Andre Vltchek

2020年6月26日 (金)

プラスチック・ショッピングバッグのためにソ連とチェコスロバキアを売った私達

Andre Vltchek
2020年6月21日
Countercurrents.org

 これは、もう何カ月間も香港の若い読者と共有したいと思っていた話だ。欧米と中国間のイデオロギーの戦いが過熱して、その結果、香港と世界全体が苦しんでいる今こそ本当に適切な時期に思えるのだ。

 欧米が既に実に多くの国々や領域を不安定化し、何千万人もの青年を洗脳したのは何ら新しいことではないと言っておきたい。

 私自身が過去、彼らの1人だったから、私は知っている。もし私がそうでなかったら、今香港で起きていることを理解するのは不可能だったはずだ。

私はソ連の美しい都市レニングラードで生まれた。今それはサンペテルブルグと呼ばれ、国はロシアだ。母親は半分ロシア人で、半分中国人の、芸術家、建築家だ。私は極西の国旧チェコスロバキアのビールで知られている工業都市プルゼニとレニングラードとで半々に子供時代を過ごした。父親は核科学者だった。

 二つの都市は違っていた。両都市とも読者が欧米の宣伝屋から、憎悪するよう教えられている制度、共産主義の計画の不可欠なものを象徴していた。

 レニングラードは、いくつもの立派な博物館やオペラ劇場やバレエ劇場や公共の場がある、世界で最も素晴らしい都市の一つだ。昔、それはロシアの首都だった。

 プルゼニは、住民がたった180.000人しかいない小都市だ。だが私が子供だった頃、そこには、私が後に(遅ればせながら)理解したように、人口百万人のアメリカの都市でさえ見られないような、いくつかの素晴らしい図書館、芸術映画館、オペラ劇場、前衛劇場、画廊、研究動物園があった。

 二つの都市、大都市も小都市も、素晴らしい公共輸送機関、巨大な公園と、郊外の森や優雅なカフェがあった。プルゼニには、無数の無料テニスコートやサッカー・スタジアムやバドミントン・コートさえあった。

 暮らしは良く、生きがいがあった。暮らしは豊かだった。金銭的な意味での金持ちではないが、文化的、知性的、健康上で豊かなのだ。若いことは、楽しいことで、知識は無料で、容易に入手でき、至る所に文化があり、全員がスポーツを楽しめた。ペースはのんびりしていた。考え、学び、分析する時間が、たっぷりあった。

 だが、それは冷戦の絶頂期でもあった。

 我々は若く、反抗的で、あやつるのが容易だった。我々は、決して与えられたものに満足していなかった。我々は、あらゆることを当然のことと思っていた。夜、我々はラジオにはりついて、BBCや、ボイス・オブ・アメリカや、ラジオ・フリー・ヨーロッパや、社会主義と欧米の帝国主義に反対して戦っている全ての国の転覆を狙っている他の放送局に耳をかたむけた。

 アジアや中東やアフリカで、チェコの社会主義コングロマリットが連帯して、鋼鉄から砂糖工場まで、あらゆる工場を建設していた。だが欧米のプロパガンダ・マスコミが、このような事業をちょう笑していたので、我々はこれらを何の功績とも思わなかった。

 映画館は、イタリア、フランス、ソ連、日本の傑作映画を上映していた。だが我々はアメリカの駄作を要求するよう言われていた。

 提供される音楽は、「生」から「録音」まで素晴らしかった。ほとんど全ての音楽が、多少の遅れはあっても、地元の店や舞台で、実際入手可能だった。店で売られていなかったものは虚無主義のがらくただった。だがそれがまさに、我々が切望するよう言われたものだった。そして我々はそれを切望し、宗教的な畏敬の念でそれを我々のテープレコーダーにコピーした。何かが入手可能でないと、欧米放送局は、言論の自由のひどい侵害だと怒鳴っていた。

 彼らは知っていたし、今も、どのように若者の脳をあやつるべきか知っている。

 ある時点で、我々は、ほんの僅かの客観性もなしに、比較もせずに、我々の国々の全てを批判する若い悲観論者に換えられたのだ。

 どこかで聞いたように思われるだろうか?

 我々は教えられて、繰り返した。ソ連やチェコスロバキアの全てが良くなかった。欧米の全てが偉大だった。そう、それは何かの原理主義宗教や大量発狂のようなものだった。ほとんど誰にも免疫がなかった。実際我々は感染し、病気になり、ばか者になった。

 我々は公共の社会主義施設、図書館から劇場、補助金を受けたカフェまでを、欧米に栄光を与え、我々自身の国々を中傷するために使っていた。こうして、欧米ラジオとテレビ局によって、両国に密輸入された出版物によって、我々は洗脳されたのだ。

 当時、欧米のプラスチック・ショッピングバッグがステータスシンボルになった! 安いスーパーマーケットやデパートでもらう袋が。

 数十年たって、それを考えると、私は到底信じることができない。大枚を払った安物のプラスチック・ショッピングバッグを誇らしげに見せびらかして道路を闊歩する教育を受けた少年少女。それが欧米から来たから。それが大量消費主義を象徴していたから! 我々は大量消費主義が良いと言われたから。

 我々は自由を切望すべきだと言われた。欧米風の自由を。

 我々は「自由のために戦う」よう教えられた。

 いろいろな意味で我々は欧米よりずっと自由だった。初めてニューヨークに到着し、現地の同世代の子供の教育程度の酷さを見て、世界に関する彼らの知識がどれほど浅いかを見て、私はそれに気がついた。普通の中規模北米都市の文化は、なんと乏しいことか。

 我々はデザイナー・ブランド・ジーンズを望み要求した。我々はLPの真ん中に欧米音楽ラベルが欲しかった。本質やメッセージが重要だったのではない。中身より形だった。

 我々の食物の方が味が良くて、体に良く生産されていた。だが我々は鮮やかな欧米包装を欲しがった。我々は化学物質を欲しがった。

 我々は常に腹を立てていて、興奮し、対決的だった。我々は家族の反感を買っていた。

 我々は若かったが、年がいったように感じていた。

 私は最初の詩の本を出版し、私の後ろでドアをバタンと閉め、ニューヨークに出た。

 そしてすぐに、私はだまされていたのを悟ったのだ!

 これは私の人生の非常に単純化した版だ。場所は限定されているので。

 だが私は、香港の読者と、もちろん中国いたる所の若い読者と共有できてうれしい。

 私の祖国だった二つの素晴らしい国は裏切られ、文字通りにただで、デザイナー・ブランドのジーンズとプラスチックのショッピングバッグために、売られたのだ。

 欧米は慶賀した! 社会主義体制崩壊の数カ月後、両国は文字通り欧米企業に全てを奪われた。人々は家と仕事を失い、国際主義は阻止された。誇り高い社会主義の企業は民営化され、多くの場合、清算された。劇場や芸術映画館は安物古着市場に換えられた。

 ロシアでは、平均寿命がアフリカのサハラ以南のレベルに下がった。

 チェコスロバキアは二つの国に砕かれた。

 何十年も後の今、ロシアもチェキア(チェコ)も再び裕福だ。ロシアは中央計画という社会主義制度の多くの要素を持っている。

 だが両国がかつてそうだった二つの国を、私はなつかしく思うし、あらゆる調査が両国の大多数の人々が、やはりなつかしく思っているのを示している。私自身が洗脳され、裏切るこめに利用されたことに対して、昼も夜も罪の意識を感じている。

 世界を見た後、ソ連とチェコスロバキア両国に起きたことは世界の多くの他の地域でも起きたと理解している。まさに今、欧米は、香港を利用して、中国を狙っている。

 中国にいる時も香港にいる時も私は常に繰り返し続ける。我々のひどい例を見習わないで欲しい。自国を守って欲しい! 例えて言えば、不潔なプラスチック・ショッピングバッグのために国を売ってはいけない。生涯を通じて後悔するようなことをしてはいけない!

 アンドレ・ヴルチェクは、哲学者、作家、映画制作者、調査ジャーナリスト。彼は多くの国で、戦争や紛争を報道している。彼の最新著書の六冊は『New Capital of Indonesia』『China Belt and Road Initiative』John B. Cobb, Jrとの共著『China and Ecological Civilization』、『Revolutionary Optimism, Western Nihilism』、革命小説『オーロラ』、政治的ノンフィクションのベストセラー『Exposing Lies Of The Empire』。ここで彼の他の本が見られる。ルワンダとコンゴ共和国に関する彼の画期的なドキュメンタリーRwanda Gambitや、ノーム・チョムスキーとの対話映画『西洋のテロリズム』を見る。Vltchekは現在東アジアと中東に住み、世界中で働いている。彼のウェブサイトツイッターPatreonで彼と連絡できる。

記事原文のurl:https://countercurrents.org/2020/06/how-we-sold-soviet-union-and-czechoslovakia-for-plastic-shopping-bags/

----------

 女帝版ボルソナーロ?

 日刊ゲンダイDIGITAL

小池知事「コロナ対策一段落」の虚勢 東京55人感染に焦り

 UIチャンネルの最新番組、尖閣問題の背景を拝聴して驚いた。宗主国防衛のために、自らの国益を損なう属国。

時事放談(2020年6月) 鳩山友紀夫 × 孫崎享(元外務省国際情報局長)

2020年6月15日 (月)

人種こそ問題なのに、そうではないという偽善はひどい偽偽!

2020年6月11日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 同時にいくつか直接のやりとりもしながら、欧米マスコミとソーシャル・メディアの様々な議論をしっかり見ていると、一つの圧倒的な中心的な思想がはっきりと出現しているように思える。「アメリカ(やイギリスやフランスや欧米帝国の他地域)で起きていることは、本当に人種問題ではない。平和的に抗議しよう、「暴動」が続かないようにしよう、とりわけ白人や欧米文化だけを唯一の悪として糾弾しないようにしよう。平和を維持し、愛し合おう。そうすれば事態は魔法のように改善するだろう。ひどい出来事は間もなく消え去るだろう。」

 私は遥か彼方の南太平洋の島国(オセアニア)や、アフリカ、中東、中南米やアジア、全ての大陸で働き、暮らした。もちろん私はヨーロッパにも北米にも暮らした。

 植民地政策、新植民地主義、帝国主義、これらは全て私の話題だ。本当だ! 私は、彼らを学び、調査している。私はそれらに関し、書き、種々のドキュメンタリー映画を制作している。彼らとの対決で、何度かすんでのところで命を失いそうになった。

 全てを見て、経験し、生き延びた私の結論? 読者は、おそらく推測できるだろう。

「人種が、何世紀間も我々の世界を分割していたものではないと主張するのは法外な偽善だ。あるいは気が狂った希望的観測。あるいは遥かに悪いものだ。支配している白人集団にのみ役に立つ計算ずくの無知だ。」

 それを曖昧にするため、世界はたった二つの人種だけにされた。白人と「その他」!

 それに加えて、人の肌の色は、欧米が一般に、コーカサス人/白色人種と認知するものと常に全く同じというわけではない。「白人」というのは心の状態なのだ。つまりこういうことだ。自分で「上位」と認める文化に所属するのだ。自身を「例外的」と考え、何らかの形で、人類全体のために判断し、助言すべく「選ばれた」文化に。

 それは同時に「洗脳と服従の状態と知的勇気の欠如」を意味する。この全てが特権、素晴らしい特権と引き換えなのだ! 「世界を略奪して、分不相応な暮らしをするのだ。グロテスクに豪華な暮らしをするのだ! そして、そういう暮らしをしながら、泣き言を言い、更に多くを要求し、「自分も搾取されていて、実際非常に哀れな犠牲者なのだ」と繰り返し続けるのを忘れてはいけない。

 本当の犠牲者にとっては、意図しない悪意になるのだから、特権の否定は人種差別の一環だ! あるいは、おそらく自ら課した無知だ。

 ロシアやキューバやトルコのような一部の国の国民は、ほとんど「白人に」見えるかもしれないが、彼らは実際そうではない。彼らの考え方が違うから、彼らは従順でないから、彼らは自分で考えるから、彼らは「クラブ」に招待されないのだ。

* **

 このような結論は、ニューヨークやロンドンやパリやベルリンでは受けが良くないかもしれない。特に、アメリカと西欧中が全て混乱している今は。

 血、骨、レイプと窃盗を基に作られた文化、500年以上の植民地主義テロによって形成された「文化」は、今振り返り、歪め、自身を正当化しようとしている。それは支配の座についたまま、生き残ろうとしているのだ。「保守派」と、いわゆる「リベラル」両方の書記官に書かれる無数の論説が大西洋両岸で新聞のページを集中爆撃している。

 おそらく致命的怪我を負った獣 - 欧米体制とその国民 - の恐怖は、その不快な悪臭で見分けられ、その悪臭は何マイルも先まで匂う。

 突然、いわゆる「進歩的」出版物の大半が、大いに心地悪い真実の姿で、強力な砲弾を撃ちだす著者や思索家の意見を聞きたがらなくなっている。実際、欧米には、もちろん若干の輝く例外は別として、本当の「左翼」サイトや雑誌はほとんど何も残っていない。近頃は、一体何が本当に進歩的なのだろう? 私はここでサイトや企業を名指したいとは思わないが、読者の皆様は、私が一体何について話をしているかご存じの可能性が極めて高い。彼らはほぼ、もっぱら、白人男性向けに、欧米/白人男性が書いた記事を掲載している! 彼らは決して一線を越えない。白人に支配された欧米世界に対する彼らの批判は及び腰で「穏やかだ」。要するに臆病だ。

 白人というのは、欧米政権が彼や彼女に期待するよう形で、考え、話し、書くよう育てられ、洗脳された人間だ。

 そして西側諸国の少数派を含め世界中の全ての「非白人」は座視し、黙って、彼か彼女、主に彼に耳をかたむけるよう期待されているのだ。もちろん服従するために。さもないと!

 さもないと。彼らは口頭で攻撃され、恥をかかされ、最終的に、制裁され、彼らの政府は打倒され、国は侵略された。至る所死体だらけ、肉を燃やす悪臭、満杯の合同墓所。そして欧米国内では? 銃弾で目を撃たれるか、軍や警察の長靴で首を絞められる。

 だから、実際、数週間前、ジョージ・フロイド氏に起きたことは、全世界の非白人の人々に、共同体全体に、国に、いつも起きていたのだ。

 そして、突然、世界中の人々が、もう沢山になったのだ!

 中国、ロシア、ベネズエラ、キューバ、イラン、リビア、シリア、イラクやアフガニスタンだけではなく、ほとんど至る所で。

 何か、より下位の従属的人種として扱われるのはもう沢山だ。フロイド氏のように人間のくずのように扱われ、残忍に扱われ、殺されるのはもう沢山だ!

* **

 今欧米では、リベラル、保守派メディア両方が、彼は何度か刑務所で服役しており、フロイド氏は「聖人」ではなかったと主張して騒ぎ立てている。

 一体どう言えば良いのだろう? 人は一般に聖人ではない。人も国も。状況が、彼らを非常に不快な形で振る舞わせることが非常に多い。だが人が二流市民として育てられたら、もし人が自分の政権に、昼も夜も打ちすえられたら、その人がロマンチックな詩人になると期待できるだろうか? 現実に目を向けよう!

 欧米でない国々も、同様に、常に聖人のように振る舞っているわけではない。だが彼らは植民地で何億人も殺した人々より、ずっと良く、遥かにましだ!

 ワシントンやロンドンやパリで、彼らは、東京からブエノスアイレスまで、アフリカからアジアまで、なぜ何百万人もの人々が、今アフリカ系アメリカ人の人々に対する支援で行進しているか理解しないのだろうか? それはヨーロッパ、北米やオーストラリアやニュージーランド以外の我々全員が、フロイド氏と何らかの形で関係があるからだ!

