中南米

2019年11月15日 (金)

釈放されたルーラ、激怒するボルソナーロ

Danica Jorden
2019年11月11日
openDemocracy

 憲法裁判所裁定により、ルーラが暫定的に釈放された。かなりのブラジル国民が喜びと希望でニュースを歓迎した。だがボルソナーロは激怒で反応し、彼を「有罪の人間のかす」と呼んだ。

***

 2019年11月8日金曜、元ブラジル大統領ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァがクリティバの刑務所から出所し、多くが一年以上半前に彼が拘置所に収監されて以来、キャンプをしていた支援者の群集に歓迎された。翌日、苦難と過去の咽喉癌手術によるかすれ声で、ブラジル、サンパウロの自動車産業の首都で、労働運動の中心、サンベルナルド・ド・カンポに集まった何千人も前に、ルーラは45分演説した。事務所が演説の背景幕を提供した金属労働者組合の深紅のTシャツを多くの人々が着ていたため、赤の海状態だった。

 ブラジル最高裁判所は、最終的に、ブラジル憲法に反して、彼の上訴が受理される前に、ルーラが不当に投獄されたことを認めるよう強いられた。彼が大統領に復帰すべく立候補を発表したのとちょうど同じ時に、元大統領は海岸に面したマンションを賄賂として受け取ったかどで告訴された。超保守派ヤイル・ボルソナーロが大統領になり、彼は早々有罪とされ、汚職のかどで12年の刑を宣告された。

 だがマンションは建設さえされておらず、ルーラは海岸から離れた、その背後のビルのより簡素なマンションを買っていた。 にもかかわらず、セルヒオ・モロ裁判官は、ルーラを有罪と裁決した。その後モロは、ボルソナーロ大統領に法務大臣に任命された。2019年6月、グレン・グリーンワールドと、インターセプト・ブラジルのデイビッド・ミランダはデルタン・ダラニョール主任検事とモロの間の「不適切で道義に反する策謀」を示す「秘密書類の膨大な山」を公表した。

 元ブラジル大統領ルーラの有罪判決は彼の2018年大統領選出馬を防ぐのが狙い

 ルーラは戦い続ける上で元気いっぱいだと語った。金曜夜、彼はソーシャル・メディアで言った。

「この国で起きている狂気からブラジルを解放するのを私は自由に手伝える。」

 土曜、支援者に彼を慕わせる共感を示して、刑務所で「友達を作り」、復帰のために自身「精神的に準備する」のに役立ったと彼は言った。

 仕事の事故で指を失った手で2つの不具合なマイクを切り替えて、彼はブラジルの貧しい北東のつつましい出自と、組合と労働者の団結が与えてくれた機会を説明した。

「私はグラニウス市で生まれました。私は7歳の時そこを出てサンパウロに来ました。私は文盲に生まれ、亡くなった母親と父親に育てられました。1979年以来、私はいつも、私の政治的進化は、この国の働く男性と女性の政治的進化の産物だったと言っています。全て文盲のまま亡くなった母親と組合のおかげです」と言って、政治学と経済学の講座を受けた金属労働者組合本部を指し示した。

憎悪や復讐の必要性から解放され「580日間の独房監禁で、精神的に自分を準備しました」。「私と同じように明らかな良心でモロが眠れるのを疑います。ボルソナーロが私と同じように明らかな良心で眠れるのを疑います。私は仕事を破壊し、ブラジル国民の企業を破壊したグエデスという名の、夢を潰した責任がある大臣が、私と同じように明らかな良心で眠れるのを疑います。私は帰ってきたと彼らに言いたいと願っています!」

 シカゴ大学で教育を受けたパウロ・グエデス経済大臣は、投資と国の年金基金における何億ドルもの損失に関し、2018年から詐欺のかどで調査中だ。

 ルーラはリオ議員マリエル・フランコ暗殺の適切な捜査を呼びかけ、こう発言した。

「リオデジャネイロで、ボルソナーロは、軍人ではなくブラジル国民のために統治すべく選出されたことを理解する必要があります。我々はこれら軍人が我が国を破壊するのを許してはなりません。」

 現大統領ボルソナーロは「この一時的に釈放されたが依然有罪のくずには弾薬を与えない」よう支持者に注意し、ルーラがまだ無罪と認められていないことを想起させた。

記事原文のurl:https://www.opendemocracy.net/en/democraciaabierta/lula-free-bolsonaro-rage/

----------

 ブログ「私の闇の奥」記事「ルーラ・ダ・シルヴァ、お帰りなさい」を拝読して、この釈放の話題に気がついた。

 敵はさるもの、ひっかくもの。大本営広報部が「サクラを見る会」に注意を集中させている中、「日米貿易協定」締結やら「カルト大学」設置承認が進んでいる。

日刊IWJガイド「『桜を見る会』疑惑の裏、日米貿易協定が衆院通過へ! 米国益となる世紀の不平等条約を安倍政権は最優先!!」2019.11.15日号~No.2619号~

 植草一秀の『知られざる真実』の最新記事も、日米FTAについて、同様の趣旨のことを書いておられる。

2012年に政権を奪還した皆さんのための桜を見る会

 岩波書店の月刊誌『世界』2019年12月号は、特集が二つ。「特集1:気候クライシス」「特集2:難民を追いつめる日本」。このうち〈難民「仮放免」者座談会〉を読んで驚いたところだったが、更に酷いニュースもある。

女性の着替えやトイレを監視―入管が組織的セクハラ、森法相もドン引き

2019年11月11日 (月)

ボルソナーロのブラジルで、ダムはカチカチいう時限爆弾

Tchenna Maso
2019年11月5日
New Internationalist

 4年前の今日、ブラジルは最悪の環境災害の一つを経験した。人権活動家Tchenna Masoが、鉱滓ダムによる人的損失と、それ以来変化したことを考察する。

 今日はブラジル南東部ミナスジェライス州の町マリアナのフンダン鉱滓ダム大惨事4周年だ。フンダン鉱滓ダムと、これの大本のサマルコと呼ばれる鉄鉱石鉱山は、イギリス-オーストラリア企業BHPとブラジル採掘大手ヴァーレが所有する同名の採掘企業に運営されている。

 2015年11月5日、鉱山の有毒廃棄物を堆積していたダムの倒壊で、4870万立方メートルの有毒ヘドロ放出で、19人が死亡し、長さ850キロのリオ・ドセの全流路に壊滅的打撃を与え、ダムから595キロ以上離れた大西洋地域に影響を与えた。

 広くブラジル最悪の環境災害と呼ばれたサマルコ大惨事は、川沿いの村に暮らしていた約140万人の人々を強制退去させた。4年後も衝撃的影響はまだ感じられるが、サマルコは、一軒たりとも再建していない。

 今年一月、もう一つの鉱滓ダムが、ブルマジーニョ町の近くで決壊した。それもミナスジェライス州のフンダン鉱滓ダム崩壊から、わずか120キロだ。今回、コレゴ・ド・フェイジャオン鉄鉱石鉱山とダムはヴァーレの単独所有だった。主に崩壊が起きた時に、ダム上流の社員易食堂にいた労働者約270人が死亡した。

 サマルコとブルマジーニョの両方で起きたことは悲劇ではなく、凶暴な採掘、共通の生態学的公益を搾取する植民地的、破壊的なやり方の結果だった。二つの事件で被害に会った共同体は深刻な痛手を受けた。彼らは公正、説明責任と賠償金を求めている。

 事業に開放

 10月、国連の拘束力ある協定に関する交渉のため、私はジュネーブに出かけた。この提案は、国際的な人権法の下で、各国政府に、多国籍企業の、世界中での暴走に対し、法的拘束力がある法規を制定させることを求めるものだ。

 ジュネーブの後、マリアナでのダム決壊から四年後、コミュニティーで起きていることを明らかにするため、ロンドンでのBHP年次総会に私は出席した。だが、この場所では、あらゆることが暴力的で、私が発言したような、被害を受けた人々が賠償金交渉過程や、決壊の環境影響に関する研究に完全に参加するなどの共同体の要求に異議を唱える準備を役員会は既にしていたのだ。

 ブラジルのヤイル・ボルソナーロ大統領は、企業自身が問題を解決すると信じており、修復の取り組みを監督する役割の政府大臣を置かず、代わりに、本当の影響力や権力のない人々を任命した。彼の政府は、あらゆる権力を企業に任せており、ブラジルでは、国はこのような事業に対して監督しないのだ。

 ブラジル・ダム崩壊:責任がある巨大民間企業ヴァーレは規則軽視の実績がある

 採掘主義モデル

 ブラジルは、山林伐採、農業関連産業や巨大ダムを含め、今別の形の採掘を推進している。農業関連産業と採鉱の猛烈な拡大に対して「アマゾンを開放する」ボルソナーロの目的は、山林伐採を招き、メガプロジェクトにエネルギーを供給するためにせき止められつつあるアマゾンの川に大きな悪影響を与えている。アマゾンで起きていることは、火災と生態系の破壊で、地域への大企業権力の到着に完全に結びついている。アマゾン資源の支配や他の形での横領ができるように、ボルソナーロ政権は現地で暮らす先住民の共同体を追放しようとしている。

 多数の異なる鉱物がブラジルで発見され、鉄鉱床や他の鉱物を利用するために新技術が開発された。それで企業は、鉱山を更に深く掘り、それは、より多くの有毒廃棄物をもたらし、鉱物を洗浄するための更に大量の水と採掘のための更なる肉体労働者が必要になる。採掘し、鉱滓をダムに堆積する、このモデルは、これまで何年もの間ブラジルで行われてきたが、もう多くの国では行われていない技術だ。それは大量のエネルギーと水消費に基づいており、社会指標の低い地域で行われている。

 皆にとってより安全にするには、地理的に、どこに鉱滓ダムの場を見つけるべきかを採掘企業は十分評価しないことが多い。その代わり、彼らは、より容易で、より安いダムを建設する。だがこうした選択肢は、ダムが決壊した場合、企業は地域の地震制御の研究を行わなっていないので安くない。サマルコは、不十分な排水設備と、鉱滓を堆積させたまま放置した失敗が、ダムを非常に不安定化し、わずか三つの小規模地震衝撃が崩壊を起こしたのだ。

 時限爆弾

 ボルソナーロ政権は、景気を刺激し国家規模を縮小するため環境法規を一層柔軟にした。この自由は、企業がいっそう容易に土地と労働者を利用し、彼らの利益率を引き上げることを可能にした。

 ブラジルでは、既に九つ以上の鉱滓ダムが崩壊した。2002年から、2年ごとに鉱滓ダムが崩壊している。それにもかかわらず、これら決壊を防ぐため危険管理を実行する当局者が僅かしかおらず、担当者がいても、公共の安全を増すことができる持続可能な技術に対する投資はほとんどない。これら汚染が大きい鉱滓ダムの全てが、危険なことに、人口の多い町の上にあるのだ。

 これらの犯罪により被害を受けている共同体にとって最も重要な要求は、司法制度の利用だ。企業と共同体の間には、権力の大きな非対称が存在している。二つ目は、国際的枠組み、あるいは人権の国際基準と一致する賠償金だ。

 私が働いている組織、ダム被害を受ける人々の運動(MAB)は、被害を受けた人々のため、立法の枠組みを変え、共同体の社会的発展や、権利行使のためのニーズを認識させるためのロビー運動をしている。こうした点は、巨大プロジェクト建設の前に認識される必要があるのだ。

 
(ヴァーレ社とBHPビリトン社が所有する)ダム決壊後、泥流で覆われたベント・ロドリゲス地方の町立学校校長エリエネ・アルメイダ。強制退去させられた村人を収容するブラジル、マリアナのホテルで子供を抱いている所を撮影。2015年11月9日。

 女性たちが取り組みを率いている

 我々MABは大いに女性と働いており、これらの場合、主な戦いは、人々が被害を受けていることを認知される必要があることで、女性たちの場合、彼女らの多くが非公式の仕事をしており、家父長制の支配下にいるために、それがいっそう難しいのだ。

