Caitlin Johnstone

2026年8月14日 (金)

ジョー・バイデンはハーグで癌で死にかけているべきだ



ソーシャルメディアで、バイデンの状況に関するニュースに悲しみや嘆きを表明する人が多数いるのを目にしたが、このような事態が起きているのは非常に悲しいことだと私も思う。ジョー・バイデンは自宅で癌で死にかけてるのではなく、ハーグの拘置所で癌で死にかけているべきだ。

ケイトリン・ジョンストン
2026年8月12日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。

 ジョー・バイデン元大統領の息子ハンターによると、バイデンの癌は進行期に入っているという。

 AP通信はこう報じている。  
「前アメリカ大統領ジョー・バイデンの前立腺がんは体の他の部分に転移しており、痛みを伴っているにもかかわらず、彼は公的問題について発言を続けている」と、息子のハンターがインタビューで語った。
 
金曜夜に放送されたBBCの広範囲にわたるインタビューで、ハンター・バイデンは父親の容態について語る際、感情的になり、見ていてとても悲しいと述べた。
 
「癌は転移し、骨にも広がっています」と彼は言った。「非常に痛みを伴い、多くの面で非常に衰弱させています。」
 ソーシャルメディアでバイデンの状況に関するニュースに悲しみや嘆きを表明する人々が多数いるのを目にするが、このような事態が起きているのは非常に悲しいことだと私も思う。ジョー・バイデンは自宅で癌で死にかけるのではなく、ハーグの拘置所で癌で死にかけているべきだ。


 ジョー・バイデンのような男が癌で自宅で安らかに死ねるからこそ、世界が混乱しているのだ。

 連中は自らの残虐な行為に対する報いを受けることなく、長生きする。

 連中は戦争犯罪のかどで牢獄で最期の日々を過ごすわけではない。

 連中は行いの責任を取ろうとしない。

 地球上で最も悪質な人間が、資本主義帝国により、あらゆる分野の最高権力層に上り詰め、皆の生活を悪化させた後、愛する人々に囲まれ安らかに老衰で死んでいく。

 それが我々の問題の本当の原因だ。移民でもなければ、「意識高い系」でもなければ、間違った政党が選挙で勝利することでもない。問題の根源は、殺人鬼のような精神病質者に支配されているにもかかわらず、数の力を使って彼らを権力の座から引きずり下ろそうとしないこと、暴君が大量虐殺をしても罰せられないようにしていることなのだ。


 ジョー・バイデンは、全世界が見守る中で生中継されるホロコーストを支持したが、今や何の咎めも受けずにこの世を去ろうとしている。我々全員、彼がそうするのを見ていた。 10月7日に赤ん坊が斬首されて殺害されるのを見たとか、ガザの死者数は偽りだとか嘘を広め、自らの虐殺行為を正当化しようとするのを、我々全員が皆見ていた。そして、我々の人数は大勢だ。しかし、我々は彼を止めなかった。彼に償わせなかった。彼の行いを誰も真似してはならないことを示す見せしめにしなかった。

 これは至るところで起きている。権力者連中が戦争や大量虐殺を仕掛け、生態系を破壊し、AIを押し付け、専制的監視技術で我々を包囲するのを、我々は目の当たりにしている。しかも彼らはそれを堂々と行い、基本的に我々はそれにただ従っているだけだ。

 ユタ・フィリップスが言った通り「地球は死にかけているのではなく、殺されているのだ。そして、地球を殺している連中には名前と住所がある。」

 革命が実現していないというだけでなく、実現に全く近づいていない。我々は気を紛らわすためのパンとサーカスだけ与えられ、世界が燃え尽きようとしているのに、ドリトスをむしゃむしゃ食べながらNetflixを見ている。

 自然は、この状況を長くは許すまい。我々自身の中に潜む自然の猛威を呼び覚ますか、さもなければ自然の猛威でこの惑星は間もなく住みにくい場所になってしまうだろう。

 我々はこの試練に合格するか失敗するかどちらかだ。そして、ジョー・バイデンのような連中が何の責任も問われず長生きしている限り、我々は失敗していると言える。

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画像は、キャメロン・スミス撮影によるホワイトハウス公式写真(パブリックドメイン)。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2026/08/12/joe-biden-should-be-dying-of-cancer-in-the-hague/

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明日は8月15日 下記発言をした人物、何を言うだろう?

「少なくとも私自身は、(戦争の)当事者とは言えない世代ですから、反省なんかしておりませんし、反省を求められるいわれもない」

2026年8月 7日 (金)

「私は政治に関心がない」というのは「私は現状維持を支持する」に過ぎない



政治は地球上の我々の生活のあらゆる側面に浸透している。この避けようのない現実に対し、どのような行動をとるのか我々自ら決めることこそが我々唯一の意志決定なのだ。

ケイトリン・ジョンストン
2026年8月3日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。

 「私は政治には興味がない」と言うのは「私は現状維持を支持していする」と言うのと同じだ。現在の秩序におけるあらゆる暴力、搾取、環境破壊、虐待を容認するのと同じだ。

 あなたが関心を持っているかどうかに関わらず、政治は、毎日毎時、あなたの周囲で常に起きている。あなたの日常生活におけるあらゆる行動は、地方や国の法律、経済体制、オリガルヒ、プロパガンダ、戦争、軍国主義、帝国主義による搾取、政府規制や、その欠如といった様々な要因に深く影響を受けている。これらの要因に注意を払いたくないと言うのは、現状のままで構わないと言っているのと同じだ。

 それはまるで、家族が食卓を囲むたびに息子が娘の分まで全部食べてしまい、両親が何も対処せず、その話題が出るたびに「政治には興味がない」と言うようなものだ。両親は兄の振る舞いを容認し、自分という人間を大切に思っていないと娘は結論づけるだろう。そして、それは正しい。両親の無策と無関心は、彼らが取るあらゆる行動と同じくらい重大な結果をもたらし、彼らの人間性を如実に表すことになる。

