、ロシアに対する欧州連合の横柄は度が過ぎる。

 反政府対派アレクセイ・ナワリヌイへの毒物攻撃とされることで、ロシア政府に何らかの形で責任があるとする「あてこすりは」ここ数週間増大している。今欧州連合は、数人のロシア当局幹部者に制裁を課し、悪事に対するほのめかしを正式のものにした。

 少数の例を挙げれば、スクリパリの茶番的行為や、ウクライナ領空でのマレーシア定期航空便撃墜や、ロシアがヨーロッパの安全保障を脅かしているという偽りの主張を含めて、我々は類似の挑発を、これまで目にしている。

 だが、これは、余りに行き過ぎた措置だ。ナワリヌイ物語に関して、ロシアに対するヨーロッパの主張を裏付ける証拠は何も提示されていない。8月20日に、彼の具合が悪くなった際に何が起きたかを調査する上での協力のためのモスクワによる、あらゆる努力は妨害された。

 ロシアは最初から、透明だった。ナワリヌイは、医学治療のため即座にドイツを旅行するのを許された。そして彼の命を救ったロシアの医者は、彼の体に有毒物質がなかったことを示す分析データを提供した。それでもドイツは、ナワリヌイが軍用神経ガスを盛られたという彼らの異常な主張を裏付ける彼らの側からの相互的透明度というロシアのあらゆる要請を拒絶した。

 このロシア人反体制派人物は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対する口汚い主張で、ヨーロッパの指導者連中により、不当なほど国際政治家として持ち上げられ、メディアの注目を集めている。

 モスクワとのやりとりで、外交的標準の無視と同様、ヨーロッパによる法律上のプロセスの驚くほどの怠慢は、彼らは、標準的な二国間関係に値しないことを示している。今週、今後モスクワは、ヨーロッパ首都との対話を切断するかもしれないと示唆したロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は正しかった。

 ナワリヌイは、ロシアの内政を悪化させるため、欧米諜報機関の給料で働き、見返りに、ロシア内政問題に対する外国干渉の材料を提供する怪しげなプロのたかりやのような人物だと一部の人々が言っている。

(ロシア国内での支持率が取るに足りない)この面倒な人物が、欧米政府とメディアにかつぎ上げられ、もてなされている事実は、ロシアに対する本当の思惑を説明している。政権転覆だ。

 異様なナワリヌイ事件に関する、欧州連合による、外交的、法律的の規範の法外な違反は、ヨーロッパの政治家が暗黙のうちに彼がロシアの選出された当局者たちより、合法的と考えていることを示している。

 この二重基準と偽善は驚異的だ。ロシアは、欧米のいわゆる民主主義国家に干渉したと言って頻繁に非難されるが、政治的指導者達を、ひどく侮辱しながら、ロシアの主権問題を無視しようとしているのは彼らなのだ。

 これがロシアが受けとる感謝なのだろうか? もしロシアが、戦争を止めるためにシリアに介入していなければ、このレバント国は、首を切り落とすジハード戦士に制圧されて、連中が群れをなしてヨーロッパへと向かう可能性があったはずだ。

 これが、何十年間もヨーロッパに経済的な炭化水素燃料を供給していることに対してロシアが得る感謝なのだ。

 これが、ヨーロッパのいわゆるアメリカ同盟諸国が、軍縮協定を破棄して、ヨーロッパに全滅の影を投げかけるよう全力を尽くす中、ヨーロッパ大陸で核兵器の平和と戦略的安定を維持しようとしていることに対して、ロシアが得る感謝だ。

 これは70年前にヨーロッパをファシズムと大量虐殺から救ったことでロシアが得る感謝だが、結局その高貴な犠牲は、卑劣な修正主義者の主張で、ロシアに投げ返されるに過ぎないのだ。

 現実には、ワシントンとそのヨーロッパ属国が、ロシアに害を与える最も敵対的で、敵意ある方法で行動をしているのに、余りにも長い間、ロシアは欧米諸国を「パートナー」と呼んできた。

 世界は変化しつつあり、世界の中心は、もはや堕落し、倒産している欧米の全盛期を過ぎた国々にはない。ロシアは将来の発展のエンジンとして、中国とユーラシアに期待することができる。モスクワは、ヨーロッパ人に、彼らの愚かな、品位を傷つける制裁には、報いがあると、丁寧ながら、断固として言うべきなのだ。ヨーロッパは、ロシアとの正常な関係の恩恵を得ることから、自身を制裁している。

 ロシアは、ヨーロッパ(そしてアメリカ)に、彼らの攻撃行為に対して、少数のレッドカードを示すべき時間だ。ヨーロッパとアメリカが、余りにも長い間もてあそんだノルド・ストリーム2プロジェクトから歩き去るのは、そのようなレッドカードの一枚かもしれない。連中の指導者が望んでいると思われる高価なガスに対し、ヨーロッパに支払わせて、ヨーロッパじゅうで社会反乱が起きるのを、何もせずに見守るのだ。

 それは彼らの責任だ。

 Finian Cunninghamは、国際問題について多く書いており、記事は複数言語で刊行されている。彼は農芸化学修士で、ジャーナリズムに進むまで、イギリス、ケンブリッジの英国王立化学協会の科学編集者として勤務した。彼は音楽家で作詞作曲家でもある。20年近く、ミラーやアイリッシュ・タイムズやインデペンデント等の大手マスコミ企業で、編集者、著者として働いた。ジャーナリズムにおける妥協しない誠実さに対するセレナ・シム賞受賞者(2019)。

 記事で表明される見解や意見は必ずしもSputnikのものを反映しない。

記事原文のurl:https://sputniknews.com/columnists/202010151080780071-russia-should-red-card-europe/

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 大本営広報部呆導、記者会見もせずに、宗主国に命じられ、中国包囲網参加リクルート訪問にでかけたことを、批判もせずに、嬉しげに報じている。既に大政翼賛会そのもの。

菅首相「『自由で開かれたインド太平洋』、その実現に向けての、ある意味では貴重な第一歩であったと思っている」

 属国傀儡政権の破壊戦略会議、おかしな連中の巣窟。

 LITERA記事

菅政権「成長戦略会議」恐怖の顔ぶれ! 竹中平蔵、三浦瑠麗、「中小企業は消えるしかない」が持論の菅首相ブレーン・アトキンソンも

 恥を告白しておこう。売国奴の本は読まなようにしている。テレビも見ない。だが、古美術修復の日本企業トップにおさまり、観光立国を提唱するのにだまされ、彼の本を数冊読んだことがある。さすが最後に読んだ本で、中小企業壊滅論者とはっきり分かった。もう二度と読まない。

 肝心な部分を削除した改悪版新書、買わない。図書館でも借りない。下記は毎日ニュース。

「政府が記録残すのは当然」新書版で削除 菅首相の著書「政治家の覚悟」

 池田香代子氏、学術会議問題でハンスト抗議中の菅野完氏にインタビューしておられる。

著述家菅野完さんはなぜ2週間超のハンストを続けるのか【池田香代子の世界を変える100人の働き人 43人目】

 滝川事件、反共言論弾圧がひどい時期、1933年(昭和8年)の事件だ。それでも菅野氏の指摘の通り、教授が辞表を提出したり、学生が退学届けをだしたりして抵抗した。
今は、当時のような発売禁止処分をする根拠の出版法第19条もない。
法律もなしに思想統制する今の政府は当時以上に劣化し、弱腰の学界も、当時以上に劣化していることになる。

 日本の完全属国化、宗主国侵略戦争参戦の端緒となった「学術会議事件」として、後世、日本以外の国々の歴史教科書に書かれることになりそう。日本は完全に思想統制され、文書に残すのを許されず、誰もこの事を知らない阿呆の国と化しているのではと想像する。妄想であって欲しい。

 四年前にも、日本会議についてインタビューをされていた。約一時間。

池田香代子の「100人に会いたい」39人目 菅野完さんパート2 日本会議に分け入る

2020年10月 2日 (金)

シリアから代理テロリストを送り込みアゼルバイジャン-アルメニア対立に拍車をかけるトルコ

Finian Cunningham
2020年9月30日
Strategic Culture Foundation

 シリアのイドリブ県から、トルコに支援された何千人もの過激派戦士がアルメニアとの紛争でアゼルバイジャンを支援するため、傭兵としてリクルートされている。

 最近ナゴルノ・カラバフ係争地域でアルメニアとの紛争が燃え上がる前に、シリア戦士が、既にアゼルバイジャンに緊急派遣されていたのをいくつかの報道が示している。

 アゼルバイジャンとアルメニアは、未確認報道が、わずか数日で、何百人もの犠牲者をもたらしたことを示唆している武力衝突の発生、両国が1994年に国境戦争を終わらせて以来、最も激しい衝突で、お互い相手を非難している。

 だが、週末衝突前の、トルコに後援される傭兵のシリアからアゼルバイジャンへの明らかな派兵は、アンカラと同盟国アゼルバイジャン間における最近の紛争を引き起こす計画のレベルを示唆している。

