インターネット

2023年8月 4日 (金)

我々はメディアのリベラルと保守への偏向は教えられても、アメリカ帝国偏向は教えられない

 ここ数年欧米で見られる「メディア・リテラシー」への執拗な要求における最大問題の一つは、誰でもメディアにおけるリベラル偏向や保守偏向は教えられるのに、アメリカ帝国偏向は教えられないことだ。

ケイトリン・ジョンストン
2023年7月30日

 この記事の英語朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 ここ数年欧米で見られる「メディア・リテラシー」への執拗な要求における最大問題の一つは、誰でもメディアにおけるリベラル偏向や保守偏向は教えられるのに、アメリカ帝国偏向は教えられないことだ。

 皆様のような平均的な欧米ニュースメディア視聴者は、フォックス・ニュースが保守に偏向しており、MSNBCがリベラルに偏向しているのをある程度一般的に認識しており、皆様がその一方を使って、違うイデオロギーの人に政治見解を証明しようとすると、彼らはおそらく皆様の情報源の偏向した性質を急いで皆様に説明するだろう。いくらか小さいながらも非常に大きな割合の人々は、RTのようなメディアがロシア政府に有利に偏向しているのを知っていて、皆様がウクライナや何かについていくつかの点を証明するためRTを引用しようとすれば、おそらくすぐそれを指摘するだろう。

 それは、たまたま欧米帝国にとって非常に有利に機能している欧米世界の一般大衆間での「メディア・リテラシー」の話だ。覚醒の半径は、帝国の情報権益にとって脅威にならない限界まで広がり、そこで止まる。

 比較的少数の欧米人が知っているのは、欧米主流マスコミ(リベラル派も保守派も)全体が、アメリカとその帝国の世界勢力圏に有利なように偏向しているので、世界で起きていることを正確に理解するには、ほとんど価値がないことだ。

 アメリカと同盟諸国の全外国政策の狙いは、欧米メディアによって確実に推進される、欧米メディアは主としてニュースを報じるために存在しておらず、彼らはプロパガンダを実施するため存在している。ニューヨーク・タイムズはアメリカがする全ての戦争をしっかり支持している。欧米マスメディアはアメリカが嫌う外国政府に対する抗議行動に圧倒的に焦点をあて、アメリカと連携する政府に対する抗議行動には遙かに少ない注意しか払わない。トランプがマスメディアに広く称賛された唯一の例は、彼がシリアを爆撃した時だった、他方バイデンがマスメディアに広く酷評された唯一の例は、彼がアフガニスタンから撤退した時だった。イラク侵略前に、大衆を、サダム・フセインが9/11事件に関係していたと信じさせる上で、アメリカ・メディアが良い仕事をしたおかげで、戦争が始まって数カ月後、アメリカ人10人中7人が、彼が9月11日攻撃に関係していると信じていた。列記するには余りに多くの明白な目につく例がある。

 子供は学校でこの種の偏向は教えられない。「メディア・リテラシー」を向上させ、メディアの偏向について人々に教えるため設立されたAllSidesやMedia Bias/FactCheckなどのウェブサイトは、国際紛争や外交政策ではなく、イデオロギーの党派性の偏向にのみ焦点を当てている。

 メディアの偏向を「左」「中央」「右」にランク付けする、このような図表をAllSidesウェブサイトのメディア偏向セクションで皆様ご覧になったことがあるだろう。

 皆様がどこでも見たことがないのは、アメリカに中央集権する帝国にどれほど共感しているかという観点からメディアをランク付けし、ニューヨーク・タイムズやガーディアン、フォックス・ニュースのようなメディアが一方の端に列記され、コンソーシアム・ニュースやミントプレス・ニュースやアンティ・ウォーなど多くのアメリカに批判的なメディアが反対側にある図だ。上の図は外交政策に全く無関心で、軍国主義の汚れ雑巾The Atlanticを、JacobinやThe Nationなどのアメリカ外交政策に批判的なメディと同じ範疇にリストしていることにご注目願いたい。

 本記事の執筆時点で、私の(現在機能不全な)Webサイトのメディア偏向/ファクト・チェック・プロファイルは下記の通りだ。

 それは私をイデオロギー的極左に配置しており、それはもちろん正しいが、それは私が焦点を当てて膨大な量の解説をしているアメリカとその同盟諸国に対する私の態度に関しては何も教えてくれない。私は「NATO万歳」左翼の一人なのか、それとも「NATO反対」左翼なのか? 私は国内問題に焦点を当て、外交政策が存在しないふりをする左翼の一人なのか? 国際紛争で、私はアメリカを支持し、他のいくつかの政府を支持し、中立を維持する傾向があるのか、それとも上記の混合なのだろうか? それは何も言っていない。

 他の誰についても何も言っていない。ニューヨーク・タイムズは、信頼性評価が「高く」「左中央偏向」があると書かれている。ニューヨーク・ポストは、信頼性評価が「混乱し」「中道右派」偏向があると書かれている。それは全て、左から右のイデオロギー尺度のどこに彼らを配置できるか、彼ら両方、アメリカ帝国に激しく忠実である事実には言及することなく、彼らがどれほど「信頼できる」と判明したかについてのいくつかの恣意的な決定だ。

 これは完全に意図的だ。「メディア・リテラシー」を推進し、オンライン情報を改善するための全体的推進は、実際は、メディアの偏向を見て理解するよう人々を訓練するのではなく、人々がそれらを見ても理解しないように訓練することだ。少なくとも、そこでそれは重要ではない。

 外交政策は、アメリカと同盟諸国に関し、ほとんどの人々に最大の影響を与えるため、政府行動の唯一最も重要な側面だ。国内政策は、アメリカ権力との同盟下で、人々がどのような生活を送るかに非常に現実的な結果をもたらすが、爆撃されたり、経済制裁によって飢えたり、核戦争で殺されたりするかどうかではなく、医療を受ける余裕があるか、合法大麻を購入できるかどうかなどの質問に関する話だ。それでも社会全体が、我々が情報を求める情報源の偏向を判断する際、そこは見ないよう訓練されているのだ。

 そして、これはまさに外交政策が非常に重要なためだ。帝国を運営する連中は、女性が中絶できるかどうかや、社会的に無視されている集団が警察に虐待されているかどうか気にしないので、彼らは、そのプロパガンダ機関の偏向が、そのような問題で強調され、皆がそうした議論に全エネルギーを注ぐのを喜んでいる。彼らが絶対大いに気にかけているのは絶え間ない暴力や虐待や、その脅威によってまとめられている世界規模帝国の運営だ。

 だから世界中での戦争や軍国主義や巧妙な操作や資源搾取というアメリカ帝国の狙いを支持するよう我々は洗脳されており、帝国に有利なように極端に偏向している情報源に洗脳されている事実を見ないよう訓練されているのだ。

 

 欧米マスコミによるアメリカ帝国偏向が脚光を浴びないようにして、帝国のメディア対策顧問連中は、受け入れ可能な意見に対するオヴァートンの窓を、帝国に対する唯一の批判が、世界規模の権力構造が存在すべきかどうかではなく、帝国をどう運営すべきかに関する細部に関する、つまらない屁理屈に帰着するよう主流情報源が推進する外交政策見解に縮小させるのだ。

 これは、我々の世界認識を支配者に有利なようにする多くのずる賢い小さな方法の一つにすぎない。それが「人々を受動的で従順に保つための賢い方法は受け入れられる意見の範囲を厳密に制限することだが、その範囲内では非常に活発な議論を許し、より批判的で反対的な見解を奨励することさえある。それは自由な思考が行われている感覚を人々に与えるが、体制の前提は常に議論範囲に課された制限によって強化されている。」とチョムスキーが言った際に意味していたことだ。

 受動的で従順な大衆は、まさに帝国が望んでいるものなので、帝国メディアは議論を文化戦争の問題や選挙政治のようなものに限定し、オーバートンの窓は資本主義や軍国主義や寡頭制や帝国などの問題を覆い隠している。こうして我々はお互いに吠えたり唸ったりし続け、支配者に視線を向けることなく、彼らより我々の人数がどれだけ多いかに気づくこともないのだ。

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 Alex Christoforou youtubeはイサク寺院前から始まる。

Biden blames Elensky for failure. 31%, yes to US troops in Ukraine. Saudi peace summit crashes. 38:52

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

警告!! ウクライナ戦争。ウクライナは前線での弾薬不足が深刻。米国打開の模索。「米国はすでにブルガリア、韓国にウクライナに砲弾供給する協定を締結、日本とも同様の協議実施という」(FT)。これに踏み切れば日本は長期間ロシアの敵になる。それでいいのか。

 日刊IWJガイド

「岩上安身、14期スタート早々にオミクロン株に倒れる! IWJのピンチ! どうぞご支援を!」

ウクライナの臓器売買の闇(第1回)なんと、人身売買大国ウクライナの臓器売買にバイデン・ファミリーも関与していた!? 国連は「1991年(ソ連崩壊で独立後)以降、ウクライナでは、16万人以上が、労働・性行為・強制物乞い、臓器摘出のために搾取されている」と報告! ウクライナでは新生児の臓器売買も行われてきた! ウクライナ紛争によって、死傷した兵士の臓器の摘出・輸出が激増! ウクライナでは個人の生体認証データの収集を活発化 、その目的は「臓器移植の円滑化」! ロシア外務省は「ウクライナは西側の軍事援助とウクライナ国民の臓器を交換する用意がある」と非難!