 政治は常にあなたに影響を与える。あなたはそれについて発言権を持っていない。あなたが唯一発言権を持つのは、政治のあり方を変えるため、どんな行動を取るかだ。

 「私は政治には関与しない。」

 まあ、政治があなたに悪影響を与えているのは確実だ。

 あなたが使っている製品は勝手に生まれてあなたの家にやってきたわけではない。

 上司があなたに残業代を払ったり、週末を休みにしたりするのは、あなたを愛しているからではない。

 あなたが移動手段として利用している技術は偶然今の形になったわけではない。

 医療費や教育費が、何らかの偶然で高額になるわけではない。

 夏暑くなるのは、太陽が近づいているためではなく、子供の頃に比べて虫が少なくなっているのは、虫が自殺したためではない。

 あなたの生活のあらゆる側面は他者の政治的行動に大きく影響を受ける。あなたの政治的不作為もまた一つの行動で、それは政治的現状維持を支持する行動だ。

 「私は政治に関与しない」と言うのは、大量虐殺の支持を意味する。戦争支持を意味する。不正義と搾取を支持することを意味する。生物圏が死滅し、億万長者が兆万長者になる一方、一般の人々が益々貧しくなり、病んでいくのを支持することを意味する。大量絶滅とディストピアへと我々が突き進むのを支持することを意味する。

 先日、ある人気左派系ユーチューバーが、ガザでの虐殺を明確に支持したことなど一度もないのに、なぜ左派からいつも虐殺シオニストだと非難されるのかと問う投稿をした。私は結局彼女にこう言った。「良心的な人々にとって、虐殺反対が最重要視される政治環境で、あなたが虐殺反対の立場を十分に取っていないからこそ、人々はあなたを虐殺賛成派だと見なすのだ。私は左翼政治評論家だが、もし私が三年間ガザの虐殺を軽視し、無視し続けていたら、たとえベンヤミン・ネタニヤフ首相が悪いとツイートしても、多くの左派から非難され続けるのは確実だ。私の発言は問題の緊急性を反映していないと人々は見なし、虐殺を引き起こした勢力に不当に同情的だと批判する。」

 何もしないことも一つの行動で、極めて不公平な状況では、不公平を支持する行動になる。もしあなたの家が燃えているのに、自分や愛する人を危険から守るための行動を起こさなければ、あなたが行動しないことは中立ではない。行動を起こさないというあなたの決断自体が、計り知れない結果をもたらす行動だ。

 それが今の我々全員が置かれている状況なのだ。政治は、この地球上の我々の生活のあらゆる側面に浸透している。この避けようのない現実に対し、どのような行動をとるのか我々自ら決めることこそが我々唯一の意志決定なのだ。

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 画像はAdobe Stockより。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2026/08/03/im-not-political-just-means-i-support-the-status-quo/

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 植草一秀の『知られざる真実』
ゴマと国民は搾れるだけ搾れ
 8月12日追記。

たとえばNHKニュースの、支持政党の比率で「特に無し」が、これにあたる。「特に無し」は、与党支持と同義だ。

政治教育を、北欧並みに、まともに行う必要があるはずだ。もちろん、腐敗与党が、まっとうな政治教育をのぞむはずはないが。

2026年8月 3日 (月)

トランプは和平協定を引き継いだが、それを破棄して更なる戦争へ突き進んだ、他


中東和平の可能性を目の前にして、彼はそれを積極的に焼き尽くした。

ケイトリン・ジョンストン
2026年7月30日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。



 ここ数日だけでも、更なるアメリカによる対イラン空爆や、イラクでのアメリカ・サウジ共同攻撃や、イエメンとサウジアラビアの軍事的緊張の高まりや、イスラエルのレバノンでのドローン攻撃など、中東は益々火薬庫のような状態になりつつあり、これら全て容易に回避できたはずの事態だ。

 トランプは、一期目に、完全に機能するイラン核合意を、二期目に、イエメンとサウジアラビア、イスラエルとヒズボラ間の停戦を引き継いだ。中東和平の可能性はまさに目の前にあったにもかかわらず、彼はそれを積極的に焼き尽くした。



 ボーイ・ジョージが、ガザでのイスラエルの行動を擁護する「We Will Dance Again」という衝撃的にひどいレゲエ・ソングを発表した。歌詞冒頭は「お前はジェノサイドと言うが、俺は戦争だと言う/攻撃されたら、それが軍隊の役目だ/醜いものになるかって? もちろんそうなる/俺が知る限り、お前たちは俺たち全員を殺したいんだ」とある。

2026年にだ。これが2026年7月にリリースされたのだ。

 2023年にこれを公開するだけでも最低だが、爆撃で破壊された病院や組織的に破壊された民間インフラなど、ガザの荒廃した光景を目の当たりにしておいて、2026年にこれを公開するとは、正真正銘の精神病質者としか言いようがない。



 最近、アメリカでのイスラエル支持率の劇的変化について論じる番組をCNNの主任データ・アナリスト、ハリー・エンテンが放送し「僅か八年でイスラエルに対する支持率が67ポイントも低下した」と指摘した。

 「かつてイスラエル問題はアメリカ政治では共通認識がある問題で、それは親イスラエルの立場だった。だが今やその共通認識は変化し、一般有権者の間ではマイナス要因になっている」とエンテンは述べた。

 まさにこれが最近我々が「反ユダヤ主義」に関して大量のデマを押し付けられる理由だ。ユダヤ人への憎悪が危険なほど爆発的に高まっていると言われるのは、実際は、非常に健全な形でイスラエル憎悪が爆発的に高まっている事実を隠蔽するためだ。



 福音派キリスト教徒がユダヤ人とイスラエルを異常なほど崇拝するのは実に不気味だ。現代イスラエルを、彼らはまるで魔法のファンタジー世界のように扱い、ユダヤ人を妖精のように語る。そういった言葉がたまたま古代の作り話集に出てくるためだ。

 今日のイスラエルで大量虐殺を行うアパルトヘイト植民地主義者を、彼らは聖書のイスラエル人と見なし、ニューヨーク市の歯科医を旧約聖書「出エジプト記」に登場する架空の人物と同じような人間だと考えているのだ。まるで誰かがニュージーランドを占領して「中つ国」と名付けて、ニュージーランド人全員を「ホビット」と呼び始めたら、トールキン・オタク連中がこぞって感嘆し、ガンダルフとフロドがかつて歩いた土地を見に行くために高額旅行を計画して、「ゴンドール」(旧ウェリントン)の外交政策上の権益を推進するためにロビー団体や組織票を作り始めるようなものだ。