 そう、我々は、いんちきエッセイを読んだ。世界の人種や、人種差別的分裂を否定する連中の顔に、冷笑的なかすかな微笑を見る。現状を、彼らの優位を維持できるように、世界に対するごく少数者の支配を擁護する連中を。

 現状を擁護する人々には、白人支配反対の造反は、実際は、うまく隠されたビジネスエリートに引き起こされたある種、怪しい暗い陰謀、あるいはCovid-19に関係しており、なにより、まったく自然発生的ではないと主張する下劣な連中もいる。

 彼らの本当の立ち位置や、一体何を実現したいと望んでいるかは明確だ。

 決して「彼ら」ではない。常にほかの誰かだ。彼らは見えない銀行家や、自国の少数派を非難し続けている。読者は私が何を意味しているか正確にご存じだ。それは彼らではではない! だがそれはずっと単純だ。ヨーロッパと北米の大半は白人差別主義で作られてているのだ。帝国主義も植民地政策もそうだ。欧米諸国民は、首尾一貫して、自発的に、右翼の人間の屑に投票している。読者は本物の北アメリカ人やヨーロッパ人の「国際主義者」を想像できるだろうか? おそらく、ごく少数だろう。おそらく1%。それ以上ではない! それで、かの有名な金は流れ込み続ける。そして何十億人もの非白人は、地球の至る所で、生きながら腐敗しつつある。

 世界中の私の友人や仲間は、今やアメリカとその植民地主義の先達ヨーロッパに何が起きているかを理解しはじめている。彼らの多くが、もちろん既に知っていた。少なくとも彼らはある程度は知っていた。だが良く知らなかった人々が今やすっかり目覚め「グローバル体制」の人種差別的性格にも、欧米政権の野蛮さにも気がついている。

 何世紀も、欧米支配や植民地政策や帝国主義や人種差別への同意を作り上げ、正当化し、それに栄光を与えてきた連中は、突然の認識のなだれを止めることは何もできない。

 これは人種差別、グローバル・アパルトヘイト終焉の始まりかもしれない。平等を目指す本当の取り組みの始まりに過ぎない。

 ミネアポリスの筋骨たくましい白人人種差別的な警官の膝が空気供給を止め、アフリカ系アメリカ人を死なせて、どうやら、そのなだれを引き起こすのに成功したのだ。

 誰もこのように生きたいとは望まない。虐げられた国々は、こうした白人欧米の利己主義的、虚無主義者に、こういう形で脅迫されたいと望んではいない。クリントンやトランプやナヴァロやポンペオや他の連中に。何と三流の強暴な連中の実に不快な兵隊だろう!

 アフリカ系であれ、ヒスパニックや中国人であれ、帝国の中の虐げられた少数人種は、邪悪で不快な人種差別にうんざりなのだ。大半は話をするのにおびえている。だが今、日ごとに、彼らは勇気を獲得しつつある。

* **

 アメリカは非白人の人々の大量虐殺を基に築き上げられたのだ。圧倒的大多数の原住民が虐殺されて、最初の少数の残忍なヨーロッパ移住者が繁栄できたのだ。

 これは「ある程度」周知の事実だが、アメリカ先住民に一体何が本当に起きたかを深く学ぶことは徹底的に阻止されてきた。アメリカ史の最初の章で、「大量虐殺」という単語は、ほとんど触れられない。実際、それは禁句なのだ。

 奴隷制度は民間伝承に変えられた。何百万人、何千万人もの打ちひしがれ、組織的に破壊された人々は、決して本当に悪夢のような現実に忠実な姿では表現されない。アフリカの人々は、動物のように追い詰めて捕らえられ、拷問にかけられ、レイプされ、殺されて、いわゆる「自由で」「民主的な」「新天地」に牛のように送られたのだ。

 このような恐ろしい基礎の上に作り上げられた国が自身を「自由」と呼ぶ道義的権利を本当に持っているだろうか? その国が世界を取り締まるのが許されるだろうか? それはフロイド氏を殺した殺人警官が国を支配するのを許すのと同じことだ!

 今ヨーロッパを構成している国々はどうだろう? 彼らの国民は何百万人もの人間を追い詰めて捕まえていた人々の子孫だ。ナミビアや、今コンゴとして知られている国に暮らしていた人々に対するそうした集団虐殺を実行し、金持ちになった人々の子孫だ。

 白昼にさらけ出されては、もう実に何とも気まずいではないか? そういうことはうやむやにして、「愛」や「善意」について語る方が良いではないか。そして、カメラから遠く離れた所で、これまでと同様に強盗し、人を殺し続けるのだ!

 こういう具合で、何も決して変化するまい。

 何度でも繰り返す。「問題は人種ではない。実際、あらゆる階級が問題なのだ」と言えば、世界を支配している連中は良い気分になれ、実際彼らの大好きな状態、自分を哀れむことさえできる。だがそれは大変な偽善で欺瞞的な立場だ。もし正義があるなら、暴露されなければならない!

* **

 2020年6月3日、国連ニュースがアメリカの状況を非難する文章を公表した。

「アメリカが「人種差別と暴力の悲劇的歴史」を断ち切るため、アメリカ社会を損なう、アメリカに蔓延している構造的人種差別」を止めるよう呼びかける声は聞き入れられ、理解されるべきだと国連人権委員会のトップが水曜日に述べた。

「非武装アフリカ系アメリカ人殺人を止めるよう要求する声は聞き入れられるべきだ」と国連人権高等弁務官ミッシェル・バチェレが文書で述べた。「警察暴力の終わりを要求する声は聞き入れられるべきだ」」

 チリ人のバチェレ女史は自分が何の話をしているのか正確に知っている! 人のひざで自分の頸動脈を窒息させられることが一体どういうものかを彼女は知っている。サルバドール・アレンデ大統領の社会主義時代に准将だった父親は、アメリカに支援されたアウグスト・ピノチェトが率いるクーデター後に拷問で殺された。バチェレ自身も誘拐され、拷問にかけられた。

 彼女は‘白人’に見えるが、明らかに、ワシントンや現地の手先暗殺者連中にとって、十分‘白人’ではないのだ。

 本当に重要なのは(通常アメリカに従順な)国連さえ今や黙っているのを好まないことだ。

* **

 人種「問題」には対処しなければならない。世界規模であれ、国境内であれ、人種差別には、あらゆる手段で、反対して戦わなければならない。

 我々の世界の憂うつな状態は人種差別の結果だ。

 20世紀初頭の世界地図をご覧になれば、おわかり頂けよう。圧倒的多数の国々は欧米に植民地化された。植民地政策は人種差別の最も露骨なものの一つだ。それは被害者に屈辱を与え、彼らから全てを奪う。文化も、尊厳も、土地も。

 世界の大部分が、かなりの程度まで、まだ植民地化されている。この記事を書いている今でさえ。

 地球のほとんど全てが、人種差別的な欧米中心の教育制度と、白人男性の欧米言説に支配されるマスコミに残酷に支配されている。非欧米諸国の人々は、自分自身について、アメリカやイギリス・マスコミが広める「教育」や欧米カリキュラムや詐欺的な情報源から「情報を得る」よう物事が仕組まれている。これは奇怪なほど人種差別的ではあるまいか?

 コンゴ民主共和国(DRC)では、わずか四半世紀の間に、約一千万人が亡くなった。それは彼らが欧米が切望するコルタンやウランや他の不可欠な原材料を持っていたためだ。だが欧米にとって、彼ら黒人の命は、ほとんど無に近いほど、どうでも良いからでもある。私の映画「ルワンダ・ギャンビット」は明らかに、この問題を扱った。だが誰が気にかけるだろう? 欧米では、彼らが引き起こすのを支援した20世紀最大の大量虐殺を学ぶ代わりにポルノを見るのだ! 欧米のご主人のために、インドネシア人によってほとんど同じ強烈さで殺される西パプア人のことを一体誰が気にかけるだろう? 結局、西パプア人は黒人なのだから問題皆無なのだ。

 彼らの何百万人もの死体の山の上に、巨大企業と国は育ち、栄える。CEOや大統領が、いささかの「企業責任」や民主政治への愛について、たわごとを言いながら。

 そして白人ヨーロッパ人やカナダ人やオーストラリア人の大部分は、彼らの不愉快なほど優雅な生活を送るために、ごく僅かしか犠牲にしない。

 これは人種差別的ではないだろうか?

 世界の仕組み丸ごと、そうなのだ!

 間もなく、そうした全てのウソの後ろに隠れるのは不可能になるだろう。

 私は前線で働いている。白人植民地政策と人種差別へのあらゆる「愛」によって、人間の体が、直接的にも間接的にも、押しつぶされる現場で。人種差別暴力は、地球上で最も不快で最も身の毛がよだつものだ。

 私はそれが終わるよう望んでいる。きっぱりと。私はその過程で、一部の店が略奪されたり、破壊されたりするのは気にしていない。そうしたことを嘆いている平和主義者の大半は検閲済みのニュースを見ながら豪華な居間に座っている。彼らは人種差別の何千万人もの被害者が、何千キロメートルも彼方で、熱帯の暑さで腐敗し、汚染した川の表面に浮かんでいるのは見ない!

 ゆっくりと残酷に殺されるフロイド氏の映像が、それを今までになく現実に近づけたのだ。

 何世紀も、彼らはそれを見ないようにするため、できる限りのことをしてきた。

 今彼らは言い訳を使い果たしている。

 蔓延する世界的な人種差別に見ぬふりをし、反対して戦わないのはひどい犯罪だ。500年以上にわたって行われいる犯罪。人類に対する犯罪。

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者、調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China’s Belt and Road Initiative: Connecting Countries Saving Millions of Livesを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/06/11/it-is-all-about-race-awful-hypocrisy-hypocrisy-to-say-it-s-not/

----------

 『アメリカ・インディアン悲史』は入手困難かも知れないが、『アメリカン・ドリームという悪夢―建国神話の偽善と二つの原罪』は、今、売れているのだろうか?

 日刊ゲンダイDIGITAL

 児玉龍彦氏 21世紀の感染症対策は“精密医療”で実態把握を

 デモクラシータイムス 横田一氏の新刊『安倍・小池政治の虚飾』が出たようだ。書店を覗いてみよう。

【横田一の現場直撃】No66 都知事選「女帝」小池と蠢く政局 無駄遣い「電通手法」の闇 20200611

 


 

2020年6月14日 (日)

既に崩壊しているインドネシアに、Covid-19は壊滅的打撃を与えるだろう

2020年6月8日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 ジャカルタで医者は死につつあり、一般の人々には、もはや、どのデータを信じるべきかわからない。一部の官僚さえ政府統計を信用していないように思われる。

 流行の初め、何週間も、インドネシア政府は、祈とうと神のご加護のおかげで感染者は全くゼロだと強く主張し、問題がないふりをしていた。

 神と祈とうについて語りながら、大統領は予防として伝統的な生薬を飲むよう助言していた。少なくとも彼は、洗剤や消毒剤を、飲用に勧めなかった。

 二月、私がボルネオ(インドネシアの地域で、カリマンタンと呼ばれる地球上三番目に大きな島)で映画を撮影し終えた後、ポンティアナクからジャカルタまでの私のガルーダ・インドネシア便は、咳をする、明かに病気の非常に重い人々で一杯だった。地域の他の国々が既に体温を測定し、流行を抑制する包括的対策を導入しているのに、インドネシアは、衝撃的なほど、断固、絶対に何もしていなかった。

 いつもの通り、地球上、人口が四番目の多い国には、予算も、意志も、熱狂も、緊急事態に対処するノウハウも皆無なのだ。

 流行なしでさえ、国丸ごと、一つの巨大健康ハザードなのは言うまでもない。インドネシアは、地球上で、市民千人当たりの、ベッドと医者の数が最少の国の一つだ。

 アメリカが支援した1965年のクーデター以来、インドネシアは超資本主義モードで、公衆衛生から、ごみ収集まで、公的なもの全てを無視していることが広く知れ渡っているが、特に教育と医療が無視されている。「もし即座に利益を生まないなら、なぜわざわざそれに対処する必要があるだろう」というのがこの政権の座右の銘かも知れない。二つの対照的な社会主義スーパースター中国とベトナムで見られるものとは非常に違う。

 私が最後にボルネオを訪問して以来、私の消化器官は何週間も破壊され、目は何か寄生生物に攻撃されてた、私は一時的に、ほとんど目が見えなかった。

 (インドネシアでは、ニックネームのジョコウィで知られる)ジョコ・ウィドド大統領の現政権は(人口過剰で、非計画的で、ほぼ全ての緑地帯を剥奪され、苦難と健康障害に満ちた)ジャカルタを捨て、何百億ドルもの経費で、首都をカリマンタンに移転する準備ができているが、医療施設は絶望的に不十分で、サハラ以南のアフリカ最貧国と同等だ。

***

 三月以来、私のインドネシアの友人たちは、地方のモスクの拡声器で放送される葬儀の数は絶対的に未曾有のものだと書いてきた。

 全員が、Covid-19で亡くなったか、親類が、そうだと疑っている少なくとも数人の人々を知っていた。

 匿名の34歳の男性(ジャカルタで暮らす研究者/学生)が私に書いてきた。

「ここでは人々が無駄死にしている。昨年の大統領選挙であれ、コロナの発生であれ、政府は人間を数としか見ていない。人々は腹を立て、政府に対する信頼をなくした。コロナウイルス発生の対処で、中央政府による干渉は状況を悪化させるだけだ。国を運営する上での無能力に対し、1965年の大量虐殺、1998年5月の暴動や、今のコロナウイルス大惨事の対応の不始末であれ、政府は一度も罪の意識を感じたり、国民に謝罪すべきだと感じたことがない。いつの日か、これは全て歴史本に書かれるだろう。」

 インドネシアでのほとんど全ての大惨事は極めて破壊的だ。早期警戒システムが盗まれ、汚職や、沿岸地域計画が欠如しているため、津波で許しがたいほど多くの人々が亡くなる。地震も火山噴火も全く同じだ。無計画、貧しい人々に対する支援なし。無気力と運命と停滞の受け入れ。

***

 ovid-19の恐怖がインドネシア国民に少なくともいくつか自主的構想を引き起こした。

 2020年5月29日にブルームバーグが報じた。

「インドネシアで急増するコロナウイルス危機で、国民のボランティア・ネットワークが、世界で四番目に人口の多い国の死亡率は、政府が言うより三倍高いかもしれないことを示すデータを編集し、自分たちで問題に対処しようとしている。

国の低い検査率が、ウイルスによる死を記録に残らないようにしている可能性があるという懸念から、WhatsAppとTelegramで、Covid-19による死と疑われるものをインドネシア周辺の人々が報じるのを可能にするLaporCovid-19とKawalCOVID19という二つのオープンソース・データ・プラットホームを設立するよう市民や医療従事者や科学者を刺激したのだ。

プラットホームが集めたデータによれば、Covid-19患者と疑われる4,000人以上の死者が、三月初旬以来、公式数値に含められていない。それを死者1,520人という政府記録に加えれば、既にインドネシアは東南アジアで最高のウイルス死亡率だ。」

 だが追加の4,000人の死者推計さえ極めて低いように思われる。一部の専門家は、死者と同様、感染数も、公式数値より15倍高いかもしれないと信じている。それは、最右翼政権に支配されているもう一つの国ブラジルの推計とも一致するだろう。

 従順で、反左翼で、市場志向のインドネシアを批判しないという欧米マスコミ共通の規則からの大きく離れて、北アメリカとヨーロッパのいくつかの主流出版物が、黙ったままではいないと決めたのだ。それ自体がニュースだ。2020年5月28日、ニューヨーク・タイムズが群島を破壊しているCovid-19について、詳細な非常に正確な報道をした。

