Caitlin Johnstone

2026年1月19日 (月)

アメリカ政府を操作しているのを公然と認めるシオニスト億万長者たち



土曜日のイスラエル・アメリカ評議会サミットで発言したに億万長者シオニスト巨額寄付者ミリアム・アデルソンとハイム・サバンは、イスラエルの権益を推進するためアメリカ政府を操作する極めて怪しい活動に関与していることを強く示唆した。

ケイトリン・ジョンストン
2026年1月19日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。

 土曜日のイスラエル・アメリカ評議会サミットに参加した億万長者シオニストの巨額寄付者ミリアム・アデルソンとハイム・サバンは、イスラエルの権益を推進するためアメリカ政府を操作する極めて怪しい活動に関与していることを強く示唆した。

 私がTwitterでフォローしているクリス・メナハンという人物がいる。彼はシオニストの催しの映像を良く投稿しており、普段見過ごされがちな映像を投稿し。その中から、同じ考えを持つ人々の前で、親イスラエル活動家連中が口が軽くなりがちな衝撃的告白を頻繁に見つけ出している。最近、彼が見つけた映像を紹介した。その映像には、オバマ前大統領のスピーチライターだったサラ・ハーウィッツが、ソーシャルメディアがガザにおけるイスラエルの残虐行為の証拠を一般大衆に公開している現状を非難していた。

 メナハンは、アデルソンとサバンの非常に示唆に富む発言をいくつか取り上げてきた。この二人はアメリカとイスラエルの二重国籍を持ち、イスラエル・アメリカ評議会(IAC)に資金提供してきた。2014年、サバンとミリアム・アデルソンの亡き夫シェルドンがIACなどの影響力工作を利用して「イスラエルのコーク兄弟」になろうとしているとネイション紙のMJ・ローゼンバーグが書いた。


以下は、アデルソンと、この催しの主催者ショーン・エヴェンハイムとの非常に興味深いやりとりの記録だ。  
エヴェンハイム:ミリさん、あなたとシェルドンさんは長年にわたり、州レベル、特に連邦レベルの政治家と多くの関係を築いてきましたね。なぜそれが重要なのか、そしてどのようにそれを実現しているのか皆さんに教えていただけませんか? 繰り返しになりますが、小切手作成もその一部ですが、単に小切手を作成するだけではありません。どのように行っているのですか?

 アデルソン:ショーン、答えなくてもいいですか?

 エヴェンハイム(肩をすくめる): あなたが選んでください!

 アデルソン:私は正直でありたいし、話したくないことがたくさんあるんです。

 エヴェンハイム:そうですね、具体的なことを我々は知りたくないので、構いません。
 ここで、ミリアム・アデルソンは、彼女とシェルドンがドナルド・トランプをはじめとする共和党議員の選挙運動に注ぎ込んだ数億ドルに加え、アメリカ政治を舞台裏で操作してきたことも認めている。彼女はそれを公にしたくないと考えている。おそらく、公に知られれば大きなスキャンダルになるからだろう。

 記録によれば、一期目の任期中に、アデルソンの要請で、イスラエルに政治的便宜を図ったことをトランプは繰り返し認めており、彼らを喜ばせるため、イスラエルのアメリカ大使館をテルアビブからエルサレムに移転し、イスラエルによるゴラン高原併合を正当化したと述べている。

 そして彼は彼らを喜ばせた。彼はそうせざるをえなかったのだ。トランプ再選を支援するため、2024年の大統領選選挙運動に、ミリアム・アデルソンは更に一億ドル寄付した。そして今、政権発足一年目、イランとイエメンの爆撃や、ガザ地区支配の取り組みや、アメリカ国内での、イスラエル批判の徹底的抑圧に彼は取り組んでいる。

 2020年、これら全てのあからさまな告白が行われる前に、シェルドン・アデルソンが彼の富を利用してアメリカ政治に影響力を行使していると音楽家ロジャー・ウォーターズが言ったかどで、名誉毀損防止同盟や他のシオニスト団体から反ユダヤ主義者だと中傷された


 エヴェンハイムの同じ質問への答えで、サバンはアデルソンより更に政治活動に慎重な態度を示した。  
言い方には注意が必要ですが…(間)これは私たちが作った制度ではありません。既に存在している制度です。法制度で、我々はその制度の中で動いているだけなのです。それだけです! 実に単純なことです。政治家を支持するなら、通常、意見を共有し、自分の視点を理解してもらうため会う機会を持つべきです。それが会う機会で得られるもので、寄付や経済的支援によって、会う機会がえられるのです。つまり…つまり…(肩をすくめる)より多く寄付する人は、より多く会う機会を持ち、より少なく寄付する人はより少ない会う機会を持つことになります。単純な計算です。信じてください。
 民主党に資金提供し反対派に重点的に献金しているハイム・サバンは「私は単一争点に専念する人間で、争点はイスラエルだ」という有名な発言をしている。2022年、AIPACのスーパーPACは、サバンの資金力に言及し、イスラエル支援から逸脱すれば民主党は重要な資金を失うことになると主張し「民主党への最大寄付者の一人を含む我々活動的寄付者は、バイデン大統領のように、我々の民主主義同盟国イスラエルとの活発で強固な関係を支持するアメリカ議会を実現することに焦点を当てている」と述べた。

 アデルソンの場合と同様、サバンも自身の影響力行使に関する説明には「慎重に」なりたいと言ったと推測できる。彼がしてきたことがアメリカ国民に知れ渡れば、大スキャンダルを引き起こすことになるからだ。


 これら動画を見て、そういう動画を共有すること自体、反ユダヤ主義だと主張する人もいるだろう。また世界がユダヤ人に支配されている証拠だと主張する人もいるだろう。私にとっては、これらは世界が裕福な社会病質者に支配されていることと、欧米民主主義が幻想であることの証拠に過ぎない。

 アメリカ民主主義の虚偽を、これほどよく示す例はない。正反対の政党に所属する二人の億万長者が、莫大な富を使ってアメリカ政治を操作し、地球の裏側にある外国の軍事的・地政学的狙いを推進しているのを公然と認めているのだ。

 サバンが言う通り、全て合法だ。アメリカ合衆国では買収は合法だ。富豪連中は、選挙資金やロビー活動を通じて、自らの個人的、経済的、イデオロギー的な狙いを実現するために、その富を利用してアメリカ政府を操作することが許されている。数百万ドルの余裕があれば、それを使って刑事告発を取り下げたり、企業の利益率を低下させる環境規制や、労働者保護を撤回したり、更には進行中の大量虐殺に使うための爆弾を外国政府に送付したりすることも可能だ。

 しかも、これらは全て有権者の意思を完全に無視して行われている。現在の政治体制下では、政府の行動をアメリカ国民は全く制御できない。あるオリガルヒの傀儡に投票し、それがうまくいかないと別政党のオリガルヒの傀儡に投票する行ったり来たりを繰り返している。だが、自分たちが暮らしている権力構造自体が変わるわけではないことには全く気づいていない。

 この権力構造は金権政治と呼ばれる。アメリカ合衆国が持つ唯一本物の政治体制だ。

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 デモクラシータイムス
追及逃れペテン解散 立・公「新党」のインパクト (半田 滋/西村 カリン/白井 聡) ウィークエンドニュース 20260117 1:49:15

