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2026年3月 8日 (日)

この戦争で亡くなるアメリカ人兵士は英雄ではない、他



兵士は高潔な理由で亡くなのではない。金のため、権力のため、そしてイスラエルのために亡くなるのだ。彼らは人生を無駄にし、愚かで不当な理由で亡くなるのだ。そうではないなどと誰にも主張させてはならない。

ケイトリン・ジョンストン
2026年3月7日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。


 イランとの戦争で亡くなるアメリカ兵は英雄ではない。彼らは祖国を守るために亡くなるのではない。アメリカ国民を守るために戦って亡くなるのでもない。彼らは、一般アメリカ国民に何の利益ももたらさない、オリガルヒや帝国主義経営者連中の地政学的戦略を推進するために亡くなるのだ。

 これらの人々を美化しないことが重要なのには理由が二つある。第一に、帝国軍の突撃歩兵の人生を高潔で英雄的なものとして偽って描き、米軍入隊を後押ししてしまうためだ。第二に、彼らが命を落とした戦争を、彼らの祖国に文字通り何の脅威も与えなかった国への侵略戦争ではなく、世界をより良い場所にするための正義の目的として偽って描いてしまうためだ。

 こうしたことは無害な小さな嘘ではない。実在の人間に対する軍による大量虐殺行為を助長する極めて破壊的なプロパガンダだ。

 戦争屋が嘘を広めるのを支援してはいけない。亡くなった兵士への好意を人々に抱かせるために、嘘が真実であるかのように装ってはいけない。亡くなった兵士に対して人々は好意的感情を抱くべきではない。人々は怒り、動揺し、この恐ろしい戦争の時終結を求めるべきだ。

 兵士たちは高潔な理由で亡くなったわけではない。金のため、権力のため、そしてイスラエルのために亡くなったのだ。彼らは人生を無駄にし、愚かで不当な理由で亡くなったのだ。そうではないなどとは誰にも主張させてはならない。



 2月28日、イランとの戦争は「二、三日で」終わる可能性があるとトランプ大統領はアクシオスに語った

 3月1日、戦争は「四週間以内に終わるはずだ」というビデオ・メッセージをトランプ大統領が公開した。

 3月2日、戦争は「四~五週間かかると予測される」とホワイトハウスで述べ、米軍は「それより遙かに長く戦う能力」を持っているとトランプ大統領は付け加えた。

 3月4日、「四週間とも言えるが、六週間かもしれないし、八週間かもしれない」とピート・ヘグゼス戦争省長官は記者団に語った

 3月6日、戦争を9月まで続ける計画を国防総省が立てているとポリティコが報じた

 9月以降に、連中が一体何と言うのか私はいぶかしく思っている。






 イラン戦争に対する左翼の抵抗は、これまでのところ比較的控えめで不十分だ。理由の一つは、政権転覆を支持する多くの意見が親パレスチナ運動に介入し、三年にわたり自らの主張を訴えてきたことにある。

 以前、TikTokやInstagramで親パレスチナ派アカウントをいくつかフォローしていた。彼らがガザについて語る時は素晴らしいが、イランについて語ると途端にリンジー・グラムのように豹変する。少し大げさかも知れないが、彼らは左翼的言葉遣いをするなど、多少の誇張はあるが、実質的に彼らの立場はマルコ・ルビオとさほど変わらない。少数派のネット有名人と大騒ぎする暇はないので、誰かを批判したり具体例を挙げたりはしないが、要するに、彼らは政権転覆を願い、「イランの声」、つまり好戦的なイラン系移民の声を皆で「中心に据える」べきだという考えを広めているのだ。

 これは、親パレスチナ運動全体で、オンライン、オフライン両方で起きており、トランプ大統領の最新の大量虐殺に抵抗することに関する人々の自信を揺るがしている。

 この戦争の道徳性について、イラン系移民の意見に従うべきだという考えは全く正気の沙汰でなく、真剣に受け止めるべきではない。この問題に関し、イラン系戦争屋に脅されて、あまりに多くの左翼が沈黙を強いられてきた。パレスチナ問題に関し、何十年も欧米ユダヤ人に脅されて沈黙を強いられてきたのと全く同じだ。彼らの健全な左翼的感性は、身勝手な策略家連中に利用され、自分たちが疎外されたと認識する集団に好意的に接したいがために、CIAやアメリカ務省と全く同じ外交政策を唱えるまでに至っている。

 これは愚かな行為で、止めなければならない。この戦争の恐ろしさに対する、あなたの直感は正しい。これに反対するなと言う人は、ろくでなしだ。相手の家族の出身地がどこであれ、誰にも怒鳴られたり、黙らされたりしてはいけない。黙れと怒鳴り返そう。あなたは正しく、相手が間違っているのだ。街頭に出て、この戦争への抵抗を始めて頂きたい。




 毎日何百人もの民間人を虐殺している侵略戦争で、アメリカ軍を現地に送り込むのに苦悩する人々の気持ちが理解できない。私にとって、まるで宇宙人のようだ。民間人を爆撃するのは構わないと考え、自分と同国の兵士が多数死ぬような恐ろしい軍事紛争にのみ「恐怖」を感じるような心の持ち主が一体どんな人間なのか私には想像もつかない。



 「テヘラン在住のある人物は戦争を望んでいたが、爆撃で友人が亡くなったことに『打ちのめされた』」と題する記事をCNNが掲載し、次のように報じている。  
金曜日、CNNに語ったテヘラン在住者は、イラン政権を倒す戦争を期待していたが、爆撃で友人が亡くなったことで『打ちのめされた』と語った。
 
「『戦争を待ち望んでいた。切望していた』と彼はCNNに語った。『悲しみと苦しみがあることは分かっていたが、こんなに早く巻き込まれるとは思ってもいなかった』
」  無神経な発言で申し訳ないが、戦争推進派のイラン人たちは「我が国を爆撃してください」という発言が一体何を求めていると考えているのだろう? 彼らはそれが実際どうなると考えているのだろう?

 だからこそ、この戦争を支持する全ての人を軽視する必要があるのだ。イラン系移民でさえ、イラン国内のイラン人でさえ。アメリカとイスラエルに家族の住む場所を爆撃してほしいと願う人は、自分が一体何を求めているのかを本当には理解していないのだ。

 彼らは現実と世界観を結びつけていない。戦争プロパガンダを信じ、幻想を飲み込んでいる。まるで愚かな戦争狂西洋人のように。真実に基づいて現実と向き合っている人なら、こんなことを望むはずがない。

 今、彼らは自ら求めていたものを手に入れた。そしておそらく、アメリカとイスラエルが西アジアに巨大なリビアを作ろうとする中、自国が爆撃され、瓦礫と化し、その後、近い将来、混沌と不安定に陥るのをただ見ているだけだろう。

 彼らの家族がどこの国の出身であろうと、時には、黙って、狂った戦争行為を要求するのをやめるよう彼らに言う必要がある。

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 画像はAdobe Stockより。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2026/03/07/the-us-soldiers-killed-in-this-war-were-not-heroes-and-other-notes/

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 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
リチャード・ハース「イランの弾道ミサイル保有数は大幅に減少、核開発計画縮小。宗教指導者、軍関係者抹殺を成果にする。だがホルムズ海峡失室的に閉鎖。イラン政権は健在、支配力を維持。米国の直接的な軍事費は数十億ドル規模。米国世論調査国民の過半数この戦争に反対」

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