 採掘企業と常に、家族の長、通常男性に賠償金を支払い、女性の財政的自立を制限している。同時に、女性は金銭賠償を越えた補償政策を見ている。彼女らは健康や汚染された水などの他の被害や、被害を受けた人々全員の福祉を保証するため、共同体がこれらの問題にどのように対処できるかを考えている。

 一般に、ブラジル社会は、女性のリーダーには反対だ。近年、最も攻撃を受けたMABの擁護者は女性だった。ダム惨事は、しばしば立ち退きや、生計手段の喪失や、土地収奪や、生態学的衝撃の後に、アルコール中毒や、薬物乱用や、家庭内暴力のより高い率を含め、社会的脆弱性を増すのだ。

 今年3月22日、世界水の日に、同志のディルマ・フェレイラ・シルバが、警察によれば、違法伐採に関与していた大土地所有者に殺された。彼女は何年も前に巨大ダムによる被害を受け、32,000人のブラジル人が強制退去させられたパラ州トゥクルイの地方の孤立した入植地に住んでいた。ディルマは彼女のコミュニティーの公共サービス利用を改善しようと戦っていた。

 我々は、人権と土地所有権擁護者を守り、世界中で繰り返され、最近では、10月19日、シベリアで金山の廃滓ダムが崩壊したが、サマルコやブルマジーニョ大惨事が決して再び起きるのを許さない拘束力がある法律を制定させなくてはならない。

*

 Tchenna Masoは共同体弁護士で、先住民共同体、アフリカ系ブラジル人共同体や農業労働者を含め、被害を受けた共同体で構成される、草の根のダム被害を受けた人々の運動(MAB)調整メンバー。

記事原文のurl:https://newint.org/features/2019/11/05/bolsanaro-brazil-dams-are-ticking-time-bombs

----------

 この話題、決して我々と無関係ではない。2011年3月11日の震災時、足尾の鉱滓堆積場の土砂が流出していた。下記は田中正造大学にあるスクラップ記事。田中正造が戦った鉱害、決して終わってはおらず、今も続いている。

 2011年3月11日の震災により再び源五郎沢堆積場の土砂が流出

 それ以前の大規模決壊に触れている『八ッ場あしたの会』の2017年11月12日記事、渡良瀬川鉱毒根絶同盟会、足尾銅山の「山元調査」の一部を引用させていただこう。今年も足尾銅山「山元調査」は行われているはずだ。「鉱滓ダムが、危険なことに、人口の多い町の上にある」画像も下記リンクでご覧いただける。

わが国の公害運動の原点となった足尾鉱毒の問題は終わっていません。
 1958年(昭和33)には足尾銅山の鉱滓堆積場が決壊して、群馬県毛里田村(現・太田市)を中心に大規模な鉱毒被害が発生しました。3年前にお亡くなりになった板橋明治さんを筆頭代理人とした被害農民達(太田市毛里田地区鉱毒根絶期成同盟会)971名は1972年、(株)古河鉱業(現・古河機械金属株式会社)を相手とし、総理府中央公害審査委員会に提訴。2年後の1974年、調停を成立させ、100年公害と言われたこの事件の加害責任を認めさせました。しかし、鉱滓堆積場の問題は今も続いています。
 板橋さんの遺志を受け継いだ渡良瀬川鉱毒根絶太田期成同盟会は、足尾の実地調査と古河機械金属への働きかけを続けています。

中略

鉱滓ダム「簀子橋堆積場」の写真や動画をこちらのページでご覧いただけます。
https://matome.naver.jp/odai/2139622934544934701
https://www.youtube.com/watch?v=xaCb9fLJseU

2019年10月19日 (土)

敵意から友好へ: ブラジル大統領はなぜ彼の攻撃的な反中国行動を変えたのか?

2019年10月8日火曜日
Multipolarity research centres所長 Paul Antonopoulos
Infobrics

 DW Brasilとのインタビューで、マルコス・カラムル前駐中国ブラジル大使は、中国がブラジルでのインフラ事業の可能性に大いに関心を持っていることを明らかにした。ブラジルのヤイル・ボルソナーロ大統領は、2018年の選挙運動中、中国に対し、当初敵意を示していたが、両国関係に関わる莫大な金額や、苦闘する中南米大国の経済に、このアジアの国が提供できる支援の可能性を考えれば、彼の意見は変化したように思われる。

 ボルソナーロは、アメリカ大統領をおおやけに称賛し、考え方や信念を共有していることで「熱帯のトランプ」として良く知られている。だから選挙運動で、彼が「中国はブラジルで買い付けをしているのではなく、ブラジルを買っている」と言ったのは驚くには当たらなかった。

 環球時報は「ボルソナーロ新政権が中国市場に見切りをつけるとは考えがたい」と推測した。中国に対し、もう一つ重大な敵対心を示したブラジル大統領に警告メモも残した。「大統領選挙運動中の彼の台湾訪問は、北京を怒らせた。もし就任後、彼が台湾に対して基本原則を無視し続ければ、その代償は相当大きなものとなろう。この中国の島は、ブラジルにとって何の利益ももたらさず、これにボルソナーロと彼のチームが気付かなければならない」。

 中国、北京外交学院のマルカス・ヴィニシスス・フレータス客員教授はこう説明する。「中国がブラジルを見るとき、彼らは実際これから全て整備する必要がある遊園地として見ています。」 彼の評価は、ブラジルが、より広範な中南米地域に対して持っている支配的な地位にもかかわらず、多くの部門が低開発のままのブラジルの巨大な開発、インフラ機会に言及しているのだ。「中国が、ブラジルにとっての選択肢メニューを持っているのは疑いようがありません」と、ブラジルにとって興味がある、道路、地下鉄、鉄道、高架橋、空港建設での中国技術を彼は引き合いに出した。

 アグリビジネスから産物にいたるまで、更なる機会があるが、中国資本にとって最も魅力的な部門は、インフラと大規模事業、特にガス、石油とブラジル経済にとって、持続可能な成長と重要な基盤を保証する再生可能エネルギーだ。

 だが、両国間の重要な経済的関係や、中国がブラジルに提供できる機会にもかかわらず、ボルソナーロが北京をいらだたせるのを止めることはなかった。だから、アメリカ大統領の中国との貿易戦争のさなか、ボルソナーロは、トランプのあらゆる要求を受け入れるはずだだと想定されよう。だが6月、ブラジルのアミルトン・モウロン副大統領は、ブラジルは、ファーウェイが、ブラジルで遠距離通信に5G装置を提供するのを禁止する計画はないと述べ、ボルソナーロが選挙運動中に言った、あることが、大統領となった後は違うのを示唆した。

 これはボルソナーロ政権が、当初予想されていたものと異なった道を進んでおり、ブラジル大統領が、彼を批判する人々が良く言っているような、アメリカの完全な傀儡ではないことを示唆するだろう。今年早々、トランプがホワイトハウスへのボルソナーロ訪問の際、彼にファーウェイは安全保障上の脅威だと言ったが、ブラジル副大統領は、ブラジルにはファーウェイを信用しない理由はなく、ブラジルはその継続的発展を進めるために中国の技術を必要とすることを強調した。

 トランプが始めた貿易戦争に対する解決を北京が要求する中、杨万明駐ブラジル中国大使は、取り引き相手をいじめ、圧力をかけて、世界経済全体に影響を与えたと言って、アメリカを非難した。彼はアメリカが、市場の信頼を損ない、世界景気後退のリスクを増し、ブラジルのような新興経済を危険にさらしたと主張している。

 このシナリオで、ブラジリアと北京が国際協力と多国主義を擁護するのは重要だ。中国GDPは、2019年第二四半期‘わずか’6.2%で、1992年からの記録上最低の経済成長だ。このいわゆる経済「減速」は欧米メディアを元気づける良い餌となった。

 結果的に、トランプは中国との関税戦争がうまくいっていると宣言し、彼の保護貿易政策が、アジア大国からの企業の大脱出をもたらしたと言った。だが、もし措置がそれほど成功していたら、トランプは、パートナーが中国と取り引きするのを脅迫し続けないはずだ。ボルソナーロ政権は、この状況において、アメリカを支持するのはブラジルの利益にならないと見たのだ。

 中南米問題、特にキューバとベネズエラに対して、ボルソナーロは、大いにトランプ擁護の姿勢を続けるだろうが、彼はこの国における、強力な福音主義キリスト教圧力団体の権益のために、イスラエルに関連するものや、他の国際問題にブラジルを巻き込むのをいやがっていることを行動で示している。

 実際、ブラジルは、二大国間で進行中の貿易戦争から利益を得ていると主張することが可能だ。中国はアメリカからの購入を止めた後、供給不足を満たすため、この南米の国を選び、ブラジル大豆を絶えず大量注文している。中国バイヤーは益々ブラジル大豆を求めている。

 北京とワシントン間の緊張が増大すると、中国はアメリカ大豆輸入を止め、ブラジルに変えた。今のところ、ブラジルは、中国の要求に対応することが可能だったが、その供給は不足しつつあり、北京はその需要を満たし損ねる危険がある。貿易戦争が、どんな終わり方をしようとも、中国が逆戻りして、アメリカを大豆の最大供給国にすることはありそうもなく、ブラジルがその立場を強固にする好機だ。

 突然のひらめきのせいか、それともブラジル国内の強力な農業や他の重要な顧問の圧力の結果なのかにかかわらず、ボルソナーロは彼の中国言説を確実に180度方向転換した。中国に対するボルソナーロの当初の敵意と、トランプに対する彼の鮮明な支持のおかげで、去年専門家たちに疑問視されていたBRICSにおけるブラジルの役割の点で、エルネスト・アラウージョ外務大臣は、この組織でのブラジル議長職を完全に受け入れた。動機の理由が何であれ、このアジアの国が、ブラジルの経済状態を劇的に改善することができるので、ボルソナーロが、彼の中国政策敵意から開放性と歓迎へと確実に変えたことを示している。

記事原文のurl:http://infobrics.org/post/29453/

----------

 台風による雨で引き起こされる深層崩壊をテーマにした『ハリケーン』を読んだ。ネット書店の書評、納得できない。

 植草一秀の『知られざる真実』 イージスアショアより堤防強化優先順位はるかに高い

 国民の疲弊などなんのその。結局、属国は宗主国のいいなり。民生より戦争。イランが配慮を感じるだろうか?オマーンはイギリス軍基地を擁している。関連記事を翻訳したことがある。他の湾岸諸国とは一味違うオマーン

ペルシャ湾外に自衛隊検討 政府、米とイラン双方に配慮か

 原発マフィアと軍産複合体マフィア、ダム・マフィア、ほとんど同類のようだ。

日刊IWJガイド・土曜版「<新記事紹介>【特別寄稿】台風19号で続出した堤防決壊の原因は!? 国交省が省益のためにダムを優先し、堤防強化を後回しにしたためという驚くべき真相!?」2019.10.18日号~No.2591号~(2019.10.18 8時00分)

 

2019年10月 4日 (金)

ジョシュア・ウォン、フアン・グアイド 新世代の親欧米「聖人」

2019年9月29日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 「親欧米派の英雄」と「聖人」の新世代は、明らかに世界を感動させ損ねている。フアン・グアイドとジョシュア・ウォンは、確実に、マザー・テレサがそうだったと同じぐらい右翼だが、それほど「本当らしくは見えない」。

 大昔、私はインド、カルカッタのマザー・テレサが活動していた場所に行った。カトリック教会と欧米宣伝機構によれば、彼女は貧しい人たちを助けていた。

 彼女を直接知っていた人々に尋ねると、彼女は短気で、意地悪で、執念深い人だったと言った。彼女を公然と批判すれば世界中で激しく激怒されるのだから、もちろん内密の発言だ。