「上昇の一途の蔓延かもしれないものの驚くべき一瞥として、インドネシアで二番目に大きな都市スラバヤで、11,555人の無作為標本が先週検査され、その10パーセントがコロナウイルス免疫抗体を持っていたことがわかった。ところが、スラバヤを含む東ジャワ州全体で、木曜日時点で、公式に確認された感染者は、4,313人だ。

「大量感染が既に起きている」とダービー大学の医療、社会介護の上級講師で、インドネシア公衆衛生協会のメンバーのドノ・ウィディアトモコが述べた。「これは手遅れであることを意味している。」

インドネシアの取り扱い件数は加速しているのに、インドネシア政府は、既に手当たり次第の取り組みである全国的コロナウイルス抑制策は経済を救うためには、緩和しなければならないと述べた。」

 インドネシアの指導部は、最も恥ずかしく卑屈な方法で、全てのアメリカ政権に協力している。民主党であれ共和党であれ、重要であるように思われない。だが今のジョコ・ウィドド(ジョコウィ)大統領は、トランプ大統領と彼の市場原理主義の前で身を屈している。それはインドネシアにとって最も恥ずかしい破壊的な方法で行われている。

 それが、一般にトランプ氏と彼の同盟者に敵対的なアメリカ「リベラル」報道機関が、なぜ今国民の半分以上が暮らさなければならない窮乏、途方もない環境破壊や、Covid-19大惨事を含め、崩壊したインドネシア国家の悲惨な状況について、客観的な報道する用意ができている理由なのかもしれない。

 ニューヨーク・タイムズ報道は、こう続く。

「公衆衛生専門家間には、アメリカやヨーロッパと同じぐらい強烈にコロナウイルスが蔓延した場合、インドネシアの医療体制が崩壊するという広範な懸念がある。

心配なことに、インドネシアにおけるCovid-19死者の半分以上が60歳以下の人々だ。アメリカでは大半の死者は高齢者だ。インドネシアの犠牲者の相対的若さは、病院が他の国々で提供する救命治療を提供できないことを示唆していると医療専門家が言う。

疫学者は来月、更に大きな感染者急増を恐れている。先週、世界で最大のイスラム教国民がいる国で、何百万人ものインドネシア人が、イスラムの神聖な月ラマダンの終わりに祈り旅行するため集まった。料金所の徴収員によれば、首都ジャカルタで、465,000台以上の車が休日の期間に首都を出た。

インドネシア政府は、四月下旬、多少のコロナウイルス旅行制限を発表したが、それらは厳しく実施されていないと批判者たちが言う。逃げ道が多数ある。空港職員が、業務出張者のに対する免除で、子供を含めて家族全体旅行する人々に不平を言った。

インドネシア大学疫学者によるモデルリングは、ラマダンに関連する活動のため最高200,000人のインドネシア人がウイルスで入院が必要になるかもしれないと予測する。」

「インドネシアの検査率は、ウイルスで最も影響を受けている40カ国で最悪で、水曜日時点で、アメリカの百万人に対して46,951人と比較して、百万人に対して、967人で、、特に症状がないか、症状が穏やかなインドネシア人が気付かずにウイルスを蔓延させていると伝染病専門家が警告している。」

 そこで予測可能な正しい打撃だ。

「大惨事がやって来つつある」と、インドネシア大学のモデリングの取り組みを指揮した疫学者パンドゥ・リオノ博士が言った。「何カ月もたって、まだ科学より、奇跡を信じる指導者がいる。インドネシアの政策はまだ酷い。」

 ジョコウィ政府は感染数について何週間も嘘をついた。「パニックを起こさないためだ」と彼は後に「釈明した」。前述の通り、政府は「祈とう」のおかげで感染がないと自慢し、ウイルスに感染するのを避けるため保健大臣が示唆していたのは祈りだった。予防として伝統的ハーブ飲料を飲み、運動するよう、大統領も助言していた。

 何カ月間も、少なくとも三月まで、インドネシア政府は、世界と自国民にウソをついていた。あるいは、一部の人々穏やかに表現するように、政府は「目を背けていた」。シンガポールとマレーシアなどの近隣諸国は一月からウイルスと戦っていたのに、インドネシアは三月まで、事実をうやむやにしていた。ジャワの病院は肺炎患者であふれ、多くの専門家たちが示唆している通り、死体は埋葬され、コロナウイルス検査は阻止された。

***

 あらゆることにウソをつくのはインドネシア政権の注目に値する特徴だ。インドネシア政権は実際、過去(200-300万人の人々が虐殺された1965年のファシスト・アメリカに支援されたクーデターについてすべてをごまかしている)について、社会崩壊(国民の半数以上が、窮乏で生活しているのに、政府は約10%しか認めない)について、国民の数についてさえウソをつく。10年前、私はトップの国連統計学者と働き、彼は三億人以上の人々がインドネシアに暮らしていると強く主張したが、インドネシア政府は当時約2億5000万人だと主張した。なぜだろう? 最も恵まれない人々が超資本主義の国に栄光を与える素晴らしい報告に傷を残さないようにするためだ。予算が、貧しい国民を食べさせる代わりに、官僚や企業幹部の深い腐敗した懐に容易に消えることができるように。

 今、ジョコウィ政府は経済を改善するため「再び国を開く」準備ができている。今、ラマダン後、流行が爆発する可能性が極めて高いが、それは問題とは思われない。インドネシア独特の方法で、事態は常に静められるのだ。

 既に財務大臣は、貧困に対する戦いが何年も先送りされていると話をしている。彼女は国民を来たる苦しみに覚悟させているのだ。インドネシアの巨大企業が緊急救済措置と支援で何十億ドルも稼いでいるのに。

 彼女は「専門家」だ。彼女は貧しい人々をどのように効率的に強奪できるか知っている。結局、スリ・ムルヤニ・インドロワティ女史は世界銀行最高執行責任者だったのだ。

 これまでのところ、(国内、国外でこれまでのところ報告されていない)社会崩壊や環境災害や進行中のCovid-19大失敗にもかかわらず、地球上最も冷酷なシステムの一つが生き残っているのだ。

 論理は単純だが、見る用意ができている場合に限っての話だ。国が大多数の国民が窮乏状態で生きるよう強いられている5000万人以上の国民の存在を認めるのを拒否するなら、もし「エリート」が風土病のように国から盗み続けるのを許されるなら、Covid-19や他の何らか病気で、ほとんど何の支援も受けずに、診断もされずに死につつある、主に貧しい何万人もの人々を、政権が切り捨てないわけがあるだろうか?

 歴史的に、インドネシアの大量虐殺は大規模だ。何百万もの人々、あるいはそれぞれの時期に少なくとも何万人も。誰も覚えていない。真実は決して語られない。共産主義と社会主義は禁止されている。信仰は必須だ。人々は自分の運命を受け入れるように条件付けされている。新しいものは皆無だ!

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者、調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China’s Belt and Road Initiative: Connecting Countries Saving Millions of Livesを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/06/08/covid-19-will-devastate-indonesia-which-is-already-collapsing/

----------

 三分ほどのビデオがある。

デヴィ夫人が語るインドネシア大虐殺の真実(14/04/06)

 虐殺といえば、日本であった事件を、否定する政治家がいる。下記はLITERA記事。

小池百合子都知事の最大の問題は極右ヘイトとの関係だ! 関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典に圧力かけ「虐殺なかった」ヘイト集会にお墨付き

2020年6月 8日 (月)

アメリカは中国に干渉せず、自国の正常化に注力すべきだ

Andre Vltchek
2020年6月4日
チャイナ・デイリー(中国日報)香港

 アメリカのあらゆる地域で、アフリカ系アメリカ人や他の抗議行動参加者が、絶え間ない残忍な黒人殺害に抗議し、警察や州兵とさえ戦って、都市が次々と炎上している。

 苦悶の中「息ができない!」と叫びながら、ジョージ・フロイド氏がミネアポリスで、警官に、文字通り窒息死させられ殺害されて、火がついた。

 Yahoo.co.ukメインページを開いても、アメリカで進行中の大規模動乱に関するニュースは皆無だ。ところが香港や国家安全法やトランプとポンペオの北京に対する恫喝に関してはもりだくさんだ。

 逆説的に、アメリカで起きていることに関して詳細な報道を得るには、RTを含め、欧米以外のマスコミ・サイトを見なければならない。

 「警官に地面に押さえつけられて窒息させられた非武装の黒人男性フロイドの死は、悲劇が起きたミネアポリスを越えて、多くの抗議行動参加者の共感を呼んだ。」

 ニューヨークのブルックリンで「私には弟や姪や甥がいます」とブリアナ・ジェンキンスという名の抗議行動参加者がRuptlyに語った。「我々の同行なしに、彼らが外に出るのが心配です。わかりますよね。何が起きるかわかりませんから、子供に、お店に行って欲しくはありません。」アメリカやイギリスや他の西側諸国が中国政府や香港政権や香港警察を侮辱するのに忙しいが、アメリカ国民、特に少数派の人々が、世界の他のどこにもないような割合で、警官に射殺され、文字通り殺されている。

 香港暴徒が外国の旗を掲げて「民主政治のために戦って」いると主張して行進しているが、益々民営化されるアメリカ刑務所には、地球上他のどの国より多くの拘留者がいる。何十年間も、アメリカの投獄は犯罪の処罰が狙いなのではない。それは何百万人ものと人々の人生を犠牲にする巨大ビジネスになっている。

 2020年に、230万人の囚人がアメリカの拘置所に拘束されている。100,000人当たり698人で、世界最高の比率だ。

 2015年以来、アメリカ警官は、1,252人の黒人、877人のヒスパニックを殺している。

 人権弁護士で、ジョージ・フロイド家の弁護士の一人、リー・メリットは状況をこう要約している。

 「アメリカの警察文化は現代世界で最悪です。世界中で、これだけ多くの人々を殺害し、投獄する国はありません。我々は危険な状況にあります。」

 メリット氏とベンジャミン・クランプ弁護士は「アフリカ系アメリカ人共同体の基本的人権の継続的な拒絶」のかどで、アメリカに国連制裁が課されるべきだと考えている。

 香港の暴徒たちは、トランプ大統領が書いた抗議行動に関連する最近のツイート、世界全体に衝撃を与えたツイートを繰り返し読むべきだ:

 「どんな困難でも我々は管理する。だが略奪が始まるとき銃撃が始まる。」

 今、トランプ大統領は制裁で中国を脅している! アメリカ当局者は、中国と香港が暴徒を阻止しようとしていることを批判している。

 それが、全て、巨大で、奇異で、逆説的な政治的熱狂へと変わりつつある。

 今、国内的にも国際的にも最大の人権侵害者であるアメリカは、ヨーロッパやアジアの類似の法と比較して、決して過度ではない香港国家安全法を制定したかどで、中国を「罰する」準備ができている。

 明白な理由で、ミネアポリスと香港の画像・映像は決して並んで表示されない。欧米主流マスコミには「比較の文化」がないので決して比較されない。中国とアメリカで、毎年一体何人が警察暴力で亡くなっているだろう? 一体どこで人権が、より侵害されているだろう?

 一体どこで人権が本当に侵害されているかに基づけば、どの国が制裁に値するだろう?

 道義的問題は別としても、深刻な経済問題もある。もしアメリカが脅しを実行して、1992年のアメリカ・香港政策法を破棄すれば、最も影響を受けるのは香港で、北京ではないだろう。

 2020年5月30日、マーケット・ウォッチがこう報じた。

 1992年のアメリカ・香港政策法で認めていたすべての権利をアメリカが終わらせれば、「香港経済は基本的になくなるだろう」と、エノド・エコノミクスのチーフエコノミスト、ダイアナ・チョイレバがマーケット・ウォッチに語った」。

 チョイレバはこう述べた。「最も重要なのは、この法律が香港ドルの米ドルとの自由なやり取りを義務づけていることだ。もしアメリカが、香港通貨当局の米ドル利用制限に動けば「それは極端な最後の手段で」広範囲にわたる資本逃避を引き起こし、地域の銀行業務と輸送と物流部門を破壊しかねない。」

 アメリカの政策は、国内でも、国際的にも、不条理を糧にしている。それはカフカ的だ。もはや論理は通じない。

 政策が益々混乱し、益々不合理になるにつれ、一層、不明確になり、さらけ出され、結果的に、問題に直面することになる。

 香港は、死に瀕して崩壊しつつある帝国の被害者へと変わりつつある。

 香港「抗議行動参加者」の混乱は、彼らが仕える知的、道義的混乱の反映に過ぎない。

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者と調査のジャーナリスト。彼は多数の国での戦争と紛争を報道している。「China’s Belt and Road Initiative」や「China and Ecological Civilization」を含め20冊の本の著者。

 この見解は、必ずしも「中国日報」のものを反映しない。

記事原文のurl:https://www.chinadailyhk.com/article/132679

---------

 チャイナ・デイリー(中国日報)は、中国共産党傘下の英字新聞。

 デモクラシー・タイムスの下記番組二本、抗議行動の話題に触れている。

【緊急特番】騒乱のアメリカ 怒りの底流に何が ウィークエンドニュースPLUS+ 20200606

習近平とトランプ 国家のシロアリ 都知事選小池の死角 WeN20200605 WeN

 日刊ゲンダイDIGITALには、『女帝小池百合子』の著者インタビュー記事がある。

小池百合子の学歴詐称疑惑 石井妙子氏は取材と検証で確信

2020年5月29日 (金)

香港暴徒は決して自国に対して戦うべきではない

Andre Vltchek
China Daily
2020年5月21日


 数カ月間、欧米マスコミは香港暴徒を「民主派の抗議行動者」と呼んでいた。欧米マスコミはまだそう呼んでいる。だが私は、新しい一層悪質な用語に気付き始めた。今や始終、警察部隊と暴力的に衝突する黒装束の忍者のような男女は時に「独立派」と表記される。

 最近さらなる抗議と攻撃的行動でアメリカの「母の日」を祝った暴徒を「政治ウイルス」と表現する香港市民もいる。

 今や香港に暮らす多くの人々が、新型コロナウイルスと並んで、彼らの都市を潰そうとする上で責任がある人々、ほとんど若者で、ものを良く知らない、勉強不足の連中に対する武力行使を要求している。

 これまで北京と香港の両政権が採用してきた穏やかな融和的手法は、国家と、明らかに外国から資金調達され、イデオロギーで武装した暴徒との間の対立を止めることは不可能かもしれないことが明らかになった。

 中国が理想的になればなるほど、ワシントンと同盟諸国の行動と恫喝は益々攻撃的になる。Covid-19、香港の状況、国際貿易、台湾と南シナ海。全てが巨大な不潔な中華鍋に投げ込まれ、無味で、悪臭のひどい状態のものになるまで炒められ、それから、北京の顔に投げつけられて、世界平和や繁栄や健康を危険にさらすのだ。

 2020年5月13日、RTは報じた。

「北京は、もしワシントンのコロナウイルス流行調査に協力し損ねれば、中国に制裁を課そうと狙うアメリカの法案を非難した。

法案はアメリカが率いる、コロナウイルス発生に関する、あらゆる調査に、中国が「十分完全な説明を提示した」ことを大統領が60日以内に議会に知らせるよう要求するものだ。法案はアメリカの同盟諸国や世界保健機構(WHO)などの国連機関が行なう調査にも適用される。

この法案は、人の健康に危険となり得る全ての「生鮮市場」を中国が閉鎖するよう要求している。半自治領域で進行中の抗議行動の際に逮捕された香港活動家の即時放免も要求している。」

 ワシントンのネオコン政治家連中や大統領自身さえ、お返しに何も提供せず、中国の大きな譲歩を要求しているのだ。

 コロナウイルスに対するトランプの恐ろしい対応 - 香港暴徒はこれが望みなのだろうか?

