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2025年8月 7日 (木)

自国製部品で作られたミサイル攻撃を受けたくはない中国

2025年8月4日
Moon of Alabama

 長期計画により、中国はいくつか重大な優位性を獲得し、現在それを利用して経済攻撃や他の攻撃に対抗している。

 希土類金属の精錬と、それを用いた磁石の生産は、中国が獲得した数々の優位性の一つに過ぎない。これら金属は実際は希少ではない。通常は他鉱物の大規模採掘の際、副産物として産出される。だが、精錬は環境汚染を伴うと考えられていた。大規模採掘しなければ利益は上がらない。過去20年で、中国はこの分野でほぼ独占状態を築き上げた。

 希土類磁石は、大きさは小さいものの、様々な製品に使用されている。安価ながら不可欠なもので、代替は困難だ。

 トランプ政権が中国に高関税を課そうとした際、即座に中国は反撃した。希土類製品輸出は、認可手続きが完了するまで停止された。

 現在、これら製品は軍民両用品とみなされている。中国は民生用途の輸出は認めるものの、兵器製造への利用は拒否している。「中国製」のラベルが付いた部品を搭載したアメリカ・ミサイルによる攻撃は避けたいと中国は考えているため、この点で中国を責めるのには無理がある。

 今日のウォールストリート・ジャーナルはこの問題に関し素晴らしい記事を書いている。  
中国、欧米諸国防衛企業への重要鉱物供給を制限- WSJ via MSN

 今年初め、米中貿易摩擦が高まる中、中国政府は希土類元素輸出規制を強化した。6月にトランプ政権が一連の貿易譲歩に合意した後、中国政府は希土類元素輸出を許可したが、防衛目的の重要鉱物の供給を中国は制限し続けている。中国は世界の希土類元素の約90%を供給し、その他多くの重要鉱物の生産を独占している。

 近年、企業はこれら鉱物の代替供給源を模索しているが、一部元素はニッチすぎるため、欧米諸国では経済的に生産できないと業界幹部は述べている。

 最近の希土類元素の輸出規制に加え、12月以降、中国は鉛の弾丸や発射物の硬化や兵士の夜間視界確保などに使われるゲルマニウム、ガリウム、アンチモンのアメリカ向け販売を禁止している。
 これら金属が、軍事製品にどれだけ多く使用されているかは驚くべきほどだ。  
防衛ソフトウェア企業Goviniのデータによると、国防総省の兵器に使用される部品8万点以上が、現在中国の輸出規制の対象となっている重要鉱物で製造されている。Goviniによると、国防総省が使用する主要重要鉱物のサプライチェーンのほぼ全てが、少なくとも一社の中国サプライヤーに依存しており、中国政府による規制が広範囲にわたる混乱を引き起こす可能性がある。

 今年初めに輸出規制を強化して以来、中国は企業に対し、輸入する希土類元素や磁石の用途に関する詳細書類提出を義務化し始めている。欧米諸国のバイヤーによると、これら物質が軍事利用されることがないよう、中国規制当局は、製品の画像や生産ラインの写真といった機密情報をしばしば要求するという。

 最近、磁石の輸入要請が、多くの民生用途では承認されたが、防衛・航空宇宙用途では拒否されたり、遅れたりしていると中国製希土類磁石を民生・防衛企業両方に供給している欧米諸国のある企業が語った。
 特に打撃を受けるのは、ウクライナ戦争に供給するドローン・メーカーだ。軽量ドローンのモーターは動作に希土類磁石が必要だ。

 中国の認可取得過程にアメリカが異議を唱えられる余地はほとんどない。少なくとも民生用磁石が販売され続ける限り。  
GAC(広東省漁業管理局)が発表したデータによると、6月に中国はアメリカに352.8トンの希土類磁石を輸出した。ロイター通信によると、6月の中国のアメリカ向け希土類磁石輸出量は5月の7倍以上に急増した。

 GACデータによれば、アメリカへの希土類磁石輸出額は6月は1608万ドルで、5月の242万ドルから減少した。

 中国の希土類元素の対外輸出は総じて6月も拡大し、前月の成長の勢いを維持した。

 GACによると、中国は6月に7,742.2トンの希土類元素を輸出した。これは前月比32%増、2024年6月比60.3%増となる。

 月曜日、公式データに基づき、中国の6月の希土類金属輸出量が2009年以来最高に達したとブルームバーグが報じた。
 今、アメリカ兵器業界は、ちょっとしたパニックに陥っている。禁輸措置を回避しようとする密輸業者を中国は摘発している。代替となる供給源はどこにもない。

 防総省は国内の新たな生産ラインに資金提供して、中国の動きに対抗している。  
国防総省は、ニッチ素材の生産拡大に助成金を交付しており、昨年は防衛衛星用太陽電池に使用されるゲルマニウム基板製造を目的とするカナダ企業への1,400万ドルの資金提供もその一つだ。7月には、国防総省は更に大きな一歩を踏み出し、南北アメリカ大陸最大の希土類鉱山を運営するMP Materialsの株式を4億ドルで取得することに合意した。MP Materialsは磁石製造能力を急速に拡大している。
 2025年第一四半期、MP Materialsは6,100万ドル収益を上げたが、2,300万ドル損失を被った。

 既に中国は磁石の世界的民生市場を獲得しており、大規模に利益を上げて生産可能だ。アメリカ企業は、非常に限られた顧客層しか獲得できず、非常に高い価格を支払うことになるだろう。

 他に一体どんな潜在的に大きな影響力を持つ製品を:中国は密かに独占しているのだろう?

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2025/08/china-does-not-want-to-be-hit-by-missiles-produced-with-its-parts.html#more

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 The Chris Hedges Report '
The Silent Holocaust' — The Israeli and CIA Sponsored Guatemalan Genocide (w/ Jennifer Harbury) | The Chris Hedges Report 54:35
Lawyer Jennifer Harbury discusses the gruesome details of the Guatemalan genocide, and the role that the CIA and Israel played in facilitating this gruesome erasure of the indigenous population.

Chris Hedges
Aug 07, 2025

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
1955年ノーベル賞受賞者達が核兵器の廃絶を訴えるラッセル・アインシュタイン宣言を発出。湯川秀樹も署名。「新たな思考法が必要。いづれかの陣営を軍事的勝利に導く為の手段ではない。あらゆる紛争問題の解決の平和的な手段をみいだすよう勧告する」
 植草一秀の『知られざる真実』
核拡散防止と核兵器禁止
 日刊IWJガイド
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