歴史的健忘症とドイツ再軍備の危険性

ウーゴ・ディオニシオ
2025年11月8日
Strategic Culture Foundation
結局、全て以前と同じように終わることになるだろう…歴史を書き換え、犯罪者を赦免し、被害者を投獄するのだ。
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歴史には、既視感の印象が余りに強く、保管されていた軍服の防虫剤や腐った戦闘糧食の匂いが鼻をつくほどの瞬間がある。それは、記憶が時を経ても消え去らない、より良い日を待つか、あるいは生き延びても誘発された忘却が余りに圧倒的で、記憶している人は賢明というより、むしろ狂人のように見えてしまう危険を冒すかのどちらかだ。明白な現在以上のことを覚えている人は、しばしば嘘つき扱いされまる。
歴史は繰り返すと言う人もいれば、繰り返さないと言う人もいる。おそらくどちらも正しいだろう。なぜなら、歴史は同じ形で繰り返されるわけではないからだ。しかし、人類史の根本的変数は周期的に作用し、その意味では、物質的文脈のある種の反復を生じさせている。これは、それぞれの社会的文脈、それぞれの歴史的時代において、運動の根本的構成要素は同じで、同一で、繰り返され、ただ違う服を纏っているだけだという事実に起因する。同じ身体に違う衣服。
だからこそ、今の時代は100年前の時代と非常に良く似ているように見えるのだ。当時と比べて多くの変化、そして改善があったため、違いは数え切れないほど大きいのだ。しかし、100年後、西洋で資本主義打倒を目指して戦った人々が目指した文明の飛躍は失敗に終わり、我々は再び、そして繰り返し、同じような問題に直面しているのだ。
100年後、同じ役者、同じ裏切り者
深刻な危機に陥ったドイツは、戦争の結果に苦しみ、ロシア連邦、更に、その前はソ連との近接性により前提とされていた、あらゆるものを動かす安価なエネルギーなどの競争上の優位性を失った。中央集権的で一枚岩の政党制度は、深刻なイデオロギー危機に陥っており、それゆえ、同じことを繰り返さない開発計画を提案できないのだ。社会民主党(SPD)は歴史的に敗北し、保守的な固定主義に引きずり込まれ、ワイマール共和国でしたように、再び反動主義、排外主義、優越主義の復活への道を開いている。全ての当事者が、非常に正確な時系列で一致して繰り返されている。
昨日と変わらず、これら行為者は、1世紀以上前と同様、ある種のファシズムまたは独裁主義に向かって超音速のスピードで進んでいる現実を拒否できないままだ。これら全ては、今日と同様、20世紀初頭のドイツ社会で確認できた。また今日では、進歩的運動は抑圧され、封じ込められ、止められている。これは、SPDが革命運動と戦うことを選択し、当時党の書記長だったフリードリヒ・エーベルトの手を通して革命蜂起の鎮圧を命じ、軍隊とフリーコープス(極右準軍事組織で、多くの人によると、今日のウクライナのアゾフのようなSSの前身だ)に頼り、ドイツ共産党の初代書記長、ローザ・ルクセンブルクとカール・リープクネヒト(どちらもスパルタクス同盟出身)を逮捕、拷問、殺害した時代を思い起こさせる。
昨日も今日も、SPD、そして自らを「穏健派」と称する勢力(「卑怯にも、あるいは多かれ少なかれ曖昧に、多数派の利益に反する階級的利益に傾倒している」という意味の婉曲表現)は選択を迫られていた。それは、場合によって、根本政策を180度転換する必要がある、方針転換か、それとも第二次世界大戦終結後に生まれ、当時確立された勢力均衡の結果として生じた社会体制の劣化や、貧困化や、解体の路線を維持するかという選択だった。SPDは、勢力均衡を変え、社会国家と、それと共に残されたドイツ民主主義の崩壊路線を反転させようとする勢力と結集する代わりに、100年後、自らが「中道」と呼ぶもの、つまり益々中道から外れ、最も反動的な右派に近づいているものと結集することを選んだ。民主主義の破壊に加担しているのに、民主主義を守ると言うだけでは、もはや十分ではない。
