イスラエル

2023年8月18日 (金)

イスラエル・ロビーの役に立つ馬鹿、ロバートF.ケネディジュニア

クリス・ヘッジズ
2023/08/13


ケネディの約束-フィッシュ

 パレスチナ人弾圧という長い悪夢は些細な問題ではない。これは何十億ドルものアメリカの支援を得て入植者-植民国家がパレスチナ先住民に軍事占領、恐ろしい暴力、アパルトヘイトを押しつける白黒はっきりした問題だ。全くの無力に対する全能の力だ。

 軍隊も海軍も空軍も機械化軍隊も指揮統制も重砲もない閉じ込められた人々に対してイスラエルは、近代兵器を使用し、断続的な大規模虐殺行為が戦争だというふりをしている。ハマスや他のパレスチナ・レジスタンス組織がイスラエルに発射する粗末なロケット弾は、民間人を標的にしているので戦争犯罪で、イスラエルが混雑したパレスチナ人地区に投下する「殺害半径」が29メートルを超え、そして「爆発すると超音速の圧力波を生み出す」2,000ポンドの「バンカーバスター」Mark-84爆弾とはまるで比較にならない何千人ものパレスチナ人が死傷し、電力網や浄水場などの基本インフラが標的破壊された

 ガザのパレスチナ人は地球上で最も人口密集している野外刑務所の一つで暮らしているのだ。彼らはパスポートも旅行書類も拒否されている。

 栄養失調は占領地の風土病だ。2022年の世界銀行報告書によると、パレスチナ人口の「かなりの割合」が「視力、骨の健康、免疫機能に重要な役割を果たすビタミンA、D、Eが不足している」とのことだ。報告書は、ガザの6歳から23歳の50%以上と妊婦の半数以上が貧血で、「(ヨルダン川西岸の)妊婦の四分の一以上と、6〜23か月の子供の四分の一以上が貧血だ」とも指摘している。

 イスラエル封鎖の15年後、ガザの子供の88%がうつ病に苦しんでおり、セーブ・ザ・チルドレンの2022年の報告によると、2014年のガザでの三度目の大規模戦争後、51%以上の子供がPTSDと診断された。ガザの水のわずか4.3パーセントしか人の利用に適さないと考えられている。ガザのパレスチナ人は不衛生で過密な小屋に詰め込まれている。彼らはしばしば基本医療も欠如している。失業率は46.6%と世界で最も高い。

 イスラエル歴史家イラン・パッペ教授が述べている通り、イスラエル建国前から、シオニズムの狙いは、パレスチナ人を彼らの土地から追い出し、残った人々を基本的生存のための闘いに陥れることだった。

 1948年3月10日、男性11人の集団、ベテランのシオニスト指導者連中が、若いユダヤ人将校たちと共に、パレスチナ民族浄化計画に最後の仕上げをした。同じ夜、国の広大な地域からのパレスチナ人の組織的追放に備えるため、現地部隊に軍命令が発せられた。命令には、人々を強制的に立ち退かせるために使用する方法の詳細説明が付属していた。村や人口密集地を包囲し砲撃する。家、財産、商品に火をつける。住民を追放する。家を取り壊す。そして最後に追放された住民が戻ってくるのを防ぐため、瓦礫の中に地雷を埋める。基本計画に沿って、標的とする村と近隣の独自リストが各部隊に発行された。コードネーム、プランDだ(ヘブライ・アルファベットの4番目の文字Dalet)。

 計画が確定してからミッションを完了するのに6か月かかった。それが終わった時、パレスチナの先住民の半分以上、750,000万人以上が家を追われ、531の村が破壊され、11の都市地区が空になった。

 私がアラビア語話者として7年間、そのうち4年間ニューヨークタイムズ中東支局長として報じたこれらの政治的、歴史的事実は無視するのが困難だ。遠く離れていてさえ。

 ガザのハーン・ユーニス難民キャンプで、装甲ジープの拡声器越しにイスラエル兵が少年たちをアラビア語で罵倒するのを私は見た。その後、約10歳の少年たちがイスラエル人の車に石を投げた。兵士たちは発砲し、何人かを殺し、負傷させた。イスラエル語の語彙で、これは集中砲火に巻き込まれた子供ということになる。密集地域にF-16攻撃機が450キロの鉄破砕爆弾を投下した時、私はガザにいた。子供を含む犠牲者の遺体がきちんと並んでいるのを見た。これは爆弾製造工場へのピンポイント攻撃だった。パレスチナ人とイスラエル軍の間に緩衝地帯を作るためイスラエルがアパートや家を破壊するのを私は目撃した。家の瓦礫の中でキャンプしている貧しい家族に私はインタビューした。破壊はテロリストの住居の取り壊しになっている。学校や診療所、モスクの爆撃された残骸の中に私は立った。イスラエルが、パレスチナ人からの誤ったロケット弾や迫撃砲の発砲がこれらの死やその他の死を引き起こしたやら、攻撃された場所は武器庫や発射場として使用されていたと主張するのを私は聞いた。ガザで働いたことのある他の全ての記者と同様、ハマスが民間人を「人間の盾」として使用しているという証拠を私は見たことがない。皮肉なことに、イスラエル軍がパレスチナ人を人間の盾として利用している証拠があり、それをイスラエル高等裁判所は2005年に違法と見なした。

 イスラエルによる大きなウソ、グローセ・リューゲ利用には倒錯した論理がある。大きなウソは、イスラエルが引き起こそうとしている二つの反応、つまり支持者間の人種差別と犠牲者間の恐怖を醸成している。

 アメリカの政治過程に対するイスラエルの露骨な干渉に対し極めて生ぬるい抗議でイスラエルに逆らうことには支払うべき重い政治的代償がある。政治的な死の願望だ。パレスチナ人は貧しく、忘れられ、孤独だ。そして、これこそがパレスチナ人に対するイスラエルの扱いへの反抗が、脆弱で疎外された人々に代わって語ると主張する政治家が直面する中心的問題になる理由だ。イスラエルに立ち向かうには、ロバートF.ケネディジュニアを含む少数の人々が進んで支払っている政治的代償がある。しかし、あなたが立ち上がれば、便宜より原則を優先し「地に呪われたる者」のために戦い、誠実さのため、必要に応じて自分の政治的将来を犠牲にするのをいとわない人として傑出する。政治的、道徳的勇気のこの重要な試験でケネディは落第したのだ。

 ところが、イスラエル社会で最も退行的な極右分子が売り込むパレスチナ人の後進性に関する全てのウソ、あらゆる人種差別主義のお決まりの言葉、歴史のあらゆる歪曲、そして全ての卑劣なコメントをケネディは繰り返している。彼はイラン・パッペが「ファンタジー・イスラエル」と呼ぶ神話を売り込んでいるのだ。これだけでも進歩派候補としての彼の信用が傷つく。それは彼の判断と誠実さに疑問を投じる。それは彼をイスラエル政府が演奏する不気味な曲に合わせて踊るもう一人の民主党のペテン師にしてしまう。

 南アフリカのアパルトヘイトの道徳的な正しさを主張をするのと同じように「イスラエルの道徳的な正しさ」を主張するとケネディは誓っている。共和党世論調査員で政治戦略家フランク・ランツがまとめたイスラエル・プロパガンダ作戦の論点を、彼はほとんど一語一語繰り返しているのだ。イスラエル・プロジェクトに委託され、ニューズウィークに漏洩された「配布、出版不可」と書かれた112ページの研究だ。それは1,387人のパレスチナ人と9人のイスラエル人が殺された2008年12月と2009年1月のキャストレッド作戦直後の時期に書かれた。

 この戦略文書はイスラエル政治家とロビイストがイスラエルを売る方法の青写真だ。それはイスラエル政治家が言うことと、連中が真実だと知っていることとの間の大きな差を暴露している。それは外部世界、特にアメリカ人が聞きたいことを伝えるよう調整されている。この報告書はイスラエル・プロパガンダ機関に対処しようとする全ての人にとって必読だ。

 たとえば、この文書はイスラエルには「防御可能な国境の権利がある」と外部に伝えるよう提案しているが、イスラエル人には国境が何であるべきか定義するのを拒否するよう助言している。1948年の戦争中に自国から追放された75,000人のパレスチナ人とその子孫が帰国するのを国際法が保証しているのに、イスラエルが許可を拒否するのを正当化するようイスラエル政治家に助言している。またイスラエルの土地を奪うためパレスチナ人が大量移住を求めていると主張するよう推奨している。ユダヤ人国家創設後、アラブ世界での反ユダヤ主義や暴力から逃れたイラク、シリア、エジプトからの数十万人のユダヤ人難民に言及するよう示唆している。この文書は、これら難民が「財産を残してきた」と述べるよう推奨しており、本質的に1948年以降にイスラエルがアラブ諸国に行なったポグロムを正当化している。パレスチナ人の貧困を「パレスチナ人により良い生活」を提供しない「アラブ諸国」のせいにするよう推奨している。

 この報告書で最も身勝手なのは、抑圧を自身のせいにされているパレスチナ人に偽の同情を表明する戦術だ。

 「双方に共感しよう!」と文書に書かれている。「親イスラエル言説の狙いは、単に既にイスラエルを愛している人々にその判断について良い気分にさせることではない。狙いはイスラエルが既に得ている支援を失うことなく、イスラエルのために新たな心を勝ち取ることだ。」この戦術は聴衆を「武装解除」すると言う。

 ルンツの報告をケネディが読んだり聞いたりしたとは思えない。しかし彼はその話の要点を手とり足とりして教え込まれて、素朴にそれらを繰り返しているのだ。イスラエルは平和だけを望んでいる。イスラエルは拷問に関与していない。イスラエルはアパルトヘイト国家ではない。イスラエルはイスラエルのアラブ人に、中東の他地域では持てない政治的、市民的権利を与えている。パレスチナ人はイスラエル国防軍(IDF)に故意に標的にされていない。イスラエルは市民的自由やジェンダーや結婚の権利を尊重している。イスラエルには「世界最高の司法」がある。

 パレスチナ自治政府は中東の基本的歴史の改ざんとともに、世界の至る所でユダヤ人を殺すためパレスチナ人に金を払っているという奇妙な声明など他の主張をケネディはしているが実にばかげているのでそれは無視する。どの証拠も「ファンタジー・イスラエル」に対する彼の利己的愛着に穴を開けられるわけではないが、ルンツに触発されてイスラエル・ロビーに代わりケネディが繰り返す論点を論破する大量の証拠を下記に列記する。

 アパルトヘイト

 2017年の国連報告書「パレスチナ人に対するイスラエルの慣行とアパルトヘイト問題」は、イスラエルがパレスチナ人全体を支配するアパルトヘイト体制を確立したと結論付けている。1967年以来、人々としてのパレスチナ人は、報告書が四つの「領域」と呼ぶ場所に住んでおり、パレスチナ人分断は表面上異なって扱われているが、アパルトヘイト政権に起因する人種的抑圧を共有している。

 これらドメインは下記のとおり。

1.イスラエル市民として生きるパレスチナ人を統治する、特別な制限がある民法。

2.エルサレム市に住むパレスチナ人を統治する永住権法。

3.1967年以来、ヨルダン川西岸とガザ地区で交戦的占領状況下で生活している難民キャンプのパレスチナ人を含むパレスチナ人を支配する軍法。

4.イスラエル支配下にある領土外に住む難民であれ亡命者であれパレスチナ人の帰還を排除する政策。

 2018年7月19日、イスラエル議会は「ユダヤ人の覇権とユダヤ人国民国家としてのイスラエル国家のアイデンティティを憲法で祀るユダヤ人国民国家基本法を承認」に賛成したとハイファに本拠を置く市民的自由集団アダラは説明した。それはイスラエルで「通常の法律を無効にすることができる」最高法だ。

