冬がキーウを襲う
2026年1月9日
Moon of Alabama
昨夜、ウクライナは、とうとうロシアによるインフラ攻撃の結果に直面した。
いや、昨晩のオレシュニクによるウクライナ西部の大規模ガス貯蔵施設への攻撃のことではない。あの攻撃による地震衝撃は、洞窟にガスを貯蔵する地下構造を損傷した可能性が高い。ガスは今や漏れ出し、燃えているのが目撃されている。残る冬に備えてウクライナが備蓄していたものだった。今回の攻撃は、12月下旬にロシアのノヴゴロド近郊にある戦略司令部とプーチン大統領邸宅を無人機攻撃したことへの報復だった。そして、主にヨーロッパへの警告でもあった。
だが本当の痛手は、キーウへの中規模ドローンとミサイルによる攻撃によってもたらされた。少なくとも三つの熱電併給施設が破壊された。これらの施設は、キーウの大部分を占めるソ連時代の高層住宅群に水と暖房と電力を供給していた。ロシア国防省が報告書で強調している通り、これらの攻撃は、ロシアのインフラ施設攻撃への報復だ。ロシアはかつてインフラ攻撃停戦を提案したが、ウクライナはそれを守らなかった。
現在、キーウの高層住宅のほぼ半数が水道、暖房、電気の供給を失っている。夜間気温は氷点下20度まで下がっている。市の職員が、住宅内のシステムから全ての水を抜く作業(ロシア語)を開始した。さもないと、配管や水管が凍結して破損してしまうからだ。だが、これは気温が再びプラスに戻るまで、これら高層住宅の水道と暖房の供給が再開されないことを意味する。
そのために、住宅は居住不可能な状態になり、数十万人、いや数百万人が他の場所で生活せざるを得なくなるだろう。
キーウ市長ウラジミール・クリチコが首都から退去するよう住民に呼びかけた。
戦時中、戦闘に直接関与しないウクライナ国民は起きていることにほとんど関心を示さなかったようだ。キーウではナイトライフが盛んで、あらゆる物資が手に入り、短時間の停電さえ、それほど気にしていなかった。
しかし、今や状況は変わった。電気はほとんど止まっている。発電機での運用は採算が取れないため、商店は閉店している。地域の公共交通機関はほぼ運休だ。長距離輸送は途絶え、アパートは住めない状態だ。戦争の影響は、もはや一身上の問題になっている。
これによって、戦争を長引かせたい連中の気分さえも変わるだろう。平和と引き換えに領土の喪失を受け入れる人々の数が増えるだろう。
しばらくすれば、これに関する方針変更が行われるだろう。
記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2026/01/winter-strikes-kiev.html
----------
翻訳後に、掲載するのを忘れていた記事。
Moon of Alabama
昨夜、ウクライナは、とうとうロシアによるインフラ攻撃の結果に直面した。
いや、昨晩のオレシュニクによるウクライナ西部の大規模ガス貯蔵施設への攻撃のことではない。あの攻撃による地震衝撃は、洞窟にガスを貯蔵する地下構造を損傷した可能性が高い。ガスは今や漏れ出し、燃えているのが目撃されている。残る冬に備えてウクライナが備蓄していたものだった。今回の攻撃は、12月下旬にロシアのノヴゴロド近郊にある戦略司令部とプーチン大統領邸宅を無人機攻撃したことへの報復だった。そして、主にヨーロッパへの警告でもあった。
だが本当の痛手は、キーウへの中規模ドローンとミサイルによる攻撃によってもたらされた。少なくとも三つの熱電併給施設が破壊された。これらの施設は、キーウの大部分を占めるソ連時代の高層住宅群に水と暖房と電力を供給していた。ロシア国防省が報告書で強調している通り、これらの攻撃は、ロシアのインフラ施設攻撃への報復だ。ロシアはかつてインフラ攻撃停戦を提案したが、ウクライナはそれを守らなかった。
現在、キーウの高層住宅のほぼ半数が水道、暖房、電気の供給を失っている。夜間気温は氷点下20度まで下がっている。市の職員が、住宅内のシステムから全ての水を抜く作業(ロシア語)を開始した。さもないと、配管や水管が凍結して破損してしまうからだ。だが、これは気温が再びプラスに戻るまで、これら高層住宅の水道と暖房の供給が再開されないことを意味する。