 マザー・テレサ最大の批判者の一人は、率直に、公然と彼女について書いたイギリス系アメリカ人評論家クリストファー・エリック・ヒッチンスだった。

「これは、金持ちには贖宥状を売りながら、貧しい人たちには業火の苦しみと自制を説き聞かせた、中世教会の堕落を思い出させる。[マザー・テレサ]は貧しい人々の友人ではなかった。彼女は貧困の友人だった。彼女は苦しみは神からの贈り物だと言った。彼女は貧困に対する唯一の既知の治療法、女性の社会的地位の向上と、家畜のように強制的に子供生まされることからの解放に反対して人生を過ごした。」

 反共産主義で、強烈なセルビア嫌いのマザー・テレサは、この情報は魔法のように記録から消えているが、ベオグラードに爆弾を投下するようビル・クリントンに頼んだと言われている。

***

 欧米の宣伝機構は、常に「悪者」を産み出す。ソ連共産党、中国共産党、中南米の反帝国主義者、アフリカやアジアの独立志向の指導者や中東の愛国者。

 それは同時に「英雄」を作り出す。宗教的準聖人、「自由を愛する反体制派指導者」「国民に大切にされている慈悲深い君主」、親欧米派(それゆえ「民主的な」)大統領。

 全く驚異的なことに、これらの輝かしい人々全員、まさにロンドンやパリやワシントンが彼らに期待することを行い、言っている。彼らは欧米マスメディアや国民を感動させそこなうことは決してない。彼らはほとんどどんな大失敗もしない。まるで何か見えざる手が脚本を書いているかのようだ。

 何百人もそういう連中がいるが、最も目立つ連中は世界中で知られている。ごく一例を挙げよう。ダライ・ラマ、マザー・テレサ、ヴァーツラフ・ハヴェル、ヨハネ・パウロ2世、タイのプミポン国王。リストは延々続く。

 主要「聖人」のほとんど全員、欧米政権に作り出された冷戦戦士だった。全員が欧米帝国主義と新植民地主義に密接に結びついていた。全て簡単に暴露して、信用失墜させられるはずなのだが、またしても「驚異的に」なのだ。それは、現地の従僕や、欧米の主要宣伝屋との直接対決を意味するので、ほとんど誰もあえて、そうしない。

***

 今、新たなアイドルが登場しつつある。

 連中は前任者と同じぐらいうまく作られていない。過去の「聖人」は宣伝屋の傑作だった。彼らはイデオロギー的に、ほとんど「無敵」だった。

 新アイドルは、透けて見える安物の複製であることが多い。

 最新製品の二つが香港のジョシュア・ウォンとベネズエラのフアン・グアイドだ。二人とも若く、自己中心的で、攻撃的で、全く臆面もない。二人とも、最近は、一体何が「政権交代」と定義されるかという技術を、帝国に仕込まれている。

 一人は、欧米で「民主化運動の指導者」と描写され、もう一人は自称大統領だ。

 二人とも、大衆が信用できると思う場合に限って、信用できるのだ。もし大衆がそう思わなければ、連中の「論理」と狙いの誤りを見つけるのは容易だ。連中のプログラムと「プログラマー」を笑い飛ばすのは、実際簡単だ。

 香港「民主化運動指導者」ジョシュア・ウォンは、グローバル政治を何も理解しておらず、いかなる深遠な哲学的目標もない、明らかに欧米が植えつけた「自撮り世代」なのだ。九龍の私立キリスト教学校で教育を受けた福音主義狂信者の彼は「教会グループでの活動を通して、組織化と演説の技能を身につけた」。2014年、最初の「抗議行動」(雨傘運動)時、わずか17歳だった。だがこの若い混乱した子供はアメリカの反中国戦士レーダーに素早く拾い上げられ、2018年「政治改革をもたらし、中国・イギリス共同声明で香港に保証された自治と自由を守る平和的努力」に対しノーベル平和賞にノミネートされた。

 その時以来、もし実行されれば(まさに「一国二制度」の取り決めの下、いまだ適用されている古いイギリス法のおかげで、彼ら蹴落とすことができない)腐敗したターボ資本主義エリートによる支配の下、既に遥かに中国本土から遅れている都市香港の人々に、更に損害を与えるはずの奇異な政治概念を促進しながら、彼は中華人民共和国を中傷し、欧米の首都から首都へと渡り歩いている。

 「カラー革命家」ウォン(かつての彼の象徴は、実際は傘だった)は、2019年9月、ドイツの首都ベルリンで、信用を失った「ホワイト・ヘルメット」と一緒に写真に写っていた。欧米が(シリア内に)植えつけたもう一つのもの、ホワイト・ヘルメットの一団は、欧米の資金援助で、中東で活動しているジハード部隊と密接に協力している傭兵の一群とされている。ホワイト・ヘルメットも、ある時点で、ノーベル平和賞にノミネートされたことも触れる価値がある。

 それに加えて、ジョシュア・ウォンは、アメリカの香港領事館職員たちと一緒の写真も撮られていた。それは「抗議行動参加者」が、アメリカが彼らの都市を中国から「解放する」よう要求するデモを、このアメリカ在外公館にした後、暴れ回ったわずか数週間前のことだ。言うまでもなくこの行動によって、彼らは、事実上反逆罪を犯したのだ。

 ジョシュア・ウォンと、彼を奉じる黒マスク暴徒に、欧米マスコミが、どれほど支援し、称賛さえするかにかかわらず、大多数の香港の人々は、明らかに北京を支持しており、実際、公共財を破壊し、中国本土や、その国旗への敬意を表する人々を無差別に打ちすえる暴徒を恐れている。

 洗脳され、ひどく条件付けされたウォンは、独善と宗教的熱狂に近いものに酔いしれ、ベルリンで、こう宣言した。

「もし世界が新冷戦なのであれば、香港は新しいベルリンだ。」

 ドイツ滞在中、更に進んで、彼は「主席ではなく皇帝」だと言い、「自由世界」に「我々とともに、中国独裁政権に対抗する立場に立つ」よう促し、中国の習近平主席を侮辱した。しかも、中国が、破壊的で、反逆罪的な抗議行動参加者に対して、大きな抑制を、フランスや欧米の属国インドネシアよりずっと大きい抑制を示している中でだ。

 ウォンが率いる香港抗議行動参加者は、公共財を破壊し、中国人愛国者を打擲し、時折香港飲料水スプレーをかけられ、欧米メディアに殉教聖人として扱われているのだ!

***

 ベネズエラのフアン・グアイドは、自分が大統領だと宣言して初めて、ベネズエラ国民に知られるようになった。彼は誰にも選出されていない。彼は匿名の少数右翼エリート以外の、いかなる本格的な団体にも支持されていない。

 だが彼は、少なくとも、社会主義のニコラス・マドゥロ大統領を追い出し、誰か退行的で、大企業擁護派で、反逆罪的な独裁者を王座に据える決意が固い、アメリカやヨーロッパ幹部政治家の間では、欧米の新しい「聖人」となったのだ。

 大多数のベネズエラ国民にとって、グアイドが、どれほど滑稽に、大馬鹿のようにさえ見えようとも、状況が、いかに怪物のように、あらゆる国際法に違反しようとも、欧米(と、多くの中南米諸国の親欧米エリート)はグアイドを世界に強引に押しつけている。首都のカラカスでも、地方でも彼の子供じみた従順な微笑みが出没している。

 彼がコロンビア麻薬カルテルのボスと一緒に写真を撮っていたのを誰が気にかけよう。左翼政府に対する戦争を行う際には、常に中南米麻酔マフィアが欧米に利用されてきた。ニカラグアとコントラを想起願いたい。

 誰が、何億すでに承認された資金の他に、最近、グアイドが、政権転覆のため、新たに5200万ドル受け取ったことを誰が気にかけよう。最近の資金は「開発援助」の名目の下で、堂々と米国国際開発庁USAIDから来た。

 彼が社会主義と国際主義を憎む限り、彼は欧米の英雄で聖人なのだ!

***

 インターネット時代、追跡は容易ではないが、不可能とはほど遠い。

 今、欧米に作り出される「聖人」は、昔より遥かに高い精度で精査が可能だ。そうならない場合は、欧米大衆(と属国大衆)が関係したいと望まないからに過ぎない。

 ジョシュア・ウォンやフアン・グアイドを支持しているベルリンやパリやニューヨークの人々は、無知ゆえに支持しているわけではない。一部の人はそうかも知れないが、大部分は確実にそうではない。彼らは中国に対する民族的優越感から、愛国的な中南米の社会主義に対する悪意から支持しているのだ。以上、終わりだ。議論では彼らの心を変えるよう説得できまい。彼らは彼らに合わない議論には耳をふさぐ。彼らは知りたいと望んでいない。彼らは現状を欲しているのだ。

 中国がどのように進歩しているのか、国民生活をどれだけ改善しているのか連中は気にしない。連中は「民主主義」が、いくつかの欧米の複数政党政治茶番ではなく、国民による支配を意味するものであるのを気にしない。連中は異なる文化に敬意を持たない。

 大陸中いたる所で勝利しているベネズエラ風社会主義は、連中の利益にはならない。

 北京に救われる腐敗しつつある香港は、彼らの最悪のイデオロギー的悪夢だ。

 だから、ある意味、逆説的に、ジョシュア・ウォンは正しい。香港は新冷戦のベルリンになりつつある。だが北京やモスクワのおかげでではなく、彼の様な反逆罪幹部のおかげで。

 世界のあらゆる場所で欧米に作り出された「聖人」は、その国々と人類に大きな損害を与えている。

 今日に至るまで、彼らは依然そうしている。

 だが彼らがどこにいようとも、我々は彼らを暴露する。

 ウォンよ、あなたは、自分の国がアメリカに攻撃され、爆弾を投下されるのを望んでいる。あなたは、自分の都市が、イギリスに再び支配されるのを望んでいる。あなたは外国の敵対的権力から命令を受けている。あなたは中国と欧米を対立に向かって押しやっている。あなたの手は血にまみれており、あなたは阻止されるべきなのだ。活動中のあなた方の連中を私は見た! 私は、視覚的にも、文章でも、あなたの破壊行為を記録した。

 フアン・グアイドよ、あなたは自分の美しい国を、数十年も数世紀も植民地化し、略奪してきた政権に売っているのだ。あなたには羞恥心が全く残っていないだけではない。あなたは自分の国の人々と南米大陸の両方を裏切っているのだ!

 私は、聖人には常にうさんくさいものを見いだす。

 だが、新しい、オーダーメードの偽聖人は、並外れて最悪だ!

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者で調査ジャーナリスト。彼は Vltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China and Ecological Civilizationを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2019/09/29/juan-guaido-joshua-wong-new-generation-of-pro-western-saints/

----------
 覆面法が話題。ベネズエラ、香港、偽聖人は、「反体制側」で、体制を乗っ取ろうと活動している。が、足元をみれば、偽聖人連中が、ずらり権力の座にならんでいる恐ろしさ。「私の国では、長く続いた経済の不調が国民の関心を内に向かせた時期は、過去のものとなりました」これがこの夢の国のトップ。いつものごとく正気とは思われない。

 〇〇よ、あなたは、自分の国が大国に攻撃され、爆弾を投下されるのを望んでいる。あなたは、自分の都市が、宗主国に再び支配されるのを望んでいる。あなたは外国の敵対的権力から命令を受けている。あなたは中国と欧米を対立に向かって押しやっている。あなたの手は血にまみれており、あなたは阻止されるべきなのだ。活動中のあなた方の連中を私は見た! 私は、視覚的にも、文章でも、あなたの破壊行為を記録した。

 〇〇よ、あなたは自分の美しい国を、数十年も数世紀も植民地化し、略奪してきた政権に売っているのだ。あなたには羞恥心が全く残っていないだけではない。あなたは自分の国の人々とアジア諸国の両方を裏切っているのだ!

