インターネット

2024年6月14日 (金)

人々の注意を操って世論を歪めるメディア

 我々の世界認識は我々の注意の動きに左右される。つまり、注意の動きを操ることで、我々の世界認識を変えることが可能なのだ。

ケイトリン・ジョンストン
2024年6月9日

 この英語記事の朗読を聞く(朗読:ティム・フォーリー)。

 「軍事作戦でイスラエルが人質四人救出、数十人殺害されたとガザ当局が発表」と土曜日のニューヨーク・タイムズ見出しにある。

 そこで使われているプロパガンダ戦術を何も知らなくとも、これは非常に奇妙に見える見出しだ。前半は非常に明快だが、後半は理解不能で奇妙な謎か言葉パズルのようだ。

 本記事執筆時点で死者236人と報じられているイスラエルによるガザでの最新の虐殺について論じるため、こうした奇妙で不可解な言語技巧をニューヨーク・タイムズは駆使している。

 すぐ気づくこの見出しの奇妙な点は、虐殺で殺されたとされる人数を「数十人」と表現していることだ。ニューヨーク・タイムズ記事自体には「ガザ中心部で200人以上が殺された」と報じられているので、この見出しの正しい数量詞は「数十人」ではなく「数百人」だ。9/11事件の見出しで「数千人」ではなく「数十人」殺されたと書くようなものだ。数学的に言えば、殺された人数は数十人なのだから、技術的には正しいが、事件の致死率について読者に誤った印象を与えることになる。

 次に、見出しの途中で、能動態の確信的な口調から、疑わしい受動態口調に突然替わることに注目願いたい。イスラエル人人質四人はイスラエルに安全に救出されたが、多数殺害されたとガザ当局は主張している。

 多数の何だろう? 猫なのだろうか? 鶏なのだろうか? イスラエル人なのだろうか?

 何で亡くなったのだろう? サルモネラ中毒か? 交通事故か? コンゴ民兵か?

 この見出しからは全く分からない。

 マスメディア全般、特にニューヨーク・タイムズは、イスラエルの情報権益を推進する際に「パレスチナの子ども銃弾に当たった後に呼吸停止」という受動的言葉遣いの見出しを使うので有名だが、まさに同じ見出しの中で、通常の人間の言葉から、リドラーがバットマンに残すヒントのように聞こえる言葉に替わるのを見ると、実に良く分かる。

 そして興味深いのは、ニューヨーク・タイムズ編集者がここでしたことは厳密に言えば嘘ではないことだ。見出しに慎重に選んだ言葉は、どれも厳密に言えば真実だが、数百人の人間をイスラエルが虐殺した事実から読者の注意をそらすような形で書かれている。

 「イスラエル、ガザ中心部攻撃で数百人のパレスチナ人を殺害、人質四人を救出」と書いても同じように真実だったはずだが、そうすれば世間の注目は反対の方向に向けられたはずだ。ニューヨーク・タイムズが世間の注目をその方向に向けることは決してない。偏向報道は常に一方通行だ。

 先日、イスラエルがパレスチナ人囚人の肛門を熱い金属棒で拷問し、時に死に至らしめているとニューヨークタイムズが報じたが、その情報は記事の一番下の方に埋もれており、見出しや副見出しでは一言も触れられていなかった。

 ここでも、ニューヨークタイムズが嘘をついていると厳密に非難する人はいない。同紙は真実でないことを報じたわけでも、真実を報じなかったわけでもない。読者の注意をイスラエルの犯罪からそらすため、同紙は記事の中で真実を著しく軽視しただけだ。

 マスメディアに疑念を抱くようになった多くの人々は、これらメディアはアメリカ帝国のプロパガンダ機関だと正しく理解しているが、連中は常に嘘をつくと誤って考えている。実際、帝国プロパガンダ機関はこれより遙かに洗練されており、遙かに効果的だ。

 完全に嘘をでっち上げて大多数の信用を失ってしまうよりも、一般的に上記のような歪曲に頼って、マスメディアは実際厳密には嘘をつかずに世論を歪曲する。帝国に利益をもたらす分野に重点を置き、都合の悪い事実を省き、巧妙な言い回しを使い、好意的な政府高官の主張は無批判に報道する一方、不利な政府高官の主張は証拠がないと言い、都合の良いニュース記事は何度も繰り返し取り上げ、都合の悪いニュース記事は一度だけ報道して、日々のニュースの渦中に埋もれさせてしまう。

 記事で私はマスメディアをかなり引用する。なぜなら欧米帝国の犯罪行為に関する有益で真実な情報の多くが、ニューヨーク・タイムズなどのメディアを通して出るためだ。ただ、その情報は、それらメディアを運営するプロパガンダ担当者に軽視され、すぐ世間の注目から排除され、メディアは技術的には真実を伝えながら、世界で起きていることに関する全体的物語を操作できるのだ。

 ニューヨーク・タイムズなどのメディアを編集するプロパガンダ担当者は、人間の経験は注意の動きに支配されていることを理解しているので、帝国に有利なように大衆の認識を歪められる。注意の動きを操作できれば、世界を人々かどのように認識するかも操作できるのだ。

 かつて注意のことを「意識の無冠の王」と表現した人に会ったことがあるが、その言葉の正確さゆえ私はその言葉をよく思い出す。注意が意識の無冠の王なのは、その動きが、世界を我々がどう経験するか、つまり我々が何を考えるか、何に気づくか、何を見るか、何を聞くか、あるいは何であれ知覚するかを左右するためだ。しかし、我々は注意を余り重要視せず、注意によって人生がどの程度まで支配されるかを意識しない。

 現実には、我々の人生経験にとって、注意力の動き以上に重要なものはほとんどない。注意力は非常に基本的なものなので、二人の人が全く同じ時間に全く同じ草原を歩いても同じ経験をすることは決してない。一人は心地よいそよ風、木でさえずる鳥、道を横切るバッタや驚くほど美しい空がある草原を経験するかも知れないが、もう一人は将来に対する精神的不安や過去に対する不満や、家族との想像上の口論や、頭から離れない心を捉える歌などと遠く離れたほとんど気づかない背景として草原を経験するかも知れない。

 人が亡くなった後、人々は良く、その人の人生での行い、つまり業績や遺産や子どもを何人育てたか、どんな仕事をしたかなどについて語る。しかし実際人がどんな人生を送ったかは、何をしたかより、その人の注意の動かし方と関係がある。生涯にわたる注意の動かし方が、その人の人生そのものだ。それによって、この世での体験が実際どのようなものだったか決まるからだ。どれだけその場にいたのか。どれだけ美を体験したのか。どれだけの精神力を空想の戯言に浪費したのか。何に気づいたのか。何を見逃したのか。

 世界に対する我々の認識は、私たちの注意の動きに左右される。つまり注意の動きを操作することで、世界に対する我々認識を変えられるのだ。プロパガンダをする連中は、このことを理解しているので、ウラジミール・プーチンがいかに悪い奴か何度も何度も語りながら、個々のイスラエル犯罪行為例には時折非常に控えめに言及するだけだったり、10月7日について何度も語りながら、それ以降毎日ガザのパレスチナ人に対しイスラエルが犯している虐殺はほとんど言及しなかったりすることに時間を費やす。

 これによって、帝国の情報権益に利益をもたらす方向に国民の注目は向かい、情報権益を損なう方向から遠ざかるようになる。しかも実際に嘘をつく必要はないのだ。人々の世界観は、こうした巧みなプロパガンダによって形成されており、それが起きていることにさえ人々は気づいていない。

 欧米帝国のプロパガンダが、これまでどこかに存在したどのプロパガンダよりもずっと効果的なのは、欧米帝国の住民が自分がプロパガンダされているのに全く気づいていないためだ。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/06/09/the-media-skew-public-perception-by-manipulating-peoples-attention/

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 長周新聞 優秀な企業をいじめて、宗主国のために自国産業の首を絞める公安の愚かさを剔抉する記事。

大川原化工機事件について――経済安保法制が導く恐怖の未来予想図 和田倉門法律事務所・弁護士 高田剛

 デモクラシータイムス

台湾有事は幻に?アメリカに余力はない【田岡俊次の徹底解説】20240611 50:52

 日刊IWJガイド

「米国離れしつつあるNATOが独走を始める! 初めて欧州の核で、ロシアと中国を威嚇! ウクライナへの軍事・経済支援を米国から引き継ぐ!」

はじめに~米国離れしつつあるNATOがウクライナ紛争で独走を開始! 初めて欧州の核で、ロシアと中国を威嚇! トランプ政権樹立を想定し、ウクライナへの軍事・経済支援のメインアクターをNATOが米国から引き継ぐ! しかし、欧州内急進派のマクロン大統領は、フランスの国内の反戦世論にもまれ、混乱が続く!

