麻薬とされるマリファナについて

2015年2月24日 (火)

ロシアの経済的自立: 大麻は認めるが、GMOは認めない

Alex Levin
Global Research
2015年2月22日

さほど遠くない昔、オバマ大統領は、欧米経済制裁のおかげで、ロシア経済は“ぼろぼろになっている”と述べたが、彼は恐らく、彼が戦争を挑発しようとしている相手、ロシア独特の固有信念を知らないのだ。ロシアに困難な時期に関することわざがある - “酷く見えるほど、良い”、貧困は創意工夫を育成するというという意味だ。厳しい現在が政治や、プーチン支持であるか、反対であるかに無関係に、ロシア人に、国民性を鍛え、自立を習得する好機をもたらすのだ。実際、ロシア大統領は最近、国内資源による国家経済再生の大きな重要性を強調した。自然で、人間的で、技術的な農業だ。ロシア食品は、ロシア・エネルギー、国家の食糧安保にとって、同等の戦略的重要性を持つようになり、多数の適切な施策によっていっそう強化されるだろう。

大した騒ぎ立てもせず、GM製品の国内での栽培と輸入の両方を禁止した政府の法律草案は、ロシア議会での承認待ちだ。巨大農企業が、GMトウモロコシとひまわりの種(政府当局の承認無しで)を、秘密裏に栽培した南部ロシアでのいくつかの事例は別として、遺伝子組み換え種子は、ロシアでは歓迎されていない。メドベージェフ首相の内閣は既に外国バイオテク企業(モンサントやシンジェンタを含む)との交渉は中止しており、効率的な農業と加工施設と統合された伝統的な持続的農業に重点がおかれている。小麦、ライ麦やソバ等のロシアの伝統的主要生産物を、国内消費と輸出需要向けに生産を強化することに優先度がおかれる。世界貿易機関に加入したので、ロシアは、ロシア市場での遺伝子組み換え生物(GMO)の食糧生産と流通を許可することを期待されている。ウラジーミル・プーチン大統領は、ロシアは、WTOに対する義務に違反することなく、GMO無しのまま止まるつもりだと宣言した。政府が、GMOへのロシアへの導入に反対している主な理由は、ロシアには、地球上で、最も貴重な破壊されていない表土があり、生態学的惨事の為の秘密手段であるGMOや、ラウンドアップやアトラジン等の化学薬品を含まないままで維持する価値がある。しかしながら、ロシアには主要生産物の相当な輸出の潜在能力があり、将来、世界では、膨大な自然食品の不足が予想されていることは過小評価してはならない。

東シベリアにおける大麻生産

全てあらゆる新しいことは、忘れさられた過去となる。ロシア政府が、2013年に、東シベリア - ブリヤート共和国とアルタイで始めた、大麻生産の再登場は有望な事業だった。歴史的に言って、ロシア経済は、ピェニカーとして知られ、国内産業にも、ヨーロッパやアメリカへの輸出にも使われていた大麻に頼って来てた。大麻の国際貿易で、ロシアは、何世紀も収益を得ていたのだ。最近、ロシア連邦麻薬流通監督庁は、テトラヒドロカンナビノール成分が少ない大麻交配種の先進農業計画を承認した。現在、ロシア大麻は、衣服、医療や国防を含む、多様な用途に加工されている。

本記事は、2015年2月15日に書かれた。

アレックス・レビンはモスクワを本拠とする国際貿易交渉に詳しい調査ジャーナリスト。

記事原文のurl:http://www.globalresearch.ca/russias-economic-self-reliance-yes-to-hemp-no-to-gmo/5432679

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農相、献金疑惑で交代。「TPPの交渉への影響はどうでしょう」という馬鹿なやりとりがあった。ただ報じるだけなら、「はじめてのお使い」と変わらない。「はじめてのお使い」は誰も被害を受けない微笑ましい番組と思う。

TPPの中身に対する調査報道を完全に放棄しておいて、交代と、後継者の紹介。あれよあれよというまに、中学生殺人事件に話題は移る。

一人の中学生の殺人、ひどい犯罪だ。ずっと学校にいっていなかったというが、学校は何をしていたのだろう?一億人の国民に、そして末代まで、TPPによる売国行為の災いは続くのだ。

重大さの大きな問題と、そうでない問題を意図的に並列する大本営公報電気洗脳箱、みればみるほど阿呆になることだけは確実だろう。

2008年9月18日 (木)

王様は裸だ 第2章 大麻利用略史

第2章 大麻利用略史 (王様は裸だ ジャック・ヘラー)

我々は世界に挑戦する。私たちが間違っていると証明してみて欲しい!

あらゆる化石燃料とそれから作られたもの、更には紙や建築用の木材まで、地球を守るため、地球温暖化を防止し、森林破壊を止めるために禁止されたならば、

そうなったら、世界の紙と繊維の大半を供給できる、毎年再生可能な天然資源は一つしか存在しない。世界の全ての運輸、産業界、家庭用エネルギー需要をまかなえ、同時に公害を減らし、土壌を回復し、しかも大気まで清浄化してくれる...

その物質とは、これまで何度も出てきたものと全く同じ大麻...マリファナなのだ!

船と船乗り

90パーセント*の全ての帆(フェニキア人以前、少なくとも紀元前5世紀から蒸気船が発明され、商用化されてからずっと後迄(19世紀中期から後期迄)大麻で作られていた。

*残りの10%は、通例、亜大麻或いはカラムシ、サイザル、ジュート、マニラアサのような主要でない繊維である。

(Abel、Ernest、Marifana: The First 12,000 Years、Plenum Press、1980; Herodotus、Histories、5th Century B.C.; Frazier、Jack、The Marifana Farmers、1972; U.S. Agricultural Index、1916-1982; USDA film、Hemp for Victory、1942.)

