Andre Vltchek

2019年11月28日 (木)

欧米が作り出し、消費しているウソ

2019年11月20日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 中東での仕事を終えた後、少なくとも当面、私はサンティアゴ・デ・チレへの便を待っていた。パリで。私は、ベイルートで聞いて、目撃していたものを処理し「自由な」数日を当てにすることができた。毎日、ラウンジに座り、長時間私はひたすらタイプした。考え、タイプした。

 私が働いている間、私の上でフランス24のニュース・チャンネルが薄型画面から光を発していた。

 私の周囲で人々は行き来していた。狂気じみた買い物三昧の西アフリカ・エリート連中が出し抜けに携帯電話に叫ぶ。パリ見物の韓国人や日本人。実際は彼らのすぐ周辺の人々全員である「下々」を無視し、下品に笑って商売の話をしている失礼なドイツや北アメリカの筋骨たくましい連中。

 何がホテルで起きているかとは無関係に、フランス24は延々続いていた。そう正に24時間。昼も夜も、同じ物語をリサイクルし、時々ニュースを更新し、いささか傲慢な優越感の雰囲気で。ここで、フランスは世界を判断していた。アジア、中東、アフリカと中南米に彼ら自身について教えながら。

 私の目の前で、私の上の画面で、世界が変化していた。何カ月もの間、私は香港で、反逆的で強暴な忍者の悪夢のような暴動を報道していた。私は中東、特にレバノンのいたる所に行き、今私は、社会主義が選挙に勝利し続けていたが、不正で不誠実な欧米帝国に、打擲され、威嚇さえされている私の第二の家、中南米に行く途中だった。

 フランス24が見せ続けているのは、私自身の目で私が常々目撃してきたことだ。多くの違う角度から、更に多く、はるかに多く。私はそれについて書き、撮影し、分析した。

 多くの国で、全世界で、人々は私と物語を共有していた。私はバリケードを見て、ものすごい革命的熱狂や興奮や、負傷した体の写真を撮り、撮影した。私は裏切りや背信や臆病も目撃した。

 だがラウンジでは、テレビの前では、全てが、とても素適で、非常に上品で、気分が安らぐように見えた。血は良く混ざった色に、バリケードは、最近のブロードウェー・ミュージカルの舞台のように見えた。

 叫び声は消され、芝居のように、人々は美しく死につつあった。画面上の人々があえて多少強力な感情を見せたり、痛みでしかめっ面をしたりすると、常にブランド品ドレスを着た優雅な総合司会者が情け深く微笑んだ。彼女は責任者で、この全ての上にいた。パリやロンドンやニューヨークでは、強い感情や政治的関与や、壮大なイデオロギー行動は、既に、とっくの昔に時代遅れにされていた。

 私がパリで過ごしたほんの数日間に、多くのことが全ての大陸で変化した。

 彼らがあえて北京に忠誠を誓ったというだけの理由で、香港暴徒は同国人に火をつけ始め、進化していた。女性は顔が血で覆われるまで鉄棒で、いきなり打ちすえられた。

 レバノンでは、親欧米派政権転覆集団オトポールの「握り締めた大きなこぶし」が突然反政府デモの中心に現れた。レバノン経済は崩壊しつつあった。だがレバノン「エリート」は私の周辺で、パリで、世界で、お金を浪費していた。貧困に陥った中産階級や哀れなレバノンの貧しい国民は社会正義を要求していた。だがレバノンの金持ちは彼らを指して、あざ笑っていた。彼らは全員理解していた。彼らは自国を略奪し、置いてきぼりにし、今ここ「光の街」で素晴らしい大舞踏会を楽しんでいるのだ。

 だが欧米で彼らを批判するのはタブーだ。禁句だ。現状を維持するために使われる強力な欧米の武器、政治的公正、差別用語を使わないことが、彼らを手がつけられなくしたのだ。なぜなら彼らはレバノン人だから。中東から。うまい仕組みではないか? パリとワシントンにいる外国人のご主人のために、連中は自分たちの同胞、中東の人々から強奪しているが、パリやロンドンで、彼らの放蕩「文化」を暴露するのはタブーなのだ。

 イラクで、反シーア派の、それゆえ反イラン感情は、強烈に、明らかに、外国によって撒き散らされたのだ。いわゆるアラブの春の二番目に大きな話題だ。

 チリ人は、1973年以来ずっと、シカゴ・ボーイズによって無理やり押しつけられている新自由主義体制を追いだそうとして、戦い、死んでいる。

 成功し、民主的で、人種的に包摂的なボリビア社会主義政府は、ワシントンとボリビアの反逆罪幹部に打倒された。そこでも、人々はエルアルトやラパスやコチャバンバの街頭で死につつある。

 イスラエルは、ガザで再びやっている。全力で。

 ダマスカスは爆撃された。

 私はアルジェリア人やレバノン人やボリビア人を撮影に出かけた。レピュブリック広場で、彼らの目標を主張していた人々を。

 私はチリやボリビアや香港で、間もなく私を待ち受けている恐怖を予期した。

 私は熱狂的に書いていた。

 テレビは低いうなり音を立てている中。

 人々が笑い、叫び、泣き、和解し、ラウンジに入り、去り、会い、分かれた。

 世界とは無関係だ。

 画面上で爆弾が爆発し、人々が警察と軍に体当たりしているのに、はしたなく笑う人が頻繁に爆笑した。

***

 そして、ある日私は誰も本当に関心を持っていないのを悟った。突然、単純に。

 世界中で起きること全てを目撃する。それを文書化する。自分の命を危険にさらす。物事に関与する。怪我をする。時々、極端に死に近づく。

 TVは見ない。決して、あるいはほぼ決して見ない。そう、テレビ出演はする。記事と画像は提供する。だが、決して、その結果は見ない。自分の仕事、単語や画像が本当にどんな感情を呼び起こすかは見ない。そもそも、そうしたものは感情を呼び起こすのだろうか? 決して主流ではなく、反帝国主義メディアのためにしか働かない。だが誰のために働こうとも、交戦地帯からの自分の報道が、どんな表情を呼び起こしているのか全く見当がつかない。あるいは、どの交戦地帯からの記事が、どのような感情を引き起こすかも。

 そして、読者たちを見つめる多少の時間ができたパリで、突然理解した。

 理解した。なぜそれほど少数の人々しか手紙を書いてこないのか、戦いを支援してくれないのか、国々が帝国に破壊され、全滅されることに対し戦いさえしないのか。

 ホテルラのウンジに座っている人々を見回し観察し、はっきり悟る。彼らは何も感じていない。彼らは何も見たくないのだ。彼らは何も理解していない。フランス24局が映っているが、何年も前から、そうであるよう意図されたニュース局ではない。それは娯楽で、しゃれた背景雑音を作り出すことになっている。それはそうしている。まさにそれだ。

 BBC、CNNや、フォックスやドイチェ・ヴェレと同じだ。

***

 合法的に選挙された社会主義者のボリビア大統領が目に涙を浮かべて亡命を強いられている時に、私はリモートコントロールを手にし、チャネルを、とっぴで幼稚な漫画チャンネルに切り替えた.

 何も変わらなかった。私の周囲約20人の表情は変わらなかった。

 もし画面上で、亜大陸のどこかで核爆弾が爆発しても、誰も注意を払うまい。

 何人かが自撮り写真を撮っていた。私はマックブックで欧米文化の崩壊を書いていた。我々全員、それぞれに忙しかった。

 カシミール、西パプア、イラク、レバノン、香港、パレスチナ、ボリビアやチリは燃えていた。

 それが何だろう?

 私から10メートル先で、アメリカ人ビジネスマンが電話に叫んでいた。

「君は12月に私をパリに招待するつもりか? そうか? 詳細を話し合わなければならない。私は一日いくらもらえる?」

 世界中で、クーデター、蜂起、反乱。

 そして、青と白のレトロ調のブランド物ドレスを着た女性、ニュース・アナウンサーの実に確信に満ちた、実にフランス的で、際限なく偽物の非人間的で職業的な微笑。

***

 最近、私はヨーロッパと北アメリカの国民は、世界を支配する道義的権利を持っているかどうか、考え続けている。

 私の結論は、決してそうではない!

 彼らは知らず、知ることを望まない。権力を持った人々は知らねばならない。

 パリで、ベルリンで、ロンドンで、ニューヨークで、人々はうぬぼれたり、ささいな小さな利己的問題で「苦しん」だりするのに余りにも忙しい。

 彼らは自撮り写真を撮ったり、彼らの性的趣に夢中になったりするのに余りに多忙だ。もちろん彼らの「事業」にも。

 それが、私がロシアと中国のメディアのために書き、私のように怯えて、世界の未来を懸念している人々に語るのを好んでいる理由だ。

 遥か彼方モスクワにいる、この雑誌の編集者もそうだ。彼らは同時に不安で情熱的だ。私は彼らがそうであるのを知っている。私と私の報道は、彼らにとって何かの「商売」ではない。NEO編集室では、都市が潰滅され破壊されている人々は何らかの娯楽ではない。

 多くの西側諸国で人々は、感じ、関与し、より良い世界のため戦う能力を失った。

 この損失ゆえ、彼らは世界に対する権力行使を断念するよう強いられるべきだ。

 我々の世界は傷つけられ、破損してはいるが、大いに美しく、貴重だ。

 世界の改良と存続のために働くのは商売ではない。

 偉大な空想家や詩人や思想家しか、そのために戦い、舵取りするのを信じられない。

 読者に多くの詩人や空想家がいるだろうか? それとも、彼らはパリのホテルの客が、フランス24が放送するテレビ画面の前でしているような顔で振る舞うのだろうか?

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者で調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China and Ecological Civilizationを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2019/11/20/lies-which-the-west-manufactures-and-then-consumes/

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 今度は等身大看板。インスタ映え?最長首相「七変化」年金生活者に旅行する余裕はない。たとえあってもこの看板がある町は避ける。

 サクラと幇間を見る会の写真を見るたび、サクラと幇間の諸氏を確認させられる。歌手、元大統領夫人タレント、ヘアメーク・アーティスト、歌手、俳優、その他もろもろ。

 地検特捜部が動くのを期待する方々がおられるのが謎。特捜部「隠退蔵物資事件を契機にGHQ主導で設立された「隠匿退蔵物資事件捜査部」が前身」と某ペディアにある。三つ子の魂百まで。宗主国による日本支配に不都合な人々を潰すのが任務。宗主国による日本支配に便利な傀儡を攻撃する理由など皆無。万一、動くとすれば、目先を変えるための次期傀儡後釜を用意してのことだろう。

日刊IWJガイド「『桜を見る会』私物化問題で、安倍晋三首相にまたもや新疑惑!! 安倍首相が代表の選挙区支部が『桜を見る会』に旅費を支出していた証拠が明らかに!? 安倍首相の政治資金規正法違反の疑いが濃厚に!!」 2019.11.28日号~No.2632号~

2019年11月21日 (木)

エボ万歳! モラレスは打倒されたが、ボリビア社会主義は持続するだろう

2019年11月13日

「EVO YES」 - 落書きで汚されている(写真:Andre Vltchek 2019年)

Andre Vltchek
21st Century Wire

 彼らはそうすると誓い、彼らは実行した。ボリビアの封建領主やマスコミ大立者や他の背信的「エリート」連中は、政府を打倒し、希望を壊し、かつて南米で最貧国の一つだった国で極めて成功していた社会主義過程を中断させた。

 いつの日か彼らは、自身の国にのろわれるだろう。いつの日か彼らは、扇動のかどで裁判を受けるだろう。いつの日か彼らは、誰が彼らを訓練したのか、誰が彼らを雇ったのか、誰が彼らを意気地なしの獣に変えたのかを明らかにしなければならないだろう。いつの日か! 願わくば、すぐさま。

 だが今、国民に繰り返し選出されたボリビアの正当な大統領エボ・モラレスは最愛の国を去った。彼は、美しい手を差し出し、彼に政治亡命与えた友愛の国メキシコに遥かアンデスを越え飛んでいる。

 これが今だ。ラパスの目を見張る道路は煙で覆われ、兵士だらけで、血で汚れている。人々が行方不明になっている。彼らは拘留され、打ちすえられ、拷問にかけられている。手を背後で縛られ、壁に面して、ひざまずいている先住民の男性や女性の写真がソーシャル・メディア上で流布し始めている。

 子供用の遊園地や、かつて赤貧だった共同体を優雅なケーブルカーが結んでいる最近まで希望の場所だったエルアルトは、今や地元の息子や娘たちを失い始めている。戦いは過熱している。人々が、圧制者たちに旗を持って突進し、死んでいる。

 内戦、あるいは、より正確には、社会主義存続のための戦争、社会正義のための、先住民のための、帝国主義に対する戦争だ。人種差別主義に対する戦争。ボリビアのための戦い、植民地前の素晴らしい文化のため、暮らしのための戦争だ。パリやワシントンやマドリッドで見られるような暮らしではなく、アンデスあるいは南米の雨林深くで見られる暮らしだ。

 エボ・モラレスの遺産は明白で、理解するのは容易だ。

 政権を握っていたほぼ14年の間に、ボリビアのあらゆる社会的指標は急上昇した。何百万人もが貧困から救い出された。何百万人もが無料医療、無料教育、政府補助住宅や、インフラ、比較的高い最低賃金の恩恵を受けたが、スペイン人コンキスタドール、征服者の子孫や、ヨーロッパ人金採掘者たちの不正で無情な「エリート」に支配されてきた、この歴史的に封建制の国の過半数を占める先住民に返された誇りからも恩恵を受けた。

 無料医療を待つラパス市民(写真クレジット:Andre Vltchek 2019年)

 エボ・モラレスはアイマラ語とケチュア語を、スペイン語と同等の公式言語にした。彼は征服者の言語を使う人々と、これらの言語で会話する人々を同等にした。彼は素晴らしい土着文化を本来の位置に高め、それをボリビアの、地域全体のシンボルにした。

 (「一時的に」権力を奪取したが、それでも徹底的に違法な、ヨーロッパ風容貌のハニーネ・アニェスの周囲に再び現われた十字架をご覧願いたい)キリスト教の十字架へのキスがなくなっていた。その代わりに、エボは、ユネスコによれば「南アンデスと、更に広範囲を支配し、西暦500と900年の間にその絶頂に達していた強力な古代帝国の首都」ティワナクに、最少年一回は旅したものだった。そこは彼が精神的平和を求めた場所だ。そこは彼のアイデンティティの出所だ。

 欧米植民地主義者や帝国主義者文化、残忍な資本主義崇への畏敬はなくなっていた。

 これは、いにしえの深く根ざす新世界だった。ここに南米は再編成していたのだ。ここでも、コレアのエクアドルでも、コレアと彼の信念は裏切り者モレノに粛清され、追い出された。

 さらにまだある。クーデター前、ボリビアは経済破綻で苦しんではいなかった。経済は極めて順調に行っていた。経済は拡大し、安定し、信頼でき、自信に満ちていた。

 巨大ボリビア企業の所有者さえ、もし彼らが、いささかでもボリビアとその国民を思いやっているのであれば、大喜びする無数の理由があったのだ。


 モラレス下で成功したインフラ計画には、ラパスをエルアルトと結びつけるケーブルカー・ネットワークもある(写真:Andre Vltchek 2019年)

 だがボリビア財界は、実に多くの他の中南米諸国同様、唯一無二の「指標」に取りつかれている。「一般市民より、どれだけ上にゆき、どれだけ稼げるか」。これは植民地主義者の古い心理、封建制の、ファシストの心理だ。

 何年も前、ラパスで私は上院議員でマスコミ所有者の古い家族に晩餐に招待された。私が誰か知ているにもかかわらず、恥も恐れもせず、公然と彼らは話した。

 「我々はこの先住民野郎を追い出すつもりだ。奴は自分を誰だと思っているのだ? 1973年にチリでしたように、そして今ベネズエラでしているように、その過程で我々が何百万ドルも失なおうとも、我々はやるつもりだ。我々の秩序復活が最優先事項だ。」

 こうした人々を説得する方法など皆無だ。彼らをなだめるのは不可能で、押しつぶし、破るしかないのだ。ベネズエラ、ブラジル、チリ、エクアドル、あるいはボリビア。彼らはアルベール・カミュが書いた小説『ペスト』、有名なファシズムのシンボルの伝染病のよう、ネズミのようだ。彼らは隠れることができるが、決して完全に姿を消さない。彼らはいつでも、通告無しで、どこかの幸福な都市を侵略する用意ができている。

 彼らのルーツは欧米にあるので、彼らは常に欧米に協力する用意ができている。彼らはまさに北米の帝国主義者のように、ヨーロッパの征服者のように思考する。彼らは二重国籍を持ち、世界中に家がある。彼らにとって、中南米は単に、暮らし、自然の資源を略奪し、労働を搾取する場所に過ぎない。彼らはここで強盗し、他の場所で金を使う。どこか余所で子供を教育し、どこか余所で手術を(整形も、普通の手術も)受ける。彼らはパリでオペラ劇場に行くが、決して自国では原住民と混じらない。たとえ何らかの奇跡で、左翼に加わっても、それは決してヨーロッパ以外の国々の本当の反帝国主義革命左翼ではなく、北アメリカやヨーロッパのアナルコ・サンディカリスト左翼だ。

 彼らは自国の成功を必要としていない。彼らは偉大な繁栄するボリビア、全国民のためのボリビアを必要としていないのだ。

 彼らは繁栄する企業だけが必要なのだ。彼らは自分の家族と一族のため、彼らの山賊グループのため、彼ら自身のために金、利益を欲している。彼らは崇拝され、「例外的で」、優位にあると考えられるのを望んでいる。誰も聞いていない時、彼らが先住民をそう呼ぶ「汚いインディアン」との大きなギャップなしでは生きられないのだ!

