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2025年12月 8日 (月)

ドナルド・トランプは精神的に職務遂行に適しているのか?



ジョージ・サミュエルソン
2025年12月5日
Strategic Culture Foundation

 第47代大統領はホワイトハウスに選出された最年長者なので、今こそ益々不安定化する彼の行動に疑問を呈する良い機会かもしれない。

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 第47代大統領は選出された中で最年長者なので、今こそ彼の益々不安定な行動に疑問を呈する好機かもしれない。

 アメリカ大統領を直線的思考や話し方をする人物だと非難する人はいるまい。トランプの話し方は話題から話題へと大きく揺れ動き、その過程で時折聞き手にめまいを感じさせる。まるでジェットコースターに乗っているような気分だ。だが、ここ数ヶ月、人々はトランプの調子の変化に気づき始めている。しかも、それは必ずしも良い方向ではない。79歳の大統領は、これまで以上に混乱し、闘争的で、大げさな態度を見せるようになり、思考回路が軌道から外れている。そのために彼の精神状態に疑問を抱く人が増えている。

 過去数ヶ月、トランプ大統領のソーシャルメディア投稿は事実と全くかけ離れた内容が多数(12月2日には5時間で160件)に上り、政権関係者は驚愕する国民への説明に追われている。例えば11月には、ナイジェリアに対しトランプ大統領が強烈な攻撃を仕掛け、アメリカは、このアフリカの国との戦争準備を進めているのではないかと多くの人が疑問を抱いた。

 「キリスト教徒殺害をナイジェリア政府が容認し続けるなら、アメリカはナイジェリアへのあらゆる援助を直ちに停止し、今や不祥事を起こしたこの国に「銃をぶっ放して」侵攻し、これら残虐な行為をしているイスラム・テロリストを徹底的に殲滅する。私はここで、とり得る行動への準備を戦争省に指示する。攻撃すれば、テロリスト凶悪犯が我々の大切なキリスト教徒を攻撃するのと同じように、迅速かつ残忍で素敵な攻撃になる! 警告する! ナイジェリア政府は迅速に行動すべきだ!」とトランプは11月1日、自身のTruth Socialアカウントに投稿した。

 かつてテディ・ルーズベルトが言った「棍棒を持って穏やかに話せ」という言葉は、もはや通用しない。トランプがキリスト教徒の扱いに懸念するのはもっともだが、抑制された、ニュアンスに富んだ大統領らしいメッセージこそ最善の方法だったかもしれない。少なくとも、そうすれば、アメリカ大統領は自分の感覚と感情を完全に制御している印象を与えられたはずだ。これは彼の一言一句に何億人もの人々が耳を傾けていることをトランプが忘れているように見える、ほんの一例に過ぎない。一方、このアフリカの国での戦争を阻止した唯一のものは、麻薬密売を巡ってトランプの怒りの標的になっている隣国ベネズエラとの緊張の高まりだったのかもしれない。

 11月29日この南米の国への全面侵攻の噂が広がる中、「全ての航空会社、パイロット、麻薬売人、人身売買業者の皆様、ベネズエラ上空と周囲空域の全面的閉鎖を検討しなさい」とトランプ大統領がソーシャルメディアに投稿した。

 だが、どうやら他国空域を閉鎖する権限がないとトランプ大統領に言った者は誰もいなかったようだ。この警告は、トランプ大統領がベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領に、自発的に権力を放棄しない場合、軍事力行使も検討すると通告した後、発せられた。今のところトランプ大統領のはったりを見破りマドゥロ大統領は閣僚と共に職務にとどまっている。

 さらに、10月にはアメリカの核兵器実験再開についてトランプ大統領がわめき散らす発言があった。10月29日、中国の習近平国家主席との会談中に彼はこう書いている。「アメリカは、どの国よりも多く核兵器を保有している。これは私の在任期間一期目に既存兵器の完全な更新と改修を含め実現された。破壊力があまりに大きいため、私はそれをやりたくなかったが他に選択肢がなかった! ロシアは二位、中国は大きく離れて三位だが、五年以内にそうなるだろう。他国の実験計画のため、我が国の核兵器を同等に実験するよう私は戦争省に指示した。作業は直ちに開始される。ドナルド・J・トランプ大統領」

 どこから話せば良いのだろう。まず第一に、最大の核兵器備蓄を保有しているのはロシアで、アメリカではない。そして彼は、現在核兵器の実験を行っている他の国々について話しているが、もちろんこれは真実ではない。核兵器の爆発実験を行っている国はない。ロシアはソ連末期の35年間、そのような実験をしていない。最後に、核兵器実験を監督しているのは戦争省ではなくエネルギー省だ。

 トランプ発表が、本当は何を意味しているのか理解するのは難しい。またもや読者は、核兵器のボタンを持つ男の精神状態に不安しか抱かなくなる。

 これら全てが、ドナルド・トランプが何らかの認知機能低下を患っており、それが日を追うごとに顕著になりつつある可能性を示唆している。だが、このような場合、問題となるのは、当人に自らの症状を認めさせ、引退させることだ。トランプはあまりに虚栄心が強く、うぬぼれが強い利己主義者なため、そのようなことを認めない。一方、彼に忠実な政権は、ジョー・バイデン政権下と同様、現状維持に甘んじている。こうした状況は、アメリカ合衆国とその近未来にとって決して良い兆候とは言えない。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2025/12/05/is-donald-trump-mentally-fit-to-serve/

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