 そして、現代イスラエルは、まさにこのようなフェティシズムを促進するために築かれたのだ。彼らは、何世紀にもわたり地球上のどこでも日常会話では話されていなかった死語を復活させ、リラから「シェケル」に通貨名を変更した。聖書ごっこを助長して、彼らの真新しい民族国家が、ユダヤ人とキリスト教徒が古代の聖典で読んできた国家と同じだという幻想を植え付けるためだ。全て欧米政治体制が、西側諸国政府に戦争兵器を投入させ、このばかげたアパルトヘイト国家を維持するために必要な絶え間ない暴力を容認させるためだ。

 本当に狂っている。「ああ、魔法のイエスの預言が実現して、全員永遠の楽園に行けるように、魔法のユダヤ王国に爆弾と攻撃ヘリコプターを送らなきゃ!」

 クソ変態ども。こんなことはやめろ。



 世界を救う映画を我々は作っているが、現実世界は生態系の崩壊へ突き進んでいる。

 邪悪な悪党を倒す映画を我々は作っているが、本物の邪悪な悪党に世界を支配させている。

 英雄的行為を称賛する映画を我々が作る一方、本物の英雄たちは投獄されている。

 悪者と戦って地球を救う物語は、どういうわけか映画の世界にしか存在しない。現実の勝利の代わりに我々は架空の勝利を与えられるのだ。

 そして問題は余りに多くの人がこれで満足してしまっていることだ。ペプシコのパンとロバート・ダウニー・Jr主演のサーカスがあれば、それで十分だと思っているのだ。

 このままではいけない。本物の英雄精神を発揮する必要がある。世界は危機に瀕しており、その救済を映画の中の華々しい演出で終わらせてはならない。

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 画像:ホワイトハウス —https://www.flickr.com/photos/202101414@N05/54822870395/、パブリックドメイン、https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=182655873

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2026/07/30/trump-inherited-peace-deals-but-torched-them-for-more-war-and-other-notes/

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 東京新聞 朝刊 一面  
 イオン熊本爆発

 会社指示で館内戻る

 雑貨店 2人死亡 遺族に幹部謝罪
 デモクラシータイムス
解散総選挙から半年 「高市早苗」で日本はどこへ (菅沼堅吾 / 雨宮処凛 / 布施祐仁 / 司会:山田厚史) ウィークエンドニュース 2026年8月1日 1:50:55

2026年8月 2日 (日)

今ディストピアで:AIを訓練するため貴重書籍をシュレッダーにかけるeBayのCIA集団ストーカー連中



現代のディストピア社会では、億万長者の大企業や富豪連中は、自分たちを批判する一般市民を心理的に恐怖に陥れるために、訓練を受けたCIA工作員を雇える。

ケイトリン・ジョンストン
2026年7月31日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。



 現代のディストピア社会では、億万長者の大企業や富豪連中は、自分たちを批判する一般市民を心理的に恐怖に陥れるために、訓練を受けたCIA工作員を雇える。

 電子商取引大手eBayは、同社の裕福な幹部を私的ウェブサイトで批判したマサチューセッツ州の夫婦に対する、驚くほど攻撃的な同社による集団ストーキング行為で生じた損害賠償訴訟で、5600万ドル支払うことで和解に合意した。ボストン・グローブによると、2019年にeBayのグローバル・セキュリティ責任者として働いていた元CIA職員が、夫婦に対する長期にわたる一連の心理作戦を画策した。その作戦で「eBay従業員が、血まみれの豚のマスク、生きたクモ、葬儀用の花輪など、奇妙なものを送りつけたり、オンラインで脅迫したりして夫婦を攻撃した」という。また、この作戦には「夫婦を街中で尾行し、車に追跡装置を取り付けようとした」ことも含まれていたと報じられている。

 当時eBayのCEOだったデビン・ウェニグが、一般eBay従業員の152倍もの報酬を受け取っていたのを批判したことでイナ・シュタイナーとデビッド・シュタイナー夫妻が激しい非難を浴びた。ボストン・グローブによると、イナ・シュタイナーを指して「彼女を失脚させたい」と従業員たちにウェニグは繰り返し語っていたという。


 eBay従業員の中には、こうした不正行為で刑務所に服役した者もいるが、同社幹部で起訴された者は一人もいない。ボストン・グローブによると、集団ストーキング事件が明るみに出た後、ウェニグは2019年に辞任したが「年間報酬1700万ドルと退職金4000万ドルを受け取った」という。

 このディストピアでは、十分資金があれば訓練されたスパイを雇い、無辜の一般市民を標的にした犯罪的心理作戦を実行させ、その後、何の重い懲罰も負わずに逃げおおせられるのだ。



 現代のディストピアでは、我々の仕事を奪い、環境を汚染する生成AI製品を訓練するために紙媒体の文学作品が破壊されている。

 現在AI企業は、希少本や絶版本を大量に買い集め、内容をスキャンした後で廃棄している。404 Media報道によると、大規模言語モデルの学習に用いる文章データ需要が益々高まる中、GoogleやAnthropicなどの企業は、大規模言語モデルが出現する前に出版された書籍を大量に買い集めて、AIが生成したサンプルでモデルが汚染されないようにしているという。

br/>  こうした需要と裁判所の特異な著作権判決が相まって「大量破壊型書籍スキャン」と呼ばれる手法が生まれた。これは、書籍から背表紙を大量に取り外し、スキャン装置に投入した後で、細断するものだ。

 連中は世界をより良くするものを破壊し、世界をより悪くするものを作り出している。



 現代のディストピアでは、ハイテク系新興企業が、ろくでもない利己的な人間を、安定した思いやりある恋愛相手のように見せるAIアシスタントを売り込んでいる。

 Orchidという企業が、ある男女がチャットボットとやり取りする様子を描いた動画を公開した。この動画には、男性が夫婦の記念日を忘れてしまった状況に、AIが対処する様子が描かれている。AIは「全てお任せください」と女性を安心させ、「夕食の予約と、女性への花束の購入を済ませました」と男性に伝える。


