対イラン戦争:イスラエルがベイルートを脅迫した後、イランは石油供給量を更に削減すると発表
2026年6月1日
Moon of Alabama
シオニスト・ナチの圧力とホワイトハウスの支援を受けて、ベイルート郊外のダヒヤ地区を攻撃するとイスラエル政府は発表した。ダヒヤはごく普通の住宅街だが、ヒズボラに同情的なシーア派住民が多数を占めているとされている。
このような重大な停戦違反の結果について、イラン外相が警告した。
現在、世界の通常石油供給量の約15%がホルムズ海峡で遮断されている。サウジアラビアは、東西を結ぶパイプラインを利用してこの封鎖を回避し、紅海沿岸のヤンブー港とバブ・エル・マンデブ海峡を経由して、現在1日あたり約400万~500万バレルの石油を輸出している。

以前私はバブ・エル・マンデブ海峡閉鎖が海運と石油供給をどう損なうか説明した。
イランがイエメンのアンサールッラー(フーシ派)の協力を得てバブ・エル・マンデブ海峡封鎖を命じた場合、世界の石油供給量は更に4~5%減少する。
これまで、備蓄された石油の在庫が緩衝材となって、現在の供給量を超える石油消費を可能にしてきた。価格は上昇したものの、供給不足は発生しなかった。だが、最近エクソンモービルをはじめとする石油会社は利用可能な在庫が全て枯渇しつつあると警告している。
世界の石油供給と消費のバランスを取るために必要な需要の減少はまだ起きていない。真の市場の逼迫は今後数週間以内に起きるだろう。原油と石油製品の価格は、需要が15~20%減少して供給に追いつくまで、急激に上昇すると予想される。
バブ・エル・マンデブ海峡閉鎖は、原油価格の更なる高騰と、採掘量の減少につながるだろう。
イランとの和平以外に道はない事実をホワイトハウスが認める時が来た。
記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2026/06/war-on-iran-after-israel-threatened-beirut-iran-announced-to-further-reduce-global-oil-supplies.html
----------
今朝の孫崎享氏メルマガ題名
Moon of Alabama
シオニスト・ナチの圧力とホワイトハウスの支援を受けて、ベイルート郊外のダヒヤ地区を攻撃するとイスラエル政府は発表した。ダヒヤはごく普通の住宅街だが、ヒズボラに同情的なシーア派住民が多数を占めているとされている。
アメリカの承認を得た上で、ベイルートのヒズボラに対する攻撃を再開するとイスラエルは表明―タイムズ・オブ・イスラエルレバノンは、崩壊しつつあるアメリカとイランの停戦協定の一部だ。
イスラエルはトランプ大統領政権の要請を受けて、数週間にわたりレバノンの首都ベイルートへの攻撃を大幅に縮小していたが、月曜朝、ヒズボラの拠点、ベイルート南部攻撃を再開すると発表した。
共同声明で、ベイルート南郊のヒズボラの標的を攻撃するようイスラエル国防軍に指示したとベンヤミン・ネタニヤフ首相とイスラエル・カッツ国防相は発表した。
…
以前の報道では、イスラエルはテロ組織の拠点に対する大規模攻撃の再開許可をアメリカに働きかけており、そのような許可が間もなく下りる可能性をアメリカ当局者が示唆していると伝えられていた。
このような重大な停戦違反の結果について、イラン外相が警告した。
Seyed Abbas Araghchi @araghchi – 2026年6月1日 11:04 UTCイスラエル発表を受けて、イランは全ての交渉を停止し、同様の報復措置を取ると脅迫した。
緊急対応が必要な場合:
イランとアメリカ間の停戦はレバノンを含むあらゆる戦線での停戦であることに疑いの余地がない。
一方の戦線での違反は、全ての戦線での停戦協定違反となる。
アメリカとイスラエルは、いかなる違反行為の結果に対しても責任を負う。
Hamidreza Azizi @HamidRezaAz – 2026年6月1日 13:28 UTCレバノン情勢はイラン国内において重要な意味を持つ。レバノンで起きていることをイラン指導部は無視できない。
イラン革命防衛隊(IRGC)傘下のタスニム通信は、イラン交渉チームが、レバノンにおけるイスラエル軍の作戦継続を理由に、仲介役のパキスタンを通じたアメリカとのテキスト・メッセージや通信のやり取りを停止したと報じた。
テヘランの主張は、レバノンでの停戦合意は、あらゆる停戦協定の前提条件で、その合意が破られたというものだ。イスラエル軍によるレバノンでの作戦が停止し、イスラエル軍が占領下のレバノン領土から撤退するまで、協議は再開しないとイランの交渉担当者は述べている。
この発表には脅迫も含まれる。過去数週間で徐々に航行が緩和されてきたホルムズ海峡の完全封鎖と、イスラエルと同盟諸国に対する懲罰措置としての「バブ・エル・マンデブ海峡戦線の活性化」だ。
現在、世界の通常石油供給量の約15%がホルムズ海峡で遮断されている。サウジアラビアは、東西を結ぶパイプラインを利用してこの封鎖を回避し、紅海沿岸のヤンブー港とバブ・エル・マンデブ海峡を経由して、現在1日あたり約400万~500万バレルの石油を輸出している。

