Andre Vltchek

2018年4月20日 (金)

シリア国民の声

Andre Vltchek
2018年4月14日

この誇り高く、自立した国シリアに、攻撃が行われたばかりだ。

他国を裁いたり、懲罰したりする道徳的負託など全く受けていない三国が、既に何世紀にもわたり、全ての大陸で、何億人もの人々の命を失せた責任がある三国が、連中のミサイルを雨あられのようにシリアに撃ちこんだのだ。

連中はシリア人を死ぬほど恐れさせ、決意をくじこうとしたが、失敗した。大半のシリア国民は、誇り高く、政府を支持している。

欧米ミサイル、103発中、71発は撃墜され、それ以外は‘化学兵器の製造や保管’と全く無関係な無人の施設上に落ちた。そもそもシリアには化学兵器計画も、化学兵器工場も、倉庫もなく、存在しないものの上には何も落ちようがなかったのだ。

これもまた国際法の重大な違反だが、欧米は何十年も何世紀も、国際法に違反しbrutalizing地球全体を。だから、誰も驚かない。多くの人々は怒り、激怒している人々さえいるが、驚いている人は皆無だ。

ロシア軍は現在、臨戦態勢になり、大規模な中国艦隊が母港を出港し、台湾付近で、欧米に対する明らかな警告とロシアとシリアへの支持と団結の表現とも見える発砲訓練・演習を実施している。

シリアのバッシャール・ジャファリ国連大使は国連憲章の明らかな違反で、アメリカ、イギリスとフランスを非難した。シリアのSANA通信社報道によれば、大使はこう宣言した。

“私はここで、この三国の歴史は、よその国々を占領し、資源を奪い、その国の政府を武力で変えるため、ウソとでっち上げた話を使って戦争をしかけて作り上げられたことを明らかにしておきたい。”

ロシアは明らかに立腹している。RTはこう報じている。

“アメリカと同盟諸国が発射した巡航ミサイルは一発もロシア防空圏に到達しなかったものの、攻撃はモスクワを激怒させた。

    ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、アメリカが率いた攻撃が、戦争で破壊され“何年にもわたり、テロリストによる侵略を生き延びようとしている国”を攻めたと述べた。Facebookに投稿した声明で、彼女は今回の攻撃を、イラクが大量破壊兵器を開発しているという主張に基づいていた2003年のイラク戦争開始と比較した”

中国は攻撃に反対した。Press TVによれば、中国は国際法の枠組みに戻るよう要求した。

“土曜日、中国外務省の華春瑩報道官は、北京は三国による対シリア空爆後“武力行使に反対”で“国際法の枠組みに回帰するよう要求すると述べた。

我々は国際関係での武力行使に常に反対し、あらゆる国々の主権と独立と領土的一体性の尊重を支持する”と彼女は声明で述べた。”

抗議の声は世界中で高まりつつある。

*

しかし、最も重要なのは、シリア国民の反応だ。途方もない危険に直面しながら、彼らは自らの祖国を守る勇気と決意を現している。

シリア戦争を、ここ数年間、勇敢に報じている21st Century Wireの編集者でベテラン特派員のヴァネッサ・ビーリーはシリア国民に対する賞賛を表明した。本記事のため、彼女はこう述べた。

“シリア国民は、全世界を戦争へ引きずり込もうと脅かしていた戦いでの歴史的な勝利を祝っています。

一基140万ドルもするアメリカやイギリスフランスの‘トマホーク’と比べてごくわずかな値段の旧式機器やミサイルを用いたシリアの勝利です。最も攻撃的で強力なネオコン諸国三国が一致協力した攻撃を彼らは撃退したのです。損害は極めて限定的でした。これは、帝国主義者にとって手痛い失敗で、非対称的な武力を前にした、シリア人の勇敢な反抗の現れです。”

そう、本当に代償は高く(財政的にも、しかし何より道徳的に)ばつの悪い失敗だ!

あらゆる身分の何人かのシリア国民に最近のシリア攻撃について質問した。

ダマスカス出身の女性経済学者、フィダ・バシュール

“目が覚めた時には、おびえましたが、今事態は良くなっています。朝、都市中心部に出かけ、今帰宅したばかりです。事態は実際良好で、そう我々は勝ちます!”

アレッポ出身の女性エンジニア、エッサ・タッハン

“アレッポや他のシリア州の人々は、対シリアアメリカ攻撃を非難しています … アメリカは化学兵器がドゥーマで使用されたと考えていると主張していますが …これはこの攻撃の正当化に過ぎません。今朝この攻撃を非難するため、人々がサーダッラー・ジャブリ広場に集まりました … 彼らは、攻撃に立ち向かっているシリア軍を支持しています。攻撃前に、人々は既に、ふざけて、トランプ大統領に対する冗談を考えだしました。… 例えば、ある大学生はフェイスブックにこう書きました。‘トランプ、明日シリアを攻撃してくれるかい? 大学で、明日試験を受けなければならないので … もし攻撃を計画しているなら、勉強するのは止め、待っている。'”

ヒアム・バシュール医師。彼女はダマスカスで働き、暮らしている医師だ。

“切り抜けなければいけなかった恐怖の夜の後、とても怒っています。七年間、シリアに対するウソが広められた後で、私は激怒しています。あらゆる状況にもかかわらず、シリア国民は立ち直りが早く、国を愛し続け、国のために戦い、国のために団結しています。

状況を笑い飛ばす何万もの戯画があります。ここ三、四日、ソーシャル・メディアや、WhatsAppグループで流れています。これら戯画は明らかに、この戦争の皮肉を反映しています。こうしたことがいかに悲しむべきことかを我々は知っており、理解していますが、これも、この皮肉と悲哀と残虐さに対処するシリア国民の斬新なやり方なのです。”

ダマスカスの理容師、ファディ・ロウフティ氏:

“爆発の非常に大きな音を聞いて、朝4時に目が覚めました。家が酷く揺れました。すぐFaceBookをチェックし、攻撃されているとわかりました。我々を破壊できると考えるなど、トランプは大馬鹿です。彼が何度も我々を攻撃しても、我々は降伏しません。”

ダマスカス在住の二人のシリア人大学生は、政府とシリア国軍支持を表明した。

ダマスカス出身の21歳の女子学生、ラナ。

“昨夜、爆発音を聞いた時には恐ろしかったですが、我々は軍隊と指導部を信じており、シリア軍が大半のミサイルを撃墜したことを皆が知っています。これは我々の勝利だと考えています。そして、これは攻撃側にとっての屈辱だと思っています。“

ホムス出身の男子学生マジドはこう述べた。

“大半のシリア人にとって、今日は休日ですが、軍と政府支持を示すために皆出ています。我々は連中のミサイルを恐れていませんし、飛来したら、撃墜します。シリアは過去七年間、恐ろしい戦争を生き抜いてきましたし、今のこの最新攻撃が、我々の心を打ち砕くことなどあり得ません。”

以下の、論理に基づく、単純ながら強力な分析を、仲の良い友人、匿名希望の若いシリア知識人が語ってくれた。

“フランスもアメリカ合州国も広めるのに忙しい最大のウソの一つは、連中が化学兵器研究施設や、そうした兵器を保存するための倉庫を狙ったというものです。研究施設はダマスカス市内にあり、それが本当に化学兵器製造のための施設であれば、攻撃後、そうした化学物質漏洩のために、多数の人々が亡くなるのを目にしているはずです。ところが、漏洩で誰も亡くなっておらず、欧米がウソをついたことをはっきり示しています。

また、欧米が標的にした倉庫は、ホムス郊外の、やはり人口稠密な地域の真ん中にありますが、漏洩で亡くなった人はいません。ここでも、倉庫が欧米がそうだと主張していたものではなかったことを証明しています。”

*

(欧米が彼らがそうするよう期待していたように)跪くのではなく、攻撃から僅か数時間後、シリア国民は広場や公園や大通りに溢れ出て、街頭で国旗を振り祝って踊っていた。

多くの場所で、シリアとロシアの国旗が並んではためいていた。いまも依然はためいている。そして常にはためき続けるだろう。

シリア! 乞うことを知らない国、勇敢な男性と女性と子供の国。シリアは決して打ち破られず、シリアの勝利は、間もなく欧米の拡張主義と帝国主義の棺に対する最初の釘になるかも知れない。

アンドレ・ヴルチェクは哲学者、作家、映画制作者、調査ジャーナリスト。彼は、Vltchek’s World in Word and Imagesを制作しており、革命小説『Aurora』や他のを書いている。オンライン誌“New Eastern Outlook”への独占寄稿。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2018/04/14/voices-of-the-syrian-people/

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気候は素晴らしく、ツツジ満開なので、名所に行ってきた。

大本営広報部、今回の朝貢も、基本はヨイショ記事のようだ。電気洗脳箱の呆導もこの話題になると音声を消しているので、何を言っているのか、良く知らないのだが。

宗主国・属国関係の更なる強化になったことだけは確実だろう。

この誇りなく、隷属した国に、攻撃が行われたばかりだ。

孫崎享氏の今朝のメルマガ題名を貼り付けさせていただこう。

トランプ、安倍首相への実質的配慮なし!鉄鋼関税は米隣国、EU韓国対象外。日本のシェア5%で対象外にすることはなんでもない事。それせず今後の対日圧力方針を鮮明に。

メルマガ本文中には各紙の見出し?が引用されている。いずれもFTA交渉開始に合意させられたことを強く示唆する内容。

最後っ屁、とてつもなく破壊的なようだ。

与党や話題の省の幹部連中発言を見聞きすると森嶋通夫の予言は正確だったと確信するようになる。購入したばかりの『国体論 菊と星条旗』の327ページ、329、330ページでも『なぜ日本は没落するか』が引用されている。ベストセラーになるのをみこんでか、黒いカバーがついている。天皇とアメリカ。誰も書かなかった日本の深層!とある。著名人四氏が推薦の言葉を書いておられる。もちろん全員、小生でさえ、ご本を拝読している方々。

2011年9月17日 Paul Craig Roberts氏の記事『腰抜けと売女マスコミ』翻訳の後記で、『なぜ日本は没落するか』を引用させて頂いた。

これから、毎日の日課、下記ガイドを拝読。

日刊IWJガイド・番組表「<ご報告>昨日橋下徹氏による岩上さんへの『スラップ訴訟』の第一回口頭弁論と記者会見、報告集会が行われました! 集まってくださった支援者の皆様、ありがとうございます!/<新記事>【#MeToo】矢野康治官房長の謎の答弁!福田事務次官が突然辞任! 深夜のテレビ朝日緊急記者会見! 財務省からテレ朝に働きかけ、謝罪すべきだ!! ~財務省セクハラ疑惑をめぐる2日間/
<再配信>本日20時から『朝鮮戦争が再開すれば核ミサイルの標的は「主権なき緩衝国家=日本」!? 日米地位協定改定で占領状態に終止符を~岩上安身による「主権なき平和国家」共著者 伊勢崎賢治氏・布施祐仁氏インタビュー<エッセンス版 in 106min>』を再配信します!」2018.4.20日号~No.2045号~

2018年4月19日 (木)

欧米マスコミの支配、堕落と原理主義

Andre Vltchek
2018年4月8日

右や左の普通の人々を、悪名高いウソつき連中が、怒鳴りつけ、唾を吐きかけ、侮辱し、真実を語る人々を、テロで脅迫していること以上に悲しく痛ましいことはない。

最近、欧米は明らかに凶暴になった。世界中の何十億人もの人々の頭脳を支配できなくなるのを恐れれば恐れるほど、欧米は益々攻撃的に怒鳴り、蹴りつけ、笑いものになる。

もはや、その意図さえ隠そうとしていない。狙いは明らかだ。ロシアであれ、中国であれ、イランであれ、他のどの愛国心が強い独立志向の国家であれ、あらゆる敵を破壊するのだ。真実を語るあらゆるメディアを沈黙させるためだ。ロンドンやワシントンやパリやベルリンが真実として規定するものではなく、モスクワや、北京やカラカスやテヘランで、そうだと思われている真実だ。欧米帝国の優位を支持するためにでっちあげられる偽もの、似非真実ではなく、人々のためになる真実だ。

現在、主にロンドンとワシントンが発祥の地である恐ろしいプロパガンダ猛攻撃に膨大な資金が割り当てられている。ロシアや中国やアラブや、イランや中南米の人々の声、とうとう‘他の人々に’届くようになった‘南の発展途上国’の惨めな住民、植民地と新植民地の住民; ‘属’国に暮らす現代版の奴隷の声に‘対抗するため’公式に、あからさまに、何百万ポンド、何百万ドルが割り当てられ、使われた。

仮面ははがれ落ち、壊疽にかかった欧米プロパガンダの顔が暴露されつつある。それは、すさまじく、ぞっとするが、少なくとも、それは実態であり、誰にでも見えるのだ。もはや、サスペンスも驚きもない。全く突然に明らかになったのだ。恐ろしいものだが、honest。これが我々の世界なのだ。我々人類はここまで落ちぶれたのだ。これがいわゆる世界秩序、あるいは、より正確には、新植民地主義だ。

*

欧米は、いかにして何百万人も虐殺するかを知っており、大衆をいかにすれば操作できるかを知っている。アメリカ合州国発の場合には、欧米プロパガンダは常に厳しく(しかも、大企業広告や、第二次世界大戦時のファシスト洗脳キャンペーン同様、何千回でも繰り返される)、イギリス発の場合には、あざやかなほど抜け目なく、実に効果的だ。決して忘れまい。何世紀にもわたり、イギリスは、世界中で、何億人もの無辜の人々や、更に多くの高度な人類を殺害し、奴隷にしてきたのだ。大衆を洗脳し、操作する才能のおかげで、イギリスは、無数の大虐殺や強盗行為から見逃され、尊敬されるに値すると世界を説得し、ちゃっかり道徳的負託を得て、国連安全保障理事会で議席も占めている。

欧米の政権は、恥知らずに、手際よく、そして何よりも絶え間なく、いかにしてウソをつくかを知っている。完璧な上流階級の‘教養ある’アクセントで話される何千ものウソが、ウソの山の上に積み上がっている。ソールズベリー、共産主義、ロシア、中国、イラン、ベネズエラ、キューバ、北朝鮮、シリア、ユーゴスラビア、ルワンダ、南アフリカ、リビアや難民に関するウソ。過去、現在、そして、将来に関するウソまである。

イギリスやフランスなどの帝国主義の悪党が、世界中で、自由と人権の両方について、真顔で説教しているのを見ても、誰も笑わない。まだ笑っていない。だが、多くの人々が徐々に憤慨し始めている。

中東、アフリカ、アジアや中南米の人々は、自分たちが、かつがれ、だまされ、ウソをつかれてきたことに気がつき始めている。欧米による、いわゆる‘教育’や‘情報’が、破廉恥な洗脳キャンペーン以外の何物でもないことに。私は長年全ての大陸で働き、帝国主義の犯罪について、また世界の覚醒についての話や証言をまとめ、840ページの著書“Exposing Lies Of The Empire”に‘要約した’。

BBC、DW、CNN、ボイス・オブ・アメリカ、ラジオ・フリー・ヨーロッパ/ラジオ・リバティーなどのメディアが、冷酷かつ徹底的に、何年も、何十年も彼らをだましてきたか、何百万人もの人々が、今初めて。ロイターやAPやAFPや他のいくつかの欧米報道機関は、世界中至る所の新聞が、ワシントンやロンドンやパリや他の欧米の首都で作りだされる同じでっちあげを掲載するようにして、世界中で画一的言説を作り出すことに成功してきた。ソ連や共産主義や中国のような重要な話題だけでなく、自由や民主主義についても、全くインチキな姿が何十億人もの頭脳に刻みこまれた。

欧米帝国主義に未だに抑圧されている世界の人々の目が開きつつある主な理由は、ロシアを本拠とするNew Eastern Outlook (NEO)、RTとスプートニク、中国を本拠とするCGTN、中国ラジオ・インターナショナルや、China Daily、ベネズエラを本拠とするTeleSur、レバノンのAl-MayadeenやイランのプレスTVなどのメディアによる止むことのない活動のおかげだ。もちろん多くの他の誇り高く、断固とした反帝国主義メディアが、世界の様々な場所に存在するが、上記のものは、自らの自由の為に戦い、欧米によって征服され、植民地化され、節操を売らされ、洗脳されるのを拒否している国々から送りだされる対抗プロパガンダの最も重要な媒体だ。

本当に自立した国々の、一つの強力な反帝国主義連合が形成されつつあり、結束を固めつつある。それは今、より良い、楽観的で、公正な未来を約束して、地球上の至る所で抑圧されている何十億人もの人々を鼓舞し、希望を与えている。多くの前向きな変化や期待の最先端に立っているのは、こうした‘新たなメディア’だ。

そして欧米は恐怖におののいて、絶望して、益々激しく見つめている。‘危険な楽観主義’のこの波と、本当の独立と自由のために頑張る動きを止めるため、欧米は、破壊し、殺害し、粉砕する用意ができている。

*

現在、自由な世界の新しいメディアに対する絶えざる攻撃が行われている。欧米で、RT は、追放すると脅されており、益々人気が高まっている、すばらしいNew Eastern Outlook (NEO)は、つい最近、悪質なサイバー攻撃を、おそらくプロの欧米ハッカーから受けた。TeleSurは、ベネズエラに対し破廉恥にも仕掛けられている経済制裁によって、年中機能不全にされており、同じ強盗連中が、イランのプレスTVを標的にしている。

世界至る所の、何十億人もの人々の人生破壊の責任があるはずの欧米が、いまだに、何の経済制裁にも、何の処罰行為にも会っていないことはご承知の通りだ。一方、ロシア、イラン、中国、キューバ、朝鮮民主主義人民共和国やベネズエラなどの国々は、単に、狂った欧米の世界独裁を受け入れるのを拒否し、自分自身の形式の政府や政治や経済制度を選んだことを理由に、主に、禁輸や経済制裁やプロパガンダや直接の恫喝、更には軍事的ないじめでという形で‘責任を負わなければ’ならないのだ。

欧米は決して反対意見を許容することができないように見える。欧米は完全で無条件な服従、絶対的屈服を要求するのだ。欧米は宗教的原理主義者とグローバル悪党の二役で活動している。しかも事態を一層酷くするのは、欧米諸国民は、余りにしっかり教え込まれているか、余りに無頓着なのか、あるいは、その両方で、自分たちの国々や‘文化’が世界の他の国々に対して一体何をしているかを理解することができないように見えるのだ。

*

インタビューされる際に、こう聞かれることが良くある。 “世界は第三次世界大戦の本当に危険に直面していますか?”