 モラレス大統領時代に完成した多くの業績の一つ、エルアルトの大規模公営住宅プロジェクト(写真:Andre Vltchek 2019年)

 それが、今そうし始めているように、ボリビアは戦い、自身を守るべき理由だ。

 もしこれが、エボと彼の政府に起きていることが「終わり」なら、ボリビアは数十年後退するだろう。再び、あらゆる世代が、水も電気も無し、希望無しで、土から作られた田舎の小屋で、絶望で、生きたまま朽ち果てるだろう。

 「エリート」は今平和について話をしているが、一体誰のための「平和」だろう? 彼らのためだ! エボ以前にあった平和だ。金持ちはゴルフや買い物で、彼ら最愛のマイアミやマドリッドに飛ぶことができるが、国民の90%がいじめられ、恥をかかされ、侮辱される「平和」。私はその「平和」を覚えている。ボリビア国民はもっと良く覚えている。

 私は90年代に数年間隣国のペルーで内戦を報道し、しばしばボリビアに入った。私はそれについての小説 「Point of No Return 後戻りできない場」を書いた。全く恐ろしいものだった。私はコンサートや、きちんとした場所で、一杯のコーヒーを飲むために現地カメラマンを連れて行くことさえできなかった。彼らが先住民チョロ(インディオやメスティーソを指す言葉)だったから。自国内では、とるにたらない人なのだ。それはアパルトヘイトだった。もし社会主義が復帰しなければ、再びアパルトヘイトになるだろう。

 数カ月前、私が最後にボリビアに行った時、それは全く違う国だった。自由で、自信に満ちていた。衝撃的だった。

 私がボリビアとペルーで四半世紀前に見たものを思い出して、私は、はっきり決定的に宣言する。「このようなエリートに提案される「平和」など、くそくらえ」!

 もちろん、これは欧米マスコミは、少しも言及しない。私はニューヨーク・タイムズからロイターに至るまで彼らをモニターしている。アメリカ、イギリス、そしてフランスさえ。彼らの目は輝いている。彼らは興奮を隠すことができない。陶酔感を。

 ニューヨーク・タイムズは、アメリカが計画した1965-66年のインドネシア軍事クーデターも、あるいは1973年9月11日のチリ大虐殺も祝っていた。

 予想通り、今はボリビアだ。欧米中いたる所で大きな微笑。再三再四、OAS(米州機構)の「調査結果」は、事実であるかのように引用されている。西側の権益、特にワシントンの権益に全く従属的な組織の「調査結果」を。

 こう言っているかのようにだ:「クーデターをした連中が、それは実際に起きていないと言っているのだから、我々はクーデターが行われなかった証拠がある。」

*
 11月10日、パリのレピュブリック広場の真ん中で、背信的なボリビア人の大群衆がエボの辞職を要求して集まった。私はこの人々を撮影し、写真を撮った。私は、この場面を、子孫のために持っていたかったのだ。

 彼らはフランスに住んでいる、彼らの忠誠心は欧米に対するものだ。他の人々は、先住民だが、一部はヨーロッパ血統でさえある。

 精力的に彼らの元母国を破壊するために働いて、アメリカとヨーロッパに住んでいる何百万人ものキューバ人、ベネズエラ人、ブラジル人がいる。彼らは新しいご主人を喜ばせるため、儲けるため、さまざまな他の理由でも、そうしている。

 これは平和ではない。中南米だけでも既に何百万もの命を奪った酷い残忍な戦争だ。

 この大陸で、富は地球上最も不公平に分配されている。何億人もの人々が窮乏で暮らしている。一方、他の連中、ボリビア封建制の人間クズの息子や娘が、欧米に仕えるため、知的に条件付けされるべく、ソルボンヌやケンブリッジに通っている。

 私は毎回繰り返すが、まともで誠実な政府が人々によって民主的に選出されるたびに、誰かが、この緊急状況を改善するため素晴らしい解決策や堅実な計画を発明するたびに、時計はカチカチいい始める。そうした指導者は何年も(時には数カ月も)もたない。彼や彼女は殺されるか、打倒されるか、屈辱を受け、権力の座から無理やり追放されるのだ。

 その国はそれから、最近(モレノ下で)エクアドル、(マクリー下で)アルゼンチン、(ボルソナーロ下で)ブラジルに起こったように、文字通り最低のものに戻る。残忍な現状が維持される。何千万人もの生活が破壊される。「平和」が戻る。欧米政権と、その従僕のために。

 そこで、レイプされた国が痛みで叫ぶと、無数の国際NGOや国連政府機関や資金団体が、突然「難民に手を貸し」、「女性に権利を与える」べく子供を教室に入れたり、栄養失調と空腹感と戦うと決めたりするのだ。

 もし自国民に奉仕する選出された政府が、そっとしておかれれば、本物の平和の状態で残されていれば、このどれも必要でないはずなのだ!

 この全ての病んだ感傷的偽善をマスコミは決して公に論じない。進歩的な中南米の国(そして世界中の多数の他の国々)に浴びせられる全ての欧米テロはもみ消される。

 もうたくさんだ!

 中南米は、再び目を覚ましている。人々は憤激している。ボリビアでのクーデターは抵抗に会うだろう。マクリー政権は倒れた。メキシコは慎重に社会主義の方向に進んでいる。チリは社会主義を取り戻したいと思っている。1973年、軍靴に押しつぶされた国が。


 母と子:何世紀もの中で初めて、モラレスが、先住民ボリビア人を社会の中の平等な一員として威厳を持って生きることを可能にした(写真:Andre Vltchek 2019年)

 人々の名において、素晴らしい先住民文化の名において、大陸全体の名において、ボリビア国民は今抵抗し、ファシスト、親欧米勢力と対決して奮闘している。

 革命的な言語が再び使われている。それはパリやロンドンでは時代遅れかもしれないが、南米ではそうではない。ここでは、それが重要なのだ!

 エボは負けなかった。彼は勝った。彼の国は勝った。彼の指導の下、ボリビアは素晴らしい国になった。希望に満ちた国、パトリア・グランデ(大祖国)至る所の何億人もの人々に大きな希望を与える国になった。リオグランデ川の南にいる全員それを知っている。彼に亡命を認めた素晴らしいメキシコも、それを知っている。

 エボは勝った。それから、彼は背信的な軍、背信的な財界凶悪犯、封建制土地所有者、ワシントンに追い出された。エボと彼の家族と僚友は、自身をキリスト教徒と呼ぶ極右の準軍事組織リーダー、ルイス・フェルナンド・カマチョに残忍に取り扱われ、彼の部下の男女にも残忍に取り扱われている。

 ボリビアは戦うだろう。ボリビアは彼が属する場所、大統領官邸に正当な大統領を連れ帰るだろう。

 エボを北のメキシコに運ぶ飛行機は、実際は、彼をボリビアに連れ返るのだ。それは実に大きな迂回だ。何千キロメートル、何カ月も、多分何年も。だが飛行機が離陸した瞬間から、ラパスへと戻る壮大な叙事詩的な旅が始まったのだ。

 ボリビア国民は彼らの大統領を決して見捨てるまい。エボは永久に彼の国民とつながっている。ボリビア万歳!なんてこった!

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 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者と調査ジャーナリスト。彼の21WIREアーカイブをここで見る。彼は多数の国で、戦争と紛争を報道している。彼の最新刊の4冊は、ジョン・B・カブ・ジュニアと共著の『China and Ecological Civilization』、『Revolutionary Optimism, Western Nihilism』、革命小説『オーロラ』と、ベストセラーの政治ノンフィクション『Exposing Lies Of The Empire』。彼の他の本をここで見る。ルワンダとコンゴ共和国に関する彼の画期的なドキュメンタリーRwanda Gambitや、ノーム・チョムスキーとの対談本『On Western Terrorism』((日本語翻訳版は チョムスキーが語る戦争のからくり: ヒロシマからドローン兵器の時代まで)を見る。Vltchekは現在東アジアと中東に住み、世界中で働いている。彼のウェブサイトツイッターで連絡を取ることができ、Patreonで彼を支援できる。

記事原文のurl:https://21stcenturywire.com/2019/11/13/viva-evo-morales-overthrown-but-bolivian-socialism-will-endure/

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 女優薬物騒動は報じるが、ボリビア・クーデターの本格的な報道などあるのだろうか?相撲の合間に流れる大本営広報部呆導しか見ていないが。ホンジュラス・クーデター時も、まともな報道、全く記憶にない。最近の相撲、世代交代時期を感じる。相撲は、一定程度実力を反映する。宗主国では、政治支配は実力と無関係。宗主国に貢げば、最悪のウソツキでも延々居座りさせ、宗主国に不都合なら、なんとしても打倒する。

日刊IWJガイド「『桜を見る会』前夜祭に関する安倍総理の虚偽説明が発覚! さらに総理とホテル・ニューオータニの裏取引疑惑も!」2019.11.21日号~No.2625号~

 明日のインタビューは興味深い。

参院文教科学委員会で参考人4人全員が英語民間試験導入に否定的意見を陳述! 明日午後5時半より5日の衆院文部科学委員会で文部省の作業部会を「自作自演」と批判した国立京都工芸繊維大学・羽藤由美教授に岩上安身がインタビューします!

2019年11月17日 (日)

ジャカルタを放棄して、首都をボルネオに移転の身勝手さ、汚職、殺人

2019年11月12日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 ジャカルタを捨てて、インドネシアでカリマンタンとして知られる島ボルネオの真ん中に何らかのポチョムキン村を築こうとするのは間違っている、全く間違っている。

 なぜかという多くの理由があり、ここで少なくとも、そのいくつかに触れたい。

 しかし始める前に、自明のことを述べよう。臆病な、意気地がないインドネシアの都市計画者や建築家や全く無用な学校の新規卒業者は、ジョコウィ大統領政権の、この、これまでで最もばかばかしい下劣な考えを受け入れている。しかもそれだけではない。彼らは1つのパイのために競争しており、「まあ、政府はすでにそうすると決めたのだから、少なくとも我々は可能な最良のデザインを作成しようとするべきだ」という類の彼らの「考え」を推進し、彼らの協力を正当化する発言を好んでいるのだ。

 言うまでもなく、インドネシアの都市計画者たちは既に、地球上最も怪物のような、住めない都市をいくつか作っている。これらの人々は一般に二つのカテゴリーに分類される。民間の悪党のような企業で働いているか、既に、ずっと前に「市場」に全ての都市デザインを委ねた政府で働いているかだ。それは悪循環だ。実際、インドネシア政府は私企業と軍の権益に奉仕しており、その延長で、「学者」とマスメディアを含め、インドネシア政府官僚もそうしているのだ。

 結果は明確だ。虚無主義で腐敗したインドネシア・エリートと、彼らの怪物のような都市、公共的なものは皆無で、緑地がほとんど皆無で、たくさんの崇拝されたスラム(人為的に美化されたスラム街、カンプン)や無能な建築家が設計した何百万という不快な建物と家、都市文化の深刻な欠如。文化と美しさに絶望的に欠ける都市。ほとんど公共輸送機関が無く、下水溝と私営化された公益企業の都市。

***

 ジャカルタは死に瀕している。それは崩壊しつつあり、沈みつつある。

 何十年間も、これらの事実は否定され、隠され、隠蔽されていた。私はインドネシアの都市の恐怖を見せる用意がある唯一の著者だったとしばしば感じていた。今突然、常にインドネシアの原理主義資本主義をそれほど支持していた欧米メディアさえ、もはや真実を隠すことができない。悪夢を暴露する論文が、最近次々と出版されている。

 左翼からは、ソーシャリスト・ワーカー紙はこう書いた。

「ジャカルタは文字通りに沈みつつある首都だ。汚染と上昇する海面の重みの下で、インドネシア政府は、荷物をまとめて、ほかに移動することに決めた。

彼らは150万人の国家公務員とともに、間もなくボルネオ島に向かうはずだ。

残った3000万人のジャカルタ住民は非常に汚染され、貧困に陥った、沈みつつある都市で暮らすよう放棄されるだろう。

それは我々の支配者が普通の人々を気候危機の現実を味わうにまかせながら、どれほど「平常どおりの業務」を維持しようと望んでいるかを示すぞっとするような実例だ。

ジャカルタは沈没しつつあり、十分な人々が清浄な飲料水を入手できないため、地域によっては年間最高20センチメートルも。

だが超主流新聞「サン」さえ現実を暴露した。

「2030年までに、気候災害で都市の半分が水没しかねず、首都全体を放棄しなければならないかもしれないことを科学者が警告するように、ジャカルタは沈みつつある」

「ジャカルタにとって不幸なことに、継続的な海面上昇が2030年までに、都市の北部が水没すると専門家が予測している通り、間違いや時間の余裕はない。

この地域は国際空港も含まれる。」

 それは、さほど多くのインドネシア当局者や都市計画者や支配者を心配させているようには思われない。インドネシアのいわゆるエリートと彼ら手先の身勝手さには限度が無いように思われる。

 インドネシアでは、専門家は金をもらって都市の恐怖を見過ごし、身勝手に、ごく小さな専門的詳細に集中し、全体の崩壊を認めるのを拒否することが知られている。群島中いたる所で何億という人々が途方もなく大きな貧困で暮らすよう運命づけられていると分かりやすい言語で書くのを拒否し、現実をぼんやりさせることで修士号や博士号が作られる。

 明白なことは非難される。「明快な大惨事だ」あるいは恐怖とすら言えば、傲慢に、面と向かって言われるだろう。「我々にデータをよこせ。学術研究の結果を我々に見せろ」。だがほとんど本当のデータは作成されない。真実を隠すような形で、研究が行われる。私は主導的な国連統計学者と働いて、インドネシアでは、どのようにデータがねつ造されて、隠されるか教えられた。

 どれか怪物のようなスラムや、ごみで詰まった川を指さすと、非難されるのだ。「いや。それはあなたが、そうだと思っているものではない。我々に研究を見せろ!」

 だが、そうなのだ。それは、まさに、あなたが見ているものだ。そして、この国は怪物のような首都と共に、不可逆的に、バラバラになりつつあるのだ。

***

 今、インドネシアの首都を、ボルネオに移動するのはまったく不道徳だ。この動きは腐敗したインドネシア政権の本質を明らかにさらしている。

 要約。政権は、私的「投資」を引き付けようとしながら、政府は公共資産から何十億ドルも使う用意を調えている(この国の近代史のいつも通り、貧困に陥った大衆が、最終的にそれに対し代償を支払わなければなるまい)。その何百億もは、いつも通り、汚職で消えるだろう。最初の計画は、建設会社や政治家や従順な「公務員」の利益を最大にするため、公共空間や公共輸送機関を追い出して、「修正される」だろう。すでに打ちのめされ徹底的に破壊されたボルネオ島は更に悪化するだろう。新首都が置かれれば、先住民ダヤク族の人々の独立に対する最後の希望は永久に消失するだろう。

 その間、大ジャカルタに暮らす3000万人は保護されず、無防備で、破壊され、最も恐ろしい崩壊に直面するだろう。

 しかしファシスト・インドネシアは、大半が貧しい市民3000万人のことは気にかけない。ボルネオ住民の運命を気にかけないのと同様に。(金採掘の結果)水銀で汚染された川や、石炭(や他の)採掘や、広大なヤシ油プランテーションに伴う怪物のような化学物質で汚染された川で、人々はゆっくりと死につつある。

 いつもの通り、インドネシアでは、この近づく悪夢に誰も本当に反対して戦わない。

 それは国民が知らないため、より正確に言えば、徹底的に洗脳されているためだ。マスメディアは、政府とその「専門家」の嘘を繰り返す。学界は買収されて、政府に言うよう命じられる全てを繰り返す。ごく少数の不都合な活動家は、大した報道もなしで殺される。間もなく、新法が、大統領と政府を、批判を超越する聖域にすると予想されている。不敬罪に似たような法律だ。