 2021年、イスラエルの人権団体B'Tselemは、報告書「ヨルダン川から地中海までのユダヤ人至上主義体制:これはアパルトヘイトだ」を発表した。

 報告書には次のように書かれている。

 地中海とヨルダン川間の全域で、イスラエル政権は、特定集団(ユダヤ人)が別の集団(パレスチナ人)より優位を確保するよう設計された法律、慣行、国家暴力を実施している。この狙いを追求する重要な方法は集団ごとに異なる画策空間だ。

 ユダヤ人市民は、あたかも地域全体が単一空間であるかのように暮らしている(ガザ地区を除く)。グリーンラインは彼らにとってほとんど何の意味もない。彼らが西に住んでいるか、イスラエルの主権領土内に住んでいるか、または東に住んでいるか、イスラエルに正式に併合されていない入植地に住んでいるかは、彼らの権利や地位と無関係だ。

 一方、パレスチナ人がどこに住んでいるかは非常に重要だ。パレスチナ人によると、イスラエル政権は、この地域をいくつかの単位に分割し、それぞれに異なる権利を定義し統治している。この区分はパレスチナ人にのみ関係する。イスラエルはパレスチナ人にこれらの区画の全てに異なる権利のパッケージを与えている。それらは全てユダヤ人市民に与えられた権利と比較して劣っている。

 「1948年以来、イスラエルは主権領土内の土地の90%以上を占領し、何百ものユダヤ人コミュニティを建設したが、(ベドウィンの人口を集中させるために建設されたいくつかのコミュニティを除いて彼らの財産権のほとんどを奪った後)パレスチナ人のためのコミュニティは建設されていない」と報告書は述べている。

 「1967年以来、イスラエルは占領地でもこの政策を施行し、さまざまな口実で、パレスチナ人から2,000km2以上取り上げた。国際法に違反し(東エルサレムを含め)ヨルダン川西岸に60万人以上のユダヤ人のため600以上の入植地建設した。主に建設と開発を防ぐためパレスチナ人用の別計画を考案したが、新たなパレスチナ人コミュニティは一つも建設していない。」

 民間人を標的にする

 「イスラエル軍の政策は常に軍事目標のみ攻撃することだ」というケネディの主張に反して、イスラエル軍および他のイスラエル治安機関が、民間人や民間インフラを意図的に標的にしていることはイスラエルや国際機関に広範囲に文書化されている。

 500ページを超える2010年のゴールドストーン報告書は、2008年12月27日から2009年1月18日まで行われたガザに対するイスラエルの22日間の空爆と地上攻撃を調査した。国連人権理事会と欧州議会はこの報告書を承認した。

 パレスチナ人権センターによると、イスラエル攻撃により、960人の民間人を含む1,434人が死亡した。6,000以上の家屋が破壊または損傷し、地球上最も貧しい地域の一つで約30億ドルが破壊された。攻撃中イスラエルが発射したロケットにより三人のイスラエル民間人が殺された。

 報告書の主な調査結果は次のとおり。

  • 民間人や民間施設へのイスラエルによる致命的攻撃事例の多くは、テロを広める目的を含め、イスラエル軍がパレスチナ民間人を人間の盾として使用し、そのような戦術に正当な軍事目標がなかったことを含め意図的だった。
  • イスラエル軍は、民間人の意図的殺害、拷問、その他非人道的な扱いを行い、軍事的必要性を超え、故意に大規模な財産破壊を引き起こし、不当かつ違法に行っている。
  • イスラエルは、十分な食料、水、住居の入手を含む適切な生活水準に対するガザ住民の権利を尊重する義務に違反した。

 今年6月14日、「ガザ地区で子供を含む民間人に危害を加えると予想される」空爆を故意に命じたかどで「イスラエル高官」に「刑事責任がある」とB’Tselemが報じた。

 ケネディが広めた神話に反して、国連と国内外の人権団体両方による報告と調査は、パレスチナの過激派が戦争犯罪の疑いを調査する際、日常的に違反の疑いまたは既知の違反を報じている。B'Tselemは同じ2019年の報告書で、合計四人のイスラエル人が殺され、123人が負傷したと書いている。

 先月、1967年以来占領されているパレスチナ自治区の人権状況に関する国連専門家、イタリア国際弁護士で学者のフランチェスカ・アルバネーゼが国連人権理事会に報告書を提出した。それは非常に気味の悪い内容だ。

 自由の剥奪は、イスラエルの占領以来、中心的要素だった。1967年から2006年の間に、イスラエルは占領地に80,000人以上のパレスチナ人を投獄した。パレスチナ人蜂起の間に急増したが、投獄は日常的現実となっている。第一次インティファーダ(1987-1993)では10,000人以上、第二次インティファーダ(2000-2006)では70,000人、「統一インティファーダ」(2021年)では6000人以上が拘留された。2022年には、882人の子供を含む約7,000人のパレスチナ人が逮捕された。現在、155人の子供を含む約5,000人のパレスチナ人がイスラエルに拘禁されており、そのうち1,0145人は起訴も裁判もない。

 拷問

 イスラエルの拷問反対公開委員会によると、2001年から2019年までに、シン・ベート[イスラエル治安機関]の尋問による「暴力を主張する」約1,200件の苦情が提出された。

 「起訴はゼロだ」と委員会は報告し「これはシン・ベート尋問者が享受している完全な体系的免責の一例だ。」

 威圧手法には、セクシャル・ハラスメントや侮辱、殴打、何時間も課される無理な姿勢、19時間も続く尋問、家族に対する暴力の恫喝などがある。

 「彼らは私の妻や子供を殺すと言った。彼らは私の母や妹の治療許可を取り消すと言った」とある生存者は2016年に語った。「私が独房にいる時でさえ、私を15分ごとに起こしたので、私は眠れなかった。昼と夜の違いがわからなかった。私は今でも睡眠中に叫ぶ」と別の人が2017年に言った。

 パレスチナ人被拘禁者アサド・アブ・ゴシュに対し威圧的な「圧力をかけるテクニック」を議論の余地なく使用したにもかかわらず、治安部隊を犯罪捜査から免除するイスラエル最高裁判所による2017年12月の判決を受けて、拷問に関する国連特別報告者ニルス・メルツァーは「最大の懸念」を表明した。彼はこの判決を「拷問免許」と呼んだ。

 アブ・ゴシュは「殴打や、壁に叩きつけられたり、体や指を曲げられ、痛みを伴う辛い姿勢で縛られたり、睡眠不足になったり、脅迫、言葉による虐待、屈辱などの虐待を受けたと伝えられている。健康診断により、アブ・ゴシュは拷問の結果、様々な神経的損傷を負っていることが確認されている。

 市民的自由

 イスラエルでの2022年11月の選挙で、極右神権主義者、民族主義者、公然の人種差別主義者の連合が権力を握った。超国家主義党「強いイスラエル(オツマー・レ=イスラエル)」のイタマール・ベン・グヴィルは国家安全保障大臣だ。「強いイスラエル」党には、イスラエル軍統治下で暮らす全てのパレスチナ人と、イスラエルの全パレスチナ市民の民族浄化提唱を含む「ナチ風イデオロギー」を支持するかどで1988年に議員立候補を禁止されたラビ・メイヤー・カハネのカハ党の元メンバーもいる。彼の任命は、財務大臣Bezalel Smotrichを含め、他の極右イデオローグの任命とともに、事実上リベラルなシオニストがイスラエルを守るために使った古い決まり文句を投げ捨てた。曰く、イスラエルは中東唯一の民主主義だ、イスラエルは二国共存案でパレスチナ人との穏やかな和解を求めている、イスラエル社会には過激主義や人種差別主義の居場所はなく、テロを防ぐためパレスチナ人に対してイスラエルは過酷な形の支配を課さなければならない。

 報道によると新たな連立政権は、ほとんど全てのパレスチナ人/アラブ人の国会議員からイスラエル議会で働く資格を剥奪し、彼らの政党が選挙に立候補するのを禁止するため使用する法律を準備している。最近の司法「改革」はイスラエル裁判所の独立と監視を骨抜きにする。政府はまた、公共放送ネットワークである菅を閉鎖することを提案しているが、それはその「欠陥」を修正するために修正された。LGBTQの権利に反対し、自分を「ファシスト同性愛嫌悪者」と呼んでいるスモトリッヒは火曜日、イスラエルのパレスチナ人コミュニティと東エルサレムへのすべての資金を凍結すると述べた。

 イスラエルは、公共の自由を奪い、あらゆる形のパレスチナ人の抵抗にテロという汚名を着せ、パレスチナ人の権利を支持する人々を、たとえユダヤ人であっても反ユダヤ主義者としてレッテルを貼る一連の法律を施行している。イスラエルの主要なアパルトヘイト法の一つである2010年の「村委員会法」の改正により、最大700世帯がいる地域には、コミュニティの「構造を維持する」ため人々が入居するのを拒否する権利が与えられている。イスラエルには、パレスチナ市民と占領地の人々を直接的または間接的に差別するために使われる65以上の法律がある。

 イスラエル市民権とイスラエル入国法は、パレスチナ国民がヨルダン川西岸とガザのパレスチナ人と結婚するのを禁止している。

 イスラエルでの異宗教徒間結婚も禁止されている。

 ミシガン州立大学法学部でユダヤ人法学会会長を務めたジェイコブN.サイモンは次のように説明している。

 正統派ラビ裁判所によりユダヤ人と見なされる血統関連要件と、宗教的儀式を必要とする結婚制限の組み合わせは人種の純粋さを維持する意図を示している。その核心はナチスドイツの純血アーリア人やジムクロウ米国南部の純血白人への欲求と何ら変わらない。

 これら差別的法律を支持し、イスラエルのアパルトヘイトを受け入れる人々は故意の無知、人種差別、または冷笑主義で目がくらんでいるのだ。彼らの狙いはパレスチナ人を非人間化し、不寛容なユダヤ人の狂信的愛国主義を擁護し、素朴でだまされやすい人々を誘惑し、正当化できないものを正当化することだ。ケネディは道徳的羅針盤や検証可能な事実に根ざす信念体系を失い、パレスチナ人を裏切っただけでなく我々を裏切ったのだ。

記事原文のurl:https://chrishedges.substack.com/p/robert-f-kennedy-jr-the-israel-lobbys

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 属国トップは宗主国の役に立つ馬鹿。宗主国ポンコツ兵器爆買いに喜々として出かける。確かに異様に巨大な「聞く耳」の持ち主。

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

日本で報じられない事実。徴兵逃れ。英国FT「ウクライナ、軍の汚職勧誘員を取締まる。何千人もの男性が免除書類の代金払って徴兵を免れてきた。検問所以外で隣国に入国しようとして合計1万3600人が逮捕され、さらに6100人が通常の国境検問所で偽造書類を使用して逮捕

 日刊IWJガイド

「ウクライナの臓器移植ビジネスを支える富裕国の臓器移植の需要の高さ! ドナーと待機者の数の著しい格差はグローバルな格差と直結する!」

はじめに~ウクライナをはじめ、貧しい国々の人々から摘出された臓器が、ウクライナの臓器移植ビジネスを支える富裕国へ臓器移植用の臓器として「買われてゆく」現状と、その需要の高さ! ドナーと待機者の数の著しい格差はグローバルな格差と直結する!