2023年7月24日 (月)

人をだますのは露骨なプロパガンダではない

2023年7月19日
ケイトリン・ジョンストン

 この記事の英語朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 今私がTwitterで気に入ってフォローしているのは反帝国主義活動家が運営しているLeft I on the Newsというアカウントだ。

 最近彼が取り上げた記事の一つは「ウクライナ南部でロシアが無人機とミサイルを発射」と題するニューヨーク・タイムズ記事で「火曜日早朝、ロシア軍は黒海からウクライナ南部の都市に無人機とミサイルを発射したとウクライナ当局者は述べた。」という文句で始まっている。

 この文に何か面白いものを見つけられるだろうか? 一見それほど明白ではない。

 「ロシアを非常に邪悪に見えるようにするために、NYTがこの小見出しをどう表現しているかご覧願いたい」とLeft Iは記事のスクリーンショットを載せてTweetした。「キーウがケルチ橋を攻撃した翌日ではなく、それをロシアが非難した翌日だ(まるでそれが単なる的外れの非難であるかのように)。留意願いたい。最も効果的なプロパガンダは最も微妙なのだ。

 「最も効果的なプロパガンダは最も微妙だ」は本当に真実なので覚えておくべき言葉だ。

 あたかも、この橋をボリビアやネパールからの攻撃を受けやすい状態にモスクワがおき続けるべきであるかのように、ロシアによる野蛮な非難として、これを描こうとするのは確かにばかげている。攻撃したとウクライナ当局が公式に認めているとCNNは報じており、ほんの数日前、ウクライナ国防副大臣は、ウクライナが昨年全く同じ橋への攻撃の背後にいたのを公に認めた。ウクライナを支持している人々を含めウクライナが攻撃の背後にいたのを疑う真面目な人はいない。

 しかし、この微妙な操作は最初見た時には余り目立たない。

 以前論じたように、これら認識の微調整が、欧米人が日々ニュースを通じて摂取するプロパガンダの大多数を占めている。これは、本当に露骨で不器用なプロパガンダは効果的ではないためだ。効果的なのは人々の批判的思考能力にチェックされず滑り込む卑劣な小さなウソだ。

 上記の例を、北朝鮮に暮らすというのはどういうことかに関する風変わりで誇張したプロパガンダ的ウソ彼女をインターネット・ミームに変えたパク・ヨンミに対する反応と比較願いたい。彼女は非常に広く嘲笑されるようになり、2014年に彼女がアメリカに到着した後、信頼できる脱北者としての彼女を広めるのを最初に支援したワシントンポストでさえ、今や公然と彼女の信頼性を疑問視している

 これは、人々の認知的警鐘を鳴らさない場合だけプロパガンダが機能するためだ。プロパガンダが批判的思考の咽頭反射を引き起こす場合、人々の喉には押し込めない。誰かの食べ物に毒物を入れたい場合、毒の味を感じたり毒が効く前に吐いたりしない場合にのみ、そういう行為ができる。

 したがって、ほとんどのプロパガンダは、パク・ヨンミの「共産主義者は非常に貧しいので、泥を食べ、電気がないので電車を降りて押さなければならない」という類のものではない。もっと微妙なのだ。アメリカ同盟諸国がアメリカの敵より同情的に報道され、非同盟政府による主張が同盟諸国政府のものより遙かに精査され、懐疑的に報道され、アメリカに中央集権した権力構造内で起こる罪は見過ごされ、帝国外の人々の罪が増幅され非難されるのは、これら微調のせいだ

 水道のマイクロプラスチックのように、これら小さな操作を我々は一生摂取しているが、それらは我々の現実トンネルに蓄積して、世界で起きていることに関する我々の認識を大幅に歪めている。

 そして、それが何年にもわたる非常に多くの小さな小さなウソだった事実は、それが起きていると気がついた後、我々の世界観から全ての知覚支配を摘出するのが遙かに難しいことを意味する。それがほんの僅か大きなウソだったら、それらを認識するだけで、かなり迅速に真実へ向きを変えられるが、非常に多くの小さな操作なので、その中で皆様が育った全ての歪みや誤った仮定から完全に解放されるには何年もの地道な作業が必要だ。

 しかし個人について話しているのか人類全体について話しているのかにかかわらず、前向きな変化は、何が真実か認識することによってのみもたらされるので、これは実行する価値がある。人間としての我々の仕事は、可能な限り真実に基づく現実との関係に到達することで、それは、どれほど微妙であれ、事実と作り話を選り分け、一度に一つずつウソをあばく長くつらい仕事に恐れることなく真っ向から飛び込むことを意味する。

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 画像はアドビストック経由。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com/2023/07/19/its-not-the-really-blatant-propaganda-that-gets-you/

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 Democracy Now! ウクライナで並外れた役割を演じているCIA `書き起こし英文あり。

William Arkin: CIA Is Playing "Outsize Role" in Ukraine Despite Biden Pledge Not to Send U.S. Forces 34:37

 植草一秀の『知られざる真実』

卑怯な立民こうもり孤立は必然

 デモクラシータイムス

風雲急!必ずこける!?大阪万博(西谷文和さん)【The BurningIssues】20230720  41:52

 日刊IWJガイド

「本日午後4時から、岩上安身による国際政治学者・六辻彰二氏インタビューをフルオープンで生配信します!」

はじめに~<本日の岩上安身によるインタビュー>ロシアに対する厳しい経済制裁で、逆に自分の首を絞めることになった欧州諸国で社会不安が増大! 極右が台頭! さらに、ウクライナへ支援した膨大な量の武器が闇ルートで拡散! フランスの暴動にも使用された!?~本日午後4時から、岩上安身による国際政治学者・六辻彰二氏インタビューをフルオープンで生配信します!

2023年7月19日 (水)

世界が秘密に包まれている限り、本当の変化は不可能だ

2023年7月15日
ケイトリン・ジョンストン

この記事の英語朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 2010年にロンドンで講演しているジュリアン・アサンジのビデオクリップを見たが、そこで彼はウィキリークスの仕事の背後にある哲学を説明しながら重要な発言をした。全ての政治理論は、我々の制度が秘密に包まれているため、世界で実際何が起きているかさえ知れないので、現在の状況はある程度「破綻」していると彼は述べた。

 「我々は皆、自分たちの政治問題について書け、我々が信じている特定のことを推し進められ、我々は皆、特定ブランドの政治を持てるが、実際は全て破綻していると私は言いたい」とアサンジは言った。「そして、全てが破綻し、現在の全ての政治理論や、特定の政治方針が破綻している理由は、実際何が起きているのかわからないためだ。様々な機関の基本構造を知るまで?実際どのように運営されているか、これらの巨大組織が、公式見解だけでなく膨大な量の内部文書を通じて、内部でどのように振る舞うか?それを知るまで、どうして診断を下せるだろう? 自分がどこにいるかを知るまで、どうして進むべき方向が決められるだろう? 我々は自分がどこにいるかの地図さえ持っていない。だから我々の最初の仕事は我々がどこにいるかを説明する一種の知的遺産を構築することだ。そして我々がどこにいるのかがわかれば別の方向に進路設定する希望がある。それまでは全ての政治理論は、もちろん多かれ少なかれ破綻していると思う。」

 考えてみれば、それは非常に重要な点だ。政府が現在どう運営されているかわからない時に、政府がどう運営されるべきかに関する理論をどうして形成できるだろう? 診断を下していないのに医師はどうして正しい治療法を処方できるだろう?

 政治理論は、何が起きているのか、何がうまくいかないのかを正確に見られず、暗闇の中で形成されているため、この意味で「破綻」している。

 社会機関の本質は我々から隠されており、それは政府機関だけでなく、社会の多くを支配する政治やメディア、企業、金融機関も含む。彼らの本質は透明性の完全な欠如だけでなく、プロパガンダやインターネット検閲、シリコンバレーのアルゴリズム操作の類いや、社会で最も声高に増幅される全ての声は多かれ少なかれ現状維持政治を支持する連中だという事実によって隠されている。

 文明活動の最も重要な側面が全て権力者によって隠され、操作され、曖昧化されている事実は、民主主義という考え方そのものを冗談にしている。世界に対する理解に関する全てが権力者の利益のために積極的に歪められている時に、人はどうやって何に投票するか知ることができるだろう?

 国民が当てずっぽうに暮らしていれば民主主義は不可能で、既存の権力構造に国民が自分達の意志を課せるかもしれない他の手段も同様だ。全て基本的に好調で、もし事態が気に入らなければ投票で変えられるという支配的な考え方が全ての人の心に押し込まれている時、大衆が支配者に対して集団蜂起することは決してない。もしアメリカ帝国の内部構造から秘密のベールが引き裂かれ、誰もがその犯罪性丸ごとを日光の中で見られれば、おそらくワシントンで即座にあからさまな革命が起きるはずだ。だからこそベールが存在するのだ。

 全てが隠されている間、我々は確固たる政治理論を形成できないし、できたとしても同じ理由でそれら理論を実行に移す手段を組織できない。世界の本質が我々の視点からは非常に積極的に曖昧化されている事実は、我々は何を変える必要があるか正確に知れず、我々が変化をもたらすことを妨げているのだ。

 このため、文明としての我々の最も緊急な優先事項は全ての秘密と曖昧化を押し返すことだと私はしばしば主張している。もちろん私にはイデオロギー的偏向があるが、非常に多くの明かりが消されている世界で何が起きる必要があるか懸命に推測している一人にすぎない。我々の社会が実際に世界をありのまま見られるようになるまでは、アサンジが言う通り「異なる方向への進路を設定する」能力を持てないのだ。

 そして社会の現行路線で恩恵を受けている連中は、これをはっきり認識している。それが秘密のベールの陰で、連中が何をしようとしているのか見ることが許されない理由で、文明全体がひっきりなしのプロパガンダで飽和している理由で、インターネットが益々検閲され操作される理由で、ジュリアン・アサンジが刑務所にいる理由なのだ。