【本日のニュースの一撃!】

【第1弾! 自殺する日本経済! 米国が「弾薬の材料になる物資を、中国がロシアに提供している」と指摘したことを受け、対米従属の岸田政権は中国企業への制裁を検討! G7サミットで公表か!?】日本にとり最大の貿易相手国である中国から報復制裁を受ければ、日本経済への大打撃に! 日本の中国への輸出割合は2019年時点で24%! 日本は昨年、中国のレアメタル輸出規制と、汚染水海洋放出に対する水産物全面禁輸で痛い目を見たばかり!!(『NHKニュース』、2024年6月12日)

2024年5月 2日 (木)

大量虐殺に反対するのは大量虐殺を犯すことより悪いと、このディストピアでは考えられている

 文字通り絶え間ない暴力と圧政なしには存在できない地球規模の帝国を、我々に支持させ続けるために、連中にとって、我々がどれほど狂っている必要があるのだろう。

ケイトリン・ジョンストン
2024年4月25日

 この英語記事の朗読を聞く (ティム・フォーリーによる朗読)。

 ここ数日、各大学で親パレスチナ抗議活動の熱狂的な声が上がるが、現代文明が余りに歪み狂っているため、大虐殺をするよりも、大虐殺に抗議するのは遙かに悪いことだとみなされているのが明らかになっている。現状、これまでのどの社会より退歩している。

 大量虐殺的残虐行為をする人々に対するより、虐殺に抗議する人々を怒る文明以上に、狂って逆転した文明を本気で想像願いたい。人々がズボンを頭にかぶり、一日中、後ろ向きに歩く文明だろうか? その方が狂気の程度は軽い筈だ。犬が人々を飼い、親が学校に行っている間に、子どもが仕事に行く文明だろうか? その方が狂気の程度は軽い筈だ。

 この世は、もはや極限まで狂っている。実際、人間がこれ以上おかしくなれると想像するのは困難だ。無辜の民間人を毎日虐殺するのを基本的に正常で適切なこととして皆様が受け入れ、これに対する、あらゆる反対を、奇妙で邪悪な忌まわしいことだとお考えなら、街の他の全くの狂人連中同様、皆様は現実に関し、目茶苦茶で混乱している。ひょっとすると、もっと酷いかもしれない。

 絶え間ない軍事的虐殺が道徳的で、それに反対するのを非道徳的とみなすのは、逆転した精神道徳世界に暮らすのと同じだ。それは現実から完全に乖離した「現実のトンネル」の中で暮らすことだ。だが、それは、我々を洗脳するために、我々の生涯を通して、この社会の政治メディア支配階級が毎日毎日働いている主流の世界観だ。

 評論家ブリアーナ・ジョイ・グレイのツイートを見たが、ガザで発見されている何百人ものパレスチナ人集団墓地に関するニューヨーク・タイムズ記事を見つけるのに、抗議行動参加者を批判する2つの論説を含む大学のキャンパスでの親パレスチナ抗議活動に関する記事を少なくとも4つもスクロールしなければならなかったと彼女は言っていた。

 人々が情報や考え方を得る主流のメディアがこんな状態だというのは、一体何と歪んだめちゃくちゃなディストピアだろう? このような現実を歪曲するプロパガンダで文明全体が飽和し、人々を狂わせている。メディアは我々の道徳の羅針盤を真北から180度反転させ、我々の内なる感覚器官は、歪んだ静電気の周波数に同調している。

 文字通り、絶え間ない暴力と圧政なしには存在できない地球規模の帝国を、我々に支持させ続けるために、連中にとって、我々がどれほど狂っている必要があるのだろう。上が下で、黒が白だと我々に考えさせる必要が連中にはある。正しいことと間違っていることの区別を我々ができないだけでなく、間違いこそ正しく、正しいことは間違っていると実際に我々が信じるのを連中は必要としている。そのために、マスメディア・プロパガンダという形で、極端に攻撃的な心理作戦で、我々の集合意識を、連中は日夜叩きのめし、我々の内心を混乱させ、支配者が地球を支配し続けるために必要な堕落に同意させている。

 ガザでの虐殺に抗議して焼身自殺する直前アーロン・ブシュネルが語った通り、これが支配者連中が「正常だ」と判断したことなのだ。大学生の抗議行動に比べて、集団墓地がメディアの注目を集めにくい社会。子どもで一杯の包囲された飛び地への残忍なイスラエルの攻撃を止めることより、大学キャンパスでの親パレスチナ・デモを止めることに、より多くの政治的エネルギーが投入される社会。大量虐殺を止めようとすることが悪とみなされ、大量虐殺を犯すことが善とみなされる社会。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/04/25/in-this-dystopia-opposing-a-genocide-is-considered-worse-than-committing-one/

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 コロンビア大学の講堂ハミルトン・ホールには、イスラエル軍によるガザ攻撃で家族とともに殺害された女の子Hind RajibにあやかってHind Hallという垂れ幕が掲げられた。イギリスのインデペンデント紙記事に少女と講堂の写真がある。

 Judging Freedom コロンビア大学教授が語る大学生の活動

Prof. Jeffrey Sachs: Gaza and Free Speech 34:15

 大学キャンパスへの機動隊導入を伝える別の報道。

Riot Cops & Pro-Israel Mobs: The Crackdown On US College Palestine Protests | #NovaraLIVE 1:01:47

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

警察がコロンビア大学の建物に入り、占拠の数十人の抗議者を逮捕。戦闘の発火点、警察の大量駐留は大学の対応が大幅にエスカレート。全米で抗議運動拡大。約400件のデモの発生。1200人以上が逮捕された。学生運動の大幅な激化は、卒業シーズン前に学校に課題を課す。

 日刊IWJガイド

「風薫る五月です!『IWJしか報じていない情報』がますます増えています! IWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!」

はじめに~風薫る五月です! IWJへのご寄付・カンパは、11月から3月までの5ヶ月間連続して目標に未達で、不足額は合計972万3789円にもなります!「IWJしか報じていない情報」がますます増えている中、今後も目標未達となると、IWJは活動できなくなる可能性が出てきます! 有料会員登録と、ご寄付・カンパで、どうか財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!

【中継番組表】

29日に、政府・日銀が、覆面で5兆円規模の円買い介入を行ったが、破滅的な円安進行に効果なし! 1日午後2時(日本時間2日午前5時)のFRBの政策金利決定は据え置き確実! すべての日本人は、個人、事業者、企業とも、円安進行によって輸入インフレの進行など、重大な影響を被る! 日米の金利差を埋めるべく、日銀が金利を引き上げたら、個人の消費ローン、住宅ローン、金融機関から資金を借りている企業の利子が急激に膨れ上がり、破綻へ!! IWJは日本銀行と財務省に直撃取材! さらに岩上安身は、5月3日午後5時半から、エコノミストの田代秀敏氏への連続インタビューの、第3回目を実施して、これらの問題にも迫る!!

<IWJ取材報告>岸田政権の悪政! 重税で死に追いやられる国民!! 消費税を支払うために203人が借金したと回答! 自死を含む死を意識したコメントが29件!! これが正しい税制と言えるのか!?~ 4.26 インボイス制度におけるフリーランス等の7000人実態調査 結果報告会と政府交渉

4月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、株価高騰と急落、円安について、2024年3月18日収録の「岩上安身によるエコノミスト・田代秀敏氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました! ぜひ『まぐまぐ』からご登録ください!! IWJのサポート会員になれば、バックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!! また、来る5月3日には、田代秀敏氏への岩上安身による最新インタビューを、中継します! お見逃しなく!

2024年3月30日 (土)

ガザ国連安保理決議に関するニューヨーク・タイムズ誤報

2024年3月26日
Moon of Alabama

 ハマスがイスラエル人女性を強姦したという虚偽の主張で嘘つきの目撃者に頼ったまさに同じニューヨーク・タイムズが、昨日国連安全保障理事会を通過したガザ停戦決議についても嘘をついたのに誰も驚かない。

 国連安保理、アメリカが棄権する中、ガザ地区の即時停戦を要求

 月曜日、ラマダンの残りの数週間、ガザ地区での即時停戦を求める決議を国連安全保障理事会は可決し、戦闘停止を求める三つの要求にアメリカが拒否権を行使した5カ月間の行き詰まりを打破した。

 決議案は賛成14票、アメリカの棄権で可決されたが、アメリカ当局は、決議案がハマスを非難しなかったことを理由に棄権したと述べた。決議は停戦に加え、「全ての人質の即時かつ無条件解放」と「人道支援提供に対するあらゆる障壁」の撤廃も要求した。

 国連安保理決議は、国際法上、法的拘束力がある文書だ。したがって彼らは非常に特殊な言語を使う。誰かに何かをするよう国連安保理が「calls for 要求する」場合、法的に「お願い」と頼むのと同じだ。それは実際の結果をもたらさない。

 しかし、昨日、アメリカが棄権し、14対0の賛成多数で可決された国連安保理決議第2728号は、あれこれをするようイスラエルやハマスに「呼びかける」ものではない。

 それは彼らにあることをするよう「要求して」いる。

 安全保障理事会は
...
1 恒久的な持続可能な停戦につながるラマダン月間の即時停戦を要求し、また、全ての人質の即時かつ無条件の解放を要求し、また医療その他の人道的ニーズに対処するための人道的アクセスを保証するとともに、更に当事者に対し、拘禁している全ての者に関し国際法上の義務を遵守するよう要求する

2.ガザ地区全体における人道支援の流れを拡大し、文民の保護を強化する緊急の必要性を強調し、国際人道法並びに決議第2712号(2023年)及び第2720号(2023年)に沿って、大規模な人道支援の提供に対する全ての障壁を撤廃するよう要求することを改めて表明する。...

