世界はユダヤ人を嫌っていない、世界はイスラエルを嫌っている

大量虐殺が始まって二年経ったというのに、いまだに何の理由もなく、説明のつかないユダヤ人憎悪の爆発で、世界が自発的にイスラエルを憎み始めたと信じているふりをするプロパガンダ屋に攻撃を受けているとは、本当に狂っている。
ケイトリン・ジョンストン
2025年9月28日
この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。
大量虐殺が始まって二年経ったというのに、いまだに何の理由もなく、説明のつかないユダヤ人憎悪の爆発で、世界が自発的にイスラエルを憎み始めたと信じているふりをするプロパガンダ屋に攻撃を受けているとは、本当に狂っている。
「アメリカ、8月に世界最多の反ユダヤ主義事件発生を記録」というのが最近のフォックス・ニュースの見出しだ。
「報告:ホロコースト後、反ユダヤ主義が最高潮に達する」とニュースマックスは大々的に報じた。
「ジェネレーションZの気軽な反ユダヤ主義は拡大している。タッカー・カールソンのような影響力を持つ人々が火付け役だ」とニューヨーク・ポストの見出しは報じている。
最近イスラエルのライヒマン大学で開かれた「対テロ」サミットで、全世界でユダヤ人に対する憎悪が高まっているとADL名誉毀損防止同盟のジョナサン・グリーンブラットCEOが不満を述べた。
「今年、ADLが世界各地の反ユダヤ主義的態度を調査したグローバル100調査では、成人人口の46%、つまり22億人が、より高いレベルの反ユダヤ主義を抱いていることが明らかになった」とグリーンブラットは述べた。「これは10年前のほぼ二倍だ。1960年代に、これらの態度の追跡を開始して以来初めて、若い世代が、両親や祖父母の世代よりも反ユダヤ主義的見解を強く抱く傾向が高まっている。」
ADL CEO Jonathan Greenblatt: Half the world now hates us, and young people hate us the most. pic.twitter.com/3JG0qAaaho
— Chris Menahan 🇺🇸 (@infolibnews) September 26, 2025
ライブ配信されるホロコーストをイスラエルが行っているのに反対する人々のことを彼らは言っているに過ぎない。人々は、イスラエルがユダヤ人だらけだから嫌っているのではなく、イスラエルの行為のせいで嫌っているのだ。
今日に至るまで、極度の軍国主義と人種隔離政策を掲げる民族主義国家が、民族を理由に民間人を飢えさせ虐殺し、病院を爆撃し、ジャーナリストや医療従事者を暗殺し、人道支援活動家を殺害し、戦争を始め、近隣諸国を侵略し、外国政府を操り、活動家を脅迫し、西側諸国における言論の自由を積極的に抑圧しているのを我々は目にしており、しかも、これら全て、史上最強の帝国の支援を受けて行われている事実は実に驚くべきことだ。しかも、欧米諸国機関は、人々がイスラエルを嫌っているのは宗教的偏見のためだと、いまだに私たちに信じ込ませようとしているのだ。
これは飢えた乳児に粉ミルクを持ち込もうとしている活動家を脅迫しているのと同じ大量虐殺アパルトヘイト国家だ。
この大量虐殺アパルトヘイト国家の指導者が国連に登場し、携帯電話をイスラエルが支配しているので、大量虐殺の被害者たちが自分の演説を聞かされていると宣言したばかりだ。
この同じ大量虐殺アパルトヘイト国家の指導者が、イスラエルの残虐行為について欧米諸国の人々が互いに発言するのを許される内容を操つるために、TikTokを支配していると公然と自慢している。
この同じ大量虐殺アパルトヘイト国家の指導者が、アメリカ大統領を自分の思いのままにしており、何でも自分の望むことをアメリカにさせられると自慢していると報じられている。
The Israelis will literally launch drone strikes on activist boats for trying to bring formula to starving babies and then turn around and say the world hates them because of their religion. https://t.co/c2ViTEOyl0
— Caitlin Johnstone (@caitoz) September 23, 2025