 困惑し、意気消沈し、疲れ果て、多くが失業し、餓死さえしそうなアメリカ国民は、自国の外交政策にほとんど注意を払っておらず、まして止めようなどしていない。

*

 香港の暴徒は、彼らの多くが理解していない可能性がある一つの事実に直面しなければならない。今は我々が知っている世界全体が焼け落ちかねない時期なのだ。経済システムが崩壊しつつあるアメリカは、中国やロシアや、イランやベネズエラや他の国々までを紛争と、結果として生じる戦争に引きずり込んでいるのだ。

 このような戦争は何百万人、何億人もの命さえの命が失いかねない。

 これまでのところ、中国とロシアは根気良く外交を進めている。もちろん侮辱や、汚いプロパガンダや絶え間ない軍事挑発に直面しながら自制するのは困難だ。だが世界平和と正確に、戦争の中で消えるだろう何百万人もの人命が、北京とモスクワに、巧妙で慎重な方法で行動させているのだ。

 だが、どんなことでも起きかねない。忍耐は無限ではない。もし中国やロシアが彼らの存在、あるいは彼らの国民の生存が危険にさらされたと感じれば、彼らは生命を守るために対応しなればなるまい。

 香港の暴徒はすでに前線にいる。彼らは、その純真さ、あるいは愚かさゆえに理解できないかもしれないが彼らは前線にいるのだ。

 彼らが何をするにせよ、モニターされ、記録され、最終的に自分たちの国に対して利用されるのだ。

 彼らは今戦いに従事している。彼らは世界を完全に制御しようと望む海外勢力の側で戦っている。

 暴徒は反逆罪を犯しているのだろうか? 一部は明らかにそうだ。だが私は彼らの大部分はそうではないと信じたいと思う。まだ。私は彼らに、疑わしきは罰せずで対応したいと思う。彼らの大部分が若く、混乱していて、しかも、道に迷っている。

 だが、疑わしきは罰せずにも明確な限界がある。

 逆説的に、もしアメリカが中国を対決に無理強いすると決めれば、香港の状況はワシントンによる正当化の一つになるだろう。まさしくその瞬間、状況上、素朴な世間知らずの若者たちは、自分の母国と戦う事実上の戦闘員に変えられるのだ。全て当然の結果だ。

 そのような悲惨な状況を避けるため、できる限りのあらゆることをしよう!

 暴徒にはこう言うべきだ。「まだ時間がある。座って、話して、交渉しなさい。傭兵として自分の国と戦ってはいけない。今はひどく危険な時なので、私の率直な言い方を許して欲しい。私はずいぶん長い間、あなた方を観察している。あなた方は本当に何をしているかわかっていない!」

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者、調査ジャーナリスト。彼は多くの国で、戦争や紛争を報道している。彼は「China’s Belt and Road Initiative」や「China and Ecological Civilization」を含め20冊の本の著者だ。

 この意見は必ずしもChina Dailyのものではない。

記事原文のurl:https://www.chinadailyhk.com/article/131210#SAR-rioters-should-never-fight-against-their-own-country

----------

 China Dailyは中国共産党のメディア。我々が読まされ、きかされているのは宗主国・属国メディア。両方読む方が、実態の理解には役立つだろうと思う。

 植草一秀の『知られざる真実』

7.5東京都知事選に市民が総力結集する

 今回も記録を残さない。傀儡属国のいつもの手。企業では、PDCAサイクルを説かれる。(幹部連中は実行しない可能性大かも。)ところが、この政府下請け組織、はなからPDCAを無視している。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)。従って決して反省しない。つまり、この秋冬の大惨事は保証済み。提灯持ち、男芸者専門家会議の連中は安泰。国民は地獄。東京電力福島第一原発事故の時の男芸者、幇間、腰巾着学者のたわごとと同じ。

コロナ専門家会議、議事録作らず 歴史的事態検証の妨げに

 今夜も、IWJインタビューを拝聴予定。

岩上安身によるインタビュー1000回まであと3回! 河井夫妻の買収資金1.5億の一部が安倍事務所に還流!? 安倍総理も共謀で刑事告発さる! 検事総長への「子飼い」黒川配置にも失敗! 稲田検事総長憎しのあまり虚偽答弁を重ね泥沼へ!! 検察は安倍総理本人の疑惑にどこまで迫れるか!? 岩上安身による山岡俊介氏インタビューは本日午後8時30分より!

【IWJ_YouTube Live】20:30~「岩上安身によるジャーナリスト・山岡俊介氏インタビュー」
YouTube視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

2020年5月 4日 (月)

トランプ/ナヴァロの対中国冷戦

Andre Vltchek
2020年4月29日
New Eastern Outlook

 それは醜悪になりつつある、極端に醜悪に。

 それはますます戦争のように見えつつある。少なくとも新たな「冷たい」イデオロギー戦争だ。

 だが、Covid-19の影の中で、それはほとんど気付かれない。

 直感的に中国を憎悪する目の見えない騎手は、中国についてほとんど何も知らずに、先頭に立って、地球上人口最大の国との対決へと、大統領を無理押ししている。彼の名前はピーター・ナヴァロだ。

 大統領が「罪がない」わけではない。彼の下でホワイトハウスは、偏狭な反中国の人種差別感情連中の避難所になった。それは既に、遥かに論理的で、人道的な、社会主義制度に反対する戦闘の世界本部へと変貌している。

 赤い警告灯が明滅している。全ての表示器は、経済的にも、社会的にも、医療でも、皆、下方を向いている。アメリカ軍艦が繰り返し台湾と南シナ海付近に配備されている。

 そして侮辱、ひどい侮辱が飛び交っている。

 トランプとナヴァロは、恥ずかしげもなく、公に中国を侮辱している。彼らは、わずか数カ月前、単独で、未知の敵に直面し、戦って、巨大な領域で、膨大な代償で、素早く世界的流行を止めた国を中傷しているのだ。

 この全てが、恥知らずに、傲慢におこなわれている。

 世界が見守っている。一部は、信じがたい気持ちと憤慨で、他の人々は、いつも通り、無気力で従順に。

 2020年4月19日、ニューヨーク・ポストは、こう報じた。

「ホワイトハウス貿易顧問ピーター・ナヴァロは、日曜、中国の武漢研究所がコロナウイルス流行に関係していないことを証明するよう要請し個人保護具を貯蔵し、流行から利益を得ていると言って中国を非難した。

ナヴァロは、フォックスニュースの番組「サンデー・モーニング・フューチャーズ」で、進行中の危機を悪化させ「世界中の多くの人々を死に至らせる」いくつかの行動をとったと中国を非難して、中国を標的にした。

「まず第一に、ウイルスは中国で生み出された。第二に、彼らは世界保健機構WHOの盾の後ろにウイルスを隠した。三番目に彼らがしたのは、基本的に、個人保護具の秘匿で、今彼らは、それから不当利益を得ている」とナヴァロは述べた。

 アメリカのトランプ大統領は、おそらく、ナヴァロの助言を採用して、既に、想像ができないことだが、世界がウイルスとの戦争の真っ最中にあり、その最前線ある、世界保健機構(WHO)への資金拠出を停止した。WHOは、この政権が益々最大の敵として見ている「中国と共謀した」と非難されているのだ。

 一日後の2020年4月20日、ロイターは、Covid-19のデータを保留していることに対する、ピーター・ナヴァロの中国非難に関する報道を公開した。

「彼らが、我々を入れて、我々に早く、このウイルス情報を与えなかった理由の一つは、彼らがワクチンを作ろうと急いでおり、これは激しく競合する事業競争に過ぎず、彼らがワクチンを世界に売れるようにする事業計画と考えているのだ」とナヴァロは、フォックス・ビジネス・ネットワークで述べた。」

だが我々は、彼らを打ち負かすつもりだ。我々はトランプ大統領の指導力で、彼らを打ち負かすつもりだ。ナヴァロは、アメリカ保健福祉省に言及し、保健福祉省は既に五社を競争させているから、我々は彼らを打ち負かすつもりだと述べた。

 中国攻撃はヒステリーに似ている。トランプと顧問は徹底的に自暴自棄に思われる。

 この極端な絶望、全世界に対する権力掌握を失う恐怖は人類の生存にとって極めて危険だ。

 中国、そしてロシアも、極めて辛抱強い。彼らは、恫喝と侮辱でとなく、外交を使う。かんしゃくを起こしている甘やかされた子供の行動であるかのように、彼らは一種の楽しみでアメリカ指導者の行動を観察している。だが彼らの辛抱強さにも限界がある。アメリカの態度が、中国やロシア国民の生活に害を与え始めた途端、彼らは行動をするよう強いられるだろう。逆説的に、対決が自国生存の唯一の機会であるかのように、アメリカは押している。

 アメリカは、全ての領域で、押し、挑発している。南シナ海、台湾から香港、ベネズエラからイランまで、中国やロシアの侮辱から、すでにCovid-19戦線で、行われている奇異な戦いに至るまで。

 ちょっとした事故、イラン領海や南シナ海での、たった一つのごく小さいな過ちで、脆い平和が炎上しかねない。

 数十年間も、ワシントンの攻撃的な振る舞いを、世界は、不安ながらも耐えている。だが今、Covid-19混乱や、差し迫るグローバルな経済、金融崩壊で、ほぼ全ての国が今極めていらだっている。これは我々が一年前に知っていた世界と同じではない。もし彼らが世界的な悲劇を避けたいと望むなら、トランプやナヴァロや彼らの「陣営」の連中は、細心の注意を払うべきだ。

 不幸にも、彼らは対立を避けようとしているように思われない。彼らは、ある国を、何としても挑発しようとしているのだ!

***

 最初にコロナウイルスに襲われ、単独で、固い決意と犠牲で、それを打倒した国、中国を「世界を感染させた国」あるいは「危機から不当利益を得ている国」と呼ぶことはできない。それは正気でなく、正しくなく、徹底的に下品だ。

 それどころか、中国は世界中が、この流行と戦うのを支援した。中国は専門知識を素早く共有し、助言と非常に貴重な医療機器両方で、最も打撃を受けた国々を支援した。

 中国・武漢の研究所がコロナウイルス流行に何の関係もない証明を要求するホワイトハウスの貿易顧問ピーター・ナヴァロなどの連中の声明は、極めて無責任で、危険で、容易に裏目に出かねない。

 世界中の多くの専門家が、実際にウイルスを中国にコロナウイルスを持ちこんだのはアメリカだったと考えている。以前、中国外交部報道官趙立堅は、中央部の都市、武漢市に、新しいコロナウイルス持ち込んだのはアメリカ軍だったと言う説の一つをTwitterに投稿した。

 だが、結局、これらが極めて爆発的な話題で、非常に危険な時なので、中国当局は、少なくとも当面は、ワシントンを非難しないことに決めた。

 ところが、アメリカは、この賢明な融和的な動きを、中国政府と共産党の弱さと誤解した。アメリカは形勢を逆転し、明らかに、無敵さを確信して、考え得る最低の組み合わせのイデオロギー攻撃を始めた。

 最終的に、ワシントンは全ての一線を越えた。このプロパガンダ攻撃が、報復されずには済まないのは確実だ。

***

 中国に対する攻撃は不公平で、人種差別的だ。

 彼らは途方もなく傲慢で、文化的覇権や、優越感の匂いがする。

 欧米全般、特にアメリカ合州国は、世界中で、何億という人間に死と破壊をもたらした。ワシントンは、世界中のどの国に対して、特に帝国主義や、人類に害を与えた実績がない中国に、説教する道義的権限などない。

 「事実隠蔽」や生物化学戦争の利用は、ワシントンと、その「外交政策」一致する。

 ワシントンに、どのような能力があるか見るには、インドシナやイラクやキューバや多くの他の場所を思い出すだけで良い。

 トランプもナヴァロも、中国に関しては徹底的に無知だ。彼が中傷し、挑発し続けている国についてのナヴァロの知識不足は(従順な)アメリカ学界の無数のメンバーに暴露さされている。

 トランプとナヴァロの二人にとって、中国は最も都合の良い政治的、経済的サンドバッグだ。中国は共産党に支配されており、経済的にも、社会的にも大成功している。しかも中国の成功は、他の国々の略奪ではなく、植民地政策や帝国主義ではなく、国民の熱意と勤勉のおかげだ。それゆえ、中国は世界に全く新しい代替モデルを提示しているのだ。

 要するに、ネオコンと欧米至上主義者にとって、中国は最大の悪夢なのだ。

***

 欧米の古い原理主義イデオロギー神学は、こういうものだ。「もし相手と競争できないなら、相手を中傷しろ。相手を破壊しろ!」

 今や公正や「客観性」のようなものが何かある素振りさえ遥かに越えている。ワシントンの振る舞いは、我々の世界や、そこに暮らす人々への配慮とは全く無関係だ。

 それは全くむき出しで、残忍で、無頼だ。全て優勢のためだ。その優勢を失わないためだ。

 トランプ、ボルトン、ポンペオ、ナヴァロ、バノン、その他大勢。彼らは現代の十字軍兵士だ。白人と拡張主義という欧米「文化」の戦士だ。彼らの行為は、こういう形で定義されることは滅多にない。だが、こうした連中を表現するのに、より率直な方法はない。

***

 我々の周囲で起きていることは、大部分、生命の救済に無関係だ。Covid-19に対する戦いは、何百万人もの人間の生存のための戦争ではなく、イデオロギー戦争になっている。

 再び、またしても、中国やロシアやキューバは彼らの姿勢を明らかにした。彼らの飛行機は希望を持って来て、絶望的に必要とされていた支援を。感謝するイタリア人は中国国歌を歌った。アメリカの多くがロシアの人道的空輸に注意を払い始めた。キューバは伝説的な医療の旅団を世界の最も強い打撃を受けたエリアの若干に送った。

 欧米の反応? 礼儀をわきまえない、不快な冷笑的な態度だ。何人かのイタリア記者さえ、ロシアと中国の利他主義をいぶかしがる皮肉な記事を書くことを選んだ。

 ニューヨークへのロシア支援が、完全に無料か、場合によっては、半分無料自由だった事実に、アメリカの政治家たちは早速疑問をさしはさみ始めた。

 トランプが、タイや他の経由地空港で、ドイツや他の国々向けの中国医療機器貨物を横取りし、もっぱらアメリカ向けにCovid-19ワクチンを生産するよう、文字通りドイツ製薬会社に賄賂を使おうとし、団結が最も必要な時に、EUは、イタリアや他の加盟諸国との団結を示さなかったが、中国やロシアやキューバは圧力を加えられた状態の中、人間として、国際社会の責任を担う一員として振る舞い、品格を示した。

 これだ、まさにこれなのだ。巨大なグローバル危機時の、二つ世界制度間の、この途方もなく大きな対照を、北米、ヨーロッパの帝国主義体制と、その極端な原理主義資本主義には、本質的に良くないものがあることに、世界に決して気付かせずにおくため、ワシントンは隠蔽しなければならなかったのだ。

 だが、ナヴァロ氏やトランプ氏のような人々は、もはや世界を他のいかなる方法でも見ることができないのだ。利益や支配や優勢の枠組みを通してしか見えない。自身の国内をきれいにし、政権を改善する代わりに、彼らは、ずっと良い世界を築きつつある人々を傷付け、攻撃するのだ。

***

 Covid-19の本当の危険が一体何なのか、依然我々は、はっきりわからない。流行の死亡率や蔓延を我々は正確に計算できない。我々は世界的経済崩壊で、何百万人もの生活が破滅させられるか推測できるだけだ。

 だが、アメリカと中国間、あるいはアメリカとロシア間の対立が一体何をもたらすか我々は知っている。

 ワシントンの新たな冷戦戦闘員連中が、一体何を当てにしているのかも我々は知っている。北京とモスクワ(テヘランや他の国々)は何であれ受け入れるだろうこと。地球を救うために、欧米との緊張を緩和させるべく、彼らは常に引き下がる。結局のところ、今までは、いつもそうだった。

 だが、一線は越えられつつある。

 最近の声明、トランプとナヴァロが口した北京に対する侮辱は、中国がウイルスを広げた、あるいは研究室で作り出したとさえ言っての非難で、度をこしている。それは理不尽で、正真正銘の被害者たちや、自分たちの都市や国や世界のため、武漢の前線で戦い、亡くなった英雄たちの顔につばを吐くようなものだ。

 このようなウソ、このような侮辱は決して許すことはできない。

 次は何だろう? ワシントンは正気でない制裁を更に課し、それから海軍を南シナ海か台湾に付近に派遣し、香港の暴徒に資金を供給し続ける。警戒されたい! トランプと彼のお仲間は火遊びをしているのだ。彼らは、もはや全能ではない。あと数週間後、Covid-19さえ、そよ風に思えるような、更に多くの嵐、ひどいを受けるかもしれない。

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者、調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China’s Belt and Road Initiative: Connecting Countries Saving Millions of Livesを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/04/29/cold-war-of-trump-navarro-vs-china/

----------

 バラエティー番組、スシローや、国際弁護士や玄孫の余りの政府寄り意見に飽きられたので、目先を変えようというのだろうか、東大出の元エリート官僚女性が活躍中。基本的に官僚目線。

 壊憲男のプロンプターを読むだけ会見、緑のタヌキの会見と同様、決して見ない。蔓延犯人の演説。

 憲法記念日にちなみ、日本破壊会議や、ファシスト傀儡は壊憲念仏に余念がない。

 植草一秀の『知られざる真実』

壊憲勢力封じ込め国民資産の憲法を守る

 日刊ゲンダイDIGITAL

【ワイド特集】コロナ焼け野原後の日本はどうなる(政治

 LITERA

安倍首相の新型コロナを利用した「憲法に緊急事態条項を」メッセージに非難殺到! 失策を棚上げ、日本会議系集会でお仲間と改憲PR

2020年4月25日 (土)

キューバは屈しない!