以前私はバブ・エル・マンデブ海峡閉鎖が海運と石油供給をどう損なうか説明した。
ヤンブー近郊に多数の超大型原油タンカー(VLCC)が積み荷待ちで停泊しているのを海上交通情報が示している。紅海南岸のバブ・エル・マンデブ海峡(涙の門)が閉鎖されているため、これらタンカーは、一か月前に私が予測した通り、身動きが取れなくなっている。スエズ運河を通って北側に抜けるには大きすぎるのだ。

イランがイエメンのアンサールッラー(フーシ派)の協力を得てバブ・エル・マンデブ海峡封鎖を命じた場合、世界の石油供給量は更に4~5%減少する。
これまで、備蓄された石油の在庫が緩衝材となって、現在の供給量を超える石油消費を可能にしてきた。価格は上昇したものの、供給不足は発生しなかった。だが、最近エクソンモービルをはじめとする石油会社は利用可能な在庫が全て枯渇しつつあると警告している。
世界の石油供給と消費のバランスを取るために必要な需要の減少はまだ起きていない。真の市場の逼迫は今後数週間以内に起きるだろう。原油と石油製品の価格は、需要が15~20%減少して供給に追いつくまで、急激に上昇すると予想される。
バブ・エル・マンデブ海峡閉鎖は、原油価格の更なる高騰と、採掘量の減少につながるだろう。
イランとの和平以外に道はない事実をホワイトハウスが認める時が来た。
記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2026/06/war-on-iran-after-israel-threatened-beirut-iran-announced-to-further-reduce-global-oil-supplies.html
----------
今朝の孫崎享氏メルマガ題名
引用「トランプのイランへの行動は、ベトナム戦争より大きな世界的転換点となるか?「強固な標的に直接的な影響力を持たない強圧者が、標的に影響力を持つ第三者を威圧し、標的をその第三者に対し脆弱な立場に置き、標的との利害衝突へと誘導する」ペンタゴン内部この認識不在だった
« キャンディス・オーウェンズ「信じられないほど美しい」モスクワ旅行写真を投稿 | トップページ | イラン:エスカレーションの主導権を掌握する技術 »
「イラン」カテゴリの記事
- イラン:エスカレーションの主導権を掌握する技術(2026.06.03)
- 対イラン戦争:イスラエルがベイルートを脅迫した後、イランは石油供給量を更に削減すると発表(2026.06.02)
- 対イラン戦争:失敗に終わったアメリカの強硬策(2026.06.01)
- 対イラン戦争:次の停戦合意はあり得ない(2026.05.27)
「アメリカ軍・軍事産業」カテゴリの記事
- ロシアは反撃を自制できるのか? English Outsider(2026.06.06)
- イラン:エスカレーションの主導権を掌握する技術(2026.06.03)
- 対イラン戦争:イスラエルがベイルートを脅迫した後、イランは石油供給量を更に削減すると発表(2026.06.02)
「Moon of Alabama」カテゴリの記事
- ロシアは反撃を自制できるのか? English Outsider(2026.06.06)
- 対イラン戦争:イスラエルがベイルートを脅迫した後、イランは石油供給量を更に削減すると発表(2026.06.02)
- 対イラン戦争:失敗に終わったアメリカの強硬策(2026.06.01)
- 対イラン戦争:次の停戦合意はあり得ない(2026.05.27)
- Axios、対イラン新攻撃日程を発表(2026.05.24)
« キャンディス・オーウェンズ「信じられないほど美しい」モスクワ旅行写真を投稿 | トップページ | イラン:エスカレーションの主導権を掌握する技術 »



コメント