今日のドイツにおいて、このような行為は、必然的に深刻かつ有害な結果をもたらすだろう。平和、平和主義の言説は、生活水準の向上、進歩、民主主義、自由のために闘う者と、オリガルヒや貴族政治の既得権益を守るために行動する者との間の根本的な分裂要因になっている。ナチス・ファシスト・ドイツが戦争を国家の救済策とみなし、大規模経済集団が蓄積体制を守るために戦時経済と軍需産業に賭ける成長論理の帰結であったように、今日も100年前と同様、ドイツの主要経済集団はドイツの再軍備、産業の軍需産業への転換、社会国家の終焉を支持し、低付加価値産業への技術投資のための資金を解放している。100年前、社会民主主義はドイツ国民と労働者を裏切った。今日、SPDは、最初の裏切りに疑念を抱いていた人々に対する裏切りを歴史的に確認し、更にそれ以上のことを行っている。欧州連合の存在のおかげで、SPDはその臆病さに国際的効力を与えている。
軍需産業はオリガルヒ救済策
ドイツ、フランス、イタリア、スペインのオリガルヒがこの道を望むのは当然だ。品質において世界最高水準を誇る輸出車と異なり、兵器の場合は単純だ。民間部門が製造し、高価であろうと安価であろうと、特に非常に高価であろうと、国がそれを購入する。したがって、ヨーロッパ、特にドイツで起きている産業再転換は、単なる安易な解決策ではない。オリガルヒの触手の方向転換でもあるのだ。もし触手が、もはや海外で富を掌握できなくなったら、今度は国内に目を向け、ヨーロッパ人、つまりドイツ国民を略奪するのだ。北米国民にそうしているように。
ドイツ再軍備は、何よりもまず、オリガルヒへの譲歩で、その利益への屈服だ。しかし、労働者搾取の悪化が、この過程の結果として生じた唯一の偶発事象だとしたらどうだろう。それどころか、ナチス・ファシスト・ドイツと同様、再軍備、再転換には恐怖が必要だ。恐怖が存在するためには戦争がなければならない。戦争では労働者はもはや毎日少しずつ命を失うだけではない。仕事と異なり、戦争では、労働者は子供を失い、自分自身も失うのだ。
数字はドイツの現状を偽りなく反映している。連邦統計局によると、2025年7月と比較して、8月の工業部門全体の生産は4.3%減少し、工業生産は更に急激に5.6%減少した。速報によると、工業部門の落ち込みは自動車部門(6.4%)の落ち込みに直接関連しているが、コンピューター部門(11.5%)や医薬品部門(13.5%)の落ち込みも影響している。同時期の消費財の受注は10.3%減少した。アリアンツ・トレードとBDI工業協会によると、2025年には2万5000件の倒産が見込まれており、この危機は2008年の危機よりも深刻だ。
部品メーカーは次々閉鎖に追い込まれており、欧州主要国では特に「特別軍事作戦」開始以降、工業生産の減少が見られるものの、ドイツは最悪だ。ユーロ・マイダンと対ロシア制裁開始を想起してほしい。2014年を振り返ると、ドイツの工業生産は2008年の経済危機のダメージが依然として残っており、その年の95%にとどまっている。ミンスク合意IとIIに違反し、イスタンブール合意IとIIをボイコットし、安価なロシア・エネルギーの供給を全面的に停止させ、更にドイツの工場停止につながったネクスペリア社のように、中国の電子部品メーカーを没収する発想は、一体どこにあったのか、あるいは今あるのか、と改めて問うべきだろう。