キューバは屈しない!
Andre Vltchek
Internationalist 360°
2016年5月9日

 今キューバは危機的状況に直面しているやら、方向を見失なったやら、バラク・オバマ大統領の致命的な訪問後、いつ何どき崩壊しかねないやらという、うわさを、一体誰が発明したか私にはわからない。うわさと憶測は雪だるま式にふくれ、北アメリカ、ヨーロッパ左翼の一部は、既に現実と混同している。

 私はキューバを知り、称賛し、愛している。キューバは実に強い、決然とした、回復力ある国だ。あらゆる憂慮すべき記事を読んで、私は戻って、直接キューバの人々と話をすることに決めた。

 私はキューバを再訪した。今回は、戦争で荒廃した中東と、ワシントンとヨーロッパに忠実な悪質な反革命徒党による邪悪な攻撃を経験している大陸南米での仕事の合間だ。

 今回は私はドライブして、辺鄙な村や歴史的革命史跡や、欧米帝国主義にキューバから盗まれた場所、グアンタナモ湾を取り巻く地域を訪ねることに決めた。私はキューバの東西、1,000キロ以上ドライブした。私はサンティアゴ・デ・キューバ、グアンタナモ、ハバナ、ピッグズ湾、プラヤ・ギロンや、キャーバで最も辺鄙で(革命前最貧の)地域の一つで働いた。シエナガ・デ・サパタだ。

 私はハバナで、国営通信社ペンサ・ラティナとキューバ 映画芸術産業研究所ICAICを訪問したが、今回私の主目的は、もっぱらキューバの人々に耳をかたむけることだった。

 彼らは北から来る致命的な危険に気付いているだろうか? 彼らは妥協する準備ができているだろうか? 彼らの革命精神は薄まっているだろうか?

 私の結論は明確で決定的だ:「いや! キューバは屈しない。キューバの人々は知っている。彼らはアメリカ大統領の甘言の背後に、ありそうなことを十分意識している。彼らは屈しない、彼らは革命を裏切らない。」

 欧米の危険は.本物だ。それはそこにある。それは本物で、常にそこにある。強制、策略、権謀術数政治。あらゆるものが、キューバ革命を脱線させ、破壊さえする試みで使われるだろう。だがキューバの人々が帝国が実現しようとしていることを理解できいなどとは一秒たりとも考えてはいけない。

 キューバは何十年も、しっかり立っている。キューバは前より一層うまくやっている。キューバは今までよりも強い。キューバは、しっかりやって行けると確信している。

 続ける前に、そうではないと考え、本当に心配している方々への一つの提案がある。もし皆様が、キューバが今未曾有の危険に直面していると思われるなら、キューバに行って支援することだ。キューバに旅行し、人々と話し、働き、書き、映画を撮影し、写真を写そう。外国でキューバを支援しよう。キューバ製品を購入し、キューバ音楽を聴き、映画を見て、本を読もう。もし読者に若干の太陽が必要なら、タイやバージン諸島やエジプトの代わりに、キューバで金を使おう。具体的な何か、何か本当のことをしよう。

 キューバは地球上で最も国際主義の国だ。キューバは虐げられた多数の貧しい国々との団結を示してきた。キューバは既に、世界の他の国々のために、実に多くをしてきた。今その破たんを予言する代わりに、キューバのために何かをしよう! もし読者がキューバの未来を心配し、たとえ心配しなくとも、そうして頂きたい。


グアンタナモ市

 サンティアゴ・デ・キューバは勇敢な、意志が強い市であることが知られている。ここはキューバ革命が1953年7月26日に始まった場所だ。ここは偉大な詩人、著者で国民的英雄ホセ・マルチが埋葬されている場所だ。

 ここは、1959年1月1日、フィデル・カストロが、サンティアゴ市役所で、バルコニーから革命の勝利を宣言した場所だ。
 ブラジルのサルバドール・バイアのように、サンティアゴ・デ・キューバは、世界に最も素晴らしいミュージシャンを何人か与えた。今やこの街の有名なカサ・デ・ラ・トローバや、キャバレーや、ミュージック・ホールや多くの他のクラブでは、あらゆる人種の、国際カップルが、ソンやサルサの陽気なリズムに合わせて踊っている。キューバでは、人種差別は、見慣れない未知の要因だ。

 私の訪問中に、カサ・デ・ラ・トローバの二階で、若い中国人男性が、黒人の少女と愛の言葉を交わしい、他方、地元の肌の色が違うカップルが、素晴らしい、陶酔的なバンドの真正面で、古い寄せ木張りの床の上で、頬を寄せ合って踊っていた。

 ここでは「政治的公正」の配慮は不要だ。何も強制されない。革命の論理的「副産物」として、人種や性の平等は、当然の、本能的なものだ。

 アフリカの諸国で欧米帝国主義と戦い、解放して、無数のキューバ国民が亡くなった。何千人ものキューバ人医師や教師が、世界の最貧で辺鄙な地域に、まだ派遣されている。キューバ革命は人間中心主義のために戦う。キューバ革命は戦っている。キューバ革命は、男性であれ、女性であれ、子供であれ、虐げられた人々の側に立っている。肌の色には何の意味もない。全てのキューバ人にとって、一つ明確なことがある。それぞれの人、それぞれの人種が、威厳を持って生きるに値するのだ。

これが「私の共産主義」だ。 キューバは私の「母国」だ。

 それこそが、欧米帝国主義がキューバを憎悪している理由だ。それがキューバ革命の信用を失墜させるため、欧米帝国主義が辛らつなプロパガンダをする理由だ。それは欧米帝国主義が使えるあらゆる手段で、キューバを共産党路線から脱線させようとしている理由だ。直接的攻撃、禁輸、そして今「正常化」という新たな権謀術数の時代によって。

 サンティアゴ・デ・キューバの数学者イグナシオ・グェラ・バタンクールは革命とキューバの共産主義制度の決然とした支持者だ。

「もちろん人々は、オバマと最近キューバを訪問する彼の動機を恐れています。彼は我々の二国間の関係を正常化するためだけに来たのでしょうか? 私は疑っています! だが幸い、キューバ人は、血管の中を、たくさんの革命的な血が巡っています。しかも彼らは頭が良いのです! 彼らの大部分が再び植民地になるのを望まず、資本主義を欲していないのです。我々は経済状態を、ほんの少し改善したいと望んでいますが、大多数の人々は、彼らが今持っているもので満足しています。私は64歳です。」

 彼は、せいぜい50歳にしか見えない。

「私は革命前の状況がどうだったか覚えています。屈辱的な困難なものでした。我々は、栄養失調、無知と搾取の中で生きなければなりませんでした。共産主義になって、事態がすっかり変わりました。今私は金持ちではありません。全然! 妻と私は人生を通じて懸命に働きました。彼女は国際医療旅団のメンバーでした。我々の家族全員非常に良い教育を受けました。妻は医者です。息子は神経外科医です。我々の財産は多くありませんが十分です。我々は本当に必要なものを持っています。そして我々全員有意義な生活を送っています。」

 「でも今アメリカは確実にキューバを不安定にしようとするでしょう」

「もちろん! 我々全員それを知っています。人々が知らないと言う連中は、実際、共産主義キューバに対する策謀の一員です。我々は欧米が全世界で何をしているか見ています。しかし、キューバは屈することを許されていません。北米人はあらゆる策謀を試みるでしょうが、彼らは決してあえて侵略しないでしょう。連中は、まだピッグズ湾とプラヤ・ヒロンを覚えていますから。この国は寛大な心を持っていますが、それは厳しくもなり得ます。キューバは勇気を持っています。キューバはこの体制が消滅するのを許しません。」

 私は彼にどれだけ彼の国を愛しているか言った。彼は私を抱きしめた。「ようこそ!」と彼は言った。「健康な長い人生を! すぐサンティアゴ・デ・キューバに戻って来てください。本物の友人は、いつでも大歓迎です。我々はあなたを待っています。」


 Soplillar図書館のぺドロ・アマウリ・サントス

 ここプラヤ・ヒロンに欧米はあえて挑んだ。そして欧米は見事に負けた。国民全員が動員された。たった一つの決定的瞬間に、この緑の優しい島は、一枚岩、コンクリートの障壁に変わった。「連中」は通過できなかった! 連中が「解放するために」やってきた人々が連中を止めたのだ。

 私は、最初に立派な六車線自動車道路を、それから二車線道路で、ハバナから;250キロ以上ドライブして、プラヤ・ヒロンまで旅行した。私は、労を惜しまず修理して、ぴかぴかで、まだ頼れる友好的な怪物、1952年のシボレーに乗り、運転した。

 キューバは見事に変わっており、至る所でそれを見た。極端な犠牲のひどい時代は過ぎた。島中、快適な道路、きれいな休憩所とガソリン・スタンドがあった。

 「ほら、オレンジ農場ですよ!」と友人で運転手のダリエルが示し続けた。「ここに巨大なサトウキビ・プランテーション、とトウモロコシ・プランテーションがある」

 畑は良く手入れされ、道路沿いの村は素朴ながら、きれいで、診療所や学校や全ての基本的なサービスは自足自給だ。

 キューバは裕福には見えないが、酷いようにも見えなかった。そしてキューバは、当時私が最後に働いた三年前より、ずっと良く見えた。

 キューバは確実に「ばらばらに崩壊して」いなかった。キューバは倒れていなかった。キューバは成長し、良くなり、進化していた。気付かずにいるには、進歩を否定するには、確かに大量の反革命自己修養が必要だろう。

 小さいながら、非常に教育的なヒロンの博物館で、私はフィデル・カストロ政府打倒を目指した、1961年4月のアメリカが画策し、資金援助した侵略の残忍な出来事を説明する、写真、地図やと文書を見た。1,500人以上のキューバ人亡命者と傭兵が、ピッグズ湾に沿った二つの場所に上陸した。エリア - シエナガ・デ・ザパタのいたる所で、72時間、強烈な戦いが荒れ狂った。グサノス(蠕虫)、侵略者は最終的に敗北した。

 今、高速自動車道路から始まり、プラヤ・ヒロンに至る道路は、地球上最強の帝国主義国から母国を守って倒れたキューバ人男女の記念碑がずっと列を作っている。無数の強力なポスターが旅行者に想起させ続ける:

 ヒロン - ヤンキー帝国主義の中南米最初の大敗北

 そしてもちろん: パトリア オ ムエルテ! 「祖国あるいは死!」

 地元の人々がこの場所を単なる史跡と見ているのか、ここで欧米に行われた同じテロ行為が、まだ全世界で起きているのを知っているかどうか博物館館長に尋ねた。

 彼女は、はっきり答えた。

「我々は何が世界中で起きているか良く知っています。我々はニュースを見て、テレスールを見て、出来事について論じます。ここで起きたことは帝国主義に犯された何千というひどい犯罪のたった一つに過ぎません。」

 私は破壊された民間空港で、負傷し、亡くなったキューバの人々の写真を見た。民間空港を爆撃中に命を失った婦人の一足の靴がある。欧米の表現は、これを「失敗した侵略」と呼ぶ。私はそれを「テロ」と呼ぶ。

 それからアメリカとカナダの観光客が入り混じったグループが巨大なバスで到着した。騒々しく、失礼な彼らは、記念碑や兵器の前で「自撮り写真」をとり始めた。彼らの表情には、感情も、遺憾の意もなかった。

 私はミネソタからの年配の夫妻に近づいた。

 「これで、あなた方は何か思い出しますか?」と私は尋ねた。

 「そう、戦いがあった、そうでしょう?」と男が大きいながらウツロな笑みを浮かべて答えた。

 「そう、戦いがありました」と私は言って、歩き去った。

 私がキューバにいた間に、フィデル・カストロが第七回党大会閉会の際、国民に演説した。

「我々は転換点に至っているが、この惑星で、キューバ共産主義の思想は、熱情と威厳を持って働けば、人々が必要とする物質的、文化的な富を産み出すことができる証明として残るだろうし、我々は容赦なくこれらを得ようと努力しなくてはならない。中南米と世界の我々の兄弟に、キューバの人々が勝つと我々は伝えなくてはならない。

これは私がこの部屋で話す最後の機会の一つかもしれない。私は議会によって選挙のために提出されたすべての候補に賛成投票した、私は招待頂いたこと、皆さんが私に耳をかたむけて下さっている名誉に感謝する。私は皆さん全員と、何よりも、彼の壮大な努力に対して同志ラウル・カストロに感謝する。

我々は行進に出発し、マルチやマセオやゴメスのように阻止できない行進で、最大の忠誠と団結した力で、完ぺきに仕上げるべきものを完ぺきに仕上げるつもりだ」。

 キューバでは、国を守ることから環境維持まで全てが革命行為と思われている。私は立派な生物圏、世界の文化・環境遺産の史跡シエナガ・デ・ザパタをドライブして横切った。午後、カラフルなカニの巨大な一群が道路を渡り始めた。地域全体は、きれいで、商業化されていない。カニは確実に、社会主義から利益を得ているが、マングローブや沼や海岸もそうだと、私は運転手に囁いた。彼は同意した。

 山奥の村Soplillarで、私は本の印象的なコレクションがある小さな博物館と美しい図書館に遭遇した。テーブルと席は心のこもった手製で、うれしいおもちゃもそうなのだ。

 この場所の責任者ペドロ・アマウリ・サントス・リャンビオは地方教育に情熱がある大学教授だ。彼は、一月に数日、市の大学で教えているが、残りの時間は、ピッグズ湾海岸から約5キロにある博物館と図書館の世話をしている。

 「あなたは信じないでしょうが、シエナガ・デ・サパタのこの巨大な地域は革命前には、わずか四校しか学校がありませんでした。子供は栄養失調で苦しんでいました。至るところ空腹と不幸がありました。あなたが今ここで見る全てが革命の直接の結果です。」

 僚友ペドロ・アマリは自称本の虫だ。そして彼はキューバ、外国、双方で多くの革命家を知っている。彼はノーム・チョムスキーの娘の一人とさえ会っている。

 彼はキューバは屈しないと確信している。彼は社会主義を信じている。彼は人々を教育し、彼らに知らせ、世界について彼らと論じている。

 彼はこう説明する。

「キューバは、とても強いのです。我々は全て我々自身の手でしました。私は多くのヨーロッパ人を来させています。彼らが、なぜ、どうやって私を見つけるかわかりません。この場所はどんな大都市からも、とても遠いですが、彼らはやって来ます。思想家や作家やジャーナリスト、我々は話します。私は彼らにオープンです。私は言います。「あなたが今ヨーロッパで持っている全ては、あなたが全世界で犯している大虐殺と盗みのおかげです。」

 私は彼に、最近イタリア議会で演説し、彼らに面と向かって、事実上、基本的に同じことを語ったと言った。私は将来、私はまた戻って来て、ここでしばらく過ごして、村で地元の人々に話をして、図書館で私の本を一冊読みたいと彼に言う。

 我々は握手する。我々は抱擁する。私は村で数人の人々に話しする。キューバは消えないだろう。私はそう感じる。もし危険にさらされたら、我々はそのために戦うだろう。

 ここから見れば、それは実に単純だ!

