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2025年9月 7日 (日)

連中は戦艦を所定の位置に派遣しながら、ベネズエラに関して嘘をついている



 現在、世界には醜さが不足であるかのように、トランプはベネズエラ沖に軍艦を配備し、紛争のため無人機と海軍の巡視を準備するようカラカスに促している。

ケイトリン・ジョンストン
2025年8月31日

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 現在、世界には醜さが不足であるかのように、トランプはベネズエラ沖に軍艦を配備し、紛争のため無人機と海軍の巡視を準備するようカラカスに促している。

 「ベネズエラとのトランプ砲艦外交の内幕」と題する記事で、ベネズエラとの武力紛争にアメリカがこれほど近づいたことはなく、完全武装のアメリカ艦隊が沖に居座り、独裁者ニコラス・マドゥロが5000万ドルの懸賞金の下で暮らしている」とAxiosのマーク・カプートが書いている。

 「ミサイル駆逐艦三隻と、攻撃型潜水艦少なくとも一隻を含む4,500人の兵員を乗せた軍艦七隻をトランプ大統領がベネズエラ沖に派遣した」とカプートは書いている。「正式には麻薬密売と戦うために彼らはそこにいる。だが木曜日、カロリン・リーヴィット大統領報道官は、任務の曖昧さにふれて、アメリカはマドゥロはベネズエラの正当な大統領ではなく「麻薬カルテルの逃亡中の親玉」と見なしていると指摘した。

 今回の米軍要員は海兵隊員約2200人を含むと報じられている。

 「これはノリエガ事件第二部になりかねない」とトランプ政権の匿名当局者がAxiosに語り「マドゥロは酷く恐れているはずだ」と述べた。


 少なくともカラカスに対して、トランプがある種の直接軍事攻撃を考えている事実を彼らは隠そうとさえしていない。麻薬は軍艦配備の公式理由だが、報道機関に大量に漏洩されている非公式の公式理由は、主権国家の指導者排除だ。

 トランプと同調するアレックス・ジョーンズなどの評論家連中がベネズエラでの政権転覆介入への同意でっちあげに多忙なのは、おそらく注目に値する。

 現在の彼の番組名が何であれ「これら戦争のどれも私は好きではない」とジョーンズは最近述べた。「だが我々が戦ったアメリカの教義と戦争を見れば、それは中南米で、そこは我々の砂場だ。ベネズエラは共産主義独裁政権で、1平方フィート当たり石油埋蔵量は世界最大で、国民は絶対的奴隷で、政権転覆は私は好きではないが、彼らは我々の選挙を操作し、彼らはアメリカをフェンタニルであふれさせている。共産主義者を排除するためのピンポイント攻撃をすれば、蜂起がおき、選挙ができて、良いはずだ。」

 「共産主義者」と「石油埋蔵量」まででジョーンズは止められたはずなのだ。ベネズエラは、世界のどの国より大きな確認石油埋蔵量を持っており、ワシントンDC周辺にゆるやかに中央集権化されている資本主義の欧米帝国と協調していない。これ以外のアメリカによる政権転覆介入理由は言い訳と見なすべきだ。


 アメリカの戦争装置が別の標的に照準線を移すたびに人々はいつも私に言う。「いや、ケイトリン、今回こそ邪悪な悪の男は本当に政権転覆する必要がある! 今回、政府とメディアは、我々に真実を伝えている!」

 そして、同じ焼き直しの嘘を何度も繰り返しているので、それは常に実に愚かだ。帝国は、既に行っているより廣い範囲で世界や資源を支配するのに何であれ役立つ行動をとり、それら行動の正当化をでっちあげる。

 帝国同盟諸国による人道的虐待を無視しながら、人道的理由でそれをしていると連中は言うのだ。麻薬密売と戦うために、コロンビア国境に兵士15,000人をマドゥロが派遣しているにもかかわらず、薬物乱用の実際の原因に関するあらゆる証拠無視して、薬物乱用を止めるためにそれをしていると連中は言うのだ。イスラエルなどのアメリカ同盟国が意のままにアメリカ内政に干渉するのを許す一方で、アメリカ内政への干渉を止めるため、それをしていると連中は言うのだ。

 連中は嘘をついているに過ぎない。アメリカ帝国は、あらゆる戦争行為に関してウソをつく。一期目の前回就任時に、トランプはベネズエラ政権転覆を画策したが、全く同じ理由で再び政権転覆しようとしているのだ。ワシントンの命令に屈するのを拒否する石油豊富な国を帝国の塊に吸収しようと帝国の沼地最悪の戦争屋全員熱心に推進しているのだ。

 ここで我々が見ていることが全てで、そうでないと言う人は全員嘘をついている。

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 画像はAdobe Stockより。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2025/08/31/theyre-lying-about-venezuela-while-moving-war-machinery-into-place/

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コメント

 実に興味深い記事です。
 本来、地元の人々の利益となるべき石油資源を、欧米の石油メジャーが武力で強奪するという、前世紀から延々と続いている、略奪の図式です。
 そもそも、現地の大統領は、地元の人々から高い支持率で選出されているわけで、独裁でも何でもありません。
 独裁的なのは、欧米の資本家の方です。

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