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2025年5月26日 (月)

我々がガザにしたことを清算するまで世界は本当の平和を知ることはできない



ガザでのホロコーストは、それ以前の世界のあり方が生み出した産物だ。我々の社会がそれを生み出し、今我々の目の前に突きつけられているのだ。

ケイトリン・ジョンストン
2025年5月21日

 この英語記事の朗読を聞く(朗読:ティム・フォーリー)。

 ある若い作家が、前夜眠れなかったほど興奮した考え方について語るのを聞いていた時に、ガザ事件が起こる前は、自分が書くことにワクワクしていたのを思い出した。2023年以来、あの感覚を味わっていない。

 文句を言っているわけでも自分を憐れんでいるわけでもない。ただ、この恐ろしい時期に、世界がどれほどひどく暗く、陰鬱になっているかを述べているだけだ。この一年半、ここでの仕事を楽しんでいたとしたら、それは奇妙で不健全なことだろう。こうしたことで気分が良くなるはずがない。真実に目を向け、自分が見ているものに誠実で正直なら、そうは思えない。

 ずっと本当に醜く不安な日々だった。この恐怖を捉え直し受け入れる術などない。できることは、ただ自分と向き合い、嫌な感情を受け入れ、それらが全て終わるまで、心の余裕を持てるようにするだけだ。絶望を、悲しみを、怒りを、痛みを全て受け入れて頂きたい。抵抗せず全身を駆け巡らせて頂きたい。そして立ち上がり次の記事を書き始めよう。

 今の私にとって、書くこととはそういうものだ。共有することにワクワクしたり、インスピレーションに満たされたりするものではない。どちらかといえば「さあ、どうぞ。本当に申し訳ないが皆様にこれをご覧にいれなければならない」という感じだ。ただ暗闇と血と残虐な光景と苦悩に満ちた顔を見つめ目に映るものを日々書き綴っていくだけだ。

 楽しいことも、やりがいもない。自分の社会の支援を受けて、目の前でライブ配信される大量虐殺が起きている時、ただそうするだけだ。何もかも最悪で、それを最悪にしない方法などない。それでも、瓦礫の中にいる自分の家族を思うように必要なことをする。

 このジェノサイドは私を永遠に変えてしまった。多くの人々を永遠に変えてしまった。我々は二度と元には戻れない。世界も二度と元には戻れない。何が起きようと、この悪夢がどのように終わろうと、物事は二度と元の状態には戻れない。

 そして、そうすべきではない。ガザでのホロコーストは、それが起きる前の世界の在り方の結果だ。我々の社会がそれを生み出し、今、我々の目の前に突きつけられている。これが我々の姿であり、西洋文明がこれまで築き上げてきたものの果実だ。

 今はジェノサイドを終わらせ、世界がそこから正しい教訓を学ぶために、私たちにできることをすべて行うだけだ。これは誰もが人生で取り組める最も価値ある大義だ。

 健全な世界が実現できるという希望を私はまだ持っている。今起きていることについて書くことが、いつかまた楽しくなる日が来ると信じている。だが、こうした事は、今後数年間の非常に困難で正面から対決するような作業の先に存在している。もはや避けて通ることはできない。我々がガザに対して行ったことを真摯に受け止めるまで、世界は平和と幸福を手に入れることはできない。

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 画像は欧州委員会人道援助・市民保護総局より(CC BY-NC-ND 2.0)

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2025/05/21/the-world-cannot-know-true-peace-until-we-have-reckoned-with-what-we-did-to-gaza/

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