中南米

2021年7月25日 (日)

キューバや中南米に対するアメリカの懸念は介入のめくらまし

タマラ・ピアソン
2021年7月I6日
カウンターパンチ

 アメリカ政府は、中米が腐敗と戦うのを支援し、メキシコと中米における移民の「主要因」と戦い、キューバ国民が自由を獲得するのに手を貸したいといっている。

 だがアメリカの国内外での実績は、貧困と闘い、汚職を終わらせ、民主主義や、何であれ、人権に関し、人さまに説教する資格がないことを明示している。それどころか中南米諸国に関するアメリカの最近の言説は、いじめっ子が救済者を装おうとするものだ。

 (直接、飢餓や薬品不足をひき起こして)問題を作り出したり、既存の問題を激化させたり、ゆがめたり、そうしたものを、本当の困難さと組み合わせて、特定の国々に対する介入や支配を、誰も、もっともな反対ができない支援として、アメリカは描き出してきた。支援という言説は、アメリカの本当の狙いや政治権益を、多くの人々が理解するのを困難にし、主流メディアが、中南米の搾取を強化したいというアメリカの願望を隠蔽するのを極めて容易にする。

 アメリカの支援言説では、特にUSAIDを通した反政府(つまり親米化が狙いの)集団に対する財政支援は支援だと歪曲される。親米指導者を権力の座につけることは、残酷な独裁者の打倒として描かれる。アメリカ企業と製造工場が、何であれ、やりたいことができる町作り(つまりホンジュラスのZEDESやメキシコの工業団地)や、貧しい国への民営化政策を押し付けは「自由」「民主主義」「投資」あるいは「経済援助」と呼ばれる。

 これまで60年のアメリカによるキューバ封鎖が、キューバ経済に1440億米ドル以上の損害をもたらしたが、今週、バイデン大統領は、キューバの抗議行動参加者に味方して「コロナ流行と経済的苦難の悲劇的支配からの解放」を呼びかけた。封鎖こそ、キューバにひどい欠乏や石油危機をもたらし、十分なワクチン生産するのを難しくしているのだ。

 デモクラシー・ナウは抗議行動中に逮捕されたハバナ在住の独立ジャーナリスト、ダニエル・モンテロと話をした。彼は、逮捕された、ほとんどの人々が同じ日に釈放され、警察と抗議行動参加者双方に暴力があった事実をメディアが無視したと指摘した。彼は制裁が経済的苦難の主な原因で、キューバへの軍事介入を要求するフロリダのキューバ系アメリカ人は「私が人生で見た最も植民地的行動の一つ」だと言った。

 バイデンはキューバ政府に「暴力を控える」よう求めたが、自国の警察による殺人や抑制を考えれば、偽善的な態度だ。「我々は、どのようにキューバ国民に役に立てるか評価している」とホワイトハウス報道官ジェン・サキは、制裁破棄は考慮せずに、救済者言説を使って述べた。

 一方、カマラ・ハリス副大統領は、この地域での腐敗と移民の「根本原因」に表向き対処し、中米とメキシコへの支援を誇示していた。7カ月たっても、何の本当の支援もせずに、彼女は、命からがら逃げてくる移民に、アメリカに来ないよう言い、人権侵害と、アメリカ自身の亡命者法に、あからさまに違反して、アメリカは国境を封鎖した。

 6月、ホワイトハウスは中米での「汚職に対する戦い」を宣言し、それをアメリカ国家安全保障の利益とした。一般に、安全保障上の利益というものは、合衆国の権益に従わない国に対する戦争や介入や攻撃の符合だ。さらに、国務省は、貧者の味方ルイス・イナシオ・ルーラ大統領が逮捕されたブラジルの洗車場反汚職作戦に関与した。あるアメリカ検察官が、ルーラ投獄を「CIAの贈り物」と言った。当時のFBIの主要連絡役レスリー・バックシーズは、FBIが「ブラジルで大統領を打倒し」たと自慢した

 5月、記者会見の際、ハリスは、最近のいわゆる汚職に対する戦いでの、アメリカの本意を「北の三角形で、投資を引き付けるための条件を現地で生み出すのを汚職が阻止しているのを知っている。」と、ほのめかした。ホワイトハウス声明さえ、反汚職の取り組みは「アメリカにとって極めて重要な優位」を確保するのが狙いだと認めている

 最近、アメリカ政府は、ビザ発給を拒否する中米の有力な不正人物のリストを発表した。リストには、アメリカが2009年クーデターを支持し、権力の座につくのを支援した前ホンジュラス大統領で、現在サルバドール大統領法律顧問ホセ・ロボが含まれる。だが、それは有罪が証明されている現在のホンジュラス大統領フアン・エルナンデスを含まない。これは、人物選択には、政治的利害関係が背後にあることを示唆している。

 アメリカは、外国の「汚職を減らす意欲を示し」(都合の良いあいまいな表現)「民間部門との提携」を推進しようとしている人々への資金や資源支援や「政治的援助」を増したいと望んでいる。反汚職タスク・フォースが中米当局の「訓練」を行い、アメリカの法執行専門家が「指導する」ため派遣されるだろう。ここで、クーデター指導者、抑圧的軍指導者や反革命主義者を訓練するアメリカの長い実績は注目に値する。

 確実に遵守させるため頻繁に使われる戦略

 アメリカは、安い労働力源として使い、鉱物のために土地を破壊し、資源を略奪し(皮肉にも「自由」を歌って、権威主義的な形で)自己利益のための貿易政策の完全遵守を要求して、中南米諸国との虐待的関係を、少なくとも一世紀、維持してきた。

 自主性を主張し、尊厳を目指し、(それゆえ安価労働を供給する)貧困と闘って、国々が言うことを聞くのを拒否すると、アメリカは報復する。ニカラグアでは、アメリカは金と訓練で反革命を支援し、グアテマラのハコボ・アルベンス大統領を排除し、そこでの革命を終わらせるためCIAはクーデターを実行し、最近アメリカはボリビアでクーデター計画者を支持し、チャベスを打倒するため、繰り返し反民主主義運動を支持し、キューバ大統領を何度も暗殺したり排除したりしようとした。

 彼らがアメリカの事業権益を守るので、アメリカは抑圧的保守政権を組織的に支援する。「移民の根本原因」に関する現在の言説にもかかわらず、貧しい人々を支持し、実際不均等を減少させ、強制移住を防ぐことが可能な運動や政府に、アメリカは首尾一貫、暴力的に抵抗する。

 アメリカと、アメリカ中心の主流メディアには二つの基準がある。反抗的な国向けに一つ、アメリカ支持派の国向けに一つ。それが、アメリカとメディアが、メキシコで行方不明になる活動家やジャーナリストには沈黙しながら、キューバでの逮捕については率直な意見を述べる理由だ。それが、アメリカ国務省が、最近コロンビアでの残忍な制圧を批判する代わりに、抗議行動参加者の「暴力と破壊行為」について語る理由だ。バイデンは(現在ピース・コロンビアと呼ばれる)コロンビアをアメリカ軍装備品の最大購入国の一つにするプラン・コロンビアを公式に支持している。

 この二つの基準が、大多数の人々が、経済的、政治的意志決定から排除されている世界の大半の国々では決して要求しない「自身の未来を決定する」のをキューバ人は許されるとアントニー・ブリンケン国務長官が言った理由だ。

 今我々が目にしているキューバに対するアメリカの態度は、何ら新しいものではない。極めて良く似た戦術がベネズエラで使われるのを私は目撃した。私がそこにいたとき、それは#SOSVenezuelaプラカードとTweetだったし、私がエクアドルで働いていた時には、#SOSEcuadorがコレアに対して使われ、今#SOSCubaが使われている。

 常とう手段には以下のものの改変版もある。封鎖や囲いこみで食糧や薬品不足を起こしたり悪化させたりする、メディア・キャンペーンで政府を独裁政権として描写する、主として白人上流階級の人々のデモ、メディアやソーシャル・メディアによる、恣意的な画像や他の国々の写真まで使って規模を誇張する反政府デモ報道(最近のキューバの場合は、政府支持派集会を反政府派集会写真として使用)親政府派デモの、メディアによる完全無視。「自由」に焦点を当て、あらゆる文脈や、問題の歴史的原因や、いかなる本当の解決策も無く、全て、アメリカが転覆しようとしている政府の責任にされるのだ。

 #SOSCubaソーシャル・メディア・キャンペーンは、デモのわずか一週間前に始まった。最初のTweetはスペインのアカウントからで(数日で1000以上のTweetと自動化リツイート)他のボットや最近作られたアカウントに支持された。数字(一日約40人の死亡)は、アメリカの現在の死亡率より遥かに下まわっているが、TweetはキューバでのCovid-19症例の増加と一致していた。

 アメリカの、あらゆる手助けや支援は常に条件付きで、隠された動機がある。連中の手口がどれだけ複雑であろうとも、いじめっ子は実際誰も助けるまい。

 タマラ・ピアソンは中南米を本拠とする長年のジャーナリストで、The Butterfly Prisonの著者。彼女の記事は彼女のブログで読める。

記事原文のurl:https://www.counterpunch.org/2021/07/16/us-concern-for-cuba-latin-america-is-spin-for-intervention/

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 「ブタペストでは、オルバン首相のLGBT新法をめぐりデモ」という。
 日本では、ドラクエ音楽使用についてのデモはないようだ。

 オリンピック関連の番組は全くみない。東京新聞を読んでいるが、運動面はスルーしている。連載小説の『パンとサーカス』をかかさず読んでいる。今朝の文では、末尾に書籍『日米地位協定』の話題。この本の著者、今沖縄におられるはず。