 更にトルコ国防省は、ここ数カ月通常軍隊を派遣し、アゼルバイジャンで軍事演習を実行しその後7月中旬アルメニア軍との小規模ながら激しい衝突が起きたのを認めている

 またしても、これら背景となる出来事は、長く続いているアルメニアとの領土問題をエスカレートさせるというアゼルバイジャンとトルコによる意図的な決定を示している。トルコはアゼルバイジャンと、いにしえの文化的つながりを共有している。アンカラとバクーの指導部は「二つの国家、一つの国民」スローガンで団結している。

 今週、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、ナゴルノ・カラバフを巡るアゼルバイジャンの不満を強調し、アルメニアによる「残酷な侵略」に反対し「アゼルバイジャンの兄弟」を軍事的に支持すると誓った。エルドアンの好戦的言説は、より広範な戦争に爆発しかねない暴力の高まりを煽っている。

 ロシアはアルメニアと伝統的に強い絆を維持しており、国を守る安全保障条約を締結している。もしNATOメンバーのトルコが公然とアゼルバイジャン側について参戦すれば、それは紛争にロシアを、更にNATO軍事同盟の他の諸国を引きずり込みかねない。

 モスクワは、アメリカや他の国際大国とともに、ナゴルノ・カラバフを巡る紛争を解決するため、それ以上の軍事行動の自制と、対話への復帰を奨励している。この飛び領土は国際的にアゼルバイジャンの一部として認められているが、1988-1994の戦争後、領域を占領して以来、アルメニアに支援されるアルメニア系政権に支配されている。

 不満と、それに対する逆の不満は、第一次世界大戦と、オスマントルコ、ロシア皇帝帝国の崩壊にまで遡る。1991年のソ連崩壊と、南コーカサス地域でのライバルの領土権主張が出現して、複雑な問題の層が更に重なった。更に不吉な時代背景がある。1915-16年に、オスマントルコがアルメニア人大量虐殺を行い、150万以上を殺害したのだ。現在のトルコの動きは、アルメニアに不吉な影を投げかけているのだ。

 明らかにトルコが、シリアからアゼルバイジャンに、多数の過激派戦士を配置転換したのは気がかりだ。トルコに支援されるシリア反政府派が、主にアル=ヌスラ戦線や他のアルカイダ関連団体のようなテロリスト・ネットワークと結び付いていれば、アルメニアとの対立は、より大規模な流血の全面的な国際戦争に陥りかねない不安がある。

 バクーのアゼルバイジャン当局は、傭兵がシリアから送られているという主張を否定した。トルコのフルシ・アカル国防相は逆の主張をして、シリアからの傭兵を使ったと言ってアルメニアを非難した。トルコ大臣の主張は精査に耐えない。アゼルバイジャンは主にイスラム教で、アルメニアは主にキリスト教徒だ。従って、シリアから筋金入りのジハード戦士が、アルメニアのために戦いに行くなど、ばかげている。

 その上、トルコ民間警備会社にリクルートされたのを認めるシリア過激派闘士について信用できる報道がある。ある過激戦士が述べたと引用されている「我々何千人もリビアやアゼルバイジャンに行くのをいとわない。[イドリブには]我々のために何もない。」

 トルコの最近の実績は完全に首尾一貫している。ダマスカスに対する政権転覆で失敗した秘密戦争で、シリアをイスラム至上主義テロ集団で溢れさせたのはトルコだった。その失敗後、アンカラは、代理過激派戦士を、ライバル派閥に対し、トリポリ政府を支援すべくリビアに配置転換した。国境を共有しているので、戦士をアゼルバイジャンに送るのは、トルコにとって、より容易な兵站作業だ。

 エルドアン大統領にとって、アゼルバイジャンに対するトルコの支援は、アンカラの地域での影響力を強化する彼の新オスマントルコ野心の代用になるのだ。シリア、リビア、そして最近では、東地中海の領土権主張を巡る、ギリシャとキプロスとの緊張は、全て、エルドアンの民族主義的拡大のパターンに分類される。

 だが、ダマスカスの同盟者を援助するためのロシア介入に阻止されたシリアでの彼の無残な失敗は、モスクワに対して復讐をするための誘因を、サルタン・エルドアンに与えているのかもしれない。ロシア南国境、南コーカサスで、ジハード戦士式宗派戦争を刺激するのは権謀術数にたけたトルコ指導者に相応しい復讐だ。モスクワの戸口での、その種の挑発を、NATO諸大国も楽しむだろうと推測するむきもあるだろう。

 Finian Cunninghamは主要報道機関の元編集者・記者。国際問題について多く書いており、記事は複数言語で刊行されている。
個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2020/09/30/turkey-fuels-azerbaijan-armenian-conflict-with-terror-proxies-from-syria/

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 不評の大統領選討論、見ていない。植草一秀の『知られざる真実』の下記記事で、小生には十分。

史上最悪の大統領候補テレビ討論

 赤旗記事の話題、LITERAも報じている。何と、加藤陽子教授まで!

菅首相が安倍時代もしなかった言論弾圧、「学問の自由」侵害! 日本学術会議の会員任命で安保法制や共謀罪を批判した学者を拒否

 東京新聞でも、一面と社会面に詳しく掲載している。京都新聞にも、まっとうな反論がある。

「この政権、とんでもないところに手を出してきた」 学術会議任命見送られた松宮教授

 今日の孫崎享氏のメルマガ題名

菅内閣自由抑圧に新たな一歩:菅首相、日本学術会議「推薦候補」6人の任命拒否。学術会議の推薦者を首相が任命しなかったのは、現行制度2004年度以降初めて。6名:小沢隆一(憲法)▽岡田正則(行政法)▽松宮孝明(刑事法)▽加藤陽子(日本近代史)等

 まさに、簡単な10のステップで実現できるファシスト・アメリカ(日本?)の完成。

 横田一氏、伝承館に行ってこられた。写真撮影も録音も許されないそうだ。

 東日本大震災・原子力災害伝承館という名称自体がインチキ。災害ではなく、東京電力福島第一原発事故。

【横田一の現場直撃】No.80 菅総理「福島」巡業/仙台高裁、国を断罪

 思いついて、ネットで見られるグラバー園のパンフレットPDFを読んでみた。

 世界遺産登録
 明治日本の産業革命遺産

Thomas Blake Glover
日本近代化に尽力した「志の商人」

 死の商人が、志の商人に化けている!

2020年9月23日 (水)

北シリアでロシア軍に挑戦するため、アメリカはM2A2ブラッドレー歩兵戦闘車を配備

2020年9月21日
South Front

 米軍は、ほとんどシリアから撤退したはずのアメリカ部隊を、新た軍装備品、今回はM2A2ブラッドリー戦闘車で補強した。

 9月18日に発表された公式コメントが、アメリカに率いられる連合は、ブラッドリー歩兵戦闘車を含め、機甲化歩兵部隊が、「ISISの永続的な敗北を保証し」「連合軍の保護を保証し」そして「重要な石油資源を保護するために必要な素早い柔軟性を提供する」ためシリアに配備されたと述べた。

 M2A2ブラッドリー歩兵戦闘車は、25ミリ機関砲、7.62ミリ同軸機関銃と二連装対戦車誘導ミサイル発射装置で武装している。これが歩兵戦闘車を、アメリカにシリア地上で配備された最も重い兵器にしている。

 9月21日時点で、新たに配備された装甲車両は、アメリカが、強化された陣地のネットワークと軍事基地を持っているハサカ県で、連合パトロールの際に見られる。アメリカ軍はその区域で規則的にパトロールを行っている。シリア北東で、もう一つのアメリカに関心がある地域がユーフラテス東岸のオマール油田だ。ワシントンは2019年10月に派遣された部隊を、M2A2ブラッドリー歩兵戦闘車で強化した。

 主な相違は、地元の情報提供者によれば、ハサカ県に配置された車両は地域のパトロールに使用されロシア憲兵隊とシリア軍との通常の対決に関与することだ。

 数日前、アメリカのアパッチがロシア憲兵パトロール隊に嫌がらせをした後、ロシアの攻撃型ヘリコプターが彼らを追いかけた。以前米軍は、ロシア車両がハサカ県の田舎でアメリカのMRAP級装甲車と衝突した際、アメリカ部隊が「軽傷」を負ったと主張した。

 アメリカに率いられた連合は、シリア北東でロシアとシリア軍隊の動きの自由を定期的に制限しようとして、非対称の反撃に直面している。今やアメリカ軍は、彼らが勢力圏として見ているものを確保するための追加の論拠を持つことになろう。

 シリア政府軍は、ホムスとデリゾール県で、ISIS攻撃による更に多くの死傷者を出している。9月19日、親政府派パレスチナ市民軍リワ・アルクッズの少なくとも五人がアシュマイティヤ町近くでの即席爆発装置爆発で死亡した。9月20日、爆発がアル・マヤディン地区の近くで、シリア軍車両が爆発に会い数人の兵士が負傷したと報じられている。シリア国民防衛隊の野戦指揮官がデリゾールの西でISISテロリストとの衝突で死亡した。

