二大政党という虚構・選挙制度

2020年4月 1日 (水)

伝染病とメルトダウンの時期:二大企業政党による大量殺人

グレン・フォード
2020年3月26日
Black Agenda Report

 公衆医療部門の縮小は、二つの大企業政党が加担した資本主義の犯罪だ。

 「今や機器やベッドや医療人員不足のため、何万人もの死はもはや避けられない。」

 アメリカの政治制度は、大企業だけが支配できるようになっているので、不釣り合いな人数で何万人もの黒人や褐色人種の人々が、今後数週、数カ月中にコロナウイルスで死ぬ運命にある。資本による独裁が、本当の選挙による洗礼を決して受けない状況を確保されているので、アメリカの寡占体制が、アメリカ国民の健康を、世界の他の先進国より、劣るものにして、あらゆる種類の伝染病被害を遥かに受けやすくさせている。40年以上、着実に労働者の生活水準を下げ、人口が1億1400万人増加しているにもかかわらず、1975年以来、50万床以上減らされた病院のベッド数を含め、社会福祉政策を削減した「底辺への競争」(緊縮政策)を、資本の忠実な使用人として、民主党と共和党は促進したのだ。

 バラク・オバマと、民主党支配下の議会は、大不況による自己破壊から巨大な政治力を持ったひと握りの集団を救い、次に「重大な取り引き」で復活した共和党と協力して、地方や州の公衆衛生体制を含め社会福祉が、失った収入と人員を決して取り戻せないようにした。公衆医療部門は、営利的医療ほど「効率的ではなく」、「革新的ではない」という一般的な合意に基づいて、医療削減と超民営化は、大都市は民主党に、州レベルでは、共和党に監督された。公衆医療分野は、海外の供給源を含め、民間供給業者に益々依存するようになった。人工呼吸器やマスクや他の機器やの在庫は、民間部門における利益を最大化する「ジャストインタイム(ぎりぎり間に合う=必要量の直前納入)」哲学にあわせて最小限にされた。だが、コロナウイルスが発生すると、時間不足となり、今や、機器やベッドや医療人員の不足のため、何万人もの死者は避けられない。

 「医療削減と超民営化は、大都市は民主党に、州レベルでは共和党に監督された。

 公衆医療部門の縮小は、二つの大企業政党が加担した資本主義の犯罪だ。

 自国民の生きる機会を減らすだけでは満足せず、複占二大政党は、ベネズエラとイランの医療部門を機能不全にする制裁を、手を組んで主張し、誰もCovid-19を聞いてない時期に、何万人も死なせたのだ。アメリカは大企業政党のタッグチーム政策を通した、苦難と死の世界的倍媒体だ。致命的な病気が蔓延し始めると、犯罪は大量殺人・自殺と化する。

 ドナルド・トランプは、疑いなく愚かで、無能で、自己取り引きしているが、まさしくこれらの特質が、全国的な制度の、良い方向であれ、悪い方向であれ、彼が、いかなる根本的変化も引き起こす能力をなくしているのだ。議会が、アメリカ疾病予防管理センターCDCの資金を削減する彼の企みを拒否したが、CDCが強化し、指揮し、結集すべき全国的医療制度がないのだから、現在の危機に対して、ほとんど意味がない。アメリカ医療は、縮小され、民営化され、大量感染に対処する能力が全くない、決して「ジャストインタイム(ぎりぎり間に合う)」ことがない状態なのだ。

 トランプのずっと前から、遅すぎたのだ。早口ながら、思考力はのろいジョー・バイデンが来年一月、官邸のやっかい者の後任になれば、本物の国民皆保険制度を創設する見込みは皆無だろう。バイデンは、「メディケア・フォー・オール」法案が、大統領執務室の机の上に載ったら、拒否権を行使すると言っている。だが、単一支払者医療保険制度なしでは全国保険制度は不可能だ。事実上、バイデンは、大量死という綱領で大統領選挙運動をしているのだ。二つの大企業政党、どちらが政権を握っても、「底辺への競争」(墓への競争)は支配階級の政策であり、どちらの党も支配階級に奉仕するのだから、バイデンの最大支持者、黒人アメリカ人は、不釣り合いな人数で死に続けるだろう。

 「単一支払者医療保険制度なしでは全国保険制度は不可能だ

 もし、何らかの奇跡によって、バーニー・サンダースが民主党指名候補となり、更に大統領になれば、彼の立法議案は彼自身の党幹部と議員の大半に反対されるだろう。金持ち寄贈者連中が墓への競争を続ける権益を擁護してくれるので、大企業政党支持者連中は、あわれなジョーのもとに結集しているのだ。民主党に、誰がボスか確実に理解させるため、世界8番目の金持ちオリガルヒ、マイケル・ブルームバーグは(「ブルームバーグは、民主党を飲み込んで、サンダース支持者を吐き出したいと願っている」をご覧願いたい)民主党を即金で購入しつつある。今週、ブルームバーグは、彼の選挙運動資金1800万ドル、実際、自前で資金供給する大統領選挙運動に、彼が自分の口座から移した資金を民主党全国委員会へ移した。民主党全国委員会は、緊縮政策を批判するサンダースのような政治家や彼の若い熱狂的支持者に対し、民主党を更に一層敵対的な環境にすることが目的のニューヨーク億万長者に、まもなく直接説明する義務があるはずだ。「メディケア・フォー・オール」は、緊縮政策にとって、越えてはならない仕掛けワナの線だが、単一支払者医療保険制度なしでは全国保険制度はあり得ない。

 にもかかわらず、2020年の大流行と大崩壊から生き残ったアメリカ人は、新たな医療制度を要求するだろう。にもかかわらず、2020年の大流行と大崩壊から生き残ったアメリカ人は、新たな医療制度を要求するだろう。この危機によって、雇用不安が全国的な労働者階級の状態だと認識して、何百万人、何千万人もが、ささやかな経済安定を実現する新たな社会契約を要求するだろう。だが、これらは、執行者ブルームバーグに監督されている民主党にはできない譲歩だ。伝染病と増大する貧困化と雇用不安は、大衆にとっては危機だが、解決策である資本独裁の終焉は、支配階級にとっては、実存的危機だ。奉公人の民主党や共和党が、革命を計画することはあるまい。

 BAR編集長グレン・フォードはGlen.Ford@BlackAgendaReport.comで連絡できる。

記事原文のurl:https://www.blackagendareport.com/time-plague-and-meltdown-mass-murder-corporate-duopoly

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 売国奴連中が価値観を共有している宗主国、すさまじい状況。間もなく我々も追いつく。

 Democracy Now!も報じている。残念ながら要約は日本語だが、放送もスクリプトも英語。

米国は公衆衛生ニューディールが必要 新自由主義の緊縮と民間医療制度がパンデミックを加速

避難所ではなく住宅を:パンデミック下 ホームレスのニューヨーカーがアパートやホテルの空き室の使用を要求

「住宅は健康に必要」 コロナ大流行下で家のない人々に空き住宅を カルフォルニア州で高まる声

2020年3月19日 (木)

一つしか選択がない選挙

2020年3月9日
Chris Hedges
TDオリジナル

 この選挙で、選択は一つしかない。ジョー・バイデン下の寡頭支配集団か、ドナルド・トランプ下の寡頭支配集団かだ。トランプなり、バイデンなりと寡頭支配層が、再び勝つのだ。我々が負けるのだ。もしバーニー・サンダースが奇跡的に民主党被指名者になったら、彼を押しつぶすため、共和党に協力することを寡頭支配層は極めてはっきりさせた。もしサンダースが被指名者になったら、民主党支配層は、トランプから悪魔や圧政嗜好を即座に消し去るだろう。金曜日「バーニー・サンダースが、より親密なつながりを推進する中、ソ連は好機を見い出した」という記事で、ニューヨーク・タイムズが意地悪く書いたように、サンダースは赤狩りの標的になり、愚弄と嘲笑の対象にされた。寡頭支配層は、我々にヒラリー・クリントンやバイデンを押しつけようと試みる際は、よりましをと説教するが、彼ら自身はそれを無視している。連中はトランプよりは、バイデンが好きだが、どちらとでも、やれるのだ。

 寡頭支配層にとって、重要なものは一つしかない。民主主義ではない。真実ではない。支配される人々の同意ではない。収入の不平等ではない。監視状態ではない。果てしない戦争ではない。仕事ではない。地球温暖化ではない。大企業権力の優位と、彼らの富の継続的増加と強化だ。民主主義を消滅させ、労働者階級の大部分を窮乏状態にした寡頭支配層の覇権を、体制の枠内で、粉砕したり、有意義な改革を取り入れたりするのは不可能だ。本物の変化は、フランスの黄色いベストや、イギリスを本拠とするエクスティンクション・リベリオンのような持続的な市民的不服従や大量動員なしには、実現しない。インチキ選挙で、長い間だまさればだまされる程、我々は益々力を奪われてしまう。

 2016年の民主党大会で、何百人ものサンダース代議員が会場から退出した際、フィラデルフィアの、その名もふさわしいウェルズ・ファーゴ・センターの外に、私も抗議行動参加者といた。「民主主義がどのようなものか示せ!」と出口からなだれ出た際、バーニーのプラカードを掲げながら、彼らは唱和した。「民主主義はこういうものだ!」

 サンダース最大の戦術的失敗は、彼らに加わらなかったことだ。彼は大企業支配国家の強力な祭壇の前で頭を下げたのだ。指名プロセスを尊重し、混乱せず、クリントンを支援しようという、大半がクリントン選挙運動メンバーが書いたメッセージを彼の名で繰り返し送って、支持者と代議員による反乱を必死に食い止めようとした。サンダースは彼の不機嫌な支持者に、クリントン選挙運動を支持させようとする忠実な牧羊犬だった。彼がクリントン指名動議を提起し、棄教した瞬間、何百人もの彼の代議員が退席した。

 2016年の民主党全国大会後、サンダースは、彼が反抗分子として立候補した際に引き寄せていたものと比較して、哀れなほど少数の群衆の集会をクリントンのために開催した。大企業とウォール街からの何千万ドルもの資金を、選出された民主党候補者につぎ込む能力ゆえに権力を握っているチャック・シューマー上院院内総務を支持して、上院に戻った。彼に対する予備選挙の不正操作について、民主党全国委員会に対して起こされた訴訟支援をサンダースは拒否した。彼は彼が反対すると主張する新自由主義経済の政治的立場を奉じる民主党候補者を支持したのだ。自身無所属と呼ぶサンダースは民主党員として参加した。民主党は上院での彼の職務を決めた。もし民主党が上院の主導権を握ったら、シューマーはサンダースを上院予算委員会委員長にすると申し出た。サンダースは党官僚になった。

 民主党支配層に、十分追従的にすれば、彼らは、2016年に否定した機会を、2020年には、与えてくれると、どうやらサンダースは信じたのだ。政治とは、妥協と実務的なものだ、と彼は主張するだろう。これは本当だ。だが、民主的でない制度で、政治をするのは、政治茶番の共犯だ。サンダースは、大企業支配国家のどろ沼の生き物、民主党指導部を読み損ねたのだ。彼は大企業の蜃気楼である民主党を読み違えたのだ。連中は、せいぜい、前もって承認した候補を選択し、集会や演出された党大会で、小道具役を務めることができるだけだ。民主党支持者の、党活動や党方針に対する影響力は皆無だ。サンダースの純朴さと、おそらく、政治的勇気の欠如が、最も献身的な若い支持者を離反させた。これら支持者は、彼の裏切りを許さなかった。彼らは予備選挙で必要な得票を得られるだけの人数が、投票しないと決めたのだ。彼らは正しい。彼は間違っている。我々は、この体制を懐柔するのではなく、ひっくり返す必要があるのだ。

 サンダースは傷を負っている。寡頭支配層は、とどめをさしにかかるだろう。彼はフランクリン・デラノ・ルーズベルト以来、支配層を本格的に脅かすのに成功した、たった二人の進歩的大統領候補、1948年のヘンリー・ウォレス、1972年のジョージ・マクガヴァンに向けられた商業マスコミの茶坊主に幇助されたと同じ人身攻撃をするはずだ。無気力なリベラル階級は、容易におびえて、既にサンダースを捨て、おぞましい独り善がりで、サンダース支持者を厳しく非難し、政治的救済者としてバイデンを擁護している。

 トランプとバイデンは、老いて、認知的に衰えて、道義心にかけた実に不快な人物だ。トランプはバイデンより危険だろうか? そう。トランプは、より無能で、より不正直か? そう。トランプは、開かれた社会に対して、より大きな脅迫か? そう。バイデンは解決策だろうか? そうではない。