「キャンバス」という言葉は(フランス語とラテン語と二度の移動を経た)ギリシャ語単語 "Kannabis."のオランダ語発音だ。*

*Kannabis - (Hellenized) 地中海ギリシャ語化された、ペルシャ語と古代北部セム語に由来するもので(カヌバ、カナボスム、Cana?、カナーフ)学者達は、シュメール語とアッカド語の基礎である、6,000年前のインド-セム-ヨーロッパ語族の曙にまでさかのぼっている。古代シュメール語/バビロニア語 K(a)N(a)B(a)、或いはQ(a)N(a)B(a)は、最も長く保持されている人類の基語の一つだ。1 (KNは籐で、Bは二つを意味する - 二つのアシ或いは両性だ。)

キャンバスの帆に加え、今世紀まで、事実上全ての艤装、錨綱、貨物用網、漁網、旗、覆い、槙肌(海水から船を保護する主なもので、梁の隙間や、若い梁の間の詰め物として使われた)は、マリファナ植物の茎から作られていた。

船員の服から、船員の、ロープ底で(時に)「キャンバス製」の靴の縫い目に至るまで、ことごとく大麻で作られていた。*

*16、17、18、或いは19世紀の平均的な貨物船、高速帆船、捕鯨船、或いは海軍の戦列艦は、帆、網等は言うまでもなく、50から100トンの大麻で艤装しており、塩害による腐食のため、毎年あるいは二年毎に、その全てを交換する必要があった。(アメリカ合衆国海軍兵学校、或いはボストン港の米国軍艦コンスティテューション、別名「オールド・アイアンサイド(=老装甲艦)」の構造参照)

(Abel、Ernest、Marifana、The First 12,000 Years、Plenum Press、1980; Ency. Brittanica; Magoun、Alexander、The Frigate Constitution、1928; USDA film Hemp for Victory、1942.)

更に、船の海図、地図、日誌、そして聖書も、西欧/アメリカ世界ではコロンブス(15世紀)の時代から1900年代初期まで、大麻繊維を含む紙から作られており、中国人の場合は1世紀以降そうだった。大麻の紙は大半のパピルス処方の50から100倍長持ちし、製造もコストも100倍楽で、安かった。

信じがたいことに、大麻製の帆、ロープなどの方が、船の木造部の建設よりも費用がかかったのだ。

海での大麻使用は禁じられていなかった...

織物と布地

1820年代までアメリカでは(また、世界の大半では20世紀まで)、衣服、テント、ベッドのシーツやリンネル、* ぼろ、掛け布、キルト、タオル、おしめ、等々に用いられたあらゆる織物と繊維の80%、更に国旗「星条旗」さえ、主として大麻繊維で作られていた。

何千年とは言わずとも、何百年もの間(1830年代まで)、アイルランドは最高のリンネルを、イタリアは世界最高の服地用生地を、大麻から作っていた。

*1893-1910年版のエンサイクロペディア・ブリタニカと、1938年、ポピュラー・メカニックス誌では、リンネルと呼ばれていた生地の少なくとも半分は、亜麻ではなく、大麻だったと推定している。 ヘロドトス(c. 450 B.C.)は、トラキア人が作る大麻の衣服は繊細さの点でリンネルと同等であり、「極めて経験がある人でないと、大麻か亜麻か識別はできない」と述べている。

こうした事実はほとんど忘れ去られてしまったが、大麻が木綿より柔らかいこと、木綿より良く水を吸収すること、木綿の三倍の引っ張り強度があり、木綿より何倍も長持ちすることを我々の先祖は良く知っていた。

実際、愛国的な本物、現代の名門「アメリカ革命の娘達」の母親達、ボストンとニューイングランドのDARは、ワシントンの兵士の軍服を作るため、1776年「spinning bees=紡ぎ蜂」を組織し、大半の糸が大麻繊維から紡がれた。歴史的に忘れ去られ(或いは検閲された)今や貶められているマリファナ植物無かりせば、大陸軍はペンシルバニアのバレー・フォージで凍死していたろう。

共和国の初期経済では、大麻の一般的利用は、アメリカ合衆国初代財務長官アレクサンダー・ハミルトンが、思考する時間をかけるほど重要で、1790年代の財務通知で、彼は「亜麻と大麻: これらの製造業者はお互いに非常に密接な関係にあり、往々にして混じり合っており、両方は一緒と見なすほうが良い。帆布は10%の税であるべきだ...」と述べている。

(Herndon、G.M.、Hemp in Colonial Virginia、1963; DAR histories; Able Ernest、Marifana、First 12,000 Years; 1985の映画 Revolution with Al Pacinoも参照のこと.)

..幌馬車は丈夫な大麻キャンバス防水シートに覆われて西へと向かい(ケンタッキー、インディアナ、イリノイ、オレゴン、そしてカリフォルニアへ*)2、一方、船は大麻の帆と綱を使い、「ホーン岬」を巡り、サンフランシスコへと帆走した。

*頑丈で有名なLeviの最初のジーンズは、カリフォルニアの1849年ゴールドラッシュでやってきた連中用に、大麻製の帆布とリベットで作られた。こうすれば、沈殿物から選鉱鍋で取り出した黄金で一杯になっても、ポケットは破れないのだった。3

手織り布は、世界中の人々によって「家庭用大麻耕地」で栽培した繊維からほとんど常に織られ続けてきた。アメリカでは、この伝統は最初の移住者達(1620年代)から1930年代の大麻禁止まで続いた。*

*1930年代、連邦麻薬局は議会に、多数のポーランド系アメリカ人は、裏庭で、冬の「ももひき」や 作業衣を作るため、依然として大麻を栽培しており、翌年の衣服を盗もうとする連中である麻薬局職員に対しては散弾銃で応じる、と報告している。

大麻畑の古さと密度が繊維の品質に影響する。農家が柔らかいリンネルのような繊維が欲しい場合には大麻を密集して植える。

経験的法則として、医療あるいは娯楽用に植える場合には、5平方ヤードに一粒種を植える。種をとる為に植える場合には、4から5フィート離す。

(Univ. of Kentucky Agricultural. Ext. leaflet、March 1943.)

粗い艤装や粗い布用の場合には、一平方ヤードに120から180粒の種子を植える。極細リンネルやレース用には、一平方ヤードに400粒植え、80から100日で収穫する。

(Farm Crop Reports、USDA international abstracts. CIBA Review 1961-62 Luigi Castellini、Milan Italy.)

1820年代後半には、新しいアメリカの手動綿繰り機(gin)(エリ・ホイットニーが1793年に発明した)は、大半がヨーロッパの主要な装置機械技術(道具と金型製造)のほうがアメリカより進んでいたので、ヨーロッパ製の「産業用」織機と綿繰り機 ("gin"はエンジンを縮めたもの)に置き換えられた。現代、アメリカ農業で使われているすべての化学物質の50パーセントが木綿栽培に使われている。大麻は化学物質を必要とせず、アメリカ政府とDEAを除けば、ほとんど雑草や昆虫の天敵がいない。

軽い木綿衣服が初めて、手で腐らせ、手で大麻繊維を分離し、紡ぎ車やジェニー紡績機で手紡ぎするより少ない経費で作れるようになった。4

けれども、丈夫さ、柔らかさ、暖かさと、長持ちするという特徴から、1930年代まで大麻は二番目に多く使われる天然繊維であり続けた*。

*大麻繊維には、THC或いは「ハイになる成分」は入っていないのではと、お考えかもしれない。その通りで、シャツを吸っても駄目なのだ! 事実、大麻繊維、ついでに言えば、他のあらゆる繊維を喫煙しようとするのは、命にかかわる危ないことだ!

