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2025年5月 5日 (月)

和平も敬意もなし:ゼレンスキー大統領、5月9日のパレードを攻撃すると恫喝



ロレンツォ・マリア・パチーニ
2025年5月3日
Strategic Culture Foundation

 5月9日、未来への道筋を示す合図がモスクワで発せられる。まもなく我々は知るだろう。

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意図は明らかだ

ウォロディミル・ゼレンスキーは、自称ウクライナ永遠大統領として妄想に陥り、この祝祭期間中でさえ、たわ言を吐き出し続け、5月9日の祝賀行事に言及し、復活祭の時と同様、ウラジーミル・プーチンの休戦提案を拒否した。

 残念ながら、拒否は広く予想されていたことで、祝賀ムードの真っ只中に彼がロシアを挑発するのも予想通りだった。ゼレンスキー大統領は30日間停戦を呼びかけているが、戦場の状況は完全にロシアに有利で、ロシアがこれを受け入れる理由はない。一方、SMO開始以来、外交慣例に則り、真摯かつ包括的和平交渉を通じてのみ戦争の恒久的停止に同意するとプーチン大統領は一貫して主張してきた。

 ワシントン傀儡の傲慢さは際限がなく、外交儀礼の枠を完全に逸脱している。最低の軍事学校さえ、ここまでのことは考えつくまい。ウクライナ大統領がどんな犠牲を払おうとも、直接対決を求めているのは、ほとんど恥ずべきことだ。これはもはや単なる挑発の反復ではなく、それを超える。敵の忍耐を削ぐ戦略だ。これほど自殺行為に近い行動は他にない。

 5月9日に赤の広場で行われるパレードに参加する指導者たちの安全をウクライナは保証できないともゼレンスキー大統領は述べた。これは理論上ウクライナに対して制限措置や制裁を発動できる国家元首に対する明白な脅しだ。なぜこのような事態に至ったのだろう? これは実に悪質な発言だ。「世界で最も孤独な男」、誰からも無視され、不可能な戦争の名の下で欧州諸国やNATO加盟国から寄生虫のように資金を吸い上げ自らの利益だけ守ろうとする指導者の恫喝など明らかに誰も恐れていない。

 全て台無しにしてしまうかもしれない恐怖から、重要な仕事には一切手を出せない頭のおかしな友人がいると想像願いたい。それがゼレンスキーだ。しかし今こそ駆け引きをやめるべき時だ。  
モスクワは歴史を刻む準備ができている

 もしウクライナが本当にモスクワを攻撃すれば、報復は壊滅的なものになるだろう。そして、国際社会の反応も同様に壊滅的なものになるだろう。

 5月9日には世界中から多数の政治家がモスクワを訪問予定だ。周知のとおり、この招待は1月から続く和平交渉の継続として、アメリカのドナルド・トランプ大統領にも、また米中間の緊張が特に高まっている時期、中国の習近平国家主席にも送られた。

 再び、これは人生と外交における教訓だ。ロシアは誰の許可も必要としない国際的立場にあるため、仲介を求め、権威をもって実践している。それどころか模範を示している。キーウが心に留めておくべき模範だ。この機会は計り知れない価値がある。象徴的に、これは歴史に刻まれた原則、すなわち反ファシズムの原則、そしてソビエト・ロシアのおかげでヨーロッパでナチズムが敗北したという歴史的事実の繰り返しだ。また、ソビエト・モデルの社会主義が、1世紀前の他のイデオロギーに対し客観的な歴史的勝利を収めたという繰り返しでもある(この勝利は途切れることなく続いたが、残念ながら1989年以降、自由主義の深刻な打撃を受けた)。そして今日、これは明確な願望の表れだ。それは、いかなる名目や旗印の下でも、西側の覇権に服従することを望まない全ての人々にとっての指針となるブロックとして、ユーラシアの人々を再び団結させることだ。共通の繁栄、実りある協力や、平和、平和や、再び平和を促進したい願いだ。西洋諸国はこれら全てを否定し、戦争や抑圧や暴力や残虐行為で対抗している。

 キーウ、ブリュッセル、ロンドンのいずれも、この和平の意図を受け入れられないのは明らかだ。ウクライナ戦争は西側諸国に煽られてきた。なぜなら、一部西側諸国にとって、既存秩序を覆し、ある種のバランスを変え、軍需市場を活性化させることが都合が良かったためだ。彼らは既に多大な投資をしてきたため、戦争を諦められないのだ。連中の破壊計画は、失敗に終わる以外の選択肢はない。

