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2024年8月12日 (月)

ウクライナ状況報告:戦争継続を狙って計画されたクルスク作戦

2024年8月9日
Moon of Alabama

 最近、和平交渉の可能性についてウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(元)大統領は曖昧な発言をした。
 
戦争を終わらせるため、ウクライナ領土の将来に関する国民投票を実施する可能性を排除しないが、「それにはウクライナ国民の意志が必要だ」とウォロディミル・ゼレンスキー大統領は「ル・モンド」紙に語った。

…  大統領によれば、この選択肢は「多大な時間と人命を犠牲にする」ので、ウクライナは「武力と武器」によってすべての領土を解放すべきではない。ゼレンスキー大統領は「外交的手段によって領土を返還できる」と付け加えた。

 これはウクライナ大統領によるもう一つの画期的発言だ。7月22日、BBCインタビューで、たとえウラジーミル・プーチンがロシアを率いたとしても、ウクライナはロシアと戦争終結の交渉をする用意があると彼は述べた。ウクライナ大統領によると、この問題で最も重要なのは、国際法に合致する条件での和平への真摯な願いだという。

…  戦争の「熱い」段階は2024年末までに終わる可能性があるが、和平計画はウクライナの同盟諸国と完全に合意されなければならないと彼は付け加えた。「戦争終結のための自発的取り組みを誰も自分に有利に弄ばないように」

 ゼレンスキーが本当に和平を望んでいるかどうかは当時も今も疑わしい。ハンガリー首相オルバーン・ビクトルとの会談で、彼はロシアに対する勝利の理論を指摘した。オルバーンは次のように説明した(機械翻訳)。
 
ハンガリーのオルバーン首相によれば、ロシアは来年半ば総動員に頼らざるを得なくなるとゼレンスキー大統領は実際想定しており、これがロシア連邦内の不安定化につながる可能性があるという。

 従って、この戦争で時間はウクライナ側に有利に働いているとゼレンスキーは確信している。これは、オルバーンがウクライナ大統領と会談した後、EU首脳に宛てた書簡に記した通りだ。外交関係者の情報源がストラナ通信に、そのような書簡の存在を伝えた。

 「戦争の結末について、ロシア軍は来年半ば総動員に頼らざるを得なくなり、国内不安定化につながるとウクライナ大統領は確信している。欧米諸国から兵器供給が続く限り、ウクライナ軍は安定し、準備できており、長期的に戦闘能力を維持できると彼は信じている。時間はロシア側ではなく、ウクライナ側に味方していると彼は考えている」と書簡は述べている。

 同時に、プーチンの状況評価は正反対だとオルバーンは指摘している。時間はロシアの味方だとロシア大統領は信じている。

 ゼレンスキーの勝利理論は、むしろ妄想ではないかと私は思う。
  • ロシアは総動員を必要とするのだろうか?
  • ロシアでの動員はロシア不安定化につながるのだろうか?
  • プーチン大統領の政権はそれで倒れるだろうか?
  • ウクライナ軍の調子は良いのか?
  • 更に長く戦闘を継続できるのか?
  • ウクライナはロシアをしのぎ通すせるのか?
 これら質問のそれぞれに私は「否」と大声で答える。

 だが、ゼレンスキーは少なくともそれら主張のいくつかを信じているかもしれない。

 この問題は、最近のウクライナによるロシアのクルスク地域への侵攻により再び浮上した。ウクライナ指導部がこれによって何を実現したいかに関しては複数の考えがある。

 ウクライナは、この作戦や目的について何も語っていない。ロシアとの将来の交渉で潜在的な交渉材料として領土を奪取しようとする試みから、ロシア軍を前線から引き離すことでウクライナの張り詰めた防衛への圧力を緩和する陽動作戦まで、様々な説がある。

