シェール・ガス・石油

2022年6月25日 (土)

今明らかになりつつあるヨーロッパによる対ロシア制裁の本当の代償

2022年6月20日
ジェームズ・オニール
New Eastern Outlook


 先週火曜、ロシアのガスプロム社は、ドイツに送るノルド・ストリーム1パイプライン経由の天然ガスの流れを、以前計画されていた水準より40%削減すると発表した。この制約は修理に必要な装置の遅れが理由の正当なものだった。この遅れは、今年二月、ロシアのウクライナ侵略後、全般的制裁の一環として、ロシアとその企業に制裁が課された結果、ガスプロムに直接課された制約に帰因する。この発表の早速の影響でヨーロッパのガス価格は二桁急上昇した。ノルド・ストリーム1の必要な機械の一部を修理する上での問題は、ロシア所有権ゆえ、カナダ政府が必要な機械のドイツ返送許可を拒否したためだ。

 ロシア・ガス減少の影響は、ロシアのプーチン大統領も発言した。彼は「ロシア・エネルギー資源の拒否は、ヨーロッパが世界で最も高いエネルギー経費を負担する地域になることを意味する」と言った。プーチンはヨーロッパは「経済学の基礎の法則を忘れたか、それらを無視するのを好んでいるように思われる」と発言した。ヨーロッパ人が今学んでいるのは苦い教訓だ。

 ヨーロッパは、とうとうロシアに対する制裁実施に対する代償を支払い始めたように思われる。ヨーロッパ人が、無視すると決めたのは、基本経済学の単純な教訓だった。不可欠な品物の減少は、必然的にその商品が更に高くなる結果になる。ヨーロッパ市民にとって不愉快な結果になることは彼らの計算にはなかったように思われる。指導者の愚かさに対し支払うべき政治的代償があるのは不可避に思われる。今冬凍結する可能性に直面して、ヨーロッパ市民が冷静さを維持することはありそうもない。初めてのことではないが、ヨーロッパ指導体制が自国民の権利とニーズよりアメリカを尊重したことに対して支払う政治的代償があると予想できる。

 おそらく、ロシアに課した制裁の最大の思いがけない結果は、ヨーロッパ政治指導部による判断の誤りだ。ロシアで政権転覆を実現するべく狙ったロシア経済を急降下に追いやるどころか、まさに反対のことが起きたのだ。三ヶ月前、アメリカ・ドルに対し100以上にまで下落したロシア・ルーブルは、一ドルに対し50ルーブルの為替レベルを達成するほど回復した。ルーブルは今や世界最強通貨の一つだ。その力そのものがロシア政界における懸念要因になっている。

 ロシア経済の破壊を引き起こすどころか、全ての主要輸出品は海外市場で記録的水準の収益を達成している。ロシアの貿易黒字は今年最高記録に達し、生産可能な全ての石油とガスを売っている。自身の行動の結果を味わっているのはヨーロッパ経済だ。これは食料の記録的価格も含む。今やヨーロッパを含め、世界の多くの地域で飢饉が起きる重大な危険がある。それは自分たちの行動の帰結を熟慮せず、アメリカの要求に忠実に従ったヨーロッパの従順な政治指導者には予想できなかった結果なのだ。

 アメリカの要求をドイツが無分別に遵守したもう一つの結果が、100億ドルも出費した後でのノルドストリーム2プロジェクト中止だ。今やドイツはエネルギー供給不足という、その決定の本当の代償に気がついている。本当の悲劇は、このどれも必要ではなかったことだ。それは純粋にドイツが闇雲にアメリカの要求を遵守した結果だ。今彼らは様々な点で、遵守に対する代償を支払っている。ロシアは今ドイツに代償を支払うよう強いている。古い諺どおり、ベッドを作ったのだから寝なければならない。自業自得だ。

 ドイツのエネルギー経費急騰は輸出競争力に影響を与えるだろう。ヨーロッパ製品は常に高価だったが、対処は可能だった。供給を制限した後のエネルギー供給の莫大な経費は必然的に彼らの国際競争力を潰している。ウォール・ストリート・ジャーナルは、一部の生産者が世界のあちこちで、価格競争力に直面し、工場閉鎖を強いられていると指摘した。ウォール・ストリート・ジャーナルは、ヨーロッパの天然ガス価格は(それ自身到底低経費経済ではない)アメリカよりも三倍以上高いと指摘した。

 典型的にアメリカを本拠とする報道機関として、ウォールストリート・ジャーナルは、ヨーロッパ産業の崩壊はロシアのせいだと読者に信じて欲しいのだ。それはばかばかしい主張だ。価格上昇は、アメリカとヨーロッパがロシアに押し付けた制裁が直接の原因だ。彼らは自分以外に責める相手はいない。避けられない結果として、今冬、ヨーロッパはエネルギー供給を配給制にしなければならないのだ。

 それも同様に、ばかばかしい主張だが、ヨーロッパ人はロシアを非難する誘惑に駆られるだろう。ヨーロッパ人に迫りくる欠乏は、明らかに、全て自国民の福祉より、アメリカへの服従を優先した政治指導者の政治選択が原因だ。決してロシアのせいではない。

 この狂った政策における一つの正気な発言は、いささか驚くべきことに、ヘンリー・キッシンジャー元国務長官のものだ。最近の世界の経済・政治指導者ダボス会議で話して、キッシンジャーは明らかにアメリカ介入の結果であるウクライナ戦争の速い終了を強く促した。そうはなるまいが、たとえ耳をかたむけられたにせよ遅すぎたかもしれない。

 ロシアは既に他の場所として、東方、インドと中国にエネルギーを向け直し始めている。それは、世界の中心が、過去300年間支配してきた、アメリカ、イギリス、ヨーロッパ・クラブを着実に離れつつあるというロシア側の認識を反映している。

 これは、簡単には起きがたい変化だ。

  ジェームズ・オニールは、オーストラリアを本拠とする元法廷弁護士で地政学専門家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2022/06/20/the-true-cost-of-europe-s-sanctions-upon-russia-are-now-being-revealed/

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 植草一秀の『知られざる真実』

いのち犠牲にする戦争やめるのが先

 寺島メソッド翻訳NEWS

(2022年1月の記事)平和実現者から戦争亡者へ。ウクライナのヴォロデミル・ゼレンスキー大統領の転落

 下記RT記事翻訳

From peacemaker to warmonger: Tragic downfall of Ukraine's Volodymyr Zelensky

 耕助のブログ

No. 1485 「新G8」、中国の「3つの輪」と出会う

 下記Pepe Escobar記事翻訳

The 'New G8' Meets China’s 'Three Rings'

2022年6月15日 (水)

石油備蓄を見て、アメリカ外交政策を研究する:言説のマトリックスの端からのメモ

2022年6月10日
ケイトリン・ジョンストン

 この記事を英語音声で聞く

 世界最悪の連中は、誰も刑務所に入っていない。彼らの大半は途方もなく裕福で、広く尊敬されている。我々の体制は、有益な働きに報い、非行を罰するようにはできていない。本当に重要な基準という点で、この体制は、まさに正反対のことをするよう出来ている。

 ジョージ・W・ブッシュの人気を回復させることが必要だった主な理由の一つは、さもなくば将来の大統領に、彼がした類のことをさせるのが一層困難になるからだった。

 性的差別的ジョークをリツイートしたデイブ・バイゲルは、ワシントン・ポストが全てのアメリカ戦争に関しウソをついており、その権益が大衆の権益と真っ向から対立する完金権政治諜報機関請負業者が所有しているというワシントン・ポストに関する事実より、遙かに多くの論争に火をつけている。

 一生の間に見る主流ニュース・メディアより、世界最大の証明済み石油備蓄リストを一瞥するだけで、アメリカ外国政策について遙かに多くを知ることができる。

 はっきりしておきたいが、イギリス・メディアの主要人物が、諜報機関工作員と、トニー・ブレアより左の人々全員を傷つけようと企んでいたのを示す電子メールが漏洩し、それら電子メールは、まさに、そのメディア人物に独自に確認され、これに応え、皆様はロシアに腹を立てるよう期待されている

 グレイゾーンの情報源が誰か私には分からないが、もしロシア人ハッカーが実際、権力者連中に関する本物の文書を、こっそり取り出し、大衆に漏らしているなら、彼らはすごいと私は言いたい。連中の汚い秘密に関する情報を、我々が手に入れられないわけではないのだ。

 ハッキングで得られた、本物と証明された私的通信は、公的発言より遙かに信憑性が高く、決して低くない。後者は、話し手が人々に何を聞かせたいと望んでいるかを示す。前者は、連中が本当は誰なのか、彼らが本当は何を狙っているかを示す。

 メイソンの漏洩電子メールは、帝国を批判する連中を痛めつけるため、PayPalからの排除を利用することを、彼が諜報機関の請負業者と話しているのを示している。今や、更に二人が排除されている。ワイアット・リードジャクソン・ヒンクルだ。帝国運営者は、正確に彼らが何をしているか知っているのだ。これは組織的攻撃だ。

 

 第二次世界大戦後にナチを採用した人種差別的な大量殺戮帝国主義政府が、世界を支配するのを手伝わせるため現在ナチ派閥を武装させていること以外、全ての政府はナチスドイツと同等だ。