 大本営広報部は、自由自在に隣国政権を批判できる。元大使なる人物の破廉恥さ。見ている方が恥ずかしくなる。もちろん最近、昼の痴呆番組、一切見ていないので、最近の言動は全くしらない。

 『新聞記者』は素晴らしい映画だが、韓国のドキュメンタリー『共犯者たち』は必見。元大使の言説とは逆に、日本は韓国より周回遅れであることが良くわかる。

 時代劇の「お主も悪よのう。」のお代官様と越後屋、現代も実話。死人にくちなしの深い闇。

 孫崎享氏の今日のメルマガ題名は

転載:原発マネー還流発覚で関電崩壊、原発消滅カウントダウン始まる(ダイヤモンド編集部 堀内 亮:記者)関電再稼働にまい進、4基で再稼働。関電から原発関連工事会社、原発関連工事会社→森山氏→関電へと、いわゆる“原発マネー”が還流していた可能性

 宗主国の中距離弾道ミサイルを進んで受け入れて、醜の御楯と出で立つポーランドなどの国々、驚いてみていたが、ひとごとではない。ロシアや中国を宗主国の標的にしながらそれで、領土交渉ができるはずなどないのは、××でもわかるだろうに。本音は、領土など口実、自爆が目的だろうとしか思えない。

日刊IWJガイド「 米国が日本に新型中距離弾道ミサイルを大量配備!? 日本列島は米中露の核の戦場にされる!? 岩上安身は2010年から元外務省国際情報局長・孫崎享氏と共に『オフショア・バランシング』の問題点を指摘!! ついに現実に!?」2019.10.4日号~No.2577号~(2019.10.4 8時00分)

2019年8月29日 (木)

ベネズエラ反政府派のボスと同盟者は誰だろう?

クロドバルド・エルナンデス
2019年8月27日
オリノコ・トリビューン

 ベネズエラ反政府派のボスと同盟者は世界の誰だろう? それは非常に示唆に富む情報なので、我々は頻繁に繰り返してこの質問をするべきだ。政治では、格言が言う通り、人はつきあう仲間によってわかる。

 政敵と支援者を詳細に識別することが不可欠なので、チャベス主義者はこの質問をするべきだ。だが彼らの多くが、善意から、自分の死刑執行人を支持していることがあり得るので、反政府派自身によっても問われるべきだ。双方にうんざりしていて、政治に無関心とされる無党派の人々も、この質問をすべきだ。2019年のベネズエラのように状況がこれほど深刻な状態では、これを避ける手はない。

 ではボスから始めよう。多分これはパンフレットの文句のように聞こえるだろうが、これは観察可能な事実だ。ベネズエラの反政府派は、アメリカ共和党中の急進右翼に率いられており、これは些細なことではない。政治的に言って、ドナルド・トランプと彼の仲間は超保守派で、白人至上主義で、言葉の厳密な意味での帝国主義者だ。経済的観点からは、彼らは大企業の道具だ。最近財政的にも、文化的にもメディアとつながっている軍産複合体の。

 このような政治エリートが、ベネズエラ現地の同じような連中や、彼らのようになることを望む連中から称賛と服従で見られるのは理解できる。これはベネズエラの伝統的極右指導部が、彼らを正当な基準点として使用している理由だ。まさにアメリカが作ったイデオロギー学校で仕込まれた集団が、それほど公然と手先として、アメリカ支配エリートの現地代理人役を果たすことで、自分の正当性が認められると感じるのも理解可能だ。

 中産階級部門が、それほどやみくもに、このような取りまき連中(その中には、エリオット・エイブラムスやジョン・ボルトンやマイク・ポンペオのような大量殺人者や精神病質者がいる)が民主主義と人権の見本と見なせると信じることも理解可能かもしれない。 資本主義が長年、容赦ない文化的、教育的、メディア覇権を築いたので、それは理解可能かもしれない。近頃資本主義は、そこでも、その考えを強いるため、ソーシャル・メディアを支配している。トランプがアメリカ大統領で、ヤイル・ボルソナーロがブラジル大統領であるという事実が、このようなサイバー・プロジェクトの明確な証拠だ。

 本当に現状を解析して、一体何が危機にあるかを知りたいと望むベネズエラ人は、トランプと彼の一団は一体誰かを、ほんの少し研究してから、以下を自問できる。彼らのような連中が我々の権利を気に掛けるだろうか? 彼の国と南の隣国間に壁を建設したいと望む男、親を子供たちから切り離して、刑務所の檻に入れる男が、自分たちの裏庭と見ている場所で暮らしている、これほど人種的に入り混ざった熱帯の人々を彼が心配していると信じるべき理由などあるだろうか?

 彼らの同盟者に移ろう。コロンビアには、麻薬取り引きと民兵組織に深くはまり込んでいて、最近署名された協定を撤回し、社会指導者を殺害しながら、自分たちが実際にしている全ての罪を、常にベネズエラ政府のせいにして非難し、国境の向こう側を指し示す支配階級がいる。コロンビアでベネズエラの反政府派の友人たちと会った後、彼らがベネズエラの本当の友人だと思うベネズエラ人全員、彼らの支持を表明するという瞬間には、少なくとも注意深くあるべきだ。

 他の国境を見ると、ほかならぬボルソナーロ政権がある。これは、比較すれば、トランプさえ穏健に思われるような恐竜だ。この政府は余りに反動的で、女性家族人権相臣は、肌着をつけないから、貧しい少女たちがレイプされると言う。ここでご自身の結論を出して頂きたいが、この連中がベネズエラ反政府派の友人たちであることを想起願いたい。

 我々は国毎に分析できるが、手短にするため、最近8月11日に行われた大統領予備選挙の結果にさらされたアルゼンチンを見るべく、痛ましいリマ・グループは丸ごとスキップしよう。

 この南の国の場合、国民に社会主義、あるいは少なくとも、多少社会主義的な政府を放棄するよう説得しようとしてグローバル覇権主義資本主義がした偽りの約束について振り返るだけで十分だ。彼らは魅力的な約束をしておいて、どのようにやるべきか知っている唯一のことをする結果になった。既に金持ちの連中を更に金持ちにし、既に排除されている多数の人々を一層多く排除したのだ。

 前の新自由主義政府が彼らを沈めた水面の上に頭を出すのをキルチネル政権が助けたアルゼンチン中産階級は、資本主義市場の見えざる手と、あらゆる社会部門に達するとされる富の物語を信じて罠にはまった。今彼らはトランプ(金持ち家族出身の大物)や他の連中に酷似していて、我々の反政府派のもう一人友人であるこのマクリに歴史的戦利品を与えるのをいとわないように思える。皆で注目しよう。

記事原文のurl:https://orinocotribune.com/who-are-the-bosses-and-allies-of-the-venezuelan-opposition

----------

 読者の方にご教示頂いて、ブログ『世に倦む日日』で興味深い記事を拝読した。

 浅井基文の反論と論破 - これぞ日本の国際政治学の知性と良識

 早速、浅井基文氏ご本人のブログも拝読してみたが、どれが出典記事か良くわからない。

 浅井氏のお説はもっともだが、ブログ筆者のご提案には同意できない。「あとは、浅井基文にテレビに出る努力をてもらいたい。単にHPの発信で満足するのではなく、SNSで拡散して積極的なエバンジェリズムに出て欲しい」というのだが。

 「テレビに出る努力をしてもらいたい」といっても、まともな人々を皆放逐し、太鼓持ちしか出さないのは共犯者テレビの側だ。浅井基文氏には何の落ち度もない。浅井基文氏に限らず、小生が尊敬している方々の大半、決してテレビに呼ばれない。たとえば常連としてテレビ番組に出演していた岩上安身氏、番組でTPPに触れた日に即降板するよう言われたのだ。韓国とは違い、日本のマスコミ、実態は政府広報機関、韓国映画『共犯者』そのものである点こそご指摘頂きたいもの。

 孫崎享氏の今日のメルマガ題名

韓国外交院外交安保研究所ジャパンセンターで提言。安倍首相は1965年協定を引用し、「請求権問題が完全かつ最終的に解決」と主張。だが村山談話「戦後処理問題に誠実に対応」。これ踏まえ将来の肯定的発展の為「日韓の新たな未来を構築の為の行動宣言」作成を提言

 孫崎享氏講演を聞かれるとは、韓国の方々は懐が深い!

 「厚生労働政務官を辞任」だけでなく、是非「文部大臣を辞任」も。

日刊IWJガイド「口利き疑惑の上野宏史衆議院議員が厚生労働政務官を辞任! 任命責任は安倍総理! 動機は自民党の公認を確実にするため!」2019.8.29日号~No.2541号~(2019.8.29 8時00分)

2019年8月 1日 (木)

人類に対するブラジルの大規模犯罪

2019年7月29日
Paul Craig Roberts

 ワシントンに据えられた不正なブラジル政府はアマゾン熱帯雨林を破壊することに決めた。大きな二酸化炭素吸収源を絶滅することで、地球気候に悪い影響を与えるだろう。

 雨林消滅の受益者は、ブラジルのヤイル・ボルソナーロ大統領のお友達である材木伐採業者とリカルド・サレ環境大臣と農業ロビイスト、テレサ・クリスティーナ・デイヤスだ。

 人は、炭素の増加と炭素排出の影響が地球の温度を上昇させて、地球を安定させる独特な生態学的環境を破壊するよりも、気候より多くの注意深い、責任がある政策をもたらすだろうと思ったかもしれない。アマゾンの熱帯雨林が破壊されるには、材木伐採業者の利益を最大にする以外、どのような理由もない。これは野放図な国際ギャング資本主義活動だ。ひと握りのギャングの財産獲得のために、ほかの全員にとっての惑星を破壊するのだ。

 デイヤスが地球温暖化現象を「国際マルクス主義者の陰謀だ」と捨て去る政府に知性は期待できない。炭素エネルギー圧力団体が支援する反地球温暖化現象シンクタンクのため、デイヤスはおうむ返しをしているように聞こえる。その長期費用にもかかわらず、短期利益を制限する何であれ、ペテンや共産主義者陰謀として捨て去られるのだ。

 ルーラ・ドゥ・シルバ大統領と、後継者ジルマ・ルセフは、悪徳資本家ではなく、広範囲な国民の利益のために、ブラジルを運営しようと試みた。野放図な資本主義は、より広範な社会と環境に大規模な外部費用を転嫁することで、少数の人々が短期的に、大きな利益をつかむのを許す搾取機構だ。ルーラとルセフの責任ある政策は、ワシントンでブラジルの悪徳成金と、連中の支援者を激怒させた。資本主義者に支配される報道機関を使って、ブラジルのギャング資本主義者はルーラとルセフを悪者にした。彼らは資金洗浄と「収賄罪」のかどで非難された。最も不正な政治分子が、彼らを濡れ衣ではめたのだ。ルーラは投獄され、ルセフは弾劾され、国を、ワシントンと不正なブラジルの資本主義者に戻して、大統領の座を解任された。愚かなブラジル国民はこれを受け入れた。ばか者は彼らの敵を信じたのだ。

 現在、雨林は毎分、フットボール競技場三つの速度で壊滅されている。雨林は既にその樹木の17パーセントを失った。山林伐採が20から25パーセントに達すると、雨林はサバンナに変わり、炭素を吸収する能力を失うと科学者が報告している。だがブラジル国立アマゾン研究所が表明している雨林環境に依存する多くの種と一緒に雨林が破滅する懸念は、ボルソナーロと彼の友人にとって利益が一時的に上昇することほど重要ではないのだ。

 ワシントンに支援された、ひと握りのブラジル資本主義ギャングが責任を負っている政策は大規模な影響をもたらし、彼ら以外の人類に膨大なコストを課すだろう。更に多くのメタン放出や、氷の融解、上昇し、更に酸性化する大洋、干ばつ、水分供給障害、一層激しい嵐など全てが食糧生産に影響を与える。種の絶滅率は増加する。外部費用は多く、大規模だ。アマゾン熱帯雨林略奪から得られる資本主義者の利益に対し、ひと握りのブラジル政治ギャングにより、他の世界全体に課される外部費用は、10億倍を超えるだろう。

