中南米

2022年7月 8日 (金)

メキシコ大統領「自由の女神を取り壊す」と誓う

2022年7月5日
RT

 アンドレス・マニュエル・ロペス・オブラドールは、ジュリアン・アサンジに対する告訴を取り下げるようアメリカに圧力をかけると述べた。

 メキシコ大統領「自由の女神を取り壊すと誓う」

 メキシコのアンドレス・マニュエル・ロペス・オブラドール大統領は、ワシントンが禁固刑175年の可能性に直面するウィキリークスの共同創設者ジュリアン・アサンジに対する告訴取り下げを拒否するなら、アメリカの自由の象徴は意味を失いかねないと言う。

 月曜「もし彼らが彼をアメリカに連れて行き、彼が最高刑で刑務所で死ぬよう宣告されたら、我々は自由の女神を取り壊すキャンペーンを始めなければならない」とロペス・オブラドールは記者会見で述べた。「ワシントンがアサンジに有罪を宜告すれば、世界的に有名なニューヨーク港の記念碑は「もはや自由の象徴ではないことを裏付ける」と続けた。

さらに読む
メキシコはバイデンにアサンジを解放するよう要求する-大統領

 彼の発言は、ジャーナリスト保護の失敗とされることで、メキシコ政府を糾弾するワシントン・ポストとNGO国境なき記者団が週末に発表した批判の後になされた。この記者支援団体は、今年これまでに、メキシコで殺害された12人のジャーナリストの大半が彼らの仕事のため殺されたと強く主張し、メキシコ政府に「メディア要員を保護することに対し、機構を徹底的に見直す」よう求めた。

 だが彼のイニシャルAMLOで広く知られる大統領は、この報告を「メキシコ政府に対する中傷工作だ」と切って捨てた。

 メキシコ大統領は、この組織の創設者に敵対する前は、ウィキリークスが入手し、発表したアフガニスタンとイラクでのアメリカ戦争犯罪に関する情報を発表した報道機関を、偽善として、厳しく批判した。

 「この情報が発表された時、様々なメディアが[その公表に]参加した。彼らは、それが人権擁護への、表現の自由への貢献で、一つのことを言いながら、違う行動をする、二重語法、嘘を続けないと考えたから全情報を発表するのに同意したのだ」と彼は言った。

 先月ロペス・オブラドールは、アメリカのジョー・バイデン大統領との次の会談時に、アサンジに対する告訴を取り下げる主題を切り出すと記者団に語っていた。ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領と、キューバのミゲル・ディアス=カネル大統領と、ニカラグアのダニエル・オルテガ大統領排除の抗議で出席を拒否し、バイデンの米州サミット招待を辞退した後、彼は、アメリカ大統領と話をするよう求められていた。

 ウィキリークス発行人の弁護士は、アメリカへの彼の引き渡しに反対するため、先週、二件新たな上訴をした。彼は2010年に軍のアナリスト、ブラッドリー(今はチェルシー)マニングから極秘軍文書を受け取ることから生じた、機密資料入手と公表で、防諜法違反と、共謀で18の罪状に直面している。このアサンジに対する訴訟で、鍵となる証人の一人が、ウィキリークス共同創設者に対し、証言の重要な部分をでっち上げたと認めているにもかかわらず。

 さらに読む:ジュリアン・アサンジはアメリカへの引き渡しに対して上訴-WSJ

 アサンジは事実上、2012年、それ以来却下された疑わしい性的暴行罪に直面するスウェーデンへの引き渡しを避けようとして、ロンドンのエクアドル大使館に亡命を求めて以来軟禁されている。キトーは2019年に彼の亡命を無効にし、イギリス警察は彼を大使館から最高警備のベルマーシュ刑務所に移し、健康と精神状態が報道によれば急速に悪化する状態で、彼はそこに留まっている。

 ロペス・オブラドールは、アサンジに政治亡命を提供する考えを数回持ち出しているが、これまでのところ明示的な申し出はしていない。

 皆様はソーシャル・メディアでこの記事を共有できます。

記事原文のurl:https://www.rt.com/news/558433-amlo-backs-assange-liberty-biden/

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 耕助のブログ Pepe Escobar記事翻訳

No. 1496 ブリキのカーテンの向こう側

 植草一秀の『知られざる真実』

最善の安全保障政策

 日刊IWJガイド

「本日午後6時半から『岩上安身による元外務省情報局長・孫崎享氏インタビュー 第2弾』を生配信します!」

選挙直前! 岸田政権の唱える「新しい資本主義」の正体を暴露!?『週刊ポスト』が財界とベッタリの岸田政権をスクープ!! 岸田文雄総理肝入りの「新しい資本主義」事務局長代理・新原浩明内閣審議官と、十倉雅和経団連会長が「癒着」! 十倉会長差し入れの高級ワインで事務局員が「打ち上げ」宴会!? 新原審議官は「新しい資本主義実現会議」メンバーに十倉会長を「不可欠」とねじ込む! 国家公務員倫理法違反ではないのか!?「新しい」といいながら、結局は大企業最優先の政治が続くのか!?

2022年6月26日 (日)

メキシコ大統領AMLO「政治犯」で「我々の時代最良のジャーナリスト」ジュリアン・アサンジ解放を要求

 メキシコ左翼のロペス・オブラドール大統領はアメリカの偽善を非難し、彼を「政治犯」「我々の時代、世界最良のジャーナリスト」と呼び、ジュリアン・アサンジを解放するようにという要求を繰り返した。記者会見で、AMLOは米軍が一般人をイラクで殺すのを示すウィキリークスビデオを上映した。

ベンジャミン・ノートン

Multipolarista

4日前に公開


 メキシコのアンドレス・マニュエル・ロペス・オブラドール大統領(AMLO)は2022年6月21日に記者会見でジュリアン・アサンジの自由を要求する

 メキシコの左翼のアンドレス・マニュエル・ロペス・オブラドール大統領は彼が「政治犯」と呼ぶウィキリークス発行人ジュリアン・アサンジと「我々の時代、世界最良のジャーナリスト」の自由に対する彼の要求を繰り返した。

 アサンジ迫害でアメリカ政府の偽善を非難する燃えるような演説で、ロペス・オブラドールが問うた「我々は自由の女神をニューヨークから運び出すつもりか?我々は民主主義について話し続けるつもりか?我々は表現の自由、人権擁護について話し続けるつもりか?」

 

 頭字語AMLOで一般に知られているロペス・オブラドールは6月21日朝の記者会見でこれら発言をした。

 AMLOはアサンジ投獄を「世界にとって残念」だと呼んだ。彼は、「人権を擁護するすべての組織とともに、アサンジのため「国際連合は態度を示すべき」ことを強く主張した。沈黙はあり得ない。」

 大統領は「メキシコはアサンジのためドアを開く」と、投獄されているオーストラリア人ジャーナリストに亡命を認める彼の約束を繰り返し宣言した。

 AMLOはアサンジが「彼らが干渉政策の、犯された犯罪の、はなはだしい人権侵害の行為について話をしたアメリカ大使館から電報、報告書を集めたことを思い出した。文章だけではなく画像も。」

 記者会見で、AMLOは、米軍がロイター・ジャーナリストを含め、一般人をイラクで殺しているのを見ることができる「付随的殺人」として知られているウィキリークスが発表したスキャンダラスな2007年の映像クリップを上映した。

 「彼らはジャーナリストだ、標的にされた人々だ」とロペス・オブラドールは画面を示して言った。「これが迫害をもたらしたものだ、これが彼が[刑務所に入っている]理由だ。」

 メキシコ大統領は、アメリカのジョー・バイデン大統領にアサンジを解放するよう圧力をかけていると言った。

 アサンジはオーストラリア人だ。アメリカ政府は彼に対する司法権を持っていない。

 それでもワシントンは、最高175年の禁固刑で彼を脅し、彼のジャーナリズム的仕事のかどで、アサンジ引き渡しに努めている。

 欧米政府に深く偏見を持ったアムネスティー・インターナショナルのような主流NGOさえ、ケースを「表現の自由の権利に対する全面的攻撃」だと主張して、アサンジに対する政治目的理由の告訴を取り下げるようアメリカ政府に要求している。

 しかしながら、メキシコ大統領とは異なり、アムネスティー・インターナショナルはアサンジを政治犯に指定するのは拒否した

 AMLOは繰り返しウィキリークス・ジャーナリストを解放するよう要請した。2021年1月に、ロペス・オブラドールはメキシコへのアサンジ亡命受け入れを申し出た

 ドナルド・トランプ政権の最後の週、AMLOは、彼にアサンジを自由にするよう促し、アメリカ大統領に書簡を書いた。

 アメリカ大統領はAMLOの手紙を無視した。イラクでのアメリカの戦争犯罪をあばいたアサンジを自由にする代わりに、トランプはイラクで一般人を皆殺しにした傭兵企業ブラックウォーターの有罪判決された戦争犯罪人を恩赦した