 9月21日時点で、シリア軍、リワ・アルクッズと彼らの同盟者はISISの細胞をホムス- デリゾール砂漠から排除する掃討作戦を続けている。だがISISの強力な存在は中央シリアの砂漠で、治安情勢のためにまだ顕著な脅迫だ。

 大イドリブで、ロシア航空宇宙軍は訓練所、兵器貯蔵所、司令部やトルコに支援されるテロ集団の強化された陣地に標的を定めて、空爆作戦を続けている。興味深い事実は、イドリブじゅうの標的に対する積極的なロシア攻撃再開で、テロリストが境界線沿いに、シリア軍と民間標的に対する攻撃の数を減少させたことだ。空襲外交は、イドリブ停戦の不可欠な要素になる可能性は高いように思われる。

記事原文のurl:https://thesaker.is/us-sends-m2a2-bradley-ifvs-to-challenge-russian-forces-in-northern-syria/

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 元の記事には、トップにビデオがあるが、なぜか、うまく貼り込めない。

 新刊『白い病』を読み終えた。昔、他の翻訳者のものも読んだはずなのだが、全く記憶がなかった。コロナ流行の今にぴったりのお話し。

 「好書好日」でも、紹介されている。

疫病と戦争、いまこそ読むべきチャペック 謎の感染症テーマの戯曲「白い病」新訳公開

 実に素晴らしいことに、この翻訳、チェコセンターで公開されている

 世論調査というものか本当かどうか知らないが、今思い出すのは、イソップの「王様を欲しがったカエル」。『白い病』の群衆。

 植草一秀の『知られざる真実』

ヒトラー政権を継承するゲッペルス

 LITERA

菅首相の叫ぶ「規制緩和」は30年も前の流行語だった! 竹中平蔵がバック、時代遅れの新自由主義が国民生活をさらに圧迫する

2020年6月20日 (土)

アメリカは、なぜまだシリアを制裁しているのだろう?

2020年6月18日
Tony Cartalucci
New Eastern Outlook

 中国メディアは、シリアに対する制裁を撤廃するようにというアメリカに対する北京の最近の要求を強調した。

中国使節、アメリカにシリアに対する一方的制裁を撤廃するよう要求」という題名の記事で中国CGTNはこう報じている。

火曜、中国使節、アメリカにシリアに対する一方的制裁を即座に解除するよう要求。

長年の経済封鎖が、シリア国民、特に女性と子供に途方もなく大きな困難をもたらしている。食品価格を含め急騰する商品価格とシリア通貨デノミで、ひき起こされた苦しみは、全国的に一般人にとって大変な負担だと、中国の張軍国連大使が述べた。

 経済的にシリアを援助し、ダマスカスに狙いを定めたアメリカ制裁に挑戦する中国の試みは、シリア政府に対する、アメリカ率いる代理戦争への、アメリカが武装させている反政府組織をシリア全土で殲滅する上でのロシアの主導的役割など、モスクワによる直接的な軍事介入を含めたロシアの公然の反対に続くものだ。

 シリアに対するアメリカ制裁がずっと以前に紛争におけるアメリカ介入のための動機づけと主張されていることなき後も生き残った - シリアの人々の民主的な念願を支持して、シリア政府によって人権侵害と主張されていることに反対するというクレーム。

 2011年以前に、抗議行動の計画から、2011年の街頭抗議行動を、破壊的代理戦争に移行させるため、シリアで、過激派闘士を武装させ、派遣したことを含め、アメリカが意図的に紛争を画策したことは議論の余地なく明らかにされている。いわゆる「自由の戦士」が、アルカイダやその多くの分派を含め、実際、様々なテロ組織から集められた過激派だったこともずっと前から明らかだ。

 シリアの治安作戦が、シリア政府に対するアメリカ「代理部隊による攻撃」と、最終的には直接の米軍攻撃に反撃するものだったことが明らかになった今、制裁は、シリア国家を崩壊させるためのアメリカの取り組みの経済的要素に過ぎなかったことは明らかだ。どんな形でも、シリア国民を援助したり、支援したりするな。

 そして、もちろんシリアに対するアメリカ制裁は、全てのシリア人の生活を困難にした。紛争中、終始シリア政府を支持し続け、シリア政府に支配される地域に暮らし圧倒的多数の人々から、最終的に、武器を引き渡し政府軍に降伏した、アメリカに支援されていた過激派闘士まで、 全員が、国家再建の上で、経済的苦難と困難な道に直面している。

 そこで、アメリカが最初にシリアに制裁を課す際、それを正当化するのに使い、今益々、薄弱になっている利他的な口実は、プロパガンダ以外の何ものもでもないことが明らかで、アメリカがなぜ他国に制裁を課するか疑う際に、考慮に入れられるべきだ。

 アメリカはシリアで人道的大惨事を画策し、実行し、できる限り長く永続させようと、いまでも積極的に試みており、明らかに「シリアをロシアにとっての泥沼にする」ため永続させようとしている。シリアに制裁を加えることに対するワシントンの「人道的」正当化は、空虚なだけでなく、ワシントンはシリアで人権を踏み潰す罪を犯しているのだ。

 中国や他の多くの国々は、これら制裁を撤廃するよう求めている。誰も驚かないが、ワシントンは拒否しているが、いわゆる「国際」団体が、ワシントンに責任をとらせたり、シリアの現在の問題を緩和したりする能力のなさは、これら団体が奉仕する国際秩序が機能不全に陥っていて、是非とも代替策を見いだす必要があることを明らかにしている。

 シリアを再建するための中国の経済援助と努力は最終的に実現するだろう - それは時間と、中国がいかにアメリカ制裁を回避するかの問題に過ぎない。

 これは、直接彼らに反対するか、アメリカの干渉から完全に独立し、絶縁された世界システムを作り出すかのいずれかによって実現されるだろう。いずれの場合でも、もしワシントンが、現在の政策を維持すると強く主張するのであれば、アメリカから独立し、隔離された世界体制の中で、アメリカ自身が、切り離されて、衰退するのに気づく、アメリカ国民にも、アメリカを支配する既得権益組織にさえも利益にならないことになろう。

 Tony Cartalucciは、バンコクを本拠とする地政学研究者、著者。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/06/18/why-is-the-us-still-sanctioning-syria/

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 今朝の孫崎氏メルマガ題名に納得。

「フジと産経の世論調査で不正、両社調査業務を委託。調査は千名対象。再委託企業は半数の5百担当。内各回100以上を架空回答入力。ちなみに5月8?10日共同は内閣支持41.7、不支持43.0、同時期産経支持44、不支持41%。各社が不支持多数を出している中、支持多数と発表

 鼎談での平野氏の指摘は鋭い。

【佐高×早野+平野の3ジジ放談】経産国家の宿痾 二階小池の正体20200617

 Paul Craig Roberts氏の最新記事題名にびっくり。話題は剖検によるフロイド氏の死因。薬物過剰摂取。

George Floyd Was Not Killed By Police

 Roberts氏、下記Unzレビュー記事を参照しておられる。

Or Did George Floyd Die of a Drug Overdose?
Fatal Fentanyl: A Forensic Analysis

 

2020年4月 9日 (木)

トルコの対シリア新計画

2020年4月6日
Salman Rafi Sheikh
New Eastern Outlook

 明らかにシリアでの軍事的屈辱を避けるため、トルコがロシアと、更に、もう一つの取り引きをするよう強いられたことが、目的を達成するために軍事的手段を使うことの限界を示した。Covid-19蔓延が、軍事的均衡を変えて、直接作戦を行う可能性に影響を及ぼすかもしれないが、トルコの対シリア計画は、三つの異なってはいるが相互に結びついている目的の実現を狙って、干渉主義のままなのを否定することはできない。トルコは、直接、間接的介入を通して、隣国で起きている政治過程に関与し続けることを目指している。自身を「平和時の避けられないパートナー」にして、トルコは自国を地域の覇権者に変えようとを目指している。第二に、干渉主義計画に従って、シリアに関係し続けることにより、トルコは、地域でも、トルコ国内でも、「クルド問題」を恒久的に解決することを目指している。第三に、エルドアンは、シリア問題とクルド問題を継続させることで、国内での彼の政治姿勢を強化し、シリア政策に関して、彼が直面している批判の増加を鎮静化させることを目指している。

 アメリカ/NATOとロシア間での、トルコの絶え間ない立ち回りが、目的の複雑な組み合わせの実現を目指す外交政策の複雑さを示している。自身を地域の覇権者にする狙いは、シリアやイランやロシアとは合致しない。トルコは結局NATO加盟国のままで、トルコが覇権国に変わるのを許せば、長い目で見れば、イランとロシア両国が防ごうと目指している、この地域におけるNATOの恒久的駐留の足掛かりになりかねない。