 決議案可決直後、この決議には法的拘束力がないと、アメリカは虚偽の主張をした。

ハイディ・マシューズ @Heidi__Matthews - 2024年3月25日 22:45 UTC

アメリカは、安保理決議第2728号は拘束力がなく、それゆえイスラエルの政策やイスラエルの戦争継続の合法性に何の影響も及ぼさないと一方的に主張している。これはそれほど明白ではない。...🧵

...
 国連安保理(賛成票を投じた14カ国)の意思をどう判断するか。条約法に関するウィーン条約に盛り込まれた条約解釈の原則に我々は目を向ける。「その目的と目的に照らして、文章の通常の意味」の理解に我々は努める。

 これは、だらだら議論になるかも知れない。しかし当面、決議の第一段落が「即時停戦を要求する」という勧告的文言を使用しているのに注意してほしい。「要求する」は、例えば「強調する」「呼びかける」「促す」などの言葉より、義務を強く意味するように見える。

 最後に、本日の会合で発言した多くの国は、この決議を拘束力のあるものとして理解していると述べた。(全体像を知るには書き起こしに戻る必要があるが、いくつか、そのように指摘されている)。...

 Verfassungsblog -この件に合法的に同意する:

 結論として、この決議は、反対の声明にもかかわらず、法的拘束力があり、ラマダン期間中の即時停戦の法的拘束力のある要求と全ての人質の即時解放を求める法的拘束力のある要求になっている。

 この部屋の中の明らかな象は、現在の状況で誰が安保理決議を執行するのかだ。最終的に、安保理要請に耳を傾けるのは紛争当事者で、その要請を執行するのは安保理自身にかかっている。過去数ヶ月の経験を考えると、これは熱意の原因ではない。しかし、安保理がこの問題で拒否権を五回行使した後、この文書に合意できた事実は、おそらく一縷の望みだ。

 実際の決議で使われている「demand 要求」の代わりに「calls for 要求」という文言を使うことで、ニューヨーク・タイムズは、決議がもたらす義務について読者を欺いているのだ。

 それに比べて、ワシントン・ポストは正しい言葉を使っている

 イスラム教の聖なるラマダン月における戦闘の停止と人質全員の解放をdemanding 要求する最新決議は、中国やロシアなど14カ国が支持した。アメリカは棄権し、可決を認めた。

 言葉は正しいが、ワシントン・ポスト報道でさえ依然多少欺瞞的だ。アメリカとイスラエルは、停戦と人質解放という二つの問題を、一つの問題に、結びつけようとている。停戦は人質の解放にかかっているはずで、その逆もまた然りだ。

 しかし、国連安保理決議は、これらの問題を二つの別の要求に明確に分離し、別要求として即時の食糧供与を加えた。

 これは双方に停戦を要求しているのだ。双方が人質を解放するよう要求しているのだ。この二つの項目を結びつけてはいない。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2024/03/new-york-times-misreports-gaza-unsc-resolution.html#more

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 怖い物見たさで大本営広報部の呆導番組を見た。「ロシアの兵器生産はもはや限界、欧米諸国が間もなく大量に兵器を送るので、ウクライナはしばらくの辛抱」というのが専門家意見の要旨。気のせいか諸氏諸嬢の顔、有名野球通訳に見えてきた。通訳者は大谷をだました。テレビと出演者は国民全員をだましている。Brian BerleticやDouglas MacgregorやScott Ritterらの意見と真逆。時間がたてば、どちらが正解かわかる。

 The New Atlas Brian Berletic YouTube

Does the Fate of US Arms in Ukraine Create Pause for Thought Ahead War with China? 21:55

 彼によるThe New Eastern Outlook記事

The Growing Weakness of Western Artillery Capabilities

 植草一秀の『知られざる真実』

日米合同委員会廃止要求抗議街宣

ウィキリークスが明かした日本の闇

話させていただいたのは、「ウクライナ戦乱」と「台湾有事が問題とされる背景」について、メディアが真実をまったく伝えていないこと。
メディアが伝える状況と真実との間に巨大な乖離がある。
市民はマスメディアから情報を得ることが圧倒的に多い。
しかし、マスメディアが国家と巨大資本に支配されている。

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

米中貿易戦争の予兆。イエレン米財務長官4月の訪中を計画。「中国は今や太陽光発電や電気自動車、リチウムイオン電池の様な『新』産業で過剰な生産能力を構築」「中国の過剰生産能力は世界的な価格と生産のパターン歪め、米国企業や労働者等世界の企業や労働者に打撃を与えている」

2024年3月23日 (土)

広範な言論操作がなければ、これらのどれも同意を得られないはず

 広範な言論操作がなければ、ガザを爆撃して瓦礫と化すことが、たった一度のハマス攻撃に対する合理的対応だなどとは誰も思わないはずだ。

ケイトリン・ジョンストン
2024年3月20日

 広範な言論操作がなければ、ガザを爆撃して瓦礫と化すことが、たった一度のハマス攻撃に対する合理的対応だとは誰も思わないはずだ。

 広範な言論操作がなければ、何万人ものパレスチナ人を殺害し、更に何十万人もの人々を飢えさせることが、1000人のイスラエル人が殺害されたことに対する合理的反応だとは誰も思わないはずだ。

 広範な言論操作がなければ、イスラエルの行動を批判することは反ユダヤ主義だなどとは誰も思わないはずだ。

 広範な言論操作がなければ、「川から海へ」と言うのが大量虐殺の呼びかけだなどとは誰も思わないはずだ。

 広範な言論操作がなければ、この猛攻撃とそれを取り巻く言説を「ユダヤ人対ユダヤ人憎悪者」という観点から考えることなどとは誰も思わないはずだ。

 大掛かりな言論操作がなければ、資源が厳しく管理される壁に包囲された地域に望ましくない民族集団を権力者が拘留しておくのが問題ない当然のことだなどとは誰も思わないはずだ。

 広範な言論操作がなければ、TikTokが排除すべき大問題だなどとは誰も思わないはずだ。

 広範な言論操作がなければ、イスラエルが何世代にもわたりパレスチナ人に暴力と虐待を加え、報復として暴力を受けることはないはずだなどとは誰も思わないはずだ。

 広範な言論操作がなければ、イスラエルが軍事作戦で民間人を殺害するためイスラエル軍を利用したことが、ハマスのせいにできるなどとは誰も思わないはずだ。

 大規模な言論操作がなければ、イスラエル国防軍が医療従事者やジャーナリストや学者を標的にして、病院や大学やモスクを破壊することは問題ないし、受け入れられることだなどとは誰も思わないはずだ。

 広範な言論操作がなければ、何十人かのイスラエル人人質が、何十万人もの飢えて殺害されているパレスチナ人より重要だなどとは誰も思わないはずだ。

 大掛かりな言論操作がなければ、ガザ破壊に対する報復を止めるためアメリカ戦争機構がイエメン、イラクやシリアの人々を爆撃すべきだなどとは誰も思わないはずだ。

 広範な言論操作がなければ、ジェノサイドを支持する政府に責任がないなどとは誰も思わないはずだ。

 広範な言論操作なしに、今まさにガザで起きている計り知れない苦しみが、我々の意識の一番上に置かれるべきではないなどとは誰も思わないはずだ。

 広範な言論操作がなければ、ガザでの大量虐殺が即時終結するのではなく、継続することが許されるべきだなどとは誰も思わないはずだ。

 だからこそ、報道メディアや政府高官やソーシャルメディア上のイスラエル擁護論者など、これほど大規模な言説操作を我々が目の当たりにしているのだ。

 なぜなら、大規模な言説操作がなければ、このどれも同意を得られないためだ。

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画像はウィキメディア・コモンズから(CC BY-SA 3.0 DEED)

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/03/20/without-extensive-narrative-manipulation-none-of-this-would-be-consented-to/

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 昨夜、モスクワの劇場、コンサートホール複合体クロッカスをテロリストが襲撃し、銃撃で60人死亡
 天井も落ち火事になり更に死者がでている。下記はRT記事。

Major terrorist attack at Moscow concert hall: What we know so far

 20日の翻訳記事あとがきを複写する。ポーランド女性YouTuberが語った話題が、これだろうか。

 Through the eyes of 今回はワルシャワ・ワジェンキ公園から
 ポーランドのシコルスキー外相 「我々は想像もしないことが出来るぞ」とプーチン大統領に警告。ノルドストリーム爆破直後「ありがとうアメリカ」といった人物。ヌーランドの捨て台詞を思い出す言葉だ。

POLAND WARNS PUTIN: "WE CAN DO SOMETHING UNEXPECTED", SIKORSKI - "THANK YOU USA" 15:42.