記事原文のurl:https://multipolarista.com/2022/06/21/mexico-amlo-julian-assange/

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 日中、ココログに全くアクセスできなかった。それで、ブログを加工する代わりに、ネットを見ていた。

 たまたま、この記事に出会った。独立国家の大統領は偉い。属国傀儡が100人交代しても、こういう素晴らしい発言はあり得ない。

 

2022年6月21日 (火)

初めて左翼大統領を選出したコロンビア

前ボゴタ市長は国を団結させると誓った

2022年6月20日
RT

 日曜日コロンビアでの大統領選挙で、グスタボ・ペトロは、敗北を認めた建設業界の大物ロドルフォ・エルナンデスに対し、決戦投票で50%以上の得票で勝った。彼はこの国の史上初めて左翼大統領になる。

 「今日は国民にとって祝祭の日だ。最初の人民の勝利を祝おう」と最終的に結果が決まった直後にペトロがtwitterに書いた。彼は首都で舞台に立ち、支援者に感謝した。

 「我々が今日書いているこの物語は、世界にとって、コロンビアにとって、中南米にとって新しい物語だ。我々は選挙民を裏切ることはしない」と彼が言った。

 次期大統領は国を結び付けるために党派を超えて提携したいと付け加えた。「我々はコロンビアは、多様性の中、二つのコロンビアではなく、一つのコロンビアでありたいと願っている。」

 コロンビアは何十年も左翼的反乱と経済問題に悩まされてきた。ペトロ自身は17歳の時に都市ゲリラ集団M-19に参加したが、後に、AFPによれば、彼は決して戦士ではなく、組織者だったと強く主張した。

 ペトロの勝利は、メキシコ、アルゼンチン、ボリビア、チリ、ペルー、ベネズエラ、キューバとホンジュラスの大統領を含め、地域の他の左翼的指導者たちに歓迎された。

 アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は、ワシントンは「一層民主的で平等な西半球」を築くため彼の政府と協力する用意があると言ってペトロを祝った。

 ペトロは8月7日に大統領の職に就任する。

 皆様、ソーシャル・メデイアでこの記事を共有願いたい。

記事原文のurl:https://www.rt.com/news/557458-colombia-election-winner-leftist/

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 映画『教育と愛国』を見た。杉田水脈によるジェンダー研究への質問。国の方針に逆らう研究は自費でやれ。学問を国の方針に服従させるための学術会議任命拒否。進歩的な教科書を使うエリート高校には大量のいやがらせはがき。あの籠池氏も実名でおくっていた。

 元東大歴史教授「左翼でない思想をもたせる教育をする」という趣旨のことを言っていた。つまり、コロンビアのようには決してさせない!政府の教育政策は自民政権維持が狙い。

 帰路、書店で『この国の戦争』と『昭和天皇と戦争の世紀』を購入。申し訳ないことに『何が記者を殺すのか』は買い忘れた。

 デモクラシータイムス

斉加尚代 何が記者を殺すのか 【著者に訊く!】 20220613 49分

 東京新聞

南米で左派政権誕生続く コロンビア大統領にゲリラ出身のペトロ氏 親米路線を転換 米の影響力低下に拍車も

2022年2月26日 (土)

ウクライナ武装解除 一日目

Moon of Alabama
2022年2月24日


 2月15日にジョン・J・ミアシャイマー教授がウクライナ危機について話した(ビデオ)。彼は、誰が一体誰がそれを起こしたか説明して(3minで)始めている。

 この危機の責任は、主にアメリカと同盟諸国にある。

 これを全編ご覧になるようお勧めする。

 私や他の多くのアナリスト同様、ミアシャイマーはウクライナ内へのロシアの動きが起きるとは思っていなかった。一体なぜロシア政府が最終的にその処置をとると決めたのか私には分からない。ウクライナの核兵器獲得についてゼレンスキーが無責任な話をしたのが決定的要因の一つだったと私は思う。一体誰がゼレンスキーにそれを思いつくよう言ったのだろう?

 ロシアの作戦は、防空レーダーやミサイル、軍用飛行場、弾薬庫や若干の軍港を破壊した巡航ミサイルの一斉射撃で始まった。それに、武装した軍隊による、ベラルーシから南方へ、ロシアから西方へ、そしてクリミア半島から北方への地上攻撃が続いた。一部の戦車が対戦車ミサイル攻撃で破壊されたが、これらは順調に進んでいる。地上部隊の動きには航空支援と、後方から火砲が続く。

 この地図は作戦の進展ではなく、ロシア軍が持っているかもしれないありそうな作戦計画を示している。

 
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 計画は a. キエフ占領、b. ドンバス攻撃を準備していた60,000人強のウクライナ戦力の包囲、c. 海岸占領のように思われる

 ロシア落下傘部隊を乗せた載せたヘリコプターの大航空隊がキエフから約20マイルのアントーノフ/ホストーメリ空港を占領した。彼らはCNNが撮影するのも気にしなかった。ロシアからの輸送機航空隊がまもなくそこに着陸し更に多くの兵を送るだろう。

 チェルノブイリ原子炉はロシア軍によって安全に確保されている。

 ロシア国防省は、ロシア航空機が83の地上標的、ウクライナのSu-27 2機、Su-24 2機、ヘリコプター 1機、バイラクタルTB-2無人飛行機 4機を破壊したと主張している。ウクライナのSu-27 一機がルーマニアに着陸した。パイロットはおそらく殺されるのがいやだったのだ。

 ウクライナの防空、空軍、海軍、最大の指揮統制要素と貯蔵所は存在を終えた。ナチ大隊の一部は依然戦う意欲があるかもしれないが、地上部隊の士気は概して低いだろう。

 北からの攻撃がキエフにどれほど近く達したかはまだ不明だ。ロシア本土からの攻撃は、ウクライナで二番目に大きな都市ハルキウ周囲で現在戦っている。最も成功した攻撃はクリミア半島からで、際立って前進している。2014年以来ウクライナに封鎖されていたクリミア半島に水を供給する運河は解放された。ドニエプル川の水が再び島に流れいる。

 ロシアはこれまでのところ比較的小さな地上戦力しか送っていない。最初の部隊がもっと前進すれば、更に多くの兵隊が後に続くだろう。ロシアは弾道ミサイルの使用を控え、巡航ミサイルのみ使用している。それは、おそらく、ロシアは、もし必要とあらばエスカレートできるという「西」へのメッセージだ。これまでのところロシアの電子戦要素も殆ど使用されていない。インターネットと電話は、インターネットに問題があるように思われるハルキウ以外、ウクライナのすべてで機能している。

 ロシアの株式市場は下落しているが、金、石油とガスは値上がりしており、これまでのところロシアは金を全く失っていない。

 アメリカはあらゆるロシアのものに制裁を強いて、ヨーロッパの「同盟諸国」を経済自殺するよう駆り立てている。アメリカは、もっと注意深くあるべきだ。ヨーロッパは、ロシア石油最大バイヤーの一人で、その航空機産業はロシアからのチタンに頼っている。ロシアは誰が最も自分を傷つけようとしているか確実に知っており、ロシアはどのように反撃すべきか確実に知っており、そうする手段を持っている。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2022/02/disarming-ukraine-day-1.html#more

 

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 東京新聞 朝刊特報面はウクライナ。

2022年1月20日 (木)

中国と中南米:地歩を失いつつあるワシントン

2022年1月13日
ピョートル・コノワロフ
New Eastern Outlook

 近年展開している世界的な中国-アメリカ対決は、世界経済や、すべての地域のあらゆる局面に影響を与えている。中国はアメリカの伝統的影響圏である中南米を含め、あらゆる地域でアメリカを頑固に圧迫している。

 今のところ、アメリカは中南米諸国の主要貿易相手国で彼らの多くに命令しようと努め続けている。アメリカにある35の独立国の33カ国(キューバとニカラグアは、それぞれ2009年と2021年に加盟から脱退した)を含む米州機構さえワシントンに本部を置いている。

 アメリカの支配的地位は、中南米の多くの国家にとって、以前も満足なものでなかったし、今もそうだ。だが、アメリカのように力がある国際的プレーヤーに対する依存を克服するのは困難だ。この難題解決には、新パートナー諸国を支援し、彼らを旧宗主国の制裁から守ることが可能な、同様の影響力をもった誰か他の当事者と絆を確立することが必要だ。最近、中南米諸国の大部分が属する小さな貧しいアメリカと付き合うことを望まない国々は、中国の勢力圏に移行しつつある。

 中国は長年、中南米諸国との関係を発展させてきた。世界中の社会主義政権を支援したソ連崩壊以来、社会主義世界の新リーダーとして、中国はソビエト社会主義共和国連邦なきあとの空間を次第に満たして、キューバとの関係を強化し始めた。