 バイデンは古い新自由主義秩序を代表している。彼はあらゆる政治思想の支配層に対する深い憎悪をひき起こした、民主党による働く男女の裏切りの権化なのだ。彼は、少なくとも、これらエリート連中が憎まれているのを理解しているトランプのような扇動政治家、詐欺師に対する贈り物だ。バイデンは、まことしやかな変更を実現できない。彼は同じことを更に提供できるだけだ。大半のアメリカ人は更に多くの同じことを望んでいない。無関心あるいは嫌悪から投票しないアメリカ最大有権者年齢層、一億人強の国民は、再び家に留まるだろう。選挙民のこの道徳退廃は、意図的なものだ。それで、私が思うに、トランプは、もう一期任期を得るだろう。

 バイデンに投票するのは、虐待者と対決したアニタ・ヒルのような勇敢な女性の屈辱の承認だ。中東での果てしない戦争の構築者の賛成票だ。イスラエル・アパルトヘイトの承認だ。政府諜報機関による国民への全面的監視や、適法手続きや人身保護令の廃止への賛成票だ。福祉と社会保障の削減や破壊を含め、緊縮経済計画への賛成票だ。NAFTA、自由貿易協定、産業空洞化、賃金下落、中国やベトナムの労働搾取工場で働く、不十分な賃金の労働者に対する何十万という製造業と雇用の海外移転による損失への賛成票だ。公教育に対する攻撃と、営利的キリスト教チャータースクールへの連邦資金振り向けへの賛成票だ。アメリカの刑務所人口を二倍にすること、有罪判決を三倍、四倍にし、死刑に値する犯罪を拡張することへの賛成票だ。罰せられずに、貧しい有色人種を射殺する軍隊化した警察への賛成票だ。グリーンニューディールと移住改革への反対票だ。女性の妊娠中絶の権利や生殖の自己決定権制限への賛成票だ。裕福な人々が教育の機会を得て、貧しい有色人種は機会を拒否される、人種別公立学校制度への賛成票だ。懲罰にも等しい学生ローンや、自己破産によって債務から自らを解放できなくなることへの賛成票だ。銀行とグラス- スティーガル法の廃止に対する規制緩和への賛成票だ。国民皆保険制度に反対し、営利保険会社や製薬企業への賛成票だ。肥大化した防衛予算への賛成票だ。アメリカの選挙を買収すため、寡頭支配層、大企業資金の無制限使用への賛成票だ。上院議員時代、デラウェアに本部を置き、バイデンの息子ハンターも雇用している最大の独立クレジットカード企業MBNAの権益に卑屈に奉仕した政治家への賛成票だ。

 民主党と共和党には、大きな政治的相違はない。我々は、参加民主主義だと錯覚しているだけだ。民主党員と彼らのリベラルな擁護者は、人種、宗教、移住、女性の権利と性的アイデンティティーに関して、寛大な見解を採用して、それが政治であるふりをしている。右翼は社会の片隅に追われた人々を、いけにえに使っている。文化戦争は現実を覆い隠す。両政党は、アメリカ社会を、一種の新封建制に再構成する上での全面協力しているのだ。人々が、どちらの衣装を好むか次第だ。

 彼らの権益を優先事項にできる「という錯覚を、無力な階級内で促進することで」民主党は「彼らをなだめ、裏返された全体主義システムでの野党のスタイルを定義している」と政治哲学者シェルダン・ウォーリンが書いている。

 民主党は、実際には、大企業全体主義への行進を阻止するために、ごくわずか、あるいは何もせず、再度、不本意ながら他よりましな代替物を演じている。大衆が欲し、それを得てしかるべきものは、またもや大企業ロビイストが要求するもののために無視されるだろう我々が、国民の大部分になされた社会的、経済的破壊に素早く対処しなければ、大企業専制の勃興とキリスト教ファシズムを阻止することはできないだろう。

 我々は隅に押しやられた人々を社会に再統合し、破断した社会的きずなを修復し、労働者に、威厳、地位向上と保護を与える必要がある。我々は、グローバルな世界的大流行に向かって疾走する中、特に国民皆保険制度が必要だ。我々は持続可能な賃金、仕事保護と年金を雇用に提供するプログラムを必要とする。我々は全てのアメリカ人のための品質公教育を必要とする。我々はインフラを再建し、我々の資源を戦争で浪費するのを終わらせる必要がある。我々は大企業略奪を止め、ウォール街と大企業を規制する必要がある。我々は炭素排出を抑制するため、根本的な迅速な措置で対処し、我々自身を生態系破壊と絶滅から救う必要がある。我々にはトランプとバイデンの「パンチとジュディー」ショーなど不要だ。だがそれは、大企業の圧制的権力行使と同様、我々が街頭に繰り出して既存体制を打倒しない限り、得るよう運命づけられているものなのだ。

記事原文のurl:https://www.truthdig.com/articles/the-one-choice-election/

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 電源喪失による最悪事態警告を無視した連中が「呪われた五輪」!

 安倍首相「改ざんはあってはならない」 森友問題で自殺職員の遺書巡り

 森羅万象男が何を言っても驚かない。覆工オリンピックを目指していたのだろうか。

 「操縦席に猿」発言、座ぷとん十枚。上野動物園のお猿の電車を思い出す。

 植草一秀の『知られざる真実』

安倍・検察・財務省癒着の超巨大犯罪握り潰し

 日刊ゲンダイDIGITAL

森友問題で自殺の財務省職員手記「許せないリスト」の中身

 山尾議員、離党届け。

 日刊IWJガイド「国と佐川元理財局長を自殺した財務省職員の妻が1億1千万円超で提訴!! 『佐川さん、どうか改竄の経緯を、本当のことを話してください』!IWJは『「森友文書」改竄事件で自殺した、財務省職員遺族の代理人弁護士による会見』を録画配信しました!!」2020.3.19日号~No.2744号

2020年3月12日 (木)

アメリカの双頭一党制度

ケイトリン・ジョンストン
2019年12月14日

 私がアメリカ政治について書き始めて以来、繰り返し何度も思い出す場面がジョン・スタインベックの『真珠』にある。スタインベックの名声と、欧米の、いわゆる民主主義で目にするエセ二大政党制の完ぺきな描写からして、私はこの場面が、いまだ政治ミームになっていないのは驚くべきことだと思う。

 『真珠』は、カキの中で、題名にもなっている巨大な真珠を見つけ、それを町の真珠買い取り業者に売りに行く貧しい漁師キーノについての短い小説だ。彼は知らないが、買い取り業者には複数の事務所があって、お互い競争するふりをしているが、実際は全て同じ所有者のもとで働いているのだ。

 「キーノは世界的な真珠を発見した」とスタインベックは書いている。「町の小さな事務所には、漁師から真珠を買う男たちが座っていた。連中は真珠がくるのを座して待ち、漁師が許容できる最安値に達するまで、カラカラ笑い、戦い、叫び、脅すのだ。」

 「買い取りが終わると、業者はぽつり座って、そわそわ真珠を指で弄び、真珠を所有できたならいいのにと思うのだった。なぜなら実際は、多数の買い取り業者などいなかったから。業者は、たった一人で、競争している見せ掛けを作るため、これら代理人連中を別々の事務所に配置していたのだ。」

 キーノがこの上なく貴重な真珠を業者に持って行くと、連中は、ばかげたほど安い価格で彼をだますべく、それに価値がないと思わせようとして、協力して芝居を打つのだ。

 机の向こうの男が言った。「この真珠に値をつけた。持ち主は、それを公正とは考えない。これを調べた上で、言い値をお聞ききしたい。ところで」「私からは、いくらだとは言ってませんよ」と彼はキーノに言った。

 無関心風の細身で筋肉質の最初のディーラーは初めて真珠を見るように思われた。彼は真珠に取り掛かり、親指と人差し指の間で素早く転がし、軽蔑するように投げて皿に戻した。

 「私を議論に巻き込むなよ」と彼が皮肉そうに言った。「私は値を付けない。私は欲しくない。これは真珠じゃない。とんでもないものだ。」彼の口がゆがんだ。

 今度は二人目のディーラー、内気そうな柔らかい声の小男が真珠に取り掛かり慎重に吟味した。彼はポケットからレンズを取り出し、拡大して真珠を点検した。それから彼は静かに笑った。

 「良い真珠は練り物で作られている」と彼は言った。「私は、そういうものを知っている。柔らかくて、チョークのようで、色を失い、数カ月で駄目になる。ご覧なさい」彼はキーノにレンズを渡し、使い方を教え、一度も真珠の表面が拡大されるのを見たことがなかったキーノは、妙な様子の表面に衝撃を受けた。

 三人目のディーラーは、キーノの手から真珠をとった。「私の顧客の一人は、こういうものが好きだ」と彼は言った。「500ペソだそう。多分私は600で顧客に売れる。」

 キーノは素早く手を伸ばし、彼の手から真珠をひったくった。彼は鹿革でそれを包み、シャツの中に突っ込んだ。机の向こうの男が言った「私はばかだとわかっているが、最初の申し出は有効だ。1000だそう。あなたは何をしているんだ?」と彼は、見えないところに真珠に押しこむキーノに尋ねた。

 「私はだまされている」とキーノが激しく叫んだ。「真珠はここでは売らない。首都にだって行くつもりだ。」

 そこで、ディーラー連中は、素早くお互いちらりと見た。彼らは、やりすぎたのが分かっていた。彼らは失敗のせいで懲罰されると知っていて、机の向こうの男は即座に「1500出してもいい。」と言った。

 これこそ、まさに、アメリカや他の場所で、双頭一党制度の機能の仕方なのだ。一つの帝国主義の少数独裁階級が所有する一つの党は、スタインベックの真珠買い取り業者と全く同様「多少、競争していると見せ掛ける」ため、二つの別の事務所に置かれている。スタインベックの真珠買い取り業者と全く同様、可能な限りの最安価格を受け入れるよう人々をだますため協力しており、彼らの場合、帝国主義の少数独裁政治の現状から、事実上いかなる変化もしないことを受け入れさせるのだ。

 誰が大統領であろうと、この泥棒政治の力学が働いている。例えば、双頭一党制度が、アメリカ人に、彼らの真珠を、バラク・オバマに売るよう説得した際、連中の支払いは、欺瞞的な「手の届く医療保険法」というレッテルを貼った、大企業による医療詐欺と、環境危機という酷い胸部創傷に対する一時的応急処置と、ブッシュの最も下劣な全ての対外、国内政策の継続と拡大だった。

 そこで、キーノは腹を立て、二度とだまされないと強く決意し、共和党に真珠を売った。今度は、彼への支払いは、金持ちの減税や、壁に関する饒舌や、オバマの最も下劣な全ての海外、国内政策の継続と拡大で構成されていた。

 最高行政機関であれ議会であれ、このパターンは何度も何度も繰り返され続けているが、人は決して教訓を学ばない。実際は、彼らは、同じボクサーの左握りこぶしと右握りこぶしのようなものなのに、人々は二大政党が競合していると考えるよう洗脳されている。正統派のボクサーは、左ジャブと、右のクロスを併用して、ワンツーパンチの組み合わせで、同じ狙いの達成、つまり対戦相手がアリーナの天上灯をじっと見上げ、人生の決断を再考する状態にするために使うのだ。しかも、この場合、ボクサーの対戦相手は読者だ。

 2000年のアル・ゴアに対するジョージ・W・ブッシュのエセ勝利の責任は彼にあると、いまだに誤って中傷されているラルフ・ネーダーが、アメリカに必要なのは良い第三党だと父親に言った逸話を時折語ることがある。

 「私は次善の策で我慢する」と父親は答えた。

 これこそ我々全員が持つべき明快な洞察だ。我々は両手の人形劇に騙されて、見ているものが別個の二つの競合組織だと間違える必要はない。我々は常に裏で糸を引く人形師を見て、気付いている必要がある。

 「競争のうわべ」は無視し、真珠買い取り業者が実際何をしているか気をつけよう。

 連中の言葉は無視しよう。

 連中が決して成果をあげないと知っている弾劾策や、連中が全くばかげたことだと知っているロシア陰謀に関する芝居プロレス戦は無視しよう。

 そうではなく、連中の実際の行動を見よう。

 錯覚にだまされてはいけない。

 両手人形劇の芝居に、はまっていはいけない。

 だまされてはいけない、キーノ。

 自分の真珠を売ってはいけない。
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記事原文のurl:https://medium.com/@caityjohnstone/americas-two-headed-one-party-system-e6b4d1a8460

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 同様な主題の翻訳記事には、下記がある。

 2014年の翻訳記事 ロン・ポール: アメリカの選挙は1党独占制

 2007年の翻訳記事 アメリカ:一党独裁国家

 ちなみに何度読んでも感心する下記記事翻訳、Yahoo検索で、しっかり隠蔽されているのを確認した。Yahoo検索で、同記事をコピーしている、いくつかのサイトは表示されるが、当ブログのこの記事、表示されない。立派な隠蔽エンジン。国営放送局、Yahooと幇間民放と提携番組を放送するという。類は友を呼ぶ。

 2007年8月 簡単な10のステップで実現できるファシスト・アメリカ(日本?)