 RT記事 Witnesses describe deadly shooting at Moscow concert venueのコメントに下記がある。原文は英語。

Nelezeus

これがクッキー・モンスター、ヌーランドがロシアを驚かせると警告したものだったのだろうか???? この種行動は、MI6や、その上司CIAなどの外国諜報機関が画策しなければ不可能だ。誰が黒幕だろうと、たとえ連中がロンドンやパリやワシントンにいようと、ロシアは連中を見つけ出し、罰するべきだ。いい加減にしろ。

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

450万弗(約6億8000万円)非合法のブックメーカーに支払われた。大谷選手よ。多分貴方の善意で補填してあげたのだろう。だが今水原氏の横領で処理すれば、事実でない罪を水原氏に課す。貴方を助けた人だ。貴方は出場停止を食らうかもしれない。だが一生傷が残る。皆が事実を探り出す。

 日刊IWJガイド

「ハーシュ氏がスクープ! ロシアとウクライナは数ヶ月前に停戦交渉をできたが、バイデン米政権がウクライナに財政支援を絶つと脅し、頓挫!」

【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

【第1弾! 東京株式市場で日経平均株価が史上初めて4万1000円を超え! 東京エレクトロンなどの半導体関連株と円安による輸出関連株が好調と報じられるが…】外資に「心理的障壁はない!?」令和バブルの天井はどこに!?(『日経新聞』2024年3月22日ほか)

【第2弾! 米国内、特に若い世代の民主党支持者の間で親パレスチナ運動が拡大し、2024米大統領選挙で再選を目指すバイデン大統領の重石に!】国連はガザ人口230万人の70%以上が「壊滅的な飢餓」に直面していると警告、直ちに支援がなければ、120万人あたり240人が毎日飢餓、栄養失調、病気で死亡してゆく!! それでもネタニヤフ首相は「ラファでの地上作戦が必要」と主張! バイデン大統領は軍事支援をやめない!

2024年3月22日 (金)

激しいジェノサイドの最中に、TikTokを気にする

 全くひどい大量虐殺が起きているのに、TikTokやら、バルフォア卿肖像画の汚れを心配する必要があると我々は言われる。

ケイトリン・ジョンストン
2024年3月11日

『物語のマトリックスの端』からのメモ

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 ラファ侵略に対するバイデンの「越えてはならない一線」を無視し、いずれにせよガザ地区最南端への侵略計画を開始するつもりだとベンヤミン・ネタニヤフは言っている。

 この大胆な反抗行為に対し、おそら再びバイデンが「越えてはならない一線」という言葉を口にするなど、ワシントンの重大な反応を招くのは確実だ。

 絶対に強制しないと誰もが知っている「超えてはならない一線」は「超えてはならない一線」ではない。それは単なる「認識の管理」だ。そして、侵略に対する彼の「越えてはならない一線」は実行されないとバイデンは既に公然と述べており「それは越えてはならない一線だが、私は決してイスラエルを見捨てるつもりはない。イスラエル防衛は依然重要だ。だから、全ての武器を断ち切り、彼らを守るためのアイアンドームがなくなったりするような超えてはならない一線はない。」とMSNBCに語った

 アルジャジーラが入手した漏洩されたボディカメラ映像には、11月にイスラエル軍がガザを襲撃し、パレスチナ民間人をイスラエル兵が殺害し、その後笑い合い、お互い祝福し合う様子が映っている。

 イスラエル国防軍兵士が嬉々として怪物のように振る舞うイスラエル社会自体が酷く深く病んでいると認めざるを得ない映像はさほど多くない

 物資を入手すべく、パレスチナ人が食料や水を手に入れようとして狙撃兵に狙われることがしばしばある非常に現実的で致命的「床は溶岩!」行動をするのを余儀なくされているのに、ガザの正面玄関には援助物資を送れないふりをして、アメリカは「床は溶岩!」架空ゲームをしている。

 全くひどい大量虐殺が起きているのに、TikTokやらバルフォア卿肖像画の汚れやらを心配する必要があると我々は言われる。

 TikTokが禁止可能で、子どもは「ああ、じゃあアトランティック誌を読み始め、ジェノサイドを支持しよう」と言うと帝国管理者連中は本気で信じているようだ。

 バイデンが大量虐殺を犯しているのに、バイデンはアメリカ人に良いことをするかもしれないからバイデンを支持するのが重要だと言う進歩的民主党員は、実際、欧米リベラリズムの何がそれほど邪悪なのかについて有益な洞察を与えてくれる。

 来る日も来る日もイスラエルがする信じられないほど滅茶苦茶な新しいことを我々は学んでいるが、この情報洪水に「うわー、イスラエルはかなり酷いぞ」と誰かが反応するたびに「ああ、お前、ユダヤ人に問題があると思っているな! ヒトラー」と叫ぶ。

 そして、おかしなことに、これは本当に決してユダヤ人の問題ではない。ユダヤ教やユダヤ性について、シオニストも本物の反ユダヤ主義者も、そのような批判をしようと試みるが、それは赤ん坊の脳みそによる分析に過ぎない。ほとんど全ての民族的、あるいは宗教的構成を選んで、イスラエルとパレスチナの力学で作用しているものに置き換えれば、同じ類の虐待が見られる。現状維持のため、戦争や暴力やアパルトヘイトや虐待を国家が絶え間なく要求するのを目にするし、至上主義集団のメンバーが、被害者集団に対し怪物のように振る舞う映像を日常的に目にするはずだ。

 裕福になると共感力が低下するという研究結果をご存知だろうか? 富裕層を非富裕層の上に置く一層構造社会体制は上流階級をゴミ人間に変えてしまう。特権集団が民族至上主義アパルトヘイト国家に陥り、この虐待的力学を正当化するあらゆる理由を信じるよう特権集団の成員が生まれた時から洗脳される以上に酷いことを我々は考えられるだろうか?

 イスラエルに対し、十分多数の聴衆にそれを言っても反ユダヤ主義で非難されないような批判は文字通りないが、これはユダヤ人の問題ではなく虐待と不正の問題なのだ。世界に関する考えや情報を求めて私が読んでいる最も道徳的で高潔な人々の大多数は、たまたまユダヤ人だ。ユダヤ人は私が知る限り最高の人々だ。あなたは絶え間ない戦争状態になければ存在し得ない虐待的アパルトヘイト民族国家を支持するか、支持しないかのどちらかで、支持する人々の大多数はユダヤ人ですらない。反ユダヤ主義は、下劣な連中が自分の下劣な立場に対する批判をそらすために善良な人々に浴びせる非難にすぎない。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/03/11/worrying-about-tiktok-during-an-active-genocide/

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 イラン・パペ氏、シオニズム崩壊は近いと言われる。崩壊後の長い混乱も。

Ilan Pappe - how he became an Israeli dissident and on why Zionism will fail soon | UNAPOLOGETIC 49:28

 昨日のAlex Christoforou YouTube カービー戦略広報担当調整官、マクロンのウクライナ派兵論を問われ「主権国家の判断」。マクロン、フランスは最初に派兵はしないと言っている。

Kirby, EU can send troops UKR without US. Latvia, RUS must be defeated. Scholz makes fool of Macron 38:13

 Alex Christoforou YouTube 冒頭はキーウを訪問し、ロシアは既に敗北していると語るサリバン。だがロシアはミサイル猛攻。そして「突然のアイルランド・レオ首相辞任」。

Leo resigns. Jake in Kiev. Ukraine & Poland, one country. Scholz, Russia not strong. Macron workout 31:22

 アメリカ大統領、アイルランド首相とアイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日「聖パトリック・デー」祝ったのだが、
 何とバイデン大統領の目の前で、レオ首相、パレスチナ人支持を表明していた。

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

ラカジェ「膨れ上がった公的債務は経済の重荷となり、生産性を失速させ、増税し、民間部門への融資を締め出す。増税とインフレの負担はすべて中産階級と中小企業にかかっている。現在の消費と将来の義務の間、短期支出と長期持続可能性の間の不均衡という根本的な不均衡を表している。」

 日刊IWJガイド

「プーチン大統領の再選を契機に、『ウクライナ対ロシア』から『欧州対ロシア』の図式に拡大! しかし欧州内部は四分五裂!」

はじめに~ロシア大統領選挙でのプーチン大統領の再選は、ウクライナ紛争と「欧州対ロシア」の図式に拡大! しかも欧州内部は分裂へ! 11月5日の米大統領選次第で欧米の好戦派同士の結びつきに変化が!?