 「リベラルを打倒する」ため愚かなことをするのに対し、リベラル派は保守派をからかい、次に直ぐさま方向転換し、プーチンを打倒するため第三次世界大戦を支持するのだ。

 リベラル派はファシスト専制権力だ、保守派は腹を立てる口実を探して走り回る哀れで小さな意地悪だ。

 内部からゆっくりと体制を変えるという民主党進歩派の戦略は(A)今緊急に必要な徹底的な革命的変化を推進するため、漸次数世紀をかけるふりをしているか(B)体制が、変化に対して、明らかに不正操作されていないふりをする場合にのみ意味をなす。

 王室というのは、それ以前に持っていた人物が誰であれ、その人から王位を奪うだけ十分殺人者だった人の子孫に過ぎない。

 

 アメリカ諜報機関は、あらゆる想像可能なレベルで、ウクライナにズブズブなのに、帝国戦争機構は自身の代理戦争で一体何が起きているか正確に知らないふりをしようとしているのだ。

 

 自分たちが才気あふれた強烈な反体制思索家のように振る舞いながら、中国に対するCIA言説を愚かにも、おうむ返しにして、あらゆる時間を過ごしている人々に対する軽蔑を表現する十分適切な単語を私はまだ思いつけない。

 ヨーロッパ人は世界中の住民を征服し植民地化するため出航した。中国は壁を作った。これらは非常に異なる二つの文化・価値体系だ。中国が世界を乗っ取り、我々全員を社会信用システムで評価したいと望んでいるという欧米の仮定は、純粋に自身の好ましからぬ考えの投影だ。

 この仮定は、アメリカ帝国が一極覇権者という役割で、急速に燃え尽きるのを北京が見ていて「おい、これは、いけてる!何としても、ああしよう」と考えているという、ばかばかしい考えに基づいている。

 中国が大勢の白人外国人を征服し、植民地化したいと望んでいるという考え方は、黒人が白人男性の妻とセックスするため白人住宅地に引っ越そうとするという昔から信じられている考えと同じぐらい事実に基づいている。あんたが持っているものを全員が欲しがっているわけではないぞ。お前。あんたは、それほどうらやましくない。

 帝国擁護者連中は、ウクライナでのアメリカの悪行と無謀さに対する批判を、ウクライナ人に対する批判と一緒くたにするのが好きだ。私は毎日それを見ている。それは連中に、自分たちは、非常に巨大な男でなく、ちっぽけな人を擁護しているように感じさせるのだ。地球上最強力で破壊的な政府の最も危険な衝動の批判が、実際は残忍な戦争の犠牲者の批判だというふりをするのは、実際は、史上最強の帝国を支持することで、起きている実際の動的関係を逆転することになる。

 我々全員、今の状況が持続不可能だと知っている。我々がそれを認めるか否かにかかわらず、いくつかのレベルで我々全員それを知っている。それが、世界滅亡後の映画やテレビ番組の受けが非常に良い理由だ。だが人々は、直接それに直面できず、連中は、ばかげたことで自身の注意をそらして、習とプーチンに金切り声を上げているのだ。

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 寺島メソッド翻訳NEWS

全面戦争----アメリカ資本主義は戦争中毒だ! ロシアだけでなく労働者に対しても戦争中毒だ!

フィニアン・カニンガム氏によるブルース・K.ギャグノン氏へのインタビュー記事翻訳
Total War… U.S. Capitalism Is Addicted to War… Not Just Against Russia but Against Workers as Well

 ウクライナの次は日本なのに。与党が大勝する選挙。

 デモクラシータイムス

布施祐仁 自衛隊海外派遣 隠された「戦地」の現実 / 日米同盟・最後のリスク【著者に訊く!】 20220602

 日刊IWJガイド

「ストックホルムの研究所『核兵器が使用されるリスクは冷戦最盛期以来のどの時期よりも高くなった』と発表/IWJピンチです。緊急のご支援を」

2022年6月11日 (土)

帝国マネージャー連中は、とんでもない阿呆

2022年6月6日
ケイトリン・ジョンストン

この記事を英語音声で聞く

 ポリティコのロッキード・マーティンがスポンサーであるNational Security Dailyニュースレター最近記事が、サウジアラビアの殺人皇太子ムハンマド・ビン・サルマーン(MBS)の専制政治は、彼をセミナーに行かせれば抑制できると主張する帝国シンクタンク研究員を引用した。

 「サウジアラビアは、バイデンが全てを手に入れることができないのを示している」という記事で、ポリティコは、サウジアラビアでの人道的懸念を優先事項にしたい誠実な願望と、モスクワに対するワシントンの経済戦争のさなか、石油価格を安く維持するため、リヤドとの暖かい関係を維持する必要性という大統領の関心事の、全く想像上の葛藤を説明している。私が「全く想像上」と言うのは、もちろん、彼らがアメリカの化石燃料権益を推進し続ける限り、スキート射撃に赤ん坊を使うサウジアラビア王族をアメリカは喜んで見て見ぬ振りをするだろうからだ。

 この記事は、戦争の不当利益者に資金供給される主流刊行物(ニュースレターは、ロッキード・マーティンの前は、ノースロップ・グラマンがスポンサーだった)に人が期待するだろう、いつもの、ありふれた帝国弁明だが、一部は、とんでもないばかさ加減で、他のものより遙かに突き抜けている。アメリカは化石燃料の権益と、極めて重要な人道的懸念両方を推進できると論じるカーステン・フォンテンローズという名の帝国集団思考の住人が下記の文章(強調は私によるの)で引用されている。

 ガソリン価格を下げ、地政学的強化を確保するため、サウジアラビアを利用するには、アメリカが、強情な皇太子を道徳的な国王に仕立てることができれば、人権推進を分離せずに済む。


 「若いリーダーを、アメリカがパートナーとして好むタイプの意思決定者に形成するには、指導と監視と成形が必要だ」とキルスティン・フォンテンローズ、トランプの安全保障会議の元トップ中東当局者が延べた。「湾岸や世界の他の場所で、MBSや側近や他の若い指導者たちのために、プライベート・セミナー・シリーズに似たようなものを我々が用意できない理由はない。」

うわっ。

 

 だから、帝国で撹乱されたフォンテンローズの頭では、MBSだけでなく、他の外国指導者連中に、残虐行為と戦争犯罪をしないよう教える、プライベート・セミナーをアメリカは提供できるのだ。しかも、これはアメリカ政府が高く評価すると言っていることと、実際していることの間の目につく不調和を両立させるのだ。

 この類いの思考こそが、これまで集めたものの中で最強力な軍隊を持った政府で、トップの国家安全保障担当補佐官の座に押し上げるのだ。実際、それは帝国を動かしている考え方だ。

 フォンテンローズは、政府機関や軍産複合体や化石燃料企業や富豪に資金供給され、NATOに深く関わるシンクタンク大西洋協議会の非常勤上級研究員だ。去年、大西洋協議会が湾岸君主国家から何百万ドルも受け取った事実について「アメリカン・プロスペクト」に問われて、フォンテンローズは「ワシントンの全てのシンクタンクが、中東政府から金をもらっている。」と答えた。

 これは本当だ。一般的に言って、シンクタンクというものは、悪い愚かなことをするのが、なぜ良くて賢明なのか、知的に聞こえる理由を考え出すため、学者が世界最悪連中に雇われる組織だ。世界を生きるためにより悪い場所にするのを支援すべく、それら言説が、影響を与える重要な時点で、意思決定者と大衆に吹き込まれるのだ。

 

 これは明晰な思考に役立つ類の動的関係ではない。大西洋協議会のフォンテンローズの経歴は、人間の脳を帝国機構の歯車に変える処方箋に見える。ハーバードからアメリカ-アラブ関係国家評議会に入り、中東と南アジアの軍事将校や外交官と関係を構築するため、国防総合大学、近東南アジア戦略研究センターへ、国防総省と国務省における役職、トランプ政権の安全保障会議で湾岸諸国担当理事に、そして大西洋協議会へ。

 そして大西洋協議会で、再び政府に戻るベルトウエー沼の激しい出入りの時まで、彼女は帝国のたわごとをぶちまけながら、いい給料をもらって待っている。

 こういう連中が世界を運営しているのだ。帝国機構は、この種すすり泣く権力崇拝者、いかに無謀で愚かであろうとも、ひどいことを進んで擁護し、地球上最も下劣な権力機構内で、より影響力ある地位へと這い上がって人生を過ごすと決めた連中ですし詰め状態だ。

 これが世界が、こういう現状にある理由なのだ。権力と富を割り当てる仕組みは、我々の中で最悪の連中を最も重要な地位に出世させ、そこで連中は自身の内面的苦悩を他の人々に対する行為に好き勝手に表し、我々を苦しみとトラウマ状態に置き続ける。そうした制度を我々が変えるまで、何も良くなることはない。

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 寺島メソッド翻訳NEWS Cynthia Chungのグラディオ作戦の記事翻訳

事実検証シリーズ第三部グラディオ(諸刃の剣)作戦。NATOはヨーロッパ市民と民主的選挙で選ばれた政府に、いかにして秘密戦争を仕掛けたか

 2007年12月20日に下記翻訳を掲載した。

大衆を国家に頼らせるべく、無辜の民間人、女性、子供を攻撃せよ<グラディオ作戦>2005年2月18日

 耕助のブログ Pepe Escobarによるビルダーバーグの記事翻訳

No. 1473 Bilderberg Does China

 日刊IWJガイド

はじめに~ウクライナ紛争で深刻化する世界の食糧危機をグテーレス国連事務総長が警告! ロシアはウクライナの機雷が港を封鎖と主張! ウクライナは第三国の軍艦による輸送船の護衛と対艦兵器を要求!