 21世紀最初の10年は中国と中南米間の貿易と経済関係の急速な発展が目立った。2004年-2005年、北京はキューバのニッケル産業に大規模投資をした。2006年にチリと自由貿易協定に署名し、いくつかの措置をとり、おかげで中南米諸国と中国の貿易総計が2000年から2009年までに、100億ドルから1300億ドルへと拡大した。

 2010年、中南米諸国は、アメリカとカナダ以外のアメリカ中の独立国家を含む中南米・カリブ諸国共同体(CELAC)を設立した。組織の目標は、中南米諸国の統合とアメリカの影響力の縮小だと明示的に宣言されていた。興味深いことに、三つの国がCELACの暫定集団指導体制に入った。その指導者ウゴ・チャベスは自身を共産主義者と呼び、社会主義傾向の政策を追求するベネズエラ、南アメリカで最も経済的に発展した国の一つ、チリと、社会主義国家で、アメリカの長年の敵キューバだ。この三国全てが中国の信頼できるパートナーだ。

 そのおかげで北京、彼らの各国と二国間関係ではなく、全ての中南米の諸国と協力することが可能になる中国ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体フォーラムが、2014年7月17日に設立されたのは驚くべきことではない。ブラジルで開催された第一回サミットは中華人民共和国指導者習近平が出席した。1週間後、習近平はキューバの首都ハバナに到着し、キューバ指導者ラウル・カストロと会った。そこでラウル・カストロは中国-キューバ関係が歴史上最良な期間を進むだろうと述べた。

 まもなく、中国が、中南米、特にキューバに深く入り込んで、貿易や経済活動以上のこともすることが可能だと信じる理由ができた。2018年、キューバのベフカル地域の特定な物体の人工衛星画像が公開された。専門家によれば、これは米軍の活動を監視するのを可能にする電子情報収集ステーションだ。キューバは自力で、このような施設を建設することはできず、最もありそうな建設者は中国だと考えられている。

 2021年12月4日、中国-ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体フォーラムの3回閣僚会議が行われた。中華人民共和国の習近平主席がビデオリンク経由で催しに参加した。
 フォーラムの長年の存在で、参加諸国が中国とラテンアメリカ・カリブ諸国共同体間の団結と協力を熱心に強化したと中国主席は指摘した。中国ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体フォーラムは国際的相互作用のため不可欠な場となった。中国とラテンアメリカ・カリブ諸国共同体間関係は全ての国にとっての平等と互恵の新時代に入った。

 世界が不安定と転換の時期を進む中、習近平によれば、中国とラテンアメリカ・カリブ諸国共同体州はCOVID-19流行の影響を克服し、国民の健康を保証しなければならない。

 中国主席は世界的開発構想へのラテンアメリカ・カリブ諸国共同体の参加を歓迎した。2021年9月、彼は第76回国連総会で、中国と彼らの共同事業は現在のグローバル危機をしのぎ、「人類運命共同体、人類共有の家」作ると述べた。

 習近平によれば、中国とラテンアメリカ・カリブ諸国共体は「平等と互恵と共同開発に基づく協力のための包括的パートナー」だ。

 中国指導部は中国とラテンアメリカとカリブ海諸国間の関係を発展させる新計画を展開するよう呼びかけた。そしてこの協力を彼らの国民の幸福と人類の進歩のため推進力とした。

 中国-中南米協力の過去と未来の業績を示唆する習近平の希望にあふれた演説は、催しに参加したラテンアメリカ・カリブ諸国共同体の指導者たちに大いに影響を与えた。

 12月10日、ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体の一国ニカラグアは、台湾との外交関係を切断し、あらゆる公式の接触や接点も終え、中華人民共和国を「すべての中国の唯一のと法定代理人で、台湾はその領土の不可欠な部分」と認めたことが分かった。

 よく知られている通り、それは部分的に認めていた中華民国台湾との関係を切断し、それを中華人民共和国の一部として認めること、中華人民共和国を唯一の本当の中国として認めることは北京がパートナーに要求する主要条件の一つだ。このような動きは、世界中の国々にとって、巨大な中国市場へのアクセスと、大規模融資や投資への道を開く。

 中南米諸国にとって、中華人民共和国は、既にアメリカ合州国に続く第二位の貿易相手国だ。関係は着実に発展し続け、中華人民共和国は、まもなくこの地域でトップレベルのプレーヤーになるかもしれない。キューバにおける中国の無線諜報ステーションの存在が確認されれば、ほとんど、そうなっていることを意味する。キューバとニカラグアでの革命は、当時、戦略上重要な安全保障地域の支配を失ったアメリカ合州国の地政学的敗北と呼ばれた。中南米地域支配の完全な喪失が、アメリカ合州国にとって何を意味するかは、まだわからない。

 ピョートル・コノワロフは政治評論家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2022/01/13/china-and-latin-america-washington-is-losing-ground/

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 『魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣』を読了。
 東京新聞書評で知ったように記憶している。『女帝』を読んでいるので素晴らしい本だろうと期待していた。期待以上。日本の公害政策の酷さを再確認。二人の主人公の育つ過程の丹念な記述から始まる。
 被害者運動を「分割して支配する」狡猾さ。
 第一組合と、暴力団まがいの第二組合。ユージンは酷い怪我を負わされるが不起訴。強きを助ける警察。
 産業公害時に常に動員される御用学者。
「産官学とメディアの結託」という小見出しもある。
 第六章には驚いた。自主交渉派のリーダー川本輝夫氏に公害等調整委員会が示した「調停を望んだ人たちの委任状の束」人々の署名と捺印があるものだ。
 276ページで急展開する。

「本人にゃ見せんとか、ええっ?」
書類がついに患者側に渡ると、部屋中が騒然となった。
「私の名前が書いてあるが書いた覚えはない」「ハンコをついた覚えもない」「この人はすでに死んでいる。どうして判が押せるか」

 愛知県知事リコール不正署名事件そっくり。

 第七章 撮る者と撮られる者 で、有名な写真の公開にまつわる事情が語られる。

 水俣病に関する本を読んだのは三冊目?
 原田正純『水俣病』
 宇井純『公害の政治学―水俣病を追って』

 UIチャンネル

時事放談(2022年1月) 鳩山友紀夫×孫崎享

2021年11月13日 (土)

全てのアメリカ選挙はインチキなのだから、ニカラグアにつべこべ言うな

2021年11月9日
ケイトリン・ジョンストン

この記事を音声で聞く

 今日の欧米メディアは、選挙がとことん一貫して不正なアメリカや他の強大な同盟諸国のどれでもなく、中米の小国ニカラグアの不正選挙を大見出しにしている。

 グーグル検索は、ニカラグア選挙と結果をけなすニュース記事しか表示しない。twitterで、Left 👁 on the Newsが書いているように、CNNのダニエル・オルテガ大統領勝利報道は、テロップで「選挙」と「勝利」という単語の両方に局の見解でないことを示す引用符号をつけ、「オルテガは75%得票しましたが、これは正当性がないのを我々が知っている結果です」とニュースキャスタ-は、きっばり述べた。

 ニューヨーク・タイムズのNatalie Kitroeff記者は、オルテガが「当選見込みがあるあらゆる対立候補を逮捕し、野党を停止させ、選挙運動の大規模な催しを禁止し、投票所を一斉に閉じ、対立候補の看板や選挙ポスターはない」と報じたが、全てワイアット・リードや、ベン・ノートンマーガレット・キンバリーAhmed KaballoCaleb Maupin他の現場から報告する他の観察者に真っ向から反論された主張だ。

 アメリカ政府御用報道機関NYタイムズのばかばかしいフェイク・ニュース。この宣伝屋と違って、私は実際ニカラグアにいて選挙について報じている。
 私は四つの別の投票所に行った。彼らは完全に全く穏やかで透明なプロセスだった。
 投票用紙には7つの選択肢があり、6つは反対候補だ。https://t.co/nI5euvrrEF pic.twitter.com/yiKuFzPNBN
- ベン・ノートン (@BenjaminNorton) 2021年11月7日

 アメリカや同盟諸国の選挙に、いかさまや不正操作が全くないなら、マスメディアがニカラグア選挙に関してアラシ記事を書いても、とんでもなくばかばかしくはあるまい。

 二つのよく似た対立する派閥間のイデオロギー綱引きのおかげで、アメリカ政治の現状は、普通のアメリカ人に恩恵をもたらす変化を推進することが不可能な静止状態に保たれていることに共通の誤解がある。現実には、この二つの「派閥」は最も皮相的なこと以外、全てのことで完全に一致しており、彼らの間の選挙戦は、現状維持に既得権益がある資金供与階級に支配されており、選挙で競争する候補者は、大衆が寡頭政治と帝国を維持する連中にしか投票できなくするため、細心に吟味する腐敗した一次過程で前もって選ばれており、第三党が、政治的に実行可能になることは、憲法上阻止されている