 今ブラジルで起きているのは、人類に対する大規模犯罪だ。非常に大規模な犯罪なので、地球上の国々は団結して、不正ギャングのブラジル政府に最後通牒を与えるべきだ。アマゾンの熱帯雨林の山林伐採を止めるか、侵略され、人類に対する犯罪で裁判にかけられるべきだ。地球を住めなくすること以上の大きな罪はない。世界的な気候と地球の生活を守ること以上に、戦争を正当化するものはない。

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

 ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2019/07/29/brazils-massive-crime-against-humanity/

----------

 マツコ・デラックスさんに、座布団十枚。

マツコ、“NHKから国民を守る党”にコメント「この目的のためだけに税金払われたら、受信料もそうだけどそっちのほうが迷惑」

 郵便局が保険を“押し売り”!?という不祥事、大本営広報部は原因逸らしにおおわらわ。根源は郵政民営化だろう。

 責任者は、オトモダチ作戦に参加して放射能を浴びたアメリカ兵士の支援活動やら原発廃止運動ではなく、郵政民営化の被害を受けた日本国民に、自らの罪を詫びて、民営化廃止運動を始めるべきだろう。
 政商納言は、巨大人材派遣会社で儲けたり、大学で講義をしたりするのではなく、自らの罪を償うべきだろう。もちろん、この二人が反省などするわけなどないが。

 大本営広報部の洗脳電気板は、アニメ会社の事件はおっても、吉本問題や、郵便局問題の根源は追求しない。吉本問題「モリ、カケ、ヨシモト」級大事件だろう。

 ところで、ネットで、保険問題の本質をついた記事を拝読した。

 郵便局員を「かんぽ乗り換え」の不正に走らせた2つの国策

 奇跡の経済教室【戦略編】を読んだ。「レント・シーキング活動の疑い」という項目で、128ページには、パソナ・グループ会長、東洋大教授の話題も書かれている。

 MMTはよく分からないが、お説ごもっとも。「全国民が読んだら歴史が変わる」とうたっている。その通りと思うのだが、全国民が読むことはないだろうから、歴史は変わらないという悲しい結論を考えてしまう。それではいけない。「おわりに」にある通り、間違っていた平成の構造改革は、止めたり逆行させたりするしかないだろう。今日は、臨時国会召集。

日刊IWJガイド「本日、臨時国会召集!自民党・萩生田光一幹事長が暗躍! 国民民主党の一部議員が改憲勢力へ鞍替えすることを期待!? 『国民民主 参院、維新と会派構想』は日経の捏造記事!? 」 2019.8.1日号~No.2513号~(2019.8.1 8時00分)

2019年7月19日 (金)

ロシアゲート2.0へと変わりつつあるブラジルゲート

2019年6月21日
写真:Wikimedia
ペペ・エスコバール

 それはハッキングではなく漏洩だった。そうなのだ。インターセプトが公開した形勢を一変させる一連の衝撃的ニュース、ブラジルゲートは、熱帯のロシアゲートに変わるかもしれない。

 インターセプトに内部告発した人物、匿名情報提供者が、多少常識があるブラジル人なら誰でも既に知っていることを、とうとう詳細に明らかにしたのだ。司法/法律を攻撃に悪用する機構のによる、一方的なカーウォッシュ(洗車作戦)汚職調査が、実際は、四つの目的を実現するための大規模茶番で、犯罪的な詐欺だったことを。

  • 2016年、ジルマ・ルセフ大統領弾劾と、エリートに操作された傀儡副大統領ミシェル・テメルを大統領につける条件とを作り出す。
  • 次の大統領選挙で地滑り的に勝つはずのルーラ前大統領の2018年投獄を正当化する。
  • スティーブ・バノンの手先(バノンは彼を「キャプテン」と呼ぶ)ジャイール・ホルソナロを通して、ブラジル極右の勃興を促進する。
  • 元裁判官セルヒオ・モロを、スパイ活動に厳しく、市民的自由は軽視する一種のブラジル版愛国法を制定できる極端な法務大臣に就任させる。

 連邦公共省の13人のタスク・フォースを率いるデウタン・ダラグノル検察官と共に、モロは法律を攻撃に悪用する詐欺自警団の星なのだ。フェイク・ニュースの沼であえぐ極端に集中したブラジル主流メディアは、過去4年にわたり、この二人をキャプテン・マーベル級の国民的英雄として称賛してきた。思い上がりが、とうとう沼にはまったのだ。

ブラジルの お仲間連中

 インターセプトはスノーデンのものより大きな掘りだし物だといわれる、あらゆるファイル、チャット、音声、映像と写真を公開すると約束している。これまで公開されたものが、モロ/ ダラグノルは協力している戦略2人組で、モロはボス中のボスと裁判官と陪審と死刑執行人をひとまとめにした人物であることを明らかにしており、一連の証拠捏造にみちている。これは、それ自体がルーラの起訴やその後の有罪判決を含め、彼が関係した、真面目な法廷では決して採用されるはずがない「証拠」に基づいていたカーウォッシュ(洗車作戦)汚職調査事件を全て無効にするのに十分だ。

 NSAが巨大エネルギー企業ペトロブラスやルセフのスマートフォンの秘密捜査を開始して以来、ウィキリークスは初めからそれを明らかにしていた。同時に、無数の国や個人が、アメリカ司法省が持っていると称する治外法権のおかげで、司法省が、どのようにでも、誰でも、何としても、どこでも追跡するのを可能にするかを知ったのだ。流血場面の詳しい描写があるドラマ、ツイン・ピークスの原則「フクロウは見た目と違う」はブラジルゲートにも、ぴったりあてはまるように思われる。なぜならカーウォッシュ(洗車作戦)汚職調査の起源には他ならぬアメリカ政府(USG)がからんでいるのだから。しかもルーラが何年にもわたり、あらゆるインタビューで強調していた通り、アメリカ司法省だけではないのだ。作戦は闇の国家による最悪のものだった。

 それは一度も反汚職ではなかったのだ。それどころか、これは地政学、地政経済的領域で、全面的に干渉するアメリカの「正義」だ。最近で最も派手なものはファーウェイだ。

 それでも、マフィアのモロ/ ダラグノルの(ぺンタゴン用語を使えば)「有害な行動」は、BRICSメンバーで、南の発展途上諸国のリーダーでもある強力な新興国の経済を破壊する上で倒錯した新たなレベルに達した。

 カーウォッシュ(洗車作戦)汚職調査は、ブラジルのエネルギー生産チェーンを破壊し、市場価格以下の売却を実現した。21世紀最大の石油発見である、大量の高価なプレソルト石油埋蔵だ。

 カーウォッシュ(洗車作戦)汚職調査は、エンジニアリングや土木建設や航空産業で(ボーイングによるエンブラエル買収のように)ブラジルのチャンピオン企業を破滅させた。カーウォッシュ(洗車作戦)汚職調査は、「青いアマゾン」の防衛に不可欠な原子力潜水艦の建設のような重要な国家安全保障プロジェクトを致命的に損なった。

 外交評議会と同様、「外国投資家」は言うまでもなく、ホルソナロが2017年の昔に訪問したアメリカ評議会にとって、ネオリベのシカゴ・ボーイ、パウロ・グエデスを財務大臣につけるのが夢だった。グエデスは公表を前提に、ブラジルのすべてを事実上売り物にすることを約束していた。これまでのところ彼の仕事は紛れもない失敗だ。

いかに犬を振り回すか

 マフィア・メンバーのモロ/ ダラグノルは、ボブ・ディランの歌詞を引用すれば、両者とも忘れられている「やつらのゲームの歩」に過ぎなかったのだ。

 ルーラはブラジルや南の発展途上諸国にとって鍵となる問題は主権だと繰り返し強調した。ホルソナロの下、ブラジルは、バナナ新植民地の地位におとしめられた。たくさんのバナナがある。一流ポータルのBrasil247編集者レオナルド・アットゥチは「ルーラを破滅させるのが狙いだったが、破壊されたのは国だった。」と言っている。

 アメリカ政府の中心部で全く禁句BRICSは、そのうちの「B」を失った。北京とモスクワは、ブラジルを大事にしているかもしれず、「RIC」を復活させるため最善を尽くしてはいるものの、ワシントンの不明瞭なインド洋-太平洋戦略支援役を演じるのではなく、ユーラシア統合が行くべき方向であるのを示そうとして、プーチンと習がインドのモディ首相に差し当たり言っているのは「RC」戦略的提携だ。

 そこで我々は、ブラジルゲート問題の核心に辿り着く。予測可能な将来、アメリカとロシア-中国間の無制限の対立という地政学チェス盤上で起きるあらゆることを左右するマスター戦略上の言説上でブラジルは皆が欲しがる玉なのだ。

 既にオバマ時代、アメリカの闇の国家は、内側からBRICSを損なうための戦略上の「弱い」ノードがブラジルなのを見いだしていた。そして、そう。またしても石油だ。

 ブラジルのプレソルト石油埋蔵量は驚異的な30兆ドル程度の価値があるかもしれない。要点は、アメリカ政府が分け前を欲しているだけではないことだ。要点は、ブラジル石油の大部分を支配することが、強力な農業関連産業権益に対する干渉に、どう結びついているかだ。闇の国家にとって、ブラジル石油の農業関連産業に向かう流れの支配は、中国に対する封じ込め/影響力に等しいのだ。

 アメリカとブラジルとアルゼンチンは合計すると世界の大豆の82パーセントを生産する。中国は大豆を切望している。大豆はロシアやイランから来ず、一方両国は中国に十分な石油と天然ガスを供給するかもしれない(例えば、シベリアの力(Power of Siberia)1と2を参照のこと)。イランは結局ユーラシア統合の中心の一つだ。ロシアは最終的に大豆輸出大国になるかもしれないが、それには約10年かかるかもしれない。

 スティーブ・バノンが何を怒鳴りたてようとも、ブラジル軍は、アメリカより大きなブラジル最大の貿易相手国中国との密接な関係が不可欠なことを知っている。けれどもロシアは全く別の話だ。アミウトン・モウロン副大統領は、習近平と会った最近の北京訪問で、国防総省プレスリリースを読むような口振りで、ロシアは「世界中でハイブリッド戦争」をしかける「有害な当事者」だとブラジル・メディアに述べた。

 だからアメリカ闇の国家は少なくとも最終目的の一部は達成しているのかもしれない。分割して統治せよ戦略でロシア-中国戦略的提携を分裂させるのにブラジルを使うのに。

 ことは一層きわどくなる。リークウォッシュに仕立て直されたカーウォッシュ(洗車作戦)汚職調査は大規模影絵芝居だ。2人のアメリカの手先が尻尾を演じ、尻尾が犬を振り回す作戦として解読することが可能だ。

 モロは、FBI、CIA、アメリカ司法省や闇の国家お墨つきの手先だ。彼の超ボスは究極的にはロバート・マラー(だからロシアゲート)だろう。それでもチーム・トランプにとって、彼は容易に使い捨て可能だ。たとえ彼がバノンの手先ホルソナロの下で働くキャプテン・ジャスティスであろうとも。もし彼が権力を失えば、モロはアメリカ在住やアメリカの大学での講演が完備したゴールデン・パラシュートを保証されるはずだ。

 インターセプトのグリーンワールドは、あらゆる左翼から、皮肉やら、皮肉なしで、ある種アメリカ/ブラジルのシモン・ボリバル強化版として称賛されている。だがここには重大な問題がある。インターセプトは情報戦争で筋金入りの練達の師ピエール・オミダイアが所有しているのだ。

誰のハイブリッド戦争か?