 (中央ジャワ)地方のソロ市出身の誇大妄想症ジョコウィ大統領は社会主義の何に対しても戦争をしている。彼は自国を欧米に完全に売り渡す決意が固い。彼はほぼ全ての残った労働保護法を廃止し、欧米企業に免税期間や他の多くの誘因を与えて、インドネシアで「投資する」よう招いている。最近彼は、恥ずかしいほどボーイスカウトのように振る舞い、インドネシアを訪問し投資するよう懇願し、ドナルド・トランプ大統領に会った。

 世界中の人々が法外なターボ資本主義を挫こうと戦って死につつあるのに、ジョコウィはくつがえされたサッチャリズムとレーガニズム教義に長年ぞっこんほれ込んでいる。

 代償は恐ろしい。インドネシアは、社会的、教育的、医療の上でサハラ以南のアフリカの最低レベルに達している。

 人々は、彼らの土地、彼らの環境を含め、公共空間、海岸、雨林、町や村や川と、全てを奪われている。インドネシアはほとんど何も作り出すことができないので、経済さえ失敗している(隠された事実)。

 新首都は疑いなく(これは、1965年のクーデターから現在までのインドネシアの崩壊に関する私の来る120分ドキュメンタリー映画の題名でもある)Indonesia's downfall(インドネシア没落)の象徴だろう。

***

 公平のために言えば、インドネシアの首都を、ジャカルタからボルネオに移転する最初の計画は、社会主義、反帝国主義者スカルノ大統領政権時にも存在していた。場所は中部カリマンタンのジャングル(今は田舎くさい広がった魅力的でない都市)の真ん中、パランカラヤと呼ばれた。建設は、左翼政府を打倒し、当時世界三番目の大きさだったインドネシア共産党(PKI)党員を含め、何百万人も殺したアメリカが支援したクーデター(1965-66年)の前に始まっていた。

 だが、それはまったく異なる時代だった。ソ連は建設に深く関係していた。社会主義都市の多くの要素が想定されていた。巨大劇場、研究所、図書館、画廊、地下鉄と水運。

 彼の出生地の島に戻る前に、パリで何年も過ごした有名なボルネオ生まれの作家、J.J. クスニが、我々が会っている間に説明してくれた。

「スカルノによる、首都をボルネオに動かす考えは正しかったが、今それをするのは全く間違いだろう。理由は変化し、目標は異なっている。スカルノは、新首都を作ることによって、イギリス帝国主義とイギリスの傀儡国家マレーシアと対決していました。それは戦略上の決定と同時に、政治的決定でした。」

 今、クスニ氏は、首都のボルネオ移転は、ジャワ式植民地主義の強化を手助けするだけだと説明した。

 しかもパランカラヤは今、将来の首都の場所とされている場所ではない。その代わり、建設は、バリクパパンとサマリンダ市の間の辺鄙なところで始まることになっている。

 既に多くの官僚と実業界の大物が、価格がものすごく上がるのを知った上で、地域の土地に莫大な投資をしたと言われている。そのため間もなく巨大な利益が既に裕福な人たちに生まれるだろう。残された自然は破壊されるだろう。

 上述の通り、何百万人ものジャカルタ住民が捨てられ、無防備なままにされ、忘れられるだろう。彼らの暮らしは破壊されるだろう。

 水は彼らの都市を飲み込むだろう。補償はないだろう。何十億ドルもが儲けられ、シンガポール、香港、オーストラリアやアメリカの豪華コンドミニアムに「リサイクルされる」だろう。

***

 もし建設されるなら、未来のインドネシア首都の質は、私の表現をお許し願いたいが、最悪(total shit)となると予想される。

 ショッピング、モールと5つ星ホテル以外、インドネシアでは、今までに何も良いものは建設されていないが、どれも外国建設業者により、多国籍企業と地元大物の利益のために建てられる。

 数十年の間、一人の偉大な科学者や思索家や建築家も生み出すことができなかったインドネシアでは、普通、二枚のタイルさえ、うまく組み立てることができない。歩道は作られても、ひどい品質だ。公園は本質的に実在しない。水路は地元専門家によってさえ、地球上、最も詰まって、汚染されている。

 どの新プロジェクトも公式には、公園、歩道、噴水や緑地さえ約束するが、建設が終わると全ての「おまけ」は奇跡的に消えてなくなる。人々にただで与えられるものはゼロ、絶対ゼロだ。

 一体どうして、新首都が違うのだろう?と疑問がでるはずだ。

 そして率直な答えは、それは違わないということだ。

 デンマーク人作家のハンス・クリスチャン・アンデルセンが書いた古いおとぎ話「裸の王様」のように、インドネシアの大衆は役に立たない破壊された自然と汚物を見るだろう。蒸発した何百億ドルが感じられるだろうが、何千回も繰り返されるだろう。「何と偉大な首都が、国民のために建設されたのだろう! インドネシア人であることを、どれほど誇らしく思うべきか!」

 誰も比べるために、いにしえのデンマーク作家や彼の物語に言及しさえしない。インドネシアでは、ほとんど誰も彼を知らないから。それはまったく血まみれのディズニーランド、ハリウッドと、改変されたアメリカのファースト・フード、ジャンク・フードだ。ハンス・クリスチャン・アンデルセンのことなど忘れろ!

 政権の公式英語新聞ジャカルタポストによれば:

「大統領ジョコ「ジョコウィ」ウィドドが、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイより大きな新首都に夢を与えることを明らかにし、彼は東カリマンタンで間もなく開発される都市が「地球上最良なことをことを望んでいる」

「それは、この都市の住民に、最良のサービス、質の高い世界的に有名な教育機関や、近代的病院から、シリコンバレーによく似たハイテク・センターに及ぶ彼らの暮らし向上させることができる環境と機会を提供するだろうと彼は言った。」

 2019年11月のジョコウィの言葉を読む人々は、既に、この刊行物で報道された(バタム島 第二のシンガポールを作るというインドネシアの惨めな試み)、もう一つの誇大妄想症のインドネシア・プロジェクトの壮大な失敗を思い出すべきだ。バタム島は良く似たばかばかしい約束から始まり、公共輸送機関も公共空間もなく、スラムと売春でいっぱいで、ほとんど、いかなる生産もないので広く知れ渡った汚染された恐ろしい都市部となって終わった。

 魔法のように、従順なインドネシアのマスコミは、ジャングルの真ん中の新首都を夢想する際、決してバタム島を思い出さない。

 ジョコウィは大衆に「夢を見させる」、より正確には誤導するのをやめなかった。

「それは都市の住民に、最良のサービス、質が高い世界的に有名な教育機関と近代的病院からシリコンバレーによく似たハイテク・センターに及ぶ彼らの生活を向上できる環境と機会を提供するだろうと彼は述べた。」

 彼が明言しないのは次のことだ「世界に通用する教育機関」や「インドネシアのシリコンバレー」の教師が一体どこからくるのかだ? 1965年の後、全ての知識人や創造的な人々は殺されたか沈黙させられた。この国は一人の有名科学者も思索家も作家も当てにできない。以上、終わり。

***

 ジャカルタは沈み続ける。人々が水のために堀り続けるためだ。水道は高額過ぎ、民営化され、絶対不潔だ。公式に、家庭にポンプで送られる飲料水でさえ、非常に不快なので、分析のため数リットルのサンプルを欧州連合(チェコ)に持って来た時、検査機関は私が毒を作っていると思って、ほとんど警察に電話をする所だった。「それに触れてはいけません、衣料洗濯もだめです。煮たてて飲むですって? 頭がおかしいのですか?!」

 それで、人々は自身の裏庭を給水のために堀っている。公式に、40%がそうしている。だがそれは全て現地の「ねつ造された」統計のようにウソだ。50%より遥かに多くがそうしている。川は詰まっている。不正利得と私営商業活動以外、何も機能しない。ジャカルタは不可逆的に、文字通り、水泡に帰してている。そして誰も何もしない。

 なぜか? 首都と3000万人の住民を救うことは事業にならず、利益がないからだ。インドネシア体制が、あらゆる道義を失ったからだ。熱意はなく、情熱もない。収賄だけ。

***

 エリートは、ボルネオにネズミのように逃げることを許されるのではなく、ジャカルタを救うことを強いられるべきだ。なぜなら彼らが引き起こした恐怖は、彼らが個人的に作り出した恐怖なのだから! 実際、群島いたる所、全ての市と村がそうだ。彼ら自身の手か、あるいは少なくとも、彼らが盗んだ何千億で、それをきれいにさせるのだ。

 ところが連中は彼らの恐怖からさえ、大惨事からさえ莫大な利益を生むことを狙っている。誰も彼らを止めない。インドネシアには野党がなく、民主主義がないからだ。

 それは全て、逆転することができるが、そうはなるまい。国は動員できるはずだ。川は清浄にできるはずだ。水道が再国有化されれば、清浄な水が全ての住居に、無料で送れるはずだ。個人の水ポンプが、国民のため、禁止され、没収され、破壊できるはずだ。インドのケララでさえ行われたのと同様に、北ジャカルタの巨大コンドミニアムは非合法だと宣言して、ダイナマイトで爆破できるはずだ。スラムは公共公園に転換して、人々を郊外、遥か遠くに移転させ、住宅と公共輸送機関(未来の洪水で彼らを死なせるより良い解決)両方を与えられるはずだ。首都を守るため強力な壁が築けるはずだ。

 少数の選ばれた者のための「新しい都市」など無しだ! 彼らは全員留まり、他の市民と一緒に質が悪いものを食べるべきだ。彼らの首都のために戦え! 最終の勝利まで。

 地球上のどこでも、これほどの重要性と大きさの巨大主要都市が、今のジャカルタほど、ひどく破壊され、放棄されたことは、これまでない。

 私は地球上の全ての大陸で、およそ160の国で住んだり働いたりしたが、私は決してインドネシアのような、こうした道義的崩壊は見なかった。

 人々は、ほとんどあらゆる場所で、詰まった下水溝の脇でしゃがんで、有害なクローブタバコを吸って、コメントし、通行人の多くを非難し、彼らの多くは基本的に何もせずにいる。笑っている。それは侮辱的な不幸な笑いだ。彼らを仕事につかせろ! 彼らを自分たちの都市のために戦わせろ。

 このように、何も変化できないのだ。インドネシア社会主義時代の巨大公共事業の代わりに、何百万という人々の途方もない大動員の代わりに、この国が今していることは全て、宗教的な罠に、「共産主義者」と無神論者の新たな魔女狩りに益々深く深く落ち込んでいる。それが、アフガニスタンでと同様、あらゆる進歩的、社会主義の考えを浄化するために行うよう欧米が、インドネシアのエリートに指示したことなのだ。

 そして、21世紀の窃盗が始まろうとしている。大量殺人に転換し得る、インドネシアでは良くある窃盗が。

 手遅れになる前に、インドネシア国民は安眠から目を覚ますべきだ!

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者で調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China and Ecological Civilizationを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2019/11/12/abandoning-jakarta-moving-capital-to-borneo-cynicism-corruption-murder/

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 日本の未来図? 苦しいときのヤク頼み。

 合成麻薬保持で女優逮捕。大本営広報部にとって、売国政権の「サクラを見せる会」や「日米FTA協定」や「思いやり予算(=みかじめ料)四倍」を吹き飛ばす一石三鳥の話題。某掲示板、日米貿易協定を喜ぶサクラの?書き込みだらけ。ウイン・ウインなどと真っ赤なウソによる国家規模オレオレ詐欺だろうに。さすが申し訳のアリバイつくり、日本には不利益?という記事もあらわれたが。日米貿易協定を喜ぶサクラ連中、鈴木教授のお話を伺ったことなどないだろう。

日刊IWJガイド・日曜版「日米貿易協定案が19日衆院可決見通し!! 衆院審議時間わずか14時間!? IWJは本日、同協定に関する2本の野党合同ヒアリングと鈴木宣弘東京大学教授

「庶民生活に、どうでも良い話題は熱心に報じるが、庶民生活に、どうでも良くない話題は報じない」のが大本営広報部の仕事。いわゆる「マスコミ」がどうでもよいことを一斉に報じるのは売国政策隠蔽のためだと確信している。

    • 野球関係のおば様と剣劇のおば様の口論?が大いに報道されたのは、1999年3月末
    • 周辺事態に際して我が国の平和及び安全を確保するための措置に関する法律 1999年5月28日
    • 国際連合平和維持活動などに対する協力に関する法律の一部改正 1999年7月16日
    • 白装束の渦巻きカルト集団の動きが大いに報道されたのは、2003年4月から5月
    • 武力攻撃事態等における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律 2003年6月13日
    • モンゴル人横綱の暴力騒動がかまびすしかったのは、2010年1月
    • 「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約」(日米安全保障条約)署名50周年に当たっての日米安全保障協議委員会の共同発表 2010年1月19日

2019年11月 6日 (水)

カタール 武器としての教育

2019年11月4日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 カタール人がその富を撒き散らすさまに限界はないように思える。住民260万人のこのごく小さな王国は、大半が実に悪趣味な、ばかげたほど豪華な金めっき宮殿だらけだ。ランボルギーニ・レーシングカーやロールスロイスリムジンに溢れ、今やとてつもなく不経済な空調が効いた歩道まである(35度の暑さの中へ、下から冷気が吹き出している)。

 サーニー家に支配されたカタール国は実に奇妙な場所だ。2017年早々行われた最新の国勢調査によれば総人口は260万で、内訳は313,000人はカタール国民と、230万人の「国外居住者」つまり低賃金出稼ぎ労働者と、気前よく報酬を支払われる欧米専門家だ。

 外国人が全てを行っている。床を掃除し、ごみを捨て、料理し、赤ん坊の世話をし、カタール航空飛行機を操縦し、手術をし、オフィスビルを建設している。肉体労働者は差別されている。打ちすえられ、だまされ、屈辱を味あわされている。多くの出稼ぎ労働者が「不可解な状況」の下で亡くなってきた。だが、ただカタールが、1人当たりGDPが128,702ドルという地球上最も豊かな国であることが主な理由で、何百もの様々な専門職に対する莫大な需要があるため彼らはまだやって来るのだ。特権は「現地人」にしかなく、外国人の最低賃金は1カ月わずか約200ドルだというのは、どうでもいいのだ。

 隣国との過酷な紛争で動きが取れなくなっているサウジアラビアやアラブ首長国連邦を含めて、カタールは最も良い同盟国アメリカやイギリスにますます近くに動いている。アルウデイド空軍基地は、米空軍、イギリス空軍や他の湾岸戦争連合諸国の航空機を100機以上受け入れている。アメリカ中央軍、イギリス空軍No.83遠征空軍部隊と第379航空遠征航空団を受け入れている。現在、少なくとも11,000人のアメリカ軍人がここで恒久的に駐留している。アルウデイド空軍基地は、シリアやアフガニスタンのような国での作戦に使われる、地域で最も重要な軍事空港と思われる。

 カタールはシリアや他の中東諸国を不安定にする上で、極めて重要な役割を果たしている。カタールは過激な資本主義の信条同様、原理主義の宗教的教義も広めてきた。

* **

 カタールはたっぷり金を持っており、欧米、特にアメリカとイギリスと緊密に結びついた種々の「教育プログラム」や、ワッハーブ派の宣伝機関のために資金の一部を使っている。欧米から雇われた国際専門家が学校民営化のような過激な概念を推進し、政府にはカリキュラムを開発させず、地域中にも外部にも親欧米、市場賛美の教義を広めている。

 カタールは「子供を救う」という隠れ蓑の下、カタールの財団やプログラムが、教育の商業化と同様、イスラム教原理主義を推進している。しかも、それはカタール国内のみならず、遥か彼方のソマリアや南スーダンやケニアに及んでいる。

 カタール大学にいた間、私は図書館さえ分離されているのに気が付いた(案の定、私はカタールに本拠を置く国連職員から、「男性用図書館」は、女性用とは比較にならないほど充実していると言われた)、退行的な哲学と固定観念をばらまくことで、カタールは地域における高等教育の指導者たらんと望んでいる。

 当然、主な狙いは地域の現状を維持することだ。

 質が高い教育という点では、カタール内でもうまくいってはいない。こうした全ての莫大な予算が燃やされたか、より正確に言えば、浪費されて、カタールは誇りに思うべきものはほとんどない。OECDによればこうだ。

 「2012年、カタールは、世界中で最高の一人当たり所得であるにもかかわらず、15歳と16歳の生徒のための数学知識、読解力と問題解決の学習到達度調査のPOISAテストに参加したOECDの65カ国中、コロンビアやアルバニアと同等の下から3番目だった。」