 ロシアやシリアやイランは、クルドに対するトルコの利害関係を受け入れることが可能かもしれないが、アメリカは受け入れるまい。同様に、アメリカは安全地域を作るトルコの権益を受け入れ可能かもしれないが、ロシアやシリアやイランは、これはシリアの永久地域分割であり、地域でのアメリカ/NATO駐留のための究極的な方法、最終的道筋と見ている。エルドアンの中核的権益は、ロシア/シリアと、アメリカの両方と一致するので、彼は地政学のチェス盤、つまり東と北シリアの両側で勝負し続けている。

 最近、彼がシリア石油の‘共同管理’提案をして、これがかなり明らかになった。

 ロシアとの合意について、ロシアとアメリカ両国がシリア石油に興味を持っているとエルドアンは記者団に述べた。彼の言葉を引用すれば「私はプーチンに、こう提案した。そこで生み出される石油収入を資金調達に回せば、我々は建設的になれるだろう。破壊されたシリアを立ち上がらせよう。プーチンは、それは可能だと言った。私は[アメリカ大統領ドナルド]トランプにも同じ提案ができる。この資源のおかげで、テロリストにそれらから利益を得させるのではなく、我々がシリアを再建する可能性がある。」

 エルドアンの一見「積極的な提案」を分析すれば、彼の外交政策の複雑な動きは明らかになる。彼がここで言っている「テロリスト」は、彼が究極的に消滅させて、シリア-トルコ国境から遠ざけたいと望んでいるクルド民兵なのだ。

 アメリカがシリア石油の支配を望んでいるのは否定できない。実際、アメリカ大統領が、シリアにおける米軍の主目的は、実は、石油がシリア軍の手に落ちることから「守る」ことを望んでいるのだが、「石油を守る」ことだと言ったのはつい最近だ。

 第二に、シリア石油を彼らの支配下におく計画をプーチンに提案することで、エルドアンはクルド民兵から彼らの重要な収入源を剥奪しようと望んでいるのだ。

 第三に、共同でシリア石油を管理し、金をシリア再建のために使うよう提案することで、トルコはシリアで、自身のために永久の場所と役割を作りたいと望んでいるのだ。これは、トルコが、覇権の野心を満たすだけでなく、独立クルディスタン建国というクルドの狙いに致命的な打撃を与えるのに役立つだろう。

 クルド民兵によるシリア石油支配は、アンカラは、クルド人自身の国家という彼らの運動の重要な資源と見ており、石油が彼らに一種の「自治」能力を与えるので、トルコにとっては問題だ。だが、この石油支配の取り組みは、トルコを、石油をシリア支配から遠ざけておきたいとアメリカが、望んでいる東シリアで、アメリカと争うことになる。

 シリアのクルド人から彼らの収入源を奪って、石油による金をシリア再建のために使いたいと望むことで、エルドアンは、難民がシリア、明らかに、クルド人が優勢な地域へ、最終的に帰還するお膳立てをしようと望んでいる。エルドアンは、難民を、これらの地域に行かせることで、確実にその地域を「非クルド化」して、彼らがクルディスタンを求めて戦う彼らの能力を弱めたいと考えている。

 ロシアとシリアは、シリア石油をシリア支配下に戻すという提案には反対しないかもしれないが、アンカラがシリアでその役割を増大することが可能かどうかは、主に、トルコが、シリア国内で、シリア軍と、戦うのを支援しているHTSと改名したタハリール・アル=シャームを含めたテロ集団から、どのように政策を切り離すことができるかどうかにかかっている。

 HTSは、今月早々、モスクワでトルコとロシア間で成立した停戦合意に従うことを拒否している。モスクワにとって、これらの集団は問題のままだ。2017年1月、最初のアスタナ・サミット以来、アンカラとの全ての合意で、ロシアはHTSや類似の集団は、あらゆる停戦合意の対象外で、合法的な標的のままであることを明確にしている。

 トルコは、これまでのところ、イドリブの難題に対する治療法を見いだせていない。アンカラは、そこで、石油を使い、非軍事的手段を通して、目的を達成ために使える新たな協力の基盤を構築しようとしているのだ。

 Salman Rafi Sheikhは国際関係とパキスタンの外交、国内問題専門家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/04/06/on-turkey-s-new-plans-for-syria/

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角界にもコロナ禍、力士に初感染者か…複数人に疑い、相撲協会9日にも発表

 というニュース。残念ながら、夏場所は中止になる可能性が高いだろう。理髪店は開くべきか、閉じるべきかが問題になっている。

 植草一秀の『知られざる真実』

国民をなめ切っている利権まみれ安倍経済対策

 海外の知人から、大丈夫か?というメールが来た。外出できないので、終日庭の整備をしているという。カモがやってくる広い庭だ。過ぎ越しの祭りでも、お祈りには行けないそうだ。ニューヨークのユダヤ人街での葬儀に、敬虔なユダヤ教徒が集まる映像を見て、ドーキンスの『神は妄想である』を読み始めた。

2020年3月23日 (月)

世界を起爆するため、欧米に利用されている世界ウイグル会議WUC

2020年3月18日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 新疆自治区の中国人少数派ウイグルを哀れと思うように、人々は欧米マスコミに言われている。人々は「彼らの味方をし」「彼らの権利を弁護する」よう指示されている。

 欧米マスコミは、人々に、ウイグルは差別されている、中国が不公平に、彼らの文化を破壊しようとしていると言っている。

 テレビ画面や新聞のページが追っている、多くの一見無関係な出来事が、実際は、直接ウイグルや、彼らの親欧米派で、過激な「世界ウイグル議会(WUC)」に関係しているのを、人々知らないことになっている。

 トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が突然憤激して、ロシアと敵対し、欧州連合さえ挑発して、ますます多くの軍隊を隣国シリアに派兵しているのを読まされる。読者が、彼が正気ではないと思っても、許されそうだ。

 だが、そうではなく、彼の行動には、実際は冷酷な論理があるのだ。エルドアンは、何十年間も、主に中国の新彊自治区にいるチュルクの少数派民族集団が、トルコという国の著名な発祥の地だと信じてきたのだ。彼がイスタンブールの市長だった時、由緒あるスルタンアフメット地区に、ウイグルの小さい像を設置さえした。

 シリアで戦争が勃発した後、より正確には、欧米がアサド大統領打倒の試みを始めた後、トルコは中国から好戦的なウイグルをつれて来て、シリア領内で彼らを使い始めた。私はこの雑誌(New Eastern Outlook)で公開された長い記事「March of the Uyghurs(ウイグルの行進)」でそれを説明した。記事の、より長い版は間もなく本として刊行予定だ。

 トルコは、彼らにトルコのパスポートを与えて、インドネシアや他の国々経由で、ウイグルのジハード幹部や家族を連れ込んだ。主に(第一次大戦後トルコに占領された歴史的シリア領と言えるはずの)ハタイ地域の、いわゆる難民キャンプで、彼らを訓練し、最終的にイドリブ(シリアの県)に送り込んだ。そこで、しばしば戦意を昂進させる薬の影響下で、ウイグル戦闘員は、何百人という男性、女性や子供を殺し、人類に対する犯罪を行い、村や町の人口を減少させた。彼らは、いまだに地域を占領している主にアラブ諸国からの様々なテロ集団と協力してきたのだ。

 私は恐怖で大虐殺から逃げたい、くつかのシリア人家族にインタビューした。私は2019年、テロリストに占領された地域の境界でシリア人指揮官にインタビューした。一般人と軍隊両方が彼らの生活で一度もこのような野蛮に遭遇したことはなかったと証言した。

 NATO加盟国のトルコは基本的に欧米同盟国のため、一肌脱いでいたのだ。ウイグルは、一層鍛えて、最終的には中国に戻り、平和と、習近平首席の素晴らしい国際主義プロジェクト「一帯一路構想」を混乱させるべく、シリアのジハード戦場に送り込まれたのだ。

 インドネシアの反抗的な島スラウェシも、それより程度は低いが、ウイグル戦闘員を訓練するために使われた。

 今、トルコ軍は、ロシア軍を、更にもう一つの戦争で脅しながら、直接シリア軍と交戦して、イドリブ県に立てこもっている。

 ロシアは、トルコが、合法的な野党勢力から、テロリストを分離し損ねたと不平を言っている。これは実際は極めて穏やかな語法による状況の定義だ。トルコは、イドリブ地域で、テロリストを直接支援しており、テロリストには、かつてISISとして知られていたものの分派のいくつかと、もちろん、ウイグルとその部隊も含まれる。

 昔そうしたように、アンカラは、再度地域を支配したいと望んでいる。だが今は極めて複雑なゲームをしている。アンカラは、NATO、アメリカ、ヨーロッパ、テロリスト、イスラム至上主義者とロシアをお互いに戦わせて、帝国を再建しようと望んでいる。

