戦争屋と平和屋をどう扱っているかで社会の健全さが分かる
戦争を推進する人々が政府やメディアで重要な地位に就く一方、平和を推進する人々が反ユダヤ主義者やロシアの手先として中傷される時、人は自分がひどく機能不全な文明に生きているとわかる。
ケイトリン・ジョンストン
2024年9月4日
この英語記事の朗読を聞く(朗読:ティム・フォーリー)。
戦争を推進する連中と平和を推進する連中をどう扱うかによって、社会の健全性について多くのことが分かる。
戦争を推進する人々が政府やメディアで重要な地位に就く一方で、平和を推進する人々が反ユダヤ主義者やロシアの手先として中傷されている時、人は自分がひどく機能不全の文明に生きているとわかる。
帝国経営者や戦争で利益を得る連中の利益を推進する政治家が政府のトップに躍り出る一方、戦争被害者や一般人の利益を推進する政治家の自宅は警察に捜索され、テロ対策法に基づいて機器が押収されるのを見ると、自分たちが極めて病んだ社会に暮らしていることがわかる。
あらゆる機会を利用して軍による大量虐殺を推進するのに生涯を捧げる人々が尊敬され、儲かる評論家としての出世で報われる一方、軍による大量虐殺の終結を求める人々の影響力は、益々疎外されるオンラインプラットフォームに追いやられる場合、人々は自分がディストピアに生きているのだと分かる。
戦争は、人間が行う最も狂気じみた行為だ。最も破壊的で、最もトラウマ的で、最も不安定で、最も持続不可能で、道徳的に最も正当化できず、人類の繁栄に最も寄与しない行為だ。戦争は、我々の中で最悪の人々に推進され、最良の人々に反対される。
健全な社会では、できるだけ多くの人間を爆弾でバラバラにする任務に身を捧げる者は怪物として非難され、集団の健全のため檻に入れられるはずだ。ところが我々の社会では、これは完全に正当な出世の道で、非常に快適な生活が送れると考えられている。
健全な社会では、普通の人々の利益を推進し、悪意ある操作者の影響を拒絶する人だけが指導的な地位に昇格するはずだで。ところが我々の社会では、それは永遠に無名のまま人生を過ごすための最良の方法だ。
これが、権力を持った人の行動を操る連中が、我々を騙して、当たり前のこととして受け入れさせるのに成功したことだ。これは、マスメディア・プロパガンダと主流文化のでっち上げによって、結構なことだと我々が思わせられている狂気だ。しかし、それは結構なことではない。これは、おそらく、結構なことからはほど遠い。
そして今や、私たちの目には、前景にと大量虐殺、背景には核保有国間の迫りくる世界的紛争が映っている。これを非難する者は黙らされ、沈黙させられる一方、これを支持する者は億万長者や大統領になる。
これには受け入れられる部分など一つもない。この文明のあらゆる側面は異常なほど忌まわしい。私たちは今何起きていることに目を覚まし、私たちをこのような軌道に乗せた人々を権力から排除する方法を見つけなければならない。
この悪夢の一部が、ほとんどの人にとって結構で正常に見えている限り、健全な世界が実現する可能性はない。
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画像はWikimedia Commonsより。
記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/09/04/you-can-measure-the-health-of-a-society-by-how-it-treats-its-warmongers-and-its-peacemongers/
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最新のSubstuck記事で、スコット・リッターがアメリカの言論の自由弾圧を語っている。 Scott Ritter Extra
Scared of our Own Shadow冒頭の文章は下記の通り。
Scott Ritter
Sep 06, 2024
The Biden administration has unleashed a frontal assault on free speech, using allegations of Russian interference in US elections as justification to ban Russian media from operating inside the United States, and criminalizing the actions of Americans such as myself who dare provide a platform for Russian voices to heard by a broader American audience.
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