1937年のマリファナ課税法以後、1936年からドイツ企業I.G.ファルベンのライセンス許諾による新たなデュポンの「合成繊維」が(特許の引き渡しはドイツの第一次世界大戦対米賠償支払いの一部だった)、天然の大麻繊維に取って代わった。(ヒトラー政権下で、I.G.ファルベンのおよそ30%はアメリカのデュポンが所有し、資金を出していた。) デュポンは1938年の特許取得後、ナイロン(1935年に発明された)も市場に投入した。

(Colby、Jerry、DuPont Dynasties、Lyle Stewart、1984.)

最後になるが、アメリカ農業で現代用いられている全化学物質のうち、およそ50%は木綿栽培に使われている点は留意すべきだ。大麻は化学物質を必要とせず、アメリカ政府とDEAを除けば、ほとんど天敵の雑草も昆虫もない。

(Cavendar、Jim、Professor of Botany、Ohio University、"Authorities Examine Pot Claims," Athens News、November 16、1989.)

繊維とざら紙

1883年迄、本、聖書、地図、紙幣、株や債権、新聞等を含む世界の全ての紙の75-90%は大麻繊維で作られていた。グーテンベルク聖書(15世紀); ラブレー(16世紀)の「ガルガンチュワとパンタグリュエル」中のパンタグリュエルとパンタグリュエリオン草の話、(17世紀)のジェームズ王欽定訳聖書、フィッツ・ヒュー・ラドロー、マーク・トゥエイン、ヴィクトル・ユーゴ、アレクサンドル・デュマらの作品、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」(19世紀)、そしてほとんど他の全てが大麻の紙に印刷されていた。

独立宣言の第一草稿(1776年6月28日)は、1776年7月2日に完成した第二草稿同様にオランダの(大麻)紙に書かれていた。これはその日実際に合意され、1776年7月4日に発表公開公表された文書だ。1776年7月19日、議会は「宣言」を羊皮紙 (加工した動物の革) 浄書複写するよう命じ、これが1776年8月2日代表団が署名した文書となった。大麻紙は、大半のパピルス製品の50から100倍長持ちし、製造費用も、手間も100倍少ない。

(植民地アメリカ人)と他の世界が、あらゆる紙を作るために使っていたのは、船主が紙に再生するようにスクラップとして廃棄された帆とロープだった。

他の紙材料は、主として大麻、時に亜大麻で作られた着古した服、シーツ、おしめ、カーテンやボロ*がスクラップ業者に売られたものだった。

*これが「ボロ紙、ラグ・ペーパー」の語源だ。

我々の祖先は極めて倹約的で、何でも投げ捨ててしまうようなことはせず、1880年代まで、あらゆる古ボロや衣装は混ぜられて、紙に再利用されていた。

大麻繊維を含むボロ紙は、最高の品質で、これまで作られた紙のなかで最も長持ちした。ぬれた時には破れるが、乾燥すると完全な強さを取り戻した。極端な条件で無ければ、ボロ紙は何世紀も安定した状態を保った。この紙は、まず決してすり切れることがない。多くのアメリカ政府文書は、法律によって、1920年代まで大麻製「ボロ紙」に書かれていた。5

中国人が早くから大麻紙製紙(紀元1世紀 - イスラム教徒が方法を発見するより800年前、ヨーロッパより1,200年から1,400年前)の知識、技術を持っていたことが、東洋の知識と科学が西洋のそれよりも1,400年もの間、非常に進んでいた二つの理由のうちの一つだと概して学者達は考えている。こうして長持ちする大麻紙製紙の技術により、東洋人は、何世代もにわたって伝え、さらにその上に積み上げ、研究し、精緻化し、挑戦し、変更すべき知識(言い換えれば、累積的、総合的学識)を集積したのだ。

東洋の知識や科学が1,400年間、西洋のそれよりも優位を維持できたもう一つの理由は、 ローマ・カトリック教会が95%のヨーロッパ人に読み書きを禁じたことだ。更に1,200年以上の間、懲罰や頻繁な死罪によって、彼らは自らの聖書を含む海外、国内のあらゆる書籍を燃やし、取締り、或いは禁じた。それで、多くの歴史家がこの時代を「暗黒時代」と呼んだ(476 A.D. - 1000 A.D.、或いはルネッサンス頃迄も)。(第10章「社会学」参照。)

ロープ、より糸と艤装

事実上世界のあらゆる都市に(我々の知らない大昔から)大麻縄製造産業があった。6 しかし、ロシアが世界最大の生産者、最高品質の製造業者で、1740年から1940年まで西欧世界の大麻の80パーセントを供給していた。

トーマス・ペインは「コモンセンス」(1776)の中で、新しい国家にとって不可欠な四つの天然資源を挙げている。「艤装、鉄、材木とタール」だ。

その中でも主なものは艤装用の大麻だった。彼は書いている。「大麻は目に余るほど隆盛をきわめているので、我々は艤装に欠乏することはない。」さらに彼は続けてイギリス海軍との戦争に不可欠な他のものを列記している。大砲、火薬等だ。

すべてのロープ、より糸、艤装の70-90%は、1937年迄大麻で作られていた。そして、それは石油化学繊維(ドイツのI.G.社の特許ライセンスで主としてデュポンが所有する企業が製造)や、1898年の米西戦争の賠償としてスペインから獲得した遙かかなたの太平洋フィリピン占領地から運んだマニラ(アバカ)アサに、往々にして強度を得るために鋼鉄ケーブルを絡みあわせたものによって置き換えられた。