私は常に“はい”と答える。北米もヨーロッパも、世界に、服従と、事実上の奴隷化を強いるのを止めることができないように見えるからだ。連中は、世界に、いかなる合理的で民主的な体制も、受け入れるのを嫌がっているように見える。世界支配を維持するためだけに、連中は百万、何千万、何億人もの人間を犠牲にするだろうか? 間違いなく連中はそうするはずだ! 連中は既に、何度も、ためらうことなく、後悔も容赦もなく実行しているのだ。

欧米原理主義者の大ばくちは、世界の他の国々は、遥かに上品で、全く残虐ではないので、次の戦争や、次の大惨事や、次の大虐殺には耐えることができず、益々必然的に見える欧米による軍事攻撃に対し、戦って、自らを守るのではなくのではなく、服従し、ずっと良い未来へのあらゆる夢をあきらめるだろうというものだ。

*

欧米の狂信者連中のそのような計算や‘希望’は間違っている。現在行く手を阻止され、恫喝されている国々は、もし欧米の狂気と帝国主義計画に屈したら、一体どういうことになるかを十分理解している。

奴隷にされるということが一体どういうことか人々は知っており、覚えているのだ。

エリツィン下でロシアは崩壊し、欧米大企業に略奪され、ヨーロッパと北米政府から顔に唾を吐きかけられた。ロシアの平均余命はサハラ以南のアフリカ諸国並みの水準に落ちた。

中国は、フランスやイギリスやアメリカの侵略者によって、荒らされ、略奪され、分割された“屈辱の時期’の想像を絶する苦しみを生き延びた。

イランは、正統な社会主義政府を奪われ、加虐マニアの欧米傀儡、シャーのもとで暮らさざるを得なかった。

‘ラテン’アメリカ全体が血管を開かれ、文化を破壊され、欧米の宗教を無理やり押しつけられた。民主的に選ばれた、文字通りあらゆる社会主義や共産主義政府や指導者は打倒されたり、直接、殺害されたり、あるいは、少なくとも、ワシントンと、その従僕連中によって、巧みに権力の座から追われたりした。

北朝鮮は、いわゆる朝鮮戦争で、アメリカと同盟諸国が行った自国の一般国民に対する、けだもののような大虐殺の生き残りだ。

フランスによって暴行され、屈辱を与えられ、更にアメリカと、その同盟諸国の爆撃で石器時代にされたベトナムとラオス。

南アフリカ… 東チモール… カンボジア…

欧米による恐ろしい‘解放’を受け入れた後に残された、生ける死骸、腐乱しつつある恐ろしい残骸が存在している。ごく一例をあげれば、リビアやイラク、アフガニスタンやホンジュラス、インドネシアやコンゴ民主共和国。こうしたものは、欧米の‘善意’と公正の精神に依然多少の幻想を抱いている人々にとっての警告として役立つだろう!

シリア… ああシリア! ひざまずき、ワシントンとロンドンの足を舐めることを拒否したこの誇り高く美しい国に欧米が一体何をしたかをご覧願いたい。だが、本当に自分の国を愛する人々が、いかに強く、決意が固いかもご覧願いたい。あらゆる困難にもかかわらず、シリアは立ち上がり、偉大な国際主義同盟に囲まれ、支援され、シリアは外国が支援するテロリストと戦い、勝利した! 欧米はもう一つのリビア作戦を始めたと思っていたが、それどころか鉄の拳、鋼鉄の神経、もう一つのスターリングラードに出くわしたのだ。ファシズムは特定され、対決され、止められた。大変な犠牲を払ったが、止めたのだ!

中東中が見つめている。

世界中が見つめている。

人々は今や、見て、覚えている。彼らは自分たちに一体何が起きたのかをはっきりと思い出し始めている。彼らは理解し始めている。彼らは意気盛んだ。彼らは奴隷となるだけが唯一の生き方でないことをはっきり理解している。

*

反欧米というより、正確には、反帝国主義連合は、今や鋼鉄のように強固だ。それが、強姦とは何か、略奪とは何か、徹底的破壊とは何かを知っている人々、被害者たちのまとまった一つの偉大な連合だからだ。彼らは、自称、自由と民主主義の擁護者、欧米の文化的、経済的原理主義者連中から与えられるものが一体何かを正確に知っているのだ。

自立した、誇り高い国々のこの連合は、自らを守り、お互いに、更に、世界の他の国々を助け合っている。

この連合は決して屈伏せず、後退しない。人々が本音を語り、彼らの指導者に明確な意見を伝えているので。“もう二度とするまい! 降伏してはならない。欧米の威嚇に屈するな。攻撃されたら、戦う。一体いかなるものと、どれほど残虐な勢力と対決しなくてはならなくとも、我々は誇りをもって自立する。同志よ、決して跪いてはならない! テロを広める連中の前で、我々は決して跪かない!”

そして、欧米帝国主義とテロに抵抗している、これら素晴らしい国々のメディアは、無数の楽観的で、勇敢なメッセージを広めている。

そして欧米支配層は、見つめ、震え、ズボンを汚している。

彼らは世界に対する残虐な支配の終わりが近づいているのを知っている。彼らは何のおとがめもなく済む日々が終わりつつあるのを知っている。彼らは彼らが人類に対しておかしてきた何世紀もの犯罪に対し、世界が間もなく欧米を裁くだろうことを知っている。

連中は、メディア戦争で勝つのは‘彼ら’ではなく‘我々’であることを知っている。

戦場は明らかになりつつある。いくつかの素晴らしい例外を除き、欧米や連中のメディアは陣営を固め、ご主人に忠誠を示している。他の何人かの筆者たちと同様、益々、反共産主義、反ロシア、反シリア、反中国化しつつあるアメリカを本拠とする雑誌の一つ、カウンターパンチから、私もだしぬけに追放された。連中の観点からすれば、私はいくつかの‘まずい’雑誌に書いているのだ。連中が私の記事掲載を止めたことを、私は実際誇りに思う。私は今の立場で結構だ。他の発行部数が多い欧米メディアと対立しているのと同様、私は連中とも対立する。

欧米による世界イデオロギー支配の度合いは、腐敗しており、実際倒錯している。欧米のメディアも‘教育’組織も、政権に全面的に奉仕しているのだ。

だが世界は目覚め、この破壊的な文化的、政治的原理主義と対決している。

大イデオロギー戦争が行われている。わくわくする、輝かしい時代だ。奴隷より酷いものはない。鎖は引きちぎられつつある。今後、世界を何世紀も苦しめてきた連中は、責任を問われずには済まなくなるのだ。

連中のウソも、連中の具足も、行く手を阻まれ、止められよう!

アンドレ・ヴルチェクは、哲学者、小説家、映画製作者で調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの作者で、革命小説Auroraや、他の書籍数冊の筆者。“New Eastern Outlook”独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2018/04/08/degeneracy-and-fundamentalism-of-western-media-control/

宗主国首脳、属国傀儡、北へ圧力維持確認。

マスコミの支配、堕落と原理主義。

新潟県知事辞任、原発再稼働期待で、株価続伸というおぞましい現状。

財務省次官辞任。財務省の対応、大臣発言もひどいもの。彼も海外逃避?

孫崎享氏の今日のメルマガ末尾を引用させていただこう。マスコミそのものもセクハラ体制の一環では女性は救われない。つとめていた会社の阿呆な幹部の一人を思い出した。セクハラとパワハラの見本男が大いばりで歩いていた。

・問題は、セクハラ被害を受けたテレビ朝日が約一年半何等の行動も取らなかったことである。

・それだけでなく、今回のテレビ朝日の記者会見においては、自分達が適切な救済手段をとらなかったことを棚に上げて、「当社社員が取材活動で得た情報を第三者に渡したことは報道機関として不適切な行為であり、遺憾に思っています」との発言はひどすぎるのでないか。セクハラにあった社員を守るのでなく、彼女を攻撃している。

『思うことはあると思う』という発言。世も末。

日刊IWJガイド・番組表「黒川敦彦氏へのインタビュー批判に反論!事実や真意は本人に聞くしかない!人々に重要な情報を伝えるのが仕事であって、相手が善人か悪人か凡人かは問わない。それが、ジャーナリストの仕事――『岩上安身による「今治加計獣医学部問題を考える会」共同代表・黒川敦彦氏、加藤慶二弁護士、岸本英嗣弁護士インタビュー』を本日中にアップいたします。/女性記者へのセクハラ発言が問題となっていた財務省の福田淳一事務次官が辞任!しかし週刊新潮の報道に対しては『裁判で争う』と居直り!その5時間後、19日午前0時にテレ朝が異例の緊急会見!! 被害者が社員と判明!!/
『お前は国民の敵だ』という自衛官にも『思うことはあると思う』と言い切った小野寺五典防衛大臣!今の日本は国家総動員法成立前夜か!?」2018.4.19日号~No.2044号~

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IWJ Independent Web Journal - 岩上安身責任編集

 

2018年3月23日 (金)

シリア難民が帰国しつつあるのに、攻撃態勢にある欧米

Andre Vltchek
2018年3月16日
New Eastern Outlook

三カ月後にダマスカスに帰国するつもりですと、彼がにこにこしながら言った後、“ベイルートには何年暮らしているの?”と、私は理髪師エヤドに聞いた。

一年前には、そのような会話を始めるのは容易ではなかった。しかし今は、あらゆることが急激に、またそう信じたいのだが、不可逆的に変化しつつある。

本当に不可逆的なものなど何もないとは言え、欧米、特にアメリカ合州国が威嚇的になればなるほど、シリア国内の状況は良くなる。今欧米は、またしても、ロシアや他の国々を壊滅的対決に引きずりこみかねない、シリア軍攻撃の用意ができていると、ダマスカスを威嚇している。戦争だ! 欧米がシリア内での永久戦争に取り憑かれているのは明らかだが、大半のシリア国民は、永続する平和を取り戻すことに情熱的だ。

“6年です”と理髪師は、カミソリを準備しながら答えた。彼の声に悲しみと憤りを私は感じ取った。“6年は長過ぎます!”

“帰国してから、どうするの? ダマスカスで理髪店を開店するつもり?”私は知りたかった。私がこれまで経験した中で最高の理髪師だ。素早く、自信がある、正確な名匠だ。

“いいえ”彼は微笑んだ。“言いませんでしたが、私は機械技師なんです… 理髪師は、祖父から学んだんです。今アラブ世界では、何百万人もの人々が本職でないことをしています… それでも帰国して、祖国再建を支援したいのです。”

エヤドの政治傾向については何も知らない。そういうことを聞くのは失礼だと思っていたのだ。今なら聞けるだろうと感じていたが、聞かなかった。彼は祖国を助けたくて、帰国しようとしている。大切なのはそこだ。

“ダマスカスに会いに来てください。” 別れ際に彼は微笑んだ。“シリアは小さな国ですが、すごい国です!”

*

2017年2月24日、ニューヨーク・タイムズが、膨大な人数のシリア難民を受け入れている国 - レバノンに対して、いつもの辛辣な皮肉を放った。

    “約150万人のシリア人がレバノンに避難しており、当局や救援団体によれば、人口の約四分の一にのぼっており、難民はレバノン経済と社会構造にとって重荷だとレバノンでは広く考えられている。

    難民支援者を自称する社交的な人物、タハン氏は、難民がレバノン経済を損ない、社会福祉の負担になっているという考えを切って捨てた。政府が、国連から、もっと金をせしめようとして、この見方を広めているのだと彼は言った。

    難民は、彼らに電気を供給する発電機運営者から、難民が国連食料引換券を使う店舗経営者、低賃金労働者の恩恵を得る地主まで、レバノンのためになっている。国連が言う、2016年だけでも19億ドルの国際援助は言うまでもなく、国際組織が与える経済刺激で、難民を受け入れる負担はほとんど相殺される言う、国際組織から良く聞かれる主張だ。

    レバノン内戦での経験に基づいて、シリア人は何年にもわたって滞在すると予想しているとタハン氏は言った。”

ニューヨーク・タイムズが、欧州連合での‘難民危機’を報じる際には、そうした調子にでくわすことはまずない。そこでは、何人かの超富豪や、レバノンよりも遙かに人口の多い国々が、この中東のちっぽけな国が受け入れているのとほぼ同じだけの人数を受け入れることはできない振りをしつづけている。

‘難民危機の頂点’と見なされている2015年、150万人よりずっと少ない人々が、庇護を求めて、欧州連合に入った。この150万人の一部は実際はウクライナ、コソボとアルバニアからの‘難民’だ。

レバノン、ヨルダン、トルコでも、難民危機を、またギリシャ(コス島)やフランス (カレー)のいわゆる‘危機’も私は報じた。その時までに、世界の半分、そしてほぼ中東全体を既に不安定化していた欧米は、極端な身勝手さ、残酷な冷淡さ、人種差別や、悔い改め、理解することの断固拒否を実証している。

ニューヨーク・タイムズのタハン氏が誰であれ、彼の真意が何であれ、間違っている。この記事が発行される時点で、ダマスカス政府が、ロシア、イラン、中国、キューバや ヒズボラに支援されて、欧米と、その同盟諸国によって武器を与えられ、支援されているテロ集団に対する戦争に勝利しつつあり、レバノンに暮らすシリア難民の人数は、終始減り続けている。

“シリア国内の状況は依然極めて危険だ”と主張し、シリア人に帰国しないよう“警告している”のは、実際、欧米 - そのNGOや政府機関 -なのだ 。

しかし、そのような警告は、シリアに戻る難民の流れを到底阻止できない。CBS News は、2018年2月2日にこう報じている。

    “… 36歳の人物がアレッポに戻った。彼は昨夏帰国した - 意気消沈し、郷愁を感じて、次の冬を恐れて、彼はドイツの都市ズールでの生活に耐えられなかったのだ。

    彼に言わせれば、ドイツは“退屈で、退屈で、退屈で。”

レバノン領のシリア移民人数は既に100万人以下で、国連難民高等弁務官事務所によれば、2014年以来初めてのことだ。

人々は帰国しつつある。毎週何千人もの人々が帰国しつつある。

彼らはレバノン、ヨルダン、トルコから、どういうわけかそうはならず、地球上で最も古く、最も偉大な歴史と文化を持った国の一つから来た多くの人々を感心させそこねた、かつては想像上の天国だった - ドイツなどのヨーロッパ諸国 - からも帰国しつつある。

*

レバノンのULFで産業扶助を学んでいるムハンマド・カナーンは、こう説明する。

    “シリアにいた頃、機械設計・開発を三年学んでいました… 危機と戦争のため、私は出国を余儀なくされました。その後、更に三年間、勉強を止めざるを得ませんでした。そこで、ユネスコ事業のおかげで、レバノンで学ぶよう受け入れられたのです… 対シリア戦争の後、今勉強している分野を続ける意欲が高まっています。具体的には、インフラ修復が必要ですし、工場も間もなく稼働するでしょうから。シリアは知識のある人を大勢必要としているのです…”

欧米は、シリア難民の、そのような決意を予想していなかった。欧米は、無数の破壊され、不安定化された国々からやって来る移民に慣れっこになっていたのだ。欧米滞在を許される限り、何でも行い、何でも言う人々に。

欧米はシリア人をまさにそうした移民に変えようとしたのだが、失敗したのだ。2014年12月、私はイラクのクルド人自治区からこう報じた。

    “油田からほど遠くない所に、大規模な難民キャンプがある。これはシリア人亡命者用だ。

    中に入る交渉をした後、キャンプの所長 - ハウル・アレフ氏に質問することができた - 「ここでは、何人の難民が保護されていますか? 」「14,000人です」と彼は答えた。「そして、15,000人になったら、この場所は手に負えなくなります。」

    人々にインタビューをする気になれなかったが、シリアの都市シャムから来たアリと彼の家族を含め、ともかく何人かの難民と話すことができた。

    新たにやってきた人々全員が尋問されるのかどうか私は知りたかったのだ。答えは「イエス」だった。バッシャール・アル・アサド大統領支持か、反対かについて、質問されるのですか? “ええ、聞かれます。全員がこうした質問や他の質問をされます…” And if a person - 本当に絶望的で、困窮して、空腹の人が - 彼はバッシャール・アル・アサド政権を支持していて、シリアが欧米によって破壊されつつあるので、ここに来たと答えたら、どうなりますか?」 答えはこうだった。「彼とその家族は、イラク・クルディスタンに留まることを決して認められないでしょう。」

中東至る所で、また様々なヨーロッパ諸国でもシリア難民に出会った。愛する祖国から離れているのを、彼らのほとんど全員が郷愁を感じ、絶望的でさえあった。彼らの大半が帰りたがっていた。帰る機会を待ちきれない人々もいた。

カナダのような国でさえ、ビザをポケットに持っているシリア人を知っていたが、彼らは最後の瞬間、祖国を離れないと決断していた。

シリアは本当に独特な国だ。

欧米は思いもよらなかったのだ。欧米は、生活が破壊された人々の、そうした決意を見たことがなかったのだ。

“私たちは西に向かっています。行かなければなりません”ギリシャ・コス島の市庁舎前で待っていた、子供が二人しがみついているシリア人女性に言われた。“子供たちのためにそうしています。でも聞いてください。私たちの大半は間もなく帰国するつもりです。”