 「ああ、これなら私でもできる」と、その男性がチャットボットにメッセージを送っているのが確認できる。

 「あなたにはできません。だから私がいるんです」とチャットボットが答える。

 実に何とも腹立たしい。人々が自己中心的で無関心になり、親密な連れ合いに対する責任感や思いやりや配慮を全て機械に押し付ける製品を連中は提供しているのだ。

 AI業界には軍事技術や大規模監視技術や人間の怠惰さや自己愛をチャットボット製品に変えて億万長者になろうとする連中が混在している。



 現代のディストピアでは、シオニズム計画に関し、チャットボットがユーザーに伝えるメッセージを操作するために、イスラエルは数百万ドルも費やしている。Drop Site News報道によると、トランプ大統領の元選挙対策本部長だったBrad Parscaleが、人の目に触れることは想定せず、AIの学習教材として、Webクローラーに収集されることをはっきり狙って、数百ものブログ記事を作成していたという。

 「しかも、それは機能している」と、Drop SiteのNick Cleveland-Stoutは書き、データを検証した偽情報専門家によると「イスラエル政府のためにParscaleが操作した回答をチャットボットを利用する数千万人のアメリカ人が受け取る可能性が益々高まっている」と述べている。


 Microsoft Copilot、Google Gemini、Perplexityは、Parscaleの操作に対して最も脆弱なAI企業で、訓練データに彼のネットワークが頻繁に出現するのをDrop Siteが発見した。ユーザー間での親イスラエル・プロパガンダ拡散に、これがどのように影響するかについて、Cleveland-Stoutは、次のような例を挙げている。  
「『アメリカがイスラエルとの軍事協力を強化するのは有益か?』とDrop SiteがPerplexityに尋ねたところ、チャットボットは『はい』と一言で答えた。一番に挙げられた情報源は、アメリカ・イスラエル間の軍事関係を推進するためにParscaleが作成したウェブサイトAllyvia.orgだった。Microsoft Copilotも同様にParscaleのウェブサイトを引用した。」
 イスラエル政府がAIを使って、イスラエルとその行為に関する肯定的な情報を広めるプロパガンダをしているのは全く驚くべきことではないが、それがリアルタイムで展開されているのを見るのは、やはりぞっとするほど不気味だ。



 そう、しかも、AI連中は、許可なしに他社のハッキングを始めている。


 今やディストピアでは、Anthropic社のAIモデル「Claude」と、OpenAIの実験モデルが、いずれも数日の間隔を置いて、試験中に外部システムへの不正アクセスを繰り返していたことが発覚したと報じられている。

 「木曜日、アントロピック社は、同社のAIモデル『クロード』が実験中に三つの組織のシステムをハッキングしたと発表した。これは、ライバルのOpenAIが、AI企業Hugging Faceで、不正エージェントが、数日にわたりハッキング行為を繰り返していたことを明らかにしてから数日後のことだ」とガーディアンは報じている

 これらの新技術は、規制もなければ、悪影響を全く考慮することなく、我々の社会に押し付けられている。ネオリベ資本主義の下では、最も利益を生むものが常に最良の決定だからだ。権力と利益の追求が、人類の行く末を決定づけるのを許した結果、我々は虐待的なハイテク・ディストピアに突き落とされようとしている。

 そして、その成果はどうだろう? 既にその成果は目の前に現れ始めている。

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 東京新聞 朝刊 三面  
 「イランのエネ施設攻撃」
 「米が数日中に実施」報道

 ウクライナのパトリオット生産
 トランプ氏一転 容認せず

 AIクロードも「暴走」

 不正侵入「設定ミス原因」説明
 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
長生きのために中年期から取り組むべき9つのこと(NYT)インターバルトレーニング、友人と一緒に。発酵食品を食べる。有酸素運動、筋力も同様に重要、全食事に少しずつタンパク質を、階段を使う。両親の慢性疾患のリストを作成、毎晩同じ時間に就寝する

2026年7月19日 (日)

トランプがヨルダンで米軍兵士を殺害した



彼らは嘘に基づく中東での新たな戦争で死に追いやったオリガルヒや帝国支配者連中に殺されたのだが、連中はそのことを少しも気に留めるまい。

ケイトリン・ジョンストン
2026年7月19日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。

 トランプの狂気じみた対イラン侵略戦争で更に多くの米兵が命を落としたので、当然ながら、アメリカ好戦主義者連中は、更なるエスカレーションを正当化するため、これら兵士たちがどれほど英雄的な犠牲を払ったか偽の戯言を並べ立てている。

 「英雄たちよ、幸運を祈る。彼らの犠牲は、我々の決意を更に強固にするだけだ」と、イランによる在ヨルダン米軍基地への報復攻撃で米兵2人が死亡、1人が行方不明になったとの報道を受けてピート・ヘグセス戦争省長官がツイートした

 だが彼らは「英雄」ではなく、いかなる「犠牲」も払わなかった。

 英雄とは、他者の利益のために危険を冒して高潔な行動をとる人のことだ。犠牲とは、より崇高な目的のために命を捧げることだ。

 これはどちらでもなかった。これらの兵士たちは、シオニスト大統領がイスラエル億万長者大口献金者連中を喜ばせるために仕掛けた愚かで邪悪な侵略戦争における民間インフラへの米軍空爆への報復として殺害されたのだ。米軍攻撃によって海水淡水化プラントが破壊され、何千人ものイラン市民にとって不可欠な水源が断たれたのだ。

 彼らはアメリカ合衆国を守るために死んだのではない。アメリカ国民を守るために死んだのでもない。自由のためでも、民主主義のためでも、帝国主義プロパガンダ屋が彼らの死因として挙げるような偽理由のためでもない。彼らはイスラエルのため、軍産複合体のため、アメリカの世界支配という帝国主義的野望のために死んだのだ。それ以外の何物でもない。

 私がネット上でこう言ったら、「彼らは国のために死んだのだ。それを侮辱するとは、お前は最低だ」と誰かが言ってきた。

 私は彼に言った。「いや、彼らは祖国のために死んだのではない。イラン人たちは祖国のために死んでいる。アメリカ人はイスラエルのため、金のため、そして地政学的支配のために死んでいる。中東における米軍兵士の行動によって、アメリカ国内のアメリカ人の命が守られているわけではない。彼らは祖国を守っているのではなく、祖国を守っている人々を攻撃しているのだ。」

 これは称賛に値するのではなく、怒りと憤りに値する。

 アメリカ人の間には、戦死した米兵全員、アメリカ国民のためになる英雄的行為をして亡くなったのだという考えに同調しなければならないという奇妙なカルト的信念が存在する。だが常識的に考えれば、それが客観的に誤りなのは全員が知っている。この考えを私は断固拒否する。このような考え方は、米軍がより多くの兵士を募集し、更に残虐な侵略戦争への同意をでっち上げるのを容易にするだけだ。