画のキャンバス

大麻は完璧な記録用媒体 7

ヴァン・ゴッホ、ゲインズボロー、レンブラントらの油絵は、他のキャンバス画同様、主に大麻キャンバス上に描かれていた。

丈夫で光沢のある繊維の大麻は、熱、白カビ、昆虫に耐え、光で痛まない。大麻や/又は亜大麻キャンバス上に描かれた油絵は何世紀も良い状態のままもつ。

絵の具とワニス

何千年もの間、事実上あらゆる良い絵の具とワニスは、大麻の実油と/又は亜大麻仁油から作られてきた。

例えば、1935年だけでも、1.16億ポンド(58,000)トン*)の大麻の実が、絵の具とワニスだけのためにアメリカで使われていた。大麻乾性油事業はほとんどデュポンの石油化学物質に取って代わられた.8

* 1937年のマリファナ譲渡課税法に対する国立油量種子製品研究所の議会宣誓証言。比較の為に、アメリカ合衆国大麻薬取締局 (DEA)と、アメリカ中のあらゆる州と地方警察機関が、1996年、700+ トンのアメリカで栽培されたマリファナ; 種、植物、根、ほこりの固まり等全てを押収したという主張を考慮されたい。DEA自身すら、1960年代以来、押収され、破棄された全てのマリファナ/大麻植物の94から97パーセントは野生で育っていたもので、マリファナとして喫煙される可能性はなかっだろうことを認めている。

議会と財務省は、1935-37年デュポンが財務省主任顧問でハーマン・オリファントに対して行った秘密の宣誓証言で、確信していた。つまり、大麻の実油は、主としてデュポンによって製造される合成の石油化学の油で置き換えることが可能だった。

議会に提出されたマリファナ課税法の起草に関与していたのはもっぱらオリファントだけだった。9 (この話の全容は第4章、「合法的大麻の最後の日々」参照。)

照明用油

およそ1800年頃まで、大麻の実油はアメリカと世界で最も多く使われていた照明用油だった。その頃から1870年代まで、大麻の実油は、鯨油に続いて二番目に消費されている照明用油だった。

大麻の実油は、伝説のアラジン、預言者アブラハム、そして現実世界では、アブラハム・リンカーンのランプを灯したのだ。それは最も明るいランプ用油だった。

1859年ペンシルバニアでの石油発見とジョン D. ロックフェラーの1870以後の国家石油受託の後、大麻の実油は、石油、灯油等に置き換えられた。(第9章、「経済」参照。)

実際、著名な植物学者ルーサー・バーバンクは述べている。「[大麻の]種は、他国ではその油で称賛されているが、この国でそれが無視されているのは、農業資源の無駄な利用の典型的だ。」

(Burbank、Luther、How Plants Are Trained To Work For Man、Useful Plants、P.F. Collier & Son Co.、NY、Vol. 6、pg. 48.)

バイオマス・エネルギー

1900年代初期、ヘンリー・フォードや他の未来志向で、有機志向の、エンジニアリングの天才達は(彼らの知的、科学的後継者が今もそうしているように)重要な点を認識していた。現代、世界で用いられている90%までの全ての化石燃料(石炭、石油、天然ガス他。)は、とっくの昔にトウモロコシの茎、大麻、古紙等のバイオマスによって置き換えられているべきだった。

バイオマスは、特に環境コストを考慮に入れると、石油、石炭、或いは原子力エネルギーの現行のコストのほんのわずかで、メタン、メタノール或いはガソリンに転換することが可能であり、使用を必須にすれば、酸性雨を止め、硫黄を含むスモッグを止め、地球の温暖化効果を止めることが可能だ。それも今すぐに!*

*政府と石油、石炭会社等は、公害に関する限り、バイオマス燃料を燃やすことは、化石燃料資源を使うことより優れているわけではないと主張する。しかしこれは明らかに不正確だ。

一体なぜか? なぜなら、化石燃料と違い、バイオマスは、成長過程で、今の大気から光合成で二酸化炭素公害を取り除き続ける、生きている(絶滅したものでなく) 植物から得られるからだ。更に、バイオマス燃料は硫黄を含んでいない。

大麻がバイオマス用に栽培され、熱分解(炭化)或いは生化学的堆肥化によって燃料に転換されて、化石燃料エネルギー製品に取って代われば、これは達成可能だ。*

*注目すべきは、気候と土壌の点で、地球規模で考えた場合、トウモロコシの茎、サトウキビ、ケナフ等、地球上の最も近いライバル達よりも、大麻は少なくとも4倍、更にはそれよりもずっと、地球に優しい、再生可能バイオマス/セルロースの可能性が大だ。(Solar Gas、1980; Omni、1983; Cornell University; Science Digest、1983; etc.).

第9章、「経済学」も参照。

熱分解による製品の一つ、メタノールは、今日も大半のレーシング・カーで使われており、1920年代に始まった石油/メタノール・オプションによって、1930年代中、更には1940年代中頃、第二次世界大戦の終結迄も、アメリカの農家や自動車運転手が何万台もの自動車、農業用及び軍用車で定期的に使っていた。

メタノールは、ジョージア技術大学がモービル・オイル社と共同で開発した触媒処理によれば、ハイオクタン無鉛ガソリンにすら転換することも可能だ。

1842年から1890年代まで、きわめて強いマリファナ(当時はカンナビス・エクストラクトゥムスとして知られていた)とハシシ抽出物、チンキ剤と、甘みと香りをつけた飲みやすくしたアルコール水溶のエリキシル剤として、人間用(誕生から、子供時代を経て老年まで)としても、獣医薬としても、1920年代、そしてそれ以降も、アメリカで、ごく普通に第二、第三番目に良く使われた薬だった。

(第6章、「薬」と、第13章、「19世紀」を参照。)

先に述べたように、少なくとも3,000年の間、1842年迄は、様々なマリファナ抽出物(蕾、葉、根等)は、人類の多くの病気治療用最も良く使われ、広く受け入れられていた。

けれども、西欧ではローマ・カトリック教会が、アルコールや瀉血以外の大麻のいかなる医療用途をも、1200年以上にもわたって禁じた。

(第10章、「社会学」参照。)

アメリカ合衆国薬局方は、大麻は、疲労、咳の発作、リュウマチ、ぜんそく、精神錯乱、偏頭痛、生理痛や、月経に伴ううつ等の病気治療に用いられるべきだと指示していた。(ノートリッジ、カリフォルニア州立大学、麻酔性植物学の、ウイリアム・エンボーデン教授)

ビクトリア女王は、大麻樹脂を生理痛と月経前緊張症候群に使い、彼女の治世は(1837-1901)英語圏におけるインド大麻薬利用の大いなる伸長と並行していた。

今世紀、大麻研究によって、ぜんそく、緑内障、吐き気、腫瘍、てんかん、感染症、ストレス、偏頭痛、食欲不振、鬱病、リュウマチ、関節炎及びヘルペス等の多くの健康問題の治療において、治癒的価値と全く安全であることが実証された。

(第7章、「大麻の治療用の使用」)

食用油と蛋白質

大麻の実は、事実上世界中の全ての人々によって、粥、スープ、薄い粥等に、今世紀まで良く使われていた。僧は麻の実の食事を一日に三度食べることを要求されており、麻から衣類を紡ぎ、その繊維で作られた紙に聖書を印刷していた。

(以下を参照 Rubin、Dr. Vera、"Research Institute for the Study of Man;" Eastern Orthodox Church; Cohen & Stillman、Therapeutic Potential of Marifana、Plenum Press、1976; Abel、Ernest、Marifana、The First 12,000 Years、Plenum Press、NY、1980; Encyclopedia Brittanica.)