今、彼らは帰国しつつある。しかし欧米はそれが気に入らない。憎悪しているのだ。

欧米は‘あの困窮した集団’にひどく利用されているとぐちをこぼしたがるが、特にシリアのような教育の進んだ国からの移民無しに、欧米は実際やって行けないのだ。

*

欧米が作り出し、訓練し、資金提供し、支援したテロリストの残虐な侵略を打ち破って、シリア国民は勇敢に戦っているだけではない。今や難民は、ヨーロッパやカナダや他の場所における異郷生活の、偽りのそして往々にして屈辱的な快適さに背を向けつつある。

そのような態度は‘罰されなければならない’。そうした勇気のかどで、シリアの諸都市や勝利しているシリア軍は、アメリカ軍や、可能性としては、ヨーロッパの軍隊によっても、間もなく、直接爆撃され、攻撃されるかも知れない。

ベイルートで、この文章を書き終えようとしている所に、一人はアレッポから、そして、もう一人はダマスカスから、友人の二人のシリア人教育者が短時間訪れた。

“またひどくなりつつありますね”と私は言った。

“ええ”彼らは同意した。“私がこの旅行にでる直前、ダマスカスの私の近隣で、テロリストが発砲した銃弾で、子供が二人亡くなりました。”

“アメリカはシリアを直接攻撃するかも知れないと言っています”と私は言った。

“連中はいつも脅しています。”彼らは言った。“我々は恐れていません。我々は我が国を守ると固く決心しています。”

新たな危険にもかかわらず、意気盛んなシリア国民は続々と祖国に戻りつつある。帝国は、彼らをその勇気、愛国心と決意のかどで罰しようとするかも知れない。だが彼らは恐れてはおらず、しかも、彼らは孤立してはいない。ロシアや他の同盟者たちが‘現地で’シリア防衛を支援する用意ができている。中東全てが注目している。

アンドレ・ヴルチェクは、哲学者、小説家、映画製作者で調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの作者で、革命小説Auroraや、他の書籍数冊の筆者。“New Eastern Outlook”独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2018/03/16/syrian-refugees-are-going-home-the-west-ready-to-attack-2/
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とうとう、ジョン・ボルトン補佐官(国家安全保障問題担当が実現。

最近 この記事の原文があるNew Eastern Outlookウェブ、非常につながりにくい。タイムアウト、ページ読み込みエラーになる。そこで、今回記事は、筆者には申し訳ないが、原文通りのリンクや整形をしないままだ。

東京都迷惑防止条例改悪、平然と進められる恐ろしさ。大本営広報部の側面支援も大きいはずだ。

日刊IWJガイド・番組表「自民党・和田政宗議員が野党に向けて放った牽制球が巨大ブーメランとなって自民党に突き刺さる! 国有地の格安払い下げの日本航空学園で、自民党・赤池誠章議員が校長を務めていた!/国会前のデモも、市民団体による政府監視活動も規制されかねない!? 東京都迷惑防止条例改悪について、岩上安身が立憲民主党・川田龍平参議院議員に訊く!」2018.3.22日号~No.2016号~

2018年3月21日 (水)

NATO空軍はトルコからヨルダンに移動しつつある

2018年3月12日
Andre Vltchek

中東の人々は皮肉に、こう冗談を言っている。

    “トルコのインジルリクから、ヨルダンのアズラクに、愛を込めて。

つまり、もし彼らが世界のこの部分におけるNATO軍の移動に何らかの注意を払っているのであれば。

彼らは注意を払うべきなのだ。

途方もなく破壊的で攻撃的な部隊の、少なくとも、かなりの部分が、‘変わりやすく’欧米によれば、突然‘信頼できない’国(トルコ)から、貧しいながらも従順なヨルダン王国へと逐次移転されつつある。

NATOが、例えて言えば、トルコが一体どの向きに飛行し、最終的に一体どこに着陸するのかわからなくなっているのは明らかだ。NATOはパニックになって、‘万一’の対策、出口戦略を探っているのだ。最も重要な地域大国からの、ほとんど脱出計画を。

欧米は本当にトルコを失いつつあるのだろうか? 誰にわからない。エルドアン大統領を含む、アンカラの誰にもわからない可能性が極めて高い。

だが … エルドアンがロシア寄りになったら、中国寄りにまでなったらどうだろう? トルコとイランとの関係が改善したらどうなるだろう? もしアンカラが、長年、何十年も、欧州連合に屈辱を与えられつづけるのにとうとううんざりしたらどうなるだろう? そして、ワシントンの命令に、トルコがもう従うのがいやになったらどうなるだろう?

これらの‘悪夢のような’シナリオが、ブリュッセル、ワシントンやロンドンの多くの官僚を不眠症に陥らせている可能性が極めて高い。

NATOは、何事も運任せにしたくはないのだ。トルコがだめなら、どこへ? あらゆる核兵器、戦闘機、爆撃機や‘欧米軍事顧問’はどこに行くべきだろう?

トルコの都市アンダナ郊外に位置する巨大空軍基地インジルリクは、かつては完璧な場所だった。インジルリクは、長年にわたり、そこから欧米が地域の様々な標的を威嚇し、直接攻撃してきたし、シリアや他の場所で活動している無数の過激派聖戦要員がそこで訓練を受けたと多数のトルコ専門家が考えている中東で最も重要な破壊的空軍基地だ。

シリアであれ、イラクであれ、あるいは可能性として、イランやレバノンやイエメン、あるいはアフガニスタンであれ、欧米が爆撃したいあらゆるものにとって、完璧なインフラと‘素晴らしい’地理的位置のインジルリクがある。NATOにとって、本当に願ったりかなったりの場所だ! ただ、それも最近まずのことだ。エルドアン大統領支配下の、2016年のクーデター未遂と、その結果の、不可解ながら、本物の‘トルコ反乱’まで。

突然トルコは‘もはや信頼できなくなった’。少なくとも欧米の首都において。

これはトルコと、その将来にとっては、おそらく非常に良いことだが、NATOにとっては、決してそうではない。

*

そこでインジルリクは、本当に一体どこに移動しよう?

ヨルダン王国は最善の候補に見える。好都合にも、ヨルダンははなはだ貧しく、歴史的に欧米ハンドラーに従順だった。ヨルダンは本質的に、主に欧米対外支援に依存しており、ワシントン、ロンドンやベルリンの支配者を喜ばせることならなんでもするだろう。

欧米にとって、最も重要なのは、アンマンが十分圧政的で、本格的な反政府派が皆無なことだ。もし反体制派が遠慮無く主張すれば、メンバーは拉致され、拷問される。

それゆえ、ヨーロッパ人も北米人もヨルダンなら、安全でくつろげると感じて当然だ。2017年、ドイツ国軍は、兵士、パイロットと、トーネード戦闘機、総計200人以上と数十機の航空機を、サウジアラビア国境からわずか約30キロ、シリアからも同じ距離にあるアズラク基地に移動させた。イラクから、わずか200キロだ。

アンゲラ・メルケルと、レジェップ・エルドアンが、お互い一定の(人によっては‘おおきな’)距離を感じているのは明らかだ。NATO諸国が、圧政的で、市場志向で、従順な国々と密接に協力するのを好むのもよく知られた事実だ。

だがヨルダンは?

ドイツ国営テレビ局、ドイチェ・ヴェレ(DW)さえ、同時に状況の真の理解を示しているとは言え、この動きに対して、明らかな冷笑を表している。

“国王アブドゥッラー2世は、欧米が大いに好んでいる指導者だ。アラビア半島の王子たちとは対照的に、彼は通常ダークスーツを着ている。彼はイギリスで軍事教育を受け、オックスフォードとワシントンで学んだ。彼の支配下でヨルダンは、全ての主要な中東紛争で、欧米政治に確実に従っている。

しかも、ハンブルクに本拠を置くドイツ・オリエント研究所で長年働いているウド・ステインバッハによれば、これは変化することはない。

“彼は欧米派でしたし、彼は欧米派ですし、欧米派でいる以外、彼に選択肢はないのです,”ステインバッハは言う。 “ヨルダンは貧しい国で、欧米の支援なしでは、全く生きて行けません。”

*

NATOは主に、シリア領にある無数の標的を違法に爆撃するため、既にアズラクに近い、ムワファク・サルティ空軍基地を長年利用している。

NATOとEU空軍、具体的には、ベルギー (2014年-2015年)、今はオランダとドイツが利用して来たので、ブリュッセルでは、アズラクは、実に‘聞き慣れた名前’だ。アメリカ空軍は、既に何年か、ここから活動してきた。

基地は中東でも陰鬱な場所に位置している。経済的に貧困で、無数の小企業や工場が閉鎖し、今や錆び朽ち、ほぼ完全に干上がった、かつては‘渡り鳥’の保護区’として有名だったオアシスのアズラク湿地帯保護区がある。

オアシスは、かつてはサウジアラビア国境にまではるばる広がっていた。今では‘保護区’の大半の地域が干上がっている。私が沖縄で見たのとさほど変わらない航空機エンジンと、エンジン試験装置の耳をつんざくような轟音にでくわすことになるので、飛ぶ鳥は余り多くない。

ヨルダンのこの一角にやって来る人々は大半“アラビアのローレンス”として知られ、美化されている邪悪なイギリス諜報工作員トーマス・エドワード・ローレンスによって、昔、拠点として使われた近くの城を‘探検’しようという‘冒険好きな’欧米観光客だ。‘野生動物保護区’や、いくつかのちょっとした考古学遺跡を見にやってくる者もいる。

アズラク・ロッジの工芸品店で働いているアリア女史は、こう告白した。

“この場所は空軍基地のすぐ縁にあって、外人観光客用ホテルとしても機能していますから、時々ここがとても怖くなることがあります。誰かがこの場所を攻撃しようと考え得る理由が色々ありますから…”

建物の後ろの駐車場から無数の格納庫や軍用機を見た後で私は尋ねた。しかし、ここは本当に‘観光’ホテルでしょうか。彼女はしばしためらってから、答えた。

“元々ここは環境を配慮したロッジでしたが、今の予約は主に基地です。アメリカ人とドイツ人が宿泊しています。数年前は、ベルギー人でした。将校たちは時に丸一カ月滞在します。訓練や会議で。彼らは基地で働きますが、このホテルで泊まります。”

“アメリカ合衆国国際開発庁”の看板がホテル入り口近くの壁にネジで留められている。無数の地域の歴史的な白黒写真と、かつてのイギリス植民地時代の制服を身に着けた兵士の立像が壁を飾っている。

アズラクの町はほこりっぽく、半分空だ。町は容赦なく乾燥した砂漠に囲まれている。無数の家や商店の残骸が幹線道路沿いに並んでいる。破れたテントの中で惨めに暮らしている人々もいる。

粗末な住宅の集合の近くで私は立ち止まった。黒いドレスを着た老婆が私に向けて脅迫するように杖を振った。

年寄り風の男性が自動車に近寄って来た。彼は私に向かって手を伸ばした。手はしわが寄っていて、固かった。私は握手した。彼が何歳なのか全くわからなかった。それほど老いてはいないようだったが、疲れて、落胆しているように見えた。

“この基地は”私は壁に向かって腕を振った。“これは、町に役立っていますか、少なくともわずかでも?”

男性は数秒私を見つめた。そして、つぶやいた。

“役にたつ? ああ、たぶん… たぶん、そうではない… 良くわからないな.”

不景気に見舞われる僅か数年前まで営業マンをしていた運転者兼通訳がアズラクからゆっくり去りながらこう言った。

“ここの状況はとても酷いのです! 状況は悲劇的です。西アンマンもここも - まるで二つの異なる宇宙が、たった一つの国の中に存在しているかのように。何という対称でしょう! まあ、ご自分でご覧になれますよ。”

この破壊的な空軍基地が、ヨルダンで彼らの地域に拡張するのをヨルダン国民は気にするだろうかと彼に聞いた。結局、その唯一の目的は、無数の無辜の人々を殺害しながら、同胞のアラブ諸国を残忍に扱うことなのだ。

彼は肩をすくめた。

“気にしませんね。ここの人たちの大半は、そういうことを考えません。彼らは食べられて、何とか生きていくのを望んでいます。政府は彼らを欧米と協力すれば生活水準をあげられると説得しています。人々が考えているのはそれが全てです。指導者たちは、湾岸でもこの国でも、腐敗していて、国民は屈辱を与えられています。ここでは、彼らには何の明るい未来も、現状況からの脱出方法もありません…”

首都アンマンまで約70キロのところで、いくつかの検問所や欧米がアフガニスタンで構築しているものに良く似たコンクリートの塀を通り過ぎる際、我々は速度を落とした。運転手は私に伝えようとした。

“ほら、ここがいわゆるシリア反政府派を長年訓練している場所ですよ。”

アンマンに戻ってから、ここで働いている何人かの友人、主に外国人に聞いた。

“ヨルダンでは、既に無数の欧米の空軍基地が稼働している”と彼らの一人は言った。“この話題はここではあからさま議論されることはない。良かれ、あしかれ、どうでもいいのだ。誰も気にしていない。世界のこの部分の背骨は、とっくに折れている。”

*

アズラクは、巨大な空軍基地というだけではない。中東における主要難民キャンプの一つと同義の場所でもある。これは、主に戦争から逃れるシリア人を収容すべく砂漠の真ん中に作られた新たなキャンプだ。

2016年と2017年、私はここで働いた。より正確に言えば、攻撃的な地域の治安部隊によって追い出されるまで、働こうとした。

難民危機、欧米の軍事基地、対外援助と観光がヨルダン王国にとっての主要収入源だ。

邪悪で、現実離れした形で、ここでのあらゆる出来事は、大きく一巡し‘逆の意味でつじつまがあっている’。‘ヨルダンが進んで領土内に受け入れる軍事基地で国丸ごとぺしゃんこにされつつある。もちろん高額な代金で。その結果、何十万人もの絶望的な難民が、この‘中東における安定した島’に殺到し続け、更に何千万、あるいは何億ドルもの対外援助がアンマンの国庫にもたらされるだろう。’産業も製造も骨の折れる仕事も実際不要なのだ。

この計画は‘不道徳’と定義することが可能だろうか? ‘そして、それは重要なのだろうか?’今回、そして、これまでのヨルダン王国訪問時にも、何度か‘誰も気にしない’と言われた。支援’や‘援助’を装う、欧米が後援する教育や、マスコミ洗脳番組やキャンペーンでほぼ全てのイデオロギーが、団結や国際主義の精神とともに、既に破壊されてしまった‘。

今、希望の明滅がまた現れているので‘ほぼ’と言っておこう。まだ全て負けたわけではないのだ。隣国 - シリア - は依然耐えている。シリアは戦い、何十万人もの国民を失ったが、残虐な欧米の介入を打ち破ることにほほ成功している。今は現代アラブ史で最も重要な瞬間なのかも知れない。

中東の人々は注視している。ヨルダン国民は注視している。トルコ国民は注視している。帝国主義者を打ち破る可能性もあるだろう。協力だけが生き残るための唯一の方法ではないだろう。

巨大なNATO空軍基地は、トルコからヨルダンへとゆっくり移動しつつある。

欧米は既にシリアを失った。トルコも失いつつあるのかも知れない。いつの日かヨルダンでさえ目覚めるかも知れない。こう言うむきもある。‘ドミノ効果が始まった。’

アンドレ・ヴルチェクは、哲学者、小説家、映画製作者で調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの作者で、革命小説Auroraや、他の書籍数冊の筆者。“New Eastern Outlook”独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2018/03/12/nato-air-force-is-moving-from-turkey-to-jordan/
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緑のタヌキ、都民ファシスト、正体をさらけ出し、デモ規制を強化するとんでもない人物。

“デモ封じ条例”に反対せず 都Fは「都民ファシストの会」か

前川氏の講演を妨害する文盲非科学省のお粗末さ、今に始まったことではない。不道徳教育は無茶苦茶だが、英語政策は支離滅裂。一億総白痴化の処方箋。

TOEIC亡国論』の95-96ページを引用させていただこう。

 志ある良心的な大学の先生方もたくさんいるはずなのだが、何しろ猫の目行政の文科省が大学に対して間違いだらけの「お達し」を連発し、交付金を「人質」にして天下りを止めないものだから、大学としても改革したくても思うようにできないのだ。
 実際、大学院時代の筆者の同級生は何人かが大学の教授になっているが、会うたびに聞かされるのは「猪浦さん、もう今の大学は崩壊しているのですよ」という言葉だ。

ところで、この筆者の翻訳書、『チョムスキーが語る戦争のからくり: ヒロシマからドローン兵器の時代まで』しかないようで実に残念。

2018年1月31日 (水)

インターコンチネンタル・ホテル襲撃 - カーブルは崩壊しつつあるのか?