 我々は今いる場所からのみこれと戦い始められる。我々は個人として誰も帝国から秘密のベールを引き裂く力を持っていないが、我々はそれぞれ、それが見られる場所でウソを非難し、我々がだまされ操られている事実に人々が目覚めるのを助ける力を持っている。皆様が目覚めるのを手助けする二つのまぶたは、何が起きているかを正確に把握するのに役立つもう一つの二つの目と、他人の目を開くのに役立つもう一つの二つの目なのだ。

 一度十分に目をあけさえすれば、我々は実際に行動する可能性がある。

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 マグレガー氏youtube、下記を拝聴。

Douglas Macgregor: RUSSIANS DESTROYED WHOLE UKRANIAN COMPANY IN A SURPRISE ATTACK! 14:42

The Arrival Of Russian Troops On The Polish Border 27:37

  地続きのヨーロッパの方が、イギリスやアメリカより早く目が覚める。ショルツもマクロンも消えると。

 耕助のブログ

No. 1859 台湾の最大の弱点はエネルギー供給

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

ウクライナ産穀物の黒海経由の輸出合意、ロシアは停止を発表。ウクライナによるクリミア大橋への攻撃が多分影響。このルート利用は個別の国について言えば中国(ほぼ4分の1)、トルコ(9.9%)、伊 (6.3%)、スペイン(6.3%)、蘭(5.9%)。

 日刊IWJガイド

「岩上安身による哲学者・鵜飼哲氏インタビュー報告!『戦争の社会化』が起きた今日、ロシア・ウクライナの外の人々も『戦争の中にいる』!?」

はじめに~<昨日の岩上安身によるインタビュー報告>「戦争」や「勝利」の概念が変質し、「戦争の社会化」が起きた今日、ロシア・ウクライナの外の人々も「戦争の中にいる」!? 岩上安身による哲学者・一橋大学名誉教授・鵜飼哲氏インタビューを配信しました!
「【IWJ号外】ジョン・ミアシャイマー教授の最新論文『前途の闇:ウクライナ戦争の行方』全文仮訳! 第2回『ロシアの勝利は核戦争の脅威を大幅に減らす』! 『消耗戦の勝利は、覚悟、人口、減損数比で決まる』」! を出しました。

2023年4月25日 (火)

今日帝国で:戦争機構が資金提供する戦争ゲーム、Facebookハーシュを検閲など

2023年4月21日
ケイトリン・ジョンストン


この記事の英語朗読を聞く。

 帝国での暮らしで多くのことが起ているので全てをまとめるため、もう一本、複数話題の記事を書く。今日は四つの話題を話そう。

  1. FacebookはSeymour Hershの複数記事を検閲している。
  2. 兵器産業が資金提供するシンクタンクは、議会が台湾は遙かに多くの兵器を必要としていることを発見するのを支援している。
  3. ニューヨークタイムズは本当にRFKジュニアが大嫌いだ。
  4. Twitterは「国営メディア」と「政府資金提供メディア」というレッテルを廃止した。

1.Facebookはシーモア・ハーシュの複数記事を検閲している

Facebookは、昨年9月のノルドストリーム・パイプライン爆破の背後でアメリカ政府がノルウェーと協力していたと主張するジャーナリスト、シーモア・ハーシュのサブスタック記事検閲を開始した

 最初に筆者マイケル・シェレンバーガーがTwitterでフラグを立てたこの検閲は、約36時間後の本記事執筆時点も依然継続している。Facebookでハーシュの記事を共有しようとすると、URLを貼り付けた瞬間「このコンテンツを共有する前にFaktiskの追加報道を知った方が良いかも知れません。フェイクニュースを繰り返し公開、共有するページやWebサイトは全体的流通が減少し他の方法で制限される可能性があります。」と告知される。ノルウェー・マスメディアとノルウェー国営放送NRKと協力して設立されたノルウェー「ファクトチェック」ウェブサイトFaktisk.noによる一月前記事へのリンクもある。

 Facebookは、そこで「キャンセルする」か「とにかく共有」するかの選択肢を示す。後者を選択した場合、Facebookは極端な流血事件や露骨なポルノ画像の場合と同様モザイクをかけ「虚偽情報 独立したファクトチェッカーにチェックされています。」という巨大警告レッテルを付けて記事を検閲する。ノルウェー政府を非常に悪質な犯罪のかどで、はっきり非難する記事に関し、ノルウェー国営メディアと連携して運営される「ファクトチェック」企業が「独立している」と見なされる理由をFacebookは説明していない。

 二度目の警告をクリックすると、ようやくハーシュ記事が読める。記事が非表示になっている「理由を見る」選択肢をクリックすると、「Flere feil om norsk innblanding i Nord Stream-sabotasjen」(「受賞歴あるジャーナリスト、シーモア・ハーシュはノルウェーがノルドストリーム爆破の背後にいると非難している。しかし彼の記事にはいくつか誤りが含まれている」という副題が付けられた「ノルドストリーム破壊行為へのノルウェーの干渉に関するさらなる間違い」(機械翻訳)というFaktisk.no記事に飛ぶ。)。

 この記事は2月以来広まり、その多くが論破されている議論を使用してハーシュの主張に異議を唱える。しかしハーシュの主張が有効と考えるかどうかにかかわらず彼の報告は間違いなくノルドストリーム破壊行為に関する会話の一部で、それ自体報道価値がある。世界最大のソーシャルメディア・プラットフォームはニュース配信に正面から干渉しているのだ。

 Facebookは、ウクライナ政府がロシアからディーゼル燃料を違法に購入するためアメリカ納税者から少なくとも400億ドル横領しており、CIAはこれを知っていると主張する今月早々公開された別のハーシュ記事も検閲している。その記事のURLをFacebook共有ボックスに貼り付けると、Nord Stream記事のような警告が表示されるが、今度は帝国が資金提供するウクライナの情報戦争ウェブサイトStopFakeによる記事へのリンクもある。

 ミントプレス・ニュースのアラン・マクラウドが昨年報じたように、StopFakeには、CIAの隠れ蓑、全米民主主義基金や、帝国が資金提供するNATOシンクタンクの大西洋評議会やイギリス政府やチェコ共和国が資金提供している。この非常に明白な利益相反にもかかわらず、Facebookは、ハーシュのウクライナ記事を検閲し、表示する警告でStopFakeを厚かましくも「独立したファクトチェッカー」と呼んでいる。「独立したファクトチェッカーが、この情報は実際は根拠がないと言っている」とまで言う。

 ウクライナ記事はノルドストリーム記事と同様モザイクがかけられている。

 このStopFake記事は、赤い大文字の「FAKE」という言葉の下、典型的に不器用なウクライナ情報戦争スタイルで書かれた政府の主張と独自の力強い口調以外何も引用しておらず到底「独立したファクトチェッカー」には見えない。

 有名ジャーナリスト、シーモア・ハーシュの記事を「個人的ブログ」と切り捨て、StopFakeは「アメリカ人の監査人やホワイトハウスはウクライナに対するロシア全面戦争の一年以上後、欧米の武器と物的支援の使用におけるウクライナ違反は見つからなかったと繰り返し強調している」と告知する。

 ああ、それなら次だ。

2.兵器産業が資金提供するシンクタンクは台湾が遙かに多くの兵器を必要としていることを議会が発見するのを助けている。

 

 中国共産党に関する下院特別委員会は、台湾に対する中国攻撃をシミュレートする戦争ゲームで将軍としてロール・プレイすると決定した。この戦争ゲームは巨大戦争企業ノースロップグラマン、ロッキードマーティン、レイセオン、ボーイング、国防総省、事実上の台湾大使館を含む大口寄贈者連中がいる新アメリカ安全保障センター(CNAS)シンクタンクが推進している。

 これは皆様を驚かせ、驚嘆させ、面食らわせるだろうが、驚くべきことに、兵器産業が資金提供するシンクタンクによって行われた戦争ゲームは、台湾が更に多くの武器を必要としていることを明らかにしている。

 「我々は中国共産党による台湾侵攻の最大の危機に曝されており、昨日の戦争ゲームは危機が始まる前に中国共産党の侵略を阻止し、台湾を武装させる行動を取る必要性を強調した」と特別委員会のマイク・ギャラガー委員長が声明で述べた

 皆様に衝撃を与え、びっくりさせ、驚かせるもう一つのことは(皆様はじっくり座って考えたいと思われるかも知れない)、政治/メディア支配層のこの戦争ゲームに関する報道のどれも、新アメリカ安全保障センターがこの戦争ゲームで必然的に得る莫大な利益相反について言及しない。ロイターザ・ヒルナショナル・レビュー記事は、戦争ゲームの重大な発見は不気味に読者に知らせるが、シンクタンクへの資金提供者には全く言及しておらず、彼らは公平な外交政策専門家で、戦争で利益を得る業界の間接的従業員でないような印象を与える。

 私は読者に想起させるのに飽きることはないが、これはジャーナリズム上の不正行為だ。戦争機械が資金提供するシンクタンクのこの問題に対する明らかな利益相反を読者に知らせず、より多くの戦争や軍国主義の促進に言及するのは決して正当ではない。

 

 新アメリカ安全保障センターCNASは現在の情報生態系の陰で糸を引く最も厄介なシンクタンクの一つだ。昨年CNASがMSNBCで別の「戦争ゲーム」を奇妙に主催した際に我々が議論したように、CNASはバイデン政権と広範に重複しており、アメリカのリベラル派に中国との戦争を売り込む上で重要な役割を果たしている。