 ヨルダンで命を落とした兵士たちは高潔な行いをしたわけではない。彼らは、不道徳で価値のない大義のために、無意味で尊厳のない死を遂げたのだ。

 あの兵士たちはイランに殺されたのではない。ドナルド・トランプに殺されたのだ。嘘に基づく中東での新たな戦争で彼らを死に追いやったオリガルヒや帝国支配者連中に殺されたのだ。しかも連中は、そのことを少しも気にかけない。

 アメリカ軍入隊を考えている人は、絶対思いとどまるべきだ。そして、既にアメリカ軍に所属している人は、何としても除隊すべきだ。自分のことなど全く気にもかけない金持ちのクソ野郎のために殺し、死ぬことほど最悪なことはないからだ。

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 井上ひさしの芝居『マンザナ、わが町』を見た。

 ネットをみると当然小生と全く違う意見もある。ある記事、途中まで読んだが、読み続けられす、やめた。

2026年7月17日 (金)

トランプに対してリベラル派は警戒心を緩めている。トランプが戦争を継続してくれると連中が信じているためだ



彼がイランを爆撃する大統領になった今、欧米政治家やメディア関係者全員、彼に好意的だ。

ケイトリン・ジョンストン
2026年7月16日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。

 リベラル派の支配体制が、トランプの二期目に対して、一期目ほど感情的になったり憤慨したりしていないことにお気づきだろうか? イランを爆撃した大統領になった今、欧米の政治家やメディア関係者は皆、彼に寛容だ。

 「トランプ錯乱症候群」という言葉は、トランプ大統領を批判から守るための包括的蔑称として、MAGA支持者に常に使われてきたが、トランプ一期目の任期中は、全く不当というわけではなかった。民主党員は、トランプが独裁者や暴君と親密になるなど、他のアメリカ大統領が常にやってきたことをしただけで、大声で叫び立てていた。トランプがシリアからの軍隊撤退について話すといった比較的まともなことにも彼らは激怒した。ロシアゲート事件は、狂った陰謀論にリベラル派が激昂し、ロシアに対するエスカレーションを推進し、ウクライナ戦争を最終的に引き起こした一因だった。

 トランプの二期目には、そういったものは一切見られない。あの耳障りな感情的な騒ぎは皆無だ。今回はロシア・ゲートもなければ、マドーズのような感情的支持者もいない。民主党員はトランプを嫌っているが、それは共和党の大統領に対する嫌悪感と同程度だ。二期目の大統領に対する感情的反応は、一期目とは全く、全く違っている。

 正気の沙汰ではない。なぜなら、今回は明らかに以前よりもずっとひどいからだ。彼の国内政策は遙かに専制的だ。ホワイトハウス史上、これほど邪悪な戦争屋は見たことがない。彼はあまりに腐敗していて、シオニスト・オリガルヒに買収され、支配されているのを公然と認めながら、大統領の権力を使って彼の一族に莫大な富をもたらしている。再選を心配する必要がなくなった今、彼は実に露骨に残虐行為を働いている。

 そして、恐ろしいのは、それだからこそリベラル派の既存支配体制は彼に対して遙かに寛容になっていることだ。もはや彼が「孤立主義」的外交政策を推進し、アメリカの戦争機構を後退させるのではないかなど彼らは心配していない。彼が対イラン戦争をしたので、今や彼を好んでいる。なぜなら、連中は彼が完全に従順なことを知っているからだ。

 帝国主義的な政治・メディア層で見られる反トランプ的な激しい非難は、トランプが本当にディープステートと戦い、腐敗した政治体制を浄化している証拠だとトランプ支持者の多くが私に言ったが、実際はそうではなかった。トランプの一期目の任期以来、私が主張してきた通り、オリガルヒや帝国の支配者連中は、トランプが自分たちに反対していると思ったから反対したわけではない。むしろ、彼らは単にトランプを不適切な帝国管理者と見なしていたに過ぎない。現状維持のために、トランプが、必要な形で帝国の歯車を回し続けられると、彼らは信用していなかった。

 明らかに状況は変わった。彼らは今、彼を信頼している。彼が爆弾投下を続け、資本主義を前進させ続け、権力の中枢を現状維持してくれると彼らは知っている。

 今や彼らは彼を仲間の一人と見なしている。彼が亡くなれば、一期目の任期中に彼を「第二のヒトラー」と呼んだ同じリベラルな諸機関が、愛情を込めて彼を追悼するだろう。アメリカ合衆国大統領の座が、偶然まともな人間に与えられたのではないことを、トランプは彼らを十分に納得させたのだ。

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画像はホワイトハウスより(パブリックドメイン)。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2026/07/16/liberals-have-relaxed-about-trump-because-they-trust-him-to-keep-the-wars-going/

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 耕助のブログ  Pepe Escobar記事翻訳
No. 2969 覚書の猫は死んだか、生きているか、それとも昏睡状態か?
 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
米国調査機関PEW世界主要国の世論調査、「多くの国で、人々は米国よりも中国を好意的に見ている、高感度(%)2026年米国36%、中国46%。」

2026年7月16日 (木)

トランプ支持者は情けない寝取られ男、他



2026年に、トランプ支持者でいるのは、妻を寝取った男と親友でいるようなものだ。彼はあらゆる場面で、あなたを欺き、裏切ってきたのに、あなたはまだ彼の言いなりになっているのか? 薄汚れた恥ずべき行為だ。

ケイトリン・ジョンストン
2026年7月14日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。



 自称「平和の大統領」の政権下、中東情勢は依然混乱を極めている。対イエメン戦争をサウジアラビアが再開するのを容認したと報じられた後、ドナルド・トランプはアメリカによる対イラン港湾封鎖を「再開する」と表明した。

 「終わりのない戦争はもうたくさんだ」というスローガンを掲げてトランプと側近連中は政治綱領を構築したのに、その後すぐ国防総省を戦争省に改称して、終わりのない戦争を始めた。

 2026年にトランプ支持者なのは、妻を寝取った男と親友でいるようなものだ。彼はあらゆる場面であなたを欺き、裏切ってきたのに、あなたはまだ彼の言いなりになっているのか? 情けない、恥ずべき行為だ。