2022年6月 9日 (木)

アメリカ帝国は、アメリカ帝国に破られるだろう:言説のマトリックスの端からのメモ

2022年6月4日
ケイトリン・ジョンストン

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 帝国経営者:プーチンがウクライナを侵略した!

 大衆:何てことだ!それに対して我々は何をすべきか?

 帝国経営者:軍事費を大幅に増やし、ロシアを弱めるべく務め、反対意見を検閲しろ。

 大衆:待って、それは、あなたが常にとにかくするよう望んでいたことじゃないか?

 帝国経営者:黙れ。

 ロシア・プロパガンダは、欧米世界に対する脅威としては、ロシア・プロパガンダと戦うという正当化の下で展開されている様々な政府の狙いより、ずっと小さい。

 燃料価格が急騰している理由の一部は、アメリカ帝国が意図的に挑発した代理戦争に応えて、アメリカ帝国が故意に経済戦争を始め、減少する自分の銀行預金口座を見て、欧米人が「こんちくしょう、プーチン!」と叫ぶように訓練されているためだ。

 

 極めて大量のプロパガンダによってのみ、直接彼らを傷つけ、いかなる形でも、彼らに決して役に立たない未曾有の経済戦争行為に人々が同意するのだ。

 世界が核戦争に近づくにつれ、決して、らちがあかない銃砲規制法についての討論をアメリカ人が一休みして、政府がロシアに対し急速にエスカレートしている代理戦争を行うのを望むかどうか深刻に論じることができたら素晴らしいだろう。

 アメリカの外国政策について受容できる議論の範囲は(A)アメリカは一度も何も悪いことをしたことがないと主張する戦争タカ派から(B)アメリカは、基本的に善意で、とんでもない間違いをするが、善意の関係者で、ウクライナを武装させ続けるべきだと言う「進歩派」に及ぶ。立場(B)は、公的議論で「アメリカが決して何も悪いことをしていない」から最も離れることを許されているものだ。それはウクライナで悪意の形でアメリカが行動をしていると言う左派を中傷して退けるバーニー・サンダースの外国政策顧問を含む

 偶然ではなく、どんな犠牲を払っても世界を支配する願望で、それによる膨大な死者数が説明されるアメリカは暴君的政権なのだという(私の意見では正しい)見解には今まで全く発言権が与えられていない。討論からこの立場を排除しているのは計画的なものだ

 理論上、高貴な戦争を戦うことができるのは確かで、実際戦われた。それがアメリカがしていることだと皆様が信じるなら、皆様の脳は泥水だ。

 

 現状維持資本主義の不可避の堕落と独裁権力で十分に説明できることを、決して陰謀のせいにしてはいけない。

 アメリカ帝国を崩壊させることになるものは、ロシアや中国から来るものの可能性はアメリカ帝国自身から来るものより遙かに低い。

 中国に対する欧米の極度な緊張の大半は、土地土着の非白人の古代文明で、ヨーロッパ人に征服されず、植民地化されなかった人々に追い越される事実を巡るものだ。

 皆様が、中国が国民の実に多数を極端な貧困から引き上げることが可能だった方法を尊重せず、このような行動が、なぜ政府に対し、このような統一された支持をもたらすか理解できなければ、皆様が極端な貧困の苦しみの適切な理解に欠けていることだけが理由だ。

 私は人生で何人か格好いい人々に会ったが、中国人が洗脳されていることについて話をする欧米人ほど愛らしい人はいない。

 中国政府は国民に多くの権力を行使するが、権力行使の方法に責任をとる。アメリカ支配者は国民に同様の権力を行使するが、彼らは自分たちがすることの責任を決してとらない。

 

 ムハンマド・ビン・サルマーンがアメリカ大統領と会うことによって、サウジアラビアの名を汚していると信じることはできない。

 プーチンは、何人かワシントン・ポスト記者を骨のこぎりで一斉斬首・手足切断して、アメリカのご機嫌をとるべきだ。

 多くの帝国擁護者連中は実際は帝国を守っておらず、彼らは彼らの国、メディア、政府、世界について信じている全てがウソだという示唆に対して守っているだけなのだ。

 今世紀のエンジニアリングで、最も印象的な偉業は「ソーシャル」版だ。資本主義と帝国主義の破壊が丸見え状態の情報時代に、権力者連中にとって不都合をもたらさない方向に、大多数の人々の政治的注目を向かわせるのだ。

 政治に興味を持った人々を、むだに終わるか、権力者連中を決してわずらわせない話題に執着するよう引き留めるために必要なソーシャル・エンジニアリングは、情報を入手する上で前例がない時代に、史上最も畏敬の念を起こさせる人間の偉業の一つだ。

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 岸田首相、NATOにでかける。「ロシアに対するウクライナに代わって、中国・ロシアに対する日本劣等登場です。」と宣言するために。

 2009年2月15日の下記記事がある。翻訳ではなく、本を読んで滅亡を予想して書いた。13年後に、事実だったことがわかる。何度も書いているが、日本の政治は、昔の上野動物園お猿の電車。お猿が運転しているように見えて、実は白人が操縦している。

 The Saker掲載のThorsten J. Pattberg氏記事、題名に驚愕。

 日本の少子化は、悪魔のようなアメリカ占領者が考え出した

The Path To Japan’s Childlessness As Conceived By Its Satanic US Occupiers

 NATOへの日本の組み込みは昔からの宗主国の狙い。

北大西洋共同体(NATO)に日本を組み込む ブレジンスキー

 『櫻井ジャーナル』も書いておられる。

米国の世界支配戦略に従い、中露との戦争へ向かう岸田政権

 宗主国を守るため属国庶民の生活を犠牲にして役に立たないポンコツ武器を買わされ、無謀な挑発をし、身代わり攻撃される。今のウクライナ、ようやく日本で実現する。

 義経を守り矢を全身に受け立ち往生した弁慶、宗主国の為ミサイルを全列島に受ける日本の未来の姿。「新庄まつり」の画像を拝借させていただく。


風流弁慶立往生 拡大する

2022年5月22日 (日)

ヨーロッパは、いかにして経済自殺に追いやられたのか

2022年5月18日
Moon of Alabama

 ヨーロッパ「指導部」の積極的支援でアメリカはヨーロッパ破壊に成功しつつある。

 カンザスシティー、ミズーリ大学経済学教授マイケル・ハドソンは、ロシアのウクライナ介入前、2月初旬に、こう書いていた

 アメリカは、もはや金融権力も、1944年-45年に、世界の貿易と投資のルールを規定することができた貿易と国際収支の慢性的黒字も失ったようだ。NATOや他の同盟諸国に益々必死に犠牲を要求しているアメリカから得られるものより、中国やロシアやマッキンダーのユーラシア世界島中枢地域が提供している貿易と投資の機会の方が良いことが、アメリカの優位に対する脅威なのだ。

 最も目立つ例は、近付く寒い季節のためにロシア・ガスを得るべくノルドストリーム2パイプラインをドイツが認可するのを阻止するアメリカの動きだ。アンゲラ・メルケルは、より高価なアメリカ・ガスへの依存を高めるための新LNG港建設に10億ドル費やすことでドナルド・トランプと同意した。(この計画は、アメリカとドイツの選挙で、両国の指導者が替わった、中止された。)だがドイツは、多くの家とオフィスビルを暖め(あるいは肥料会社に供給する)には、ロシア・ガス以外どのような方法もない。

 アメリカ外交官にとって、ヨーロッパの購入を阻止するために残された唯一の方法はロシアを軍事対応に駆り立て、次にこの対応に対する復讐は、いかなる純粋な国家経済上の権益より重要だと主張することだ。1月27日、タカ派国務次官ビクトリア・ヌーランドが国務省報道関係者への要旨説明でこう言っていた。)「ロシアが何らかの方法でウクライナを侵略すれば、ノルドストリーム2は進まない」。適切な攻撃的出来事を引き起こし、ロシアを侵略者として描き出すことが課題だ

 2月中旬、欧州安全保障協力機構(OSCE)オブザーバーは、ウクライナによるドンバス砲撃が、1日、ごくわずかから2,000回以上に増加したと指摘していた。ロシアは、これらの攻撃に対し、ドンバスの両共和国を認め、彼らと防衛協定に署名して備え、最終的に彼らの支援を始めたのだ。

