« イラン攻撃準備を進めるアメリカ | トップページ | 変化し続ける対イラン戦争の正当化理由 »

2026年1月31日 (土)

トランプは勝利を望んでいるが、イランはたやすい標的ではない

2026年1月28日
Moon of Alabama

 狂人氏、またしても、いつもの脅し文句を言ったばかりだ。  
ドナルド・J・トランプ @realDonaldTrump – 2026年1月28日 12:12 UTC

 巨大な無敵艦隊がイランに向かっている。それは、強大な力と、熱意と、目的を持って、迅速に動いている。ベネズエラに派遣された艦隊より規模が大きく、偉大な空母エイブラハム・リンカーンが先頭だ。ベネズエラの場合と同様、必要とあらば迅速かつ暴力的に任務を遂行する準備と意志と能力を備えている。イランが速やかに「交渉の席に着き」、核兵器を開発しないという公正かつ公平な合意を交渉し、全ての当事者にとって有益なものとなるよう願っている。時間は刻々と過ぎている。これは本当に重要だ! 以前イランに言ったように、合意を成立させよう! 彼らは合意を成立させず、「ミッドナイト・ハンマー作戦」によりイランは壊滅的打撃を受けた。次の攻撃は遙かに酷いものになる! 二度とこのようなことが起きてはならない。
ドナルド・J・トランプ大統領
 イランが核兵器を保有しようとしていないのは周知の事実だ。そう述べてる宗教的布告さえある。イランはアメリカと核合意を結び、核兵器製造手段を持たないようにしていたのだ。この合意を破棄したのは、一期目のトランプ政権の時だった。

 従って、核問題が本当の問題でないのは明らかだ。問題は、イランの全般的な反植民地主義の姿勢、特にパレスチナにおけるシオニスト占領に対する揺るぎない抵抗にある。

 長年イランが維持してきたイデオロギー的姿勢を武力で変えようとする、あらゆる試みは失敗する可能性が高い。

 過去数ヶ月、米軍は中東における戦力を増強してきた。空母艦隊が配置に就きアーカイブ)、米英の戦闘機飛行隊がヨルダンとカタールに展開し、THAADとパトリオット防空システムが防空体制強化のため配備されている。イスラエル防空体制を支援するため米軍駆逐艦が地中海に展開している。イラン攻撃は、主にイラン領空外から発射される巡航ミサイルによるものになるだろう。また、アメリカから飛来する長距離爆撃機も投入される可能性がある。

 アメリカ軍事演習が進行中だ

 だが、イランも準備を整えている。ミサイル戦力を増強し、中東における米軍拠点とイスラエルに対し、いかなる攻撃への報復としてもミサイルを使用するとイランは誓っている。また、ホルムズ海峡閉鎖も約束している。世界の原油供給の大部分はホルムズ海峡を通過する。例えば中国行きタンカーの通航は許可する選択的な閉鎖も考えられる。だが、たとえ部分的な長期閉鎖でも、世界中の石油とガスの価格が急騰するはずだ。中間選挙で共和党が勝利する可能性も低下するはずだ。

 イランに対するいかなる冒険にも参加するのを中東におけるアラブの主要なアメリカ同盟諸国は拒否している。自国領土から、あるいは自国領土を通過するアメリカによる対イラン作戦は認めないとサウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタールは明言している。

 前回のアメリカによるイラン攻撃は、交渉がまだ続いている最中に突然行われたものだった。暗殺作戦と、イランの防空施設を破壊した現地部隊が現地展開された。

 このような奇襲作戦が再び実現する可能性は低い。

 イスラエルからの攻撃に、イランはドローンとミサイルを発射して報復した。最初の数回の斉射では被害は少なかったが、12日間戦争の終盤には、イランのミサイルがイスラエル国内の重要目標を着実に攻撃した。アメリカとイスラエルは防空能力が低下し、紛争を終結する必要があった。

 次回の攻撃に対して、イランは迅速で、的確で、効果的な対応を取るだろう。最初の数日間は、大規模被害を避けるのにアメリカ防空システムが役立つだろう。しかし、1~2週間後には、弾薬供給に対する懸念から、ミサイル迎撃の回数が減少する可能性が高い。脆弱なイスラエルの標的、例えば港湾施設や化学産業などは既知で容易に攻撃可能だ。イランの射程圏内にいる米艦船も同様に危険にさらされる。

 今後おきる紛争は、前回の12日間戦闘ほど短期間で終わる可能性は低い。容易に消耗戦にエスカレートしかねない。イランと異なり、イスラエルは核兵器を保有しており、それを使用するかもしれない。だがイランの国土の広さと人口の多さを考えれば、深刻な被害を受けながらも、最終的には勝者で終わる可能性が高い。

 トランプが望んでいるのは象徴的勝利だ。いつものように彼は壮大な恫喝で始め、僅かな譲歩を得て、やめることを狙っている。何であれトランプの要求にイランが応じるとは思えない。

 つまり、勝てないことで怖じ気づくか、エスカレートして全てと大統領職を賭けるかの選択肢が彼には残されている。

 彼が賢明な選択をするよう願う。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2026/01/trump-wants-to-win-but-iran-is-no-easy-target.html

----------

 宗主国トップも属国トップも呼吸をするような虚言癖は一緒。         Arc Times
高市首相、「緊縮財政を転換」のウソを全検証/自民と中道、序盤の情勢は?/高市首相、「消費減税を封印」のブレブレ(金子勝❎尾形聡彦)【1/30(金) 19:40~ ライブ】 1:33:33
 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
スターマー英首相北京訪問、英首相は訪問前、英国は米中のどちらかを選ぶ必要はなく、トランプ大統領を怒らせたり、米国との関係悪化なく、北京との経済関係を強化できると述べた。トランプは英国が中国とビジネスを行うことは「非常に危険」と警告」。Tは習と友達とも発言。

« イラン攻撃準備を進めるアメリカ | トップページ | 変化し続ける対イラン戦争の正当化理由 »

イラン」カテゴリの記事

アメリカ軍・軍事産業」カテゴリの記事

トランプ大統領」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« イラン攻撃準備を進めるアメリカ | トップページ | 変化し続ける対イラン戦争の正当化理由 »

お勧め

  • IWJ
    岩上安身責任編集 – IWJ Independent Web Journal

カテゴリー

ブックマーク

最近のトラックバック

無料ブログはココログ