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2025年6月13日 (金)

イスラエル国防軍の残虐行為が激化する中、ガザ地区のインターネットをイスラエルが遮断



 これは可視性と真実に対する絶え間ない戦争だ。嘘と暗闇の中でイスラエルが繁栄しているためだ。

ケイトリン・ジョンストン
2025年6月12日

 この英語記事の朗読を聞く(朗読:ティム・フォーリー)。

 木曜日、ガザ地区最後の光ファイバー回線をイスラエルが攻撃したため、ガザ地区全域でインターネットと固定回線サービスが停止しているとパレスチナ自治政府が発表した。AFP通信が報じた。ガザ北部では既に前日、通信は遮断されていた。

 同政府は声明で「ガザ地区南部と中部は、ガザ市と北部に続き、2日連続で完全な孤立状態にある」とし、攻撃現場への修理チーム到着をイスラエル軍が阻止していると付け加えた。

 「ガザ全域でインターネットにアクセスできるのは、eSIMを持っている人だけだ」と、ガザのジャーナリスト、ヒンド・フダリーがツイッターで述べた。「接続に1時間以上、投稿に更に一時間以上かかる。しかし、なぜイスラエルは主要インターネット光ファイバールートを爆撃したのだろう? なぜイスラエルはガザを世界から孤立させようとするのだろう? 我々は今、食料、水、電気とインターネットを奪われている。」


 「ガザで見た恐ろしい映像の数々を思い浮かべて頂きたい。イスラエルがインターネットを遮断し、どれほど酷い虐殺と残虐な行為を今さらながら引き起こしているかお考え願いたい」とこのニュースについてジャーナリストのサム・フセイニがツイートした。

 実際、今回の動きは、シオニスト国家による大量虐殺が特に甚だしい勢いで増加しているさなかに起きた。イスラエル軍は僅か24時間で120人殺害し、数百人以上を負傷させた。更に、イスラエルの悪名高い「死の罠」と呼ばれる支援物資配給所に食料を求めてやって来る多くの人々をイスラエルは虐殺している。過去二週間、ほぼ毎日イスラエルはガザ地区で必死に支援を求める飢えた民間人を虐殺し続けている

 ガザで起きていることを世界が把握できないようにするための新たな方法をイスラエルは絶えず模索している。だからこそ、史上前例のない勢いでガザに住むジャーナリストたちを暗殺し、ガザ外のジャーナリスト入国を禁じているのだ。これは情報公開と真実に対する絶え間ない戦いだ。嘘と闇を糧にしてイスラエルが生きているからだ。

 自分達がジェノサイドされるのをパレスチナ人が録画し、その映像を世界に発信することで、イスラエルへの国際的支持が損なわれていることにイスラエルは激怒している。ガザの状況を隠蔽しても罰せられないと考えれば、連中は確実にそうするだろう。そして、世界から真実を隠すための更なる方法を模索し続けるだろう。

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画像はAdobe Stockより。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2025/06/12/israel-cuts-gazas-internet-amid-soaring-idf-atrocities/

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 Glenn Diesen
Scott Ritter: Israel Attacks Iran - Total War Is Expected 24:06
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イスラエルの攻撃は、核開発施設、軍関係者、核兵器開発科学者殺害と広範。イラン攻撃の背後には、イスラエルによる広範な諜報活動。イラン約100発のミサイル・ドローンで報復攻撃。イランの核開発阻止を意図したものだが、逆にイランの核開発を促進する可能性(アルジャジーラ)

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