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2026年7月27日 (月)

軍国主義と戦争を煽ってホームレス問題を解消しようとしているイギリス新首相アンディ・バーナム



フィニアン・カニンガム
2026年7月22日
Strattgic Culture Foundation

 だが、もし彼がイギリスを世界大戦に陥れるような事態を許せば、イギリスのホームレス問題は全く新たな意味を持つことになる。

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 今週アンディ・バーナムがイギリス首相に就任し、国民の与党に対する軽蔑が過去最高水準に達する政治危機の中、貧困にあえぐイギリスに「希望と変革」をもたらすと約束した。

 月曜日、ダウニング街10番地の官邸前でした初演説で「私は人々のケアをあらゆる活動の中心に据える…今こそイギリスが再び信じ始める瞬間、希望を取り戻す瞬間にしよう」とバーナムは述べた。

 イギリスにとって、この画期的な新たな始まりとされる出来事にイギリス・メディアの見出しは沸き立っていた。56歳のバーナムは停滞したイギリス政界に新鮮な風を吹き込む存在なのだ。

 特に注目すべきは、何千人ものホームレスのイギリス人が路上で寝泊まりする状況をなくすことを彼が最優先事項に挙げた点だ。そして手頃な価格の住宅を建設することでこの問題を解決するため、今後5年間で3億4000万ポンド(4億ユーロ、4億5000万ドル)の予算を計上すると発表した

 社会状況の改善に向けたこうした明らかな取り組みは称賛に値するように聞こえるかもしれない。それは労働者階級のイギリス人の味方で思いやりある政治家としてのバーナムのイメージを高める。彼はグレーター・マンチェスター市長(2017年~2026年)在任中、イングランド北部出身であることや人々の懸念に対する共感について語るのを好んだ。

 だが彼のホームレス対策予算を現実的視点から見てみよう。バーナムは首相官邸での初日、イギリスの対ウクライナ軍事支援も優先事項の一つとして挙げた。彼は前任者のキア・スターマーの下でイギリスが対ロシアNATO代理戦争でキーウ政権を最も熱心に支援してきた政策を「100%」継続すると述べた。

 特筆すべきは、バーナムがジョン・ヒーリー元国防相を新財務相(財務大臣)に任命したことだ。ヒーリーはロンドンにおける政府予算全般を統括する人物になる。前スターマー内閣で国防相を務めていたヒーリーはウクライナ支援や軍事費増額を求める超強硬派として知られていた。6月11日国防相の突然辞任が、スターマー首相の失脚を決定づけた。ヒーリーは、スターマーがGDP比3.5%というNATOの軍事費目標達成に必要な資金を十分配分していないと主張して辞任した。また、スターマーがイギリスの国家安全保障を損ない、ロシアの脅威に脆弱な状態に陥らせていると非難した。ヒーリーと軍部は、スターマーが国防投資計画で確保した額より少なくとも150億ポンド多い追加資金を要求していた。

 ヒーリーが新財務大臣に就任すれば、イギリスの年間軍事費を630億ポンドから900億ポンドに増額することになる。この増額分は、公共サービスや社会福祉の大幅削減で賄われることになるが、こうした緊縮財政は既にイギリス社会を広範な貧困に陥れており、三人に一人の子どもが困窮した生活を送っている。

 バーナム首相がヒーリーをダウニング街で二番目に権力のある地位に任命したことは、多くの観察者を驚かせたが、これは彼が首相として、イギリスの軍事力強化と、ウクライナ支援に全面的に取り組んでいることの確かな証拠だ。

 バーナムが就任後最初に電話をかけたのはドナルド・トランプ大統領だった。二度目の電話は、ウクライナの傀儡大統領ウォロディーミル・ゼレンスキーに、イギリスの継続的な支援を確約するためだった。

 「思いやりがあり、分かち合うアンディ」が、ウクライナ支援やNATO支出に関する保証を外交政策の最優先事項とする一方、イギリスのホームレス問題に懸念を示すというのは、いささか矛盾しているように思えないだろうか?

