イスラエル

2018年4月18日 (水)

昔々真実は大切だった

2018年4月16日
Paul Craig Roberts

アメリカ人のみならず、他の国々の一体どれほどの人々が、現在のアメリカ合州国が、二十世紀のディストピア小説や、『マトリックス』や『V for Vendetta』などの映画中の社会より自由が少なく、問題意識の低い社会だという結論に至っているのだろう。ディストピア小説中の人々か、自分たちの本当の状況を全く理解していないのと同様、ほとんどのアメリカ人も理解していない。

21世紀に、何百万人の人々が亡くなり、四肢を損なわれ、孤児にされ、強制退去されられる結果をもたらした、七カ国、丸ごとあるいは、その一部を破壊するという、アメリカ合州国が行った途方もない戦争犯罪を我々は一体どう理解すべきなのだろう? 例えば、最新のワシントン戦争犯罪、違法なシリア攻撃をお考え願いたい。この違法行為に抗議するどころか、アメリカ・マスコミは、それを煽り、迫り来る死と破壊に喝采している。

21世紀中、ヨーロッパ、カナダ、オーストラリアや、日本などのワシントン帝国の属国とは対照的に、ワシントン唯一の同盟国イスラエルは、ワシントン支持と、擁護と、奨励を得て、パレスチナ人大虐殺継続している。 本質的に、パレスチナ人に残されたものと言えば ガザとして知られているゲットー、強制収容所イスラエルにより、ワシントンが提供する資金と武器を使って、年中爆撃される。ガザ爆撃が発表されると、神に選ばれた人々は、芝生用の折りたたみ椅子とピクニックセットを、ガザを見下ろす丘の上に持ち出し イスラエル軍が女性や子供を殺害するのを喝采していた。これがアメリカ唯一の同盟国だ。

アメリカとイスラエルが犯した罪は恐ろしいものなのに、ほとんど反対運動はない。これと対象的に、70人のシリア人が亡くなったとされる攻撃なるものが、戦争を始めさせてしまうのだ。これは全く意味をなさない。イスラエルは、始終シリアの標的を爆撃し、シリア人を殺害し、オバマ政権がアサド打倒のために送り込んだ“反政府派”へのアメリカの兵器と支援が、多数のシリア人の命を奪う結果になっている。70人のシリア人が、突然、ワシントンにとって大問題になったのは一体なぜだろう?

ワシントン当局、あるいは連中の声明の売女マスコミ報道によれば、二カ所か、三カ所のシリア化学兵器施設とされるものが、ワシントンによるミサイル攻撃で破壊された。 これを数分お考え願いたい。もしワシントンが、化学兵器施設を爆撃したり、ミサイルを撃ち込んだりしていれば、致死性ガスの巨大な雲が立ち上っているはずだ。一般市民死傷者は、シリアに対するトランプ政権の戦争犯罪の口実に使われた、アサドによるとされているが、確証のない化学兵器攻撃による70人の犠牲者なるものより何倍も多いはずだ。こうした死傷者の証拠は皆無だ。

死傷者がいれば、ワシントンの攻撃は、ワシントンが、自分自身の犯罪の隠れ蓑として利用している化学兵器攻撃よりも、明らかに遥かに大きな犯罪のはずだ。ところが、アメリカ売女マスコミは、アメリカが、シリアとロシアに教訓を与えたことに狂喜している。どうやら、アメリカ・マスコミは、余りに不品行か低能な雇われ者で構成されていて、もしそのような化学兵器施設が実際存在したのであれば、ワシントンによるシリア化学兵器工場攻撃は、シリアに対する化学兵器攻撃に等しいことを、売女マスコミは理解することができないのだ。

昨日書いた通り、私がウオール・ストリート・ジャーナル編集者だった頃は、もしワシントンが、他国の化学兵器施設を、その国による化学兵器使用とされるものへの懲罰として爆撃したと発表すれば、ジャーナル紙の記者たちは、ワシントンによる、シリアの化学兵器へ攻撃による犠牲者が何処にいるのか疑問を投じる程度の知性を十分備えていた。ワシントンによる攻撃で放出された毒ガスで、何千人もが亡くなっているのだろうか? シリアの病院は、負傷者や、瀕死の人で溢れているだろうか?

もし報道に報道が、明らかに不可能なことが起きていると主張する、ワシントンの報道発表話しか伝えていない場合には、我々は記者に、もう一度調べて、分かりきった質問をしてこいと言っていたはずだ。今日、NYタイムズと、ワシントン・ポストが確証の無い報道を一面に掲載した。

現在、アメリカにはもはやジャーナリズムが存在しないので、記者は、もはや情報源を確認しなくとも良いのだ。クリントン政権が、クリントンを超大金持ちにしてくれた陰の政府に応じて、90%の自立した、多様なアメリカ・マスコミを、政治的企業、六社の手中に集中させることを認めたのが、アメリカにおけるジャーナリズムの終焉だった。現在、アメリカにあるのは、生きるために、ウソをつくプロパガンダ省だけだ。アメリカ・ジャーナリズムの中で、真実を語る人は誰であれ、即座に解雇されるか、フォックス・ニューズのタッカー・カールソンの場合は、フォックスに、彼を変えるよう強いるための取り組みで、外部の売女マスコミから攻撃されている。タッカー・カールソンが、自分にセクハラをしたと主張する女性が間もなく現れるのではあるまいかと私は想像している。

私の知る限り、今や、アメリカ合州国は警察国家だ in which あらゆる情報が支配されており、国民は、プロパガンダを信じるよう訓練されていて、さもないと、愛国心に欠け、テロリストやロシア人と付き合っていると非難されるのだ。

Paul Craig  Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼 の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

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大本営広報部、彼氏が一体どのような無茶な朝貢をするのか決して問題にしない。拉致解決懇願とゴルフ話だけ。すべて、スッテンコロリするだけ?

孫崎享氏の今朝のメルマガ題名をコピーさせていただこう。

米朝首脳会談は、北朝鮮の核開発をどう止めるか(完全即時と段階的)、それに対応して米側が如何なる安全保障上の餌を与えるか(軍事演習の軽減、停戦協定から外交関係樹立までの様々な対応)。この中で拉致問題の意義は両首脳にとりゼロ。

2018年4月13日 (金)

地獄のような事態になる前の最後の日々

2018年4月10日
Paul Craig Roberts

ポンペイ最後の日? 私はまさに先週あそこにいたが、見たものは、過去ではなく、未来だった。昨晩の国連安全保障理事会“論議”を見ていた誰にとっても、地獄のような大変な事態になる前の最後の日々に我々がいることに疑問の余地がない。だから最後の審判の日なのに、確かに、ペンシルヴェニア大通りで、反戦プラカードを掲げる人が誰もいない。ぼろぼろになったアメリカ平和運動の残滓は、芯まで腐っている。 キルバート・ドクトロウ

見識ある慎重なロシア観察者で、アメリカ国家安全保障会議、欧米シンクタンクや大学とは違い、ロシアを実際に理解しているギルバート・ドクトロウは、次々とロシア政府にぬれぎぬを着せるワシントンのロシアへの狂った対処で有りそうな結果についての、The Sakerと私の悲観的評価に唱和しているように見える。

ドクトロウの評価はこうだ。

以下の文章は、詳細な論証を予想し、結論に至るまで、3,000語や、5,000語の長文にもうんざりしない愛読者の皆様を確実に驚かせるだろう。同じ理由で、私のくどい文体に文句をつけて悪口を言う連中は元気づくかも知れない。

ともあれ今日は、お休み前のおとぎ話でなく、体制にとって衝撃的なことをお話しする。

戦争か平和か、人類の存続か完全絶滅かという最優先課題が、今や、我々から‘許可を得ること’無しに、ワシントンやニューヨーク市で決定されつつある。

世界のもう一つの核大国の反射的対応を引き起こすようないかなる行動もしないよう警告する上で、統合参謀本部議長ダンフォード大将が、トランプに勝るのだろうか。それとも‘狂犬’マティス国防長官が、アメリカが決めた、シリアにおける越えてはならない一線に対するロシアのはったりを試すよう、ドナルド・トランプを強要する上で、勝利を収めるのだろうか? アメリカは私が昨日代替シナリオとして示唆したように、ダマスカス、あるいは、イランに対して、ミサイルを発射するのだろうか? それとも、アメリカは、ロシア ロシアが全軍を臨戦態勢に置いたことから判断して、予想しているように見えるドネツクへの大規模攻撃開始で、ポロシェンコを支持するのだろうか?

CIAがでっちあげた東グータのドゥーマでの化学兵器攻撃に、今後24から48時間で、何らかの報復を承認するつもりだとドナルド・トランプは明言した。

だから最後の審判の日なのに、確かに、ペンシルヴェニア大通りで、反戦プラカードを掲げる人は誰もいない。ぼろぼろになったアメリカ平和運動の残滓は芯まで腐っている。ダニエル・エルズバーグさえもがだまされ、ニューヨーク市で、かつては平和主義のかがみだったが、現在は人種的平等を推進する社会運動団体の一つに過ぎないアメリカ・フレンズ奉仕団主催の簡易なデモで、お調子者ノーム・チョムスキーに加わった。アメリカ・フレンズ奉仕団委員長ジョセフ・ガーソンが、昨晩の不条理劇に参加するよう招待状を発送していた。

反戦運動は左翼の運動で、進歩派と左翼がどうなっているか我々全員知っている。現実から目をそらしての、ロシア叩きだ。

昨夜の国連安全保障理事会“論議”を見ていた誰にとっても、地獄のような大変な事態になる前の最後の日々に我々がいることに疑問の余地がない。ロシアのワシリー・ネベンジャ大使とアメリカのニッキ・ヘイリー大使間の軽蔑の壁は丸見えだ。ネベンジャ大使はドゥーマの‘化学兵器攻撃’に関するアメリカ側主張丸ごと粉々に粉砕した。

最近解放された東グータ地域や他の場所で、ロシア軍が発見した反政府派の化学兵器庫と、彼らが製造した機器の詳細を、彼は説明した。一年前、シリアのシェイラート空軍基地に対するアメリカ巡航ミサイル発射を正当化するのに利用されたものを含めでっちあげの化学兵器攻撃という過去の挑発について彼は語った。テロリストが化学兵器製造をするのをアメリカが訓練し、支援していることと、彼が寄席芝居と表現した、でっちあげの、イギリスでの神経ガスによるスクリパリ攻撃とを彼は結びつけた。ヘイリーが、ロシアの“友好国”という立場を否定したことにたいし、彼はアメリカに友達はおらず、いるのはおべっか使いだけだと軽蔑の言葉を浴びせ、ロシアには真の友人たちがいて、礼儀正しい対話でのアメリカ合州国との関係を求めているに過ぎないと述べた。