 ロシア軍事行動開始から間もなく、ハドソン教授は以前の考えを更に発展させた

 2014年後のウクライナ・ネオナチ・マイダン政権による、最近のウクライナによる反ロシア民族的暴力行為でロシアを刺激しているのは決着を強いるよう狙ったものだ。NATO同盟諸国や他のドル圏衛星諸国が利益を増大する好機は、中国とロシアとの貿易や投資にあると理解したため、経済的、政治的支配力を失いつつあるアメリカ権益の恐れの対応に起因する。
・・・
 バイデン大統領が説明したよう、現在の軍事エスカレーション(「熊をつつく」)は本当にウクライナが狙いではない。バイデンは最初にアメリカ軍は関与しないと約束した。だが、彼は一年以上、ドイツがノルドストリーム2パイプラインで産業と住宅に低価格ガスを供給するのを阻止し、遙かに高価なアメリカ供給に頼るよう要求している。
・・・
 ロシアとNATOの紛争で最も差し迫ったアメリカ戦略の狙いは、石油とガス価格の高騰だ。アメリカ企業にとって、利益と株式市場で利益を得るのに加えて、より高いエネルギー価格がドイツ経済を大いに弱めるのだ

 4月初旬、ハドソン教授は状況を見直した

 ノルドストリーム2阻止を、西欧(「NATO」)が、中国とロシアとの貿易と投資によって繁栄を求めるのを禁じる狙いの一環と見なすアメリカの本格的戦略で、この新冷戦が、一年以上前に計画されていたのは今や明らかだ
・・・
 ロシア語話者のドネツクとルガンスク地域が益々激しく砲撃され、ロシアがまだ反撃を思いとどまっていた二月、アメリカ人顧問が計画し、NATOが武装した西ウクライナによる本格的攻撃、決定的天王山が計画されていたと報じられている。
・・・
 制裁を実施する戦争前のヨーロッパ貿易と投資には、ドイツ、フランスや他のNATO加盟諸国とロシアと中国間で増大する相互繁栄の可能性があった。ロシアは競争力の高い価格で豊富なエネルギーを供給しており、このエネルギー供給はノルドストリーム2で画期的に増加するはずだった。ヨーロッパは、この増大する輸入貿易に対し、例えば、ロシアへの更なる工業製品輸出と、ロシア経済再構築のための資本投資、ドイツの自動車会社や航空機や金融投資の組み合わせによって外貨を獲得するはずだった。この双方の貿易と投資はユーロとイギリス通貨で保持していたロシア外貨準備高のNATO没収により実に長年止められてしまった

 アメリカの対ロシア代理戦争に対するヨーロッパの反応は、メディアが推進するヒステリック説教、説教的なヒステリーに基づいている。それは合理的でも現実的でもない。

 ヨーロッパ「指導部」は、ブリュッセルがロシアにひどく怒っているのを示すにはヨーロッパの経済自殺以外では不十分だと決めたのだ。ドイツを含む能なし政府は、そのプログラムに従った。連中がその路線を継続すれば、結果は西洋の完全な産業空洞化だ。

 ある真摯な観察者の言葉はこうだ。

 今我々は純粋に政治的理由で、自身の野心に突き動かされ、アメリカ大君主から圧力を受け、ヨーロッパ諸国が更なるインフレーションを招く石油とガス市場への更に多くの制裁を課すのを目にしている。自分の間違いを認める代わりに他人で犯人探しをして。
・・・
 西欧の政治家と経済学者たちは、基本的経済法則を忘れたか、単にそれを無視すると決めたという印象を受ける
・・・
 ロシア・エネルギーにノーと言うのは、エネルギー資源の上で、ヨーロッパが組織的、長期的に、世界で最も高価な地域になることを意味する。そう、価格は上昇するだろう、資源は、この物価上昇に対抗するだろうが際立って状況を変えるまい。これは世界の他地域の企業に既に負けつつあるヨーロッパ産業の大部分の競争力を、深刻に、あるいは取り返しがつかないほど傷つけるだろうと一部のアナリストは言っている。今このプロセスが速度を速めるのは確実だ。ロシア・エネルギー資源と同様、経済活動の機会は、他の地域の発展とともに、ヨーロッパを去るだろう。

 この経済の異端判決宣告式は、もちろんヨーロッパの内政問題だ。
・・・
 今我々のパートナーの常軌を逸した行動は、これが実態なのだが、ヨーロッパ経済への打撃に加え、ロシア石油とガス部門で収入の事実上の増大をもたらした
・・・
 欧米が近い将来どんな処置をとるか理解し、我々のパートナーの一部による思いやりがない混沌とした措置を、我が国の利益に変えるよう、事前に結論し、先を見越すべきだ。当然、我々は彼らの果てしない失敗を望むべきではない。我々は、私が言うように現在の現実から進むべきなのだ。

 2020年5月17日、モスクワ、クレムリン、石油産業開発会議、ウラジーミル・プーチン

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2022/05/how-europe-was-pushed-towards-economic-suicide.html#more

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(全党派の反対で)偽情報管理委員会中止 委員長は家族の命を脅かされたと言う。

The Department of Homeland Security pauses disinformation board amid free speech questions

 一方、劣等では

侮辱罪厳罰化法案が衆院通過 付則に3年後検証明記

 そこに、プロンプター読み氏が、ウクライナの次はお前だと告げに来る。

 日刊IWJガイド

「バイデン米大統領、『IPEF(インド太平洋経済枠組み)』をひっさげて初来日! 日本の最大の貿易相手・中国への敵視は国益になるのか」

2022年4月26日 (火)

長い急降下へ向かうアメリカ・サウジアラビア関係

2022年4月20日
Salman Rafi Sheikh
New Eastern Outlook

 不慮のことと思うが、ロシア・ウクライナ戦争は、中東におけるアメリカの影響力の限界を激しく暴露した。一方で、ワシントンはOPEC諸国に石油生産増加を強い損ね、他方、この地域は既に、ワシントンから自立した共同安全保障構造の立ち上げを構想している。実際、アメリカの主流メディア報道が強調したように、上昇する石油価格を抑えるため戦略石油備蓄を使うバイデンの決定は、ロシアも加盟しているOPEC-plus協定を破り毎日の石油生産を増やすのをサウジアラビアが拒否したことで強いられたのだ。これはジョー・バイデンがホワイトハウス入りして以来の、アメリカ・サウジアラビア関係の極めてひどい状態の現れだ。リヤドとのワシントンの結びつきをバイデンが見直したり、格下げしたりさせるアメリカ政府内や公的機関の圧力が高まり、更に悪化する可能性が高い。

 4月第2週、米下院外交委員会と下院情報委員会の幹部と20人の他の民主党議員が、進行中のロシア・ウクライナ紛争で、アメリカの方針に従うことをサウジアラビアが拒否したことを考慮して、リヤドとのアメリカの関係を「再検討する」ようホワイトハウスのバイデン政権に要求する書簡を書いた

 これら下院議員は、ジョー・バイデンに、アメリカが「組織的に、無慈悲に自国民を押さえ付けて、世界中の批判者を標的にし、イエメンで残忍な戦争を実行し、中東と北アフリカ全体で独裁政権を強化し、アメリカの国益に反する動きをして、我々の価値観を奉じるアメリカの信頼性を傷つけるサウジアラビア君主国家を継続的に無条件に支持」していることを想起させた」。

 手紙は更に、サウジアラビア皇太子のおかげで、この「再検討」が一層重要になっていると付け加えた。

 「ロシアのウクライナ侵略と、それに続く石油危機を議論するためのアメリカ政府からの電話を拒絶した。全国的にアメリカのために即座に価格を下げるはずの最初の措置として、より多くの石油生産する我々政府の要請を受け入れる代わりに、サウジアラビア君主国家は、北京と協議して、ドルの力を弱める提案である、中国への石油販売の一部を元建てにする議論することを選んだ。」

 サウジアラビア政策について批判的ではあるが、この手紙は、変化しつつある世界の地政学と、世界最大の石油生産国の一つが、どのようにそれに対応しているかに関する、おそらく非常に適切な分析だ。この対応、続いた各政権が、2020年まで、様々な地政学的冒険で、サウジアラビアにあらゆる可能な支援を提供したアメリカの多く人々にとって確かに非常に衝撃的だ。

 だが、ジョー・バイデンが大統領となり、彼が「アジア基軸2.0」を開始しようと努めるにつれ、サウジアラビアを含め中東はアメリカ地政学にとって卓越した重要性を失った。アメリカは国際紛争の焦点を中東から東南アジアへと移行しようと努めていた。反中国地政学に向けた、だが、この移行は、ヨーロッパがロシアとの関係を再検討することも可能にし、それがノルド・ストリーム-2が可能になり、益々多くのヨーロッパ諸国がNATOとアメリカから独立したヨーロッパの安全保障インフラについて話をし始めた理由だ。だが、ヨーロッパの再検討はアメリカには受け入れられなかった。それ故の、ヨーロッパに対する「ロシアの脅威」を復活させるため、ウクライナにまでNATOを拡大することに対するワシントンの支持なのだ。これは、多くのヨーロッパ諸国、例えばスウェーデンやフィンランドが、NATO加盟を求め、ドイツなどの既存のNATO加盟国が、その一部がアメリカ製F-35ジェット購入に使われる防衛予算を増やして、アメリカに役だっている.