 以来、主題に関する統計が突然さほど広く利用可能でなくなったが事態は大して改善していない。

* **

 2019年10月末、私は紛争と人道研究センターが組織し、ドーハ大学院研究所が主催した会議に参加した。

 (欧米とその湾岸同盟諸国に破壊されたシリアや他の場所の現地で何年も働いた)一人の非常に有能な国連専門家以外、パネリストは、カタールに本拠を置き、ちやほやされている人々で構成されていた。

 ここでの話題の成り行きは予測可能だった。

 フランク・ハードマン教授が、基本的にどのように地域の国々が「弱体化した」か、民間部門が、いかにして教育改革の主導権をとり、推進するべきか説明した。

 だが最も驚くべき話は、 Education Above All Foundation(教育がなにより大事財団?)のProtection of Education in Insecurity and Conflict(PEIC)(不安と対立における教育の保護?)事務局長マレイハ・マリク教授のものだった。彼女は、紛争地域で、脆弱な学校と生徒を守ることの重要性と、学校と生徒を破壊している人々に法の裁きを受けさせるよう意図されて「今存在している」国際法上の機構について話をした。

 要するに、典型的な主流の「開発」とNGOの説教だ。

 カタールは、人が本心を話すことが自由な場所からはほど遠い。

 だが私には忍耐力は残っていなかった。私は世界中で無数の戦争と紛争地域で働いた。私がドーハ大学院研究所で目にしたのは学生と会議参加者双方の教化プロセス以外の何ものでもなかった。

 私は私に話をさせるよう要求した。マイクが私に渡された時、私は正確な答えが必要だと言った。

「マリク教授、私はあなたに質問があります。私は全世界で多数の、多分何百という紛争と戦争を報道してきました。私は何百という学校が燃えるのを見ました。私は何百という子供たちが死んでいるのを見ました。こうした残虐行為の大半は、アメリカに、ヨーロッパに、あるいはその双方に引き起こされたのです。もちろん、これは私が生まれるずっと前に全て始まっており、今に至るまで続いているのです」。

 私は主催者たちの顔に恐怖を見た。彼らは私を食い入るように見つめ、私に止めるよう懇願していた。こういうことは、これまでここで一度も起きたことがない可能性が極めて高い。全てが撮影され記録されていた。だが私は止める準備ができていなかった。

 講堂の中の学生は反応しなかった。明らかに、彼らは政権に敵対的な「分子」が行う講演に興奮しないよう条件づけられていた。

 私は続けた。

「マリク教授、私はあなたに質問しているのです。私は、あなたが言及された国際機関によって、アメリカ、イギリス、フランス、オーストラリアや他のどこかの欧米諸国が裁判にかけられ、非難された例が一つでもあったのでしょうか。何百万人という子供たちを殺したかどで、あるいは、ベトナムやラオスやカンボジア、後にはイラクやアフガニスタンやシリアのような場所で、何千という学校をじゅうたん爆撃したかどで、糾弾されたのか知りたいと思います。なぜなら、まさに今ベネズエラで子供たちを飢えさせようとしているからです。子供を含め人々が薬を入手するのを阻止することに対して。」

それから私はフランク・ハードマンに向いた。

「ハードマン教授、あなたが言及し、「弱体化した」と定義した国々は、彼らが歴史的に帝国主義の諸国に、敵とされ、攻撃され、威嚇されているためにこのような状況なのではありませんか?」

 完全な沈黙。

 それから私はこう結論した。

「もし我々が最終的に欧米とその同盟国が世界中で何十もの国を破壊するのを確実にやめさせることができれば、学校と子供を守る最も効果的な方法ではないでしょうか?」

 会議議長サルタン・バラカート教授は被害をくい止めるべく即座に仕事を始めた。

「マリク教授、明らかに、問題はパレスチナで起きていることです。」

 だがマリク教授は、逆の立場ながらも、私同様タフな戦士だった。彼女は正確にそれが全てイスラエルとパレスチナを越えるものであることを知っていた。イスラエルとパレスチナはその一部だが、それはここで唯一の問題ではなかった。彼女はサルタン・バラカートをはねつけ、まっすぐ私を攻撃した。

「問題は欧米ではありません! 問題は国々の集団ではありません。国連安全保障会議全理事国に責任があります! シリアで残虐行為を犯しているロシアをご覧なさい。」

 そして口論は始まった。我々の個人的「ドーハ討論」だ。

 「どの残虐行為でしょう?」私は彼女に向かって叫んだ。「証明してください。」

 「我々には証拠があります。」

 「あなたに?」私はいぶかしく思った。「あなたはシリアに行ったことがありますか? それともあなたは、あなたのハンドラーから、いわゆる証拠を与えられたのですか? あなたは、シリアとベネズエラを救っている国ロシアを、世界のあらゆる所で何億人もの人々を殺している国と同水準に置くのですか?」

 この「会議」の間、一体何度USAIDが言及されたか思い出した。全て言及されるのは欧米だった。ここでアラブ諸国の人々は、IMFやEconomist誌のように話し考えていた。

 私は着席した。私には補足すべき何もなかった。

 管理された議論が何とか再開した。学生の表情は冷静なままだった。

 夜、夕食のため、アフガニスタンで一緒に働いていた友人と会った。ドーハは奇妙な場所だ。意外な遭遇の場所。

* **

 カタールは教育にしていることを、芸術にもしている。

 翌日私は、カタールがオンラインと広告で自慢している、いくつかの博物館を見学しようとした。かつて大衆に対しては無料だったが、今は15ドルの入場料を請求するイスラム芸術博物館以外は全て閉鎖していた。

 法外に断片化した国家と個人は、世界中から美術品手を購入して、今何十億ドルも投資している。それを自慢している。内容を操作している。カタールの「国際」映画スタジオで制作されているものも操作されている。

 ドーハを発ち、ベイルートまでカタール航空に搭乗して、乗務員にはカタール国民が一人も働いていないのに気がついた。パイロットはイギリス人とオーストラリア人で、フライト・アテンダントはフィリピン、インドとアフリカで採用されていた。

 離陸から数分後に、Education Above All Foundationの教育プログラムの一つである「エデュケート・ア・チャイルド(EAC)」を推進する攻撃的広告が始まった。

 カタールでは全てが相互に結びついているように思われる。破壊的な米軍事基地、「対外政策」、芸術、そして、そう教育や慈善さえも。

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者で調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China and Ecological Civilizationを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2019/11/04/qatar-education-as-a-weapon/

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 日本の英語教育論議も、洗脳の「武器としての教育」。道徳からほど遠い行動様式でのし上がった連中が押しつける道徳なるしろもの、臣民に押しつける奴隷の道徳。教育勅語現代版。

 最近、昼の白痴製造番組全く見ていないが、下記記事には驚かない。こういう愚劣な見せ物を飽きずに見る方々が多数おられるのを、いぶかしく思っている。「英語民間試験の延期は天下の愚策」と書く怪説委員までいるのには、あきれるしかない。天下の愚論。英語教育について真面目に考えたことがあるのだろうか。鳥飼玖美子立教大学名誉教授の多数のご本、たとえば『英語教育の危機』や、阿部准教授の『史上最悪の英語政策 ウソだらけの「4技能」看板』、猪浦氏の『TOEIC亡国論』、施九州大学大学院教授の『英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる』、寺島岐阜大学名誉教授の『英語で大学が亡びるとき 「英語力=グローバル人材」というイデオロギー』などを読んでから書いたのだろうか?

田崎史郎が萩生田文科相「身の丈」発言をエクストリーム擁護!「問題発言したから英語民間試験の導入を延期できた」

 今日の日刊IWJガイド、見出しは、あの映画にまつわるもの。

日刊IWJガイド「慰安婦論争を検証した映画『主戦場』の映画祭上映中止で紛糾!! 緊急シンポで明らかにされた『日本的検閲』に対処できるか!?」2019.11.6日号~No.2610号~(2019.11.6 8時00分)

 記事は、冒頭から、

はじめに~昨日IWJは萩生田光一文科相会見を中継! 英語民間検定試験は再来年度以降の導入に向けて動き出す!? 衆議院では参考人招致が行われ、欠陥を放置したままの導入推進を大学教授が猛批判!

 詳細は、日刊IWJガイドをお読み願いたい。

2019年11月 4日 (月)

ベイルートは燃えている。エリートに対する反乱が始まった

2019年10月24日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 タイヤが燃え、煙が空に立ち昇っている。今日、10月18日、かつて「東洋のパリ」として知られていた首都レバノンは煙で覆われている。

 腐敗した冷淡なエリートに支配された国は無限に、まとまってはいられないと私は何年も警告してきた。

 私がベイルートを本拠にしていた5年間、事態は悪化しつつあった。何も改善しなかった。公共輸送機関はほぼ皆無、電力不足、汚れた不規則な水道。周期的に、ゴミが道路や郊外道路に山積みになった。飛行機が着陸しドアが開いた途端、ゴミのひどい悪臭が、我々ベイルート住民の帰還を歓迎してくれる。

 ほとんど全員、この全てが永久に、このまま続くはずがないのを知っていた。

 この都市は第4世界の病気で苦しみながらも、同時に、ランドローバーSUV、マセラッティやポルシェのスポーツカーや、アルマーニスーツで溢れかえっている。

 ベイルートは、フランス語、アラビア語、英語の三言語で同時に会話できる極めてスマートな大いに教養を身につけた洗練されたエリートがいることは認めなければならないが、ほとんどジャカルタ・レベルにまで崩壊した。一流画廊、映画館、高級バーやナイトクラブもある。豪華なマリーナや全中東最良の書店。

 ベイルートには常に脳と消化器官があると一部の人々は言うが、その心に何かが起きたのだ。

 今ここでは何も本当に機能していない。だが何百万ドルも持っていれば、それは本当に重要ではない。ここでは何でも買うことができる。貧しくて困窮しているなら、あらゆる希望を断念すべきなのだ。ここの大多数の人々は今惨めなほど貧しい。人口調査は「宗教的バランスを乱さない」ために禁じられているので、正確に何人が困窮しているか誰も知りさえしない(長年、どういうわけか、この国に一体何人のキリスト教徒やイスラム教徒が住んでいるかを知らない方が良いと合意されていたのだ)。

 人々の大部分が金持ちではないのは確実だ。今や支配者や汚職政治家や、いわゆるエリートに激怒して国民は大声ではっきり言っている。ハラス、つまり「もうたくさんだ!」、政権打倒!

* **

 政府はWhatsApp通話に課税することに決めた。大した事ではないと一部の人々は言うだろう。だが、それはおおごとだった。そうなのだ。それは突如大事になった。おそらく搾取の「最後の一滴」だったのだ。

 都市は爆発した。バリケードが築かれた。タイヤが燃やされた。至る所で。貧しい地域も、最も裕福な地域も同様に。

「革命!」と人々は叫び始めた。

 レバノンには左翼の、更には共産党反乱の歴史さえある。宗教的右翼狂信者もかなりいる。どちらが勝つだろう? この全国的反乱で、だれが断固としているだろう?

 今いくつかの行進の背後には共産党がいる。だが今まで国内で最も堅固な社会勢力ヒズボラは、サード・ハリーリー政府が辞職するべきだとは、まだ確信していない。

ロイターによれば:

「レバノンのヒズボラ代表サイイド・ハサン・ナスラッラーは、広範囲な全国的抗議行動の中、ヒズボラは政府辞任を要求していないと述べた。

ナスラッラーはテレビ演説で政府を支持すると述べたが、新方針と「新精神」を要求し、進行中の抗議行動が新税を課すべきでないことを示していると付け加えた。」

貧しい人々に課されるいかなる税金に対しても、彼は支持者に街頭に出るよう呼びかけるつもりだとナスラッラーは言い足した。

 これまでのところ、反乱で無数の人々が怪我をしてしており、二人のシリア移民が命を失った。これは2015年のもの(ベイルートでの恐ろしいゴミ危機と悪化する社会的大惨事に発展した政治的・社会的運動「You Stink (お前は臭い)!」運動を含めて)最も深刻な蜂起だと一部の現地評論家が言っているが、著者を含め他の人々は、これが実際は1980年代以来レバノンが直面している最も深刻な政治的大惨事だと確信している。

 カフェでも地元の店でも、首都のありとあらゆるところで、怒りが聞こえる。

 「信頼は損なわれた!」

 どんな政治活動にも遠かった人々さえ、今抗議行動参加者を支援している。

 国連事務所現地スタッフのジャン女史はベイルートで造反側に立っている一人だ。

「ベイルートやレバノン中で起きているのは良いことです。我々が立ち上がるべき時期です。私も行きます。宗教とは無関係です。我々の粉々にされた生活の問題です。」

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 欧米の主流メディアを読んでいると、レバノンの主な問題が対外債務のようなものだと信じがちだ(レバノンは、一人当たり、世界で三番目に負債をかかえた国だ。負債はGDPの150%になっている)、極めてわずかの本物の準備金(100億米ドル)と、寄贈者や貸し主に対処する国のやりかた。IMFと、その「助言」が常に言及される。

 だがロイターのような通信社さえ、全体の混乱は構造的問題より遥かに大きいことを認めざるを得ない。

「ドルが干上がるにつれ、銀行は事実上、融資をやめ、もはや顧客のために基本的外国為替取り引きをすることができないと、ある銀行家が言った。」

「銀行の役割は、政府に資金調達し、通貨を守るため、中央銀行へ金を注ぐことです」と彼は言った。 「何かをすれば、収賄システムを混乱させることになるので、財政赤字に対して何もすることができないのです。」

 ここにキーワードがある。「収賄!」

 レバノンのエリートは恥知らずなほど腐敗している。国全体から富を剥奪する話になると、唯一インドネシアのような国しかレバノン穴居人一族とは競争できない。

 レバノンでは、ほとんど何も清浄だったり純粋だったりせず、それが利用可能な統計値がない理由でもある。

 お金は、西アフリカにおける天然資源の恐ろしい容赦ない搾取から来る。全員それを知っているが、それは決して公式には取り上げられない。私は西アフリカで働き、人種差別的なレバノン「実業家」がそこで何をしているか私は知っている。だがアフリカ人から盗まれた金がレバノンやその国民を豊かにしない。それはレバノンの銀行で止まり、豪華なヨットや、ヨーロッパの悪趣味で高すぎるスポーツカーや、首都の内部や周辺のとっぴな私的クラブ内で使われる。多くのレバノン人が飢餓の瀬戸際にいる一方、ニースやベニスやギリシャの島に飛ぶ飛行機は、いつも甘い生活を求める人々でいっぱいだ。

 特にベッカー高原で栽培し精製する麻薬で、レバノンは何十億ドルも稼いでいる。それら金持ちの消費用として、主にサウジアラビアに輸出されるか、イエメンとシリアに、いわゆる戦闘用麻薬として戦場に投入される。これも皆それを知っているが、それを止めるためには何も行われない。農民から政治家まで何百もの家族が、その貿易で大富豪になった。これが名高いベイルート・マリーナに、更に何隻かの超豪華ヨットを加えている。

 そして「対外援助」、「ヨーロッパのインフラ投資」、サウジアラビアとカタールの金がある。その大部分が、腐敗した当局者、いわゆる「政府」、そのお仲間や請負業者のポケットに直接注がれる。ほとんど何も建設されないが金は消えている。レバノンには、毎月の給料を受け取る鉄道従業員がいるが、もはや鉄道はない。駅は、ウオッカ・バーに転換されてしまった。地域じゅうから難民を受け入れできるよう、レバノンは金を嘆願しているが、金の多くは少数の金持ちの懐に入って終わる。難民や、低賃金の仕事を必死のシリア人やパレスチナ人と競争しなければならない貧しいレバノンの人々には、極めて僅かしか行かない。

 貧しい人々は一層貧しくなっている。それでも、エチオピア人、フィリピン人、ケニア人のメイドが金持ちの食料を引きずり、エリート一家に生まれた赤ん坊のよだれをぬぐい、トイレを掃除している。一部の人々は、主人に拷問され、多くが自殺している。フェニキア人やヨーロッパ人に見えない人々にとって、レバノンは厳しい場所なのだ。

 ベイルート南部のスラムは拡大している。北部のトリポリのようないくつかのレバノンの都市は全く途方もなく大きいスラムのように見える。

 ベイルート中心街のホテルのフロント係、アリはこう嘆く。

「私は14時間ここで受付係として働いても毎月540ドルしか収入がありません。生きて行くのに最小限700ドル必要です。アメリカに姉がいて、一週間だけ訪問したいのですがビザを入手する方法がありません。私はわずか24歳です。私はベイルートの街頭で抗議しているそれほど多くの人々のようには、この国の未来が見えません。」

 さまざまな推計によれば、レバノンは2020年2月という早い時期に崩壊するかもしれない。これ以上の金は略奪できない。終盤は近づきつつある。

 国が崩壊しても、金持ちはゴールデン・パラシュートがある。彼らには国外に家族がいる。オーストラリアやブラジルやフランスに。パスポートを二つ持っている人々がおり、世界の最も望ましい地域に家を持っている人々もいる。

