中国、アメリカ制裁に対抗
2026年5月5日
Moon of Alabama
日曜日夜、世界時時間(UTC)20時35分頃、ペルシャ湾の船舶がホルムズ海峡を通航できるように米海軍が支援するとドナルド・トランプ大統領が発表した。
「What's Going on With Shipping」チャンネルを運営するSal Mercoglianoによると、ほぼ同時期に、アメリカの輸送予備軍に属する米国籍商船2隻がペルシャ湾を離れ、その後アラビア海に到着したという。海運会社マースクは自社の船舶1隻がペルシャ湾を離れたことを確認した。
Mercoglianoによると、アメリカはおそらく海軍予備役将校をこれら艦船に乗せたのだろう。彼らは安全な通信機器を装備しており、それにより作戦行動を調整できた。ペルシャ湾を出る際、2隻の艦船はホルムズ湾南側のオマーン沿岸に沿って航行した可能性が高い。
更にアメリカは自国駆逐艦2隻がホルムズ海峡に進入したと主張した。一方、イランは米軍艦艇に向け発砲し警告を発したと主張している。これらの主張はいずれも確認されていない。
またアメリカは5隻から7隻(情報源により異なる)のイラン革命防衛隊高速艇を破壊したと主張しており、おそらくヘリコプターによる攻撃だったとみられる。これは、それら高速艇が米海軍が護衛していた船舶を攻撃しようとしていたことを示唆している。イランはこれを否定し、アメリカが攻撃したのは小型民間貨物船二隻だと主張している。(海峡には常に数百隻もの小型貨物船が行き交っている。)
トランプ大統領が発表した壮大な「プロジェクト・フリーダム」は、ホルムズ海峡の船舶航行を可能にするためのものだった。だが実際には、ペルシャ湾で立ち往生していた約900隻の船舶のうち僅か2隻を救出するための一度限りの特別作戦だったようだ。
この作戦と並行して、イランはペルシャ湾から出る石油の流れに対する統制を強化した。アラブ首長国連邦(UAE)は西部の油田からホルムズ海峡外の東海岸にあるフジャイラ港まで石油輸送するパイプラインを保有している。ホルムズ海峡が封鎖されているにもかかわらず、このパイプラインを使って1日あたり約200万バレルの石油を輸出している。

昨日、イランはフジャイラを封鎖区域に含める地図を公開した。同時にイラン・ミサイルがアラブ首長国連邦(UAE)の施設に向けて複数発射された。イラン・ドローンがフジャイラを攻撃し石油施設が炎上した。UAE関連船舶2隻も攻撃され、1隻は依然炎上している。
傲慢な首長国UAEは、最近アラブ主導のOPEC機構を脱退した。UAEはイスラエルとアメリカと同盟を結び、イラン攻撃に参加した。現在の状況下でUAEを攻撃すれば、イランは他のアラブ湾岸諸国から同情票を獲得するだろう。
だが、それは同時に世界の他地域における石油供給状況を更に逼迫させることになる。
現在イランのアッバス・アラグチ外相はイラン最大の石油顧客中国を訪問中だ。
今回訪問は、中国がイラン産製品を加工する自国製油所に対するアメリカの制裁措置を否定した僅か数日後に行われた。
この動きは、トランプ大統領の中国訪問10日前に行われた。これは、アメリカはもはや中国に圧力をかけることはできず、中国やイランなどの国々が実際反撃する可能性があることをより強く認識すべきだというメッセージだ。
記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2026/05/war-on-iran-project-freedom-a-one-off-stunt-tightening-uae-blockade-china-counters-u-s-sanctions.html
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≪櫻井ジャーナル≫
Moon of Alabama
日曜日夜、世界時時間(UTC)20時35分頃、ペルシャ湾の船舶がホルムズ海峡を通航できるように米海軍が支援するとドナルド・トランプ大統領が発表した。
「What's Going on With Shipping」チャンネルを運営するSal Mercoglianoによると、ほぼ同時期に、アメリカの輸送予備軍に属する米国籍商船2隻がペルシャ湾を離れ、その後アラビア海に到着したという。海運会社マースクは自社の船舶1隻がペルシャ湾を離れたことを確認した。