大麻の実を絞ると極めて栄養価の高い植物油が得られるが、この油には植物王国中でも最も大量の必須脂肪酸が含まれている。これら必須な油は人間の免疫反応に関与しており、血管中のコレステロールや汚れを綺麗にする。

種を絞って油を取るときの副産物は、高品質蛋白質の種ケーキだ。それは発芽させたり(もやし)、挽いてから焼いて、ケーキや、パン、キャセロールにした。マリファナ種の蛋白質は、人類にとって、最高で、最も完全な、体に摂取可能な植物性蛋白質の一つだ。大麻の実は人間の栄養にとって、最も完璧な食料源だ。

(第8章のedistinsと必須脂肪酸についての記述を参照。)

大麻の実は、1937年の禁止法まで、野生と飼い鳥用の世界第一位の餌だった。地球上のあらゆる種餌の中で、鳥が最も好む*ものだった。1937年にはアメリカ合衆国の小売商で、鳴き鳥用に4百万ポンドの大麻の実が販売されていた。鳥は混ぜた種の山から、最初に大麻の実をつまみ出して食べる。世界中の鳥は、大麻の実を食べ物として摂れば、その油を羽根や、健康に使えて、より長生きし、より繁殖する。(より詳細は第8章、「基本的な世界中の食品としての大麻」を参照。)

*議会証言、1937; "鳴き鳥はそれがないと、歌いません"と、鳥餌企業が議会で証言。その結果; 蒔いても生えなくした大麻の種が、イタリア、中国や他の国々から、アメリカ合衆国に輸入され続けた。

大麻の実は、人や鳥に対して、目に見えるようなハイな状態は引き起こさない。種にはごく微量のTHCしか存在していない。大麻の実はヨーロッパでは、魚が喜ぶ餌でもある。釣り人は、まき餌の店で(大麻の実を水上に撒く)何ペック(=約9リットル)もの大麻の実を購入し、その種を求める魚を至る所から集まらせて捕獲する。大麻の実は、大半の小鳥と同様、魚の大好物である。

(ジャック・ヘラーのヨーロッパにおける個人的調査。) (Frazier、Jack、The Marifana Farmers、Solar Age Press、New Orleans、LA、1972)

建材と住宅

一エーカーの大麻で、4.1エーカーの木と同じだけのセルロース繊維パルプが生産できるので、*大麻は、プレスボード、パーチクル・ボードやコンクリート施工用型枠用の木に取って代われる完璧な材料だ。

*Dewey & Merrill、Bulletin #404、アメリカ合衆国 Dept. of Agriculture、1916.

実用的で、安価な耐火建材で、素晴らしい断熱と防音効果のあるものが、植物繊維を加熱し、圧縮して丈夫な建材用パネルを作ることで得られ、ドライウォール(石膏ボード)やベニヤ板に取って代わることが可能だ。オレゴン州、ユージンにあるコンドズ・レッドウッド・ランバー社のウイリアム B. コンド氏は、ワシントン州立大学と共同で(1991-1993)、木質繊維と比較した、大麻複合建材の優れた強度、柔軟性と、経済性を実証しており、梁としてさえ使えるという。

大麻くずと石灰とを混合して作られる、再発見されたフランスの建材、イソシャンブルは、本当に鉱物状態に石化して何世紀も持つ。考古学者は、フランス南部で、メロヴィング朝時代に(500-751 A.D.)、この方法で作られた橋を発見した。

(付録Iのフランス、レーヌのシェネヴォット居住地を参照。)

大麻は歴史上ずっと絨毯の裏当てとして使われてきた。大麻繊維は丈夫で、腐食に強いカーペット製造に使える可能性があり、それは家庭の火事で合成物質が燃えて発生する有毒ガスや、新しい合成カーペットによっておこるアレルギー反応を無くしてくれる。

再生可能でない石炭や石油を原料にした化学原料の代わりに、再生可能な大麻セルロースを化学原料として用いて、プラスチックの配管用パイプ(PVCパイプ)を製造することが可能だ。

従って我々は、将来、世界で第一位の再生可能な資源大麻で、家が建てられ、配管され、ペンキで塗られ、家具が備えられることを思いめぐらすことも可能だ。

喫煙、娯楽と創造性

アメリカの独立宣言は、「生命、自由と幸福の追求」という「不可分の権利」を認めている。それ以後の裁判所裁決は、プライバシーの権利と、これに基づく選択、アメリカ合衆国憲法とその修正条項を推定している。

世界中の宗教的傑作の作者から、現代の不遜な風刺作家に至るまで、芸術家や作家の多くが創造する上での刺激に大麻を用いて来た。こうした人々の中には、ルイス・キャロルと、「不思議の国のアリス」の中の水ギセルでタバコをすういもむし、更には、ビクトル・ユーゴやアレクサンドル・デュマ、ルイ・アームストロング、キャブ・キャロウエイ、デューク・エリントンやジーン・クルーパのようなジャズの巨人達、そしてこのパターンは、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、イーグルズ、ドゥービー・ブラザーズ、ボブ・マリー、ジェファーソン・エアプレーン、ウイリー・ネルソン、バディ・リッチ、カウントリー・ジョーとザ・フィッシュ、ジョー・ウオルシ、デヴィッド・キャラディン、デヴィッド・ボーイ、イギー。ポップ、ローラ・ファラーナ、ハンター・S. トンプソン、ピーター・トッシ、グレートフル・デッド、サイプレス・ヒル、シニード・オコーナー、ブラック・クロウズ、等々、現代の芸術家や音楽家に至るまで続いている。