 トルコにとって、ウイグルはもう一つの残忍な帝国主義ゲームの駒に過ぎなかった。

*

 アフガニスタンでさえ、新たな勢いは、直接的、間接的に、ウイグルと関係がある。

 シリアは、その軍隊によって解放されつつあり、テロリストは、漸次、静かに欧米同盟諸国、主にトルコによって避難させられている。彼らはどこに行くだろう? 国の一つは、もちろんアフガニスタンだ。既に二年前、私はカーブルとジャララバードの両方でISISが莫大な数、アフガニスタンに移住し、彼らは主に地方で活動していると言われた。

 ウイグル・ジハード戦士がアフガニスタンにもいるのは確実だ。よく訓練され、鍛えられ、彼らは中国や旧ソビエト共和国諸国やロシアにさえ入る用意ができている。

 この全てが、アメリカとNATOの計画に沿っている。

 そして最近、欧米は紛争に様々な歪曲した「感傷的要素」を加えて、新彊のウイグルの生活を「被害者」として描写し、現実を曲解し、突然「イスラム教カード」とされるものを利用している。

 中国は、歴史的にイスラム教徒の人々と問題を抱えてはいない(植民地主義、新植民地主義の冒険主義を通して、問題を抱えているのは欧米だ)。中国の古い首都西安を訪問すれば、明らかに、漢とイスラム教文化が、どのように相互に結びついていたかわかるだろう。西安こそが、中央アジアや、今中東と定義される地域や、世界の他の国々と中国を結ぶ古い「シルクロード」の起点なのだ。

*

 2012年12月、環球時報はこう報じた。

「報道によればテロ集団に関連していると判明しており、欧米政治団体から資金を受ける組織、世界ウイグル議会(WUC)は、長い間、新彊ウイグル自治区の中国の政策を中傷し、欧米マスコミの中国ステレオタイプを強化する上で重要な役割を果たしてきた。

一部の欧米メディアと政治家が、WUCと共に、中国の新彊政策を誇大宣伝し、中傷したが、中国政府やそのメディアが発表する情報については沈黙している。

WUCは、ドイツ、ミュンヘンの鉄道駅と商業地区に近いアドルフ-コルピング・シュトラーセの低層ビルに本部を置いている。

目立たない外装の建物は、中国新彊の分離主義者の中核で、多くの新彊分離主義活動家の黒幕だ。

中国から新彊を分離するというWUCの中核目標は一度も変化したことがないと中国の民族集団に関するドイツ人学者ワインスハイマーが環球時報に語った。」

 このような報道は、新彊でのウイグルに対する人権侵害を隠蔽する中国の親政府派新聞の試みとして、通常、欧米のプロパガンダとマスコミに斬って捨てられる。

 だが、私の直接の調査から、トルコ、ヨーロッパ、シリア、インドネシアや、いくつかの世界の他の地域で、中国が自身の領土で、極めて危険なテロの脅威に直面しながらも、公平な手法をとっていることが明確になっている。

 2019年12月という近い過去に、香港内でさえ「ウイグル問題」は、欧米と台湾に利用された。私はそれを報道し、いつもの通り、私には明確な写真の証拠がある。

 環球時報が報じたことは、実際は、地球上で人口最大の国、中華人民共和国を、バラバラに壊すことに向けた欧米の残忍な方針に対する穏やかな反応に過ぎなかった。

 それが私が欧米で極めて不人気で、隠されている、この話題を周期的に扱う理由だ。

*

 ウイグルは中国に対する欧米戦闘の最前線にいるのだ。

 ワシントン、ロンドン、ベルリンは、複数の戦線を北京に対して開いたのだ。様々な異なる種類の戦線だ。経済的、政治的、イデオロギー的、軍事的なものさえ。

 中国(とロシア、イラン、ベネズエラや他の国々)に害を与えるのが、欧米対外政策の主要目標だ。

 世界ウイグル議会(WUC)は、中国を傷つけ、BRI(一帯一路構想)を混乱させる取り組みで、アメリカ、ヨーロッパとNATO(特にトルコ)を支援する準備ができている。

 なぜだろう? それは、BRIが欧米の新植民地主義にとって最悪の悪夢だからだ。私は最近の本でそれを説明している。「China’s Belt and Road Initiative: Connecting Countries Saving Millions of Lives(中国の一帯一路構想:国々を結び、何百万人もの生命を救う)」。私がしばしばグローバルな非植民地化の最終段階と説明している、この巨大なプロジェクトに、中国は深く関与している。ロシアも益々関与を深めている。様々なケースでは、主導さえしている。

 欧米は、肯定的、楽天的なものを何も提供できない。欧米は、中国、ロシアを中傷し、彼らの残忍で極端な資本主義、欧米帝国主義のために、何百万人もの国民をいけにえにするのを望まない政府を打倒したり、脅迫したりしている。欧米マスコミは、このような「時代遅れの用語」を使わないよう、著者たちに警告している。たわごとだ。こうした単語は時代遅れではない。こうした単語は本物だ! 帝国主義が決して終わっていない。植民地政策は、全ての大陸で、いまだに多数の国々を略奪し、破壊している。

 中国、ロシア、ベネズエラ、シリア、イラン、キューバや他の国々は、世界の惨めな人たちのために戦っている。実に単純だ。

*

 WUCと、その「大統領」ドルクン・エイサは明らかに金をもらって、欧米の絶対命令を受け入れると決めているのだ。

 同時に、その領土にWUC本部を受け入れて、ドイツは再度、地球規模の政治で極めて否定的な役割を果たすと決めたのだ。暴徒が街頭に繰り出すと決めた時はいつでも、アメリカとイギリスの国旗と並んで、ドイツ国旗が、香港中で、ひるがえるのは少しも不思議ではない。ドイツは、WUC同様、香港暴徒を、心から支持している。

 今や、ワシントンとロンドンに協力することで、ドイツとトルコ両国は、中華人民共和国と、安全な存在をする権利に反対すると、心を決めたのだ。それは非常に危険な状況だが、それは本物で、現実を隠す理由はない。

 ウイグル過激派は、中国と世界の進歩的地域両方を起爆させるよう指名されている。

 中国は状況を落ち着かせようと誠意をもって交渉しようとしている。それは容易ではない。

 欧米やトルコや世界いたる所で活動している過激派イスラム部隊は過激派ウイグルと彼らのWUCに、北京との恐ろしい血まみれの対決へと圧力をかけている。

 状況を周知させるべき頃合いだ。致命的な途方もなく危険な欧米ゲームを暴露しなければならない。

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者、調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China’s Belt and Road Initiative: Connecting Countries Saving Millions of Livesを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/03/18/the-uyghur-wuc-is-used-by-the-west-to-detonate-the-world/

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 国会中継、音声を消していたが、音声をオンにした。この国のトップはリーダー。Reader。カンペを読む人

 ヴルチェク氏、何度か、この主題で書いておられる。一番長い記事は、翻訳できずにいる。

 LITERAに、もっともな記事が載った。役柄上、痛切にかんじられたのだろう。映画を見ていないと、わからないかも知れない。

近畿財務局職員・赤木さんの遺書と手記に、映画『新聞記者』の出演女優が…自殺した官僚の妻を演じた西田尚美が「涙が出ました」

 「K-1」のイベントが予定通り開催されたという。県知事は「残念」と。
 21日仙台駅で、聖火が「復興の火」として展示され、善男善女が押し寄せたという。

 LITERA

K-1開催強行は安倍政権の責任逃れと矛盾だらけのコロナ対策が原因! 民間に自粛
 仙台駅は(1)換気の悪い密閉空間(2)人が密集(3)近距離での会話や発声のうち、換気は良い開放空間ではある。忖度専門委員会の先生、国営大本営広報にでまくり。

 日刊デンダイDIGITAL

上昌広氏激白 新型コロナ対策で“人体実験”が行われている

 植草一秀の『知られざる真実』

安倍内閣あいまい優柔不断支離滅裂コロナ対応

公文書改ざん2/17安倍国会答弁忖度説の誤り

2020年3月22日 (日)

Covid-19がトルコを攻撃する中、難民でEUを攻撃するエルドアン大統領

2020年3月20日
ジム・ディーン
New Eastern Outlook

私を国を専制政治に捧げた人物として歴史が記録するのを望まない
   トルコ初代大統領 ムスタファ・ケマル・アタチュルク

 エルドアンのイドリブ戦争は、彼が勝てない、EUとの新しい戦争へと変形した。彼の狂気には秩序があるのだろうか? 一つの場所で事態が落ち着くとすぐ、彼は他の場所で戦いを仕掛けるから、私は問うているのだ。彼の代理テロ勢力を支援する上空掩護は抜きで、イドリブに伝統的な軍事侵略を進めながら、ジハード傭兵部隊をリビアに派兵した。

 私が見た最後の話は、これら傭兵は、トリポリの石油施設を防衛する仕事を与えられた、5000人という信じ難い人数だった。だがそれから一週間内に、ベンガジ郊外での戦闘で、彼らは、既にハフタル部隊に殺害されたという、確認済みの報道があった。

