アメリカはイランに対し戦術核兵器を準備しているのか?

マーティン・ジェイ
2026年9月6日
Strategic Culture Foundation
トランプはイラン戦争に敗れ、今や核攻撃という選択肢が常態化しつつある。
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トランプと陰謀団にとって、エスカレーションの罠は更に悪化している。かつて実存主義(核攻撃という選択肢)と結びついていた議論が、今やあらゆる種類の軍事的選択肢で切り捨てられている。単なる巨大爆弾だ。トランプが敗れれば敗れるほど、イランは中東のアメリカ施設や同盟諸国に打撃を与え、海峡閉鎖は長く続き、アメリカのガソリンやディーゼル価格が高くなればなるほど、イランに対し「戦術的」核兵器を投下する発想は、より一般的になり、更に好まれるようになる。
だがトランプは次第に怒りをあらわにしている。彼は文字通り正気を失いつつあり、大統領の任期二期目以降、状態は悪化し、あらゆる現実と接点を失っている。2月28日以前は、アメリカ経済は悪い状態ではなかった。多くの基本的要素が持ちこたえていた。だが今や全てが制御不能に陥りつつあり、ガソリン価格が4ドルを大きく上回っているのとは別に、ディーゼル燃料が値上げされている。これは運送会社が費用を生産者に転嫁し、生産者が、それを消費者に転嫁することを意味する。
事態が制御不能になり始める中、一体誰がトランプを支配しているのか、そして、もし核兵器が使われた場合、一体誰が利益を得るのか一瞥しよう。9・11から逃れて、双方が傷つくまで笑い続けたのと同じ連中だ。イスラエルだ。現在シオニスト連中は、戦術的攻撃の選択肢を推進している。誰が殺されようと、誰が水で滅ぼされようと、地域での、いかなるエスカレートも連中の懸念ではない。最近、イランが核兵器を製造している可能性についてネタニヤフの同僚が更に主張している。これはトランプが頼れる機関のIAEAが、イランに入国して査察を行えないためだ。従って、当然の結論は、アメリカ大統領は再び圧力に屈し、イランを攻撃する壊滅的判断ミスを犯すことになる。
シオニスト連中は、大西洋両側で忙しく過ごしてきた。イギリスで、彼らの資金が現在、ナイジェル・ファラージ率いる極右政党に届いているのを見逃すのは困難だ。またファラージは別の資金スキャンダルにも見舞われており、この党首は、あらゆる信条の政治道徳に欠如しており自分の懐を汚い現金で賄うのを好む存在だ。イギリス・メディアをシオニストが支配しており、汚職スキャンダルが彼を葬ったにもかかわらず、いかに気楽な時代をファラージが迎えるのかが注目されている。アメリカも似たような話だ。しばらくの間、国際的にも国内的にも、シオニストがアメリカ政治を形成している点をJ.D.ヴァンスは非常に批判しており、アメリカがイランでどのように前進すべきかについて、常に漠然としていた。だが今やイスラエル・ロビーの枠を越えた連中が彼の味方になっている。
最近、イスラエルに対して明確な立場を示さなかった元サウスカロライナ州知事のニッキー・ヘイリーが彼を批判し「二股かけている」と非難した。
正しいことは正しい。間違っていることは間違っている。人生で、人はどちらかの側を選ばなければならない。アメリカで、あなたは、タッカー・カールソン派に属しているのか、それとも親イスラエル派に所属しているか、いずれかだ」と彼女はソーシャルメディアに投稿した。両方にはなれない。
IQがさほど高くない元共和党大統領候補ヘイリーは、彼女に誰が指示を出して、ヴァンスを攻撃する参考資料まで提供していたのかさえ隠しきれなかった。そのために、彼女のソーシャル・メディア投稿はイスラエル・ロビー団体が代筆しているのではないかと疑う声さえ上がっている。
1986年の受賞演説で「我々は常に味方しなければならない」と述べたノーベル賞作家でホロコースト生存者のエリー・ウィーゼルの名言を彼女は次々引用して投稿を続けた。中立は抑圧者を助けるが、決して被害者は助けない。
一方、世界のアメリカへの信頼は、ほぼ失われてしまったようだ。最近、かつてアメリカに保有していた金準備をオランダがようやく引き出した。数週間前、ドイツも同様の動きをした。EU指導者たちは、トランプを信用しておらず、アメリカ債務が積み上がり続ける一方、脱ドル傾向が進展するのを目の当たりにしている。もちろんトランプは何もできない。支配に関する彼の未熟な考えが、国の利益にかなうものでなく、単に逆効果になる一連の政策を生み出してきたからだ。多くの成功した起業家のように、失敗した事業は一つや二つではないが、彼の業績が芳しくないことを多くの人に想起させる。これは、事業を彼が全く理解していないことを示している。彼は、核兵器使用が中東情勢でのやり直しとなり、おそらく自国の悲惨な実情から人々の目を大きくそらせられると考えているのかもしれない。だが、それがロシアや中国に対する先例になれば、イランは地域で現在以上に大きな勝者になるだけだ。自分が一体何をしているのかトランプは全く理解しておらず、彼に助言する人々は全員解雇されてしまった。
記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2026/09/06/is-america-preparing-a-tactical-nuke-for-iran/
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今朝の孫崎享氏メルマガ題名
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■<岩上安身によるインタビュー初配信>本日午後7時より「【1】石油価格暴騰を抑えていた中国の備蓄も先が見え、米国は石油輸出を禁止する可能性も!? 岩上安身によるインタビュー第1231回ゲスト 放送大学名誉教授・先端技術安全保障研究所会長 高橋和夫氏<イラン編>」のエッセンス版を撮りおろし初配信します! 完全版は会員向けアーカイブで公開しますので、ぜひとも会員となって全編御覧ください!!
岩上安身は8月24日、膠着しているイラン戦争について、放送大学名誉教授で先端技術安全保障研究所会長の高橋和夫氏に、インタビューを行いました。
このインタビューを2分割し、そのエッセンス版を、本日と明日の午後7時から、IWJのYouTubeチャンネルで撮りおろし初配信いたします。リアルタイムでお見逃しになった方も、御覧になれますので、ぜひ、御覧になってください。
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