2023年8月15日 (火)

致命的なイスラエル空爆とアメリカ制裁の間で苦闘するシリア民間人

スティーブン・サヒオニー
2023年8月9日
Strategic Culture Foundation

 アメリカは薬局や病院がアメリカやヨーロッパの製造業者に特別な薬を注文するのを阻止してきた長年の制裁でシリアの民間人を絞め殺している。

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 シリアに対するイスラエル空爆は日常的で致命的だ。月曜、現地時間午前2時20分イスラエルがダマスカスを空爆し、シリア兵士が四人死亡し、四人負傷した。

 ダマスカス住民は、攻撃による音と明るい光の閃光で眠りから覚めた。多数の攻撃にかかわらず、過半数を貧困ラインに押しやった潰された経済で生き残ろうとしながら、自分の家で眠っている無辜の民間人に精神的苦痛を起こすイスラエルの軍と連中の容赦ない攻撃の人質にされている。

 薬局や病院がアメリカやヨーロッパの製造業者に特別な薬を注文するのを阻止する長年の制裁でアメリカは、シリア民間人を絞め殺している。たとえば先月シリア人女性が眼ヘルペス(ヘルペスウイルスによる目への攻撃)症なのに、アメリカとEUの制裁により、必要なフランス製の薬の注射が利用できなかった。

 アメリカの制裁がシリア民間人から医薬品を奪う一方、米軍はシリア北東部を占領しており、最大の油田井で生産された石油を没収している。これは慢性的ガソリン不足と時に数日間も続く給油ポンプの長い列をもたらしている。

 何十年にもわたりトルコで30,000人の死者を出した非合法テロ集団PKKとつながっているとトルコが見なしているクルド民兵であるシリア民主軍SDFとクルド人民防衛隊YPGをアメリカは支援している。アメリカ政府は反共産主義だが、シリア北東部のクルド人政権は厳格な共産主義政治イデオロギーで運営されており、ホワイトハウスとアメリカ議会に支持されている。

 月曜日の攻撃をシリア政府は非難し、シリアに対するイスラエルの更なる攻撃を防ぐための行動を取るよう国連安全保障理事会に要請した。

 世界最古の首都ダマスカスに対するこの最新攻撃は、ダマスカス国際空港、ディマス空港、キスウェ付近の地域を標的とし、死傷者、物的損害をもたらした。

 国際協定上はシリア領だが1967年以来イスラエルに占領されているゴラン高原から攻撃は開始された。現地住民は長期にわたる残忍な軍事占領下で暮らしている。トランプ政権中アメリカは国連決議に反しイスラエルによるゴラン高原併合を認めた。

 シリア防空はイスラエル・ミサイルを迎撃し、いくつか撃墜したとシリア軍事筋はシリアアラブ通信社(SANA)に報告している。

 7月イスラエル軍はダマスカスで7つの標的を攻撃した。それらにはレバノンのレジスタンス集団とシリア軍の他の同盟者が使用する倉庫が含まれていると言われた。

 イスラエルは長年にわたり何百回もシリアを攻撃してきたが、全て主権国家に対するいわれのない攻撃だった。一件だけを除き、シリアは報復でイスラエルを攻撃したことはない。実際シリアはイスラエルの安全を脅かす可能性のあるテロリストと戦っており、シリアはイスラエルとの国境を安全に保っている。しかし、2011年にシリアで始まった武力紛争で、失敗したアメリカ-NATO政権転覆計画で、アルカイダ関連組織アル=ヌスラ戦線と組む武装イスラム過激派テロリストがゴラン高原からイスラエルに渡り、ベンヤミン・ネタニヤフ首相自らが負傷したテロリストのベッドを訪問したイスラエルの公立病院で治療を受けた。

 2015年までに、テロリストはシリアの広大な土地を占領した。イラン、ロシア、レバノンのレジスタンス集団は全てシリア解放と、ISISを含むテロリストとの戦いに参加するよう求められた。

 トランプ大統領は彼の政権がイラクとシリアでISISを打倒したと信じさせようとするが実際この集団を打倒したのはイラク、イラン、ロシア、シリアによる大規模国際努力だった。

 7月19日、ダマスカス近郊のイスラエル空爆でシリア兵が三人死亡し四人負傷した。

 7月14日、イスラエルはダマスカス近郊を空爆し、兵士を負傷させた。

 5月下旬、イスラエル空爆がダマスカスを襲い、5人負傷した。

 以前のイスラエル攻撃によりダマスカス空港とアレッポ空港両方が使用できなくなっている。どちらの空港も、世紀の地震と呼ばれた2月6日のマグニチュード7.8の地震後、人道支援のための重要な国際ライフラインだ。これら空港は出入りするシリア人や国際支援団体代表や国際外交代表団用の商業旅客ターミナルだ。イスラエルが空爆で満員の商用旅客機を撃墜した可能性があることに専門家は衝撃と懸念を表明している。

記事原文のurl:https://strategic-culture.org/news/2023/08/09/syrian-civilians-struggle-between-deadly-israeli-air-strikes-and-u-s-sanctions/

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 Alex Christoforou ボルトン、WSJでウクライナ支援強化を主張 載せるWSJがすごい。

Germany, cancel AfD. Bolton WSJ: Putin is bluffing, call his bluff with nukes, sanction China. 15:15

 その記事は下記。

Blame Biden’s Hesitancy for Stalling Ukraine’s Offensive

 デモクラシータイムス

橫田一の現場直撃 万博 維新は無責任 1:00:40

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名 『同盟は家臣ではない』は8/24刊行

『同盟は臣下ではない』で安倍殺害をどの様に記載したか①山上氏の銃で安倍氏を殺害していない②安倍氏の発言「UがNATO拡大とU東部対応で戦争は避けられた」③安倍発言を封じ込めた日本社会④安倍発言に憤りを感じていた岸田政権の知米派④ノルドストリーム爆破の意味

 日刊IWJガイド

「致死性合成麻薬フェンタニルの恐怖! 米国はフェンタニルなどの致死性合成麻薬で滅びつつある!?」

紛争前、米国に次ぐ世界2位だったウクライナの代理出産ビジネスが、紛争下で急成長!? コロナ禍に続き、ウクライナ紛争であぶり出された国境をまたいだ代理出産ビジネスの問題点!「ウクライナでは赤ん坊や小児売買の闇市場も隆盛を極めている」という話も!!

2023年7月30日 (日)

反政府抗議行動を止める力がないネタニヤフ

スティーブン・サヒオニー
2023年7月25日
Strategic Culture Foundation

 イスラエル国民が自由と民主主義を維持するのに苦労している中、パレスチナの抵抗運動は占領終焉と人権のために戦い続けている。

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 亡くなった元イスラエル首相アリエル・シャロンはアラブ諸国やパレスチナ人がイスラエルを破壊するのを懸念していないと述べた。彼は唯一の恐れはイスラエル・アメリカ関係が変化し、イスラエルへのアメリカ支援の欠如が国の終わりになることだと述べた。

 アメリカのジョー・バイデン大統領は、彼によればイスラエルを民主主義として切望される地位から追い出す恐れがある提案されたイスラエル法案を非難した。

 何千人ものイスラエル国民が、ベンヤミン・ネタニヤフ首相の過激派政府が提案した司法改革に抗議している。法案に対する街頭抗議は1月に始まり、軍隊、労働組合、医師会が抗議者の群れに加わるにつれて勢いを増している。

 500人以上のイスラエル空軍パイロットが、この法案に抗議し、要求された場合、職務遂行を拒否すると述べた。

 ネタニヤフには抗議行動や法案を止める力がない。彼の個人的自由は危機にひんしており、前回選挙で彼を権力の座につけたユダヤ人過激派に依存している。彼らの支持がなければ、彼の政府は崩壊し、彼は汚職容疑で懲役刑に直面するだろう。過去ネタニヤフはそれら過激派を嘲笑し、彼の政府では彼らに地位を与えることは決してないと主張した。しかし今や彼の自由と地位は彼を政府の舵取り役にとどめる彼らの支持に依存している。

 抗議行動の中心である物議を醸している法案は、政府の動きを検討し発言する司法の力を弱めるだろう。現代民主主義の典型的な「チェックとバランス」で「チェック」の一つが無力になるのだ。政府を支配する過激派は、女性の権利を剥奪し、パレスチナ占領地域で更なる民族浄化の可能性がある法案を強行採決し、アメリカと国連が支持するパレスチナの二国家解決を不可能にする可能性がある。

 ネタニヤフ政権の一部はイスラエルに関する発言でバイデンを非難し、彼らは決してアメリカの圧力に屈することはなく、イスラエルはアメリカ国旗の星ではないと述べた。バイデン政権は過激派ネタニヤフ政権から距離を置き、ネタニヤフが提案した法案を放棄するよう求めた。バイデンはネタニヤフのホワイトハウス訪問を歓迎すると約束したが、日程は設定されておらず、メディア報道は不安定な関係に関する解説で満ちている。

 被占領西岸地区のパレスチナ人とイスラエル国防軍(IDF)間の緊張が続いており、IDFによるジェニンや他の紛争地域への攻撃が繰り返され、民間人が死傷している。

 イスラエルでの街頭抗議行動は占領下にある600万人のパレスチナ人の自由と民主主義を推進するのが狙いではなく、パレスチナ人には自由も人権もないのに対し、自由に暮らし人権を持つ600万人のユダヤ人に影響を与える司法改革法案に反対するのが狙いだ。

 権力を掌握した際、優先事項はアブラハム合意に、より多くのアラブ諸国に署名させることで、最大の狙いはサウジアラビアだとネタニヤフは誓った。しかしサウジアラビア皇太子は、正常化を開始する前に、パレスチナ占領終焉が必要だと主張している。

 ネタニヤフは宗教過激派で、ネタニヤフ連合政府の過激極右政党支持者のアメリカ系ユダヤ人が暮らすヨルダン川西岸で、占領地を更に多く併合することを優先している。

 最近イスラエルがレバノンに更に侵入する過程を開始したため、イスラエル北国境は安全ではない。レバノンのレジスタンス集団はイスラエルに対しレジスタンス作戦を開始する準備が整っており、IDFとイスラエル空軍が法案抗議で混乱しているため、イスラエルの安全保障はバランスを崩している。

 国内政治問題から注意をそらすため、ガザやヨルダン川西岸に対する軍事作戦を扇動することでネタニヤフはよく知られている。軍事危機時には、まとまるイスラエル国民の団結にネタニヤフは賭けている。しかし反政府抗議が継続しているため、ユダヤ人の団結はほど遠く、その賭けで彼は負けるかも知れない。止められないように見える物議を醸している法案に軍隊が反対しているので、彼は軍にも頼れない。イスラエルにおける内戦醸成の可能性さえ一部専門家は示唆している。

 この法案が可決された場合、イスラエル国民が享受している自由が失われるのをホワイトハウスは懸念している。一方、残忍な占領下に暮らし、変化の兆しを示さないパレスチナ人の人権と自由の完全な欠如をホワイトハウスは無視している。

 イスラエル国民が自由と民主主義を維持するのに苦労する中、パレスチナ抵抗運動は占領の終焉と彼らの人権のため戦い続けている。パレスチナ領土占領をアメリカが支持し続け、交渉のテーブルに着くようイスラエルに圧力をかけるのを拒否しているため、現状は維持されるだろう。アメリカはパレスチナ人の抑圧と苦しみに加担しているのだ。

記事原文のurl:https://strategic-culture.org/news/2023/07/25/netanyahu-is-powerless-to-stop-the-protests/

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 Alex ChristoforouのDuran映像、冒頭はエリトリア大統領イサイアス・アフェウェルキ発言。

連中は金を印刷している。物は全く製造せず金を印刷している。これは通貨制度で連中の世界兵器の一つだ。あちこちで制裁だ。我々には新たな世界通貨制度が必要だ。

Ukraine-NATO Plan B. Russia-Africa success. West MSM, Africa summit failure. Ursula peace prize. 38:15

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

何故木原事件は重要か。木原内閣官房副長官の妻の元夫が殺害された事件を再捜査し、警察庁の殺人事件の専門佐藤氏がこれは殺人事件であると見立て捜査中、捜査は打ち切られ、警察庁長官は今「事件性なし」と発言。大手メディアもほぼ沈黙。有力者絡めば殺人事件の蓋する国か

 日刊IWJガイド

「『断言しますけれども、事件性は「あり」です』木原事件でX子さんの事情聴取を担当した元刑事・佐藤誠氏の記者会見を全文文字起こしします」

<インタビュー決定>8月9日(水)午前10時から、国際政治学・国家安全保障論がご専門の、桃山学院大学法学部教授、松村昌廣氏への岩上安身によるZoomインタビュー(録画収録、後日配信)が決定しました! 米国覇権の終わりの始まり、ウクライナ紛争の実相、そしてこの紛争の行く末、東アジアにおける「台湾有事」について、お話をうかがいます!