アメリカと、その世界覇権政策に対するこの未曾有の非難への反撃として、国連安全保障理事会は、アサド政権を非難するアメリカ決議を、実際に採択するか、国連は全く無関係であることを認め、アメリカがシリア問題の解決で、一方的な道を進み続けるかだというニッキ・ヘイリーのいつものおはこを聞かされた。

だから、淑女紳士の皆様、シャンペンを開けよう。ポンペイ最後の日? 私はまさに先週あそこにいたが、見たものは、過去ではなく、未来だった。

彼は分別ある人物なので、ドクトロウが悲観的になると、私は不安になる。

ワシントンの精神病院が、既にシリアのロシア基地沖に配備されている一隻のミサイル艦船と合流するために、七隻のミサイル艦船を伴う空母打撃群を派遣したことを知れば、悲観的にならずにいるのは困難だ。これら格好の標的のどれかが生き残れるか、一発のミサイルを発射するか、空母が戦闘機一機を離陸させることを許されるかは、もっぱらロシア次第なのだ。

いつでも、数分以内に、アメリカ艦隊丸ごと沈没させ、中東における、中東の射程内の、あらゆるアメリカ航空機と艦船を破壊し、イスラエルのあらゆる軍事能力を完全に破壊し、サウジアラビアという取るに足りない青二才国家の軍隊を殲滅できることをロシア人は知っている。尊大で愚かなアメリカによって、全ての格好の標的が、ロシアのために用意されたのだ。ロシアによるわずか数分の攻撃で、中東から、戦争をするあらゆる能力が剥ぎ取られる。これは良いことだろう。

瞬時の敗北を受け入れる以外、アメリカには選択肢がないことを確実にするには、ロシアは、その核戦力を警戒態勢にさせるだけで良いのだ。ワシントンの阿呆連中が、何らかの核に頼れば、アメリカ合州国とイギリスと全西ヨーロッパの終わりを意味する。それは欧米の永遠の完全な終わりで、世界の他の国々が、良いことだと考えるだろう出来事だ。願わくは、最後の、そして常時、包囲攻撃されている、アメリカにおける名誉の源、アメリカ軍が、これを理解し、狂気の戦時内閣の自殺命令に従うことがないよう。

ワシントンとイスラエルに集中している全くの悪を理解していないので、ロシアは、そこまではやらず、決定的勝利をしようとしないだろうと私は思う。ロシア政府ロシアは、ワシントンとヨーロッパに、もう一度、正気に返る機会を与えるべきだと主張するお人好しの大西洋統合主義者が十分多く巣くっている。もう一回の機会を与える猶予など、ロシアにも世界にもないのに。

ワシントンとイスラエルが、覇権以外の正気に至る可能性は極めて僅かだ。もしワシントンに多少常識があれば、ワシントンは、ロシアによるシリア攻撃阻止を回避するため、シリアやイランを攻撃するための戦艦派遣をしていなかったろう。

ロシアは、シリアのそうした運命を許さないと同様、イランが不安定化させられることも許容できない。イランを攻撃阻止の対象に含まなかったのは、ロシア政府の決定だが、これは、ワシントンとの対応の上でのもう一つのロシアの間違いだったということになりかねない。

イスラエルが、膨大なアメリカ海軍死傷者をもたらし、アメリカ戦艦リバティーを破壊したが、何のおとがめもなかったように、シリア沖に停泊している一隻のミサイル駆逐艦、アメリカ艦船ドナルド・クックが、ロシアによって沈没されても、大したおとがめはない可能性はあるかも知れないが、航空母艦を含め、9隻のアメリカ艦船を撃沈する度胸は、ロシアにはないだろうと、ワシントンは踏んでいる。

全て格好の標的であるアメリカ艦船が簡単に処分される地点に到着するまでに、約10日ある。つまりアメリカ統合参謀本部が、トランプの狂気の戦時内閣決定を覆し、アメリカ軍がハルマゲドンをおこすのを止める猶予が10日あることになる。もしロシアが先行して、アメリカ艦船ドナルド・クックを沈没させ。イスラエル領空を飛行しているものも含めあらゆるイスラエル航空機を撃墜すれば、トランプの狂気の戦時内閣を覆すアメリカ統合参謀本部決定の後押しになるだろう。ワシントンの目を覚ますためには、常にワシントンの先手に対応していた守勢を止め、ロシアが率先することだ。

トランプの狂気の戦時内閣との戦いで、統合参謀本部の慎重さが勝るよう、血に飢えたユダヤ教の神ではなく、キリスト教の神に祈ろう。

イスラエルの召し使いジョン・ボルトンが、トランプが信頼する国家安全保障問題担当補佐官でいる以上、ロシアとの戦争は不可避だというのが私の考えだ。

ドクトロウの助言に従って、ドクトロウが祝うのを意味したのではなく、人生最後の時間を楽しむべく、私はシャンペンの瓶を開けるところだ。

イスラエルとワシントンにいるぼけ傀儡が引き起こした対立が避けられるかどうかは時間がたたないとわからない。ワシントンは傲慢さにふけっているので、地球上の生命を救うには、ワシントンの阿呆連中の顔にロシアが断固毅然と平手打ちを食わせるしかない。

勘違いした愚かなロシア大西洋統合主義者連中のおかげで、ロシアはそういう役割を果たせないかも知れない。

Paul Craig  Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼 の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

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記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2018/04/10/last-days-hell-breaks-loose/
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加計「首相案件」面会文書、農水省にも…農相

王手。重要な文書がポロポロ現れるのは、なぜだろう。それでも、平然と無関係なことを言い続ける神経。知性や良心とは無縁。ヘイリーや、トランプやボルトンに並ぶ怪物。

柳瀬氏も、しらをきり続け、事務次官になるのだろう。セクハラ発言をしても、生き延びられる。有力政治家連中、トップ官僚の腐敗、きわまれり。地獄の釜の底が抜けた属国。

大本営広報部御用達タレント、スシローも詭弁弁護士もまるで元気がない。

日刊IWJガイド・番組表「本日15時15分『安倍一強』崩壊へのカウントダウン開始か!? 相次ぐリークに制御不能の安倍政権にとどめを刺すか『森友問題』! 岩上安身による立憲民主党逢坂誠二衆院議員インタビュー!/民進と希望、5月上旬にも新党結成で合意! 民進・杉尾議員は立憲民主へ! 小沢自由党代表は『全野党結集でなければ』と不参加!/<本日の再配信>本日20時『パレスチナ問題の背景に隠されたイスラエルによる「大災厄(ナクバ)=民族浄化」の歴史と今なお続く現実を暴く! 岩上安身による東京経済大学准教授・早尾貴紀氏インタビュー 第一弾(前半)』
/『岩上安身によるインタビュー』人気コンテンツDVD化総選挙~現在投票受付中! ぜひリクエストをお願いいたします!」2018.4.12日号~No.2037号~

2018年4月11日 (水)

戦争寸前

Paul Craig Roberts
2018年4月9日

更新

犯罪的に狂気のワシントン政府が世界を最終戦争へと追いやりつつあることに疑問の余地は全くない。

https://www.rt.com/news/423634-unsc-security-threats-syria-chemical/

https://www.rt.com/news/423627-russian-military-checks-chemical-douma/

更新:

アメリカ人として、我々は、ワシントンに、世界を破壊へと導いている犯罪的に狂気の政府がある可能性に直面しなければならない。

ロシア政府報道発表

シリア政府軍による塩素や他の毒物の使用とされるものに関する偽情報が蒔かれている。ドゥマでの化学兵器攻撃に関する最新の偽ニュースが昨日報じられた。これら報道は、またしても、一度ならず、テロリストやイギリスとアメリカに本部をおく他の似非人道主義組織とぐるになって活動していることが証明されている悪名高いホワイト・ヘルメットに言及している。
我々はそのような危険な挑発の可能性を最近警告した。これら全く裏付けのないウソの狙いは、テロリストと、政治的解決を拒否している妥協しようとしない過激反政府派を保護することと、外部勢力によるあり得る武力行使正当化することだ。
再び、正統な政府による要求でロシア軍が配備されているシリアへの、でっちあげのニセの口実のもとでの軍事介入は全く受け入れられず、極めて深刻な結果になりかねないことを我々は言わざるを得ない。

http://www.mid.ru/ru/foreign_policy/news/-/asset_publisher/cKNonkJE02Bw/content/id/3155552?p_p_id=101_INSTANCE_cKNonkJE02Bw&_101_INSTANCE_cKNonkJE02Bw_languageId=en_GB

この警告の、ジョン・ヘルマーによる解釈は下記の通りだ:

“ソールズベリーでも、ロンドンでも、ハーグでも、法の支配が破壊され、ワシントンでは詐欺の支配が宣言されており、世界で唯一残るのは、武力による支配だけだ。聖金曜日に、スタフカ[ロシア国軍最高司令部]が、モスクワで会合し、用意ができている。外務省が日曜日に“最も深刻な結果”になると発表した。これはつまりアメリカが一人のロシア兵士を銃撃すれば、世界は戦争になるということだ。情報戦争ではなく、サイバー戦争ではなく、経済戦争ではなく、代理戦争ではない。世界戦争だ。”

http://johnhelmer.org/?p=17680

状況がこれほど深刻でないことを願う。

戦争寸前

“ロシアの見方は単純だ。欧米は無限にウソをつきつづける偽善的マスコミに支援された悪党集団に支配されており、欧米一般大衆は救いようがないほどゾンビ化している。” - The Saker

https://russia-insider.com/en/russia-ready-war-mood-prime-time-tv-grim/ri23019

“アメリカの将軍たちは、アメリカ政治家やマスコミやアメリカ政権とは違い、結果が壊滅的になりかねない場合には、リスク回避型だ。” - ギルバート・ドクトロウ

https://russia-insider.com/en/were-not-going-war-not-yet-last-nights-russian-tv-analysis/ri23024

上記は、三人中二人の最も聡明で、信頼できるロシア専門家のものだ。三人目は、傲慢さに溺れた尊大なワシントンがロシアを戦争へと挑発していると、私同様に懸念しているスティーヴン・コーエン教授だ。