【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

【第1弾! 米民主党上院議員トップでユダヤ人でもあるチャック・シューマー氏が「ネタニヤフ首相は平和の障害」と議会で演説!】ガザ南部ラファへパレスチナ人を追い詰めて、「最終」攻撃を行おうとしているネタニヤフ首相に手を焼くバイデン大統領も、シューマー氏の批判を支持! シューマー発言は、ネタニヤフ政権にとって痛手になるのか? シューマー氏が主張する「平和と安定の二国家解決」は、ネタニヤフ政権交代だけでは実現できない!?

【第2弾! また日経平均株価が最高値を更新! 4万0815円66銭、令和バブルはまだ続く!?】岩上安身は数日中に、エコノミストの田代秀敏氏に、第2回目の緊急インタビューを行います

2024年3月11日 (月)

帝国の弱点は、歯車を回すために依然普通の人々を必要としていること

 現在、帝国主義プロパガンダ・メディア、ニューヨーク・タイムズは、10月7日の集団強姦を主張する報道をめぐる大規模スキャンダルに巻き込まれているが、このスキャンダルは、部分的に、自社社員の漏洩によって煽られている。

ケイトリン・ジョンストン
2024年3月2日

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 現在、帝国主義プロパガンダ・メディアのニューヨーク・タイムズは、10月7日の集団強姦を主張する報道をめぐる大規模スキャンダルに巻き込まれているが、このスキャンダルは、部分的に、自社社員の漏洩によって煽られている。

 ご存じない方のために説明すると、昨年12月、タイムズ紙は「『言葉なき叫び』:10月7日、いかにハマスが性暴力を武器にしたか」と題する記事を掲載したが、この記事はグレイゾーンや、エレクトロニック・インティファーダや、モンドワイスなどの報道機関の調査により、明らかな矛盾だらけだったことが暴露された、その後、zei_squirrelという匿名ツイッター・アカウントの助けによって、このニューヨーク・タイムズ記事の著者三人のうちの一人、アナト・シュワルツは、ジェノサイドを支持するイスラエル諜報機関のベテランで、これまでジャーナリズムで働いたことがなく、記事のもう一人の著者アダム・セラという名の料理記者は彼女の連れ合いの甥であることが明らかになった

 1月下旬、「言葉なき叫び」報道の説得力を巡りニューヨーク・タイムズ紙内で大きな内部対立があり、この記事を対象とするタイムズ紙ポッドキャストが延期され、元の報道に固執して、撤回という恥ずかしいリスクを冒すのか、あるいは、あまり確実でない形で提示し、彼らが報道に自信を持っていないのを暗黙のうちに告知するかどうかに関し、スタッフの意見が一致せず、結局放棄されたことをインターセプト紙報道が曝露した。

 先日、ニューヨーク・タイムズ紙情報源からの更なる情報と、イスラエルのポッドキャストで「言葉なき叫び」の出版過程についてヘブライ語でシュワルツがした忌まわしい告白を含む続報をインターセプト紙が掲載した。調査開始当初、どこを見ても性的暴行の証拠は見つからず、超正統派集団「ザカ」のような全く信用できない情報源で、始めて「証拠」を見つけただけだったことをシュワルツ発言は明らかにしている。また「言葉なき叫び」の執筆を手伝ってほしいとシュワルツに持ちかけたのがニューヨーク・タイムズだったことも明らかになっている

 インターセプトの最初の漏洩記事に対して、ニューヨークタイムズは、誰が紙の内部抗争に関する情報を外部情報源に開示したか特定するため大規模漏洩調査を開始した。そのような審問は以前行われたことは記憶になく、当惑していると複数の匿名ニューヨーク・タイムズ紙スタッフたちがヴァニティ・フェア誌のシャーロット・クラインに語った

 「我々はそういうことはしない」と情報筋はクラインに語った。「このような魔女狩りは本当に憂慮すべきことだ」

 つまり、新聞社の舞台裏で内部抗争に関する情報をニューヨーク・タイムズ社員が漏らしているだけでなく、それら漏洩に関する調査に関する情報も漏らしているのだ。

 そして今、タイムズ・ギルドは、ニューヨーク・タイムズ発行人(彼の家族が1世紀以上にわたり同紙を発行している)AGサルツバーガーにNYT経営陣がアラブ人とイスラム教徒社員を情報漏洩の容疑で尋問のため選別していると主張する書簡を送った。イスラエルに関する記事を巡り、この報道機関が、その利益を裏切った容疑で、ユダヤ人をあからさまに名指しで非難したら、一体どれほど怒りが湧くか想像願いたい。

 これは、活発な大量虐殺を隠蔽するのに必要なプロパガンダが、ジャーナリストが報道機関に期待するよう訓練されてきたものとあまりに大きく乖離しているため、主流マスコミ体制にかなり忠実な社員でさえ、それに警戒し始めているためだ。イスラエルによるガザ破壊に関するニューヨーク・タイムズ報道は、アメリカとイスラエルの情報権益に有利なように余りに露骨に偏向しており、報道機関自体の内部で、アメリカに中央集権する帝国のプロパガンダを書くのが非公式の仕事である人々を揺さぶり始めているのだ。

 これは帝国の弱点の一つだ。体制の歯車を回すことは普通の人々に依存しており、それら普通の人々は、それらの制度が何か、そして彼らがしていることについて嘘をつかれてきた。これは最近、アーロン・ブッシュネルの焼身自殺で明らかになったが、友人のリーバイ・ピアポントによれば、彼は当初、アメリカ空軍に入隊し、外に出て世界を見たが、アメリカ戦争機構の内部で見たものによって急速に過激化した。また、CNN社員が、同ネットワークの親イスラエル的偏向政策に関する情報を他の報道機関に提供してきたことや、ガザをめぐるバイデン政権内の抗議や辞任にも、このことが表れている。

 欧米帝国は(A)普通の人々と(B)絶え間ない嘘とプロパガンダなしには機能せず(B)がより露骨で無様になればなるほど、必然的に(A)の必要性と衝突することになる。自分たちの社会やメディアや政府や世界に関して欧米人が信じ込まされてきたことと劇的に矛盾するような行動を帝国がとり続ければ、爆弾を投下し、戦争機構を動かし、プロパガンダを大量に流し、政府機関を運営する人々を駆り立てるのに苦労することになる。

 それが時に帝国が恐ろしい行動をやめてしまう理由だ。帝国が道徳的だとか親切だからではなく、帝国の堕落にあまりに多くの人々を目覚めさせるわけに行かないためだ。それが、この5ヶ月、帝国が綱渡りをしてきた綱で、帝国の行動と、帝国自身の言説との矛盾に我々一般市民が注意を向ければ向けるほど、帝国の足がバランスを取ろうともがいている細い綱を、我々が一層揺することになる。

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 Duran ウクライナを使うロシア攻撃から、中国攻撃へ。ウクライナの後釜。

Nuland resigns. China hawks take over 26:59

 東日本大震災から13年

 植草一秀の『知られざる真実』

原子力緊急事態宣言発令中

 東京新聞 朝刊 一面

 避難計画は崩壊した

 特報面

 福島→新潟避難者 原発不安また

 能登地震に3.11化重ね

 「避難できるのか」ぬぐえぬ不信と恐怖

 日刊IWJガイド

「イスラエルとハマスの停戦協議は10日までに進展なく合意せず! ガザではすでに死者が3万人を超え、脱水症状や飢餓で20人が死亡!」

はじめに~イスラエルはラマダン(断食月)が始まる3月10日までに人質解放がなければ、ラファに侵攻すると明言! しかしイスラエルとハマスの停戦協議は進展なく合意せず! 避難民が集まり、ニューヨークの2倍の人口密度のラファをイスラエルが攻撃すれば、大惨事に!! ガザではすでに死者が3万人を超え、脱水症状や飢餓で20人が死亡! バイデン米大統領は、ラファ攻撃を「レッドライン」だと警告しておきながら、同時に「イスラエルから離れることは決してない」と明言! イスラエルによるガザ支援妨害を止めないバイデン大統領の偽善!? 米主導の援助物資のエアドロップで、落下した物資の直撃を受け、5人が死亡!