2026年1月18日 (日)

心強いニュース:イランの件で悲痛な表情のリンゼー・グラム



リンゼー・グラムはゲイだとよく言われるが、私はそう思わない。大規模軍事暴力にのみ性的魅力を感じる性的指向を表す言葉があるのかどうかは分からないが、それはゲイではない。

ケイトリン・ジョンストン
2026年1月16日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。

 戦争狂リンゼー・グラム上院議員の表情を見れば、アメリカ帝国が日々どれほど残忍か、いつでもわかるが、今彼はまるで、浴槽で母親が死んでいるのを発見したばかりのような表情をしている。

 今月初め、グラム議員はトランプ大統領と一緒に「イランを再び偉大にする」帽子をかぶり、かなり有頂天で、ベネズエラに続き、キューバがアメリカが打倒する次の中南米の社会主義政府になると熱く語っていたが、このサウスカロライナ州選出上院議員がツイッターで共有したフォックスニュース動画では、まるで一晩中泣きじゃくり、酒で内臓を痛めつけているかのような表情と声が聞こえた。

 木曜日、イラン攻撃の可能性について「トランプ大統領の決意は問題ではない」とグラムは陰鬱な表情で記者団に語った。「問題は、このような作戦を実行する際、規模を大きくすべきか小さくすべきかだ。私は規模を大きくすべきだと思う。時が経てば分かる。あの政権は、もう長くもたないという希望と楽観を私は抱いている」


 個人的には、イランへの米空爆の可能性が低そうだという最近の報道よりも、グラムの厳しい表情に期待を寄せている。アメリカとイスラエルは攻撃前に自国の意図に関する偽情報を流布してためだ。6月、トランプ大統領はイランの核施設を爆撃する数時間前に、イランの核開発計画に関する外交的解決に期待していると偽ってソーシャルメディアで発表した。だから、イスラエルとアラブ諸国がトランプ大統領を説得してイラン攻撃を延期させたという報道は信憑性に欠けると考えるべきだろう。

 だが、リンゼー・グラムの悲痛な泣き声はどうだろう? 個人的には励みになる。イランとの戦争は本当に当分の間延期されたのかもしれない。心配しなければならない悪夢が一つ減った。

 時々、陰鬱から歓喜まで、リンゼー・グラムの顔を尺度で表示する「グラム・メーター」を毎日発行したらどうだろうかと思う。アメリカ帝国が、その日どれほど邪悪なのかを示す指標だ。アメリカが空爆を開始したり、政権交代作戦を画策したりしたら、グラム・メーターは喜ぶリンゼーを描き、帝国が権力掌握を延期せざるを得なくなったように見えたら、落胆するリンゼーを描く。

 リンゼー・グラムはゲイだとよく言われるが、私はそう思わない。大規模軍事暴力にのみ性的魅力を感じる性的指向を表す言葉があるのかどうかは分からないが、それはゲイではない。

 今後、落ち込んだリンゼーが、もっとたくさん見られるよう期待している。

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 東京新聞 朝刊 こちら特報部  
狂乱の兵庫知事選を振り返る
 本音のコラムは 前川喜平氏  
「中道」と安保法制
 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
トランプ大統領は17日、米国によるデンマーク自治領グリーンランドの領有に反対し、軍を派遣した欧州の8か国デンマーク、ノルウェー、瑞、仏、独、英,蘭、フィンランドに2月1日から「10%の関税を課す」とSNSに投稿。今年6月1日には関税率を25%に引き上げ、

2026年1月16日 (金)

残忍なゲシュタポ国家になりつつあるアメリカ



ジョージ・サミュエルソン
2026年1月14日
Strategic Culture Foundation

 もしグッドさんが「国内テロリスト」だったとすれば、アメリカはSUVに家族を乗せて街中を走り回る何百万人もの「テロリスト」連中の温床になっていることになる。

❗️Telegram Twitter , と VK でご参加願いたい。

 週末、移民関税執行局(ICE)に射殺された母親に対する正義を求めて、アメリカ国民は全国で1,000件以上の抗議デモをした。

 レニー・ニコル・グッドさんは典型的な郊外に暮らすアメリカ人だった。三人の子どもの母親で詩作が好きだった。だが1月7日、彼女は移民税関捜査局(ICE)職員に頭部を撃たれ、悲劇的な死を遂げた。これは、またしてもアメリカを深く二分する悲劇だ。グッドさんは不当に殺害されたと抗議活動家たちは主張しており、事件の映像証拠はその主張を強く裏付けている。

 グッドさんがSUVで近隣の道路を封鎖している様子が映像に映っている。これは確かに警察が現場に到着する根拠にはなるが、その過程で起きたことは論理に反する。二人のICE捜査官が車両に近づいた際、グッドさんと冷静に会話しようとする様子は見られなかった。それどころか捜査官の一人がドアハンドルを掴み、車から降りるようグッドさんに強く要求した。明らかにこの出来事に怯えたグッドさんは現場から逃走しようとして致命的決断を下した。これを受けて、車両の前方左側に立っていた二人目の警官がフロントガラスに向けて銃弾を三発発射した。それはグッドさんの頭部に命中し、彼女は即死した。

 今では、警察による通常の職務質問と警察権力の乱用の違いを、ほとんどの人が認識している。通常の職務質問では、警察官は運転免許証や登録証などの必要書類を確認しながら、運転手に冷静に話しかける。警察に呼び止められると、ほとんどのアメリカ人は当然恐怖を感じる。だからこそ介入する警察官は状況を制御する必要があるのだ。だが、レニー・グッドさんの場合は明らかにそうではなかった。明らかに不適切な職業に就いているICE職員と出会う不運に彼女は見舞われたのだ。

 この事件の真相はまだ解明されていないが、冷酷な殺人事件の後、トランプ政権がグッドさんをどのように扱ったかは、アメリカ公民権にとって好ましい兆候ではない。母親で受賞歴もあり詩人でもある被害者を、クリスティ・ノーム国土安全保障長官は「国内テロリスト」と形容した。ノーム長官は、グッドさんはICE職員を「ストーキングし、妨害」した後、「自分の車を兵器化」し、ICE職員を轢こうとしたと、証拠も示さずに述べた。そして、グッドさんは最終的にICE職員に殺害された。

 被害者非難はそれだけでは終わらなかった。「暴徒の一人が自分の車を武器化し、法執行官を轢いて殺害しようとした。これは国内テロ行為だ」と国土安全保障省次官補でICE(移民税関捜査局)広報担当者のトリシア・マクラフリンはX投稿で断言した。

 そして、母親のアメリカ人がオサマ・ビン・ラディンと同じカテゴリーに分類されてしまったのだ。このひどい仕打ちは、アメリカ法執行機関が「敵」と戦うためにはどんな手段を使っても正当化されるという考えを強めるだけだ。そして、その「敵」こそ、彼らが守るべき人々なのだ。グッドさん殺害から二日後、逃走を試みた車両に乗った人々にオレゴン州ポートランドの国境警備隊員が発砲した。