2023年6月16日 (金)

シリアの政治的解決に取り組むサウジ皇太子

スティーブン・サヒオニー
2023年6月14日
Strategic Culture Foundation

 戦争を引き起こしテロリストを支援したアメリカと同盟諸国はシリア国民の復興過程への参加を拒否している。

 シリアのファイサル・メクダッド外相は、6月11日と12日に開催される会議のためサウジアラビアを訪問しており、過去三か月で三度目の王国訪問となる。彼は4月に初訪問し、5月19日のアラブ連盟理事会サミット出席のためアサド大統領に同行してジッダを訪れた。

 MbSとして知られるサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は5月のアラブ連盟サミット主催者としての立場を通じてシリアの援助と復興を推進した。MbSはシリアをアラブ諸国の兄弟連盟に戻すアラブ諸国の判断を求めたがアメリカは、その計画を非難した。

 「これは『我々は、あなた方抜きで我々の関係を再形成し再び描く』というアメリカへの強力な合図だ」とガルフ・リサーチ・センター会長アブドゥルアジズ・アル・セイガーは述べた。

 MbSは世界最大の石油輸出国の舵取りで指導的役割を果たし、国益を最優先し、MbSについて語る際、非外交的とは言えない言葉で、サウジアラビアに対して公然と恫喝するアメリカ、バイデン政権の圧力に屈していない。

 2011年に始めた政権転覆のためのオバマ-バイデンによる対シリア戦争に参加するようアメリカはサウジアラビアに要求した。アメリカの計画はカタールとサウジアラビアから資金提供を受けながら、シリア全土で性的暴行をし、不具にし、殺害したテロリストを利用していた。このプロジェクトは失敗し、シリア国民はムスリム同胞団と過激イスラム教に反撃し、中東唯一の世俗国家であり続けている。

 4月、メクダッドとサウジアラビアのファルハン外相は、シリア危機の包括的な政治的解決とアラブ世界におけるシリアの役割の回復について話し合った。

 シリア・サウジアラビア空港間の直行便再開にサウジアラビアが合意し、6月末開始予定だとシリアは発表した。5月28日サウジアラビア技術チームがダマスカスのサウジアラビア大使館再開準備のためシリアに到着した。

 アメリカサウジ関係

 昨年7月にバイデン大統領がMbSを訪問した際、彼はアメリカの石油価格を下げるために石油生産の増加を要求したが、彼は手ぶらで去った。6月8日、ブリンケン国務長官はMbSと会談し、この訪問中にMbSは7月に石油生産を削減し、アメリカ消費者へのガソリン価格を引き上げると発表した。

 ブリンケン国務長官はシリアのアラブ連盟復帰を許したことに対するアメリカの非難を表明しており、アメリカはシリア国民の家やインフラや生活の再建に、あえて参加するサウジ王国や他のアラブ諸国への復讐を積極的に計画している。

 アメリカが仕組んだシリア紛争の平和的解決を模索する代わりに、アメリカの「優先事項」であるアブラハム合意を通じて、イスラエルとサウジアラビアとの正常化を強要することだけにブリンケンは焦点を当てている。

 ファイサル・ビン・ファルハン外相はブリンケンの要請には動じず、「パレスチナ人にとっての平和の道を見つける」ことなしには、イスラエルとの正常化は「限定された利益」しかないと述べた。

 MbSは、ヨルダン川西岸、東エルサレム、ガザにパレスチナ国家を創設し、既存の国連決議を満たすよう繰り返し求めている。しかし、現在のベンヤミン・ネタニヤフのユダヤ過激派政権下のイスラエルで、そのような動きは不可能だ。

 MbSは、中東の平和と繁栄を求めるビジョン2023の真っ只中にいる。ブリンケンは中東に対する構想を持っておらず、彼の優先事項は、600万人を残忍な軍事独裁政権下に置いて、パレスチナの現状を維持することだ。ブリンケンは、シリア国民とその隣人パレスチナ人の苦しみには無関心だ。

 ブリンケン国務長官のリヤド訪問中、彼はイスラム国(IS)と戦う世界連合の外相会議を共催し、シリアとイラクでの取り組みに約150億80万ドルを約束した。連合には80か国以上が参加しており、このプログラムへの新たな資金は600億ドルを超えている。この資金はシリアのアメリカのパートナー、北東部のクルド共産党政権を通じて流れる。

 新たな道を開くムハンマド・ビン・サルマーン

 彼が支配者となる時代より前のシリア破壊はMbSの責任ではない。彼のビジョン2030は、シリアを含む地域の平和と繁栄のための計画だ。彼はワシントンに束縛されないグローバル・プレーヤーとして浮上しつつある。彼は、観光、スポーツ、娯楽、教育、商業、投資にまたがる大規模な経済的、社会的改革を開始した。

 近隣諸国のイエメン、カタール、イラン、シリアとの関係修復は彼の外交努力の基礎だ。ワシントンの批判に関係なく、MbSはシリアでのアラブ主導の政治的解決に向けて取り組むことを主張し、国連決議2254をロードマップとして使用しようとしている。

 水曜日MbSはロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、ブリンケンの到着前にベネズエラのマドゥロ大統領がMbSを訪問した。皇太子はサウジアラビアの国益を追求しながら様々な指導者との協力と外交を求め、アメリカ大統領執務室の指示には拘束されない。

 アメリカ制裁、制裁、更なる制裁

 アメリカが支援するテロリストが破壊、損傷した家、学校、病院、インフラをシリア国民が再建するのを阻止する更なるシリアに対する制裁をアメリカ議会は検討している。

 新法案は2023年シリア反正常化法と呼ばれ、既に麻痺している2020年のシーザー法への追加だ。新法案はシリア国民の再建と回復をあえて支援する国に重い罰金を科そうとしている。シリアとの関係を正常化するアラブ諸国は再建支援を阻止されるのだ。

 制裁はシリア国民を傷つけ、彼らの回復を遅らせ、仕事や生計の回復を妨げるだけである事実を専門家は指摘している。法律は、国が最大の領土を保持し、ダマスカス、アレッポ、ホムス、ハマ、ラタキアのすべての主要都市を含め、ダマスカス政権が支配するシリアの部分に50,000ドルを超える価値の投資、助成金、契約または寄付を行った場合、いつでも金銭的罰則を科すと規定している。アメリカはイドリブと北東部の共産党支配地域のテロリストを保護しているが、これら地域のどれにも大都市がない。シリア民間人の最大集団は、ダマスカスにある中央政府の管理下で暮らしているのだ。

 オクラホマ大学のシリア専門家ジョシュア・ランディスは、ダマスカスに対する制裁はシリア国民に正義をもたらすのでなく、彼らを更に貧しくすると考えている。アメリカ制裁により交換部品注文が阻止されているため医療機器は病院で休眠状態になっている。外国の製造業者がダマスカスへの製品輸出に対する罰則に直面するのを恐れているため、シリアでは時折化学療法薬品が入手できないことがある。シリアで家を建築するには木枠から始まるが、シリアには広葉樹林がないため木材を輸入する必要がある。カナダ、スウェーデン、ノルウェーなどの国は罰則を恐れシリアの商人に木材を販売しない。

 EU首脳会議

 「シリア及び地域の将来の支援に関する会合」が7月14日と15日ブリュッセルで開催される。この会議は中央政府下で暮らす1500万人のシリア人の必要性に対処したり検討したりするのではなく、イドリブでテロリストに人質にされている民間人と、トルコ、ヨルダン、レバノンなどシリア難民を受け入れている諸国の必要性にのみ資源を投入する。

 この会議はダマスカス政権下で暮らしていないシリア人に寄付するための2023年の主要な催しだ。しかし大多数のシリア人は、この会議により暮らしを助けられたり改善されたりすることは決してない。これはイドリブで300万人を拘束しているテロリスト指導者を支援し、トルコ、ヨルダン、レバノンでのテント暮らしのシリア難民は飢餓から守るが、彼等のシリア帰国を阻止する駒としてしっかり確保する欧米民主主義の優先事項を示している。

 アメリカと欧州連合の同盟諸国はシリアで暮らす1500万人の暮らしは考慮していない。彼らは戦争を起こし、国を破壊し、分割したテロリストを支援したが、シリア国民の復興過程に参加するのを拒否しているのだ。

記事原文のurl:https://strategic-culture.org/news/2023/06/14/saudi-crown-prince-is-working-towards-a-political-solution-for-syria/

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 東京新聞朝刊国際面に驚いた。

 オラフ・ショルツ正気だろうか? 初の安保戦略策定で「ロシアは最大の脅威」明記。
 ドイツ産業の大動脈ノルドストリームを爆破した宗主国は最大の脅威ではないのだ。

 マグレガー氏最新youtube ロシアを見くびっている欧米指導部の錯覚・誤解を批判。

War events - Conflicts between America and Russia 22:02

 耕助のブログ

No. 1826 不当な影響力、21世紀型

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

講演での反応:私の講演を聞かれる人は、多くの場合方向性が一致している。従って肯定的になるのは自然である。しかし、私の論特にウクライナ関係は今日の日本では左右両グループにとり異端である。この中どういう反応があるか、一会場の例をみてみたい。

 日刊IWJガイド

「改悪入管法が9日に可決、成立! 本日午後3時から、岩上安身による社民党党首・福島みずほ参議院議員インタビューをフルオープンで生配信!」

はじめに~<本日の岩上安身によるインタビュー>難民を「死刑」が待つ地へと送り返す改悪入管法が9日に可決、成立! どうやって難民の命を守っていくのか!? 改悪入管法の廃止法案提出や政権交代が必要! 本日午後3時から、岩上安身による社会民主党党首 福島みずほ参議院議員インタビュー

【IWJ_YouTube Live】15:00~
難民を「死刑」が待つ地へと送り出す入管法改悪法が9日に可決! どうやって難民の命を守っていくのか? 入管法改悪法の廃止法案提出や、政権交代が必要! 岩上安身による社会民主党党首 福島みずほ参議院議員インタビュー
視聴URL:https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

2023年5月22日 (月)

アラブ人の再結成で孤立するイスラエル

2023年5月19日
Moon of Alabama

 ちょうど10週間前私は畏怖を感じていた。「これはおおごとだ!」私は中国(とロシア)の調停後、サウジアラビア・イラン関係が復活した驚くべきニュースについて書いた。

 それで、シリアやイラクやイエメンで、イランに友好的な軍隊とサウジアラビアが支援する軍隊間の紛争が終わりに近づいているのは明らかだった。しかし、それが今起きている速度は誰も予測していなかった。