 貧しい人々には、自身のエリートに略奪された国の脱け殻以外、絶対に何も残るまい。錆びて老朽化したフェラーリが至るところにあるだろうが、人は自動車の残骸を食べることはできない。汚染され破壊された海岸のすぐ横には、豪華ながら放棄されたスイミングプールが残るだろう。

 人々がそれを知っており、彼らは、もううんざりしているのだ。

 ベイルートのスターバックスカフェの店員モハメドは決意している。

「これはひどいものですが時間が重要です。我々はこれ以上我慢できません。我々は国を劇的に変える必要があります。今回は状況は異なっています。我々が誰を崇拝しているかではなく、我々の日常生活が問題なのです。」

 レバノンは、他の恥知らずな資本主義国家と比較すると人々の教育水準が高い。この国の人々はだませない。

 エリートに対する反乱は始まったばかりだ。人々は自分の国を取り戻したいと思っている。

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者で調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China and Ecological Civilizationを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2019/10/24/beirut-is-burning-rebellion-against-the-elites-has-commenced/

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 記事原文発表のすぐ後に翻訳すべきだっただろうが、残念ながら、そううまくはゆかない。なにしろ、

 エリートに対する反乱は始まる様子皆無だ。人々は自分の国を取り戻したいと思っていない。

 宗主国の戦闘機パイロットは属国民をなめきっている。とんでもパイロットの話題、昨日、東京新聞で読んだ。

日刊IWJガイド「パイロットが睡眠導入剤を服用!? 飛行中に自撮り!? 操縦桿から手放しで読書!? 岩国の米海兵隊で規律違反が横行!」2019.11.4日号~No.2608号~(2019.11.4 8時00分)

 ところで、11月3日は、小生にとって、田中正造誕生日(旧暦)。田中正造は1913年9月4日に亡くなり、雲龍寺での密葬後、佐野市の惣宗寺で本葬が行われ、多数の参列者が集まった。
 そこで以前、引用させていただいた芝居「明治の柩」のパンフレット中の文章を引用させていただこう。欠陥戦闘機を爆買いし、イージス・アショアを購入し、オマーンに海軍を派兵する一方、民間英語テストの大学入試導入を推進する傀儡政府。田中正造はお墓の中で寝返りを打っているかも知れない。彼は日清戦争時は、戦争支持だったが、日露戦争時には、非戦論、軍備全廃論に転じ、費用は留学に使うよう主張していた。文科相、田中正造の爪の垢を煎じて飲んでもらいたい。つける薬がないのはわかってはいるが。

「明治の柩」の中は、田中正造か今の我々か

赤上剛

 田中正造は、明治という時代の枠にとらわれた古い人間なのか、あるいはそこから突き抜けていた人物なのか。
 今、「文化の日」が「明治の日」に変えられようとしている。十一月三日は明治期の「天長節」、戦前の「明治節」、明治天皇の誕生日だ。平和憲法「発布日」のこの日を「憲法記念日」として再出発しようと国会で運動したのが作家山本有三たち。保守派の反対で「文化の日』とされた。なぜか。「憲法記念日」にすると明治天皇祝日に戻せなくなる。「憲法記念日」は「公布(施行)日」の五月三日にすり替えられた。それが動き出した。すでに「建国記念日」(神話の神武天皇即位日)は復活している。
 私は田中正造記念日としたい!十一月三日は田中正造の誕生日。(旧暦。天皇は新暦)最大の公害は「戦争」と「原発」だという。「戦争」について、正造は日清戦争に賛成したが日露戦争には反対した。また、「原発」につながる近代公害第一号が足尾銅山鉱毒事件。正造は被害民とともに真正面から戦った。その鉱毒事件・谷中村事件とは何であったのか。
 足尾銅山の鉱毒(煙害と毒水)によって渡良瀬川流域三十万人が苦しんだ。日清・日露戦争を勝ち抜き西洋列強に追いつかんとした明治政府は、鉱毒被害をほぼ無視し銅山を温存した。生命の危機まで追い詰められた被害民は、政府への請願「足尾銅山操業停止」運動(大押出し)を何度も行った。政府は、多数のリーダーを兇徒など刑事犯として監獄へぶち込んだ。正造は明治天皇へ直訴する。盛り上がった世論に政府がとった措置は、被害民運動をつぶすこと。鉱毒は洪水とともに押し寄せる。「渡良瀬川の改修工事と最下流の谷中村を遊水池にする」政府方針を出す。運動は分裂し谷中村は孤立した。日露戦争のさなか正造は谷中村へ移住し反対運動に専念。栃木県会は「臨時土木費」名目で谷中村買収を決議し土地買収で村民を追い出す。谷中村民の意思は無視され廃村、藤岡町に強制合併された。「土地収用法」を適用しても応じない村民の家屋を強制破壊。残留民十六戸は仮小屋を作り踏みとどまる。政府と県は早くから谷中村の堤防破損個所を修理せず放置して谷中村を水没させた。毒水攻め、食料攻めだ。些細な仮小屋工事も、死者の谷中村墓への埋葬も「河川法違反」。正造死後、正造の祠(ほこら)を庭に建てても違反。すべて、「法律」「勅令」等による措置だと。
 ことし、集団的自衛権が閣議決定変更で容認され、安保関連法が強行採決された。いずれも憲法学者こぞって立憲制の否定・憲法違反だと断じている。
 東電福島原発事故から四年、いまだ十一万人の避難者がありながら原因究明もなく、誰一人責任をとらず、原発再稼働と海外輸出に政府・業界はまっしぐらだ。
 なぜこうなったのか。政・官・業・学(現在は、司法・労組・マスコミまで拡大)の癒着による①原因究明の不作為・遅延②被害の矮小化・未調査③被害者切り捨て・棄民化④加害責任の否認・加害企業温存⑤経済あっての国家という構図である。根底には『戦争体認』がある。
 正造の戦いの武器は、大日本帝国憲法。亡くなる年の最後の演説会でも憲法発布勅語(前文)を大きく張り出した。「朕(天皇)は、臣民の権利及び財産の安全を貴重し及び之を保護し…」。
近代憲法である限り「人民の権利保障」が前提にある。
 憲法を無視し法律を矢玉に人民を的にした「亡国」の圧制は許せない。「日本を見んとせば谷中村を見よ』と正造はいう。谷中村を守ることは憲法をまもること。だが、人民は谷中村事件から何も学ばなかった。逆に政・官・業・学は悪政の指針を身につけた。今も解決に至らない「チッソ水俣病」等の公害地域や、「沖縄辺野古」への政府の棄民・分断政策が足尾銅山鉱毒事件・谷中村事件と見事に重なり合う。
 戦争は銅増産優先、鉱毒被害無視、被害民運動を弾圧する。戦争は弱者を切り捨てる。世界共通だ。この鉱害闘争の現場から正造は戦争反対、軍備全廃論にたどり着いた。軍備費を青年の留学費に変え外交によって戦争をなくせと。
 晩年の正造は明治国家と帝国憲法の限界に気づき、「今の憲法、法律、教育のすべてを全廃して、天神を基とする〝広き憲法〟を設けるべし」と主張した。私たちが手にした「平和憲法」がまさにそれだろう。
 だが、谷中村事件から学ばず、戦争責任も原発事故責任も未だあいまいなままに過ごしてきた我々。
 田中正造は明治時代の「古い戦い」をしたから『明治の枢』に入れられたのか。だが、平和憲法がありながら明治精神・戦争体制へ復帰せんとする勢力に押し負けている我々こそ「明治の枢」へ片足を突っ込んでいるのかもしれない。
 劇団東演の『明治の枢』を見て、誰が「正造を叱る言葉」をかけられるか。
 戦後最大の危機を百年前に見通していた正造はいう。
〝人民は、人民の経験を信じて一歩譲るべからず〟

(田中正造研究家)

 赤上剛氏の著書に、『田中正造とその周辺』がある。

 家の中にこもっていては災害の実態はわからない。佐野市も溢水にあっていた。昔歩いたアンダーパスには溢水の跡があり、町中も所々溢水による泥や枯れ草が残っていた。惣宗寺からほど遠からぬところにある橋も今回の豪雨で破壊された。古河による足尾銅山鉱毒と戦ったがゆえに、農民たちは、政府に家を強制破壊され、生活の場を追われた。彼らの暮らしていた場所は後に渡良瀬遊水池と化した。遊水池も今回豪雨で水没した。見に行った時点では、中に入れなかった。

Sanohashihoukai19

2019年10月23日 (水)

ロシアと中国が団結している理由

2019年10月13日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 資本主義世界は退廃している。欧米は腐敗している。国民がお互い仲が良くなく、いらだっている帝国主義帝国から怒りと虚無主義が流れ出ている。

 新植民地主義者、歴史的帝国主義国家から流れ出る価値観のひどい劣化を、思想家や指導者たちが暴露しているので、帝国主義の北米やヨーロッパは、ベネズエラやキューバのような国に激怒している。

 だが、欧米諸国と彼らの宣伝屋による悪意の最前線に立っているのは中国とロシアだ。今それは全てグロテスクだ。ナチズムから世界を救い、多数の国を非植民地化するのを手助けしたロシアは、今ヨーロッパで「一番好きでない国」だ。何百万人ものユダヤ人やジプシーやスラブ人や他の人々を殺したドイツが最も好かれている。無防備な国から彼らの富を剥奪するために、産業や銀行の力を駆使して、ドイツがまだベネズエラのような国を略奪しているのを、欧米では誰も気にかけていないように思われる。

 力強い共産主義国家中国は(あるいは「中国的特徴を持った社会主義国」と呼ぼう)、欧米プロパガンダに馬鹿にされ、侮辱されている。ヨーロッパと北米の洗脳屋や、いわゆる中道から右翼の大部分の従順なエセ知識人はとどまるところを知らない。彼らの大部分が不治の優越感を患っている。彼らは自分たちに中国を判断する権利があると思っている。中国のために、それが「本当に」共産党なのかどうか、正しい進路上にあるのかどうかをか判断する権利を。

 中国は冷静で、臆病な国だとさえ言う向きもあろう。中国は、どれほど力強くなったかにかかわらず、中国は、自称敵たちとの全ての対立を平和的に解決しようとしている。中国は攻撃せず、挑発しない。歴史的に、中国はその周辺や遥か彼方の国々の福祉さえ気にかけている。千年にわたり、智恵はこういうものだった。「隣人が幸福になれば、中国自身も幸福になる」。

 中国の指導者と中国人は、世界全体が繁栄すれば、結果的に中国が利益を得られることを確信している。それがしばしば「新シルクロード」と定義されるBRI(一帯一路構想)の本質だ。

 もちろん、それはこれほど単純ではないが、本質的にはそうだ。新シルクロードは中国国際主義の最も重要なものだ。私はアフリカやオセアニアのような場所で「活動中の」中国を見た、私は大いに感銘を受けた。私は反帝国主義者で国際主義者なので、私は決定的に中国を支持する!

***

 私は益々私自身を「マルクス主義者」ではなく、共産党員と国際主義者だと思う。カール・マルクスは歴史的なヨーロッパ人で、古い初期資本主義体制の良き分析者で批判者だった。彼は植民地政策と帝国主義攻撃には多くのエネルギーを使わず、主にヨーロッパ体制に没頭していた。過去、数百年間、最も恐ろしい問題は、欧米による世界略奪だった。マルクスはそれには多くの注意を払わなかった。

 唯一の正当な比較は、ナチズム/ファシズムと、ヨーロッパと北米植民地政策、より正確には新植民地主義者と帝国主義なのに、無防備な人々を擁護してきたソ連や中華人民共和国のような国は、ロンドンやパリやベルリンやワシントンに、首尾一貫して、非常に専門的に悪者にされ、非常識にも「ファシストに等しい」と中傷される。

 自身の社会主義制度を完ぺきにしながら、中国はソ連がおかした間違いを大いに学んだ。中国はそれを繰り返すまい。中国社会科学院や中国の一流大学やマスコミに近い人々は、ソ連と、いわゆる東欧圏がおかした間違いを説明すべく最善を尽くしている。自身の過去や、他の社会主義国の分析に基づいて、中国は世界の存続と自国民の生活水準向上のために戦っている。

 私は中国のやり方が好きだ。私はその「過程」の一部であるのを誇りに思っている。もし中国が失敗すれば、もし中国が欧米帝国主義者に破壊されたら、我々人類に対する全ての希望の終わりなのを私は知っているので、私は全身全霊で中国を支援する。もし何十億という人間の人生に対して、無競争の支配を続けることが許されたら、欧米が世界に何をするかを既に明示している。

 団結し同盟して、中国とロシアは独立国家の強力なブロックを構成している。彼らは欧米に反感を買われ、残忍に取り扱われ、威嚇さえされながら、この良い両国を直接的にも間接的にも守っている。両国は一緒に働くことから利益を受けている。今、全大陸の多くの国も利益を得ている。

 私は見ているものが好きだ。希望が漂っている。それは美しい。それは楽観主義に満ちている。それが私が支持している理由だ。それが、私が中華人民共和国70周年記念日を祝っている理由だ!

***

 中国が、ほとんど全ての西側諸国と、彼らの属国に、脅迫され挑発されているのは言うまでもない。

 実際、中国を攻撃することは、世界中のマスメディアで働く凡庸なジャーナリストにとって、資金が窮乏している個人にとって、最も儲かる仕事へと変わりつつあるのだ。

 これらの攻撃の理由を理解するのは余りにも容易だ。中華人民共和国は、帝国主義と残忍な資本主義両方に関して、明らかに、全ての分野、部門で勝っている。イデオロギー的に、知的に、そして社会的に。

 一人当たりGDPのほんのわずかの額で(欧米と比較して)、中国は極端な貧困を根絶しつつある。現在、中国のインフラは、欧米のそれよりずっと良い。エコロジー分野の中国の進歩には、世界の他のいかなる地域もかなうことができない。文化と科学分野で中国の創造力は膨大だ。中国人の生活は劇的に良くなっている。中国と協力している国々でも、人々の生活が同様ずっと良くなっていることに気付かないのは非常に困難だ。

 この全てが、世界中の人々にとって一層明らかになるにつれ、伝統的な植民地主義や帝国主義の国々が、益々おびえているのだ。連中の経済と文化は、何世紀もの間、略奪に基づいているので、彼らは世界に何も提供できないのだ。彼らは止まって、改革すること、世界を救うため努力することができないのだ。それで彼らが現状が優勢であり続けることを保証するために出来るのは、ずっと良い世界のために執拗に働くと固く決めた両国、中国とロシアを中傷することなのだ。

 中国は何十年間も、欧米と妥協しよう、なだめようとしてきた。中国は、直接あるいは間接的な対立を避けるため、ありとあらゆることをしてきた。ようやく最近、欧米が受け入れる唯一の結果は、中国がひざまずき、降伏し、「中国の特徴を持った社会主義」体制を断念することだと悟ったのだ。

 そしてこれは北京政府にも、中国国民にも受け入れられない。

 それが、天安門広場、2019年10月1日のパレードの理由だ。それが欧米への明確なメッセージだった理由だ。中国体制が売り物ではない理由だ。中国は屈伏しないだろう。それが、中華人民共和国をあえて攻撃する連中は誰であれ撃退するよう設計された新兵器が紹介された理由だ。

 ロシアにはこういう諺がある。剣を持ってやって来る者は、剣で死ぬ。

 中国はこの自明の理の智恵を明らかに理解している。

 もちろん中国は両手を広げて友人を歓迎する。中国は困窮している人々を助ける。中国は、より良い世界を築こうとしている。

 だが中国は、攻撃や、脅しや、むき出しの人種差別を二度と許さない。過去、中国は占領され、残忍に取り扱われ、屈辱を受けた。今、共産党指導体制の下での、70年後の途方もなく大きな飛躍の後が、中国は自信を持ち、強く、誇り高い。

 私はこの自信が好きだ。中国が国内、国外でしていることを私は称賛する。

 それが私が中国人と共に彼らの社会主義の祖国70周年記念日を祝う理由だ。それが私が世界に地球上の最も人口ちゅう密な国の偉大な全ての業績を見せるため昼も夜も働いている理由だ。

 私は中国とロシアの連合は、我々人類に対する最後の希望だとも信じている。私は全大陸の人々の苦難を目撃している。欧米帝国主義の被害者を。「あらゆる国は同じで、彼らが十分に強ければ、ヨーロッパと北アメリカが何世紀もやってきたような野蛮さで、世界を略奪するはずだ」というプロパガンダを、私は一秒たりとも買わない。

 私は、中国に関する欧米人の果てしない分析を読んだり聞いたりするのに余り興味はない。私は中国人の自国についての言い分に興味がある!