 国境警備隊員が車の乗客に身元を明かすと「運転手は車両を武器化し、法執行官を轢こうとした」とマクラフリンは述べた。一人の警官が「自分の命と身の安全を恐れて」発砲し、運転手は乗客を乗せたまま逃走したとマクラフリンは述べた。車に乗っていた乗客は攻撃を生き延びたが、銃撃事件の捜査で:本当の答えは得られそうにない。

 もちろん、特定事件では、当局が特定個人に対し致命的武力を行使せざるを得ない場合もある。だが今回の事件で懸念されるのは、捜査が始まる前に「国内テロリスト」や「暴徒」といった爆弾発言をトランプ政権が乱発していることだ。

 グッドさんが「国内テロリスト」だったとは到底信じ難い。もしそれが事実なら、アメリカ合衆国は、家族をSUVに乗せて街中を走り回る何百万人もの「テロリスト」の温床になる。アメリカ国民に言論の自由と、集会の自由と、アメリカ政府の不正を訴える自由を、アメリカ合衆国憲法は明確に規定している。しかし、これらの自由は全て、法執行機関の厚かましい行為によって悲劇的に命を落としたこのアメリカ人シングルマザーに対しては明らかに否定されていた。トランプ政権には、不法移民を一掃するだけでなく、その過程でアメリカ国民がテロリストのように扱われないようにする義務がある。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2026/01/14/the-united-states-turning-into-brutal-gestapo-state/

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 耕助のブログ
No. 2781 トランプのベネズエラ戦争が中国への贈り物である理由

人々が強制的に止めない限り、こうした虐待は続く



世界には、このような虐待を加えている暴君連中よりも我々のほうがずっと人数が多い。そして彼らはそれを知っており、我々を恐れている。

ケイトリン・ジョンストン
2026年1月9日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読。

 こうした虐待行為は、人々が立ち上がり強制的に止めさせない限り続くだろう。

 欧米諸国政府は益々権威主義的になるだろう。

 警察は益々軍事化され、殺人的になるだろう。

 言論の自由は益々攻撃的に抑圧されていくだろう。

 軍事予算は益々肥大化していくだろう。

 帝国の戦争機構は益々好戦的、大量虐殺的、拡張主義的になるだろう。

 富裕層と貧困層間の格差は、これからもどんどん拡大していくだろう。

 人々は益々惨めになり、精神的に不健康になるだろう。

 世界についての情報を収集するために私たちが使用するシステムは、権力者によって益々厳しく管理されるようになるだろう。

 グローバルサウスからの資源と労働力の搾取は益々公然と乱暴になりつつある。

 我々が生き残るために依存している生物圏は益々死に近づきつつある。

 これが起きるとどうしてわかるのか? それは、これまでずっとそれが起きてきたからだ。アメリカ主導の資本主義世界秩序がこれまでやってきたこと全てこれだ。

 彼らが我々に提供できるのはこれだけだ。益々増える殺人と虐待だけが我々に与えられるメニュー唯一の品だ。

 このジレンマから投票で抜け出すことはできない。なぜそう言えるのか? 何世代にもわたり、我々私は投票で抜け出そうとしてきたからだ。ある政党が悪事を働き、人々はその悪事から逃れるために別の政党に投票する。そして、その新政党が悪事を行うと、また別の悪党に投票するという繰り返しだ。

 体制丸ごと封鎖され、悪弊がケーキに焼き込まれている。我々の文明のあらゆるものが、富裕層と権力者が益々富と権力を増し、それ以外の人々が益々貧困、疲弊、無知、狂気に陥るよう仕組まれている。

 このディストピア的悪夢から抜け出す唯一の鍵は、数の力を使って真の変化を起こそうとする人々だ。我々の人数は、世界にこのような虐待を加えている暴君の人数より遙かに多く、彼らはそれを知っており、我々を恐れている。

 彼らは我々全員殺したり投獄したりできないのを知っている。彼らの虐待を容認するより、革命を選ぶと我々が決めた瞬間、彼らはここにいられなくなるのを知っている。

 我々はいつでも彼らの手からハンドルを奪える。頼む必要はない。ただ奪えば良い。我々は多すぎ、彼らは少なすぎる。

 この問題が社会認識の最前線に上がるまで、この問題を私は指摘し続けるつもりだ。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2026/01/09/these-abuses-will-continue-until-people-force-them-to-stop/

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 Alex Christoforou Youtube
Oreshnik target revealed. UK seize tankers. MERZ wants regime change. Trump IRAN tariff hits China 35:48
 こどもを学校に送った帰りの主婦が、政府の暴力組織ICE職員に、ゆえなく銃殺された。

 この主婦は左翼テロリストだと主張するトランプを始めとする政府幹部。
Zelensky Regime Collapses — New Government to Be Formed, NATO in Panic | Col Doug Macgregor 38:10
   

2026年1月10日 (土)

アメリカの保守派は嫌な詐欺師だ



彼らは専制政治に反対するふりをしながら、警察の銃撃事件が起きるたびに狂ったようにこびへつらい始める。戦争に反対するふりをしながら、トランプの好戦主義を称賛する。キリスト教徒のふりをしながら、新約聖書のほとんどを無視している。

ケイトリン・ジョンストン
2026年1月8日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。

 ベネズエラ大統領を殺人的暴君だと称して追放するトランプの異常な帝国主義的侵略行為を熱狂的に何日も称賛していたアメリカ共和党員連中は、ミネアポリスの移民税関捜査局(ICE)職員による3児の母親の冷酷な殺害を正当化しようと躍起になっている。

 銃撃の様子は複数角度からビデオ撮影されており、どの角度から見ても、普通の人間の基準からすれば全く正当化できない。おそらく警官は、女性の車で轢かれると思ったという、よくある「命の危険を感じた」という言い訳で済ませるだろう。だが車の側面窓に繰り返し拳銃を発砲している時には、轢かれる危険がないのは分かっているはずだ。警官は危険から逃れた後も、女性の頭をずっと銃で追跡し、引き金を引き、車の側面から彼女の頭の横を狙って発砲したのだ。

 あるリバタリアン評論家が指摘した通り、これは「『彼女がXをしたので私は撃たなければならない』というより『彼女がXをしたから私は撃った』という感じだ」


 だが、この殺人事件は党派的問題として扱われており、左派や民主党員は銃撃犯の行為を非難し、右派は彼らを激しく擁護している。

 大統領自身もこの件について発言し、女性が「ICE職員を轢いた」「彼が生きているとは信じ難いが、現在病院で回復中」と虚偽の主張をTruth Socialで展開した。動画を見れば誰でもこれが嘘だと分かるだろう。

 ブラッド・リードがCommon Dreamsに寄稿している通り「しかし、事件現場で撮影された目撃者たちの映像には警官が轢かれる様子は全く映っていない。それどころか警官は発砲後、怪我の兆候もなく歩き回っているのが映っている。実際、トランプが自身のTruth Socialに投稿した警官が轢かれる様子を映したと主張する映像には警官が轢かれる様子は全く映っておらず、車が前進し始めた際に警官が安全に避ける様子が映っているだけだ」。