 スターマーが昨年署名し、バーナムも遵守するイギリスとウクライナの二国間防衛協定に基づき、ロンドンは今後5年間、毎年30億ポンド(35億ユーロ、40億ドル)の軍事援助をキーウ政権に提供すると約束しており「ウクライナが支援を必要とする限り」継続する。これはイギリス自身の国防費とは別枠だ。

 イギリスのホームレス問題解決のためにバーナムが立てた予算は、5年間で年間6800万ポンドに過ぎない。これは微々たる額で、イギリス納税者が負担するロシアとの無益な戦争のために彼の政権が毎年ネオナチ政権に提供する資金の僅か2.3%に相当する。

 イギリスで起きていることは、いわゆる国民中心の民主主義の復興などではない。イギリス・メディアはバーナムを「国民首相」と大々的に宣伝している。彼はロンドンから政治権力を分散させ「北部の首相官邸」を創設すると言っている。希望と変革に関する感傷的願望は、2008年にバラク・オバマがアメリカ大統領に就任した時を彷彿とさせる。全てまやかしと空虚な主張に過ぎない。

 CNNインタビューで、バーナムの任務はポピュリスト的発信能力を駆使して、ウクライナへの支援継続とイギリス経済の軍事化強化政策を国民に「売り込む」ことだと元イギリス国家安全保障顧問のピーター・リケッツ卿は述べ、真相をうっかり漏らした。この政策はロシアがヨーロッパにとって脅威だとイギリス国民を説得することにかかっている。

 既にバーナムは、イギリスを対ロシア戦争に備えさせる地政学的計画に賛同していることを示している。彼はイギリス帝国主義の影の政府と軍産複合体の権益を促進するため、従順な政治家を演じている。ヒーリーの財務大臣任命を発表した途端、イギリス兵器企業の株価は急騰した

 首相就任前にロンドン・タイムズのインタビューにバーナムは応じ、軍事費増額の財源確保のために社会福祉予算を削減するのに「ためらいはない」と明言した。これは彼がダウニング街で「頼りになる人物」であることをイギリスの支配体制に示すものだった。

 今週、ダウニング街の外で行った初演説で、彼は「福祉支出を削減し、財政規律を遵守し、国際パートナーに対する防衛上の約束を果たすための持続可能な方法を見つける」と述べた。ここで言う「国際的同盟者」は「NATOとウクライナ」のことだ。

 バーナムが本当にイギリスの政治と経済を改革して、イギリス国民の切実な民主主義的要求に応えようとするのなら、NATOの軍国主義とウクライナでの代理戦争を推進する非合理的で非民主的で無謀な政策に異議を唱えるはずだ。またイギリスとヨーロッパを全面戦争の淵へ追いやっているロシアを悪者扱いする執拗なプロパガンダを拒否するはずだ。

 アンディ・バーナムはイギリスを政治的・経済的崩壊から救えないだろう。彼は、大英帝国が戦争のために経済から更に資金を吸い上げる中、怒り狂う大衆をなだめるために連れてこられた、ただの操り人形に過ぎない。もし彼がイギリスを世界大戦へと突き進ませれば、アンディ・バーナム政権下で、イギリスのホームレス問題は全く新たな意味を持つことになる。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2026/07/22/andy-burn-em-britains-new-pm-wants-to-end-homelessness-by-fueling-militarism-and-war/

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 東京新聞 朝刊 一面 筆洗

 東京が半径30キロ 高さ1キロの謎の雲に覆われ、外部と連絡がとれなくなるという小松左京のSFをだしに、異新の「副首都構想関連法」を揶揄。不思議な人々だ。

 東京新聞 朝刊 三面  
 米、大規模攻撃見送りか

 対イラン防空ミサイル枯渇恐れ
 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
WSJ「トランプ氏の新たな関税措置、米国経済への影響。貿易戦争の全体的な枠組みは、基本的に変化なし。今回変更は主に法的な問題に直面した関税政策を維持・継続を目的。根拠を第301条に。トランプ再登板以降、製造業生産高は3.1%増。雇用者数は減少。インフレ要因」。
 耕助のブログ Hua Bin記事の翻訳
No. 2979 初代米国国防長官ジェームズ・V・フォレスタルの奇妙な死

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