 現在、世界で最も狂っている事態の一つは、政治/メディア階級全体が、この極端な利益相反を国民に開示することなく、重要な外交政策決定の推進と策定の上で戦争機械が資金提供するシンクタンクを日常的に引用することだ。将来世代がいるとして、将来世代は戦争と軍国主義から利益を得て稼いだ金を使って、戦争利益者が、戦争と軍国主義に関する政府の政策に直接影響を与えるのを許していたとは信じられないだろう。それは皆様が思いつく可能性のある最も邪悪な取り決めの一つだ。

3.ニューヨークタイムズは本当に、RFKジュニアが大嫌いだ。

 

 ニューヨークタイムズは「意見」や他のレッテルを貼らずに「ニュース」面に記事を載せ、ロバートFケネディ・ジュニアの民主党大統領予備選立候補を驚異的な攻撃性で中傷した。

 記事の筆者トリップ・ガブリエルは、ケネディが「アメリカ人の科学への信頼を揺るがす」ことに基づいて構築された大統領選挙運動を発表したと主張してスターティングゲートを一番先に飛び出した。繰り返しになるが、いくら強調しても強調しすぎることはないが、これをニューヨーク・タイムズは真面目な記事として提示しているのだ。

 ガブリエルは、ケネディのキャンペーン発表演説を「とりとめがない」と表現し、彼を「泡沫」大統領候補と呼び、ケネディは自分に注意を向けるため出馬したに過ぎないと強く示唆している。彼はケネディ選挙運動は有名な民主党の家族全員を「ぞっとさせた」と言い、テッド・ケネディの元補佐官がRFKジュニアの大統領選挙は「彼の叔父テッド・ケネディがこれまでにしたこと全てに反する」と述べたと引用している。

 私はアメリカ大統領候補を支持するつもりはなく、2025年に宣誓する人は誰であれ、他の全ての人と同様、腐敗した殺人的沼地の怪物になるのは太陽が東から昇るのと同じくらい確実だが、ケネディのような候補者は、プロパガンダ機構を、国民のためにその悪質さを強調するのに役立ついくつかの方法で過度に拡張させることを期待している。明らかな歪曲記事を硬派記事として描き出すのは、厚かましいジャーナリズムの不正行為で、ニューヨークタイムズはゴミだという証拠の山の更なる一項目だ。

4. Twitter「国営メディア」と「政府資金によるメディア」というレッテルを削除。

 

 前向きなニュースとして、Twitterは全ての国の全てのアカウントから全ての「政府資金による」と「国営メディア」レッテルを削除するという予告なしの措置を講じた。「国営メディア」レッテルは、RTやPress TVなどのアカウントや、国営メディアとの関係のため、そのレッテルを貼られた個人から削除され「政府資金による」レッテルはNPR、PBS、CBCなどのメディアから削除された。

 これが恒久的な動きであることが判明した場合、客観的に良いことだ。これらレッテルの使用は、常に露骨にプロパガンダ的で、アメリカと同盟諸国に有利な極端な偏見があり、そもそも決して起きてはならないことだった。人々を欧米プロパガンダ・メディアを信頼させ、ロシアや中国のプロパガンダ・メディアを信頼しないようにするのはTwitterの仕事ではない。それは自由なやりとりのための公平なプラットフォームではなく、プロパガンダの役割だ。

 私はイーロン・マスクのTwitter買収には非常に批判的で、彼の所有権が以前の所有者より著しく改善されているという主張を一般的に否定してきたが、これが本当なら、Twitterがアメリカ・プロパガンダ機関として機能していないことは議論の余地がない重要な改善だから、私ははっきり過ちを認める必要がある。彼の言う「言論の自由の価値」がヘイトスピーチの制限緩和に限定されず、実際国際的に重要な影響をもたらす実際の問題に関し、より平等主義的な情報生態系を構築するのであれば、私は決定的に間違っており、このプラットフォームは彼の管理下にある方がより幸せだ。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com/2023/04/21/today-in-empire-war-machine-funded-war-games-facebook-censors-hersh-and-more/

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 Alex Christforouの最新youtubeで知った「とんでもない要求」。

ゼレンスキー政権の大臣が「全ての国はGDPの1%をウクライナに寄付せよ!」と主張。

 スコット・リッターの映像に出演したPCR氏、ドイツは依然占領下、ヨーロッパは全て属国。主権皆無と正論。

Where have NATO and Russia gone Wrong | Scott Ritter & Paul Roberts 30:41

 藤木氏による「ハマのドン」プレミアム上映会後講演映像を見た。必見。IWJによる中継!

2023.4.22 映画「ハマのドン」プレミアム上映会後の講演「横浜港の未来に向けて」―登壇:藤木幸夫氏(横浜港運協会前会長、現横浜港ハーバーリゾート協会会長)、亀井静香氏(元自民党政調会 50:42

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

許すこと、「許すは宗教で論議。研究で、許しは健康改善に有用な戦略になり得ることを発見. 5カ国で実施された研究、精神的および全体的な幸福向上. 傷を思い出す。加害者に共感、利他的な贈り物、許しをホールド、練習は小さな行為:レジで列に割り込み等

 日刊IWJガイド

「プーチン大統領を『容疑者』呼ばわり可能にする逮捕状を発行したICC(国際刑事裁判所)主任検察官カーン氏は、NATOと癒着!」

はじめに~「独立・公平・誠実」を標榜する国際刑事裁判所(ICC)は2021年以降、著しく変質していた! ハリウッドスターのジョージ・クルーニーとアマル・クルーニー夫妻もその変質に深く関与! プーチン大統領を「容疑者」呼ばわり可能にする逮捕状を発行したICC主任検察官カーン氏は、NATOと癒着! ICCは親米国・親イスラエル・親NATOに大きく偏向!

2023年2月17日 (金)

イーロン・マスク、衛星のウクライナによる戦争利用を阻止

アンドリュー・アングリン
2023年2月9日
dailystormer

 

 イーロンは行動を起こした。

 これは議会のユダヤ人連中にNATOに対する戦争行為と見なされる高い可能性がある。

 我々がついている。

 心配するなイーロン-人々はあなたの味方だ。

RT:

 ロシアとの戦争でドローン制御のためスターリンク人工衛星インターネット・サービスを使うウクライナ軍の能力をスペースX社は低減したと同社のグウィン・ショットウェル社長が述べた。

 スペースXが「本当にウクライナ接続性を提供できるのは嬉しいが」技術は「決して兵器として利用されるよう意図していなかった」と水曜日ワシントンでの第25回年次FAA 商業宇宙輸送会議でショットウェルは述べた。

 「ウクライナは意図されておらず、どんな合意の一部でもない方法で[スターリンク]を利用した。だから我々はスターリンクに対処しなければならない」と彼女は述べた。

 ショットウェルは後に記者団に彼女が監視のためドローン制御し、攻撃作戦でスターリンクに依存するキーウ軍について話をしていることをはっきりさせた。

 「彼らがそうする能力を我々は制限できる」と彼女はロイターが引用するように、ウクライナによる無人機のためのスターリンク利用を参照して説明した。「我々がすることが可能で、そして実行したことがある」とショットウェルは実行した具体的措置は明らかにせずに付け加えた。

 スペースXはウォロディミル・ゼレンスキー政府との合意で、衛星通信サービスは戦争により影響を受ける病院や銀行や家族にインターネットを提供する純粋に人道的目的で提供したと社長は述べた。

 「我々は軍が通信のために使っているのを知っているが、それは問題ない。だが我々の意志は決して彼らがそれを攻撃目的のため使うことではない」と彼女は指摘した。

 会社が技術を提供する前にキーウによって乱用されるかねないと予想していたか尋ねられて社長は言った。「我々はそれについて考えなかったが、かなり速く気がついた。」

 中国との戦争についてイーロンがどのように考えているかは明らかではない。

 共和党の新版とつながるこれら連中の多くが中国との戦争を望んでいるので、ロシアとの戦争に反対なだけなのを今我々は知っている。

 クレアモント研究所はこれら連中の大部分に対して責任があるか、少なくとも彼らのための基盤だ。タッカー・カールソンはこの集団の一部で彼らの主な代表だ。タッカー・カールソンは私の英雄だったが、私は彼らが小さい目をしていて犬を食べるから、中国にする反対なのだと思っていたが、これまでの数カ月でタッカーが実際中国と戦争する妄想に取りつかれているのが明白になった。

 今週の気球ペテン以来、彼は全く狂ったように話している。彼は文字通りシーン・ハンニティだ。彼はゲイのミニ・マルコ・ルビオと化し、議会の全てのネオコンと化している。彼が戦争推進へと変わる中、彼の番組を見る平均的アメリカ人は言葉の変化に気付きさえしないだろうと思うと恐ろしい。

 それは私にとって本当に衝撃だった。私はこの男を支持したのに我々をすっかり裏切ったのには吐き気を催す。

 しかたがない。

 人を信頼した当然の報いだ。

 なぜ彼がフォックスニュースで許されるのか意味がわからなかった。

 だが、やれ、やっと分かった。

 少なくともその謎だけは解決した。

記事原文のurl:https://dailystormer.in/elon-musk-blocks-ukraine-from-using-satellites-for-war/

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 The Jimmy Dore Show NATO事務総長、ウクライナ戦争は2014年に始まったと認めた。「兵器供給こそ平和への道」と戦争挑発屋。

NATO Chief ADMITS Ukraine War Began In 2014! 8:11

 耕助のブログ Phil Butler記事の翻訳

No. 1706 アメリカ人が知らないロシア側のニュース

 デモクラシータイムス

気球騒動と台湾有事~米中対立の危険な騒ぎ【田岡俊次の徹底解説】20230215 48:57

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

客観的にいって、ワシントン・ポストやニューヨーク・タイムズは日本のメディアより優秀。だが米国民は米国民の26%だけがニュース メディアに好意的な見解、報道機関が視聴者の最善の利益に配慮していると信じていると答えたのはわずか23%。日本は?