 アメリカの保守派は実にひどい詐欺師だ。

 彼らは暴政に反対するふりをしているが、警察の銃撃事件が起きるたびに狂ったようにこびへつらい始める。

 彼らは戦争に反対するふりをしながら、トランプの好戦的姿勢を称賛している。

 彼らはキリスト教徒のふりをしながら、新約聖書をほとんど無視している。

 彼らは言論の自由を支持するふりをしながら、イスラエルを批判する言論を抑圧するトランプを支持している。

 彼らは法の支配を支持するふりをしながら、主権国家の大統領をトランプ大統領が公然と誘拐し、石油を盗むと拍手喝采する。

 彼らは大きな政府に反対するふりをしながら、何兆ドルもの軍事予算と政府部門の拡大を称賛し、武装凶悪犯を街に溢れさせている。

 彼らは偽善者なのではなく嘘つきだ。卑屈で権力を崇拝するおべっか使いで、自分はまともな人間だと思わせるために、数々の偽物語をでっち上げているのだ。

 彼らはまともな人間ではない。地球上で最も権力ある連中の尻に舌をしっかり突っ込んだ大量虐殺戦争屋だ。彼らが憎むふりをしているもの全てが彼ら自身だ。彼らこそ、この世界のあらゆる悪事の根源だ。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2026/01/08/american-conservatives-are-disgusting-frauds/

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 植草一秀の『知られざる真実』
真の財政改革三つのテーマ
 アメリカ人女性二人が、殺人ファシストICE、ヴァンスを一刀両断
IHIP News: 🚨 JD Vance's HYSTERICAL BREAKDOWN During WH Presser! DEMANDS We THANK the ICE MURDERER?! 22:18

2026年1月 8日 (木)

アメリカ帝国はトランプのような人物が必要なのだ



帝国にはオバマのような巧みな雄弁家や擁護者が必要だが、トランプのような鉄拳制裁の露骨な暴君も必要だ。

ケイトリン・ジョンストン
2026年1月6日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。

 アメリカの権力機構が、トランプの今回の大統領就任に対し、前回よりずっと冷静だったのはなぜだろうと疑問に思っていたなら、今こそ理由が明らかだ。トランプがマドゥロ誘拐、イラン爆撃、パレスチナ問題の最終的解決といった長年の帝国主義的計画を実行すると確信し、その計画を遂行すると権力者連中が彼を信頼していたのだ。

 ディープステートと戦っているので支配体制はトランプを嫌っているというMAGA言説は決して真実ではない。アメリカ帝国の権力構造内にはトランプを嫌う派閥もあるが、それは彼がヒラリー・クリントンのような実績ある人物でなく、信用できる帝国管理者として信頼されていなかったからに過ぎない。トランプは一期目任期を通して、長年にわたる沼地の怪物の思惑推進上、信頼できる人物であることを証明し、大統領の座を離れていた間、再選されたら更に多く行うと帝国仲間の管理者連中を確信させるだけ十分な実績を残した。

 帝国には、オバマのような巧みな弁論家や擁護者が必要だが、トランプのような鉄拳制裁の露骨な暴君も必要だ。世界的な合意を形成し、アメリカのソフトパワーを拡大するためには、良き警官のような大統領が必要だ。そして良き警官ではできないハードパワーの濫用を働かせるには、悪しき警官のような大統領も必要だ。どちらも帝国という機械の運営には不可欠な要素だ。


 例えばキューバは、何世代にもわたり、アメリカ沖に浮かぶ社会主義の島国であり続けている。アメリカが通常手段でキューバ政権を転覆させられるなかったためだ。CIAによる暗殺作戦、代理戦争、経済封鎖といった常套手段は全て失敗に終わり、軍事的脅威のない小国に地上部隊を派遣して政権転覆を謀ることに国内外の支持は得られていない。だがトランプのような「悪徳警官」大統領には、良質な警官である大統領には考えられないような選択肢が選べる。

 アメリカ帝国の経営者連中は、このことについて公然と議論している。

 マドゥロ逮捕後「もし私がハバナに暮らして、政府にいたら、少なくとも少しは心配するだろう」とマルコ・ルビオ国務長官は言った

 日曜日「キューバは今にも陥落しそうだ」と喜びに浸るリンジー・グラムの横でトランプ大統領は記者団に語った。「キューバは今にも陥落しそうだ。持ちこたえられるかどうか分からない。だが、今キューバには収入がない。収入の全てをベネズエラ、ベネズエラの石油から得ていた。だが今や何も得られない。キューバは文字通り今にも陥落しそうだ」


 「キューバの件を待つしかない」とグラムは付け加えた。「キューバは共産主義独裁国家で、司祭や修道女を殺害し、自国民を食い物にしてきた。彼らの日々は残り少ない。いつか我々は目覚める。2026年には、我々の裏庭で、アメリカと商売をする同盟者がこれらの国々にいて、アメリカ国民を殺害する麻薬テロリスト独裁者でなくなっているよう願う」

 「ドナルド・トランプは、1950年代以来アメリカが成し遂げられなかったことを成し遂げることになるだろう。フロリダ沖90マイルの共産主義独裁政権に対処できるのだ」とグラムはFOXニュースで述べた。「その日が来るのが待ちきれない。フロリダとアメリカ全土のキューバ人の友人たちよ、祖国解放は間近だ」

 トランプがベネズエラに攻撃を仕掛けるずっと前から、ワシントンのワシントンD.C.の人々は、このことを言っていた。10月、リック・スコット上院議員は、マドゥロ大統領が排除されれば「キューバは終わりだ」と「 60 Minutes」で述べ「アメリカは南半球を守り、自由と民主主義を確保する」と強調した。

 ベネズエラにおけるトランプの国際法無視の露骨な拉致行為は、アメリカ帝国をいい人の顔にしようと努める大統領にはできなかっただろうが、ワールド・レスリング・エンターテインメントWWEでヒール役を演じるのに抵抗がない、リアリティー番組の裕福なスターが、帝国主義者連中が何十年も避けてきた権力掌握の可能性を開いたのだ。


 トランプがカラカスを攻撃したニュースが報じられた時、イランに対する彼の好戦的姿勢に関する記事を私は執筆中だったが、新たな展開に集中するため中断せざるを得なかった。もしイランで抗議活動をしている人々が殺害されたら「アメリカ合衆国が救援に駆けつける」と大統領はTruth Socialで宣言し「我々は準備万端で、いつでも出動できる」と付け加えていた。

 これに先立ち、ベンヤミン・ネタニヤフ首相との共同記者会見で、イランがミサイル計画を再構築しようとすればアメリカは攻撃するとトランプ大統領は報道陣に認め「イランが再びミサイル増強を試みないよう願う。もしそうすれば、我々はその増強を速やかに排除する以外選択肢はない」と言っている。

 誤解のないよう、はっきり言っておくが、イランが核施設再建や核兵器の開発を試みた場合に攻撃するなど大統領は言っていない。大統領が言っているのは、イランの通常弾道ミサイル計画についてだ。アメリカは、イランがいかなる方法、形であれ自衛するのは許されず、イランが自衛能力再建を試みれば再び攻撃をすると言っているのだ。

 つまり、連中は明らかにイランを爆撃する口実をでっち上げて、何かがうまくいくのを待っているだけだ。

 最近、リンゼー・グラム上院議員は、「イランを再び偉大に」と書かれた帽子を手にする大統領と笑顔で写った自身の写真をツイートした。リンゼー・グラム議員の表情を見れば、アメリカ帝国が日々どれほど好戦的かほぼ分かる。そして最近、彼は実に恍惚とした表情をしている。