 今後の重要な疑問は、この叙事詩的泥沼で、ブラジル軍が一体何をたくらんでいるのかと、ワシントンの「分割して統治戦略」に、彼らがどこまで従属させられるかだ。

 それはブラジルで頭字語GSIとして知られている全能を有する「安全保障室」を中心に動く。GSIの連中は全員ワシントンと意見一致だ。「共産主義」ルーラ/ ディルマ支配の後、この連中は、アメリカと全く同様、全面的政治支配を監督し、今ブラジルの闇の国家を強化している。

 インターセプトの衝撃的ニュースのわずか数日前、6月初旬に密かに発令された命令によって、GSIは、外交政策と防衛と諜報機関全体を支配している。キャプテン・マーベルのモロさえGSIに服従している。モロは彼らに、例えば、アメリカ司法省や、アメリカ闇の国家と論じる全てを承認してもらわなければならないのだ。

 非常に情報に通じたブラジル人対話者である、軍がどのように考えるか詳細に知っている人類学者ピエロ・レイルネルや、スイスを本拠とする国際弁護士で国連顧問のロムルス・マヤと私が論じたように、アメリカの闇の国家は、自身を、ブラジル軍の保証人と、ブラジル軍の直接上昇を生み出すメカニズムとして位置づけているように見える。基本的に、中国だけとの貿易関係と、ロシアを孤立化することで、いつでも振り子を振れるのだ。

 結局、実際、アメリカ政府が、全ての中南米諸国の軍隊やブラジル軍に期待している唯一の実際的役割は「麻薬撲滅運動」での突撃隊だ。

 まだ、決定的証拠はない。だが、極めて洗練された完全支配心理作戦、ハイブリッド戦争の進歩した段階の一環としてのリークウォッシュ・シナリオが深刻に考慮されなくてはならない。

 例えば、強力な極右軍事部門とグロボ・メディア帝国は、インターセプトの衝撃的なニュースが「ロシアの陰謀」だと、突然歪曲報道を始めた。

 大半が事実上、アメリカ海軍大学校から直接コピー、ペーストした内容をたっぷり掲載している主要軍事シンクタンクのウェブサイトを読めば、彼らが、ブラジルに対するロシア-中国ハイブリッド戦争を、どれほど熱烈に信じているかに驚かされる。その戦争の橋頭堡は、左翼まるごとや、ベネズエラのボリバル主義者や、コロンビア革命軍FARC、ヒズボラ、女性同性愛者、男性同性愛者、両性愛者、性同一性障害を含む性別越境者、原住民などのありとあらゆる「反国家分子」だというのだ。

 リークウォッシュ後、モロとダラグノルの電話をハッキングしたことに対し、フェイク・ニュースの一斉電撃攻撃が、Telegram app(「彼らは悪のロシア人だ!」)のせいにし、Telegramは即刻、公式にその誤りを暴いた。

 すると、ジルマ・ルセフ元大統領と、現在の労働者党党首グレイシ・ホフマンがリークウォッシュの衝撃的なニュースのわずか5日前にモスクワを「秘密」訪問をしていたことが表面化した。私は、議会訪問と、クレムリンにとって、ブラジルが、少なくとも差し当たりは、優先事項ではないという事実を確認した。優先事項はユーラシア統合だ。それ自体が、ブラジル極右が、その後で、彼の邪悪なハッカーを放ったプーチンに、ディルマが助けを求めたという歪曲報道の誤りの暴露になるはずだ。

 カーウォッシュ(洗車作戦)の二期目たるリークウォッシュは、ネットフリックスとHBOのパターンに倣うのかもしれない。番組「True Detective」の三期目は本当に大当たりだったのを想起願いたい。ブラジル軍が、アメリカの闇の国家による全面的支援を得て、左翼を永久に違法にし、ホルソナロ一派と、動物以下の集団的知性を排除すべく、沈黙のクーデターを計画するため、リークウォッシュと「ロシア」ハイブリッド戦争の組み合わせを手段として利用しているのを示唆している証拠の断片を、マハーシャラ・アリに匹敵する追跡者が、かぎつける必要があるのかもしれない。連中は道化のような仲裁人無しの、全面的支配を欲している。彼らは手に負えないことをするつもりなのだろうか?

 ベテランのブラジル人ジャーナリスト、ペペ・エスコバールは香港を本拠とするAsia Times特派員。最新著書は「2030」フェースブックで彼をフォローする。

記事原文のurl:https://consortiumnews.com/2019/06/20/pepe-escobar-brazilgate-is-turning-into-russiagate-2-0/

----------

 『私の闇の奥』で「ブラジルの政治的大地震、ルーラとボルソナール」という記事を拝読したが、大本営広報部による呆導は目にしていない。不都合な真実は報じないのだろうか。

 Democracy Now!は、この話題で、グレン・グリーンウォルドにインタビューしている。対話内容は英語のまま。

殺害脅迫を受けながらもグレン・グリーンウォルドがブラジルにおける大規模な汚職スキャンダルの暴露について発言

 有り難いことに、『私の闇の奥』で藤永茂氏が「ブラジルの政治的大地震、モロの大芝居」として、このDemocracy Now トランスクリプト前半を訳しておられる。

 上西充子教授の『呪いの言葉の解きかた』をよみ終えた。「ごはん論法」という言葉を発案・命名された方の本だ。安冨歩教授の『原発危機と「東大話法」』『生きる技法』を思い出しながら拝読した。

 巻末に「呪いの言葉の解きかた文例集」がある。

 政治をめぐる呪いの言葉

 デモに行くなんてよっぽど暇なんですね。

 に対しては、

 よっぽどデモをして欲しくないんですね。
 デモの効力をしっているのですね。

 が載っている。

 今、読んでいるのは、植草一秀氏の『25%の人が政治を私物化する国』。大本営広報部の麻酔呆導とは全く違う実態が描かれている。

 32ページの一節を拝読しながら、異様な放火事件を思った。

 選挙が近づくと、資産家殺人事件など、大きく報道する必要のない話題に関する情報が延々と報じられる。ワイドショーは誰かに指図されたかのように各局横並びで、政治以外の問題に報道時間を充当する。この行動の背後には、一般市民はできるだけ選挙に行かないでくれ、という利権勢力の強い願いがある。

 こうした本をよむ人やIWJ読者の数が多ければ、世の中良い方向に変わるだろう。

日刊IWJガイド「札幌市で街頭演説を行った安倍晋三総理にヤジや抗議の声を上げた聴衆が、北海道警に取り押さえられる事態が発生! IWJの直接取材に応じた上脇博之・神戸学院大学教授は、『選挙の自由妨害罪には該当しないと解釈すべき』『基本的人権を侵害している』と批判!」 2019.7.19日号~No.2500号~(2019.7.19 8時00分)

 

 

2019年5月19日 (日)

中国の中米戦略の正念場

アンドリュー・コリプコ
2019年5月6日
Eurasia Future


 エルサルバドルとパナマの次期大統領が、中華人民共和国に対し、前任者より厳しい姿勢をとることを誓い、新冷戦における自国の戦略上の立場を最大にしようと、アメリカを中国と競争させる狙いで、アメリカと接触する用意があるように見える最近の選挙による中米の二つの政権交代は、中国の地域戦略にとって重大な課題になっている。

「逆南シナ海」戦略

 最近の二つの選挙による地域における政権交代は、地域に対し広範囲に及ぶ戦略上の影響を与えるように思われ、突如、中米は、アメリカ・中国新冷戦で、宣言されていない戦場となった。エルサルバドルとパナマで当選した大統領は、意外にも台北ではなく北京を認めると宣言した前任者よりも、中華人民共和国に対する厳しい姿勢をとると公約しており、次期サルバドール大統領は、3月、アメリカ訪問中に中国を厳しく非難し、一方パナマの新大統領は、アメリカがこの地域でより良い関係を培わないなら、アジアのライバルに負ける危険を冒さなくてならないと述べたばかりだ。両国は、北京がパナマとエルサルバドルが中華人民共和国承認を決めた後、ワシントンの弱点地域に静かに入り込み、アメリカにとって地域を「逆南シナ海」に変えるという中国の中米大戦略上で重要な役割を演じている。

パナマ + エルサルバドル = 親中国の中米

 もしそれが実際に建設されれば、それ以降、パナマ運河が中国にとって冗長になるはずの計画中の両洋鉄道(TORR)が、南米の地政学に革命を起こし、南の地峡部の両国は、アメリカ東海岸、カリブ地域とブラジルへの中国の輸出を、他のものでは置き換えられないほど容易にする。加えて、パナマは中国の一帯一路構想(BRI)に参加し、いつの日か、北方遙かメキシコにまでつながる「中米のシルクロード」になり得るコスタリカ国境と接続する高速鉄道の受け入れ国となる予定だ。エルサルバドルは、移民を生み出す北の三角形という戦略上の位置が、中国がアメリカの国家安全保障を傷つけるため、そこで「大量移民という武器」を利用するというアメリカの恐れ(根拠のあるなしにかかわらず)のため、極めて小さい国に似合わない大きな重要性を持っている。両国はともに、中国の地域戦略にとって不可欠な要素なのだ。

「要塞アメリカ」

 半球(「要塞アメリカ」)でのアメリカ覇権支配継続作戦は、資源に富んだ戦略上重要な南米において、最も多くの成功を見たが、トランプがこの地域に対するアメリカによる支配を強化しようと努めるにつれ、とうとう中米にも広がり始めている。去年末、ボルトン国家安全保障担当補佐官が宣言した、いわゆる「暴政のトロイカ」は、極めて重要なことに、中央、地域のど真ん中に位置するニカラグアを含んでおり、一方、パナマ地峡の「両脇をはさむ」エルサルバドルとパナマでは、最近行われた選挙で政権交代は、中国の影響力を締め出すことを狙ったアメリカの中米における圧力戦略を完成させる。前述の二国のいずれかが北京承認を再考するかどうかを言うには余りにも早いが、彼らが新冷戦における戦略的立場を最大にしようと努めるにつれ、彼らは中国をワシントンと競争させようとする可能性が最も高い。

「バランスをとる」

 サルバドール、パナマ、いずれの次期大統領も、(中国との新たな提携を初めて以来、悪化したことをほのめかしている)汚職と戦い、国民に本物の配当を与えるという公約で当選したのだから、少なくとも国民に見返りとして、目に見える何かを得られない限り、旧冷戦時代風のアメリカの手下であることに満足していないように見える。従って、彼らの「兄貴分」に過度に依存するのを避けるべく、中国との結びつきを完全には切断せずに、より多くのアメリカ援助や、代替プロジェクトと引き換えに、中国とのシルクロード協力を縮小するだろうことは予測可能だ。これは中国にとって若干の挫折ということになり得るが、重要なのは、アメリカは費用負担を、おそらく増加するだろうが、中国の影響力の完全な消滅はもたらすまいことだ。

人心掌握

 今中国は、中米で、ふんばり所で、中国がこうした困難な条件の下で、アメリカと競争しようと思うなら、中国は関与戦略を強化する必要があると言っても決して誇張ではない。もし中国が、これらの国々の新大統領「就任祝い」として、先手を打って、一部のシルクロード事業の再交渉を始めれば、これら次期大統領の北京に対する非友好的な言説に影響を受けそうな国民衆の間で、中国の立場が良くなるはずなので、中国にとって有利だろう。加えて、奨学金や支援のような社会-人道プロジェクトを発表すれば、中華人民共和国と組めば、低金利融資だけでなく、より多くの恩恵や大規模インフラ計画がついてくることを示せるはずだ。もし中国が中米で影響力を維持するつもりなら、今回、両国民がアメリカのために投票し、アメリカが今後数年間そこで儲けるだろう利益の一部を打ち消すため、次の選挙で、人々が、中国が意図した候補者に投票するよう、中国は「人心掌握」に取り組まなくてはならない。

お断り: 筆者は、本人の個人的見解以外の、誰の、あるいはいかなる組織も代表しない、個人的な資格で本記事を書いている。筆者の書いている、いかなることも、編集部見解や、他のいかなるメディアや、組織の公式の立場と同一視されぬよう。

記事原文のurl:https://eurasiafuture.com/2019/05/06/its-crunch-time-for-chinas-central-american-strategy/