 実権がある地位のための全てのアメリカ選挙は、いかさまだ。今まで、どの選挙も本物の反対派を認めたことがない。それは欺瞞的に、民主主義を装った、富豪と軍事組織に支配されている一党制度なのだが、自身をジャーナリストと呼ぶ連中は、今まで自身の選挙を批判せずに、中南米における選挙の完全性を、厚かましくも批判している。

 マスメディアが、ニカラグアやボリビアやベネズエラのような国について、懸念して、アラシ報道をするのと同じ不安そうな調子で、アメリカ選挙の不正についての広範な議論を一度でも聞けたら素晴らしいだろう。「第三党がアメリカ大統領選討論会参加を禁じられているのは大いに憂慮すべきだ」。「アメリカ権力構造に対するどんな本当の反対も主流メディアでは禁止されていることを懸念する。」

 同社の記者がニカラグア入国を拒否されていることについて、CNNは記事を掲載している。このような見出しも全く驚くべきことではない。いつものように、この場合「グローバル」は「アメリカとその帝国主義同盟諸国」を意味する。pic.twitter.com/ZxgvxNa83l
-  Left 👁 on the News (@leftiblog) 2021年11月8日

 私がこの点に触れると、常に人々は「でも、アメリカは他の専制的諸国のように反政府派指導者を投獄しない!」と言ってくる。

 それは単にアメリカに反政府派指導者が誰もいないからに過ぎない。意味ある方法で、政治的な足がかりを持って、アメリカの支配的権力構造に反対する政治家はいない。あらゆる本当の反対は鎮圧されている。人々が選べるものと言えば、批判的人種理論(クリティカル・レイス・セオリー)を学校で教えるべきか否かというような、どうでも良いたわごとで言い争う、寡頭政治帝国の事実上同じ二人の従僕だけなのだ。

 選挙政治には、アメリカ権力構造に対する本当の反対派がない。ユージーン・デブスのような反体制派政治家を「扇動」のかどで公然と投獄して以来、何世代にもわたり、余りにも攻撃的に踏み潰されてきたのだ。そして、誰であれ選挙政治の外で、この権力構造を脅す場所に少しでも近づくと、今ジュリアン・アサンジの場合で見ているように、本当に投獄される。

 相手がしていると敵を非難していることは何であれ、事実上アメリカが常に遙かにやましく、政治/メディア支配層は常に嘘をつくから、帝国に標的に定められたニカラグアや他のいかなる国に関しても、公式帝国言説を信じる正当な理由はない。アメリカに標的を定められた国に関する主流言説を読者が信じれば、アメリカ帝国が地球上唯一最も不正で、殺人組織であり、その権力が嘘とプロパガンダによって維持されているのだから、読者はその国に関する討論の間違った側について終わる。

 読者がより早く「我々は悪玉か?」悟れば、読者はそれだけ速く真実に到着する。

 アメリカ帝国は、この言葉で、私は地球支配という狙いを支持している世界中の属国も意味しているのだが、遙かに力が弱く、遙かに非破壊的で、遙かに不正さが少ない政府を批判する権利などない。アメリカに中央集権化した権力構造全体の選挙は、その上にそれが成り立っている政治的現状の存続を保証するための無数の方法で一貫して不正操作されており、もし主流ニュース・メディアが、ジャーナリズムの仕事をする目的で存在していれば、我々全員これに気付いているはずなのだ。

 読者が本当の政治的反対勢力と本当の選挙がある国で暮らすまでは、ニカラグアのような場所について、口をつぐんでいる方が良いだろう。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com/2021/11/09/all-us-elections-are-fraudulent-shut-up-about-nicaragua/

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 引用されている映像は、That Mitchell and Webb Look おーい、ミッチェル! はーい、ウェッブ!!というBBCで放送されたコメディのナチスのエピソード。

 鉄壁の枝野?

 日刊IWJガイド

「会見で、立憲・枝野代表がIWJの質問に回答拒否! 会見の見直しを引継ぐと! 記者らは『ネットメディアやフリーランスを排除?』と問題視」2021.11.13号~No.3348号

 『小選挙区制が日本をもっと悪くする』腐敗政治、金権選挙・独裁政治―日本を危険な国にする小選挙区制のワナ 阪上順夫著 ごま書房
1994年7月30日刊 から、再び引用させて頂こう。

 1994年7月30日刊行の本にある文章なのに、まるで「桜を見る会、前夜祭」の説明。わかる人には分かっていたのだ。

 大本営広報部洗脳箱、まもなく相撲が始まるので見る予定だが、国際弁護士暴言以来ほとんど見ていないので自信をもって言えないが、立憲民主や共産党の方針をけなすことはあっても、小選挙区制ゆえのこの状態だと言っている番組あるのだろうか。あったらご教示願いたい。豪腕政治家を期待するコメントをネットで多々見るのも不思議。この本を読んでから書き込んで欲しい。

 『小選挙区制が日本をもっと悪くする』の153ページに、こういう小見出しがある。

 国民の血税が、後援会の飲み食いに使われることになる

 154ページから155ページを引用させて頂く。

 また、今回の改正によってさらに激化すると思われるのが、現在も行われている後援会の集票戦術である。後援会についてはこれまでもたびたび触れてきたが、ここではもうすこしくわしくその実態を見てみたい。
後援会は地元の有志が集まり、候補者の選挙運動を支援するという目的で組織されるが、イギリスやアメリカなどと違って、その候補者の政策に共鳴して集まるわけではない。ほとんどの場合、縁故関係者を核として、その関係者が呼びかけて会員をふやしていくのだ。
 そして選挙になれば、その候補者に票を投じてもらうわけだが、ここでもモノを言うのが金である。
 もちろん、会員に直接金を配るようなことをすれば違反行為となるので、候補者はべつの形で金を使うことが多い。たとえばよく行われるのが一泊旅行だ。バスをチャーターし、後援会の会員を連れて温泉旅館などに出かけるのである。このツアーには、たいてい「○○会懇親会」という名称が付けられている。
 費用のほとんどはもちろん候補者がもつ。ところがそれはやはり買収行為にあたるので、表向きは後援会の会長が主催し、会員から五〇〇〇円ぐらいずつ会費を取り、候補者を招待するということになっている。会費五〇〇〇円でも、実際には一泊二万、三万といった旅館に泊まり、バスさえチャーターするのである。もちろん帰りには土産を持たせる。会員にしてみれば悪い話であるはずがない。
 パーティーもよく行われる。これも表向きは後援会主催の「○○候補を励ます会」という形をとっており、候補者はあくまでも招待されたことになっている。ひとしきり挨拶が終われば、あとは大宴会だ。ここでも帰りには土産が渡される。
そのほか、候補者は後援会の会員の冠婚葬祭にはかならずと言っていいほど顔を出す。
これは改正案でかなり規制されることになったが、本人が出席しなくても、代理の人間に祝儀を持たせることはできる。ただ、冠婚葬祭は何よりも候補者の頭を傷めるタネであることも事実だ。月に五件、六件というのはザラで、後援会組織が大きくなればなるほど、そのぶん出費も莫大なものとなる。
 このように、選挙資金の大半は後援会活動に費やされると言ってもいい。なぜそこまでやるのかと思われるかもしれないが、政治への参加意識が薄い日本で後援会組織を維持していくとなると、やはりこのようなやり方しかないのである。
しかし公的助成の導入によって、今後は私たちの税金が後援会の飲み食いに使われるわけだから、しかたがないではすまされなくなってくる。後援会の名のもとに候補者に群がり、そのスネをかじろうというのは、恥ずべき行為であることをくれぐれも自覚したい。

2021年7月25日 (日)

キューバや中南米に対するアメリカの懸念は介入のめくらまし

タマラ・ピアソン
2021年7月I6日
カウンターパンチ

 アメリカ政府は、中米が腐敗と戦うのを支援し、メキシコと中米における移民の「主要因」と戦い、キューバ国民が自由を獲得するのに手を貸したいといっている。

 だがアメリカの国内外での実績は、貧困と闘い、汚職を終わらせ、民主主義や、何であれ、人権に関し、人さまに説教する資格がないことを明示している。それどころか中南米諸国に関するアメリカの最近の言説は、いじめっ子が救済者を装おうとするものだ。

 (直接、飢餓や薬品不足をひき起こして)問題を作り出したり、既存の問題を激化させたり、ゆがめたり、そうしたものを、本当の困難さと組み合わせて、特定の国々に対する介入や支配を、誰も、もっともな反対ができない支援として、アメリカは描き出してきた。支援という言説は、アメリカの本当の狙いや政治権益を、多くの人々が理解するのを困難にし、主流メディアが、中南米の搾取を強化したいというアメリカの願望を隠蔽するのを極めて容易にする。