二年間、私たちはガザから送られてくる映像を見続けてきた。そこにはハリウッドがこれまで制作した最も残酷なホラー映画でさえ見たことのない人体への様々な虐待が映し出されていた。レイプ、拷問、犬に襲われて死ぬ人々。西洋の狭い我が家では想像もできないような苦しみだ。
そして、依然彼らは、こうした行為をしている国家に対する私たちの嫌悪感は「反ユダヤ主義」の結果だと主張しようとしている。
私がバスに乗っていて、常に他の乗客を傷つけ、暴言を吐き、攻撃し、侮辱する男と一緒にいたら、私はその男を「クソ野郎」と思うだろう。ダビデの星をつけていようが、十字架をつけていようが、ターバンをかぶっていようが、クーフィーヤをかぶっていようが、私は彼を「クソ野郎」と思うだろう。
私が窓の外を見て、人々が子どもを虐殺しているのを見たら、おそらく「これはひどい!」「どうすればこれを止められるだろう?」と考えるだろう。
私が最も考えないのは「彼らはどんな宗教なのか?」とか「彼らの宗教は、この虐殺に関する議論に非常に関連している」とか「虐殺をしている人々と同じ宗教を持つ人々を怒らせたくないので、この虐殺に関して議論する際は絶対大いに注意する必要がある」といったことだ。
そのようなことを考えようなどと私には思いも浮かばない。まして、そのような考慮が何年にもわたり虐殺に関するあらゆる議論の中心になるべきだなどとは考えも及ばない。
カトリック家庭に育った私は、司祭は子どもへの性的虐待をやめるべきだと言われても、差別されていると感じたことは一度もない。小児性愛は間違っていると誰かが言うたびに、ヘイトクライムだと主張しようとしたこともない。教会による児童レイプは、いかなる犠牲を払っても早急に根絶しなければならない残虐な虐待で、この自明の事実は、宗教を理由に誰かを差別することとは全く無関係だと考えていた。
Protesters in South Korea throw shoes at pictures of Netanyahu
— Ryan Rozbiani (@RyanRozbiani) September 27, 2025
This is Gold 🤣 pic.twitter.com/Fpw0GAqkQk
韓国では、ジェノサイド反対デモ参加者がベンヤミン・ネタニヤフ首相の大きな写真に靴を投げつける動画が拡散している。彼らはおそらく人生でユダヤ人に会ったこともないし、ユダヤ教に文化的関連性など全くない人々だ。ユダヤ人やユダヤ教について考えたこともほとんどないだろう。ネタニヤフ首相がジェノサイドを実際に行っているのだから。彼らが嫌うのは当然だろう。
世界が嫌っているのは、ユダヤ人ではなく、イスラエルだ。世界がイスラエルを嫌うのは、イスラエルが極めて邪悪な国家で、その邪悪な行為によって何百万もの人々が苦しめられ、私たちの生活にも益々大きな影響を及ぼしているためだ。
2025年に「反ユダヤ主義」についてたわ言を言う人は、今世界で起きている最も露骨に邪悪なことにあなたが反対しないよう、あなたを止め、黙らせようとしているだけだ。
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記事原文のrl:https://caitlinjohnstone.com.au/2025/09/28/the-world-doesnt-hate-jews-the-world-hates-israel/
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The Real Scott Ritter
Ritter's Rant 058: The 21st PointTrump has unveiled a 20-point peace plan for Gaza. But there's a 21st point — it won't work.
Scott Ritter
Oct 01, 2025
東京新聞 朝刊 七面 考える広場 早尾貴紀東京経済大学教授
ガザ虐殺を何を示すか今朝の孫崎享氏メルマガ題名
自〝民族〟ファーストの危うさ
新浪剛史氏、経済同友会代表幹事辞任。同友会は処遇を審議する会員倫理審査会設置し代表幹事の辞任を求める勧告が相当だ」の報告をまとめた。理事会の意見「真っ二つに」(ブルムバーグ)、代表幹事不祥事による辞任は、経済三団体の一角を担う同友会にとり極めて異例。
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