 午後は下記中継を拝見予定。

【IWJ・OKINAWA1】14:00~「又吉栄喜・大城貞俊 新刊出版記念対談『書くこと・読むことの楽しさ-沖縄文学の可能性を求めて-』」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwjokinawa1

 「ジュンク堂書店 那覇店」主催の出版記念対談を中継します。これまでIWJが報じてきた沖縄戦関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%b2%96%e7%b8%84%e6%88%a6

2021年7月20日 (火)

キューバ不安定化:制裁、コロナ流行の苦難とソーシャル・メディア猛攻撃

Finian Cunningham
2021年7月15日
Strategic Culture Foundation

 アメリカ政府は自称「裏庭」に、モスクワや北京が侵入するのを好まない。だがアメリカ政府は、本気で反対するための、あらゆる道徳的権威を失っている。

 キューバを見舞った大衆抗議の頻発を「経済政策の失敗と抑圧で疲れ切った人々の自然発生的表現」だとホワイトハウスは説明した。ジョー・バイデン大統領は「彼らが基本的、普遍的権利を勇敢に主張する中、アメリカ合州国はキューバ国民を支持する」と述べた。

 抗議は、週末、それが沸き起こったと同じぐらい速く静まったように思われる。キューバのミゲル・ディアス=カネル大統領は、このカリブの島の1000万人住民がこうむっている物質的困難への妥当な不満があると認めた。キューバ革命を擁護しようという大統領の呼びかけに、政府支援派が、大きい対抗デモで答えた。

 キューバ当局は、ほぼ60年の経済封鎖で追い詰められた社会主義国家を、不安定化するため、ワシントンが抗議行動を画策したと、アメリカ合州国を非難している。ドナルド・トランプ大統領下で経済封鎖は強化され、バイデン新政権は、この壊滅的制限を維持している。

 Covid-19流行の、この一年、キューバ経済は大変な苦境に立ち、ワシントン制裁がコロナ流行の特有な困難につけこんでいるという結論から逃れるのは不可能だ。キューバの観光産業は崩壊し、病気蔓延を制限する社会措置は雇用と暮らしに酷く影響を与えた。それは更に、食糧不足と消費者価格インフレを悪化させた。

 コロナ流行で増大する入院に対処するため、当局が資源配給で医療施設に優先順位を付て、停電が起きた。

 これら全てが、「管理不行き届き」と見なされがちなもののため、大きな社会的欲求不満や政府非難を生んだ。だが、はっきりさせておこう。管理不行き届きと見なされているものは内部原因が主なものではない。キューバの苦境に対する責任は、この島国に対する犯罪的な禁輸措置をワシントンが推進していることにこそある。

 1961年以来、キューバに課されたアメリカ経済封鎖は、常に社会主義政府から彼らを遠ざけ、不安をかき立てるため、国民に貧困と苦難を経験させるための意図的なものだった。ワシントンによる、この攻撃は、露骨な国連憲章違反だ。毎年、アメリカ政府は、制裁を無効にするための国連総会の圧倒的多数の国々によるアピールを無視している。

 通常時、このような冷淡な行為は恐ろしい。だが世界的コロナ流行で医療資源が限界にあり、国民が一層脆弱な年には、キューバに対するアメリカの禁輸措置は嫌悪をおぼえる。

 このアメリカの残酷さに耐えているのはキューバだけではない。イラン、北朝鮮、シリア、ベネズエラ、ニカラグアやロシアを含め多くの他の国々も、世界規模で危険な時に、程度はことなるが、アメリカ制裁の経済戦争をしかけられている。

 ワシントンの帝国立案者が、キューバの特に弱い立場に、血のにおいをかいだのは、ほとんど疑いない。多数の海外居住右翼キューバ人が暮らすフロリダの放送局の通信回線を強化するため、国務省が何百万ドルも割り当てたのは注目に値する。

 先週日曜日に起きた最近の抗議行動は、ソーシャル・メディアの影響による大規模動員が前兆だった。テレスールの分析によれば、人々が街頭に出る直前、何千という新しい報道記事が日々作り出された。それは、アメリカを巻き込む、洗練された外国の国家レベル工作によって画策されたように思われる。

 ワシントンの同じ脚本が、ボリビア、ベネズエラ、ベラルーシとニカラグアで、反政府抗議を煽るのに使われた。ソーシャル・メディアは、自然発生的からはほど遠い手口で、あっと言う間に、ミームや街頭デモを煽る評論家で溢れた。アルゴリズムを駆使し、実際の数と遥かに不釣り合いな抗議者の群れに拡大した。

 この種の情報猛攻撃が、経済的困難で既に存在している一般大衆の不満と合わされば、扇動者は座視したまま、期待する社会爆発を待つことができるのだ。

 キューバ政府は、早々に不安定を封じ込めたように思われる。キューバは内政干渉だとアメリカを非難した。他の中南米諸国も外国干渉を非難しハバナを支持した。

 キューバには実に大きな課題と問題がある。だが大部分、それに対する責任は、完全にワシントンと、その犯罪的侵略にある。アメリカ・ホワイトハウスは、「我々は、キューバ国民に、どのように直接役立てるか評価して」いると言う。あなた方が数十年の踏みつけ続けている革長靴を、キューバの首から、どけたらどうか?

 ロシアと中国は勇敢な人々がアメリカ合州国による何十年もの経済戦争から必要な休息をとれるよう、キューバに対し、進んで更なる経済的、物質的支援を申し出るべきだ。

 アメリカ政府は自称「裏庭」に、モスクワや北京が侵入するのを好まない。だがアメリカ政府は、本気で反対するための、あらゆる道徳的権威を失っている。ロシアと中国はアメリカ侵略者に対して形勢を逆転すべきだ。

 Finian Cunninghamは主要報道機関の元編集者・記者。国際問題について多く書いており、記事は複数言語で刊行されている。

個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2021/07/15/destabilizing-cuba-sanctions-pandemic-hardship-and-social-media-onslaught/

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 日々五輪関係者感染が明らかになる。観戦者なし感染者。流行語「安全安心」で決まりだろう。

 サウジ、メッカ巡礼 ワクチン二回接種者6万人に限定。カーバ神殿床はロボットで掃除。巡礼者は携帯アプリの指示に従って巡礼するという。不幸五輪より合理的。

 IWJ岩上氏による上昌広医師インタビューを拝聴した。大本営広報部は報じない内容。自民党支持率が最低で、首相を変えても、コロナ対策は改まらない。厚生労働破壊省の医系技官、感染症ムラの総入れ換えなしには。お得意の「言うことを聞かないものには移動してもらう」で、戦犯全員排除すれば首相支持率は70%に跳ね上がるだろう。

<インタビュー報告>岩上安身による上昌広医師のインタビュー「デルタ株拡大、『第5波』のなかで迎える東京五輪の開催決行 懸念される日本の脆弱な検査体制とワクチン接種の遅れ」を中継しました

<本日のタイムリー映像公開>本日午後5時から、7月6日に収録した「米中戦争対立激化時代の東アジア安全保障・第1回『台湾有事』急浮上で各国の軍拡競争激化 日本列島はミサイル要塞化! 新INF条約を樹立することは可能か?~岩上安身によるインタビュー第1045回 東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員」を公開します! 明日は午後3時から岩上安身による須川清司氏インタビューの続編を生配信!

2021年4月15日 (木)

中南米でモンロー主義の日が沈むにつれ、昇る中国

マーティン・シーフ
2021年4月7日
Strategic Culture Foundation

 中国が中南米で、貿易や事業や影響力の点で上昇していることは比較的無視されている。だがそれは起きている。それは本物だ。

 中国は、アメリカの裏庭、中南米全体で、最も影響力のある国として、急速にアメリカ合州国を追い抜きつつある。これは中国政府の自慢ではない。3月16日、上院軍事委員会証言でのアメリカ南方軍(SOUTHCOM)を率いる五つ星海軍大将による熟考した評価だ。

 1823年12月、ジェイムズ・モンロー大統領が議会への定例メッセージで、最初にその輪郭を示して以来、ほぼ200年、アメリカ議員とアメリカ国民が、広大な南米大陸、巨大なメキシコ、大いに利用されてきた中米やカリブ海小国が、これまでも、これからも、旧世界の全ての邪悪で抑圧的権力を彼らから遠ざけ、アメリカの裏庭のままでいるのを当然と思っている。もちろん、民主政治、自由と自由貿易という神聖な名目で。

 実際、ひと握りを例外として本物の輝ける理想主義と善意の余りに短期間のユリシーズ・S・グラント(1869-77)、フランクリン・D・ルーズベルト(1933-45)とジョン・F・ケネディ(1961-63)大統領の下、スペイン語とポルトガル語を話す西半球のアメリカ支配は、善意の無視ではなく、むしろ法外に悪意の関心が特徴だ。

 ウォール街とロンドンシティーの熱狂的支持を得たポルフィリオ・ディアス大統領が、現在ポルフィリアートとして知られている1876年から1911年まで、恐怖の35年の統治中、メキシコの人々に行った弾圧と略奪行為は信じられる限界を超えている:ほぼ1000万人の小作農が土地から退去させられ、隣接するアメリカ合州国では平均寿命50歳だったのに、この国では、わずか30歳に落ちた。同時に、アメリカ事業投資(これは19世紀のドルだった)15億ドルが殺到した。

 アメリカ最初の体系的な帝国主義大統領テオドア・ルーズベルトで、聖人ぶった高圧的介入の新時代になった。ルーズベルトは、軍人としても、司令官としても、悪い冗談だった。彼は自身が撃たれるのを避けるのに成功して、1898年、キューバ戦線でサン・フアン・ヒルに突撃し、それから、ほぼ端緒から延々と、第一次世界大戦に、アメリカ合州国を関与させようとした。彼はサン・フアン・ヒル風騎兵隊突撃が西部戦線至る所でドイツ軍を打ち破ると想像した。もし彼の意のままになっていたら、200万人のアメリカ青年が、ベルギーと北フランスの畑を肥沃にすべく鋤き込まれていたはずだ。無駄に。