2024年3月 3日 (日)

アーロン・ブッシュネルに関してイスラエル擁護者は抗議しすぎだと私は思う

 「阿呆め、もし彼が何も成し遂げていなかったら、彼は何も成し遂げられなかったと言うため、お前達は必死になって私のコメント欄に書き込みに来ないはずだ」

ケイトリン・ジョンストン
2024年2月29日

 『物語のマトリックスの端』からのメモ

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 現在、子どもが半数を占める地域で何ヶ月も飢饉が続いており、今後数日中に飢餓で亡くなる子どもが大量に増加すると予想されている。この飢饉は100%意図的なものだ

 赤ん坊が飢えているのを見るようになるまで軍の爆弾で赤ん坊が引き裂かれることほどひどいものを見ることになるとは思ってもいなかった。爆弾で殺される赤ん坊は恐ろしいが、飢えた赤ん坊はパニックを引き起こす。それは深く原始的な「これは止める必要がある」という本能を呼び起こす。

 アーロン・ブッシュネルは魂を揺さぶるようなメッセージでイスラエル政府に演説したのではない。彼は自国政府にさえ演説しなかった。彼はあなたに話しかけていた。我々一人一人に。彼の狙いは、我々全員に今起きていることの恐ろしさに目を向けさせ、それを終わらせるための行動に駆り立てることだった。

 アーロン・ブッシュネルの話題を巡り、イスラエル擁護論者の荒らしが群がっているのに皆様が気づいているとすれば「パレスチナを解放せよ」と叫びながら焼身自殺するアメリカ空軍兵士が、アメリカとイスラエルの情報権益にとって、どれほど打撃を与えるか連中は知っていて、言説を操作しようと躍起になっているためだ。

 インターネット上でアーロン・ブッシュネルを論じる人の発言にイスラエル擁護者連中が群がって言う。「誰も気にしやしない! 彼は無駄死にだった! 彼は何も成し遂げられなかった!」「阿呆め、もし彼が何も成し遂げていなかったら、彼は何も成し遂げられなかったと言うため、お前達は必死になって私のコメント欄に書き込みに来ないはずだ」


 この敗者連中は一体誰をからかっていると思っているのだろう? 彼らがこれをする必要がある事実そのものが彼らが間違っているのを証明している。連中は何時間もかけて女性に何十通もテキストを送り、彼女が誘いを拒絶しているのを全く気にしていない男のようなものだ。イスラエル擁護者は抗議しすぎていると私は思う。

 多くの著名イスラエル支持者がブッシュネルが運営するRedditアカウントの「全てのユダヤ人が死んだらパレスチナは自由になる」という偽スクリーンショットを流布している。連中がこんなことをしていることが二つの事実を明らかにしている。イスラエル支持者は不謹慎な嘘つきで、ブッシュネルが自分たちの大義に大打撃を与えたことで連中は狼狽しているのだ。

 アーロン・ブッシュネルの動機と性格について、イスラエル支持者連中は、あたかもそのような人物を少しでも理解できるかのように自信を持って意見を述べ続けている。この弱く浅はかで自己中心的なポチ連中は、綿菓子製造機や城形トランポリンを持ち込まなければ、ガザ包囲すらできないのだ。

 リベラル派:私たちは公民権のための戦いを支持する!

 パレスチナ支持者:*ボイコット*

 リベラル派:いや、そんなんじゃない。

 パレスチナ支援者:*抗議*

 リベラル派:いや、そんなんじゃない。

 パレスチナ人:*暴力的抵抗*

 リベラル派:いや、そんなんじゃない。

 アーロン・ブッシュネル:*火をつける*

 リベラル派:いや、そんなんじゃない。

 2016年のアメリカリベラル派:国民皆保険を望むのは絵に描いたもちの空想

 2020年のアメリカリベラル派:学生ローンの債務免除を望むのは絵に描いたもち

 2024年のアメリカリベラル派:自国がジェノサイドを犯さないよう望むのは絵に描いたもち

 

 アメリカ合州国が本当に正義の擁護者で、実際アメリカが主張するやり方で軍隊を行使するなら、ガザでの大量虐殺残虐行為をやめるようイスラエルに言い、イスラエルが拒否したら軍事行動に出たはずだ。それどころかイスラエルの残虐行為を積極的に支援している。

 これは、アメリカ帝国が本当は一体何か、そして、それが常に何であったかを示している。これは「人道的介入」が実際は人道的目的でなかったことを示している。専制的政府から国民を解放するという物語の隠れ蓑の下で、アメリカが外国を攻撃するたびに、実際は、嘘に基づく大規模軍事暴力行為だったことがわかる。

 ヒュー・トンプソンと彼のヘリコプター乗組員がベトナムのアメリカ軍に発砲すると脅して、ソンミ村虐殺を正しく止めたのと同じように、アメリカが戦争機構をイスラエル近くに移動させ、虐殺をやめなければイスラエル国防軍拠点を破壊すると脅すのを止めるものは何もないのだ。それが実現しなかったのは、アメリカが、そうであるふりをしているような国ではなく、アメリカが主張しているやり方で軍隊を使わないためだ。

 現実には、アメリカは、その覇権を維持するため果てしない暴力を必要とする地球規模権力構造の中心地で、我々がガザで目にしているのは、その暴力のもう一つの表現に過ぎない。これはアメリカ帝国の振る舞い上、偶然の逸脱ではなく、ごく当然、予想通りの現れだ。この事実は自国に関するアメリカ合州国の説明と矛盾するが説明が嘘だからだ。

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画像はアドビ・ストックから。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/02/29/on-aaron-bushnell-methinks-the-israel-apologist-doth-protest-too-much/

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 食糧送付を遮断しておいて、自分達が手配して小麦粉を運ぶトラックを送り込み群がるガザ住民を射殺するイスラエル軍。虐殺テロ集団。

 Judging Freedom

Max Blumenthal: Evils Of the IDF 35:23

 アーロン・ブッシュネルや、レイチェル・コリーについても語っている。

2024年2月20日 (火)

ガザに関して間違っている人の意見に耳を傾ける価値はない

 ガザは余りに明白で善悪の白黒がはっきりしているので、それがあなたに見えないなら、あなたの内部の方向制御装置に何か深刻な欠陥があると思わざるを得ない。

ケイトリン・ジョンストン
2024年2月19日

 『物語のマトリックスの端』からのメモ

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 「イスラエル・パレスチナ紛争の複雑さを理解する知性があなたに欠如しているだけだ!」というイスラエル擁護者の発言を見たことがある。

 ここ数日で、ガザで意図的に子どもを選び、イスラエル狙撃兵が頭を銃撃していることや、イスラエル軍が囚人を病院に送り込み、避難しろというメッセージを送った後、手錠をかけた状態で処刑したことや、ガザの人々の民族浄化を促進するため、エジプトがシナイ砂漠に難民キャンプを建設し始めたことなどを我々は知った。

 「複雑」。これは複雑ではない。

 「複雑」というのは、機能不全の関係や積極的大量虐殺など、あまり詳しく見てほしくないことに関し、人々が言うたわ言にすぎない。

 実際、ガザに関して間違っている人々の意見を読むのをやめた。これまで何年も意見を読んでいた人々だ。いくつかの問題に関し、文字通り、記事を読んいる全ての人と意見が合わないことが時にあるが、ガザは即座に私にとって超えてはならない一線になった。ガザ問題を正しく理解できていなければ、何を言っても無価値だ。

 私はこのような単一問題に対して超えてはならない一線を引いたことなど決してなかった。反帝国主義の社会では、通常、ある問題を正しく理解している多くの人々が他の問題で間違えるのは受け入れなければならない。イスラエル・パレスチナに関して正しい人がロシアに関するプロパガンダを鵜呑みにするかもしれないし、ウクライナとシリアに関して正しい人が中国に関するプロパガンダを鵜呑みにするかもしれない。またアメリカのリバタリアンなど外交政策で同意する人々ともイデオロギー的違いがあるのはよくある。

 だが、ガザは余りに明白で善悪の白黒がはっきりしているので、それがあなたに見えないなら、あなたの内部の方向制御装置に何か深刻な欠陥があると思わざるを得ない。TikTokの十代の若者に見えるのに、プロの外交政策評論家に見えないなら、プロの外交政策評論家に何か問題があるのだ。

 4ヶ月経った今も私は後悔していない。何らかの機会を失った気はしない。多様で異端な情報源を開拓しようと努めているが、大量虐殺や民族浄化が問題ないと考えるほど私は多様で異端ではない。頭を柔らかくしていようと思っているが、いわゆる脳が溶け落ちるほど柔らかくはしない。

 アメリカに中央集権した帝国が、次に、邪悪な専制君主から資源豊富な国の人々を救い出すための「人道的介入」を準備する際は、ガザでの公然たる大量虐殺を連中がいかに支援したか想起願いたい。

 イスラエルがしていることに関して本当の事実を言うのはヒトラーだという主張や、イスラエルが内心爆撃したがっているのはハマスだという主張は、プロパガンダ管理を子どもに任せたら、子どもがでっちあげるウソのようなものだ。