 トランプはかつてグラムのような好戦主義者を厳しく批判し、2016年の大統領選では、彼らの破滅的外交政策と自らを対比させることに重点を置いた。再選を目前に控えた今、彼ら親友たちにアピールする余地はなくなり、「適切な人間を殺し、税金を下げている」から「トランプは私のお気に入り大統領だ」とグラムは主張している

 2029年1月はまだ遠い先のことだが、トランプが今後何年もリンゼー・グラムを笑顔にし続けるだろう兆候はあらゆるところで見受けられる。

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 画像はLindsey Grahamより。(パブリックドメイン)

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2026/01/06/the-us-empire-needs-men-like-trump/

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 2015年2月27日、当ブログで、下記翻訳記事を公開した。
アメリカは、その歴史のうち93% - 1776年以来の239年中222年間が戦争
 Judge Napolitano - Judging Freedom
COL. Douglas Macgregor: Trump Is Sleepwalking Into Another War 28:20
 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
グリーンランド人口約5万7千、(ワシントンポスト)ホワイトハウスがグリーンランドへの軍事介入を浮揚、デンマークとNATO動揺。ミラー副首席補佐官「グリーンランドは米国の一部であるべきが政権発足以来の正式な立場」。デンマークでの米軍をATO管轄から米北方軍に移管
 東京新聞 朝刊 特報面  
 米の国際法違反は明確 日本の選ぶ道は

 ベネズエラ攻撃 武力行使伴う内政干渉・主権侵害

 圧倒的軍事力誇っても西半球にこだわる弱さ

 ロシアのウクライナ侵攻 正当化の恐れ

 侵略行為は断固批判すべきだ

2026年1月 4日 (日)

責任を負わない暴君に世界が支配されているおかげで連中はマドゥロを誘拐したのだ



フェンタニルや「麻薬テロ」や自由や民主主義について何か月も喋り続けた後、ベネズエラ政権転覆介入は昔ながらの石油強奪が狙いだったとトランプ政権ははっきり認めた。

ケイトリン・ジョンストン
2026年1月4日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。

 ついにトランプがやらかした。米軍特殊部隊がベネズエラを攻撃し、マドゥロ大統領をカラカスから拉致し、その過程で 少なくとも40人殺害されたと報じられている。

 そして今、事態が収束した今、ホワイトハウスは自らの行動の背後にある真の動機について、より正直になりつつある。フェンタニルや「麻薬テロ」や自由や民主主義について、何ヶ月も無駄口を叩き続けてきたトランプ政権だが、ついにベネズエラ政権転覆を狙った介入は、古き良き石油収奪を目的としたものだったと、はっきり認めた。

 「率直に言って、ずっと前に取り戻すべきだった石油を我々は取り戻すつもりだ」と言い、トランプ大統領はマドゥロ大統領拉致後、報道陣に語った。「我々は莫大な富を地中から掘り出すつもりだ。その富はベネズエラ国民と、かつてベネズエラにいたベネズエラ国外の人々の手に渡り、ベネズエラが我々に与えた損害に対する賠償という形でアメリカ合衆国にも渡る」

 「世界最大規模のアメリカ巨大石油会社を派遣し、数十億ドルを投じて、ひどく破壊されたインフラ、石油インフラを修復し、国のために利益を上げ始める。そして、必要なら、第二次や、更に大規模な攻撃を仕掛ける用意がある」とトランプは述べた。

 「あの国には莫大なエネルギーがある。それを守ることは非常に重要だ。我々自身のためにも、世界のためにも、それは必要だ」と大統領は付け加えた


 トランプ大統領は、これがある種長期にわたるアメリカの占領計画になると明確に述べており、ベネズエラにおける大統領の行動は短期間の、一度きりの特殊作戦介入だと擁護していた支持者連中の当初の主張とは矛盾している。

 「安全で適切かつ賢明な政権移行が実現するまで、我々はあの国を運営するつもりだ」とトランプは言った。「だから誰か別の人物が政権を握るような事態には巻き込まれたくない。そして、我々は過去長年にわたり同じ状況にある。だから、安全で適切かつ賢明な政権移行が実現するまで、我々はあの国を運営するつもりだ」

 「我々は地上部隊派遣を恐れてはいない」と大統領は言った。「我々は昨夜、非常に高レベルの部隊を派遣した。実際、我々はそれを恐れているわけではない。それを言っても構わないが、我々はこの国が適切に運営されるようにするつもりだ。我々の行動は無駄ではない」

 地球上最大の石油埋蔵量を誇る国の資源を掌握するための政権転覆作戦だったという信じられないほど正直な告白がこれだけ続けば、人々は現実を直視し、トランプ政権がベネズエラを標的にした真の理由について嘘をつかれていたのを認めるはずだと思うだろう。だが、私のソーシャルメディアへのコメント欄で、トランプ支持者連中が、麻薬やテロ、民主主義について延々と語り、彼の残忍な戦争行為に対する私の批判に反論している。


 石油が全てだったと大統領が認めたからといって必ずしも麻薬密売対策も目的ではなかったとは限らないとあるトランプ支持者は私に言い放った。両方の動機があった可能性もあると。まるで老婆がメール詐欺被害に遭ったのを認めているように私には聞こえる。だからといって自分を騙した善良な男性がナイジェリアの王子だったとは限らないと。

 トランプ支持者は、文字通り彼のあらゆる行動に言い訳をするだろう。文字通り、何にでも。誇張表現をしているわけではない。彼らが正当化しようとして、認知能力をねじ曲げないことなど、文字通り何もない。

 トランプは、彼自身とアメリカ帝国が一体どんなものか真実を詳しく説明しており、目が覚めた人なら誰でも、はっきりわかるはずだ。

 目が開いている、あるいは開き始めている人々は、ガザで学んだのと同じ教訓をベネズエラから学び続けてほしい。アメリカ帝国は常に嘘をつき、マスメディアは常にその嘘を助長し、グローバルサウスは、物事を操る残忍な虐待者連中に荒らされ続けている。


 私がトランプのベネズエラ攻撃を非難した際、ある帝国主義者が嘲笑しながらこう言った。「暴君を失うのは悲しいだろう」

 そうではない、暴君に支配される無法の世界に私たちが暮らしていることが悲しいと私は彼に言った。

 主権国家を侵略し、指導者を誘拐しても何の罰も受けない、支離滅裂な独裁者に我々が支配されているのは悲しいことだ。

 人類の運命のハンドルを握っているのが、何の罰も受けずに好きな国を破壊し、略奪できる反社会的凶悪犯集団なのは私にとって悲しいことだ。

 政府を転覆し、戦争を起こし、大量虐殺を支援し、民間人を飢餓制裁で標的にし、代理戦争を支援し、爆弾を投下し、プロパガンダで国家全体を洗脳し、軍事力と経済力を使って国家を脅迫し、命令に従わせ、四六時中、世界中で苦しみと破壊と死の種をまく、地球規模帝国の気まぐれに全世界の人々が支配されているのは私にとって悲しいことだ。

 人類の未来の道筋を決める決定を下すのが、このような連中だというのは私にとって悲しいことだ。私たちの社会の未来。地球資源の未来。私たちの技術革新の未来。私たちの生態系の未来。私たちの軍隊の未来。私たちの核兵器の未来を。