 戦争を終わらせると彼は約束したのに、その代わりに、新たな戦争を始めた。

 イランとの戦争は数週間で終わらせると彼は約束したのに、数ヶ月経った今も終結の兆しは見られない。

 アメリカを第一にすると彼は約束したのに、実際にはイスラエルを第一にしている。

 政府の無駄遣いを削減すると彼は約束したのに、軍産複合体に途方もない額の資金を注ぎ込んでいる。

 「沼地を干上がらせる」と彼は約束したのに、アメリカ史上最も腐敗した大統領になった。

 「ディープステート」と戦うと彼は約束しながら、ワシントンとラングレーにいる最も邪悪な連中の長年の計画を推進し始めた。それは彼の恐ろしい前任大統領者連中さえ抵抗していたものだった。

 これらは全て客観的で議論の余地がない事実だ。もしあなたが、これらのどれかに異議を唱えるなら、それはあなたを裏切った男への卑屈な支持を正当化するために、ばかげた精神的歪みを弄んでいるためだ。

 なんという自己卑下。立ち上がり、つべこべ言うのをやめて、少しは尊厳を保て。






 現在「リンジー・グラムとは多くの点で意見が合わなかった、だが」と言っている連中全員、実際はリンジー・グラムと全く意見が合わなかったと言っているのだ。

 「彼の政治思想は好きではなかった。だが」 あなたは私よりも彼の政治思想が遙かに好きだったのは確実だ。だからあなたは彼の死を悲しんでいて、私は喜んでいるのだ。

 もしあなたが71歳の好戦的精神病質者の死を少しでも悲しんでいるなら、それは彼の犠牲者たちのことを、あなたが気にかけていなかったためだ。ハイテク兵器で焼き尽くそうと彼が絶えず煽っていた人々のことを、あなたが気にかけていなかったためだ。もし 、あなたが本当に気にかけていたなら、彼らを虐待した人物の死を悼む気持ちなど抱かないはずだ。

 リンジー・グラムの死に、あなたが哀悼の意を表しているのは、本当に親切で思いやりがある人間であることよりも、親切で思いやりのある人間に見られるのを重視しているのだ。



 イスラエル刑務所における虐待に関する新たな報道を読むたびに、イスラエル国防軍に生きたまま捕らえられたパレスチナ人がどれほど恐ろしい思いをするか私は想像してしまう。拷問されるのは分かっている。レイプされるのも分かっている。おそらく何ヶ月にもわたり何度も何度も。敬虔なイスラム教徒なら自殺など選択肢にない。地獄のような苦しみを味わうことになるのを覚悟して、そこに座っているしかない。



 アパルトヘイト国家が悪事を働いたら、私はそれを批判する。

 アパルトヘイト国家を批判してはいけないと言うなら、私は一層彼らを批判する。

 政府の権力を使ってアパルトヘイト国家批判を抑圧するなら、アパルトヘイト国家批判を私は専業にする。



 リベラルなシオニスト連中は私にこう言う。「ほとんどのイスラエル人はネタニヤフを支持していない!」

 彼らに私はこう言う。「そんなこと誰も気にしない。どのアパルトヘイト政党をイスラエル人が好もうと誰も気にしない。どの大量虐殺屋の政治指導者を首相にしようと、誰も気にしない。イスラエルのあらゆる派閥が邪悪で、邪悪な連中に支持されている。」



 何も生成しないし、知能も示さないのに「生成型人工知能」と呼ぶのは滑稽だ。ただ人間が言ったりやったりしたことをコピーしているだけだ。

 それは自らアイデアを生み出せない。洞察力、理解力、創造性といった兆候を全く示さない。自ら素材を生み出す能力がないため、改良するためには人間が作成した素材を与え続けなければならない。

 私たちは人工知能を創造したのではなく、私たち自身の知能をそのまま吐き出すおもちゃを創造したのだ。

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 画像は、アメリカ合衆国ネブラスカ州オマハのマット・ジョンソン氏によるもの IMG_7157、CC BY 2.0、https://commons.wikimedia.org/w/index.php? curid=117983428

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2026/07/14/trump-supporters-are-pathetic-cucks-and-other-notes/

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 植草一秀の『知られざる真実』
高市包囲網と党首討論

2026年7月13日 (月)

まあ、少なくともリンゼー・グラムは死んだ。



リンゼー・グラムが亡くなった。少なくともそれだけは良いことだ。今日他に何が起ころうと、この事実だけは誰にも奪えない。

ケイトリン・ジョンストン
2026年7月13日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。

 対イラン戦争が再び激化していることに関し、唯一良い点は、リンゼー・グラムが:もはやそれを楽しめないことだ。

 この血に飢えたサウスカロライナ州選出上院議員は土曜日に息を引き取った。彼の事務所の説明によると、死因は「短期間の突然の病気」だった。彼の政治家人生は、あらゆる機会を捉えて戦争、空爆、代理戦争推進に捧げられていた。

 リンゼー・グラムが、明らかにゲイなのを隠しているにもかかわらず、強硬な反LGBTQ政策を掲げる政党に所属している偽善は、長らく人々の嘲笑の的になってきた。男性にグラムが感じる性的魅力より、軍事的な大量虐殺行為に彼が性的魅力を感じることの方が個人的には遙かに興味深い。


 グラムの親友ジョン・マケインが亡くなって以来、高価な兵器を使っての人体破壊に対する彼の熱狂的熱意に匹敵する人物は連邦議会に現れていない。爆弾投下、ミサイル発射、外国政府転覆、代理勢力への武器供与、飢餓制裁実施など、あらゆる議論で、リンゼー・グラムは必ず最初に、しかも最も声高に更なる死と破壊を主張する人物だった。

 グラムは、トランプ大統領に対イラン戦争開始を説得した自分の功績を主張していた。予期せぬ死を迎える数ヶ月前、この上院議員はイランキューバベネズエライエメンナイジェリアレバノンとパレスチナへの米軍直接介入を提唱し、アメリカの対ロシア代理戦争を推進するためのキーウ訪問の旅から帰国したばかりだった。彼は文字通り、生涯の最期まで戦争と軍事拡張主義を推し進めていたのだ。