そのために、住宅は居住不可能な状態になり、数十万人、いや数百万人が他の場所で生活せざるを得なくなるだろう。
キーウ市長ウラジミール・クリチコが首都から退去するよう住民に呼びかけた。
ロシアによる大規模攻撃で首都キーウの重要インフラが被害を受けたため、現在キーウの集合住宅の半分、約6,000棟が暖房がない状態となっている。ウクライナ主要工業都市の一つ、ドニプロでも昨日から同様状況が発生している。
「市職員は、特に病院や産科病院といった施設を移動式ボイラー室に接続した。また、エネルギー労働者と協力して、キーウ市民家庭への電気と暖房の供給を再開すべく取り組んでいる」とクリチコは述べた。
更に、1月8日から9日にかけてのキーウへの集中攻撃が首都の重要インフラ施設にとって最大の痛手になったと付け加えた。
「市のサービスは緊急事態下で運営されている。残念ながら、今後数日間は天候が悪化すると予想されている。」
また、一時的に市外へ出て、代替の電力・熱源がある場所へ行く機会がある首都住民にも、そうするよう呼びかける」とクリチコは結論した。
戦時中、戦闘に直接関与しないウクライナ国民は起きていることにほとんど関心を示さなかったようだ。キーウではナイトライフが盛んで、あらゆる物資が手に入り、短時間の停電さえ、それほど気にしていなかった。
しかし、今や状況は変わった。電気はほとんど止まっている。発電機での運用は採算が取れないため、商店は閉店している。地域の公共交通機関はほぼ運休だ。長距離輸送は途絶え、アパートは住めない状態だ。戦争の影響は、もはや一身上の問題になっている。
これによって、戦争を長引かせたい連中の気分さえも変わるだろう。平和と引き換えに領土の喪失を受け入れる人々の数が増えるだろう。
しばらくすれば、これに関する方針変更が行われるだろう。
記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2026/01/winter-strikes-kiev.html
----------
翻訳後に、掲載するのを忘れていた記事。
« グリーンランド問題におけるトランプ大統領に対する予想外の欧州の反応:大西洋横断同盟最後の亀裂? | トップページ | ウクライナでは雰囲気が変わりつつある。もはや応援歌は歓迎されない »
「ロシア」カテゴリの記事
- テロと破壊工作:今や希望を失ったキーウ(2026.02.07)
- エプスタインのハニートラップ作戦にプーチンは関与していたのか? とんでもない。MI6のエセ・ニュースに過ぎない。(2026.02.06)
- ロシアでのドローン攻撃、イランでのハイブリッド戦争、ベネズエラでの大統領誘拐とアメリカ大戦略(2026.01.23)
- ウクライナでは雰囲気が変わりつつある。もはや応援歌は歓迎されない(2026.01.21)
「Moon of Alabama」カテゴリの記事
- アラブによる分析を歪曲してイラン攻撃を主張するシオニスト(2026.02.04)
- グリーンランドを奪い…更に奪うトランプ(2026.02.01)
- 一体なぜトランプは自らの破滅を引き起こしているのか?(2026.01.28)
- ウクライナでは雰囲気が変わりつつある。もはや応援歌は歓迎されない(2026.01.21)
- 冬がキーウを襲う(2026.01.21)
「ウクライナ」カテゴリの記事
- ウクライナ和平交渉を露骨に妨害するNATOの「ルッテ工作員」(2026.02.08)
- テロと破壊工作:今や希望を失ったキーウ(2026.02.07)
- トランプの平和委員会:パレスチナ人を無視して物議を醸す動き(2026.02.02)
- ロシアでのドローン攻撃、イランでのハイブリッド戦争、ベネズエラでの大統領誘拐とアメリカ大戦略(2026.01.23)
« グリーンランド問題におけるトランプ大統領に対する予想外の欧州の反応:大西洋横断同盟最後の亀裂? | トップページ | ウクライナでは雰囲気が変わりつつある。もはや応援歌は歓迎されない »



コメント