もちろんマリファナを吸うと創造性が高まる人々もいるが、そうでない人々もいる。

だが歴史上、人が好むアルコール、タバコ或いは大麻のような気晴らし用の物質の禁止を、様々な禁止やら「禁止活動」集団が試み、時折成功している。

アブラハム・リンカーンは1840年12月この種の抑圧的思考に反論して、こう述べた。

「禁止 . . . は人の欲求を法律によって制御しようという試みであり、犯罪ではないものを犯罪にしてしまうという点で、理性を踏み越えている . . . 禁止法はわが政府が打ち立てられたまさにその原理に対して一撃を加えるものだ。」

経済的安定性、利益と自由貿易

競争的な市場では、全ての事実さえ明らかになっていれば、農薬や除草剤無しで栽培された植物から作られ、長持ちする、生物分解性の「Pot tops」や「Mary Jeans」等を買い求めようと人々が殺到するはずだろう。こうした製品で先行している会社の例をあげると、エコリューション、ヘンプステッド、マリー・ミルズ、オハイオ・ヘンパリー、トゥー・スター・ドッグ、ヘッドケース、そしてドイツでは、ハンフハウス、等がある。

我々は資本主義、試験にかけ、制限されない需要と供給という市場と、「グリーン」な環境にとに対する配慮によって、地球の将来が決められるようにすべき時だ。

1776年に、木綿シャツは100ドルから200ドルしたが、大麻シャツは50セントから1ドルだった。1830年代には、より涼しく、軽い木綿シャツは、より暖かく、より重い、大麻シャツと同等の価格となり、競争力のある選択肢になった。

人々は、繊維に求める特徴に基づいて自分の衣服を選択することができた。現代、私たちにはそういう選択肢はない。

大麻や他の天然繊維の役割は、禁止法の不適切な影響ではなく、需要供給と、個人的な趣味や価値観で決定されるべきだが、政府援助と莫大な税が、天然繊維が合成繊維に置き換わるのを妨害している。

60年間政府が情報を抑圧した結果、大麻繊維やその用途の信じがたいほどの可能性について、事実上一般人は全く知識を持っていない。

100%大麻や、大麻と木綿の混紡を使えば、私たちは自分のシャツやズボンや他の衣類を孫に残せる。賢い消費支出によって、ナイロンやポリエステルのような石油化学合成繊維は、より丈夫で、より安く、涼しく、水を吸収し、呼吸し、生物分解可能な天然繊維によって、本質的に置き換えらるだろう。

現在、中国、イタリア、ハンガリー、ルーマニア、チェコスロバキア、ポーランド、そしてロシアといった東欧諸国は、何百万ドルもの価値の丈夫な大麻や、大麻/木綿混紡織物を生産しており、何十億ドルものを収入を毎年生み出せるだろう。

これら諸国は伝統的な農業と織物技術の上で成立しているが、アメリカ合衆国は、この植物の絶滅を強制し、破壊的な合成技術にてこ入れしようとしている。

大麻/木綿混紡織物でさえ、1991年迄アメリカ合衆国での直接販売は許されていなかった。例えば中国人は、暗黙の契約で、質の悪いラミーや木綿を輸出するよう強いられていた。

(National Import/Export Textile Company of Shangai、Personal communication with author、April and May、1983.)

1990年版の「王様は裸だ」が印刷されている頃、少なくとも55パーセントの大麻を使っている衣類は、中国やハンガリーからの輸入だった。1992年、本書を印刷する頃には、様々なクラスの100%大麻繊維が直接中国やハンガリーから届くようになった。1998年の今、大麻繊維の需要は世界中でブームとなり、ルーマニア、ポーランド、イタリア、ドイツ等々から入っている。大麻は、ローリング・ストーン、タイム、ニューズウイーク、ペーパー、ディートゥア、デイーティルズ、マドモアゼル、ニューヨーク・タイムズ、ロサンジェルス・タイムズ、デア・シュピーゲル等によって1990年代、最も人気のある繊維と認められた。メディアを挙げれば際限が無い。いずれもが何度も繰り返して、産業用、栄養用の大麻の話題を採り上げている。

更に、大麻をバイオマス用として栽培すれば、毎年1兆ドルのエネルギーが提供可能で、同時に空気の質を向上させ、独占的な中央権力から富を奪い去り、農村地域とその周囲の共同体に分配することが可能だ。大麻は地球上他のどの植物より、持続可能な生態環境と経済への可能性を持っている。

結論として . . .

最初に述べた我々の基本的姿勢を改めて表明する必要がある。世界は、我々が間違っていることを証明して欲しい。

地球を救うために、地球温暖化効果を止めるために、森林破壊を止めるために、全ての化石燃料とその派生物、そして製紙用と建設用木材が禁止されたらどうなるだろう。

そうなれば、世界の紙と織物の大半、世界中のあらゆる運輸需要、工業用と家庭用エネルギー需要を満たし、同時に、公害を低減し、土壌を再生し、さらに大気までも清浄化する . . .毎年再生可能な天然資源はたった一つしかない。

そう、その物質は、何度も繰り返している同じ物、大麻 . . . マリファナだ!

脚注:

1. Oxford English Dictionary; Encyclopedia Brittanica、11th edition、1910; U.S.D.A. film、Hemp for Victory、1942.

2. Ibid.

3. Levi-Strauss & Company of San Francisco、CA、author's personal communication with Gene McClaine、1985.

4. Ye Olde Spinning Jennys and Wheels were principally used for fiberin this order: cannabis hemp、flax、wool、cotton、and so forth.

5. Frazier、Jack、The Marifana Farmers、Solar Age Press、New Orleans、LA、1974; U.S. Library of congress; National Archives; U.S. Mint; etc.