 短期間、私はハバナで働いた。そこは地方より複雑だ。私は画家、映画製作者、ジャーナリスト、個人レストラン所有者に会った。彼らの言語は装飾的で、言葉は非常慎重に選ばれていた。

 「平和」と「理解」についての話が多かった。

 ハバナの一部の人々は政治を気にかけないが、大半の人々が気にかけている。

 私は、ただハバナや、おそらく、一つか二つの観光客向きの海岸だけを訪問した後、なぜ多くの外国人がキューバが革命熱意を失っていると感じるか理解できる。だがハバナでさえ「サービスを提供する人々」は一つのもので、普通の市民は、全く別物なのだ。

 そしてもちろん、偉大なキューバの知識人と芸術家はほぼ満場一致で革命支持だ。

 だがこの訪問の間に私は、革命的な知的な友人の仲間と余り多くの時間を過ごさないことに決めていた。私は地方の首都や田舎で、話を聞きたいと願っていた。

 キューバの反対側、コムニダド・グロリエタは、グアンタナモベイから、わずか数キロ、アメリカとの「国境」のすぐ隣にある。

 私は道路の真ん中で若い女性を止めた。ビデオ店で働く28歳の女性だ。彼女の名前はヤライだ。それは、いきあたりばったりの選択だ。

 私は彼女に、有刺鉄線の背後の占領地で何が起きているか知っているか尋ねた。

 彼女は知っている。

 彼女は恐れているだろうか?

「恐れている? もちろん恐れていません! 私はグリンゴとの戦争が決してないことを希望します。もちろん我々は領土、基地をを望む…がキューバに返した。我々は彼らがそれを保持しているのはいやです。私が恐れているかですか? 全然!」

 村の他の人々も同様な方法で反応する。

 私はしばしば「恐れ」という単語を使う。私は人々が「恐れている」かどうか尋ねる。キューバが生き残れない、キューバがまもなく押し流されると言って、世界中の友人の多くが不安を表明し続けるためだ。

 グアンタナモ市に戻って、子供でいっぱいの巨大な運動場を見た。日曜日で、何千人もの人々が遊び、散歩し、話をし、外出していた。もう一つの美しいキューバの歴史的都市!私はリラックスした楽天的な雰囲気を目撃した。

 ここでも、私は人々と話をした。一部は基地について憤慨し、一部は無関心だった。だがキューバの政治組織が生き残るという恐れと確信がなかった。


 グアンタナモ - 帝国主義への第一防衛線

 グアンタナモに近づくと、ポスターが強力に宣言していた。

 グアンタナモにようこそ! 反帝国主義の第一防衛線

 私の地元の運転手はチェの言葉を言い替えた。彼は学校教師だった。今彼は退職しているが「忙しい状態を保つ」ことを望んでいた。私が彼に疲れたと言った時、彼は笑った。

「チェは、本物の革命家には疲れる権利がないと言っていた。「全員に疲れる権利がある。だがそうすれば、彼らは自身を正真正銘の革命家と呼ぶ権利がない。」

 これがキューバだ。

 「それなら、ちょっとコーヒーを飲むため停車しよう」私は微笑んだ。「そして働き続けよう!」

 「それは良い!」と彼は、私の背中を叩いて、どなった。

 基地は突然、私の目の前、すぐ下にあらわれた。巨大で、押し付けがましく、汚らわしく、まったく場違いに。不法占領されているキューバ領土。帝国主義のとりで。

 私はしかめっ面をした。二人のベネズエラ人旅行者が私の表情をとらえた。少女が言った:「ケ・ミエルダ、ノ?」 なんというたわごと!

 私はうなずいた。加えるべきものは何もなかった。彼女はかなり正確に全てを要約した。

 「もしオバマが二国間関係改善に本当に真剣なら、彼はまずグアンタナモ基地をキューバに返すべきだ」と私は言った。

 我々三人全員肩をすくめた。「我々の方がものごとをわきまえている。」というように。ベネズエラで彼らは確かにヤンキー帝国主義者連中がどのように見えるか良く知っていた。

 そこに行く途中、我々の自動車は検問所で止められた。キューバ警察はほとんど自動車を止めないが、ここ「境界」の近くでは、事態は常にほんの少し張り詰めている。

 担当の警官はたまたま若い女性だった。

「ご機嫌いかが?」と私は尋ねた。

「ここはかまどみたい」と彼女は答えた。「とても暑くて! 35C以上のはずです。」

 彼女はタバコを切らして、明らかに疲れていた。

 私はロマ・グランデで、現地たばこ一箱と、氷のように冷たいソーダの缶を買っていた。グアンタナモ、とサンティアゴ・デ・キューバに向かって運転して戻るので、私は手を差し出して、彼女に両方を申し出た。「あなたに」と私は言った。

 彼女は大笑いして「あなたは贅沢で、私を買収しようとしている!」

 彼女は実に罪がない自然な形で、公然と私といちゃついた。私は返答して、何らかの形で、彼女にお返しをしなければならないと分かっていた。さもなければ彼女は気分を害するだろう。それがキューバでのありかただ。しばらくの間私は言葉を捜した。欧米の政治的配慮が私を不器用にしていた。

 彼女には美しい目、漆黒の髪と、腰に大きな拳銃を下げていた。

 「グリンゴは決してこの検問所の通過に成功しないでしょう」と私は言った。「彼らは、あなたの美しさに直面したら、凍結するでしょう。」

 それは、ぎこちなかった。私は練習不足だったが、それは機能した。彼女はにっこり微笑んだ。彼女は私を抱きしめ、私の体に彼女の脆い体をほんの一瞬、押しつけて、次に私の頬にキスした。

 瞬間、我々二人とも、めまいを感じたが、我々の周囲は全て、実際、ひどく深刻だった。大砲を基地に向けて、キューバの戦車はすぐそばにいた。我々がいるところから、バンカーと有刺鉄線が見えた。そう「反帝国主義の最初の防衛線」だ。

 私は前線、境界線の正しい側にいることを十分知っていた。

 「私は行かなくては」と若い女性に言った。「私は行かなければなりません。でも私は常にあなたの国民と一緒です。」

 私は言ったことが、どこか場違いだと思った。そうではなかった。彼女の顔が突然真剣になって、彼女は私に敬礼した。私は彼女に敬礼を返した。

 それから私はいくつか最後の質問をした。

 「あなたは心配していますか?」 私は有刺鉄線を指さした。

 「いいえ。」

 「オバマ訪問の背後にあるかもしれないことが怖くありませんか? 連中が今何か試みることが怖くありませんか? 今回は連中が成功するかもしれません、連中が最終的にキューバ社会主義を脱線させるのに成功するのが心配ではありませんか?」

 「いいえ、怖くはありません」と彼女は答えた。ただそれだけ。誇り高い確信だ。正真正銘のキューバ人!

 私は自動車の中に戻り、検問所は、あっという間にカーブの後ろに見えなくなった。勤勉に、それが武器弾薬であるかのように、私は器具をきれいにし始めた。私はなぜ突然胸がいっぱいになったのか、メガネがなぜそれほど曇ったのかと思った。

 「すると、キューバは崩壊しないのだろうか?」

 「いや、同志」と運転手が答えた。「キューバはそうすることができない。キューバは崩壊する権利を持っていない。」

 我々はサンティアゴ、サンティアゴ・デ・キューバに向かって速度を上げ始めた。

 「結構。それでは歌おう」と私はかすれた声で言った。「今歌おう、畜生!」

 
Andre Vltchekと彼の1952年の馬

記事原文のurl:https://libya360.wordpress.com/2016/05/09/cuba-will-not-fall/

----------

 いささか前の記事だが、ブログ『私の闇の奥』の下記最新記事で、この記事を知ったので翻訳掲載させて頂く。コロナ流行の今、キューバ訪問して、応援するわけにはいかない。

キューバは奇跡です

 植草一秀の『知られざる真実』

かけがえのない命奪うPCR検査妨害の罪

 常識的に考えれば、ゴールデン・ウイークで、コロナが忖度して停止すると考える人は極めてすくなかろう。それで、下記の記事の論理になる。台湾、韓国政府の対応の見事さ。それと対照的な、悲惨な大日本。台湾、韓国の選挙結果を日本に当てはめれば、自民、公明、維新その他の与党、ゆ党徹底潰滅という結果になるはずだが。この民度ではわからない。25%の皆様は覚醒するまい。

 日刊ゲンダイDIGITAL

緊急事態延長ならば迷走政権と専門家の検証が必要

コロナ感染防止“人との接触8割減”「基準2.5」で計算の疑問

粗悪品だらけのアベノマスクはアベノリスクを顕在化させた

2020年4月21日 (火)

多くを知らずに中国を中傷するピーター・ナヴァロ

2020年4月13日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 何年にもわたり、北アメリカとヨーロッパで、中国を中傷し、挑発することは、極めて儲かる商売、職業にさえなっていることは明白だ。もっぱら、このような活動を専門に行う「研究所」やNGOがあり、反中国戦士になるべく養成される人々がいる。

 ネオコンで右翼戦士のピーター・ナヴァロは、何年間も、中華人民共和国が実際「どれだけ悪」か正確に知っていると確信しているよう感じている。彼は、この話題についての本を書き、ビデオを制作した。彼は地球上人口最大の国の「悪」について話すのをやめることができない。

 だがナヴァロ氏は中国について本当に多くを知っているのだろうか? それとも、北京に対する彼の絶え間ない攻撃は、単に仕事、報酬の良い職業なのだろうか?

 彼は一体どれだけの損害をもたらしているのだろう?

 2017年に、フォーリン・ポリシー(FP)(外交政策)誌が修辞疑問を問うた。

「トランプのトップ中国専門家は、中国専門家ではない。ピーター・ナヴァロは中国語を話さず、現地経験に乏しい。それは問題だろうか?」

 そう、それは最近、問題なのだろうか? それとも、ただ公式に中国を憎悪するのは、欧米では、政府や学界やマスコミで最高の職を得るの十分な資格なのだろうか?

 東京の大学で教えている、ヨーロッパ人知人の一人が、かつて私に(一種誇りを持って)欧米人(欧米人学者を含め)が中国で大歓迎されていた日々、彼は北京に一年滞在し、ある日、一つの質問をして、授業を始めたのを告白した。

「君たちは、君たちの当局者の一人が小児愛者だというのが分かっていますか?」

 私が衝撃を受けたのを見て、彼は説明した。

私はただ思いついたんだ。狙いは中国人学生を挑発し混乱させることだ。

 「一体誰の狙い?」私は思いめぐらした。一体誰がこのような発言に支払っていたのだろう? それは読者の想像力におまかせしよう。

 他方、北京に対する彼のグロテスクな攻撃に対し、ピーター・ナヴァロに一体誰が支払っているかは、実際極めて、しっかり文書化されている - アメリカ納税者だ。

* **

 ドナルド・トランプ大統領顧問で通商製造政策局局長ピーター・ケント・ナヴァロは、元々、大統領次席補佐官、ホワイトハウスの国家通商会議議長を勤めていた。

 確かに、全て非常に立派で高い地位だ。特に好事家にとっては。

 Covid-19と、その蔓延に対する、ヨーロッパとアメリカにおける衝撃的に無能な対応が、欧米とその新植民地で、経済全体を破壊し始めた後、トランプ政権が、2019年12月に北京で署名した貿易協定を尊重するのを辞めたがっているのが明白になった。

 イデオロギー的にトランプに近い二人、ピーター・ナヴァロとスティーブ・バノンが、中国に対して、極めてタカ派の外交、経済方針を要求し始めた。

 危機を緩和するのではなく、医療、経済分野での協力の代わりに、ナヴァロとバノンの二人は、公然と対立を要求している。

 ポリティコが2020年3月18日に報じた。

「ホワイトハウス貿易顧問ピーター・ナヴァロは、薬品成分や、マスクや手袋のような重要な消耗品に対する中国依存を減らす取り組みを率いてきた。

「我々が直面している問題は、公衆衛生の緊急事態の際には、常に人々は我々の極端な外国依存を認識するのだ」と彼は述べた。「そして問題が過ぎるや否や、彼らは即座に眠りに戻る。」

トランプ・ホワイトハウスの元首席戦略官で、中国の躍進による危険について長い間警告してきたスティーブ・バノンが、最初の貿易協定の結果として構築された善意は、今や無意味になったと述べた。北京の初期の行動が、問題を隠蔽し、外部からの支援に抵抗したと中国が非難された際、彼は、流行に「転嫁」していると非難した。

「今彼らはこれを、欧米、特にアメリカのせいにするためプロパガンダ攻撃をしており、それは更なる対決に至るだろう。紛争になるだろう」とバノンは述べた。

彼は対決は「情報戦争と経済戦争で」おそらくエスカレーションを伴うだろうと述べた。

 火花が飛び始めた。ワシントンは、何度か、論理と情報の両方を歪曲して中国を侮辱した。中国は反撃した。

 中国外務省広報官の趙立堅が、この記事を共有し、アメリカが病気の起源だったかどうかについて疑問を提起した。3月12日、趙は、世界の多くの専門家の結論に同調して、Twitterに投稿した。

「伝染病を武漢に持ちこんだのは米軍かもしれない。透明であれ! あなた方のデータを公開しなさい! アメリカは我々に説明する義務がある!」

 3月19日、CNBCは報じた。

「今週早々、中国についてのタカ派意見で知られているナヴァロが、外国製造業者に対する医薬品のアメリカ依存を減らすのを目指す政令をトランプに提示するとCNBCに語った。食品医薬品局医薬品評価センター局長ジャネット・ウッドコックの10月議会証言によれば、中国の13%を含め、アメリカに製薬成分を供給する製造業者の約72%が海外にある。」

 ドナルド・トランプ大統領やピーター・ナヴァロのようなネオコンが、世界中の至る所で生命を救い、健康を改善する、人類の利益のために不可欠な薬品を、決して製造しようするどころではないことが危険なのだ! 今月早々、トランプは、大手ドイツ製薬企業を、アメリカに移転し、Covid-19に対する治療法を発見し、もっぱらアメリカ国民のために医薬品を生産開始するよう説得しようとした。このような試みは、トランプの友好同盟国ドイツ政府にさえ嫌悪の情を起こさせるのに成功した。