 それが私にとって悲しいことだ。マドゥロ個人に対して特別感情的な思い入れはないが、将来健全な世界が生まれる可能性に私には強い思い入れがある。

 そして現在、状況はかなり暗いようだ。

 それは悲しいことだと私は思う。

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 画像は、The White Houseからのスクリーン・ショット。 (公正利用)

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2026/01/04/they-kidnapped-maduro-because-the-world-is-ruled-by-unaccountable-tyrants/

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 当ブログ、2018年11月29日に下記記事を翻訳していた。
ワシントンのベネズエラ政府転覆戦略
 属国は宗主国のあらゆる行為を常に支持するしかない。例え自国権益の侵害であろうとも。

 完全属国でない国々は、至極まともな反対の意を表明している。

 植草一秀の『知られざる真実』
米国の侵略は非難しないのか
高市首相の見識が問われる

2026年1月 1日 (木)

イスラエル政府は私の名前を「反ユダヤ主義者」リストのトップに載せた



今月初めにイスラエル政府が公開した文書リストの一番上に私の名前が載っている。その文書は、ボンダイビーチ銃撃事件とイスラエルとその残虐行為に対するネット上の批判との間に誤った関連性を持たせる狙いで公開されたものだ。

ケイトリン・ジョンストン
2025年12月30日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読。

 今月初めにイスラエル政府が公開した文書リストの一番上に私の名前が載っている。文書は、ボンダイビーチ銃撃事件とイスラエルとその残虐行為に対するネット上の批判との間に誤った関連性を持たせる目的で公開されたものだ。

 イスラエルのディアスポラ問題・反ユダヤ主義対策省が発表したパワーポイント文書は「Delegitimization and Antisemitism in Australia — A Snapshot October — December 2025(オーストラリアにおける非合法化と反ユダヤ主義 - 2025年10月から12月までのスナップショット)」と題されており、その主張はYnet Newsなどのイスラエルのメディアに引用されている。

 文書の5ページ目は「オーストラリアにおける反ユダヤ主義と非正統化の主な要因:行動者」と題されており、フォロワー数でランク付けされた「活動的インフルエンサーと記事筆者」という欄の一番上にケイトリン・ジョンストンの名前が記載されている。7ページ目では、「陰謀論を広め、イスラエルの完全な非正統化を推進する反欧米ブロガー」と私を表現している。

 この「非正統化」という言葉が文書全体に散りばめられており、個人的に滑稽に感じる。「反ユダヤ主義」という主張だけでは通用しないと知っていたため、イスラエル国家を「非正統化」する人々に関する奇妙な追加主張を付け加えざるを得なかったのだ。まるでそれが悪いことであるかのように。ユダヤ人やユダヤ教に対する憎悪を私は常に否定しているが、絶え間ない暴力と虐待なしに存在し得ない大量虐殺アパルトヘイト国家の正統性を否定しようとしたことは喜んで認める。


 この文書は、ボンダイ襲撃事件二ヶ月前に、インターネット上で反ユダヤ主義的「ヘイトスピーチ」が蔓延したという主張を展開しようとしており、当時イスラエルとその虐待行為を批判していた我々がISISメンバー二人を煽動してテロ行為を起こさせたという不条理な主張を展開している。まるでオーストラリア人インフルエンサーがイスラエルについて意地悪なツイートをするまでは、ISISはただの愛くるしいクマの集団だったかのように。

 文書の14ページには「襲撃前の2ヶ月間に行われた最近のヘイトスピーチの例:Xに関する反ユダヤ主義ツイート(抜粋):ケイトリン・ジョンストン」というキャプションが付けられており、二つのツイートで構成されている。誰がこれらのツイートを収集したにせよ、リストに載っている人物の中から特定のキーワードで高度な検索を行っただけだったのは明らかだ。スクリーンショットされたツイートの1つに「ユダヤ人」という単語がハイライト表示されているからだ。つまり彼らは私が長年投稿してきた、彼らが構築しようとしている反ユダヤ主義の物語と矛盾するような多くのツイートをスクロールして読み飛ばさなければならなかったのだ。

 最初のツイートは今年8月6日のもので、ジャーナリストのオーウェン・ジョーンズが投稿したスクリーンショットが掲載されている。世論調査対象となったイスラエルのユダヤ人のうち、ガザにおける飢餓と苦難の報道で「非常に困惑している」と回答したのは僅か6.7%だったとジョーンズは述べている。そのスクリーンショットに私は下記のように注記を付けた。  
次から次から次の世論調査を繰り返すたびに、ユダヤ系イスラエル人は他のどの民族より残酷で不道徳な恐ろしい人々であることが示されている。ある時点で、世論調査が間違っているかもしれないという考えは捨てて、本当の間違いはイスラエル自身にあると認識しなければならない。」
 「ユダヤ人」ではなく「ユダヤ系イスラエル人」と私が言ったことに注意願いたい。世論調査を繰り返すごとに、イスラエルのユダヤ人はパレスチナ人に対して反社会的態度をとる、実にひどい人々であることが示されている。アパルトヘイト国家において特権階級に属すると、そういうことが起きるのだ。南アフリカの白人も、南アフリカのアパルトヘイト時代はひどい人々だった。権力のない集団は、権力ある集団より劣っていると思わせるよう国民を洗脳しなければ、アパルトヘイトは成立しない。ユダヤ人やユダヤ教について、これが事実であることを示すものではない。それがアパルトヘイトの仕組みだ。

 二つ目のツイートは今年10月6日のもので、次のように書いている。  
「反ユダヤ主義の高まりを心から心配する人はユダヤ人億万長者がメディアを買収して、イスラエル批判を封じ、ユダヤ人オリガルヒが世界で最も強力な政府の大統領を公然と買収し、その国の残虐行為を確実に促進する一方で、全てのユダヤ人を代表すると主張する国家がダビデの星の旗の下で、子供たちを大量虐殺することに反対するだろう。」
 これは一つ一つの部分が完全な真実だとを知らなければ反ユダヤ主義的に見えるかも知れない。イスラエルは実際子どもたちを大量虐殺しており、国旗には確かにダビデの星がある。イスラエルは確かに、イスラエル批判は全てのユダヤ人に対する憎悪だと主張し、全てのユダヤ人を代表していると主張している。実際、悪意あるシオニストのバリ・ワイスが指揮を執るラリー・エリソン一家がCBSなどのメディアを買収しイスラエル批判を撲滅するため、議会が強制的に売却させたTikTokの経営権を取得した。世界で最も裕福なイスラエル人で巨額の寄付者であるミリアム・アデルソンに操られていると、ドナルド・トランプ大統領は、繰り返し認めている。これらの力学は確実に非常に現実的な形で反ユダヤ主義につながる可能性がある。これらの力学を生み出したのは私ではない。シオニストだ。

 イスラエル政府にとって、私のようなオーストラリア人がボンダイ襲撃を扇動したという主張は、まさにこの通りだ。私がジェノサイドとアパルトヘイトについてツイートしたところ、シドニーの父子が過激化し、その後何らかのタイムマシンを発明して2019年にタイムスリップし、ISISに加わったというのだ。これが連中の最も説得力ある主張だ。

