« タッカーを大統領に MAGA反乱軍、イスラエルからの独立を宣言 | トップページ | 世界を駆け巡るシオニスト偽情報 »

2026年8月10日 (月)

独占記事:死んだ猫さえ跳ね返る、あるいはイラン・アメリカ覚書復活



 この極めて不安定な状況で注目すべき重要な要素は、覚書の内容が、戦略的に北京と完全に一致しているかどうかだ。

❗️Telegram Twitter , と VK でご参加願いたい。

お問い合わせ: info@strategic-culture.su

 ワシントンは、イランとアメリカ間の覚書は事実上死んだも同然だと宣言した。昏睡状態ではなく、完全に消滅したのだ。

 だが今我々は史上最大の「死んだ猫さえ跳ね返る」様子を目撃しているのかもしれない――イランの戦後外交政策の組織的枠組みの再生として

 以前イスラマバード覚書として知られていたものを、テヘランは事実上将来の対外関係の基盤として提示し、大統領が署名した覚書の約束をアメリカが遵守するよう要求している。

 イランのアラグチ外相は、パキスタンのイシャク・ダル外相の招待を受け、今週金曜日にイスラマバードを訪問予定だ。パキスタンが、テヘランとワシントンと、湾岸協力会議(GCC)を結ぶ新たな中心的保証国、軍事ルートと、戦略的な架け橋としての役割を担うことを示す証拠が増えつつある。

 もちろん、矛盾は山ほどある。イランは公然とパキスタンを仲介者として認め、パキスタンも常にサウジアラビアと連携しているように見えるにもかかわらず、先週月曜日、トランプ大統領は公式にサウジアラビア、カタール、更にアラブ首長国連邦を称賛したが、パキスタンは称賛しなかった。

 霧の中を掘り下げてみよう。覚書は、荒々しい地政学的海と神々の怒りの中、筏に乗って生き延び、イランの外交政策として生まれ変わったのだ。

 テヘランからも死んだ猫のように扱われてきたにもかかわらず、マスード・ペゼシュキアン大統領は、覚書へのコミットメントは最高国家安全保障会議(SNSC)の集団的判断の産物だと公に表明した。

 また彼は、この覚書はイランの将来の外交関係の礎となるべきで、ヴェルサイユで署名した内容を遵守するようトランプ政権は強制されるべきだと述べた。

 つまり昏睡状態だった猫はまさに九つの命を持っているようだ。一時的な停戦の仕組みとしての地位を失い、長期的な戦略的枠組みとして生まれ変わったのだ。

 アメリカの影響力は、あらゆる分野で消滅しつつある

 アラグチ外相はパキスタンのアシム・ムニール元帥と繰り返し直接会談しており、現時点で決裂している交渉の場に近い情報筋が、これを改めて確認した。

 これはアラグチ外相が民間外交ルートのみを通じて交渉しているわけではないことを意味する。彼は「戦争でも平和でもない」状況の最も微妙な局面で、パキスタン軍最高司令官と直接対話しているのだ。

 サウジアラビアは、イエメンとイラクの人民動員部隊(PMU)を同時に攻撃する数々の明らかな判断ミスを犯しているにもかかわらず、ファイサル・ビン・ファルハン外相を通じて、この情報伝達の枠組みの一部になっている。

 つまり重要な交渉ルートは軍事戦略的なもので、単なる外交的なものではない。

 パキスタンがイランとサウジアラビアの架け橋になると賭ける者は非常に厳しい立場に置かれる覚悟をしなければならない。

 事実として、シェバズ・シャリフ首相、ムニール陸軍元帥、ダル外相は、今週木曜日から土曜日までサウジアラビアを訪問し、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子と超高レベルの協議を行う予定だ。

 パキスタン外務省はこれを極めて戦略的なものと位置づけている。つまり、イスラマバードはテヘランとリヤドの間でメッセージ伝達するだけでなく、両首都を結ぶ強固な地域安全保障および外交枠組みの構築にも貢献しているのだ。

 追い詰められたトランプ政権は、核兵器を保有し、中国と緊密な関係を築き、イランとの戦略的関係を発展させているこのイスラム国家が、交渉に絶対不可欠な存在であることを、アメリカ国内で全面的に認めさせないようにしようとしているのかもしれない。

 トランプの「マッチョマン」心理を決して侮ってはならない。パキスタンの仲介を完全に認めれば、この過程全体に対する一方的支配権を彼がどれほど深く失っているかを露呈する。