Mercoglianoによると、アメリカはおそらく海軍予備役将校をこれら艦船に乗せたのだろう。彼らは安全な通信機器を装備しており、それにより作戦行動を調整できた。ペルシャ湾を出る際、2隻の艦船はホルムズ湾南側のオマーン沿岸に沿って航行した可能性が高い。
更にアメリカは自国駆逐艦2隻がホルムズ海峡に進入したと主張した。一方、イランは米軍艦艇に向け発砲し警告を発したと主張している。これらの主張はいずれも確認されていない。
またアメリカは5隻から7隻(情報源により異なる)のイラン革命防衛隊高速艇を破壊したと主張しており、おそらくヘリコプターによる攻撃だったとみられる。これは、それら高速艇が米海軍が護衛していた船舶を攻撃しようとしていたことを示唆している。イランはこれを否定し、アメリカが攻撃したのは小型民間貨物船二隻だと主張している。(海峡には常に数百隻もの小型貨物船が行き交っている。)
トランプ大統領が発表した壮大な「プロジェクト・フリーダム」は、ホルムズ海峡の船舶航行を可能にするためのものだった。だが実際には、ペルシャ湾で立ち往生していた約900隻の船舶のうち僅か2隻を救出するための一度限りの特別作戦だったようだ。
この作戦と並行して、イランはペルシャ湾から出る石油の流れに対する統制を強化した。アラブ首長国連邦(UAE)は西部の油田からホルムズ海峡外の東海岸にあるフジャイラ港まで石油輸送するパイプラインを保有している。ホルムズ海峡が封鎖されているにもかかわらず、このパイプラインを使って1日あたり約200万バレルの石油を輸出している。

昨日、イランはフジャイラを封鎖区域に含める地図を公開した。同時にイラン・ミサイルがアラブ首長国連邦(UAE)の施設に向けて複数発射された。イラン・ドローンがフジャイラを攻撃し石油施設が炎上した。UAE関連船舶2隻も攻撃され、1隻は依然炎上している。
傲慢な首長国UAEは、最近アラブ主導のOPEC機構を脱退した。UAEはイスラエルとアメリカと同盟を結び、イラン攻撃に参加した。現在の状況下でUAEを攻撃すれば、イランは他のアラブ湾岸諸国から同情票を獲得するだろう。
だが、それは同時に世界の他地域における石油供給状況を更に逼迫させることになる。
現在イランのアッバス・アラグチ外相はイラン最大の石油顧客中国を訪問中だ。
今回訪問は、中国がイラン産製品を加工する自国製油所に対するアメリカの制裁措置を否定した僅か数日後に行われた。
土曜日の声明で、今回の制裁措置は「国際法および国際関係を律する基本規範に違反し」中国企業と第三国との間の事業を「不当に」制限するものだと中国商務省は述べた。これは些細な動きではなく、ワシントンの注目を集めることが確実な声明だ。
制裁措置は「承認、執行、遵守されない」と規定する「禁止命令」を発令したと商務省は述べ、この命令は「国家の主権、安全保障、発展の利益を守るための措置」だと説明した。
「国連の承認や国際法上の根拠を欠く一方的制裁に中国政府は一貫して反対してきた」と同省は付け加えた。
中国はアメリカの域外強制力を国際商取引における日常的条件として扱うのをやめ、中国国内でその強制に従うことが法的に危険な行為になるようにできるかどうか試している。これは世界エネルギー供給を支配しようとするアメリカの試みに対抗する中国による最初の攻撃だ。
この動きは、トランプ大統領の中国訪問10日前に行われた。これは、アメリカはもはや中国に圧力をかけることはできず、中国やイランなどの国々が実際反撃する可能性があることをより強く認識すべきだというメッセージだ。
記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2026/05/war-on-iran-project-freedom-a-one-off-stunt-tightening-uae-blockade-china-counters-u-s-sanctions.html
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≪櫻井ジャーナル≫
イランと中国を結ぶ鉄道の破壊に熱心なアメリカとイスラエルReuters
イラン・中国外相が会談、紛争開始後初めて 緊密な関係強調
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