 今、勝利から70年後、中国は今までに以上に団結した状態にある。欧米に全てを奪われた国々は、多くの世代で初めて、今あえて希望を持っている。

 それが、世界を変えつつあり、70周年でも、それほど若く親切で楽観に満ちているように見え、そう感じられる国を私が誉めたたえる理由だ!

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者で調査ジャーナリスト。彼はVltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China and Ecological Civilizationを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2019/10/13/why-russia-and-china-stand-together/

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 ロシアのことわざ?下記のものらしいが、マタイの福音書にも、そっくりな言葉がある。

 Кто с мечом к нам придет, от меча и погибнет!

 Who come to us with sword will die from sword.

 孫崎享氏の今日のメルマガ題名

鳩山由紀夫氏(元首相)の最近のツイート、反応の大きい順5?台風、老朽化した橋梁、道 路、河川の堤防などの総点検を、?香港の行政長官が緊急法を発動して覆面を禁止する法律 を制定、?今回の台風の際に台東区の避難所にホームレスが断られた

 今日は下記インタビューを拝聴予定。

日刊IWJガイド「本日午後8時より『シリーズ「政治権力vsメディア」慰安婦は普遍的人権問題! 河野談話を露骨に否定!? 世界中で被害者を不当に黙らせようとする日本政府! 岩上安身による滋賀県立大准教授・河かおる氏(朝鮮近代史)インタビュー(第3回「慰安婦」問題編)』を冒頭のみオープンで、その後は会員限定で配信します!」2019.10.23日号~No.2596号~(2019.10.23 8時00分)

 

 

2019年10月 4日 (金)

ジョシュア・ウォン、フアン・グアイド 新世代の親欧米「聖人」

2019年9月29日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 「親欧米派の英雄」と「聖人」の新世代は、明らかに世界を感動させ損ねている。フアン・グアイドとジョシュア・ウォンは、確実に、マザー・テレサがそうだったと同じぐらい右翼だが、それほど「本当らしくは見えない」。

 大昔、私はインド、カルカッタのマザー・テレサが活動していた場所に行った。カトリック教会と欧米宣伝機構によれば、彼女は貧しい人たちを助けていた。

 彼女を直接知っていた人々に尋ねると、彼女は短気で、意地悪で、執念深い人だったと言った。彼女を公然と批判すれば世界中で激しく激怒されるのだから、もちろん内密の発言だ。

 マザー・テレサ最大の批判者の一人は、率直に、公然と彼女について書いたイギリス系アメリカ人評論家クリストファー・エリック・ヒッチンスだった。

「これは、金持ちには贖宥状を売りながら、貧しい人たちには業火の苦しみと自制を説き聞かせた、中世教会の堕落を思い出させる。[マザー・テレサ]は貧しい人々の友人ではなかった。彼女は貧困の友人だった。彼女は苦しみは神からの贈り物だと言った。彼女は貧困に対する唯一の既知の治療法、女性の社会的地位の向上と、家畜のように強制的に子供生まされることからの解放に反対して人生を過ごした。」

 反共産主義で、強烈なセルビア嫌いのマザー・テレサは、この情報は魔法のように記録から消えているが、ベオグラードに爆弾を投下するようビル・クリントンに頼んだと言われている。

***

 欧米の宣伝機構は、常に「悪者」を産み出す。ソ連共産党、中国共産党、中南米の反帝国主義者、アフリカやアジアの独立志向の指導者や中東の愛国者。

 それは同時に「英雄」を作り出す。宗教的準聖人、「自由を愛する反体制派指導者」「国民に大切にされている慈悲深い君主」、親欧米派(それゆえ「民主的な」)大統領。

 全く驚異的なことに、これらの輝かしい人々全員、まさにロンドンやパリやワシントンが彼らに期待することを行い、言っている。彼らは欧米マスメディアや国民を感動させそこなうことは決してない。彼らはほとんどどんな大失敗もしない。まるで何か見えざる手が脚本を書いているかのようだ。

 何百人もそういう連中がいるが、最も目立つ連中は世界中で知られている。ごく一例を挙げよう。ダライ・ラマ、マザー・テレサ、ヴァーツラフ・ハヴェル、ヨハネ・パウロ2世、タイのプミポン国王。リストは延々続く。

 主要「聖人」のほとんど全員、欧米政権に作り出された冷戦戦士だった。全員が欧米帝国主義と新植民地主義に密接に結びついていた。全て簡単に暴露して、信用失墜させられるはずなのだが、またしても「驚異的に」なのだ。それは、現地の従僕や、欧米の主要宣伝屋との直接対決を意味するので、ほとんど誰もあえて、そうしない。

***

 今、新たなアイドルが登場しつつある。

 連中は前任者と同じぐらいうまく作られていない。過去の「聖人」は宣伝屋の傑作だった。彼らはイデオロギー的に、ほとんど「無敵」だった。

 新アイドルは、透けて見える安物の複製であることが多い。

 最新製品の二つが香港のジョシュア・ウォンとベネズエラのフアン・グアイドだ。二人とも若く、自己中心的で、攻撃的で、全く臆面もない。二人とも、最近は、一体何が「政権交代」と定義されるかという技術を、帝国に仕込まれている。

 一人は、欧米で「民主化運動の指導者」と描写され、もう一人は自称大統領だ。

 二人とも、大衆が信用できると思う場合に限って、信用できるのだ。もし大衆がそう思わなければ、連中の「論理」と狙いの誤りを見つけるのは容易だ。連中のプログラムと「プログラマー」を笑い飛ばすのは、実際簡単だ。

 香港「民主化運動指導者」ジョシュア・ウォンは、グローバル政治を何も理解しておらず、いかなる深遠な哲学的目標もない、明らかに欧米が植えつけた「自撮り世代」なのだ。九龍の私立キリスト教学校で教育を受けた福音主義狂信者の彼は「教会グループでの活動を通して、組織化と演説の技能を身につけた」。2014年、最初の「抗議行動」(雨傘運動)時、わずか17歳だった。だがこの若い混乱した子供はアメリカの反中国戦士レーダーに素早く拾い上げられ、2018年「政治改革をもたらし、中国・イギリス共同声明で香港に保証された自治と自由を守る平和的努力」に対しノーベル平和賞にノミネートされた。

 その時以来、もし実行されれば(まさに「一国二制度」の取り決めの下、いまだ適用されている古いイギリス法のおかげで、彼ら蹴落とすことができない)腐敗したターボ資本主義エリートによる支配の下、既に遥かに中国本土から遅れている都市香港の人々に、更に損害を与えるはずの奇異な政治概念を促進しながら、彼は中華人民共和国を中傷し、欧米の首都から首都へと渡り歩いている。

 「カラー革命家」ウォン(かつての彼の象徴は、実際は傘だった)は、2019年9月、ドイツの首都ベルリンで、信用を失った「ホワイト・ヘルメット」と一緒に写真に写っていた。欧米が(シリア内に)植えつけたもう一つのもの、ホワイト・ヘルメットの一団は、欧米の資金援助で、中東で活動しているジハード部隊と密接に協力している傭兵の一群とされている。ホワイト・ヘルメットも、ある時点で、ノーベル平和賞にノミネートされたことも触れる価値がある。

 それに加えて、ジョシュア・ウォンは、アメリカの香港領事館職員たちと一緒の写真も撮られていた。それは「抗議行動参加者」が、アメリカが彼らの都市を中国から「解放する」よう要求するデモを、このアメリカ在外公館にした後、暴れ回ったわずか数週間前のことだ。言うまでもなくこの行動によって、彼らは、事実上反逆罪を犯したのだ。

 ジョシュア・ウォンと、彼を奉じる黒マスク暴徒に、欧米マスコミが、どれほど支援し、称賛さえするかにかかわらず、大多数の香港の人々は、明らかに北京を支持しており、実際、公共財を破壊し、中国本土や、その国旗への敬意を表する人々を無差別に打ちすえる暴徒を恐れている。

 洗脳され、ひどく条件付けされたウォンは、独善と宗教的熱狂に近いものに酔いしれ、ベルリンで、こう宣言した。

「もし世界が新冷戦なのであれば、香港は新しいベルリンだ。」

 ドイツ滞在中、更に進んで、彼は「主席ではなく皇帝」だと言い、「自由世界」に「我々とともに、中国独裁政権に対抗する立場に立つ」よう促し、中国の習近平主席を侮辱した。しかも、中国が、破壊的で、反逆罪的な抗議行動参加者に対して、大きな抑制を、フランスや欧米の属国インドネシアよりずっと大きい抑制を示している中でだ。

 ウォンが率いる香港抗議行動参加者は、公共財を破壊し、中国人愛国者を打擲し、時折香港飲料水スプレーをかけられ、欧米メディアに殉教聖人として扱われているのだ!

***

 ベネズエラのフアン・グアイドは、自分が大統領だと宣言して初めて、ベネズエラ国民に知られるようになった。彼は誰にも選出されていない。彼は匿名の少数右翼エリート以外の、いかなる本格的な団体にも支持されていない。

 だが彼は、少なくとも、社会主義のニコラス・マドゥロ大統領を追い出し、誰か退行的で、大企業擁護派で、反逆罪的な独裁者を王座に据える決意が固い、アメリカやヨーロッパ幹部政治家の間では、欧米の新しい「聖人」となったのだ。

 大多数のベネズエラ国民にとって、グアイドが、どれほど滑稽に、大馬鹿のようにさえ見えようとも、状況が、いかに怪物のように、あらゆる国際法に違反しようとも、欧米(と、多くの中南米諸国の親欧米エリート)はグアイドを世界に強引に押しつけている。首都のカラカスでも、地方でも彼の子供じみた従順な微笑みが出没している。

 彼がコロンビア麻薬カルテルのボスと一緒に写真を撮っていたのを誰が気にかけよう。左翼政府に対する戦争を行う際には、常に中南米麻酔マフィアが欧米に利用されてきた。ニカラグアとコントラを想起願いたい。

 誰が、何億すでに承認された資金の他に、最近、グアイドが、政権転覆のため、新たに5200万ドル受け取ったことを誰が気にかけよう。最近の資金は「開発援助」の名目の下で、堂々と米国国際開発庁USAIDから来た。

 彼が社会主義と国際主義を憎む限り、彼は欧米の英雄で聖人なのだ!

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 インターネット時代、追跡は容易ではないが、不可能とはほど遠い。

 今、欧米に作り出される「聖人」は、昔より遥かに高い精度で精査が可能だ。そうならない場合は、欧米大衆(と属国大衆)が関係したいと望まないからに過ぎない。

 ジョシュア・ウォンやフアン・グアイドを支持しているベルリンやパリやニューヨークの人々は、無知ゆえに支持しているわけではない。一部の人はそうかも知れないが、大部分は確実にそうではない。彼らは中国に対する民族的優越感から、愛国的な中南米の社会主義に対する悪意から支持しているのだ。以上、終わりだ。議論では彼らの心を変えるよう説得できまい。彼らは彼らに合わない議論には耳をふさぐ。彼らは知りたいと望んでいない。彼らは現状を欲しているのだ。

 中国がどのように進歩しているのか、国民生活をどれだけ改善しているのか連中は気にしない。連中は「民主主義」が、いくつかの欧米の複数政党政治茶番ではなく、国民による支配を意味するものであるのを気にしない。連中は異なる文化に敬意を持たない。

 大陸中いたる所で勝利しているベネズエラ風社会主義は、連中の利益にはならない。

 北京に救われる腐敗しつつある香港は、彼らの最悪のイデオロギー的悪夢だ。

 だから、ある意味、逆説的に、ジョシュア・ウォンは正しい。香港は新冷戦のベルリンになりつつある。だが北京やモスクワのおかげでではなく、彼の様な反逆罪幹部のおかげで。

 世界のあらゆる場所で欧米に作り出された「聖人」は、その国々と人類に大きな損害を与えている。

 今日に至るまで、彼らは依然そうしている。

 だが彼らがどこにいようとも、我々は彼らを暴露する。

 ウォンよ、あなたは、自分の国がアメリカに攻撃され、爆弾を投下されるのを望んでいる。あなたは、自分の都市が、イギリスに再び支配されるのを望んでいる。あなたは外国の敵対的権力から命令を受けている。あなたは中国と欧米を対立に向かって押しやっている。あなたの手は血にまみれており、あなたは阻止されるべきなのだ。活動中のあなた方の連中を私は見た! 私は、視覚的にも、文章でも、あなたの破壊行為を記録した。

 フアン・グアイドよ、あなたは自分の美しい国を、数十年も数世紀も植民地化し、略奪してきた政権に売っているのだ。あなたには羞恥心が全く残っていないだけではない。あなたは自分の国の人々と南米大陸の両方を裏切っているのだ!

 私は、聖人には常にうさんくさいものを見いだす。

 だが、新しい、オーダーメードの偽聖人は、並外れて最悪だ!

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者で調査ジャーナリスト。彼は Vltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China and Ecological Civilizationを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2019/09/29/juan-guaido-joshua-wong-new-generation-of-pro-western-saints/

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 覆面法が話題。ベネズエラ、香港、偽聖人は、「反体制側」で、体制を乗っ取ろうと活動している。が、足元をみれば、偽聖人連中が、ずらり権力の座にならんでいる恐ろしさ。「私の国では、長く続いた経済の不調が国民の関心を内に向かせた時期は、過去のものとなりました」これがこの夢の国のトップ。いつものごとく正気とは思われない。

 〇〇よ、あなたは、自分の国が大国に攻撃され、爆弾を投下されるのを望んでいる。あなたは、自分の都市が、宗主国に再び支配されるのを望んでいる。あなたは外国の敵対的権力から命令を受けている。あなたは中国と欧米を対立に向かって押しやっている。あなたの手は血にまみれており、あなたは阻止されるべきなのだ。活動中のあなた方の連中を私は見た! 私は、視覚的にも、文章でも、あなたの破壊行為を記録した。

 〇〇よ、あなたは自分の美しい国を、数十年も数世紀も植民地化し、略奪してきた政権に売っているのだ。あなたには羞恥心が全く残っていないだけではない。あなたは自分の国の人々とアジア諸国の両方を裏切っているのだ!

 大本営広報部は、自由自在に隣国政権を批判できる。元大使なる人物の破廉恥さ。見ている方が恥ずかしくなる。もちろん最近、昼の痴呆番組、一切見ていないので、最近の言動は全くしらない。

 『新聞記者』は素晴らしい映画だが、韓国のドキュメンタリー『共犯者たち』は必見。元大使の言説とは逆に、日本は韓国より周回遅れであることが良くわかる。

 時代劇の「お主も悪よのう。」のお代官様と越後屋、現代も実話。死人にくちなしの深い闇。

 孫崎享氏の今日のメルマガ題名は

転載:原発マネー還流発覚で関電崩壊、原発消滅カウントダウン始まる(ダイヤモンド編集部 堀内 亮:記者)関電再稼働にまい進、4基で再稼働。関電から原発関連工事会社、原発関連工事会社→森山氏→関電へと、いわゆる“原発マネー”が還流していた可能性

 宗主国の中距離弾道ミサイルを進んで受け入れて、醜の御楯と出で立つポーランドなどの国々、驚いてみていたが、ひとごとではない。ロシアや中国を宗主国の標的にしながらそれで、領土交渉ができるはずなどないのは、××でもわかるだろうに。本音は、領土など口実、自爆が目的だろうとしか思えない。

日刊IWJガイド「 米国が日本に新型中距離弾道ミサイルを大量配備!? 日本列島は米中露の核の戦場にされる!? 岩上安身は2010年から元外務省国際情報局長・孫崎享氏と共に『オフショア・バランシング』の問題点を指摘!! ついに現実に!?」2019.10.4日号~No.2577号~(2019.10.4 8時00分)

2019年9月20日 (金)

アメリカ・中国「貿易」戦争? とんでもない! ターボ資本主義が敗北するだけだ!

2019年9月10日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 アメリカと中国間の「貿易戦争」について語り、書くことはこのごろ非常に人気が高い。だが本当に過熱した戦争が起きているのだろうか? それとも、我々が目にしているのは、単なる政治的、イデオロギー体系の衝突なのだろうか。一方は極めて成功していて、楽天的で、もう一方は意気消沈し、暗い不信と虚無主義に満ちているものとの間の?

