アメリカはイランで結婚式を爆撃した。これは初めてのことではない。

2026年9月4日
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9月1日、ホルムズ海峡沿いのイランの小さな漁村クヘスタクで、アメリカ・ミサイルが 民家に着弾した。当時、漁師の娘の結婚式を祝うために数十人が集まっていた。

写真:イラン赤新月社
少なくとも4人が死亡し、その中には4歳のアミラリ・カリミと16歳のモハマド・マラヒも含まれる。60人以上が負傷した。現場の映像には、屋根に大きな穴が開き、コンクリートの壁が穴だらけになり、ドアが粉々に砕け、天井が崩れ落ち、瓦礫の中に女性や子どもの靴が散乱している様子が映っていた。爆弾は、結婚式で女性のために用意されていた区画を直撃したため、負傷者のほとんどは女性と子どもだ。イラン・メディアは、近くのミナブの病院で重傷を負った子供たちが治療を受けている様子を報じた。ミナブは、戦争初日アメリカが小学校を爆撃し、168人が死亡し、そのほとんどが子供だった同じ都市だ。
イラン赤新月社は、米軍攻撃について調査するよう国際刑事裁判所に要請した。結婚式場が民間施設で、攻撃が戦争法を遵守していない場合、戦争犯罪に該当する可能性があると述べている。
アメリカ中央軍報道官のティム・ホーキンス大尉は、今回の攻撃について質問されると、「米軍はイラン革命防衛隊とは異なり、民間人を標的にすることは決してない」と答えた。しかし、米軍は精密兵器を使用しているとも主張している。精密兵器とは、軍が意図した標的を正確に攻撃できる兵器だ。
米軍はミサイルが結婚式に命中した理由をまだ説明していない。しかし、ミナブ小学校爆撃で何が問題だったのかは既に分かっている。あの攻撃は、どうやらアメリカ「精密」兵器の失敗ではなかったようだ。アメリカ情報機関の失敗だったのだ。報道によると、中央軍は時代遅れの標的データを使用し、イラン革命防衛隊の施設から10年ほど離れた学校を依然軍事目標として扱っていたという。
ミナブ爆撃後、民主党上院議員46人が、ヘグセス国防長官に、下記質問への回答を要求した 。標的はどこだったのか? なぜ学校が攻撃されたのか? 誰が攻撃を承認したのか? どのような兵器が使用されたのか? 建物の特定にはどのような情報が用いられたのか? 民間人の犠牲を防ぐためにどのような予防措置が取られたのか? 彼らは3月18日を期限としたが、ヘグセス長官は回答しなかった。国防総省は4月に独自調査を完了したと報じられているが、まだその調査結果を議会や国民に公表していない。
それからわずか6か月後、アメリカ・ミサイルがイランの結婚式を攻撃したことで、標的選定、情報収集、民間人保護に関する同じ疑問が再び投げかけられている。そして、クヘスタクでの悲劇は、更に長い、より憂慮すべきパターンの一部だ。アメリカは、結婚式を何度も惨劇の場に変えてきたのだ。
実際、2001年以降、アメリカ軍は少なくとも8件の結婚式や結婚行列を爆撃している。
2013年に『ザ・ネイション』誌が発表した歴史的検証によると、2001年から2013年の間に、アメリカは少なくとも8件の結婚式や結婚式行列への攻撃を実施した。内訳はアフガニスタンで6件、イラクで1件、イエメンで1件だ。これらの8件の攻撃による死者数は推定300人近くに上る。
最も悪名高い攻撃の一つは、2002年7月にアフガニスタンで発生した。米軍機がウルズガン州で行われていた結婚式を攻撃したのだ。数十人の民間人が死亡したとアフガニスタン当局は発表した。2008年にも、アフガニスタンで結婚式が空爆被害に遭い、花嫁を含む47人の民間人が死亡したと報じられている。
アメリカはイエメンでも結婚式を攻撃している。2013年12月12日、アメリカ無人機がラダ市近郊で、11台の車両からなる結婚式車にヘルファイア・ミサイル4発を発射した。少なくとも15人死亡し、15人が負傷した。花嫁自身も破片に当たった。
ヒューマン・ライツ・ウォッチはこの攻撃について徹底的な調査を行った。目撃者によると、新婚夫婦を乗せた50人から60人の祝祭車列にミサイルが突然命中したという。ある生存者はその恐怖を簡潔にこう要約した。「私たちは結婚式に出席していたのに、突然葬式になってしまったのです。」
当時、CODEPINKは真相究明と、アメリカ政府による被害者への謝罪と賠償を求める活動を展開した。私たちはホワイトハウス前で結婚式の衣装を着て模擬結婚式を行い、ドローン攻撃を再現し、喜びにあふれる家族の祝宴が突然惨劇の場へと変貌するとはどういうことかをアメリカ国民に示した。
民間人を標的にしていないと米軍は主張している。だが世界で最も高度な監視システムと精密誘導兵器を保有する国が、結婚式で家族を殺害したり、学校で子供たちを殺害したりといった事件を戦争につきものの避けられない混乱だと片付けることはできない。
米軍がクヘスタクで何を標的にしていたのか正確に把握していたなら公表すべきだ。近くの通信塔が標的だったのか? 近くに他に軍事目標とみなされた場所があったのか? なぜ結婚式参列者でいっぱいの家のすぐ近くにミサイルが発射されたのか? 事前にどのような偵察が行われたのか? そして、そこに民間人が集まっているのを指揮官たちは知っていたのか?
ミナブ小学校爆撃の事例と同様、独立調査が行われるべきで、保有する監視映像や標的に関する情報を国防総省は全て公開すべきだ。
アフガニスタン、イラク、イエメン、そして今やイラン、アメリカ国民はこう問うべきだ。「一体いくつの結婚式が葬式に変わったら、我々は自国に民間人殺害をやめるよう要求するのか?」そして、更に大きな疑問がある。なぜアメリカ軍は、そもそも我々に何の脅威も与えていない人々に対して何度も何度も戦争を仕掛けるのか?
元の記事:medeabenjamin.substack.com
記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2026/09/04/the-u-s-bombed-a-wedding-in-iran-its-not-the-first-time/
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今朝の孫崎享氏メルマガ題名
NYT[6ヶ月に及ぶ紛争経て、自信を深めるイラン] イランは中東地域の標的攻撃能力に自信、米国疲弊に今後数ヶ月間紛争を継続すとみられる。イラン少なくとも中間選挙まで紛争長引かせる意図。イラン依然サイルやドローンの備蓄を維持。ホルムズ海峡軍事情勢把握
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