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2025年11月16日 (日)

ウクライナ:ゼレンスキーの友人、エネルギー部門汚職事件で告発される

2025年11月10日
Moon of Alabama

 ウクライナで、ウラジーミル・ゼレンスキー暫定大統領の周辺と、ペトロ・ポロシェンコ前大統領とその一派の間で激しい権力闘争が繰り広げられている。

 今日、ゼレンスキー大統領の側近らに対する新たな汚職疑惑が浮上し、権力闘争は新たな局面に入った。

 ゼレンスキーは冷酷なウクライナ保安庁(SBU)を掌握している。ポロシェンコを取り巻く集団は、かつてアメリカ民主党と緊密な関係にあった「助成金組織」と連携している。

 「助成金組織」とは、ウクライナにおける「市民社会」と「反汚職」という並行政府組織を指し、これらは最近までアメリカ資金に資金提供され、民主党に支配されていた。トランプ大統領がこれら団体への資金提供を阻止した後、ポロシェンコ大統領が資金提供に介入し、欧州連合(EU)が主導権を握った。

 ウクライナ戦争が本格的に始まった2022年以来、この戦いは続いている。今年半ばに、この戦いが公になった。  
ウクライナのウラジーミル・ゼレンスキー(前大統領)を解任するため、強力な情報作戦が開始された。背後には、欧米メディアとトランプ政権の一部が連携するウクライナ反体制派の陰謀団が潜んでいる。

 現在のキャンペーンは、ゼレンスキー大統領の主要顧問で大統領府長官のアンドレイ・イェルマークを標的とした以前のキャンペーンに続くものだ。
 欧米諸国の主要メディアは、ゼレンスキーとその一族を非難する記事を複数掲載した。これらは、ゼレンスキーの周囲の人々と、最終的に、ゼレンスキー自身を大規模汚職計画の容疑で告発する、より広範な攻撃の準備弾となった。

 ゼレンスキー大統領は攻撃を先制しようと試み、7月22日、ウクライナ国家反汚職局を含む反汚職部門全体を自らの支配下に置いた。この動きはキーウで様々な非政府組織による公然たる抗議を引き起こした。EUはこれに抵抗し、ゼレンスキー大統領は敗北を認めざるを得なかった。反汚職部門は監督から解放された。  
7月21日月曜日、ウクライナ秘密警察(SBU)は独立汚職警察(NABU)と汚職検察庁(SAPO)事務所を捜索し、捜査官数名を拘束した。翌日、ゼレンスキー政権は議会で法案を可決し、両機関の独立性を終わらせ、検事総長の管理下に置くと決定した。

 この動きは(ロシア語で)何ヶ月も前から計画されていたが、NABUとSAPOが大統領に近い人々に捜査通知を送った後、急遽実行された。

 だが、ゼレンスキーはこの措置を誤算した。地元で大きな抗議活動が起き、EUは介入し、ウクライナが依存している補助金の支給停止をちらつかせた。

 ゼレンスキー大統領は、独立反汚職機関への攻撃から二日後に撤退を余儀なくされた。本日、議会はNABUとSAPOの独立性を回復した
 しばらくの間、争いはより低いレベルで続いていた。SBUはNABU捜査官を様々な計画に関与させようとし、NABUはゼレンスキー側近による汚職に関する噂を流し続けていた。今日、衝突は再び激しくなった。

 今朝、ウクラインスカ・プラウダ(所有者は現在ポロシェンコと同盟関係にある)が汚職対策局による大規模捜索作戦について報じた。  
11月10日朝、国家汚職対策局(NABU)捜査官らはウォロディミル・ゼレンスキーが大統領就任前に設立したウクライナの制作会社「クヴァルタル95」の共同所有者で実業家のティムール・ミンディッチの自宅を捜索した。
 捜索の数時間前、この事件の容疑者、派手なティモア・ミンディッチとザッカーマン兄弟は国外逃亡していた。(FBIはミンディッチとザッカーマン兄弟を資金洗浄の疑いで捜査している。)

 正午ごろ、盗聴された会話を含む調査の詳細をNABUが公開した。  
「メディアに良く知られている実業家」が率いるとされる「高レベルの犯罪組織」の活動を記録したとNABUは述べた。

 「構成員たちは、エネルゴアトムを含む戦略的国営企業に影響を与える大規模汚職ネットワークを構築した」とNABUは声明で述べた。構成員がエネルゴアトム請負業者から契約金額の10~15%に相当する不正な見返りを受け取っていたとNABUは主張している。
 これはゼレンスキーに身近な非常に深刻な攻撃だ(機械翻訳)。

 本日、エネルギー分野における大規模汚職事件でウォロディミル・ゼレンスキー大統領側近ティムール・ミンディッチをロシア連邦捜査局(NABU)が捜索したことは、大統領自身にとって極めて憂慮すべき事態で、砲弾が益々近づきつつあることを示している。

 ミンディッチは国外脱出に成功したものの、事件の他の被告連中はウクライナに留まった。エネルゴアトムの幹部連中、元エネルギー大臣で現在法務大臣のヘルマン・ガルシチェンコ、そして既に公開しているNABU盗聴器録音で声が聞こえる複数の被傍受者だ。今後の展開次第では、彼らも自白を始める可能性がある。

 更に、この事件で1000時間分の音声録音を収集したとNABUは発表した。これにより「ミンディッチ・テープ」に関する情報の議論が再び活発化した。広く流布している情報によると、このテープの被告の一人はゼレンスキー本人だ(ミンディッチ事件と、その重要性は、既に詳細に分析済み)。

 現在の出来事は、ウクライナ国内の政治対立が激化し、根本的に新たなレベルに移行していることを示している。

 この事件はウクライナ国内にも影響を及ぼすだろう。汚職事件の大部分は、ウクライナ・エネルギー施設の防護施設建設のために締結された契約に関するものだ。これらの契約全てで、被告らは多額の賄賂を受け取っていたとされ、その結果、ロシアのミサイル攻撃に耐えられない粗悪な防護施設が建設された。ウクライナで停電が常態化している今、国民は犯人に矛先を向けるだろう。

 また今回の攻撃は、ゼレンスキー大統領が国民の信頼を失っているさなかに起きた。ポクロフスク市とミルノグラード市では万事順調だと、彼自身も最高司令官シルスキー将軍も主張しているが、より中立的な情報筋によれば、前者はロシア軍の完全支配下に入り、後者は完全に包囲されているとのことだ(動画)。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2025/11/ukraine-zelenskis-friend-accused-of-energy-sector-corruption.html

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