 アメリカの支援言説では、特にUSAIDを通した反政府(つまり親米化が狙いの)集団に対する財政支援は支援だと歪曲される。親米指導者を権力の座につけることは、残酷な独裁者の打倒として描かれる。アメリカ企業と製造工場が、何であれ、やりたいことができる町作り(つまりホンジュラスのZEDESやメキシコの工業団地)や、貧しい国への民営化政策を押し付けは「自由」「民主主義」「投資」あるいは「経済援助」と呼ばれる。

 これまで60年のアメリカによるキューバ封鎖が、キューバ経済に1440億米ドル以上の損害をもたらしたが、今週、バイデン大統領は、キューバの抗議行動参加者に味方して「コロナ流行と経済的苦難の悲劇的支配からの解放」を呼びかけた。封鎖こそ、キューバにひどい欠乏や石油危機をもたらし、十分なワクチン生産するのを難しくしているのだ。

 デモクラシー・ナウは抗議行動中に逮捕されたハバナ在住の独立ジャーナリスト、ダニエル・モンテロと話をした。彼は、逮捕された、ほとんどの人々が同じ日に釈放され、警察と抗議行動参加者双方に暴力があった事実をメディアが無視したと指摘した。彼は制裁が経済的苦難の主な原因で、キューバへの軍事介入を要求するフロリダのキューバ系アメリカ人は「私が人生で見た最も植民地的行動の一つ」だと言った。

 バイデンはキューバ政府に「暴力を控える」よう求めたが、自国の警察による殺人や抑制を考えれば、偽善的な態度だ。「我々は、どのようにキューバ国民に役に立てるか評価している」とホワイトハウス報道官ジェン・サキは、制裁破棄は考慮せずに、救済者言説を使って述べた。

 一方、カマラ・ハリス副大統領は、この地域での腐敗と移民の「根本原因」に表向き対処し、中米とメキシコへの支援を誇示していた。7カ月たっても、何の本当の支援もせずに、彼女は、命からがら逃げてくる移民に、アメリカに来ないよう言い、人権侵害と、アメリカ自身の亡命者法に、あからさまに違反して、アメリカは国境を封鎖した。

 6月、ホワイトハウスは中米での「汚職に対する戦い」を宣言し、それをアメリカ国家安全保障の利益とした。一般に、安全保障上の利益というものは、合衆国の権益に従わない国に対する戦争や介入や攻撃の符合だ。さらに、国務省は、貧者の味方ルイス・イナシオ・ルーラ大統領が逮捕されたブラジルの洗車場反汚職作戦に関与した。あるアメリカ検察官が、ルーラ投獄を「CIAの贈り物」と言った。当時のFBIの主要連絡役レスリー・バックシーズは、FBIが「ブラジルで大統領を打倒し」たと自慢した

 5月、記者会見の際、ハリスは、最近のいわゆる汚職に対する戦いでの、アメリカの本意を「北の三角形で、投資を引き付けるための条件を現地で生み出すのを汚職が阻止しているのを知っている。」と、ほのめかした。ホワイトハウス声明さえ、反汚職の取り組みは「アメリカにとって極めて重要な優位」を確保するのが狙いだと認めている

 最近、アメリカ政府は、ビザ発給を拒否する中米の有力な不正人物のリストを発表した。リストには、アメリカが2009年クーデターを支持し、権力の座につくのを支援した前ホンジュラス大統領で、現在サルバドール大統領法律顧問ホセ・ロボが含まれる。だが、それは有罪が証明されている現在のホンジュラス大統領フアン・エルナンデスを含まない。これは、人物選択には、政治的利害関係が背後にあることを示唆している。

 アメリカは、外国の「汚職を減らす意欲を示し」(都合の良いあいまいな表現)「民間部門との提携」を推進しようとしている人々への資金や資源支援や「政治的援助」を増したいと望んでいる。反汚職タスク・フォースが中米当局の「訓練」を行い、アメリカの法執行専門家が「指導する」ため派遣されるだろう。ここで、クーデター指導者、抑圧的軍指導者や反革命主義者を訓練するアメリカの長い実績は注目に値する。

 確実に遵守させるため頻繁に使われる戦略

 アメリカは、安い労働力源として使い、鉱物のために土地を破壊し、資源を略奪し(皮肉にも「自由」を歌って、権威主義的な形で)自己利益のための貿易政策の完全遵守を要求して、中南米諸国との虐待的関係を、少なくとも一世紀、維持してきた。

 自主性を主張し、尊厳を目指し、(それゆえ安価労働を供給する)貧困と闘って、国々が言うことを聞くのを拒否すると、アメリカは報復する。ニカラグアでは、アメリカは金と訓練で反革命を支援し、グアテマラのハコボ・アルベンス大統領を排除し、そこでの革命を終わらせるためCIAはクーデターを実行し、最近アメリカはボリビアでクーデター計画者を支持し、チャベスを打倒するため、繰り返し反民主主義運動を支持し、キューバ大統領を何度も暗殺したり排除したりしようとした。

 彼らがアメリカの事業権益を守るので、アメリカは抑圧的保守政権を組織的に支援する。「移民の根本原因」に関する現在の言説にもかかわらず、貧しい人々を支持し、実際不均等を減少させ、強制移住を防ぐことが可能な運動や政府に、アメリカは首尾一貫、暴力的に抵抗する。

 アメリカと、アメリカ中心の主流メディアには二つの基準がある。反抗的な国向けに一つ、アメリカ支持派の国向けに一つ。それが、アメリカとメディアが、メキシコで行方不明になる活動家やジャーナリストには沈黙しながら、キューバでの逮捕については率直な意見を述べる理由だ。それが、アメリカ国務省が、最近コロンビアでの残忍な制圧を批判する代わりに、抗議行動参加者の「暴力と破壊行為」について語る理由だ。バイデンは(現在ピース・コロンビアと呼ばれる)コロンビアをアメリカ軍装備品の最大購入国の一つにするプラン・コロンビアを公式に支持している。

 この二つの基準が、大多数の人々が、経済的、政治的意志決定から排除されている世界の大半の国々では決して要求しない「自身の未来を決定する」のをキューバ人は許されるとアントニー・ブリンケン国務長官が言った理由だ。

 今我々が目にしているキューバに対するアメリカの態度は、何ら新しいものではない。極めて良く似た戦術がベネズエラで使われるのを私は目撃した。私がそこにいたとき、それは#SOSVenezuelaプラカードとTweetだったし、私がエクアドルで働いていた時には、#SOSEcuadorがコレアに対して使われ、今#SOSCubaが使われている。

 常とう手段には以下のものの改変版もある。封鎖や囲いこみで食糧や薬品不足を起こしたり悪化させたりする、メディア・キャンペーンで政府を独裁政権として描写する、主として白人上流階級の人々のデモ、メディアやソーシャル・メディアによる、恣意的な画像や他の国々の写真まで使って規模を誇張する反政府デモ報道(最近のキューバの場合は、政府支持派集会を反政府派集会写真として使用)親政府派デモの、メディアによる完全無視。「自由」に焦点を当て、あらゆる文脈や、問題の歴史的原因や、いかなる本当の解決策も無く、全て、アメリカが転覆しようとしている政府の責任にされるのだ。

 #SOSCubaソーシャル・メディア・キャンペーンは、デモのわずか一週間前に始まった。最初のTweetはスペインのアカウントからで(数日で1000以上のTweetと自動化リツイート)他のボットや最近作られたアカウントに支持された。数字(一日約40人の死亡)は、アメリカの現在の死亡率より遥かに下まわっているが、TweetはキューバでのCovid-19症例の増加と一致していた。

 アメリカの、あらゆる手助けや支援は常に条件付きで、隠された動機がある。連中の手口がどれだけ複雑であろうとも、いじめっ子は実際誰も助けるまい。

 タマラ・ピアソンは中南米を本拠とする長年のジャーナリストで、The Butterfly Prisonの著者。彼女の記事は彼女のブログで読める。

記事原文のurl:https://www.counterpunch.org/2021/07/16/us-concern-for-cuba-latin-america-is-spin-for-intervention/

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 「ブタペストでは、オルバン首相のLGBT新法をめぐりデモ」という。
 日本では、ドラクエ音楽使用についてのデモはないようだ。

 オリンピック関連の番組は全くみない。東京新聞を読んでいるが、運動面はスルーしている。連載小説の『パンとサーカス』をかかさず読んでいる。今朝の文では、末尾に書籍『日米地位協定』の話題。この本の著者、今沖縄におられるはず。

 午後は下記中継を拝見予定。

【IWJ・OKINAWA1】14:00~「又吉栄喜・大城貞俊 新刊出版記念対談『書くこと・読むことの楽しさ-沖縄文学の可能性を求めて-』」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwjokinawa1