The Sakerは、ロシアは、ワシントンのウソや侮辱的言動や画策された出来事を我慢したのは間違いだったと結論をだし、もし大うつけのアメリカがシリアを攻撃すれば、ロシアは関与しているアメリカ軍を破壊すると決めていると判断している。

ドクトロウは、ワシントンは大うつけだが、アメリカ統合参謀本部には思慮分別があり、ロシア攻撃には賛成するまいと判断している。

私はドクトロウが正しいことを願う。しかしながら、あの狂った認知症の戦争屋ジョン・ボルトンがホワイト・ハウスで、タフガイ役を楽しむトランプのとなりに座っているので、ドクトロウの解釈で安心するというより、The Sakerの解釈で恐怖感を覚えるのだ。

現時点では、その妥当性を私は確認できないが、シリア内のロシア軍のみならず、全ロシア軍が厳戒態勢にあるという報道がある。例えば以下を参照。http://defence-blog.com/news/russia-suddenly-puts-troops-alert.html

今日の国連でのロシアに対するニッキ・ヘイリーの恫喝は、ワシントンでは理性が勝るだろうというドクトロウの希望を裏付けるものではない。狂ったあまは、アメリカは、国連が賛成しようがするまいが、“怪物”アサドに対して行動するつもりだと言ったのだ。

狂った戦争屋ボルトンの隣に座ったタフマンのトランプは、declaredシリアでの化学兵器攻撃とされるものに“対応する、激しく対応するつもりだ。我々全員が目撃したような残虐行為を… この世界で起きるのを許すことはできない。特にアメリカには力があり、我々はそれを止めることが可能なのだから。”

シリアによる化学兵器攻撃などなかった。私は絶対100%の事実として知っている。私の命を賭けても良い。ところが、アメリカ大統領は、全く事実でないことを“我々全員が目撃した”かのように宣言している。ロシア人が、欧米は無限にウソをつきつづける偽善的マスコミに支援された悪党集団に支配されており、欧米一般大衆は救いようがないほどゾンビ化していると結論を下すのも驚くにはあたらない。

もし、正気のアメリカ統合参謀本部が、狂った大統領と国家安全保障問題担当補佐官に打ち勝つというドクトロウが間違っていれば、我々は戦争に向かっていることになる。

それは、アメリカが決して勝利しない戦争だ。

読者の皆様は、欧米マスコミは、この差し迫った危機に全く触れていないことに留意願いたい。代わりに、CNNであれ、BBCであれ、マスコミは、FBIによるトランプ弁護士の家宅捜索についてのニュース報道を流しているのだ。

https://www.cnn.com

http://www.bbc.com/news

無頓着なアメリカ人というのは穏やかすぎる表現だ。無知というのが正しい単語だ。

Paul Craig  Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼 の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

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記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2018/04/09/threshold-war-paul-craig-roberts/

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「フランスのマクロン大統領は10日、化学兵器の製造拠点を攻撃する可能性を示唆した」という。スクリパリ事件をでっちあげるイギリス。トランプは、証拠もなしに賛成したすぐあと、今度は自分たちで、シリア毒ガス攻撃をでっちあげる白々しさ。

大本営広報部は、いずれの件でも、ロシアやら、シリアのせいだと垂れ流し呆導。

久しぶりに友人と会って、自衛隊日報隠しなどありえない。軍隊にとって、極めて重要な日報を隠すはずがないと話しあったばかり。同じ主旨での国会での追求に納得。

関係ない逃げ口上を延々述べる首相の時間稼ぎを許している議長運営のおかしさ。

藤永茂氏、ブログ『私の闇の奥』で、「核戦争を阻止しなければ」という記事で、この事態の深刻さを、荒野で、しきりに叫び続けている米国の賢者Paul Craig Robertsの勇気ある発言に触れておられる。全く同じ時期に。

2018年3月16日 (金)

第三次世界大戦が近づきつつある

2018年3月13日
Paul Craig Roberts

“核戦争では“巻き添え被害”は全人類の命だろう。” - フィデル・カストロ

自分たちが大いに友好的であると、欧米に対して見せたい渇望から、ロシアは、ワシントンに対して、シリア内の足場を残し、ワシントンは、それを戦争再開に利用している。ロシアが仕事をやり遂げそこねたため、 アメリカ売女マスコミが“自由の戦士”と偽って伝えているワシントンの外国傭兵が、シリアの飛び地に残ってしまった。ワシントンは戦争を再度続けるため、傭兵救援に駆けつける方法を見つけなければならない。

シリアの化学兵器使用というオバマ政権による偽りの非難復活の口実を、トランプ政権は見つけだしたか、あるいは見つけだしたと考えているのだ。オバマ政権によるこのでっちあげのウソは、シリア化学兵器を決定的になくす、ロシアの介入で鎮静化されたのだ。実際、もし記憶が正しければ、ロシアは、化学兵器を廃棄するよう、アメリカに送ったのだ。ワシントンが依然それを保持していて、シリアの印があるその一部を、アサドに罪をなすりつけるのが可能な将来の偽旗攻撃で使用するだろうことに疑いの余地はほとんど無い。言い換えれば、ワシントンが“状況”を作り出し、アサドとプーチンに罪をなすりつけ、議会承認があろうと、あるまいと、ワシントンの傭兵のために、アメリカは介入するのだ。https://www.globalresearch.ca/russia-warns-us-against-attacking-syrian-forces/5631930

もし、アメリカ国防長官の元アメリカ海兵隊大将ジェームズ・マティスを信じることが可能であれば、化学兵器を保有せず、ワシントンの傭兵に対する掃討作戦でも全く必要としていないシリアが、オバマが、シリア攻撃の口実をでっちあげようとした際にオバマ政権が利用した文句と全く同じく、“自国民に対し”塩素ガスを使用しているのだ。マティスは、アサドが塩素ガスを使用したという報告を受けていると言いながら、同時に、ガス使用、ましてシリア軍による使用の証拠は持っていないと言っている。

アメリカ国防長官は、実際、証拠がないことを認めてはいるものの、シリアが塩素ガスで“病院を標的にしている”と非難している。マティスは、アメリカお得意の活動、民間人殺害へのロシア共謀さえ非難している。

ポンペオCIA長官が“トランプは決して、CW[化学兵器]攻撃を許容しないと言い、塩素ガス使用に関する最新の報告に関する決定はまだしていないと補足し、シリア軍に対するアメリカ攻撃が間近に迫っている可能性があると示唆した”とスティーブン・レンドマンが報じている。 http://stephenlendman.org/2018/03/mattis-threatens-us-military-action-syrian-forces/

ティラーソン国務長官も、証拠がないことを認めたとは言え、画策されている主張に加わった。https://www.rt.com/usa/421091-skripal-tillerson-russia-response/

もちろん、ワシントンが傭兵に提供しない限り、塩素ガス使用などあり得ないのだ。しかし事実は、ワシントンにとって重要ではないのだ。ワシントンにとって重要なのは、イスラエルが南レバノンを占領できるよう、ヒズボラ支援国を無くすため、シリアとイランをワシントンが破壊して欲しいというイスラエルの要求だ。

この策謀には他の権益もからんでいることは疑いようもない。石油とガス・パイプラインの位置を支配したい石油会社、アメリカ世界覇権というイデオロギー一筋の狂ったネオコン、膨大な予算を正当化するために敵と紛争を必要としている軍安保複合体。しかし、全ての中東紛争を動かしているのは国境と水源を拡張するというイスラエルの決意だ。

ロシアはこれを理解しているのだろうか、それともロシア政府は、欧米に欧米の一員として最終的に受け入れられることで、頭がいっぱいなのだろうか? もし後者であれば、世界は核戦争に向かいつつある。ロシア政府は、その小心な対応が、ワシントンの侵略を助長し、それにより世界を最終戦争へ追いやっているのを理解していないように見える。

シリアでも、ウクライナでも、ロシアが仕事をやり遂げ損ねるたびに、ロシアはワシントンの友情を勝ち取ることはなく、ワシントンが始めた紛争で優勢になるようワシントンに再度頑張る機会を与えるだけだ。ロシアはそうするのに意欲的でないように見える、その場で止められない限り、ワシントンは、決して手を抜くことはない。結果的に、ワシントンは世界を核戦争へと追いやり続けている。

文字通りトランプ政権の全員 - マティス、ティラーソン、ニッキ・ヘイリー、政府報道官、イギリス首相やイギリス外務大臣が、ロシアを脅迫していることに、ロシア人は一体いつになったら気がつくのだろう。ところが、ロシア人は依然、彼らの“パートナー”について、そして欧米と大いに仲良くしたいと語り続けている。

イギリスがロシアに対して戦争をする可能性は皆無だ。イギリス丸ごと瞬時に全滅させられるのに、イギリス首相はロシアに最後通牒を送っているのだ。https://www.rt.com/uk/421078-may-skripal-russia-parliament/

イギリス首相がロシアを威嚇していることについてのフィニアン・カニンガムの言い分はここにある。https://sputniknews.com/columnists/201803081062350153-who-gains-from-poisonins-russian-ex-spy-uk/

欧米世界丸ごと正気ではない。ミシェル・チョスドフスキーが言っている通り、欧米政治家連中と、彼らに仕える売女マスコミは、世界を絶滅へと追いやっている。https://www.globalresearch.ca/fake-news-and-world-war-iii/5631417

注: 軍安保複合体は、トランプ政権を掌握しつつあるように見える。ティラーソンは国務長官は解任され、ポンペオCIA長官にとって代わられる。新CIA長官ジーナ・ハスペルは、タイ国内のCIAの秘密拷問監獄を監督していた人物だ。

Paul Craig  Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼 の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2018/03/13/world-war-3-approaching/
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西田昌司議員の茶番質疑。自民党の堕落、腐敗の象徴。見たくてみたわけではない。

レスリング問題で登場した学長、顔と名前に見覚えがある気がして検索してみると、亀井亜紀子氏や舟山康江氏と一緒に活動していた元議員だったのに、びっくり、がっかり。

孫崎享氏の今日のメルマガ題名

財務省2人目の死者 安倍首相、佐川局長の答弁書作成係長(3月15日「田中龍作ジャーナル」野党合同ヒアリングで柚木議員(希望)、杉尾議員(民進)が追及。

なんとも、おぞましい政権。

隣の韓国では李明博元大統領が検察出頭。朴槿恵前大統領は拘留されている。

この国では、籠池夫妻が拘留されている。

最近あのチャウシェスク大統領夫妻のことを思うようになった。

日刊IWJガイド・番組表「ピンチです!橋下徹氏からの不当な『スラップ訴訟』を戦い抜く岩上さんとIWJにどうかご支援をお願い致します!/<本日の『転向』>橋下徹元大阪府知事~『安倍政権の政治責任は重い』と追及!橋下元大阪府知事、松井大阪府知事の政治責任は!?/<インタビュー報告>日本以外は『偽帝国』!? 日本の天皇は『地球上の総天皇』!? 安倍政権が礼賛する狂ったトンデモ『神国ナショナリズム』の歴史に迫る! 岩上安身による書籍編集者・ 前高文研代表 梅田正己氏インタビュー」2018.3.16日号~No.2010号~