Andre Vltchek
公開日時: 2018年1月26日  12:19
RT


アフガニスタン © Andre Vltchek

アフガニスタンは現在危機的状況にさらされている。アフガニスタンは生き抜かねばならないが、どうすれば良いかは不明だ。

先週土曜日、武装集団に攻撃された、カーブルのインターコンチネンタル・ホテルは、手袋や、祖母の長椅子のように、しっくりする所だった。外では、戦争が荒れ狂っている。何百万人ものアフガニスタン人の生活が目的もなく破壊され、何十万もの命が失われている。 16年以上にわたるNATO占領の経費は1兆ドルを超えるが、平和と繁栄をもたらすかわりに、アフガニスタンをがれきと化した。

アフガニスタンでいまだに機能しているものと言えば、ソ連時代以前と、その間に、like灌漑用水や運河やパン工場のような施設やインフラだけだ。他の目につく支援は、最近は中国やインドによるものだが、NATO占領諸国からは、無数の塀や鉄条網と軍事施設以外、ほとんど何も提供されていない。

20人以上が亡くなったインターコンチネンタル・ホテル襲撃前ですら、アフガニスタンのアシュラフ・ガニー大統領は、‘60ミニツッ’記者のララ・ローガンに、首都を防衛することができないと告白していた。

しかし、もちろん首都だけの話ではない。国全体が混乱に陥りつつある。まもなく、もはや少なくとも、一つのまとまった存在として、カーブルから、この国を支配することが不可能になるだろうことは明らかだ。

© Andre Vltchek

カーブルやジャララバードやヘラートの街頭では、この国を永久紛争と混乱に陥れるのが、まさに占領軍の計画かも知れないという声が益々聞かれるようになっている。

インターコンチネンタル・ホテルについて、私は良くこう冗談を言ったものだ。‘ここは、どこかシベリア田舎町のソ連の三つ星ホテルのような感じがする。曲がったシャワー、染みはあるものの清潔な絨毯、好きなだけ手を振れる、冷淡ながら、どこか優しいスタッフ、ただし、ホテルのカフェのウエイトレスは、彼女のそばに寄り、にっこり微笑んで、限られたお菓子の中から指でどれか特定の品を示すまで動こうとしない

そうした全てにもかかわらず、インターコンチネンタル・ホテル・カーブルは常に、そこに建っている。崩壊しかけてはいるが、それでもどこか威厳があり、歴史と古風な魅力に満ちている。ロビーには伝統的なアフガニスタン風景や肖像画が飾られていた。ホテルの部屋やバルコニーからの眺めは息をのむほどだった。広大な公園のある古いBagh-e Bala宮殿、そして、あたかもクレーターの中にあるかのような眼下の首都全体、更にその不規則に広がる都市の背後には、壮大な山並みが空に向かってそびえていた。

朝食時、ホテル・レストランの窓際のわずかなテーブルは、ほぼ常に、アフガニスタンの航空会社カーム航空の、ロシア語を話すパイロットと乗務員が占領していた。この人々がロシア人なのか、ウクライナ人なのかわからなかったが、彼ら同士でも、私にもロシア語で話した。交戦地帯で活動するパイロットならそうだろうと思える通り、彼らは背が高く、筋骨たくましかった。

    'アメリカは至る所で戦争をするのを好んでいる。中近東至るところで。極東地域中で' https://t.co/XYzrRHzjoL
    — RT (@RT_com) 2018年1月24日。

私たちはいつも挨拶し、一つ二つ冗談を交わした。掘り下げ話はせず、若干の軽口と、暖かな微笑みだけ。

少し前古都ヘラートに行く必要があり、早朝カーム航空で乗務員たちと移動していた。私の運転手が遅刻したので、空港に向け発車しようとしていた航空会社のミニバンに近寄った。

空港まで、私を乗せてもらえる?”と尋ねた。

ええ、もちろん、もちろん - 乗ってください!”と彼らは微笑んだ。

私たちは皆、大家族の一員だった。インターコンチネンタルに宿泊している外国人には、金持ちも貧乏人もおらず、いかなる‘政府の計画’や、裕福なNGOの関係者もいない。このホテルは、ジャーナリスト、映画監督、パイロットなどの‘働く人々’用だ。‘特別な保護’が必要な人々は、自国大使館の巨大なコンクリート壁の背後か、アフガニスタンで本当に豪勢な唯一のホテル、セレナに滞在していた。

ジャララバード  © Andre Vltchek

二時間後、アフガニスタンの壮大な山々や、翼の下何マイルかにある泥で作られた小さな古くからの村々の上を飛行していた。似たような集落に、わずか数日前に投下され、一体何人とも知れない無辜の人々を殺害した、あの正気と思えないアメリカ“大規模爆風爆弾兵器”を想像しながら、私は写真を撮っていた。

飛行機の後部では、古いが信頼できるMD-82の二基の強力なエンジンが頼もしい音をたてていた。そして、ある時点で私は目を閉じ、眠りに落ちた。その次に私が体験したのは、肩を優しく叩かれ、優しいささやきだった。“カフェイク・ニェ・ハチーチェ? レビャータ・トゥット・トリカ・シュトー・スヴェージー・スヴァリリ”(“コーヒーはいかがですか? あなた、入れたてのコーヒーがありますよ”)

雪に覆われたすばらしく壮大な山々を見下ろしながら、香ばしいコーヒーを飲んだ。操縦室では、ロシア語を話すパイロットが豊富な経験と自信を持って飛行機を操縦していた。

私は思った。“世界に、この美しいながらも複雑で危険な地域の上空を飛行する資格がある乗務員がいるとすれば、この乗組員たちだ。”


カーブル © Andre Vltchek

私がしてきたことへの情熱に酔い、実に幸福で、生きている実感をおぼえたのは、そうした瞬間の一つのことだった。アフガニスタンで働き、ここで欧米諸国がおかしている犯罪を暴き、中央アジアて最も興味深い都市の一つ、ヘラートに向かって、山頂の上を飛行しているこのいにしえの誇り高い国にぞっこんほれ込んでいること。

一年前の足の古傷が、アフガニスタンで再び開き、数カ月経っても治癒せず、2018年1月20日、東京の聖路加病院の集中治療室で私は命懸けで戦っていた。

熱と点滴で朦朧としながら、ベッドの上に下がっているテレビ画面で、カーブルからの報道を見ていた。‘私の’インターコンチネンタル・ホテルが攻撃されたのだ。実際、タリバンの最も凶暴な一派とされている、ハッカニ・ネットワークとして知られているものに侵略されたのだ。少なくとも、アフガニスタン政府大統領報道官、ジャヴィド・ファイサルは、そうツイートした。

14時間の膠着状態で少なくとも21人が亡くなった。ほとんどすぐ、カーム航空の数人のパイロットと乗務員が冷酷に殺害された。二人のベネズエラ人パイロットもそうだ。彼らの誰一人‘政府支持者’ではなく、 侵略NATO軍協力者でもなかった。


ジャララバード、ダルンタ・ダム © Andre Vltchek

彼らは単にロマンチストの集団、たくましく、勇敢だが、実に優しく、飛行するのが大好きで、私のようにアフガニスタンと恋に落ちた紳士の集団だ。彼らが私にそう言ったし、実に明白だったので、私はそれを知っている!

不思議に思っている方のために言っておくが‘私のカーブルのホテル’は豪勢なアメリカの同名チェーンとは全く関係ない。‘本物の’インターコンチネンタルの一環だったことはあるが、営業を開始した1969年から、1980年まで(ソ連のアフガニスタン介入直後)に過ぎない。今そこは、遥かかなたで、アフガニスタンを報道する部外者しか‘高級’と書かない国有財産だ。もししっかり交渉すれば、わずか50ドルで部屋がとれるが、交渉力が多少限られていれば、60ドルだ。


© Andre Vltchek

特に1990年代の内戦時代に、既に何度かホテルは傷つけられており、ある時点では、200室のうち、わずか85室しか住めなかったと言われていた。最近では、2011年、タリバンが犯行声明を出した攻撃で、21人が亡くなった。

とは言え、不気味な歴史にもかかわらず、インターコンチネンタルは、いまだに、多くの現地人と、カーブルにいる一部外国人のお気に入り施設だ。ここで多くの会議が開催され、ラマダンの断食月中は、都市を見下ろす、このホテルの水泳プール横で、現地エリート連中によって断食が破られる。しかも、ここではほぼ毎晩、音楽が聞けるのだ。現地の楽器と、著名な巨匠の教えを受けた歌手による本物のアフガニスタン伝統音楽だ。

© Andre Vltchek

警備は、もちろん至る所にある。市内から、この場所に戻るには、私はいつも、完全な警備哨所三カ所を、私の車で通り抜けなければならない。結局、アフガニスタンは、現在、外国人にとって、地球上で最も危険な国の一つと見なされているのだ。

わずか一週間に、死者をともなう三件の攻撃がアフガニスタンを襲った。一件はカーブルで、もう一件ヘラートの外、三件目はジャララバード市内で、ISISが、NGOのSave the Childrenを標的にした。

昨年、この傷ついた古くからの国の様々な場所を旅した。少なくとも部分的にタリバンに占領された村の人を含む人々と話した。人々は次第に、果てしのない紛争の中で暮らしていることに気がつきはじめている。東部からの難民(つまり国内避難民)がISISの到来とともに起きた大虐殺について語っている。

ハードドラッグや、けしの種は、カーブル中心部の至る所、アメリカ占領者の目と鼻の先にある。けし畑が、文字通り、バグラム空軍基地を取り囲んでいる。

    #KabulAttackでの死亡者中のアメリカ国民 - 国務省https://t.co/y9tM0FlM6mpic.twitter.com/V6Q8oPIeQB
    — RT America (@RT_America) 2018年1月23日

今、ソ連人とロシア人は、愛と深い郷愁とともに、彼らの記憶に残っている。これはアフガニスタンからの前の記事で既に書いた。

間もなく、アフガニスタンに外国人はいなくなる。それが最新の攻撃の主目的なのかも知れない。目撃者無し、代替選択肢無し、解決策無し。

一体誰が恩恵を受けるだろう? 決して打ちのめされたアフガニスタン国民ではない。たぶん、軍閥指導者、過激派宗教的指導者と占領者だ。

アフガニスタン全土を旅客ジェット機で飛んでいるカーム航空の乗務員と老朽化したインターコンチネンタルは、ある種最後の正常さの象徴 - この国で実際に起きていることを、人々が、まだやって来て、見ることができるという薄弱な希望なのだ。

今後、アフガニスンタには、ほとんど外国人はいなくなるだろう。我々戦地特派員と、外国人兵士と傭兵だけになるだろう。

アフガニスタンは現在、危機的状況にさらされている。アフガニスタンは生き抜かねばならないが、どうすれば良いかは不明だ。アフガニスタンを愛する人々は、どのような危険に我々が直面しようとも、戻るべきなのだ。報道封鎖は避けねばならない。代替の(非欧米の)情報が報道されなければならない。何としても、いかなる犠牲を払おうとも。

本コラムの主張、見解や意見は、もっぱら筆者のものであり、必ずしもRTのそれを代表するものではない。

アンドレ・ヴルチェクは、哲学者、小説家、映画製作者で、調査ジャーナリスト。彼は数十ヶ国で、戦争や紛争を報道してきた。彼の新刊書三冊に、革命小説“オーロラ”と、政治ノンフィクション・ベストラーの二冊 “帝国の嘘を暴く”と“欧米帝国主義と闘う”がある。他の著書は、ここで見ることができる。彼は、テレスールと、アル・マヤディーンTVに映画を制作している。中南米やオセアニアで暮らした後、ヴルチェクは現在、東アジアと中東に暮らし、世界中で働いている。ウェブサイトとツイッターで、彼に連絡ができる。

記事原文のurl:https://www.rt.com/op-edge/417066-afghanistan-kabul-hotel-nato/
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文中で今、ソ連人とロシア人は、愛と深い郷愁とともに、彼らの記憶に残っていると触れられている記事は「アフガニスタンで、ロシア人は記憶に懐かしく残っている」だろう。

昨日見た国会討論、赤嶺政賢議員質問、沖縄で頻発する、基地周辺での事故の根源、日米地位協定に触れていた。警察、捜査のためではなく、窓枠を返すために、米軍基地に行ったように聞こえた。

夜の大本営広報部呆導をいくつか見ても、彼の質問には全く触れていない。報じるのは相撲の不祥事ばかり。あるいは交通事故。呆導機関、頭というか、制度が全く狂っているとしか思えない。問題の重大さと呆導時間は反比例するという法則が洗脳業界には存在している。相撲界の隠蔽体質といわれるが、大本営広報部呆導機関の露骨な隠蔽体質を報道する組織は存在しない。

洗脳ではない報道をこれから拝読する。

日刊IWJガイド「春日野親方だけでない! 日本相撲協会に染みついた暴力体質と隠蔽体質!『精神注入棒』と書かれた角材で弟子を殴っていた親方も! /『グアムは米国の軍事植民地問題』~沖縄、グアム…環太平洋に広がる『米軍の迷惑行為問題』/首都圏で再び大雪か? 4年前の大雪災害時にIWJの総力取材によって露わになった安倍官邸の『無能』を振り返る!/IWJスタッフ緊急募集!」2018.1.31日号~No.1966号~

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2018年1月 6日 (土)

戦争特派員からの新年のメッセージと警告

Andre Vltchek
2017年12月29日
New Eastern Outlook

時に、ニュース放送や新聞や‘お馴染みの’インターネット・サイトも止めてみるのは役にたつ。

世界中で暮らす人々の‘心をつかもうとして’常時競合している二つの平行する現実が実際に存在するのを、たまに自覚するのは良いことだ。本当の生活と‘偽の生活’が存在しているのだ。現実と、現実そのものより現実らしく見える巧妙に作り上げられた似非現実が存在しているのだ。本物の果物より本当らしい香りがする化学的に製造された青リンゴ・シャンプーのようなものだ。

*

時折私は、どこかのジャングルや交戦地帯、アフガニスタン、南フィリピンや、略奪されているボルネオ島の只中へと消える。一部の人々が気安く‘普通の世界’と呼ぶところに戻り、どこかの空港ラウンジで、ニュース速報に不意に出くわすと、少なくとも、ごく最初ながら非常に不快な瞬間、あらゆることが突如奇怪で、グロテスクで、全く超現実的に見えるのだ。

実際この地球に暮らす何十億の人々の本当の現実以外何物でもない、爆弾破片、汗、ちぎれた肉、血、燃えている森、汚染された水路や、他の恐ろしいものから何千キロも離れ、安楽椅子やら、マホガニーの書き物机の贅沢な快適の中で大半の主要マスコミ報道や分析が、紡ぎだされるためだ。

物事が実際一体どのように感じられ、味がし、匂うのかを思い出して私は絶望的になる。マスコミが書いている場所が私にはわからない。私は二つの違った宇宙のことを話しているのだ。そう、二つの全く逆の現実を。

*

主要マスコミ記者が現場に行く場合には、しっかり防弾チョッキ、ヘルメットをつけ、4輪駆動車(防弾のものもある)に乗り、航空機で収容する救助や他の避難手段条項がある立派な生命保険、医療保険をかけ、高給と補償制度つきだ。胸や背中には、くっきり、はっきり“報道”と明記されている。

私は一体何に不平を言っているのだろう? 生命の危険をおかす人々に補償したり、守ろうとしたりするのは悪いことだろうか?

いや、そうではない。もちろん、それは悪いことではない。

ただしここには、ちょっとした‘しかし’がある。そういうやり方では決して、本物に‘近づき過ぎる’ことはできない。道化やら、歩くマスコミ・ランボーになって、何か隠されているもの、何か重要なもの、そして何か徹底的に画期的なものを発見できるなどと期待してはならない。

自分の命を過剰に保護すれば、あらゆる行動に過剰に保険をかければ、自分と現実社会の間に、厚い壁を構築することになる。

現場に、そのような格好をして入れば、すぐに見つかり、尋問され、あらゆる種類の許可証や判子が必要になる。“私はあなた方のやり方に従う、決して波風は立てないし、私のあらゆる行動を監視してかまわない”と宣言するのも同然だ。そうして着飾って到着しておいて、パプアで虐殺を報道しようと試みるのを想像願いたい! まさに、幸運を祈るだ。公式許可は‘友好的な’主流報道機関の記者であれば、ほとんど即座に入手できる。そう、もちろん、BBCやCNNのような組織は、あらゆる必要な 証明書を簡単に提供してくれる。政府の公式武装‘護衛’さえ期待できるし、友好的な(欧米の)‘反政府集団’が提供する護衛に頼ることも可能だ。もちろん‘食べ放題’の記者会見つきだ。

ただし、人々が本当の話をしてくれる可能性はわずかになる。しかし、公式な主流新聞やテレビ局のために働いているのであれば、本物の人々から話を聞くよう気にする必要などあるだろうか? そうではあるまい。本物の人々は、とんでもないことに、ボスニアやルワンダやシリアやアフガニスタンのような場所では、‘発見’するよう命じられているものの代わりに、本当のことを言いかねない。結局、記者は、聞いて報じるためにやって来たものを聞き、文章や映像は、ほとんど確立したステレオタイプに沿うものとなる。

そうなると何を、いかにして? 一体誰にそれが出来るだろう。一体誰が、現実を描写して、実際、生き続けることができるだろう?