 「ジュンク堂書店 那覇店」主催の出版記念対談を中継します。これまでIWJが報じてきた沖縄戦関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%b2%96%e7%b8%84%e6%88%a6

2021年7月20日 (火)

キューバ不安定化:制裁、コロナ流行の苦難とソーシャル・メディア猛攻撃

Finian Cunningham
2021年7月15日
Strategic Culture Foundation

 アメリカ政府は自称「裏庭」に、モスクワや北京が侵入するのを好まない。だがアメリカ政府は、本気で反対するための、あらゆる道徳的権威を失っている。

 キューバを見舞った大衆抗議の頻発を「経済政策の失敗と抑圧で疲れ切った人々の自然発生的表現」だとホワイトハウスは説明した。ジョー・バイデン大統領は「彼らが基本的、普遍的権利を勇敢に主張する中、アメリカ合州国はキューバ国民を支持する」と述べた。

 抗議は、週末、それが沸き起こったと同じぐらい速く静まったように思われる。キューバのミゲル・ディアス=カネル大統領は、このカリブの島の1000万人住民がこうむっている物質的困難への妥当な不満があると認めた。キューバ革命を擁護しようという大統領の呼びかけに、政府支援派が、大きい対抗デモで答えた。

 キューバ当局は、ほぼ60年の経済封鎖で追い詰められた社会主義国家を、不安定化するため、ワシントンが抗議行動を画策したと、アメリカ合州国を非難している。ドナルド・トランプ大統領下で経済封鎖は強化され、バイデン新政権は、この壊滅的制限を維持している。

 Covid-19流行の、この一年、キューバ経済は大変な苦境に立ち、ワシントン制裁がコロナ流行の特有な困難につけこんでいるという結論から逃れるのは不可能だ。キューバの観光産業は崩壊し、病気蔓延を制限する社会措置は雇用と暮らしに酷く影響を与えた。それは更に、食糧不足と消費者価格インフレを悪化させた。

 コロナ流行で増大する入院に対処するため、当局が資源配給で医療施設に優先順位を付て、停電が起きた。

 これら全てが、「管理不行き届き」と見なされがちなもののため、大きな社会的欲求不満や政府非難を生んだ。だが、はっきりさせておこう。管理不行き届きと見なされているものは内部原因が主なものではない。キューバの苦境に対する責任は、この島国に対する犯罪的な禁輸措置をワシントンが推進していることにこそある。

 1961年以来、キューバに課されたアメリカ経済封鎖は、常に社会主義政府から彼らを遠ざけ、不安をかき立てるため、国民に貧困と苦難を経験させるための意図的なものだった。ワシントンによる、この攻撃は、露骨な国連憲章違反だ。毎年、アメリカ政府は、制裁を無効にするための国連総会の圧倒的多数の国々によるアピールを無視している。

 通常時、このような冷淡な行為は恐ろしい。だが世界的コロナ流行で医療資源が限界にあり、国民が一層脆弱な年には、キューバに対するアメリカの禁輸措置は嫌悪をおぼえる。

 このアメリカの残酷さに耐えているのはキューバだけではない。イラン、北朝鮮、シリア、ベネズエラ、ニカラグアやロシアを含め多くの他の国々も、世界規模で危険な時に、程度はことなるが、アメリカ制裁の経済戦争をしかけられている。

 ワシントンの帝国立案者が、キューバの特に弱い立場に、血のにおいをかいだのは、ほとんど疑いない。多数の海外居住右翼キューバ人が暮らすフロリダの放送局の通信回線を強化するため、国務省が何百万ドルも割り当てたのは注目に値する。

 先週日曜日に起きた最近の抗議行動は、ソーシャル・メディアの影響による大規模動員が前兆だった。テレスールの分析によれば、人々が街頭に出る直前、何千という新しい報道記事が日々作り出された。それは、アメリカを巻き込む、洗練された外国の国家レベル工作によって画策されたように思われる。

 ワシントンの同じ脚本が、ボリビア、ベネズエラ、ベラルーシとニカラグアで、反政府抗議を煽るのに使われた。ソーシャル・メディアは、自然発生的からはほど遠い手口で、あっと言う間に、ミームや街頭デモを煽る評論家で溢れた。アルゴリズムを駆使し、実際の数と遥かに不釣り合いな抗議者の群れに拡大した。

 この種の情報猛攻撃が、経済的困難で既に存在している一般大衆の不満と合わされば、扇動者は座視したまま、期待する社会爆発を待つことができるのだ。

 キューバ政府は、早々に不安定を封じ込めたように思われる。キューバは内政干渉だとアメリカを非難した。他の中南米諸国も外国干渉を非難しハバナを支持した。

 キューバには実に大きな課題と問題がある。だが大部分、それに対する責任は、完全にワシントンと、その犯罪的侵略にある。アメリカ・ホワイトハウスは、「我々は、キューバ国民に、どのように直接役立てるか評価して」いると言う。あなた方が数十年の踏みつけ続けている革長靴を、キューバの首から、どけたらどうか?

 ロシアと中国は勇敢な人々がアメリカ合州国による何十年もの経済戦争から必要な休息をとれるよう、キューバに対し、進んで更なる経済的、物質的支援を申し出るべきだ。

 アメリカ政府は自称「裏庭」に、モスクワや北京が侵入するのを好まない。だがアメリカ政府は、本気で反対するための、あらゆる道徳的権威を失っている。ロシアと中国はアメリカ侵略者に対して形勢を逆転すべきだ。

 Finian Cunninghamは主要報道機関の元編集者・記者。国際問題について多く書いており、記事は複数言語で刊行されている。

個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2021/07/15/destabilizing-cuba-sanctions-pandemic-hardship-and-social-media-onslaught/

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 日々五輪関係者感染が明らかになる。観戦者なし感染者。流行語「安全安心」で決まりだろう。

 サウジ、メッカ巡礼 ワクチン二回接種者6万人に限定。カーバ神殿床はロボットで掃除。巡礼者は携帯アプリの指示に従って巡礼するという。不幸五輪より合理的。

 IWJ岩上氏による上昌広医師インタビューを拝聴した。大本営広報部は報じない内容。自民党支持率が最低で、首相を変えても、コロナ対策は改まらない。厚生労働破壊省の医系技官、感染症ムラの総入れ換えなしには。お得意の「言うことを聞かないものには移動してもらう」で、戦犯全員排除すれば首相支持率は70%に跳ね上がるだろう。

<インタビュー報告>岩上安身による上昌広医師のインタビュー「デルタ株拡大、『第5波』のなかで迎える東京五輪の開催決行 懸念される日本の脆弱な検査体制とワクチン接種の遅れ」を中継しました

<本日のタイムリー映像公開>本日午後5時から、7月6日に収録した「米中戦争対立激化時代の東アジア安全保障・第1回『台湾有事』急浮上で各国の軍拡競争激化 日本列島はミサイル要塞化! 新INF条約を樹立することは可能か?~岩上安身によるインタビュー第1045回 東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員」を公開します! 明日は午後3時から岩上安身による須川清司氏インタビューの続編を生配信!

2021年4月15日 (木)

中南米でモンロー主義の日が沈むにつれ、昇る中国

マーティン・シーフ
2021年4月7日
Strategic Culture Foundation

 中国が中南米で、貿易や事業や影響力の点で上昇していることは比較的無視されている。だがそれは起きている。それは本物だ。

 中国は、アメリカの裏庭、中南米全体で、最も影響力のある国として、急速にアメリカ合州国を追い抜きつつある。これは中国政府の自慢ではない。3月16日、上院軍事委員会証言でのアメリカ南方軍(SOUTHCOM)を率いる五つ星海軍大将による熟考した評価だ。

 1823年12月、ジェイムズ・モンロー大統領が議会への定例メッセージで、最初にその輪郭を示して以来、ほぼ200年、アメリカ議員とアメリカ国民が、広大な南米大陸、巨大なメキシコ、大いに利用されてきた中米やカリブ海小国が、これまでも、これからも、旧世界の全ての邪悪で抑圧的権力を彼らから遠ざけ、アメリカの裏庭のままでいるのを当然と思っている。もちろん、民主政治、自由と自由貿易という神聖な名目で。

 実際、ひと握りを例外として本物の輝ける理想主義と善意の余りに短期間のユリシーズ・S・グラント(1869-77)、フランクリン・D・ルーズベルト(1933-45)とジョン・F・ケネディ(1961-63)大統領の下、スペイン語とポルトガル語を話す西半球のアメリカ支配は、善意の無視ではなく、むしろ法外に悪意の関心が特徴だ。

 ウォール街とロンドンシティーの熱狂的支持を得たポルフィリオ・ディアス大統領が、現在ポルフィリアートとして知られている1876年から1911年まで、恐怖の35年の統治中、メキシコの人々に行った弾圧と略奪行為は信じられる限界を超えている:ほぼ1000万人の小作農が土地から退去させられ、隣接するアメリカ合州国では平均寿命50歳だったのに、この国では、わずか30歳に落ちた。同時に、アメリカ事業投資(これは19世紀のドルだった)15億ドルが殺到した。

