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2024年11月 2日 (土)

ウクライナ状況報告:クラホフの大釜、合意の破綻

2024年10月30日
Moon of Alabama

 ウクライナ南東部の現状についてブラックバード・グループのエミル・カステヘルミが優れた概要説明をしている

 ウクライナ軍司令部がロシアのクルスク州への無意味な侵攻で最良の部隊を死なせたため南東部のウクライナ前線は著しく悪化した。ロシア軍は前線全体に沿って前進した。
 


 ウクライナ軍兵士は防衛陣地を維持するにはあまりに少なすぎる。ロシアのFAB爆弾の使用増加により、ウクライナ軍の陣地が破壊され、ロシア軍が前進可能だ。

 最近の南と東からのロシア軍の進撃は、クラホヴェとその周辺のウクライナ軍を捕らえられる新たな戦場が形成されていることを示している。
 

 ロシア軍は東部と南部から、T-05-15道路がH-15高速道路と合流するアンドリウカとコンスタンチノピリの町を狙う可能性が高い。

 これにより、クラホヴェとその周囲に配置された全てのウクライナ軍部隊への補給線が遮断されることになる。

 ウクライナ防衛陣地の左側(青線)には、そのような攻撃が進む可能性がある隙間がある。
 

;  このような状況では、ウクライナ側にとっての最善策は、森林や別の川やイヴァニフカ市周辺の集落によって、より強固な防御が可能な西約30キロに即時撤退することだ。

 だが、ウクライナ軍司令部は部隊にそう命令することはない。むしろ最後の一人まで持ちこたえろという無意味な態勢で歩兵を無駄にし続けるだろう。

 ロシアとウクライナのインフラ攻撃を停止する合意の更新について、興味深い新たな詳細がある。これまで、こうした協定に関する交渉は、ウクライナがクルスク侵攻を開始した際、中止されていた。

 本日、合意が更新されつつあるとフィナンシャル・タイムズは報じている(アーカイブ)。
 
事情に詳しい関係者によると、ウクライナとロシアは互いのエネルギー・インフラへの攻撃を停止することについて予備的協議を行っている。
 しかしウクライナがクルスクから撤退しない限り進展はありそうにないことにFTは同意している。

 本当のFTニュースは、これまで知られていなかったが以前にも合意が行われていたことだ。
 
昨年秋、キーウとモスクワは、互いのエネルギー施設を攻撃しないという「暗黙の合意」に達したとウクライナ当局者4人がフィナンシャル・タイムズに語っていた。

 その結果、2022年から2023年にかけて、ウクライナの電力インフラに対して行ったような大規模攻撃を、その冬はロシアが控えたとウクライナ当局者2人と事情に詳しいワシントンの人物1人が語った。

 この合意は正式契約への道を開くことを意図したものだったと関係者は語った。

 しかし、キーウは2023年の反撃が失敗した後、モスクワへの圧力を強めようとして、今年2月と3月に、ロシア石油施設へのドローン攻撃を再開した。

 事情に詳しい関係者によると、攻撃を中止するようホワイトハウスが警告したにもかかわらず、キーウが攻撃を強行し、暗黙の合意が破られたとモスクワがみなしたという。

 その後ロシアは緊張を高め、キーウから40キロ離れたトリピルスカ火力発電所を含むウクライナ全土の発電所を狙った長距離ミサイルの集中砲火を浴びせ、同発電所は完全に破壊された。...キーウの攻撃に対するロシアの反撃により、ウクライナの大部分が一時的に暗闇に陥り、9GWの発電能力が削減された。これはウクライナが昨年冬を乗り切るために必要とした量の半分にあたる。キーウはこの能力を完全に回復できないことが判明した。
 以前の合意をウクライナが破り、合意更新の交渉進行中にクルスクで攻撃した事実から、ウクライナ側の降伏以外のことに、ロシアが同意する可能性は低い。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2024/10/ukraine-sitrep-kurakhove-cauldron-broken-deals.html

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Tehran 'Will Strike the Israeli Regime' in Retaliation for Attack on Iran –Seyed Mohammad Marandi 27:20
Rachel Blevins
Nov 01, 2024
 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
1日沖縄講演で述べたこと①「NATOドイツ地位協定をモデルに不平等極まりない日米地位協定の改定案を作成する。これを日米交渉の基礎とする、②沖縄の議会のどこかが、この案を基礎に米国と交渉するよう日本政府に要請する」という決議をする。③これを石破政権に要請する。

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