 だが、アメリカは両方のいいとこ取りはできない。ヨーロッパを支配下に引き戻すことはできたが、中東からの撤退は、中東がアメリカと合致しない外交政策を追求することを可能にした。アメリカは、単純に言えば、中東の同盟諸国を失ったのだ。これが石油価格下落を助けるため、イラン石油が国際市場に出ることを可能にするイランとの合意に対するワシントン攻勢の背後にある一つの主要理由だ。

 だがイランが支援するフーシ反政府派が過去何度もサウジアラビア本土を攻撃したことがあるので、イランとアメリカの取り引きは、アメリカ・サウジアラビア関係を悩ませる問題リストを増やすだけだ。だがサウジアラビアが支援する停戦と、サウジアラビアが支持するイエメン大統領の権限移譲は、前述の手紙が示唆する通り、リヤドが、もはやアメリカからどんな直接支援も受けないことを考えれば、アメリカから永久に去り「東」に向かって動くために、肩の荷を下ろすのをいとわない可能性を示している。

 だがこの変化は、上で強調した通り、アメリカの政策に原因がある。進行中のイランとワシントンの交渉は、アメリカが何十年間も維持し率いた、この地域安全保障構造を解体しようと努めていることをリヤドにはっきり示している。それに応じ、リヤドは、ゆっくりながら着実にイスラエルとの関係を再定義する方向に動いている。リヤドは、まだUAEのようにイスラエルを公式に承認していないが、ウクライナ-ロシア戦争に続く中国とロシアへの移行は、この移行が永久ではないにせよ長期的である事実を雄弁に物語る。

 もし、最近の世論調査で最低の支持率に達したバイデン政権が、サウジアラビアに対して、この手紙で示唆されたような行動をとれば、この移行を永久的にするかもしれない。もしサウジアラビアがOPEC-plus協定に固執し、アメリカ要求を受け入れるのを拒否しても、同様に、この移行を永久的にするだろう。

 Salman Rafi Sheikhは国際関係とパキスタンの外交、国内問題専門家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2022/04/20/us-saudia-ties-set-for-a-long-nosedive/

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 『耕助のブログ』 Finian Cunningham氏記事の翻訳を拝読。

No. 1439 米国の虚勢と空威張りにもかかわらずロシアと中国に対するペンタゴンの生物兵器の脅威は深刻

 植草一秀の『知られざる真実』

米国こそが「ならず者国家」

 デモクラシータイムス

中枢機能を破壊せよ 拡大する敵基地攻撃能力【半田滋の眼 NO.55】2022年4月21日 収録

 所詮属国「踏まれても蹴られても ついていきます下駄の雪」

 IWJ、一貫して「緊急事態条項」問題を指摘し続けておられるが、大本営広報部が揃って推進する以上、自分で自分の首を絞める崩壊の運命は時間の問題?

 日刊IWJガイド

「日経世論調査で緊急事態条項に賛成49%、産経世論調査で72.4%! 憲法審査会で自公維国が改憲に意欲! 民放連はCM規制強化に反対」

2022年4月25日 (月)

ゼレンスキーはロシア石油に支払うのは「殺人報酬」だと言うが全ての石油購入がそうだ

誰から買おうとガソリンや軽油の購入は常に殺人報酬だ。

フアン・コール
2022年4月15日

アンアーバー(Informed Comment)

 インタビューで、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がロシア石油に対し「殺人報酬」を支払ったと言ってドイツとハンガリーを非難したとBBCが報じている。

 2022年にロシアはエネルギー輸出で3200億ドルの収入を得て、モスクワの戦争機構に燃料を供給した。

 おそらく、ゼレンスキーは、アリン・ベーカー記者がTime誌で説明した問題、血のダイヤモンドになぞらえているのだ。一部のダイヤモンドは、大量殺人の資金調達をするため、ギャングが強制労働を使って採掘し、売るためにアフリカの紛争地域に由来する。倫理的な人々は、今血のダイヤモンドを買うのを避けようとしている。だが彼らは、殺人報酬石油を避けるのは不可能なことに気が付くだろう。

 風力と太陽エネルギー、バッテリーや電気自動車への動きを速める政府の大規模プログラムは明白な進むべき道だが、緑の党はショルツよりも、はっきりこれを見ている。

 ゼレンスキー大統領がガソリンや他の石油製品購入は殺人報酬を支払っているというのは正しい。この言葉は、ブチャ、マリウポリや他のウクライナ都市の子供、女性やと非戦闘員男性にしていることを考えれば、今のところ特にロシアにあてはまる。ロシアの石油も「血の石油」だ。

 けれどもガソリンや軽油などの購入は誰からそれを得るかにかかわらず、常に殺人報酬だと私は付け加えたい。石油産業は、何百万という人々を殺し、何億人もの人々をホームレスにする可能性がある二酸化炭素排出で惑星を破壊しつつある。大気汚染で病気になったり、死にさえしたりする人々全員や、危険な石油や化学物質の漏れにより被害を与えられた全ての人々、掘削作業によって家を追われ、被害を受けた全ての人々は言うまでもない。それは大規模な殺人報酬だ。

 ロシアに関してさえ、石油は単一国際市場なので、ルク・オイルから直接買わない場合でさえ、モスクワに殺人報酬を支払っているのだ。この商品を、あらゆる場所で/あらゆる人からの購入も価格を支持し、全ての生産者を助けるのだ。

 一台買う余裕がある何千万人もの人々が一台も買わないが、全員がハイブリッドあるいは電気自動車を買う余裕があるわけではない。全員が公共交通機関を利用できるわけではないが、そうできる何百万人もの人々がそうしない。全員が自転車で仕事に行けるわけではないが、そうしている人々より遙かに多くの人々がそうできる。それは健康に良く、そうすれば長生きに役立つはずだ。そして我々全員、石油の悪を終わらせる大規模インフラ変えるため政府の力を使う政治家にだけ投票できる。

 ゼレンスキーはなぜ特にベルリンとブダペストに腹を立てているのだろう? 欧州連合内でドイツとハンガリーは、これまで連合のロシア石油購入禁止令を無視している。

 ドイツは一部のロシアボイコットを支持した。例えばロシア石炭ボイコットに参加し、ロシアからバルト海を通るノルドストリーム2ガスパイプラインを中止した。後者は死文になるかもしれない。

 だがドイツはロシアから石油の25%とメタンガスの40%を輸入しており、オーラフ・ショルツ首相はそれら商品をボイコットするのは一層困難な提言だと主張している。彼の姿勢は連立相手、緑の党を激怒させた。

 ショルツと、左翼なので、アメリカの反対にもかかわらず、モスクワとの良い関係を長年求めている社会民主党より、ドイツ緑の党は、ウクライナへの軍事援助送付を、より熱心に望んでいるとロイターのポール・カレルは報じている。だが、SPDは、ロシア政府がどう猛な資本主義者で権威主義者であることに気付いていないように思われ、それが社会主義とどう関係があるのか私は良く分からない。

 だがドイツ緑の党もショルツ以上に化石燃料からの離脱を一層熱心に望んでいる。

 だから、ウクライナ危機は、ベルリンの連立与党に重い負担をかけている。

 もちろん、もしドイツがロシア石油をボイコットすれば、他の生産者から買わなければならないだろう。ボイコットでロシア石油を地中に保存すれば、グローバル供給が減るだろうから、価格はより高くなるだろう。それでドイツは有権者には評判が悪い新たな輸出業者に追加費用を払わなければなるまい。それ故、ショルツが不本意なのだ。風力や太陽エネルギー、バッテリーと電気自動車への動きを速める大規模な政府プログラムは明白な進むべき道だが、緑の党はショルツがそうするよりいっそう明らかにこれを見る。

 ゼレンスキーはBBCに述べた。「我々の友人やパートナーの一部は今や時代が変わり、もはやビジネスと金の問題でないことを理解している。それは生き残りの問題だ。」

フアン・コール

著者について

フアン・コールはInformed Comment創設者と編集長。ミシガン大学のリチャード・P・ミッチェル歴史教授。著書にはMuhammad: Prophet of Peace Amid the Clash of EmpiresやThe Rubaiyat of Omar Khayyamがある。Twitterの@jricoleあるいはInformed Comment Facebook Pageで彼をフォローする。

記事原文のurl:https://www.juancole.com/2022/04/zelensky-against-russian.html

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 The Jimmy Dore Show番組でこの記事を知った。

Zelensky Singles Out Russian Oil As “Blood Oil” With Straight Face

 ロシア石油をやめ、サウジアラビア石油を買うというが、彼らは虐殺者だ。そもそも一番大量虐殺をしているのはアメリカだ。チョコレートからスニーカーまで、欧米の人々が易く購入しているのは発展途上国の人々を搾取しているおかげだというJimmy Dore氏説に納得。

 芳ちゃんのブログ

 WOKE in Tokyo. The US Nukes Cool Japan Out Of Its Existence: By Thorsten J. Pattberg for the Saker Blog, Apr/13/2022を翻訳しておられる。

 『耕助のブログ』で翻訳された下記記事の続編。

No. 1428 残酷。日本の真実、東京大学から。

ウオーク・イデオロギーが東京に。米国は「クールジャパン」を攻撃する

 4/22のJimmy Dore Show、イルハン・オマール議員の案に感心。

 プーチンを戦争犯罪で非難するためアメリカは国際刑事裁判所締約国に加わるべき。

Ilhan Omar Urges Prosecuting U.S. War Criminals!