オリバー・ストーンが監督した素晴らしい映画『サルバドル/遥かなる日々』 (1986年)の中で、主人公の一人がこう言っていた。

“真実に出来るだけ近づかなければならない。近づき過ぎると、死ぬことになる。”

彼は亡くなったが、彼が言ったことは、その通りだ! 目には見えない想像上の境界が、空中や地上のどこかにあるのだ。決して目には見えないが、多くの交戦地帯で働いたことがあれば、それを感じることができ、それが実際命を救ってくれるのだ。大抵の場合、何度も命を救ってくれるのだが、もちろん常にというわけではない。通常、本能が発達する前に最初の試みで重大な失敗をした男女が死ぬ。私がお話していることは、教えることは出来ない。論理的もなのではないのだ。とにかく‘そこに’あるのだ。

真実に出来るだけ近寄るためには、人は素早く、断固、一定の精度で、明らかな失態をさけて行動しなければならない。

身の回りの人々が自分を信じていてくれる必要があり、自分も、誰を信じ、誰を避けるべきかをわかっていなければならない。

独力でやるか、少なくとも大半の時間、独力でやらなければならない。

こうしたことに何も保証するわけではないが、紛争、戦争を理解したいのであれば、いくつか基本的前提条件がある。

荒廃した場所での仕事は、実に感情に訴える、実に深く、時に圧倒され、時に眼鏡が曇ることもある。失敗もする。多過ぎないよう願うばかりだ。時にある話題を追っていたり、おおまかに何を見つけ出したいのかわかっていたりすると、その話題と鉢合わせになったり、話題につまずいたり、真っ正面から、容赦なく全力でぶつかってきたりする。

良いものである場合、決して単なる‘報道’ではない。それはジャーナリズムを遥かに超えるか、さもなくばたわごとだ。していることには何らかの優雅さが必要で、哲学と人道的なものや、背景やとイデオロギーや情熱もたっぷり必要だ。

こうした仕事には‘客観性’などない。客観性というのは、主流メディアが流布している幻想、おとぎ話に過ぎない。しかし、決してウソを言ってはならない。目撃し、語らねばならないことを、そう言うべきだと思う形で語り そうしながらも、読者や視聴者に、自分の立場を正確に伝える義務がある。

人間、芸術家、思想家として、常に立場をはっきりさせるべきだ。‘バリケード’のどちら側に立っているのかという自分の位置は、明快で正直でなければならない。そうでなければ、ウソつきになる。

*

苦く本質的な真実はこうだ。たとえ自分の命の危険をおかそうとも、たとえ酷く負傷したり、心理的に困憊したりしようとも、多くの感謝や支援を期待してはならない。

多くの現地の被害者たちは - 彼らを守ろうとやってきた人々は - ‘私たちの苦難や窮乏を利用して金儲けをしようとして来たんだ’と考え、実際面と向かって言いさえする。

豊かな国の読者たちは、筆者は物惜しみない資金提供を得ていると想像しがちだ。彼らは利他的な人や政府や国々など地球上に残されていないと思い込むよう仕向けられているのだ。

現実は全く違う。独立した仕事をして、ウソを繰り返したり、主流派の命令を聞くのを拒んだりして、欧米や、その同盟国や‘属国’の利益に反することをすれば、資金援助は皆無で、何の保護もなく、全く何の特典もない可能性が高い。

もちろん何百万人もの読者を得られるかも知れない。私が800ページ以上の“帝国のウソを暴く”や“欧米帝国主義と戦う”でしたように、報道を著書や映画で再利用することが可能だ。書いたものが良ければ、たとえ既成支配体制を正面から攻撃していても、なんとか本は売れる。だが‘左翼的な個人’以外の‘友好的な政府’や金持ちによる支援を決して期待してはならない。今時、周囲にエンゲルスはいない。本当に自前でするのだ。本当にそうなのだ。

あなたと、果断な仕事は、いくつかの村を救うかも知れず、もし非常に優れていれば、世界規模で名が知られるようになるかも知れない。著作や映画が戦争を止める助けになるかも知れない。だが、いかなる公的認知も、読者からの実際的支援や救いも、決して期待してはならない。2015年、特にアフリカの、いくつかのひどい戦争地域に関する映画を何本か制作し、本を書いた後、私は完全に衰弱した。数週間身動きもできなかった。もう駄目かと思った。世界の至る所で暮らす読者からは何の支援もなかった。当時、私は自分の状態を公表していた。それでも何もなかった。‘精神的支援’のわずかな手紙を頂いた。Few: “頑張れ、世界はあなたを必要としている!” 結局、文字通り私を手厚く世話し、救助し、私の健康を取り戻させ、戦列に復帰させてくれたのは、私の肉親たちだった。

これは非難ではなく、人類の存続のために戦おうとしている人々に対する単なる警告に過ぎない。“完全に自力でやるしかない。時にくずおれるのは確実だ。”

それでも、私は他に意味ある生き方を知らない。私は誰かの人生と私の人生を取り替えようとは思わない。

*

もう一つ極めて重要で意味深い情報があるので、読者の皆様と共有したいと思う。

2017年には、アフガニスタン、両国間で銃撃戦中のパキスタン-アフガニスタン国境、トルコ侵略時のユーフラテス川流域トルコ-シリア国境、戦争で破壊された南フィリピン、レバノンや、(伐採と採掘で)徹底的に荒廃したインドネシアのボルネオ島を含む幾つかの世界でも極めて危険な場所で仕事をした。

何の保護も無し、警備なし、誰も私の後ろを守らずに、アフガニスタン全国を車で走った。運転手兼通訳をしてくれた友人だけが唯一の頼りだった。時には自分でハンドルを握った。タリバンが支配する地域や、カーブルの麻薬がはびこるスラムにさえ行った。全て20年ものの、おんぼろトヨタ・コロナで。

こうした場所のどこでも、欧米の主要メディアの記者を一人も目にしなかった。一人たりとも!

マスコミのあらゆるスーパースターたちが一体どこにいるのか私は知らないが、NATO本部のどこか、あるいは少なくとも、アフガニスタンでは、唯一残った豪奢ホテル、セレナに引っ込んでいる可能性が極めて高い。南フィリピンでも同じことが言えるが、そこでは‘客観的に’言えば、オーストラリア人同僚が一人、私が到着するわずか数日前、実際、狙撃兵の銃弾に撃たれたのだが。

もっぱら自宅の居間の長椅子という安全な場所で人の苦難について書く人々を決して信じてはならない。もちろん、そこで書くのは結構なのだが、実際に話題にしている人々を見た後に限られる。少なくとも一度彼らと会い、かなりの時間、彼らの話を、彼らの絶望的な叫びを聞いた後、自分もすっかり汚れ、すっかりおびえ、本当に絶望的になった後、要するに、生命と死を分ける、あの目に見えない境界近くまで行き、有名な黄泉の国、忘却の川レテの水を飲んだ後だ。

*

最初の話に戻ろう。

ご想像願いたい。人々が生きるために戦っている、あるいは本当の自由を求めて、あるいは帝国主義に反対して戦っている場所を私が離れる。深呼吸し、食料や空気の汚染から回復し、何か見苦しくない服に着替える暇もないうちに、あらゆるものが私にぶつかってつる。ニュース速報を目にし、主流マスコミが報道する記事を読みながらも、あらゆる色彩で私が目撃した、あらゆる栄光と悲惨の世界を全く認識できないのだ。

‘場違い’だと感じるのだ。

一部の人がそれを‘ベトナム症候群’と呼ぶのは知っている。こうした感じ方、この激怒、あるいは絶望、あるいは何であれ読者が呼びたいものには他の多くの定義もある。

突然それを感じるのがわかるのだ。僅か数時間前まで住み働いた、どこか遙か彼方の本物の人が住み‘現実世界’として定義されるものがあるのだ。そして、今ここには別の世界があり、主流の陳腐な決まり文句と、大量生産される偽の確実性を用いて、あの現実に重ね合わさり、ほとんど完全に覆いかぶさる(更には小さく見せさえする)のだ。

今年、この‘去りゆく年’2017年は我が地球にとり明らかに良い年ではなかった。

世界を既に数世紀、残虐かつ恥知らずに支配している国々の集団が、我々人類全体を、完全な大惨事に、大詰めに、何百万人もの無辜の人命を突如終わらせかねない対決の益々近くにと追いやっているのだ。

私は懸念している。大いに懸念している。私は実に多くの場所で、言語に絶する惨禍を目にしてきた。一体どこへと向かいかねないのか私にはわかる、私は完全に想像できる。

植民地主義は常に悪だ。帝国主義は常に悪だ。いずれかの文化、宗教、あるいは経済の至上主義は、全くいかなる例外無しに悪だ。

比較的小さな一大陸の国々の集団が全世界を強奪し、自分に都合の良いように形作り、違う肌の色、信仰、価値観の人々を奴隷にし続けるのは全て明らかに間違っている。

だが世界はそういうものだ。残酷で、不公平で、一つの攻撃的で、強欲で、陰険で傲慢な少数派に支配されている。世界は依然そういう状態だ。繰り返そう、世界は益々そうなっている。

そして、私はそのような‘ありかた’に耐えられないのだ。

私はそうありたくはない。悲しみ、苦痛、恐怖や暴力を報道するのに疲れた。絶え間ない破壊や破綻の映画を撮ったり、写真を撮ったりするのには、もう疲れた。

2017年の最後にこれを書いているのは、それが理由だ。おそらく、これはも、何か非人間的で、不必要なものが起きるのを止めるためのもう一つの無駄な努力かも知れない。

主流マスコミや、学界や‘文化’が作り出す似非現実を突き破るのは、おそらくほとんど不可能だろう。あるいは、不可能ではないのかも知れない。人生の何事も本当に‘不可能’ではないと信じているので、‘決して遅過ぎることはない’と本当に信じている。

2018年、お目出度う!

世界は全く違っていて、聞かされているより、実際にはずっとずっと美しく多様だということをお知らせさせて頂きたい。今は炎に包まれている場所の大半さえ美しいのだ。そして、もし平和のままにしておけば、こうした人々は繁栄するのだ。

世界は、そのために戦うに値する。世界は守るに値する。

世界を略奪し、奴隷化しようとし続けている連中が流布する“ニュース”や“情報”を決して信じてはならない。ご自分で直接見て、聞いたこと、感じたことだけを信じよう。もし、そういう人々を見つけ出せたら、この世界を愛している人を信じよう。自身の感覚を、自分の内在的論理を、自分の感情を信じよう。

ご自分の目で見るまで、本当に確信するまで、その人々と話すまで、彼らが言っていることを本当に理解するまで、地球上のどこであれ、いかなる外国への爆撃や、経済制裁に賛成投票してはならない。テレビだけ眺めた後で判断や結論を出してはいけない。お忘れなく。似非現実は人を殺すのだ! そして、それは、あなたをその殺戮に参加させたがっているのだ。

行って頂きたい! 発見して頂きたい! ご自分で見て頂きたい。シリア、北朝鮮、アフガニスタン、イラン、イラク、ベネズエラ、ロシア、中国、南アフリカ、キューバやエリトリアで - そして世界丸ごと、奴隷に貶め、こうした“他者”全員に、仕えられ、供給されるごく僅かな超裕福国家だけで構成される、徹底的に凡庸なものにすることを夢想している連中残忍な扱いを受け、破壊された何百もの他の素晴らしい場所で、少なくとも皆様の何人かとはお会いしたいと思う。

世界を自分の目で見た後、それを理解した後、皆様は私に同意されるのはほぼ確実だと考えている。現時点で、この地球上には二つの平行現実が存在している。一つは、本当の人間の生活や物語でできており、もう一つは、世界のただ些細で、巧妙に操作された解釈だ。(本物の)現実は進歩や思いやりや楽観や調和を熱望している。もう一つ(偽もの)は、常に不確実さや無主義や破壊や絶望を広めている。

連中が“偽ニュース”と呼ぶもののみならず、まるごとが、既存支配体制が作り出し、ヘルメットを被り、防弾チョッキを着て、4WDに乗り、目立つ「報道」記章を付けた男女が支えている‘偽現実’なのだ。

繰り返そう。2018年、新年お目出度う!

世界発見、お目出度う!

貴重な我が地球の生存のための戦い、お目出度う!

2018年は、決定的な年だ。ヒューマニズムと、あの美女が‘本当の現実’と呼んだものが生き延び、優勢となり、勝利するよう全員で協力しよう。

アンドレ・ヴルチェクは、哲学者、作家、映画制作者、調査ジャーナリスト。『Vltchek’s World in Word and Images』の制作者。革命小説『Aurora』や他の何冊かのの著者。最新刊は『The Great October Socialist Revolution』 これはオンライン誌“New Eastern Outlook”への独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2017/12/29/new-year-s-message-and-warning-from-a-war-correspondent/
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相撲世界のおかしな処分結果、立川志らく氏の意見に賛成。

ともあれ、

独立した仕事をして、ウソを繰り返したり、主流派の命令を聞くのを拒んだりして、欧米や、その同盟国や‘属国’の利益に反することをすれば、資金援助は皆無で、何の保護もなく、全く何の特典もない可能性が高い。

これから、下記を拝読する。

日刊IWJガイド「明日1月7日は脳科学者・茂木健一郎氏に岩上安身がインタビュー!メディアの操作性、お笑いや大衆歌謡まで動員する戦時プロパガンダの問題にはじまり、起業家イーロン・マスク氏の『スペースX』、AIや怪しい『シンギュラリティ』の謎まで、盛りだくさんの内容!/ダウンタウン浜田雅功氏のブラックフェイス芸に賛否の議論拡大!BBCやNYTimesも注目!タレント・ベッキーへの『禊』タイキックはいじめを助長!?」2018.1.6日号~No.1940号~

2017年12月30日 (土)

モスクワにおけるボリス・ジョンソンのパニック: 腐敗しつつある帝国の苦しみ

Andre Vltchek
2017年12月26日

全てが実に醜悪で、攻撃的で、明白に無作法なことが多かった。イギリス外務大臣のモスクワ公式訪問前と訪問中の振る舞い方のことだ。

ジョンソン外務大臣は、ロシアは“閉鎖的で、意地悪く、軍国主義で、反民主的”だと言い、“事は支障なく運ぶ”ことはあり得ないと結論づけた。

イギリスが一体何者になっているのか彼は説明しなかったし、ロシア側は説明するには余りに礼儀正しすぎた。

“事は支障なく運ぶ”ことはなかった。

過去数週間、イギリスとアメリカ両国の振る舞い方は、益々、育ちの悪いイタリア田舎マフィア幹部連中に似始めている。“俺たちの言う通りにしろ、さもないと目に指を突っ込むぞ… あるいは脚をへし折るぞ… または、たぶん、お前の娘を誘拐するぞ。”

ワシントンにも、ロンドンにも、他の幾つかの帝国‘属州の首都’にも、羞恥心は全く残されていないように見える。侮辱は侮辱の上に積みあがり、世界中のあらゆる場所に流される。ウソはぬけぬけと流布され、奇怪な欺瞞とでっちあげが見事な速度で作り出されている。

帝国が平静さを失い、怖じ気づいているのは明らかだ。世界支配や、至る所で一体何が真実として受け入れられるべきかを独占的に決定することが出来なくなるのを恐れているのだ。

恥知らずの新植民地主義悪漢どもに、どれほど操作され、残忍な仕打ちを受けているのかを、世界が理解すればするほど、帝国は、間接的ながら、また時に単刀直入に、益々国際社会に向かって言うようになる。“我々の権益こそ重要なのだ! 行儀良く、従え、さもないと、お前を粉々にし、餓死させ、侵略し、お前たちの国を血まみれにしてやる”。

もちろん何ら目新しいものではない。欧米はこうしたこと全てを何十年も、何世紀もやってきたのだ。何億人ものアジア人、アフリカ人、南米人、中東人やロシア人が、その過程で命を失った。全ての非白人大陸は占領され、略奪され、奴隷にされた。一つの例外も無しに全て。しかし、これは常に“犠牲者のためになるように”、あるいは“彼らを保護するため”(欧米自身から守るという可能性が最も高い)に行われた。

イギリス人は‘臣民の’頭脳を操る術で先頭に立っていた。 連中のプロパガンダは、往々にして、洗練され、効果的で、時には‘冴えている’とさえ言うむきがあったほどだった。第二次世界大戦終了から数十年間、いかに優雅にウソをつき、野蛮に強奪されている国々の人々にさえ、自分たちは実際救われ、ちやほやされていると思い込ませ、おとなしく、うやうやしく宗主国を愛させるかを、北米とオーストラリアの子孫に連中は教え込んできた。

今や仮面は剥がれ落ち、帝国主義の醜く壊疽にかかった顔ははっきりさらけ出されている。イギリスは上品に振る舞っている気分どころではないのだ。イギリスは残忍だ。 イギリスは常に残忍だった。今やイギリスは、とうとう率直になった。

それは実に恐るべきものだが、欧米が突然それほど明快に振る舞っているのは良いことで、実に重要なことでもある。

*****

ジョンソン外務大臣は、ロシアを一体何で非難しているのだろう? 欧米やサウジアラビアやカタールが支援したテロ集団連中からシリアを解放したことだろうか? 何世紀にもわたり、人類史上最も強力で、冷酷で、最も欺瞞的な植民地主義帝国の外務大臣に、他に一体何が期待できようか? ジョンソン外務大臣は、虐げられた人々の解放者に感謝するつもりなど決してないのだろう。

ボリス・ジョンソンへの公開書簡で、イギリス人作家でジャーナリストのニール・クラークはこう書いている。

4月、あなたは予定されていたモスクワ訪問を取りやめ、代わりに、G7会談に出かけ、ウラジーミル・プーチンはアサドを支援することで“自分のイメージを悪くしている”と言って、他の国々に対ロシア(とシリア)の新経済制裁を検討するよう強く促した。

しかし、もしロシアがシリア政府を支援していなければ、ISIS/アルカイダ諸派がおそらくシリア丸ごと支配していただろう。あなたはそれを望んでいたのだろうか?

もちろん、そうだったのだ! 混乱は多ければ多いほど良いのだ!

イギリスは、中東至る所で、しかも何世紀も、目的のために手段を選ばない実に残虐なゲームを演じており、パレスチナで、現在のイラクとクウェートで、そして多くの他の地域で、それをやり続けている。彼らを爆撃し、生きながら焼き、彼らからあらゆるもの、土地さえ奪うために、ロイド・ジョージ首相の豊富な語録を借用すれば“黒人を爆撃する”権利を留保しておくことだった。イギリスは、ムハンマド・イブン・アブドゥルワッハーブのような親しい仲間や同盟者と共に、現地住民を恐れさせ、イギリスの商業的権益と植民地主義権益に服従させ続けるためのイスラム教で最も保守的な宗派を作り出すのに成功した。

何億人もの死者や、獣のように狩られ、アメリカに奴隷として送られた何千万人もの人々への責任がある国が世界を判断し、何が‘自由’で、何が‘民主的’でなく、何が専制的で、何が真実で、何が間違いだやら‘偽’であるかまで決める権利を留保しているのだ。

‘偽ニュース’というのは崩壊しつつある妄想的欧米政権の最新発明だ!