 今日シリアのアサド大統領はサウジアラビアでアラブ連盟首脳会議に歓迎された。

 シリアのアサドがアラブ連盟サミットで、かつての敵と握手し頬にキスをする

 全ての握手が重要で、シリアのバッシャール・アル・アサド大統領は金曜のアラブ連盟サミットで、この地域のかつての敵から抱擁やキスと、多くの握手をした。

 金曜午後、サウジアラビアの都市ジッダのサミット会場を散歩する笑顔のアサドが、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子に手を差し出し、サルマン皇太子は両手を握り、アサドの両頬にキスをした。

 それは彼に反対する抗議行動の取り締まりをめぐり、アラブ連盟から排除され、地域のほとんどの国から孤立した後、アサドのアラブ集団への再統合を示す象徴的な瞬間だった。

 アメリカとネオコンのドイツのアナレナ・ベアボック外務大臣によるこれを阻止する企みは失敗した。シリアに対し依然多少敵対的な国々、カタールやアラブ首長国連邦、モロッコさえ、この措置を拒否するのを控えた。彼らにとってアラブ統一は地域外の利益より重要なのだ。

 フアン・コールは下記のように要約している

 ワシントンは今や外交官パーティーのスカンクだ。イランはアメリカを仲介者として信頼する可能性は全くなかった。サウジアラビアは別のヘルファイア・ミサイルに相当するものが発射されないよう、交渉について彼らに話すのを恐れていたに違いない。
...
 サウジアラビアとイランがそうだったように双方が紛争にうんざりしているところで北京は明らかに今や公正な仲介者役を果たす準備ができている。しかし、これらの国々の関係を回復する驚くべき外交的偉業は中東で台頭する大国としての立場よりも、そこにいた、あれをしたという地域で30年間の偽りの約束(オスロ)や大失敗(イラク)や気まぐれな政策立案後、アメリカの信頼性の驚くべき低下を反映している。

 アラブ人が団結して、イスラエルは今や孤立した外れ者だ。サルマン・ラフィ・シェイクがイスラエルが置かれている新しい状況を分析している。

 アメリカとイスラエルの当局者は、イランとサウジアラビアの合意は政治に影響を与えず、アブラハム合意延長の可能性に影響を与えないと述べたが、様々な協議にもかかわらず、合意延長は依然実現していない。主な理由の一つはアメリカの政権交代で、バイデン政権は中東和平とサウジアラビアとの深い関係の両方に対するトランプ政権の熱意を共有していないがサウジアラビアもこの合意に熱心ではない。言い換えれば、中国主導の中東における「新しい」和平プロセスは、イスラエルにとって後退に他ならない。
...
 皮肉なことに、アメリカの立場をさらに複雑にする可能性があるため、中国は最近、現実的な和平計画を策定するためイスラエルとパレスチナ間の仲介を申し出た。アメリカがサウジを説得できない場合、孤立の増大を恐れるイスラエルは、最終的に新しい和平プロセスのために中国に向かう可能性がある。

 サウジアラビアはアメリカが「テロ集団」だと宣言したパレスチナ・ムスリム同胞団組織ハマスとの関係を再構築している。

 イスラエルにとって、この動きは二つの基本的理由から大きな後退だ。第一に、それはサウジアラビアがイスラエルとの交渉をむやみに追求していないことを示している。実際、サウジアラビアの動きは、イスラエルに難しい選択を強いるため、イスラエルの地域スペースを圧迫するのを目的としている。第二に、報告は、サウジアラビアが中東でアメリカに積極的に対抗していることを示している。ハマスとの関係確立は、サウジアラビアが少なくともワシントンやエルサレムが明らかにそうしているのと同じ意味でハマスをテロ集団と見なさない限り、アメリカと直接対峙する。

 イスラエルにとって、これは困難な状況だ。伝統的な地政学のやり方に固執し、積極的に利益を追求し、より広範な紛争のリスクを冒すか、「新しい」和平プロセスのため中国に頼ることも可能だ。しかし後者の選択肢は、中東におけるアメリカの立場をさらに弱体化させるだろう。

 イスラエルは合理的な解決策を約束できないため、イスラエルとの交渉にはあまり期待できない。イスラエルは崩壊しつつあるとジョナサン・クックは言っている。

 驚いたことに、イスラエルの苦境は何世代にもわたり指導者たちが恐れていたように、アラブ諸国からの複合攻撃や国際社会からの圧力である外部勢力からでなく、イスラエル自身の内部矛盾から生じているのだ。
...
 イスラエルの長期的問題は、いわゆる司法見直しのためのネタニヤフ計画をめぐる現在の激しい対立によって強調されている。イスラエルのユダヤ人国民は真っ二つに分かれており、どちら側も後退するつもりはない。当然ながら双方がゼロサムの戦いの観点から対立を見ている。

 そしてこの背後には、ほぼ一定の麻痺状態にある政治体制があり分裂のどちら側も議会で安定過半数を獲得できない。イスラエルは現在恒久的な低レベル内戦に陥っている。

 イスラエルの問題は、建国以来シオニズムの屋根の下で団結しようとした二つの異なる集団だ。より世俗的でリベラルなヨーロッパ・アシュケナージが主に国を率いており、中東のミズラヒムや超正統派ハレディムは脇役を演じてきた。しかし彼らは出生率が高く多数派になる途中だ。これら異なるグループの目的は両立せず永続的対立を助長する。

 何十年間も、アシュケナージ指導部は、宗教的権利、特にミズラヒムとハレディムが、パレスチナ人に対する特権で買収される限り、イスラエルのユダヤ人階層における彼らの劣った地位を受け入れるだろうと想定していた。

 しかし宗教右派は今やパレスチナ人を抑圧する権利以上のものに貪欲だ。彼らはイスラエルのユダヤ人の性格を形作する権利も望んでいる。

 アシュケナージ支配層が、特に入植事業を通じて、パレスチナ人に対し武器化することを望んでいた宗教的熱意は、しっぺ返しを食らわせている。ネタニヤフによってさえ、ますます飼いならせない怪物が作り上げられたのだ。

 新しい中東には、新しい時代精神の流れに逆らって泳いでいる国が一つだけある。その国はまとまりがなく、何も決められない。イスラエル側には中国や他の誰かとパレスチナを巡り継続する合意をできる人は誰もいない。

 ミズラヒムとハレディムが勝利した場合、最終的にそうなるだろうが、より世俗的なアシュケナージは去り始めるかもしれない。イスラエルの能力は彼等と共に去るだろう。そうなれば能力が低下した豊かなイスラエルをより広い中東が再吸収するのが可能になるかもしれない。

 それは驚くべき進展の筈だ。

 だが現在のものもそうだ。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2023/05/the-arabs-are-reunited.html#more

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 Alex Christoforou ゼレンスキーG7参加は空振り。日本で記者にバフムートについて問われ失言。バイデン、オーストラリアでの対談時に記者質問に答えられず。ザルジニー重傷の噂。

Elensky; Russia does/does not occupy Bakhmut. G7 shifts to China. Medvedev invites Musk. 37:43

 耕助のブログ

No. 1801 プリゴジン・ファイル:神々の黄昏か、欺瞞作戦か?

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

福田赳夫首相の「一人の生命は地球より重い」→人質身代金として600万ドル(約16億円)、服役勾留中の9名の釈放。他方オルブライト国連大使、国務長官、対イラク制裁で50万人死亡の犠牲払う価値がある行為かを問われ、その代償、思うに、それだけの値打ちはある

 日刊IWJガイド

「岸田総理が自画自賛する『核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン』に原水協が『「核抑止力」論を公然と宣言するサミットとなった』と批判!」

はじめに~G7広島サミット終了! 発表された「中国を害することを目的としていない」との首脳声明に、中国側は「中国からの完全なデカップリングは、現時点では非現実的であることを認識している」と分析! 一方でG7を「国際平和を妨げ、地域の安定を損ない、他国の発展を抑制している」と非難!! 岸田総理が自画自賛する「核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン」に原水協は「『核抑止力』論を公然と宣言するサミットとなった」と批判!

2023年5月20日 (土)

イスラエルと「新しい」中東

2023年5月18日
Salman Rafi Sheikh
New Eastern Outlook

 2020年、アメリカの支援を受けたイスラエルがUAEや他の中東諸国とアブラハム合意に署名した際、イスラエル政府は中東和平プロセス軌道を進んでいるように見えた。3年後、中国によるイラン・サウジアラビア和解仲介成功が、中東地政学の現地および国際的動態を大幅に変えたため、もはやアメリカやイスラエルによって和平はもたらされない。現地では今や益々多くのアラブ諸国が「正常化」を追求している。国際的にワシントンではなく北京が主導的役割を果たしている。明らかな理由から北京を介して間接的にさえこれら進展に影響を与えられないため、イスラエルにとって問題は積み上がる。同時に、アブラハム合意の根底にある論理が、アラブ世界におけるイスラエルの影響力を拡大し、イランをさらに孤立させることだった場合、これはもはや不可能だ。

 イラン・サウジアラビア和解は政治に影響を与えず、アブラハム合意延長の可能性に影響を与えないとアメリカとイスラエルの当局者は述べているが様々な協議にもかかわらず、合意は依然実現していない。主な理由の一つはアメリカの政権交代で、バイデン政権は中東和平と、サウジアラビアとの深い関係の両方に対するトランプ政権の熱意を共有していないが、サウジアラビアもこの合意に熱心ではない。言い換えれば、中国が主導する中東における「新しい」和平プロセスは、イスラエルにとって後退に他ならない。

 これはイスラエルとの交渉に対するサウジアラビアの立場が過去数ヶ月程度で硬化した方法から最も明白だ。アメリカ主流メディアも報じている通り、サウジアラビアはワシントンに追加の安全保障を要求しているだけでなく、原子力発電所計画を進展させる支援も求めている。これはアメリカに対するサウジアラビア向け武器販売制限緩和というサウジアラビアの要求に加えてのものだ。これら要求はサウジアラビアの「パレスチナ人の独立願望に対処するため何かをする」というイスラエルに対する永続的要求への追加だ。

 アメリカとイスラエルの観点からは、サウジアラビアは「正常化」と引き換えに、彼らから最大限の譲歩を引き出すためこのシナリオを利用しているだけだ。彼らの観点からは、中国の支援下、他の国々が政治的正常化を追求し続ける可能性が最も高い以上、イスラエルを当事者として排除する中東和平プロセスが最終的にこの地域でイスラエルの孤立につながることを考えると、彼らは最終的にサウジアラビア要求のいくつかに対処する必要があるかもしれない。皮肉なことにアメリカの立場を更に複雑にする可能性があるため、中国は最近、現実的な和平計画を策定すべく、イスラエル・パレスチナ間仲介を申し出た。アメリカがサウジアラビアを説得し損ねた場合、孤立化が悪化するのを恐れるイスラエルは、最終的に新しい和平プロセスで中国に頼る可能性がある。

 これまでのところ、アメリカはこの方向、つまりイスラエル・サウジアラビアの和平プロセスに向けて前進できていない。実際サウジの要求に対処しそこねたことが、サウジを反対方向に押しやっている。アメリカ主流メディアで再び報道されているように、イスラエルに抵抗し、アメリカに「テロ集団」と指定されているパレスチナ民兵のハマスとの関係を正常化、効率化すべくサウジアラビアは動いている。ウォールストリート・ジャーナルが報じたように、サウジアラビアの動きは

 「ハマスとの王国の和解努力は地域の当事者がシリアとの関係を再確立し、中国やロシアなどの国々が、不安定な地域での影響力を求めてアメリカに挑戦するにつれ、皇太子の外交的影響力を示すためのより大きな動きの一部だ。」