ごくまれに、わずかなアルバイトの機会があり、その際だけ、雀の涙寄付可能だが、焼け石に水。ビル・ゲーツでないのが残念。

2018年2月26日 (月)

シリアでのアメリカ攻撃 - 帝国主義者の基本構想

論説
2018年2月23日
Strategic Culture Foundation

シリアで長く続いている紛争と災いが8年目に入ろうとしているのは偶然ではない。これは意図的なものだ。アメリカ帝国主義計画だ。

だが最初に、この紛争の益々非難されるべき不条理さに気がつく。

ほぼ一カ月前、シリアの主権を侵害して、シリアを侵略したトルコが、今週、トルコによる攻撃下にあるアフリンに近い北部地域を防衛すべく、シリア政府が部隊を派遣した後、ダマスカスを“テロ”と非難した。

一方、米軍は、テロリスト過激派と戦っていると主張して、またもや違法に国際法に違反し、シリアを占領している。ところがたいてい、アメリカは様々なテロ集団に保護を与えているのだ。そして、テロ集団を一掃しようと、シリア国軍が前進した際、アメリカは、シリア軍部隊丸ごと皆殺しにしておいて、“自己防衛”行動だと主張している。

更に不条理なのは、アメリカやイギリスとともに、違法に、シリアを爆撃しているフランスが、ダマスカスの承認を得て合法的にシリアに駐留しているイラン民兵に、シリアから撤退しなければならないと警告したのだ。

状況がこれ以上奇怪にはなり得ないかのように、攻撃は“自衛行為”だと主張して、イスラエルは100回以上のシリア空爆を行った。

アサド大統領のシリア政府は、国連決議で認められている通り、シリアの主権当局だ。シリア政府には、国民を守り、違法な武装集団に強奪された地域を取り戻す権利がある。事実上全てのこれら武装反抗勢力は、連中の外国スポンサーの計画に沿って政権転覆のための戦争をしかけている、外国が支援する代理部隊だ。

シリアに合法的に駐留している唯一の軍隊は、シリア政府によって、国家を外国が支援する戦争から守るのを支援すべく合法的に要請されているロシア、イランと、関連する民兵だけだ。

首都ダマスカスに近い東グータ郊外を含む全ての地域を奪還するのはシリア政府の主権の範囲内だ。地域は国際的に禁止されているテロ集団のヌスラ戦線や「イスラム国」と提携しているジャイシュ・アル・イスラムと言う名の外国が支援する過激派集団の包囲下にあった。

過激派がすぐ近くのダマスカスを迫撃砲で攻撃し、恐ろしい結果をもたらしていることが、東グータ解放の誘因だ。

シリア軍と、その同盟者が、シリアを外国武装反抗勢力から救うのを、欧米諸国が軍事的に妨害して、国際法に違反しているのみならず、欧米政府とマスコミは、彼らの合法的義務を“野蛮”と歪曲し、シリア国軍を後ろ手に縛る企みで、プロパガンダ・キャンペーンをしかけている。

シリアにおける過去七年間の戦争で亡くなった50万人の人々のうち、全体のほぼ半数がシリア軍兵士だと推計されている。

シリアを巡る欧米の流言に加えて、シリア国軍が一般市民に化学兵器を使用したという主張がある。証拠は実際、偽旗プロパガンダに、これらの兵器を秘かに使用してきた欧米が支援するいわゆる聖戦士を指し示している。

シリアにおける混沌とした紛争を理解するには、アメリカと、その同盟諸国がシリアに対して抱いていた何十年間もの古い帝国主義計画に注意を向ける必要がある。1950年代に、旧フランス植民地のアラブ共和国を、不安定化し、支配下におきたがったアイゼンハワーとチャーチルのアメリカとイギリス政府にさかのぼる 。

1996年、リチャード・パール、ダグラス・フェイス、デイビット・ワームサーや他のネオコンが率いるワシントンの新世代帝国主義者が“Clean Break”戦略を構築した。戦略は、ロシア、イランとヒズボラと同盟しているがゆえに、イスラエルとともに、シリアを不安定化し“縮小する”ことを狙ったものだ。

より広範に、ワシントンのネオコンは、連中の計算上、イスラエルをより安全にするため、地域全体を小国に分割する連中の狙いをあからさま宣言している。シリアとイラクは、アメリカが押しつける混乱の最優先課題だった。

重要なのは、Clean Break戦略が、トルコを、この計画を実施するためのアメリカとイスラエルの主要パートナーとしていることだ。

ジョージ・W・ブッシュ大統領政権時代のアメリカ・ネオコン立案者と同じ連中がペンタゴンや国務省で重要な位置を占め続けている。石油豊富な中東に覇権を行使する方法としての組織化した混乱という連中の計略が、トランプ大統領下でも、暗黙のうちとは言え、アメリカ政府政策を継続して誘導し続けていると考えるべきあらゆる理由が存在する。

ロシア、イランとヒズボラは、昨年末、外国が支援する武装反抗勢力を広範に完敗させ、シリアが戦争を終わらせるのを大いに助けた。ところが、それに続く、ロシア、イランとトルコが仲介した和平プロセスは勢いを失った。シリア国内での暴力が再燃しているように見える。

益々露骨なアメリカとトルコ軍部隊の軍事駐留と、イスラエル侵攻は、紛争再開の最も明らかな要素だ。これまで以上に、アメリカと同盟諸国は、シリアと、その領土的一体性をばらばらにする恥知らずの帝国主義計画で活動しているのだ。

これは地域支配のための意図的計画に沿ったワシントンによる犯罪的武力侵略に他ならない。この帝国主義者の陰謀は、国連によって、その実態を非難されるべきだ。ところがこの機関の幹部連中は、国連憲章を擁護する代わりに、シリアがその国権を守っていることを非難する欧米の合唱に加わっている。

国連は、1930年代、ナチスとファシストの侵略に迎合した無力な国際連盟と似ているようだ。アメリカと同盟諸国が今シリアで行っているのは、その繰り返しで - 中東におけるより広範な戦争の火を煽っているのだ。

法律や主権がほしいままに破壊されているのに欧米マスコミや国連は武力侵略が見えない。実際彼らは現実をあべこべにして、侵略の犠牲になっている国を非難しているのだ。

単刀直入な結論は、アメリカ、トルコ、イスラエルや他のNATO諸国は、シリアから撤退しなければならないということだ。シリアの主権を尊重し、政権転覆という犯罪陰謀をやめることだ。これが国際法の最小限の順守だ。

もしこの連中が連中の犯罪計画に固執すれば、この地域は誰も容赦しない戦争へと向かうことになる。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2018/02/23/us-aggression-in-syria-imperialist-blueprint.html
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国会討論。与党質疑は当然見ないが、野党質問に対する与党答弁も聞く気力がでない。

日刊IWJガイド・番組表「『虚偽答弁』疑惑の佐川国税庁長官のもと確定申告開始!実は知られていないが『マイナンバー不記載でも書類は受理される』!?/本日20時【籠池夫妻の不当長期勾留に反対! 許すな!人質司法!特集・再配信】『陸山会事件を振り返る 石川知裕前衆議院議員の裁判報告会』配信!/本日『岩上安身のIWJ特報』発行! 『自民党改憲草案の緊急事態条項は戦前の国家総動員法の起動スイッチ!? 衆院解散で「ナチスの手口」がいよいよ現実に!? 岩上安身による早稲田大学・長谷部恭男教授インタビュー』後編!」2018.2.26日号~No.1992号~

2018年2月24日 (土)

レバノンは次のエネルギー戦争の場となるのか?

F. William Engdahl
Global Research
2018年2月15日

新たな地政学的対立が中東で起きつつあり、しかもイスラエルとシリア、あるいはイランとの間だけではない。ここでの大半の紛争同様、炭化水素資源-石油とガスを巡る戦いがからんでいる。新たな焦点は両国間の排他的経済水域の正確な画定を巡るイスラエルとレバノン間の紛争だ。現在の主要当事者は、イスラエルとレバノン政府に加え、ロシア、レバノンのヒズボラ、シリア、イランと、陰に潜むアメリカだ。シリア国内のイラン基地、あるいはヒズボラcampsとされるものに対する最近のイスラエル攻撃は、イランから、シリアを経由し、レバノン国内のヒズボラ本拠インフラへの陸路を阻止するイスラエルの狙いと密接につながっている。全体の状況は、誰も、少なくとも、ほぼ誰も、望んでいない醜悪な広範な戦争をもたらす可能性がある。

2010年、地中海における石油とガスの地政学は大きく変化した。これはテキサス州の石油会社ノーブル・エナジーが、東地中海のイスラエル沖合で、ここ十年で世界最大のガス田発見の一つ、巨大な天然ガス埋蔵、いわゆるリバイアサン・ガス田を発見したことによる。同じテキサス州の企業が後にイスラエルのリバイアサン・ガス田近くで、キプロス沖合海域で、Aphroditeと呼ばれる膨大なガス資源を確認した。最近まで、レバノン国内での政治停滞とシリアでの戦争が、潜在的な海底ガスと石油を、レバノンが積極的に開発するのを妨げていた。今それが変化しつつある。変化とともに、イスラエルとレバノン間の緊張は高まりつつあり、ロシアは極めて大胆な形で、レバノンに関与しつつある。

2月9日、ベイルートでの公式式典で、レバノンのミシェル・アウン大統領とともに、トタル、ENIとロシアのノヴァテクのトップが、レバノンの排他的経済水域(EEZ)と主張している沖合地域における石油とガス掘削の最初の協定に署名した。この催しは、レバノンは、“どう見ても我々のものである”ガス田に対する国際集団の入札募集をしたと発言し、レバノンの採掘入札を“非常に挑発的”だと言うイスラエルのアヴィグドール・リーベルマン国防大臣による激しい攻撃を招いた。