 トランプベンヤミン・ネタニヤフイタマル・ベン=グヴィルトム・コットンマイク・ハッカビーなど、世界最悪の連中が、こぞって愛する戦争狂の死を悼んでいる。一方、戦争を煽る精神病質者ではない人々全員、素晴らしい一日を過ごしている。


 もちろん、ピアーズ・モーガンのような帝国主義的言論操作屋連中が、人差し指を振って、死者を悪く言うなと聴衆を叱るのは目にするが、そんな連中など知ったことか。我々はそんなことはしない。礼儀正しさは、リンゼー・グラムの犠牲者より重要ではない。リベラル派が要求する体裁や好感度は、グラムが邪悪で惨めな人生を通して、できる限り多くの人間を殺害しようと狂奔した行為を名指しで非難する重要性に勝るものではない。

 リンゼー・グラムは死んだ。彼が死んだのは良いことだ。彼の全人類殺害思想も、冷たい土の中で彼と共に滅びるように願う。彼が崇拝していた狂気じみた飽くなき神が、この地球上で二度と認められないように願う。

 リンゼー・グラムが亡くなった。少なくともそれだけは良いことだ。今日他に何が起きようと、この事実だけは誰にも奪えない。

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 6月第2日曜日は新聞休刊日ゆえ、今日は彼の訃報を読めない。

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
元政策立案局長ファイナー「「世界は米国との関係を断ち切りつつある。その代償は、すでに我々に降りかかっている。世界の各国は防衛・エネルギー・技術分野の自立化や他国との関係多角化を進めることで、長年にわたる対米依存を減らすための取り組みを水面下で進めてる」

2026年7月10日 (金)

ガザの民族浄化計画、依然進行中。



イスラエルによるガザ地区での大規模残虐行為は最初から民族浄化が狙いだった。

ケイトリン・ジョンストン
2026年7月3日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。

 アメリカイスラエル両国の指導者がイラン再攻撃を公然と検討する一方、このジェノサイド同盟がガザ地区民族浄化計画を劇的に再燃させている事実を世界は見過ごしがちだ。

 ガザ地区の生活を監督するいわゆる「平和委員会」が、パレスチナ人をハマスの支配下にない「人道シェルター」に今後数週間以内に移送する計画を立てているとアデルソンが所有するネタニヤフ首相寄りメディア、イスラエル・ハヨム紙が報じている

 破壊されたラファ市近郊地域が、こうした難民キャンプが最初に設置される場所になるとイスラエル・ハヨム紙は報じている。これは注目すべき点だ。なぜなら、一年前、ラファの廃墟に「人道都市」を建設し、そこでパレスチナ人「移住計画」を実施する計画があるとイスラエル・カッツ国防相が述べ、ガザ地区の住民を受け入れる外国をベンヤミン・ネタニヤフ首相が探していると付け加えていたからだ。

 類似点を無視するのは困難だ。避難民となったパレスチナ人を国際部隊で取り締まる計画だとどちらの報道も述べている。2026年の『イスラエル・ハヨム』紙報道によると、これらのキャンプは「平和委員会の管理下にある多国籍軍」に監督されることになっており、イスラエルは、この地域の管理を担う国際的なパートナーを模索しているとイスラエル・カッツが2025年に述べていた


 つまり、はっきりさせておくと、昨年7月、パレスチナ人を故郷から他国へ移住させる取り組みを進めながら、国際的監視下でパレスチナ人を収容する「人道都市」をラファの廃墟に建設するとイスラエル当局は公言していたのだ。そして今年7月、ガザ地区のパレスチナ人が国際部隊監視下で、ラファ近郊の「人道シェルター」に移送される予定であることが明らかになった。

 つまり全て同じ計画に聞こえるのだ。もしそうなら、それは民族浄化計画だ。

 既にイスラエルはガザ地区の支配地域を53%から70%に拡大し、虐殺の生存者をパレスチナ領土の僅か30%に集中させている。そして今、イスラエルのエネルギー大臣エリ・コーエンによれば、支配地域を100%になるまで拡大する計画だという。

 最近のラジオ・インタビューで「我々の支配地域は100%に達するまで拡大し続ける」と述べ「二か月前にはガザ地区の53%を支配していたが、約一か月前には約60%、そして今日ではガザ地区の70%近くに達している」とコーエンは言ったとイスラエル・ナショナル・ニュースは報じている。


 これは、ガザ地区から全てのパレスチナ人を排除する動きをトランプ政権が再び強めていることを強く示唆すると私が最近論じた他の報道で明らかになった。先日、この計画に対する国際的抵抗を和らげるために民族浄化計画を「自由移動計画」と改名するようイスラエルの国家安全保障機関が指示されたのを私はイスラエル新聞で知った。数日前には、イスラエル新国家安全保障責任者が、イスラエル国防軍(IDF)とシン・ベト当局者と会合しガザのパレスチナ人を他国に移住させる計画を話し合ったことも分かった

 繰り返すが、イスラエルによるガザでの大規模残虐行為は、最初から終始民族浄化を目的とするものだった。2023年10月のイスラエルによるガザ攻撃から数日後、イスラエル情報省がガザの全住民をエジプトのシナイ半島に移送する計画を報じ、イスラエルのシンクタンクが「ガザ全住民の移転と最終定住」のための戦略を策定していた

 常に彼らの狙いは、ガザからパレスチナ人を追い出し、彼らの領土を奪うことだった。これは紛れもなくイスラエルによる露骨な土地強奪以外の何物でもなかった。彼らはこれを「戦争」と称し、ガザを占領し植民地化した後「アラブ人は戦争をして負けたのだから領土を失うのは当然だ」といつものように言い訳しようとしているが、実際は戦争などではなかった。

 ガザでの虐殺を「戦争」と呼ぶのは、幼児を殴る男を見て「喧嘩」だと言うようなものだ。史上最強帝国の支援を受けて、世界で最も高度な軍事力を持つ軍隊が、子どもで溢れる地域に爆弾を降り注いでいる。それに対して、サンダルを履き、自家製ロケット弾や旧式カラシニコフ銃を手に走り回る数千人の男が抵抗しているに過ぎない。

 あれは戦争ではない。民族浄化作戦だ。ずっとそうだった。

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 画像はWikimedia Commons/IDF(パブリックドメイン)より。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2026/07/03/the-gaza-ethnic-cleansing-agenda-continues-to-roll-forward/

