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2025年7月30日 (水)

キーウ泥棒政治 NATO政権の終焉に漂う腐敗の悪臭



<2025年7月25日
Strategic Culture Foundation
論説

 終末が近づくにつれ、下水道の門が開きつつある。一掃されるのはキーウの陰謀団だけではない。

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 これまで、キーウ政権に蔓延する腐敗を指摘する批判者たちは、ロシア偽情報流布者だとして、欧米諸国政府やメディアから自動的に非難されてきた。

 ところが滑稽なことに、今週キーウの盗賊政治が余りに壮大に爆発し、政権を擁護するアメリカやヨーロッパ連中すら最も守りたかった茶番劇の秘密を守り続けられなくなった。

 ウクライナの二つの汚職対策機関から独立した権限を剥奪する法律をウォロディミル・ゼレンスキー大統領が可決した後に、この大失態が爆発した。

 キーウをはじめとする都市の街頭に市民が繰り出して、腐敗した組織的活動を継続させようとしている独裁政権を公然と非難する激しい抗議行動をした。三年以上ウクライナがロシアと戦争状態にあるにもかかわらず、このデモは同国最大規模のものとなった。「抗議行動は政府と社会の間に長く潜在していた分裂を露呈させた」とウォール・ストリート・ジャーナルは報じた。

 昨年大統領職を失職したゼレンスキー大統領は、国民の怒りの高まりに愕然としている。週末までに、汚職対策機関の閉鎖計画を彼は撤回し、捜査権を返還するための新法案を起草中だと主張したが、主張はやや説得力に欠けていた。これはある種、損害限定対策で、主に欧米支持諸国の懸念に駆り立てられたものだった。

 キーウ政権に対する嫌悪感が決定的な水準に達しているように見えるウクライナ国民を、この方針転換がなだめられるかどうかは不明だ。国民の嫌悪の理由は、蔓延する汚職だけでなく、ロシアとの苛酷な戦争や、いやがる新兵の強制動員も関係している。

 注目すべきは、ゼレンスキー大統領と支配層に対し、欧米諸国政府とメディアが並外れた軽蔑の念を抱いたことだ。欧米メディアの見出しは、ウクライナの汚職問題と、ゼレンスキー大統領による反汚職団体への厚かましい弾圧の試みを強調した。「ゼレンスキー大統領が汚職監視団体を弾圧し、ウクライナ国民が抗議」とワシントン・ポストは報じた。ニューヨーク・タイムズ、タイム、CNN、フランス24、エコノミスト、BBCや、普段は支持的なCIAが運営するラジオ・フリー・ヨーロッパさえ同様報道をした。かつてお気に入りだった「チャーチル的人物」を、欧米メディアは驚くほど一貫して非難した。闇雲にゼレンスキー大統領を支持していたリンジー・グラム上院議員でさえゼレンスキー大統領を非難した。彼らは突然ロシアに屈してしまったのだろうか?

 「ゼレンスキー大統領が打開策を模索する中、ウクライナ国民は抗議活動を激化させている」とウォール・ストリート・ジャーナルは報じた。同様に「抗議活動を受けて、ゼレンスキー大統領、汚職対策機関に関する法律を撤回」という見出しをBBCは掲げた。

 スキャンダルがあまりに深刻化しすぎており、今さらゼレンスキー大統領が悪臭を消し去ろうとしても無理な兆候がある。

 最も熱心なキーウ政権支持者連中が本当に懸念しているのは、まさにこの点だ。欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長やドイツのフリードリヒ・メルツ首相や、イギリスのキール・スターマー首相らは、汚職騒動を巡り、ゼレンスキー大統領に激しく抗議した欧州首脳だ。実現すればの話だが、最終的にEU加盟を果たすには汚職対策が鍵になるとフォン・デア・ライエン委員長はゼレンスキー大統領を叱責した。だがNATO加盟への意欲と同様、EU加盟実現は疑わしい。

 対ロシア代理戦争を後押ししているNATO諸国が懸念しているのは、キーウの汚職が、この政権の無秩序な崩壊を早めるのではないかということだ。そして、それにより、ロシアと対峙して弱体化させようとする連中長年の地政学ゲームは終わってしまったのだ。汚職のニュースは決して新しいものではなく欧米諸国政府もそれを承知している。ゼレンスキー政権下で説明のつかない形で消えた巨額資金を国防総省監査官は長年指摘してきた。