 日刊IWJガイド

「今や日本は『衰退途上国』!? 破滅的な『増税軍拡』をやめて、米中『代理戦争』の罠から抜けよ!! 岩上安身による田代秀敏氏インタビュー」

本日午後6時半より、岩上安身によるシグマキャピタル株式会社代表取締役・チーフエコノミストである田代秀敏氏へのインタビュー、「日銀の金融政策は破綻し、アベノミクスも終焉! 物価は上昇し、実質賃金は低下! 今や日本は『衰退途上国』!? せめて破滅的な『増税軍拡』をやめて、米中『代理戦争』の罠から抜けよ!!」(仮題)をお送りします。

 田代氏は、2023年2月14日の『エコノミスト』に、「『ガラパゴス』日銀 市場機能をマヒさせた『看守』 低金利慣れの財政に大打撃」という記事を発表され、日銀に向かって「『地獄への扉』が開こうとしている」と警鐘を鳴らしました。

2023年1月17日 (火)

資本主義帝国主義二大政党:物語体のマトリックスの端からのメモ

2023年1月10日
ケイトリン・ジョンストン

この記事を英語音声で聞く

 彼らはただ民主党員を攻撃するため民主党員を「共産主義者」や「マルクス主義者」と呼ぶわけではない、彼らは資本主義帝国主義民主党より左側に存在する巨大な広々とした全ての政治的立場の領域を消すためそうしているのだ。彼らは人々にそれが左翼の再突端と思わせたいと望んでいるのだ。

 民主党員は同じ理由で自身を「左翼」と呼ぶ。両主流派が共和党の資本主義帝国主義者と民主党の資本主義帝国主義者間の綱引き内にオーバートンの窓を縮めるべく活動しているのだ。二つの対立するネオリベ・ネオコン派閥の間に。

 アメリカ政府が人気が高いソーシャル・メディア企業に潜入し続けるから我々は新しいソーシャル・メディア企業を始めなければならないという考え方の問題は世界最強の政府が干渉するために我々がお互いやりとりするのに使う人気のオンライン・プラットホームに潜入し続ける問題に全く正面から取り組まないことだ。世界最強の政府が我々がお互いやりとりするのに使う人気のオンライン・プラットホームに介入するために人気のソーシャルメディア企業にアメリカ政府が潜入し続けるという壮大な問題に我々が直面しない限り、連中はそれをし続けるだけだ。連中の行動は止める必要がある。

 この問題に対して新しいソーシャルメディア企業を始め続けるのが可能なの確実だが、それらはどんな意味も影響もない小さなプラットホームのままでいるか、アメリカ政府に制圧され、アメリカの情報権益を推進させられるだろう。それが本当の問題なのだ。我々が小さなプラットホームでだけ無制限の政治的発言ができることを認めるのは、誰も我々の意見を聞けない限り、我々が言論の自由を持てるのを認めることだ。地面の穴に話す限り我々は好きなことを言えるのだ。

 新しいプラットホームを始めるのはこの問題に対する解決ではない。この問題に対する解決は、連中が止めるまで、インターネットで人々がお互いやりとりするのを妨害するアメリカ政府に対するうるさい強力で攻撃的な反対だ。アメリカ政府は自由主義価値観の擁護者というイメージを維持する必要があるので、これを実行するのは大いに可能だ。彼らが世界中で政治的発言を検閲するために働いているという国民意識が増大するにつれ、そのイメージが悪化し始二大政党

め、連中は行動を変化する必要に迫られる。だから我々ができるのはシリコンバレーにおけるアメリカ政府の益々侵入的な工作に対する国民意識と反対を増やすよう努力することだ。

 そのほうが我々の反体制発言大勢に影響力のない小さなオンライン・プラットホームに自分を隔離するより我々のエネルギーのずっと良い使い方だ。多数の人々を間違った考え方に感染させることができないインターネットの見えにくい周辺に我々全員が自己隔離すれば、アメリカ行政機関は大喜びするだろう。我々は彼らのために仕事をすることになる。最大のプラットホームに留まって何人かの目を開こうと努力するほうが良い。

 「中国が台湾を侵略しようとしている!」

 「何? あんたどうして知ってるんだ?」

 「我々は台湾に何トンもの武器を注いでおり、中国人がキューバでそうすれば侵入すると我々は確実に分かる。」

 「あー。するとあんたは何か確実な諜報情報を知ってるんだ。」

 私はしばしばロシアや中国を「称賛し」たり「支持し」たりすると非難されるが私は決して実際そうしていないので滑稽だ。人々は非常にアメリカとその同盟諸国が全くの善で、敵が全くの悪だと言われるのに慣れているので、これと違うことは何であれ彼らにとっては酷く異様に見えるのだ。

 慣れた現実を受け入れることとは対照的に、世界最強力で破壊的な権力の中心への批判に集中する極めて基本的な行為が異様で怪しく見えるように文明をプロパガンダで徹底的に満たすことは可能だ。現実には、アメリカに中央集権化した帝国を適切に焦点を当てて強く批判することは、洞窟の中で生涯を送る人々にとって日光が衝撃的でいらだたしく思われるのと同じ理由で、敵国に対する反逆罪的な支持のように見えるのだ。

 我々は自由な社会に暮らしてはおらず我々は権力者連中のためになるよう心理的に精神的均一性に操られる大いに制御された社会に暮らしているのだ。外国には我々の社会のような自由がないと批判すると我々自身の社会を更に一層きつく支配するのを助ける。

 我々がどれほど不自由か理解できないように、我々は他の国々より自由だと教えられるのだ。中国や北朝鮮のような国を鼻であしらいながら、自国がどれだけ制御され均質化しているかはっきりと見ることはできない。自身が圧迫されているのを明瞭に理解しながら、自由は祝えない。

 自由の錯覚は、まさに我々の監禁状態という現実を隠すためのものだ。二つのエセ政治分派から選べるのを政治的自由と誤解するよう我々は条件づけられているのだ。洗脳されたことを我々が受け売りできるのが言論の自由だと誤解させるために。

 「私が暮らしているところでは私が望む何でも言い、行動し、経験できるから、私は自由だ!」と人々は言う。だがそれは本当ではない。人はそうすることはできない。生まれて以来どっぷり漬けられている大規模心理操作によって、言い、行動し、経験したいと望むよう条件づけられたことを言い、行動し、経験できるだけなのだ。人はしたいことができるが、連中こそ人々が欲するものを支配しているのだ。

 欧米帝国がたまたま認めない国々にいる人々について、欧米人全員が人々がどれだけ不自由かについて同じ考えを抱いていること以上に、我々がどれだけ不自由かをうまく表現するものは他にない。「人々が自由な個人ではない中国のような専制的な均質化した国に暮らしていないことが私はとてもうれしい。」と人々は異口同音にたわごとを言う。

 我々の心が自由になるまで我々は自由になるまい。(たまたま物語のマトリックス外におぼつかない足取りで出た幸運な少数だけでなく)我々全員が権力者連中に役立つことではなく真実に基づいて自身の考えを具体化できるようになるまで。我々が正真正銘の個人になれるまで。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com/2023/01/10/two-parties-of-capitalist-imperialists-notes-from-the-edge-of-the-narrative-matrix/

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 クリス・ヘッジズ氏最新記事冒頭 そのまま日本にも当てはまる?

The deep malaise that defines American society — the rage, despair and widespread feelings of betrayal and loss — is rarely

 維新と一体化して、属国二大政党を目指す立憲は「身を切る」と横田氏の話を拝聴して思う。

 デモクラシータイムス

【横田一の現場直撃 No.198】◆岸田リニア攻勢も返討ち? ◆「身を切る」立憲、どこへ行く ◆軍拡争点?!山梨県知事、山口補選 20230116  1:09:40

 今朝の孫崎享氏メルマガ記事題名

台湾問題に関する日中間の約束:1972年日中共同声明「中国政府は台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部である事を重ねて表明する。日本国政府は中華人民共和国政府の立場を十分理解し尊重しポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する。」

 下記番組中の孫崎氏による敵基地攻撃能力の結果と孫子の兵法の軍隊の人数の説明は秀逸。

 UIチャンネル

時事放談(2022年12月) 鳩山友紀夫×孫崎享 1:15:00

 日刊IWJガイド

「日米首脳会談で中露敵視と軍備増強を表明した岸田総理に中露が猛反発!『グローバルタイムズ』は「東アジアのウクライナ」になるとの指摘が!」

はじめに~G7歴訪と日米首脳会談で中露敵視と軍備増強を表明した岸田総理! メドベージェフ元大統領は、唯一の核兵器使用国・米国の「忠実な臣下」である岸田総理が、ロシアの核使用を妄想して非難するのは「恥ずべき行為」だと批判! 中国『グローバルタイムズ』は、米国の手先として「中国脅威論」で軍拡に突き進む日本を「東アジアのウクライナ」として米国の犠牲者になると当然の指摘!