ドイツの産業縮小は、2022年2月から特に加速しており、これはアメリカによるドイツへの、ひいては欧州への戦争だと言った人々が正しかったこと、そして、この状況に巻き込まれることでEUは経済を破壊するだけでなく、戦争、技術競争に負け、アメリカと中国に道を開くことになるだろうことを示している。後に体制側が「革命」と名付けたマイダン・クーデターの時点で、今起きていること全てを予測した文献は数多くある。しかし、それはまた別の話だ。実際は、欧州「指導部」は、我々をこの状況に巻き込むだけでなく、それを加速させ続けている。危機は非常に深刻なため、彼らは既に欧州の金融制度全体を破壊し、欧州におけるロシア備蓄の没収を検討している。彼らが「凍結前線」と呼ぶ、若いウクライナ人を確実な死へ送り続けるための新たな酸素風船を手に入れるためだ。
メルツ:アメリカとドイツの大手経済集団のCEO
メルツが自らの意図を隠さなかったのは、まさにこの深い絶望の文脈においてだった。ピストリウス、ベアボック、そしてショルツも、つい最近まで考えられなかったような憶測に踏み込み、好戦的な言説をほとんど隠さなかった。何がいつ変わったのか、誰もうまく説明できないが、21世紀最初の20年間のどこかで、欧米の金融、経済、寡頭制エリート層が恐怖に陥り、足場を失う恐怖に直面し、欧米全体を軍国主義に傾倒させたことは、誰もが、はっきり認識できる。この軍国主義は北米支配モデルの特徴で、EU内では依然抵抗の痕跡が残っている。
メルツはこうして前進を模索している。それはエネルギー価格の深刻な影響を特徴とする深刻なドイツ危機に対応するだけでなく、脱出手段でもある。(2022年2月、エネルギーは成長へのプラスの寄与を止め、エネルギーなどの生産要素の経費増加と、その結果として2022年半ばから既に見え始めている国内消費の弱体化に起因する世界的経済競争力の喪失によって、GDPを底値に引きずりこみ始めている。ドイツのGDPを依然推進し、優位に立たせている唯一のものは、サプライチェーンだ。中国からの「リスク回避」が進む速度で、この推進力のプラス効果がどれだけ続くか見守ることになるだろう。)
ドイツの再軍備過程の背後に隠された、興味深く、悲劇的で、深く啓発的な事実は、それがアメリカ合衆国自身が陥っている絶望の危機の直接的な結果だという点だ。戦略的に考え、我々が知っている輪郭を持つロシア連邦の存在がもたらす、控えめに言っても不快な状況を考慮すると、ワシントンはドイツを軍事的傘下に置くことに全力を尽くすだろう。軍事的依存は、ドイツ国家の適切な行動と政治的・軍事的連携の保証になる。この依存を通じて、アメリカ合衆国はEU全体を支配するだけでなく、フランス自体も封じ込めている。フランスは時に、その主権と戦略的自立を妬む人々に支配されている。
一方、ソ連が不在となり、ロシア連邦が欧州の安全保障統治から排除されたとしても、アメリカ合衆国は、少なくとも歴史的記憶を保持する世界において、ドイツが再び世界大戦や大規模戦争を引き起こすような状況に陥らないよう保証する責任を負う国であり続けるだろう。東西ドイツ統一そのものが、統一により欧州の安全保障上の問題が生じないという条件の下で行われた。統一ドイツは、当時もなお、欧州建設に深く貢献する平和な国であり続け、平和、繁栄、発展のプロジェクトとして売り込まれていた。
ドイツ再軍備を魅力的にするアメリカの相対的衰退
問題は、貿易赤字と財政赤字の悪化や、ドル建て体制に挑戦する決済手段の出現や、BRICS諸国の成長や、グローバル・サウスにおける経済的、社会的、政治的影響力の喪失といった原因と結果として、北米の覇権が衰退し、アメリカがその覇権の基盤となっている経済部門、すなわち軍需産業、エネルギー、特に石油とガス、デジタル経済と、人工知能(AI)の搾取を更に強化せざるを得なくなったことだ。こうした状況で、アメリカはドイツ経済が破綻しても、ドイツをガスと石油の熱心な買い手にせざるを得なかった。
