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2026年9月28日 (月)

今回の習主席訪問の狙いは何だったのか?

2026年9月26日
Moon of Alabama

 中国の習近平国家主席のワシントン訪問と会談は華やかな演出で行われた。だが成果は何もなかった。

 そうなると、そもそも一体なぜそんなことが起きたのか疑問に思う。

 ニューヨーク・タイムズの、やや人種差別的記事は、習近平こそ訪問を必要としていたかのように示唆している。  
今回訪問は、国際舞台でトランプと対等な立場を築こうとしてきた習近平にとって、確実に宣伝効果を高めるものになった。
 私の見解は全く逆だ。プロパガンダによる後押しが必要だったのはトランプだった。

 (ところで、アメリカは一体どの分野で、どのような基準で中国よりも優れていると言えるだろう?)

 習近平訪問で、唯一何らかの影響が及ぶとすれば、現在の両国間の貿易休戦を2カ月延長する合意だ。だが、そのためには今回の訪問は必要なかった。合意は習到着の2日前に既に成立していたためだ。

 協定の一年延長を中国は望んでいた。だが、アメリカは依然:自分が有利だと考えているようだ。中国にもっと農産物を購入してほしいとアメリカは考えている。  
「北京は、より長期にわたる予測可能性を求めていたが、一方、ワシントンは、中国の対応を検証し、自らの影響力を再評価する早期の機会を確保した」とシングルトンは述べた。「1月までには農業分野の公約を中国が実際履行したかどうかアメリカ政権は把握するはずだ。」

 「これは2か月間の平穏を買うというよりも次の延長を中国に勝ち取らせることにある。」と彼は付け加えた。
 だが、大豆購入を増やすよう中国に圧力をかける手段がアメリカにはない。少なくとも今は。トランプが中国に高関税を課した際、中国はレアアース輸出を停止した。アメリカはレアアースを緊急に必要としているが、自国で生産する手段がない。レアアース輸出が停止された後、関税は撤廃された。トランプは結局後退せざるを得なかったのだ。

 状況は今日まで変わっておらず、一年後も変わるまい。また、今後2ヶ月でアメリカがより有利な立場に立てる可能性も低い。

 トランプ大統領と習国家主席は、11月に中国で開催されるAPEC首脳会議と、12月にアメリカで開催されるG20首脳会議で再び会談する予定だ。従って貿易協定延長の可能性は十分ある。

 中国の視点から見れば、その他のことは全てしばらく待てばよい。

 トランプがアメリカ帝国を自滅へ導くのを中国は傍観し続ければ良いのだ。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2026/09/what-was-this-xi-visit-about.html

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 孫崎享のつぶやき
現在、米国世論調査で、民主党支持50.6%、共和党支持41.9、従来民主党下院で多数、上院は共和党多数維持と見られていた、WP:民主党は上院の過半数を獲得可能性。民主党上院過半数超えの目標は、実現不可能に思えた。今では実現可能。

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