 最高の隠蔽エンジンということでは、「アメリカ・シェール・エネルギーに関するロシアの指摘は正しいのか?」も同様。題名で、検索すると、同記事をコピーしている、いくつかのサイトは表示されるが、当ブログのこの記事は、表示されない。今の、ロシア、サウジアラビア、アメリカの石油価格戦争理解のヒントになる情報は隠すのだろうか?

 この記事内容と似たようなことが、起きているのでは?野党のように見えて、いざとなると与党のようになることが。

 五十嵐仁の転成仁語 3月10日(火)

新型コロナウイルス対策で「特効薬」ではなく「毒薬」を調合しようとしている安倍首相 [首相]

 一部、引用させていただこう。「殺人犯にピストル」は至言。

 そして今度は、ドサクサに紛れて「緊急事態宣言」を可能にする新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正を行おうとしています。「特効薬」の代わりに「毒薬」を調合する愚策で、「殺人犯にピストル」を持たせるようなものだと言わなければなりません。

 植草一秀の『知られざる真実』

メルトダウン隠ぺい枝野氏の安倍独裁法への協力

 さすがに、党内にも、異論というより、正論はあるようだ。インタビューを拝聴しよう。

日刊IWJガイド「『緊急事態宣言』含む特措法改正案13日成立か!/午後6時から反対する研究者記者会見再配信! 13日山尾しおり議員に岩上安身緊急インタビュー!」2020.3.12日号~No.2737号

 そして、そもそも。

 LITERA

今年も言う、福島原発事故の最大の戦犯は安倍首相だ! 第一次政権時代“津波で冷却機能喪失”を指摘されながら対策を拒否

2020年3月 1日 (日)

サンダースに対し、民主党はロシア干渉中傷を展開

2020年2月24日
wsws

 ネバダ党員集会でのバーニー・サンダースの勝利は、民主党支配層や、ニューヨーク・タイムズやワシントンポスト、CNNやMSNBCなどの民主党に同調するマスコミによる、反サンダース・ヒステリーをエスカレートさせた。これは、2020年選挙で、サンダース立候補を支援するロシア介入という、でっちあげ主張の形をとっている。

 この作り話は、軍・諜報機構が記事で取り上げて欲しいものなら何であれ、同紙で最も信頼できる速記者として伝説的な記者デイビッド・サンガーによる日曜のニューヨーク・タイムズ一面の長い記事で述べられている。「混乱を求めて、アメリカで賭けをするモスクワは」という見出し記事で、サンガーは、2020年選挙でサンダースを、ロシア支援の受益者と呼んで中傷している。

 サンガーは詐欺的「分析」の長い実績を持っている。彼の署名入り記事で現れる物語は一般にその主張は非の打ちどころがないとされる匿名諜報源に基づいている。典型的なサンガー分析の特徴は、いかなる特定可能な事実の基礎が欠けていることだ。彼は記者というよりも、不完全なあらすじの三流スパイ物語のいらだった著者だ。

 この最近のスリラーで、サンガーは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、サンダースを支援している、あるいは彼の選挙運動を支援するために何かしたという主張を裏付ける事実を一つも示していない。

 多数の匿名の「外部専門家」や「諜報専門家」以外に、サンガーは、元ロシア担当の国家情報機関職員で、今ジョージタウン大学教授で、Putin’s World: Russia Against the West and With the Restの著者で、サンダースについては、実際に何も言っていないアンジェラ・ステントを含め、三人の元諜報関係職員の言葉を引用している。

 ビクトリア・ヌーランドも引用されている。自分で自慢している通り、2014年、ウクライナで民主的に選出されたヴィクトル・ヤヌコーヴィチ政権を不安定化し追い出すため、50億ドルかけた取り組みの中心的役割を演じたヌーランドは確かに外国選挙破壊活動専門家だ。

 ヌーランドは「政治を急進的にして、アメリカの中道派の意見や団結に害を与える人物なら、プーチンのロシアにとって良い」という断言以上、サンガーの筋書きを裏付ける証拠は言っていない。言い換えれば、彼の政策が、CIAがひいきにする民主党候補者より左寄りなので、サンダースはプーチン手下役を演じているのだ。

 サンガーは、モスクワに好都合な方法で、アメリカ社会を分裂させると主張して、サンダースが「劇的増税とメディケアのような政府プログラムの拡大」を支持しているのは、プーチンの影響だと見ているのだ。

 サンガーは、国土安全保障省のサイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁のクリストファー・クレブス局長もあげている。サンガーは「彼らが2016年にした失敗から学び、ロシア要員がどのように、より潜行しているか実証する」上で、彼の役職を引き合いに出している。これらロシア工作員は恐ろしいほど賢明なので、彼らはアメリカ選挙への彼らの狡猾な操作の全てを、まんまと隠している。

 サンガーの空想の世界では、まさしくそのロシア干渉の証拠の欠如こそ、彼らの破壊活動の証拠なのだ。彼の筋書きは、ジョセフ・マッカーシー上院議員の「実に膨大な陰謀」という反共念仏の現代版だ。

 プーチンの触手から安全なアメリカ人はいないのだ。サンガーは、ロシアが「疑うことを知らないアメリカ人に、フェースブックや他のソーシャル・メディアで、ニセ情報を送り込んでいる」いると主張している。彼は続ける。「プラットホームで、陰謀論や根拠がない主張をばらまいて、ロシアは平凡なアメリカ人が自分のアカウントから、そうしたウソを再送するよう期待している。」

 彼は、言論の自由の存在に対する明らかな遺憾の意を示して「意図的でないにせよ、ロシアの筋書きをオウム返ししている可能性がある本物のアメリカ人の発言を禁止するのは非常に困難だ」と結論している。

 反ロシア言説は、アメリカ人の民主的権利に対して極めて不穏な影響がある。ニューヨーク・タイムズは、アメリカでの社会不満、何よりも、増大する社会的不平等に対する怒りのいかなる表現でも「ロシアの筋書きのオウム返しだ」として非合法化され、禁止される可能性をほのめかしている。

 サンダースがロシアによる支援の受益者だという諜報機関の主張は、民主党支配層の主要人物に取り上げられている。オバマ・ホワイトハウス首席補佐官を勤めた前シカゴ市長のラーム・エマニュエルは、「今週」ABCニュースの日曜インタビュー番組に出演して、サンダースの民主党大統領選挙での上昇は、トランプ再選を確実に保するため、プーチンとトランプが最も弱い対抗馬を選んでいるのだと述べた。

 これらの反応はサンダースが「民主社会主義」というのラベル下で進めている手ぬるい、全く受け身なものでさえ、社会主義に対する民主党指導部の悪意に満ちた憎悪表現というだけではない。経済不均等の強調と、億万長者やアメリカ大企業対する人々の敵意に訴えるサンダースの選挙運動は、民主党指導部の政治的狙いに対立するのだ。

 民主党支配層は、上院で、マラー報告を、更には、ロシアとの戦争のためにウクライナへの軍事援助を延期することに対し、トランプ弾劾を作り出し、彼の無罪に終わった反ロシア選挙運動の継続として、トランプに対する2020年選挙運動をしたいと長い間望んでいるのだ。ナンシー・ペロシ下院議長が決して繰り返すのがいやにならないように「すべての道はロシアに通じる」のだ。

 民主党はトランプがロシアのウラジーミル・プーチン大統領の工作員、あるいは手下だという主張に2020年の大統領選選挙運動を集中させ、民主党を、アメリカ政治に対するモスクワの干渉に対する"我々の"諜報機関の擁護者、"我々の"外交官と将官たろうと望んでいるのだ。

 このような選挙運動が、トランプを追い出すのに成功した場合、結果は中国同様、ロシアに対する軍事エスカレーションに対する国民の負託として描写され、世界の主要核大国間でのあからさまな戦争の可能性の脅威となり得る。だが結果にかかわらず、反ロシア・ヒステリーに熱心な選挙運動は、アメリカで増大している社会的緊張を抑圧し、労働階級の煮えくりかえるような怒りの、いかなる政治的表現も阻止するのに役立つだろう。

 サンダース台頭に対する党支配層の対応は、民主党が、予備選挙や党員集会で投票する何百万人もの人々ではなく、諜報機関と金融エリートに支配されてんという核心的政治情勢を強調するだけだ。民主党は資本主義の政党で、マスコミ宣伝や、卑劣な企みから、徹底的暴力まで、自由に使える全ての手段を使って、支配階級が支配を維持しようとつとめているアメリカ最古の団体なのだ。

 民主党支配層の対応は、サンダースの政治戦略の破綻を示している。サンダースが社会変動のために手段だと認識している党は、実際は、下からの大衆のあらゆる異議申し立てを抑圧し、破壊することで悪名高い政治的拘束衣なのだ。

 サンダースは、彼の変わらない振る舞いで、彼に対するロシアの手先イジメ猛攻撃に、ロシアが実際にアメリカ政治に重大な干渉をしたという根拠がない主張を認めて対応した。同時に、彼の新たな「先頭走者」の地位を、民主党支配層を安心させようと努めて対処している。

 日曜夜、CBSプログラム「60ミニッツ」でのインタビューで、「革命」の呼びかけを、そのスローガンに焦点を合わせたくないと、嘲るような声で言い、彼の選挙運動と同一視されるのを拒否した。

 インタビュアーのアンダーソン・クーパーに、もし大統領に選ばれたら軍事力を使うことを「絶対」いとわないと言い「我々には世界最良の軍がある」とまで自慢した。

 サンダースは彼を急進的政治的変化の使徒と見なす多くの支援者を失望させる譲歩や調整を既にしている。これは大衆の反対を、民主党の枠内にとどめる彼の取り組みの避けられない結果だ。民主党を変えると主張しながら、民主党が急速に彼を変えているのだ。

 民主党策謀への本当の答えは、両党と資本主義制度全体に反対して、労働階級を動員する戦いだ。選挙運動でSocialist Equality党と候補者ジョセフ・キショールとノリッサ・サンタクルスは労働階級と青年とで社会主義指導部を作る戦いの先頭に立っている。

 今晩、SEPはジョセフ・キショールとSEP全国委員長デイビッド・ノースが登場するミシガン州アンアーバーでの大会を生オンライン配信する。詳細情報は、socialism2020.org/townhallをご覧願いたい。

パトリック・マーティン

著者は下記もお勧めする。

Trump emerges strengthened after Democrats’ impeachment debacle(トランプは民主党の弾劾の大失敗後、一層強くなって出現)[2020年2月6日]、

Democratic Party establishment wages war on Sanders[2020年1月22日](民主党支配層、サンダースに戦争をしかける)

記事原文のurl:https://www.wsws.org/en/articles/2020/02/24/pers-f24.html

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 インチキ記者会見独演会。質問を断腸の思いで打ち切り、逃げ去った。保険適用とは言っても、韓国並の検査体制にするとは言わない狡猾な政権。検査拒否は、緩慢な老人削減政策だろう。

 日刊スポーツ記事

首相会見で「質問があります」声の主は江川紹子さん

 東京新聞の望月衣塑子記者も、質問打ち切りをツイッターで怒っておられる。

 様々な番組に出ずっぱりの岡田教授。番組のどれかで、実に不機嫌な表情をみせたことがあった。司会者が「お疲れなんですね。」と言ったのに対して、(再三主張している対応をしないことに)「怒っているだけです」と憮然として答えたのが印象的だった。真実を語り、医療を続け、亡くなった中国人医師を連想する。

【新型コロナ】PCR検査の拡大を感染研OBが妨害……「岡田教授」がテレ朝で告発の波紋

日刊IWJガイド「岡田教授が告発!!『感染研OBのデータ独占志向が背景』!? 先月16日の岩上安身インタビューで上昌広医師も感染研利権が検査遅れ原因と断定!!」2020.3.1日号~No.2726号

2020年2月27日 (木)