ドイツをそのような買い手にするには、ロシアからの供給を止め、ロシアを重要かつ戦略的で避けられない敵に仕立て上げる必要がある。そのような物語を通してのみ、ドイツ国民が安価なガスと石油の放棄に同意し、より高価な北米の提案に乗り出すことが可能になるだろう。ブリュッセルは、ロシア産ガスと原子力や再生可能エネルギーといった選択肢との既存の交換を通じた移行が行われないように徹底した。その代わり、ドイツは完全に機能している原子力発電所を破壊し、停止させた。これは非常にうまくいったため、アメリカはドイツの国際インフラ、ノルドストリームを破壊したにもかかわらず、何事も起きなかった。また、EUに対しては、終わりのない制裁措置を通じて、ドイツが二度と安価なエネルギーの誘惑に屈しないことを確実にした。
ロシアの脅威(時に即時、時に中期的)に基づく北米の炭化水素との、この交換は、好戦的で安全保障を重視する言説の台頭を招き、NATOの枠組み内以外では、無制限にドイツ(と日本)の再軍備を許容する余地を生み出した。この意味で、これまで、このゲームをピンセットで操っていたアメリカは、結局それを猛スピードで展開することになった。
大西洋岸ヨーロッパの戦略的防衛は、長距離核兵器などの戦略兵器を保有する唯一のイギリスとフランスを除き、NATOとアメリカに委ねられているものの、アメリカは歴史が既に自らにとってさえ危険だと証明した方程式に、ここで危険を冒しているのが真実だ。ドイツに再軍備の許可が与えられれば、アメリカからの膨大な購入の可能性につながるが、一方で、ドイツによる軍事力の獲得は、国家主義的および帝国主義的野心を加速させる触媒になり得る。たとえそれが「ヨーロッパ主義」という枠組みの中に組み込まれたとしても、そのような野心は、アメリカからの自治権と独立を主張し、EU自体による鉄の支配を伴う可能性がある。
ワシントン、そしてその手中に収められたソフトパワー構造全体が、そのような衝動を制御し、封じ込め、条件付けし、緩和し、更には無効化することさえできると確信しているように私には思える。しかし、これはまさにナチス・ファシストを支持した人々が考えていたことではないだろうか? アメリカは、後に破壊しなければならない怪物を生み出す専門家ではないだろうか? 確かにそうだが、その過程で、アメリカは常に勝利しているのも事実だ。彼らは怪物を生み出す時に勝利し、それを破壊した時にも勝利する。まさにそれが、彼らをゲームに留めておくための優位性だ。
歴史的記憶を消去し、ゲルマン人のアイデンティティの継続性を肯定
前世紀の60年代に出版した著書『ドイツはどこへ行くのか』の中で、特にキリスト教民主同盟(CDU)関連の政治家の意図についてハインツ・アボッシュが述べている通り「連邦共和国の指導者たちは、過去から受け継いだ概念に基づいて未来を考えた」。「彼らは未来を後退と考えた」。第二次世界大戦とその記憶を消し去る魔法のおかげで「歴史はゼロから始まるよう招かれ」、最も不快なページを飛ばしながら、継続性の論理を維持したのだ。
アボッシュも言及していた非ナチ化過程全体の失敗(実質的には下級幹部にしか及ばなかった)や、共産主義との比較やナチス・ドイツ打倒におけるソ連の役割の否定による、その後の、そして現在のナチ・ファシズムの隠蔽や、リトアニアの森の兄弟のようなナチス勢力を称賛するEUとフォン・デア・ライエンによる歴史修正主義、価値観と出来事の反転による最大の被害者であるロシアとソ連を侵略者に仕立て上げ、その暴力がポーランドでヴォルィーニ虐殺を遂行した第14ガリツィア師団のような大量虐殺者に抑制され、戦われたことなどを見ると、狙われているのはまさに、ナチ・ファシズムが単なるしゃっくりに過ぎず、ヨーロッパがヨシフ・スターリンの勢力に攻撃された歴史的連続性e。フォン・デア・ライエン最後の一般教書演説は、この問題に関して誤解を招くものではない。