 好きなミュージシャンが天寿を全うせずに亡くなったのを悲しむ時はいつも、少なくとも彼らは、もう一人のボノになるほど長生きしなかったのだと思って自分を慰めている。

 いわゆる「報道の自由」というものを、確実に欧米帝国のプロパガンダ機関として機能するようにさせておくには、マスメディアに帝国に確実に忠誠を誓う人々を出世させ、帝国に反対する人々の意見を拒否させれば良い。それだけで済む。

 そして、まさにそうなっている。アメリカと同盟諸国が世界中の人々にもたらしている深刻な悪に反対し、帝国の解体を求め、資本主義の終焉を支持すれば、マスメディアでは出世できない。「帝国の命令により、お前は全ての主流メディアから締め出される」という通知を受け取ることは決してなく、仕事に就けないのに気付くだけだ。帝国の方針に従う仲間が出世して行くのを見ながら、自分は次々閉ざされた扉に遭遇する。

 これは、ほとんどの場合、壮大な一枚岩の陰謀の一環として起きるわけではない。主に、大きな影響力を持つ主要メディアを支配する裕福な連中が、彼らの富の前提である政治的現状を維持するのに十分な既得権益を有しているおかげだ。

 20世紀初頭、大規模心理操作により、大衆を従順で言いなりにできることを示す研究をジークムント・フロイトの甥エドワード・バーネイズが始めた。以来100年経ち、絶え間ないプロパガンダの洪水ですっかり飽和状態にマインド・コントロールされたディストピアの中に我々はおり、我々を支配する連中が、我々の仲間の人々に、我々の名において計り知れない恐怖をもたらすのを許している。

 プロパガンダや政府の秘密主義や検閲やシリコンバレーのアルゴリズム操作や全ての主要メディアからの反体制派の意見排除によって世界に対する理解が曖昧にされている社会ではなく、真実に基づいた社会に我々が暮らしていれば、このようなことは起きなかったはずだ。権力者連中はガザで大量虐殺を犯しながら、あるいは優れたジャーナリズム活動のかどでジュリアン・アサンジをアメリカ刑務所に引き渡す準備をしながら、我々を放置しておかずに操っている。彼らの人数より我々の方がずっと人数が多く、我々が連中の行動に同意しなければ連中は決して我々に立ち向かう勇気がないはずだ。これに対する我々の同意は、それを維持するのに既得権益がある連中により入念にでっち上げられている。

 イスラエル・パレスチナ問題は長年、西側諸国の反帝国主義感情の入門薬物のようなものだった。自国政府が何か恐ろしいことを支援し、メディアがそれに関して嘘をついているのを人々が見て、それが他にどこで起きているのかに興味を持って目を開くのだ。

 この現象にガザがロケット燃料を注入した。我々の政府による全面支援とメディア・プロパガンダの隠れ蓑のおかげで、我々の同胞に深刻な悪が行われているパレスチナ人の窮状を、他の時代よりずっと明確で理解しやすい明白な証拠で、ソーシャル・メディア投稿記事は何ヶ月も一杯だ。このため膨大な数の西洋人が「我々は悪者なのか?」と感じる瞬間を過ごしている。

 このハッと悟る瞬間が欧米外交政策の他の側面に広がり始めるのは時間の問題だ。ロシア。中国。中東。中南米。アフリカ。21世紀だけでもアメリカ率いる侵略戦争で何百万人もの人々が殺された。何百もの米軍基地が地球を包囲している。核の瀬戸際政策。飢餓制裁。代理戦争。クーデターやカラー革命演出。絶え間ない選挙干渉。世界どこであれ従わないあらゆる国を転覆させ破壊するためアメリカ帝国は容赦なく働いている。

 既にイエメン、イラク、シリアに対するバイデン政権の攻撃が、そのような侵略が通常受けるより遙かに多くの反発を受けているのを我々は目にしているが、それはガザによって目を覚まされた人々が、これら軍事暴力行為がパレスチナ人に対するイスラエルの残虐行為に関係しているのを理解しているためだ。彼らの意識は既に拡大し始めている。

 今後、帝国にとって、より楽になることはあるまい。一度開いた目は二度と閉じない。プロパガンダや情報歪曲のベールを見通す洞察は益々深く浸透していくだろう。帝国言説管理者連中は確実に難しい仕事を抱えている。

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 画像はElvert Barnesから (CC BY-SA 2.0)

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/02/19/nobody-who-gets-gaza-wrong-is-worth-listening-to/

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 文中のバーネイズについては『PR!: 世論操作の社会史』が詳しい。高価だが、それだけの価値はある。

 クリス・ヘッジズ氏、まさにアサンジを話題に記事を書いている。

 The Chris Hedges Report

Julian Assange’s Final Appeal - Read by Eunice Wong

Julian Assange will make his final appeal this week to the British courts to avoid extradition. If he is extradited it is the death of investigations into the inner workings of power by the press.

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

低迷岸田内閣…3全国紙で内閣支持率最低、朝日21%(前回比2P下落)、毎日14%(同7P下落)で、自民が政権復帰した12年12月以降で最低。読売24%最低横ばい “国民の評価は厳しく〝壊滅的〟。内政での上がり目は事実上、皆無”

 日刊IWJガイド

はじめに~ウクライナ東部ウクライナ軍「最後の要衝」であるアウディーイウカが陥落! ロシアのショイグ国防相が勝利宣言、プーチン大統領は「重要な勝利」と称賛!

【本日のニュースの連撃! 3連弾!】

【第1弾! タッカー・カールソン氏によるロシアのプーチン大統領へのインタビューに対し、ロシアの著名ジャーナリストが米バイデン大統領へのインタビューをホワイトハウスへ要請!「露米間の対話を継続する目的」との要請に、ホワイトハウスはいまだ応じず!(『スプートニク』、2024年2月18日)

【第2弾! タッカー・カールソン氏が、プーチン大統領へのインタビュー後、テレビ司会者のエマド・エルディン・アデブ氏のインタビューに応じ、「ロシアがNATO加盟を望んでいた」ことを明らかした! これを阻止したアメリカ国内の勢力こそ、ウクライナ紛争の元凶!!】(『RT』、2024年2月12日ほか)

【第3弾! 米国務副長官に「ジャパン・ハンドラー」カート・キャンベル氏が就任!】早速韓国、日本の外務次官と電話会談を行い、米韓同盟、日米同盟と3ヶ国関係の強化を表明! キャンベル氏は民主党・鳩山由紀夫政権での普天間移設問題で、民主党を「分断」した人物!?(『米国務省』、2024年2月12日)

2023年12月 5日 (火)

帝国の堕落で衝撃を受けるのを決してやめてはいけない

 皆様が支配者の行動にいまだ衝撃を受けて動揺しておられるなら実に健全な兆候だ。それは連中がまだあなたを手に入れていないことを意味する。

ケイトリン・ジョンストン
2023年11月23日

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 戦闘の一時停止で、ジャーナリストがガザに入り、イスラエルの犯罪を世界に曝露するのを可能にしてしまうのではないかとバイデン政権が懸念しているという私の記事を友人がシェアしてくれた。

 そういったことに驚かされる能力を意識的に養っていると私は彼に伝えた。世界最強力な連中が、普通の人間にとって世界を酷い場所にするために常に新しい革新的方法を見つけ出すのを見て驚くのをやめたら、あなたの中でそれが何らかの形で当たり前化されていることを意味する。連中が世界に与える他の全ての恐ろしい悪に加えて、あなたの人間性の重要な部分まで盗むのに連中が成功したことを意味する。

 帝国の残忍さに、もはや衝撃を受けないのは、低体温症の末期に落ち込んで、体が震えなくなった時や、飢餓の後期段階で空腹感が消えた時など、何か不健康なことが起きているという直感に対する兆候だ。これは拒否すべき状態を、体が無理やり拒否するのではなく、あきらめてエネルギーを節約しようとする方向に移行していることを示している。

 毎日ひがな一日、帝国機械の最も醜い部分を私は見つめているが、それが私を鈍感にすることは拒否している。怪物どもは世界から実に多くのものを奪ったが、彼らがそれも奪うのを私は拒否する。あんなふうに人間性を奪われるのは嫌だ。

 健全な世界とはどのようなものか、正気とはどのようなものか、物事はどうあるべきか私は知っている、そして、この文明の病が明らかになった時、自然に不快に感じる炎を自分の中に灯し続けるのは神聖な義務だと私は考えている。

 これを当然のこととして受け入れるのを私は拒否する。私は帝国の虐待によって新たな怪物が現れるたび、この世に疲れ深い溜息をつくことしかできない硬化しうんざりした人間の抜け殻に変えられるのを私は拒否する。今も白熱した怒りが湧き上がる。今も目に白く熱い涙が浮かんでくる。

 彼らにそれを奪わせるわけには行かない。心をかたくなにし、目を見えなくさせるわけにはいかない。我々は正気で健全な世界のために、我々自身のためではないにせよ、我々の子供たちのために、そして我々が決して会うことのない未来の世代のために、炎を燃やし続けなければならない。