2023年1月15日 (日)

イーロン・マスクのTwitterは依然アメリカ当局提携メディア

2023年1月7日
ケイトリン・ジョンストン

この記事を英語音声で聞く。

 反検閲、透明度推進の見地から、イーロン・マスクがTwitter支配して数ヶ月で新たな経営陣下のプラットホームに、いくつか肯定的影響があったと言って良いだろう。巨大ソーシャル・メディア企業の政策や動きに影響を与えるアメリカ政府の関与に関するTwitterファイルによる暴露は絶対に公共の利益に役立つ議論の余地なくニュース価値がある情報で、一部の反体制派は、この変化以来彼らのアカウントがずっと見られやすくなったと主張している

 現時点で、マスクが終わらせた以上に遙かに多い否定的慣行の継続を可能にしていると言うのも正しい。「マスク下のTwitterアメリカ・プロパガンダ・ネットワークを推進し続ける」という題の素晴らしい新記事でFair.orgのブライス・グリーンがTwitterはアメリカ政府の権益に奉仕する形で依然ユーザーが情報を見る方法を様々な形で操作していることを説明している。

 帝国が標的に定めた政府のメディアが抑圧されて「国家当局関係メディア」とレッテルを貼られるが、他方このような肩書きに値するはずのアメリカ方針と一線のアカウントにはそういうレッテルは貼られず、しばしば拡声されたり支援されたりし、どれほど酷く不均衡かグリーンは対比している。

 「要するにTwitterは進行中の情報戦争の積極的参加者になっている」とグリーンは書いている。

 

 シリコンバレー・プラットホームがアメリカ情報の権益を推進する様子と、そこでのマスクの役割を非常に明快に説明しているので、私は大いにこの記事全文を読まれるよう強くお勧めするが、以下で一部をご紹介する。

  • 「明らかにその記述に合っていると思われるメディアが多々あるのに、FAIRは「アメリカ国家当局関係メディア」というレッテルがはられた例を発見できなかった」一方「イランのPressTVや、ロシアのRTやスプートニク、そして中国の中国日報、環球時報、CGTNや中国新華社通信は全て「国家当局関係メディア」というレッテルを貼られている。
  • 「米軍や国家安全保障局や中央情報局のどのアカウントも現在Twitterによって国家あるいは政府機関というレッテルを貼られていない」。
  • 人々がアメリカ政府が認めない政府のメディアに「いいね」したり共有したりしようとするとTwitterは依然警告ポップアップを表示する。
  • Twitterの「トピック」機能はウクライナでの戦争に関する物語を管理するため人為的にアメリカや他のNATO諸国が資金供給するメディアを増幅している。
  • ラジオ・フリー・ヨーロッパ/ラジオ・リバティ、ラジオ・フリー・アジア、ボイス・オブ・アメリカ、オフィス・オブ・キューバ放送やミドルイースト放送ネットワークはRTがまだモスクワから受け取るの金額の二倍アメリカ政府から資金を受けながら「国家当局関係メディア」というレッテルを貼られていない。
  • 全米民主主義基金のようなアメリカ政府から資金供給される情報作戦もこのようなレッテルを貼られない。
  • マスクによる企業買収前にTwitterはNATOを支持し、ロシアが「NATO同盟への信頼と安定性を傷つける」のを阻止する方法を推進すると発表していた。その宣言とそれに並んで適切に設定された政策のいずれも新たな所有権下で無効にされなかった。
  • 中東とアフリカのためのTwitter編集最高地位は依然イギリス軍の心理戦部隊のゴードン・マクミランが占めている。

 

 さらに加えて、オンライン情報の流れを自分に有利にするアメリカ政府の試みに抵抗する話になると、もちろん重大な利害の衝突になるはずの彼の軍と諜報機関の請負企業スペースXを通したアメリカ軍産複合体におけるマスクの広範な役割の議論にグリーンは記事後段を費やしている。その存在自体、現実は主にアメリカ戦争機構の地球征服作戦支援が中心なのに、スペースXに関する公共言説はもっぱら火星や未来主義や宇宙探査に関するものだというのはいささか滑稽だ。

 だからより多くの右翼や連中の文化戦争泥沼に寛容で、本質的には旧Twitterと同じ新Twitterを我々が見ているのは驚くべきことではない。

 マスクのTwitter買収が最初発表された時所有権変更以来ずっと私が言っていたのと同じ興味深い発言をジャーナリストのマイケル・トレーシーがTwitterに投稿した。

 「イーロン・マスクにとって最大のテストは彼がそうあるべき明白な「ウォウク」コンテンツ政策を後退させるか否かではなく、アメリカ安全保障国家がロシアや中国のような公的な敵に「対処する」手段としてTwitterを使用させ続けるかだ」とトレーシーは言った。

 この二カ月間のアメリカ情報作戦権益を推進する昔と同じものを見せられた後、この問題について陪審員が戻って来て有罪評決を出すだろうと言って良いと私は思う。

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 理不尽で横暴な国にたてつくと投獄される。安倍や佐川こそ投獄されるべきなのに。司法組織は権力者の私法組織。国を装う半グレ属国。

 植草一秀の『知られざる真実』

巨悪無罪放免小悪籠池実刑森友事件

 彼女の言う通り? Scott Ritter氏またもやTwitterアカウント停止。

 先の図書館での講演会でウクライナ人や支持派が集まり彼に叫んだり理不尽なことを言ったりし大いにあれた。

Scott Ritter & Dan Kovalik: Heated forum over "War in Ukraine" at Bethlehem Public Library Jan. 6th. 1:45:29

 彼の発言機会を潰そうというウクライナ支持集団NAFOの組織的な動きではと言う。その影響で親しくしている高級レストランでの集会までキャンセルされた。話題もウクライナ状況ではなく核軍縮に関する著書のサイン会だったのに。ともあれ素晴らしいレストランなのでニューヨーク訪問時には食事されるようお勧めするという。顛末についてはEp. 36で彼自身が説明している。

Scott Ritter Extra Ep. 36: Ask the Inspector 2:12:20

Scott Ritter Banned on Twitter, Russia-Ukraine Update

Can a Nuclear War Be Avoided? — Scott Ritter

 リッター氏、Serena Shim Award for uncompromised integrity in journalism受賞。シリア・トルコ国境でのNGOの怪しい動きを報じたあと、不審な交通事故で亡くなったPress TVの記者セリーナ・シムさんを記念して作られた賞。

 受賞者リスト翻訳させて頂いた記事でお馴染みの名前が並んでいる。下記はその一部。Dan Kovalik氏は図書館で一緒に講演した人。

Brian Berletic
Dan Kovalik
The Grayzone
Aaron Maté
Caitlin Johnstone
受賞者の希望で名前を削除したものには下記もある
Julian Assange
Information Clearing House
Finian Cunningham
Moon of Alabama
The Jimmy Dore Show
Eva Bartlett

 21世紀の日本と国際社会

日米軍事同盟と台湾有事-CSIS報告の恐るべき指摘-

 デモクラシータイムス

異次元の売国行脚! 生命・財産を守らない政権 WeN20230114 1:45:10

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

ウクライナ戦争、WSJ分析。「誰もロシア破れると推定。だが露の人口はウクライナの 3.5 倍。戦場での死者数はほぼ同じ。ウクライナが先に疲弊。弾薬は露戦時経済。西側は通常ベース。2023年後半西側蓄積危機的状況に。露が本年後半優位に立つ可能性。

 政府のコロナ無策、失政ではなく老人殲滅を狙う合理的政策と疑っている。厚生労働破壊省は優秀官庁。

 日刊IWJガイド

「新型コロナウイルス死者数が過去最多を更新! 政府が把握していない感染者数はすでに昨年夏の第7波を超え、過去最大規模に!!」

2022年11月23日 (水)

これまでのマスクのTwitter言論自由化の動きは感心できない

2022年11月21日
ケイトリン・ジョンストン

この記事を英語音声で聞く。

 イーロン・マスクのTwitter買収が4月に最初に発表された時、もし帝国がこの買収が帝国の情報権益に対する脅威になると考えたら買収はおそらく成立するまいと私は言った。マスクがプラットホームで実行する検閲プロトコル減少は、おそらく権力者連中にとって相違を生じさせる類いのことではなく、ただ気が抜けた党派文化戦争たわ言を拡大するだけだろうと私は言った。

 マスクによる買収以来これまでのところ、これは事実に思われる。

 最近Twitterはドナルド・トランプ、カニエ・ウェスト、ジョーダン・ピーターソン、プロジェクト・ベリタス、キャシー・グリフィンやバビロン・ビのアカウントを復活させた。これはマスクがTwitterを人々が考えを議論するための「デジタル広場」にするという彼が言った意図を今日までに実行したわずかな例だ。

 それは十分ではない。少数の有名人々の禁止を解除すると多くの見出しやオンラインおしゃベりが現れて、あなたが本当に何かしているように見えさせるだろうが結局あなたがした全てといえば一握りのTwitterアカウントを回復させただけだ。あなたはプラットホーム上の発言規制を縮小すするために有意義なことは何もしなかった。

 既にElon信者が、わずか数週間しかたっておらず、私は彼にもっと多くの時間を与える必要があると躍起になって殺到するの人々の声が聞こえるが連中はテスラ電池でもなめて入れば良いのだ。この億万長者に関し疑わしきは罰せずで解釈し、彼がこの時点でほとんど十分していないと指摘するのことを思いとどまっても誰も何も得るものはない。今こそ批判して圧力をかけ始めるべき時だ。

 現在Twitterはマスクは次にどの有名人の禁止解除すべきかに関する議論に満ちているが、彼らは完全に的外れだ。一握りの名士を復帰させても普通の人々の表現の自由には有意義な影響を与えない。

 トランプとカニエのTweetを再び見られるのを私は意に介さない。私は人々がプラットホームに出入り禁止されるのが気になる。ロシア戦争犯罪という欧米の主張を問題にしたり、ウクライナ戦争に関し公式に認められていない意見を発言したりすることに対して。全員に影響を与えるワクチンとCovid政策を問題にすることに対し人々が依然追放されているのを私は懸念する。私はアメリカが好ましく思っていない政府のメディアが検閲され抑圧され、記者たちがアメリカを支持する国々のメディア要員には決してされない「国家当局メディア」というレッテルを貼られることを私は懸念する。私はアカウント大量粛正が事実上常にアメリカに標的に定められた国々の人々に向けられているのを私は懸念する。

