« 一体なぜトランプは自らの破滅を引き起こしているのか? | トップページ | シオニズムという魔法のシステム »

2026年1月28日 (水)

健康な人は世界を支配したり億万長者になりたいなどとは思わない



マイケル・パレンティは、人類文明の悪循環とその最善の対処法について力強い思想と洞察を発展させ、輝かしい生涯を送った後、亡くなった。彼は裕福なまま亡くなったわけではない。

ケイトリン・ジョンストン
2026年1月26日

 ティム・フォーリーによる英文記事朗読を聞く。

 精神的に健康な人は誰も世界を支配したいなどと思わない。

 良心が機能し、脳内で共感中枢が機能している人は億万長者になることに興味はない。

 人類中最も機能不全な連中に我々は支配されている。最も傷つき、神経質で、反社会的な連中だ。最も知恵も、思いやりも、洞察力も欠けている連中だ。

 酷く病んだ社会の頂点に登り詰め、ディストピアの支配者になる連中の原動力は一体何だろう?

 多くの人があまりに少ないものしか持っていないこの世界で、法外な額の富を蓄積しようとする連中を駆り立てるものは一体何だろう?

 世界で最も恵まれない人々から財産を奪い、抑圧する狙いで築かれた権力構造で、ある人物が政治指導者の地位に就く動機とは一体何だろう?

 健全なものでないのは確実だ。その衝動は、決して善には由来しない。

 我々の中で最悪の連中は、このディストピアの最も醜悪な潮流に乗じて生き延びようと躍起になっている。一方、我々の中で最良の人々は、このディストピアを解体し、優しく公平なものに置き換えようと躍起になっている。その結果、我々の中の最悪の連中者が頂点に上り詰め、最良の人々がどん底に叩き落とされている。

 現在の体制では、百万長者から億万長者、更に兆長者への軌道に乗るための最も簡単な方法は、労働者を搾取し、競争相手を打倒し、利用可能なグローバルサウスの資源を略奪し、産業の経費を社会と生態系に転嫁し、ロビー活動や選挙資金提供を通じて政府に賄賂を渡して企業利益を促進し、世界で最も残忍な軍隊や諜報機関と契約し、国民を心理的に操作し、必要でない製品やサービスを消費させることだ。

 この試みで最も成功するのは一体誰だろう? この世に生きる最悪の連中だ。心と精神があまりに未熟で機能不全に陥り、他人を自分の利益のための道具としか見ない連中だ。ジュースボックスやコンドームのように、使い果たして、捨て去る。

 彼らは世界で最も多くの人々の命に関わっている連中だ。彼らの決断は、私たちの多くに影響を及ぼすのだ。


 マイケル・パレンティは、人類文明の悪循環とその最善の対処法について、力強い思想と洞察を推し進めた輝かしい生涯を終えて亡くなった。彼は裕福で亡くなったわけではない。主要紙は彼の逝去を報じなかった。彼がかつて生きていたことを知る人は、ごくわずかだ。

 だが、イーロン・マスクが一体何者か全員が知っている。ジェフ・ベゾスが何者か、ビル・ゲイツが一体何者かも全員が知っている。

 我々の中で最も優れた人々は、比較的無名のまま生き、そして死ぬまで、支配層の軽蔑と嘲笑に晒され続ける。一方、最悪の連中は、金権政治の半神になる。

 戦いは厳しい。ディストピアの流れに逆らって人生を過ごしても、努力に見合うだけの報いは得られない。言論の場から排除され、検閲され、中傷される。権力のない人々のために立ち上がったという理由で、政府機関に銃撃されるかもしれない。しかも、億万長者になることは絶対にない。

 だが、それは絶対に価値があることで、あなたはそうすべきなのだ。不正と欺瞞で成り立つ文明の中で、真実と正義のために戦うことこそ唯一生きる道だ。この人生における努力に満足感を得られる唯一の方法だ。死の床に就いた時に、振り返り、この世で過ごした時間を正しく、称賛に値する方法で過ごしたと確信できる唯一の方法だ。

 健全な世界のために戦うには多大な負担がかかる。だが戦わないことのほうが遙かに大きな負担がかかる。

_______________

 私の記事は完全に読者の皆様のご協力で成り立っている。もしこの記事を気に入っていただけたら、寄付箱に少しお金を投じられる方法がいくつか、ここにあるメーリングリストや、ソーシャルメディアや、書籍や、グッズや、各記事のオーディオ/ビデオ版へのリンクはこちらをクリックしてください。私の記事は全て、海賊版制作や再出版や翻訳やグッズへの使用など、あらゆる方法で自由にご利用いただける。全ての記事は夫のティム・フォーリーとの共著。

 ビットコイン寄付: 1Ac7PCQXoQoLA9Sh8fhAgiU3PHA2EX5Zm2

 画像はGage Skidmoreによる(CC BY-SA 4.0)

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2026/01/26/no-healthy-person-wants-to-rule-the-world-or-become-a-billionaire/

----------

 東京新聞 朝刊 特報面  
 浜岡データ不正、柏崎刈羽停止・・・トラブル続出

 リスク負うのは立地住民

 衆院選 国を左右する争点なのに・・・

 原発エネ 議論足りない

 「事故の悲惨さ忘れたのか」

 廃炉、核のごみ・・・課題山積

 先送りは将来世代にツケ

 東京新聞 朝刊 特報面 「本音のコラム」 斎藤美奈子氏  
よりマシな選択

« 一体なぜトランプは自らの破滅を引き起こしているのか? | トップページ | シオニズムという魔法のシステム »

Caitlin Johnstone」カテゴリの記事

イーロン・マスク」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 一体なぜトランプは自らの破滅を引き起こしているのか? | トップページ | シオニズムという魔法のシステム »

お勧め

  • IWJ
    岩上安身責任編集 – IWJ Independent Web Journal

カテゴリー

ブックマーク

最近のトラックバック

無料ブログはココログ