 だが西半球では、ルーズベルトは遥かに効果的だった。アメリカが、パナマ運河を建設して、支配できるよう、分離主義者の国を切り出すため、コロンビアに対し、彼は恥知らずな侵略を行った。世界的海軍大国としてアメリカが台頭するための不可欠な一歩だった。この最初のルーズベルトは、中南米の国々は、アメリカ帝国主義の導きの手を必要とするという暗黒の20世紀の先例を(文字通り)無理やり作り上げた。彼は、この侵略と帝国主義搾取政策を「ルーズベルト的帰結」と呼んで威厳をつけた。

 最も根強く、執念深い、醜悪な反アフリカ系アメリカ人差別主義者ウッドロー・ウィルソンは、最初にメキシコ、次にカリブ地域と、西半球での壊滅的介入新時代を開始した。この状況は1920年代まで続いた。

 今崇拝され、神格化されているドワイト・D・アイゼンハワー大統領は、1954年にグアテマラでハコボ・アルベンス大統領の本物の民主主義を打倒するための、あからさまなCIA戦争を、それと知りながら承認した。それは、地域の、太古からのマヤ族に対し、何世代も続く、大量虐殺や大量強姦や殺戮や子供奴隷化の暗黒時代を解き放った遥かに酷い国際犯罪だった。アイルランド人政治哲学者の故コナー・クルーズ・オブライエンは、もうろくしてネオコンになる前、中央アメリカで続いているアメリカによる抑圧と人類に対する犯罪は、ソ連が第二次世界大戦後、中欧の友好諸国を緩衝地区として確立するため行った、あらゆることを遥かに超えていると極めて印象的に発言していた。

 ジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュ大統領が、実に醜いが取るに足りない凶悪犯マニュエル・ノリエガを強引に打倒して、それ以降の世代を方向づけた。この侵略にブッシュが認めた名前「ジャスト・コーズ(大義名分)作戦」は、全く確信した独善と、一連のアメリカ大統領や政策当局が、中南米至る所で、好みのどの政府であれ、侵略し、打倒する際、常に感じる、国際法やフェアプレーのあらゆる基準を無視する本能的姿勢の組み合わせを反映している。

 だが、この全ては19世紀と20世紀の話だったが、21世紀初頭の今、既に、最終的に、とうとう事態は変化しつつある。全部のアメリカ主流メディア(MSM)が見落としているが、上院軍事委員会での、アメリカ南方軍司令官クレイグ・フェラー海軍大将の誠実で単刀直入の率直な言葉は、これを、はっきり明らかにした。(だが私の長い経験では、それを聞いた上院議員のほぼ全員が、聴聞後、3杯か、4杯のマティーニで、海軍大将が言った全てを忘れてしまっているだろう。)

 ジョージ・W・ブッシュ、バラク・オバマ、ドナルド・トランプや、今ジョー・バイデン政権の全てが、大国(ブラジル)や、小国(エクアドル、ペルーとボリビア)や、その中間の国々(コロンビアやベネズエラ)、中南米じゅうで、民主政治を抑圧し、傷つけるため、組織的に、終始継続している悲惨な超党派的政策ではなく、ロシアと中国の前進や悪行とされることに集中したフラー海軍大将発言の調子に同意できないのは確実だ。

 だが海軍大将が伝えようとした挑戦、危険と警戒の感覚は全て実にはっきり伝わる。

 「私には信じ難い危機感がある」と彼は言った。「我々が暮らす、この半球は攻撃されている。民主主義の原則と我々を結び付ける価値観が、強暴な多国籍犯罪組織(TCO)や中華人民共和国やロシアに、攻撃的に傷つけられている。我々は、この半球における優位な立場を失いつつあり、この傾向を逆転する即座の動きが必要だ。」

 中国は建設や、購入するなりして、中南米で現在40の主要港を支配しているとアメリカ南方軍司令官が言った。そして今、更に、Covid-19が、大陸中の政治的安定を破壊していると海軍大将は述べた。

 「コロナ流行が地域のもろさを増すにつれ、地域を覆う混迷の連鎖が加速している。中南米とカリブ海は世界最高のCovid-19死亡率で苦境に立っている」とフェラーは述べた言。「国際通貨基金(IMF)によれば、中南米では一人当たり所得は、コロナ流行から2025年まで回復しないだろう。」

 アメリカにとっての戦略的な脅威で、中国は、この地域で影響力を構築するため、中南米全域で、10億ドルのCovid-19援助攻勢を開始し、今後10年以内の地域経済支配という彼らの目標に向かって既に急速に進んでいると海軍大将は述べた。

 「2019年、中華人民共和国はブラジル、チリ、ペルーとウルグアイで主要貿易相手国としてアメリカ合州国を追い抜き、今この地域で、アメリカ合州国に続き、二番目に大きな貿易相手国だ。2002年から2019年まで、中南米との中華人民共和国の貿易は、170億ドルから3150億ドル以上へと急増し、2025年までに貿易で5000億ドルに達する計画だ。」と海軍大将が言った。

 アフリカでの中国の経済的な上昇に関しては、欧米で多々発言され、研究されている。だが中南米での貿易や事業や影響力の点で同様に中国が上昇していることは比較的無視されている。だがそれは起きている。それは本物だ。そしてそれは大陸の運命を変えつつある。

 マーティン・シーフは海外特派員として、24年間、ワシントン・タイムズとUPI通信社で70以上の国から報道し、12の戦争を担当した。彼はアメリカと世界経済問題専門。

個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2021/04/07/china-rises-in-latin-america-as-sun-sets-on-monroe-doctrine/

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 デモクラシータイムスの下記番組は、麻薬を中心にした、ラテンアメリカの話。

【あなたに知ってほしいラテンアメリカ】コカは神、コカインは悪魔 (ラ米の麻薬問題) 伊高浩昭×高瀬毅

 『アメリカン・ドリームという悪夢―建国神話の偽善と二つの原罪』の著者、藤永茂氏は 『私の闇の奥』で、最近ハイチについて書いておられる。

ハイチは今なお重い苦しみの中に(1)

ハイチは今なお重い苦しみの中に(2)

ハイチは今なお重い苦しみの中に(3)

 日本の官公庁、末尾に「破壊」を補足すると意味が正しく通じる。たとえば、厚労破壊省。復興破壊庁の悪のり。

トリチウムがゆるキャラ化? 「がっかり」と批判も 復興庁が制作

 たまたま安野光雅の『旅の絵本VIII』を読み直した。昔の日本の暮らしのなつかしい画。最後は、広い海を去って行く旅人を村人が見送る構図。巻末に「電気のなかったころのこと」という彼の文がある。終わりの部分を一部引用させていただこう。2013年5月5日の文。一流画家の精神、トリチウムゆるキャラを思いつく連中の対極。

いまいちばん問題なのは、子どもたちが放射能性物質に侵されるのではないか、ということです。未来の日本を生きるのは、その子どもたちです。

 REUTERSで不気味なニュースを見た。ワクチン確保を餌に解散、圧勝のシナリオ。実にリアル。

コラム:首相訪米でワクチン大量確保の成果も 早期解散・株高へ=木野内栄治氏

 日刊IWJガイド

【タイムリー再配信 923・IWJ_YouTube Live】20:00~「福島原発事故『汚染水』を政府が『海洋放出』する根拠『トリチウム安全神話』は『インチキ』だ!! 生態系全部を汚染する恐るべき実像!! 岩上安身による北海道がんセンター名誉院長 西尾正道氏インタビュー(後編)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

2021年4月12日 (月)

ネオコンと、しっかり息を合わせるブリンケン

Wayne Madsen
2021年4月11日
Strategic Culture Foundation

 バイデンの西半球外交政策はオバマのものとほとんど変わらないとWayne Madsenは言う。

 俗に言う望ましくない連中同様、バラク・オバマ政権を悩ませたネオコン帝国主義者がジョー・バイデン国務省に大挙して現れた。アントニー・ブリンケン国務長官は、ビクトリア・ヌーランドを、ブリンケンの政務担当国務次官、国務省ナンバー3に、サマンサ・パワーを米国国際開発局(USAID)長官となるべく指名し、卑劣な二人組に、しっかり息を合わせた。

 ヌーランドとパワーには、いずれにも、利害対立に見えるにもかかわらず、彼らの帝国主義意見をしっかり言う問題ある配偶者がいる。ヌーランドの夫は、イスラエルのためにしかならない戦争にアメリカを追い立てたるのに一度も失敗したことがない、たわ言ばかり言うネオコン戦争屋ロバート・ケイガンだ。パワーの夫は、オバマ・ホワイトハウスで「情報の皇帝」を勤め、心理戦を行うため、非政府組織や放送局への政府潜入を支持した、全く身の毛がよだつようなキャス・サンスティーンだ。

 いつも通り、既にブリンケン国務省は、実際の支持者がカラカスやマラカイボのスペイン系人区域ではなく、南フロリダの祖国を捨てたベネズエラ人とキューバ人の裕福なゲート付き居住区に暮らしているベネズエラ右翼の自薦「野党リーダー」フアン・グアイドを支援している。

 ブリンケンと守旧派ヤンキー帝国主義チームは、エボ・モラレス大統領の社会主義運動(MAS)政権を、CIA中央情報局が起こし指揮した軍事クーデターで打倒した後、2019年に大統領になった元暫定大統領ヘアニネ・アニェスの合憲で司法上正当な拘留を批判している。MASと、モラレスが選んだ大統領候補ルイス・アルセを圧勝させ、権力の座に戻した2020年10月選挙で、アニェスを支持する極右勢力は完敗した。ブリンケンと彼のお仲間にとって、選挙での決定的勝利は、ボリビアのアルセとMASにではなく、ジョー・バイデンとカマラ・ハリスにだけ当てはまるように思われる。