 この勢力は、ヨーロッパの他の全員の海底石油・ガスパイプラインを阻止する地中海経済水域をリビアと共有する協定を目指すエルドアンの狙いの一環だったと疑われている。

 トルコの恫喝にもかかわらず、ニコス・アナスタシアディス大統領は自身の試掘を止めるのを拒否しているので、キプロス-トルコ紛争は継続する。彼はキプロスを再併合し、あらゆる石油資源を共有したいと望んでいるが、今エルドアンは、提携・共有モードにあるように思えない。結局、これは、元々シリアだったが、第一次世界大戦後、フランスの好意で、ハタイ県とされたのと同様、イドリブが最終的にトルコに吸収されるのを望んでいる、まさに同じ人物なのだ。

「主権や「私は国際法に違反しているが、我々が対話できるよう、お返しに、お前は主権を断念しなくてはならない」というような前提条件の論争は、好意や誠意ではありません」と国際的に認められているキプロス政府のアナスタシアディス大統領は述べた。

 アナスタシアディスがキプロスの経済主権を放棄するよう望むエルドアンと、制裁緩和の議論を始める前に、北朝鮮が完全非核化するよう望むトランプは「瓜二つ」に見える。

 トランプが「完全非核化」の前提条件に言及するのを最初に聞いた際、トランプには決して金正恩と取り引きをするつもりはなく、金は決してトランプのぐらつく約束で、核抑止力を断念することはあるまいと、私はVeterans Todayで主張した。世界中の誰も、それほど愚かではあるまい。

 北朝鮮問題は、見せ掛けの交渉で、トランプが国際メディアで「取り引きの王様」だという山のような報道を生み出せると知っていて、国連演壇での「ロケット・マン」蔑称を含め、あらゆる芝居じみた言動で、トランプの言葉を借りれば、初日から「偽りの交渉」だった。トランプは確かに有能な芸人だと言えるが、それは、どちらの側も切れるので、大統領にとって、もろ刃の剣だ。

 エルドアンは芸人たろうとしているが、彼は芸人ではない。彼は舞台に登場するのが好きだが、好感を持たれないのだ。彼はクーデター未遂後、確かに感じのいい人ではなく、彼らがテロを支持していたと主張し、実際のクーデターネットワークを一斉検挙しながら、あらゆる反政府報道機関を打ちのめすことに決めた。これが、彼が議会を乗っ取り、政治的敵対勢力を叩き潰す権力を与える新法を通過させるのを可能にした。

 VTは、ある日姿を消して、三カ月報道していたトルコ人記者を失った。数年後、我々のシリア人記者が、ダマスカスから気分転換のため、トルコを訪問し、野党と話しする許し難い罪を犯した。「尋問のための」彼女の二度目の逮捕で、二日目に、テロ行為の罪状を負わされ、外国人刑務所に移された。我々は国際ネットワークに、全員総力を挙げるよう呼びかけ、このような出来事のため保持していたファイルのおかげで、24時間以内に、彼女はダマスカスに戻る飛行機に搭乗した。

 エルドアンはS- 400とパトリオットを欲しがっている

 エルドアンは緊急事態のふりをしているが、このような移送は何カ月も兵站計画が必要なのだから、愚かな、パトリオット・ミサイル要求に素早く対応しないアメリカに、トルコは、拒絶されたように感じたのだ。

 トルコ軍機が、トルコ領空から、シリアやロシア軍機にミサイルを発射しない限り、シリアやロシア空軍による空爆が本当に可能だと彼が思っているとは誰も信じなかった。

 NATOも、エルドアンの代理軍隊の一つになるのを拒否した。トランプは遅ればせながら、印ばかりに、多少の軍需品を提供した。それはエルドアンが、EUと彼の仇敵ギリシャに対し、難民を兵器として使用した時だった。

 EUが難民支援のため60億ドルを約束したが、まだ支払っていないという彼の非難、大部分の人が、全く支払われていないと解釈した信じ難い声明を我々は聞いた。それはEUが送っていた難民金が、エルドアンの政治的なお仲間連中によって、関与するあらゆる取り引きからかすめるため盗まれていたのを知ったことに関係があるかもしれない。

 トルコのシリア国境沿いの、どんな難民キャンプについても、現地のEUの人々による映像や書かれた報道を見ていないことに私はいつも驚いている。それはトルコにとって重荷だと我々全員同情できるが、それら難民の多くが、シリアで戦うテロリストや好戦的代理集団の家族だった。彼らは決して飢えてはいなかった。

 これは、ISISが盗んだシリア石油の全てを市場に出し、月面上の誰でも、趣味の望遠鏡で見られたはずのイラク砂漠を横断する石油タンクローリー大車列を通して、ISISへの資金供給を支援した、まさに同じトルコだ。エルドアンの子分連中は、アレッポの物理的略奪に参加し、この都市のあらゆる工場から、あらゆる機械部品を取り去り、長さ20キロのトラック車列で、それをトルコに持ち帰った。

 これまでの一週間、難民をエルドアンの地政学的砲弾の餌食に転換し、シリア停戦後、彼は、何千人も、ギリシャ国境に向かって送った。ビデオ映像では、私は何も見ていないが、ニュースは、多くのアフガニスタン人やアフリカ人を報じている。

 最初の数日、子供連れの女性をみかけたが、以来全く見ていない。ニュースは、ギリシャが群衆の殺到を阻止していたキャンプに戻ったが、大半の難民が、大部分、若いか、兵役年齢の男性で、余りに多くの人々が、防寒具バックパックさえ背負っていなかった。彼らは水のボトルや、私が見える食料さえ持っていなかった。

 エルドアンの連中が、プロパガンダ目的で録画する上で経験があるビデオを作成するため、予備役将校訓練団の若者や、若い新兵が難民役を演じているのではと疑問に思った。侵入できないため、難民は、それが彼らの仕事で、国境を守っているギリシャ国境警備兵に挑戦したが、ギリシャ国境警備兵はうまく対処した。

 夜に国境警備兵に対し、火炎瓶を使う若者たちのビデオを見たが、物資は、明らかにより劇的にしようと、トルコ当局が彼らに供給していた。だがギリシャは国境を保持したので、エルドアンの失敗だ。

 「難民」がギリシャ柵の穴を壊す取り組みへの支援で、エルドアンは、トルコ国境警備兵と若干の特殊部隊を配備した。トルコ側から、ギリシャ国境警備兵に催涙ガスを発射する制服を着た男性やゴム弾らしき火を吹く若干の近代的歩兵兵器のビデオを見たが、ギリシャは自制を維持した。私はヨーロッパの多くも、この全てを見たと確信している。

 芝居じみた国境での衝突が、EUにエルドアンと会う代表団を送るよう強いて、EUは、親のいない1500人の子供だけ受け入れることに同意した。

 この全てが続く中、Covid-19ウイルスは歩行者のために速度を落とさず、道路を疾走した。エルドアンの策略が、ひどいタイミングだったと言うのは控えめな表現だ。いつもは手の内をみせないメルケルが、昨日、ドイツは今後一、二年にわたり、ウイルスに感染する70%の国民のために準備する必要があると述べて、表舞台に出た。

 この世界的大流行と、それに伴って起きるだろう経済破壊が降りかかる中、EU諸国が、難民の洪水を受け入れると皆様がお考えなら、それは幻覚だと私は思う。Covid-19は今トルコに上陸し、エルドアンは他の様々な戦線に加え、国内でも対処すべき戦線を抱えることになる。彼は余りに手を広げすぎたのかもしれないと私は思う。

 ジム・W・ディーンは、ベテランズ・トゥデイ編集長、TVアトランタの文化・環境的遺産のプロデューサー/ホスト。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/03/20/erdogan-attacks-eu-with-refugees-as-covid-19-hits-turkey/

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 忖度専門家会議は19日夜「いわゆる孤発例が増加している地域がある。孤発例が増えていくということは、感染実態を必ずしもつかめていないということを意味する。こういうことが続くと、爆発的患者急増(オーバーシュート)につながりかねない」(尾身茂副座長)

 大本営広報部は、日本語で爆発的患者急増といわずに、揃って、オーバーシュート。忖度速記者集団。

 朝の国営放送、たまたま見たら、忖度専門委員会の先生がコロナウイルス対策を講じていたので、すぐ切り換えた。

 彼よりも、軍事評論家の田岡氏の話の方が、興味津々。「中国が隠蔽した説」への反論。

終わらせないぞ「森友」終わらないぞ「コロナ」

 何年か前、渡良瀬遊水池ヨシ焼きを見に行ったことがある。久しぶりに見に行きたいと思っていたが「この度の新型コロナウィルスの感染拡大を防止するため、今年のヨシ焼き見学は自粛くださるよう皆様のご協力をお願いいたします。」とあった。見物できたらなあ、と思える素晴らしい天気だった。テレビでヨシ焼きの様子が映ったが、遊水池入り口らしき場所、閉められていた。

 <新型コロナ>集団感染「3条件」のどれにも該当しないだろう。

  1. 密閉空間であり、換気が悪い。
  2. 手の届く距離に多くの人
  3. 近距離での会話や発声がある。

 一方、3条件が重なる、K-1、さいたまスーパーアリーナで開催されるという。見に行く勇気はない。

格闘技K-1の巨大イベントが、明日開催決行!! この時期に世界の常識を打ち破る愚挙!? 観客1万人がコロナのステルス・キラーになる可能性!? 2020.3.21

2020年3月13日 (金)

モスクワ合意:トルコは本気でシリアで平和を確立しようとしているのだろうか?