 ボンダイ・ビーチ銃乱射事件についてなぜ私がこれほど詳しく書いているのか疑問に思っているなら理由はこれだ。この事件は、オーストラリアにおける言論と集会の自由に対する積極的攻撃を正当化するために利用されており、攻撃はオーストラリアのイスラエル・ロビーイスラエル政府の強力な圧力で行われている。今やイスラエル政府は危険な誤った考えを持つとみなされるオーストラリア人の公式リストを作成するに至っている。


 9月に、イスラエルのディアスポラ問題・反ユダヤ主義対策省も「オーストラリアにおける反ユダヤ主義と反シオニズム:主要な影響者、事件、団体、動向」と題した報道発表で、私がすごい人間に見えるような、私と私の活動について1ページの人物紹介記事をまとめたので、ここに複写して貼り付ける。  
ケイトリン・ジョンストンは、オーストラリアの独立ジャーナリスト、政治評論家だ。彼女は記事で、イスラエルを「ジェノサイド・アパルトヘイト国家」で、組織的暴力と抑圧を永続させる「入植者による植民地主義プロジェクト」だと頻繁に描写している。イスラエルの行動は単発的な出来事ではなく、パレスチナ人に対する支配を維持するための、より広範な戦略の一部だと彼女は主張している。

 ケイトリン・ジョンストンは、自身のソーシャルメディア上で、ガザで進行中の戦争を背景に、イスラエルに対する強い反感を抱く記事を頻繁に投稿しているが、ハマス批判​​はほとんど避けている。2025年4月15日の投稿では、イスラエル人が不安を感じているのではないかという懸念を否定し、むしろ彼らの不安は、ガザにおける「ジェノサイド」と彼女が呼ぶ出来事に対する罪悪感から生じていると主張した。

 2025年4月7日付のインスタグラム投稿で、「ハマスは帝国の真の姿を暴くのに成功した」とジョンストンは述べ、10月7日のハマス攻撃を間接的に正当化するかのような発言をした。更に、ハマス攻撃以降のガザにおけるイスラエルの行動を批判したが、ハマスによる虐殺行為には一切言及しなかった。
 このプロフィールには私が投稿した「近頃リベラル・イスラエル支持者でいるのは、殺人がどれほど好きか言いふらす殺人容疑者の弁護士でいるような気分だろう」といった衝撃的なツイートもいくつか含まれている。


 正直に言うと、イスラエルからこれだけ注目を受けるのは褒め言葉だと思っている。イスラエルの敵リストのトップに君臨しているのは、ピューリッツァー賞のような欧米のくだらない「ジャーナリズム」賞をもらうことよりも、自分がは正しいことをしているという確信に確実につながる。

 だが、この殺人民族国家に監視されているのに怖じ気付いていないふりをして、タフな女の子のように振る舞うつもりもない。イスラエルは本当に不気味だ。

 ともかく、この機会に皆さんにお伝えしておきたいのは、完全にクラウド・ファンディングで私が運営していることだ。もし私がイスラエル政府を怒らせるのを見るのがお好きなら、この小さな活動を支えるために、いつであれ小銭を寄付していただければ嬉しい。それから、私が投稿する記事を全てご覧頂くには、私の無料メーリング・リストにご登録されるのが一番だ。皆様が有料支援者になられるか否かに関わらず、メーリング・リストはいつでも100%無料だ。

 この奇妙な冒険に私と一緒に旅してくれてありがとう。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2025/12/30/the-israeli-government-put-my-name-at-the-top-of-an-antisemite-list/

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 ウクライナには、ミロトヴォレツ(Миротворець調停者という意味の )ファシストNGO?による殺人対象者リストがある。似たものがイスラエルにあっても不思議は無い。

The Chris Hedges Report

Francesca Albanese and the Lonely Road of Defiance

The U.N. special rapporteur is one of the most courageous crusaders against the genocide in Gaza. Because of this, she is blacklisted and treated as if she is a terrorist.
Chris Hedges
Dec 31, 2025

 スコット・リッター氏の年末Youtube
"Europe Will Cease to Exist" Russia’s FINAL Response to NATO Provocations| Scott Ritter 45:00
 孫崎享氏の昨日のメルマガ題名
時事「米中接近、流れ加速へ=トランプ氏、中間選挙にらみ実利優先。中国が兵器製造に不可欠なレアアース輸出規制強化を打ち出すと、米側は矛を収めざるを得ない状況に追い込まれた。26年4月の訪中。トランプ氏は台湾有事を巡る高市早苗首相の答弁を受けた日中対立とは距離を置く」
 東京新聞 朝刊 総合 三面  
ガザ人道支援 イスラエルが「排除」

 国境なき医師団など対象 圧力強める
 東京新聞 特集面 サグラダ・ファミリア完成へ

  俳優の田中道子さんはカサ・ミラを推す。
  隈研吾氏の好きな作品は集合住宅カサ・バトリョ。

 東京新聞 「本音のコラム」は三木義一氏 一部を複写させていただこう。   
12月29日のハンギョレ新聞の特報で、32回も登場したという高市氏。もはや、首相どころか議員の資質もないのではないか。

2025年12月31日 (水)

虐殺に反対する自由がなければ、あなたの社会は自由ではない



もし言論の自由に、現在行われている大量虐殺に容赦ない強い言葉を使って反対する権利が含まれていなければ、言論の自由は存在していない。

ケイトリン・ジョンストン
2025年12月21日

 この英文記事のティム・フォーリーによる朗読を聞く。

 もし言論の自由に、強い容赦ない言葉を使って現在行われている大量虐殺に反対する権利が含まれていないのなら、言論の自由は存在していない。

 まさにこれこそが言論の自由の本来の目的だ。政府が何か間違ったことをしていて、猛烈に反対しなければならない時だ。それが我々の社会で大いに神聖なものとされる価値観である主な理由だ。言論の自由は、権力者に責任を負わせるためのものだ。

 もし言論の自由が、政府に同意し、権力者に迷惑をかける発言をしない場合にのみ認められるのなら、サウジアラビアには言論の自由がある。かつて存在した、あらゆる専制政権は、この基準では言論の自由があった。社会の自由は、政府に国民がどれだけ同意できるかではなく、どれだけ反対できるかで測られるべきだ。


 そして今、異議を唱えることは許されないと我々は言われている。抗議活動参加者は止まらなければならない、ジェノサイド反対のシュプレヒコールは犯罪扱いされなければならず、全員黙って従わなければならないと言われている。これら全て、先週シドニーで起きた恐ろしい虐殺は、何らかの形で親パレスチナ活動家の言動が原因だという全く根拠のない言説で正当化されている。

 そして、まさにこの二年、これら政策は、大量虐殺を助長する行為に対して強い反対を唱えられてきた欧米諸国の利益にかなうものになっている。イスラエルの大量虐殺残虐行為を助長したかどで、政府関係者は絶えず抗議や尋問を受けている。公式の場で政治家は反大量虐殺デモ参加者に繰り返し非難されている。活動家集団の直接行動で裕福な兵器製造業者は利益率が損なわれている。ガザでのホロコーストにより、彼ら全員暴露されるにつれ、世間の目から益々信用を失いつつある富裕層メディア機関。問題の大量虐殺を引き起こした政治的現状の上に帝国を築いた億万長者連中。