ゲームの新しい規則

2020年2月17日
Chris Hedges
Truthdig

 悪いものの中から一番ましなものを選ぶ、あるいは、企業権力に奉仕する大統領候補に投票するよう、いかに大衆を怖がらせるかの4年毎の政治ゲームは、今シーズン、新たな展開を示している。もし彼がピート・ブティジェッジ、ジョー・バイデン、エイミー・クロブチャーあるいはマイケル・ブルームバーグと対決するなら、ドナルド・トランプは、アドルフ・ヒトラー、アル・カポネと反キリストの融合のままだろう。だが、もしバーニー・サンダースが民主党エリートが彼にしかける罠や計略や地雷敷設地帯を避けるのに成功すれば、もし彼が奇跡的に党指名候補になれば、悪いものの中で一番ましなものを選ぶゲームは根本的に変化するはずだ。トランプに住み着いた全ての恐るべき悪魔は瞬時に追い払われるだろう。だが聖書の、悪魔たちを豚の群れにへと追いやったイエスの話とは違って、悪魔はバーモントの上院議員に放たれるだろう。トランプは支配体制にとって、気が進まない悪いものの中で一番ましな選択肢になるだろう。サンダースは世間から、のけ者にされるだろう。彼らが1972年の大統領選挙でしたように、民主党と共和党の支配層は協力して、彼らが50の州の49で負けたジョージ・マクガヴァンにしたことを、サンダースにするだろう。

 「もし民主党員がサンダースを指名したら、最も巧妙にアメリカをだいなしにするには、誰のために働くべきかロシアは再考しなければなるまい。サンダースはトランプと同じぐらい意見の対立を招き、アメリカ経済を台無しにするだろうし、アメリカ軍のことは気にしない」と元ゴールドマン・サックスCEO、ロイド・ブランクファイン(資産11億ドル)がTwitterで書いた。「もし私がロシア人なら、今回はサンダースを支持する。」

 メディケアやメディケイド社会保障削減を主張し、2013年、三回の講演のためにヒラリー・クリントンに、675,000ドル支払った時、ゴールドマン・サックスを率いていたブランクファインは、民主党を支配している億万長者階級の姿勢を語ったのだ。ニューヨーク・タイムズが、ゴールドマン・サックス出身者で、仮想通貨マーチャントバンク「ギャラクシー・デジタル社」のCEO、マイケル・ノヴォグラッツが、サンダースの反抗的な性格が「余りに多くの友人たち」に、11月には、彼には反対投票すると言わしめたと言ったと報じた。「しかも彼らはトランプを憎んでいる」と彼は言った。」

 「誰も彼を好きではない、誰も彼と働きたいと思わない、彼には何も実績がない。彼は職業政治家だった。全てたわごとに過ぎない、私は人々がそれに飲み込まれているの」がとても不愉快だと、ヒラリー・クリントンは、間もなく公開されるテレビ・ドキュメンタリーでサンダースについて述べた。

 サンダースのニューハンプシャーの勝利を、大企業に支持された他の連中の勝利であるかのように、哀れにも歪曲しようしているマスコミのおべっか使い連中は銃殺隊の一員だ。「トランプに反対して出馬しているサンダースは狂気の沙汰だ」が、ニューヨーク誌のジョナサン・チェイト記事の見出しだ。「1964年の共和党、バリー・ゴールドウォーターを例外として、サンダース候補公認がもたらすような損失を被るリスクがある大統領候補を、政党が指名したことはない。サンダース指名は正気ではない」と彼は書いた。今ジョージ・W・ブッシュ支持者からトランプ批判者へと変わった多くの共和党員のような民主党エリートのお気に入りデーヴィド・フラムは、バーニーは勝てないとアトランティック誌で、
宣言した。「サンダースは時間に忘れられた国の弁証法的唯物論の旧弊マルクス主義者だ」とフラムは書いた。「階級関係が基本だ。他の全ては付随現象だ。」

 ワシントン・ポストでジェニファー・ルービンは、サンダース指名は「民主党にとって大惨事」だと宣言した。「サンダースの選挙運動は、全ての予備選選挙運動と同様、大統領選挙戦、もし当選したら、彼が率いる政権の予告編だ」とルービンは書いた。「個人的にあらゆる懐疑派やマスコミ攻撃を強く主張する被指名者が、共和党にとっては手本かもしれないが、民主党は、彼ら自身のドナルド・トランプ、特に背水の陣を敷いて、自身の党内で憤慨をかき立てた人では勝てないだろう。」

 民主党世界の変幻自在な最新救済者ブルームバーグを支持するコラムで、トーマス・フリードマンは、サンダースについて書いた。約1億5000万人のアメリカ人の私営医療保険を奪い去り、それを試されたことがない、不法入国者にも申し出るだろう巨大なメディケア皆保険で置き換えることを望む、公然の「社会主義者」が、今年トランプを打倒しようとしているのは「銀河内の一体どの惑星だろう」? それはサンダースにチェ・ゲバラ役を振り当てることになろう、それはさほど困難でさえあるまい。」

 MSNBC解説者のクリス・マシューズは、ブランクファインが使った赤狩りにまで身を落として、「もしカストロと赤が冷戦に勝っていたら、セントラルパークで処刑があったろうし、私は処刑される人々の一人だったかもしれない。他の連中はそこで歓声をあげるだろう。」と言った

 マシューズやフリードマンのような大企業茶坊主の過度な騒ぎ立てにもかかわらず、サンダースの民主社会主義は、本質的にニューディール民主党のそれだ。彼の政治的意見は、民主社会主義が受容される政治的見解であるフランスやドイツでは主流の一部で、年中、共産主義者や急進的社会主義者から、余りに妥協的だと年中異議を唱えられている。サンダースは、我々の外国戦争の終了、軍事予算縮小、死刑や必要的最低量刑や私営刑務所の廃止、グラス-スティーガル法復活、裕福な人々の税金引き上げ、最低賃金を1時間15ドル、学生負債を帳消し、選挙人団排除、水圧破砕禁止、農業関連産業分割、「メディケア皆保険」を要求している。これは革命政策には当たらない。

 多くの急進的社会主義者とは違って、サンダースは銀行や化石燃料や軍需産業の国営化を提案していない。彼は世界経済を破壊した金融エリートや、ウソをついて中東の多くに壊滅的打撃を与え、何十万人もの死者や何百万人もの難民や強制移住者をもたらし、5兆ドルから7兆ドルの費用がかかった国際法の下での犯罪的な侵略戦争とされる先制的戦争を開始した政治家や将官の刑事訴追を要求していない。彼は工場や企業の労働者所有を主張していない。彼は政府の大衆の大規模監視を止めると約束していない。彼は海外に製造を移転した企業を罰するつもりはない。最も重要なのは、私はそうではないが、彼は、民主党を含め、政治組織が中から改革できると信じている。彼は、人類を滅亡させるおそれがある気候緊急事態を止める上で我々が持っている唯一の望みである、体制を停止させるための大規模で持続的な市民不服従運動を支持していない。政界で、彼は、せいぜいの所、賢明な穏健派だ。彼に反対するエリートによる悪意ある攻撃は、わが国の政治がどれほど貧困で、枯渇しているかの兆しだ。

 民主党は再度、我々に、彼らが事前に選択した大企業候補者連中を揃えた。我々は、オリガルヒ権力に奉仕する、トランプよりは礼儀作法がある候補者に投票するか、トランプが我々に押しつけられるのを見るか、できる。それが選択だ。だから、悪いものの中から一番ましなものの選択肢というのは詐欺で、企業権力を強化するために繰り返し使われる仕組みなのだ。サンダースにとっては名誉なことだが、エリート連中は、バーニー・サンダースではなく、ヒラリー・クリントンやバラク・オバマやジョン・ケリーのような連中の手中にいる方が安全なことを知っているのだ。

 毎回の大統領選挙での「悪いものの中の一番ましなものの」という呪文への屈伏は、貧困、大量監禁と警察の暴力と戦う組織や集団とともに、労働者の要求を去勢した。市民権、女性の権利、環境公正や、消費者の権利運動の言説は、好ましい民主党を支持することを強いたが、その行動は、彼らの大義に不利なので脇へ投げやられる。次々の選挙で、政治的影響力は戦わずして放棄される。我々全員「悪いものの中の一番ましなもの」の祭壇前にひざまずかせられる。それと引き換えに我々は何も得られない。「悪いものの中のら一番ましなものの」選択肢は、民主主義の絶えざる崩壊の処方箋であることが証明済みだ。特に2000年のラルフ・ネイダーの大統領選出馬後、民主党は、党内外の革新派対して、多数の障害を築いてきた。彼らは、有色人種の人々が投票所に行くのを困難か、不可能にしている。彼らは、しばしば第三政党の候補者や、デニス・クシニッチのような民主党革新主義者を大統領選選挙運動討論から閉め出す。彼らは選挙運動を、何十億ドルも費用がかかる二年にわたる見せ物に変えた。彼らは選挙を経ない代議員を、指名プロセスを修正するために使っている。彼らは、第三政党や進歩的政治運動の本来の同盟者であるはずの人々を取り込むため、おどし戦法を使っている。

 ヨーロッパであれば極右政党と見なされる民主党を支持するリベラル階層が繰り返し示す臆病さ、自らの信頼性を浪費している。連中の論理は空虚だ。連中の道徳的姿勢は茶番的行為だった。何の役にも立たなかった。勤労階級に対する次々の攻撃で、彼らは共謀していた。もし勤労階級の権益を擁護するはずの党や団体の支援者のリベラル派が、ビル・クリントン大統領が1994年の北米自由貿易協定を押し通した後、民主党を見捨てていれば、トランプはホワイトハウスにいなかっただろう。クリントンとバイデンを含め民主党指導部が、NAFTAを通過させた時、リベラル派が民主党から立ち去らなかった理由は何だったのだろう?彼らは、クリントン政権が福祉を破壊したとき、なぜ立ち去らなかったのだろう?彼らは、クリントンが、2008年に世界経済を破壊した銀行危機を防ぐよう意図されていた1933年のグラス・スティーガル法を廃止して、1999年の金融サービス近代化法を無理やり成立させた時、なぜ立ち去らなかったのだろう?民主党が年々アメリカの果てしない戦争に資金を供給して、拡大したとき、彼らは、なぜ立ち去らなかったのだろう?民主党が適法手続きと人身保護令阻止に同意したとき、彼らは、なぜ立ち去らなかったのだろう?民主党が令状なし盗聴や、アメリカ国民の監視承認を助けたとき、彼らは、なぜ立ち去らなかったのだろう? 党執行部が、戦争犯罪のかどで、イスラエルに制裁を課すことや、深刻な環境の、健康監護を制定せず、ウォール街を改革や規制を拒否したとき、リベラル派はなぜ立ち去らなかったのだろう? リベラル派は一体どの時点で「いい加減にしろ」と言うのだろう?彼らは一体どの時点で反撃するのだろう?

 毎回の「悪いものの中の一番ましなものの」選挙に屈伏することで、リベラル派には我慢の限界点がないことが証明された。一度も譲れない一線を示したことがない。連中の何に対しても戦わないのだ。

 トランプのように、億万長者階級が働く男女に押しつけている暗い現実を認めたから、2016年に、バーニー・サンダースは政治勢力として立ち上がったのだ。この現実、支配層によって無視されている現実が、はっきりと語られたのだ。エリートに責任があったのだ。民主党エリートは、緊急発進し、サンダースに2016年の指名を与えるのを、まんまと拒否した。共和党エリートは彼らの間で言い争い、トランプが指名候補者になるのを阻止し損ねた。

 2016年のチェス盤が再び現れたが、今回は民主党予備選挙でだ。共和党の既成支配体制エリートがトランプに怯えたのと同じぐらいサンダースにおびえている民主党支配組織は赤の脅威を打ち破る政治的救済者を見いだそうとして必死になっている。連中がアイオワ予備選挙で潰滅して、連中の無能さと、サンダースの主な長所が露呈した。連中は、2016年の共和党エリートのように、彼らは、自分たちが裏切り、もはや理解できていな大衆を説得しようと試みたが、いたましいほどが彼らの有権者から切断されていた。

 たとえば、長年のアメリカ大企業の手先ジョー・バイデンは、アイオワとニューハンプシャーという主に白人の州での敗北後、彼自身を貧しい有色人種の擁護者として表現しようと半狂乱になっている。だが、元副大統領は、共和党から「法と秩序」問題を取り戻す戦略の影の原動力の一人だった。彼とビル・クリントンは、刑務所人口を二倍にすること、警察の軍国化、必要的最低量刑、少年新兵訓練所、麻薬裁判所、学校の警備と「犯罪人外国人」の国外退去加速を計画した。彼が1973年から、オバマの副大統領になった2009年まで勤めたバイデン指導下の上院は、ほぼ同一期間に、議会は、92の死刑にあたる犯罪を承認した。これら民主党の「法と秩序」政策は、貧しい有色人種の社会に、ハンマーの一撃のように落ちて、無数の不幸や言語道断な不正行為をもたらした。今、彼が張り付けにした人々にくぎを打ち込んでいたバイデンが、彼の被害者に、自身を彼らの救済者に見せようと必死だ。それは民主党の破産にとって、悲しい比喩だ。

 だがバイデンは、もはや民主党支配層エリートの時の人ではない。この衣鉢は、かつて無差別の、主にアフリカ系アメリカ人とラテン系アメリカ人に警察官が路上で制止して、行う所持品検査のいやがらせが違憲だと裁定された共和党元ニューヨーク市長でルディー・ジュリアーニのお仲間のブルームバーグに引き継がれた。純資産618億ドルと推定されるブルームバーグは、ニューヨーク・タイムズが「現金の滝」と呼んだ彼の選挙運動に自身の金10億ドルを使う用意があると述べた。彼は民主党支配層の多くの忠誠を買収した。彼は今、議会で24人の候補者を支援するため、2018年だけで、例えば1億1000万ドル使った。彼は放送局をコマーシャルで一杯にしている。彼は膨大な選挙運動スタッフに高い給料と役得を惜しまず与えている。サンダースや、億万長者階級に反抗する他の誰でも財政的に競争できない。民主党支配体制の最後のあえぎは、選挙を買収することだ買う。ブルームバーグは願いに応える用意ができている。結局、ブルームバーグの金は、彼が市長として三期目の任期を勤めることができるようにするため、ニューヨーク市の任期期限をくつがえすため支持者を寄せ集める上で奇跡をもたらした。

 だが、それは機能するだろうか? 民主党エリートとブルームバーグが非常に多くの金で民主党予備選挙を制圧できるから、サンダースは締め出されるのだろうか?