 ブリンケンは、オバマ政権で当時のバイデン副大統領の国家安全保障補佐官だったが、ボリビアでモラレス、ベネズエラでニコラス・マドゥロ大統領を退陣させるため、あらゆる種類の欺瞞や策略がCIAに使われたことは想起されるべきだ。実際、ヒラリー・クリントンを国務長官とするオバマ政権は、ホンジュラスの進歩的なマニュエル・セラヤ大統領に対し、CIAクーデターを開始し、連中初の中南米の政治犠牲者を生み出した。今日、ホンジュラスは、右翼の泥棒政治麻薬大統領フアン・オーランド・エルナンデスに支配されており、弟のトニー・エルナンデスは麻薬取り引きのかどで、現在アメリカの連邦刑務所で暮らしている。ブリンケンやパワーやヌーランドや元オバマの国家安全保障補佐官で、現在バイデンの「内政補佐官」スーザン・ライスの類にとって、革新政府抑圧や右翼独裁者やワンマンの支持は、常に、特に西半球で望ましい外交政策だった。例えば、バイデン政権は、メキシコとの南部国境での何千人もの窮地に陥ったマヤ族インディアンの流出に責任がある中米右翼政権に対してはおとなしいが、トランプ時代のダニエル・オルテガ大統領の妻や、ニカラグア副大統領ロザリオ・ムリージョや彼らの息子ラウレアノ、ラファエルとフアン・カルロスを含む24人のニカラグア幹部に対する制裁は継続すると発表した。

 バイデンの西半球外交政策は、オバマのものと、さほど違わない。バイデンとブラジルの極右派、アドルフ・ヒトラーを愛し、Covid流行を否定しているヤイル・ボルソナーロ大統領は、4月22日にホワイトハウスが召集した世界気候変動のバーチャル・サミットに先んじて、アマゾン盆地の環境保護に関して合意したと言われる。環境保護や、先住民の権利や、他の集団を代表する198のブラジルNGO連合が、信用できないボルソナーロと、雨森林保護合意をしないようバイデンに嘆願した。ブラジル大統領は繰り返し、アマゾン地域の大規模伐採を支持している。一方、バイデンがアメリカ人にCovidの公衆衛生対策を守るよう奨励する中、ブラジルの総死者数がアメリカのそれに接近するのに、ボルソナーロはウイルスの脅威を軽視し続けている。

 ブリンケン国務省は、中米北部トライアングルのファシスト・トロイカ、ホンジュラスのオーランド、グアテマラのアレハンドロ・ジャマティと、エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領対しては比較的静かだ。これらファシストに、民主化し、彼らの国の先住民に対する大量殺戮政策を止めるよう圧力をかけるどころか、バイデンは、移民の流れを止めるため、これらの国への「援助」とされるもので40億ドルを注ぎ込むとメキシコのアンドレス・マニュエル・ロペス・オブラドール大統領に語った。バイデンは過去の同じアメリカ策略を繰り返しているのだ。北のトライアングルの、これら泥棒政治諸国への、あらゆるアメリカ援助は、不正な指導者の私腹を肥やしており、肥やし続けるだろう。たっぷりのアメリカ支援金で、ホンジュラス、グアテマラとエルサルバドルは、中米の労働者や学生と先住民に対し、より多くの人権侵害を犯す用意が常にできている貪欲なイスラエルの反乱鎮圧請負業者と契約するのは確実だ。

 バイデンは、ドナルド・トランプが課したアメリカ-キューバ関係凍結の反転も急いでいない。キューバに対する方針が、冷戦が化石化した遺物のバイデンは、アメリカの商業と貿易とキューバとの観光産業に対するトランプ凍結維持するつもりだ。バイデンの国土安全保障長官、ユダヤ系キューバ系アメリカ人アレハンドロ・マヨルカスは、2022年と2024年のアメリカ選挙で民主党躍進を確保するため、南フロリダの右翼キューバ系アメリカ人に接触すると予想されている。そのため、バラク・オバマが確立した以前の状態を復活させることさえバイデン、ブリンケンとマヨルカスにとって考慮外だ。キューバ系アメリカ人で、倫理的に問題がある民主党のボブ・メネンデス上院外交委員会委員長は、彼の「政権転覆」気まぐれが満たされるまで、キューバとのトランプ前の関係正常化はないだろうと述べた。典型的な右翼キューバ系アメリカ人のたわ言をおうむ返しし、新国土安全保障省長官と発表された後、「私は国土安全保障省長官で、全てのアメリカ人と彼らが愛する家族のために最良の人生を求めて迫害から逃げる人々の保護を監督すべく指名された」と、マヨルカスは宣言した。文書の最後の部分は、南フロリダの裕福なキューバ、ベネズエラ、ニカラグア、ボリビア人の強固な共和党支持層に向けられていた。

 ブリンケンは、ベネズエラ、ボリビア、ニカラグアとキューバに、ネオコンの悪口雑言を投げつけながら、追い詰められて、大いに不人気な右翼のチリのセバスチャン・ピニェラ大統領が繰り返す、ファシスト軍事独裁者アウグスト・ピノチェト将軍が1973年に制定したものに置き換えるべき新憲法実施への非協力的態度には静かなままだ。現在のチリ憲法は、明らかに世界規模の「実務政治」冒険主義に対するブリンケンの趣味を共有する人物リチャード・ニクソンの外交政策「人をあやつるスベンガリ」、二枚舌ヘンリー・キッシンジャーによるものだ。

 ブリンケンは、ボリビア、ベネズエラ、ニカラグアやキューバの内政議論には加わりながら、メデリン麻薬カルテルの表看板、コロンビアの極右権威主義者イバン・ドゥケ大統領による反憲法の動きについては、これまで発言していない。ブリンケン、ヌーランドとパワーが、ラファエル・コレア前大統領の弟子の進歩的社会主義候補者アンドレス・アラウスに対抗して立候補している右翼銀行家ギレルモ・ラッソ候補を静かに支持しても、決して驚くべきことではない。4月11日選挙で、もしアラウスが勝利した場合、ラッソが不正行為だと叫べば、ブリンケンは、選挙結果に疑問を投じると予想できる。逆に、もしラッソが勝利し、アラウスが不正を訴えても、ブリンケンは静かなままだろう。どの党がホワイトハウスを支配しようと、それが常にアメリカの西半球政策の本質だ。

 Wayne Madsenは、調査ジャーナリスト、著者、シンジケート・コラムニスト。Society of Professional Journalists(SPJ)とナショナル・プレスクラブ会員。

 個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2021/04/11/blinken-winking-and-nodding-to-neocons/

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 エクアドル選挙、残念ながら、ブリンケンの期待通りになったようだ。

 日刊ゲンダイDIGITAL

菅首相のメンツがワクチン最優先の医療従事者を危険に晒す

 岩波書店の月刊誌『世界』5月号 国内ワクチンの驚くべき話題。

●コロナ戦記 【第8回】
「死の谷」に落ちた国内ワクチン
山岡淳一郎(ノンフィクション作家)

 雨降って地固まる? 日本軍「慰安婦」を巡る暴論を国際世論にしようとした愚行、返り討ちにあい、完膚無きまで潰された嬉しい話題。

《学界の一大スキャンダルへ》
○ラムザイヤー論文はなぜ「事件」となったのか
 茶谷さやか(シンガポール国立大学)
○ラムザイヤー論文の何が問題か――日本軍「慰安婦」をめぐる“契約論”を検証する
 吉見義明(中央大学名誉教授)

2021年3月29日 (月)

ルーラ復帰と、スプートニク V到着はブラジルの政治状況を変える

ルーカス・レイロス・ド・アルメイダ, リオデジャネイロ大学国際法research fellow in international law at the Federal University of Rio de Janeiro.


InfoBrics
2021年3月18日

 ブラジル政治情勢で変化が起きている。ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ前大統領は最近、何年もの大衆の反感を覆し、強い政治力で復帰した。彼に対する全ての起訴を消した論争の的の裁判所決定後、ルーラは政治的発言能力を実証し、今まで密かに実行していたいくつかの策を明らかにし、その結果は、来たる大統領選挙の約一年前に、ブラジルで大きい影響を与える可能性がある。

 ルーラ発言の最も顕著な結果は、ブラジルへのロシアのスプートニクVワクチン到着だ。ロシア製品に対する何カ月もの連邦政府キャンペーン結果を逆転し、今後数週間で、何千万回分のワクチンがブラジルに送られる。ワクチン到着でのルーラの役割は重要だった。世界流行否定論のボルソナーロ政府に引き起こされた外交問題を回避するため、前大統領は何人かの外国の知人と会談した。前保健相のアレクサンドル・パディリャと一緒に、ルーラは複数の外交活動でロシア当局と連絡をとっていた。

 この作業は、去年、ルーラが、まだ公的生活から排除されていた時に、貧しい国のためのワクチンの広範な配布キャンペーンで、ワクチンを「人類のための公益」の分類に賛成する国際マニフェストに署名して始まった。前大統領はそれから、ウラジーミル・プーチン大統領自身の要請で、ロシアの直接投資ファンド理事長キリル・ドミトリエフから連絡をもらった。プーチンとドミトリエフの意図は、医療外交でブラジルに協力し、スプートニクV配給を拡大するロシアの希望を示すことだった。ルーラは即座に提案を受け入れた。