 アメリカ最初の体系的な帝国主義大統領テオドア・ルーズベルトで、聖人ぶった高圧的介入の新時代になった。ルーズベルトは、軍人としても、司令官としても、悪い冗談だった。彼は自身が撃たれるのを避けるのに成功して、1898年、キューバ戦線でサン・フアン・ヒルに突撃し、それから、ほぼ端緒から延々と、第一次世界大戦に、アメリカ合州国を関与させようとした。彼はサン・フアン・ヒル風騎兵隊突撃が西部戦線至る所でドイツ軍を打ち破ると想像した。もし彼の意のままになっていたら、200万人のアメリカ青年が、ベルギーと北フランスの畑を肥沃にすべく鋤き込まれていたはずだ。無駄に。

 だが西半球では、ルーズベルトは遥かに効果的だった。アメリカが、パナマ運河を建設して、支配できるよう、分離主義者の国を切り出すため、コロンビアに対し、彼は恥知らずな侵略を行った。世界的海軍大国としてアメリカが台頭するための不可欠な一歩だった。この最初のルーズベルトは、中南米の国々は、アメリカ帝国主義の導きの手を必要とするという暗黒の20世紀の先例を(文字通り)無理やり作り上げた。彼は、この侵略と帝国主義搾取政策を「ルーズベルト的帰結」と呼んで威厳をつけた。

 最も根強く、執念深い、醜悪な反アフリカ系アメリカ人差別主義者ウッドロー・ウィルソンは、最初にメキシコ、次にカリブ地域と、西半球での壊滅的介入新時代を開始した。この状況は1920年代まで続いた。

 今崇拝され、神格化されているドワイト・D・アイゼンハワー大統領は、1954年にグアテマラでハコボ・アルベンス大統領の本物の民主主義を打倒するための、あからさまなCIA戦争を、それと知りながら承認した。それは、地域の、太古からのマヤ族に対し、何世代も続く、大量虐殺や大量強姦や殺戮や子供奴隷化の暗黒時代を解き放った遥かに酷い国際犯罪だった。アイルランド人政治哲学者の故コナー・クルーズ・オブライエンは、もうろくしてネオコンになる前、中央アメリカで続いているアメリカによる抑圧と人類に対する犯罪は、ソ連が第二次世界大戦後、中欧の友好諸国を緩衝地区として確立するため行った、あらゆることを遥かに超えていると極めて印象的に発言していた。

 ジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュ大統領が、実に醜いが取るに足りない凶悪犯マニュエル・ノリエガを強引に打倒して、それ以降の世代を方向づけた。この侵略にブッシュが認めた名前「ジャスト・コーズ(大義名分)作戦」は、全く確信した独善と、一連のアメリカ大統領や政策当局が、中南米至る所で、好みのどの政府であれ、侵略し、打倒する際、常に感じる、国際法やフェアプレーのあらゆる基準を無視する本能的姿勢の組み合わせを反映している。

 だが、この全ては19世紀と20世紀の話だったが、21世紀初頭の今、既に、最終的に、とうとう事態は変化しつつある。全部のアメリカ主流メディア(MSM)が見落としているが、上院軍事委員会での、アメリカ南方軍司令官クレイグ・フェラー海軍大将の誠実で単刀直入の率直な言葉は、これを、はっきり明らかにした。(だが私の長い経験では、それを聞いた上院議員のほぼ全員が、聴聞後、3杯か、4杯のマティーニで、海軍大将が言った全てを忘れてしまっているだろう。)

 ジョージ・W・ブッシュ、バラク・オバマ、ドナルド・トランプや、今ジョー・バイデン政権の全てが、大国(ブラジル)や、小国(エクアドル、ペルーとボリビア)や、その中間の国々(コロンビアやベネズエラ)、中南米じゅうで、民主政治を抑圧し、傷つけるため、組織的に、終始継続している悲惨な超党派的政策ではなく、ロシアと中国の前進や悪行とされることに集中したフラー海軍大将発言の調子に同意できないのは確実だ。

 だが海軍大将が伝えようとした挑戦、危険と警戒の感覚は全て実にはっきり伝わる。

 「私には信じ難い危機感がある」と彼は言った。「我々が暮らす、この半球は攻撃されている。民主主義の原則と我々を結び付ける価値観が、強暴な多国籍犯罪組織(TCO)や中華人民共和国やロシアに、攻撃的に傷つけられている。我々は、この半球における優位な立場を失いつつあり、この傾向を逆転する即座の動きが必要だ。」

 中国は建設や、購入するなりして、中南米で現在40の主要港を支配しているとアメリカ南方軍司令官が言った。そして今、更に、Covid-19が、大陸中の政治的安定を破壊していると海軍大将は述べた。

 「コロナ流行が地域のもろさを増すにつれ、地域を覆う混迷の連鎖が加速している。中南米とカリブ海は世界最高のCovid-19死亡率で苦境に立っている」とフェラーは述べた言。「国際通貨基金(IMF)によれば、中南米では一人当たり所得は、コロナ流行から2025年まで回復しないだろう。」

 アメリカにとっての戦略的な脅威で、中国は、この地域で影響力を構築するため、中南米全域で、10億ドルのCovid-19援助攻勢を開始し、今後10年以内の地域経済支配という彼らの目標に向かって既に急速に進んでいると海軍大将は述べた。

 「2019年、中華人民共和国はブラジル、チリ、ペルーとウルグアイで主要貿易相手国としてアメリカ合州国を追い抜き、今この地域で、アメリカ合州国に続き、二番目に大きな貿易相手国だ。2002年から2019年まで、中南米との中華人民共和国の貿易は、170億ドルから3150億ドル以上へと急増し、2025年までに貿易で5000億ドルに達する計画だ。」と海軍大将が言った。

 アフリカでの中国の経済的な上昇に関しては、欧米で多々発言され、研究されている。だが中南米での貿易や事業や影響力の点で同様に中国が上昇していることは比較的無視されている。だがそれは起きている。それは本物だ。そしてそれは大陸の運命を変えつつある。

 マーティン・シーフは海外特派員として、24年間、ワシントン・タイムズとUPI通信社で70以上の国から報道し、12の戦争を担当した。彼はアメリカと世界経済問題専門。

個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2021/04/07/china-rises-in-latin-america-as-sun-sets-on-monroe-doctrine/

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 デモクラシータイムスの下記番組は、麻薬を中心にした、ラテンアメリカの話。

【あなたに知ってほしいラテンアメリカ】コカは神、コカインは悪魔 (ラ米の麻薬問題) 伊高浩昭×高瀬毅

 『アメリカン・ドリームという悪夢―建国神話の偽善と二つの原罪』の著者、藤永茂氏は 『私の闇の奥』で、最近ハイチについて書いておられる。

ハイチは今なお重い苦しみの中に(1)

ハイチは今なお重い苦しみの中に(2)

ハイチは今なお重い苦しみの中に(3)

 日本の官公庁、末尾に「破壊」を補足すると意味が正しく通じる。たとえば、厚労破壊省。復興破壊庁の悪のり。

トリチウムがゆるキャラ化? 「がっかり」と批判も 復興庁が制作

 たまたま安野光雅の『旅の絵本VIII』を読み直した。昔の日本の暮らしのなつかしい画。最後は、広い海を去って行く旅人を村人が見送る構図。巻末に「電気のなかったころのこと」という彼の文がある。終わりの部分を一部引用させていただこう。2013年5月5日の文。一流画家の精神、トリチウムゆるキャラを思いつく連中の対極。

いまいちばん問題なのは、子どもたちが放射能性物質に侵されるのではないか、ということです。未来の日本を生きるのは、その子どもたちです。

 REUTERSで不気味なニュースを見た。ワクチン確保を餌に解散、圧勝のシナリオ。実にリアル。

コラム:首相訪米でワクチン大量確保の成果も 早期解散・株高へ=木野内栄治氏

 日刊IWJガイド

【タイムリー再配信 923・IWJ_YouTube Live】20:00~「福島原発事故『汚染水』を政府が『海洋放出』する根拠『トリチウム安全神話』は『インチキ』だ!! 生態系全部を汚染する恐るべき実像!! 岩上安身による北海道がんセンター名誉院長 西尾正道氏インタビュー(後編)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

2021年4月12日 (月)

