病院爆撃は再び悪事になった

BBCやニューヨーク・タイムズなどの欧米メディアは、病院が爆撃されたことは再びニュースになる出来事だと決めつけ、突然、攻撃者に責任を負わせる見出しの書き方を思い出したようだ。
ケイトリン・ジョンストン
2025年6月20日
物語のマトリックスの端からのメモ
この英語記事の朗読を聞く(朗読:ティム・フォーリー)。
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イランのミサイル攻撃で被害を受けたイスラエルの病院について、イスラエルと欧米同盟諸国は、泣き叫び悲嘆にくれている。BBCやニューヨーク・タイムズなどの欧米メディアは、病院爆撃が再びニュースになると判断し、攻撃者に責任を負わせる見出しの書き方を突然思い出したようだ。
イランの攻撃で死者は出ず、病院の被害は近隣のイスラエル軍施設への攻撃による衝撃波によるものだと報じられている。そう、イスラエル軍は病院を人間の盾として利用していたのだ。いつものことだが、あらゆる告発は自白だ。
イスラエルは周知の通り、病院を絶えず爆撃している。つい先日もイランの病院を爆撃したが、西側メディアはほとんど報道していない。世界保健機関(WHO)によると、イスラエルはガザ地区の医療従事者と医療施設を約700回攻撃しており、イスラエル国防軍(IDF)が攻撃先の病院に侵入し、医療機器を一つ一つ破壊する様子が繰り返し報じられている。イスラエルはイランと異なり、医療施設を意図的に標的にし、ガザ地区を居住不可能な場所にしようとしているのだ。
病院攻撃のかどで、イランのアヤトラ・アリー・ハメネイ師は「生かしておけない」とイスラエルのイスラエル・カッツ国防相は今や述べている。イスラエルのこれまでの実績を踏まえれば、病院を爆撃する者の存在を許すべきではないという発言は、極めて反ユダヤ的な発言としか解釈できない。
❖And just like that, BBC headline writers rediscovered assigning responsibility. https://t.co/hUWo5DbI2u
— Caitlin Johnstone (@caitoz) June 19, 2025
イランとの戦争で、容易に、迅速に、甚大な損失なくアメリカが勝利する唯一の方法は、核兵器を使うことだ。この事実と、トランプを1945年のトルーマン大統領と比較したハッカビーの記事や、トランプの「テヘランから避難」や「無条件降伏」という発言を合わせると、私は不安になる。
既にアメリカはイランに対する核兵器使用について協議していると報じられている。イランの核施設を破壊するために戦術核兵器を使用する可能性について、トランプ政権はいかなる選択肢も排除していないとフォックス・ニュースは報じている。
そうなのだ、イラン人を解放するためには、イラン人を核兵器で攻撃しなければならない。イランが核兵器を手に入れるのを阻止しなければならない。核兵器を保有する独裁政権は、その強力な兵器を使って、例えば外国の原子力発電所に戦術核を投下するような、狂気じみた無謀なことをするかもしれないからだ。
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イスラエル:[子どもを虐殺し、病院を爆撃し、ジャーナリストを暗殺し、民間人を飢えさせ、援助活動家を殺害し、援助を求める飢えた民間人を殺害し、ガザを破壊し、ヨルダン川西岸を襲撃し、シリアに侵攻し、レバノンに侵攻し、イエメンに爆撃し、イランに爆撃する]
イラン:[イスラエルに反撃し爆撃する]
世界: やったー!
イスラエル [泣きながら]: 彼らは我々の宗教のせいで我々を憎んでいる!
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「あなたはイスラエルが嫌いだ!」という言葉は侮辱だと人々が考える理由が私には全く理解できない。もし、あなたの家庭生活に干渉しながら、子どもを殺し、隣人の家に火を放つ男を知ったら、おそらくその男を憎むだろう。問題は、人々がイスラエルを十分嫌いで ないことだ。
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一度も反ユダヤ主義者と呼ばれたことがないなら、あなたは大量虐殺に冷静すぎる。
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もし戦争を起こす根拠に「聖書にこう書いてある」とか「神が命じている」という言葉が含まれているなら、戦争を起こす根拠にはならない。
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タッカー・カールソンはテッド・クルーズ上院議員と二時間にわたるインタビューを行い、同議員のイランに対する強硬な姿勢を厳しく追及した。このインタビュー映像はインターネット上で多数公開されているが、最も有名なのは、カールソンがイラン人口に関する基本的質問をクルーズ議員にすると、クルーズ議員が答えられない場面だ。
ここでの教訓は、破壊したい国について戦争タカ派は学ぶのが面倒くさかったり愚かだったりするということではなく、連中がそれらの国の人々を気遣い、彼らを解放したいと言うのは嘘だということだ。
彼らはイラン国民のことを一切気にしていない。全く。権力と帝国建設と石油とイスラエルのことだけ考えている。そして、これから殺そうとしている人々を、独裁政権の支配から救い出したいなどと、あれこれと嘘をつくのだ。
全ての戦争は嘘の上に成り立っている。
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画像はBoris Niehaus Wikimedia Commonsより(CC BY-SA 4.0)。
記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2025/06/20/bombing-hospitals-is-bad-again/
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Alex Christoforou
US-Iran war of words. Putin-Trump good vibes. THAAD stockpile depleted. Trump stops Serbia conflict 43:07今朝の孫崎享氏メルマガ題名
抜粋 青山透子著『日航機123便墜落事件』「2013年に公開された垂直尾翼に異常な外圧が着力したことを記述。これに対し、「外から何かが当たった可能性でなく、空気抵抗の増大も含めた全体的表現だ」といって、「異常外力着力点」を否定する人がいるがいるとしてこれに反論。
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