 パディリャ自身が提供した情報によれば、去年11月にルーラがロシアと交渉し始めた時、ブラジルには、その生産センターが、サンパウロ政府が支配するブタンタン研究所である中国ワクチンしかなかったことを指摘するのは興味深い。同時に、連邦政府は、アストラゼネカのワクチンを持って来る野心を持っていたが、薬品到着の見通しがなかった。ブラジルで、全国的に死者数が日ごとに増大するにつれ、他の企業からワクチンを購入する強い圧力が出現し始めていた。一部の地方自治体がロシア当局とSputnik V購入について交渉しようとしたが、Coronavacでしたのと全く同様に、連邦政府は、予防接種計画でこのようなワクチンを認めることに強く反対した。ルーラは州政府による小規模交渉や、ボルソナーロの反ワクチン聖戦に並行する人物として登場し、製品獲得に好都合な条件を提示したのが彼の成功の理由だ。

 ルーラの戦略は、主に前大統領が大きな政治力がある北東地域の彼と同盟するブラジル知事たちとコンソーシアムを構成し、ロシアとの交渉で同盟を確立し、連邦政府との見込みのない交渉に対する代替物を作ることだった。ビデオ会議によるルーラとドミトリエフとの会談後、ルーラの党の知事たちが直接ロシア直接投資基金と交渉を始めた。ルーラの党メンバーであるバイア州知事ルイ・コスタが交渉を率いた。その結果、ブラジルは、3900万回分のワクチンを購入した。

 この例は、ボルソナーロ政府の医療危機対処での無能力が、より強力な複数外交の必要性をもたらしており、これが連邦政府自身を傷つけるのは確実だ。ボルソナーロはこれまで、コロナ流行に関し二度演説した。最初、彼の姿勢は、完全なコロナ否定論の傾向があった。後に、ボルソナーロは次第にウイルスの深刻さを認めたが、引き換えに、ワクチンについての反科学的論説を支持し、アメリカとイギリスとの政治連合における彼らの国際的権益を表すアストラゼネカとファイザー・ワクチンを支持し、政治提携上の理由で、おそらく、これまで製造されているもので最も効率的なロシアと中国のワクチンに対し聖戦を始めた。ボルソナーロは国民の利益や地方自治体を考慮せず、更にルーラのような彼最大の政敵の強さを過小評価している。

 ルーラの政治生活復帰は非常に論争の的だ。彼に対する全ての法律上の起訴を無効にした法廷裁定は、ボルソナーロに対する政治駆け引き以上の何ものでもない。ルーラは社会主義者や極左政治家からほど遠い。彼は偉大な調停役で、常に経済エリートと民衆階級の権益を同時に支持しようと努めていた。だからブラジル政治の一部は、彼をボルソナーロより安定した人物と見なし、2022年選挙の選択肢として彼を支持する可能性はありそうだ。これは例えば、司法界の立場で、それで訴訟手続き中止に至ったのだ。ルーラは再び選挙に立候補するか、候補者を指名し、彼を強く支援することが可能だ。彼が何百万ものワクチンを得て多くの国民に免疫を与えた事実は確実に彼の主な選挙演説になるだろう。

 だが、2022年のためには、ブタンタン研究所を通してブラジルでのCoronavac生産を指揮するサンパウロ州知事ジョアン・ドリアを忘れることはできない。ドリアはボルソナーロに対し、政治的に大きな離反を始めており、数人の情報提供者によれば、2022年に大統領立候補を計画している。ドリアは、これまでのところ、ブラジルで最も普及しているワクチンCoronavacを生産しており、これが彼の主な主張になり、これはワクチンを基にした選挙論争状況をもたらす。ルーラはスプートニクVを支持し、ドリアはCoronavacを支持し、ボルソナーロはファイザーとアストラゼネカ製品を支持するだろう。このシナリオでは、ボルソナーロは明らかに一番弱い。彼はブラジルで、このようなワクチンを大量製造できなかっただけでなく、おそらく、技術的、財政的に不可能なため、そうすることができるまい。例えば、ファイザーワクチンは、最も高価なのに加えて、保存のために、が-70度(セ氏)に冷却しておく必要がある。このような技術はブラジルに存在せず、それが、このワクチンに基づいた予防接種計画を不可能にする。

 ボルソナーロが、ワクチンに対する彼の姿勢を根本的に変え、予防接種計画を、イデオロギー問題を基礎にするのをやめるか、政治生命が2022年選挙で敗北するかのいずれかだ。

記事原文のurl:http://infobrics.org/post/32982/

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 ワクチンが政治に影響するのは日本だけではない。

 大阪、宮城でコロナ感染が広がっている。いずれも菅政権と親密というところが示唆的。

2021年3月26日 (金)

ボリビア:アメリカが支援したクーデター後の公正

ラモナ・ワディ
2021年3月19日
Strategic Culture Foundation

 アニェス逮捕に反対している人々にとって人権が本当に重要なら、この人々はクーデター後に行われた暴力も同じ様に批判していたはずだ。

 この人物が、エボ・モラレス前ボリビア大統領打倒後、「大統領代行」なるものを勤めた、アメリカが支援するクーデター計画者である場合、この逮捕を「野党による弾圧」とみなすことができるだろうか? 主流メディアによれば、この表現は妥当なのだ。過去の数十年の外国干渉を繰り返し、中南米に干渉するトランプ政権の試みをどう見るか次第で、元暫定大統領あるいは独裁者のヘアニネ・アニェス声明を、ヨーロッパの主要記事は、早々と正当化している。

 逮捕時点では手錠をかけられず、尋問のため、ボリビア警察に護送されたアニェスは、アメリカが支援したクーデターでの彼女の役割を軽視した。「これは乱用だ」とアニェスは主張した。「クーデターではなく、憲法上の継承だ。」

 だがドナルド・トランプ前アメリカ大統領下のホワイトハウスは、関与を示唆し、他の中南米諸国に警告する見え透いた声明で違うことを述べている。「これらの出来事は、ベネズエラとニカラグアの違法政権に、民主主義と民意は常に勝利するという強い電波を送る」とトランプは述べた。「我々は完全に民主的な繁栄する自由な西半球に更に一歩近づいている。」

 国連とヒューマンライツ・ウォッチ(HRW)は、アニェスと2019年クーデターに関与した他のボリビア当局者を支持している。HRWの南北アメリカ局長ホセ・ミゲル・ビバンコはアニェスと他の当局者に対して発行された逮捕状にはテロの証拠がないと述べた

 「弾圧」言説を逆にすれば、ボリビア政府が、アニェス政権に一斉検挙された1,000人以上の人々に対して与えた最近の恩赦が、どの政治機関が国家テロと迫害を始めたかについて雄弁に物語る。元警察署長ハイメ・スリタが告訴されているサカバ虐殺と同様、クーデターの余波、ボリビア先住民に浴びせられた暴力は言うまでもない。

 HRWは、アニェス政権が、政治的動機で、MAS支持者を迫害したのを認める一方、乱用への道を開くと述べて、ボリビア政府の恩赦法案を批判した。前の報告で、この組織は、アニェスの「モラレスに対する過大な容疑」も非難していた

 人権組織が切り抜けたがらない政治的文脈が、ここで欠けている。モラレスは、大統領四期目立候補という彼の決定への支持を失ったが、アニェス自身は、ボリビアの政治的多数派に欠けており、暫定期間の支配は、ボリビア先住民を犠牲にした国家テロによるものだった。2020年10月、ボリビア人は、投票でMASを権力の座に戻し、新大統領下で秩序を復活させ、アメリカの影響を拒否した。

 ボリビアを、国際通貨基金IMFの手中に陥れることも含め、クーデターが実現しようとしたこと立ち向かうことこそが、国際社会がすべきことだった。アメリカによる民主主義独占の主張は、独裁国をもたらす外国干渉へのアメリカ自身の「民主主義的」関与によって破壊されたのだ。

 アニェスにとって、民主主義再構築は、ボリビア人の60パーセント以上が先住民であるにもかかわらず、先住民の代表なしの政府を意味していた。右翼クーデターにとって平定は排斥と忘却を基盤に作られていた。先住民の人たちが、その存在を確立していなければ、政府は彼らの存在を否定することができる。モラレスとMASに反対する人々は、余波の中しかけられた暴力の予兆として、街頭で先住民の旗を燃やし、アニェスの呼びかけに耳を傾けた。

 アニェス逮捕に反対している人々にとって人権が本当に重要なら、この人々はクーデター後に行われた暴力も、同じ様に批判していたはずだ。だがそれは例えば、彼女の逮捕に懸念を表明しながら、アニェスの被害者、ボルソナーロの標的と同じ被害者、先住民への懸念を表明しなかい、ブラジルのヤイル・ボルソナーロ大統領の類には通じない。ボリビアは民主主義の枠組みを通して、外国干渉に対抗し、公正を実現する約束を守ったのだ。それを批判する人々は、この過程に耳を傾けるべきだ。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2021/03/19/bolivia-justice-after-us-backed-coup/

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 ボリビアでは、選挙でクーデター政権が倒れ、首謀者が排除された。恫喝で排除する男が宗主国に恫喝されに行くと支持率があがる国で排除可能?