レバノンのエネルギー入札は、地中海地域における全く新たな政治的計算をもたらしているロシアとレバノン間の劇的な新防衛関係という背景の中で行われた。

レバント海盆の富

東地中海における約8年の海洋探査後、現時点で明らかなのは、この地域が炭化水素に溢れているということだが、これはイスラエルもレバノンもこれまでは見出せなかったものだ。レバノンにとって、自国天然ガス資源開発は文字通り、天の賜物のはずだ。1975年内戦以来、レバノンは停電に悩まされてきた。ピーク需要が発電量を大きく超えるので、レバノンは毎日停電を味あわされている。国産ガスも石油もないので、レバノンは高価なディーゼル燃料を輸入しなければならず、年間約25億ドルの経済損失がある。レバノンはGDPの約145%の負債を抱え、世界で最も債務の多い国の一つだ。シリア戦争とレバノン国内の政治的停滞が、レバノンの沖合エネルギー開発を今日に至るまで凍結していた。

近年、イギリス企業スペクトラムが、レバント海盆のレバノン沖合部分で、三次元地震波を含む地球物理調査を実施し、レバノン海域には、25兆立方フィートもの経済的に採掘可能なガスがあると推計した。これらのガス田の開発はレバノン経済全体を変えることになろう。これまで、シリアでの戦争とレバノン内の政治停滞が沖合地域における採掘を妨げていた。

見込みは非常に有望で、フランスの巨大企業トタル、イタリアのENIと、ウラジーミル・プーチンに近い私営石油企業ロシアのノヴァテックが率いる国際コンソーシアムが掘削権入札に名乗りをあげた。コンソーシアムのリーダー、トタルは、最初の油田は、来年、紛争になっていない部分、第4ブロックで掘削し、二番目の油田は、部分的にイスラエルが領有権を主張している地域にあたる第9ブロックの予定だと発表した。トタルは素早く、第9ブロックの掘削は、イスラエルが主張している係争中の地域から24キロ以上離れた場所で行うことを明らかにした。それにもかかわらず、イスラエルは掘削に激しく反対している。レバノンは、10のブロック中のうち三つの縁沿い、約330平方マイルの海の三角地帯を巡って、イスラエルとの未解決の海上国境紛争を抱えている。

ヒズボラとイスラエル間のロシアという緩衝?

地域のエネルギー資源を巡る紛争の可能性を考えれば、レバノンが、沖合資源開発への大手ロシア石油企業ノヴァテックの参加を歓迎する中、ロシア政府が、ロシア国防省に“協調のための包括的枠組み”を含むレバノン軍との軍事協力協定を準備するのを承認したのは単なる偶然ではない。枠組みは、合同軍事演習やロシアによるレバノン港湾や飛行場利用を含むと報じられている。

ロシア-レバノン協力には“防衛手段に関する情報交換と国際的安全保障能力の強化、対テロ協力活性化、幹部訓練、軍事演習や軍隊構築分野での協力強化、IT専門知識交流、両国軍隊間の協力メカニズムの確立”も含まれていると報じられている。要するに重要なものだ。

これは、今や恒久的なシリア内のロシア軍基地-フメイミム空軍基地と、地中海のタルトゥース・ロシア海軍基地に加えて、約束が破られ、ワシントンの信頼性が下落する中、不安定な地域において、継続中の和平調停者、または仲裁者としての恒久的な役割を確立するためのロシア側の重要な動きだ。このロシア-レバノン合意は、ネタニヤフの欲しい物リストには決して含まれてはいない。2月10日以来のシリア領空内での劇的なイスラエル攻撃は、レバノンのヒズボラを維持できる、ここ数カ月で出現し始めた事実上のイラン-シリア-レバノン補給線を粉砕しようという、イスラエルの先を見越した決定を示しているように見える。

イスラエル、プーチンに、ヒズボラについて警告

もし新たなイスラエル-レバノン-シリア武力戦争が起きるとすれば、レバノン沖海域の潜在的な石油やガス資源だけを支配するための戦争ではないはずだ。イランが支援するシーア派政党で、民兵で、シリア戦争では、バッシャール・アル・アサドとロシア側についている主要当事者のレバノン・ヒズボラが本当の標的のはずだ。レバノン が沖合地域でガス開発に成功すれば、レバノン経済安定化に大きく貢献し、高い失業を緩和し、ネタニヤフが考えているように、イラン寄りのヒズボラを、主要な安定化要素として、権力の座に皿に定着させることになる。

最近のシリア国内へのイスラエル攻撃よりずっと前、イスラエル・マスコミ記は、英語版エルサレム・ポストの最近の“レバノンのヒズボラとの戦争にイスラエルが備えができている5つの理由”のような挑発的な見出しを載せていた。昨年9月、イスラエル国防軍はヒズボラとの衝突をシミュレーションする軍事演習を行った。イスラエル軍部隊は防衛姿勢から攻撃姿勢に切り替え、南レバノンの地形を念頭に置いた演習を実施した。

昨年11月、サウジアラビア皇太子で将来の国王ムハンマド・ビン・サルマーンが、突然、事前に準備された辞任声明を読むよう、レバノン首相サード・ハリーリーをリヤドに呼びつけて、レバノンのヒズボラに対してあり得るイスラエル戦争の第二戦線が議題に上がった。声明で、ヒズボラが、イエメン国内の反サウジアラビア部隊支持と、アサドを支持してのシリア関与を止めない限り、サウジアラビアは、カタールにしたような厳しい経済制裁をレバノンに科する用意があると、ハリーリーは警告した。経済的に困窮しているレバノン経済は、湾岸で働いている約400,000人のレバノン人からの年間80億ドル送金に依存しているので、これは壊滅的だ。

昨年9月、ネタニヤフのリヤド秘密訪問後、現時点で、イスラエルのネタニヤフは、ワシントンを背後にして、あからさまに、サウジアラビア皇太子ビン・サルマーンと同盟し、イランと、シリアやレバノンとイエメンにおけるイランの影響力に反対している。

トランプ政権が、イランに対する増大する敵意を宣言し、極めて挑発的に、エルサレムをイスラエルの首都として一方的に承認し、今回は、レバノン沿岸海域に対する領土権の主張を口実にワシントンによって背後から、最前列では、サウジアラビアによる経済制裁に支援されているイスラエルの第三次レバノン戦争用の前提条件は、中東全体での遥かに広範な戦争へとエスカレートする可能性があるはずだ。現時点で、レバノンに、手強い軍事プレゼンスと、エネルギー・プレゼンスを配備して、ロシアは、この新たな中東戦争に対する唯一の障壁なのかも知れない。

イスラエルのダマスカス攻撃の劇的エスカレーションと、1982年以来始めてのシリアによるイスラエルF-16戦闘機撃墜と、シリアの標的に対するイスラエルの不釣り合いな反撃は、地域全体がどれほど一触即発状態かを示唆している。ガッサン・カディが、Sakerブログでの地域の優れた分析で最近こう書いている。“シリアとイスラエル間の最近のエスカレーションは、より大きな戦争の前兆ではない。誰も戦争を望んではいない。彼ら全員、自分たちが受けかねない被害を承知しているので今の所は。シリアの防空能力を試し、何より中東で本当の力の均衡を作り出そうとするロシアの決意・決心を試すため、イスラエルは瀬踏みをし続けている。”本記事執筆の時点では、イラン無人機侵入と、シリアが否定しているイスラエルF-16撃墜とされるものを、ロシアとイランのあり得る反応を探るための試験探針作業を行う口実として、イスラエルが利用しているように見える。

ロシアが、これらの勢力を封じ込め、全面戦争を避けられるかどうかはまだ明らかではない。ロシアがレバノンとの軍事協力協定に署名すると決定し、同時に主要ロシア・エネルギー企業がレバノン沖合での石油とガスの掘削権を獲得したのは時の弾みの決断ではない。これは世界の中でも最ももつれた地域の一つにおける計算されたチェスの手だ。人類の幸福のために、ロシアが戦争権益を押さえるのに成功するよう願おうではないか。

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F. William Engdahlは戦略リスク・コンサルタント、講師で、プリンストン大学の政治学学位を持っており、石油と地政学に関するベストセラー本の著書で、これはオンライン誌“New Eastern Outlook”への独占寄稿。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2018/02/14/will-lebanon-be-the-next-energy-war/
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国会討論、売国与党の茶番質疑はほとんど聞いていない。音声を消して、野党のまともな質疑だけまっている。

オリンピック後こそ気になる。狂った宗主国支配層、何をするかわからない。「地球上で最も残虐で抑圧的な体制の中心人物だ」とだと非難する御仁、天に向かって唾をはいて、自分のことを告白しているに過ぎない。それをたれ流す大本営広報部。

会社再編などで苦労していた後輩が、出社せず、自宅で亡くなっていたのが発見されたのは数年前。亡くなる前に仲間と飲んだ際、つらい様子をわらいながら語っていたのを覚えている。彼も一種の過労死だろうと思っている。

日刊IWJガイド・番組表「野党が『働き方改革』断念を要求、与党は応じない構え!野党と市民は集会開催、過労死遺族は『明らかに命が奪われる法律、見過ごせない』と憤り!/本日20時より【籠池夫妻の不当な長期勾留に反対! 許すな!人質司法!シリーズ特集・タイムリー再配信 第3弾】『死に瀕する過酷な取り調べを激白!小堀隆恒・元枚方副市長と佐藤栄佐久・元福島県知事が2010年岩上安身司会のシンポジウムで検察の闇を証言していた!』を再配信!/落語家・桂春蝶氏の『日本での貧困は自己責任』ツイートに批判の声~岩上安身『残業代ゼロでも死ぬまで働け』などの社会的圧力と同調することに大いなる懸念」
2018.2.24日号~No.1990号~

2018年2月15日 (木)

照準が定められているロシア

2018年2月11日

Paul Craig Roberts

アメリカ/イスラエルによる対シリア侵略の最新行動を擁護し、アメリカ国務省のヘザー・ナウアート報道官は、公然の対イスラエル侵略行為だとして、シリアとイランを非難した際、“アメリカ合州国は... 自己防衛するイスラエルの主権を強く支持する”と述べ、“イランの悪意ある行動”と“計算づくの威嚇エスカレーションと、権力投射と支配の野望は、地域の人々全員を危険な状態に置く。”とウソを言って、ヒトラー風の警告を発した。https://sputniknews.com/middleeast/201802111061547754-state-department-syria-israel-escalation/

アドルフ・ヒトラーは、彼の“戦力投射と支配”やポーランド侵略を、ワシントンとイスラエルが連中の侵略行為を言いつくろうのに使うのと全く同じ見え透いたウソでごまかした。ヒトラーは、ポーランド軍が国境を越え、ドイツを攻撃したと主張した。これはイスラエルのシリア攻撃を、イランのせいにするのに、イスラエルと、ホワイト・ハウスとペンタゴン内にいる、連中の傀儡どもが使う口実だ。ワシントンとイスラエルが厚かましくウソをついているのに、一体なぜロシアは、連中を合意に達することが可能な“パートナー”だと考えるのだろう?

