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2026年8月15日 (土)

帝国主義的侵略の代償を忘れた千島列島を巡る日本の怒り



2026年8月14日
Strattgic Culture Foundation

 第二次世界大戦における日本のファシスト侵略敗北後、千島列島として知られる極東の群島に対する法的権利をロシアは有している。

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 第二次世界大戦における日本ファシスト侵略の敗北後、千島列島として知られる極東の群島に対する法的権利をロシアは有している。

 更に近年、東京はウクライナにおけるNATO代理戦争を巡り、ロシアに対し未曾有の敵対的な政策を採用し、モスクワに対する欧米諸国の制裁を支持し、キーウ政権を支えるため数十億ドル寄付している。

 従って、今週のロシアのプーチン大統領の千島列島訪問に対する日本の反応は、偽善とヒステリックな記憶喪失に等しい。

 日本の北部からロシアのカムチャツカ半島まで連なる千島列島の一部である択捉島をプーチン大統領が訪問した。千島列島はオホーツク海と北太平洋の間にある島々の連なりで、豊かな漁業と国家安全保障上の重要性から、ロシアにとって戦略的に極めて重要な位置を占めている。木曜日のプーチン大統領の択捉島訪問は、国際的緊張が高まる中、ロシアの太平洋領土の保護を改めて強調するロシア極東のサハリン州の広範な地域視察の一環だった。

 今回の訪問に東京は激怒した。ロシア大使を召喚して抗議し、高市早苗首相は声明を発表してプーチン大統領の訪問を「侮辱」で「日本人の感情を傷つける」と非難した。

 予想通り、欧米メディアはロシアを非難し日本を支持する見出しで一斉に報道した。

 プーチン大統領が今週訪問した択捉島を含む千島列島のうち四島に対する領有権を日本は何十年にもわたり主張してきた。日本は、この島を「択捉」、残りの三島を「北方領土」と呼んでいる。

 ロシアはこれに反論し、ロシアの主権領土へのロシア国家元首訪問に日本が反対するのは「容認できない」と述べた



 千島列島の歴史は実に複雑で、日本とロシアは1800年代から領有権を巡って争ってきた。1904年から1905年にかけての日露戦争後、東京は千島列島の支配を拡大し、一時期サハリン島の南半分も支配下に置いた。サハリン島は現在紛れもなくロシア連邦の一部になっている。

 1945年8月の第二次世界大戦終結後、ソ連はアメリカおよびイギリスとのヤルタ協定の一環として、千島列島全域の支配権を獲得した。1945年2月に締結されたこの協定は、連合国がファシスト枢軸諸国に勝利した場合、千島列島はソ連の領有権主張地域となることを定めていた。

 ソ連の後継国家として、ロシアは千島列島の所有権を継承した。1945年のファシスト侵略の歴史的敗北により、自国の領土主権は議論の余地がないとモスクワは主張している。日本とナチス・ドイツが太平洋とヨーロッパで戦争を引き起こし、日本とナチス・ドイツが太平洋およびヨーロッパで戦争を引き起こし、その結果、一億人もの死者が出たことを忘れてはならない。その大半を中国とソ連が被ったのだ。

 千島列島を巡る紛争は何十年にもわたりくすぶり続けている。日本は、最南端の四島はより長い千島列島の一部ではないと主張している。東京は、ヤルタ協定の規定はこれら四島には適用されないと主張している。これは誤った二分法で、島々を区別していない歴史的・地理的記録を否定するものだとしてロシアは拒否している。ロシアは、日本が「北方領土」と呼ぶことは、列島全体を不当かつ主観的に分割するものだと主張している。

 だが、アメリカと欧州連合は日本の主張を支持しており、それがロシアとの紛争を更に複雑化させている。

 奇妙に思えるかもしれないが、モスクワと東京は第二次世界大戦終結を意味する最終的な平和条約を締結していない。1950年代に東京と交わされた平和宣言では、モスクワが千島列島に対する権利を主張していた。その後数十年にわたり、ソ連とロシアは、東京が択捉島と国後島に対する領有権を放棄する代わりに色丹島と歯舞諸島という二つの小さな島を交換するという妥協案を提示してきた。

 2022年にウクライナにおけるNATO代理戦争が激化して以来、ロシアと日本の二国間関係は急激に悪化したが、主な理由は、ロシア連邦に対する欧米諸国の違法制裁措置に日本政府が加担したことにある。

 日本はネオナチ政権たるキーウ政権への主要資金提供国としても台頭している。今年5月、東京はウクライナへのNATO軍備増強計画に150億ドル提供した。つい先日も、日本はウクライナとのNATOドローン製造協力協定への参加、ひいてはロシアへの空爆作戦への参加について協議した。

 こうした状況を踏まえれば、日本の高市早苗首相がロシアに対し「日本人の感情を傷つけた」と説教する厚かましさは甚だしい。プーチン大統領は択捉の魚加工工場、学校、病院を視察した。一方、東京はキーウ政権を支援し、ロシア市民の血を流させている。

 歴史的に見て、日本はロシアを含むアジア近隣諸国に対する虐殺的侵略行為の結果、千島列島のごく僅かな領土を失った。この領土喪失は第二次世界大戦での敗北の結果で、太平洋やヨーロッパにおける他の多くの国境線変更も同様だ。例えば、アメリカが日本の領土を獲得し、現在そこにロシアや中国を脅かす軍事力を駐留させていることについて、異議を唱える者がいるだろうか? それにもかかわらず、ワシントンとそのヨーロッパの手先連中は、千島列島のロシア支配を巡る日本の主張を煽っている。

 ウクライナでのNATO代理戦争への事実上の参加と、アメリカがロシア極東に向けてミサイルを増設するための属国としての地位など、日本がロシアに対して容認しがたい敵意を示している現状は、千島列島がロシア領土の一部であり続けることを益々必然的なものにしている。日本の裏切り行為は、領有権を主張する権利を放棄させるに足るものだ。

 遠い将来には、共同領土管理に関する妥協案が検討されるかもしれない。しかし、日本がロシアに対して敵対的なアメリカの傀儡政権であり続ける限り、それはあり得ない。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2026/08/14/japans-fury-over-kuril-islands-forgets-the-cost-of-its-imperialist-aggression/

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 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
「北方領土は歴史的にも国際法上も我が国固有の領土だ」との高市首相発言が如何に間違っているか、その解説:ポツダム宣言、降伏文書、サンフランシスコ平和条約、1945年8月スターリン・ルーズベルトの交信等の提示
 孫崎氏は『日本の国境問題 尖閣・竹島・北方領土』(ちくま新書)を書いておられる。

 ≪櫻井ジャーナル≫
日本は米国に敗れたのではなく、維新直後から始めた中国侵略戦争に負けたのだ

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