 記録的短時間で、Covid-19に打ち勝った中国は、イタリアやセルビアやフィリピンを含め世界中の国々を、医者や医療スタッフや医療機器を含め、飛行機や鉄道で送って支援し助ている。中国は、本当の同情や、国際主義や、合理的な性格を示して、アジアや、ヨーロッパや他の至る所で、友人を得ている。

 つまり、ピーター・ナヴァロのような反中国戦士にとって、まさしく完全な大惨事、悪夢以下の何ものでもない。彼らの攻撃的言説、従って、激化している。

* **

 ピーター・ナヴァロは公然の反中国宣伝屋だ。彼の最も「有名な」もの、というより、むしろ「悪名高い」本は『米中もし戦わば――戦争の地政学』だ。本は「ドキュメンタリー」映画化もされた

 最も警鐘的な事実は非常に良くない著者で流行遅れの原理主義右翼エコノミストがドナルド・トランプのホワイトハウスで最高顧問として彼自身にポストを与えたということだ。

 彼の「創造的な」仕事は実際非常にまずいので、アメリカで最も主流の出版物さえそれについて何も良い評価をしていない。

 ここに『米中もし戦わば――戦争の地政学』の本と映画の批評がいくつかある。

 ニューヨーク・タイムズのニール・ゲンツリンガー

「憂慮すべき、人騒がせな」映画「豊富な扇動的言語や、おそまつな画像が、主張の効果を削いでいる。臆面もなく一方的で、解決策が足りない」

 ロサンゼルス・タイムズのサム・アダムス:

「ピーター・ナヴァロの扇動的宣伝ドキュメンタリーの核心にある重要な政治論議は、外国人嫌いヒステリーと味噌くそ一緒の見境がない誇張でかき消されている。」

 ロッテン・トマトは、12人の批評家の評価に基づいて、ドキュメンタリー映画に33%の評価を与えているが、実に見苦しい。

 過去百年で、最も重要な危機的時期の一つに、彼を「私のピーター」と呼ぶ大統領に助言し、アメリカで最も強力な地位にいる事実がなければ、知的群衆に加わろうというピーター・ナヴァロの試みは、とっくの昔に忘れられていたはずだ(彼の本と映画は数年遡る)。

 錯乱した、外国人嫌いのナヴァロは、ホワイトハウスでさえ多くの敵がいるが、彼は大統領自身を含め、何人か有力な同盟者もいるのだ。

* **

 2019年12月26日、ピーター・ナヴァロを分析すると決めたニューヨーク・タイムズの結論は、お世辞からは、実にほど遠いものになった:

「三年間、トランプの貿易戦士、70歳のナヴァロ氏は、貿易協定を破棄し、アメリカ労働者に一層有利に書き直すよう大統領を駆り立てた。これまで、閣僚や事業経験がほとんどない学者のナヴァロは、大統領のグローバリゼーション嫌いにつけこんで、中国が「我々から好き勝手に巻き上げている」という彼の意見を助長し、アメリカ貿易政策に関して巨大な影響を及ぼすのに成功した。

中国専門家は、警戒してナヴァロを見る傾向がある。彼は標準中国語を話せず、2018年にホワイトハウス随行団の一員として中国を訪問する前に、一度しか中国を訪問していない。10月に、ナヴァロが、何冊かの学術的でない本で、架空の情報源として、ロン・ヴァラの言葉を引用する創作をしていたことが表面化した際、一部の学者が冷笑した。彼の同僚さえ、中国への彼の攻撃的手法にいらだち、時にナヴァロの大統領への接近を阻止しようとした。」

 ナヴァロは極めて危険な連中のクラブの一員だ。このクラブには、スティーブ・バノン、ジョン・ボルトンやマイク・ポンペオのような連中がいる。

 彼らは憎悪やニセ情報や欧米帝国主義原理主義教義を広めている。しかも彼らは権力にひどく近い。一部の人々は言うだろう。彼らは実際、権力だ。

 中国は冷静さを維持しようとしている。中国は対立を求めていない。だが中国は見守っている。そして分析している。

 ナヴァロは平和を望まない。彼は調和を望まない。何世紀もの、ほぼ全ての欧米政治家同様、彼は勝利を欲している。何が何でも勝利だ。たとえ地球全体が滅茶苦茶になり、燃えたとしても。勝利と地球の支配だ。

 これは中国の考え方ではない。中国は不幸がない世界を、主人と奴隷がいない世界を築こうとしている。

 ピーター・ナヴァロのような連中の時代は、少なくとも理論的には、終わるべきだ。だが彼らは依然存在しており、彼らは危険だ。彼らはまさに人類の生存を脅かしている。

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者、調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China’s Belt and Road Initiative: Connecting Countries Saving Millions of Livesを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/04/13/peter-navarro-a-man-who-smears-china-without-knowing-much-about-it/

---------

 紹介されている本、恥ずかしながら、かなり前に購入済み。開いてはみたが、全く読み進めず、放置したまま。読まずに捨てる。

 国営テレビは、当たり前のことは言わない。日本滅亡会議路線を推進するばかり。

 日刊ゲンダイDIGITAL

さながらバンザイ突撃 この政治家と専門家では収束不可能

厚労省天下りの巣窟…国立感染研は原子力村同様の感染症村

 一度も買ったことがない雑誌えらい状態。日本滅亡会議。信じる者は誰も 皆救われん?

 LITERA

コロナ感染拡大も安倍応援団の“極右”は別世界! Hanadaは「安倍総理の決断が感染爆発止めた」、WiLLと日本会議は「今こそ憲法改正」

2020年4月 8日 (水)

もはや我々は、好きなものを、見、聞き、読むのを許されていない

2020年4月1日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 今世界中で、我々のほとんど全員に、自宅軟禁と容易に定義できる状態で留まるよう強要され、本を読み、偉大な映画を見て、素晴らしい音楽を聴く沢山の時間が突然できたのだ。

 我々の多くが長年悲しげに、何度も繰り返していた。「時間があったら良いのに」

 今その多く、多くの時間がある。世界は停止した。恐ろしいことが起きている。我々が、決して起こるよう望まなかったことが。我々はそれを感じ、怖がっているが、我々は、正確に、それが一体何なのか知らない。今は、まだ。

 小説が現実になった。アルベール・カミュの『ペスト』。ジョゼ・サラマーゴの『白の闇』。

 このようなことが起き得るとは我々は本当に知らなかった。欧米文明の智恵をほとんど全く信頼していない我々でさえ。

 今日、繰り返されるたびに背筋がぞっとする主張をまた読んだ。少なくともヨーロッパでは定期的に繰り返されている。そこでファシズムは明らかに復活している。2004年から2007年までハーバード大学助教授だったチェコ人理論物理学者ルボシ・モトル博士が言う。

「そして彼らは、連中の生存を可能にする構造である政府や銀行などを「悪」と信じている。連中の一部は財政的に無知だ。だが他の連中は自分が何を言っているか知っており、無限小に90歳の人が感染をほんの僅か回避し、ほんの少し長く生きる蓋然性を増やすため何兆も犠牲にされるよう要求して大喜びする。彼らは社会や制度への依存を受け入れない。連中の倫理的価値観や「人権」が、繁栄する社会によって支払われる限り、存在できることを彼らは分かっていないのだ。」

 博士 うわー!「繁栄する社会」は、明らかに資本主義欧米社会を意味する。帝国主義、新植民地主義! 彼のような人々にとっては、明らかに、全ての人命が等しいわけではない。「価値観」は年齢と、おそらく人種に依存するのだろうか?」

 欧米では、いつも、こうだったが、少なくともそれは何らかの方法で隠されていた。今それは明るみに出ている。そして私は震えている。不安からではなく嫌悪感から。私は確かに「モトルの世界」に住みたいとは思わない。

***

 だが、このエッセイの主題に戻ろう。

 今我々は、とうとう、読書し、映画を見て、音楽を聴くための時間を得た。不本意ながら我々には時間がある。我々は考えて、考えて、考える、たくさんの時間がある。

 今は病んでいる偉大なウルグアイ人作家、左翼の憧憬の的、エドゥアルド・ガレアーノは、かつてモンテビデオのお気に入りのカフェ・ブラジレーロで私に言った:

「偉大な作家になるには、人はまず、偉大な聞き手でなければならない。」

 私は補足しなくてはならない。そして偉大な読者で、観察者。

 金持ち、貧乏人、聡明な人、無分別な人、何千人もの人々の話を聞いた後で、素晴らしい本や映画やエッセイを創作できるのだ。何百冊もの本を読み、何百本もの優れた映画を見た後。

 ちゃちな音楽やポルノだけ消費した後で、世界を良くするのは不可能だ。

 ロシア人/中国人で画家で建築家の私の母親は、私が子供の時から常に私に言っていた。

「たとえ抽象画家になるにせよ、基本はごまかせない。最初に顔や人体の描き方を学ばなければならない。夢想の羽目を外すためには古典や哲学を勉強しなければならない。」

 今、Covid-19の不快な時代に、我々全員が外出禁止されている。

 知的な入力の点で、我々が無視していたことの遅れを取り戻す時間だ。

 家のソファーに座り、素晴らしい映画や音楽をダウンロードしようとして、ラップトップを開くと、皆無なのだ!

***

 ネットフリックスに行って、素晴らしい日本の新しい映画のような非常に基本的なものを注文しよう試して頂きたい。最新のもの、素晴らしいイラン現代映画や、チェコの傑作「On the Roof」や「女テロリスト」を(「チェコ語では、テロリストカ」)見ようと試して頂きたい。

 うまく行かないはずだ。

 アップルTVに行けば、同じ結果、「ほぼゼロ」になるだろう。

 もちろん、エミレーツかエールフランスの飛行機に乗れば、何本か優れた国際映画を見ることができるが、皆様はまだ、外出禁止されているのを思い出して頂きたい!

 パニックで、ユーチューブに行って見ても、結局、ロシア語やチェコ語やスペイン語や中国語を話せるなら、主に無料で、だが字幕でなく、その国の言語でだけ、これら国々最優秀作品を見ることができるのがわかるに過ぎない。だが英語しかわからない友人や家族と、共有したいと望むなら、トレーラーと短い抜粋しか見られない。

 読者はいくつ言葉を話されるだろう? 私がわかるのは8、せいぜい9言語だ。だから私はベトナム語、中国語、ペルシャ語では映画を見られない。どの国にも優秀な監督がいる。

 ロシアや中国のような国は、オンラインで、彼らの全ての古典映画が、全員に利用可能にしている。だがアメリカ-イギリスの検閲官や貪欲な配給業者は、決して無料あるいは有料で、英語や英語字幕でさえ、決して映画を見られないようにしている。

 人々はハリウッドの駄作やBBCの骨抜きコメディードラマを見るようになっている。読者は、そういうものはお好きではないだろうか? それは不運!

 ある時点で、人々は半狂乱になって、どうやって重要な作品を手に入れるか様々な方法を捜し始める。

 多くの人々は、数日間、徒労と探索の取り組みをした後、諦め、利用可能などんな駄作でも見始めるのだ。

 数年、数十年間、私はビーバーのように世界中からDVDとCDを集めてきた。現在私は、アジアや中南米の約800のCD、何百ものDVDや、VHSさえ持っている。

 それには理由がある。私は常にそうなるだろうと知っていた。私は体制を信じない。

 映画や音楽の電子フォーマットや、私のものを、どこかの「クラウド」やスティックに格納するのに頼ったり、アマゾンやユーチューブやネットフリックスやアップルTVや他の残忍な企業で私が欲しいものが常に手に入るようになるだろうと望んだりしたことは一度もない。

 この瞬間、私の予想が本当になった。アップルTVでは、フェリーニの『甘い生活』さえ見ることができない! パゾリーニが作った最優秀作品や、黒沢による初期の(社会主義リアリズム)映画、1930年の上海ニューウェーブや、タルコフスキーの傑作の大半はあきらめていただこう。

 そう、私はあらゆるフォーマットで、膨大な映画や音楽ライブラリを集めた。

 繰り返そう。私は欧米の体制を信頼していない。

 特に今、世界の人々を益々愚かにして、一層、自己満足的にすることが、欧米の官僚連中の主な狙いになっているように私には思える。

 連中がDVDのために、それらの「地域」を作った時のことを覚えておられるだろうか? それが始まりだった。我々の惑星は、事業や著作権保護の名目で分断された。だが実際、理由は絶対明らかだった。人々はお互い理解し合うよう期待されていない。人々は他の人々がどのように世界を見ているか直接理解するよう期待されていない。ロンドンやニューヨークやパリのような「ハブ」だけが、征服された地域が、文化的、イデオロギー的、知的に、相互作用できる方法を決め、事前に味わうことが可能なのだ。

***

 本;そう、本だ!

 彼らはレイ・ブラッドベリの小説『華氏451』でしたようには、まだ本を燃やし始めていない。繰り返そう。まだ。

 だが、体制は、多少とも体制に挑戦する本が、ほぼ、決して大衆に提供されないようにしている。

 私がアジアと中南米の両方で、二つの大規模個人蔵書を当てにするようにしているのは言うまでもない。

 紙の本を印刷することが本当にどれだけ「環境保護に良くない」と連中が言ったか思い出して頂きたい。奇妙なことに、タブレットやコンピュータや携帯電話がどれほど有毒かとは決して言われない。決して言われなかったのは、完全に電子ブックに頼り始めれば、どの瞬間にも蛇口が閉められかねず、していることや情報から締め出されることもだ。

 アジアと南米で、私は何千という不可欠な(と、それほど不可欠でない)本を集めた。私は小さいながら強力な出版社Badak Merah(「赤いサイ」)の誇り高い共同発行人でもある。これまで、20冊以上の本で、35の言語で、どれも、紙に印刷されるまで、電子版の発表を私は決して同意したことがない。

 最近は、逆説的に、ロンドンやパリ、ニューヨークや、モスクワや、北京やハバナに住んでいない限り、大きな書店チェーンでは、少なくとも最初の試みで、好みの本を見つけられない可能性が高い。

 書店に入った瞬間から、あらゆる重大な不可欠な話題から気をそらすまで、がらくたや、大衆向けや、読んで心地いいだけの本に攻めたてられる。

 実際、最近、私は欧米で、もはやゼロから、素晴らしい個人蔵書を作ることが可能だという確信がない!

