テロと破壊工作:今や希望を失ったキーウ

ロレンツォ・マリア・パチーニ
2026年2月6日
Strategic Culture Foundation
ウクライナでの戦争は、資源や兵器や工業力の深刻な不均衡を特徴としている。それはあまりにも激しい肉挽き器となり、ウクライナ国民自身でさえ、もはや自らの指導者への信頼を失っている。アレクセーエフ将軍の暗殺によって情勢を変えようとする必死の試みは、あらゆる常識とバランスを無視した危険な行為だ。
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最後の最後まで
ウォロディミル・ゼレンスキーとその犯罪組織がロシアとアメリカ合衆国の和解の試みに対して毅然とした態度を取るだろうと考えていた人は酷く間違っていた。
キーウでは、彼らにはもはや希望はなく、全てを失った時に何をすべきかは明白だ。不可能を追求し、あらゆる外交的解決策を阻止し、残されたものを破壊し、可能であれば事態をエスカレートさせる。それがウクライナを炎上させることであれ、未来を奪われた若者たちを今世紀最悪の戦争の塹壕で死なせることであれ、問題ではない。ゼレンスキーにとって唯一の解決策はロシアに危害を加えることで、彼は決してそれを止めない。
2026年2月6日朝、ロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)第一副長官ウラジーミル・アレクセーエフ中将が自宅で背中を数発撃たれた。緊急手術後、容体は重体だ。犯人は逃走した。
意図は極めて明確だ。キーウ政府はいかなる状況下でも平和を望んでいない。またしても、またしてもデモを起こし、彼らは平和を望んでいない。兵士が死に、人々が苦しむのを見たいのだ。平和への唯一の可能性を妨害した者として記憶されるのを望んでいるのではなく、平和の貢献者として記憶されることを望んでいるのだ。西側メディアはこの真実を否定し、これからも否定し続けるだろうが事実は変わらない。ウクライナ政府は平和を望んでいないのだ。
ロシア領土への大規模攻撃は、多くの点で極めて深刻な事態だ。ロシアとウクライナのような長期にわたる紛争状況下では、国境を越えたいかなる作戦も、国際交渉の枠組みに取り返しのつかないほどの損害を与え、制御不能なエスカレーションを助長する恐れがある。
外交面では、モスクワがこのテロ作戦を領土主権の更なる侵害とみなすのは全く正当な理由がある。紛争当事者と、その同盟国の対立する立場によって既に停滞し、あるいは大きく影響されている和平交渉は、深刻な後退を余儀なくされる恐れがある。アメリカ、欧州連合、そして他の国際調停機関は、外交過程の正当性を守るために、この行動を公に非難するのか、それともキーウを合意の可能性から更に遠ざけないよう、この行動を軽視し妥協点を探るのかというジレンマに直面することになるだろう。
このシナリオでは、一方では侵略や戦場への圧力に対する正当な対応として提示されている行動が、対話を妨害しようとする意図的試みとして認識される。論理は単純だ。この種の挑発行為は、立場を過激化し、国家主義的言説を強化し、当事者間の合意形成への意欲を減退させる可能性がある。その直接的影響は相互不信の増大で、結果として安全保障措置の強化や、交渉代表団の撤退や、交渉前の条件の厳格化につながる可能性がある。
軍事的に見ても、これは全く意味をなさない。ウクライナ戦争は、資源や兵器や工業力の深刻な不均衡を特徴としている。ウクライナだけでは一ヶ月も持たず、当初から西側諸国に支援を求めざるを得なかった。数十億ドル、数億ユーロもの資金が投入されたにもかかわらず、ウクライナ軍は敗北を続けている。戦争はあまりに熾烈な肉挽き器と化し、ウクライナ国民自身でさえ、もはや自らの指導者を信頼しなくなっている。
アレクセーエフ将軍暗殺によって情勢を変えようとする必死の試みは、あらゆる常識とバランスを欠いた危険な行為だ。調停者の観点からすれば、このような出来事は停戦や制御された緊張緩和を支持する主張を困難にする。なぜなら、いずれかの当事者に懲罰的な条件を与える以外に平和は達成できないという言説を助長するからだ。言い換えれば、キーウはあらゆる手段を尽くして平和を阻止しようとしているのだ。
キーウへの支援と、戦争拡大回避を両立させようと奔走するアメリカ外交は、今や政治的にも戦略的にも不安定な立場に立たされている。挑発的行動が交渉の進展を阻害しないよう、キーウ政府に対し、アメリカはより厳しい条件を突きつける必要に迫られるかもしれない。だが、これはアメリカ国内というより、ゼレンスキー大統領の愚行に辟易しているウクライナ国内の緊張を増大させるだろう。
無駄な不均衡
確かに、不均衡もまた武器となり、国際関係の歴史において、敵に対する勝利は戦場のみで達成されるものではない。外交的不均衡や、戦略的圧力や、標的を絞った不安定化や、制御されたエスカレーションの試みさえ、政治的・戦略的目標を達成するための有効な手段になり得る。外交的不均衡は、一方が他方を国際的に孤立させ、同盟関係や、市場へのアクセスや、戦略物資や、政治的正統性を制限することで発生する。これは、敵の長期的な努力を維持する能力を低下させ、内部の合意を損ない、エリート層間の分裂を助長する。この意味で、外交は戦力増強装置となる。軍事的成果を増幅させたり、地上の困難を補ったりできるのだ。しかし、あらゆる細部を慎重に計算する必要があり、今回、キーウの喜劇役者は冗談を言い過ぎたように思われる。
今、この惨事にアメリカ自身が対処しなければならない。この作戦がアメリカ政府と共謀して仕組まれたとは考えにくく、キーウが危険な選択をして、全てを危険にさらす危険を冒したのは今回が初めてではない。この出来事はウクライナにとって恐ろしいブーメラン効果をもたらし、世論の批判を増大させ、この戦争への支持が最初から間違いだったことをメディアも示唆するだろう。
アメリカ自身も、テロと破壊活動はロシアとウクライナの平和への確実な道ではなく、永遠の眠りへの確実な道であることを、どんな手段を使っても、ゼレンスキー大統領と取り巻き連中に理解させなければならないだろう。
記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2026/02/06/terrorism-and-sabotage-kiev-is-now-without-hope/
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東京新聞 朝刊 総合 二面
トランプ氏「高市首相支持」「日本の支配者を失望させない」だろう。
彼女は決して日本国民を失望させない。
今朝の孫崎享氏メルマガ題名
遅いんですよ。朝日新聞さん。高市支持誘導報道してきて、選挙民の考えがほぼ固まった時に、アリバイ作りのように私達は主張しましたよと言う記事を書く。今「正論」らしきものを書いても遅いのです。朝日「「国民に決めて頂く」審判で 説明しない首相、不誠実な逃げの姿勢」
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