ビル・クリントンが再度俎上に載せられているが今回彼をそこに追いやったのはトランプだ

マーティン・ジェイ
2025年12月24日
Strategic Culture Foundation
エプスタイン・ファイルを「クリントン・ファイル」と改名したことだけでトランプ大統領は憶されることになるのか?
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いわゆるエプスタイン・ファイルから最初の主要写真群が12月中旬に公開された際「民主党がトランプに注目し続けようとする努力と、現職大統領がこの問題から完全に距離を置きたい願望の両方を複雑にする好ましくない関係やつながりの網を写真群は示している」とAP通信が報じた。
ビル・クリントンが目立つように写真に写っていることは、少なくとも民主党が政権を握っていた時には、この悪臭を放つエプスタイン事件の蓋を開けようとしなかった理由を多少明らかにしている。そうすることは自ら災いを招くもので、ジョー・バイデンは明らかにクリントン夫妻をこの事件に巻き込みたくなかったのだ。
ビルは性欲を抑制できないと知られていることを考えれば、このみだらな事件に巻き込まれたのに驚く必要はないと言う人もいるかもしれない。彼が暴行したとされる女性のリストは膨大で、ヒラリーが彼を守るためどれだけのことをしてきたのかも同様だ。
ビル・クリントンがエプスタインと過ごしている最中に幼い少女たちと至近距離で接している最新の一連の写真から、二つのことが明らかになる。第一に、トランプ政権は、もしスキャンダルが勃発するのなら、まず政治的打撃を与えようと決断し、最も手っ取り早い手段としてビルを選んだのだ。第二に、クリントン夫妻が司法制度を迂回して、腐敗したアメリカ政治体制全体を嘲笑する可能性が高い。既に彼らは、議会委員会出席と証言要請を無視して、この動きを始めている。
いずれにせよ手加減は不要だ。これは今や共和党と民主党の全面戦争で、FBIなどの機関との深いコネを駆使して、トランプの写真を入手するため民主党はあらゆる手を尽くすだろう。もちろん、写真は公式発表からは削除されている。
だがクリントンはトランプよりもエプスタインに近かったように思えると言っても過言ではない。
記録によると、クリントン大統領在任中、エプスタインはホワイトハウスを複数回訪問していた。クリントン退任後、エプスタインは元大統領の慈善活動の一部を支援した。クリントンはエプスタインの私用ジェット(通称「ロリータ・エクスプレス」)に複数回搭乗しており、2002年には、不祥事を起こした俳優ケビン・スペイシーと喜劇役者のクリス・タッカーと共にアフリカに人道支援旅行をした。
クリントンの個人的弱点は常に公式の場で道徳観と衝突してきたと民主党寄りジャーナリストでさえ指摘している。エプスタインとの関係は、そのことを如実に物語っている。これは、大統領執務室でインターンからオーラルセックスを受けた話にとどまらない。話は数十年前に遡る。
1992年の大統領選では、ジェニファー・フラワーズとの不倫疑惑が浮上したが、当時彼はこれを否定した。1998年には、モニカ・ルインスキーとの性的関係を否定した後、虚偽の宣誓供述と司法妨害の罪で弾劾され、大統領としての立場は更に大きな打撃を受けた。最終的に、彼は彼女との「不適切な」不倫関係を認めた。
現在、民主党のファイル公開圧力(本物かどうかは別として)は裏目に出ているようだ。大量の写真から、クリントンとエプスタインが一緒に写っている写真が多数発見されたのだ。実際、二人が旧友のように仲良くしている写真は、司法省が「未成年者や被害者を保護する」ための措置としている少女の顔にモザイク加工が施された写真より遙かに問題と言えよう。この写真だけでも、標的を捉えた的確なショットと言えるだろう。今や写真に写っているのはクリントンで、CNNなど伝統的に民主党寄りメディアの怒りを買っている。最近、これらファイルを「クリントン・ファイル」と改名すべきだとCNNの保守系評論家スコット・ジェニングスが示唆した。
もちろん、エプスタインの隣で写真に撮られること自体は犯罪ではなく、場合によっては無害な関係を示すものになる可能性もある。最初のファイルには多くの有名人の顔写真が掲載されており、クリントンやアンドリュー王子に加え、ミュージシャンのミック・ジャガーやマイケル・ジャクソンの写真も含まれている。
注目すべきは、最近、ある王室伝記作家がポッドキャストで「1日に3回セックスが必要だった」と発言したアンドリュー王子と同じ性的衝動をビル・クリントンが抱えているのを知られていることだ。アンドリュー王子は若い女性に関して実に堕落した人物だとエプスタインが述べたと報じられている。クリントンもアンドリュー王子と同様、消し去れない過去を抱えている。そして、彼が若い女性と写っている写真は、もはや元の瓶には戻せない魔神だ。それは悪臭を放っている。
当然、この策略は、上下両院でトランプが敗北する可能性が高いと見られている中間選挙を前にした絶妙なタイミングの誹謗中傷だと非難するのを民主党はやめるまい。経済と外交政策における場当たり的政策の失敗は、二重の悪影響を及ぼしており、投票でトランプに大きな打撃を与え、任期後半を無力化する可能性がある。エプスタイン事件が経験的に民主党と関連しているという茶番劇を彼がどれだけ長く続けられるか不明だが、アメリカ労働者を助け、かつての世界覇権を回復しようと奮闘するポピュリスト指導者としての精彩を欠いた彼の演技から責任転嫁する手段として、中東でのイランとの戦争が益々利用される可能性が高くなりつつあるように見えることが懸念される。
記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2025/12/24/bill-clinton-frame-again-but-this-time-its-trump-who-put-him-there/
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植草一秀の『知られざる真実』
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