 過去、欧米はほとんど全てを生産していたものだった。惑星全体(二つの世界大戦の間の、世界地図を見るべきだ)を植民地化しながら、ヨーロッパと、後にアメリカ、カナダとオーストラリアは、何億人もの人々を、しばしば奴隷制度に似た、「強制労働」と描写され得るもので拘束して、全ての大陸の天然資源を略奪し続けてきた。

 このような条件の下では、「一番」になり、競合なしで君臨し、資本主義の「栄光」や、(公開の、そして隠された)植民地政策や欧米風「民主主義」のような話題に関して自国や、海外の「臣民」を洗脳するという唯一の目的で、莫大な額の金をばらまくのは非常に容易だった。

 近年、グローバルな欧米独裁国(経済システムも含む)には全く競合相手がいなかったことを指摘するのは重要だ。それに挑戦するために作り出された体制は最も残忍な、サディスティックな方法で打ち壊された。欧米が若いソ連に侵略し、大量虐殺と飢饉を引き起こしたことを想起するだけで十分だ。あるいは、最初にフランスに対し、次にアメリカに対し、独立のための戦争を行っていたインドシナでのもう一つの大量虐殺。

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 時代は変わった。だが欧米の戦術は変わっていない。

 今、世界の様々な場所に、多くの新体制がある。これらのシステム、一部は共産主義者、他は社会主義者や人民主義者の国々は、自国民を守り、国民を食べさせ、(彼らを教育し、家を与え、医療するために天然資源を使う用意ができている。

 これらの体制が、国内でどれほど人気が高かろうとも、欧米は確立した宣伝機構を使って、彼らを悪者にする方法を見いだすのだ。 最初は、彼らを中傷するため、次に、もし彼らが抵抗すれば、彼らを直接殲滅するために。

 植民地時代の昔と同様、競合は認められないのだ。不服従は死によって罰せられる。

 当然、欧米体制は、優秀さ、努力や創造力だけで構築されてはいなかった。それは不安、抑圧と残忍な力の上に建設されていた。何世紀も、それは明らかに独占だった。

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 ロシアや中国やイラン、北朝鮮あるいはキューバのような最も強い国だけが、自らの文化を守り、哲学を推進して、生き残ることに成功した。

 欧米にとって、中国は極めて手ごわい敵であることが分かった。

 中国の政治、経済、そして社会体制で、前向きで、楽天的で、途方もなく生産的な社会を建設することに成功した。中国の科学研究は今どの国にも劣らない。中国文化は繁栄している。緊密な友好国ロシアとともに、中国は多くの基本的分野で優れている。

 それが正に、欧米をいらだたせ、怖がらせさえしているのだ。

 何十年も何世紀もの間、ヨーロッパとアメリカは、それ自身の規則や目標を設定できる主要な国を大目に見る用意ができていなかった。

 中国は外国の絶対的命令を受け入れることを拒否する。中国は今イデオロギー的、政治的、経済的、知的に、自給自足しているように思われる。それが完全に自給自足ではないところは、友人たちや同盟者に頼ることができる。それらの同盟国は、益々欧米勢力圏の外に位置している。

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 中国は本当に欧米と競合しているのだろうか? どちらとも言えない。しばしば意識してではなく。

 中国は巨人だ。まだ世界中で最も人口ちゅう密な国だ。中国は決然と、社会主義の母国を築いている(「中国の特徴を持った社会主義」モデルを適用して)。中国はその何千年もの歴史(BRI - しばしば「新シルクロード」というニックネームの一帯一路構想)にルーツを持つ世界的システムを作ろうとしている。

 大いに才能があり、よく働き、益々教養を身につけている国民は、より速いペースで、しばしばヨーロッパ諸国やアメリカより高い品質で生産している。生産すれば、当然、貿易をする。

 ここで「問題」が起きるのだ。 欧米、特にアメリカは、自国民の利便のために物を作る国に慣れていない。何世紀も、アジア人、アフリカ人、中南米の人々は、何を、どのように生産すべきか、どこでどれだけ産物を売るべきかを命じられて来た。さもないと!

 もちろん、欧米が一度も誰にも相談したことはない。欧米はその国々(と企業)が望むものを製造していた。それは全世界の国々に、その製品を買うよう強いてきた。もし彼らが拒否したら、彼らは侵略されるか、彼らの(いずれにせよ、しばしば半植民地の)脆弱な政府は打倒された。

 中国がしている最も「とんでもない」ことは、中国のため、国民のために良いもの製造していることだ。

 それが、欧米の目から見て、容赦できないのだ!

***

 その過程で、中国は「競争する」。だが公正に。それは沢山、安く、益々良く生産する。同じことは、ロシアについても言える。

 この二国は不当に競争していない。 もし彼らがそうすると決めれば、彼らは一週間以内にアメリカ経済、あるいはおそらく欧米経済全てを沈めることができるだろうが。

 だが彼はそれについて考えさえしない。

 だが、先に言った様に、一生懸命働いて、新しい、より良い製品を発明し、科学研究を推進し、普通の人々(2020年の終わりまでに中国では極端な貧困が無くなるだろう)の生活を改善するため利益を使うことは、ロンドンとワシントンでは大罪と見なされる。

 なぜか? なぜなら中国とロシアの体制は、欧米やその植民地で君臨している体制より、ずっと良いか、あるいは少なくとも、より良いように思われるからだ。そして彼らは、企業や宗主国ではなく、人々のために働いているためだ。

 そして欧米のマスメディアや学界にいる扇動家は、おそらく間もなく世界が目を覚まし、現実を見ることに震え上がっている。それは実際既に起きつつあるのだ。ゆっくりとだが、確実に。

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 悪の国として中国を描くのは欧米覇権にとって不可欠だ。これらの言葉の組み合わせほどロンドンとワシントンに恐れさせるものは他にない。「社会主義/共産主義、アジア人、成功」。中国が自身と国民を守ると「中国は反撃して、人権を侵害している」と非難して吠えるために、欧米は新たな、より新たな「抵抗運動」を発明し、欧米は彼らに資金を出す。この戦術中国北西部と香港の両方で、いまや正に明きらかだ。

 中国が作るすべてが素晴らしいわけではない。ヨーロッパはまだ、より良い自動車、靴や香水を、アメリカは、より良い飛行機を製造している。だが過去20年間の中国の進歩は、目ざましく、もしサッカーなら、中国は2点、欧米は1点だ。

 本物の戦争がなければ、10年で、中国は多くの分野で追いつく可能性が高い。追いついて、欧米を越えるだろう。ロシアと並んで。

 それは世界全体にとって素晴らしいニュースのはずだ。中国はアフリカの最貧国やアジアのラオスとさえ、その実績を共有している。

 唯一の問題は、欧米は自分が支配しなければならないと感じていることだ。欧米は明らかに原理主義の見方で世界を見ており、悔い改めないのだ。欧米はそうせずにはいられないのだ。欧米は、絶対に、宗教的に、自分が、地球の全ての場所で、全ての男性と女性に命令を与えなければならないと確信しているのだ。

 それは狂信的なダニだ。最近、ヨーロッパやアメリカに旅行する誰であれ証言するだろう。そこで行われていることは一般市民のためにさえ良くない。欧米政府と企業は、今自国民からさえ強奪している。生活水準は急激に悪化している。

 もし、もっぱら欧米の統計に依存していれば、決してそうは思わないだろうが、中国は、わずかな富で、ずっと平等主義の社会を築いているのだ。

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 だから「貿易戦争」というスローガンは、国内と、世界の大衆に「中国が不公平」で、中国が欧米に「つけこんでいる」と確信させる企みだ。トランプ大統領はアメリカを、中国「共産党員」に対して「守って」いるという。だが彼がもっと「彼らを守る」と、それだけ彼らはもっと貧しくなる。奇妙でとないだろうか?

 中国人や、ロシア人、ラオス人さえ、「奇跡的に」、益々豊かになっている。彼らは益々楽天的になっている。

 何十年間も、欧米は「自由貿易」と競合を説教したものだった。つまり欧米が仕切っていた、あるいは「区画で唯一の子供」だった頃と言うべきか。

 競合と自由貿易の名のもと、多数の政府が打倒され、何百万もの人々が殺された。

 そして今は?

 中国は何をすべきだと思われているのだろう? 率直に、何を?

 中国その生産を抑制すべきなのか、あるいは多分科学研究所を閉鎖するべきなのだろうか? 中国が重要な経済的意思決定をする前に、アメリカ大統領や、おそらくイギリス首相に相談するべきなのだろうか? 中国は、ワシントンの経済皇帝の願望に従って、人民元の為替レートを制御すべきなのだろうか? (社会主義/共産主義)中国がまもなく世界最大の経済になること、おそらく中国は既にそうかもしれないことを考えると、それは徹底的に馬鹿げている。

 あらゆる抽象的な話以外、具体的なものは何も示唆されていない。それとも意図的にそうしているのだろうか?

 欧米が、北京との関係改善を望まないことがあり得るだろうか?

 2019年9月7日、APはこう報じた。

 金曜日に、国家経済会議(NEC)委員長で、ホワイトハウス経済顧問ラリー・クドローは中国と貿易交渉を、冷戦中のロシアとアメリカのこう着状態にたとえた。

「賭けは極めて高くつくので、我々はきちんと決着をつけなければならず、もしそれが10年かかるなら、それで良い」と彼は言った。

欲する結果をロシアから得るのに、アメリカは数十年かかったことをクドローは強調した。彼は彼がレーガン政権で働いたことに触れた。「私はレーガン大統領がソ連に対して似たような戦いをしたのを覚えている。」

 その通り! ソ連に対する戦争はアメリカの経済的生き残りのため戦争どころではなかった。それはイデオロギー戦で、アメリカが、プロパガンダと経済テロ(軍備競争や他の手段)の両方を利用したので、不幸にも勝ったのだ。

 今、中国はリストの次で、ホワイトハウスはそれを隠そうとさえしていない。

 だが中国は抜け目がない。中国はゲームを理解し始めている。中国は、国民のほぼ全員を窮乏から引きあげ、間もなく、やがてある日、世界の他の国々にも同じことができる体制を何としても守る準備ができている。

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者で調査ジャーナリスト。彼は Vltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China and Ecological Civilizationを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2019/09/10/us-china-trade-war-no-way-only-the-defeat-of-turbo-capitalism/

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 「三権分立」という言葉を昔小学校で倣った。今は正しく「三位一体」と教えているのだろうか?大本営広報部が出した先生は、民事ではなく、刑事なので、不思議はないというコメントをしていた。正論なのだろうか。

 日刊IWJガイドの今日の見出しは下記の通り。

日刊IWJガイド「地検による不起訴を経て検察審査会による2度の『起訴すべき』との議決で強制起訴された東電元役員3人に無罪判決!? 業務上過失致死の責任を問われない東電幹部!司法とメディアにも不審の声が続出!」2019.9.20日号~No.2563号~(2019.9.20 8時00分)

 日韓摩擦、大きな影響が出ている。日刊IWJガイドにもこうある。

韓国人客半減の衝撃! 2兆円近い対韓黒字の大半「旅行+貿易」が損なわれていく! 日韓対立深刻化を進める政治、「嫌韓」を煽るメディアこそは国益に反する「反日」ではないのか!?

2019年9月 8日 (日)

余りに長い間、発展途上諸国を圧迫したために、自身発展途上諸国と化した欧米

2019年9月3日
Andre Vltchek
New Eastern Outlook

 多くの人々は既に気が付いている。アメリカはもう本当に世界の指導者や「先進国」とさえ思えない。もちろん、私は「先進国」や「発展途上諸国」のような表現を嫌いなので、私は皮肉で書いている。だが読者は私が意味していることお分かりだ。

 橋、地下鉄、都心部、全てがばらばらに壊れ、ぼろぼろに崩れている。20年以上前、私がニューヨーク市に住んでいた頃、日本から帰国するのは衝撃的だった。アメリカは、貧しい恵まれない国で、困惑し意気消沈した人々の窮乏、ホームレスの人々、要するに、ならず者など、問題山積のように感じられた。今、中国で若干の時間を過ごした後、アメリカに着陸する時、私は同じことを感じる。

 それはもっとずっと酷くなっている。かつて欧米がソ連を、それで非難したものが、アメリカとイギリス自身で、今実際、はっきり感じられるのだ。近頃監視は、あらゆる所にある。ニューヨーク、ロンドン、シドニー、田舎でさえ。人がする全ての行動、あらゆる購入、全てのコンピュータ・クリックが、何らかの方法で、どこかで登録されている。この監視は、たいてい、さらにじゃなく、非合法だ。

 言説は政治的配慮に支配されている。舞台裏にいる誰かが、何が許容でき、何が許容できないか、何が望ましく、何がそうでないかを判断しているのだ。一つ「ミス」をすれば、人はおしまいになる。大学の教職から、あるいはマスコミから。

 このような状態ではユーモアは繁栄できず、風刺は死ぬ。それは宗教的原理主義と変わらない。もし「他人の気分を害すれば」その人は破壊される。このような状況で、本当の小説は本質的に人の気分を害し、常に枠を越えるものなのだから、作家は画期的な小説を書くことができない。結果的に、もはや、ほとんど誰も小説を読まない。

 骨抜きの「制御されたユーモア」しか認められない。どんなパンチも直感的に実行してはならないのだ。全て前もって計算されなければならない。どんな「法外な」政治小説も欧米(だから形式としての小説がほぼ死んでいる)の「見えない検閲」を通過できない。ロシア語や中国語が読める人々は、小説は、ロシアと中国での方がずっと挑発的で前衛的なの良く知っている。

 欧米では詩歌も死んだ。退屈な新鮮味がない消化しにくい学科に貶められた哲学もそうだ。

 ハリウッドとマスメディアが(主に中国人、ロシア人、アラブ人、ラテンアメリカ人や他の人々に対する)あらゆる種類の大いに侮辱的なステレオタイプ的な人種差別主義のがらくたを容赦なく生産し続ける中、欧米政権とその構造をちょう笑したいとを望む素晴らしい脚本家や映画製作者は既に沈黙させられている。人は(またもや、どこかで、どういうわけか)承認される方法で、非欧米人に恥をかかせることができるだけで、湾岸や東南アジアやアフリカで、ロンドンとワシントンのために自国を破壊している親欧米派エリートを批判するなどとんでもないのだ。それは「上から目線」で「人種差別的」なのだ。帝国とその使用人にとって素晴らしい仕組みではないだろうか?

 我々全員、何がジュリアン・アサンジとエドワード・スノーデンに起きたか知っている。欧米では人々が逮捕され、検閲され、失踪している。何百万人もが仕事を失っている。メディアで、出版社で、映画スタジオで。今起きていることと比べれば、冷戦時代は比較的「寛大な」ように思える。

 ソーシャル・メディアは「厄介な」個人や「容認できない」メディアや余りにも「正統でない」思想を常に抑圧している。

 旅行は新兵訓練所になった。旅行は彼らがあなたを粉砕する場所だ。欧米の空港を通れば、俗悪で侮辱的な「治安スタン」に遭遇するはずだ。今や人は単に命令されたら、パンツを下ろしたり、くつを脱いだり、液体を含んでいる全てのビンを棄てたりするよう期待されるだけではない。人は微笑し、ばかのように明るくにっこり笑うことを期待される。人は、どれぐらい熱心で、どれぐらい協力的か示すことになっている。大声で答え、自分を苦しめる相手目をまっすぐ見つめるように。もし屈辱を受けても、礼儀正しくしていなければならない。もし飛行機に乗りたいなら、人を破壊し、惨めにし、従順にするためだけに行われる、この愚かな役に立たない屈辱を楽しんでいることを示さなければならない。人に本当は一体何に所属しているか教えるために。さもなくば。さもなくば! もし「協力」を拒否すれば、何が起きるか我々全員知っている。

***

 今、「連中」は、人々にこの全てが自身のためであるとを知らせるため、二重語法を使う。それは発声されないが、人はそれを感じさせられるはずだ。「あなたはこれらの酷い発展途上諸国の怪物、狂人、性的倒錯者から守られている。」プーチン、中国共産党員、虐殺者マドゥロ、アサドから、あるいは、もちろんイランのシーア派狂信者から。

 政権はあなたのために戦い、政権はあなたの世話をし、政権はあなたを守っている。

 もちろん、もしあなたがイギリスあるいはアメリカにお住まいなら、あなた借金漬けで、将来の見込みなしの可能性が高い。あなたの子供は空腹かも知れず、アメリカでは、おそらく、あなたは医療費を支払う余裕がない。あなたは自身の都市で住宅を買う余裕がない可能性が非常に高い。多分あなたは二つか三つの仕事を持つことを強いられる。

 だが少なくとも、あなたは「賢明な指導者たち」が、ホワイトハウス、議会、国防総省や治安機関が外国の悪意のある攻撃から、進んでいる、平等主義の社会を築くことで忙しい悪のそれらの中国人とロシア人から四六時中、あなたを無数の陰謀から守っていることを知っている。

 あなたは運が良い!