 この動きは二つの基本的な理由からイスラエルにとって大きな後退だ。第一に、それはサウジアラビアがイスラエルとの交渉を無思慮に追求しているわけではないことを示している。実際サウジアラビアの動きは、イスラエルに困難な選択を強いるためイスラエルの地域スペースを押しつぶすのを目的としている。第二に、報道はサウジアラビアが中東でアメリカに積極的に対抗していることを示している。少なくとも明らかにワシントンとエルサレムがそう見なしているのと同様にサウジアラビアがハマスをテロ集団と見なさない以上、ハマスとの関係確立はアメリカと直接対峙する。

 イスラエルの観点からは、これは重大な複雑化要因だ。以前アブラハム合意が交渉された際、根底にあった論理は、全ての「スンニ派アラブ諸国」とイスラエルの共通の敵としてのイランだった。中国外交はアラブ諸国のイランに対する見方を変えた。イランは依然ライバル国だが、これらアラブ諸国は、イランの地域的および核的な野心を抑制するため中国を間に挟んでいる。その結果、アラブ諸国は2020年に追求しようとしていたほど熱心にイスラエルとの関係を発展させる必要がなくなった。

 最近アブラハム合意署名国であるUAE政府がイスラエルとの防衛協定を延期する決定から、これが明らかになった。この決定は先月イスラエル政府によるアル・アクサ・モスク襲撃、パレスチナの町への入植者による攻撃およびイスラエル財務大臣ベザレル・スモトリッチのフワラ町殲滅発言への対応として行われた。これらの事件はパレスチナ問題の重要性が続いていることを示しているかもしれないが首長国指導部がイスラエルから離れる、より決定的な理由は、かつてのライバルのイランやシリアやハマスなどとの関係を正常化する地政学的動態の変化に関係している。今や明らかに「新たな常態」だ。

 イスラエルにとって、これは困難な状況だ。伝統的な地政学手法に固執し、積極的に利益を追求し、より広範な紛争のリスクを冒したり、「新しい」和平プロセスで中国に頼ったりすることが可能だ。しかし後者の選択肢は中東におけるアメリカの立場をさらに弱体化させるだろう。

 Salman Rafi Sheikhは国際関係とパキスタンの外交、国内問題専門家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2023/05/18/israel-and-the-new-middle-east/

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 スコット・リッター氏、ロシア講演。最新はボルゴグラード。ママエフ・クルガン 母なる祖国像で有名。

Scott Ritter Extra Ep. 68: Ask the Inspector (Live from Volgograd) 1:22:08

 サミット会場の宇品、中国との戦争を議論する場所として相応しい。Wikipediaにある

宇品港には続々と兵員が輸送され、この地区は大陸進出の前進基地とみなされた

 孫崎享氏のメルマガ題名で、下記記事の一節を思い出した。政府が「敵」を押しつける手口を。

ハワード・ジン「歴史の効用とテロリズムに対する戦争」を語る

ゲーリングは言っています。「もちろん国民は戦争を望んではいない。なぜ畑にいる貧しいまぬけが、自分の命を戦争にさらそうなどと望むだろう?だが、結局、政策を決定するのは国家指導者だ。国民はいつでも指導者達の命令に従わせることができる。連中に、我々は攻撃されているのだと言って、平和主義者は愛国心に欠けると非難するだけで良いのだ。これはどこの国でも同様に機能する。」

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

ギャラップ社は2023年「米国の最大の敵国はどこか-%-」中国50、ロシア32、北朝鮮7、イラン2、アフガニスタン1、イラク1以下。ウクライナでロシアを敵に大々的武器支援。にもかかわらず、中国の脅威が露より大。世論自然にできるのでなく政権側の働きかけ

 日刊IWJガイド

「ゼレンスキー大統領が来日して21日のG7会議に参加! 不正蓄財の天才ゼレンスキーにさらなる支援をしてドブに金を捨てるのか!?」

※【IWJ号外】G7広島サミットの招待国、インドのモディ首相が、来日直前インタビューで「民主主義(G7中心)と権威主義(中露中心)の二極」のどちらにつくのか、という選択を拒否!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/516087

2023年4月10日 (月)

ネタニヤフーは(再び)戦争を求めているのだろうか?

2023年4月06日
Moon of Alabama

 イスラエルによるパレスチナ占領は次の熱い紛争に向かっている。

 昨夜イスラエル警察は再びアル=アクサー・モスクを襲撃した

 一晩中祈るようにという呼びかけに応えて多くのパレスチナ人がモスクに集まった。モスクの入り口の一つでは警察官が敷地外の数十人のパレスチナ人を護衛しているのが見えた。住民と買い物客は、わずか数メートル離れた場所で起きた新たな衝突を示すソーシャル・メディア・ビデオを携帯電話で見ながら周囲を歩き回った。

 水曜の早い段階でイスラエル警察はアル=アクサー・モスクを襲撃し、敏感な祝日シーズンに暴力の爆発で石や爆竹を投げたパレスチナ人にスタン・グレネードを発射した。ガザのパレスチナ過激派はイスラエル南部へのロケット弾で対応し、イスラエルの空爆を招いた。

 紛争は水曜早朝までに落ち着いたが、夕方パレスチナ過激派がガザから更に二発のロケットを発射し、一発はガザ内に落下し、もう一発はガザとイスラエルを隔てる治安柵付近近に落下したとイスラエル軍は述べた。死傷者の報告はなかった。

 このモスクはユダヤ人とイスラム教徒両方にとって神聖な丘の上の複合施設にあり、それを巡る相反する主張は、血なまぐさい11日間戦争を含め、イスラエルとガザを支配するイスラム過激派集団ハマスとの間で以前も紛争になっている。アル=アクサー・モスクはイスラム教で3番目に神聖な場所で、ユダヤ教で最も神聖な場所である神殿の丘としてユダヤ人に知られている場所にある。

 イスラム教徒は現在ラマダンの聖なる月を祝っており、ユダヤ人は一週間の過越祭の休日を始めた。先週一部の超正統派ラビは、ネタニヤフー首相にアル=アクサー・モスク襲撃を許可するよう要求した。

 木曜、15人のラビが過越の祭りのユダヤ教祝日が始まる来週水曜日に神殿の丘とアル=ハラム・アル=アッシャリーフ「高貴なる聖所」に登れるようイスラエル政府に要請した。

 木曜、ラビは神殿の丘に登りユダヤ人が聖書時代実践していた方法で過越祭を祝うのを許可するようベンヤミン・ネタニヤフ首相とイタマル・ベン-グヴィル国家安全保障大臣に要請した。

 何年にもわたりラビの大多数は、この寺院が破壊されている間は、清めの儀式が行えないので、ユダヤ人は神殿の丘の敷地に登ることを許されないと裁定してきた。ほとんどのラビは子羊や山羊の聖書の犠牲を復活させることにも反対している。それでも極右宗教活動家は近年神殿の丘の敷地に登るユダヤ人数が増加している明確な傾向を記録している。

 アル=アクサー・モスクが立っている場所が神話上のユダヤ教寺院がかつて建っていた場所であることは疑わしい。何十年にもわたる徹底的調査にもかかわらず、それを証明する考古学的証拠は発見されていない。

 アル・ハラム・アル・シャリフを管理する当局であるワクフは、モスクに対する犠牲を防ぐため、イスラム教徒の信者に一晩そこに停まるよう呼びかけた。今週初めのモスクへの最初の襲撃に応えイスラエル軍が爆撃で対応したガザから数発ロケットが発射された。

 今日、ミサイルが南レバノンから発射された。

 木曜午後レバノン南部から数十発のロケット弾が発射され、25発がイスラエル北部のアイアンドーム防空システムに迎撃されたと軍は述べた。少なくとも3人が負傷し、いくつかの建物が損傷した。

 イスラエル国防軍は、34発のロケット弾が国境に向かって発射され、5発がイスラエル国内に着陸し、残りのほとんどはアイアンドームによって撃墜されたと述べた。他の4つの影響箇所はまだ明らかではない。

 このような大規模弾幕は、その間に数千発のロケットがイスラエルで発射された2006年の戦争以来、レバノンから発射されたロケットの最大数だ。2021年8月、ヒズボラはイスラエル北部に19発のロケットを発射した。

 即時の実行声明はなく、ヒズボラ情報筋はアル・アラビーヤ・ネットワークに、ロケット弾発射の背後ではないと語り、明らかにその地域に拠点を置くパレスチナ人集団を非難した。しかし少なくともレバノン南部を支配するイランが支援するテロ集団の暗黙の承認なしに、彼らがそうする可能性は低い。

 これは確実にヒズボラのメッセージだった。

アマル・サード @amalsaad_lb - 2023年4月6日 14:08 UTC

今日レバノンのパレスチナ派閥によりイスラエルに発射された未曾有のロケット弾集中砲火は、ヒズボラの間接的メッセージだった。ナスララは2023年1月、アル=アクサー・モスクは「地域全体の爆発」につながる超えてはならない一線だと警告していた。 1/2
ヒズボラは新しい方程式で抑止のルールを拡大しようとしている。アル=アクサー・モスクを虐待するとガザだけでなくレバノンからも反撃が引き起きる。ヒズボラは交戦規則を維持しエスカレーションを回避するためグレーゾーン戦争で代理で対応している。2/2

 エスカレーションを防げるかどうかまだ明らかではない。現在イスラエル安全保障会議が会合している。南レバノンの国連平和維持軍(UNIFIL)は爆弾シェルターに入るよう命令を受けたとされている。UNIFIlは状況を「非常に深刻」だと言っている

 ネタニヤフーと極右連立パートナーはイスラエル世俗国家を宗教主導国家に変えようとする彼らの試みから目をそらすため、新しい戦争を開始するのに興味があるのかもしれない。それに対する抗議のような大規模カラー革命が行われ(宗教主導の)議会改正の下(世俗的な)最高裁判所判決を下すネタニヤフーのプロジェクトは現在保留されている。

 「素敵な小さな戦争」は歓迎すべき気晴らしで、問題を静かに復活させる方法かもしれない。しかし、イスラエルが敗北した2006年の対ヒズボラ戦争は素敵な小さな戦争が彼らの扇動者に簡単に反対できることを示した。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2023/04/is-netanyahoo-again-looking-for-war.html#more

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 Redacted News サウジアラビア石油減産しアメリカ国債売却開始。ローマ帝国?

China and Saudi Arabia just SHOCKED the world and the U.S. is in serious trouble 14:52

 とんでもない労組弾圧。警察こそ反社?

 デモクラシータイムス

関西生コン 作られた「反社」労組の虚像【竹信三恵子のホントの話】20230404 47:49

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

蔡英文総統が米国で下院議長と会談したことへの対抗措置で演習継続、台湾国防部は9日、正午までに中国の軍用機延べ58機と軍艦延べ9隻を確認、戦闘機や爆撃機などが艦艇と連携して活動。8日からの演習には、弾道ミサイルを扱うロケット軍も参加。

 日刊IWJガイド

「ウクライナ情勢、米中覇権交代、激動する世界! 本日午後3時から、岩上安身による元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビューを生配信!」

■はじめに~<本日の岩上安身によるインタビュー>ウクライナ紛争は、今年春から夏にかけてさらなる「激戦」へ!? それとも「停戦」!? 米国の覇権と威光が劇的に低下し、世界で「脱米国依存」が加速する中、日本はどう動くべきか? 本日午後3時から、岩上安身による元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビューをフルオープンで生配信します!

IWJは創業以来、最大の経済的危機に直面しています! 3月の最終日までのご寄付額が確定しました! 3月のご寄付件数は132件、175万5400円でした! 月間目標額390万円の45%に相当します! 毎月、累積赤字が増え続けている状況ですが、4月こそは少なくとも月間目標額390万円を達成できますよう、また累積の不足分を少しでも減らせますよう、緊急のご支援・ご寄付・カンパのほど、どうぞよろしくお願いします!