ネオコンと、しっかり息を合わせるブリンケン

Wayne Madsen
2021年4月11日
Strategic Culture Foundation

 バイデンの西半球外交政策はオバマのものとほとんど変わらないとWayne Madsenは言う。

 俗に言う望ましくない連中同様、バラク・オバマ政権を悩ませたネオコン帝国主義者がジョー・バイデン国務省に大挙して現れた。アントニー・ブリンケン国務長官は、ビクトリア・ヌーランドを、ブリンケンの政務担当国務次官、国務省ナンバー3に、サマンサ・パワーを米国国際開発局(USAID)長官となるべく指名し、卑劣な二人組に、しっかり息を合わせた。

 ヌーランドとパワーには、いずれにも、利害対立に見えるにもかかわらず、彼らの帝国主義意見をしっかり言う問題ある配偶者がいる。ヌーランドの夫は、イスラエルのためにしかならない戦争にアメリカを追い立てたるのに一度も失敗したことがない、たわ言ばかり言うネオコン戦争屋ロバート・ケイガンだ。パワーの夫は、オバマ・ホワイトハウスで「情報の皇帝」を勤め、心理戦を行うため、非政府組織や放送局への政府潜入を支持した、全く身の毛がよだつようなキャス・サンスティーンだ。

 いつも通り、既にブリンケン国務省は、実際の支持者がカラカスやマラカイボのスペイン系人区域ではなく、南フロリダの祖国を捨てたベネズエラ人とキューバ人の裕福なゲート付き居住区に暮らしているベネズエラ右翼の自薦「野党リーダー」フアン・グアイドを支援している。

 ブリンケンと守旧派ヤンキー帝国主義チームは、エボ・モラレス大統領の社会主義運動(MAS)政権を、CIA中央情報局が起こし指揮した軍事クーデターで打倒した後、2019年に大統領になった元暫定大統領ヘアニネ・アニェスの合憲で司法上正当な拘留を批判している。MASと、モラレスが選んだ大統領候補ルイス・アルセを圧勝させ、権力の座に戻した2020年10月選挙で、アニェスを支持する極右勢力は完敗した。ブリンケンと彼のお仲間にとって、選挙での決定的勝利は、ボリビアのアルセとMASにではなく、ジョー・バイデンとカマラ・ハリスにだけ当てはまるように思われる。

 ブリンケンは、オバマ政権で当時のバイデン副大統領の国家安全保障補佐官だったが、ボリビアでモラレス、ベネズエラでニコラス・マドゥロ大統領を退陣させるため、あらゆる種類の欺瞞や策略がCIAに使われたことは想起されるべきだ。実際、ヒラリー・クリントンを国務長官とするオバマ政権は、ホンジュラスの進歩的なマニュエル・セラヤ大統領に対し、CIAクーデターを開始し、連中初の中南米の政治犠牲者を生み出した。今日、ホンジュラスは、右翼の泥棒政治麻薬大統領フアン・オーランド・エルナンデスに支配されており、弟のトニー・エルナンデスは麻薬取り引きのかどで、現在アメリカの連邦刑務所で暮らしている。ブリンケンやパワーやヌーランドや元オバマの国家安全保障補佐官で、現在バイデンの「内政補佐官」スーザン・ライスの類にとって、革新政府抑圧や右翼独裁者やワンマンの支持は、常に、特に西半球で望ましい外交政策だった。例えば、バイデン政権は、メキシコとの南部国境での何千人もの窮地に陥ったマヤ族インディアンの流出に責任がある中米右翼政権に対してはおとなしいが、トランプ時代のダニエル・オルテガ大統領の妻や、ニカラグア副大統領ロザリオ・ムリージョや彼らの息子ラウレアノ、ラファエルとフアン・カルロスを含む24人のニカラグア幹部に対する制裁は継続すると発表した。

 バイデンの西半球外交政策は、オバマのものと、さほど違わない。バイデンとブラジルの極右派、アドルフ・ヒトラーを愛し、Covid流行を否定しているヤイル・ボルソナーロ大統領は、4月22日にホワイトハウスが召集した世界気候変動のバーチャル・サミットに先んじて、アマゾン盆地の環境保護に関して合意したと言われる。環境保護や、先住民の権利や、他の集団を代表する198のブラジルNGO連合が、信用できないボルソナーロと、雨森林保護合意をしないようバイデンに嘆願した。ブラジル大統領は繰り返し、アマゾン地域の大規模伐採を支持している。一方、バイデンがアメリカ人にCovidの公衆衛生対策を守るよう奨励する中、ブラジルの総死者数がアメリカのそれに接近するのに、ボルソナーロはウイルスの脅威を軽視し続けている。

 ブリンケン国務省は、中米北部トライアングルのファシスト・トロイカ、ホンジュラスのオーランド、グアテマラのアレハンドロ・ジャマティと、エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領対しては比較的静かだ。これらファシストに、民主化し、彼らの国の先住民に対する大量殺戮政策を止めるよう圧力をかけるどころか、バイデンは、移民の流れを止めるため、これらの国への「援助」とされるもので40億ドルを注ぎ込むとメキシコのアンドレス・マニュエル・ロペス・オブラドール大統領に語った。バイデンは過去の同じアメリカ策略を繰り返しているのだ。北のトライアングルの、これら泥棒政治諸国への、あらゆるアメリカ援助は、不正な指導者の私腹を肥やしており、肥やし続けるだろう。たっぷりのアメリカ支援金で、ホンジュラス、グアテマラとエルサルバドルは、中米の労働者や学生と先住民に対し、より多くの人権侵害を犯す用意が常にできている貪欲なイスラエルの反乱鎮圧請負業者と契約するのは確実だ。

 バイデンは、ドナルド・トランプが課したアメリカ-キューバ関係凍結の反転も急いでいない。キューバに対する方針が、冷戦が化石化した遺物のバイデンは、アメリカの商業と貿易とキューバとの観光産業に対するトランプ凍結維持するつもりだ。バイデンの国土安全保障長官、ユダヤ系キューバ系アメリカ人アレハンドロ・マヨルカスは、2022年と2024年のアメリカ選挙で民主党躍進を確保するため、南フロリダの右翼キューバ系アメリカ人に接触すると予想されている。そのため、バラク・オバマが確立した以前の状態を復活させることさえバイデン、ブリンケンとマヨルカスにとって考慮外だ。キューバ系アメリカ人で、倫理的に問題がある民主党のボブ・メネンデス上院外交委員会委員長は、彼の「政権転覆」気まぐれが満たされるまで、キューバとのトランプ前の関係正常化はないだろうと述べた。典型的な右翼キューバ系アメリカ人のたわ言をおうむ返しし、新国土安全保障省長官と発表された後、「私は国土安全保障省長官で、全てのアメリカ人と彼らが愛する家族のために最良の人生を求めて迫害から逃げる人々の保護を監督すべく指名された」と、マヨルカスは宣言した。文書の最後の部分は、南フロリダの裕福なキューバ、ベネズエラ、ニカラグア、ボリビア人の強固な共和党支持層に向けられていた。

 ブリンケンは、ベネズエラ、ボリビア、ニカラグアとキューバに、ネオコンの悪口雑言を投げつけながら、追い詰められて、大いに不人気な右翼のチリのセバスチャン・ピニェラ大統領が繰り返す、ファシスト軍事独裁者アウグスト・ピノチェト将軍が1973年に制定したものに置き換えるべき新憲法実施への非協力的態度には静かなままだ。現在のチリ憲法は、明らかに世界規模の「実務政治」冒険主義に対するブリンケンの趣味を共有する人物リチャード・ニクソンの外交政策「人をあやつるスベンガリ」、二枚舌ヘンリー・キッシンジャーによるものだ。

 ブリンケンは、ボリビア、ベネズエラ、ニカラグアやキューバの内政議論には加わりながら、メデリン麻薬カルテルの表看板、コロンビアの極右権威主義者イバン・ドゥケ大統領による反憲法の動きについては、これまで発言していない。ブリンケン、ヌーランドとパワーが、ラファエル・コレア前大統領の弟子の進歩的社会主義候補者アンドレス・アラウスに対抗して立候補している右翼銀行家ギレルモ・ラッソ候補を静かに支持しても、決して驚くべきことではない。4月11日選挙で、もしアラウスが勝利した場合、ラッソが不正行為だと叫べば、ブリンケンは、選挙結果に疑問を投じると予想できる。逆に、もしラッソが勝利し、アラウスが不正を訴えても、ブリンケンは静かなままだろう。どの党がホワイトハウスを支配しようと、それが常にアメリカの西半球政策の本質だ。

 Wayne Madsenは、調査ジャーナリスト、著者、シンジケート・コラムニスト。Society of Professional Journalists(SPJ)とナショナル・プレスクラブ会員。

 個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2021/04/11/blinken-winking-and-nodding-to-neocons/

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 エクアドル選挙、残念ながら、ブリンケンの期待通りになったようだ。

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○ラムザイヤー論文はなぜ「事件」となったのか
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○ラムザイヤー論文の何が問題か――日本軍「慰安婦」をめぐる“契約論”を検証する
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