成功し、得るところの多い得るところの多いRT (ロシア・トゥデイ)国際テレビを含む、ほとんど全ての‘代替メディア’を、帝国は今や追い詰めつつある。これを想起し理解することが重要だ。世界中に教化情報を流布してよいのは公式欧米放送局と報道機関だけなのだ。‘対抗宣伝’(あるいは知的解毒剤とでも呼ぶべきか)を放送したり、印刷したりすることは大罪と見なされ、しかるべく罰せられる。RTは、少なくともワシントンとロンドンにおいては、今や‘工作員’の巣として描かれている。

*****

シリアの都市アレッポが解放一周年を祝う中、感謝する市民たちは、彼らの国を解放するために血を流したロシア兵の肖像を、厳かに沈黙して掲げていた。

誰が戦争を始めたのか、そして誰が彼らを救援するためにやって来たのか、シリア国民は知っており、はっきり理解している。

ボリス・ジョンソンは好きなだけロシアを侮辱することができるが、一つだけ彼が否定できないことがある。イラクであれアフガニスタンであれ、シリアやリビアやイエメンであれ、イギリス兵士の肖像を掲げる男性、女性や子供は皆無だ。

イエメンでは、イギリスは平和を語るが、威嚇し、何千人もの無防備なイエメンの一般市民を殺害するのに使われる、既に甚だしいサウジアラビア兵器備蓄を更に強化する爆弾を製造しているのだ。

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は世界の幾つかの場所でイギリス軍によって行われている人類に対する犯罪については何も言わなかった。彼は何か言うべきだったと私は思う、彼は多くを語るべきだったと私は思うが、ラブロフ外務大臣は経験豊富な外交官で、何が適切で、何が効果的で、何が非生産的なのか重々承知している。

*****

そう、帝国は明らかにパニック状態だ。

帝国はあらゆるものを恐れている。世界中の世論 、アジア大陸中で大人気となっている中国の壮大な新シルク・ロード構想、中露同盟、特にアジアの元同盟諸国における沈黙の反乱、否定しようもないほど増大しつつある敵諸国の経済力、新たな‘代替メディア’、暗闇の中どこかで失った自分の尻尾さえも。

長年、帝国にとって世界を支配する一つの効果的な方法は、植民地の人々や、ヨーロッパや北米で暮らす自国民さえ‘なだめて’動けなくするため、冷笑と虚無主義を広めることだった。今やこの戦略は逆噴射しつつある。イギリスと北米の国民は全く受け身で、国際主義者や左翼の理想のために戦うのを嫌がるのみならず、彼らは自分たちの支配者や政権にも感銘を受けず、嫌悪さえしている。そう、彼らの大半はロシアや中国やベネズエラなどの国々に対して冷淡だが、彼らは大企業中心主義や資本主義や欧米の国内、外交政策にも冷淡のだ。彼らは何ごとも本気でやろうとはしない。連中は何も信じていない。彼らはごく僅かなことしか信じていない。

帝国にとって、ボリス・ジョンソンなどの連中は極めて有用な道化師だ。彼らは大衆に低俗な娯楽を提供し、しかも連中は非の打ち所のない上流階級の英語アクセント(BBC風)で語る。連中はplay dirty、敵を中傷し、屈辱を与えようとして。連中は、今やついに自立し、違っているための権利のために戦う用意ができている犠牲者に屈辱を与えて、帝国主義者や白人至上主義者政権の自尊心を取り戻そうとしているのだ。

ジョンソン外務大臣のような連中は現実をひっくり返すが、それは全て‘自然に’、子供じみた、ほとんど罪のない笑顔で演じられる。実際は、この下手な芝居全てに罪のないものなど皆無だ。全て完全に、全て極めて本格的に振り付けられている。

*****

帝国は腐敗しつつあり悶え苦しんでいる。帝国はパニックになっている。帝国は命懸けで戦っているのだ。

平和は危険なのだ。もし世界が平和であれば、欧米帝国が瞬時に敗北するだろうことは確実だ。社会的、道徳的、創造的、そして経済的側面においてさえ敗北するはずだ。

帝国が世界中至る所で、混乱や恐怖や戦争や恒久的紛争や反目を広めているのは、それが理由だ。シリアやアフガニスタン、リビア、アフリカの至る所、東南アジアの各所、イラン、中米と南米、オセアニアのちっぽけな国においてさえ。

帝国は北朝鮮を刺激し、挑発し、欧米のテロと蛮行によって既に散々苦しめられているロシアや中国 やイランなどの国々を侮辱している。

帝国はパレスチナを支持している国々(UNESCOなど一部国際機関さえ)を威嚇している。

本質的に、自分たちの生き方、自分たちの文化、自分たちの経済・社会体制で生きようとしている人々全員を苛めているのだ。欧米諸国の高尚な生活を維持するため自国民や資源を略奪するのを拒否する国々を懲らしめている。政権を打倒し個人を殺害している。

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モスクワで、イギリス外務大臣ボリス・ジョンソンは自ら笑い物になった。やり遂げたのだ! まぎれもない彼の骨なしクラゲ風な手口で、欧米帝国主義と植民地主義に対して何世紀か断固として戦い、何度となく、既に世界を救うのに成功した国に屈辱を与えようと試みたが、失敗した。

ジョンソン外務大臣は、古ぼけた、むしろ、むかつくような手口を使った。悪意と優越感を抱いて、白人のように見えるが、本質的にはアジア人の人々に向かって‘自分の立場をわきまえろ’と説教し、侮辱し、叱責しようと、ロシアを訪問したのだ。

だが今は2017年で、1990年ではない。ロンドンはもはや宇宙の中心ではなく、混乱した、むしろ攻撃的で、益々行儀の悪くなる国の首都に過ぎない。

イギリスのブルドッグはモスクワに行った。率直に言って、もはやブルドッグにすら見えなかった。全く奇妙に見えた。もうろうとした精神錯乱状態だ。吠えに吠えたのだが、ロシアの熊は落ち着いて平静を保っていた。両者のいずれが優位に立っているのか、そして誰が挑発していて、誰が戦いを拒否しているのかは明らかだった。両者のいずれが本当に怯えているのかも明らかだった。

しかも、どの国々が過去に属し、どの国々が将来に属しているのかも明らかだ!

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2017/12/26/panic-of-boris-johnson-in-moscow-agony-of-rotting-empire/
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彼のロシア訪問、大本営広報部は報じたのだろうか?属国民は、北朝鮮ミサイルと相撲スキャンダルだけ知らされていれば良いのだろう。

世界中に教化情報を流布してよいのは公式欧米(そして日本の)放送局と報道機関だけなのだ。

無視していた「一帯一路」にすりよる傀儡政権。どういう理由で方針転換したのか、大本営広報部は追求しない。そのうちAIIBにも宗主国ともども加わるのだろうか?

日刊IWJガイド・ウィークエンド版「だから言わんこっちゃない!大騒ぎしていた『中国包囲網』から一転して中国すり寄りの安倍政権!~自民党・二階俊博幹事長が習近平国家主席提唱の経済圏構想『一帯一路』への協力姿勢を強調/間もなくIWJ特報を発行!拓殖大学・関良基准教授のインタビュー「『長州レジーム』から日本を取り戻せ! 歴史の闇に葬られた幕末の思想家・赤松小三郎の夢と明治維新の闇」シリーズ最終回をお届け!/本日17時から前川喜平・前文科事務次官ロングインタビュー、豊臣秀吉の朝鮮出兵で連行された陶工の末裔『十五代目・沈壽官(ちんじゅかん)氏インタビュー後編』は21時開始」2017.12.30号~No.1933号~

関良基准教授の著書『赤松小三郎ともう一つの明治維新――テロに葬られた立憲主義の夢』目から鱗だった。明治150年の洗脳キャンペーンが始まる中、本書は必読。関良基IWJインタビューも必見。

購入した本、知人に差し上げて好評だった。再読したくて、最近また購入した。四刷だった。もちろん大本営広報部書評には決してのらず、口コミだけで広まっているのだろうと想像する。

年末年始、大本営広報部の洗脳痴呆番組はやめて、得るところの多いIWJインタビューをまとめて拝見しようと思う。

2017年10月20日 (金)

‘独立’について: カタルーニャ、クルディスタン、北朝鮮と中南米

アンドレ・ヴルチェクとアレッサンドロ・ビアンキ

イタリアの政治誌Anti-Diplomatico編集長アレッサンドロ・ビアンキによるアンドレ・ヴルチェク・インタビュー

2017年10月15日

1) アレッサンドロ・ビアンキ: 人々の自決と、国境と国家主権の尊重。これは国際法にとって、最も複雑な問題です。カタルーニャの場合は、どのように説明できるでしょう?

アンドレ・ヴルチェク: 個人的には、小さな国が、自らの国を作ろうとすること、特に欧米で、‘独立’の実現後、NATOや欧州連合のような、世界中を抑圧し、略奪している同盟内に残る:であろうようなものには、余り熱心ではありません。

偉大な国家ユーゴスラビアを小さな国々に分裂させたのは、明らかに、欧米、特にドイツとオーストリアによる敵対的な悪意の計画でした。いわゆる“ベルベット革命”後のチェコスロバキア解体は全くの愚行でした。

しかし、カタルーニャ(あるいは、バスク)は、もし独立すれば、ヨーロッパの最も豊かな場所の一つになるでしょう。世界に対して、大きな積極的、あるいは否定的な影響があるとは思いません。国際主義者として、スペインから独立しようとしまいと、あるいは彼らが、これまで以上に裕福になろうが、実際気にしておらず、アフガニスタン、ベネズエラや北朝鮮のような場所で起きていることにずっと関心があるのです。

一方、住民投票後、カタルーニャでのスペインの振る舞い方は、全くの不面目です。インドネシア人がパプア人を何十年も扱ってきたやり方と同じように、カタルーニャ人を扱うと連中は決めたのです。もし、これが続けば、後戻りできない局面に至るでしょう。和解は不可能になるでしょう。自分の国が欲しいと言っただけで、女性に性的ハラスメントを始めておいて、指を一本ずつ、外させることはできません。単にマドリッドから支配されたくないだけの何百人もの無辜の人々を怪我させてはいけません。これはばかげていて、全くうんざりします! もちろん、スペインは、今中南米と呼ばれている場所のあらゆるところで、ホロコーストをしばしば行ったのですから、これは‘血統’でしょう。カタルーニャ人は、自分たちがそういうことをされるのを許しはしないだろうと思います。

スペイン憲法についてはどうでしょう? 憲法には、何も神聖なものなどないはずです。欧米では、憲法は支配階級の権益を守るべく書かれたのです。時代遅れになったら、調節すべきか、完全に書き換えるべきなのです。カタルーニャ人やバスク人が独立したいのなら、もし彼らがそれを本当に望んでいたら、彼らにとってそれほど重要であれば、そうさせるべきでしょう。スペインは‘人民の国’ではありません。圧制的な欧米のいじめっ子の一つです。ボリビアや中国の一部が分離独立しようとした場合、私の立場は全く違うでしょう。

2) AB: 異なる状況、異なる現実ということですね。今の時期、世界中が懸念しているもう一つの問題に、この地域での新たな今にも爆発しかねない起爆装置になる可能性があるイラク・クルディスタンの住民投票があります。誰かが言っているように、中東の新たなイスラエルになるのでしょうか?

AV: ええ、これは実に極めて深刻な問題です。イラクのクルド人自治区で既に二度、モスル‘国境’でも仕事をしたことがありますが、あそこで見たもの全て実にひどいものです!

あきらかに、欧米と、トルコと、ある程度、イスラエルの‘属’国です。臆面もなく資本主義者で、莫大な量の石油を汲み上げ、精製するためだけに、国民から土地を取り上げ、騙しています。シリア難民を動物のように扱っていて、反アサド発言をするよう強制しています。古都アルビルを、公共のものが一切皆無の奇怪なショッピングモールに変えつつあります。あそこの軍幹部は、主に/イギリスに訓練され、教化されています。そして連中は、常にバグダッドを挑発しています。

あそこで目にしたものは大嫌いです。もしイラク・クルド人が‘独立’を認められるようなことがあれば、地域に対する影響は非常に大きく、確実に否定的なものです。武力紛争という代償を払ってでも、バグダッドはこれを許すべきではありません。

3) AB: 目下の問題です。北朝鮮での核のエスカレーションと朝鮮半島における戦争のエスカレーションの可能性です。金の戦略についてのご意見と、本当のリスクは何なのでしょう?

AV: 本当の‘リスク’と危険は一つしかありません。殺し屋のような欧米政権は何をやってもただで済むという、避けられない事実を、世界は素早く受け入れつつあります。他に世界が直面している深刻な問題はないと思います。

金の戦略は何でしょう? あらゆる手段で、既に朝鮮の何百万人もの男女や子供を殺害した残忍な勢力から国民を守ることです。この残忍な勢力は、欧米とその同盟諸国です。実に簡単ことで、進んでBBCを消して、自分自身の頭脳を使うだけで、それは‘明らかになります’。

4) AB: 多くの人々によれば、国がイラクやリビアのような結末になるのを益々恐れているので、平壌にとって、核爆弾は益々極めて重要になっています。国連経済制裁は、このエスカレーションを煽るだけなので、全く効果がなく、逆効果と思われませんか?

AV: もちろん、でも[経済制裁]は依然犠牲者に課されているのです! ほとんど誰も欧米の扇動政治家や独裁者連中に面と向かって笑い飛ばそうとしないためです。は、第二次世界大戦中に、ナチス・ドイツやイタリアや日本に占領された地域に似ています。そこでは、ファシズムの犠牲者を守って自立しようと投票しようとする人は誰もいませんでした。

5) AB: アメリカ科学者連盟(FAS)は、2017年、北朝鮮は、発射可能と思われるものは皆無だと強く想像されるとは言え“10から20発の核弾頭が製造可能な核分裂性物質”を持っていると推計しています。アメリカは6,800発の核弾頭を持っています。フランスとイギリス (それぞれ、300発と215発)を含め、NATOの核部隊には7,315の核弾頭があり、そのうち2,200発は発射可能な状態で、対照的に、ロシアが保有する7,000発中、1,950発が発射可能な状態です。中国 (270)、パキスタン(120-130)、インド(110-120)、そしてイスラエル(80)で、核弾頭総数は、推計で約15,000発です。欧米は、脅かされていると感じる国々とのエスカレーションを引き起こすことができる核の寡占状態で、そうして威嚇された国々が、核を手に入れようとするのです。主流マスコミでそう見えているように、北朝鮮が世界に対する唯一の核の脅威源でしょうか?

AV: もちろん、北朝鮮は全く脅威ではありません。これについては既に無数のテレビ放映されたインタビューでお話しています。私は北朝鮮に行き、人々とも話しました。現地では、誰も戦争を望んでいません。北朝鮮の人々は独立のために大変な犠牲を払っています 。北朝鮮の一般市民は、トンネル中で欧米軍隊により、無慈悲に殺害されました。北朝鮮の女性は残虐に強姦され、村や町丸ごとなぎ倒されたり、焼かれて灰にされたりしました。こうした全て欧米では決して論じられませんが、北朝鮮の人々は覚えています。

今、全く恥知らずのイギリス・プロパガンダが、世界中の人々を、戦争の‘必然性’で‘準備’しています。もし、この時代に誰かが、アメリカ合州国が唯一の容疑者だといまだに信じているとすれば、その人はおそらく、どこか深い孤立した塹壕か洞窟に暮らしているのです。教化と洗脳は、主に‘ヨーロッパ製’設計で、最も明らかなのは、大半の人々が既に合理的に考える能力を失っているイギリス製です。イギリス植民地主義者のプロパガンダ機構は、とんでもなく邪悪ですが、戦略的には、実に見事なものです! これは何世紀も利用され、亜大陸、アフリカや至る所の犠牲者たちの頭脳を‘プログラム’することさえ成功しています。

もちろん、あなたが挙げた数値は正しく、こうて起きているあらゆることが全くばかばかしいのです! しかし人々は絶えず、北朝鮮は世界にとって本当の危険なのだと言われています。ソ連、中国、キューバ、イラク、アフガニスタンや他の多くの国々についても同じことが言われました。こうした国々の多くは既に破壊されています。

北朝鮮の罪は、降伏を、ひざまずくのを、国民を犠牲にするのを拒否していることです。奴隷になるのを拒否しているのです。ヨーロッパの、そして後にアメリカの植民地主義が、そうした公然たる抵抗を、何世紀も最も残虐な手口で罰してきました。欧米文化は、結局、奴隷制に基づいており、その上に構築されているのです。絶対の服従、無条件服従を要求するのです。

もし北朝鮮が攻撃されたら、反撃すべきです! 北朝鮮は反撃するでしょう。

6) AB: 国連は重要な核兵器禁止条約を7月に採択しました。国連は良く利用されています(違うやり方、違う国々で): この条約は、アメリカ核兵器を配備したNATO加盟諸国(イタリアを含む)を含め全ての核保有国に無視されました。NATOは加盟諸国が批准するのを禁じています。サダムやカダフィのような結末にならないために、抑止力を求めようとする国々に対して、欧米は倫理的な態度を維持できるでしょうか?

AV: 欧米は、どこかの都市を侵略するのに成功し、あらゆる動くものを強姦し、センターを燃やし、家や店を略奪し、更にあらゆる主要思想家や擁護者たちを処刑する山賊の大群のようなものです。数日後、誰かが果物屋台からバナナを一房盗みます。すると、連中は彼を捕まえ、裁判にかけ、自分たちが道徳的に全く高潔だと感じるのです。全て実に滑稽です! しかし、そういう風にものを見るようには期待されていません!

7) AB: ロシアと中国(イラン、ベネズエラや他の多くの国々とともに)お互いのやりとりで、脱ドル化を強化しています。これは国際金融に影響を与えられるドルの漸進的な弱体化を構想しているのでしょうか、そして、その地政学的影響は一体何でしょう?

AV: ええ、その通りです! ですから、あなたは、それに関して、本物の反体制派で、元世界銀行エコノミストで、今では実際多くの国々に脱ドル化について助言している私の友人、ピーター・ケーニッヒと話をすべきです。

もはや、米ドルは使用すべきではありません。欧米組織は無視すべきです。全く新たな構造が作り上げられるべきで、現在作られつつあります。中国とロシアが、もちろん、先頭に立っています。こうしたこと全て、極めて重要で、近い将来に世界を変えるかも知れません。

8) AB: ベネズエラは、憲法制定会議を招集して、反政府派のクーデターの企みを阻止しました。ブラジルでは、世論調査ではルーラが人気で、アルゼンチンでは元大統領クリスチーナ・フェルナンデスが国民の強い支持で、上院に復活しました。ですから、主流マスコミが長年言っているような、進歩的なサイクルの終わりではなかったのですね?