***

 それでも、哲学者や上記のサラマーゴやカミュやブラッドベリなどの小説家の助言を得ずに、コロナウイルスのような(本物で「投じられた」)「緊急事態」を分析するのは、ほとんど不可能だ。

 両国がそれほど成功裏にウイルスと戦い、世界中で今多数の国を、数年、数十年間、彼らをひどく苦しめていた人々さえも、助けている理由を理解する上で、中国とロシアの哲学者を理解するのに非常に便利だ。キューバの革命家や、国際主義思想家を読んで、理解するのも、現状に多少の光を当てるのに役立つだろう。

 だが、皆様は、そうした全てをするのを許されない可能性が高い。

 そう栓は閉じつつあり、欧米人は益々ゾンビ、より正確には、ISISに似てきている。

 普通、彼らは、考え、分析し、理解する重要な本を手に入れることができない。だが大抵の場合、人々は、もはや周りで起きていることを理解するのに役立つものを読み、見、聴く願望さえ持ってない。

 全ての大陸の人間に耳をかたむける代わりに、個人、特に欧米に暮らす人々は、もっぱら彼ら自身について聞いている。それは、ある種「自撮り写真風」世界相互作用だ。

 この種の世界に暮らす個人は、簡単なことをこなし、あまりに多く考えずに反応し、何よりも、服従するよう教えられる。

 一方、知的破たんが近づいている。あるいは、既に破たんしている。

 今、私のような人間は、もはや、彼らが、望むものを、読み、見て、聴くのを許されていないのを悟っている。だが、少なくとも我々は既に、これまでに多くを聞いた。そして我々は、本や映画や音楽の素晴らしい在庫を持っている。

 我々はまだ、起きていることについて書いている。

 だが間もなく、おそらく非常に間もなく、大多数の個人は、このような話題について心配することさえを止めるだろう。彼らはただ受け入れるのだ。彼らは無理やり押しつけられるものを、黙って受け入れ、読み、見、聴くのだ。あるいは、新しい用語を使えば、彼らは知的に自己隔離するのだ。

 もしこのような状況になれば、Covid-19や、何か他の疫病が我々人類を破滅させるかどうかは無関係になるだろう。なぜなら、それは、もはや人類ではないだろうから。

 それが、まさに今、たとえその人が90歳か100歳であっても、病気か健康かにかかわらず、それぞれの人間、それぞれの生活を、我々が守らなければならない理由だ。その中に、我々の知識や、我々の人間性や、我々の生き残りへの鍵があるのだから、我々は素晴らしい本や映画や音楽を守らなければならない。

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者、調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China’s Belt and Road Initiative: Connecting Countries Saving Millions of Livesを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/04/01/we-are-not-allowed-to-watch-listen-and-read-what-we-want-anymore/

----------

 見たくもないもの、聞く価値も見る価値もないものは押しつけられる。大本営広報部大政翼賛会によるタヌキと森羅万象の垂れ流し、一切見ていない。殺人犯が守護神を演じるのを許してはいけない。宗主国でも、大統領支持率があがっている脅威。子は親にならう。

 日刊ゲンダイDIGITAL

小池都知事「自粛要請なぜ五輪延期決定後か」の答えに窮す

 「新型コロナ 重大局面 東京はニュヨークになるか」 児玉龍彦教授の解説は重要。

 

2020年3月29日 (日)

「本当の病人」と定義されるべきなのは、中国ではなく欧米

2020年3月24日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 つい最近、ウォールストリート・ジャーナルは、アジアの本当の病人と呼んで、中国を侮辱した。中国は報復し、次にアメリカが再報復した。感情が高まり、ジャーナリストが追放された。

 中国とロシアで、多くの人々が何週間も、ささやくように発言していたことを、突然、様々な中国当局者が公的に表明した。中国に害を与え、複雑な裏道を通して、世界を欧米の支配下に取り戻すため、新型コロナウイルス(Covid-19)を武漢に持ち込んだのは、おそらく、アメリカの軍事組織だ。

 突然世界は非常に居心地が悪くなった。世界支配のされ方は明らかに倒錯している。人々は通常なぜかは知ることができず、ひたすら怯え、苛立ち、心もとなく感じるしかない。実際、過去数十年、常にそうだったのだが、今回どういうわけか「行き過ぎて」いる。

 国々はお互い信頼し合っていない。人々はお互い信頼し合っていない。人々は自国政府を信頼していない。資本主義は嫌われているが、国民は選択肢を奪われている。

 私は世界中で働いており、この全てを見ている。目にしているものは好きではない。

 ワシントンとロンドンがしかけたことは、うまくは終わらないかもしれないと私は益々恐れている。悲劇が、すぐそこまで来ていると。

***

 帝国主義が、毎年何千万もの人々を殺していると私は何年も警告してきた。主に欧米帝国主義だが、ジャカルタやニューデリーやテルアビブなど、その国のエリートが、かつての宗主国から征服された領域を残忍に扱う方法を学んだ、いくつかのその分派もそうだ。

 大量虐殺と現代の奴隷制度は、現代的なものの、最も下劣な反映だ。もちろん唯一のものではなく、最も下劣なものだ。

 最近、私はこの雑誌(NEO)で、世界がこれほど断片的になったのを一度も見たことがないと書いた。

 旅行、インターネット、ソーシャル・メディア、こうしたものは全て、世界を向上させ、人々を、より近づけるはずだった。そうしたものは、そうしなかった。私は周り中で、混乱と偽情報を目にしている。人々は旅行するが、見ず、理解しない。人々はテレビ画面を凝視していたように、毎日何時間もコンピュータ画面を凝視しているが、世界がどのように動いているか、全く分かっていないのだ。
 人々は、助言を求めて、我々哲学者のところに来たものだ。我々は交流していたのだ。もはやそうではない。哲学そのものをご覧願いたい。哲学は政権によって、干からび、管理された大学科目におとしめられた。かつて、哲学者は、思索家と同一視された。今や、哀れにも、哲学者というのは、体制の一環である、どこかの大学が発行した哲学学士号を持った人に過ぎない。

 そして、とにかく、少なくとも欧米では、ほとんどの個人が、今や自分は哲学者だと信じている。自己陶酔して、グロテスクに拡大した自我で、自己中心的に、ポーズを取って自撮り写真をソーシャル・メディアに、投稿する。

 何かが、おかしくなっている。ほとんど全てが。人類は大変な危険に直面している。なぜだろう? 人類は自身を理解していないからだ。人類の夢は、何か低い、痛ましい、悲しい野心に落ちぶれた。何世紀にもわたって作り上げられた高尚な理想は、欧米の虚無主義言説によって軽視されているのだ。

***

 そこに、新たなコロナウイルスの打撃だ。

 コロナウイルスを過小評価してはいけない! 死亡率は普通のインフルエンザ並みかも知れないが、ずっと危険だ。その危険は主に心理的、哲学的なもので、医療的なものを遥かに超えている。

 それは不意に、やって来て、もはや世界的統一や団結がないことを世界に実証した。

 諸国は行動し、極めて残忍な方法で対処している。恐ろしいものだ。まるで、ハリウッドで制作された、酷い二流ホラー映画のようだ。

 各国政府が、不合理に、お互いを非難している。航空会社は、ウソをついて、顧客から強奪しながら、顧客を守っていると主張している。

 最近、私は立ち往生した乗客に別ルート変更を何もせず、大韓航空が、だしぬけに中国行きの便を欠航させた香港から「逃げてきた」。実に奇妙なルートで、いくつかのアジアの空港を経由して、北から南、再び北、それからアムステルダムとスリナムを経由し、チリに届くまで、ブラジルの都市をジグザグ進んで、南米の家まで、5日かけて旅した。奇妙なことに、途中のある時点で、ソウルにたどり着き、私は、そこにくるはずではなかったと言われ、アムステルダムに向けて出発する前に、ゲートで、確実に、北朝鮮の方がソウルよりずっと多くの敬意と尊厳で人々を扱うだろう、私の肌の色に対する有名な韓国の人種差別や、法外な屈辱と尋問を経験した。

 近い将来これについて詳しく書くつもりだが、これは、この文章の主題ではない。

 重要なのは、論理自身が崩壊したことだ。原則が人類の進歩や、人間の生活の向上と同義語であるとすれば、多くの国々の行動は非合理的になっている。今、支配し、奪い、略奪し、屈辱を与える願望という見地から見た場合にしか、つじつまは合わない。

 コロナウイルスでは?

 アメリカは状況につけこんで、世界中の何十億人も犠牲にして、治療を独占し、経済と通貨を救おうとしているのだろうか?

 2020年3月15日、サンは、こう報じた。

「ドナルド・トランプの側近が「アメリカ人だけのために、コロナウイルス・ワクチンを利用しようとして、ドイツ企業への莫大な資金を提案した」」

 一日後、2020年3月16日、メール・オンラインが、話題を拡大した。

「トランプ政権が、もっぱらアメリカ人用に、実験的なコロナウイルス・ワクチンを入手するため、ドイツのバイオ製薬企業キュアバックを、アメリカに引き込むのを、ドイツ当局者が阻止しようとしている。

ドナルド・トランプ大統領は、キュアバックをアメリカに引き込む資金を申し出た。ドイツ新聞ヴェルト・アム・ゾンターグの報道によれば、ドイツ政府は企業を引き止めるため対案を申し出た。

トランプは、科学者の研究を独占的に確保しようとしており、アメリカのために、ワクチンを手に入れるためには何でもするだろう - 「もっぱら、アメリカのために、と匿名のドイツ政府筋が、新聞に述べた」」

 帝国の振る舞いは、コロナウイルスより、遥か容易に、人をひどい病気にできる。

***

 アメリカは諸国を占領し、敵対行動し、彼らが自身を守ろうとすると、罰するのだ。イスラエルも同じことをしている。インドネシアや、インドや、ブロックとしてのNATOもそうだ。トルコは手が付けられなくなっている。イランやベネズエラや他の国々は、全く何の理由もない、制裁と通商停止で残忍に扱われて叫んでいる。中東やアフリカや中南米の傷ついた国々を助けるているかどで、ロシアは常に中傷されている。

 私はこの全てを見て、思いをめぐらす。これは一体どこまで行くのだろう? この全ての山賊行為や愚行は、当然のものと受け入れられたまま、今後永久に続くだろうか?

 だがコロナウイルスに戻ろう。全て私が先に言及したものにつながっているではないか? 普通のインフルエンザ並み死亡率の病気で正当化され、何十億人もの人々が権利と意志を剥奪され、振り回され、完全に支配されているではないか? 数十年前には到底想像ができなかったような形で、患者が犯罪人のように扱われていることに人々は気付いているだろうか。

 アメリカに感染させられたか否かにかかわらず、中国は絶えず侮辱され、孤立させられ、中傷されている。感染症のほとんど始めから、欧米の反中国宣伝が始まった。なんと醜いことか。なんと怪物のようなことか!

 欧米のプロパガンダ業者は注意を怠らず、待機し、世界を監視している。血が流れたり、肉が一部露出したりすると、連中はピラニアのように電光石火の早業で攻撃する。

 大惨事が襲うと、連中は相手の弱点に、しっかりつけこむ。連中はとどめを刺しにかかる。連中の行動に、人間的なものは皆無だ。それは被害者に対して計算しつくした攻撃だ。それは最も恐るべき方法で殺すよう意図された外科メスの一振りだ。

 中国は全く逆の方法で対応した。イタリアが感染した際、中国人医師は支援した。彼らは医薬品と機器をもって、イタリアに飛んだ。

 しかも中国は一人ではない。世界のどこであれ、大惨事が襲えば、入国し支援するのを許される限り、キューバ人医者と救援部隊が出発する。

 ベネズエラもそうだ。たまたま、最悪のいじめっ子国アメリカ国民の困窮した人々にさえ、安い燃料を供給していたのだ。

 ロシアは(最大のソ連の共和国としてであれ、ロシア連邦としてであれ)実に何十もの国々を支援していた。病人を治療し、学生を教育し、インフラを構築し、全て現地の言語で、本や楽譜を通して、文化を広めたのだ。

 ロシアは多くを語らない。ロシアは黙って実行し、遂行し、支援する。中国やキューバや他の人々もそうだ。

***

 世界が団結するのを見たいと私は願っている。人類が素晴らしい計画を始めるのを経験したいと私は願っている。世界を良くすること、苦難や、不治の病や、墜落のない、平等主義の制度を、皆で追求することを。

 だが私は世間知らずではない。欧米と、その極端な資本主義と帝国主義が、世界に対して、していることを私は見ている。

 そして私は、古典的な主義だけが、人々に深い思いやりと団結を呼び起こせると確信している。ワシントンとロンドンの宣伝屋が、その逆のことを語っている。彼らは、人々に共産主義や社会主義は死んだか、少なくとも、全く陳腐だとウソをついている。連中を信頼してはいけない。皆様は連中の目標が、世界中の生活の向上に、全く無関係なことを知っている。皆様は彼らから何を聞いても、逆のことを信じていただきたい。

 まさに今、我々人類は、重い病人のようだ。コロナウイルスのためではなく、コロナウイルスに対する対応のために。

 中国は決してアジアの本物の病人ではない。どうやって起きたのであれ、中国は感染したが、中国は立ち上がり、断固勇気をもって戦い、病気を殲滅し始めた。中国人医師や、普通の中国人は今祝っている。彼らは歓喜している。彼らは勝利しつつあり、武漢最初のコロナウイルス患者専用病院は今閉鎖しつつある。国民のために作られた中国の体制は、明らかに勝利している。

 ほぼ同時に、中国は他の国々を支援し始めた。

 実際に、中国とその国民は、人間が振る舞うよう期待されている通りに振る舞っている。もしそれが「病人」と呼ばれるなら、一体何が「健康」なのだろう?

  Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者、調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China’s Belt and Road Initiative: Connecting Countries Saving Millions of Livesを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2020/03/24/it-is-not-china-but-the-western-world-that-should-be-defined-as-the-real-sick-man/

----------

 五輪のために蔓延を隠蔽していたのに、選挙運動のため、テレビにでまくり、都市封鎖をあおる緑のタヌキ。「買い物にドット行かないように」敵は売国政党、小選挙区、大本営広報部、文章棒読みの森羅万象。「爆発的な感染爆発の瀬戸際。」わかっていて、PCR検査はいっこうに増やさない。具体的な数値なしでは戦えないのに。大東亜戦争時代の、竹槍戦術に先祖帰り。

 LITERA

安倍首相のコロナ対策はなぜこんなに遅い? 28日会見でも具体的支援策提示なし、イベント自粛の補償も「難しい」…海外とは雲泥の差

 孫崎享氏のメルマガ記事の通り。大本営広報部テレビの洗脳で愚民蔓延。

トランプ、1月29日「米国への危険は低い」・2月23日「アンダーコントロール下」。だが今感染数104,837、死者数1,711。第四半期GDP10%越減予測。失業330万人。だがトランプ支持49%と大幅増。何故?TVに頻繁に出、頑張る像発出。安倍首相と同じ

 日刊ゲンダイDIGITAL

3.30「緊急事態宣言」発令で描く 国会休会の仰天シナリオ

 隠蔽エンジンで、しっかり見えなくされている下記記事をまたしても思い出した。是非、ご一読を。

簡単な10のステップで実現できるファシスト・アメリカ(日本?)(冒頭末尾以外再再掲)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

911事件関連 Andre Vltchek Caitlin Johnstone Eric Zuesse Finian Cunningham GMO・遺伝子組み換え生物 ISISなるもの James Petras John Pilger Mahdi Darius Nazemroaya Mike Whitney Moon of Alabama NATO NGO Pepe Escobar Peter Koenig Prof Michel Chossudovsky Saker Stephen Lendman Thierry Meyssan Tony Cartalucci TPP・TTIP・TiSA・FTA・ACTA Wayne Madsen WikiLeaks William Engdahl wsws アフガニスタン・パキスタン アメリカ アメリカ軍・基地 イスラエル イラク イラン インターネット インド ウォール街占拠運動 オバマ大統領 オーウェル カジノ カナダ カラー革命・アラブの春 ギリシャ クリス・ヘッジズ サウジアラビア・湾岸諸国 シェール・ガス・石油 シリア ジーン・シャープ ソマリア ソロス チベット チュニジア・エジプト・リビア・アルジェリア テロと報道されているものごと トヨタ問題 トランプ大統領 トルコ ノーベル平和賞 パソコン関係 ヒラリー・クリントン ベネズエラ ホンジュラス・クーデター ボリビア ポール・クレイグ・ロバーツ マスコミ ユダヤ・イスラム・キリスト教 ロシア 中南米 中国 中央アジア 二大政党という虚構・選挙制度 伝染病という便利な話題 北朝鮮・韓国 地球温暖化詐欺 地震・津波・原発・核 宗教 憲法・安保・地位協定 授権法・国防権限法・緊急事態条項 文化・芸術 新冷戦 新自由主義 日本版NSC・秘密保護法・集団的自衛権・戦争法案・共謀罪 旧ユーゴスラビア 映画 東ヨーロッパ・バルト諸国 東南アジア 民営化 無人殺戮機 田中正造 英語教育 読書 通貨 選挙投票用装置 難民危機 麻薬 麻薬とされるマリファナについて

お勧め

  • IWJ
    岩上安身責任編集 – IWJ Independent Web Journal

カテゴリー

ブックマーク

最近のトラックバック

無料ブログはココログ