エプスタイン事件ファイルの小児性愛者をトランプ大統領は擁護しているのか?

ジョージ・サミュエルソン
2025年11月17日
Strategic Culture Foundation
エプスタイン事件を共和党が無視し続けたら、選挙でどれほど打撃を被るのか?
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小児性被害犯の故ジェフリー・エプスタイン被告の新たなメールの大量公開後、今のところドナルド・トランプ大統領は無辜に見える。すると、一体なぜ彼は実に疑わしい行動をしているのか?
11月12日、下院監視委員会の民主党議員らはファイルから約2万通の電子メールを公開し、これまで認めていた以上にドナルド・トランプがエプスタインによる未成年者の性的人身売買行為について知っていた可能性があることを示唆した。
2019年、裁判を待つ間に獄中自殺したエプスタインと、共犯者のギレーヌ・マクスウェルとのメールのやり取りの中で、被害者とされる女性がトランプと「私の家で何時間も過ごした」とエプスタインは述べている。
連邦刑務所で裁判を待つマクスウェル被告に2011年4月に送ったメッセージで「まだ吠えていない犬こそトランプだと君は気づいてほしい」とエプスタイン被告は書いていた。
「[被害者]は私の家で彼と何時間も過ごしたが彼には一度も言及していない」と彼は続ける。
「それについて私は考えている…」とマクスウェルは答えた。
2019年にエプスタインとジャーナリストのマイケル・ウルフの間で交わされた別メールで、エプスタインは「[被害者]マー・ア・ラゴ…[編集済み]…トランプは私に辞任を求めたが、決してメンバーではなかった…ギレーヌにやめるように頼んだのだから、もちろん彼は女の子たちのことを知っていた」と書いている。
メールのやり取りは、大統領の何らかの罪を示唆しているようにも見えるが、決定的証拠ではない。これは主に、上記メールに記された「被害者」が、トランプ大統領のマール・アー・ラーゴ・クラブから誘い出され、ジェフリー・エプスタインのために働かされた当時17歳のバージニア・ジュフリーに他ならないためだ。
4月に自殺したジュフリーは、2016年11月にギレーヌ・マクスウェルに対する訴訟の一環として証言していた。供述録取書で、トランプが自分と性交しようとしたことは一度もないとジュフリーは主張した。また、トランプはジェフリー・エプスタインのどの邸宅にも行ったことがないと宣誓供述で証言していた。
ニューヨークとフロリダのエリート社交界でトランプとエプスタインは長年親交を深めていた。2002年ニューヨーク誌インタビューで、エプスタインとは15年来の知り合いで「素晴らしい人」で「一緒にいてとても楽しい人」だったとトランプは語っている。
同じインタビューで「彼は私と同じくらい美しい女性が好きだと言われており、その多くは若い女性だ」とトランプは付け加えていた。
すると、不名誉な億万長者小児性愛者と大統領間にそれ以上の事実がないなら、トランプ大統領をはじめとする政府高官は残りのファイルを公開して国民の精査を受けるのに一体なぜそれほど消極的なのだろう?(メールは「全く何も証明していない」とホワイトハウスは述べている。)
他のメッセージに更に多くの証拠が隠されているかもしれないのを承知の上で、大統領は、自らを、あるいは他者を庇護しようとしているのか? 答えは明らかで言うまでもないことのように思えるが、いずれにせよ、司法省が現在保有している残りのファイルの公開を阻止するようトランプ大統領は共和党に強い圧力をかけている。
CNN報道によると、ホワイトハウスは、ファイル公開を求める特別請願書に署名した下院共和党議員四名の一人、ローレン・ボーバート議員を、パム・ボンディ司法長官とカシュ・パテルFBI長官とともにホワイトハウスの地下にあるシチュエーション・ルームに招集し、彼女の立場について話し合ったという。トランプは、ボーバート議員だけでなく、サウスカロライナ州選出共和党議員ナンシー・メイスを含むホワイトハウスから連絡を受けた他の議員からも発言を撤回させられなかった。だが政権には他にも使えるカードがあったようだ。
おそらく共和党も民主党も、都合の良いタイミングで政府閉鎖(実際、史上最長となった)をすれば、国民はエプスタインを忘れ去ると考えていたのだろう。もしそれが狙いだったとすれば、それは失敗に終わった。政府機関再開後、民主党下院議員アデリータ・グリハルバの就任式が遅れ、釈放請願署名数は、エプスタインに関する全てのファイルを30日以内に公開することを求める法案採決に必要な数、218に達した。
一方、これらファイルを精巧な「民主党による捏造」の一部と見せようとする大統領の企みは、MAGA支持層の間で効果を発揮していない。ファイルが公開されるという理由で彼らの多くはトランプに投票したのだ。7月、共和党支持層の怒りと不満をよそに、捜査を継続するための「証拠不足」を指摘するメモを司法省が発表した。
「この体系的な調査で有罪を示す『顧客リスト』は発見されなかった」とメモに記されている。「また、エプスタインが自身の行動の一環として著名人を脅迫したという信頼できる証拠も見つからなかった。起訴されていない第三者に対する捜査の根拠となるような証拠は発見されなかった。」
「これ以上の開示は適切でも正当化もされない」とメモは続く。
もしエプスタイン事件をアメリカ国民が忘れるだろうと、トランプ大統領ホワイトハウスが考えているとすれば、残念ながら失望するはずだ。国民は何か怪しいと感じており、この問題が最終的に決着するまでやめるつもりはい。
「エプスタイン事件へのトランプ政権の不適切な対応に対する最も適切な説明は全くの無能さだ」とオレゴン州選出民主党上院議員ロン・ワイデンは声明で述べた。「だが、より可能性の高い説明は、トランプと周囲の富裕層が何かを隠しているということだ」
果たしてこれら隠された事実は明るみに出るのだろうか? 残念ながら、その可能性は非常に低い。たとえ委員会審査省略動議が下院を通過したとしても、上院を通過し、厄介な問題を抱えたまま放置されている人物とは決して見られたくないトランプ大統領の署名を得る必要がある。問題は残る。エプスタイン事件を共和党が無視し続けた場合、選挙で一体どれほど打撃を受けることになるのだろう?
記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2025/11/17/is-trump-protecting-pedophiles-in-the-epstein-files/
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