2023年3月17日 (金)

イラン-イスラエル「影の戦争」

2023年3月11日
ビクトル・ミーヒン
New Eastern Outlook


 2023年が始まってからわずか2か月しか経っていないが、隠すことなく絶えず間イラン領攻撃準備をしているテルアビブのせいで、いつ何時勃発しかねないイスラエル・イラン間で進行中の潜在的な紛争で、既に波乱に富んでいることが分かっている。

 シリアの首都ダマスカスでのイスラエル空爆で5人死亡し、何棟かのビルが損害を受けたばかりだ。ロイター通信社が引用した欧米の諜報局員二人が、攻撃目標はイランのイスラム革命防衛隊(IRGC)が運営する物流センターだったと述べた。

 このシリアの首都中心での攻撃は1月の二つの「注目に値する」事件に続くものだ。1月28日夜、イラン中央部の都市イスファハンで無人飛行機が軍事施設を攻撃した。これに翌日夜速くイラクからシリアに入ったイラン軍用トラック車隊に対する別の空爆が続いた。これら全ての機密活動はイスラエルが実行した可能性が高いと専門家は考えている。

 これまで10年間にわたり、IRGCが近代的兵器をレバノン地域の民兵、特にヒズボラに移転するのを阻止するためイスラエルは頻繁に空爆作戦を行ってきた。シリアではIRGCから軍の足場を奪おうとした。実際1月29日のイラクとシリア間のカーイム国境検問所攻撃現場はこのような攻撃を頻繁に受ける地域だ。イスラエルはイランの無人飛行機とミサイル生産施設や核開発計画に対する一連の秘密攻撃と破壊工作の背後にいると見なされている。加えてイスラエルは主要イラン核科学者たち、特に2020年11月テヘラン付近の道路待ち伏せによるモフセン・ファクリザデ殺人容疑者でもある。2023年に盛んになった攻撃が地政学的優先事項を変える時期に、イスラエルがこれら並行作戦を加速強化している兆しかもしれない。

 制裁緩和と引き換えにイランのウラン濃縮制限を目指した公式には包括的共同行動計画として知られる2015年のイラン核合意は、テヘランの最善の努力にもかかわらず事実上機能を失っている。国際原子力機関IAEA長官ラファエル・マリアノ・グロッシによれば、アメリカが挑戦的に合意から撤退した後、テヘランは核開発計画を制限しなかっただけでなく「何発かの」核兵器を製造できるほどウラン濃縮度を高めた。グロッシは濃縮レベルがイスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相が2012年に警告したレベルを「とっくの昔に越えた」と指摘した。当時ネタニヤフはイランが核兵器を作れる前にどれだけ高濃縮ウランが必要か例示するため有名な爆弾を描写する漫画ポスターを国連で展示した。イランは核兵器を製造し、今日でなくとも明日イスラエルを破壊しかねないと彼は国連加盟諸国を脅迫した。その時から11年過ぎたがイランは最高指導者のファトワに忠実で核兵器を製造しなかった。誰かが中東で戦争を引き起こしているとすれば、それはまず第一に、ほぼ毎日シリアに爆弾投下し、イラン領に対し、いわれない秘密攻撃をし、毎日文字通りパレスチナのアラブ人を破壊しているイスラエルだ。

 この文脈とネタニヤフが極右有派を擁する不安定な連立政権連合のトップに返り咲いたことを考えると、今後数週間から数か月の間に、イランや、より広い地域でさらなるイスラエル攻撃が行われる可能性が高い。「両方の攻撃はイランがシリアとヒズボラを軍備強化し核兵器獲得を阻止するためのイスラエルの長距離阻止作戦の継続だと思う」とワシントン近東政策研究所」の防衛・安全保障アナリストでアソシエイトフェローのファルジン・ナディミがサウジアラビア・メディア、アラブ・ニュースのインタビューで言った。「タイミングは偶然選ばれたのかもしれない。これは前イスラエル政権の政策で、現在と未来のイスラエル政府の優先事項であり続けるだろう。」

 「イラン政権が将来あらゆる攻撃的抑止力計画を加速するとを予想される」のでこれら攻撃はおそらく「規模と回数」が増加するとナディミは予想する。「いつ何時エスカレーションする危険が常に存在する」にもかかわらず、2023年にイスラエルとイラン間の総力戦があり得るかどうか彼は不確かだ。

 ワシントンを本拠にするニュー・ラインズ研究所の戦略・イノベーション担当専務理事ニコラス・ヘラスはイランが核兵器を生産しようとすれば軍事対決が避けられないと考えている。「イランとイスラエルとアメリカ間の地域規模戦争が起きる前の真夜中に我々は近づいている。」アメリカに支援されているイスラエルは、イランが核兵器を作ると決めれば、イランとの交渉席上、イラン領に対する戦争を始める軍事的選択があるという明確なシグナルを送っていると多くの政治評論家が言う。「ヨルダン川西岸で継続中の不安定とネタニヤフの連立相手がパレスチナ併合を要求する状態で、ネタニヤフはイランに対してイスラエル国内の政治同盟者を再集中しようとしている」とヘラスは述べた。イランとイランの兵器計画、特に人工知能と近代的ミサイルをイスラエルに対する戦略上の脅威とネタニヤフが見なしていると彼は指摘した。換言すれば、テルアビブは科学開発さえ制限し、イランにおける科学的進歩を遅くさせようと努めているのだ。

 この文脈で誰が核兵器を持てるか・持てないかを決定するのは国連ではなくイスラエルだと言える。だがイスラエルは何らかの方法で密かに欧米の助けを借りて国連の許可なしに核兵器を製造したのが自分たちだったのを忘れ今地域で核の指揮棒を振っている。

 イスラエルとイランとシリア空爆作戦が拡大する中、独立した中東評論家カイル・オルトンは最近の攻撃を低レベル戦争の「新しい標準」の一部と見なしている。「イスファハンでのイスラエル作戦は、実際は象徴的なもので、主に国民向けのイスラエル新政府の声明だ」とアラブ・ニュースで彼は言った。オルトンはイスラエルがシリアで取るに足りない効果で、複数回、多くの同じ標的を攻撃したことを指摘し、イスラエルの作戦がイランや代理人に重大な、あるいは永続的損害を与えたかどうか疑問視している。「イスラエル攻撃の焦点は物理的インフラで、時折、核開発計画のIRGC当局者や科学者に対するものなので、イラン政権は容易に失われたものを復活できる」と彼は言う。一方、それがIRGCの外国での活動を無力化し、イラン国内で活動範囲を広げ、イスラエルはイラン情報機関に広範に潜入した。それにもかかわらず「戦略レベルで」負け続けているとオルトンは言う。

 シリアにおけるイランの立場強化だけがイスラエルに対し挑戦している唯一の地域ではない。2月10日、イラン無人機と思われるものがアラビア海でイスラエルに関連する商業タンカーを攻撃した。リベリア国旗を掲げたイスラエル人億万長者エーヤル・オフェルにつながる石油タンカーへの攻撃は軽度の被害をもたらし「影の戦争」の観察者によりイランの攻撃と見なされた。多くの政治アナリストによると、イランはイラク、レバノン、ガザ、イエメンでも優勢を続けており、バーレーン、アフガニスタン、西アフリカでは脅威的なイスラム革命の前哨基地が拡大している。

 レバノンやシリアとガザで、IRGCは代理勢力に供給する兵器システムの量と品質を高めている。たとえば、IRGC は精密弾薬プログラムの一環として、レバノンにあるヒズボラのミサイル巨大兵器庫を強化し、この集団が特定のイスラエル標的を正確に攻撃できるようにしている。オルトンによれば、結果として、これら集団はイラン核開発計画に対する空爆への報復としてイスラエルに「壊滅的損害を与える」ことが可能だ。「どこかの時点で、これはイスラエルがこのような攻撃を考えさえするのを阻止するのに十分な抑止力となる可能性が高い」と彼は言った。

 明らかにイランが核兵器を獲得するのをイスラエルが軍事的に阻止できた瞬間はおそらく既に過ぎたのだ。イランが公式に核兵器の閾値を越えなかったのは技術的な理由ためというより政治的な理由で、つまり彼らは核実験をしていない。

 ビクトル・ミーヒンは、ロシア自然科学アカデミー客員。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2023/03/11/iran-israel-shadow-war/

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 ひごろ「大本営広報部」と呼ぶ小生の見方が証明されるのは決して喜ばしくない。連中わかっていて見せつけているのだろう。

 日刊ゲンダイDIGITAL

どこまでズブズブ!岸田首相と大メディア上層部が“談合”会食…「放送法解釈変更」炎上中に

 The Jimmy Dore Show IMFさえロシアの経済成長を予測!

Russian Economy SOARS Past Germany & UK! 4:31

 話題のマスコミ支配で味を占めて、連中は学界も屈服させようとしている。

デモクラシータイムス

憲法も黒歴史もものかは なぜいま学術会議法改定 隠岐さや香さん+木村草太さん 池田香代子の世界を変える100人の働き人81人目+α 1:02:55

何に使う?爆買いトマホーク 【半田滋の眼 No74】20230315

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

韓国指導者が12年ぶりに日本訪問、先週韓国は、日本の直接の関与を必要としない補償計画を発表、紛争解決に向け前進。動きは米国主導。米日韓過去 1 年間種々のレベルで 40 以上の 3 カ国会議。去五年間合計より多。中国、北朝鮮を意図

 日刊IWJガイド

「ワクチン! 日本はファイザーからぼったくられていた!? シーモア・ハーシュ氏がノルドストリーム爆破事件の『続報』はIWJ『号外』で!」

<岩上安身によるインタビューが決定!>3月23日、岩上安身によるJOGMEC(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)調査課長 原田大輔氏インタビューの4回目が決定しました! 4月3日には食料安全保障問題について東京大学農学部鈴木宣弘教授へのインタビューを、4月6日には『ルポ特殊詐欺』著者・神奈川新聞報道部デスク 田崎基氏インタビュー第3回を予定しています!