 植草一秀の『知られざる真実』

国民に従わない首相は国民が排除

 終日の聖火プロパガンダに続くプロパガンダにはうんざり。フレコンパックの山は決してうつらない。「100m競争とすれば、1mも復興していない」とおっしゃった方がおられたが、それが現実のはず。フレコンパックが映らないのは駅前をぐるぐる回っていただけだからだ。公式?地図でわかる。クリックすると拡大する。

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2021年2月18日 (木)

レーニンでも、モレノでもない

Stephen Karganovic
2021年2月13日
Strategic Culture Foundation

 モレノと、彼が支持する、あらゆることに対するエクアドル有権者の明快な拒絶は、これらの国々と彼らの先住民を、自分の「裏庭」の無断居住者だと考えている連中を不安にさせるのは確実だ。

 退任する、間違った名前のエクアドル大統領の権能が全くの大惨事だったことに異議を唱える人はほとんどいない。奇妙なことに、文字通り、彼の姓名のいずれも、彼が演じている政治的役割とは真逆なのだ。理想主義的に、レーニンの名にちなんで、彼を名付けた親は草葉の陰で嘆いているに違いない。かつては日和見的に左派に属するふりをしながら、権力の座につくや否や、彼らの息子は、前任者ラファエル・コレア下で完全に後退していたネオリベ資本主義教義の最悪版のための狂信的復讐者に変身したのだ。どうやら、モレノは、イデオロギー的な良心のとがめや政治戦略がないようだ。彼は、反対派との戦術的和解や、両親のお手本の人物が、それで有名だった機略からほど遠かった。それどころか、この「レーニン」は恥ずかしげもなく、明らかに積極的に、帝国のご主人の使い走りとして働くのを喜んでいた。

 彼の姓も、同様に紛らわしく、彼のゾッとする政策によって完全に損なわれた。ガブリエル・ガルシア・モレノ博士は19世紀中頃、エクアドルで最も有名な政治家、大統領の一人だった。当時の権力者の従属的手先どころか、ガルシア・モレノは国の献身的奉仕者で、圧制者の強情な敵だった。彼の大胆さゆえに、卑怯な暗殺で命を失った。

 2月7日に終わった大統領選挙で、(支持率8%で、懸命にも立候補しないと決めた)現大統領と彼の政権の政策に判断を下す機会を、エクアドル国民が、とうとう得たのだ。選挙光景は非常に興味深かった。国の悲惨な条件(少数の例を挙げれば、増加する貧困と不平等、MMFとの極めて不利な融資契約や反体制派抑圧)で、モレノ体制に仕事をさせようというのは「市民革命」候補者で、哲学的に、人気が高い前大統領ラファエル・コレアのそれと同調する若い経済学者アンドレス・アラウスだ。ちなみに、モレノは、コレアの副大統領を勤め、この親密なパートナーが、良き師の伝統を続けるとを約束したので、まさに彼の後任となるよう指名されたのだ。新自由主義陣営は、適切に、その綱領が、モレノより一層経済的、政治的害毒である銀行家ギジェルモ・ラッソを出馬させた。三番目の候補、世論調査で第三位は、弁護士で先住民活動家のヤク・ペレスで、彼は特に重要だ。彼は、先住民のケチュア族にとって非常に重要な流域を汚染から守るとを約束し、「反採鉱綱領」で出馬している。だが、けげんなことに、ペレスは、モレノと彼の北米の人形使いと提携する相容れない(国際銀行家の負債やベネズエラに対する敵意を含め)外交政策を主張しているのだ。(カーネギー国際平和財団モスクワ・センター所長ドミトリー・トレーニンが本物のロシア人なのと同様、彼の特徴にもかかわらず)ペレスも全くエクアドル「生来の人」だ。)ペレスは、先住民共同体の人々に扇動的に訴え、銀行家ラッソ当選の可能性を高め、コレア派市民革命運動に当然流れるはずの票を流出させるよう、妨害候補になるよう、故意に依頼された疑いが強いので、ためらわざるを得ない。

 執筆時点で、この票割り策略が成功したかもしれないのは明らかだ。アンドレス・アラウスは、「21世紀の社会主義」綱領と前大統領コレアの遺産への忠誠で選挙運動し、特筆すべき勝利を勝ち取ったが、それでも決選投票を避けるのに必要な50%には足りなかった。そのため、4月11日に、決選投票が行われるかもしれない。

 最近のボリビアにおける似たような展開に続いて、モレノと彼が支持する、あらゆることに対するエクアドル有権者の明快な拒絶は、完全に予測可能だったとは言え、これらの国々と、その先住民を、自分の「裏庭」の無断居住者と考えている連中を不安にさせるのは確実だ。選挙のわずか二週間前、モレノのあわただしい北への旅と、そこでの高位要員との会談は、地元の手先と帝国のご主人にとって、選挙の重要性を示している。中南米(キューバ、ニカラグアと、目立つ「未完の仕事」として残っているベネズエラ)で、人民主義政府巻き返しに部分的に成功した後、今逆の過程が起きている。巻き返し自身が巻き返しで、二つの重要な鉱物豊富な国、ボリビアとエクアドルが最前線だ。これは担当の機関や省庁からは、好意的、あるいは、黙って、見過ごされない進展だ。

 レニン・モレノは、その政治変節で、広告塔として、当然の栄誉を得るに違いない。彼は、コレアの業績を無にしようとたくらみながらも忠誠を装い、恩師ラファエル・コレアの信頼を裏切った。2017年にも、彼は、素朴にも投票し、約束されたことの正反対のことを得た、素朴で信用し易いエクアドル国民を裏切った。彼は、多くの人々には知られていないが、オーストラリア国民だがエクアドル人でもあるジャーナリストのジュリアン・アサンジを、イギリス警察が拉致するのに十分長期間、ロンドンのエクアドル大使館の外交特権を卑屈にも撤廃して、(自国の法律と同様)人類の大義をひどく裏切った。エクアドル市民権は、彼がロンドン大使館に避難した際、当時のコレア大統領から、保護の特別措置として与えられていた。

 レニン・モレノが強盗銃撃で不具合なのは、彼の不徳行為の、かすかな予兆にすぎない。

 Stephen Karganoviccは、スレブレニツァ歴史プロジェクト理事長

 個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2021/02/13/neither-lenin-nor-moreno/

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 ブログ『私の闇の奥』の記事『ボリビアのクーデターとミャンマーのクーデター』で『協調的な政治と経済に向かって進むボリビア』について過分なご紹介を頂いた。この翻訳記事は前回記事の続編のようなものかも知れない。

 記事中のエクアドルのインチキ候補者に関し、実に詳しい記事がある。日本でも類似の補が山ほどいそうだ。

How Ecuador’s US-backed, Coup-supporting ‘Ecosocialist’ Candidate Yaku Pérez Aids the Right-wing

 興味深い番組を見た。

衝撃の「地図にない」平和資料館~加害と向き合う【デモタイ取材旅】

 この資料館、故アンドレ・ヴルチェク氏記事にある博物館だろう。

端島 - 残虐な歴史と、世界で最も霊にとりつかれた島』の中にある民営博物館、ここのことに思える。

 植草一秀の『知られざる真実』大山鳴動して女性二人、院政のつくりかた解説

透明プロセスで選考委密室化の新種詐欺

 コロナ感染者最多の国アメリカはアジアで感染者最多の国に選手団を送るのだろうか?

 文春オンライン

菅首相長男“違法接待” 総務省局長「国会虚偽答弁」の証拠音声

 日刊IWJガイド

<本日の撮りおろし初配信>原発事故避難者が抱える苦しみ・悲しみと、弁護団長の人柄・暖かさに心揺さぶられる、必見の避難訴訟報告集会! 本日午後6時より「原発事故人権侵害訴訟・愛知岐阜(通称:だまっちゃおれん訴訟)裁判(控訴審)第一回口頭弁論終了後の報告集会」をフルオープンで撮りおろし初配信します!

【撮りおろし初配信 IWJ_YouTube Live】18:00~
原発事故人権侵害訴訟・愛知岐阜(通称:だまっちゃおれん訴訟)裁判(控訴審)第一回口頭弁論終了後の報告集会
視聴URL:https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

■<本日のタイムリー再配信>本日午後8時より「日本の上空に日本の主権がない!『横田空域』は事実上の訓練空域! 日米合同委員会でつくられた『空の壁』!~岩上安身によるジャーナリスト・吉田敏浩氏インタビュー(1)」を再配信します!

【タイムリー再配信 867・IWJ_YouTube Live】18:30~
日本の上空に日本の主権がない!「横田空域」は事実上の訓練空域!日米合同委員会でつくられた「空の壁」!~岩上安身によるジャーナリスト・吉田敏浩氏インタビュー(1)
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

2020年7月10日 (金)

ブラジルのファシスト大統領ボルソナーロ、コロナウイルス検査で陽性

Tomas Castanheira
2020年7月8日

wsws / org

 昨日朝、ブラジルのファシスト大統領ヤイル・ボルソナーロは、日曜日に最初に徴候が出た後、コロナウイルス検査で陽性だったと記者団に発表した。

 ブラジルでのCovid-19流行は、公式統計によれば、1,600,000人以上が感染し、66,000人が亡くなり既に壊滅的な局面に達している。国際的に、この犠牲者数を上回るのはアメリカだけだ。ウイルスの影響は週平均一日約37,000人の新感染者で拡張し続けている。

 このシナリオの中、ボルソナーロは、全てのブラジル支配階級のための彼の犯罪的メッセージを再確認するため、何百万人ものブラジル人と世界中の聴衆に見られるインタビューを使ったのだ。「それが人生で、ブラジルは生産しなければならず、我々は経済を活性化しなければならない。」

 
7月3日金曜日、サンパウロ産業連盟(FIESP)で講演するボルソナーロ(撮影:マルコス・コレア/ Planalto)

 最初に、ボルソナーロは彼の社会病質的見解を、政治的ライバルに攻撃されたことを皆に想起させた。「過去、一部の人々が、経済は回復するが、命は回復しないと私を批判した」と彼は、リオデジャネイロ知事ウィルソン・ビツェルの言葉に直接言及して言った。「全ての銃が私に向けられ、私を非常に厳しく批判した。我々は大いに苦しんだが、今皆様全員、我々が正しかったのが分かっている」。

 ボルソナーロの主張が実証されたという見解は、実際は、コロナウイルスの性質と、完全に誤っていたのが分かり、ひどい結果となったコロナ流行対策に関する一連の非科学的主張だ。

