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2025年12月20日 (土)

ベネズエラとの戦争に一歩近づくトランプ大統領、他



サックラー一家が全国的なオピオイド危機を引き起こし、それが最終的にフェンタニル危機につながったのに、アメリカは彼らを投獄する代わりに「ちょっと待て、これを口実にフェンタニルを生産していない国と戦争を始められる」と考えたのは、いかにもアメリカらしい。

ケイトリン・ジョンストン
2025年12月18日



 火曜日、トランプ大統領は、Truth Socialで「ベネズエラに出入する全ての制裁対象石油タンカーの全面封鎖」を発表し「ベネズエラは南米史上最大の艦隊に完全包囲されている。この包囲は更に拡大し、彼らに、かつて見たこともないような衝撃が降りかかる。彼らがかつて我々から奪った石油、土地、その他の資産全てをアメリカ合衆国に返還するまで」と述べた。

 水曜日、ベネズエラは「それほど遠くない昔から我が国の石油を全て奪い、我々は返還を求めている。だが連中は奪ったのだ。違法に奪ったのだ」とトランプ大統領は記者団に語った

 もちろん、これは全くのたわ言だ。ベネズエラはそのようなことはしていない。これらの帝国経営者連中は南半球の資源は自分の所有物だと本気で信じており、南半球の人々が自らの利益のため独自エネルギー政策を策定するのは窃盗行為だと考えているのだ。

 ベネズエラは、先週見たような米軍による海賊行為から自国の石油タンカーを守るため、自国石油タンカーの護衛を海軍に命じた。これにより、アメリカとベネズエラの軍隊は衝突の道をたどることになる。

 どうなるか分からないが現状は平和に向けて良い方向に向かっているように見えない。




 最近のイラク情勢のフラッシュバックがまだ足りないという方のために、つい先日、トランプ大統領はフェンタニルを「大量破壊兵器」と指定する大統領令に署名した。ベネズエラ政府がこの危険な麻薬を密売しているとトランプ政権は非難しているが、ベネズエラがフェンタニルを生産していないことをアメリカ政府は十分認識している。

 そう、アメリカは、またしても嘘で正当化された政権転覆戦争を石油の豊富な国で準備しており、またしても「大量破壊兵器」を持ち出している。



 サックラー一家が全国的なオピオイド危機を引き起こし、それが最終的にフェンタニル危機につながったのに、アメリカは彼らを投獄する代わりに、「ちょっと待て、これを口実にフェンタニルを生産していない国と戦争を始められる」と考えたのは、いかにもアメリカらしい。



 私はベネズエラ右翼が嫌いだ。何もかも最悪だ。「よくも俺たちの体験を語れるな」というクソリプ野郎連中が好むアイデンティティ政治の手口で、アメリカの政権交代介入主義は確実に破滅的だと指摘する人を黙らせる。しかも右翼の卑劣で爬虫類脳的な政治武器を駆使して、女性、少数派、社会主義者を攻撃する。まるでラテン系イスラエル人だ。



 リンゼー・グラム上院議員はアメリカ上院議員中、最も悪質な好戦主義者と言えるが、カリブ海でのトランプの船舶攻撃を擁護して「彼らの行為はブッシュ大統領の行為と何ら変わらないと確信する」と述べている。これはトランプが「適切な人間を殺している」から「彼は私のお気に入り大統領だ」と言ったリンゼー・グラム議員と同じ人物だ。

 一体誰がドナルド・トランプを好きなのか? 戦争が好きな連中だけだ。






 パレスチナ支持者:イスラエルの大量虐殺行為を支持することは、欧米諸国で反ユダヤ主義と暴力的過激主義を引き起こす。

 イスラエル支持者:黙れ!

 [オーストラリアで過激暴力行動が起きる]

 イスラエル支持者:これはイスラエルの大量虐殺残虐行為に反対する抗議活動を禁止する必要がある証明だ。



 ウクライナ大統領補佐官イゴール・ジョフクヴァを装うロシアのいたずら電話集団に、ウクライナがNATOの軍事的手先にされることを認める代わりに、中立を宣言していれば、この恐ろしい戦争を容易に回避できたはずだとバイデン政権のウクライナ代理戦争設計者アマンダ・スロートが軽々しく認め動画がある。

 「戦争が始まる前から、ウクライナがロシアに『いいだろう、戦争が止まり、侵略が止まるならNATOには参加しない』と言っていたらどうなるか、という話をしていたのだ。あの時点でウクライナはそうしていたかも知れない」とスロートは語り、こうしていれば「破壊と人命の損失は確実に防げたはずだ」と付け加えた。

 うわー、つまり、この恐ろしい戦争は、NATOの拡張主義と、平和への道をアメリカが次々拒否したことで引き起こされたと主張した我々が客観的に正しく、そう言った我々をプーチン擁護者呼ばわりした連中全員間違っていたってこと? うわー、面白い。



 『The Nation』が「ノーム・チョムスキーとジェフリー・エプスタインの電子メールが教えてくれること」と題する記事を掲載し、この尊敬を集める左派学者と亡くなったイスラエル諜報員との間の明らかになった広範なつながりを擁護している。そのつながりには、エプスタインを「非常に大切な友人で、知的交流と刺激の源」とチョムスキーが表現した電子メールも含まれる。

 エプスタインとの関係が世間の注目を集める前に、チョムスキーが死の淵寸前まで行ったとは驚きだ。もし彼がこれほど長生きしていなかったら彼の死は大いに惜しまれただろう。今となっては、彼の命脈が尽きた暁には、誰もが「ああ、エプスタインの友人が亡くなった」と言うだけだろう。

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 画像はWikimedia Commons/アメリカ州兵より。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2025/12/18/trump-moves-closer-to-war-with-venezuela-and-other-notes/

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 見たくもないニュースを見る度に、楳図かずおの「へび女」を連想するのは同世代の老人だけだろうか。

 耕助のブログ
No. 2753 日本:アメリカの永遠の駒

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