AV: もちろん、終わりだったわけではありません! 公正で平等主義社会で暮らしたいというラテン・アメリカ人の願いは非常に強力です。一夜で破壊されたりはしません。

アルゼンチンとブラジルでは深刻な挫折がありました。そして、ベネズエラは、外国から支援されている恥知らずの自国のエリート連中によって打ち壊され、大変苦しんでいます。それでも、この国はまだ頑張っています。

ブラジルで、テメルは実に不評です。彼の‘憲法クーデター’は間もなく逆噴射します。PTは復活します。かつての形なり、新しい形なりで。しかも、これまで以上に強力になるでしょう。アルゼンチンも同様です。あらゆるマスコミの操作、プロパガンダや恥知らずのウソにもかかわらず、人々は既に騙されたことに気がついています。彼らは多少の良識を取り戻したがっていて、彼らは社会主義と誇りと希望を望んでいます! 彼らは本当の独立を望んでいるのです。

二週間後に、南米に戻ります。私のエッセイ本が、間もなくLOMから出版されますが、LOMは、チリでとても重要な左翼出版社です。最近私は南米に良く行きます。人々が欧米帝国主義と、その追従者連中と戦っている最前線、戦場の一つなのです!

今はとても重要で、魅力的な時期です!ロシアでの1917年“10月社会主義革命”に関する最新作を刊行したばかりです。その遺産は、歴史上のどの時期より、今こそ意味があるのです。それは国際主義を生み出しましたが、国際主義は、今でも世界を救える唯一の運動で、欧米のニヒリズムと、そのあつかましくも身勝手な地球略奪を打ち破れるのです!

アンドレ・ヴルチェクは、哲学者、作家、映画制作者、調査ジャーナリスト。彼は、何十もの国々における、戦争と紛争を報じてきた。彼の最新書籍三冊は、革命小説『Aurora』と二冊のベストセラー政治ノンフィクション『帝国の嘘を暴露する』『欧米帝国主義と闘う』。彼の他の著書をここで見る。ヴルチェクは、teleSURと、Al-Mayadeen向けの映画を制作している。ルワンダとコンゴ民主共和国についての画期的ドキュメンタリー『ルワンダ・ギャンビット』を見る。長年、中南米、アフリカ、オセアニアで暮らした後、ヴルチェクは現在、東アジアと中東で暮らし、世界中で働いている。ウェブサイトかツイッターで連絡できる。

記事原文のurl:https://www.globalresearch.ca/on-independence-catalonia-kurdistan-north-korea-and-latin-america/5613046
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今回の選挙、‘独立’についての選挙では?宗主国の侵略戦争についてゆくため憲法を破壊するか、ついてゆかないため憲法を破壊しないか。

国難男、「この国を守ると」いうが、やっていることは「宗主国を守る」

シールズ、北朝鮮侵入を想定し洋上訓練か 米韓演習参加

宗主国ヘリコプターは墜落しても、すぐさま訓練再開。傀儡は文句を言えず、言わない。

傀儡与党や、絶望だかの与党が、合計三分の二以上を占めれば、憲法を破壊し、原発を稼働したまま、宗主国の侵略戦争におつきあいすることになる。大本営広報部は、そうした話題はほとんど報じないで、キャスターが平然と「選択がむずかし選挙」などとのたまう。それがお仕事。

今日の日刊IWJガイドの見出し

日刊IWJガイド「選挙戦終盤にして希望の党から旧民進党候補者たちが続々『造反』の動き! IWJは『造反組』を直撃取材!/本日15時からは、原発問題に取り組んできたノンフィクション作家・広瀬隆氏に岩上さんがインタビュー! 原発を抱えたまま戦争に突き進む恐怖に迫る!」2017.10.20日号~No.1862号~

2017年10月16日 (月)

東南アジアにおける欧米プロパガンダ - 本物の“サクセス・ストーリー”

Andre Vltchek
2017年9月25日
New Eastern Outlook

全てが実にあつかましい形でおこなわれている。世界のこの場所にいない人々には、これほど‘完璧な’設計など到底想像できまい。

所属クラブに、私の場合はタイ外国人記者クラブ(FCCT)に入るやいなや、洗脳の長い腕が伸びて来る。

居心地の良い長椅子に座るとすぐ、しっかり世話をしてくれる。一体何を考え、考え方をいかに形成し、変更するか、指示され、命令されるのだ。

時折、中国における“腐敗と不品行”に関する映画を見せられる。とりわけフィリピンの反欧米大統領を中傷するような公開討論に参加するよう奨励される。

最近のことではあるが、中東、特にシリアも、注目を浴びるようになった。

もちろん、FCCTのような場所で提供されるほぼ全て、欧米の見解というか、より正確には保守派から‘リベラル’に至るまでの一連の欧米の見解だ。クラブはアジアでも東南アジアの中心にありながら、欧米の思考方法に熟達したごく少数のタイ人を除いて、きわめて少数のアジア人しか招かれない。あるいは、ダライ・ラマのような欧米の代理人、もちろん、このような人々は何時でも大歓迎だ! ‘反対側’の話をきくことなどあきらめて頂きたい- 中国本土からの共産主義思想家や作家、フィリピンの親ドゥテルテ派の学者や活動家のような講演者たちに出くわすことは決してない。

FCCTで見受けられるタイ人の大半は、実際、欧米主要マスコミの権威者に支援業務を提供する人々だ。通訳、フィクサー、ウエーターや数人の業務担当者だ。

ここは、アジア人が欧米人に、アジアに関して講義をする場ではない。ここは、欧米人がアジア人に、概して、どのように考えるべきか、とりわけ、自分たちの国について何を考えるべきかを教える場なのだ。

FCCTと同じ階の絨毯を敷いた狭い廊下の先には、BBC、NBCや、いくつかの他の主要欧米マスコミ事務所がある。バンコクの‘ペントハウス’マニヤー・センター・ビルディングは、実際、自給自足可能なプロパガンダ総合施設なのだ。

そして今晩、シリア国境からわずか数キロの場所で、約80,000人の難民を収容しているヨルダン’の巨大なザータリ難民キャンプに関する「サラーム・隣人」と題するアメリカ・ドキュメンタリー映画の無料上映(我々のような会員向けに)が行われる。

FCCTのビラには、あからさまに、こうある。“在バンコク・アメリカ大使館とアメリカ・フィルム・ショーケースの協力“

アメリカ大使館職員が映画を紹介する。(あからさまに)アメリカ国務省が後援している映画だ。

FCCTは混雑している。皆ビールを飲んでいる。冒頭のあらゆる演説に、人々は従順に拍手する。帝国の外務省が東南アジアでも最も重要な都市の外国人記者クラブで催しを主催する皮肉には誰も気がついてないように見える。冗談が飛び交うこともなく、風刺は皆無だ。欧米マスコミ連中は、きちんとしつけられている。オリバー・ストーンの“サルバドル”など期待してはならない - 全く違う時代のものなのだ。

生ぬるい当惑に満ちている。ここでは激烈なイデオロギー対決を目にすることは決してない。人は場所をわきまえている。彼らは、一体何を言うべきか、どう振る舞うべきかを十分承知している。しかし最も重要なのは、連中が何を書くべきかを知っていることだ。

*

映画は短く、わずか75分ほどで、実際はなから分かりきっていた。全く酷いというものではない。映画技法は立派で、おそらく、ごく僅かな事実しか提示していないせいで、事実上の間違いは非常に少ない。映画制作者たちは‘政治的に正しい’のだ。連中は時に、特に難民の子供たちとやりとりする際、感情を抑えきれず涙ぐむ。

“キャンプ住民は我々に心を開き、家も見せてくれた”などの陳腐なきまり文句に満ちている。

だがFCCTのあらゆる場所にあるモニター画面に冷ややかに規則的に現れる、いくつか当然予想できる場面もあった。たとえばこういうものだ。子供たちは暴力的な戦争ビデオ・ゲームで遊んでいる。ある子供が突然こう言う。

“ああ、これはアサド政権の旗だ… この人たちが僕に弾や武器をくれるんだ。”

ソフトで‘善意で’うまく撮影されたプロパガンダを吹き込まれたのだ。シリア戦争における欧米の重要で、恐ろしい役割に関して、一言たりとも発せられない。ザータリ難民んキャンプが、最も過激な親欧米、親湾岸諸国テロ組織の訓練キャンプの一つであることに一言も触れない。

映画が終わった後、Q/Aコーナーにも参加することにした。

アメリカ納税者の負担でタイまでやってきた二人の映画監督を、いささか皮肉に称賛した。私もケニヤ-ソマリア国境の悪名高い残虐なダダーブも含め、難民キャンプ内で何本か映画を撮ったと言った。そこで、私は単刀直入に聞いた。

“シリア難民は一方の側だけの話ししかすることが許されていないのはご存じですか? 私はザータリ難民キャンプを良く知っています。そこでは、イラクのクルド地域にあるシリア難民キャンプ同様、シリア人はふるいにかけられ、アサド大統領に反対だと言わない限り、対応してもらえず、支援を得られないのです。”

練達の欧米プロパガンダ制作者の当惑した顔が私をじっと見据えた。アメリカ大使館官僚連中は冷静さを保っている。連中はプロで、うろたえるようなことはまずない。

だがマスコミ連中は憤慨した。ロシア語なまりを誇張して、私が映画を制作している放送局の一つとして南米のテレスールの名前をあげた。よく言うよ。何と身の程知らず。非欧米人が、欧米の世論を形成する連中に、世界について説教を垂れるとは!

私はこう結論づけた。

“大半のシリア難民はシリア政府から逃れているのではありません。彼らは欧米や湾岸やあちこちの同盟諸国が始め、支持している戦争の恐怖から逃れているのです。”

沈黙は完璧になった。

すると、上流中産階級出身で、欧米で育ったことが明らかな現地タイ人の若い女性がマイクに近づき、可愛らしく笑いながら言った。

“ザータリ・キャンプを来年早々訪問したいと思います。中東については何も知らないので、なぜだかわかりませんが… 難民に何かできるかもしれませんね? 私は何かを学べるかも知れません?”

“何枚か自取りを撮影するかも”と私は思った。

すぐに私は気分が悪くなり、文字通り、そこから逃げ出した。

*

東南アジア丸ごとが、欧米や日本の親欧米プロパガンダという、きつい拘束衣に閉じ込められているのだ。とは言え主要マスコミや、連中が欧米プロパガンダを流布する手口が、拘束衣が機能する仕方の唯一の例というわけではない。

ほぼ全ての真面目な大手書店(少なくとも英語本を販売している店)は、日本の巨大書店、紀伊国屋に、既に‘打ち負かされている’。東南アジアにおいて、書籍販売における紀伊国屋は、食品小売りにおけるカルフールにあたる。インドネシア、マレーシア、タイとシンガポールで営業しており、店舗は上品で、洗練されている。だが何か売れ筋の本を買いたいのでない限り、棚に見る(見つからない)ものに失望し、衝撃さえ受けるかも知れない。

こうした書店で、ノーベル文学賞受賞者のスヴェトラーナ・アレクシェェヴィッチ作品などの何百冊もの酷い反ソ連プロパガンダ本を見つけられるのは言うまでもない。だがエレナ・ポニアトウスカのような偉大な代表的メキシコ人左翼作家の本を探そうとしても、一冊も見つからない! ジョゼ・サラマーゴ、ダリオ・フォのような(だが共産主義の)思想家やハロルド・ピンター(この作家三人全員ノーベル文学賞を受章しているが、政権には大いに嫌われている)の大半の作品をそこで見つけることなどあきらめていただきたい。運が良ければ彼らの著作の一冊か二冊は見つけられるかも知れないが、それ以上は無理だ。

おそらくベルトルト・ブレヒトの戯曲の一編や二編なら見つけられるかも知れない。私はバンコクで探して、一冊しか見つからなかった。ガリレオだ。

東南アジアの書店では、反中国、反共産主義プロパガンダなら“食べ放題”だが、莫言を除いて、本当に偉大な現代中国共産主義の小説家や詩人の本は一冊もない。

もちろん、何か“好ましからぬもの”を見つけ出そうなどしてはならない。「好ましからぬ」という表現で、私は、欧米がこの地域に植えつけ、支持している、宗教や、新植民地主義や君主制や、‘文化’といった言葉の陰に隠れていることが多い現地の封建構造などのあらゆるものに対する皮肉っぽい批判を意味している。

インドネシアでは状況は最も途方もない。スハルト退陣後、急激に増えたあらゆるまともな書店は文字通り消滅した。以後、紀伊国屋はジャカルタの商売を‘模様替えし’、現在は大衆小説や、若干のペンギン・クラシックや似たような主流作品しか売っていない。

ジャカルタのプラザ・スナヤンにある紀伊国屋のマーケティング担当者アリフがこう説明してくれた。

“棚の配列はシンガポール店と同じはずですが、ここでは、インドネシア人経営層が何を売るか決めます。”

確かに彼らは決めている! 想像通り、アドルフ・ヒトラー (インドネシアでは、非常に人気の高い歴史上の人物)や、彼の‘ベスト・セラー’ (少なくともジャカルタでは) “我が闘争”を含む多数の本だ。そのすぐ隣には、最低の反共産主義プロパガンダに満ちた棚がいくつかある。

国民洗脳の点で、インドネシアは、1965年以来、常に東南アジアの先達だ。

もちろん、もっぱら東南アジア言語の本を売る現地書店チェーンもあるとは言える。とはいえ、それは極めて限定されている。率直に言って、世界でも、この地域では、高品質翻訳の本という文化がなく 現地言語で刊行されている書籍の数は比較的少ない。最も傑出したインドネシア人小説家プラムディヤ・アナンタ・トゥールでさえ、マクシム・ゴリキーの“母”を、バハサ・インドネシアに翻訳する際(“イブンダ”)、作業に、元のロシア文章をスクロールしながら(彼はさほどロシア語は話せないと認めている)オランダ語訳と彼の‘直感’を使ったと私に告白したことがある。

*

何十年もの大変な努力で、欧米による東南アジアの知的洗脳は今やほぼ完成している。

洗脳は、学生に奨学金を支出し、インドネシア人、タイ人、マレーシア人や他の‘学者’や教授に条件付きの資金供与をして部分的に‘教育’によって行われている。

欧米プロパガンダは‘文化’を通しても‘首尾よく’流布されている。欧米‘文化センター’は、大半の地方都市で、‘高尚な芸術’を提供する(奇妙にも)唯一の場所であることが多いのだが、明らかに、ヨーロッパと北アメリカの帝国主義的狙い(最新小説“Aurora”で私が鮮やかに描写した通り)を推進している。

現地エリートは、ほぼ完全に外国の企業権益と政治権益にこびへつらっている。愛国心などただのはやり言葉にすぎず、何の実態もない。

欧米帝国主義に対するイデオロギー的、物理的反対から、東南アジアほど隔離されている場所は、世界に他にない。

欧米による完璧な洗脳の結果は壊滅的だ。巨大な東南アジアが、偉大な思想家、作家、映画監督や科学者を生み出すことができないのだ。タイ(重要な小説家チャート・コープチッティ)や、インドネシア(オーストラリア人の友人で画家のジョージ・バーチェットが、‘ディエゴ・リベラとピカソの現地版の爆発的融合’と表現するスハルト・ファシスト政権時代の元政治囚だった政治画家ジョコ・ペキック)は、ごく僅かな例外だ。

ナイジェリアからレバノン、イランからメキシコに至るまで、世界の他の貧しい、荒廃させられた、複雑な場所は、文字通り、大量の素晴らしい作家、映画監督や知識人を生み出している。

*

ベトナム (そして、ある程度は、ラオス)を除き、欧米は、全ての共産主義と社会主義的な考え方や国際主義を、文字通り根絶した。それは、大虐殺と粛清の画策によって、残忍に行われた。インドネシアだけで、何十万人、おそらく、何百万人もの左翼が、1965年のクーデター後に殺害された。東チモールでは、左翼FRETILIN運動が、ポルトガルからの独立を獲得し、公正で明快な選挙で、権力の座についた後、住民の30%が、スハルトの軍によって殺された。タイでは、共産主義者は、石油樽の中で、生きたまま焼かれた。マレーシア、シンガポールとフィリピンでは、共産主義者の殺害や失踪が起きた。

インドネシアを含む幾つかの国々で、‘共産主義イデオロギー’は依然、公式に禁止されている。

国際主義、反帝国主義や共産主義や知的追求が破壊された後、東南アジアには、外国から保守的な形の宗教や、大量消費主義、‘伝統的な家族の価値’や、グロテスクなほど極端な個人主義が注入された。

同時に、既に何年も、何十年も、この地域は、買春ツアーと、安く、安易な生き方を探し求めている多数の‘国外在住者’とで、有名、いや悪名まで高くなった。その過程で、彼らは現地‘文化’を形成し、この地域脱知性化してしまった。北京や東京は、磁石のように、無数の偉大な外国人学者、思想家や創造力ある人材を惹きつけているが、概して、東南アジアは、控えめに言っても、大いに異なる種類の外国人たちが殺到している。連中は、一体なぜここが居心地良いのだろう?年齢や功績と無関係に、白人だと言うだけで、東南アジアで享受できる‘大いなる尊敬’のおかげだ。この尊敬は、欧米文化は優れており、実際、世界最高だという何千回も繰り返される(大半は間接的に)明白なウソによる、現地人の洗脳に由来している。

ヨーロッパ人や北アメリカ人が、更に居心地がよくなるものがある。東南アジアでは、欧米プロパガンダによって広められるほぼ全ての基本原理、最もprimitive grain資本主義と右翼イデオロギーが歴史的に受け入れられ、大目に見られ、うやうやしく複製さえされている。

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現地の学界の連中にとって、欧米(あるいは日本)のお墨付きだけが重要なのだ。その結果、東南アジアは、愛国的な自立思考が、実際一体どのように構成されるものかを忘れてしまったのだ。

大半の東南アジアの新聞は、遠い国々に‘海外特派員’を置いていない。彼らのほぼ全ての国際ニュース報道が、ロイター、AFPやAPなどの欧米主要通信社から直接送られている。それを通って、少なくとも、多少の異なる反対の情報が入り、大衆に影響を与えられるような抜け穴は、全くなさそうに見える。

バンコクやジャカルタやクアラルンプールの街頭で‘南-南’協力について質問をすると、相手はぽかんとする。何か新しい携帯電話用アプリかファスト・フード・レストラン・チェーンについて話をしているのではと思われるだろう。BRICSって何、石工?