----------

 「先ほどトランプ大統領に電話で会談しましたが、すべて一致しました」という人気芸人のセリフが受けているらしい。

 属国には、代行はあっても、決して外交はない。

 今日の孫崎享氏のメルマガ題名

トランプは大統領選で、アメリカ・ファースト、自動車産業は生き残るとして、自動車と関連のウィスコンシン、ミシガン、オハイオ、ペンシルベニア州で勝利。大統領選勝利に必要な過半数270中の約四分の一。次期大統領選狙うトランプに対日強硬策は必須。

 理不尽な無理難題を言われた後の答えはもちろん常に決まっている。
 「先ほどトランプ大統領に電話で会談しましたが、すべて一致しました」

日刊IWJガイド・日曜版「『IWJファンドレイジングシンポジウム・2019 改憲か否か!? 運命の夏』を6月30日に開催予定! ぜひご参加ください!」 2019.5.19日号~No.2439号~(2019.5.19 8時00分)

 

2019年5月 3日 (金)

中米に対する中国の新たな注力に不満なワシントン

2019年4月24日
F. William Engdahl
New Eastern Outlook

 これまでのところ不成功の、ベネズエラで政権転覆をするためのトランプ政権による支援では、マドゥロ政権に対する中国の巨大な金融プレゼンスに標的を定めていることが明確になっているが、キューバ海域における石油での中国の大成功という最近のニュースは、明らかに、地政学的緊張を高めるだろう。しかもそれは、ベネズエラとガイアナとブラジルだけが関係しているわけではない。

 4月16日の中国国営通信社新華社報道によれば、中国の主要国有石油会社、中国石油天然気集団CNPCは、子会社のGreat Wall Drillingを通し、国有石油企業キューバ石油会社(CUPET)とのジョイント・ベンチャーで、キューバ沖の石油探査を始めた。Great Wall Drillingは、2005年からキューバで石油探査に従事していたが、これは今日までで最も有望な結果だ。中国石油天然気集団の先進的掘削技術が、初めてキューバ沖での本格的な石油の可能性を開いた。

 ワシントンが、ベネズエラの石油収益と同様、キューバにベネズエラの低コストの石油を与える合意を制裁目標としている中での、ニュースだ。制裁にもかかわらず、キューバに石油を供給することをマドゥロ政権が強く主張し続ける中、明らかに供給の安全性はより危険になり、供給は減っている。

 4月21日、アメリカのジョン・ボルトン国家安全保障担当補佐官が、ワシントンは、共産主義政権に差し押さえられた不動産を使用する外国人を、アメリカ裁判所に告訴するのを可能にする、これまで使われていなかった法律を使うつもりだと発表した。それがどれほど激しくキューバに影響するか明確ではないが、キューバ投資考えている外国企業を明らかにくじくだろう。

 キューバは何千人というキューバ人医師や医療関係者と同様、ベネズエラでマドゥロ大統領を支持するため、大規模な軍事援助を提供していること良く知られている。それほどよく知られておらず、おそらくボルトン宣言の背後にある、語られていない動機は、両国における中国の存在だ。

 キューバにおける中国のプレゼンス

 キューバ経済への中国融資の詳細は、国家機密で、公表されていない。だが明らかに、冷戦中、フィデル・カストロ時代、ソ連の親密な友好同盟国となり、当時、中国との関係が悪化していたこのカリブの島で、北京は静かに、そのプレゼンスを増していた。ソ連崩壊以来、再びキューバにおけるプレゼンスを増しているノリリスク・ニッケル社のようなロシア企業によるいくつかの試みにもかかわらず、金融上の制限が、いかなる強力な新しいロシアのプレゼンスも妨げていた。

 中国はこのようなどの問題もないように思われ、キューバの自由化された経済で、多くの重要分野に投資している。キューバ貿易自由化以来、過去2年にわたり、中国は100両の機関車や、宇通客車のバス、中国重汽のトラック、YTOのトラクター、吉利汽車の車、ハイアールの家電をキューバに売っている。

 ファーウェイはインターネット・ホットスポットをキューバで構築しており、今日まで結果は出ていないが、ソ連により未完成のままになっているラス・カマリアカス・ニッケル加工工場での中国-キューバ・ジョイント・ベンチャーに対する6億ドルの中国投資の話し合いが進行中だ。キューバには世界で三番目に大きいニッケル埋蔵量がある。2017年、1億2000万ドルの中国の開発融資で資金調達して、ハイアールが、キューバで、ラップトップとタブレット年産能力120,000台のコンピュータ組立工場と、サンティアゴ・ド・キューバ・コンテナ・ターミナルを開設した。

 現在キューバが中国の米を大量に輸入し、何千という中国観光客や、毎年キューバに推定20億ドルをもたらすビジネスがあり、北京は、キューバの最大貿易相手国で、ハバナの最大債権者だ。中国が黒字の貿易不均衡の中、砂糖とニッケルは、中国に出荷される二つの主要キューバ産物だ。

 もし今中国が、本格的なキューバの沖合石油資源を開発すれば、中国のプレゼンスは飛躍的に増大し、軍事や、医学や、他の支援のための物々交換支払いとしての、キューバへのベネズエラ石油の減少は緩和されるだろう。今まで、ロシアのロスネフチが、キューバのために石油輸入ギャップを埋めてきた。

 中国のカリブ?

 中国は、ベネズエラに対しても、主要外国債権者としてしっかり確立しており、一部の推計では、負債は、610億ドルにものぼる。ベネズエラ石油は、明らかに関係の核心にあるが、中国企業は、ベネズエラで未開発の金やコルタン資源の採掘を期待している兆しがある。ワシントンがグアイド支持を宣言して以来、中国は、現地政治には決して関与しないと主張している国に似合わず、マドゥロ擁護で、いつになく率直だった。

 ベネズエラに対する中国投資の詳細は十分明らかではないが、中国は同様、2018年から、小さな元イギリス植民地が、中国の新経済シルクロードと呼ばれる一帯一路構想に公式に参加すのを歓迎して、隣接するガイアナでも、プレゼンスを確立している。それは、2013年に初めて、カザフスタンで習近平主席が明らかした、インド洋から大西洋まで、コンテナ深水港と高速鉄道の二重のネットワークで、全ユーラシアを結びつけることを提案した大本の北京のインフラ計画から、これは本当にはるか遠い。中国の一帯一路構想BRIはそれが展開するにつれ、明らかにグローバルな視点を発展させており、これは明らかにワシントンの一部の連中を不安にし始めている。

 ガイアナでは、中国企業と中国の資金で、北ブラジルのマナウスから、ガイアナまで、ブラジルに、遥かに効率的なパナマ運河へのアクセスを可能にし、出荷経路を何千マイルも短縮する道路網を構築している。膨大な未利用の鉱物資源で、ベネズエラと国境を接するブラジル・アマゾン地域への中国道路に結びつけるため、中国が、ガイアナの北海岸で深水港を建設する協議が、同様に進行中だと報じられている。ガイアナの人々は、道路と港は、ガイアナよりも中国に、遥かに役立つと言っている。いずれにせよ、それはアマゾンから、パナマ運河を通り、中国までの効率的な船舶輸送を可能にするだろう。

 そしてパナマ…

 キューバ、ベネズエラとガイアナにおける、静かながら拡大する中国の経済的存在感に、戦略上重要なパナマ運河における北京の最近の行動を加えれば、ベネズエラとキューバにおける開発に関するワシントンの増大する警戒感の一部の説明になる。

 2016年に中国の嵐橋集団(Landbridge Group)は、世界中で最重要な商品流通センターの一つに対する中国企業の直接アクセスを可能にする、運河の大西洋側最大の港、コロン自由貿易地帯のパナマのマルガリータ島港を買収した。これは、今日世界最大のインフラとエンジニアリング企業である国有企業の中国交通建設を使って、大きく拡大した。

 既に1997年、中国の和記黄埔有限公司、ハチソン・ワンポアが50年契約でバルボアとクリストーバルのアメリカが建設した港町の支配を獲得していた。現在、ハチソン・ワンポアは中国人億万長者李嘉誠の長江工業有限公司が所有している。

 2017年、パナマは台湾とワシントンに衝撃を与えて、北京を選んで、それまでの台湾承認を撤回した。今年の4月初旬、パナマのフアン・カルロス・バレラ大統領は、公式に中国の一帯一路構想参加を論議するため中国を訪問した。2018年12月、中国の習近平は同様にパナマに公式訪問をした。北京はパナマを優先順リストの上位にした。運河を通過する中国商品は、量の上で、アメリカについで、二位だ。

 マルガリータ島港のような肝要なパナマ・コンテナ港の中国所有に加えて、中国は一帯一路の旗印の下、パナマシティーからコスタリカ国境まで、41億ドルで、390キロ2の高速鉄道路線建設を提案している。

 これらの関係が発達するにつれ、メキシコのアンドレス・マニュエル・ロペス・オブラドール大統領は、一帯一路への参加を考えていると述べた。

 この戦略的環境の中、19世紀のモンロー主義、言説の事実上の脱け殻に訴えて、なぜワシントンがその裏庭、中米でいっそう強く反応し始めているかいっそう明確になる。絶望的に不足しているのは、昔の砲艦外交からはっきり離脱して、中南米全体の国々が、重要なインフラを開発するのを助ける手段を提供するワシントンによる一連の積極的な経済構想だ。もしそれが始まっていたなら、地域の雰囲気は、ワシントンとの協力にずっと友好的になれたはずだ。

 F. William Engdahlは戦略リスク・コンサルタント、講師。プリンストン大学の政治学位を持つ石油と地政学のベストセラー作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2019/04/24/washington-not-happy-about-new-china-focus-on-central-america/

----------

 行楽日和だが、物見遊山はせず、デパートの物産展を覗き、『ぼんくら』と『にっぽん縦断 こころ旅』を見ている。呆導番組は、税金で害遊する国民代表が出てくるので、見ることができない。東京新聞とIWJは拝読している。

日刊IWJガイド「本日5月3日は憲法記念日!/令和の始まりとともに、自民党が怪しげな広報戦略『#自民党2019』プロジェクトを開始! 衆参ダブル選と緊急事態条項を含む改憲発議に向けた政治宣伝か!?」 2019.5.3日号~No.2423号~(2019.5.3 8時00分)

 

2019年4月21日 (日)

メキシコからスペインとバチカンへ。あなた方の罪を謝罪せよ

2019年3月31日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

ローマ法王

 数年前、我々が共著『チョムスキーが語る戦争のからくり: ヒロシマからドローン兵器の時代まで』に取り組んでいた時に、有名な言語学者で思索家のノーム・チョムスキーが単刀直入に私に聞いた。

「ヨーロッパ人の大半が、彼らの国々が全世界に対して犯した罪について本当に知らないことがあり得ると君は思うか?」

 「彼らは知らない。彼らは知りたくない。彼らは決して知らないでいようとしている」と私は答えた。

 ヨーロッパと北アメリカが、ジョージ・オーウェルが「アンパーソン」と呼んだ何億人もの死体の上に作り上げられたのは確立した証明されている事実だ。だがどういうわけか、それは今我々が欧米と呼ぶ場所で暮らす白色人種のみならず、中南米からアフリカやアジアに至るまで「征服された」世界の多くの地域の人々の潜在意識にも決して入らなかった。

 ケンブリッジやオックスフォードやソルボンヌ大学のような組織で取り上げられる際は、過去の恐怖は衝撃を吸収する学術用語で慎重に和らげられる。あるいはヨーロッパのパブでは軽視されるか、大歓声やらジョッキをカチンと合わせ、はねつけられさえする。

 「上流社会」では、直接言及されることはない。

 それにも拘わらず、この話題は、ひどい世界史にだけ関係するわけではない。

 今世界中で、我々が経験している全てが、ある程度この過去と関係があるのだ。戦争から天然資源の略奪まで。恥知らずな「政権転覆」から、ロシア、中国とイランに対する欧米の大胆不敵な挑発まで。