 ゼレンスキーは、まさにこの狂気の代弁者でしかない。ヨーロッパが戦争を望むなら、残念ながらそうなるだろう。この三年の紛争の間、ロシアは挑発に屈することなく、模範的バランスを保ち続けてきた。だが、もしウクライナの暴力に関わらず、モスクワが先に行動を起こしたらどうなるだろう? 80年前、今日のウクライナ戦士を突き動かしている政治イデオロギーと闘い、ヨーロッパを解放した殉教者たちの血に敬意を表すとしたらどうなるだろう? 三年以上もの間、ウクライナが継続的に犯してきた戦争法と国際法違反は「もうたくさんだ」と告げるとロシアが決意したらどうだろう?

 実のところ、これらは、おそらく英語を話す上司連中から、あらゆることを試みるよう迫られたゼレンスキー最後のあがきだ。

 5月9日に、未来への道筋を示す合図がモスクワで発せられる。まもなく我々は知るだろう。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2025/05/03/no-peace-and-no-respect-zelensky-threatens-the-may-9-parade/

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 テロ国家元首というより宗主国、MI6/CIA鉄砲玉。

 イギリスのスタマー首相、5/8日のイギリス戦勝祝賀パレードではウクライナ軍も行進させるという。

 日刊IWJガイド
「今期のご寄付の目標額の不足分は、9ヶ月間で約1583万円に! どうか、5月こそは、緊急のご支援を! ご寄付、カンパをお願いします!」2025.5.5号

■はじめに~5月です! 今期第15期の期末である7月末まであと3ヶ月です! 4月は1日から30日までの30日間で、68件、148万4300円のご寄付・カンパをいただきました! しかし、これは月間目標額の350万円の約42%にとどまりました! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から4月までの9ヶ月間で1582万9556円にのぼっています! どうか、5月こそは、緊急のご支援を! 緊急のご寄付、カンパをお願いします!

【中継番組表】

<本日午後7時より、岩上安身によるインタビュー初配信!!>「『トランプ関税』の衝撃波が世界を襲う! 貿易政策と安全保障政策の融合!? 逆に米国と同盟国に、経済破綻と社会崩壊の危機が迫る!? 岩上安身によるインタビュー第1188回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第1弾(前編)」を撮りおろし初配信します! 配信終了後、会員向けIWJサイトのアーカイブにアップします!

■自動車部品への「トランプ関税」がついに発動! しかし、米国製自動車は50%が外国製の輸入部品!? 米国で販売される自動車価格は、1車あたり30万円から170万円上昇するとの見通しも! トランプ大統領は、米国内関連団体の圧力を受け、トランプ関税の影響を軽減する大統領令に署名! 日本の部品メーカーは「受注が減るのでは」と懸念! 関税交渉にあたる赤沢亮正経済再生担当相は、改めて自動車や同部品への追加関税の見直しを要請するも、発動回避には至らず! 石破茂首相は「極めて残念」として、あくまで関税の「撤廃」を求め、粘り強く働きかけると表明!

■政府備蓄米放出の効果はあったのか!? 米価は「高止まり」どころか「うなぎのぼり」! 5kg5000円時代が目前に! 衰退途上国の日本は、とうとう米も食べられなくなる!?

■<IWJ取材報告>「公務中の米兵を、逮捕起訴できない。その根拠は、『日米地位協定』があるから! しかし、公務外の米兵の性暴力犯罪も、取り締まることはできない! 日米合同委員会で『裁判権放棄密約』が結ばれているから!」と、甲斐正康氏!~4.26 日本社会の問題の核心を突く! 日米合同委員会廃止! ニューサンノー米軍センター前抗議街宣

■「戦争をやめさせる」はずのトランプ内閣が、ウクライナ紛争を剛腕で停戦させようとしているのに対し、イスラエルのジェノサイドはなぜ野放し!? その謎に迫る!!【ガザ戦争とハマス】15ヶ月に及ぶ戦争は中東地域に何をもたらしたか? トランプ政権によってパレスチナはどうなるのか? 4月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、「岩上安身による現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏インタビュー」をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行しました! ぜひ「まぐまぐ」からご登録ください!! IWJのサポート会員になれば、IWJサイトでバックナンバーをすべて読めます! ぜひ、サポート会員にご登録を!!

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