2020年3月11日
Salman Rafi Sheikh
New Eastern Outlook

 エルドアンとプーチンのほぼ六時間にわたる長い会談が停戦をもたらし、M-4道路のロシア-トルコ共同パトロールが再開したが、エルドアンがモスクワでの会談に向けて精力的に活動したのは、シリア領を軍事的に支配下に置いておくのが益々困難になりつつある認識が深まったことに起因したのは、ほとんど否定できない。ロシア・シリア両国とも、二月末までに、イドリブの緊張緩和地域から撤退しろという、エルドアンの警告をほとんど無視している。それどころか、軍事行動を進め、戦略上重要な領土の一部を占領し、エルドアンが理解すべき新たな事実を現地で確立することに決めている。

 だが停戦は、同時に、エルドアンが押しつけた、ほとんど無用な戦争からの必要な休息をシリア軍に与えるだろう。だが問題は、この停戦が和平合意に至るか否かは、主として、そもそもの争いの源に関するトルコとその政策次第だ。シリア軍とクルド民兵に対して、アンカラが支援し続けているタハリール・アル=シャームのジハード部隊だ。

 タハリール・アル=シャームは「聖戦」継続する意思を示して、既にモスクワ合意を拒絶しており、シリアとロシアが妥協するつもりがあるとは思えない目標である、シリア全土を排他的支配におくというシリア要求に関して、問題を複雑にしている。

 アンカラが、表明している目的を推進するため、タハリール・アル=シャームグループの名前だけ変えて、支援を続ける現実的な可能性がある。実際、ジハード集団指導部は既に、自身「政治団体」に変わる提案をしているので、そのような可能性はある。インタビューで、タハリール・アル=シャームの指導者アブ・モハンメド・アル・ジュラニは、そのような「変身」で「国際的正当性」を獲得するのに何らまずいことは無いと述べた。

 トルコ国営英語放送局TRTワールドが、最近、この集団が、長期間の絶え間ない戦いを通して、同化し合法化する、いわゆる「タリバン・モデル」にならって、「現地に注力し、シリア社会に入りこみ、力をつけるため、とりあえず、方針転換すると決めた」と報じた。「これまで19年、アメリカと、カブールに本拠をおく政府と戦いながら、領土を維持し、確保し、運営するタリバンの忍耐力が、ワシントンが政治的解決に甘んじるよう強いたのだ」とTRT報道は更に述べた。彼らの計算では、同じ政策を採用することで、シリアとロシアにも彼らを受け入れるよう強いることができるのだ。

 タハリール・アル=シャーム戦士にとっては「誰も、この政権やロシア支配下で暮らそうとは望まない。人々は愛する家族を失い、降伏するつもりはない。戦士は地元住民とつながっており、彼らからの大きな支援がある。」言い換えれば、この主張に関するかぎり「タリバーン・モデル」に習う諸条件は存在しているのだ。

 ジハード集団に対するアンカラの支援と、戦闘を継続したがるこの集団の癖を考えれば、モスクワで達成された停戦は、トルコ地政学の人質状態なのを意味している。

 それがシリアでの平和にとって意味するものは、アンカラは、表明している目的を追求し続ける可能性が高く、停戦期間を、選択肢を探し、ジハード戦士の再武装、再配置に利用するだろう。もしアンカラが、シリア軍に対して攻撃再開するのが、本当に時間の問題なら、シリアが支配下に戻すため激しく戦った領土を、アンカラが奪還するのを、傍観者を決め込まぬよう、ロシアは苦しい立場におかれるだろう。

 トルコにとって、ロシアという要素は重要で、アンカラは、幹線道路利用を認めるよう、モスクワを説得できないままだ。実際、トルコ冒険主義の最近の失敗の核心にあったのは、ロシア要因だった。現在、ロシアは、即座に、イドリブ領空を支配下において、トルコに、航空機、ヘリコプターと(48時間の期間以外)ドローンの使用を不可能にしながら、シリア空軍と共に、トルコ軍と、彼らが同盟しているタハリールの反アサド部隊の両方を強く攻撃するために、自らの軍用機を使っている。トルコは、シリア軍の前進を反転させることが可能かもしれないが、シリアでロシアと戦うことはできない。

 もしアンカラが本気で望むなら、平和への鍵は、まだされていない決定であるタハリール・アル=シャーム戦士の武装解除だ。タハリール・アル=シャーム戦士によるシリアやロシア軍に対する、いかなる攻撃も、停戦とモスクワ合意に対する大打撃で、究極的には、シリア全土を開放するための、シリア-ロシア-イランによる全面的攻撃になるだろう。だが、これは、イドリブ合意以来、モスクワが、ずっと回避しようとしているトルコと彼らの関係を代償にして、実行されることになる。

 Salman Rafi Sheikhは国際関係とパキスタンの外交、国内問題専門家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/03/11/moscow-accord-is-turkey-genuinely-trying-to-establish-peace-in-syria/

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 二股をかけている、というのか、こうもりというのか。彼の政治行動だけではない。残念なことに、この国の最大「野党」とされるものの行動もだ。結局、体制翼賛会。国民のためになることをせず、ウソばかりいっている政権が、疫病をきっかけに、突然正気になるはずがないだろうに。オリンピック開催ではなく、これが本当の狙いだっただろう。次は、憲法破壊。殺人犯にピストルを与える法律に賛成する阿呆がいるだろうか?まともな行動をしているのは山尾議員だけ?

 検索エンジンという名の隠蔽装置、下記の記事も隠蔽している。宗主国、属国政府の政策を正確に分析しているためなのだろうか?コピーされているサイトは表示されるが、当ブログのオリジナル記事は表示されない。Yahooでも、Googleでも。各自、ご確認願いたい。

簡単な10のステップで実現できるファシスト・アメリカ(日本?)(冒頭末尾以外
再再再掲)

 無観客の相撲ではなく、山尾しおり衆議院議員緊急インタビューを拝見しようと思う。

日刊IWJガイド「国会の事前承認なく『緊急事態宣言』が可能な新型インフルエンザ特措法改正案が本日国会で成立か!? 本日午後3時より岩上安身による立憲民主党・山尾しおり衆議院議員緊急インタビューを生配信!」2020.3.13日号~No.2738号

2020年3月 6日 (金)

シリア - イドリブでの、もう一つの停戦 - エルドアンは全ての点で敗北

2020年3月5日
Moon of Alabama

 シリアに関する我々の前回の記事は、こう結論していた。

エルドアンはイドリブを欲しがっているが、シリアやイランやロシアは、いずれも、そうはさせまい。プーチン大統領は数日中にエルドアンと会い、この点を明確に理解させるだろう。

 今日トルコのタイップ・エルドアン大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領がモスクワで会談した。彼らは二人だけでの160分の長い会談と、関係スタッフを交えた、もう一つの会談を行った。両者はイドリブ県での新しい停戦について合意した。

イドリブ県 2020年3月5日

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 これまでに発表されている合意内容は下記の通り。

1 2020年3月6日 00:01から、イドリブ緊張緩和地帯の境界線での全ての軍事行動停止

2 M4道路から北と南に6キロのセキュリティー回廊が設立され、セキュリティー回廊の機能に関する具体的要項はトルコ共和国とロシア連邦の国防省間で7日以内に同意される予定。

3 2020年3月15日、トロンバ集落(サラキブの西2キロ)からAin-Al-Hayr集落までのM4道路沿いで、トルコ-ロシア共同パトロールが開始される。

 ここに、メモの第一部と、第二部がある。

 (地名のAin-Al-Hayrは、依然ジハード支配下にあるM4道路西端のAin al Hawrとも翻字が可能なのだと思う)。

 現在のシリア軍の作戦目的は、ほぼ満たされている。M4道路とM5道路には、ジハード戦士は排除され、開通するだろう。

 この停戦は長期間続く可能性は低い。だが、シリア軍が多少回復し、兵士と装置の世話が可能になる有用な休止になる。

 これは当面、ここ数カ月にわたり、シリア軍が解放した全ての地域を再び征服するため、シリア軍を攻撃するというトルコの威嚇も終わらせる。

 多くの要求をしていたエルドアンは、それらのいずれも満たされなかった。この合意は、党内での彼の政治的立場という代償を払わせることになろう。

追加:


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@Hevallo @Hevallo -  2020年3月5日、18:08 UTC

モスクワでのエルドアンとプーチンの会談で、私にとって最高なのは、プーチンの前で、18世紀に数回トルコを破った偉人、女帝エカテリーナ2世の彫像の下で立っているトルコ代表団の従属的位置だ。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2020/03/syria-ceasefire-in-idleb-erdogan-loses-on-all-points.html#more

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 宗主国大本営広報部とて、科学的事実、コロナ感染については、ウソばかり書いているわけにはゆかない。とうとう日本の検査抑制による感染者数隠蔽を指摘し始めた。たとえばCNN。世界中に、愚劣な隠蔽工作は、ばれている。知らぬは日本国民だけ。民は由らしむべし、知らしむべからず

Japan's coronavirus infection rate could be 'tip of the iceberg' as experts call for more testing

 欧米のテロリスト“キャッチ・アンド・リリース”計画という記事翻訳末尾に書いた映画「They Live」を思い出し、総理や厚労相や大本営広報部アナウンサーや提灯持ちの顔を頭の中でドクロに置き換えて見ている。

シリア内のトルコ:勝てない戦争に行き詰まったか?