 Pars Todayには下記記事があるが、属国大本営広報部は一切報じない。

米議員が、世界の人権侵害に関する自国政府主張を批判

 The Sakerには、同じ筆者の最新記事がある。

Worried about WW3 and transmitting coronavirus, Japanese bought 20 million house pets

 属国と違い、宗主国にはまともな保守論客もいる。

 日刊IWJガイド

「ワシントンはウクライナ人が最後の1人となるまでロシアと戦う」 米国の保守の論客・ダグ・バンドゥ氏がバイデン政権を批判する論文を発表」

2022年4月16日 (土)

NATO制裁と、来るべきグローバル軽油大惨事

2022年4月11日
F・ウィリアム・エングダール
New Eastern Outlook

 進行中のグローバル・インフレーション危機の中、高いエネルギー価格は、2月末以来のウクライナにおけるプーチンによる行動の直接の結果だと、NATOの国家指導者と主流メディアは念仏を繰り返している。原因は欧米による制裁だというのが現実だ。制裁には、主要ロシア銀行に対するSWIFT銀行間アクセスも含み、他にも最も厳しい制裁がいくつか課されているが、ウクライナでの軍事行動にはほとんど影響を与えていない。多くの人々が見落としているのは、それが益々欧米、特にEUとアメリカの経済に影響を与えている事実だ。軽油のグローバル供給状態を更に綿密な観察すると、憂慮すべきものだ。だが、アメリカ財務省とEUにおける欧米の制裁計画者は、自分たちが何をしているのか完全に理解している。そして、それは世界経済にとって悪い兆しを示している。

 我々の大半は、ディーゼル燃料を汚染物以外の何かとは滅多に考えないが、実際それは、ごくわずかのエネルギー源しか、そうではない形で世界全体の経済に不可欠なのだ。最近ヨーロッパ石油精製協会の一部であるFuels Europeの長官は「工場を出入りするほぼ全てが軽油を使うので、軽油とGDP間には明確なつながりがある。」と述べた。

 ロシアのウクライナにおける軍事行動第一週の終わり、まだロシア軽油輸出に具体的な制裁なしでも、なおヨーロッパのディーゼル価格は既に30年ぶりの最高価格だった。それは戦争には全く無関係だった。2020年3月以来の過酷なグローバルcovid封鎖と、同時の、いわゆる環境重視の取り組み、略称ESGのおかげで、ウォール街とグローバル金融企業による石油とガス会社に対する投資引き上げが原因だった。ウクライナでのロシア軍事行動のほとんど初日、共にイギリス企業の世界最大の石油会社二社、BPとシェルは、軽油供給不足の恐れを理由に、ドイツへの発送の配達を止めた。ウクライナ戦争前、ロシアはEUの全軽油の約60から70%を供給していた。

 2020年、ロシアは毎日百万バレル以上輸出し、アメリカに次ぐ世界二番目に大きな軽油輸出国だった。その大部分、約70%がEUとトルコに行った。フランスは最大の輸入国で、それに続いてドイツとイギリスだった。フランスでは、全道路車両の約76%のトラックが軽油を使う。EUでは大半の車が一層経済的で効率的な軽油を使うから、ディーゼル需要はアメリカよりはるかに高い。4月第1週、ウルスラフォン・デア・ライエンEU委員会会長は、石炭に対する禁止令から始まるロシア・エネルギーに対する新たな制裁を誇らしげに発表した。EUはロシア石炭の最大輸入者だ。彼女が石油とガスは後日続くと言った。そのばかな動きは石油とガス価格を遙かに高くなるよう強いるから、EUの大部分にとって既に最高のエネルギー価格を更に引き上げるだけだ。

 ウクライナ危機の始めの時点で、covid封鎖が石油とガス生産の需要供給状況に大打撃を与えていたため、軽油の世界備蓄は既に2008年以来最も低かった。今軽油の未曾有の危機の準備は整っている。世界経済にとって影響は驚異的だろう。

 世界貿易を動かすディーゼル

 ディーゼル・エンジンは、従来の動力装置として最高のエンジン効率だ。それはルドルフ・ディーゼルが1897年に開発した圧縮着火の原理に基づいている。1ガロン当たり、より大きい効率と、より長い走行距離数のため、ほとんどすべての貨物トラック動力装置をディーゼルが動かしている。トラクターから収穫機まで、ほぼ全ての農業装置を動かしている。ガソリン・エンジンより遙かに燃料効率が良いため、EUで広く使われ、自動車燃料のほぼ50%だ。それはキャタピラ・ブルドーザーのような大半のすべて大型掘削機で使われる。建設装置で使われる。ディーゼル・エンジンは、世界中の全ての非電化鉄道、特に貨物列車で蒸気機関を置き換えた。軽油は一部の発電所や、ほぼ全ての重い軍用車両で使われる。

 そのため、一時的であれ、より長期であれ、軽油の世界的欠乏は壊滅的出来事だ。商品をコンテナ港から内陸の目的地に輸送できない。それどころか、軽油なしでは、トラックがスーパーマーケットや他の何に対しても食物を配達できない。供給連鎖全体が凍結する。エンジンを破壊さずに、ディーゼル・エンジンを、ガソリンで代用する可能性はない。

 2020年3月に始まった準備不十分な産業と輸送の世界的covid封鎖まで、軽油の需要と供給は均衡がとれていた。ところが突然の封鎖が、トラック輸送、自動車、建設、農業に対する軽油需要を崩壊させた。儲からない精製所は閉鎖された。能力は低下した。世界生産がcovid前の通常の形に戻った今、軽油備蓄が、特に世界最大の軽油消費者である欧州連合とアメリで、世界的に危険なほど低い。

 配給制度?

 今年始めの時点で、世界の軽油備蓄は既に危険なほど低く、価格を驚くほど上げた。ウクライナ戦争の影響前、2022年2月時点で、アメリカの軽油関連備蓄は、covid前の季節平均を21%下まわっていた。EUで備蓄は、8%あるいは3500万バレルcovid前の平均レベルを下回っていた。アジアの中枢、シンガポールでの備蓄は正常値より32%低かった。合計すると、三つの地域全ての軽油備蓄は去年危険なほど低く、昨年同時期を約1億1000万バレル下まわっていた。

 2021年1月と2022年1月の間にEUの軽油価格は、ほぼ二倍になったが、それはウクライナ制裁前だ。いくつか理由があったが、主要な理由は、世界的covid封鎖と、世界貿易の流れの再開に起因する原油価格急騰と供給途絶だった。問題を大きくさせたのは、3月初旬、ロシアに対する欧米制裁の中「エネルギー安全保障を保証する」ため、中国政府が軽油輸出に禁止令を課したことだ。それに加えて、最近のバイデン政権による全てのロシア石油とガス輸入に対する禁止令で、これは2021年、全てのロシア重油輸出の推定20%を含んでいた。同時にEUは、いつものイデオロギー的知恵で、ロシア石炭の輸入禁止令、ロシア原油禁止令をまとめ上げつつあり、軽油とガスも、これに続くと報じられている。

 4月4日、ドイツで軽油のリットル当たり平均価格は2.10ユーロだった。2021年12月27日には1.50ユーロだった。数週間で40%の上昇だ。2月24日ウクライナ軍事行動以降、ロシアに対する未曾有のアメリカとEU制裁後、益々多くの欧米石油企業や石油トレーダが報復の恐れから、ロシア原油や軽油の扱いを拒否している。ウクライナで戦いが継続する限り、これがエスカレートするのは確実だ。

 3月27日、ロッテルダムに本拠地がある世界最大の独立エネルギー商事会社VitolのCEOが、今後数カ月で、軽油配給制が世界的規模で益々ありそうだと警告した。彼はこう指摘した「ヨーロッパはロシアから軽油の約半分を、中東から軽油の約半分を輸入している。そこに軽油の体系的不足があるのです。」

 4月7日、以前アイルランド国立銀行にいた主導的アイルランド人エコノミスト、デイビッド・マクウィリアムスが憂慮すべき発言をした。「石油だけ上がっているわけではなく、軽油が上がっている、今後二ないし三週間、あるいはその前に、欧米で実際に軽油が尽きる可能性がある。我々はかなりの量、軽油を輸入しており、それは最初に処理するイギリスの二つの精製所から来る。それら精製所は現時点で原油がない。だから我々は基本的に、一日しのぎ、一時間刻みの基盤で、経済活動をしているのだ。」彼はこう補足した。「これは単なる石油危機ではなく、我々が50年間同じものを見たことがないエネルギー危機だ。」彼によれば、軽油備蓄がそれほど低い理由はEU加盟国が、石油と軽油の膨大な供給をロシアに外注するほうが遙かに安いと見たためだ。

 アメリカの状況は、より良いわけではない。政治的理由から、軽油燃料危機の本当の状態は、バイデン政権とEUが軽視していると報じられている。アメリカでは、インフレーションは既に40年で最高だ。本格的な転換を阻止する進行中のグローバル・ディーゼル燃料危機が意味するのは、トラックや自動車、農業や採鉱など全ての形の輸送に対する劇的影響だ。それは既に不振な世界経済にとっての大惨事を意味するだろう。それでもドイツの「Ampel」(交通信号)連合のような政府は、常軌を逸した二酸化炭素排出ゼロ目標や、石油や石炭やガスを段階的に廃止を計画し、バイデン徒党は、爆発するエネルギー価格を、頼りにならず高価な太陽光や風力を選び、石油など炭化水素を断念するための更なる口実になると内心見ている。産業が相互に結びついた本物の世界経済は、レゴおもちゃゲームとは違う。大いに複雑で細かく微調整されているのだ。この微調整が組織的に破壊されつつあるが、全ての証拠が、それが意図的であることを示している。ダボス・グレート・リセット優生学の狙いにようこそ。