 ファシスト大統領の主張は、ウイルスは全員に必然的に降りかかる「雨」のようなものだというのだ。だが、既に世界中で、50万人以上の人々を死亡させた病気は、ブラジル国民にとって、本格的なリスクにはならないと彼は主張したのだ。

 彼によれば、Covid-19は「過大評価され」「感染した圧倒的多数の人々は、それに気がつかず、全く何も感じない」。彼は同じくウイルスが、ブラジルの暑い気候では、完全に異なる振る舞いをして、その影響は、ずっと穏やかになると述べた。

 北と北東の、より暖かい国での、冬の前の破壊的な結果をもたらした感染者の爆発が、そもそも客観的基盤皆無のこれらの仮定を完全に反証している。

 ボルソナーロは、あらゆる科学証拠に反して、ヒドロキシクロロキンはCovid-19の効果的な治療で、「医者が、ブラジル中いたる所で[ヒドロキシクロロキン]の成功の可能性は100パーセントに達すると言っている」と強く主張している。


 7月4日、アメリカ大使トッド・チャップマンと一緒のボルソナーロ

 「私は昨日最初の錠剤を飲んだ」と彼は言った。「もし私が最初の日から、予防対策として、ヒドロキシクロロキンを飲んでいれば、何の症状の痕跡もなしで、非常に順調にやっていただろうと告白する。」

 実際は、世界保健機構(WHO)が、この薬の効果がないためCovid-19治療用としての研究を断念しただけでなく、二人のブラジル保健相が、大統領が提唱する、この薬の無差別処方に関する意見の相違のために辞任しているのだ。

 ボルソナーロは、社会的に距離を置くことは、国民の中でパニックを広める手段だとして攻撃し、海岸に出るのを制限する法案を提案する知事たちを非難した。彼は学校再開と、いわゆる「縦の隔離」つまり高齢者と併存疾患を持った人々のみの隔離を主張した。

 彼は政府官邸前での「ここ数カ月かなり密だった人々との接触」つまりファシスト・デモへの参加という彼の慣習を擁護し、議会と最高裁判所の閉鎖と軍事介入を支持した。

 ブラジルでのコロナウイルスの衝撃的結果が、どれだけボルソナーロの行動のせいなのか推測するのは困難だ。社会的に距離を置くのを阻止する公式命令や、多くの企業への再開強制、誤情報の流布、データの隠蔽、隔離を打ち破るため病院攻撃までした、政府によらない、あからさまなファシスト部隊動員などの組み合わせは大きな役割を演じた。

 だが彼の権力の安定性や犯罪的政策の公然の擁護は、ブラジル支配体制全ての協力なしでは不可能だったはずだ。科学的見地から、ボルソナーロが推進した政策が茶番だったと暴露されれば、それら政策は支配階級の権益という見地から具体化されていたのだ。

 自称野党の労働者党(PT)を含め、全関係者が、ボルソナーロの犯罪的措置を受け入れ、あらゆる医学的、科学的勧告にもかかわらず、ブラジルの全ての経済活動再開奨励に満場一致で賛成している。

 だがボルソナーロがインタビューで想起させた通り、彼の最大の支援は、世界の全てのブルジョア政府が、いかなる科学的基盤にも欠ける「集団免疫」の名のもと正当化される国民の全般的感染という彼の基本政策を擁護している事実に由来する。彼らは全て彼がずっと前に言ったこと「ウイルス自身にひき起こされる損害より、この戦いの副作用が、ひどい時、人はウイルスと戦うことはできない」を受け入れているのだ。

 彼がCovid-19に感染したというボルソナーロ発表の数日前、彼は、マスク着用やソーシャル・ディスタンの証拠がないアメリカ大使館での7月4日祝典に出席していた。大使館公式ツイッターによれば、駐ブラジル・アメリカ大使トッド・チャップマンと妻は「検査で陰性で、隔離生活する」大使館スタッフ全員が「検査中だ」と付け加えている。

 この話題は三月初旬、彼の取りまき23人が、帰国時コロナウイルス検査で陽性を示したドナルド・トランプ大統領のフロリダ州マー・ア・ラゴ・リゾートへのボルソナーロ訪問を想起させる。ボルソナーロは以前、偽名で行った自身の検査結果を隠蔽していた。

 ウイルスは益々トランプの取り巻きグループに感染しており、オクラホマ州タルサでの集会後、彼のスタッフ8人が検査で陽性となり、マイク・ペンス副大統領の幹部補佐官と、息子のドナルドJrのガールフレンドも陽性になっている。

著者は下記記事も推奨する。(英語記事)

Brazil’s coronavirus cases top 1.5 million amid record unemployment(記録的失業率の中、150万人を超えたブラジルのコロナウイルス感染者)[2020年7月6日]

記事原文のurl:https://www.wsws.org/en/articles/2020/07/08/braz-j08.html

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 9日夜のBS-TBSの報道1930で、倉持仁医師が、「日本政府を見ていると、ブラジルと同じに見える」という趣旨の発言をされた。御意。大塚耕平議員も同意していた。知事と大臣の会談後会見、音声を消した。聞くに値しない。大串博志議員、二人の会見について、「春から我々が言ってきたことが認識されていない」と怒っていた。晋裸万障、コロナ禍も豪雨災害も放置、犬を抱いて、うちで踊っているのだろうか。

 選挙違反問題、想定通り。とかげの尻尾きりで終了。成り立ちを考えれば、本来宗主国の邪魔物を排除するための組織。月光仮面などではない。田中角栄が排除され、中曽根が残ったこと、豪腕政治家が排除されたことなどが、それを物語っているだろう。大本営広報部は、そうした重要な事実から目をそらさせるのが本務。洗脳呆導を何百年見ていても愚民が増えるだけ。

 日刊ゲンダイDIGITAL

河井夫妻起訴の闇 特捜部1.5億円不問の裏切りで幕引きか

 今日の孫崎氏のメルマガ題名

コロナ、東京感染者最多224人 3カ月ぶり200人超え、大阪30人以上は4月29日以来、埼玉:8日48人、40人を超えは4月16日以来等。菅官房長官「緊急事態宣言を発出状況に該当せず。イベント開催制限の緩和予定通り」。不安の中、経済再開無理、長期化へ

 選挙後、化けの皮がはがれた組織がある。金子勝氏の著作(たとえば、最近では雑誌『世界4月号』「もし君が首相になりたいならば」を全く読んだことがない若い人々が、金子勝氏のツイートを悪しざまに罵っている。論破できなければ犬の遠吠え。大本営広報部は決して触れない。

【金子勝の言いたい放題】都知事選総括!問うべきは何か 20200708

 PCR検査が増えない日本政府や学界の腐敗。大本営広報部は決して触れない。

「新型コロナウイルス」(33) 児玉龍彦・東京大学先端科学技術研究センターがん・代謝プロジェクト プロジェクト リーダー/ 村上世彰・一般財団法人村上財団創設者

2020年5月26日 (火)

キューバにとっては医師へのノーベル平和賞より制裁終了が重要

ラモナ・ワディ
2020年5月20日
Strategic Culture Foundation

 コロナウイルス流行に対処するため世界中の国々を援助するキューバ人医師の努力が認められて、ヘンリー・リーブズ医療旅団にノーベル平和賞を与える推薦があった。旅団は、2005年に、アメリカが、大型ハリケーン・カトリーナ後、キューバの人道的援助の申し出を拒絶した後、キューバの革命指導者フィデル・カストロが設立したものだ。

 2015年、ヘンリー・リーブズ医療旅団は、アメリカが推進する軍国化と極めて対照的な、エボラ流行との戦いに対するキューバの医療、人道支援貢献のかどで、ノーベル平和賞にノミネートされた。

 この賞は認知度も高めるが悪評もある。受賞者の中には、民主的な選挙を通して、キューバ革命の影響が中南米に広がるのを阻止する狙いで、チリに新自由主義と独裁を導入したヘンリー・キッシンジャーがいる。他の受賞者には、性的虐待を含む、いくつかの人権侵害の罪で告発されている国連平和維持軍もあり、国連自身、植民地政策を絶滅させる責任を放棄し、バラク・オバマは、彼の支配下で、アラブの春という口実で、アラブ世界を軍事介入で荒廃させ、平和構築を自慢するEUは、イスラエルの植民地建設と、アメリカ、国連とNATOによって決定される軍事介入を支持している。

 世論に反して、平和賞には何ら高尚なものはない。実際、世界に肯定的な相違をもたらした個人から、平和調達者として称賛された戦争犯罪人までの様々な受賞者は、利他主義以外のものが動いていることを示している。ノーベル平和賞は、フィデルの革命的な原則や行動、キューバ革命やキューバ国民からはほど遠い政治的な狙いに奉仕している。

 最初のキューバ人医師たちがヨーロッパに到着した際、キューバに対する違法なアメリカ封鎖を終わらせる話が燃え上がったが、やがて、こだまよりかすかなものに衰えた。流行がヨーロッパで和らぐ最初の兆候を示すと、政治的言説が続いた。キューバの国際主義が世界全体にとって模範になった。一方、国際社会は、一般人の福祉増進に貢献する原則を拒絶している。

 世界の首脳たちには、キューバの模範的な国際主義役割の認識を強調する機会がほとんどなかった。ヨーロッパでは、更なる流行の広がりを防ぐという口実で、更なる監視と抵抗が導入された。国境と地中海を武装する風潮が日常化している。

 キューバは人道的、政治的態度を示したのだ。救命は人道的だ。フィデルが、革命という教育過程を通してキューバ全土に伝え、強化した国際主義の原則は政治的なものだ。社会主義の原則は持続可能な解決策であることが証明されたが、言説は既に政治的行為からコロナウイルス蔓延抑制を支援するキューバの取り組みの一時的認識に移行している。