 パキスタンは戦略的曖昧さを極限まで利用している。イスラマバードはワシントンとの対話を続けながら、アメリカ属国のように振る舞うのを拒否し、いかなる立場にも完全同調するのを避けている。そうすることにより、テヘラン、ワシントン、リヤド、北京、モスクワといった国々の信頼を維持しているのだ。

 同時に、イランが申告済み20の施設への出入りを制限しているため、IAEAは2月28日以降、イランの濃縮ウラン在庫量を検証していない。

 最後に確認された在庫には、濃縮度60%のウラン約440.9kgが含まれていた。

 翻訳:核の「不確実性」は、今や戦略兵器に転移してしまった。

 イランの濃縮ウランがどこにあり、どれだけの量があり、それが拡散したのかどうか、兵器級濃縮にイランがどれくらいの速さで移行できるか(テッド・ポストル教授が答えを知っている)や、軍事行動が備蓄を破壊するのか、それとも兵器化を加速させるのか、といったことをトランプ政権は全く把握していない。

 更に、世界の目の前で、トランプ政権の軍事的、経済的、政治的影響力が消えつつあることも付け加えておこう。戦略石油備蓄(SPR)は歴史的な超えてはならないレベルに近づき、ディーゼル油の精製マージンは極めて高い水準にあり、ホルムズ海峡を通る貿易は事実上停止し、戦争リスク保険料は急騰し、長距離精密誘導ミサイルの在庫はほぼ枯渇している。

 だがワシントンとテヘランが公式の場で述べていることは、依然完全対立に等しい。

 協議が進行中だとトランプ大統領は主張している。合意が間近に迫っているとアメリカの主要メディアは報じている。テヘランは交渉再開を否定し、唯一活発な(技術的)協議ルートはテヘランとマスカット間の海上輸送協定に関するものだと主張している。

 だが、本当に重要な問題は、外交体制を一体誰が掌握しているのかだ。

 事実関係から判断すると、イラン外相はパキスタン軍司令官と連絡を取り合っており、カタールはせいぜい補助的役割を担っているに過ぎず、パキスタンはリヤドと直接連携している。

 中国が本当に望んでいること

 一方、テヘランの権力中枢で起きていることは依然極めて重要だ。

 我々の情報筋によると、イラン革命防衛隊の最高司令官アフマド・ヴァヒディは、イランの安全保障機関内で依然大きな影響力を行使している。

 街頭の雰囲気を反映して、革命防衛隊(IRGC)幹部数名は、アメリカとのいかなる交渉にも極めて否定的だ。加えて、専門家会議はワシントンとの妥協を公然と非難し、それを降伏とみなす行為を糾弾している。

 アラグチ外相が途方もない政治的圧力にさらされているのも無理はない。だが事態は更に深刻で、ヴァヒディはペゼシュキアン大統領辞任を個人的に要求した。

 目先の制度的圧力は、ペゼシュキアン個人より、アラグチ外相と交渉過程に強く向けられているようだ。これは、テヘランにおける権力闘争が単に大統領の存続をめぐるものではなく、覚書(あるいはイスラマバード枠組み)がイランの恒久的政策になるべきかどうかを巡るものであることを意味する。

 この極めて不安定な状況で注目すべき重要な要素は、覚書の内容が戦略的に北京と完全に一致しているかどうかだ。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2026/08/06/exclusive-dead-cat-bounce-or-return-of-iran-us-mou/

----------

 アンテナ不調で長い間テレビを見ていない。電気料金節約と洗脳呆導回避の一石二鳥。だがyoutubeで官邸駄作を見ると暑さがます。

 耕助のブログ
No. 2991 ビル・ゲイツ:彼は議会が次に尋問したい人物か?

« タッカーを大統領に MAGA反乱軍、イスラエルからの独立を宣言 | トップページ | 世界を駆け巡るシオニスト偽情報 »

イラン」カテゴリの記事

アメリカ軍・軍事産業」カテゴリの記事

Pepe Escobar」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« タッカーを大統領に MAGA反乱軍、イスラエルからの独立を宣言 | トップページ | 世界を駆け巡るシオニスト偽情報 »

お勧め

  • IWJ
    岩上安身責任編集 – IWJ Independent Web Journal

カテゴリー

ブックマーク

最近のトラックバック

無料ブログはココログ