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2025年11月17日 (月)

帝国は一地域でのみ緊張を緩和し、他地域で緊張を高める。他



帝国の暴力は依然続いている。平和は決して連中の本当の目標ではない。

ケイトリン・ジョンストン
2025年11月15日

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。



 中東情勢が少し落ち着き始めた頃、トランプ政権がベネズエラ爆撃計画を議論する一方、アメリカは空母ジェラルド・フォードを地中海からカリブ海に移動させた

 帝国の暴力は依然続いている。平和は決して目標ではない。世界最大の空母をイラン付近から撤退させ、良かったと思ったら、実はベネズエラへ移動させるためだったと判明する。アフガニスタンから撤退したと喜んだら、突如ウクライナで代理戦争を仕掛ける。

 最近は、帝国戦争機構が、ある地域から撤退するのを見ても、どこか別の場所に送られるだけだと分かる。

 平和はそれ自体のため追求されることは決してない。帝国にとって何の利益もないからだ。絶え間ない戦争行為に余りに多くの武力と資金が注ぎ込まれており、平和が当たり前になることは許されないのだ。

 よく考えてみれば、これは全く狂気の沙汰だ。普通の人々は全員、自分の人生の平和を望んでいる。この地球上での人生を、誰も暴力や混沌や流血に邪魔されたくないのだ。

 健全な人間のあらゆる衝動に反する行動をとる機械を欧米世界は生み出した。アメリカ主導の世界秩序は、人肉への飽くなき欲望を持った制御不能な怪物を生み出したのだ。



 2024年に、イスラエル国防軍がガザ地区でパレスチナ人を人間の盾として利用していることを示す情報をバイデン政権は入手していたとロイター通信が報じた。だが在任中、バイデンはイスラエルにジェノサイド兵器を終始送付し続けた。

 ネット上で、カマラに投票しなかった左派を非難するリベラル派が時折見られるが、当時のバイデン政権の行動に関する情報が明らかになるにつれ、彼らは一層ジェノサイド的に見える。バイデン・ハリス体制は、時とともに良くなるどころか悪化している。

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 ジェフリー・エプスタインがイスラエル諜報機関にとって、いかに大きな影響力を持っていたか分かれば、彼を独房で殺害し、自殺に見せかけるための綿密な計画に膨大な国家資源が投入されたと我々が疑って当然だろう。



 最近のインタビューで、JD・ヴァンス副大統領とフォックス・ニュースの宣伝屋ショーン・ハニティが、イーロン・マスクのGrok AIがいかに素晴らしいか激しく同意した。

 「私はGrok派だ。最高だと思う。同時に一番ウォークでないと言える」と副大統領は言った。

 権力者が、AIサービスに、いかに政治的偏向を組み込めるかをマスクがリアルタイムで世界に公然と示したのは驚くべきことだ。このようなことをするのは彼だけではあるまい。従来メディアへの信頼が崩壊する中、言論支配の力を維持するため、支配階級は代替メディアを作り出したのだ。



 生成AIが凡庸な人にしか魅力的に見えないのは、チェスの初心者が、自分が名人と対戦しているのか、それとも、そこそこチェスが上手い人と対戦しているのか区別がつかないのと同じ理由だ。人は自分の熟達度レベルまでしか物事を評価できないのだ。

 あまり賢くない人にとって、AIの推論模倣は鋭く見える。文章を書く才能もなければ、偉大な文学への愛着もない人にとっても、AIの散文は見事なものに見えるだろう。詩を理解しない人にとって、AIの詩は美しく聞こえる。芸術的感性がない人にとって、AIの「芸術」は素晴らしい。音楽の深い理解がない人にとって、AIの音楽は素晴らしく聞こえる。感情が未発達で、人間と意味ある繋がりを築けない人だけが、AIを刺激的な会話相手、仲間と見なすのだ。

 資本主義が生み出す他の多くの物と同様、これは最も低俗な大衆嗜好に訴えるよう設計された製品だ。それ以外の人にとっては、昼のバラエティー番組やハリウッド大作映画や低俗タブロイド紙が常にそうであるように空虚で下品に映る。

 利益を生み出すものだけを重視する社会は、まさにそういう仕組みになっている。食べ物は健康増進のためでなく、渇望を誘発するように作られている。娯楽は啓発のためではなく、気を紛らわせ、気分を鎮めるように作られている。ソーシャルメディアは、人々をつなぐためではなく、中毒させるように作られている。全て、我々を向上させ、情報を提供するためではなく、我々の低次の本能に訴えるように作られている。

 人間として真に成長することに興味を持つ人にとって、GenAIが提供するものは益々役に立たなくなるだろう。自己成長の一定レベルを超えると、GenAIはもやは満足感を与えられないのだ。

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 画像はAdobe Stockより。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2025/11/15/the-empire-only-de-escalates-in-one-area-so-it-can-escalate-in-another-and-other-notes/

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 Mearsheimer Fans Channel 他民族に対する圧政は、必然的に支配体制の慣習となり、体制自体が圧制化するという。
When Power Turns Inward: Israel’s Military and Political Breakdown | Prof. John Mearsheimer 35:43
 Arc Times 昨日拝見。残念ながらMembers-only content。
高市首相、経済対策は軍拡ばかり/おこめ券の愚/1ドル=155円、物価対策なき、インフレ増税(金子勝❎尾形聡彦)【11/15(土) 19:45~ ライブ】
 日刊IWJガイド

「高市発言で、中国が日本への渡航を控えるよう注意喚起! インバウンドへの影響は!? 対中国包囲網を呼びかける米国は沈黙!?」2025.11.17号

■はじめに~高市発言で、中国が日本への渡航を当面控えるよう注意喚起! インバウンドはどうなる!? 茂木外務大臣は高市発言の撤回をする必要はないと発言、中国外交部は「台湾問題に干渉するならば、それは『侵略行為』とみなされ、『中国は断固として自衛権を行使する』と警告! 米国のヘグセス長官は知らんぷり、それもそれのはずヘグセス氏は就任前、米中戦争が始まれば『最初の20分で、15発の極超音速ミサイルが我々の10隻の空母を破壊する』との認識を示していた! 米国は中国に勝てないことを知っていて、日本をたきつけている!!

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