 もし権力者が自らの権益のために言論の自由を抑圧しているなら、あなたの社会は、西側諸国が自らを対比させようとする独裁国家と本質的に何ら変わらない。自由な社会で生きているという我々の物語は全て単なる物語、おとぎ話に過ぎない。


 先週、我々の言論の自由を踏みにじろうと狂ったように突進し、まさにそれを彼らは我々に伝えようとしている。我々は学校で教えられたような社会で暮らしているわけではないと彼らは告げているのだ。ガザ虐殺に至るまでの数年間、我々が好きなように発言できたのは、我々が権力者の利益に真剣に対決しなかった、ただ従順な羊の群れだったからで、今、我々が権力者に本気で真剣に挑戦するようになったことで、自由と民主主義の仮面が剥がれ落ちつつあると告げているのだ。

 かつて歌手のフランク・ザッパはこう言った。「自由という幻想は、その幻想を維持することが利益を生む限り続く。だが、その幻想を維持するのが余りに高くつくようになれば、舞台装置は撤去され、幕は開けられ、テーブルや椅子は片付けられ、舞台奥のレンガ壁が見えるようになる。」

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 画像はAdobe Stockより。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2025/12/21/if-youre-not-free-to-oppose-a-genocide-your-society-is-not-free/

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2025年12月20日 (土)

ベネズエラとの戦争に一歩近づくトランプ大統領、他



サックラー一家が全国的なオピオイド危機を引き起こし、それが最終的にフェンタニル危機につながったのに、アメリカは彼らを投獄する代わりに「ちょっと待て、これを口実にフェンタニルを生産していない国と戦争を始められる」と考えたのは、いかにもアメリカらしい。

ケイトリン・ジョンストン
2025年12月18日



 火曜日、トランプ大統領は、Truth Socialで「ベネズエラに出入する全ての制裁対象石油タンカーの全面封鎖」を発表し「ベネズエラは南米史上最大の艦隊に完全包囲されている。この包囲は更に拡大し、彼らに、かつて見たこともないような衝撃が降りかかる。彼らがかつて我々から奪った石油、土地、その他の資産全てをアメリカ合衆国に返還するまで」と述べた。

 水曜日、ベネズエラは「それほど遠くない昔から我が国の石油を全て奪い、我々は返還を求めている。だが連中は奪ったのだ。違法に奪ったのだ」とトランプ大統領は記者団に語った

 もちろん、これは全くのたわ言だ。ベネズエラはそのようなことはしていない。これらの帝国経営者連中は南半球の資源は自分の所有物だと本気で信じており、南半球の人々が自らの利益のため独自エネルギー政策を策定するのは窃盗行為だと考えているのだ。

 ベネズエラは、先週見たような米軍による海賊行為から自国の石油タンカーを守るため、自国石油タンカーの護衛を海軍に命じた。これにより、アメリカとベネズエラの軍隊は衝突の道をたどることになる。

 どうなるか分からないが現状は平和に向けて良い方向に向かっているように見えない。




 最近のイラク情勢のフラッシュバックがまだ足りないという方のために、つい先日、トランプ大統領はフェンタニルを「大量破壊兵器」と指定する大統領令に署名した。ベネズエラ政府がこの危険な麻薬を密売しているとトランプ政権は非難しているが、ベネズエラがフェンタニルを生産していないことをアメリカ政府は十分認識している。

 そう、アメリカは、またしても嘘で正当化された政権転覆戦争を石油の豊富な国で準備しており、またしても「大量破壊兵器」を持ち出している。



 サックラー一家が全国的なオピオイド危機を引き起こし、それが最終的にフェンタニル危機につながったのに、アメリカは彼らを投獄する代わりに、「ちょっと待て、これを口実にフェンタニルを生産していない国と戦争を始められる」と考えたのは、いかにもアメリカらしい。



 私はベネズエラ右翼が嫌いだ。何もかも最悪だ。「よくも俺たちの体験を語れるな」というクソリプ野郎連中が好むアイデンティティ政治の手口で、アメリカの政権交代介入主義は確実に破滅的だと指摘する人を黙らせる。しかも右翼の卑劣で爬虫類脳的な政治武器を駆使して、女性、少数派、社会主義者を攻撃する。まるでラテン系イスラエル人だ。



 リンゼー・グラム上院議員はアメリカ上院議員中、最も悪質な好戦主義者と言えるが、カリブ海でのトランプの船舶攻撃を擁護して「彼らの行為はブッシュ大統領の行為と何ら変わらないと確信する」と述べている。これはトランプが「適切な人間を殺している」から「彼は私のお気に入り大統領だ」と言ったリンゼー・グラム議員と同じ人物だ。

 一体誰がドナルド・トランプを好きなのか? 戦争が好きな連中だけだ。






 パレスチナ支持者:イスラエルの大量虐殺行為を支持することは、欧米諸国で反ユダヤ主義と暴力的過激主義を引き起こす。

 イスラエル支持者:黙れ!

 [オーストラリアで過激暴力行動が起きる]

 イスラエル支持者:これはイスラエルの大量虐殺残虐行為に反対する抗議活動を禁止する必要がある証明だ。



 ウクライナ大統領補佐官イゴール・ジョフクヴァを装うロシアのいたずら電話集団に、ウクライナがNATOの軍事的手先にされることを認める代わりに、中立を宣言していれば、この恐ろしい戦争を容易に回避できたはずだとバイデン政権のウクライナ代理戦争設計者アマンダ・スロートが軽々しく認め動画がある。

 「戦争が始まる前から、ウクライナがロシアに『いいだろう、戦争が止まり、侵略が止まるならNATOには参加しない』と言っていたらどうなるか、という話をしていたのだ。あの時点でウクライナはそうしていたかも知れない」とスロートは語り、こうしていれば「破壊と人命の損失は確実に防げたはずだ」と付け加えた。

 うわー、つまり、この恐ろしい戦争は、NATOの拡張主義と、平和への道をアメリカが次々拒否したことで引き起こされたと主張した我々が客観的に正しく、そう言った我々をプーチン擁護者呼ばわりした連中全員間違っていたってこと? うわー、面白い。



 『The Nation』が「ノーム・チョムスキーとジェフリー・エプスタインの電子メールが教えてくれること」と題する記事を掲載し、この尊敬を集める左派学者と亡くなったイスラエル諜報員との間の明らかになった広範なつながりを擁護している。そのつながりには、エプスタインを「非常に大切な友人で、知的交流と刺激の源」とチョムスキーが表現した電子メールも含まれる。

 エプスタインとの関係が世間の注目を集める前に、チョムスキーが死の淵寸前まで行ったとは驚きだ。もし彼がこれほど長生きしていなかったら彼の死は大いに惜しまれただろう。今となっては、彼の命脈が尽きた暁には、誰もが「ああ、エプスタインの友人が亡くなった」と言うだけだろう。

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 画像はWikimedia Commons/アメリカ州兵より。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2025/12/18/trump-moves-closer-to-war-with-venezuela-and-other-notes/

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 見たくもないニュースを見る度に、楳図かずおの「へび女」を連想するのは同世代の老人だけだろうか。

 耕助のブログ
No. 2753 日本:アメリカの永遠の駒

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