2020年3月2日
Tony Cartalucci
New Eastern Outlook

 外国から資金供給された過激派戦士の最後に残る砦をシリア軍が奪還し、彼らの支援者トルコを包囲し、分断し、十字砲火、時には、激しい攻撃を加えるにつれ、北シリアでの戦いはエスカレートしている。

 ワシントンのシリアにおける悲惨な政権転覆代理戦争が崩壊し始めて以来、トルコは多少希望を抱かせる正しい方向へと歩みかけていたが、シリア領土内で依然、疑わしい姿勢をとっており、明らかなテロリストを支持し、シリアが主権と、領土内で秩序を復活するのを妨害している。

 この維持不能な政策の最新で最も危険なものは、北シリアのイドリブ県深く進撃するシリア軍と、シリア領土を占領しているトルコ軍との間の益々頻繁な激しい戦闘だ。

 「シリア戦争:トルコはシリア軍にはイドリブで進撃させないとエルドアン」という記事で、BBCは最近の戦闘におけるトルコの立場をこう要約している。

トルコは、反政府派の拠点イドリブ県で、シリア政府に、より多くの領土を獲得させないとトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が言う。

エルドアン大統領は記者団に、ロシアに支援される親政府部隊が「イドリブの無辜の深く悲しむ人々、我々の国境へと押しやっている」と述べた。

シリア政府が12月に攻撃を開始して以来、50万以上の一般人が家を追われた。

8人のトルコ兵士が殺された後、エルドアン大統領の警告が述べられた。

 実際、イドリブでの戦闘は、逃走する過激派戦士と家族を、シリア-トルコ国境に向かって追いやり、必然的に、トルコの既に大きな難民問題を増大させる。だが、これはシリアや、シリアの同盟国ロシアやイランのせいではない。トルコが当初、それを促進する上で重要な役割を演じ、時には、いまだに熱心に、あおっているように思われ悪質なアメリカ外交政策のせいなのだ。

 トルコの難民危機は、ダマスカスを悪者にし、シリアに対する、より直接的な欧米介入を正当化するために、政治的影響力を強化するために、アンカラや欧米の同盟諸国に、過去に何度か身勝手に利用された。

 だが、これまでトルコが全力を尽くすのを拒否している本当の平和追求こそが、難民危機に対する明白な解決だったし、今もそうなのだ。シリア内での軍事駐留を正当化するために、難民危機を引き合いに出すトルコの最近の試みと並んで、欧米マスコミも、ダマスカスとその同盟国を非難して、防衛作戦を妨げ、さらに戦争を長引かせようとする、何年ものプロパガンダを再利用しようとしている。

 皮肉にも、不幸なことに、人道的懸念を口実に、戦争を引き延ばす試みは、更なる人命損失しかもたらさない。

 シリア領を占領し続け、今シリア軍に対するトルコの直接戦闘になっているものを拡大する口実として難民危機を掲げても、現在のトルコの対シリア政策は正当化できまい。シリア領占領と、そこで活動する過激派戦士への支援維持を含め、トルコ政府と軍にとって本質的に達成不可能な目的の実現可能性を改善することもあるまい。

 何らかの形で、トルコ軍はシリアから撤退するだろう

 トルコ軍はシリアに無期限に留まるのは不可能だ。彼らの代理部隊と、シリア軍に包囲されたトルコ軍陣地は最終的に一掃されるだろう。イドリブの多くの地域で既にそうなっている。敗北しつつある戦闘と、究極的に敗北する戦争に、更なるトルコ部隊や補給をしても、シリアにおけるトルコの権益を避けられない潰滅を遅らせるだけだ。

 一方、アンカラは、イドリブで起きている現実に政策を合わせ、シリアでの戦争に関して、ロシアとイランとの協力を拡大し、過激派集団に対する支援を徐々に打ち切り、武装解除し、降伏するよう奨励し、シリア内のトルコ陣地を、シリアの実際の軍や政府や人々に順次委ねることが可能だ。

 シリアでのその姿勢が維持できないことをアンカラが悟り、撤退拒否による、苦痛を伴う、長引く紛争の可能性を、ダマスカスと同盟諸国から譲歩を引き出すための交渉の切り札として使っている可能性はありそうだ。最近の戦闘は、イドリブで進撃するシリア戦線に、これ以上のトルコ陣地が吸収されるのを阻止しようとして、ダマスカスにはったりをかける試みなのかもしれない。

 出現しつつある多極世界の中で、トルコの居場所を見つける

 究極的には、今後の日々、週、何カ月間にわたるトルコの決定は、世界的に、何十年にもわたる欧米との結びつきや、従属的な役割と見られているもの弱まるにつれて、トルコを定義し、世界的舞台で、新たな立場を作り出すだろう。

 そもそも現在の紛争を引き起こしたアメリカが画策した代理戦争におけるトルコ共謀のなごりである北シリアでの長引く駐留の悪意ある利用は不適切で、アンカラにまずい影響を及ぼし、将来の国際関係にも悪影響を与えるだろう。それは現在のシリア紛争における主要当事国との結びつきのみならず、老朽化した悪意ある覇権から離れ、誠実な国々に向かって多角化しようと努めるにつれ、世界中とのつながりに影響を与えるだろう。

 トルコは、アメリカとNATOからの自立を高めて未来に進むが、欧米同盟諸国と同じ有害な政治手法を継続するか、新興の多極世界で果たすべき建設的役割を見いだすのかどうかを決めなければならない転機に直面している。

 シリア領内のシリア軍を砲撃し、爆撃するのは、まずい手始めだ。地域政策上で、トルコをもう一つの袋小路に追い込むことになる。ダマスカスとその同盟国に有利な戦後の地域構造で、シリアと同盟諸国が、いかなる形の建設的方法であれ、トルコを受け入れるのを一層困難にする。もしトルコが最終的にこの新たな構造を受け入れ、それから利益を得たり、寄与したりしたいなら、将来の信頼関係も複雑にするだろう。

  2011年、シリア紛争開始以来、アメリカによる政権転覆の支援から、近年の時には、いやいやながらも、破壊的な長引く戦争を終わらせるの手助けするまで、既にアンカラはかなり変化している。アンカラがこの肯定的な方向を続けるかどうか、つまり、シリアでのこの最近の紛争が、一時的な後退に過ぎないのか、それとも、アンカラが究極的に敗北するはずの危険な紛争という代償を払って、シリアにおける、益々維持不能な立場にしがみつく決意が強いのかは、時間がたてば、わかるだろう。

 Tony Cartalucciは、バンコクを本拠とする地政学研究者、著者。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/03/02/turkey-in-syria-down-a-blind-alley-in-an-unwinnable-war/

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 記事を翻訳したあと、掲載せずにいた数日で、事態はさらに進展している。あしからず。

 因果関係を判断するために必要なのは疫学調査です。

 今は"壮大な人体実験"をやっているようなものです。50年後にはその結論が出るかもしれない。しかし、それを調べる態勢が、医学・医療の側にまったくできていない。あえてさせていないのでしょう。そうした問題意識さえない。

 上記は、週刊金曜日1271号の「西尾正道・北海道がんセンター名誉院長インタビュー 人々の愛撫被曝占領をきちんと測り続けることが大事」から一部を引用させていただいたもの。コロナ対応でも、そっくりそのまま。

日刊IWJガイド「新型インフル特措法を『改正』しコロナに適用と言い出した自民党! 『緊急事態宣言』の条項を利用して国民の権利を制限、憲法改正に誘導との疑念!」2020.3.6日号~No.2731号

昨日午後7時より、岩上安身による、小川淳也衆議院議員への緊急インタビューを、コロナ対策などをテーマに実施、生中継いたしました!

 やぼ用で、リアルタイムで拝聴できない可能性があったが、コロナウイルスのおかげで、別件が消滅したおかげで、小川淳也衆議院議員緊急インタビューを拝聴。ウソつき連中による答弁ならぬ駄弁をきかされる質疑と大違い。長時間、彼のまっとうなご意見を拝聴できた。

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