トランプ大統領がイランを爆撃した。次に起きることは彼の責任だ。

壁に投げたボールが跳ね返った時に被害者役を演じる能力の点でイスラエルに匹敵する国は、世界中でアメリカしかいない。
ケイトリン・ジョンストン
2025年6月22日
この英語記事の朗読を聞く(朗読:ティム・フォーリー)。
トランプ大統領命令で米軍はイランの複数核施設を爆撃しており、これにより同地域に駐留する数万人の米軍兵士が直ちにイランの報復の危険にさらされ、それが全面戦争にエスカレートする恐れがある。
今月初め、イランのナシルザデ国防軍需相は、アメリカの直接攻撃があればイランは中東の米軍基地への攻撃を命じることになるとアメリカに明確に警告し「米軍基地は全て我々の射程圏内にあり、我々は受け入れ国の基地を大胆に攻撃する」と述べた。
イランへの戦争行為に先立ち、米軍への攻撃はアメリカの厳しい反撃を意味するとトランプ大統領は報道陣に述べ「もし彼らが我が国民に何かすれば我々は厳しく対処する。手加減なしだ。彼らは我が軍に手を出すべきでないと知っているはずだ」と付け加えた。
The US Bombs Iran pic.twitter.com/ZzI0BQbek3
— Dave DeCamp (@DecampDave) June 22, 2025
本日アメリカによる攻撃発表でイランへのこの脅威をトランプ大統領は改めて強調した。
「イランにとっては、平和が訪れるか、過去8日間で我々が目撃したものより遙かに大きな悲劇が訪れるかだ」とトランプは述べた。「まだ多くの標的が残っているのを忘れてはならない。今夜の攻撃は、これまでで最も困難で、おそらく最も致命的だった。だが、もし平和がすぐに訪れなければ、我々は他の標的を精密に迅速に巧みに攻撃する。数分でほとんど排除できる」
大統領による、いわれのない侵略行為の結果、我々は既に悪夢のような規模の戦争に突き進んでいる可能性がある。今、テヘランは、極端な攻撃で抑止力を再確立するか、国内外の様々な存亡をかけた脅威に門戸を開くかの選択を迫られている。更に、イランがホルムズ海峡を封鎖する可能性や、イランが核兵器を実際に取得する強い動機を持っている事実も加わり、我々は様々な恐ろしい形で展開する可能性のある状況に突入しつつある可能性がきわめて高い。
現在、イスラエルの戦争にアメリカが「引きずり込まれた」という言説でアメリカの政治論議は溢れているが、私は全否定する。この一連の出来事全て、アメリカ大統領が承認してきたのだ。我々がこの状況に陥ったのは、トランプと政権が意図的に、我々ここに導くことを選んだせいだ。
US military now briefing troops that its strike on Iran "will likely result in counterstrikes on US bases and facilities" in the Middle East, and "likely activate Iran and other foreign terrorist organizations cells abroad including the US to conduct strikes against US persons…
— Ken Klippenstein (@kenklippenstein) June 22, 2025
イランのミサイル射程圏内にいる米軍は、今後数日中に報復攻撃を受ける可能性があると説明を受けていると報じられている。
繰り返すが、米軍が今のような行動に出た場合、米軍を攻撃するとイランはハッキリ警告している。報復攻撃が行われた場合、戦争をエスカレートさせる正当理由だと好戦主義者連中は主張するだろう。彼らは嘘をつくだろう。彼らは自らこの事態を招いたのだ。
今後何が起きようと、それはドナルド・トランプと彼がその意見を受け入れる選挙で選ばれない悪党連中のせいだ。米兵が命を落とせば、ワシントンの戦争狂や報道機関ペンタゴン・プロパガンダ屋連中は彼らの名を列挙し、写真を振り回し、彼らの死に更なる戦争行為で報復するよう要求するだろう。だが彼らの死はイランのせいではない。
トランプの責任だ。イランのエネルギー・インフラへの爆弾投下につながる決断をした全ての人々の責任であり、兵士を危険にさらした全ての人々の責任でもある。
こんなことが起きる必要はなかった。イランは交渉の席に着いていた。イランとの合意は、トランプが破棄し、我々をこの恐ろしい軌道に乗せるまで、うまく機能していた。戦争屋連中はこの状況を人為的に作り出し、故意にこの恐怖を世界にもたらしたのだ。
イランが西アジアに駐留する米軍兵士を殺害する、あらゆる芝居がかった被害者ライブRPG(大げさなRGP)展開など私は決して期待しない。連中が壁に投げたボールが跳ね返った時、被害者役を演じる能力でイスラエルに匹敵する国はアメリカしかいない。
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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2025/06/22/trump-has-bombed-iran-what-happens-next-is-his-fault/
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The Chris Hedges Report
Starvation and Profiteering in Gaza (w/ Francesca Albanese) | The Chris Hedges Report 40:22
Francesca Albanese joins Chris Hedges to break down the current starvation campaign in Gaza, and her upcoming report detailing the profiteering corporations capitalizing on the erasure of Palestinians
Chris Hedges
Jun 26, 2025
今朝の孫崎享氏メルマガ題名
①米軍、イラン核施設破壊後トランプ「「イランの主要核濃縮施設完全かつ徹底的に抹消②国防情報局(DIAが「爆撃は、同国の核開発計画をわずか数ヶ月遅らせたに過ぎない」との報告書とNYT等報道→③トランプ激怒→④CIA、「イランの核開発計画が深刻な損害を示す信頼できる情報がある」デモクラシータイムス
<トランプの掟破り>【山田厚史の週ナカ生ニュース】 1:42:49
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