書店は基本的に終わっており、商業映画は極めて入念に選ばれた(空虚であればあるほど良い)ハリウッド ‘ブロックバスター’や現地ホラー映画を提供している。

ジャワ歌舞劇の伝統的政治劇(ケトプラック)を含む、現地の芸術は最近は‘時代遅れ’、つまり、脇に追いやられ、全く意味のないものにされ、沈黙させられたのだ。

Scarce芸術映画クラブ、バンコクのリバー・シティーにある、アメリカやヨーロッパの文化施設 (“スポンサー”)ステッカーが玄関を飾っている。

リバー・シティー映画クラブ近くの画廊の一つにある行儀の悪い画商が、股から二基の醜悪なミサイルがぶら下がっているオバマの絵をつい最近無謀にも展示した。だが、どうやら、トルコ大使館が後援し、何人かの欧米外交官が出席する公式上映直前に挑発的な芸術作品を取り除くよう依頼されたようだ。“倉庫に一緒に行きましょう、ご覧にいれますよ”と、何か違法ポルノや麻薬の類をあっせんするかのように、彼は私にささやいた。

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たぶん、“いかに物事がおこなわれるか”の最も分かりやすい例は、数年前にジャカルタのゲーテ・インスティテュート構内で私が出くわしたものだ。学芸員たちは、グダニスクでのある抗議行動中に、治安部隊が、抗議行動参加者に向けて発砲した際のポーランドの‘連帯’時代の何枚かの古い写真を展示することに決めたのだ。

展示は‘共産主義’が公然と禁じられ、1965年、アメリカが支援したクーデターの際、何百万人もが虐殺され、巨大な群島全体が、多国籍や現地の採掘や、伐採カルテルによって、取り返しがつかないほど略奪され破壊されたインドネシアの首都でぬけぬけと、開催された。悪夢のような超過激資本主義が、何十年間もインドネシアを支配し、破壊しているのに、ドイツがインドネシア国民に見せることにしたのはグダニスクなのだ!

何十年か昔、ポーランドで殺害された一握りの共産主義者が追悼され、インドネシア国民に紹介されるのだ。もちろんドイツの文化施設は、インドネシアの親欧米虐殺部隊による共産主義者の大量虐殺を追悼する展示をしようなどとは夢想だにしなかった。

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今東南アジアの人々は、ロシアについて、ほとんど何も知らず、中国についても、ほとんど何も知らない(欧米の民衆扇動家連中が、民衆に知って欲しいと思っていること以外は)。南アフリカを含むアフリカはよその惑星にあり、中南米もそうだ。現地エリートだけが遠隔の地まで旅行する余裕があり、この連中は、欧米のご主人たちや、公式教義に忠実だ。彼らは決して真実をかたらず、決して偽情報に波風をたてることはない。

この地域の人々は、たいてい近隣諸国のことより、北アメリカのポピュラー音楽やヨーロッパのサッカーのことを良く知っている。東南アジアの貧しい人々は、公正で平等主義の社会を構築しようとしている中南米に関して、ほとんど無知のままにされている。彼らは、キューバ、ボリビア、ベネズエラやエクアドルについては、ほとんど何も知らない。

もちろん、東南アジアで、最近のアンゴラでのMPLA再選(アンゴラは、人類に対する欧米植民地主義犯罪と、新植民地的略奪の象徴の一つなので、世界にとって極めて重要な意味を持つ出来事)が論じられる可能性は全くない。東南アジアでは、キューバや、その国際主義についてや、欧米帝国主義に対し、今誇らしく、断固として立ち上がっている国々の連合についてさえ論議することは決してない。

中東についてはどうだろう? 話題は、パレスチナ問題のみに限定されており、それすら、大部分がイスラム教徒のインドネシアとマレーシアにおいてしか議論されていない。他の中東の‘つながり’は、余りに‘非宗教的’で、余りに‘社会主義者’だと非難されている、不自然に注入された、アサド大統領憎悪だ(もちろん、こうしたものは、こちらでは大変な‘犯罪’で、明らかに称賛にはならない)。

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東南アジアでは、欧米が明らかに勝ち誇っている。欧米はこの巨大な(そして過去には多様だった)地域を、まんまと‘無力化し’、‘鎮定し’、洗脳し、知的に奴隷化した。

この状況が永遠に続かなければ、それも余り長時間続かなければ良いのだが。

フィリピンとベトナムは急速に正気を取り戻し、欧米の命令に従わない意思を固めつつある。

だが、インドネシアは、‘イスラム教を侮辱した’という全く不合理で異様な非難(非難が余りに奇怪なので、現地の言語学者たちすら彼の支持に回ったが、判決は‘政治的’で、公正とは無関係だった)で中傷され、投獄されたジャカルタの進歩的州知事‘アホック’に対する伝統的な形の‘法的クーデター’の後、大きな挫折を味わった。彼の本当の‘罪’はこうだ。アホックが、この依然絶望的なファシスト国家において、少なくとも多少は社会主義的な要素を導入しようとしたことなのだ。彼は倒れた。間もなく、他の人々が新たな試みをするかも知れない。

一方、中国もロシアも、この地域に本格的に入り込もうとしている。現地の‘最上流連中’は注視している。東南アジア・エリートの大半は、もちろん北ベトナムの人々を除いて、何世紀もずっと売り物だった。

反帝国主義連合が、より強力でより豊かになるにつれ、実際、近い将来、いくつかの東南アジア諸国トップの本格的な心変わりもあり得る。共産主義さえ、最終的には再度合法化される可能性があるが、多少の資金提供や奨学金や相当な助成金を広めるのに成功できたらの話に過ぎない。

もしそうなれば、バンコクFCCTでの画一的な論議も、最終的に、活気に満ちた多様なものとなり得よう。

もちろん、欧米はそういうことが起きるのを阻止すべく、全力を尽くすだろう。

アンドレ・ヴルチェクは、哲学者、小説家、映画製作者で、調査ジャーナリスト。彼は数十ヶ国で、戦争や紛争を報道してきた。彼の新刊書、三冊には、革命小説“オーロラ”と、政治ノンフィクション・ベストラーの二冊 “帝国の嘘を暴く”と“欧米帝国主義と闘う”がある。他の著書は、ここで見ることができる。彼は、テレスールと、アル・マヤディーンTVに映画を制作している。ルワンダと、コンゴ民主共和国に関する彼の画期的ドキュメンタリー「ルワンダ・ギャンビット」を見る。中南米やオセアニアで暮らした後、ヴルチェクは現在、東アジアと中東に暮らし、世界中で働いている。ウェブサイトとツイッターで、彼に連絡ができる。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2017/09/23/western-propaganda-in-southeast-asia-a-true-success-story/

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人ごととは思えない。地元書店の一番目立つ棚、嫌韓、 嫌中本や他の売国本が並んでいる。大手書店でさえそう。緑のタヌキ本が並んでいるのには幻滅した。写真集まで。

この国こそ、宗主国プロパガンダの本物の“サクセス・ストーリー”。

日刊IWJガイド「本日!岩上安身が福岡でトークライブ&交流会!『不可解な突然の政局と解散総選挙、背後には北朝鮮への米軍の武力行使に日本を動員する思惑が!~「原発を抱えたまま核ミサイルを持つ国との戦争へ突っ込んでゆく」のか!?』ぜひ、ご参加ください!/苦戦する希望の党の面々から『懺悔』の言葉が次々と!マスコミと独裁者による『政治的詐欺』には要注意!」2017.10.16日号~No.1858号~

2017年10月15日 (日)

タイは地域の指導者になれるのだろうか?

2017年9月16日
Andre Vltchek

タイ人がどうしても外国語を学ぼうとしないことの代償を計算するのは難しい。しかしながら、大胆な推計の中には、損失が年間何百億ドルにのぼる可能性があると計算しているものもある。しかも状況は決して良くなってはいない。

バンコクは東南アジアの中心になりたがっていて、多くの基準で既に目標を実現している。スワンナプーム国際空港は地域で二番目ににぎわっている。国際報道機関のほぼ全てが、ジャカルタやクアラルンプールではなく、バンコクにある。いくつかの国連機関がバンコクに事務所を設けており、巨大モールや、ビルマ、カンボジア、ラオスや、遥か彼方、中東の人々を主な対象とする最高の民間医療機関もある。

もう何十年も、タイは売り込みに余念がなく、世界中の何百万人もの人々の関心をとらえている。

既に行っている以上に、本当に良くすることが可能なのか疑問視するむきもある。フォーブスによれば、バンコクは最近、世界最も旅行者の多い場所だ。

“マスターカードのGlobal Destination Cities Indexによれば、2016年、タイの首都で少なくとも一泊した旅行者は2150万人だった。比較すると、昨年ロンドンで一晩以上滞在した人々は1990万人で、パリは1800万人だった。ニューヨークは、それよりずっとリストの下位で、1280万人だ。”

2016年だけでも、3259万人の外国観光客がタイを訪れ、数値は減っていない。

統計は様々だが、今や旅行と観光は、タイGDPの約20パーセントを占めている。これは大きい。地域の他の国々より遥かに多い。

*

タイにとって、これは皆良いニュース、あるいは少なくとも理論的にはそうだ。

しかし、国際的な雰囲気にもかかわらず、バンコクは比較的閉じられ、隔離された社会のままだ。

現在、バンコク中心部には伝統的なタイ・レストランより日本食堂の方が多いように見える。ところが、そうした店のどれかで、例えばアイス・ティーを、タイ語以外の言語で注文しようとしてみると、ひどく驚かされることになる。スタッフが外国語を決して話さない可能性が高いのだ。

しかももっと深刻なことがある。少なくとも理論的には外国人顧客に対応するはずの銀行で働いている人々が、タイ語以外ほとんど話せない。‘観光警官’さえ、被害に会ったことを報告しても、理解できない。

先日、バンコクで、何らかの理由で、送金にウエスタン・ユニオンを使っている外国雑誌社から、かなりの額の支払いを引き出そうとした。ウエスタン・ユニオンはタイでは大手のアユタヤ銀行(クルンシイ)と提携している。その支店の一つで、ベイルートやナイロビでさえ普通2分しかかからないはずの単純な手続きを終えるのに、屈辱的に90分もかけさせられた。銀行職員たちの無能さは、悪意に満ちた表情と無遠慮な無礼さ(欧米ではなく、アジアの基準で)で覆い隠された。何やらややこしい印刷物を示して、益々新しい‘追加情報’が加虐的に要求された。関係者六人の中の誰一人タイ語以外話さなかった。

*

概して、多くのタイ人は、外国人観光客や国外で暮らしている人々のおかげで、まずまずの収入を得られるのは自分たちの生来の権利だと思っている。高いレベルの知識や、外国語の流ちょうさや、質のよいサービスを提供する必要はないと考えられている。

現地通訳がかつて私にこう言った。

“皆タイに来たがります、皆ここが好きです、だから彼らは、タイ王国の流儀を受け入れるべきです。”

最近、プロ用ビデオ機器用品をバンコクのSONYショールームで買おうとして、店員たちが外国語を全くはなせないことに気がついた。スタジオで痛んだHDVテープ二本取り出そうとして、同じ経験をしたことがある。

何年も前、タイが世界で最も物価のやすい場所で、バックパッカーや冒険心ある人々にとっての安息の地だった時代なら、こうしたことも全く問題なかった。以来あらゆることが変わったのだ。タイは高級顧客向けサービスを提供しようと必死になっている。しかし同等なサービスや商品は、今ではロンドンやパリや東京の方が、バンコクより安いことが多い。スーパーマーケットの食べ物もそうだ。それでもなお外国語に達者になってはいない。

旅慣れた日本人が最近こう指摘した。

“2ドルという形ばかりの値段なら、不作法で外国語を話さないウエイトレスが出す煮すぎたまずいパスタも我慢できた。もしサービスが依然お粗末で、全員タイ語以外話さず、値段がベニスの洒落たレストランのうまいスパゲッティ料理の倍もする場合‘気前よく’しているなど到底無理だ”

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ところが、タイは大勢の人々がやって来続けると確信している。

無数の欧米マスコミによる、極端に肯定的なプロパガンダというのも、その理由の一つだ。万一タイに何らかの批判があったとしても、そうしたものは、非常に穏やかで‘優しい’のだ。欧米の定説のあらゆる基本的要素 - タイがどれほど素晴らしく、くつろげて、安全で、快適か - が、そうした記事で擁護されているのだ。

何の不思議でもない! どの政権が実権を握ろうと、タイはアジアにおけるアメリカの筋金入り同盟国の一つであり続けている。

タイは、欧米が推進する経済体制を全面的に導入した。冷戦中、何千人ものタイ人共産主義者や左翼を殺害し、拷問し、少なくとも投獄した(介入不要だ)。

過去に、王国は(中国で)敗北し、大量虐殺をした蒋介石軍の兵士を多数快く受け入れた。タイはベトナムやラオスやカンボジアでの野蛮な爆撃作戦に参加し、しばしば自国パイロットまで貸し出し、パタヤや他の軍事空港に勤務するアメリカ人や、オーストラリア人や他の国々のパイロットや技術者のために、売春婦として働くように、地方から貧しい若い女性たちを集めた。

タイはあらゆる批判、欧米によってタイに注入されたほとんど全ての基本的権力要素に触れることさえ禁じる厳しい法律を採択している。

以来、この報酬は大きい。

現地人と外国人観光客とのやりとりが不作法なことが頻繁にあろうとも、タイは依然‘微笑みの国’という評判を保っている。

タイの殺人率の方が、アメリカ合州国より高いのに、タイ王国は依然比較的安全な場所だと見なされている。

欧米の主要マスコミは、民主的に選ばれた政府を倒す果てしない軍事クーデターを概して受け入れ、何度か見出しになった後、無視される。

事実上ありとあらゆる海岸線が不可逆的なほど過度に営利化され、破壊さえされているのに、タイは‘熱帯の楽園’として知られている。

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実は完全な英語を話すタイ人集団が一つ存在する - エリートだ。彼らの大半はアメリカ合州国やイギリスやオーストラリアで教育を受けている。彼らの一部は、ジェット族で、国際人の暮らしをし、世界のあちこちにいくつもの資産を所有している。

だが、外国人は二週間のバケーション中に、こうした人々とひょっこり出くわすことはない。私はこうした人々の何人かと、様々な機会に出会ったことがあり、彼らの外国語、特に英語の流ちょうさは素晴らしいと“証言”できる。

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率直正直に言って、私はバンコクが実際大好きだ。バンコクは無秩序で、大きくなりすぎたが、実に複雑で、わくわくする都市だ。私は全大陸の約160カ国で働いた事かあるが、バンコクは依然、地球上のお気に入り場所の一つだ。タイは私を混乱させ、私を打ちのめすことが多いが、タイ無しの人生は想像できない。タイは私がそれについて考え、ものを書くために訪れる場所の一つだ。

だがバンコクは決して親しみ易い場所ではなく、安くもない。バンコクは決してくつろいだ心地よい都市ではない。それがバンコクだ。私にとって、タイは素晴らしいが、他の多くの人々にとって、そうではない。しかし、タイは決して欧米の肯定的プロパガンダが描き出しているものではない。

タイは変われるはずだ。もしタイ国民が毎年何千万人もの外国人観光客を活用し、アメリカ合州国、ヨーロッパや日本だけではなく、もっと多くの他の場所について学べれば、大幅に進歩できるはずだ。タイにやってくるのは、欧米の人々だけではない。中国、インド、ロシアや中南米やアフリカからさえ観光客はやってきている。

また凶暴な資本主義しか選べる経済体制がないわけではない。欧米の“真実”も、もはや独占的なものではない。

タイにとって最善なのは、何百万人もの観光客たちから何か新しいことを学ぶため交流することだろう。交流や、様々な言語を学ぶことを通して学ぶよりも、良い方法が他にあるだろうか。

バンコクは今や世界都市で、国際色ある大都市だが、心根は偏狭だ。こうしたものは変われるし、変わるべきなのだ。外国人訪問者のためではなく、タイ国民のために!

アンドレ・ヴルチェクは、哲学者、小説家、映画製作者で、調査ジャーナリスト。「Vltchek’s World in Word and Images」の制作者で、革命小説『オーロラ』や、他に何冊かの本の作家。彼は特にオンライン誌“New Eastern Outlook”に寄稿している。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2017/09/16/can-thailand-evlove-into-a-regional-leader/
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遠い昔、シンガポールとバンコクで、製品のプレゼンをしたことがある。
シンガポールでは、大講堂で一時間ほど説明した後、適切な質問・批判の嵐。
バンコクでは、同規模講堂で行ったプレゼン後、質問皆無なのに驚いた。

パタヤ出張時、ナイト・クラブで女性と話した際は、さすがに英語はそれなり通じた。
ドリアンが懐かしい。

三つ巴の戦いのようなことをいう大本営広報部呆導、見る気にならない。
一方、タブロイドの一紙、購入したくなってきた。もう一紙は決して買わない。

孫崎享氏による『新聞記者』 (角川新書)の紹介を今日のメルマガで拝読。
巨大書店では、おかしな連中がくさしている。つまり良い本だという証明のようなもの。

日刊IWJガイド・日曜版「選挙後の『民進党再結集』説浮上に前原誠司代表が『絶対にやってはならない』と狼狽!?/大阪では自民党・二階俊博幹事長が有権者からの野次に『黙っておれ!』と暴言!/吉祥寺、新宿、池袋では立憲民主党が街頭演説会『東京大作戦』を大展開!小林よしのり氏も登壇!」2017.10.15日号~No.1857号~

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