メルツ政権に対するドイツ国民の不満が記録的な約62%に達し、企業が生産削減を続け、再び社会民主党(SPD)の積極的支援を受けて自動車生産から戦車生産への転換を図っているメルツ政権の政策に満足しているのはわずか28%という恐るべき経済状況下で、第二次世界大戦を引き起こした連中の再軍備が現実味を帯びてくる。彼らは、特に第二次世界大戦は、世界大戦が偶然だったと偽っている。その歴史を消し去るために、彼らはシオニズムという特別な小さな助けに頼っている。ドイツはガザでの大量虐殺を見逃し、イスラエルに永遠の愛を誓っている。そしてシオニズムは、非ナチ化されない国家の再軍備がそれを引き起こし得るという危機感を見逃している。
結局、EU最大の国で、世界有数の経済大国であるウクライナは、依然、莫大な借り入れ能力を有しており、F35や、パトリオットや、ウクライナ領土での戦争で時代遅れなことが繰り返し証明されている他兵器を、1兆ドル規模で購入する道を開いている。しかし、これら兵器は重要な商業的ボーナスで、その規模は過去と現在と未来のあらゆる罪を許すほどのものだ。イスラエルにも一定の注文が入るだろう。一方、ドイツの工場も、ユダヤ人にとって非常に貴重なもの、つまり歴史的記憶に目をつぶる代償として、パレスチナに支払うことになるだろう。
軍産複合体に数兆ユーロ
2026年の防衛予算を827億ユーロに増額し、前年(624.3億ユーロ)と比較して32.5%増とする。2022年のロシアのウクライナ侵攻後に創設された1000億ユーロの国防軍特別基金から約255億ユーロを国防軍特別基金として創設する。2026年にはドイツの拠出分をGDPの2.8%に引き上げ、2029年までに3.5%にするNATOの目標を順守する。憲法改正(国防費の大幅な増加を可能にする債務ブレーキの緩和)、2026年に最初の1万の新しい軍事ポストと2,000の民間ポストの創設による人員増強、兵役に関する新法案の発効に伴う臨時契約による志願兵のための軍事ポストの合計2万の創設、装備とインフラへの投資。メルツ、彼のCDU、および連携するSPDは、軍需産業への巨額ボーナスを保証し、最も懸念を抱いているシオニストの魂をなだめるのに役立つだろう。
このように、ドイツの再軍備という、ヨーロッパにおけるダモクレスの剣の復活は、シニシズムと歴史的健忘のスペクタクルで、対処するのが困難な問題になっている。ホロコーストで最も苦しんだ人々は、彼らを苦しめた連中の子孫の再軍備を前に沈黙し、精査も確認も保証もせずに、全てを容認している。
一種の集団アルツハイマー病。ある者にとっては、終わりのない資金援助と武器の送金で、代償を払い、ある者にとっては、終わりのないチャットGPT、多くの主流メディアや、多くの卒業生プロジェクトによってもたらされ、結局は最も教育を受けた者でさえ、結局複製された人間でしかないと確信させられた。ラインメタルの株価は1000%上昇し、誰もが狂ったように歓喜した。メルツは「ドイツは戻ってきた」と言ったが、歴史的記憶を少しでも保っている者は皆、「どこから戻ってきたのか?」と自問せずにはいられなかった。ドイツ主要指導者家族の過去を詳しく調べれば、非ナチ化過程の実質的な深さを疑問視するのに十分だったにもかかわらず、ある者は諦めず、ある者は沈黙を守った。
「ドイツ国民にどれほど損害があろうとウクライナを支援する」と述べ、軍事力強化を強く支持するボリス・ピストリウス国防相は、新たな「挑戦」への志願者が少ない場合、兵役義務を復活させるとも発表した。彼がロシアについて語るのを聞くと、記憶にない歴史上の人物の演説を思い出す。彼がかつてマルクスやローザ・ルクセンブルクの政党だった社会民主党(SPD)出身であることは、その党が一体どうなっているかを示すだけだ。100年後、人類が再び「共産主義者のせいだ」という批判に直面しないよう願う。