***

 何かがつじつまが合っていないことを除いては。

 何年も何十年もの間、あなたはあなたがどれぐらい自由か言われてきた。あなたが彼らから守られている連中が、どれほど虐げられ、どれほど不自由か。

 あなたはあなたがどれぐらい金持ちか「他の連中」がどれほど惨めか言われてきた。

 それらの恵まれない気が狂った大群を止めるため、いくつかの本格的な施策が適用されなければならなかった。一部の中央アメリカや東南アジアの国の右翼暗殺団を、米軍のキャンプで訓練しなければならなかった。徹底的に専制主義の不正な王政連中を支援し、満足させなければならなかった。軍ファシスト・クーデターを手配しなければならなかった。何百万人もがレイプされ、何万人もの死体。まったく美しくないが、あなたはそれが必要なのを知っている。あなた自身のため、北アメリカやヨーロッパ市民のために。あなた自身のために。我々が「解放」すると指定した国の利益のためにさえ。

 欧米では,ごく少数の反体制派分子が何十年間も抗議してきた。誰も彼らにさほどの注意を払わなかった。彼らの大半が「雇用されなくなり」、窮乏と彼らの基本的請求書を支払う能力のなさから、沈黙させられた。

 だが突然

 突然、何が起きたのだろう? 何かが本当に起きたがゆえに

***

 帝国は、もっぱら世界の非欧米地域だけ略奪するのがもう嫌になったのだ。

 しっかりてなずけられ、洗脳され、怖がらせられた欧米大衆は、世界の略奪された、そして惨めな地域におけるのと同じ悪意で扱われ始めた。正確には、まだだ。まだ多少の本質的な違いがあるが、傾向は確実にそうなっている。

 実際、欧米大衆は自身を保護するために余り多くをすることができない。政権は全員のあらゆることを知っている。政権は全国民をスパイしている。彼や彼女が歩くところ、彼や彼女が食べるもの、車で、飛行機で行く場所、見て、消費するもの、読むもの。もはや秘密は存在しない。

 あなたは無神論者だろうか? 「告白する」必要はない。あなたはリモコンのボタンを押すことで、コンピュータをクリックする度に、あるいはアマゾンで買い物をすることで、毎分自白しているのだ。

 ビック・ブラザーは監視しているだろうか? 違う。今はずっと詳細な監視がある。「ビッグ・ブラザー」は監視し、記録し、分析している。

 チリのピノチェト将軍は彼の許可なしには、木の葉さえ動くことができないと自慢したものだった。年がいったファシストの人間のくずは誇張して、自慢していた。他方、欧米支配者は何も言わないが、彼らは明らかに自分たちが何をしているか知っている。連中の許可なしには、何も、誰も動けない。

 中国やロシアやキューバから到着して私の頭に最初に閃くのは、実際、ヨーロッパ人と北アメリカ人は一体何としつけが良く、従順で、怖がっているのかということだ。彼らは潜在意識的に自分たちが支配されていて、それに対して何もできないのを知っている。

 列車が遅れたり、キャンセルされたりすると、彼らはおどおどして半ば聴こえるようなのろいをささやく。彼らの医療給付は減少する。彼らは受け入れるか、静かに自殺する。彼らの公共インフラは崩壊する。彼らは「古き良き日々」を思い出しながら、何も言わない。

 メキシコシティー、ヨハネスブルグや北京で、なぜ私は希望を感じ、人々と一緒に笑うのだろう? ウラジオストクやカムチャッカのペトロパブロフスクのように地理的に寒い都市に、なぜそれほど暖かさがあるのだろう? ロンドン、パリ、ロサンゼルスの人々はなぜそれほど心配していて、意気消沈しているように見えるのだろう?

 一部の歴史的に貧しい国が発展しつつある。そこの人々はあらゆるささやかな改善に感謝を示している。楽天主義より美しいものはない。

 欧米は長年、何十年もの間、いわゆる「発展途上諸国」と戦った。発展途上諸国を圧迫し、発展途上諸国をひどく苦しめ、発展途上諸国を略奪し、発展途上諸国の人々を冒涜した。欧米は、発展途上諸国が自身の政府を選択するのを阻止した。今欧米は調子に乗りすぎている。欧米は、自国民を含め、世界全体を支配し、圧迫しようと試みている。

 世界中の様々な国々が、ワシントン、ロンドン、パリとベルリンからの圧力に抵抗して自立しつつあり、欧米の人々は、自国政府に、もっぱら「低開発国」(そう、もう一つの汚らわしい表現)に限らていた悪意で、益々扱われるようになっている。

 明らかに、欧米は「自身から学んだのだ」。

 ロシア、中国、ベトナム、メキシコ、イランや他の国々が前進している中、かつて金持ちだった多くの植民地主義や新植民地主義帝国が今「発展途上諸国」に似始めている。

 近頃、ニューヨークやロンドンで作家であることは非常に悲しい。貧しいことが恐ろしいのと全く同じように。あるいは違っていることで。全世界、役割は逆転しつつある。

 Andre Vltchekは哲学者、小説家、映画製作者で調査ジャーナリスト。彼は Vltchek’s World in Word and Imagesの創作者で、China and Ecological Civilizationを含め、多くの本を書いている作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2019/09/03/the-west-oppressed-the-third-world-for-so-long-that-it-became-third-world-itself/

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 想定以上。初心者の害行。

日刊IWJガイド・日曜版「安倍総理がプーチン大統領と27回目の会談をするも北方領土問題は進展せずむしろ後退!? 安倍総理は『君と僕は同じ未来を見ている』と甘く囁いたものの、翌日にはプーチン大統領が『(北方領土は)スターリンが手に入れた』と断言!! 安倍総理はまさに『初心者の外交』!!」2019.9.8日号~No.2551号~(2019.9. 8 8時00分)

 今日の記事の中で、下記が気になっている。

橋下徹氏によるスラップ訴訟の一審判決は9月12日!大阪地裁の判断にぜひご注目を!!

2019年9月 3日 (火)

「我々は戦争を待っている」:イスラエルは度を超したと言うレバノン人

Andre Vltchek
2019年8月29日

 レバノン、シリアとイラクに対する最近のイスラエルの攻撃後、中東は宣戦布告なしの戦争のさなかにある。

 レバノン国民のほぼ誰もが同意するように思われる。「今回イスラエルはやりすぎた。わずか二日で、三カ国に爆弾を投下した」とベイルートを本拠とする国連の現地職員が言った。

 同じ日、皮肉と決意に満ちた声で全てを見たかのように、行きつけの床屋が言った。

「イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は国内で厳しい選挙に直面しており、他方彼の妻は詐欺のかどで公判中だ。夕方のニュースのちょっとした興奮は、有権者の注目を取り戻す彼の機会を助けるだけだ。だが我々は、うんざりしている。我々はわが国のために戦う準備ができている。」

 だがネタニヤフがレバノン全体を攻撃すると脅しているのだから、もしヒズボラが報復すると決めれば、「自国のために戦う」のは致命的なものになりかねない。

 私の床屋はただの床屋ではない。彼はレバノンに亡命したシリア人エンジニアだ。NATOとイスラエルの攻撃、占領と不安定化作戦の後、地域全体が追い払われ、頓挫させられ、より合わされている。

 8月25日、ヒズボラ議長ハサン・ナスルッラーフは、レバノンでのテレビ演説で、率直に言った。

「夜明けの自爆攻撃は、2006年8月14日以来、初めての侵略行為だ。起きたことへのレバノンの非難と安全保障理事会への問題の紹介は良いが、これらの措置はとられる行動のコースを防がない。2000年以来、我々は多くの理由でイスラエルのドローンを許してきたが、誰も動かなかった。レバノンに侵入するイスラエル・ドローンは、もはや情報収集ではなく、暗殺のためだ。今後、ドローンがレバノン領空に入れば、我々はイスラエル・ドローンに対決し、彼らを撃墜すべく活動する。ネタニヤフはあなた方の血を犠牲に活動しているとイスラエル人に言いたい。」

 レバノンのミシェル・アウン大統領は、更に踏み込んで、レバノンに対する無人機攻撃を「宣戦布告」と呼んだ。

 一方、イラク議会の強力な党派、ファタハ連合は、イスラエルによる攻撃は、アメリカに「完全に責任がある」と考えており、「イラクと我々に対する宣戦布告と見なす」とを主張している。ファタハ連合は、全てのアメリカ兵が、できるだけ早急に、イラクから撤退することを望んでいる。

 最近の無人戦闘機侵略と爆撃で、ネタニヤフが地域全体を重大な意外な混乱に陥らせたことは疑いようがない。

 イスラエルは何十年間も、始終、シリアを攻撃し、パレスチナに爆弾を投下してきた。だが、レバノンは全く話が違う。レバノン領空を、シリアの標的に向かって飛行するイスラエル戦闘機が常習的に侵入しているのだ。イラクへの爆弾投下も、明らかにイスラエルの好戦的戦略のエスカレーションだ。イラクがまだ事実上、イスラエルの友好国 - アメリカに占拠された状態だと考えると、奇異なエスカレーションだ。

 全てのシーア派が、(当面)イラン自身を除いて、突然イスラエルにとって「正当な目標」になったのだ。何年にもわたり、シーア派イスラム教徒は、中東における゛欧米帝国主義に対するイデオロギー的抵抗と同義だった。とりわけ、イラン自身、イラク内のいくつかの宗派とヒズボラ。

 レバノンは深く分裂している

 レバノンは中東において、最も「戦略上重要」で、最も分裂している国の一つだ。レバノンは「宗派主義制度」に基づいている。レバノン政府は少なくとも常に「不安定だ」が、しばしばまったく機能しない。イスラエル空軍と比較して、レバノン空軍は改造セスナのようなおもちゃの航空機で構成されている。

 最新のマセラッティやフェラーリの車が、中東で最も惨めなスラムの中を走っている。豪華なレストランやカフェは、貧窮した乞食から、わずか数メートルしか離れていないことが良くある。このごく小さな国に地域じゅうからの何十万という難民がいる。危険で過密なキャンプに住んでおり、ほとんど希望のないパレスチナ人。戦争とNATO占領から逃げてきたイラク人。そしてシリア戦争の犠牲者たち。

 レバノン政府と支配層エリートは「対外援助」の金を懐に入れ、難民危機から利益を得ているとされている。ほとんど何も社会福祉や、防衛のためにはほとんど何も残らず、まして貧しい人々や中流下層階級のためには言うまでもない。

 それとは対照的に、ヒズボラは、食糧供給、医療や教育を含め、人種や宗教にかかわらず、レバノン領土に住む全ての人々に社会福祉を提供している。そしてヒズボラは、その隊列に加わることを望むあらゆるレバノン市民を受け入れて、イスラエルの侵略と戦っている。ヒズボラはシリアでも、テロリストと戦っている。ヒズボラはイランと緊密につながっている。もちろん、この全て、アメリカやイスラエルやサウジアラビアを激怒させる。ヒズボラは、欧米やそのお仲間の国々では、 しっかり‘テロリスト・リストterrorist ’に載せられている。

 イスラエルは地域の様々な国を爆撃するのを正当化するのに、ヒズボラやイランと同盟する連中に対する戦いを口実にている。イスラエルは、アメリカ政権の全面的支援を得て「新しい陰謀を暴露しては」「先制攻撃」を実行し続けている。

 最近のエスカレーションで、イスラエルは報道によれば、レバノンのベッカー渓谷で、世俗主義のマルクス・レーニン主義の親シリア集団で、想像通り、ヒズボラの味方であるパレスチナ解放人民戦線の陣地に3回の無人機攻撃を行った。

 ブルーライン

 ほんの数日前、私はレバノンとイスラエル国境へ、さらに国連レバノン暫定軍(UNIFIL)がパトロールするいわゆるブルーラインに従って、数十キロ、東にドライブすることができた。

 イスラエルは既に、地中海から遥々長い道のりを経て、レバノンの前線、ゴラン高原まで壁を築いている。

 イスラエルは壁のすぐ裏だ。

 一年以上前、レバノン政府は「壁の建設は戦争行為に等しい」と主張した。イスラエルはまったく意に介していない。イスラエルは、レバノン軍、ヒズボラと国連レバノン暫定軍の真正面に巨大なコンクリート構造物を建てた。

「イスラエル人は、壁を構築しながら、何度も、少なくとも数メートルか、数センチメートル、実際に国境を越えた」とマルカバ村で、数人の地元農民から聞いた。そして何も起きなかった。

 子供たちの画で飾られた不気味な壁のすぐ横のヒズボラ拠点として知られているKfarchouba町で、人々は「戦闘の準備はできています。必要なら死ぬ覚悟ができています」と私に言った。

 Kfarshoubaはイスラエルが壁建設を正当化する「ヒズボラ・トンネルを発見した」場所だ。

「ばかばかしい」と地元の人々は私に言った。「トンネルは何十年間もそこにあり、イスラエルは始めからずっと知っていました。トンネルには何年も完全にバリケードが築かれていて、イスラエルに対して危険ではありません。」

 恐ろしい新しいイスラエル塀の真正面で三つの旗が風の中はためいている。パレスチナとレバノンとヒズボラの旗。旗の横に、三台の国連レバノン暫定軍装甲車両が駐車している。インドネシア兵士たちが自撮り写真をとって、休憩している。

「もしイスラエルが一線を越えたら、あなたは行動するつもりですか?」と私は彼らに尋ねる。

 交戦地帯で自撮り写真を撮るインドネシアの国連レバノン暫定軍兵士たち

 彼らは私ににっこり笑う。理路整然とした答えはしない。

 イスラエルに占領されたゴラン高原は、ここからわずか10キロだ。イスラエルのいくつかの村や町が壁のすぐ背後にある。

 ヒズボラが持つ火力なら、この村や町はわずか一分でなぎ倒せるのだ。

 ヒズボラは明らかに「高度の警戒態勢」にあるが、これまでのところ「報復」の話は口先に過ぎない。

 「この流れはレバノンの緩慢な死のようだ」

 アルジャジーラ報道によれば、イスラエル戦闘機は、イラクの標的を爆撃するため、旧同盟国のトルコ領空か、サウジアラビア領空を飛行しなければならい。

「イスラエルとサウジアラビアには正式の外交関係がないが、イランに対して共有している敵意に基づいて内密の同盟を確立していると考えられる。」

 イスラエルは中東のいくつかのアラブ諸国を、更にもう一つの戦争に駆り立てようとしているのだろうか?

 これは単なる、もう一つの「屈辱」なのだろうか? ベイルートやダマスカスやバグダッドは食らうパンチを数えるだけで、何もせずにいるのだろうか? イスラエルが欧米の承認を得て、全くお咎めなしで、彼らの都市や田舎に爆弾を投下し続ける中、彼らは何度となく国連決議を引きあいに出し続けるのだろうか?

 それは非常に困難な決断だ。もしレバノンやヒズボラが報復するか、自国を守ると決めれば、何千人も死ぬだろう。おそらく即刻。

 もし彼らが報復しなければ、新たな壁が築かれ、イスラエルによる「地味な」空爆作戦は今後何年もの間継続する可能性が高い。結果的に地域全体が麻痺し続けるだろう。

 地元の友人が巧みに表現した。「この流れはレバノン全体の緩慢な死のようだ。」

*

 アンドレ・ヴルチェクは、哲学者、作家、映画制作者、調査ジャーナリスト。彼の最新著作は『Revolutionary Optimism, Western Nihilism』、革命小説『オーロラ』、政治的ノンフィクションのベストセラー『Exposing Lies Of The Empire』。ここで彼の他の本を見られる。ルワンダとコンゴ共和国に関する彼の画期的なドキュメンタリーRwanda Gambitや、ノーム・チョムスキーとの対話映画『西洋のテロリズム』を見る。Vltchekは現在東アジアと中東に住み、世界中で働いている。彼のウェブサイトとツイッターで彼と連絡ができる。彼のPatreon

 本欄で表明される主張や見解や意見はもっぱら著者のものであり、必ずしもRTのものではない。

記事原文のurl:https://www.rt.com/op-ed/467390-lebanon-israel-strikes-war/

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 売国奴が国民をすてても、地方自治体は戦いつづけるのだろうか?

 今日の孫崎享氏のメルマガ題名

国が農業守らないなら、県で。国は種子法廃止。モンサント等民間の種子(米)の値段は公共品種の4?10倍。新潟、富山、兵庫、埼玉、山形が2018年条例を制定。今年北海道、岐阜、福井、宮崎、鳥取、長野が制定。誰の為廃止。企業に儲けさせる為。

 山田正彦元農林水産大臣の新刊『売り渡される食の安全』(角川新書)を読み始めた。

 日刊ゲンダイDIGITALには下記記事がある。

次は大豆…日本が押しつけられる米中貿易戦争の“尻拭い”

属国の公的投資機関、実態は、宗主国金融資本のミツグ君。属国では売国奴しか幹部になれない。

日刊IWJガイド「GPIFの昨年10月〜12月期の過去最大の運用損は株式、債権、為替すべてで損失を出していた!? 水野弘道理事兼最高投資責任者が米国で発言! IWJは本日午後1時より、年金の財政検証についての『2000万円貯金・年金カット追及 野党合同ヒアリング』を生中継!」2019.9.3日号~No.2546号~(2019.9. 3 8時00分)

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