国連による承認皆無で、全く完全な国際法違反である、ワシントンによるシリア領土の違法占領と、イスラエルによるシリアに対する攻撃継続をシリアとロシアだけが訴えているとEric Zuesseは語っている。ワシントンによる支持継続正統なシリア政府に対する戦争とイスラエルや、シリアとロシアの軍に対するテロ攻撃支持が、地域に平和をもたらそうというロシアの取り組みを損なっている。Zuesseは、ワシントンと、そのイギリス傀儡が、ワシントンの違法行為に対するあらゆる国連行動を阻止しているとも述べている。http://rinf.com/alt-news/editorials/u-s-not-globally-condemned-military-occupation-syria/

Zuesseは正しい。しかし、シリアとロシアに対するワシントンの作戦継続は、主にロシアの責任なのだろうか? スティーブン・レンドマンは、それはロシアの責任だと主張している。https://www.globalresearch.ca/russia-blasts-us-attack-on-syrian-and-allied-forces/5628740

一体なぜだろう? ロシア政府は、欧米に認められたがる余りに、うまくいっていた軍事作戦を、目的完了前に止めてしまったように見えるのだ。シリアでの“勝利”を宣言し、紛争再開用のアメリカ拠点をそのままにして、シリア全土で外国と聖戦戦士による占領を無くす前に、ロシア軍の一部を撤退させたのはプーチン本人だ。

アメリカが支援する聖戦士から、ロシアとシリアがシリア全土を解放するには、もう二週間もかからなかったはずなのだが、ロシアはシリア内に国際法合法的に駐留しているが、アメリカ駐留は違法であるにもかかわらず、どうやらロシアは、ワシントンをそこまで困らせて、アメリカ兵員と交戦する危険を恐れたように見える。

またしても、国際法と国連と“我が欧米のパートナーたち”を信じて、ロシアは時期尚早に止めてしまったのだ。レンドマンが言うように、ザハロワ報道官、ラブロフ、ロシア国防省報道官や、プーチン本人の申し立ては、全くの事実に基づいている。しかし、事実や法律は、ワシントンにとって全くどうでも良いのだということを、ロシアが学ぶことがあるとして、一体いつ学ぶのかが疑問だ。ワシントンの関心は、世界覇権と、中東におけるイスラエル覇権だ。

レンドマンは“ロシアがワシントンに対して、同じ手で報復する代わりに、ワシントンとの提携という神話に固執し続ける限り、紛争はエスカレートし続ける可能性が高い”と主張している。https://www.globalresearch.ca/russia-blasts-us-attack-on-syrian-and-allied-forces/5628740

2月10日に、シリアを攻撃していたアメリカが提供したイスラエル戦闘機をシリア防空体制が一機撃墜し、イスラエルの無敵イメージを傷つけた後、紛争はエスカレートし、イランを巻き込む可能性があると報じられているイスラエルの激しい対シリア攻撃報道から判断して、レンドマンは正しいのかも知れない。クレムリンが緊張緩和地帯が脅かされていると懸念し、プーチンがネタニヤフに電話をかけ、自重を促したとRTは報じている。

私の人生中、どのアメリカ大統領も、イスラエルに自重を促してきたが、全く効果がない。プーチンが、レンドマンの処方に則って、パレスチナ人に銃剣を突きつけて奪った土地に暮らす違法なイスラエル国家を率いる戦犯ネタニヤフに、これ以上やったら、ロシアはイスラエルに仕返しするぞと言わない限り、プーチンが促しても全く効果はあるまい。レンドマンは、狂ったシオニスト国家やワシントンに対して、効果がある言い方は他に無いと考えており、歴史はレンドマンの側にあるように思われる。http://stephenlendman.org/2018/02/syrian-air-defense-downs-israeli-f-16/ および http://stephenlendman.org/2018/02/israel-escalates-aggression-syria/

ロシアが自分の力に自信がないのか、ロシア政府と経済の内部で、ワシントンの第五列となっている反逆罪的な汎大西洋統合主義者連中に、プーチンがロシアの力を使うのを妨げられているかのどちらかだ。欧米とイスラエルが、ロシア国益に対して日々益々攻撃的になりつつあるのに、一体なぜプーチンが、大衆からは最小の支持しかない少数の売国奴を容認しているのかは謎だ。

プーチンは賢明に状況をエスカレートさせることを避けているが、ワシントンに抵抗するプーチン能力が制限されているような印象を受けるのだ。Sakerは、ワシントン寄りの“汎大西洋統合主義者”が、私的な出世目的、私的な事業上の理由で、更に、連中がワシントンが資金提供しているロシア国内のNGOとマスコミに支持されているがゆえに、ロシア主権をグローバリズムに売り渡したのが問題だと見ている。どうやら、プーチンは、ワシントンによるロシア民族主義抑止のために働き、いかなる本当のロシア勝利を阻止している連中を排除しようとしていないか、排除できないように見える。もしプーチン政権内の“汎大西洋統合主義者”が、より断固とした対応を阻止することができるなら、プーチンは、実際どれほど強力なのだろうかという疑問が湧く。プーチンは、シリアで勝ったのに、結局ワシントンとイスラエルに負けただけなのだろうか? 強力な国家のトップであるプーチンが、ちっぽけな国を率いるイスラエル戦犯に電話で懇願しているのを一体どうして想像できよう? イスラエルがワシントンを支配していることを我々は知っているが、イスラエルはロシアをも支配しているのだろうか?

プーチンは一体何回シリアでの勝利を宣言し、撤退し、更にワシントンの部隊が立ち直った後、また戻っているのだろう? プーチンは一体なぜウクライナ内で、離反したロシア地方を編入することを拒否しているのだろう? 彼はロシア海軍基地ゆえに、クリミアがロシア編入を認めたが、彼はドネツクとルハンスクというロシア地域の編入を拒否した。その結果、この地域のロシア人は、攻撃に晒され続けており、離脱した共和国を再度征服するために、ワシントンは今やウクライナ・ナチス国家に兵器を与えている。

激しさが増そうとしているこの紛争丸ごと、プーチンが、クリミアで起きたような圧倒的多数の賛成票を認め、この地方をロシアに編入していれば、止められていたはずなのだ。ワシントンとEUの支持があるとは言え、ウクライナのナチス政府は、ロシアを攻撃しても、存在し続けられると期待するほど完全に狂ってはいない。

プーチンは、元々ロシアだった地域のロシア編入を認めて、ウクライナ紛争を完全に終わらせることが可能だ。欧米が、ロシア自身の歴史的な一部であるウクライナを、より大量の軍事力を向けなければ済まない国に対し、完全に敵対的にさせることができないよう、ウクライナ国家にロシア人を入れてバランスをとろうと、ロシア国民をウクライナに編入させたソ連指導者がそうだったのと同様、プーチンも長期的に考えているのかも知れないのは理解できる。プーチンが長期的な戦略思想家なのは明らかだが、ロシアの運命も、アメリカ国民の運命も短期で決められてしまうのだ。

プーチンが、国際法を強調し続けて、ワシントンが、違法に、法を超越して活動していることを、ヨーロッパに気付かせようとしているのも我々は理解できる。プーチンは時間を無駄にしているのだ。何十年も、ヨーロッパ指導者連中はワシントンの雇われ者だ。連中は自分たちの銀行預金残高以外のことには全く関心がないのだ。

ワシントンを支配しているネオコンは、プーチンを排除すれば、ワシントンの世界覇権を回復できると信じている。彼らは中国を、富と引き換えに、アメリカによる支配を受け入れる国だと見なしている。これは中国政府に対する誤った見方である可能性が極めて高いが、政府内にワシントンの同盟者がいるロシア攻撃に集中する役に立つ。

プーチンが汎大西洋統合主義者をお払い箱にすること無しに、ロシア政府は、無事ワシントンに持ちこたえることができるのだろうか?

ここで言っている見方は間違っているかも知れないのは分かっている。Zuesseはたぶん間違っている。レンドマンはたぶん間違っている。Sakerはたぶん間違っている。そして、私も彼らを読解する上で、たぶん間違っているのだろう。決してプーチンを過小評価すべきではない。それでも、ロシアは自分が、ネオコン政策立案者たちから、 ワシントンがソ連崩壊以来やって来ており、イスラエルが今シリアでしているように、ワシントンや、ちっぽけなイスラエルでさえ振り回せる、勇気に欠ける弱い国家だと思われていることを自覚すべきだ。ロシアの評判に泥を塗っても、ワシントンは何の損も受けない。ロシアの消極的姿勢が、核戦争、あるいはロシアの降伏を招きつつあるのだ。

ロシアがそれを認めようとしようが、するまいが、ロシアはその命のために戦っているのだ。ロシア最高幹部たちがそれに気がついていない証拠がある。セルゲイ・チェメゾフが、ワシントンが、いかにそれを打ち破るか学び、ロシア軍事技術に追いつけるよう、ワシントンにロシアのS-400対空システムを喜んで売ると述べている。チェメゾフが冗談を言っているのではない限り、現実認識に問題がある。http://www.fort-russ.com/2018/02/head-of-rostech-us-may-buy-russias-s.htm

イスラエル国最高犯罪人と会談し、ネタニヤフが絞首台にかけられるべき戦犯ではなく、ロシアが承認するに値する世界指導者であるかのように処遇し、プーチンは道徳的良心を持った人々に対する彼のイメージを損なった。この愚行が単なる私利的な妥協した結果ではなく、道義をわきまえた結果を支持する指導者というプーチンの評判を下げたのだ。

世界には指導者が必要だ。プーチンが期待されていたのだ。

アメリカを崇拝し、堕落した欧米文明の一員になりたいなどと願うロシアの汎大西洋統合主義者連中は頭がどうかしているに違いない。

https://fellowshipoftheminds.com/2018/02/08/sarah-silverman-i-want-to-eat-an-aborted-fetus/

https://www.infowars.com/journalist-calls-for-profs-to-drown-conservative-students/

https://www.rutherford.org/publications_resources/john_whiteheads_commentary/little_barbies_sex_trafficking_of_young_girls_is_americas_dirty_little?utm_source=The+Rutherford+Institute&utm_campaign=8f8957d1fe-EMAIL_CAMPAIGN_2018_02_05&utm_medium=email&utm_term=0_d7ffde3304-8f8957d1fe-42135461

https://www.usatoday.com/story/opinion/nation-now/2018/02/08/boys-silent-victims-sex-trafficking/1073799001/