 あなたが、まだ支配者の行動に衝撃を受け、動揺しているなら、非常に健全な兆候だ。それは連中がまだあなたを手に入れていないことを意味する。それは連中があなたの炎を消すのに成功していないことを意味する。

 何としても感受性を守らなければならない。我々は狂気を本能的に拒絶し続けなければならない、なぜならそれが我々を故郷と呼んでいるからだ。それこそが我々を健康な世界へと導いているのだ。それこそが、我々がそこへ向かって戦うとき、一度に一つの小さな、ほとんど取るに足らない勝利を導くのだ。

 もし彼らが今日、まだあなたの炎を消し去っていないなら、それは人類にとってまた一つ小さな勝利だ。健康への小さな一歩だ。
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 画像はAdobe Stock経由(サイズに合わせてフォーマット済み)。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/11/23/never-stop-being-shocked-by-the-depravity-of-the-empire/

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 Alec Christoforou youtube 冒頭はオースチン国防長官。「ハマスにもプーチンにも勝たせない。イスラエルという不沈空母を沈ませてはならない。」リンジー・グラハム議員、ガザ破壊について問われ「ガザは東京やベルリンのようになる。」「アメリカ人は気にしなかった。」

Austin, strategic defeat. $50B to MIC, jobs in USA. NATO, bad news. Arestovich, coup Maidan 3. 45:13

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

河村建夫・元官房長官週刊ポストに「官房機密費」を語る。国対(国会対策委員会)とかですね、──野党対策に使われると言いますー「まあそんなところです」年間約10億円あります。内閣総務官が引き出して官房長官室の金庫にしまう。官房長官が引き出して様々な用途に使う。

「ハマスの大規模攻撃をイスラエルの情報当局が察知していないはずがない」が当初の疑念。「エリコの壁」と名付けた約40頁のハマス側青写真が存在。これによりハマス正確に実施。事前演習もイスラエル側察知。ハマス攻撃でイスラエル死者1200名。真珠湾攻撃米側死者2,334人

 日刊IWJガイド

「本日午後7時から岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビュー(後半)を撮りおろし初配信!」

【本日のニュースの一撃!】

【第1弾!「第二のナクバ」が進行中! イスラエルのアイェレット・シャケッド元内務大臣が、イスラエルの本音を激白!】「パレスチナ人200万人に出て行ってもらう必要があります。率直に言って、これがガザの解決策です」! さらに、元国家安全保障会議議長で現国防相顧問のギオラ・エイランド少将は「イスラエルはテロ組織と戦っているのではなく、ガザ国家と戦っているのだ」という記事を中道派の新聞に掲載! ここまで当事者のイスラエル高官が「ガザ国民」と戦っていると公言しているのに、日本のメインストリームメディアは、相変わらず「イスラエル対ハマス戦争」と矮小化して報じ、民族浄化の現実と、イスラエルの残酷な国家意志と国際法違反の戦争犯罪を伝えない!(『X』、2023年11月22日)

2023年12月 1日 (金)

戦闘の一時停止で、ガザで起きていることをジャーナリストに見せるのをホワイトハウスは恐れている

 事実と真実に大衆が一層気づくようになるのを連中は懸念している。

ケイトリン・ジョンストン
2023年11月23日

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 イスラエル軍が拘束している50人の人質と引き換えに、ハマスが拘束している150人の人質を解放する四日間の停戦にイスラエルとハマスは、合意したと報じられている。

 「バイデン政権高官、人質取り引きで戦略がうまくいっている証拠を見る」と題する記事で、この取り引きを「この紛争における政権最大の外交的勝利」と表現し、バイデン意思決定の「正しいことの証明」とホワイトハウス当局者は呼んでいるとPoliticoは報じている。数日間子供を殺さないという最小成果に対する実に不適切なレベルの言葉の自慰だ。

 この報告書の多くの段落に挟まれているのは、今日ソーシャルメディアで大きな注目を集めている一文であり、Politico情報源によると、イスラエルがこの飛び地もたらした惨状について報道するためジャーナリストがガザに入るのを可能にするのではないかという恐れから、政権内では戦闘の一時停止に抵抗があったと述べている。

 「そして、この一時停止がもたらす意図せざる結果に関して、政権内には懸念があった。多数のジャーナリストがガザに入り、ガザの惨状をさらに明らかにし、世論を反イスラエルにする機会を与える結果になることだ」とPoliticoは報じている。

 言い換えれば、イスラエルによるガザでの民間人虐殺を一時的に停止すれば、イスラエルによるガザでの民間人虐殺の真実をジャーナリストが報道できるようになるのをホワイト・ハウスは懸念しているのだ。事実と真実に大衆が一層気づくようになるのを連中は心配しているのだ。

 言うまでもなく、自分が歴史の正しい側に立っていれば、時事問題に関する真実をジャーナリストが報道し、それによって自分の思惑に対する国民の支持を損なうのを心配することは普通ない。しかし、アメリカとイスラエルは常に正しくない側に立っており、だからこそ、アメリカ戦争犯罪について良いジャーナリズム活動をしたかどで、アメリカ帝国は現在ジュリアン・アサンジを投獄しており、ジャーナリストを脅迫標的にする何十年にもわたる歴史がイスラエルにあるのだ。

 2021年のイスラエルのガザ爆撃作戦では、イスラエル国防軍は、この飛び地の20以上のパレスチナ報道機関AP通信やアルジャジーラなどの国際メディアが入居する棟を標的にしたと報じられている。現在の猛攻撃で、イスラエルは何十人ものパレスチナ人ジャーナリストを殺害しており、時には彼らが家族と暮ら住宅さえ積極的に爆撃している。不都合な報道記者を抹殺するイスラエル国防軍作戦を、ジャーナリストにとって、これまでで、あらゆる場所で史上最悪の紛争だとジャーナリスト保護委員会が呼ぶ結果になっている。

 

 言説を支配する者が世界を支配するのを両国政府が理解しているからこそ、アメリカもイスラエルも、マスコミをこのように攻撃しているのだ。権力が何が起きるかを支配しているのに対し、究極の権力は、起きていいることを人々がどう考えるかを支配するのを連中は理解している。人の意識は精神的な物語に支配されているので、社会の支配的物語を支配できれば、人を支配できるのだ。

 これが、権力者連中が、権力の座にとどまれる理由だ。連中はこのことを理解しているが、我々一般大衆は概して理解していない。だからこそ連中はマスコミ・プロパガンダを絶え間なく我々に浴びせ、インターネット検閲に取り組み、ジュリアン・アサンジを刑務所で苦しめ、ジャーナリストをイスラエルが頻繁に殺害し、世界中のニュース記者がカメラをガザに持ち込んだらどうなるかホワイトハウスが恐れているのだ。

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 私の記事は全て読者のご支援によるものなので、この記事を良いと思われた場合、必要に応じて私のチップ入れにお金を入れる選択肢がいくつかあります。私の記事は全て、自由にコピーでき、あらゆる方法、形式で利用可能です。皆様が望むことは何であれ、記事を再発行し、翻訳し、商品に使えます。私が公開している記事を確実に読む最良の方法は、Substackメーリングリスト購読です。全ての記事は夫のティム・フォーリーとの共著。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/11/23/white-house-fears-pause-in-fighting-will-let-journalists-see-whats-been-happening-in-gaza/

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 The Middle East's Changing Tides: Farewell to American Dominance | Ray McGovern 1:08:58

 アイゼンハワーは大統領退任演説で「軍産複合体」の存在とその高まる影響力を抑え込なければならないと警告した。
 この状態に対抗するのは、正しい情報を持った国民だ。ところが実際は軍産複合体どころか、「軍産・議会・諜報・メディア・アカデミア・シンクタンク複合体」(MICIMATT)によって言論は完全封殺されており、人々は正しい情報を知ることができない状態なため、あるべき反対が存在しない状態だと彼は指摘している。この用語ミキマトMICIMATは21:30のあたりで使われている。長いyoutubeだが、属国大本営の虚報番組を一ヶ月見るより遙かに有意義。

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

私の『戦後史の正体』より。・中曽根元首相は著書で「キッシンジャーは “ロッキード事件は間違いだった”と密かに私にいいました。・バンカー駐南越大使と会談、その時の 'キッシンジャーの発言「Of all the treacherous sons of bitches, the Japs take the cake」

 日刊IWJガイド

「本日から12月です! 11月は非常に厳しい財政状況となりました! IWJが倒れてしまう前にご支援ください!」2023.12.1日号

【IWJ・Ch5】14:30~「平和のための学習会 塩原俊彦さんが語る『ウクライナ戦争をどうみるか』」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

「平和のための学習会実行委員会」主催の講演会を中継します。これまでIWJが報じてきたウクライナ関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/ukraine

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