莫大な費用と無駄な浪費の戦争機械、死と破壊の壮大な供給国へと変貌を遂げるのに必要なものをドイツが全て備えていることは、さほど頭が良くなくても理解できる。使える金、投資できる蓄積資本、ウォール街、フランクフルト、ロンドン・シティにおけるほぼ無制限の信用、優秀な労働力、確立された工業生産力、移民の侵略に怯える国民。第三次世界大戦を引き起こすのに必要なものは何もない。一方、アメリカは、他のあらゆる状況と同様、無傷で脱出することを望んでいる。そして、その後、自らが勝者となり、歴史を書き換えると宣言したいと願っている。混沌の終わりに、破片を拾い集め、前世紀の覇権的成功を再現したいと願っている。このことを理解できない者は、オーク連中が屋根に雨を降らせ始める前に目を覚ますべきだ。
福祉国家は不要経費
この全てを誰かが負担しなければならない。そして、それは我々全員が様々な形で負担することになる。既にだましの言説は始まっている。既に「社会国家はもはや我々の生産物では賄えない」とメルツは警告している。メルツが言及していないのは、戦争への資金流用によって、福祉用の資金調達が更に困難になり、不可能になることだ。だが全く問題ない。「防衛」は今や「戦略的利益」だからだ。彼の閣僚の一人は、ドイツ人は余りに働きすぎで、退職が遅いと言っている。
こうした発言は欺瞞ではない! 労働から資本への富の移転という圧倒的過程に我々は直面しているのだ。対テロ戦争、サブプライム・ローン危機、新型コロナ・ウイルス、エネルギー転換に続き、今やEU発の終わりのない危機がまた一つ加わった。そして、ヨーロッパの人々にとって、これらの危機は常に同じ結果をもたらすと言うことも不必要だ。我々の生活環境悪化は、これら全ての背後に隠された究極の真実を裏付けている。労働者は自らの死を犠牲にして資金を調達しているのだ。連中は、税金や、賃金下落、公共サービスの劣化、抑圧強化、批判的思想の迫害など様々な方法で資金を調達しているのだ。
ヨーロッパの人々にEUがしていることは非常に単純だ。人々に死刑を宣告し、シャベルを与え、自ら墓を掘れと命じているのだ。彼らは既にシャベルと土地を購入し、棺桶を造っている。オリガルヒと大資本に提供される無限の資金は、住宅から食料に至るまで、残酷なインフレ悪化をもたらしている。我々全員、住宅から食料に至るまで、そのインフレは我々の労働によって支払われ、我々の血と汗と涙で保証されると感じている。
彼らは全く心配していない…結局、全て昔と同じように終わるしかない…歴史を書き換え、犯罪者を赦免し、被害者を投獄するのだ!
それを防ぐのは我々次第だ!
記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2025/11/08/the-danger-of-historical-amnesia-and-the-rearmament-of-germany/
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トランプに応じて戦費を爆増する高市の対応をみれば、ドイツ武装、人ごとではない。
東京新聞 こちら特捜部
N党・立花党首逮捕 元県議名誉毀損疑い同じ紙面の「本音のコラム」は斎藤美奈子氏
同僚県議「早く手を」
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立花を招いて、動画戦略の教えを請うた玉木雄一郎
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