 「2016年の共和党と同様、2020民主党レースの決定的な特徴は、手に負えない競技場の広さだった」とマット・タイビが書いている。「共和党のピエロ自動車の下に隠れていたのと同じアイデンティティーの危機が、今年の民主党選挙戦を苦しめている。なぜなら寄贈者も党幹部も評論家も、一体どういう立場のふりをすべきか分かっておらず、彼らはどの候補者を巡っても一致できなかったからだ。ピートだ!エイミーだ! マイク・ブルームバーグを呼び出せ! という、この「勢い」の極めて移り気な変化が、民主党指導部が大統領候補を選ぶ力を弱めたのだ。こうした勢いが中から党を食い、そうし続ける用意ができているように思える。」

 もしサンダースが指名を得るとすれば、それは民主党指導部のキーストン・コップスの警官隊ドタバタ喜劇のような無能さのせいで、タイビが指摘している、2016年共和党エリートの無能さの繰り返しだ。だが今回は重要な相違がある。エリートの大半がクリントンを好みながらも、トランプとヒラリー・クリントンの間で分裂していたが、支配層はサンダースに対抗して団結するだろう。彼らは「悪いものの中の一番ましなものの」トランプを支持するだろう。商業マスコミは、トランプに向けた敵意を、今度は、サンダースに向けるだろう。民主党の仮面は外れるだろう。彼らと我々の戦闘状態になるだろう。

記事原文のurl:https://www.truthdig.com/articles/the-new-rules-of-the-game/

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 彼氏の記事には、いつも見事な風刺画がある。原文でご覧願いたい。

 個人的に、もともとスポーツが苦手なので、オリンピックには興味皆無。開催されても見にゆかない。テレビも見ないだろう。だが、勝手なことに、相撲は気になる。どうなるのだろう。歌番組のように、観客なしで強行するのだろうか?防護服の上に回しをしめて取り組むのだろうか?呼び出しや行司、イラン保健次官のようなことになりはすまいか?東電福島原発事故の放射性物質も、コロナウイルスも、与党政治家には一切忖度しない。放射性物質は、物理的微粒子ゆえ、人人伝染で広がることはないが、コロナウイルスは、人人伝染で、地域の違いを簡単に乗り越えて広がることは、大本営広報でもわかる。

 孫崎氏の今日のメルマガ題名:

オリンピック開催の是非が政権の責任問題と自民総務会長が発言するまでに発展。古参IOCメンバーが今夏の東京オリンピックはコロナウイルス勃発で、あまりに危険と発言。決定は制御下にあると言えるか。問題は日本の制御と、全世界の拡散の度合いの二つ。

 植草一秀の『知られざる真実』

安倍内閣が検査を忌避する「特殊な事情」

 日刊ゲンダイDIGITAL

丸投げの安倍政権 新型コロナ基本方針は“国は何もしない”

 何かのスポーツ催しのマスク姿観覧席を見て、マスク姿の香港デモを連想した。政府閣僚が、短時間会議で、後手後手の、検査を受けさせない実質「棄民」政策を発表し、不要不急な催しにでかけるなと言いながら、自分たちは集会や宴会に参加しても、庶民は、伝染病対策貧困反対で、あるいは異様な検察人事反対で、マスクをして国会前に大勢集り「政府はヤメロ」と叫ぶわけにゆかないだろう。予防効果の有無はともかく、そもそもドラッグ・ストアで、マスクは見当たらない。連中はそれにつけこんでいる?敵はサルもの、ひっかくもの。培養監獄になっているクルーズ船乗員の方々は、お気の毒だ。大本営広報部は報じているのだろうか?「おもてなし」ではなく「おもてなしなし」。

日刊IWJガイド「スクープ! IWJにSOS! クルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス』クルーから助けを求めるコンタクトが!『16日間隔離され続けています!』『先が見えない、助けて!』『発狂しそう!』」2020.2.27日号~No.2723号

2020年2月21日 (金)

トランプ支持者は、ライブアクション・ロールプレイではロン・ポール支持者の、ジョージ・W・ブッシュ支持者だ

2020年2月16日
ケイトリン・ジョンストン
CaitlinJohnstone.com

 トランプ政権は、議会に、先月のイラン軍当局トップ、ガーセム・ソレイマーニー無人飛行機暗殺を正当化する公式声明を公開した。全く誰も驚かなかったが、正式声明は、暗殺を擁護するこの政権の元々の主張に真っ向から矛盾して、ソレイマーニーによる、いかなる差し迫った脅威に、まったく言及していない

 「トランプ政権は、先月のイランのガーセム・ソレイマーニー司令官暗殺に対する論拠を損なう新報告を公表してウソをついたと言って非難された」とMiddle East Eyeが報じている。「金曜、外交問題に関する下院委員会の委員長は、陳述で、議会へのドナルド・トランプ大統領の1月3日の攻撃を擁護する公式声明が、ソレイマーニーによる「差し迫った脅威」を特定し損ねたと述べた。」

 「この公式報告は、彼がアメリカ人員と大使館に対する差し迫った攻撃を防ぐためにイランを攻撃したという大統領の虚偽の主張と真っ向から矛盾する」とニューヨークのエリオット・エンゲル民主党下院議員が言った

 「トランプ大統領と幹部は、彼が議会の承認なしで戦争行為をしたのを許す差し迫った脅迫の存在についてウソをついた」とミシガン選出無所属のジャスティン・アマッシュ下院議員がTwitterで書いた。「アメリカ人の安全のために、憲法は大統領の弁明にかかわらず無許可の攻撃的な行動を禁じる。」

トランプ大統領と幹部は、彼が議会の承認なしで戦争行為をしたのを許す、差し迫った脅迫の存在についてウソをついた。大統領の正当化にかかわらず、憲法は、アメリカ人の安全のため、無許可の攻撃的行動を禁じている。 https://t.co/EQLT1T63iY

- ジャスティン・アマッシュ(@justinamash) 2020年2月14日

 もう一人のアメリカ大統領によって、もう一つの中東の国に対する、もう一つの戦争行為について、世界がだまされたのは、かなり長い間多くの評論家にとって明らかだった。トランプ政権の暗黙の自認は、その単なる確認だ。このウソの確認に加えて、米軍基地に対するイランのミサイル報復で負傷したアメリカ兵はいなかったと言われていたが、意外な事実と同様、イラクの暴力の応酬をひき起こした最初のロケット攻撃は、アメリカが言うような、イランに後援された民兵ではなく、おそらく、ISISによるものだ

 これが法律的に意味するのは、ソレイマーニー暗殺は戦争犯罪だったということだ。実際的なレベルで、アメリカは決して戦争犯罪のかどで起訴されないから、我々が今そうだったとを知っているのは、暗殺で、トランプ自身の自白で、「我々は思っているより」悲惨な全面戦争に我々を近づけられ、ウソをつかれたということだ。

 私が「差し迫る脅威」物語の崩壊について、個人的に興味深いと思うのは、私がソレイマーニー暗殺について先月議論して時間を過ごした多くのトランプ支持者の誰も、今まで、彼が、アメリカ人に対する差し迫った脅威だったと主張しようとしなかったことだ。彼らはソレイマーニーは死ぬのに値する悪人だったと主張し、彼が大使館攻撃や、前述のロケット攻撃の黒幕だったという根拠のない主張を紡ぎだそうと試みるだろうし、彼らはテロリストを支援するテロ愛好家だと、私を非難するだろうが、アメリカ人の命に対する差し迫った脅威があったと主張する人に、私は一度も会ったことがない。

 彼らは、それが良いものではないと知っていたので、こういう主張をしようとしなかったのだ。彼らはトランプ政権が、弁護できないウソの主張をしていたのを知っていたのだ。彼らはこれを知っていた。彼らは全く気にかけなかっただけだ。

これは非常に多くを物語る。私は一つ残らず返事メールを読んだ。一人として、彼がアメリカに対する、差し迫った脅威だったことを、ほんの切れはしさえ書いていない。まじめな話、スターリンは、闇の国家のこのような言説の、やみくもな、揺るがない受け入れを見せるのを決して誇りには思わなかったろう。https://t.co/GrzzkKBy63
- Dan Maul (@DanVMaul) 2020年1月5日

 彼らは、真実や事実に対するどんな関心からも物事を見ようとしていないので、全く気にかけないのだ。彼らの唯一の興味は、常に彼らの大統領を守ることと、11月、彼の再選を保証するのに役立つ言説を推進することにあるのだ。それは彼らにとってゲームなのだ。客観的な現実との関係が、わずかしかないか、全くない物語から成り立つっている想像のゲームなのだ。彼らはライブアクション・ロールプレイをしているのだ

 まあ公正に言えば、彼ら全員ではない。二種類のトランプ支持者がいるのだ。名前の次に(R)がついている限りは、アニマトロニクスのチャッキーチーズ人形を支持する公認候補に投票する共和党員がおり、更に、トランプがする全てのことが、闇の国家に対する密かな素晴らしい戦略上の画策だと言う、いわゆる「ポピュリスト」がいるのだ。

 この二つのカテゴリーには(闇の国家という敵と沼で戦っているふりをしているネオコンの沼モンスター、シーン・ハンニティは最もこっけいな例だ)多少の重複があるが、そこには注目に値する違いがある。ソレイマーニー暗殺後、公認候補に投票する共和党員は、ブッシュ支持者のように「ワーイ、我々は、そうしたい相手は誰でも殺すのだ!」とオンラインで叫んでいるのに対して、「ポピュリスト」は、これは平和の敵に対する、もう一つの戦略上の4Dチェス戦略だと主張した。昔の読者の一人は、ソレイマーニーは、実際、闇の国家のために働いていて、オバマとヒラリー・クリントンに守られていたと、私と本気で論争しようとした。

 後者のトランプ支持者のカテゴリーは、私がいつもすることをしていると、出くわすタイプだ。彼らの派閥行動について正直な公然と派閥の共和党は私自身のようなライターにほとんど興味を持たない傾向があるのに対して、彼ら自身を、反体制で、反戦で、宣伝反対であると考えるトランプ支持者が私の軌道の中にしばしば彼らの道を進む。これらは同じく私の読者が同じ理由で一般に出くわすタイプだ、それで彼らは私がここで書いているトランプ支持者のカテゴリーだ。

最初は負傷者はいなかった。それから一ダースになった。それから更に増えた。そこで彼らはドナルド・トランプに「頭痛」と呼ばれた。今これだ。明確なのは最初の報告が実に非常に間違っていたが、アメリカ人に真実として売られたのだ。 https://t.co/PyMh3kzsM5

- VoteVets (@votevets) 2020年2月10日

 ソレイマーニー暗殺に関するニュースが突如知れわたった際、私はこう書いた

 「相応の報復攻撃で、アメリカの軍事目標や、アメリカ同盟国の軍事目標に対する攻撃が必ずあるだろう。もしそれが起きたら、帝国が身を引くか、あるいは、我々が、可能性としてほとんど無制限の規模の総力戦を見ることになるかの、どちらかだ。」