6. Adams、James T.、editor、Album of American History、Charles Scribner's Sons、NY、1944、g. 116.

7. Frazier、Jack、The Marifana Farmers、Solar Age Press、New Orleans、LA、1974; U.S. Library of Congress; National Archives.

8. Sloman、Larry、Reefer Madness、Grove、New York、NY、1979、pg. 72.

9. Bonnie、Richard and Whitebread、Charles、The Marifana Conviction、Univ. of Virginia Press、1974.

大麻が(父親)ジョージ・ブッシュの命を救った

大麻の重要さの例をもう一つ挙げよう。大麻が非合法とされた1937年から五年後の1942年、第二次世界大戦対策として、迅速に再導入された。

そこで、太平洋上での戦闘後、燃える飛行機から飛び出した若きパイロット、ジョージ・ブッシュは、以下の事をほとんど知らなかっただろう。

- 飛行機のエンジン部品は大麻の実油を潤滑油につかっていた。

- 命を救ったパラシュートの帯ひもは100%アメリカで栽培した大麻で作られていた。

- 彼を救出した船の全ての艤装とロープは事実上全部大麻で作られていた。

- その船の消防用ホースは(彼が通った学校のホース同様に)大麻繊維で編まれていた。さらに、

- 最後に、若きジョージ・ブッシュが無事甲板上に立った時、今日でも全ての良い革靴や軍靴がそうであるように、彼の靴の耐久力ある縫い目は大麻だった。

それなのにブッシュ大統領は、その経歴のうちのかなりの時間を、大麻という植物の根絶と、おそらくは自分自身を含めて誰もこの情報を決して知ることができないようにする法律の施行に費やしてきた. . .

(USDA film、Hemp for Victory、1942; ケンタッキー大学農学部 Service Leaflet 25、March 1943; Galbraith、Gatewood、Kentucky Marijuana Feasibility Study、1977.)

第2章、以下まだある。勝手ながら省略させていただく。

翻訳記事原文url:The Emperor Wears No Clothes By Jack Herer Chapter Two

2008年9月 8日 (月)

王様は裸だ -1 (ジャック・ヘラーのマリファナ論)

第1章

大麻史概観

本書の記述を簡潔にするために:

アステリスク(*)印を付けた事項の説明、あるいは典拠は、各段落末にあげる。簡潔にするため、事実、逸話、歴史、研究等々の他の典拠は、本文中に引用するか、または付録にまとめた。本書で引用した事実は、おおむね、主に大麻から作った紙に150年以上もの間印刷されていたエンサイクロペディア・ブリタニカで検証可能である。ただし、一般的な検証目的であれば、どの百科事典 (いくら古いものであれ)でも、良い辞書でもかまわないはずだ。

カンナビス・サッテイヴァ L.

別名: ヘンプ、カンナビス・ヘンプ、インド・ヘンプ、トゥルー・ヘンプ、マグルズ、ウイード、ポット、マリファナ、リーファー、グラス、ガンジャ、バング、「カインド」 ダッガ(南アフリカ)、ハーブ等々、これらの全ての名前は全く同一植物を指している!

名詞になっているものは? (アメリカの地名)

例えば、ロングアイランドのヘンプステッド(HEMPstead); アーカンサスのヘンプステッド(HEMPstead)カウンティ、テキサスのヘンプステッド(HEMPstead)、ノースカロライナのヘンプヒル(HEMPhill)、ペンシルバニアのヘンプフィールド(HEMPfield)等は大麻を栽培した地域にちなんで、或いは、大麻栽培から付けられた家名に由来している。

アメリカ史覚え書き

1619年、アメリカ最初のマリファナ法が、バージニア、ジェームスタウン居留地で制定されたが、それは全ての農家にインディアン大麻の実の(栽培を)試みるよう「命じる」ものだった。より強制的な(栽培しなければならないという)大麻栽培法が、1631年にはマサチューセッツで、1632年にはコネチカットで、更にチェサピーク居留地では、1700年代中期まで施行されていた。

イギリスでさえも、大麻を栽培しようという外国人には、皆が熱望するイギリス国籍という対価が国家から与えられ、拒否する連中に対しては、往々にして罰金が科せられた。

アメリカの大半の場所で、1631年から1800年代初期まで、大麻は法定貨幣(お金)だった。なぜか? アメリカの農民に、もっと栽培するように奨励するためだ。1

アメリカ中で、200年間以上も、大麻で税金を支払うことができた。2

アメリカでは、何度かの飢饉の時期に、大麻を栽培しないという理由で投獄されることさこえあり、例えば、バージニアでは1763年から1767年の間そうだった。(Herndon、G.M.、Hemp in Colonial バージニア、1963; チェサピーク Colony ies、1954; L.A.Times、August 12、1981; 他)

ジョージ・ワシントンとトーマス・ジェファーソンは、彼らのプランテーションで大麻を栽培していた。ジェファーソンは、3外交官としてフランスにいる間、彼自身と秘密エージェントが多大の費用を費やして、特にすぐれた大麻の実を、違法で中国からトルコに密輸する大変な危険さえ冒した。中国の高級官吏(政治指導者達)は、大麻の実を非常に大切にしており、輸出は死罪に処していた。

1850年のアメリカ合衆国国勢調査では、布、キャンバス、さらに艤装、木綿のベール梱包用に大麻を栽培している、8,327カ所の大麻「プランテーション」があった* (最小面積2,000エーカーの農場)。こうしたプランテーションの多くは、主として1865年以前に労働集約的な大麻産業用の安い奴隷労働を使うことが可能だったという理由から、南部や境界州にあった。

(アメリカ国勢調査、1850; Allen、James Lane、法の支配、ケンタッキー 麻畑の物語、MacMillan Co.、NY、1900; Roffman、Roger、Ph.D. 薬としてのマリファナ、Mendrone Books、WA、1982.)

*この数値は、アメリカで大麻を栽培していた何万もの、より小規模な農場、または、何百万ではないにせよ、何十万もの家庭大麻耕地は含まない。200年もの間、今世紀に入ってさえ、80パーセントのアメリカの大麻消費を、ロシア、ハンガリー、チェコスロバキアやポーランド等から輸入しなければならなかったことは考慮に入れていない。

ベンジャミン・フランクリンは、アメリカ最初の大麻を使う製紙工場の一つを操業していた。これにより、アメリカは、イギリスに紙や本が必要だと請願したり、納得させたりする必要なしに、植民地の自由な新聞を持つことができた。

更に、様々なマリファナやハシシ抽出物は、1842年から1890年代までの間、アメリカ合衆国で、第一位、第二位、そして第三位に良く処方される薬だった。人間に対する医薬としての利用は1930年代を通して続き、この時代アメリカと世界の獣医薬としても傑出していた。

大麻抽出薬はエリ・リリー、パーク-デイビス、ティルデンズ、ブラザーズ・スミス(スミス・ブラザース)、スクイブ他、多くのアメリカやヨーロッパ企業や薬局によって製造された。この間、大麻抽出薬による死亡例は一つもとなく、初めての使用者、或いは新米の使用者が、時に見当識障害になったり内省的になりすぎたりするのを除き、事実上いかなる乱用も精神障害も報告されていない。

(御厨、Tod、M.D.、Marifana Medical Papers、Medi-Comp Press、CA; Cohen、Sidney & Stillman、Richard、Therapeutic Potential of Marifana、Plenum Press、NY、1976.)

