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2026年4月16日 (木)

イスラエルと西欧帝国全体を軽蔑する



欧米の武器、軍事支援、情報統制と外交的庇護なしにイスラエルは存在し得ないはずなのだから、欧米帝国を憎まずに、イスラエルを憎むのは筋が通らない。

ケイトリン・ジョンストン
2026年4月13日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。

 今や誰もがイスラエルを憎んでいる。それは当然だ。しかし、イスラエルが単独で行動したことは一度もないことを我々全員理解する必要がある。

 イスラエルが単独行動していれば、攻撃ヘリコプターを持つ嫌な奴ではなく、尖った棍棒を持った嫌な奴だったはずだ。欧米諸国がイスラエルに攻撃ヘリコプターを与えたのだ。

 尖った棍棒を持った嫌な奴など大した問題ではない。世の中には尖った棍棒を持った嫌な奴が溢れている。自分も尖った棍棒を手に入れれば彼らの攻撃を簡単に撃退できる。

 攻撃ヘリコプターを持ったクソ野郎は、誰の人生でも台無しにできる。奴はあらゆるものを破壊し、好きなように人を殺せる。たとえ尖った棍棒を持っている相手でも。奴は誰とも交渉する必要はない。礼儀正しくしたり、外交的だったりする必要もない。奴の要求に応えなければ、奴はヘリコプターで乗り込み、あなたと家族を機関銃で撃ちまくる。

 アメリカと同盟諸国には、イスラエルが尖った棍棒を持った嫌な奴ではなく、攻撃ヘリコプターを持った嫌な奴であり続けるように仕向けている責任がある。イスラエルが世界の他の普通の国のように近隣諸国と仲良くする必要がなく、その代わりに、永続的戦争状態の中で存在できる状況を彼らが作り出したのだ。

 イスラエルを軽蔑するのは当然で、良いことだ。イスラエルはジェノサイドをするアパルトヘイト国家で、存在すべきではないし、そもそも創設されるべきではなかった。だが、政治的に成熟するということは、その軽蔑の念を我々全員が暮らす欧米諸国の権力構造全体に向けることだ。

 イスラエルを憎む一方、西側帝国を憎まないというのは筋が通らない。欧米の兵器、軍事支援、情報統制と外交的庇護なしにイスラエルは存在し得ないからだ。ボニーを憎む一方、クライドを憎まないようなものだ。ブッチ・キャシディを憎む一方、サンダンス・キッドを憎まないようなものだ。殺人幇助を禁じる法律があるのは、殺人者を幇助すれば、必然的に殺人の道義的責任を負うことになるのを全員が理解しているからだ。

 イスラエルの暴力に加担する他で、欧米同盟は可愛らしい天使のような存在だったわけではない。あなたがこれを読んでいる今も、アメリカは中南米の社会主義国家を恐怖に陥れている。イスラエルの干渉がなければ欧米は健全で慈悲深い社会になるはずだという右翼の主張は、欧米文明の途切れることのない歴史全体で否定されている。我々は常に、驚くほど専制的で大量虐殺的な民族だった。社会として、我々はいまだにこの状態から脱却できていない。だからこそ、イスラエルは我々の共犯者なのだ。

 イスラエルに反対するのと同時に、殺戮を繰り返す欧米諸国の権力構造全体にも反対すべきだ。前者の虐待行為は、後者の虐待行為と本質的に切り離せない。

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 画像はAdobe Stockより。

 記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2026/04/13/despise-israel-and-the-entire-western-empire/

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