 言論の自由が何よりも重要なのは、人が言いたいことを言うことが可能だと気分が良く思われるからではなく、権力者連中を自由に批判するのが可能なことは権力に対する重要な抑止になるためだ。名士連中にトランスジェンダーの人々や他の人々についてが言いたいことを言わせるのは「私が言いたいことを言えるのは気分が良い」の変種に過ぎない。権力を抑制する言論の自由の増加を我々は目にしていない。

 実際、正式に許可されない発言のTweetを検閲するためアルゴリズムでシャドウバンを使うとマスクが誓うのを我々は目にしている。

 金曜日に「新しいTwitter政策は言論の自由だが、リーチの自由ではない」とマスクがにTwitterで書いた。「否定的/ヘイトTweetは最大限に抑制され、資格を失うのでTwitterには広告や他の収入はない。人々が特に探し求めなければ、そういうTweetは見つからないだろう、それは他のインターネットと違わない。」

 「否定的」Tweetで何を意味するかマスクは決して明白にしなかった。それはもしかすると誰でも思いつけるのと同じぐらい曖昧で主観的な定義で、明確化しない限り、それは確実に乱用とやりすぎを招くだろう。

 「リーチの自由ではなく言論の自由」も長い間インターネット検閲の擁護者に使われた愚かなスローガンだ。それは基本的に人々は言いたいことを言えることを意味するが、承認された発言でなければその発言を誰も決して聞けないのだ。それはもちろん全く言論の自由ではない。それはまるで「あなたには言論の自由がある! あなたは防音室で一人で発言する限り何であれ言いたいことを言える。」と言うようなものだ。

 我々が前に論じたように、人々が気付かないようなずっと微妙な方法で行われるために大規模に実行できるので、アルゴリズムによる検閲は公然の検閲より実際一層有害だ。これは今まで発言に対しTwitterより遙かに制約が多いFacebookやYouTubeなどのプラットホームに受け入れられているのと同じ形の検閲だ。

 だから私から見ればマスクは言論の自由テスト落第だ。Twitter上で言論は実際に意味ある形で少しもより自由になっておらず、あらゆる外観から見て、これまでに存在した最も強力な帝国のための言説支配手段として依然機能している。

 そしてそれは手がつけられないほどアメリカ軍産複合体と織り交ざった億万長者の国防総省請負業者に人々が期待できるのは、そんなものだ。既存権力構造に協力しなければ人々は億万長者にはなれず、心底から帝国に忠実でなければ、彼らは決して重要な言説支配インフラを管理する立場になれないのだ。

 映画と漫画雑誌でしか億万長者は助けには来ない。イーロン・マスクは『アイアンマン』のトニー・スタークや『バットマン』のブルース・ウェインより苦境を切り抜ける可能性は高くない。ハリウッドが我々を英雄を探すよう訓練しているので人々は彼を英雄だと信じているが、ハリウッドは我々に自身以外に英雄を捜させておくためそうしているだけだ。

 もし我々が億万長者や政治家や名士に事態をより良くするのを期待し続けるなら我々は決して健全な世界を手に入れられるまい。それは我々自身が作らなければならない。我々がより早くその現実を認識すれは、それだけ我々人類が地平線に迫りくる実存的危機から生き残る上で持てる可能性が高くなる。

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2022年11月14日 (月)

本当の民主主義は情報の民主主義だ:物語のマトリックスの端からのメモ

2022年11月11日
ケイトリン・ジョンストン

この記事を英語音声で聞く。

 現実が決して彼らの物語と一致しないことで分かる通りメディアは我々にウソをついている。

 彼らが決して約束を果たさないことで分かる通り政治家は我々にウソをついている。

 労働者が益々貧しくなる中、連中が益々金持ちになることで分かるように資本家階級は我々にウソをついている。

 買い物経験を改善したりスマートフォンをほんの少々良くしたりする新機軸をなど望んでいない、世界の飢えを無くす新機軸、人々がいっそう自由な時間を持てるようにする新機軸、人が生態系で調和的に暮らすのを助ける新機軸を私は望んでいる。

 もし皆様が中産階級の欧米人なら、既に技術は皆様の生活を大幅に改良するどんな新しい個人用道具も発表していない点に到達している。だが人類全体の暮らしをずっと良くする刷新には極めて大きな余地がある。社会転換という点では、技術には人の暮らしの質を根本的に改善する能力があり、他方頑固な個人主義という点で技術は既に彼らを幸せにし損ねているのと同じ種のおもちゃを最も裕福な人々に更に多く与えてくれるだろう。

 自身のために新基軸製品を購入する個人に基づく技術的進歩は、とうの昔に収穫逓減点を越えており、今それらの収穫は機能的に皆無だ。我々は個人購入や消費のために本当にこれ以上いかなる発明も不要だ。我々に必要なのは人がこの惑星で暮らしている方法を変える共同志向の新基軸だ。それは空を飛ぶ自動車やもっとおしゃれな個人用道具のようには見えるまい。それは食物や避難所や資源を全員に渡す我々の能力を変え改善する進歩のように見えるだろう。

 

 情報の民主主義がない選挙の民主主義は民主主義ではない。メディアを所有する階級が人々がどう投票するか操作できる限り人々が投票できることは重要ではない。情報の影響力と管理が少数エリートに大いに集中している限り「1人1票」は無意味だ。実態はそうなのだ。

 マスメディア・プロパガンダ、インターネット検閲、シリコンバレー・アルゴリズム操作、政府の秘密とジャーナリズムに対する戦争は、そうしたものは一般市民が投票先を決めるため情報入手を制限するから本質的に全て反民主的だ。これら言説支配手段のいずれに対して一般庶民大衆には影響力がなく、彼らに対する説明責任もない。これは全員投票可能でも、投票がどのように行われるかは遍在する支配階級による攻勢を受けることを意味する。

 ソフト・パワー支配体制に対するアメリカ帝国の未曾有の投資が今まで存在した最も精巧なプロパガンダ体制をもたらした。人々の考えはこれまで決してなかったような規模で操作されている。人々がどのように考えるかを支配できれば、人々がどのように投票するかを支配できるのだ。

 人々が毎日消費するプロパガンダの大半は何らかの特定の狙いに対する同意をでっち上げるためではなく、全く機能していない制度を現状のまま維持する政治的現状に対する総合的同意をでっちあげるためのものだ。それがインチキな二大政党人形劇を維持しているのだ。膨大な量のプロパガンダがなければ均等に分かれた二つの政治分派が無能な綱引きを演じながら実際は決して何も変えずにおくのは不可能だ。この現状全て人心を大規模操作する支配階級の能力を基盤に作られている。

 公然と共和党員でいられるのだから共和党員は幸運だ。民主党員は密かに共和党員でなければならない。

 イーロン・マスクのTwitterでの果てしない騒動はなぜ金持ちが世界を支配すべきでないかの好例だ。彼らは賢明ではない。彼らはとりわけ頭が良いわけでもない。連中はろくでなしと社会病質者が出世する我々のいまいましい資本主義制度の中でどう動くべきか理解しているだけだ。

 もう一つの好例が愚かなメタバース妄想のため11,000人解雇するマーク・ザッカーバーグだ。

 

 攻撃的言葉遣いをする多数の過激派戦争屋の考え方をしっかり吹き込むべく、主流新聞が「攻撃的言葉遣いをする複数の過激派戦争屋に定期コラムを書かせる。」のを好んでいるのが分かる。「ジョシュ・ロギンやジェニファー・ルービンだけで戦争挑発過激派の見方を十分確保できるだろうか? 更なる多様性のためマックス・ブートを加えよう。」と連中は考えるのだ。

 それらが全て一群の役に立たない確証のないでっち上げの信念に過ぎないと我々が気がつくにつれ、人類は宗教を放棄しつつある。いつの日か人類は同じように同じ理由で、我々全員が生物圏や宇宙から独立しているのだという考え方を放棄するだろう。

 我々の支配者というのは赤ん坊の巨人を捕らえておいて、それが自分よりどれほどずっと大きく遙かに強いか気が付かずに、自分を鎮圧して逃げないよう訓練している利口な男のようなものだ。

 我々は巨人なのだ。

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 画像はduncan cummingによる(表示 - 非営利 2.0 CC BY-NC 2.0)

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 破産したFTX、ソロスにつぐ民主党大口寄贈者だった。ウクライナも支援していた。

 寺島メソッド翻訳NEWS スコット・リッター記事翻訳

ロシア軍のヘルソン撤退は、ウクライナ軍の「ピュロスの勝利」にすぎない

 植草一秀の『知られざる真実』

解党に邁進増税推進立民

 デモクラシータイムス

増税が大勢!密室で決まる 防衛費10兆の財源【山田厚史の闇と死角】20221113 37:06

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

15日ニコニコ生放送で劇作家・嶽本あゆ美さんをお呼びする。彼女は大逆事件をテーマに、『太平洋食堂』の脚本。引用:大逆事件から110年、『太平洋食堂』が現代の自由を問う(Ronza)

 日刊IWJガイド

「『統一教会は政治家を信者にして、国家予算全額を献金させようとしていた』山際前大臣の秘書・統一教会信者のもとで働いていた元信者が証言」2022.11.14号~No.3714号

2022年11月 7日 (月)