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 東京新聞 朝刊 三面 総合  
 米が連日の空爆、イランも報復

 崩れた覚書 出口見えず

 軟着陸を図る米 イランは揺さぶり
 東京新聞 朝刊 四面 国際・総合  
 ウクライナ,パトリオット生産

 トランプ氏が承認

 対ロシア攻撃支持

2026年7月 8日 (水)

彼らは現実の問題に対処できないため「共産主義」の恐怖を煽っているのだ。



世界で最も残忍で専制的な権力構造の指導者は、世界の本当の問題に立ち向かえない。その権力構造こそが問題の根源なのだから。だから彼は戦うべき架空の怪物を作り出すしかないのだ。

ケイトリン・ジョンストン
2026年7月2日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。



 自称「民主社会主義者」が民主党優勢州で一定の勢力を拡大する中、共和党は「共産主義」という差し迫った脅威について新たな恐怖を煽るキャンペーンを開始した。だが、共産主義はアメリカでは政治的に意味ある存在になり得ないイデオロギーだ。

 トランプ大統領は水曜日の演説で「共産主義は我が国にとって最大の脅威で、文明の究極的崩壊につながる」と述べた。これは中間選挙での大敗を防ぐため、進歩派民主党員への恐怖心を煽る一連の大統領発言の最新のものに過ぎない。

 民主社会主義の政治家はアメリカ政治で依然少数派で、彼らを共産主義者と同一視するのはばかげている。共産主義が、資本主義と、それが銃口で維持している帝国主義的世界秩序の完全解体を目指しているのに対し、欧米の「民主社会主義者」は、医療や公共交通機関などが税金で賄われる、より穏やかで見た目が良い資本主義帝国を要求ているに過ぎない。

 西側諸国全般、特にアメリカは何世代にもわたり共産主義を撲滅し続けており、少なくとも欧米世界では、その点、目覚ましい成功を収めてきた。2026年のアメリカは、共産主義から非常に、非常に、非常に、非常に、非常に遠く離れているため、共産主義を脅威とみなすのは、単なる弱腰で臆病で些細なことにも怯える偏執的妄想の表れに過ぎない。まるで、ナイジェリアで発生した山火事の記事を読んで、それが世界中を焼き尽くして自分の家の玄関先まで迫ってくるのではないかと心配するようなものだ。

 だが、もし私がトランプの立場だったら、私も共産主義について恐怖を煽っていたかもしれない。彼はイランとの戦争に敗れ、彼のイスラエル支持は皆から嫌われ、彼の驚くべき腐敗ぶり も批判の的になっている。それに、民主党と意見が食い違う点もそれほど多くなく、実質的立場を表明できるような立場でもない。架空の怪物について空虚な恐怖を煽る以外、彼には他にどんな武器があるだろう?

 世界で最も残忍で専制的な権力構造の指導者は、この世界の本当の問題に立ち向かえない。なぜなら、その権力構造こそが問題の根源なのだから。それで彼は戦うべき架空の怪物を作り出すしかないのだ。



 国防予算案から第219条(旧第224条)を削除するための議会審議を下院議員らが阻止した。これはアメリカとイスラエルがこれまで以上に緊密に彼らの軍事技術を融合させることを意味する。

 まったく、なぜそうしないのか。なぜアメリカとイスラエルの戦争機構が別々の存在であるかのように振る舞い続ける必要があるのか。なぜイスラエルの戦争犯罪がアメリカの戦争犯罪と別物であるかのように振る舞い続ける必要があるのか。

 既に同棲しているなら、結婚しても良いのでは?



 最近、アメリカの人権専門家で反戦活動家のダン・コヴァリクが報道によると、警察は彼の電子機器を押収し、尋問し、指紋を採取し、更にDNAサンプルまで採取したという。

 帝国による反対勢力弾圧は続いている。



 またイギリスで、反シオニズム系メディア「ザ・カナリー」がロイズ銀行から取り引き停止処分を受け、即座に財政危機に陥った。本記事執筆時点では、ロイズ銀行はこの措置の理由を明らかにしていないが、この新たな動きは確実に注視すべき事態だ。記事を理由に反体制派メディアとの取り引きを銀行が停止し始めたら我々全員大変な事態に陥る。



 イスラエルを愛しながらベンヤミン・ネタニヤフを憎むのは可能だとリベラル・シオニスト連中が主張するのをよく見かける。だが、これは全くばかげた主張だ。ネタニヤフを憎む理由となる事柄は全てアパルトヘイト国家イスラエル自体にも当てはまるからだ。

 ネタニヤフが人種差別主義者だから嫌いなのか? イスラエルは昔から人種差別主義的な国だった。

 ネタニヤフが戦争犯罪人だから嫌いなのか? イスラエルは常に戦争犯罪を行ってきた。

 ネタニヤフ首相がパレスチナ人を虐待し抑圧しているから嫌いなのか? イスラエルは昔からパレスチナ人を虐待し抑圧してきた。

 ネタニヤフ首相がイスラエルの近隣諸国と戦争を始めるから嫌いなのか? イスラエルは常に近隣諸国と戦争を始めてきた。

 ネタニヤフ首相が持つ悪質な資質を、ジェノサイドを行うアパルトヘイト国家のイスラエルは持ち合わせていないかのようにリベラル・シオニスト連中は振る舞うが、それは全くのりだ。イスラエルは絶え間ない暴力と虐待を前提として建国され、建国当初から絶え間ない暴力と虐待しか生み出してこなかった。

 イスラエルは、本質的に人種差別的で暴力的政治思想に基づいて建国された国で、ベンヤミン・ネタニヤフを権力の座に押し上げたのは、まさにその人種差別と暴力だった。

 ネタニヤフがイスラエルの暴力と人種差別を生み出したのではない。イスラエルの暴力と人種差別がネタニヤフを生み出したのだ。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2026/07/02/they-fearmonger-about-communism-because-they-cant-oppose-real-problems/

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 今日のアンカラ発Reuters報道  
 トランプは

 イランについて「病んだ人々だ。病んだ人々に率いられている」と語った。

 その上で「私に言わせればイランと関わるのは時間の無駄だ」と述べた。
 アメリカ最大属国の一庶民として思う。   
 トランプは「病んだ人だ。アメリカは病んだ人々に率いられている。」

 「私に言わせればアメリカと関わるのは時間の無駄だ。」

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