世界史の注

「織られた布地で、世界で最も古いものはあきらかに大麻で、第八千年期には使われ始めていた (8,000 - 7,000 B.C.)」

(コロンビア世界の歴史、1981、54ページ.)

大麻に関する多数な文献(つまり、考古学、人類学、文献学、経済、歴史)は、少なくとも以下の点では合致している。

キリスト生誕の1,000年以上昔から1883年まで、大麻、つまり、マリファナは、地球上最大の農作物、最重要の産業で、何千もの製品、企業を生み出していた。地球上の繊維、生地、照明用油、紙、お香や薬の、圧倒的多数を作り出していた。更に人類と動物にとって不可欠な食用油と蛋白質の主要な源でもあった。

事実上全ての人類学者や、世界中の大学によれば、マリファナは大半の宗教や儀式でも、雰囲気、精神、或いは痛みを改善するために最も良く利用された七つ程の薬の一つとして用いられ、向精神薬、幻覚的(精神を現す、或いは精神を拡大する)聖餐として服用された。

ほとんど例外なしに、こうした聖なる(薬)体験は、人類の迷信、お守り、護符、宗教、祈祷、そして言語符号を刺激した。

(第10章「宗教と魔術」参照)

(Wasson、R.、Gordon、Soma、Divine Mushroom of Immortality; Allegro、J.M.、Sacred Mushroom & the Cross、Doubleday、NY、1969; Pliny; Josephus; Herodotus; Dead Sea Scrolls; Gnostic Gospels; Bible; Ginsberg Legends Kaballah、c. 1860; Paracelsus; British Museum; Budge; Ency. Britannica、"Pharmacological Cults;" Schultes & Wasson、plants of the Gods、Research of R.E. Schultes、Harvard Botanical Dept.; Wm EmBoden、Cal State U.、Northridge; et al.)

大麻供給を確保するため戦われた大戦争

例えば、1812年の(アメリカがイギリスに対し戦った)戦争の主な理由は、ロシアからの大麻調達だった。ロシアの大麻が、ナポレオン(1812年のわが同盟者)と彼の「大陸体制」同盟軍が、1812年にロシア進入した主な理由だったのだ。(第12章、「1812年の(大麻)戦争とナポレオンのロシア侵略」参照)

1942年、日本のフィリピン侵略後、マニラ(アバカ)アサの供給を絶たれ、アメリカ政府は400,000ポンドの大麻の種をウイスコンシンからケンタッキーに至る、アメリカ農家に配給し、農家は42,000トンの大麻繊維を1946年の戦争終結迄、毎年生産した。

歴史上なぜ大麻/マリファナはそれほど重要だったのか?

なぜなら大麻は、総合的に、地球上で最も丈夫で、最も耐久力があり、長持ちする天然の柔らかい繊維だからだ。その葉と花頂(マリファナ)は、少なくとも3,000年間、世界人類の2/3にとって、今世紀の始めまで、文化により、一番目、二番目あるいは三番目に重要で、良く利用される薬だった。

植物学的に、大麻は地球上で最も進んだ植物の科の一つだ。大麻は雌雄異体で(雄、雌があるが、時には雌雄同体、つまり雄と雌が同じ植物上にある)、木質で、事実上地球上の他のどの植物より太陽を効率的に活用する一年生草本植物で、一度の短い栽培期間にたくましく12から20フィート以上の丈まで伸びる。大麻は事実上地球上のどんな気候や土壌条件でも、限界的な環境でさえ育つ。

大麻は、地球で断然一番の再生可能な天然資源なのだ。これがなぜ大麻がそれほど重要なのかという理由である。

脚注:

1. Clark、V.S.、History of Manufacture in the United States、McGraw Hill、NY 1929、Pg. 34.

2. Ibid.

3. ジョージ・ワシントンの日記; WWritings of George Washington、Letter to Dr. James Anderson、May 26、1794、vol. 33、p. 433、(U.S. govt. pub.、1931); Letters to his caretaker、ウイリアムズ・ピアス、1795 & 1796; トーマス・ジェファーソン、Jefferson's Farm Books、Ernest、マリファナ: The First 12,000 Years、Plenum Press、NY、1980; M. Aldrich、et al.

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ロシア系関取のマリファナ疑惑がかまびすしい。数年前に、某大手新聞社幹部の師弟が、マリファナ吸引をしたということで、マスコミが賑やかだった時期があったと記憶している。ヘロイン、コカイン、あるいは他の合成薬物は、無条件に好ましからぬ物質ということで、禁止されるのは道理かも知れない。しかし、知人で、海外に山岳探検にでかけた際に、現地でマリファナを試したという人の話を思い出した。「マリファ、試したけど、リラックスする程度のことで、とうということはなかったよ」というのだ。どこの国の話だったかも覚えていない。知人の経験、たしか40年ほど前のことだ。

それで気になって、マリファナ、大麻関係の本を数冊まとめて読んでみた。

「第二次大戦後、アメリカによって禁じられた」ようだが、なぜいけないのかは、そうした本を読む限りさっぱりわからなかった。法律を読んでもわからない。ヨーロッパには、マリファナを合法にして、公然と喫煙させる国があるという。オランダだったか。皆様も是非どれかをお読みいただきたい。そもそも、マスコミが一斉に、何かをほめたり、けなしたりするのは、お上の政策のラウドスピーカー。大本営発表活動に決まっている。

小選挙区制導入、二大政党制称賛、憲法改正(実は破壊)、そして9/11、対テロ戦争、小泉郵政911詐欺選挙。イラク特措法、そして2008年自民党総裁選挙等々。

そうしたキャンペーン、これまで庶民の為になったためしがない。だから、一斉キャンペーンの時には、なんであれ、まず眉につばをぬりたくるようにしている。

webを見ると、日本でも、マリファナ合法化を主張しておられる方々もある。

大麻とはなにか?

麻と人類文化

宗主国アメリカにも、熱心な活動家がおられる。ジャック・ヘラー氏だ。麻・マリファナ擁護論の大部な本を書き、印刷物を販売する一方で、オンラインで公開している。

The Emperor Wears No Clothes

そこで、彼の公開本の一部を翻訳掲載させていただくことにした。

印刷された本には、膨大なイラストや写真、図版も入っている。これを機会に、是非原書のお求めを。

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