2022年10月30日 (日)

頻繁なシリア空爆をエスカレートさせるイスラエル

Steven Sahiounie
2022年10月27日
Strategic Culture Foundation

 中東の政治不安と混乱のすべての根本原因はパレスチナの残忍な軍事支配だ。

 イスラエルは何年もシリア全土に何百回も空爆を実行しているが、最新のものは10月24日まれなダマスカスの日中攻撃だった。イスラエルはイランを国家安全保障の主要脅威と見なしている。イランはパレスチナのイスラエル占領に反対するレジスタンス運動であるレバノンのヘズボラを支持している。シリア「政権転覆」を目指すアメリカ・NATO攻撃が始まった時、イランとヘズボラ両方がシリア政府を支援し、アメリカのオバマ大統領に歩兵として使われた過激派イスラムを奉じるテロリストのみならず、後にはISISとも戦った。イスラエルはシリア全土でほとんど週に1度、イラン武器貯蔵場所と目されるものに対する空爆を継続している。

 10月24日、イスラエルのミサイルがシリアの首都ダマスカス付近の標的に命中し、シリア対空防衛システムが多くのミサイルを撃墜した。情報提供者によれば、午後の襲撃は軍人を負傷させ、一部家屋に損害を与えた。

 ロシアのイスラエルとの衝突回避と空爆反対

 5月19日、ロシアのミハイル・ボグダーノフ外務副大臣はイスラエルとロシア間で機能している関係、シリアでの衝突回避メカニズムを説明した。国際会議であるカザン・サミット2022でボグダーノフは発言した。

 ボグダーノフはこう述べた。「更に我々の軍も活動している。テルアビブのロシア大使館とモスクワのイスラエル大使館に武官事務所がある。それで作業は続いている。」接触は最高レベルで行われ、シリアにおけるイスラエルとのメカニズムは機能し続けると彼は補足した。

 4月28日、ロシアは攻撃は「全く不適切で承認しがたい」と言い、対シリア攻撃を終わらせるようイスラエルに促した。

 シリアに対する若干のイスラエル空爆

 10月21日、イスラエルがダマスカスと南郊外を空爆した。シリアの情報提供者は数発のミサイルがダマスカス付近の軍陣地向けに発射され、シリア対空防衛システムがミサイルの大半を撃墜し、物的損失だけだったと報じた。首都住民は少なくとも三回の爆発を聞き、攻撃はダマスカス国際空港に近かったとSham FMラジオが報じた。

 10月21日のダマスカス空爆はイスラエルからシリアと同盟諸国への政治的メッセージと見なせる。10月19日ハマスや他のパレスチナ・レジスタンス組織がダマスカスで会議中だった。10月21日の空襲は5週間で最初の攻撃で、会議に二日先行してメッセージを伝えたのだ。

 9月17日、シリア・アラブ通信社(SANA)によればダマスカス国際空港と付近に対するイスラエル空爆がシリア兵士5人を殺害した。早朝攻撃はティベリアス湖北東側面から開始された。イスラエルはイラン補給線を混乱させるのを狙ってシリアの空港を狙う攻撃を強化している。6月には、イスラエル空爆のためのロビーと滑走路修理でダマスカス国際空港がほぼ2週間を使用停止になった。

 イスラエルは、国際空港を標的に定めることで、乗客満員の商用航空機を撃墜する重大な危険を冒しており、大量犠牲者を出す可能性がある誤射の危険がある。ダマスカスとアレッポの国際空港はヨーロッパやアジアやアラブ湾岸諸国向けだ。

 2018年9月、イスラエルはラタキア付近でロシア航空機が撃墜され乗員15人全員死亡する事故を起こした。これはイスラエルが使った軍事テクニックで、イスラエル・ジェット機は着陸するロシア飛行機の後ろに隠れ、シリア対空防衛システムが背後のイスラエル・ジェット機に標的を定めながら、それを撃墜ししたのだ。これは「shadow」airテクニックと呼ばれる。

 8月31日、イランからの飛行機が着陸態勢に入ったと同時にイスラエル空爆がアレッポ国際空港に損害を与えた。航空機がダマスカスに着陸しようと試みた時にイスラエルもそこを攻撃したのだ。

 8月25日、そして、イスラエルがタルトゥースとハマ間の地域を攻撃した後、マスヤーフ科学研究センターはひどく損壊した。死者1名と負傷者14人が報告され、近くの森林で火事が起きた。イスラエル攻撃は地中海から開始され、シリア航空防衛システムがミサイルの大部分を撃ち落としたとSANAは報じた。

 2021年12月28日、イスラエルは地中海ラタキアの主要港に空爆を開始した。これは1カ月で二度目の攻撃だった。燃料貯蔵容器が炎上した。

 2021年12月7日、イスラエルは地中海ラタキアの主要港に大規模攻撃を実行した。結果として生じた燃料貯蔵地域の火事は数日間燃えつづけた。五回の爆発で目が覚め揺さぶられた時、住民は眠っていた。

 中東の政治不安と混乱のすべての根本原因はパレスチナの残忍な軍事支配だ。パレスチナの人々が自由に暮らせるまでレジスタンス運動は絶えるまい。イラン補給線を狙うシリア空爆の代わりに、イスラエルは国連決議で国際的支持を得ながらほこりをかぶって休眠状態にある最終二国共存案の詳細を決定する交渉の席につく準備を整えるべきだ。パレスチナ人が人権を取り戻して初めて周辺諸国は平和に繁栄し暮らせるようになるだろう。

記事原文のurl:https://strategic-culture.org/news/2022/10/27/israel-escalates-continual-airstrikes-in-syria/

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 予測でなく計画。

 寺島メソッド翻訳NEWS

英国諜報機関は30年前にウクライナ戦争を予測していた

 わざわざ金を払って大本営広報部プロパガンダを読む人は減るだろう。

 今朝の孫崎享氏メルマガ

新聞、販売部数更に下げ。2022年9月度のABC部数、()内対前年比較。朝日凋落顕著。リベラル色喪失朝日の道、読売:6,677,823(-370,903)、朝日:3,993,803(-626,041)、毎日:1,871,693(-114,646)、日経:1,702,222(-151,434)、産経:1,008,642(-82,424)。

 日本が独立国だった場合の正論は夢想。植草氏は属国状態を指摘するため書いたのだろう。ゴミ兵器は爆買いさせられ自国民のためになる経済政策も外交政策も防衛政策も選択できない宗主国ファーストが属国の現実。宗主国こそ壮大な統一協会。その期間と搾取金額は比較にならない。与党は宗主国傀儡組織。

 植草一秀の『知られざる真実』

政府は1兆ドル米国債を売却せよ

 The Jimmy Dore Show イルハン・オマールもウクライナ戦争支持に変身、やじられる。反戦だっただろ!

Ilhan Omar Latest Squad Member HECKLED Over Ukraine Stance

2022年9月29日 (木)

ヨルダンのための戦いを強化するワシントン

2022年9月23日
ウラジーミル Odintsov
New Eastern Outlook

 その多くがワシントンに引き起こされた10年に及ぶ蜂起、反乱、革命や内戦の後、アメリカに不利な構造的政治的変化の影響を受けて、アラブ世界は積極的な再建過程にある。アメリカの命令を聞かずに、リビアや、チュニジア、シリア、イラク、あるいはレバノンでの状況を解決する上で、今日、多くのアラブ諸国が良い統治への移行を始めるあらゆる機会をつかもうとしている。より民主的な形の統治に対するこれら国々の人々の深遠な要求を満たしたり、アメリカ標準やエセ民主主義ではなく、新たな世界リーダーたちに続いたりするのは困難な仕事だ。

 中東と北アフリカ諸国の、アメリカと、特に中国を含む国際環境の新たな中心に対する姿勢の最近のデータが、アメリカ、プリンストン大学のアラブ・バロメーターによって提供された。調査された国の大部分で、回答者の半分以上が、民主主義は強力な経済に貢献しないという発言に同意している。彼らにとって、権力の有効性の方が、その性格より重要なのだ。多くの回答者が強い指導者の方が好きだと言った。アラブ・バロメーターの主任マイケル・ロビンズは「中国が40年間提案してきた経済モデルは、少なくとも収入に関して、人々の福祉を改善する大きな可能性がある。」と述べた。アラブ・バロメーターによれば、調査された国の大半で、アメリカは地域への主要経済的脅威と見られている。

 この条件下で、多数の政府機関が行った調査でも分かるように、最近の反米感情とワシントンの政策に対する批判の増加以外に、中国とロシアとの和睦を増す中東諸国の明確な傾向がある。だが、主にイスラム国の外交政策活動強化のため、この地域において、これら二国の他、イランの影響力も増大し始めている。

 更に地域の歴史的、伝統的なアメリカ同盟諸国、特にヨルダンさえ含め、イランに接近し始めた。この過程は、このようなヨルダン・イラン間の和睦は、ワシントンが首尾一貫して過去数十年にわたり形成してきたアメリカ-イスラエル-スンニ派の連合の未来に問題が生じるので、アメリカ自身とイスラエルで大きな懸念を起こしている。

 このような和睦の一種の兆候は1年前(2021年6月27日)バグダッドでの、ヨルダンのアブドラ2世国王、エジプトのアブデル・ファタ・アル・シーシー大統領とイラクのムスタファ・アル=カーズィミー首相の合同会談だった。その催しで、周知の通り、会談参加者はヨルダンとエジプト領を通過し、地中海を通ってヨーロッパに延長されるイラクからの石油パイプライン建設に合意した。だがテルアビブは、この純粋に経済的合意は、イラクにおけるテヘランの立場を強化するだけでなく、ヨルダンにおけるイランの立場も強化すると見た。彼らの疑いを裏付けるものとして、この合意を通してイランは積極的にヨルダンとの金融協力を促進しているとエルサレム・ポストは指摘した。

 イスラエルで強調されている通り、アンマンとテヘラン間協力が発展する可能性があるもう一つの分野は宗教観光事業だ。アンマンから120キロのシーア派信徒にとって聖地であるビザンティン帝国に対する戦いで死んだ預言者ムハンマドのいとこのジャアファル・イブン・アブ・タリブの墓がある都市カラク訪問だ。ヨルダン当局はテヘランのこの関心に非常に積極的に対応し、イラン人巡礼者を迎え入れるためカラク付近での空港建設を考えている。この点に関し、アブドラ国王顧問Ziyad Nablousiは「イランの宗教的観光事業はヨルダンを活気づける」とさえ指摘した。同時に、テヘランが、イラン軍が安全を保障し、巡礼者を保護するための対策を行うよう要求しており、これはイスラエルでは当然批判的に見られるとイスラエル・メディアは強調している。

 シリア戦争の主な結果として、占領しているゴラン高原のイスラエル国境付近、イラン軍が出現した事実にテルアビブもワシントンも同めて痛々しいほど反応している。結果として、イランは今ヨルダン川に沿う国境に派兵可能なのだ。

 これら条件下で、ワシントンは更なる権益を喚起し、アンマンと他の中東諸国を自身に結び付ける一連の対策をとると決めた。7月13-16日のサウジアラビア、イスラエルとヨルダへの国家指導者としてのジョー・バイデン初の中東歴訪は特にこの狙いに向けられていた。サウジアラビア、ジッダ市での湾岸協力委員会サミットで演説して、バイデン大統領は、アメリカが中東における積極的パートナーであり続け、ロシア、中国やイランが取って代わるのを許さないと述べた。同時に、アメリカ大統領とヨルダンのアブドラ2世国王の協議後、ホワイトハウス声明は「バイデン大統領はアメリカとヨルダン王国の戦略的提携の誓約と安定性に対する支持を再確認した。」と述べている。アメリカ大統領は今後数年アメリカの年間王国支援を12億ドルから15億ドルに増やすヨルダンとの新協定立案を命じたとも述べた。

 ヨルダンのアブドラ2世国王とバイデン大統領協議後の9月16日、アメリカがその下で今後七年にわたりヨルダンへの支援で101.5億ドル提供する基本合意書が署名された。アメリカ国務省が流布した共同声明にはこうある。「アメリカとヨルダン・ハシミテ王国間の戦略的提携の第四次覚書が署名された。外国援助で2023年から2029年まで年間14.5億ドルをアメリカはヨルダンに提供する。」

 同時に、アメリカ国防省がヨルダン向けを含めジャベリン対戦車ミサイルシステム生産供給契約書に署名したことが知られるようになった。「アリゾナ州ツーソンのレイセオン/ロッキード・マーティン・ジャベリンJVはジャベリンの全力生産で311,171,700ドル契約を受注した。この業務は2026年11月30日が予定完了日でアリゾナ州ツーソンで行われる。」製造されたFGM-148ジャベリン対戦車用システムの大部分が、いくつかの種類の対戦車用ミサイルシステムが王国軍隊で既に使用されているヨルダンへの対外有償軍事援助で供給される。これらはFGM-148ジャベリン(少なくとも162セット)とTOW/TOW-2A対戦車用システムだ。

 ウラジーミル・オディンツォフは政治評論家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2022/09/23/washington-intensifies-the-fight-for-jordan/

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