 もしノーベル平和賞推薦が更に進めば、国際社会は、この認識を利用する機会を得るだろう。何十年間も、国連がキューバを与えた唯一の譲歩は、アメリカが課した封鎖に対する、定期投票だけで、封鎖を終わらせるための政治的行動は皆無だ。

 いつもどおり、最近の国連によるアメリカへの違法封鎖撤廃呼びかけは、Covid-19の文脈で表現されている。声明の一部には「流行の緊急事態で、制裁を停止する意志がアメリカ政府に欠如していることは、キューバや、制裁の標的にされた他の国々を、このような苦難をより大きな危険に導くかもしれない」と書いてある。コロナウイルス流行がなければ、違法な封鎖の撤廃を要求する声明を発表する緊急性を国連は感じなかっただろう。国際社会は搾取的だが、それでもキューバは、道義、生命を救うための奉仕と共同行動で対応した。ノーベル平和賞は、十分からほど遠い。キューバには美化された認識という形の補償ではなく、アメリカによる封鎖に対する、疫病流行にでなく、原則に基づいた、統一国際戦線が必要なのだ。

 ラモナ・ワディは独立研究者、フリージャーナリスト、書評者、ブログ作者。彼女はパレスチナやチリや中南米に関し、広範囲の主題を報じている。

 個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2020/05/20/cuba-end-sanctions-more-important-than-nobel-peace-prize-for-its-doctors/

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 トランプ大統領が、メーカーの尻を叩いて作らせた人工呼吸器が余ったのを、ポチは喜んで購入するそうだ。そのうち六ヶ所村の原子燃料リサイクル施設で処理するため、宗主国の核のゴミを大金で購入するようになるかも知れない。『乱離骨灰鬼胎草』

 イギリスの知人が、外出禁止を唱える首相顧問が、両親に子どもをあずけようとして、車で遠距離ドライブしたしきゃンダルを教えてくれた。お礼に、違法行為を取り締まる幹部役人が、賭博行為で辞職したニュースをしらせたところ、「太陽の下に新しきものなし」と返事がきた。巣籠もりを主張する本人の妻が、旅行した話のほうが良かったかもと反省中。 

 朝のテレビで俳優の中尾彬氏が、フジテレビを怒っていた。無責任なSNSもさることながら、そういう番組を作って、出演者を守りきれない放送局が責められない不思議。この局の番組、基本的にほとんどみておらず、番組自体全く知らない。

 日刊ゲンダイDIGITAL

収束は“束の間” 経済は?第2波は?この政権で大丈夫か?

 日本のプロンプターReader、別名一狂晋裸万障も、緑のタヌキも、一時的終息を、いかにも自分の功績であるかのようなウソを平然と語る。いくら会見の音声を消しても、大本営広報部呆導で再三繰り返すので消音ボタンを押すのが間に合わない。どちらも、PCR検査を本格的に行えるようにするとは決して言わない。「日本独自の方法で成功した」などというたわごとを言う政権、都庁に第2波の備えなどできるわけがない。秋以降は悲惨なことになるのではと恐れる。
 『日本を襲ったスペイン・インフルエンザ――人類とウイルスの第一次世界戦争』を第2波の予行演習のつもりで読んでいる。それを言うなら、ガルブレイスの『大恐慌』も予習のつもり。

2020年5月 2日 (土)

プラヤ・ヒロンでのアメリカ帝国主義粉砕

ラモナ・ワディ
2020年4月27日
Strategic Culture Foundation

 「我々は非常に重要なことをしたが、我々は社会主義者だと宣言しておらず、マルクス・レーニン主義の教義を公然と宣言していない。ヒロンは革命プロセスを加速した。」革命指導者の自叙伝出版に至った、イグナシオ・ラモネとの会話の中で、キューバ指導者フィデル・カストロと論じたプラヤ・ヒロンについての省察は、4月17日から1961年4月19日まで続いたピッグス湾侵略における、アメリカ帝国主義の敗北の規模を示している。72時間以下で、キューバ革命軍は、CIAに訓練された1,500人の侵入者を破ったのだ。

 キューバを侵略し、革命政府を転覆するというアメリカの計画は、1960年、アイゼンハワー政権時代、中央情報局(CIA)が作り出し、ケネディ政権が継承したものだ。目的は「アメリカ介入の様相が決して見えない方法で、キューバ国民の本当の利益に、より奉仕し、アメリカに、より受け入れやすい、カストロに置き換わる政権ををもたらす」ことだった。これを実現するため、CIAは、フィデル打倒の目的で、キューバ侵略を実行するため、マイアミに暮らしているキューバ人反体制派分子を訓練した。

 敗北の直後、J.F.ケネディ大統領はこう宣言した。「私が前に強調した通り、これはキューバ独裁者に対するキューバ人愛国者の闘いだった。我々は同情を隠すことはできないが、アメリカ軍はどんな形でも介入しないことを我々は繰り返し明確にした。」

 ケネディの次の発言が、中南米でのアメリカ介入の本質を示唆している。「だがキューバのような規模の国は、アメリカの生存に対する脅威というより、半球中の他の自由な国々の生存を破壊する基地だ。今、より大きな危険にあるのは、我々の権益や、我々の安全保障ではなく、そうした国々のそれだ。我々が意思を示さなくてはならないのは、こうした国々ためと、我々自身のためなのだ。」

 キューバ革命家の手によって、アメリカが味わった敗北は、キューバは、地域の完全な変換に影響を与えかねないという帝国主義者の懸念を強固にした。それほど雄弁ではないが、同様な言葉を、アメリカ介入なしに起きたサルバドール・アレンデの大統領当選と社会主義への転換について、ヘンリー・キッシンジャーが述べていた

 より以前のアメリカ外交支援に基づいて、1961年11月、支援、持続可能性と開発という名目で破壊活動に資金供給する仕組みであるUSAID米国国際開発庁の創設をもたらした対外援助法にケネディは署名した。キューバで、USAIDは「独立した形で協力して働いて、彼らの国家に対する依存を減らす力をキューバ市民に与えよう」とつとめるのだ。言い換えれば、USAIDは、それにより革命的原則の放棄に影響を与えるような反政府派の小地域を作るために存在しているのだ。近年、アメリカに残されていたキューバ・ファイブと呼ばれる人々の残るメンバーのキューバ帰還と引き換えの合意で、釈放されたキューバでの破壊活動に関与していた契約業者アラン・グロスの件でUSAID干渉は、大々的に報道された。

 1962年2月の、ケネディの次の措置は、キューバに非合法封鎖を命しることだった。一方、アメリカは、キューバを孤立させる中南米中の独裁諸国支援のために資金供給をすべく、USAIDの人道主義の原則と持続可能性の標的とされるものを採用した。中南米での、その結果は、殺害や拷問や強制失踪のテロ・ネットワークだった。フィデル逝去で、革命は終焉に到るだろうという誤った前提をアメリカが表明する経済的困難にもかかわらず、キューバ革命は勝利したのだ。

 「外国支配から国を救うためにヒロンで倒れた英雄のためのキューバ。自国を攻撃する外国に奉仕する傭兵と裏切り者のためのアメリカ合州国」と、1962年2月4日の第二次ハバナ宣言でフィデルは述べた

 侵略に対するキューバ反撃が、革命の団結を示した。CIAに訓練された傭兵をキューバ人愛国者として描写しようと試みるケネディ声明にもかかわらず、アメリカは、チリのような地域の他の国では機能したような、ひそかに人々を通して、帝国主義が機能する機会を与えたでような支持の断片を、キューバ人の中でかきたてるのに失敗したのだ。それどころか、フィデル排除へのアメリカの固執は、キューバ人が自身を教育する革命と回復力実行する体制の中で、全てが阻止された600以上の奇異な計画をもたらした。

 今年の記念日に、キューバのミゲル・ディアス・カネル大統領は、歴史的な出来事を、革命的動員の絶えざる教訓だと述べた。革命勝利、アメリカ干渉と経済封鎖の影響を経験して数十年、アメリカ侵略と、キューバ国際主義間の相違は、いっそう顕著だ。アメリカが1961年にしたのと全く同様、アメリカは、キューバ人の忠誠を誤算して、いまだにキューバ革命の路線を変えるため破壊活動に頼っている。フィデルの言葉で「彼らは自身のウソと宣伝を信じたのかも知れないが、キューバ国民と我がキューバ革命家を過小評価したのは確実だ。」

 ラモナ・ワディは独立研究者、フリージャーナリスト、書評者、ブログ作者。彼女はパレスチナやチリや中南米に関し、広範囲の主題を報じている。

個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2020/04/27/defeating-us-imperialism-at-playa-giron/

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 国会討論。自国民殺人内閣の面目躍如。

 LITERA

安倍首相が「PCR検査2万件」と現実の乖離を追及され逃亡、加藤厚労相は「能力あっても使うわけじゃない」と検査抑制続行宣言

 日刊ゲンダイDIGITAL

コロナ対策の“顔”に疑惑 補正予算に「尾身枠」65億円の謎

社会の敵を設定 大阪のパチンコ公表は全体主義の典型手法

 都知事や大阪府知事の対応、どこが素晴らしいのだろう。

 都知事インタビューも、御用忖度専門家会議会見も見ないことにしている。
 そもそも、コロナ蔓延を幇助、推進してきた本人連中の屁理屈だ。
 自分の失敗は、ほおかむりし、8割削減が未達だと国民のせいにする厚顔無恥。
 意味不明。具体的データーなし。自粛の押しつけ。聞くだけ時間の無駄。
 忖度専門家には、膨大な予算がつく露骨さ。

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