 そして実際、まさにそれが起きたのだ。イランは、アメリカ軍事目標に対して報復し、100人以上のアメリカ兵を負傷させ、そこでアメリカ帝国が身を引いたのだ。トランプの無謀な瀬戸際外交行為は、イラン司令官の死、ひどく破損した空軍基地、多数の負傷兵、ほうほうの体で逃げ出す撤退と、アメリカとイランを、「人々が思うより」本物の何の戦略的意味もない戦争に近づけた。それなのに、軍事的応酬後、何日間も、私のソーシャル・メディアが、トランプ支持者から受けるのは、戦争の危険を警告する私は頭がおかしく、ヒステリックだと言うものだった。

 こうした奇異な頭の動きは、トランプ支持者が、現実と全くつながっていないがゆえに可能なのだ。彼らはロン・ポールのような平和と反独裁主義の擁護者のために声援している知識ある愛国者のふりをする奇妙なライブアクシ・ョンロールプレイ(LARP)ゲームをしながら、現実には、彼らは、ネオコンとCIAの長く続いている狙いを推進している標準的な共和党大統領を声援するだけの、ありふれた共和党員として振る舞っているのだ。

 現実には、トランプはジュリアン・アサンジを投獄し冷戦を再開し、飢餓制裁で何万人ものベネズエラ人を殺し、アメリカが支援する大量虐殺からイエメンを救う試みを拒否し、政権転覆を実現するという明言した目標で、飢餓制裁とCIA工作を使ってイランで内戦を煽動しようと努め、シリア再建を阻止し、シリア油田占領を目指し、中東や他の場所で兵隊の数を大いに増やし、前政権が一日に投下した爆弾よりも数を大いに増やし、記録的な数の一般人を殺害し、そうした空襲に対する軍の説明責任を減らしたのだ。

 トランプが推進している闇の国家長年の政策のそれぞれを、私のソーシャル・メディアのトランプ支持者は、闇の国家に対する素晴らしい戦略上の画策だと言って擁護するのだ。文字通り、そうした行動のそれぞれを、一つの例外もなしに。トランプが支配体制の邪悪な政策を推進し、私がそれについて率直な意見を述べると必ず、私が反対意見を述べていることは、実際はトランプによる大企業に対する巧妙な動きであるのかを説明するコメントを必ずもらうことになる。アサンジを逮捕しているトランプは、実際はアサンジに手を貸すトランプなのだ。ネオコンに手を貸しているトランプは、実際はネオコンを傷つけるトランプなのだ。現在皇帝が身につけているのは、確実に何か見えない優雅な服なのだ。

 トランプは、言うことと、することが全く違う。彼は反干渉主義や、泥沼反対のリップサービスをし、彼がかんで含むように言う物語に支持者は調子を合わせる。彼は話術と想像力の薄い上辺で隠された、もう一人のジョージ・W・ブッシュだ。だが、ライブアクシ・ョンロールプレイでは、彼はロン・ポールなのだ。

 トランプ就任の数カ月前、私はこの仕事を始めたが、2017年1月以来、私は、この大統領がしている不快なことを指摘した時からずっと、トランプ支持者は、私に「待って様子を見ろ。」と言ってきた。

 「落ち着いて」と彼らは私(彼らは常に私が落ち着くよう望んでいる)に言う。「トランプは大きなことをしてくれる。そのうちわかるよ。」

 彼らは何年もの間「そのうちわかるよ」と言い続けてきた。トランプの任期はほぼ終わっている。あなた方は間違っていたのを認める頃合いだよ、君たち。

 あなたはだまされている。あなたは話術と空しい言葉で、ありふれた共和党の狙いを推進する、ありふれた共和党大統領を支援するようはめられている。多少ポピュリストのように見えるショーウインドー装飾や、標準的な共和党イデオロギー・プロパガンダで、あなたの反体制感情は、まんまと囲い込まれる。民主党員が浅はかな弾劾騒ぎとスキャンダラスな予備選挙で、実にばかな振る舞いをしている間、あなたは大いに満足して座っていたが、実際はあなたも彼ら同様、目隠しされ、だまされている。

 アメリカ大統領が、あなたを救おうとしていると信じるのは、FBIとCIAが、あなたを救うと信じるのと同じぐらい愚かだ。民主党員は後者だったが、共和党は前者だった。いずれも、体制によるオーダー・メード・プロパガンダによって、体制の違う顔に声援するようはめられて、唯一勝つのは、まさに同じ体制なのだ。

 アメリカの両手の指人形劇を信じるよう陥れられるのはやめよう。それは、いつも偽物で、常に同じ終わりだ。あなたのすべての金は演者の懐に入り、あなたはだまされる。幻覚を見破ろう。

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 「トランプは、体制の裏をかいて、良い政策を進めているのだ。」という不思議な主張、聞いたことがある。宗主国にも、そういう発想をする人々がいるというのに驚いた。確かに、そう思わなければ、投票はするまい。超富豪が庶民のための政治をするわけはない、となぜ思わないのだろう。不思議な方々だ。

 厚労省幹部も感染したという。厚労省より、LITERA記事の方を信じたくなる。

岩田教授に対する政府の反論は真っ赤な嘘! 他の医師もずさん管理を証言、橋本岳副大臣の投稿写真には“ゾーンぐちゃぐちゃ”の証拠

2020年2月19日 (水)

バーニーがトランプを破るための民主党最良の希望である理由

Finian Cunningham
2020年2月14日
Strategic Culture Foundation

 おそらく民主党は、あらゆる機会に、彼を反射的にあざ笑うのではなく、変化のために、時には、トランプ大統領に耳をかたむけるべきだ。民主党は、徹底的に憎んでいる共和党現職の打倒に必死だ。民主党が、激戦の中から大統領候補を指名する準備をする中、一体誰が、11月、大統領選挙に勝利する最良の可能性をもたらすだろう?

 大統領自身によれば、彼が最も恐れているのは、バーニー・サンダースだ。

 今週、サンダースと億万長者の大物マイケル・ブルームバーグ、どちらに対抗して立候補するのを好むか尋ねられて、トランプはホワイトハウス記者団に言った。「率直に言って、私はバーニー・サンダースより、ブルームバーグに対抗して立候補したい」。「なぜなら、皆が彼が好きかどうか、彼と意見が一致するかどうにかかわらず、サンダースには本物の支持者がいる。私は彼が言っていることは、とんでもないと思う。だが、彼には支持者がいる。ブルームバーグは金で買っているだけだ。」

 メディア王で、ニューヨーク市前市長ブルームバーグは自身を民主党大統領候補として売り込むため、何千万ドルも使っている。党は7月に、ミルウォーキー大会で候補者を指名するだろう。

 だが民主党予備選挙がアメリカ全土で進行するにつれ、初期にリードしているのはバーモントの78歳の上院議員バーニー・サンダースだ。自称社会主義者は、獲得代議員数を通して大失敗にもかかわらず先週アイオワで一般投票を獲得した。今週、サンダースはニューハンプシャー州での投票でトップになった。

 今月末、カリフォルニアとテキサスのような巨大な州でスーパーチューズデーのレースが起きる前に、民主党選挙運動は、ネバダとサウスカロライナに進む。

 ニューハンプシャーでの勝利演説で、サンダースは熱狂的な支持者に語った。「我々はネバダに行く、我々はサウスカロライナに行く、我々は次も勝つつもりだ。この勝利は、ドナルド・トランプの終焉の始まりだと申し上げたい。」

 ホワイトハウスに向かってトランプと戦うことにサンダースが確信を持っているのは、トランプが彼を恐れているのと同じ理由だ。サンダースには、支持者と選挙運動組織者の手ごわい草の根運動があるのだ。他の民主党候補者は誰も、支持者の間で同じ活気を呼び起こせていない。サンダースは青年、学生、労働者や少数民族という人口上重要な集団に接近した。彼はうらやましい肝心な勢力、大衆の勢いを活性化させたように思える。

 もう一つの重要な政治的武器は政策だ。サンダースは言う。「我々の政策は、この国の労働者家庭の痛みに向けて語っている」。

 アイオワとニューハンプシャーの後、エリザベス・ウォーレン上院議員と、元オバマの副大統領ジョー・バイデン、二人の選挙スターは失速した。

 しかしながら、ピート・ブティジェッジとエイミー・クロブチャー上院議員はサンダースと民主党候補者になろうとして競う二人の候補者になった。彼らはニューハンプシャー予備選挙で、それぞれ二位と三位だった。

 これら候補者のいずれも、最近まで比較的無名だった。クロブチャーは、有権者がほとんど常に彼女の名前を、どうつづるか知らないと冗談を言いさえしている。インディアナ州サウスベンド前市長ブティジェッジは、若者らしいイメージと、CIA機密活動につながるとされるアフガニスタンでの軍人としての不透明な戦歴がある。

 民主党支配層が、大半の有権者に対する訴求力を最大にしようとして、ブティジェッジとクロブチャーを「中道派」候補者として育てているのは疑惑にとどまらない。

 今週ニューヨーク・タイムズは、こう書いている。「民主党の競争は、党が民主社会主義者サンダースで左傾するのか、ブティジェッジ、あるいは三位につけているエイミー・クロブチャー上院議員で、中道で行くのかに帰着するように思われる。」

 ニューヨーク・タイムズは「民主党の伝統的な構造は、彼の革命的な民主社会主義というレッテルの不安から、サンダースに対して結集するよう構成されている。」と認めて、サンダースに対して党による裏切りの可能性を漏らした。

 悲惨な結果になった2016年の戦術的な、反民主的企みが繰り返される危険がここにある。当時、バーニー・サンダースは、今回の選挙でもしているのと同様、ワシントンにおける根本的変更に向けて、青年と労働者を活性化させていた。だが4年前、民主党幹部は、大統領候補としてヒラリー・クリントンを支持する方が分別があるのだと思っていた。民主党支配層は、すさまじい縁故主義で、クリントンが、味気ない中道主義と大企業とのつながりで、多くの普通のアメリカ人に嫌悪されているのが見えなかったのだ。

 2016年、バーニー・サンダースに大統領立候補の機会を与えるのを拒否して、民主党支配層は、普通の党員とより広範な有権者の民主主義への希望を無視しただけでなく、必然的に、「沼」として知られるワシントン二大政党戦争挑発にうんざりしている国民の大規模な有権者の不満を、型破りのドナルド・トランプに、かき集めさせたのだ。

 今回、信じられないことに、堕落した民主党支配層は、連中の問題がある中道という概念について何か学んだ兆しがないのだ。

 選挙に勝つために必要なのは人々の不満と熱情に語れる政治家だ。2016年、トランプは、煽動政治家のふりをして、それに成功した。

 アメリカのすさまじい経済不平等と社会崩壊を考えれば、必要なのは、アメリカ寡頭政治による、うすぎたない捕食性資本主義国家に対して、人々の強い怒りをかき立てることができる候補者だ。それは安全な平凡な「中道派」にはできない。腐ったシステムに対する本格的政治反撃が必要だ。

 イギリスのインデペンデント紙のインタビューで、サンダースの兄ラリーが、バーニーが、なぜトランプに挑戦する男なのかについて、下記の見解を語った。

 イギリスで暮らしている退職した学者で政治運動家のラリー(84)はこう言った。「選挙は重要な問題を巡って戦われるだろう。誰が何を手に入れるか、財産と収入が億万長者に向けられてしまうのかどうか、誰でもまともな暮らしの可能性が得られるかどうか。その中で、もしバーナードが先導すれば、民主党が勝つだろう。もし誰か穏健中道派が先導すれば、彼らは相当苦労するだろう。トランプがいるのだから、我々は数十年、中道なのだから。中道ということは、本当の中道を意味せず、権力を持った人々が異議を申し立てられずにすむことを意味する。」.

