「イスラエルには生存権がある」というのは精神異常者の戯言だ。

イスラエルがユダヤ国家として存在しない地図と、イスラエルを除く中東全域が炎に包まれている地図をシオニストに見せて、どちらの未来を選ぶか尋ねれば、彼らは必ず後者を選ぶ。
ケイトリン・ジョンストン
2026年3月26日
ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。
いかなる状況下でもイスラエルが「ユダヤ国家」として存在しなければならないと認めた時点で、中東に平和は決して訪れないのを認めたことになる。なぜなら、イスラエルは絶え間ない暴力なしに現状のままでは存在し得ないためだ。
ユダヤ国家としてのイスラエルが存在しない地図と、イスラエルを除く中東全域が炎に包まれている地図をシオニストに見せて、どちらの未来を選ぶか尋ねれば、彼らは必ず後者を選ぶ。
それがシオニズムに深く根付いた世界観だ。シオニズム・イデオロギーに関する主流議論では決して口にしてはならない世界観だ。イスラエルはユダヤ人の民族主義国家として存在しなければならない、そのためには、どれだけの人が殺されようと構わない、という前提に内在する狂気じみた殺戮性には、決して言及してはならないのだ。
だが、それが現実だ。
イスラエルが絶え間ない暴力と虐待なしに存在し得ないというのは歴史的事実として明白だ。これは私の意見ではなく、歴史的な事実だ。自国民や近隣諸国の住民を絶えず殺害し、虐待しない近代イスラエル国家は、これまで一度も存在したことがない。
そしてもちろん、こうした批判に対するシオニストの典型的反応は、自分たち以外全員を非難することだ。パレスチナ人、アラブ諸国、イラン人などが、欧米諸国が既存住民の上に新たな民族国家を押し付け、それが成立した途端、住民が大規模強制移住とアパルトヘイトの犠牲者になったことを容認しなかったから悪い、というのだ。
だが、この地域の先住民がなぜこのような取り決めを受け入れるべきだったのか説得力ある説明を私にしてくれた人は誰もいない。1940年代のパレスチナ人の立場に私を立たせて、私や私の民族に起きていることを私が受け入れるべき理由を説明してくれた人もいない。西アジアのイスラム教徒がパレスチナ人との連帯と彼らの苦境に寄り添うべきではなかった理由を、説得力ある説明をしてくれた人もいない。彼らが私に示した唯一の確固たる論拠は「イスラエル人が殺害や虐待をやめるためには、彼らは屈服し従う必要があったのだ」というものだ。
そして、今日に至るまで彼らが主張できる唯一の論拠は、パレスチナ人と近隣住民は、まるで足に突き刺さったガラスの破片のように、彼らの故郷に押し込まれた、この虐殺的アパルトヘイト国家の存在に屈服すべきだというものだ。
だが実際、彼らは屈服しなかった。多くのアラブ人は自己保身のためにそうしたが、そうしなかった者も多かった。彼らは諦めて服従すべきだったと言う人もいるかもしれないが、それは現実を無視しているに過ぎない。それは解決策ではなく、避けられない事態に対する愚痴に過ぎない。
そして、これが今日の我々の現状だ。イスラエルと同盟諸国は中東全域で人々を虐殺し、無数の戦争孤児を生み出し、彼らは当然、暴力的報復を望むよう成長する。イスラエルは、何世代にもわたり、自らが守ろうとしている暴力を生み出し続けている。それは全て歴史的パレスチナに「ユダヤ国家」を樹立するためには、どんな手段も厭わないという決意に基づいているためだ。
そしてシオニスト連中はそれで構わないと思っている。中東全体が炎の海になろうと、その中でイスラエル人が電子音楽に合わせて踊り続けられれば彼らは気にしないのだ。
「イスラエルには生存権がある」というスローガンの本当の意味は、まさにそこにある。つまり、イスラエルと同盟諸国には中東を絶え間ない戦争状態に維持する権利があり、その権利を主張する最も強力な根拠は何千年も前に死んだ人々がでっち上げた話を本に書き記したことだ。
これは容認できない精神病的な現状で、それを支持する者は誰であれ流血の惨事に加担していることを、ある時点で認めなければならない。
民族主義的アパルトヘイト国家、イスラエルは解体されなければならない。この主張に対する人々の様々な宗教的異議は、愚かなおとぎ話を信じる大人連中の幼稚な癇癪として無視されるべきだ。ヨルダン川から地中海まで全く違う現状を確立する必要がある。そうしなければ、中東は絶え間ない暴力と混乱の状態に陥ることになるためだ。
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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2026/03/26/israel-has-a-right-to-exist-is-psychopathic-bullshit/
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