 F. William Engdahlは戦略リスク・コンサルタント、講師。プリンストン大学の政治学位を持つ石油と地政学のベストセラー作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2022/04/11/nato-sanctions-and-the-coming-global-diesel-fuel-disaster/

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 ありがたいことだ。属国大本営広報部は決して掲載しない記事。

 耕助のブログ NATO・ロシア代理戦争を巡るスコット・リッターとマイケル・ハドソン対話翻訳が掲載されている。

No. 1432 NATO・ロシアの代理戦争

 英語原文は下記。

NATO-Russia Proxy War: Revealing Signs of a Fading America: Scott Ritter, Michael Hudson

https://www.globalresearch.ca/nato-russia-proxy-war-revealing-signs-of-a-fading-america/5775462

NATO-Russia Proxy War: Revealing Signs of a Fading America

https://www.unz.com/mhudson/nato-russia-proxy-war-revealing-signs-of-a-fading-america/

2022年4月 6日 (水)

(アメリカがしているのと同様に)ヨーロッパは制裁のごまかし方を学ぶべき

2022年4月1日
Moon of Alabama

 今日、欧州連合と中国は事実上のサミットを行なう予定だ。サミット開始前、ブリュッセルは、ロシアを支援しないよう中国に圧力をかけるという噂をまき散らした。

 もちろん中国は、どんな圧力も拒否し、ヨーロッパの戦略的に弱体な自治を指摘して報復している。

 金曜日、中国-EU指導者会談の何時間も前に、中国人アナリストが、中国-EU関係は、ウクライナ危機によって損なわれてはならない、そうなれば景気回復や人々の暮らしを保証するのが大いに困難になり、EU自身の利益に悪影響を及ぼし、戦略的に独立を追求するヨーロッパの目的にも反するので、ヨーロッパは、もうアメリカに外交政策を引き回されるべきではないと警告した。
・・・。
 ロシア・ウクライナ対立が一カ月以上続いており、ヨーロッパはロシアに対する制裁と、アメリカ率いるNATO安全保障構造への過度の依存から継続する大きな圧力を受け続けている。

 「EUは安全保障で、アメリカに引き回されているが、EUが追求している戦略的独立と合致しない」と[中国国際問題研究院欧洲研究部長崔洪建Cui Hongjian]が述べた。

 再び苦境に立たされるのを避けるため、EUは自身の運命を支配しなければならない。中国との結びつきを発展させることが、長期的に、EUに発展の機会を提供する一層バランスがとれた包括的な道だと彼は述べた。

 アメリカ/NATOへの依存は、ヨーロッパの戦略上の中核的弱点だ。アメリカは、それをヨーロッパの意志決定構造に潜入するために利用している。

 現在のウクライナ危機が始まった際、アメリカはロシアに対する特定の制裁を起動したと発表し、ヨーロッパも同じようにするよう言った。ヨーロッパは、そこで、するように言われた以上の制裁を行なうと決めた。制裁が実行されると、ヨーロッパに圧力をかけるために使った後、アメリカは自身の制裁の一部を、静かに葬り去るか、回避したのだ。

 3月8日、ホワイトハウスはこう発表した

 今日、バイデン大統領は、アメリカがロシアの石油と液化天然ガスと石炭の輸入を禁止する政令(E.O.)に署名する。不要な戦争を続けるのに使う経済資源を、プーチン大統領から更に奪う広範囲にわたる超党派支持を得た重要な動きだ。

 アメリカは、両党の連邦議会議員と世界中の同盟諸国やパートナーとの緊密な協議をして、この決断をした。
・・・。
 今日の政令は下記を禁止する。

  • ロシアの原油と特定石油製品と液化天然ガスと石炭のアメリカへの輸入。去年、アメリカはロシアから、一日ほぼ700,000バレルの原油と精製石油製品を輸入したが、この措置は、毎年アメリカの運転手と消費者からの何十億ドルもの収入をロシアから奪うだろう・・・。

 政令はここにあり、それはロシアの原油輸入を禁じているように思われる。

 しかしながら、3週間後も、アメリカは依然ロシア原油を輸入している。米国エネルギー情報局は、毎週、国別原油輸入リストを発表している。

 拡大する

 3月26日で終わる週、アメリカは一日100,000バレルのロシア原油を輸入していた。

 3月7日に、アメリカは、なぜロシア石油が必要なのか私は説明した。

 南海岸にいくつかあるアメリカ精製所は重油だけを加工処理している。2019年以来、アメリカはベネズエラからの重質原油輸入を封鎖し、ロシアのウラル重質原油輸入で置き換えた。ベネズエラ石油を再び輸入できるようにしようとして、カラカスに二人担当者を派遣した。それには、もちろんベネズエラに対する全制裁を撤廃し、企業やベネズエラ国が所有する没収した全ての金を返済することが必要だ。それは近いうちには起きるまい。

 軽油と灯油は長鎖炭化水素でできている。より軽い原油は、これが欠けている。より短いものから長鎖炭化水素を生成する方法はあるが、その加工処理は費用がかかる。重質原油から必要に応じて分離するほうが遙かに容易だ。

 ロシアのウラル重質原油なしでは、アメリカには軽油と灯油を作る効率的な方法がない。我々は世界的軽油危機のさなかだ。

 軽油は商品を消費者に届けるため貨物輸送で使うが、工業輸送でも燃料として使っている。いくつか続く欧米制裁の波で、ロシア精製業者は処理量を削減しており、既に厳しい軽油供給は一層厳しくなるだろう。

 「工場に出入りする、ほぼ全てのものが軽油を使っているので、軽油とGDPの間に明確な関連があるのを政府は非常に明確に理解している」とヨーロッパ石油精製協会の一部であるFuelsEurope会長が今週ロイターに述べた。

 今週早々、Vitolのラッセル・アルディが述べたように「ヨーロッパはロシアから軽油の約半分を、中東から軽油油の約半分を輸入している。そこで軽油は体系的に不足している。」

 だが、軽油ピンチを感じているのはヨーロッパだけではない。アメリカでも中間留分在庫が減少しているとロイターのジョン・ケンプが最新コラムで書いた。

 昨日、アメリカの戦略的石油備蓄(SPR)から一日百万バレルの原油を放出するとバイデン政権が発表した。この有権者に対する賄賂は、おそらく高いガソリン価格を下げるだろうが、戦略的石油備蓄が、軽油市場でも相違を生じさせるのに十分な重質原油を含んでいるかは疑わしい。

 ガソリンより、軽油こそインフレーションを促進しているのだ。

 そのためアメリカは、制裁を、ごまかし続ける可能性が高い。ヨーロッパはそれを認識すべきで、自身への経済的影響を減らすため制裁に同様に対処すべきだ。さもなければ国民を破滅させるだろう。

 アメリカやウクライナ-ロシア混乱は別として、最大貿易相手国である中国との関係も同様に対処すべきだ。そうしなければ、間もなく経験する可能性が高い景気後退の規模が増すだけだ。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2022/04/europe-must-learn-to-cheat-on-its-sanctions-just-like-the-us-is-doing-it.html#more

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 The Jimmy Dore Show

 アメリカ・メディア、ウクライナでの「戦争犯罪」プロパガンダを推進

US Media Pushes “War Crime” Propaganda In Ukraine

 下記番組にはAaron Mate氏も登場

  ゼレンスキー、ロシアとの和平を拒否した証拠

Proof: Zelensky REJECTED Peace With Russia

 デモクラシータイムス

【横田一の現場直撃 No.157】◆ 辻元始動、立憲立直せるか◆京都府知事選と北陸新幹線◆山本太郎のウクライナ観?  20220405

 日刊IWJガイド

「本日午後7時から『岩上安身による国際政治学者 六辻彰二氏インタビュー第3弾』を生配信します!」2022.4.6

2022年3月14日 (月)

価格ショックで麻痺したEUを犠牲に儲けるアメリカ

2022年3月9日
ウラジーミル・ダニーロフ
New Eastern Outlook

 ヨーロッパは、ここ数ヶ月急速に上がるガス価格に揺さ振られ、旧世界で財政的、社会政治的不安定が起きている。

 これには、いくつか理由があり、その一つは、彼らのあからさまなロシア嫌悪政策の結果、ヨーロッパ当局者が、ガスプロムと安いガスをEU国内市場から遠ざけることに成功した時に、速く豊かになろうと望んだヨーロッパ国内投機家の駆け引きだ。結果として、これら投機家は、ガスプロムが夏に彼らの貯蔵庫に送り込んだ安いガスを300、400あるいは500パーセントの利幅で売る。そうすることで、彼らはヨーロッパ消費者から彼らの超利益を絞りとるのだ。そして彼らは、これらの備蓄資源を売るまで、彼らはロシア・ガスをヨーロッパに入れさせないだろう。

 ロシア・ガスのヨーロッパ投機家以外に、アメリカも、異常に高い価格で利益を得て、ここ数ヶ月途方もなく儲けている。一方、この問題に関して本当の状況から世論の目をそらすため、その下落がワシントンにとって絶対に利益を生み出さないから、ジョー・バイデン政府高官は、彼ら自身全く価格を下げようとせず、偽って、ガス価格を引き上げたと言ってモスクワを非難しようとしている。

 そしてこれはロシア連邦関税局とアメリカ経済分析局データの、アメリカによるヨーロッパへのガス輸出に関する報告で、ここ数ヶ月の超高いガス価格で、ロシアより多くの金をもうけているのがアメリカであることが明らかに証明される。それで、2021年1月-8月、ロシアが輸出した天然ガスとLNGの価値は、331.97億ドルで、同期間にアメリカが輸出したLNGは429億ドルに相当する!