 人々が読むものや、考え方さえ、植民地政策、ホロコーストや奴隷制度が起源だ。

 この話題への言及して多くの勇敢な男性や女性の人生が犠牲になった。植民地政策を非難したパトリス・ルムンバはイギリスとアメリカに、はばかるところなく殺された。スカルノ大統領は打倒され、死ぬまで軟禁状態におかれた。他の多くの人々もそうだった。

 植民地主義と、欧米の王や軍隊や宗教や普通の市民が行った人類に対する犯罪を非難するのは危険な行為で、しばしば死によって「罰せられる」。

 それでも罪が実に怪物のようだったため、偉大で勇敢な人々が頻繁に立ち上がり、ヨーロッパや、アメリカや南米や他の国々のヨーロッパ系エリートを批判し続けている。

*

 最近メキシコの左翼的大統領アンドレス・マニュエル・ロペス・オブラドール(AMLO)もそうして、スペイン王フェリペ6世とフランシスコ法王に「メキシコ征服中に行われた虐待」の謝罪を求める書簡を書いた。彼はタバスコ州の古代ピラミッド前で宣言した。

「殺害や負担強制があった。いわゆる征服は剣と十字架で行われた。」

 オブラドール大統領は国内と国外で、文字通り嵐を引き起こした。メキシコ知識人や学者や有名人や普通の人々の間で激しい国家的議論が勃発した。

 ペドロ・サンチェスのスペイン政権は書簡を「断固」拒絶した。明らかに今どきの「ヨーロッパ社会主義者」は国際主義者の戦いとはほとんど無関係のようだ。

 スペイン右翼は更に激しい悪意で語っている。ニューヨーク・タイムズによればこうだ。

「来月の総選挙に先立つ選挙運動で、保守的な国民党の党首パブロ・カサドはメキシコの要求をスペイン人に対する侮辱だと述べた。スペインは逆に「誇りを持って」メキシコにおける歴史的な役割「偉大な国がしたやり方、他の人々の発見に貢献したことを祝うべきだと彼は述べた。」

 もちろん、侮辱だが、そううなると予測できたものだ。

 「我々は残ったものを保存し、新しい文化を作ったが、大量虐殺があったことは認知されなければならない」とメキシコ国立自治大学の学者ジョン・アッカーマンは言う。

 「それは不相応ではない」とヘスス・ラミレス大統領報道官、がメキシコの新聞ラ・ラソンに述べた。「彼ら(スペイン)は、1492年のユダヤ人追放に対して許しを乞うた、ドイツは、ホロコーストに対して、同じことをした。」

 スペインは公式の謝罪をするつもりがないことを明確に示し、即座に、コロンビアなどの、欧米の揺るぎない支持者、大勢の親欧米派(で欧米から金をもらっている)知識人が救いの手を差し伸べた。

 スペインが、征服の際、現在のメキシコ領で、スペイン自身よりずっと進んだ文明を享受していた何百万という原住民を殺したにもかかわらず。無数の強姦、無制限な略奪、拷問や宗教的頑迷による出来事があったにもかかわらず、マドリッドには何の反省の色もないように見える。

 優越という根深い固定観念は、またして、明らかにヨーロッパ人の行動様式を支配している。スペインの回答は全体的に、大げさで横柄で冷淡だ。

 スペイン政権の品のなさや横柄さは、新しい何か意外なこととして見られるべきではない。これは、インドやパキスタンやアフリカのどこかの国が大量虐殺や奴隷貿易や無理やり引き起こした飢饉に対して責任を問うて訴訟を起こそうとする時のイギリスの答え方だ。これはアフリカやアジアやカリブ海で、人類に対する犯罪の罪で、フランスが告発される時の行動の仕方だ。あるいは、国王レオポルド2世統治の間に、現在のコンゴでの少なくとも900万人の死に対して責任があると言われる時の、ベルギー。あるいは、それが現在のナミビア領に対して犯したホロコーストに対しての、ドイツ。ヨーロッパ諸国による犯罪リストは果てし無く、知られてもおらず、延々と続く。

 スペインは例外ではない。ただ過去に、途方もなく大きい、飲み込むことができないほどのパイをつかんだのだ。それが。王国はあまりにも奇異で、奇怪なほど狂信的で、原始的で、余りに宗教的で貪欲だった。スペインは植民地を本当にうまく支配できず、人々にキリスト教を強制し、略奪し、殺しながら、ある時点で、スペイン「遠征」に「投資して」いただけの他のヨーロッパ諸国に、その「利益」を取られていたのだ。

 メキシコは、特にスペイン征服でひどく苦しんだが、それだけではなかった。フランスやアメリカや他の国々にも血を流させられた。だがスペインが攻撃を始めたのだから、論理的に、スペインは大いに謝る最初の国であるべきなのだ。

*

 スペインの皆がAMLOの要求に「憤慨している」わけではない。一部の人々は過去は葬られるべきではなく、実際に極めて今日的な意味を帯びていることを認めている。

 「ロペス・オブラドールは品位ある大統領だ。彼が征服中の残虐な行為のかどで、王に謝罪を要求するのはと正しい」とスペインの政党ポデモスのイオネ・ベララ議員が主張した。

 AMLOは、人口がスペインの約3倍、今地球上で最も人口ちゅう密なスペイン語国を支配している。彼の言葉は重要だ。メキシコの立場は重要だ。それは、マドリッドやバチカンやブリュッセルが、無視するわけにはゆかないのだ。

 メキシコは極めて複雑な分裂した国だ。以前植民地化されたほとんど全ての国と同様に。ヨーロッパのエリートが、メキシコやインドや他の何十もの国々に移住した。彼らが直接、永久に移住しなかったインドネシアやマレーシアでは、地元の人が厳選され、外国で「教養を身につけ」て、欧米、特にヨーロッパに仕えるように国に戻された。

*

 プエブラ市に近い大学町チョルラで、スペイン人は(容量上)世界最大のトラチウアルテペトルのピラミッド頂上に彼らの教会を押しつけた。それは悪びれることなく、まだそこにい座っている。ピラミッド上の教会。地方自治体は、存在を誇りにさえ思って「主要観光地」として売り込んでいる。いつの日か、ユネスコが文化的破壊行為の象徴として「人類の記憶」リストに載せるよう願っている。

 私は、学芸員の一人、エリカ女史に、この狂気について尋ねた。AMLOが大統領として宣誓する前、わずか数週間のことだった。彼女は根気よく説明してくれた。

「過去の野蛮については話さないよう私達はきつく指示されています。自国の歴史に対するメキシコの態度は本当に支離滅裂です。一方では我々はフランスに、次にアメリカによって略奪され、強姦され、スペインの入植者に虐待されたのを知っています。けれども我々学者や教師や学芸員は文字通り、それを無視するよう「前向きになるよう」我々にされたことや我々が受け継いだことの「良いものを探す」よう命じられています。」

 最近この全てが変化しつつある。今は需要に応えて、話をしたり、過去を思い出したりすることは可能だ。

 インドや中東やアフリカで、人々は、メキシコでの展開をじっと見守っている。

 彼らはヨーロッパや北アメリカの状況も研究している。欧米の両地域は、何百もの謝罪期限が切れているのだ。率直に言って、彼らは何億という人間を殺したかどで、そして複数の大陸全体を破壊したかどで、何百兆ドルも世界に借りがあるのだ。

*

 フランシスコ法王は、スペイン政権よりずっと前向きな可能性がある。

 「このローマ法王は、カトリック教徒や、キリスト教徒全般にとっての、新しい初まりになり得る」と有名な左翼神学者で哲学者のジョン・カブが最近私に言った。

 2015年、ボリビアで、既にフランシスコ法王は、罪の許しを請うよう言われて、農民やごみ収集人や先住民に語った。

「私は遺憾に思い、申し上げる。神の名において、アメリカ先住民に対し、多くの重大な罪が行われた。教会そのものの犯罪のためのみならず、いわゆるアメリカ征服の間に、先住民族に対して行われた犯罪について、私は謙虚に許しを請う。」

 アルゼンチン人のフランシスコ法王は、隠れ社会主義者だと多くの人が確信している。AMLOはスペイン政府からではなく、彼から謝罪を受け取るかもしれない。

 だが議論は続いている。 国全体が、その過去を議論している。

 ブエノスアイレスからメキシコシティーまで9時間30分の長いアエロメヒコ便機内で、このエッセイを書きながら、私は乗組員の半分を討論に巻き込むのに成功した。

 私のエッセイの一部を読んだ後「これは私には何の関係もない」と年配のスチュワードが宣言した。

 「だが私は私の国の過去を知りたいと願う」と若いスチュワーデスが抗議した。「それはすべて我々の現在と未来に関係しています。」

 「AMLOはメキシコのために戦っている!」というのが一般的な意見だった。

 彼は戦っている。欧米帝国は抵抗している。だが正義のためのイデオロギーの戦いは進む。

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者で調査ジャーナリスト。彼は Vltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China and Ecological Civilizationを含め、多くの本を書ている作家。オンライン誌 「New Eastern Outlook」独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2019/03/31/mexico-to-spain-and-vatican-apologize-for-your-crimes/

---------

 歴史的な犯罪ということで、映画『主戦場』を思い出す。今、シアター・イメージフォーラムで上映中。必見。日系アメリカ人監督による初めての映画だという。映画の終わりに監督は語る。「憲法を破壊すれば、私達の国、アメリカが行う戦争に日本も加わることになるのです。」

日刊IWJガイド・日曜版「本日21日は衆院大阪12区・沖縄3区補選の投開票日!『日本の歴史を分ける重大な戦い』につながる大事な選挙です! ぜひ、有権者は投票をお願いします!」 2019.4.21日号~No.2411号~(2019.4.21 8時00分)

 

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

911事件関連 Andre Vltchek Caitlin Johnstone Eric Zuesse Finian Cunningham GMO・遺伝子組み換え生物 ISISなるもの James Petras John Pilger Mahdi Darius Nazemroaya Mike Whitney Moon of Alabama NATO NGO Pepe Escobar Peter Koenig Prof Michel Chossudovsky Saker Stephen Lendman Thierry Meyssan Tony Cartalucci TPP・TTIP・TiSA・FTA・ACTA Wayne Madsen WikiLeaks William Engdahl wsws アフガニスタン・パキスタン アメリカ アメリカ軍・基地 イスラエル イラク イラン インターネット インド ウォール街占拠運動 オバマ大統領 オーウェル カジノ カナダ カラー革命・アラブの春 ギリシャ クリス・ヘッジズ サウジアラビア・湾岸諸国 シェール・ガス・石油 シリア ジーン・シャープ ソマリア ソロス チベット チュニジア・エジプト・リビア・アルジェリア テロと報道されているものごと トヨタ問題 トランプ大統領 トルコ ノーベル平和賞 パソコン関係 ヒラリー・クリントン ベネズエラ ホンジュラス・クーデター ボリビア ポール・クレイグ・ロバーツ マスコミ ユダヤ・イスラム・キリスト教 ロシア 中南米 中国 中央アジア 二大政党という虚構・選挙制度 伝染病という便利な話題 北朝鮮・韓国 地球温暖化詐欺 地震・津波・原発・核 宗教 憲法・安保・地位協定 授権法・国防権限法・緊急事態条項 文化・芸術 新冷戦 新自由主義 日本版NSC・秘密保護法・集団的自衛権・戦争法案・共謀罪 旧ユーゴスラビア 映画 書籍・雑誌 東ヨーロッパ・バルト諸国 東南アジア 民営化 無人殺戮機 田中正造 英語教育 読書 通貨 選挙投票用装置 難民危機 麻薬 麻薬とされるマリファナについて

お勧め

  • IWJ
    岩上安身責任編集 – IWJ Independent Web Journal

カテゴリー

ブックマーク

最近のトラックバック

無料ブログはココログ