 だが、ブルームバーグ記者は、この攻撃はロシアのバランスを崩すために行われたという別の説を唱えている。
 
この事件は、ウクライナで戦闘するロシア軍兵士の増加に伴い、ロシア国境防衛の脆弱性を露呈した。この事件はウクライナの士気を高めた。

 そしてそれは、プーチン大統領は一般ロシア人の守護者だというクレムリンが慎重に構築したイメージに穴を開けた。

 それどころか、彼がウクライナで始めた戦争は今やロシアに益々波及しており、国境地域の人々は常に砲撃の危険に曝され、ドローンが主要産業施設を攻撃している。

 ウクライナにとって、これはアメリカと欧州の同盟国はクレムリンの戦争激化の脅威を恐れる必要はなく、戦争の終結を早めるために適切と考えるあらゆる方法でプーチン大統領と戦うことが認められるべきだというキーウの主張を補強するものとなるだろう。

 Stranaの毎日の要約執筆者は、少々違う動機を疑っている(機械翻訳)。
 
キーウの本当の戦略は、ロシア連邦内部の不安定化を期待して長期戦を仕掛けることとは全く違うことを示唆する証拠は多い。ここでの課題は、これは夢ではなく、現実的計算であることを欧米諸国(トランプのような懐疑的な人々を含め)に納得させることだ。従って、ウクライナは交渉を迫られるべきではなく、ウクライナ軍に更なる武器を与え、ミサイルの制限を解除すべきなのだ。

 クルスク地域での攻勢は、どうやらこのことを欧米諸国に証明するために計画されたようだ。
 昨夜のインタビューで、ウクライナ大統領府長官(ゼレンスキーの頭脳)アンドレイ・イェルマークは、その見解を確認したようだ(動画)。
 
現在、ロシアとの直接交渉に意味はないとイェルマークは考えている。ウクライナは勝てるとウクライナ支持者たちを説得したいと彼は考えている。

 アメリカ大統領選挙を前に、ウクライナは民主党と共和党と協力し、ウクライナ情勢について両党に情報提供を行っている。

 ウクライナ大統領府長官アンドリー・イェルマークがヨーロッパ・プラウダ紙インタビューで述べたものをウクルインフォルムが報じた。

 「今、我々はドナルド・トランプ候補チームのメンバーと、指名前だが、既に民主党候補であるカマラ・ハリス副大統領と作業している。我々にとって非常に重要なのは、両本部や両候補や彼らの周囲の人々がウクライナで起きていることを明確に理解し、戦争の現在の段階と我々の戦略を明確に理解することだ。両候補がウクライナ勝利のための計画を持っていることが非常に重要だと私は信じている」と彼は述べた。

 キーウの計画は、交渉ではなく、戦争を長引かせ、更なる資金援助をするよう欧米諸国を説得することだ。この計画には、欧米諸国からキーウの様々な懐に数十億ドルの追加資金を流入させゼレンスキーとイェルマークがその最大の分け前を現金化する利点がある。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2024/08/ukraine-sitrep-kursk-campaign-designed-to-keep-war-going.html

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 Alex Christoforou 冒頭、自党に選挙を降りるよう強いられた。ペロシに。とバイデン大統領。

Invading Russia bad idea. Zakharova deepfake. Trump campaign Iran hack? Kamala, no tax on tips 28:06

 Daniel Davis / Deep Div

Ukraine Counter Offensive in Kursk - Fools Errand?
  27:47  《櫻井ジャーナル》

外国人兵士を含むウクライナ軍がロシアのクルスクへ軍事侵攻を図ったが、失敗

 東京新聞 朝刊一面

原発稼働 適格性に疑問

新潟県検証委の池内元総括委員長
 デモクラシータイムス

【白井聡 ニッポンの正体】日本が「核武装」する日 ~潜伏する核のナショナリズム~ 1:27:50
 上記番組と直接つながる下記番組を最近拝見。大本営広報部は決して呆導しない今井一氏の報告! 必見

核・原発と過疎の町村 六ヶ所村を通して考える。  1:24:56
能登と原発/関西電力、北陸電力の暗躍・工作の実態を、推進・反対の当事者が語る 1:28:51

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