Paul Craig  Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼 の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2018/02/11/russia-in-the-crosshairs/
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筆者2016年2月に「民営化は汎大西洋主義者によるロシア攻撃戦略」を書いておられる。

2015年1月「照準を当てられているロシア」という似た題名の記事も書いておられる。

駅のキオスク前を通る際、タブロイド紙見出しを比較する。一方の見出しは、時に購買意欲を誘うが、もう一方の見出し、お金を貰っても読む気になったことがない。実は、大本営広報の愚劣さにあきれたくて、怖い物見たさで見ている。無料の楽しみ。

有名コメンテーターの驚き発言の根拠がイギリス・タブロイド紙だというのもお笑い。彼女を擁護する著名芸人が、好きでもなんでもないが、サラリーマン生活をすれば、知らないでは済まされないソフトExcelを知らないというのも驚きのお笑い。そういう人の発想に影響を受けるのは悲しい。

日刊IWJガイド・番組表「岩上さんは、橋下徹氏からの異様な『スラップ訴訟』に応訴するため、弁護士を探しに大阪へ。IWJは維新の闇をさらに追及していきます!/三浦氏『いま結構大阪がヤバい』発言の論拠は英タブロイド紙。看過できない『娯楽』と『プロパガンダ』の怖い関係!!/IWJを支えてくださるスタッフを緊急大募集中!/新生IWJはスタッフ一丸で岩上さんをサポート!ご支援をよろしくお願いします!」2018.2.15日号~No.1981号~

2018年1月30日 (火)

イスラエルに貢献するトランプ外交政策

2018年1月28日
Paul Craig Roberts

元イギリス国際原子力機関大使ピーター・ジェンキンス氏が、イラン核合意の“欠陥”を改めることに関し、トランプ大統領をなだめるフランス、ドイツとイギリスの決定に懸念を表明した。http://lobelog.com/europe-dont-go-all-wobbly-on-the-jcpoa/ ヨーロッパのワシントン傀儡諸国で広まっているとされる“トランプ憎悪”姿勢にもかかわらず、ヨーロッパ政府がいまだワシントンの太鼓持ちであるのを知るために読む価値がある。

読者は、あの合意に欠陥などないことを理解する必要がある。“欠陥”なる主張は、合意で終わってしまったイラン攻撃を復活させるためのイスラエルのでっちあげだ。トランプはイスラエルをなだめているのだ。イスラエルは、イランの防衛体制を強化する非核弾頭長距離ミサイルをイランに持たせたくないのだ。より重要なのは、イスラエルが思いつき、イランをイラクやリビア風に不安定化させるためアメリカ軍を使おうと狙っている核兵器嫌疑をイスラエルは失いたくないのだ。イスラエルにとって、シリアとイランの問題は、イスラエルが水資源のために占領したがっている領土南レバノンから、自慢のイスラエル軍を、二度撃退したレバノン人民兵ヒズボラを、両国が支持していることだ。もしアメリカ外交政策を支配しているアメリカ・シオニスト・ネオコンと同様に武装したイスラエルが、欧米によるイラン攻撃を復活できれば、イスラエルはおそらく、ヒズボラとレバノンを放棄し、イスラエルに渡すようイランに圧力をかけることができよう。

アメリカ人は、イスラエル・プロパガンダで完全に洗脳されているので、ワシントンがイスラエルの権益に貢献することへの国民による制限は皆無が。そしてまさに、それがトランプがしていることだ。タフガイは、イスラエルの悪事に力を貸す者に過ぎない。

今起きていることは、イランの核やミサイル計画とは全く何の関係もない。イスラエルの拡張に対する抑止力としてのイランを排除するためのヨーロッパに対する恫喝力を含め、アメリカの力を、イスラエルが利用していることにこそ関係しているのだ。

もちろんイギリス外交官は、おそらく、それを知っているが、それを言えば、“反ユダヤ主義者”として、自分が職から排除されることも知っているのだ。

Paul Craig  Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼 の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2018/01/28/trumps-foreign-policy-service-israel/
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与党・ゆ党の茶番は見ないが、野党国会質問は、洗脳痴呆番組を吹き飛ばす内容。
強引に持ち時間を増やしておいて、時間を余らせて質問を終わる破廉恥与党。(これはニュースで見た。)
平然とウソを言い続ける連中には、良い質問も、カエルの面に水。

宗主国巨大企業に貢献する属国の国内・外交両政策。

日刊IWJガイド「通常国会で衆院予算委の論戦がスタート! 質問時間が『2対8』から『3対7』で与党が質問時間を持て余す事態に!? 佐川国税庁長官の参考人招致を認めず! 政府は更迭を否定/『生きているうちに沖縄の人たちにお詫びを』夕方6時から野中広務氏・追悼再配信、夜9時からは『沖縄県は安保条約の担保として差し出された』~岩上安身による2014年稲嶺進名護市長インタビュー再配信をお届けします/IWJスタッフ緊急募集!/新着記事のご紹介!安倍政治とファシズムの類似性―― 民進党・藤田幸久参議院議員が代表質問で具体例を挙げて安倍総理を追及!」2018.1.30日号~No.1965号~

2018年1月17日 (水)

マスコミの偏向を浮き彫りにするアヘド・タミミとバナ・アラベド、二人の少女の物語

公開日時: 2017年12月20日  22:09
編集日時: 2017年12月21日  12:24
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2017年12月20日、ヨルダン川西岸の村ベイトゥニアにあるイスラエルが運営するオフェル刑務所の軍事法廷に出廷するパレスチナ人アヘド・タミミ(右)、©Ahmad Gharabli / AFP

一人は占領されているヨルダン川西岸の、もう一人は東アレッポの、中東の二人の少女に関する欧米マスコミ報道を比較すると、マスコミがアメリカ外交政策に左右されていることが明らかになる。

月曜日夜、イスラエル軍部隊が、17歳のパレスチナ人少女アヘド・タミミを逮捕した。彼女は今軍事刑務所に捕らわれて、判決を待っている。しかしアメリカの主要マスコミを見ていては、それを知ることはできないはずだ。それは、タミミ報道 - というか報道の欠如 - が、2016年10月、ほぼ一夜にしてマスコミの話題になった8歳のシリア人少女、バナ・アラベドの場合とは著しい対照だからだ。

アヘド・タミミは、イスラエルによる50年間の占領に対して毎週抗議行動をしている、ヨルダン川西岸のほんの僅かの村の一つナビサリフ出身だ。毎週金曜日、彼らがイスラエル軍が近隣の入植地のために差し押さえた泉に向かって行進しようとする際、数十人の村人に国際連帯団結の活動家も参加する。デモ行進する人々を弾圧するため様々な戦術を駆使し、負傷させ、時に殺害する重武装したイスラエル兵士に、彼らは必ず止められる。イスラエル兵士は、村を集団的懲罰の標的にすることが多い。

    アヘド・タミミは、パレスチナ時間の午前4時に両親の家からイスラエル人によって強制的に拉致された。彼女は子供活動家だ。子供だ。pic.twitter.com/oHGB585mTT
    - asad abukhalil (@asadabukhalil) 2017年12月19日

アヘドは著名な反占領活動家バッセムと、ナリマン・タミミの娘だ。彼女の父親バッセムは、2012年、イスラエル軍が非暴力活動のかどで彼を投獄した際、アムネスティー・インターナショナルによって「良心の囚人」と呼ばれた。2012年、あちこちで見かけられた、イスラエル兵士と対決する当時12歳のアヘドの写真で、彼女は当時のトルコ首相レジェップ・タイイップ・エルドアンに評価された。

2015年に、アヘドの弟、11歳のムハンマドの首をしめたイスラエル兵士を蹴ったり、かみついたりする彼女たちが撮影され、タミミの写真は再び一気に広まった。2016年、アメリカ国務省は、彼女の“子供留置反対/Living Resistance”講演ツアーの一環であるアヘドのアメリカ入国ビザ発給を拒否した。

先週金曜日の抗議行動中に、イスラエル兵士が、14歳のムハンマドの頭を、ゴム弾で銃撃した。彼は現在、医療行為から生じた昏睡状態にある。アヘドと、いことの20歳のヌールが、彼女の自宅入り口を塞いでいるイスラエル兵士と対決し、押している様子を映した日曜日撮影されたビデオが、あらゆるイスラエル・メディアで報じられた。 ビデオはあらゆるイスラエル・メディアで広く流布され、評論家たちは、その場で、少女を攻撃しなかった兵士の自制心を称賛した。

逆に、イスラエル軍は、タミミの家を翌朝早々、暗闇に紛れて急襲し、アヘドを逮捕した。母親のナリマンは翌日逮捕され、従兄弟のヌールは夜のうちに逮捕された。我々がオフェル軍事法廷に、アヘドに逢いに行った水曜日、正式に逮捕されたわけでもないのに、父親のバッセム・タミミは尋問に召喚された。

    イスラエル指導部は一家に対する集団懲罰を誓い、イスラエルは今や十代のアヘド・タミミの両親も拘留している https://t.co/B8RIV1QJNw
    - 電子インティファーダ (@インティファーダ) 2017年12月20日

極右「ユダヤ人の家」党党首[Bayit Yehudit]のイスラエル文部大臣ナフタリ・ベネットは、タミミと彼女の従兄弟ヌールに“人生を監獄で終えるよう”要求した。対照的に、ベネットは、負傷したパレスチナ人を殺害するところを撮影されたイスラエル兵士エロル・アザリアは、18カ月の禁固刑から解放されるべきだと述べた。

アヘド逮捕の人目をひく特徴にもかかわらず、アメリカ・メディアのバナ・アラベドへの執着とはどぎつい対照で、アメリカ・メディアは事実上の沈黙を維持している。

2016年9月、アレッポでのシリア政府軍と聖戦戦士集団の戦いが激化する中、7歳のアラベドのツイッター・アカウントが出現し、何十万人ものフォロワーを、ほぼ一夜にして得た。アカウントは、アルカイダ系列のヌスラ戦線支配下にある東アレッポ地域からのものだとされているが、インターネット・アクセスがほとんどできないのに、どうしてツイートできたのかは不明だ。未成年者の承認を禁じるルールに違反して、承認されたツイッター・アカウントだ。