客観的ジャーナリストなどというものは存在しない:言説のマトリックスの端からのメモ

2022年11月6日
ケイトリン・ジョンストン

 この記事を英語音声で聞く。

 社会の「認知インフラ」を規制するという名目でコンテンツを検閲するため行政機関が巨大オンラインプラットホームと緊密に協力している現場を捕らえられた事実を我々は十分話し合っていないように私は感じている。アメリカ政府が自身に、こうした権限を与えるのを許せる唯一の場合は、アメリカ政府は一般人の利益のために取り組んでいる正直で慈悲深い組織だと人々が信じられる時だけだ。そんなことは、もちろん良い大人は到底信じられない話のはずだ。

 我々の支配者が真実を語るかどでジャーナリストを公然と投獄しておいて、専制政権がジャーナリストを迫害するのを阻止する必要性を独善的に高飛車に語る世界に我々が暮らしているのは大いに驚くべきことだ。

 この人間のくずをご覧願いたい。

 

 彼をご覧願いたい。皆様はこのたわごと記事を信じられるだろうか? 厚かましさ。全くの厚かましさ。

 客観的ジャーナリズムなどというものはない。もし誰かがあなたに自分は客観的だと言うなら、その人は承知の上でウソをついているか、非常に自己認識が欠けているのだから、とにかく連中に耳をかたむけるべきではない。

 違いは偏見を持ったジャーナリストと客観的なジャーナリストの間にあるのではなく、自分の偏見について率直で透明なジャーナリストとそうでないジャーナリストの間にある。客観的なジャーナリストなどいない。客観的な人々などいない。人々はこれについて正直か、そうでないかだ。

 もちろんジャーナリストはできる限り公正で正直であろうとすべきだ。欧米の主流ジャーナリストがこれを実践していると信じるのは子供のような無邪気さの典型に過ぎない。

 主流の世界観を支持している記者はロシアや中国の国営メディア記者と同じぐらい偏見を持っている。彼らは特異な見地と具体的権益と狙いを支持している。問題は主流世界観は大いに当然のこととされるので、公正な現実のように見えてしまうのだ、それで主流の欧米ジャーナリストが、偏見や特定な狙いを持たない絶対現実の公正な調停者以外の何者でもないかのように、ジュリアン・アサンジやグレーゾーンであれ他の人々を偏見と特定の狙いがあるからと軽べつ的に語るのだ。

 それは明らかにばかばかしい。寡頭政治や帝国や現状政治の濫用を促進して彼らの手先として奉仕する世界観は公正どころではない。それは正気でさえない。だがそれがプロパガンダによって当たり前のこととされているため基本的現実のように見えるのだ。

 主流の世界観が主流である唯一の理由は世界の最も権力ある連中がそれを主流にするため途方もなく膨大な金を注いでいるからだ。それが唯一無二の理由だ。それは中道の見地ではなく最も豊富に資金供給されマーケティングされている見方に過ぎない。

 全てのジャーナリストは偏見を持っており全てのジャーナリストには思惑がある。彼らの大半は尊敬され有名になりたいという世俗的思惑を持っており、最も容易な方法はプロパガンダの流れが自分を岸に押し上げてくれる主流世界観を支持することだ。

 ニュース・メディアで金持ちで有名になる最も容易な方法はニュース・メディアを所有し、それに影響を与える金持ちの権力者連中の権益を推進することだ。悪口を言われ隅に追いやられる最も容易な方法はそうした権益を攻撃することだ。人の価値観がどの道を選ぶかを決定する。

 ハリウッド映画のように終わることなどない。

 客観的なジャーナリストなどいない。

 道徳的な億万長者などいない。

 人道介入など存在しない。

 公正な戦争など存在しない。

 人々は小学校でこの全てを学ぶべきだ。

 

 言説支配が権力であることを一体誰が理解しているだろう? 帝国支配者連中。金権政治家。プロパガンダ屋。中傷の名人連中。巧妙に人を操る人。虐待者。カルト指導者。いじめっ子連中。

 言説支配が権力であること理解していないのは誰だろう? 上記以外の大半。

 これが大半の問題の原因だ。

 ヘイト・スピーチを検閲するプラットフォームは権力者連中の狙いを批判する政治的発言を検閲するプラットホームと同じものではない。ヘイト・スピーチ検閲はプラットホームの利益に役立つために行われる。政治的発言の検閲は強力な政府機関に奉仕するため行われる。人はいい加減な先行き危険論を主張できるが、それは同じでも類似でもない。

 営利プラットホームは聴衆がプラットホームから追い出されるのを阻止するため常に最もいやな形の発言を検閲すると主張することは可能だが、それは現実だ。それはアメリカ政府機関ために我々を検閲するのとは全く違う。全ての合法的な形の発言が許されるプラットホームを望んでいるのであれば、営利プラットホームはそのための良い手段ではない。多分皆様は利用規約に強固な言論の自由が規定されている納税者に資金供給される国有化されたソーシャルメディア・プラットホームをご希望だ。

 誰もそこでぶらぶらしたいと思わない粗野な場所にするような発言を禁止するプラットホームと、政府機関が彼らにそうしろと言ったため人々が戦争やウイルスについて話をするのを禁止するプラットホームの間には大きな違いがある。この二つを融合しようとしても無駄だ。

 融合の結果は二つに分かれる。憎悪をぶちまけたいと望む人々は権力と戦うのに関心があるふりをし、不都合な発言を抑圧するためにインターネットを検閲したいと望む権力者連中はヘイト・スピーチを止めるのに関心があるふりをするだろう。こうした不明瞭化に気付くことは重要だ。

 権力者連中が人の発言を支配するのを望まないために検閲に反対する人々と、人種的中傷を言いたいので検閲に反対する人々の間には月とスッポンの違いがある。彼らは同じではない。これを区別するための良い方法は、その狙いが弱者をたくのか、権力者連中をたたくのか吟味することだ。もし権力者連中のために言論を抑制したり、権利を奪われた共同体に害を与えようとしたりしているなら、それは弱者を攻撃しているのだ。

 誰も今までこの質問に答えられていない。ウクライナを侵略するというロシアの決定が欧米の挑発に何も関係がなかったら、なぜそれほど多くの欧米専門家たちが何年も欧米の行動はロシアを刺激しウクライナを侵略させると警告して来たのだろう?

 ウクライナはタカ派アメリカ人によってイスラエルがそうだった以上に遙かに慶賀され積極的に擁護されている中心的存在だ。

 

 もし皆様が地球上最も軍事的、経済的、文化的に最有力な国の外交政策を弁護しておられるなら、なぜそうか自問願いたい。その衝動が一体誰に役立つのか自問願いたい。その衝動がどのように皆様を襲ったか自問願いたい。プロパガンダによってそうなったのかどうか自問願いたい。

 資本主義や競争と貪欲が「人間の本質」だと主張するのは間違いだ。自分が人間である事実をこの主張の私の情報源として引用する。資本主義や競争や貪欲が「人間の本質」だと主張する人々は人間の本質について実際あなたに何も話していないのが真実だ。連中は自身の本質について話しているのだ。

 それを彼らの「本質」と呼ぶのは正確でさえない。彼らがそう条件付けられているに過ぎない。我々全員我々の条件付けを変えられる。これを否定する唯一の人々はまだ本気でそうしようとしていない人々だ。

 政治、外国政策評論加えて、私が詩を書いたり哲学や精神性に関する洞察を共有したりする理由の一つは情報生態系が益々汚染されるにつれ、自分が考えていることを人々に言うだけでは十分ではなく、自分が一体誰なのか人々に示さなければならないためだ。益々多くのエネルギーが人々の世界理解をゆがめて操り始めるにつれ、人々が自分で、これは注意を払いたいと思うタイプの人かどうか決められるよう自分の心をできる限りさらけ出すことが一層必要になるのだ。

 まさに現在の環境で人々は非常に不信感を抱くものだが、それも当然だ。我々はウソの大洋を泳いでいる。自分は信頼できると思わせるよう人々を操ったり、できる限り透明度を高め、人々があなたに対し自身で考えを決められるように自身を完全にさらけ出したりすことで不信を切り抜けられる。

 私は常に全てについて正しいとか、常に最もはっきりとものを見ているとは約束できないが、私が誰で出自がどうか、私の偏見や狙いが何かについて、私は常に正直で最大の透明度で活動しているとお約束できる。

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 耕助のブログ Pepe Escobar記事翻訳

No. 1611 誰もがBRICS急行に乗りたがっている

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名 米国中間選挙、事前予測

 三ジジ生放談を拝見したばかり。早野透氏が逝去された。

 デモクラシータイムス 常にまともな回答を拒否する答えない政治家は政治家だろうか?

【横田一の現場直撃 No.188】◆追悼 早野透さん ◆統一教会 救済特別法は ◆リニア 川勝試乗 迷走続く ◆前川喜平さんをNHK会長に?! 

 日刊IWJガイド

はじめに~米国とウクライナを筆頭に、ネオナチ、人種差別を肯定する国々が激増中! 国連総会において、「ナチズム、ネオナチズム、および現代の形態の人種・民族差別、外国人排斥および関連する不寛容を煽ることに寄与するその他の慣行の美化と闘う」決議に過去最大の52ヶ国が反対! 米国は2012年以来一貫して反対! 日本は、狂気に陥った西側諸国の走狗となって賛成票の切り崩しに走る!

台湾有事に備え、12月に日本が英国と軍事協定に署名、次期戦闘機共同開発も発表と『フィナンシャル・タイムズ』がスクープ! 英国防省は「協議は前向きに進んでいる」と回答! 国民的な議論を抜きにして、中国との戦争準備が進んでゆく! 矢面に立つのは、米英豪ではなく日本!

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