 バーニー・サンダースは勝利の時代精神をとらえたように見える。そしてトランプはそれを知っている。民主党幹部とは違って。

 Finian Cunninghamは主要報道機関の元編集者・記者。国際問題について多く書いており、記事は複数言語で刊行されている。
 個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2020/02/14/why-bernie-is-democrats-best-hope-beat-trump/

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 震源地のインターコンチネンタル・ホテル、本社はイギリスのようだ。

 植草一秀の『知られざる真実』

グルメンピックPartⅡと化す東京マラソン

 しんぶん赤旗

小泉環境相 対策本部より新年会
欠席認めるも居直り5連発

 答弁の様子をテレビで見た。確実に、魚の頭。

2020年2月17日 (月)

大統領になりたくて政党を買収するオリガルヒ

2020年2月15日
Moon of Alabama

 マイク・ブルームバーグは世界九番目の金持ちだ。かつてニューヨーク市の共和党市長をつとめ、激しい人種差別侮辱的性差別で知られているオリガルヒだ。彼は以来大統領になろうと決めた。

 トランプで満足している共和党では立候補する可能性はないので、民主党候補者として出馬することにした。ブルームバーグは以来、民主党全国委員会と、全ての州で民主党を買収した。

民主党全国委員会はマイク・グラベルに、どの候補者に対しても討論会規則は変えないと言った。「それは我々の一番の規則だ。我々は誰にも規則を変えることができない。」

数カ月後、彼らは討論会の規則をオリガルヒのブルームバーグが討論に参加するように変えた。彼が民主党全国委員会に300,000ドル与えた後。

 彼の政治戦術実に単純だ。人々は彼の言い分など聞きたがらないので、彼は様々な問題については語らず、莫大な金を使うのだ

彼は莫大な金をまいている。スタッフや資源TV広告、トランプが長いこと支配しているフェースブックへの広告に。有権者に、裕福なテクノクラート支配下の生活も、それほど悪くないと説得するのを狙ったインターネット・ミーム軍団と、立食つき選挙運動の催しの助けを借りて、彼の退屈なイメージを克服しようと試みている。ドリンクコーナーや、ステーキとチーズを挟んだサンドイッチ、ホーギーや、ブリーチーズとイチジクの前菜が揃ったフィラデルフィア選挙運動決起集会で、一人の支持者が「私はこれはしゃれていると思う」とタイムズに語った。「ここはナイトクラブのような感じだ。彼が人々を呼び込むには、これが必要だ。」

 今日までに、選挙運動に、ブルームバーグは3億5000万ドル以上使った。彼は数十億ドルも進んで使おうとしており、それができるのだ。長年かけて、ブルームバーグは政治的、博愛主義帝国を築くため、100億ドル以上使った。彼はその金を、彼に批判的な意見を抑えるために使ったのだ。

2015年、Center for American Progressの研究者が、ブルームバーグ時代のニューヨーク市警の章で、4300語で、アメリカのイスラム恐怖症に関する報告書を書いた。

報告が発表されたとき、その章は消えていた。

その時までに、ブルームバーグは、Center for American Progressに150万ドル寄付していた。その金額は増大していた。

 本当に良くないのは、それが機能することだ

3カ月前、世論調査で、候補競争での拒否率が最高で、マイク・ブルームバーグが「広く嫌われている」ことが分かっていた。今彼は民主党指名で、上位三人に入っている。これまでで最も金持ちの一人が、選挙プロセスのあらゆる部分をひっくり返そうとしているのだ。しかも、これは我々が知っている内容に過ぎない。

 買収された民主党と多くの幹部は、これに満足しているように思われる。彼らはそれで、アメリカがウクライナよりひどく見えさせるのを気にしない。そう、アメリカ政治は常に腐敗している。だがあからさまな買収で大統領になるのは通常の悪臭を超えている。

 だがヒラリー・クリントンを副大統領候補とするブルームバーグはトランプを破るのに必要な票を本当に得ることが可能だろうか? 私個人としては疑っている。

有名な匿名ブロガーのAtriosは策略全体には愕然としているのだが、結局、ひっかかっている。

ブルームバーグは様々な理由で良くない、その一つは、とんでもない財産で選挙を(広告だけではなく、人々を)買収している億万長者を、人々は進んで信奉すべきではないことだ。ブルームバーグかトランプかということになれば、私はブルームバーグを選ぶが、人々がなぜこれを選択肢にするのだろう? それはばかげている。ばか者(もちろん、インチキな)億万長者を打ちすえることができる唯一の人は、もう一人のばか者億万長者? 至る所、壊れた脳だらけ。

 「ブルームバーグかトランプかということになれば、私はブルームバーグを選ぶ」というのは、私の考えでは、この民主党と選挙のハイジャックに対する、まさに悪い対応そのものだ。そもそもブルームバーグの動きを可能にしているのは、こういう振る舞いだ。

 選挙を乗っ取っている億万長者への良い対応は、金持ちによる選挙運動は失敗するリスクが高いことをはっきり示すべきなのだ。第三者に投票するか、棄権するのが唯一責任ある対応だ。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2020/02/oligarch-buys-political-party-seeks-to-become-president.html

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 自分の財産で買収する下劣な候補。税金で買収するのはもっと下劣。またしても、辻元議員の追求に「パフォーマンス」という野次。聞こえてもいませんというポチ議長。

 植草一秀の『知られざる真実』

最優先課題は安倍内閣に終止符を打つこと

 孫崎氏の今日のメルマガ題名:

桜を見る会 メディア全てが報じていない。首相は国会で、参加者から5千円会費を事務所職員が集め、その場でホテル側に渡したと説明。首相側には収入は発生していない、→ ホテル・代金は主催者から。収入支出あれば、政治資金収支報告書への記載義務。これなし

2020年2月11日 (火)

アイオワ党員集会さえ信じられないアメリカが、一体どうして、ベネズエラ大統領を決める資格があるだろう?

ロバート・ブリッジ
2020年2月7日

 民主党アイオワ党員集会が単純な算数で失敗し、とどまる所を知らない大混乱に落ち込んだわずか一日後、ベネズエラのワシントンの手先フアン・グアイドは、トランプの一般教書演説で、ベネズエラの正当な代表として、大いにもてはやされた。この二つの出来事は、思い上がりと横柄に酔って、自己全滅寸前でぐらつく殺人帝国の徴候だ。

 将来の歴史家が、ピエロ国の厄介な検死を行う際には、大衆民主主義における偉大な実験が、逃れられない死の連鎖に入った瞬間として、2020年2月第1週をあげるだろう。この内部崩壊は、実際、壮大な崩壊の前には、非常に良く有るのだが、最高司令官ドナルド・J・トランプが一般教書演説の間中、景気が良いと強調したので、おそらく多くの人々を当惑させるだろう。

酔った情報工学専攻の大学生でさえ、もっとうまく設計できたはずの品質不良アプリケーションを、これだけ儲かる予備選挙契約をどうして得られたかわからない。だが、これは調査するべきだ。

- ユージーン・グー MD、(@eugenegu) 2020年2月4日

 だが焼けるようなアメリカ経済の表面のすぐ下では、それ以上の発言を必要としないほど法外な、一般教書演説でのナンシー・ペロシの錯乱した行動が象徴する政治的熱情の泡立つ火山湖が横たわっており、最終的には、ふたを吹き飛ばして、その危険な軌跡で、現代のポンペイのように、アメリカを凍結乾燥するだろう。

 差し迫る大惨事が予言された週、支配体制は、二つのつまずきを経験した。一つは、沼殺し、ドナルド・トランプを追い払い損ねたこと、もう一つは、透明な、昔ながらの方法で、アイオワ党員集会の勝者を名指し損ねたこと。この連続する出来事は「闇の国家」が同時に二つの大敗北を受け入れるはずがないので、つながっている。それで連中は、民主党にとって、ドナルド・トランプより潜在的に一層危険な民主的社会主義者、バーニー・サンダースを阻止することを強いられた。

 ここでアメリカの民主主義の仮面が剥がれ落ち、獣の本質が明らかになったのだ。アイオワ党員集会の結果は、生放送で集計されている中、ピート・ブティジェッジ市長は初期のリードを享受していた。だが最終的に、群れに差をつける前に、民主社会主義者のバーニー・サンダースが差を埋め始めた。まさに、その瞬間に、欠陥とされるアプリケーションのため、結果が消えたのだ。どんな結果も示される前に、小さな町の市長は、選挙で勝ったと自慢していたが、翌日まで、ブティジェッジが僅差で勝ったと宣言されなかった。多くの観察者には、民主党は空中に政治的変化の風を感じ、ゲームの最中に、ボールを取って、自陣を急襲したように見えた。聞いたような話ではないか?

 現時点では、結果を報じる新しいアプリケーションが壊れたという話を信じるか、記事、サンダースが勝利を目指して進んでいるのが明白になった時、汚い民主党員がゲームを不正に操作したと主張して「陰謀論者」になることが可能だ。2016年、ウィキリークスが約20,000通の民主党全国委員会電子メール公表で示したように、以前、民主党はサンダースに対して共謀したことがあるので、後者の理論を裏付ける多くの理由がある。

アプリケーションの「失敗」:デモイン80選挙区:

バーニー・グループには101人いた
ピート・グループは66人いた

中略

これが民主主義??? 🤔#IACaucus pic.twitter.com/ZeekGiL6yM

- andthenwhat? (@NWcarol28)2020年2月5日

 このアプリケーションの背後には、愉快にもシャドウ社という名の、実にやましい出自の企業がある。第一に、シャドウ社の、考え方次第なのだが、想像もできない不適格、あるいは、専門技術のおかげで、確実に政治的に恩恵を受けたブティジェッジは、アイオワ党員集会に先行して、この企業に何万ドルも支払っていたのだ。第二に、シャドウ社幹部の多くが、ヒラリー・クリントン選挙運動で以前働いていた事実は、あの選挙運動の「フェアプレー」への悪名高い誓約を考えれば、些細な追加情報どころではあるまい。第三に、シャドウ社のアプリケーションを「調べる」国土安全保障省の取り組みは、アイオワ民主党に直ぐさま拒否された。アメリカ選挙への「ロシアの干渉」を巡るこれまで数年にわたる話を考えれば、国土安全保障省に新技術をちらり見せることこそ賢明だと思われないだろうか? 結局、おそらくアイオワ州人は、「何の中身もない」ロシア騒ぎを、多くの他の民主党員のようには、決して本当に信じていなかったのだ。

 最後に、大きな不気味要因の締めくくり、大惨事の世界マスター本人、他ならぬジョージ・ソロスが、このあやしい企業の最大株主だった。ソロスが、投資に何らかの見返りを望んでいると考えれば、一体誰が、彼の狂ったグローバルな夢を実現させるのに最善だろう? 「ヨハネの黙示録の四人の女性騎士」として良く知られている急進的な左翼革新主義者軍団と一緒の筋金入りの社会主義バーニー・サンダース、それともインディアナ州、サウスベンドの従順な市長? だが、ブティジェッジは、どんな討論ででも、トランプに食い物にされる可能性が高く、間もなく、このメディア王が、ゲームのルールを変えさせることができので、バーニー・サンダースや、エリザベス・ウォーレン、ジョー・バイデン、ピート・ブティジェッジ、エイミー・クロブチャーや、アンドリュー・ヤンやトム・ステイヤーと、間もなくCNN討論の舞台に登場する億万長者マイケル・ブルームバーグが参加する撮るかに複雑なゲームで、アイオワでのブティジェッジの「勝利」は、ただの歩の動きに過ぎなかったのだ。

 一方、クロブチャーや、ヤンや、ステイヤーより世論調査で支持率が高いイラク戦争退役軍人トゥルシー・ギャバードは、ニューハンプシャー予備選挙に進むための討論会に招かれさえしていない。

昨夜のアイオワ党員集会の結果報告遅れと、それが候補者や、彼らの選挙運動や、民主党党員集会参加者の皆様に不安を与えたことを心から遺憾に思います。
- Shadow, Inc.(@ShadowIncHQ) 2020年2月4日

 国境の南で、ベネズエラの人々は、現実に展開しているこの民主政治のアメリカのお手本を大いに楽しんでいるに違いない。2018年、ニコラス・マドゥロが67パーセントの票で再選勝利した2018年のベネズエラ大統領選挙を、アメリカは「いかさま」だと宣言した。アメリカはそれから更に、それまで政治的に無名だったフアン・グアイドが、ベネズエラ大統領だと認めたのだ。

 この社会主義国が世界中で最も透明な選挙技術を持っていることが分かって、ベネズエラ選挙に干渉するアメリカの横柄さが一層目立つことになった。

 「投票者は、投票して、確認するのに、タッチ方式の電子パッドを使う」とエウゲニオ・マルティネスがフォーブスに書いた。「確認した後、電子投票は暗号化され、ランダムに機械のメモリーに格納される。投票者は印刷されたレシートで自身の投票を確認し、それを物理的投票箱の中に入れるのだ。」

 言い換えれば、ベネズエラ選挙で不正行為をするのは不可能でないにせよ、極めて困難なのだ。アメリカ人は、マクドナルドでビッグマックを、あるいはスターバックスでコーヒーを買う時は、かならずレシートを受けとるのに、ますますいかがわしくなる選挙では、票を投じたことに対する「領収書」を全く受け取れないのだ。だから、アイオワ州での大失敗の一日後、一般教書演説で、グアイドが民主政治の看板役として登場する滑稽なタイミングは、ペロシのかんしゃくより、本当に遥かに意義深い見せ物だった。

 ロバート・ブリッジは、アメリカ人作家・ジャーナリスト。

 個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2020/02/07/how-can-america-play-kingmaker-in-venezuela-when-it-cant-be-trusted-to-conduct-a-caucus-in-iowa/

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 サンダース、アイオワ党員集会の再確認要求をしたようだ。バイデン、さすがに、ウクライナ・スキャンダルが打撃になっているのだろうか。