CNN司会者ジェイク・タッパーなどの著名マスコミ人が何百万人ものツイッター・フォロワーに、“フォロー@アラベドバナ”と促し11歳のアラベド・アカウントを後押しした。(タッパーは、彼のフォロワーに、2017年4月の今は削除されているツイートで、アラベドをフォローするよう再度呼びかけた。)

彼女は母親ファティマの助けを得て、アサド政府を打倒するため、飛行禁止空域と、アメリカ軍によるエスカレーションを、更には第三次世界大戦まで、ツイートで呼びかけた。ほぼ流ちょうだったツイートとは対照的に、 アラベドの会話はブロークンで - 彼女が英語をほとんど、あるいは全く理解していないことを示している。シリア軍とヒズボラによるアレッポ解放が近づくと、アラベドのアカウントは、彼らの手による彼女の死が迫っているとツイートした。数週間後、彼女と家族は、アルカイダの敗北後、シリア政府との合意で、聖戦戦士とその家族がバス移送されたアルカイダが支配する北シリアのイドリブ県に現れた。

その期間、アラベドは、終始欧米マスコミの呼び物記事だった。ワシントン・ポストは、彼女を“現代のアンネ・フランク”と呼んだ。CNNは視聴者に、アラベドは生き残ったと断言した

2017年4月、CNNのアリシン・キャメロタが、明らかに台本にのっとって、アラベドにインタビューした。“アサド大統領に、どんなメッセージを伝えたいですか?”とキャメロタが質問した。“とても悲しいです。たくさんの人が死に、誰も助けませんでした。”と彼女は答えた。

5月、アラベドはトルコ国籍を獲得し - アヘド・タミミ同様 - トルコのエルドアン大統領と写真撮影した。トルコ国営メディアのアナドル通信社とのインタビューで、アラベドは英語を理解せず、何を言うべきか、母親に教えられていたことが明らかになった。

まもなく、『ハリー・ポッター』シリーズの著者J・K・ローリングの支援を得て、彼女は巨大出版社サイモン・アンド・シャスターとの出版契約を結んだ。‘ディア・ワールド’という題の224ページの本は、アラベドの物語を“バナ自身の言葉で記録し、母親のファティマによる短く心を打つ章もある。

10月に彼女の本が刊行されて以来、アラベドはアメリカでの宣伝ツアーに乗り出した。英語も上達し、彼女はロサンゼルスでの目立つ映画上映や、もちろんCNNにも出演した。

アラベドはタイム誌にも新たな記事が載ったが、一方タミミは、欧米マスコミ報道管制の中、有罪判決率99.8%のイスラエル軍事法廷での判決を待っている。

記事原文のurl:https://www.rt.com/usa/413798-tamimi-bana-media-bias/
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下記の記事を思い出す。

2012年10月22日に訳した記事 誰も耳にしないマララ達

2013年11月5日に訳した記事 マララとナビラ: 天地の差

そして、この記事で触れられている2017年7月28日に訳した記事。

バナ・アラベドの利用: アレッポのテロリストを糊塗するため両親が子供を利用

この話題、実は、IWJ岩上安身氏による、東京大学名誉教授・板垣雄三氏の下記 インタビューを拝聴して、それと気がついたもの。英語ニュース見出しで、何度か見かけて、気になってはいたが、こういう内容とは知らなかった。

しかし日本の主要マスコミを見ていては、それを知ることはできないはずだ。

「核」が結ぶシリア・イラン・北朝鮮――中東と極東で同時に高まる戦争の危機! 中核に位置するパレスチナ問題を紐解く~岩上安身による東京大学名誉教授・板垣雄三氏インタビュー(後編)

イランの反政府抗議デモはしつこく流し、エルサレムのイスラエル首都認定についても、画像を流すが、イスラエルの理不尽な行動、大本営広報部大政翼賛会で見た記憶、ほとんどない。

数日前、 アヤトというパレスチナ人少女が自爆攻撃をし、被害者も少女で、イスラエル人のラヘルだった事件の今を追う番組を民放で見て驚いた。、
自爆攻撃した少女の家族は、イスラエルの圧力でばらばらの暮らしを強いられていた。
ラヘルの母親は、パレスチナ人の生活はずっと良くなったと断定していた。
二人の母親のテレビ電話での対話は論争になってしまった。
リモコン装置に、投げ銭ボタンが付いていれば、押していたに違いない。

この出来事に関するドキュメンタリー『エルサレム ふたりの少女~自爆テロ 母たちの対話~』 BS世界のドキュメンタリーで放映されたようだ。捜すと、今も映像は残っている。

http://qlipso.veoh.com/m/watch.php?v=v16723334psJpGN3K

2018年1月 4日 (木)

主要テロ支援国家はどこか?

Philip Giraldi
Strategic Culture Foundation
2017年12月28日

2017年が終わろうとする中、新年に一体何が起きるだろうかについて楽観的になるのは困難だ。勝利の得票差が、確実に不要な戦争を避けるという公約に基づいていたはずのアメリカ大統領が、アフガニスタンで倍賭けし、ISISが打ち破られたにもかかわらず、シリアからの撤退を拒み、精神病質的で予測不可能な平壌政権と、深刻な瀬戸際政策を演じている。ホワイト・ハウスは、ロシアに関するほとんどでっち上げの支配的言辞を受け入れ、ウクライナに攻撃用兵器を提供することを決定し、既に、モスクワから激しい反応が起きる結果になっており、来年は二大国間のいかなる緊張緩和も全く不可能だろう。

しかし私が先に書いた通り、最も明るく点滅し続けている赤い警告灯は、昨年、不必要に劇的に悪化し、ロシアとトルコとの付加的な問題を招き、遥かに広範な紛争を引き起こしかねないワシントンとイランとの関係についてのものだ。私が「不必要な」と言うのは、こうして取られた関係を悪化させる措置の全てが、テヘラン発ではなく、ワシントン発のものだからだ。トランプ政権は、イランが、2015年に交渉した核合意を順守しているかどうかを確認することを拒否し、特に国連で、テヘラン政権は、世界におけるテロの主要源で、国境から地中海まで、西に向かって広がる様々な国々の弧に対する覇権を目指していると主張しているという罵詈雑言をエスカレートしている。

なされている主張唯一の問題は、そのどれもが真実ではなく、しかも、限られた軍事資源しかないイランは、近隣諸国に対する支配力を得たり、アメリカ合州国やヨーロッパを攻撃したりする深刻な脅威ではないことだ。イラン罵倒は、ほとんど、彼ら自身、地域における覇権の野望を抱いている、イスラエルとサウジアラビアに由来する。アメリカ議会内のイスラエルの友人たち、メディアとホワイト・ハウスが、繰り返し取り上げ、軍事行動を強く要求しているのも驚くべきことではない。イスラエルは、隣国シリア内のイランのあらゆる恒久的施設を爆撃するとまで威嚇している。

元アメリカ諜報機関職員たちによる最新の詳細報告は、イランが世界で主要なテロ支援国だという主張はほとんど完全にでっち上げであることを実証している。分析はこれら偽りの言辞が、いかにでっちあげで、いかにワシントンの背景雑音の一部になっているかを説明している。ホワイト・ハウスの2018年最新国家安全保障戦略報告は “世界の主要テロ支援国家イランは不安定さにつけこんで、パートナーや代理を通して影響力を拡張し、兵器拡散と資金提供をしている”と述べている。ところが、他のアメリカ政府報告書、2016年・年次テロ国家報告には、その年、イランが起こした実際のテロ事件は載っていない。実際、テヘランが行ったとされる最新のテロ事件は2012年のもので、当時イランの科学者や技術者を暗殺し、イランのコンピューター・システムを攻撃していたイスラエルに対する報復だった。

アメリカ国連大使ニッキ・ヘイリーが最近“中東でイランの関与が明白でないテロ集団”を見出すのは困難だと主張した。しかし現実には、ISISやアルカイダやヌスラ戦線を含め、地域テロ集団の圧倒的多数はイランのシーア派は異端だと考えるスンナ派イスラム教徒で、カタール、サウジアラビアとアメリカ合州国につながっており、資金提供されている。ムジャヒディーン-エ-ハルク(MEK)は確かに民族的にはイラン人テロ集団だが、イラン国内で攻撃を実行すべく、ワシントンとテルアビブに支援され、資金提供されている。

国連によって“一般大衆の間に恐怖状態を引き起こすよう意図され、あるいは計算された犯罪的行動”と定義されているテロは、イランではなく、アメリカ合州国と、その同盟国イスラエルとサウジアラビアの国家レベルで最も使われているのが現実だ。これらの国々全てが、アフガニスタンやイラクやシリアやイエメンやレバノンのような場所で、一般市民に対して向けられる暴力を利用し、この三国とも、テロリストの定義に当てはまる組織を支持している。イランは、世界の大半が認めない行動をして、実際罪を犯しているのかもしれないが、言われているような世界の中で主要なテロ支援国家ではない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2017/12/28/who-are-leading-state-sponsors-terrorism.html
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宗主国のテロ支援、「俺のものは俺のもの、お前のものも俺のもの」の裏返し。
「お前のものはお前のもの、俺のものもお前のもの」。

イラン反政府暴動も、背後に宗主国の姿がありそうに見える。

孫崎享氏の今日のメルマガ題名。

歓迎!野党第一党やっと国民の意志を尊重へ、国民原発再稼働に反対、かつて民主党は連合に配慮し再稼働反対出せず、今、立憲民主党通常国会で提出する方針の「原発ゼロ基本法案」で「速やかに全ての商用原発を廃止する」提示予定

原発推進の第二人事部組織「連合」と、どう折り合ったのだろう。

「連合、民進再結集を模索=展望見えず分断懸念も」というニュース題名に、大本営広報部体質を思う。「懸念」どころか「期待」だ。

IWJが代表年頭ぶらさがり中継予定。用事があるが、せめて冒頭は拝聴したい。

日刊IWJガイド・年始版「15時からCh4で立憲民主党代表年頭ぶらさがりを中継! 【IWJ重大ニュース振り返り再配信】17時から~社民党・福島みずほ参院議員が語る『緊急事態条項』岩上安身インタビューを再配信! 岡真理京大教授らによる『占領と人権』パレスチナ長期占領の意味と課題は19時から再配信スタート」2018.1.4日号~No.1938号~

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