 ヨーロッパへの大半のアメリカ・ガス供給は、12月と1月、ヨーロッパでの相場が最高記録に達していた時に締結された(特定の日付まで、速い購入と支払いで送付する交換価格)現物契約だ。結果的に、ヨーロッパに今アメリカのガスを供給している業者は素晴らしい利益を生んでいる。1月、彼らはヨーロッパにアメリカで生産されたガスを供給することで利益を受けただけではなく、アジア太平洋地域(APAC)のより安いガス価格の結果、中東やアジア経路から、大量に向け変えた。

 ガスプロムは、長期契約下の契約義務を果たして供給している。つまり取引所の価格より際立って安い価格で。

 もしLNG供給でヨーロッパガス価格がより低下すれば、市場はアメリカ輸出業者にとって自動的に面白くなくなり、ヨーロッパ自身伝統的な供給元からのガス購入に戻らなければならないだろう。従ってヨーロッパのパニック・ムードは、今人為的に、ウクライナを巡る状況のエスカレーションから、ロシアがガス供給を削減しかねないという主張で維持されている。だがアメリカからの全てのLNG供給が、ヨーロッパで一度もガス相場を本格的に押し下げるのに成功したことがないのは注目に値し、他方ロシアとアメリカ、あるいはヨーロッパ指導者間の交渉成功のどんなニュースでも価格を100-150ドル下げる。

 我々が知っている通り、ヨーロッパ・ガス市場は、市場が物理的により大きいアジア太平洋諸国に依存する世界LNG市場の裏庭だ。価格がアジアで下がり始めるとすぐ、ヨーロッパでも下落し、逆もまた同様だ。2021年、アメリカ・ガス輸出の半分がアジア太平洋、4分の1だけがヨーロッパに行った。だが、アメリカからヨーロッパ向けへのLNG転換は、アジア太平洋で、より高いガス価格を招き、アメリカ・ガス運輸会社がアジアに戻り、ヨーロッパの価格が、再び同じヨーロッパ投機家とアメリカ業者の利益の記録を破る状態で、ワシントンのギャング風ガス政策に価格を支払うヨーロッパ人にとっての不幸となる。

 ヨーロッパは膨大なガス消費量と、十分利用されていない多数のLNG輸入ターミナルゆえに、長い間輸出インフラに合計600億ドルも使ったアメリカ企業にとって、大いに関心があった。ワシントンの影響で、ヨーロッパでもLNGターミナル建設で実際ブームがあり、リトアニアやポーランドさえ建設した。だがLNGはロシアからのパイプラインガスと比べて高価なのは誰も否定できない。これが最近まで、ヨーロッパがなぜロシアからのパイプラインガスを安く買うのに非常に熱心だったか、ヨーロッパのLNG最終収容能力の75-80%がなぜ空の状態だったかの理由だ。いずれにせよ、ヨーロッパでのアメリカLNGをガスプロムに対する競争相手だと評価する主な基準は価格だ。

 だが、ここ数週間、ガス市場は、かなり悪化した。とりわけ、2月下旬、安全保障に関するモスクワとの対話を、NATOとアメリカが拒否する確認書をロシアが受け取った後だ。欧米が、2014年にワシントンが仕掛けたクーデターで権力の座についたキエフの凶暴なネオ・ナチ当局を説得するのをワシントンが露骨に拒否した背景で起きていた。不完全な情報によれば、欧米の暗黙の支持を得て、キエフ当局は8年間、終始ドンバスで大量虐殺政策を推進し、13,000人以上のロシア語話者文民を殺して、ロシア嫌悪政策を推進している。加えて、キエフ当局は最近ネオ・ナチ活動を強化し、使う願望からキエフはロシアを攻撃する遠大な計画を開始すべく、ウクライナの核兵器開発能力恫喝を強化している。

 こうした条件下で、キエフ当局の活動に対する欧米の適切な回答がないので、2月下旬、モスクワは自衛のため、非武装化し、非ナチ化するため、ウクライナで特殊策戦を始動するよう強いられた。これに対応して、ワシントンと西洋同盟諸国はロシアに対する情報戦争を開始し、厳しい制裁をした。ブリュッセルはロシア嫌いのアメリカ政治支配層を喜ばせるため、ヨーロッパ・ガス市場の状況を大きく緩和できたはずの既に建設済みのノルドストリーム2の証明書発行を拒否した。だが他のロシア・パイプラインは稼働しており、ヨーロッパにガスを送り続けている。更に、ワシントンに浴びせられる紛らわしい反ロシア情報戦争にもかかわらず、ウクライナ配送システム運用者の報告によると、ロシア・ガスはウクライナ・ガス配送システムで絶えること無く流れ続けている。ヨーロッパへのガス供給はウクライナ・パイプラインを通して流れているだけでなく、増加している。ヨーロッパは供給要請を増やし、ガスプロムはウクライナ・パイプを通して、ウクライナでロシアの特殊作戦が始まる前の1日5000万立方メートルではなく、1日に1億900万立方メートルのガスをポンプで送り始めたが、これは供給倍増だ。

 だが冬の気候と、ヨーロッパの地下貯蔵庫枯渇のため、EUにガスはほとんど残っておらず、現在、輸入に切り替えるようヨーロッパを強いているが、それは、そもそもウクライナ危機でガス価格引き上げておいて「親切に」アメリカが提供するガスなのだ。公然と「ワシントンのご相伴に預かる」ボレルのような政治家連中が、ホワイトハウス方針を支持し、ガス部門でもロシアに追加制裁を課すことを話し始めたが、これまでの所、ヨーロッパはロシア炭化水素の供給を制裁対象からはずそうとしている。同時に、これらヨーロッパ当局者はロシアがガスをヨーロッパに対する手段として使わないのを十分過ぎるほど知っている。ついでながら、EUは代替策がなく、世界のガス輸出業者の多くが既にそれについて率直な意見を述べている。現在のヨーロッパ当局の反ロシア政策は国民の貧困化のみならず、多くのヨーロッパ企業と経済部門全体の破産も脅かし、これが継続すれば、ヨーロッパの状況は住民にとって一層悪化するなるだろう。

 同時に、ヨーロッパの対ロシア制裁政策が拡大し続けるにつれ、ロシアが欧米の制裁はロシア経済にとって破滅的だと考えれば、最終的に自身の安全保障を確保するため、炭化水素供給を報復措置として使う可能性は排除できない。だがこのような行動はヨーロッパに対するアメリカの明確な勝利で、ガスを含むワシントンへの依存の更なる増加がロシアとの関係を悪化させ、事前計画されたヨーロッパ・ガス価格上昇を通して、アメリカを一層豊かにするだけだろう。

 ウラジーミル・ダニーロフは政治評論家、オンライン誌「New Eastern Outlook」独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2022/03/09/us-enriches-itself-at-the-expense-of-the-eu-paralized-by-the-price-shock/

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 議会で、ヌーランドが、ウクライナに生物学研究施設があると認め、ロシア軍に材料を接収されないよう手配していると述べた。ウクライナで生物兵器攻撃があれば、それはロシアが仕掛け敵のせいにする典型例だとも述べた。これからアメリカ・NATO・ウクライナが仕掛けるという宣言に思えた。

 対ソ制裁は同盟諸国の墓穴

 大本営広報部呆導だけでなく、日本語youtubeも見る時間が減った。代わりに、海外のwebやyoutubeを長時間見ている。

 興味深い記事を読んだ。

War Plans Were Leaked On Purpose By Russia 4 Months Ago — and that is why Dems kept predicting war

 Mike Whitney氏のUnz記事も興味深い。ウクライナを売った男

 The Man Who Sold Ukraine

 Moon of Alabamaに列記されているリストで、下記ビデオを知った。簡潔。

 ゼレンスキー大統領も、ハンター・バイデンもコロモイスキーの手駒。

Zelensky, Hunter Biden — and Their Sugar Daddy, Kolomoisky

 日刊IWJガイド

「ロシア制裁で失われる日本の国益! 資源開発用機械は制裁で中国にシェアを奪われる!? プーチン大統領は撤退の海外企業資産の国有化を表明」2022.3.14号~No.3469号

 デモクラシータイムス あのフッソ化合物汚染が話題。

東京の水も危ない⁉ 汚染源は横田基地? 隠された令和の水俣「PFOA」NO.3【Tansa報道最前線】20220310

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