2019年12月 6日 (金)

寡頭政治による死

Chris Hedges
2019年11月11日
Truthdig

 オリガルヒは、思い上がりと富と権力で目がくらんでいる。彼らは鼻につく特権意識で、最も生ぬるい批判や最も穏やかな改革にさえ憤慨する。連中のごく小さなエリート・サークル外の人々にしていることに対する後悔や罪悪感や共感や深い思いやりが、彼らには欠けている。特権は、人間に対して奇妙で不快なことをするものだ。奨学生として、寄宿制私立進学校で、ハーバード大学で、全てのエリート校同様、金権政治を永続させるよう設計された組織で、金持ちの同級生に私はこうした歪みを見出した。特権を持って暮らすと、幸薄き人々には、無神経さ、残酷さえ生まれ、底なしの貪欲が養われるのだ。

 金持ちの不愉快な特徴は、弁護士や広報係や従順で脅かされているマスコミの軍団や、慈善活動の良い礼儀や隠蔽物に巧みに覆い隠されている。ジェフ・ベゾスジェイミー・ダイモンビル・ゲイツジミー・ウェールズピーター・ティールジョン・マッケイや故スティーブ・ジョブズデイビッド・コッホは、慎重に作り上げられた連中の公的イメージが何であれ、労働者階級にとっての新たな形の農奴制を作り出し、オリガルヒの手に、富と権力を集中するよう設計された経済、社会モデルを擁護しているか、していたのだ。社会が寡頭政治階級による死の支配に陥った場合、結果は常に壊滅的だ。

 オリガルヒは彼らの底なしのナルシシズムと快楽主義を満足させる、こびへつら侍従連中に囲まれた絶縁された暮らしをしているため、空想に基づいて権力を行使する。彼らは新自由主義や、経済的に合理的ではないが、彼らの権利を正当化する、知的にも道徳的にも破綻しているアイン・ランドの著作のような支配イデオロギーを広める。連中のスローガンは、最初、悪名高い連続殺人犯が口にし、ランドが熱狂的に受け入れたものだ。「私にとって良いものは正しい。」 虐げられた一般市民が生き残ろうと苦闘し、増大する激怒と、いらだちで沸き返る中、我々のあらゆる組織、報道機関や司法や立法や行政や学界が、寡頭制支配者の狭い利己的な利益に奉仕するよう悪用されているのだ。過去数十年にわたり支配しているオリガルヒが画策した大企業クーデターが我々にドナルド・トランプを与えたのだ。もしこのクーデターを覆さなければ、遥かに悪いことが続くだろう。

 オリガルヒは彼らの道徳的墜落の結果をほとんど理解できない。体制を自己破壊から救えるバーニー・サンダースやエリザベス・ウォーレンのような政治的改革者は、ウラジミール・レーニンの下で、暴君的ボリシェビキへの道を開いた社会主義革命家アレクサンドル・ケレンスキーメンシェビキをロシア・オリガルヒが悪者にしたのと同じように、悪者にされるのだ。終わりは来るのだが、終わりが来た時、我々の場合、キリスト教ファシストに押しつけられる専制政治になる可能性が高いが、オリガルヒは、革命直前の愚かなフランスやロシアの上流階級のように、連中の宮殿のような邸宅や巨大ヨットでたらふく食べて、知らぬが仏で気付くまい。

 「我々は大規模な世界的、政治的、経済的、社会的、文化的移行の真っ只中にいるが、我々はどの方向に向かっているのかわからない」と『Mean Girl: Ayn Rand and the Culture of Greed』でリサ・ダガンが書いている「保守派福音主義信者が連中の糸を引き、政治家やビジネス・エリートが、ブライトバート・オルタナ右翼で有利な立場を得ようと画策する中、トランプ政権の一貫性のなさは混乱の徴候を示している。これらを統一しているのは無慈悲と貪欲だ、この寄せ集めの精神がアイン・ランドだ。」

 粗悪な精神は極右も極左も堕落させる。対応するファシスト連中と異り、アメリカ合州国の極左は、ごく劣勢で、まとまりが悪く、イデオロギー的に破産した無力な政治勢力だが、粗悪な精神がアンティファやブラック・ブロックの多くを定義し、キリスト教ファシストやオルタナ右翼をも定義する。社会が二極化するにつれ、混乱を止め、益々暴力で表現される増大する憎悪や敵意を静め、民主的規範を救出しようとするサンダースやウォーレンのような改革者や穏健主義者の試みは徒労に帰する。オリガルヒは彼らの呼びかけには答えず、最終的に、権利を奪われた人々は穏健主義者の無力さに忍耐を失う。

 過酷さと法と恐怖によるレーニンの支配は、チェカー(反革命・サボタージュ取締全ロシア非常委員会)が運営する暗殺団によって行われたが、ロシア上流階級とオフラーナ(ロシア帝国内務省警察部警備局)が駆使した無慈悲と恐怖を反映していた。フランス革命の際、1793年9月から1794年7月まで独裁権力を振るった公共の安全のための委員会は、フランス貴族が駆使した無慈悲とテロを反映していた。過激派は政治方針が何であるにせよ、ひとたび権力の座につくと驚くほど酷似している。破綻した民主主義で権力を受け継ぐのは、ほとんど常に過激派だ。

 2016年に、サンダースに民主党指名を与えるのを拒否し、ホワイトハウスにヒラリー・クリントンを送り込むため10億ドル使ったオリガルヒは、大失敗から何も学ばなかった。もし彼らがジョー・バイデンを我々に無理やり押しつけることができなければ、ピート・ブーテジェッジやマイケル・ブルームバーグではどうだろう? 万が一、オリガルヒが阻止しようと躍起になっているウォーレンかサンダースが奇跡的に民主党候補者になったら、彼らはいやいやながらトランプを支持するだろう。トランプは教養がなく、不正で、適性がないかもしれず、彼はアメリカ合州国を国際的のけものに変えたかもしれないが、彼はオリガルヒの金銭的利益に奴隷のように奉仕する。

 オリガルヒとっては、利益を蓄積するためのどんな戦いも小さすぎることはない。シアトル市議会選挙では、世界で最も金持ちの男ベゾスが、彼の関連企業に奉仕させるべく、議会をひっくり返すために150万ドル使った。ベゾスは、昨2018年、連邦所得税を支払わなかったアマゾンや他の企業に、シアトルの11,000人のホームレスに住宅を提供するのを助けるべく課税する議会決定に立腹したのだ。アマゾンはシアトルの税金が一カ月以内に無効にされるようにした。この選挙でベゾスは、彼の天敵で、ありがたいことに再選された社会主義女性議員カシャマ・サワントを標的にして、大企業支持派の議員候補を押した。今回ベゾスは議会の支配を掌握し損ねた。次回の選挙では、彼が投資を三倍か、四倍にするのは確実だ。2016年の選挙には65億ドルかかったが、ハミルトン・ノーランがガーディアンで指摘しているように「4兆ドル以上の連邦予算全体を支配する集団にとって、これは本当の掘り出し物だ」)。

 オリガルヒは監督や規制から自由で、彼らを維持している政治制度と、経済制度を不当に略奪する。彼らは富裕層に対する税を減税し、政府赤字を莫大に増やす。これで資金不足の政府に銀行から借金させ、更にオリガルヒを富ませ、大衆に懲罰的緊縮経済計画を押し付けるよう強いるのだ。彼らは、何十億ドルも儲けるために、公益事業、諜報収集、軍や警察の大部分や、刑務所制度や教育を含め、伝統的な政府事業を民営化する。彼らは個人住宅ローンや学生ローンの高利率を保証する複雑な金融のメカニズムを作る。彼らは不正会計を合法化し、大衆を深刻な借金返済奴隷労働に閉じ込めておくため、賃金を抑制する。彼らの投機バブルが崩壊すると、彼らは税金を何兆ドルも略奪する。

 資本主義者を、生産手段から金を生み出す人々と定義すれば、彼らはもはや資本主義者ではない。彼らは株主を含め、全員から盗むよう法律を書き変え金融投機犯罪階級だ。彼らは産業資本主義の死体から栄養を摂取する寄生虫だ。彼らは何も生み出さない。彼らは何も稼がない。彼らは金を操作する。この賭博体制と、金融資本による政治的権力奪取が、アメリカの最も裕福な1%の家族が、国の富の40%を支配している理由だ。

 JPモルガン・チェースの最高経営責任者で、推定14億ドルの財産を持っているダイモンは大企業の強欲と犯罪のイメージキャラクターだ。彼は2008年金融崩壊前の数年のうちに、JPモルガン・チェースに詐欺的な有価証券を引き受けるよう指示した。彼は住宅ローンと住宅ローンの借り換え取り引きで、軍人に過剰請求した。彼は顧客に当座貸越料に対し過剰請求した。彼はカリフォルニアと中西部電力市場の入札を不正操作した。彼は住宅所有者に洪水保険で過剰請求した。彼は実在しないクレジットカード監視サービスに対し、顧客に請求書を送った。彼は住宅ローンで、少数人種に対して、白人の借り手が支払うよりも高い金利と料金を請求した。彼は社員に超過勤務手当を払い損ねた。そう、JPモルガン・チェースはアメリカ国内ので他のどの金融機関より多くの罰金を支払わなければならなかったが、利益は、同社の詐欺的、犯罪活動を埋め合わせる以上のものだった。

 お仲間のオリガルヒ、ゲイツと、億万長者投資家レオン・クーパーマンと一緒に、最近ウォーレン攻撃を率いたのはダイモンだ。「富裕税」計画と、「成功した人々」をけなしたとされることに対し、ダイモンは彼女を叱責した。アメリカン・ドリームを破壊しようとしたと言って、クーパーマンはウォーレンを非難した。もし彼が富裕税を支払わされることになっても、彼はまだ60億ドルの資産を保有するだろうが、ゲイツも彼女の富裕税計画を非難した。ゲイツは、もしウォーレンが民主党指名候補になったら、彼がトランプを支援するかどうか質問されると、答えるのを拒否した。

 強欲は底なしだ。それは金持ちの病気だ。オリガルヒは、貯めれば貯めるほど、益々多くを欲するのだ。これは人間性の暗い面だ。それは常に人類とともにあった。全ての社会が社会の不平等に悩まされているが、社会ピラミッドの最下層と中位の人々が、彼らの発言権と代表を失った時、社会がもっぱら金持ちの貪欲に奉仕するためにだけに存在する時、収入の不均等がアメリカ合州国で達したレベルに達すると、社会組織はばらばらに引き裂かれ、社会がそれ自身を破壊する。アリストテレスは、ほぼ2,500年前に寡頭政治の危険について警告した。我々は全権力を掌握したオリガルヒが我々に与えた、社会的、政治的崩壊の瀬戸際に立っている。支配するオリガルヒはあらゆる改革の試みを妨害するだろう。これが危機を不可避にする。ひとたび我々がこの危機に入ってしまえば、オリガルヒは最も強力な専制政治推進者にるだろう。

 Chris Hedgesは海外特派員として中米、中東、アフリカとバルカンでほぼ20年過ごした。50以上の国から報道し、15年間海外特派員としてクリスチャン・サイエンスモニター、National Public Radio、ダラス・モーニング・ニューズとニューヨーク・タイムズで働いた。https://www.truthdig.com/author/chris_hedges/

記事原文のurl:https://www.truthdig.com/articles/death-by-oligarchy/

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 強欲で傲慢なオリガルヒ、連中のサイコパス風振る舞いに国境の違いはないようだ。連日の驚くほど稚拙なウソ。

 孫崎享氏の今日のメルマガ題名にびっくり。スパイ暴露で有名になったアメリカ外交官、孫崎享氏の知人だった。誠実さと、寿命とは反比例するのだろうかと、考えたくなる。

旧知ジョゼフ・ウィルソン69歳で死亡。ブッシュ政権はイラクが核兵器開発としてイラク戦争へ。これにWはNYT紙にイラクの核兵器開発はないと寄稿。これにWの妻がCIA工作員と暴露される。Wは元副大統領等を訴え。その後職も不順、妻とも離婚。そして死。

 『長州レジーム』から日本を取り戻す!IWJインタビュー、再配信を復習として見たいと思う。

「桜を見る会」で明らかになった「長州偏重政治」!? 本日午後8時より、「『長州レジーム』から日本を取り戻す! 歴史から消された思想家・赤松小三郎の『近代立憲主義構想』を葬った明治維新の闇~ 岩上安身によるインタビュー 第750回 ゲスト 拓殖大学教授 関良基氏(その1)」を再配信!

 関良基教授『赤松小三郎ともう一つの明治維新』に続き、別のご本を執筆中と伺っている。

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