 昨年ゼレンスキー大統領が戒厳令を発令して選挙を中止して以来、横暴行為は更に露骨化しており、大統領は自らを無期限大統領に任命した。彼の縁故主義支配にウクライナ国民はうんざりしており、最前線では毎週何千人もの人々が殺され重傷を負っている。国民の怒りと抵抗に拍車をかけているのが政権が派遣するゴロツキ部隊だ。彼らは街頭で人々を拉致し、最前線に送り込み、確実に死に追いやろうとしている。ウクライナ地域社会が自分たちを脅迫するゴロツキ部隊に立ち向かう様子を捉えた動画が益々増えつつある。

 ゼレンスキー大統領による汚職対策機関閉鎖は、政権必死の終盤戦略の一環だ。先月、国家汚職対策局(NABU)はオレクシー・チェルニショフ副首相を横領の罪で起訴した。チェルニショフ副首相はゼレンスキー大統領と首席補佐官アンドリー・イェルマークと親しい。こうして捜査官たちはゼレンスキー大統領側近にまで食い込み始めた。先月キーウ・インディペンデント紙でさえ、ゼレンスキー大統領がNABUとその提携機関、汚職対策専門検察庁(SAPO)を攻撃すると予測していた。まさにその通りになり、今週政権は両機関の事務所を家宅捜索し「ロシア・スパイ」の嫌疑で職員を逮捕した後、捜査の独立権限を剥奪する法律を急遽成立させた。新法の下で、NABUとSAPOはゼレンスキー大統領の政治任命を受けたウクライナ検事総長に統制されることになる。つまり口封じされるのだ。

 2022年2月にNATOによる代理ロシア戦争が勃発して以来、欧米諸国はロシアによる「いわれのない侵略」と嘘をつき、キーウ政権を支えるため、NATOとEU諸国は3000億ドル以上注ぎ込んだと推定されている。実際の金額は5000億ドル以上かもしれない。これは欧米諸国の納税者を食い物にした歴史的規模の詐欺行為だ。資金の30~40%は汚職に消え、ゼレンスキー大統領と取り巻きに利益をもたらしている。この多額の資金は、海外の高級不動産購入や、ゼレンスキー大統領夫人のサンモリッツでの休暇やニューヨークやパリでの買い物旅行などに充てられている。まあこれもロシア・プロパガンダに過ぎないか?

 今週地政学専門家マーク・スレボダが雄弁に語った通り、崩壊しつつあるキーウ政権にロシア軍が溶岩のように進軍するにつれ、この巨大組織は崩壊の危機に瀕している。更に汚職捜査が、挟み撃ちのようにゼレンスキー大統領と周辺に迫りつつある。

 この絶望的な雪隠詰め状況で、ゼレンスキー大統領の対応は汚職捜査を中止し、ロシアとの和平交渉に真剣な姿勢を示すことだった。今週イスタンブールで第三回協議が行われた。だが、ウクライナ野党議員のアルチョム・ドミトゥルクがRTのインタビューで指摘した通り、この和平交渉は腐敗した政権を延命させるための見せかけに過ぎない。

 長年続いてきた汚職の蔓延を欧米スポンサーは、ついに認めた。もはやその悪臭に耐えられず、隠蔽も不可能だ。だがNATO計画者連中が本当に懸念しているのは、国民はゼレンスキーの腐敗した道化芝居にこれ以上乗らないだろうが、ウクライナ国民が納得しなければ、代理戦争屋連中が差し迫ったジレンマに直面してしまうことだ。汚職の悪臭に加えて、更に不快な不名誉な敗北の悪臭が漂っているのだ。

 元コメディアンのゼレンスキーは、単なる下手なジョークの域を超越した。今週、ドナルド・トランプ大統領はゼレンスキー失脚を計画していると、ベテラン調査報道記者シーモア・ハーシュが報じた。キーウの傀儡ゼレンスキーが辞任を拒否した場合には「武力で辞任させられる」という、ある関係筋の発言をハーシュは引用した。

 ネオナチと横領犯で構成されるキーウ政権は、常に大規模プロパガンダによる欺瞞の上に築かれていた。自由という欧米の価値観を体現している民主主義国家という嘘だ。終末が近づくにつれ、下水道の門が開きつつある。一掃されるのはキーウの陰謀団だけではない。欧米諸国の指導者連中も首まで浸かっている。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2025/07/25/kiev-kleptocracy-stench-of-corruption-fouls-nato-regimes-endgame/

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